JP3047004U - 杖 - Google Patents

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JP3047004U
JP3047004U JP1997008582U JP858297U JP3047004U JP 3047004 U JP3047004 U JP 3047004U JP 1997008582 U JP1997008582 U JP 1997008582U JP 858297 U JP858297 U JP 858297U JP 3047004 U JP3047004 U JP 3047004U
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恵吾 津田
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恵吾 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守管理や取扱いの利便性に優れるものとな
す。 【解決手段】 細長状の本体フレーム1の先端部に、横
方への張出し姿勢と本体フレームに沿った収納姿勢との
切換え操作を可能としたスタンド手段Sを設け、スタン
ド手段は前記横方への張出し姿勢となされたとき本体フ
レームを起立状に支持する構成となす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、老人の歩行などを補助する杖に関する。
【0002】
【従来の技術】
杖は細長状の棒部材からなっており、その不使用時には場所を取らないように 壁などに持たせ掛けたり、或いは吊掛け部に吊り下げるようになされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、杖を持たせ掛けたり吊り下げるための壁や吊掛け部などが存在しな い場所で、杖を手から離す必要のあるときは、杖は自身に持たせ掛けるか、或い は地面に横倒れ状態に置かざるを得ないことがある。このような杖の取扱いは自 身の行動が制限されたり、杖の保守管理にとって好ましくない。
【0004】 本考案は、このような問題点を合理的に解消できるものとした杖を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、細長状の本体フレームの先端部に、横 方への張出し姿勢と本体フレームに沿った収納姿勢との切換え操作を可能とした スタンド手段を設け、スタンド手段が横方への張出し姿勢となされたとき本体フ レームを起立状に支持できる構成となす。
【0006】 上記スタンド手段は本体フレームに沿った収納姿勢状態では、杖の使用の障害 となることはない。
【0007】 上記考案は次のように具体化する。 即ち、スタンド手段は少なくとも3本のスタンド部材を備えたものとなし、こ れらスタンド部材はスタンド手段の横方への張出し姿勢に於いて本体フレームの 先端部から放射状に張り出した状態となる構成となす。 そして、スタンド部材は、スタンド手段の収納姿勢に於いて、本体フレームの 外周面の内方に没入されるようになす。
【0008】 また、スタンド手段の姿勢を切換操作するための操作入力部材を、本体フレー ム内の案内軸に案内された摺動体に固定すると共に本体フレームの把握部近傍の 周壁に形成されたスリットに挿通させて、このスリットにその長手方向へ変位可 能に案内させ、またこの操作入力部材を本体フレームの先端側へ引張するための 引張手段を設けると共に、操作入力部材を引張手段の弾力に抗する側へ変位させ た状態で係止するための係止部をスリットに形成し、操作入力部材が係止部に係 止された状態ではスタンド手段が本体フレームに沿った収納姿勢に保持され、操 作入力部材が係止部から外されると、引張手段の引張作用により、スタンド手段 が本体フレームの横方への張出し姿勢に切り換えられてその状態を保持される構 成となす。
【0009】 このさい好ましくは、スタンド手段が本体フレームに沿った収納姿勢に保持さ れた状態に於いて、スタンド手段を切換操作するための機構で操作入力部材を除 いた部分が本体フレームの外周面の内方に位置されるものとなす。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1及び図2を参照して、本考案の一実施例を説明する。 これらの図に於いて、1は筒状となされた細長状の本体フレームで、上端には 横部材2を固着して、これを把握部となしている。
【0011】 この本体フレーム1の先端部には、スタンド手段Sが設けてある。 このスタンド手段Sは具体的には、次のように形成してある。
【0012】 即ち、本体フレーム1の先端部周壁の周方向の4個所に本体フレーム1の長手 方向へ向かうスリット1aを形成し、また本体フレーム1の先端部内方には支点 ブロック3を固定する。
【0013】 支点ブロック3の周囲の等角配置となる4個所からは、スタンド部材4を各々 の対応した各スリット1aを通過させて横外方へ張り出させる。 各スタンド部材4の基端は支持ブロック3の周面部にその周方向に沿わせた軸 を介して枢着させる。
【0014】 このようなものとしたスタンド手段Sは次のような操作手段を介し、横方への 張出し姿勢と本体フレーム1に沿った収納姿勢との切換え操作を可能となされて いる。
【0015】 上記操作手段は次のようなものとなしてある。 即ち、本体フレーム1の中心線位置に案内軸5を固設し、この案内軸5に摺動 管6を外嵌させる。
【0016】 摺動管6の先端部には膨大部7を設け、この膨大部7の周方向の等角配置とな る4個所の各々に結合部材8の一端を軸着し、その他端は各スタンド部材4の先 端部寄り個所に軸着する。
【0017】 また摺動管6の基端部には操作入力部材9を固定し、この操作入力部材9は本 体フレーム1の上部周壁に形成された本体フレーム長手方向のスリット1bを通 じて上端部が本体フレーム1の外周面から突出するように位置させる。 このさい、スリット1bは上端に操作入力部材9を係止させるための係止部a を具備したものとなす。
【0018】 本体フレーム1の内方で、操作入力部材9とスリット1aの上端との間には摺 動管6を支点ブロック3側へ引張するため、仮想線で示した引張手段10を配設 する。 この引張手段10として、例えばスプリングやゴムなどが使用される。 なお、11は本体フレーム1の先端に嵌着したゴムキャップであり、12は案 内軸5の先端を固定する固定板である。
【0019】 上記のように構成した本考案品の使用例及びその作動を説明すると、使用時に は、操作入力部材9を引張手段10の弾力に抗して把握部2側、即ち上方へ引き 上げる。
【0020】 この引き上げ操作により、操作入力部材9が仮想線k1の位置に達すると、膨 大部7が摺動管6と同体となって仮想線k2の位置に移動する。この移動により 、結合部材8はスタンド部材4の先端寄り個所を上方へ引き移動させ、スタンド 部材4をその基端廻りの上方へ揺動させる。このときの結合部材8及びスタンド 部材4は仮想線k3で示す折れ曲がり状態となる。
【0021】 そして操作入力部材9が仮想線k4の位置、即ち係止部aに達すると、スタン ド部材4は結合部材8によりさらに上方へ引き上げられるものとなり、これによ り、スタンド部材4及び結合部材8はスリット1aを通過して本体フレーム1内 へ移動し、且つ本体フレーム1の長手方向へ一線状に連続した状態となって摺動 管6に近接するものとなる。
【0022】 続いて操作入力部材9を横方へ揺動させて係止部aに引っ掛けるのであり、こ れにより引張手段10による操作入力部材9の移動は阻止され、スタンド部材4 及び結合部材8は図1Bに示すように本体フレーム1の外周面の内方へ没入した 状態に保持されるのである。
【0023】 一方、使用時には、操作入力部材9を前とは逆の横方へ揺動させて係止部aか ら外すようにする。
【0024】 これにより、操作入力部材9は引張手段10の弾力でスリット1b内を下方へ 変位され、この変位に関連して結合部材8及びスタンド部材4は前述の作動の逆 順に対称的な作動をする。
【0025】 そして、操作入力部材9が図1Aに示す最下位置に達すると、全てのスタンド 部材4は一斉に図1に示すように本体フレーム1の先端部から放射状に張り出し た状態となる。 この状態となった後、本体フレーム1の先端やスタンド部材4の先端を接地さ せるようにする。
【0026】 これにより、本体フレーム1はスタンド部材4や本体フレーム1を介して起立 した状態に保持されるものとなる。
【0027】
【考案の効果】
上記した本考案によれば、不使用時に於いて、持たせ掛けたり吊り下げるため の壁や吊掛け部などが存在しない場合にも、自立させることにより、人に持たせ 掛けたり横倒れ状態にしないで済むものとなり、従って、その保守管理や取扱い の利便性に優れると共に、把握部が土で汚れることもなくなって衛生的に使える ものである。
【0028】 また使用時に於いてスタンド手段が本体フレームの先端部外周面から大きく張 り出さないものとなり、使い勝手は損なわれないものである。
【0029】 請求項2に記載したものによれば、簡易且つ確実に本体フレームを起立状に支 持するものであり、請求項3に記載したものによれば、使用時に於いてスタンド 部材が全く邪魔とならないものであり、請求項4に記載したものによれば、便利 にスタンド手段の姿勢を切換操作することができるものであり、請求項5に記載 したものによれば、便利に操作でき、しかも本体フレームから出っ張るものが少 なく取扱い性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る杖に関するもので、A
は不使用時の状態を示す全体図で、Bは使用時の本体フ
レームの先部の状態を示す部分図である。
【図2】上記杖の構造を示し、殆どの部分を断面で表示
した側面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 1b スリット 2 把握部 4 スタンド部材 5 案内軸 6 摺動管(摺動体) 9 操作入力部材 10 引張手段 S スタンド手段 a 係止部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長状の本体フレームの先端部に、横方
    への張出し姿勢と本体フレームに沿った収納姿勢との切
    換え操作を可能としたスタンド手段を設け、スタンド手
    段は前記横方への張出し姿勢となされたとき本体フレー
    ムを起立状に支持することを特徴とする杖。
  2. 【請求項2】 スタンド手段が少なくとも3本のスタン
    ド部材を備え、これらスタンド部材はスタンド手段の横
    方への張出し姿勢に於いて本体フレームの先端部から放
    射状に張り出すことを特徴とする請求項1記載の杖。
  3. 【請求項3】 スタンド部材が、スタンド手段の収納姿
    勢では、本体フレームの外周面の内方に没入することを
    特徴とする請求項2記載の杖。
  4. 【請求項4】 スタンド手段の姿勢を切換操作するため
    の操作入力部材を、本体フレーム内の案内軸に案内され
    た摺動体に固定すると共に本体フレームの把握部近傍の
    周壁に形成されたスリットに挿通させて、このスリット
    にその長手方向へ変位可能に案内させ、また操作入力部
    材を本体フレームの先端側へ引張するための引張手段を
    設けると共に、操作入力部材を引張手段の弾力に抗する
    側へ変位させた状態で係止するための係止部をスリット
    に形成し、操作入力部材が係止部に係止された状態では
    スタンド手段が本体フレームに沿った収納姿勢に保持さ
    れ、操作入力部材が係止部から外されると、引張手段の
    引張作用により、スタンド手段が本体フレームの横方へ
    の張出し姿勢に切り換えられてその状態を保持されるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の杖。
  5. 【請求項5】 スタンド手段が本体フレームに沿った収
    納姿勢に保持された状態に於いては、スタンド手段を切
    換操作するための機構で操作入力部材を除いた部分が、
    本体フレームの外周面の内方に位置されることを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載の杖。
JP1997008582U 1997-09-09 1997-09-09 Expired - Lifetime JP3047004U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035076A (ja) * 2010-07-30 2012-02-23 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America Inc ロボット型ステッキ装置
JP6460277B1 (ja) * 2018-09-21 2019-01-30 有限会社 井場設計事務所 杖の自立装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035076A (ja) * 2010-07-30 2012-02-23 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America Inc ロボット型ステッキ装置
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