JP6460277B1 - 杖の自立装置 - Google Patents
杖の自立装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6460277B1 JP6460277B1 JP2018177344A JP2018177344A JP6460277B1 JP 6460277 B1 JP6460277 B1 JP 6460277B1 JP 2018177344 A JP2018177344 A JP 2018177344A JP 2018177344 A JP2018177344 A JP 2018177344A JP 6460277 B1 JP6460277 B1 JP 6460277B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- operation slider
- closed
- cane
- open
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Abstract
Description
杖の杖軸に装着して脚部を開くことによって、杖の自立を可能にする杖の自立装置であって、
杖軸の下部に着脱自在に装着される取付ベースと、この取付ベースに対して上向きに閉じられた閉脚状態と斜め下向きに開かれた開脚状態との間で開閉される3本以上の脚部と、これら各脚部の基端をそれぞれ前記取付ベースに回動自在に接続するヒンジ部とが、一体に成形されて装置ユニットを構成しており、
前記装置ユニットにおける前記各脚部は、前記ヒンジ部に近い基端部分と、この基端部分に対して鈍角をなして開脚状態での表側の向きに折曲された延長部分とを有し、
前記装置ユニットの外側に嵌装されて、上方に移動された閉脚保持位置と下方に移動された開脚保持位置との間で切換可能な筒状の操作スライダを備え、
前記操作スライダは、前記装置ユニットにおける前記各脚部をそれぞれ外方に突出させるための開口を有し、この開口の上部に開脚保持部が設けられ、この開口の下部に閉脚保持部が設けられており、
前記操作スライダを上方の閉脚保持位置に移動させて前記各脚部が上向きに閉じられると、これら各脚部における前記延長部分が操作スライダに沿って垂直状に配列されると共に、その延長部分の裏側の一部が操作スライダにおける前記閉脚保持部によって外方から覆われ、
前記操作スライダを下方の開脚保持位置に移動させて前記各脚部が斜め下向きに開かれると、これら各脚部における前記基端部分が操作スライダに沿って垂直状に配列されると共に、その基端部分の表側が操作スライダにおける前記開脚保持部によって外方から覆われる、ことを特徴とする。
また、操作スライダを開脚保持位置に移動させて各脚部が開脚状態に回動されると、各脚部の基端部分が操作スライダに沿って垂直状に位置される。その基端部分の表側が操作スライダの開脚保持部によって外方から覆われるので、各脚部の閉脚方向への回動が阻止されて開脚状態で確実に保持される。
したがって、操作スライダの上下移動だけで、各脚部が全て同時に閉脚状態と開脚状態とに切り換えられて確実に保持されるので、各脚部の開閉操作が極めて容易になり、各脚部を開脚状態及び閉脚状態で保持させるための別個の保持部材やバネ部材などが不要となる。
このときの動作を詳細に検討すると、ヒンジ部の弾性によって各脚部が開脚方向または閉脚方向に回動されるものでもよい。さらに、ヒンジ部の弾性なしで各脚部が自重の作用によって開脚方向に回動されるものでもよい。したがって、各脚部が開閉途中にどのような構成で回動されるかは、請求項1において必須の要件ではない。
前記各脚部における表側で幅方向中央には、補強リブが全長に亘って形成されており、
前記操作スライダにおける前記開脚保持部が、それぞれスリット分割された一対の開脚保持部からなり、
前記各脚部が開脚状態に回動されると、前記基端部分の表側で前記補強リブを避けた両側位置が、前記操作スライダにおける前記一対の開脚保持部によって外方から覆われる、ことを特徴とする。
前記各脚部における前記延長部分には、常用ロック部が設けられており、
前記操作スライダを上方の閉脚保持位置に移動させて前記各脚部が上向きに閉じられた際に、前記常用ロック部が操作スライダにおける前記開口の上下両縁に係合されることによって、操作スライダが閉脚保持位置において常態的にロックされる、ことを特徴とする。
前記各脚部における前記常用ロック部が、前記延長部分の表裏方向に弾性変形可能なロック片であり、
このロック片には、前記操作スライダにおける前記開脚保持部の下縁に係脱可能な第1係合部と、前記操作スライダにおける前記閉脚保持部の上縁に係脱可能な第2係合部とが形成されている、ことを特徴とする。
前記装置ユニットにおける前記取付ベースの下部に結合されて、杖軸の下端に着脱自在 に嵌着される専用の石突キャップを備え、
前記各脚部が斜め下向きに開かれた際に、前記石突キャップの下端面が前記各脚部の接地部分と同一高さに若しくは上方に位置される、ことを特徴とする。
前記石突キャップの上端には、ゴム弾性を有するリング状の結合部が形成されており、
前記取付ベースにおける杖軸装着孔の上段部に、前記石突キャップにおける前記リング状の結合部が弾性嵌合される、ことを特徴とする。
また、各々の脚部を開脚状態及び閉脚状態で保持させるための別個の保持部材やバネ部材などが不要で、各脚部の開閉操作が極めて容易になるので、特に高齢者などにとって取扱いが楽な自立装置を実現することができる。
例えば、実施形態では弾性変形可能な常用ロック部を示したが、各脚部として多少の弾性変形が許容されるなら、各脚部の表裏に係合部を形成するだけでもよい。
また、実施形態で示した専用の石突キャップを使用せずに、一般的な石突キャップを使用する場合は、取付ベースとの間にスペーサ等を介在させて位置設定をしてもよい。
3 石突キャップ、 3a 下端面
31 杖軸嵌合孔
32 結合部、 32a 接続部分
4 装置ユニット
5 取付ベース
51 杖軸装着孔、 51a 上段部
52 ストッパ面
53 柱状部、 53b 切欠部
6 脚部、 6a 接地部分
61 基端部分、 61a 表側、 61b 裏側
62 延長部分、 62a 表側、 62b 裏側
63 補強リブ
64 常用ロック部、 64a 突部(第1係合部)、 64b 段部(第2係合部)
7 ヒンジ部
8 操作スライダ
81 開口、 81a スリット
82 一対の開脚保持部、 82a 押圧用の突部
83 閉脚保持部
Claims (6)
- 杖の杖軸に装着して脚部を開くことによって、杖の自立を可能にする杖の自立装置であって、
杖軸の下部に着脱自在に装着される取付ベースと、この取付ベースに対して上向きに閉じられた閉脚状態と斜め下向きに開かれた開脚状態との間で開閉される3本以上の脚部と、これら各脚部の基端をそれぞれ前記取付ベースに回動自在に接続するヒンジ部とが、一体に成形されて装置ユニットを構成しており、
前記装置ユニットにおける前記各脚部は、前記ヒンジ部に近い基端部分と、この基端部分に対して鈍角をなして開脚状態での表側の向きに折曲された延長部分とを有し、
前記装置ユニットの外側に嵌装されて、上方に移動された閉脚保持位置と下方に移動された開脚保持位置との間で切換可能な筒状の操作スライダを備え、
前記操作スライダは、前記装置ユニットにおける前記各脚部をそれぞれ外方に突出させるための開口を有し、この開口の上部に開脚保持部が設けられ、この開口の下部に閉脚保持部が設けられており、
前記操作スライダを上方の閉脚保持位置に移動させて前記各脚部が上向きに閉じられると、これら各脚部における前記延長部分が操作スライダに沿って垂直状に配列されると共に、その延長部分の裏側の一部が操作スライダにおける前記閉脚保持部によって外方から覆われ、
前記操作スライダを下方の開脚保持位置に移動させて前記各脚部が斜め下向きに開かれると、これら各脚部における前記基端部分が操作スライダに沿って垂直状に配列されると共に、その基端部分の表側が操作スライダにおける前記開脚保持部によって外方から覆われる、ことを特徴とする杖の自立装置。 - 前記各脚部における表側で幅方向中央には、補強リブが全長に亘って形成されており、
前記操作スライダにおける前記開脚保持部が、それぞれスリット分割された一対の開脚保持部からなり、
前記各脚部が開脚状態に回動されると、前記基端部分の表側で前記補強リブを避けた両側位置が、前記操作スライダにおける前記一対の開脚保持部によって外方から覆われる、ことを特徴とする請求項1に記載の杖の自立装置。 - 前記各脚部における前記延長部分には、常用ロック部が設けられており、
前記操作スライダを上方の閉脚保持位置に移動させて前記各脚部が上向きに閉じられた際に、前記常用ロック部が操作スライダにおける前記開口の上下両縁に係合されることによって、操作スライダが閉脚保持位置において常態的にロックされる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の杖の自立装置。 - 前記各脚部における前記常用ロック部が、前記延長部分の表裏方向に弾性変形可能なロック片であり、
このロック片には、前記操作スライダにおける前記開脚保持部の下縁に係脱可能な第1係合部と、前記操作スライダにおける前記閉脚保持部の上縁に係脱可能な第2係合部とが形成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の杖の自立装置。 - 前記装置ユニットにおける前記取付ベースの下部に結合されて、杖軸の下端に着脱自在に嵌着される専用の石突キャップを備え、
前記各脚部が斜め下向きに開かれた際に、前記石突キャップの下端面が前記各脚部の接地部分と同一高さに若しくは上方に位置される、ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の杖の自立装置。 - 前記石突キャップの上端には、ゴム弾性を有するリング状の結合部が形成されており、
前記取付ベースにおける杖軸装着孔の上段部に、前記石突キャップにおける前記リング状の結合部が弾性嵌合される、ことを特徴とする請求項5に記載の杖の自立装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018177344A JP6460277B1 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 杖の自立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018177344A JP6460277B1 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 杖の自立装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6460277B1 true JP6460277B1 (ja) | 2019-01-30 |
JP2020044277A JP2020044277A (ja) | 2020-03-26 |
Family
ID=65228909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018177344A Expired - Fee Related JP6460277B1 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 杖の自立装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6460277B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3047004U (ja) * | 1997-09-09 | 1998-03-31 | 恵吾 津田 | 杖 |
JP2005176983A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Masaru Komiyama | 杖 |
JP2007143905A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Takeyoshi Okinaga | 自立構造杖 |
US20080257392A1 (en) * | 2007-04-17 | 2008-10-23 | Stricevic Kirsten E | Cane Holders and Canes With Extension Elements |
JP6371939B1 (ja) * | 2017-07-19 | 2018-08-08 | 林 敏子 | 杖 |
-
2018
- 2018-09-21 JP JP2018177344A patent/JP6460277B1/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3047004U (ja) * | 1997-09-09 | 1998-03-31 | 恵吾 津田 | 杖 |
JP2005176983A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Masaru Komiyama | 杖 |
JP2007143905A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Takeyoshi Okinaga | 自立構造杖 |
US20080257392A1 (en) * | 2007-04-17 | 2008-10-23 | Stricevic Kirsten E | Cane Holders and Canes With Extension Elements |
JP6371939B1 (ja) * | 2017-07-19 | 2018-08-08 | 林 敏子 | 杖 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020044277A (ja) | 2020-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6464242B2 (en) | Folding stroller | |
AU2015231933B2 (en) | Portable toilet device for a small child | |
US20140130837A1 (en) | Release mechanisms for adjoining components | |
US8746794B2 (en) | Infant bouncer | |
US9173529B2 (en) | Bath chair | |
TWI797128B (zh) | 用於兩輪車鎖的保持器 | |
EP2036825A1 (en) | A collapsible container | |
US20050236025A1 (en) | Adjustable walker | |
US20070024095A1 (en) | Collapsible high chair for children | |
JP2018531649A (ja) | ウォーカー装置の直立部材用クイックリリース連結組立体 | |
JP6460277B1 (ja) | 杖の自立装置 | |
JP5606397B2 (ja) | 清掃具 | |
JP2010264214A (ja) | 杖自立装置 | |
US6443074B1 (en) | Folding table | |
US20230270225A1 (en) | Holder for hairdryer | |
KR101720424B1 (ko) | 길이조절이 가능한 스틱 | |
KR102442413B1 (ko) | 우산 | |
JP2020092937A (ja) | 杖の自立装置 | |
KR101578852B1 (ko) | 어깨 거치식 링거대 | |
JP2013070839A (ja) | 電気掃除機 | |
US6871912B1 (en) | Highchair | |
JP2019042477A (ja) | 傘 | |
US8807862B2 (en) | Stroller and adjusting mechanism thereof | |
JP3075243U (ja) | キックスケータの折りたたみ定位装置 | |
KR102618224B1 (ko) | 록킹 기능을 갖는 의자용 완충등받이 링크 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180921 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20180921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181019 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20181107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6460277 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |