JP6460331B2 - 入力装置 - Google Patents

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
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Description

本発明は、1つの操作部材で押圧操作される複数のスイッチ部が設けられた入力装置に関する。
複数の操作を限られたスペースで行えるように、1つの操作部材で複数のスイッチ部が動作させられる多方向入力装置が必要とされている。例えば、特許文献1に、揺動操作によりスイッチ部が動作させられる多方向入力装置に関する発明が記載されている。
図9は、特許文献1に記載された多方向入力装置100の動作説明図であり、図9(a)は多方向入力装置100の断面から見た動作説明図であり、図9(b)は別の角度の断面から見た動作説明図である。この多方向入力装置100は、キートップ(操作部材)109の下に、中央スイッチS103と、その周囲に配置された4個の周辺スイッチS104が設けられている。また、図9(b)に示すように、隣り合う周辺スイッチS104の中間位置では、キートップ109から下方へ脚部109cが一体に形成されている。キートップ109は、弾性シート107上に保持され、隆起部109eは、中央スイッチS103のステム106の頂面に当接している。また、弾性シート107が載置されると、周辺可動接点108と周辺固定接点102とが対向して、周辺スイッチS104を構成し、第1の周辺凸部107cの外周に位置するスカート状部分(円錐状部分)が座屈することで、周辺可動接点108と周辺固定接点102とが接触して電気信号を出力するようになっている。
この多方向入力装置100は、キートップ109の中央部が押されると、中央スイッチS103が押圧されて動作し、キートップ109の周囲部が押されると、キートップ109によって、いずれかの周辺スイッチS104が押圧されて動作する。周囲部が押されて周辺スイッチS104が動作するときに、脚部109cが絶縁基板101に当たってキートップ109が必要以上に大きく傾くのが規制され、これによって、誤って中央スイッチS103が動作するのを防止する、というものである。
特開2003−45290号公報
しかしながら、周囲に配置された4個の周辺スイッチのうち、1箇所をスイッチ部として使用しない入力装置が望ましい場合がある。上記の多方向入力装置は、スイッチ部として使用しない方向に押されたときの操作感触が他の方向に押されたときと同じでスイッチ動作しないものになってしまうため、そこを押したのか他のスイッチ部を押して動作していないのかが分かりにくいという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、スイッチ部の上から操作部材が押されたときの操作感触と、スイッチ部として使用しない方向に操作部材が押されたときの操作感触とを異ならせることで、操作感触によって適切な入力操作を認識しやすくした入力装置を提供することを目的とする。
本発明の入力装置は、基板と、操作部材と、前記基板に設けられた配線に接続され、前記操作部材によって押圧されることによりオンされる複数のスイッチ部と、を備えた入力装置であって、前記基板上には、互いに交差する複数の操作線が設定され、前記操作線のうち第1操作線上には、前記操作線の交点を挟んで一方に前記スイッチ部が配置され、他方に前記スイッチ部が設けられていないダミー部が配置されるとともに、前記第1操作線に交差する他の前記操作線上には、前記交点を挟んで一対の前記スイッチ部が配置されて、前記ダミー部の上方に配置され、前記基板に向けて移動が規制され且つ前記第1操作線と交差する向きに倒れることができるように支持された可動部材と、前記スイッチ部の上方に配置され前記操作部材への押圧力に対応して前記スイッチ部を押圧する押圧部材と、を有し、前記可動部材に、前記第1操作線上に位置する支点部と、前記第1操作線を挟んだ両側に位置して前記操作部材からの押圧力を受ける一対の受け部とが形成されており、前記ダミー部の上で前記操作部材が押されたときに、その押圧力が前記可動部材の前記受け部で受け止められ、前記ダミー部と隣り合う前記スイッチ部の上で前記操作部材が押されたときは、前記可動部材が傾くことを特徴とする。
この構成によれば、ダミー部の上から操作部材が押されたときは、その押圧力が一対の受け部で受け止められて、可動部材がほぼ平行姿勢を保ったまま操作部材の操作を規制しているので、操作感触によってダミー部であることが分かりやすい。一方、ダミー部と隣り合うスイッチ部で操作部材が押されたときは、可動部材が斜めの姿勢となるため、操作抵抗力が小さくなる。このため、スイッチ部を動作させやすく、スイッチ部を動作させるための操作感触も良好になる。したがって、スイッチ部の上から操作部材が押されたときの操作感触と、スイッチ部として使用しない方向に操作部材が押されたときの操作感触とを異ならせることで、操作感触によって適切な入力操作を認識しやすくした入力装置を提供することができる。
また、本発明の入力装置において、前記ダミー部は、前記操作部材が押されたときに弾発力を生じ、前記弾発力が前記スイッチ部を動作させる押圧荷重より大きくなるように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ダミー部では操作部材が押されたときの弾発力によって操作部材の操作を規制しているので、押し込みとともに弾発力による荷重が大きくなって、スイッチ部とは異なるダミー部の操作感触を得ることができる。
また、本発明の入力装置において、前記ダミー部には、弾性変形可能に設けられた弾性部材が配置され、前記ダミー部は、前記弾性部材が前記基板に当接していることによって、前記弾発力を生じることを特徴とする。
この構成によれば、ダミー部の弾発力は、基板に当接している弾性部材が押圧されることによって生じるので、大きくなるように設定することが容易である。
また、本発明の入力装置において、前記可動部材は、前記支点部と一対の前記受け部とを接続している撓み部を備え、前記撓み部に対して前記支点部が前記基板側に突出する形状を有していることを特徴とする。
この構成によれば、ダミー部にはスイッチ部が設けられていないが、支点部の突出する長さを長くすることで、ダミー部の弾発力やスイッチ部との寸法差を調整することができる。
また、本発明の入力装置において、前記撓み部が薄い平板状であって、前記ダミー部と隣り合う前記スイッチ部との間で前記操作部材が押されたときは、前記可動部材が前記撓み部の弾性変形を伴いながら傾くことを特徴とする。
この構成によれば、弾性変形しやすい平板状の撓み部にすることによって、可動部材が傾くときの荷重を調整できる。これにより、ダミー部とスイッチ部との間で可動部材が傾くときの操作感触を所望の状態に調整することができる。
また、本発明の入力装置において、2つの前記操作線が直交して配置され、前記操作線のうち前記第1操作線上には、前記交点を挟んで一方に前記スイッチ部が配置され、他方に前記ダミー部が配置されるとともに、前記第1操作線に直交する他の前記操作線上には、前記交点を挟んで一対の前記スイッチ部が配置され、前記ダミー部およびそれぞれの前記スイッチ部は前記交点から等距離に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、ダミー部と3方向のスイッチ部は交点から等距離に直交配置されているので、直感的に操作しやすい。
本発明によれば、ダミー部に設けられた可動部材に、第1操作線上に位置する支点部と、第1操作線を挟んだ両側に位置して操作部材からの押圧力を受ける一対の受け部とが形成されている。これにより、ダミー部の上で操作部材が押されたときに、その押圧力が可動部材の受け部で受け止められ、ダミー部と隣り合うスイッチ部の上で操作部材が押されたときは、可動部材が傾く。したがって、スイッチ部の上から操作部材が押されたときの操作感触と、スイッチ部として使用しない方向に操作部材が押されたときの操作感触とを異ならせることで、操作感触によって適切な入力操作を認識しやすくした入力装置を提供することができる。
本発明の実施形態の入力装置を示す平面図である。 本発明の実施形態の入力装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態の入力装置を示す分解斜視図である。 可動部材を示す外形図であり、図4(a)は平面図であり、図4(b)は右側面図であり、図4(c)は底面図である。 図1のV−V線で切断した断面図である。 図5と同じ断面において、ダミー部の上で操作部材が押されて可動部材が押圧力を受け止めたときの動作を示す断面図である。 図5と同じ断面において、操作部材が押されて可動部材が傾いたときの動作を示す断面図である。 図5と同じ断面において、図7の状態から、さらに操作部材が押されて可動部材が傾いたときの動作を示す断面図である。 従来の多方向入力装置の動作説明図であり、図9(a)は多方向入力装置の断面から見た動作説明図であり、図9(b)は別の角度の断面から見た動作説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態の入力装置1を示す平面図である。図2は、入力装置1を示す斜視図である。図3は、入力装置1を示す分解斜視図である。図4は、可動部材20を示す外形図であり、図4(a)は平面図であり、図4(b)は右側面図である。図5は、図1のV−V線で切断した断面図である。図6は、図5と同じ断面において、ダミー部40の上で操作部材10が押されて可動部材20が押圧力を受け止めたときの動作を示す断面図である。図7は、図5と同じ断面において、操作部材10が押されて可動部材20が傾いたときの動作を示す断面図である。図8は、図5と同じ断面において、図7の状態から、さらに操作部材10が押されて可動部材20が傾いたときの動作を示す断面図である。
本実施形態の入力装置1は、図1〜図5に示すように、操作部材10が上ケース部材60に装着され、1つの操作部材10で押圧操作される複数のスイッチ部30が設けられたものである。なお、本明細書では、入力装置1が接続される機器側の構成や電気接続部を省略しており、図1〜図5においても図示しない。以下、説明を簡単にするため、図1のZ1方向を上方、Z2方向を下方と呼ぶことにする。
図2および図5に示すように、操作部材10は円盤形状の操作本体部11を有しており、操作本体部11の周縁に鍔部11aが形成されている。鍔部11aが上ケース部材60に係止可能な寸法を有して、操作部材10の抜け止めになっている。
操作部材10の下方には、押圧部材25および弾性部材45を介して、複数のスイッチ部30が配置されている。複数のスイッチ部30は、基板50上に設けられており、図3に示すように、互いに直交する第1操作線L1と第2操作線L2とが交わる交点の位置する中心線Oから等距離の3方向に位置している。ここで、第1操作線L1と第2操作線L2は仮想線である。第1操作線L1と第2操作線L2との交点を通って上下に延びる線が中心線Oである。
第1操作線L1には、第1操作線L1と第2操作線L2との交点を挟んで、一方にスイッチ部30aが配置され、他方にはスイッチ部の設けられていないダミー部40が配置されている。第2操作線L2には、第1操作線L1と第2操作線L2との交点を挟んで、一対のスイッチ部30b、30cが配置されている。スイッチ部30a、30b、30cは、それぞれ、基板50に設けられた配線(図示しない)に接続されている。基板50は、下ケース部材80に載置され、固定されている。
複数のスイッチ部30が配置されている基板50を覆うように、弾性部材45が配置される。弾性部材45は、シリコンゴム等の弾性を有し、かつ、水の浸透が少ない材質で、薄肉の立体形状に成形されてなり、シート状に形成されている。弾性部材45は、スイッチ部30a、30b、30cの直上に、それぞれ、ドーム部45a、45b、45cを備えている。また、弾性部材45は、スイッチ部の設けられていないダミー部40の直上にもドーム部45dを備えている。なお、本実施形態では、ドーム部45a、45b、45c、45dの形状が同一であり、中心線Oから等距離に形成されている。
弾性部材45の上方の位置には、ドーム部45a、45b、45cを押圧する押圧部材25a、25b、25cが、それぞれ配置されている。また、ダミー部40の直上に設けられたドーム部45dを押圧する可動部材20が配置されている。押圧部材25a、25b、25cおよび可動部材20は、支持部材70の開口部70aに挿入され、その上方に操作部材10が配置される。
支持部材70および可動部材20は、それぞれ、合成樹脂から形成されている。
可動部材20は、図3〜図5に示すように、支点部21と、支点部21を挟んだ両側に位置して操作部材10からの押圧力を受ける一対の受け部24と、支点部21と一対の受け部24とを接続している撓み部22が形成されている。支点部21は、撓み部22に対して基板50側に突出する形状を有している。撓み部22は、上下方向(Z1−Z2方向)の厚みが相対的に薄く形成されており、支点部21を支点として受け部24が上下方向に弾性変形可能になっている。
支持部材70は、図5に示すように、可動部材20の受け部24が収容可能な開口部70aを有し、受け部24の端部24aを係止可能な支持部70bを備えている。受け部24の端部24aを支持部70bにより係止可能になっているので、支持部材70に可動部材20を載置した状態で組み立てることが可能である。
図3に示すように、可動部材20の支点部21と弾性部材45のドーム部45dの真下への仮想線40aと第1操作線L1との交差位置がダミー部40の仮想位置である。
次に、本実施形態の入力装置1におけるダミー部40の機能について、図5〜図8を参照して説明する。
図5に示す初期状態では、可動部材20の支点部21が弾性部材45のドーム部45dを下方に押圧している。弾性部材45が基板50に当接していることによって、弾性変形可能に設けられたドーム部45dには支点部21を上方に持ち上げようとする弾発力を生じている。操作部材10は、可動部材20および押圧部材25a、25b、25cが弾性部材45に当接しているので、上方に付勢されて、上ケース部材60に係止されてガタを生じない状態になっている。
ダミー部40の上(図1に示す40aの位置)から操作部材10が押されたときは、図6に示すように、その押圧力が一対の受け部24で受け止められて、可動部材20がほぼ平行姿勢を保ったまま下方に移動しようとする。このとき、支点部21が弾性部材45のドーム部45dをさらに変形させようとするが、基板50によって規制されているため、強い弾発力を受けることになる。このため、支点部21はほとんど動くことができず、撓み部22の弾性変形を伴いながら操作部材10に対する操作抵抗力を強く生じることとなる。なお、さらに強く操作部材10が押し下げられた場合には、受け部24の端部24aが支持部70bに係止されて、下方への移動が規制される。
これらの一連の弾発力は、ドーム部45dの弾性部材45の厚み等や可動部材20の支点部21の突出する長さ、撓み部22の厚み等の寸法によって設定される。ダミー部40では操作部材10が押されたときの弾発力によって操作部材10の操作を規制しているので、操作部材10の押し込みとともに弾発力による荷重が大きくなって、スイッチ部30a、30b、30cとは異なるダミー部40の操作感触を得ることができる。
一方、支点部21の真上からY1に偏った位置で操作部材10が押された場合には、図7に示すように可動部材20が傾く。例えば、ダミー部40と隣り合うスイッチ部30bをオンさせようとして、スイッチ部30bの直上で操作部材10を押圧したときや、ダミー部40とスイッチ部30bとの間の上で操作部材10が押されたときに相当する。このとき、操作部材10に対しては、スイッチ部30bの操作荷重と弾性部材45のドーム部45bでの弾性変形とによって操作感触が発生する。スイッチ部30bがクリック感触を有している場合には、スイッチ部30がオンするときに操作感触を得ることができる。一方、可動部材20のY2側は押圧されていないので上方に保持され、支点部21を支点として傾く。可動部材20が斜めの姿勢となるため、ダミー部40で発生する操作抵抗力が図6の場合に比べて小さくなる。このため、スイッチ部30bを動作させやすく、スイッチ部30bを動作させるための操作感触も良好になる。
また、スイッチ部30cをオンさせようとして、ダミー部40と隣り合うスイッチ部30cの直上で操作部材10を押圧したときや、ダミー部40とスイッチ部30cとの間の上で操作部材10が押されたときにも、同様である。
図8に示すように、Y1に偏った位置で操作部材10がさらに強く推された場合であっても、ダミー部40では可動部材20が撓み部22の弾性変形を伴いながら傾くことで、Y1側で受け部24の端部24aが支持部70bに係止されるまで下方に押し込むことが可能である。なお、この場合には、操作感触が異なるので、適切な操作でないことを感触によって認識することができる。
本実施形態の入力装置1では、ドーム部45a、45b、45c、45dの形状が同一であり、スイッチ部のないダミー部40では支点部21の長さを長くして、あたかもスイッチ部を配置しているかのような初期状態に保持されている。支点部21の突出する長さを長くすることで、ダミー部40の弾発力やスイッチ部30との寸法差を調整することができる。また、操作部材10が押圧操作された場合には、ダミー部40の上から操作部材10が押されたときに、その押圧力が一対の受け部24で受け止められて、可動部材20がほぼ平行姿勢を保ったまま操作部材10の操作が規制される。また、ダミー部40と隣り合うスイッチ部30b、30cの上やダミー部40とスイッチ部30b、30cのいずれかとの間の上が押されたときには、可動部材20が斜めの姿勢となるため、操作抵抗力が小さくなる。このため、スイッチ部30を動作させやすく、スイッチ部30を動作させるための操作感触も良好になる。
さらに、可動部材20が撓み部22を備え、撓み部22の弾性変形を伴いながら弾発力を発生させるので、操作荷重を所望の大きさになるように設定しやすい。したがって、スイッチ部30の上から操作部材10が押されたときの操作感触と、スイッチ部30として使用しない方向に操作部材10が押されたときの操作感触とを異ならせることで、操作感触によって適切な入力操作を認識しやすくすることができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の入力装置1は、基板50上に設けられた複数のスイッチ部30と、スイッチ部30を押圧する操作部材10とが設けられている。そして、互いに交差する第1操作線L1と第2操作線L2が設定され、第1操作線L1上には、第1操作線L1と第2操作線L2の交点を挟んで一方にスイッチ部30aが配置され、他方にスイッチ部が設けられていないダミー部40が配置される。また、第1操作線L1に交差する第2操作線L2上には、交点を挟んで一対のスイッチ部30b、30cが配置される。さらに、ダミー部40に、基板50に向けて移動が規制され且つ第1操作線L1と交差する向きに倒れることができるように支持された可動部材20が設けられている。そして、可動部材20に、第1操作線L1上に位置する支点部21と、第1操作線L1を挟んだ両側に位置して操作部材10からの押圧力を受ける一対の受け部24とが形成されている。これにより、ダミー部40の上で操作部材10が押されたときに、その押圧力が可動部材20の受け部24で受け止められ、ダミー部40と隣り合うスイッチ部30の上で操作部材10が押されたときは、可動部材20が傾くことになる。
この構成によれば、ダミー部40の上から操作部材10が押されたときは、その押圧力が一対の受け部24で受け止められて、可動部材20がほぼ平行姿勢を保ったまま操作部材10の操作を規制しているので、操作感触によってダミー部40であることが分かりやすい。一方、ダミー部40と隣り合うスイッチ部30で操作部材10が押されたときは、可動部材20が斜めの姿勢となるため、操作抵抗力が小さくなるため、スイッチ部30を動作させやすく、スイッチ部30を動作させるための操作感触も良好になる。したがって、スイッチ部30の上から操作部材10が押されたときの操作感触と、スイッチ部30として使用しない方向に操作部材10が押されたときの操作感触とを異ならせることで、操作感触によって適切な入力操作を認識しやすくした入力装置1を提供することができる。
また、本実施形態の入力装置1において、ダミー部40は、操作部材10が押されたときに弾発力を生じ、弾発力がスイッチ部30を動作させる押圧荷重より大きくなるように構成されている。
この構成によれば、ダミー部40では操作部材10が押されたときの弾発力によって操作部材10の操作を規制しているので、操作部材10の押し込みとともに弾発力による荷重が大きくなって、スイッチ部30a、30b、30cとは異なるダミー部40の操作感触を得ることができる。
また、本実施形態の入力装置1において、ダミー部40には、弾性変形可能に設けられた弾性部材45が配置され、ダミー部40は、弾性部材45が基板50に当接していることによって、弾発力を生じる。
この構成によれば、ダミー部40の弾発力は、基板50に当接している弾性部材45が押圧されることによって生じるので、弾発力が大きくなるように設定することが容易である。
また、本実施形態の入力装置1において、可動部材20は、支点部21と一対の受け部24とを接続している撓み部22を備え、撓み部22に対して支点部21が基板50側に突出する形状を有している。
この構成によれば、ダミー部40にはスイッチ部30が設けられていないが、支点部21の突出する長さを長くすることで、ダミー部40の弾発力やスイッチ部30との寸法差を調整することができる。
また、本実施形態の入力装置1において、撓み部22が薄い平板状であって、ダミー部40と隣り合うスイッチ部30との間で操作部材10が押されたときは、可動部材20が撓み部22の弾性変形を伴いながら傾く。
この構成によれば、弾性変形しやすい平板状の撓み部22にすることによって、可動部材20が傾くときの荷重を調整できる。これにより、ダミー部40とスイッチ部30との間で可動部材20が傾くときの操作感触を所望の状態に調整することができる。
また、本実施形態の入力装置1において、第1操作線L1と第2操作線L2が直交して配置され、第1操作線L1上には、交点を挟んで一方にスイッチ部30が配置され、他方にダミー部40が配置される。そして、第1操作線L1に直交する第2操作線L2上には、交点を挟んで一対のスイッチ部30が配置され、ダミー部40およびそれぞれのスイッチ部30は交点から等距離に配置されている。
この構成によれば、ダミー部40と3方向のスイッチ部30は交点から等距離に直交配置されているので、直感的に操作しやすい。
以上のように、本発明の実施形態の入力装置1を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、第1操作線L1と第2操作線L2が直交して配置される構成としたが、直交していなくてもよい。例えば、第3操作線を有し、それらが60度に角度で交差するように変更してもよい。また、さらに第4操作線を有し、7方向にスイッチ部が配置されるように構成してもよい。
(2)本実施形態において、支点部21は僅かに移動可能な長さに設定されているが、初期状態で弾性部材45を介して基板50に当接しているようにしてもよい。この場合、撓み部22が僅かに弾性変形するように設定されることが好ましい。こうすれば、ダミー部40の直上を押圧操作したときの操作感触が重く、スイッチ部30を操作しているときの感触と最初から異ならせることができる。
1 入力装置
10 操作部材
11 操作本体部
11a 鍔部
20 可動部材
21 支点部
22 撓み部
24 受け部
24a 端部
25 押圧部材
25a 押圧部材
25b 押圧部材
25c 押圧部材
30 スイッチ部
30a スイッチ部
30b スイッチ部
30c スイッチ部
40 ダミー部
45 弾性部材
45a ドーム部
45b ドーム部
45c ドーム部
45d ドーム部
50 基板
60 上ケース部材
70 支持部材
70a 開口部
70b 支持部
80 下ケース部材
L1 第1操作線
L2 第2操作線
O 中心線

Claims (6)

  1. 板と、
    作部材と、
    前記基板に設けられた配線に接続され、前記操作部材によって押圧されることによりオンされる複数のスイッチ部と、を備えた入力装置であって、
    前記基板上には、互いに交差する複数の操作線が設定され、前記操作線のうち第1操作線上には、前記操作線の交点を挟んで一方に前記スイッチ部が配置され、他方に前記スイッチ部が設けられていないダミー部が配置されるとともに、前記第1操作線に交差する他の前記操作線上には、前記交点を挟んで一対の前記スイッチ部が配置されて、
    前記ダミー部の上方に配置され、前記基板に向けて移動が規制され且つ前記第1操作線と交差する向きに倒れることができるように支持された可動部材と、前記スイッチ部の上方に配置され前記操作部材への押圧力に対応して前記スイッチ部を押圧する押圧部材と、を有し、
    前記可動部材に、前記第1操作線上に位置する支点部と、前記第1操作線を挟んだ両側に位置して前記操作部材からの押圧力を受ける一対の受け部とが形成されており、
    前記ダミー部の上で前記操作部材が押されたときに、その押圧力が前記可動部材の前記受け部で受け止められ、前記ダミー部と隣り合う前記スイッチ部の上で前記操作部材が押されたときは、前記可動部材が傾くことを特徴とする入力装置。
  2. 前記ダミー部は、前記操作部材が押されたときに弾発力を生じ、前記弾発力が前記スイッチ部を動作させる押圧荷重より大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記ダミー部には、弾性変形可能に設けられた弾性部材が配置され、
    前記ダミー部は、前記弾性部材が前記基板に当接していることによって、前記弾発力を生じることを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記可動部材は、前記支点部と一対の前記受け部とを接続している撓み部を備え、前記撓み部に対して前記支点部が前記基板側に突出する形状を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 前記撓み部が薄い平板状であって、
    前記ダミー部と隣り合う前記スイッチ部との間で前記操作部材が押されたときは、前記可動部材が前記撓み部の弾性変形を伴いながら傾くことを特徴とする請求項4に記載の入力装置。
  6. 2つの前記操作線が直交して配置され、前記操作線のうち前記第1操作線上には、前記交点を挟んで一方に前記スイッチ部が配置され、他方に前記ダミー部が配置されるとともに、前記第1操作線に直交する他の前記操作線上には、前記交点を挟んで一対の前記スイッチ部が配置され、
    前記ダミー部およびそれぞれの前記スイッチ部は前記交点から等距離に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の入力装置。
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