JP5329057B2 - 誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置 - Google Patents

誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置 Download PDF

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    • H05B6/101Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications for local heating of metal pieces

Description

本発明は、カム等のワークの周面を均一に焼入するために、ワークを加熱する加熱コイル体を偏心回転駆動する誘導加熱装置に関するものである。
ワーク周面の焼入深さのむらは、ワークの強度に悪影響を及ぼす。よって従来、ワーク周面の焼入を均一化するための工夫が為されてきた。このような焼入深さを略均一化するための技術が、特許文献1や特許文献2に開示されている。
特許第3499486号公報 特許第3522636号公報
特許文献1及び特許文献2には、位相(取付け角度位置)の異なる複数のカムを備えたカムシャフトのカムの周面を同時に焼入することができる高周波焼入装置が開示されている。両文献に開示されている高周波焼入装置はほぼ同様の構成を備えており、一つの駆動源で左右二つの加熱装置を偏心回転駆動させ、カムシャフトの複数のカムの周面を同時に加熱する。
各加熱装置には偏心カムを備えた軸受が設置されており、この両加熱装置の偏心カムが駆動源とタイミングベルトで接続されて同時に駆動されるようになっている。
ところで、特許文献1や特許文献2に開示されている高周波焼入装置の構成では、部品点数が多くコスト高となり、さらに広大な設置スペースが必要になる。
そこで、本件出願人は図13に示すような加熱コイル体50を偏心回転駆動する構成を創作した。図13に示す構成では、加熱コイル体50に二つの軸受51,52を設け、個々の軸受51,52には各々偏心カム53,54が設けられている。各カム53,54は各々別のシャフト56,57で回転駆動され、両シャフト56,57の回転は同期されている。この二本のシャフト56,57を回転駆動することによって、加熱コイル体50は垂直姿勢を保った状態でワーク60の周面の外側を偏心回転移動することができるようになっている。
しかし、図13に示す構成では、特許文献1や特許文献2に開示されている構成よりは部品点数が少なくて済み、さらに設置スペースも小さくて済むが、二本のシャフトに設置された各カムの加工精度は相当に高くなければならず、また、二本のシャフトの回転を必ず精度良く同期させなければならない。各カムの加工精度を高くするとコスト高となり、また、二本のシャフトの回転を精度良く同期させ続けるのは困難であり、仮に少しでも回転がずれると加熱コイル体50は正常に偏心回転しなくなる。
そこで本発明は、部品点数を減少させ、さらに省スペース化を図るという目的を達成することができ、さらにメンテナンスが容易な誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、ワークを焼き入れする加熱コイル体を備えた誘導加熱装置において、前記加熱コイル体は、カムで偏心回転駆動される偏心回転体と一体に接続されており、前記偏心回転体を所定の姿勢に保ち、且つ、偏心回転体の動作を、前記カムの軸心と直交する平面上に規制する支持部材を備え、前記加熱コイル体と偏心回転体が複数組設けられており、一本のシャフトの同軸上に、前記各偏心回転体と対応する前記カムが複数個設けられていることを特徴とする誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置である。
請求項1の発明では、加熱コイル体は偏心回転体と共に所定の姿勢を保ちながら偏心回転する。よって、カムの回転とワークの回転を同期させると、加熱コイル体がワークの周面に合わせて偏心回転するので、ワークの周面を一様に加熱することができる。
また、一本のシャフトに前記カムが複数個設けられているので、カムの数と同数の加熱コイル体又は偏心回転体を同時に偏心回転させることができる。
請求項2の発明は、ワークを焼き入れする加熱コイル体を備えた誘導加熱装置において、前記加熱コイル体は、カムで偏心回転駆動される偏心回転体と一体に接続されており、前記偏心回転体は、支持部材によって前記カムの軸心方向と直交する平面内の二方向に移動可能に支持されており、前記加熱コイル体と偏心回転体が複数組設けられており、一本のシャフトの同軸上に、前記各偏心回転体に対応する前記カムが複数個設けられていることを特徴とする誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置である。
請求項2の発明では、カムで偏心回転駆動される偏心回転体が、支持部材によってシャフトの軸心方向と直交する平面内の二方向に移動可能に支持されている。よって、偏心回転体と一体に接続された加熱コイル体は、シャフトの軸心方向以外の直交する二方向に移動可能である。したがって加熱コイル体は、円滑に偏心回転移動することができる。
また、一本のシャフトに前記カムが複数個設けられているので、カムの数と同数の加熱コイル体又は偏心回転体を同時に偏心回転させることができる。
請求項3の発明は、前記支持部材は、偏心回転体を所定方向に移動可能に支持する第一支持部材と、第一支持部材を前記所定方向とは別の方向に移動可能に支持する第二支持部材とで構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置である。
請求項3の発明では、支持部材が、偏心回転体を所定方向に移動可能に支持する第一支持部材と、第一支持部材を前記所定方向とは別の方向に移動可能に支持する第二支持部材とで構成されている。よって、偏心回転体は、第一支持部材と第二支持部材とで規制された平面上を円滑に偏心回転移動することができる。
請求項4の発明は、前記第一支持部材によって許容される偏心回転体の移動方向と、第二支持部材によって許容される第一支持部材の移動方向とが直交していることを特徴とする請求項3に記載の高周波焼入装置の加熱コイル体偏心駆動装置である。
請求項4の発明では、第一支持部材によって許容される偏心回転体の移動方向と、第二支持部材によって許容される第一支持部材の移動方向とが直交しているので、偏心回転体の偏心回転を直交する二つの方向に移動させ易い。よって、偏心回転体を円滑に偏心回転移動させることができる。
請求項の発明は、個々の前記カムが、各々所定の角度位置で前記シャフトと一体に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置である。
請求項の発明を実施すると、ワークの複数の焼入部位が、各々所定の角度位置に存在する場合に対応可能である。すなわち、個々のカムが同一のシャフトに設けられているので、シャフトが回転すると個々のカムによって偏心回転体は、所定の角度位置から各々偏心回転を開始する。
本発明を実施すると、簡単な構成で誘導加熱装置の加熱コイル体を円滑に偏心回転移動させることができるようになる。本発明を実施した誘導加熱装置の加熱コイル体は、構成が簡単なのでメンテナンスを容易に行うことができ、また、省スペース化を図ることができる。
図1は、本発明を実施した高周波焼入装置(誘導加熱装置)の全体斜視図であり、図2は、図1において、カムシャフトが加熱コイル内に配置された状態の高周波焼入装置の全体斜視図である。また、図3は、偏心回転装置の分解正面図であり、図4は偏心回転装置の組立の途中の状態を示す分解正面図である。さらに図5〜図8は、それぞれ偏心回転装置のシャフトを回転させた際の加熱コイル体と偏心回転装置の正面図である。
まず、図1,図2を参照しながら高周波焼入装置1の基本構成を説明し、続いて図3,図4を参照しながら偏心回転装置の構成を説明し、さらに図5〜図8を参照しながら高周波焼入装置1と加熱コイル体4(4a〜4f)の動作を説明する。
図1に示すように高周波焼入装置1は、機台5上に詳しくは後述する偏心回転装置6(6a〜6f)が設置されている。偏心回転装置6a〜6fは、加熱コイル体4a〜4fと接続部材8a〜8fで各々一体に接続されている。よって、偏心回転装置6a〜6fが偏心回転移動すると、加熱コイル体4a〜4fも同時に偏心回転移動する。
加熱コイル体4a〜4fは、各々環状の加熱コイル40を備えている。加熱コイル体4a〜4fの上方に配置された接続部材8a〜8f内には、図示しないトランス,インバータ,電源等が設けられており、ワークを焼き入れする際には、加熱コイル40には出力調整された誘導電流が流れる。
加熱コイル体4a〜4fの各加熱コイル40には、ワークであるカムシャフト2が進退可能になっている。すなわち、カムシャフト2の両端は支持シャフト9,10で挟持可能である。支持シャフト9は、サーボモータ23によって往復移動が可能である。また、支持シャフト10も別のサーボモータ23aで往復移動が可能である。すなわち支持シャフト9,10は、カムシャフト2を狭持した状態でサーボモータ23,23aによってカムシャフト2の軸心方向に速やか且つ正確に往復移動することができる。また、サーボモータ23,23aによって、カムシャフト2の加熱部位であるカム3a〜3fを、正確に加熱コイル体4a〜4fの個々の加熱コイル40内に配置することができる。
カムシャフト2は、支持シャフト9と支持シャフト10の間隔を変更することにより、両者間に装着したり、取り外したりすることが可能になる。そして、サーボモータ23,23aを駆動することによって、図2に示すように速やかにカムシャフト2を加熱コイル40内に配置したり、図1に示すように加熱コイル40外へ退避させたりすることができるようになっている。
支持シャフト9は、軸受で回転可能に片持ち支持されており、支持シャフト10は、別の軸受で回転可能に片持ち支持されると共に、駆動モータ48によって回転駆動可能である。よって、支持シャフト10を回転駆動させると、カムシャフト2を回転駆動することができる。駆動モータ48は、サーボモータ23aによって支持シャフト10と共に軸心方向に往復移動する。
支持シャフト9,カムシャフト2,支持シャフト10の各軸心は一致しており、この一致した軸心上には、冷却ジャケットユニット7が配置されている。すなわち、冷却ジャケットユニット7には孔7aが設けられており、孔7aの内径は支持シャフト9の外径とカムシャフト2の外径よりも十分に大きく、支持シャフト9,カムシャフト2,支持シャフト10の軸心が孔7aを貫通している。また、孔7aの内周面には冷却液を噴射する多数の噴射孔(図示せず)が設けられている。そして、図示しない配管を介して冷却ジャケットユニット7には冷却液が供給されており、冷却液は孔7aに設けた噴射孔から所定のタイミングで噴射される。この冷却ジャケットユニット7は、支持シャフト9等の軸心に沿って往復移動が可能である。
加熱コイル40によって加熱されたカムシャフト2が、サーボモータ23,23aによって速やかに図1に示すトレイ25の上方まで移動した際に、冷却ジャケットユニット7も同時に(或いは予め)トレイ25の上方に移動させ、昇温したカムシャフト2に対して冷却液を噴射し、カムシャフト2を急冷する。
次に、高周波焼入装置1の偏心回転装置6a〜6fについて説明する。
図3に示すように、偏心回転装置6(6a〜6f)は、第一支持部材11,第二支持部材12,偏心回転体13,及びカム14等で構成されている。
第一支持部材11は、ガイド溝15aを有するガイド部15と、ガイド溝16aを有するガイド部16とを備えている。ガイド部15及びガイド部16は、直線ガイドである。
また、第二支持部材12は、図3に示す正面視で下辺部12aと側辺部12bとで略L字形を呈しており、その下辺部12aにはレール17が形成されている。このレール17が第一支持部材11のガイド部15のガイド溝15aと、ガイド部16のガイド溝16aに係合する。これにより、第二支持部材12は、第一支持部材11に対して左右方向に往復移動することができる。
さらに第二支持部材12の側辺部12bは、ガイド溝18aを有するガイド部18と、ガイド溝19aを有するガイド部19とを備えている。一方、偏心回転体13の右側辺にはレール20が形成されている。このレール20が、ガイド溝18aとガイド溝19aに係合し、偏心回転体13は第二支持部材12に対して上下方向に往復移動することができる。
なお、図3では、第一支持部材11には二つのガイド部15,ガイド部16を設け、第二支持部材12には二つのガイド部18,ガイド部19を設ける好ましい例を示したが、第一支持部材11及び第二支持部材12に設けるガイド部は、支持対象物(第二支持部材12や偏心回転体13)を安定して支持することができれば、各々一つのみ,あるいは三つ以上とすることもできる。
図3に示すように、偏心回転体13には孔13aが設けてある。この孔13aには軸受24(玉軸受)が設けられている。図3では、玉軸受を簡略化して描写している。また、図3では、便宜上、軸受24による軸受部位に符号13aを付しており、その他の図では、軸受24の描写は省略している。孔13aにはカム14が嵌め込まれる。よって、カム14は、軸受24によって偏心回転体13に対して円滑に回転可能である。
カム14には、孔14aが設けてある。カム14自体は円形であるが、孔14aは、この円形の中心から偏心した位置に開口している。この孔14aにはキー溝14bが設けてある。カム14は、確動カムである。
カム14の孔14aにはシャフト21が挿入される。図3においてシャフト21には断面を示すハッチングを入れるべきであるが、軸心21bを明瞭に示すためにハッチングは敢えて省略している。孔14aの内径は、シャフト21の外径より若干大きい。シャフト21の所定の位置には、カム14のキー溝14bに対応するキー溝21aが設けてある。このキー溝21aにキー22を嵌め込み、さらにカム14をシャフト21に嵌め込み、図3において紙面と直角方向(シャフト21の軸心方向)に移動させ、カム14のキー溝14bをキー22に位置合わせして係合させ、カム14をシャフト21に対して回転不能に一体化させる。すなわち、この状態では、カム14はシャフト21と一体となってシャフト21の軸心21bを中心に回転することができる。なお、シャフト21は、駆動モータによって軸心21bを中心に回転駆動される。駆動モータによるシャフト21の回転は、加熱コイル体4a〜4f側の支持シャフト10(ワークであるカムシャフト2の駆動源)の回転と同期されている。
シャフト21には、カムシャフト2のカム3a〜3fの位置に対応した複数のキー溝21aが設けてある。すなわち、複数のキー溝21aは、シャフト21の同一横断面の円周上にはなく、軸心方向(長手方向)には所定距離離間し、且つ、所定角度(本実施例の場合は120度)ずつ位置をずらして設けられている。詳しくは後述するが、このキー溝21aの配列は、各加熱コイル体4a〜4fのカム3a〜3fの偏心位置に対応している。なお、図3〜図8では、便宜上、キー溝21aは一つしか示していない。
このようにしてシャフト21に装着されたカム14を、図4に示すように偏心回転体13の孔13aに嵌め込む。孔13aの内径は、カム14の外径よりも若干大きい。シャフト21が回転すると、カム14の外周面は偏心回転体13の孔13aの内周面に対して摺動しながら偏心方向に押圧する。
本実施例の場合には、6つの偏心回転体13が、それぞれカム14を介してシャフト21に装着される。その際、各カム14の向きが異なるので、偏心回転体13の位置も不揃いになる。この状態で、各カム14は、各々対応する偏心回転体13を偏心方向に押圧し且つ摺動しながらシャフト21の軸心21bを中心に回転する。
そして、予め第一支持部材11に装着しておいた第二支持部材12のガイド部18のガイド溝18aと、ガイド部19のガイド溝19aに偏心回転体13のレール20を係合させる。すなわち、複数(本実施の形態では6つ)の偏心回転体13を装着したシャフト21を第二支持部材12の上方から第二支持部材12に接近させ、各偏心回転体13を、対応する第二支持部材12に各々係合させる。
この状態では、偏心回転体13の重量の大半は、孔13aを介してシャフト21で支持され、さらに偏心回転体13は、第一支持部材11と第二支持部材12によって自由に揺動又は回転しないように支持される。以上の操作により、複数の偏心回転装置6a〜6fが、シャフト21に装着される。
シャフト21は、図1に示す駆動装置によって回転駆動させることができる。
上述したようにシャフト21には6つの偏心回転装置6が装着されるが、各偏心回転装置6a〜6fは、偏心する角度位置が相違しており、シャフト21が回転を開始した際の偏心のスタート位置が異なる以外は同じ動作を呈する。よって、図5〜図8では、一つの偏心回転装置に着目し、シャフト21を回転させた際の偏心位置の変化を示すことにした。
仮に図5に示す状態からシャフト21を反時計回りに90度回転させると、図6に示す状態になる。すなわち、偏心回転体13(孔13a)は、カム14によって押圧され、支持部材12に対して上方へ距離Y1だけ移動し、さらに支持部材12は支持部材11に対して距離X1だけ右方へ移動する。その結果、偏心回転体13は、元の図5の位置から上方へ距離Y1,右方へ距離X1だけ移動する。図6における破線は、図5における偏心回転装置の位置を示している。
図7に示すように、さらにシャフト21を90度反時計回りに回転させると、カム14によって押圧された偏心回転体13は、図6に示す位置から、上方へ距離Y1だけ移動し、左方へ距離X1だけ移動する。その結果、図5に示す位置から上方へ距離Y2(Y2=Y1+Y1)だけ移動し、左右方向の変位はゼロとなる。図7における破線は、図5における偏心回転装置の位置を示している。
図7に示す位置からさらにシャフト21を90度反時計回りに回転させると、偏心回転体13は、図7に示す位置から、下方へ距離Y1だけ移動し、さらに左方へは距離X1だけ移動して図8に示す状態となる。その結果、偏心回転体13は、図5に示す位置からは、上方へは距離Y1だけ移動しており、左方へは距離X1だけ移動している。
そして、図8に示す状態からシャフト21をさらに反時計回りに90度回転させると、図5に示す状態に戻る。
以上説明したように、シャフト21を回転駆動させると、偏心回転装置は、第二支持部材12が第一支持部材11に対して左右方向に変位し、さらに偏心回転体13が第二回転部材12に対して上下方向に変位して、偏心回転体13は円滑に偏心回転移動する。
6つの偏心回転装置6a〜6fの、シャフト21への取付角度位置(偏心位置)は、ワークであるカムシャフト2の各カム3a〜3fに対応させて予め設定されている。すなわち、偏心回転装置6a〜6fは、各カム3a〜3f(ワーク)に対応して、各々設定された位置に偏心している。そして、シャフト21が回転すると、各偏心回転装置6a〜6fは、各々偏心した位置を基点にして同時に偏心回転移動する。
一方、各加熱コイル体4a〜4fは、各々接続部材8a〜8fを介して偏心回転装置6a〜6fの各偏心回転体13に接続されているので、シャフト21を回転駆動することによって、各偏心回転体13と共に各加熱コイル体4a〜4fもカム3a〜3f(ワーク)の形状に合わせて円滑に偏心回転移動する。
図3等に示す例では、第二支持部材12の下辺部12aと側辺部12bとが直交する場合を示したが、下辺部12aと側辺部12bは必ずしも直交させる必要はない。例えば両者の為す角度を鋭角又は鈍角にすることもできる。仮に両者の為す角度を鋭角又は鈍角にした場合には、機台5に固定された第一支持部材11に対して摺動する下辺部12aは、水平方向(左右方向)にのみ移動するが、側辺部12bに対する偏心回転体13の移動方向は、鉛直方向成分と水平方向成分とが生じる。
まず、鈍角の場合を、図9を参照しながら説明する。図9(a)は、下辺部と側辺部の為す角度が鈍角の第二支持部材を備えた偏心回転装置の正面図である。また、図9(b)は、偏心回転体が第二支持部材に沿って移動した際の移動方向の鉛直成分と水平成分とを示すベクトル図である。
シャフト21が回転し、偏心回転体13が上下方向に移動すると、偏心回転体13は図9(b)に示すベクトル26に対してベクトル27の分だけ水平方向にも移動する。よって、第二支持部材12の、第一支持部材11に対する水平方向の移動量を、図6に示す距離X1からベクトル27に相当する距離だけ差し引いた距離とすることにより、偏心回転体13はカム3a〜3f(ワーク)に対応した偏心回転を行うことができる。
次に、鋭角の場合を、図10を参照しながら説明する。図10(a)は、下辺部と側辺部の為す角度が鋭角の第二支持部材を備えた偏心回転装置の正面図である。また、図10(b)は、偏心回転体が第二支持部材に沿って移動した際の移動方向の鉛直成分と水平成分とを示すベクトル図である。
シャフト21が回転し、偏心回転体13が上下方向に移動すると、偏心回転体13は図10(b)に示すベクトル28に対してベクトル29の分だけ水平方向にも移動する。よって、第二支持部材12の、第一支持部材11に対する水平方向の移動量を、図6に示す距離X1からベクトル29に相当する距離だけ加えた距離とすることにより、偏心回転体13はカム3a〜3f(ワーク)に対応した偏心回転を行うことができる。
なお、図5〜図8では、偏心回転装置側の構造を明瞭に描写する都合上、ワーク側のカム3の偏心量に比べてカム14による偏心量(距離X1,Y1,Y2)を過大に示している。実際には、偏心回転装置側のカム14の偏心量とワーク側のカム3の偏心量とは一致している。
次に、高周波焼入装置1の動作手順を説明する。
まず、最初に、支持シャフト9と支持シャフト10の間にワークであるカムシャフト2を装着する。支持シャフト9,10は、各々サーボモータ23,23aによって軸心方向にスライド移動可能であり、カムシャフト2を装着する際には、加熱コイル体4a〜4fを支持シャフト10が貫通し、障害物が存在しない位置で両支持シャフト9,10の間にカムシャフト2が装着される。支持シャフト9,10は、サーボモータ以外にエアシリンダ等の他の駆動機構によって往復移動させてもよい。
その際、冷却ジャケットユニット7は、カムシャフト2の装着作業の邪魔にならない位置に退避させておく。冷却ジャケットユニット7も両支持シャフト9,10の軸心方向に速やかにスライド移動可能である。
両支持シャフト9,10の間へのカムシャフト2の装着が完了すると、両支持シャフト9,10をスライド移動させ、カムシャフト2のカム3a〜3fを加熱コイル体4a〜4fの位置に移動させる。
カム3a〜3fはカムシャフト2の軸方向に並んで配置されており、2つのカム(例えばカム3aとカム3b)毎に対を構成している。カムシャフト2に対するカムの取付角度位置は、各対共に120度相違しており、隣接する別の対のカム同士(例えばカム3bとカム3c)では一致している。
これらのカム3a〜3fの角度位置に合わせて各加熱コイル体4a〜4fの偏心位置が設定されている。すなわち、カム3a〜3fの周面の焼入深さが略均一となるように、各加熱コイル体4a〜4fのカム3a〜3fに対する偏心位置(偏心回転体13の偏心位置)が設定される。
そして、カムシャフト2(支持シャフト10)とシャフト21とを同期させながら回転駆動し、カムシャフト2の焼入を開始する。カムシャフト2が加熱されている間に、冷却ジャケットユニット7をトレイ25上に移動させておく。
カムシャフト2の加熱が完了すると、カムシャフト2を速やかに冷却ジャケットユニット7側へスライド移動させ、且つ、冷却ジャケットユニット7は冷却液を噴射し、カムシャフト2を急冷する。
カムシャフト2の冷却が完了すると焼入が終了する。冷却ジャケットユニット7を退避させ、さらに両支持シャフト9,10によるカムシャフト2の挟持を解除し、カムシャフト2を取り外す。そして、次に焼入するカムシャフト2を新たに両支持シャフト9,10で挟持する。以降は上述の操作を繰り返す。
第二支持部材12からシャフト2までは取外し交換が可能である。
カムシャフト2に備えたカム数やカムの大きさ,形状は様々なので、ワークであるカムシャフト2のカム3a〜3fに対応するシャフト21及びカム14を選定して偏心回転装置を構成する。
そして、カムシャフト2の回転速度とシャフト21の回転速度とを一致(同期)させると、各カム3a〜3f(ワーク)の周面から加熱コイル体4a〜4fのコイル部までの距離が不変となり、焼入深さが略一様になる。
次に、本発明を実施した偏心回転装置の変形例を説明する。
図11(a)は、上述の偏心回転装置とは別の構造を有する偏心回転装置30の正面図である。図11(b)は、図11(a)に示す状態からカム14を反時計回りに90度回転させた状態の正面図である。
図11(a)に示すように、偏心回転装置30は、偏心回転体31,カム14,弾性体(バネ32〜35),支持フレーム41等で構成されている。
偏心回転装置30は、図5の偏心回転装置6と偏心回転体を平面上で動作を規制する構成と偏心回転体の形状が相違しており、カム14で偏心回転体が偏心回転駆動される点は同じである。すなわち偏心回転装置30は、偏心回転装置6の第一支持部材11や第二支持部材12の代わりに弾性体(バネ32〜35)を採用しており、また、偏心回転体31の形状は、偏心回転装置6の偏心回転体13と相違している。
偏心回転装置30は、機台5上にL字形の支持フレーム41が固定されており、この支持フレーム41に対して、バネ32〜35を介して偏心回転体31が接続されている。すなわち、バネ32〜35の両端は、偏心回転体31側の支持部36a〜39aと、支持フレーム41側の支持部36b〜39bに固定されている。より詳しくは、偏心回転体31の底面には支持部36a,37aが設けてあり、右側面には支持部38a,39aが設けてある。また、支持フレーム41の下辺41aには支持部36b,37bが設けてあり、側辺部41bには支持部38b,39bが設けてある。これらの各支持部は、バネの端部を固定することができる。各バネ32〜35は、圧縮及び伸長することができる。
偏心回転体31の大半の重量は、シャフト21で支持されており、偏心回転体31の紙面の手前側と裏側には、図示しないガイドが設けられている。よってシャフト21が回転すると、偏心回転体31は、特定の平面上(図11の紙面上)で図11(a)に示す姿勢を保ちながら偏心回転する。
図11(b)は、図11(a)に示す状態からシャフト21を反時計回りに90度回転させた状態を示している。図11(b)に示すように偏心回転体31は、左右に傾くことなく(すなわち、姿勢を保った状態で)、破線で示す位置から実線で示す位置へ偏心回転移動する。
その際、バネ32,33は右上方へ変形しながら伸長し、バネ34,35は右上方へ変形しながら収縮する。シャフト21がさらに回転すると、各バネ32〜35は必要に応じて伸長又は収縮し、偏心回転体31が左右に傾斜しないように姿勢を保つ。
さらに別の変形例を図12(a),(b)に示す。
図12(a)に示す偏心回転装置42の偏心回転体46は、図5に示す偏心回転体13と同様にシャフト21に備えたカム14によって偏心駆動される。偏心回転体46の上部には四節連鎖部材45の下辺リンクが接続されている。四節連鎖部材45の上辺リンクは、スプリングバランサ44を介して天井に接続されている。
偏心回転体46は、四節連鎖部材45によって左右方向の移動が容認され、さらにスプリングバランサ44によって上下方向の移動が容認される。その結果、シャフト21が回転すると、偏心回転体46は左右に傾くことなく円滑に偏心回転することができる。
偏心回転体46は、接続部材47で加熱コイル体6と一体に接続されている。よって、偏心回転体46が偏心回転すると、加熱コイル体6の加熱コイル40も偏心回転する。
図12(b)に示す偏心回転装置60の偏心回転体46も、図5に示す偏心回転体13と同様にシャフト21に備えたカム14によって偏心駆動される。偏心回転体46の上部にはパンタグラフ機構62が接続されており、パンタグラフ機構62の上部は支持部材63と接続されている。支持部材63は車輪64を備えており、水平に保持されたレール61上に車輪64が回転移動可能に設置されている。よって、偏心回転体46は、上下方向の移動がパンタグラフ機構62によって容認され、左右方向の移動が支持部材63の車輪64が回転移動することによって容認される。
その結果、偏心回転体46は、シャフト21が回転すると円滑に偏心回転することができ、接続部材47で一体に接続された加熱コイル体6の加熱コイル40も偏心回転が可能である。
以上では、カムシャフト2が回転するにつれて、各カム3a〜3f(ワーク)の周面から加熱コイル体4a〜4fの加熱コイル40までの距離が変動しないように設定されている場合における偏心回転装置6,30について説明した。
上述の説明とは違い、カムシャフト2が回転するにつれて、各カム3a〜3f(ワーク)の周面から加熱コイル40までの距離が変動するように設定されている場合には、図示しないインバータで出力調整を行うことにより、ワークの周面の焼入深さを略均一化することができる。すなわち、本発明を実施すると、各カム3a〜3fの周面から加熱コイル40までの距離は一様に変化するので、インバータによる出力調整も一様に行うことができる。例えば、各カムの周面から対応する加熱コイルまでの距離が近接したときには出力を下げ、逆に離間したときには出力を上げることにより焼入深さを略均一化することができる。
本発明を実施した高周波焼入装置の全体斜視図である。 図1においてワークを焼き入れする際の高周波焼入装置の全体斜視図である。 偏心回転装置の分解正面図である。 偏心回転装置の組立の途中の状態を示す分解正面図である。 偏心回転装置の正面図である。 図5の偏心回転装置のシャフトを90度回転させた際の、加熱コイル体と偏心回転装置の正面図である。 図6の状態からシャフトを90度回転させた際の、加熱コイル体と偏心回転装置の正面図である。 図7の状態からシャフトを90度回転させた際の、加熱コイル体と偏心回転装置の正面図である。 図5の偏心回転装置の変形例を示す正面図である。 図9とは別の図5の偏心回転装置の変形例を示す正面図である。 (a)は、偏心回転体をばねで支持した偏心回転装置の正面図である。(b)は、(a)の状態からカムが反時計回りに90度回転した際の偏心回転装置の正面図である。 (a),(b)は、各々偏心回転装置の変形例を示す正面図である。 従来の加熱コイル体の斜視図である。
1 高周波焼入装置
2 カムシャフト(ワーク)
3a〜3f カム
4a〜4f 加熱コイル体
5 機台
6a〜6f 偏心回転装置
7 冷却ジャケットユニット
9,10 支持シャフト
11 第一支持部材
12 第二支持部材
13 偏心回転体
14 偏心回転体を偏心させるカム
21 偏心回転体を回転駆動するシャフト

Claims (5)

  1. ワークを焼き入れする加熱コイル体を備えた誘導加熱装置において、前記加熱コイル体は、カムで偏心回転駆動される偏心回転体と一体に接続されており、前記偏心回転体を所定の姿勢に保ち、且つ、偏心回転体の動作を、前記カムの軸心と直交する平面上に規制する支持部材を備え、前記加熱コイル体と偏心回転体が複数組設けられており、一本のシャフトの同軸上に、前記各偏心回転体と対応する前記カムが複数個設けられていることを特徴とする誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置。
  2. ワークを焼き入れする加熱コイル体を備えた誘導加熱装置において、前記加熱コイル体は、カムで偏心回転駆動される偏心回転体と一体に接続されており、前記偏心回転体は、支持部材によって前記カムの軸心方向と直交する平面内の二方向に移動可能に支持されており、前記加熱コイル体と偏心回転体が複数組設けられており、一本のシャフトの同軸上に、前記各偏心回転体に対応する前記カムが複数個設けられていることを特徴とする誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置。
  3. 前記支持部材は、偏心回転体を所定方向に移動可能に支持する第一支持部材と、第一支持部材を前記所定方向とは別の方向に移動可能に支持する第二支持部材とで構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置。
  4. 前記第一支持部材によって許容される偏心回転体の移動方向と、第二支持部材によって許容される第一支持部材の移動方向とが直交していることを特徴とする請求項3に記載の誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置。
  5. 個々の前記カムが、各々所定の角度位置で前記シャフトと一体に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置。
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