JP2013254615A - キースイッチ装置およびキーボード - Google Patents

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Abstract

【課題】キートップを押圧する荷重を容易に変更可能なキースイッチ装置を提供する。
【解決手段】キースイッチ装置1は、移動軸に沿って移動するスライダ11と、筒状の形状を有する筒状部15aを含み、筒状部15aの端面15dがスライダ11に接触し、スライダ11を付勢する弾性部材15とを備える。スライダ11は、弾性部材15に対向する面11fに形成されている凸部21を含む。筒状部15aは、端面15dに形成され、凸部21を収容可能な凹部22を含む。スライダ11を移動軸の周りに回転することにより、凹部22の内部に凸部21が配置される状態と、筒状部15aの端面15dにおいて凹部22が形成されている領域以外の領域に凸部21が接触する状態とが切替え可能に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、キースイッチ装置およびキースイッチ装置を備えるキーボードに関する。
従来から、パーソナルコンピュータや店舗のPOS(Point of Sales)システム等では、所定の情報を装置本体に入力するためにキーボードが使用されている。キーボードは、所定の情報ごとに形成されている複数のキースイッチ装置を備え、キースイッチ装置を押下することにより所定の情報が入力される。たとえば、キースイッチ装置のキートップの表面には、入力される文字、記号などの入力情報が刻印されている。キートップが押下されると、そのキートップに刻印された入力情報に対応するキー入力信号を装置本体に送信することができる。
キースイッチ装置を押下するときの荷重は、使用者によって最適値が異なり、操作感に影響を与えることが知られている。また、キースイッチ装置を押下するときの荷重は、使用者の疲労に影響を与えることが知られている。このために、従来の技術においては、キースイッチ装置を押下するときの荷重を変更したり調整したりすることについて検討されている。
特許文献1においては、キートップおよびステムにて押下部を形成し、ドーム状のカップラバーとコイルばねとで押下部を支持するキーボードが開示されている。このキーボードは、ステムがカップラバーとコイルばねで弾性支持されおり、キーボードの使用者がカップラバーとコイルばねの種類を変えることで、キータッチのフィーリングを変更できることが開示されている。
特許文献2においては、データキーを親指、人差し指および中指で操作されるグループCと薬指および小指で操作されるグループA、Bとに分け、グループCのキーの押圧荷重のピークを45gを中心にする値に設定し、グループA、Bのキーの押圧荷重のピークを30gを中心にする値に設定したキーボードが開示されている。このキーボードは、弾性カップおよびコイルばねを有し、弾性カップの撓みによる反発力およびコイルばねの変形による反発力がキーボタンの操作力になる。この公報には、これらのピーク荷重の設定は弾性カップのカップ部の形状、肉厚の選択によって実現できることが開示されている。
特許文献3においては、スイッチハウジング内で往復運動されるプッシュボタンと、プッシュボタンを上方に付勢するコイルバネが設けられているプッシュボタンスイッチが開示されている。
特開2009−211930号公報 特開2001−216070号公報 特公平04−047932号公報
上記の特許文献2に開示されているように、それぞれのキートップを押下する時の荷重は、内部に配置されている弾性カップまたはコイルスばねの種類により設定することができる。例えば、弾性カップ等の弾性力を強くすることにより、キートップを押下する時の荷重の大きく設定することができる。
ところが、従来の技術のキースイッチ装置においては、キートップの押下する荷重を変更する場合には、弾性カップまたはコイルスプリングを交換する必要がある。キートップを押下する荷重を変更する場合には、キースイッチ装置のキートップと、キートップを平行移動させるスライダを取り外した上で、弾性カップまたはコイルスプリングを取り換えなければならず、手間がかかるという問題がある。更に、キースイッチ装置の荷重を変更するために、弾性力が互いに異なる複数種類の弾性カップまたはコイルスプリングを保管しておかなければならないという問題がある。
特に、多種類の情報を入力するキーボードの場合には、多数のキースイッチ装置が配置されている。キートップを押下する荷重を変更する場合には、多数のキースイッチ装置を分解し、コイルスプリングまたは弾性カップを取替えなければならないために時間がかかり、また、多数の弾性カップ等を保管しておかなければならなかった。
本発明のキースイッチ装置は、押込むことにより移動軸に沿って移動する移動部材と、筒状の形状を有する筒状部を含み、筒状部の端面が移動部材に接触し、押込む方向と反対側に移動部材を付勢する弾性部材とを備える。移動部材は、弾性部材に対向する面に形成されている凸部を含む。筒状部は、上記端面に形成され、凸部を収容可能な形状を有する凹部を含む。移動部材と弾性部材とを相対的に移動軸の周りに回転することにより、凹部の内部に凸部が配置される状態と、筒状部の端面において凹部が形成されている領域以外の領域に凸部が接触する状態とが切替え可能に形成されている。
上記発明においては、凹部には、底面の深さが互いに異なる複数の段差を形成することができる。
上記発明においては、移動部材を支持する穴部を有する支持部材を備え、移動部材は、支持部材の穴部に挿入される挿入部を有し、挿入部および穴部は断面形状が多角形に形成され、穴部に挿入部を挿入することにより弾性部材に対する移動部材の位置が設定されることができる。
上記発明においては、移動部材を支持する支持部材を備え、弾性部材は、筒状部に接続され、外側に突出する突出部を含み、支持部材は、突出部を支持することにより突出部の位置を設定する位置決め部を含み、突出部が位置決め部により支持されることにより、弾性部材に対する移動部材の位置が設定されることができる。
本発明のキーボードは、上述のキースイッチ装置が複数配置されている。
本発明によれば、キートップを押圧するときの荷重を容易に変更可能なキースイッチ装置およびキーボードを提供することができる。
実施の形態1におけるキースイッチ装置の分解斜視図である。 実施の形態1におけるキースイッチ装置の第1の状態の断面図である。 実施の形態1におけるスライダおよび弾性部材を下方から見たときの斜視図である。 実施の形態1のキースイッチ装置において、キートップを押圧する荷重を変更する時の作業を説明する斜視図である。 実施の形態1のキースイッチ装置において、第2の状態を説明するスライダおよび弾性部材の斜視図である。 実施の形態1におけるキースイッチ装置の第2の状態の断面図である。 (a)および(b)は、実施の形態1におけるキースイッチ装置の荷重を変更する時のスライダと弾性部材との位置関係を説明する概略図である。 実施の形態1のキースイッチ装置において、スライダの移動量とキートップを押下する荷重との関係を説明するグラフである。 実施の形態1におけるキーボードの概略平面図である。 実施の形態2におけるキースイッチ装置の分解斜視図である。 実施の形態2のキースイッチ装置の第1の状態における弾性部材およびベース部材の概略平面図である。 実施の形態2のキースイッチ装置の第2の状態における弾性部材およびベース部材の概略平面図である。 実施の形態3におけるキースイッチ装置の分解斜視図である。 実施の形態3におけるキースイッチ装置のスライダと弾性部材を下方から見たときの斜視図である。 (a)から(c)は、実施の形態3におけるキースイッチ装置の荷重を変更する時のスライダと弾性部材との位置関係を説明する概略図である。 実施の形態3のキースイッチ装置において、キートップを押圧する荷重を変更する時の作業を説明する斜視図である。
(実施の形態1)
図1から図9を参照して、実施の形態1におけるキースイッチ装置およびキーボードについて説明する。本実施の形態においては、パーソナルコンピュータのキーボードに配置されているキースイッチ装置を例に取り上げて説明する。
図1は、本実施の形態におけるキースイッチ装置の分解斜視図である。図2は、本実施の形態におけるキースイッチ装置の断面図である。図2は、図1におけるA−A線に沿って切断したときの断面図である。図1および図2を参照して、本実施の形態におけるキースイッチ装置1は、使用者が押込むことにより移動軸51に沿って移動する移動部材と、移動部材を支持する支持部材とを備える。本実施の形態における移動部材は、スライダ11を含む。スライダ11の一部は、キートップ10に覆われている。本実施の形態におけるキートップ10は、一方の側が開口した箱型に形成されている。図2においては、キートップ10の底部が開口している。キートップ10は、スライダ11の上部に固定されている。本実施の形態のキートップ10は、スライダ11から取り外し可能に形成されている。キートップ10の押下面には、記号や文字などの入力情報を打刻することができる。
スライダ11は、スライダ本体11cと、スライダ本体11cからベース部材12に向かって延びる挿入部11aとを有する。本実施の形態における挿入部11aは、断面形状がほぼ正方形になるように形成されている。挿入部11aは、ベース部材12にスライダ11を係止させるための係止爪11bを有する。係止爪11bは、スライダ本体11cからベース部材12に向かって延びており、先端にはベース部材12に引っ掛けるための突起が形成されている。スライダ11は、弾性部材15の筒状部15aに接触する筒状部11eを有する。スライダ11の筒状部11eは、弾性部材15の筒状部15aが嵌合する嵌合部を構成する。本実施の形態におけるスライダ11の筒状部11eは、円筒状に形成されている。
本実施の形態における支持部材は、ベース部材12を含む。ベース部材12は、基体部12cと基体部12cから突出するように形成されている棒状部12aを有する。棒状部12aには、穴部12bが形成されている。本実施の形態における穴部12bには、スライダ11の挿入部11aが挿入されている。穴部12bは、断面形状が正方形に形成されている。穴部12bの断面形状は、スライダ11の挿入部11aの断面形状に対応して形成されている。本実施の形態においては、スライダ11の挿入部11aが穴部12bに嵌合する。
本実施の形態におけるベース部材12は、電気的な接続を行う部材の表面に配置されている。本実施の形態のベース部材12は、メンブレンシート13の表面に配置されている。メンブレンシート13は、所定の位置を押圧することにより所定の電気的接点が接続されるように形成されている。電気的な接続を行う部材としては、メンブレンシートに限られず、所望の電気的な接続を行うことができる任意の部材を採用することができる。
本実施の形態のキースイッチ装置1は、スライダ11が押込まれる方向と反対側に、スライダ11を付勢する弾性部材15およびコイルスプリング14を備える。弾性部材15は、筒状の形状を有する筒状部15aを含む。筒状部15aの端面15dはスライダ11に接触する。本実施の形態における筒状部15aは、スライダ11が押下された場合に、ほぼ変形せずに変形部15bを押圧するように形成されている。
弾性部材15は、筒状部15aに接続され、変形可能な変形部15bを含む。変形部15bは、スライダ11が押下されたときに変形する。本実施の形態における変形部15bは、曲板状に形成されている。変形部15bは、縦断面の形状が円弧状に形成されており、弾性的に座屈変形するように形成されている。本実施の形態における変形部15bは、キートップ10を押込む向きと反対側にスライダ11を付勢する。すなわち、弾性部材15は、押込む操作に対する反力を供給する。変形部15bは、平板状に形成されている基体部15cに支持されている。本実施の形態における弾性部材15は、ベース部材12の表面に載せられている。
コイルスプリング14は、キートップ10を押込む向きと反対側にスライダ11を付勢する。スライダ11のスライダ本体11cの内部には、突出部11dが形成されている。コイルスプリング14は、一方の端部がスライダ11の突出部11dに挿入されている。また、コイルスプリング14は、他方の端部が介在部材25を介してメンブレンシート13を押圧している。
図2は、キートップ10が押下されていない開放された状態が示されている。スライダ11の挿入部11aは、ベース部材12の穴部12bに挿入されている。スライダ11の筒状部11eには、弾性部材15の筒状部15aが嵌め込まれている。スライダ11は、弾性部材15により、押込む向きと反対側、すなわちスライダ11が飛び出す向きに付勢される。筒状部15aの端面15dがスライダ本体11cに接触し、スライダ本体11cを付勢する。挿入部11aの係止爪11bは、ベース部材12に係止することにより、スライダ11がベース部材12から飛び出すことを防止している。
使用者がキートップ10を押込むと、ベース部材12の穴部12bに対してスライダ11の挿入部11aが摺動することにより、移動軸51に沿ってスライダ11が平行移動する。弾性部材15は、筒状部15aが平行移動して変形部15bを押し下げる。変形部15bが外側に向かって変形する。スライダ11は、メンブレンシート13に向かって移動し、コイルスプリング14を押圧する。コイルスプリング14が縮むことにより介在部材25がメンブレンシート13を押圧し、電気的接点が接続される。
使用者がキートップ10から指を離すと、弾性部材15およびコイルスプリング14の弾性力により、スライダ11が元の位置に戻る。メンブレンシート13においては、介在部材25の押圧力が減少して電気的接点が開放される。
図3に、本実施の形態におけるスライダ11と弾性部材15とを下側から見たときの斜視図を示す。図1から図3を参照して、本実施の形態におけるスライダ11は、弾性部材15に対向する面11fに形成されている凸部21を含む。本実施の形態における凸部21は、筒状部11eの外側に形成されている。凸部21は、弾性部材15の筒状部15aの端面15dに向かって突出している。
また、本実施の形態における弾性部材15は、スライダ11と接触する端面15dに形成されている凹部22を含む。凹部22は、凸部21の少なくとも一部を内部に収容可能な形状を有する。本実施の形態における凹部22は、凸部21全体を収容可能に形成されている。本実施の形態における凹部22の深さは、凸部21の高さとほぼ同じであり、凹部22の幅は凸部21の幅よりも大きく形成されている。
本実施の形態においては、弾性部材15を平面視したときに中心角度が180°の方向に2つの凹部22が形成されている。また、スライダ11を平面視したときに中心角度が180°の方向に2つの凸部21が形成されている。
図1から図3の状態では、キースイッチ装置1を組み立てたときに、凸部21が凹部22の内部に配置される。本実施の形態においては、凸部21の頂面が凹部22の底面に接触する。弾性部材15の凹部22は、スライダ11の凸部21により押圧される。また、弾性部材15の筒状部15aの凹部22が形成されていない端面15dは、スライダ本体11cの凸部21が形成されていない領域の面11fに押圧される。本実施の形態においては、凸部21の少なくとも一部が凹部22の内部に配置される状態を第1の状態と称する。すなわち、凸部21の一部または凸部21の全部が凹部22の内部に配置される状態を第1の状態と称する。ここで、凸部21の一部が凹部22の内部に配置されている状態とは、凸部21の高さ方向において一部が凹部22の内部に配置され、その他の部分は凹部22の外部に配置される状態である。
本実施の形態のキースイッチ装置1は、キートップ10を押下する荷重を変更可能に形成されている。図2を参照して、キートップ10を押下すると、弾性部材15およびコイルスプリング14の弾性力が反力になり、キートップ10を押下する荷重が定まる。本実施の形態におけるキースイッチ装置1は、スライダ11の挿入部11aをベース部材12の穴部12bに挿入する回転の位置を変更することにより荷重を変更することができる。
図4に、キースイッチ装置の荷重を変更するときの作業を説明する斜視図を示す。キースイッチ装置1の荷重を変更する場合には、矢印104に示すように、ベース部材12からスライダ11を離す向きに移動させることにより、係止爪11bの係止状態が開放される。すなわち、ベース部材12の穴部12bからスライダ11の挿入部11aを引き抜く。次に、矢印101に示すように、移動軸51の周りに所定の角度にてスライダ11を回転する。本実施の形態においては、スライダ11を90°回転する。次に、矢印105に示すように、ベース部材12の穴部12bにスライダ11の挿入部11aを挿入して再び組立てる。弾性部材15に対して移動軸51周りにスライダ11を回転させた時の相対的な回転角度が設定される。
図5に、ベース部材12に対してスライダ11を90°回転させたときのスライダ11および弾性部材15の斜視図を示す。第1の状態からスライダ11を90°回転することにより、スライダ11の凸部21と弾性部材15の凹部22とは、互いに90°ずれた位置に配置される。すなわち、スライダ11の凸部21は、弾性部材15の凹部22が形成されている領域以外の領域に配置される。キースイッチ装置1を組立てたときに、スライダ11の凸部21は、筒状部15aの端面15dのうち凹部22が形成されている領域以外の領域に接触する。本実施の形態においては、スライダ11の凸部21が、弾性部材15の筒状部15aの端面15dにおいて、凹部22が形成されている領域以外の領域に接触する状態を第2の状態と称する。
図6に、ベース部材12に対してスライダ11を90°回転させたときのキースイッチ装置1の断面図を示す。図6は、第2の状態であり、図1においてA−A線に沿って切断したときの断面図である。弾性部材15は、凹部22(図5参照)が形成されていない部分が切断されている。第2の状態においても、係止爪11bが、ベース部材12に係止することにより、スライダ11がベース部材12から飛び出すことが防止されている。
図7に、キースイッチ装置1の荷重を変更する時のスライダ11と弾性部材15との位置関係を説明する概略図を示す。図7(a)は、第1の状態を示しており、図7(b)は、第2の状態を示している。図7(a)および図7(b)には、スライダ11の凸部21が形成されていない領域の面11fの位置を示す基準位置61と、弾性部材15の凹部22が形成されていない端面15dの位置を示す対象位置62とが記載されている。図2および図6を参照して、スライダ11は、弾性部材15によりベース部材12から飛び出す向きに付勢されている。ここで、第1の状態および第2の状態の両方の状態において、スライダ11の係止爪11bにより、ベース部材12に対して所定の高さにスライダ11が配置されている。このスライダ11の位置は、第1の状態および第2の状態の両方の状態において同一であるために、第1の状態から第2の状態に切替えても基準位置61は不変である。これに対して、ベース部材12に対する弾性部材15の筒状部15aの位置は可変であり、対象位置62は可変になる。
図1から図3および図7(a)を参照して、第1の状態では、スライダ11の凸部21が弾性部材15の凹部22の内部に収容され、基準位置61と対象位置62とが同一になっている。図5、図6および図7(b)を参照して、第2の状態では、スライダ11の凸部21は、弾性部材15の凹部22が形成されている領域以外の端面15dの領域を押圧している。ベース部材12に対するスライダ11の高さ方向の位置は不変であるために、弾性部材15の筒状部15aは、第1の状態よりもベース部材12に向かって移動した位置に配置される。このために、弾性部材15の変形部15bは、第1の状態よりも変形量が大きくなっている。
図7(b)を参照して、第2の状態では、対象位置62が基準位置61から離れる。基準位置61は第1の状態と第2の状態とで同一であり、対象位置62が移動する。筒状部15aが変形部15bにより付勢される向きと反対側に移動する。第2の状態では筒状部15aが大きく押されて変形部15bの変形量が大きくなる。このために、第2の状態における弾性部材15の弾性力が、第1の状態における弾性部材15の弾性力よりも大きくなる。すなわち、第2の状態では、キートップ10を押下するときの荷重を第1の状態よりも大きくすることができる。
図8に、本実施の形態におけるキースイッチ装置1の移動部材の移動量と荷重との関係を説明するグラフを示す。図8には、第1の状態と第2の状態との荷重が示されている。ここで、本実施の形態のキースイッチ装置1は、第1の状態においてキートップ10を押下したときのスライダ11のストローク(全移動量)が、第2の状態においてキートップ10を押下したときのスライダ11のストロークと同一である。
第1の状態および第2の状態のそれぞれにおいて、使用者がキートップ10を押下しはじめると、すなわち移動量がゼロから大きくなると、弾性部材15が変形することにより弾性力が強くなる。移動量が大きくなるほどキートップ10を押下する荷重が大きくなる。所定の移動量において、弾性部材15の変形部15bが座屈した状態になる。このために、移動量が大きくなるほど荷重が減少する領域が発現する。さらに移動量が大きくなると、コイルスプリング14の弾性力が強くなり再び荷重が上昇する。
本実施の形態におけるキースイッチ装置1は、キートップ10を押下し始めるときの筒状部15aの上端の位置、すなわち端面15dの位置が第1の状態と第2の状態とで異なる。すなわち、変形部15bの変形量が異なる。更に、キートップ10を完全に押下したときの筒状部15aの端面15dの位置が第1の状態と第2の状態とで異なり、変形部15bの変形量が異なる。本実施の形態におけるキースイッチ装置は、移動部材が移動する全体の領域において、第2の状態における荷重が、第1の状態における荷重よりも大きくなっていることが分る。すなわち、第1の状態よりも第2の状態の方が、キートップを押下するときに大きな力が必要であり、キー操作が硬くなった操作感覚を得ることができる。
このように、本実施の形態におけるキースイッチ装置1は、移動部材を移動軸51の周りに回転することにより、第1の状態と第2の状態とを切替えて、移動部材を押下するときの荷重を変更することができる。また、スライダ11をベース部材12から引き抜いて回転させ、再びベース部材12に挿入する作業のみで荷重を変更することができる。
本実施の形態におけるキースイッチ装置1は、弾性部材15やコイルスプリング14を取り替える必要がないために容易に荷重を変更することができる。また、短時間で荷重を変更することができる。更に、弾性部材やコイルスプリングを取り替える必要がないために、弾性力の異なる弾性部材やコイルスプリングを保管しておく必要がないという利点を有する。
本実施の形態におけるキースイッチ装置1は、スライダ11の挿入部11aが、ベース部材12の穴部12bに挿入されている。挿入部11aおよび穴部12bは、断面形状が正方形に形成され、互いに嵌合する。本実施の形態においては、穴部12bに挿入部11aを挿入することにより、ベース部材12に対するスライダ11の回転の位置が設定される。すなわち、弾性部材15に対するスライダ11の移動軸51の周りの回転の位置が設定される。本実施の形態においては、挿入部11aおよび穴部12bは、断面形状が正方形に形成されているために、正方形の辺を一つずらすように回転させることにより、所望の角度である90°を回転させることができる。
このように、本実施の形態におけるキースイッチ装置は、容易に予め定められた回転角度にて移動部材を回転させることができる。本実施の形態においては、スライダの挿入部およびベース部材の穴部の断面形状がほぼ正方形に形成されているが、この形態に限られず、断面形状を多角形に形成することができる。この構成により、多角形の形状に従って回転角度を容易に設定することができる。断面形状としては、正多角形であることが好ましい。例えば、本実施の形態においては、90°ごとに回転させるために挿入部および穴部の断面形状が正八角形に形成されていても構わない。または、スライダの挿入部の断面形状が正八角形であり、ベース部材の穴部の断面形状が正方形でも構わない。なお、弾性部材に対してスライダの回転角度を設定する機構は、スライダの挿入部およびベース部材の穴部の形状を多角形に形成する形態に限られず、弾性部材に対してスライダの回転角度を定める任意の機構を採用することができる。
図9に、本実施の形態におけるキーボードの概略平面図を示す。キーボード31には、複数のキースイッチ装置1が配置されている。それぞれのキースイッチ装置1に、本実施の形態における機構を採用することにより、それぞれのキートップ10を押圧するときの荷重を容易に変更することができる。また、スライダ11に対してキートップ10を取り外し可能に形成することにより、スライダ11を回転させても、キートップ10の向きを変更せずにスライダ11に固定することができる。すなわち、記号等が打刻されているキートップ10の向きを維持しつつ荷重を変更することができる。なお、キーボードに複数のキースイッチ装置を配置する場合には、複数のキースイッチ装置のメンブレンシートやベース部材を共通化しても構わない。
また、本実施の形態のキースイッチ装置においては、2個の凹部および2個の凸部を含むが、この形態に限られず、凹部および凸部は、任意の個数を形成することができる。例えば、弾性部材15の筒状部15aに1つの凹部22を形成し、スライダ11に1つの凸部21を形成することができる。この場合には、弾性部材15に対してスライダ11を180°回転することにより、凸部21が凹部22の内部に配置される第1の状態と、凸部21が凹部22の形成されていない領域に配置される第2の状態とを切り替えることができる。
本実施の形態における凹部は、凸部全体を内部に収容可能に形成されているが、この形態に限られず、凸部の一部を内部に収容可能に形成されていても構わない。たとえば、凸部の高さが凹部の深さよりも大きく形成され、凸部の一部が凹部に収容可能に形成されていても構わない。更には、凸部の高さと凹部の深さとが互いに異なっていても構わない。たとえば、凸部の高さが凹部の深さよりも小さく形成されていても構わない。
なお、本実施の形態におけるキースイッチ装置は、パーソナルコンピュータに用いられるキーボードに配置されているが、この形態に限られず、キー入力を行う任意の装置に採用することができる。
(実施の形態2)
図10から図12を参照して、実施の形態2におけるキースイッチ装置およびキーボードについて説明する。実施の形態1におけるキースイッチ装置は、弾性部材に対してスライダを回転することにより第1の状態と第2の状態とを切替えている。本実施の形態のキースイッチ装置は、スライダを含む移動部材を回転せずに、弾性部材を回転することにより、第1の状態と第2の状態が切替え可能に形成されている。
図10に、本実施の形態におけるキースイッチ装置1の分解斜視図を示す。スライダ11に凸部21が形成され、弾性部材15の筒状部15aに凹部22が形成されていることは、実施の形態1におけるキースイッチ装置1と同様である。本実施の形態の弾性部材15は、基体部15cに突出部15eが形成されている。突出部15eは、外側に向かって突出している。また、突出部15eは、変形部15bを介して筒状部15aに接続されている。本実施の形態における突出部15eは、平面形状が略三角形に形成され、一つの頂点が外側に向かうように形成されている。
本実施の形態におけるベース部材12は、弾性部材15が接触する基体部12cの表面に形成されている位置決め部12dを有する。本実施の形態における位置決め部12dは、平面形状がL字形に形成されている。また、位置決め部12dは、2箇所に形成されている。位置決め部12dは、突出部15eを支持することにより突出部15eの位置を設定する。
図11に、本実施の形態の第1の状態におけるベース部材12と弾性部材15との概略平面図を示す。図10および図11は、凸部21が凹部22の内部に配置される第1の状態が示されている。第1の状態においては、弾性部材15の突出部15eが、ベース部材12の一方の位置決め部12dに接触する。位置決め部12dは、弾性部材15の突出部15eの先端が嵌合するように形成されている。一方の位置決め部12dに弾性部材15の突出部15eの先端が配置されることにより、弾性部材15の移動軸51の周りの回転角度が設定される。すなわち、突出部15eが位置決め部12dに支持されることにより、弾性部材15に対するスライダ11の回転の位置が設定される。
図12に、本実施の形態の第2の状態におけるベース部材12と弾性部材15との概略平面図を示す。図10から図12を参照して、本実施の形態においては、第1の状態から第2の状態に切替える場合には、ベース部材12からスライダ11を引き抜いて、更に、弾性部材15を引き抜く。次に、矢印103に示すように、弾性部材15を移動軸51の周りに90°回転する。この後に、弾性部材15をベース部材12に載置する。このときに、弾性部材15の突出部15eの先端を他方の位置決め部12dに嵌合することにより、弾性部材15の回転角度を定めることができる。
または、キースイッチ装置1は、ベース部材12からスライダ11を完全に引き抜かずに、一部を引き抜いた状態で、弾性部材15の回転の位置を設定できように形成されていても構わない。たとえば、スライダ11の一部をベース部材12から引き離す方向に移動させた状態にして、弾性部材15を回転させても構わない。この構成を採用することにより、荷重の切替えをより容易に行うことができる。また、荷重の切替えをより短時間で行うことができる。
図12に示す第2の状態では、スライダ11の凸部21が、弾性部材15の端面15dの凹部22が形成されている領域以外の領域に配置されるために、第1の状態よりも大きな荷重を得ることができる。
このように、本実施の形態においては、弾性部材を移動軸の周りに回転することにより、第1の状態と第2の状態とを切り替えることができる。また、実施の形態1の構造と組み合わせて、移動部材および弾性部材の両方を移動軸の周りに回転可能に形成することもできる。すなわち、キースイッチ装置は、移動部材および弾性部材のうち少なくとも一方を移動軸の周りに回転可能に形成することができる。
本実施の形態におけるベース部材12の穴部12bの断面形状およびスライダ11の挿入部11aの断面形状は、多角形に限られず、たとえば断面形状が円形であっても構わない。
本実施の形態においては、弾性部材に突出部を形成し、ベース部材に位置決め部を形成することにより、弾性部材の移動軸周りの回転の位置を設定しているが、この形態に限られず、任意の機構により弾性部材の回転の位置を設定することができる。
本実施の形態におけるキースイッチ装置は、実施の形態1と同様に、キーボード等のキー入力を行う任意の装置に配置することができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
(実施の形態3)
図13から図16を参照して、実施の形態3におけるキースイッチ装置およびキーボードについて説明する。実施の形態1および実施の形態2におけるキースイッチ装置は、選択できる荷重が2通りである。これに対して、本実施の形態のキースイッチ装置は、3通りの荷重を設定できるように形成されている。
図13に、本実施の形態におけるキースイッチ装置1の分解斜視図を示す。ベース部材12に対してスライダ11が挿入されることは、実施の形態1におけるキースイッチ装置1と同様である。
本実施の形態における弾性部材15の筒状部15aに形成されている凹部22は、複数の段差を有する。凹部22は、深さが互いに異なる複数の底面22a,22bを有する。底面22aの深さは、底面22bの深さよりも大きくなるように形成されている。底面22aおよび底面22bは、平面視したときの互いの中心角度が60°になる位置に形成されている。本実施の形態においては筒状部15aの端面15dに、2つの凹部22が形成されている。2つの凹部22は、平面視したときの互いの中心角度が180°の位置に形成されている。
本実施の形態におけるスライダ11の挿入部11aの断面形状は、ほぼ正六角形に形成されている。また、ベース部材12の穴部12bの断面形状もほぼ正六角形に形成されている。スライダ11の挿入部11aは、ベース部材12の穴部12bに嵌合するように形成されている。
図14に、本実施の形態におけるキースイッチ装置1のスライダ11と弾性部材15とを下方から見たときの斜視図を示す。図13および図14は、凸部21a,21bが凹部22の内部に配置される第1の状態を示している。図13および図14を参照して、本実施の形態におけるスライダ11は、複数の種類の凸部21a,21bを有する。本実施の形態においては、2種類の凸部21aおよび凸部21bが形成されている。凸部21aは、凸部21bよりも高くなるように形成されている。本実施の形態における凸部21aは、凹部22の底面22aの深さとほぼ同じになるように形成されている。また、凸部21bは、凹部22の底面22bの深さとほぼ同じになるように形成されている。2つの凸部21a,21bは、平面視したときの互いの中心角度が60°の位置に形成されている。
本実施の形態におけるスライダ11は、凸部21a,21bの組を2組有する。凸部21a,21bの組の周方向の位置は、凹部22の底面22a,22bの位置に対応して形成されている。すなわち、2組の凸部は、平面視したときの互いの中心角度が180°の位置に配置されている。
図15に、本実施の形態におけるスライダ11と弾性部材15との位置関係を説明する概略図を示す。図15(a)は、凸部21a,21bが凹部22の内部に配置される第1の状態を示している。第1の状態においては、凸部21aが凹部22の底面22aの部分に収容される。また、凸部21bは、凹部22の底面22bの部分に収容される。スライダ11の凸部21a,21bが形成されていない領域の面11fの位置を示す基準位置61は、弾性部材15の凹部22が形成されていない端面15dの位置を示す対象位置62と同一になっている。図15(a)に示す第1の状態では、キートップ10を押下するときの荷重を最も小さくすることができる。
図16に、本実施の形態におけるキースイッチ装置1の荷重を変更するときの作業を説明する斜視図を示す。本実施の形態のキースイッチ装置1においては、ベース部材12の穴部12bからスライダ11の挿入部11aを引き抜いて、矢印101に示すようにスライダ11を所定の角度にて回転する。本実施の形態においては、弾性部材15に対してスライダ11を60°回転する。その後に、スライダ11の挿入部11aをベース部材12の穴部12bに挿入する。
図15(b)は、図15(a)の状態から弾性部材15に対してスライダ11を60°回転したときの状態を示している。凸部21aは、凹部22の浅い底面22bの部分に配置されている。凸部21bは、凹部22が形成されている領域以外の領域に配置されている。図15(b)に示す状態では、凸部21aの一部が凹部22の内部に収容されている。凹部22の内部に収容されている凸部21aの一部は、矢印106にて示される領域の部分である。凸部21aは、凹部22の底面22bを押圧し、凸部21bは、弾性部材15の筒状部15aの端面15dを押圧している。すなわち、凸部21aおよび凸部21bの両方が弾性部材15を押圧している。図15(b)においては、基準位置61に対して対象位置62が、図15(a)の状態よりも下がっている。このために、キートップ10を押下するときの荷重を図15(a)の状態よりも大きくすることができる。
図15(c)は、更に、弾性部材15に対してスライダ11を60°回転したときの状態を示している。この状態は、凹部22が形成されている領域以外の領域にて、凸部21aが弾性部材15に接触している第2の状態を示している。凸部21aは、弾性部材15の筒状部15aの端面15dを押圧している。凸部21bは、弾性部材15から離れて配置されている。図15(c)の第2の状態では、図15(b)の状態よりも、更に対象位置62が下がっている。このために、キートップ10を押下するときの荷重を図15(b)の状態よりも更に大きくすることができる。この場合には、荷重を最大にすることができる。
本実施の形態のキースイッチ装置1においては、弾性部材15に対してスライダを回転することにより、凸部21a,21bが配置される凹部22の底面22a,22bが切替え可能に形成されている。この構成により、多段階の荷重を選択することができる。本実施の形態においては、弾性部材15に対してスライダ11を60°ごとに回転することにより、キートップ10を押下する荷重を3段階に変更することができる。
また、本実施の形態においては、スライダ11の挿入部11aの断面形状およびベース部材12の穴部12bの断面形状がほぼ正六角形に形成されている。この構成により、弾性部材15に対するスライダ11の60°の回転角度を容易に設定することができる。
本実施の形態においては、凹部22に2段の段差を形成し、弾性部材15に対してスライダ11を60°回転させるごとに荷重を変更するように形成されているが、この形態に限られず、さらに多数の段差を凹部に形成して、4段階以上で荷重を変更可能に形成されていても構わない。
また、本実施の形態における凸部21aの高さは、凹部22の底面22aの深さとほぼ同じになるように形成され、凸部21bの高さは、凹部22の底面22bの深さとほぼ同じになるように形成されているが、この形態に限らず、凸部の高さと凹部の深さとが互いに異なっていても構わない。更に、本実施の形態においては、凹部22の底面の個数に対応して、凸部21a,21bが形成されているが、この形態に限られず、凹部22の底面の個数と凸部の個数とは互いに異なっていても構わない。たとえば、本実施の形態において、スライダ11に凸部21aが形成され、凸部21aよりも低い凸部21bが形成されていなくても構わない。
また、本実施の形態においては、弾性部材15に対してスライダ11を回転しているが、この形態に限られず、弾性部材およびスライダのうち少なくとも一方を回転させることにより荷重を変更することができる。
本実施の形態におけるキースイッチ装置は、実施の形態1または2と同様に、キーボード等のキー入力を行う任意の装置に配置することができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1または2と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。また、実施の形態においては、特許請求の範囲に示される変更が含まれている。
1 キースイッチ装置
11 スライダ
11a 挿入部
11c スライダ本体
11e 筒状部
11f 面
12 ベース部材
12b 穴部
12c 基体部
12d 位置決め部
14 コイルスプリング
15 弾性部材
15a 筒状部
15b 変形部
15d 端面
15e 突出部
21,21a,21b 凸部
22 凹部
22a,22b 底面
31 キーボード
51 移動軸

Claims (5)

  1. 押込むことにより移動軸に沿って移動する移動部材と、
    筒状の形状を有する筒状部を含み、前記筒状部の端面が前記移動部材に接触し、押込む方向と反対側に前記移動部材を付勢する弾性部材とを備え、
    前記移動部材は、前記弾性部材に対向する面に形成されている凸部を含み、
    前記筒状部は、前記端面に形成され、前記凸部を収容可能な形状を有する凹部を含み、
    前記移動部材と前記弾性部材とを相対的に前記移動軸の周りに回転することにより、前記凹部の内部に前記凸部が配置される状態と、前記筒状部の前記端面において前記凹部が形成されている領域以外の領域に前記凸部が接触する状態とが切替え可能に形成されていることを特徴とする、キースイッチ装置。
  2. 前記凹部には、底面の深さが互いに異なる複数の段差が形成されている、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  3. 前記移動部材を支持する穴部を有する支持部材を備え、
    前記移動部材は、前記支持部材の前記穴部に挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部および前記穴部は断面形状が多角形に形成され、前記穴部に前記挿入部を挿入することにより前記弾性部材に対する前記移動部材の位置が設定される、請求項1または2に記載のキースイッチ装置。
  4. 前記移動部材を支持する支持部材を備え、
    前記弾性部材は、前記筒状部に接続され、外側に突出する突出部を含み、
    前記支持部材は、前記突出部を支持することにより前記突出部の位置を設定する位置決め部を含み、
    前記突出部が前記位置決め部により支持されることにより、前記弾性部材に対する前記移動部材の位置が設定される、請求項1から3のいずれか一項に記載のキースイッチ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のキースイッチ装置が複数配置されている、キーボード。
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