JP6459675B2 - 情報表示システム及び情報表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報表示システム及び情報表示方法に関する。
画像形成装置において、コピー、スキャナなどのアプリケーションのジョブ実行や、省エネ状態からの復帰などのタイミングで、操作パネルや外部ディスプレイといった表示装置に動画や静止画像などの広告用コンテンツを表示させる、デジタルサイネージ(Digital Signage)を実現する技術が知られている。
また、画像形成装置が複数台で連携動作して機能を実現する技術が考えられ既に知られている。
今までのデジタルサイネージが可能な表示装置を備えた画像形成装置では、ユーザが当該機器の前に留まって操作することによって広告効果を上げることができた。しかし、連携システムが導入されることで複数の装置間での処理が分散されるようになり、それに伴いユーザも複数の画像形成装置を順次操作することとなる。
そうすると、連携動作においてユーザが1台目に使用する装置で表示を開始した広告の表示が完了しないうちにユーザが他の装置に移動して2台目以降の作業を行うと、広告を最後まで見てもらえず、広告効率が悪化するという問題があった。なお、このような問題は、必ずしも複数の装置を連携して動作させる場合には限らず、単にユーザが細切れのタイミングで装置を使用する場合にも発生し得るものである。さらに、このような問題は、広告の表示に限られるものではなく、当該機器を使用するユーザに対して、他の様々な情報を表示する場合にも起こり得るものである。
そのため、例えば特許文献1には、デジタルサイネージによる広告効果をより一層効果的にする目的で、ユーザが所持している携帯端末の位置情報を利用し、表示装置に表示されていた広告の続きを途切れることなく携帯端末へ表示する方法が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の方法は、表示装置が現在表示している広告を、表示装置と同時に携帯端末でも視聴できるというだけであり、ユーザに対して前後して表示する二つの広告の間の関連性を考慮したものではない。
本発明は、上述のような事情に鑑みなされたものであり、1又は複数の機器を利用するユーザへの情報表示の効果を上げることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る情報表示システムは、表示部を有する1以上の電子機器を含む情報表示システムであって、ユーザごとに、ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、上記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、その受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、上記表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、その決定手段によって上記表示部に表示すると決定された上記第2の情報を上記表示部に表示させる表示制御手段と、ユーザの入力に応じて上記電子機器に所定の処理を実行させるように制御する制御手段とを有し、上記表示制御手段は、上記制御手段により上記電子機器が所定の処理を実行中に上記第2の情報を上記表示部に表示させさせることを特徴とする。
上記構成によれば、1又は複数の機器を利用するユーザへの情報表示の効果を上げることができる。
この発明の第1実施形態である情報表示システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示すサーバ20のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置10及びサーバ20の機能構成と、それらの関係を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における広告表示の流れを説明するための図である。 その第1実施形態において画像形成装置10が実行する広告表示に関する処理の流れを示すフローチャートである。 その第1実施形態における前回使った装置での広告表示状況をユーザIDと関連付けて管理する広告情報管理テーブルの一例である。 その第1実施形態におけるサーバ20が行う広告制御の処理の流れを示すフローチャートである。 その第1実施形態の第1変形例において図8の処理を変更する箇所の処理の流れを示すフローチャートである。 その第1実施形態の第2変形例において図8の処理を変更する箇所の処理の流れを示すフローチャートである。 その第1実施形態の第3変形例において図8の処理を変更する箇所の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の情報表示システムの第2実施形態における広告表示の流れを説明するための図である。 その第2実施形態において画像形成装置10が実行する広告表示に関する処理の流れを示すフローチャートである。 その第2実施形態における画像形成装置10での広告表示状況をユーザIDと関連付けて管理する広告情報管理テーブルの一例である。 その第2実施形態におけるサーバ20が行う広告制御の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるサーバ20が行う広告制御の処理の流れを示すフローチャートである。 その第3実施形態におけるスキップ広告情報管理テーブルの一例である。 本発明による情報表示システムの第4実施形態における、広告表示の流れを説明するための図である。 その第4実施形態において画像形成装置10が実行する広告表示に関する処理の流れを示すフローチャートである。 その第4実施形態における前回使った装置での広告表示状況をユーザIDと関連付けて管理する広告情報管理テーブル及び表示広告テーブルの一例である。 その第4実施形態におけるサーバ20が行う広告制御の処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザに対する広告表示履歴を管理するための広告表示履歴管理テーブルの一例を示すものである。 本発明の第5実施形態における前回使った装置での広告表示状況をユーザIDと関連付けて管理する広告情報管理テーブル及び表示広告テーブルの一例である。 その第5実施形態におけるサーバ20が行う広告制御の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明による情報表示システムの第6実施形態の機能構成を示す図4と同様なブロック図である。 その第6実施形態による広告表示の流れを説明するための図である。 本発明による情報表示システムの第7実施形態の機能構成を示す図4と同様なブロック図である。 その第7実施形態において課金サーバが実行する代金の割り引きを行う処理の流れを示すフローチャートである。 その第7実施形態においてジョブが完了したときの処理の流れを示すフローチャートである。 その第7実施形態による表示実績の抽出に関する処理の流れを示すフローチャートである。 図27における画像形成装置10B′がスキップ機能を実行する前に、ユーザに対し広告視聴に対する割引が行われなくなる旨の警告を表示する処理の流れを示すフローチャートである。 サーバを画像形成装置内に設置した情報表示システムの例を示す概略構成図である。
〔第1実施形態:図1乃至図8〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である情報表示システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示す情報表示システム1は、電子機器である1又は複数台の画像形成装置10と、それらを連携させる情報処理装置の具体例である連携サーバ(以下「サーバ」という。)20とがネットワーク30を介して相互に通信可能に接続して構成したものである。
ネットワーク30は、たとえば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等が利用可能であり、有線/無線の別を問わず、任意の規格のものを採用可能である。
なお、本発明の各実施形態の説明において、ユーザの操作に従って動作し、該ユーザに対して動作結果を出力する電子機器の「動作」が、画像形成装置10が行う原稿の読取り、及びその読み取った画像データに基づく画像形成(ここでは印刷)である例について説明する。しかし、「動作」がこれに限られないことは、後述の通りである。また、動作結果の出力には、データや印刷物等の具体的な成果物の出力以外に、原稿を読み取った画像形成装置10に「読取完了しました」等のメッセージを表示するように、単に動作が完了した旨をユーザに通知することも含むものとする。
また、サーバ20は、電子機器としての1又は複数の画像形成装置10が有する表示部(後述)に、動作結果以外の情報を表示させる制御を行う。
また、上記の「動作結果以外の情報」とは、上記の動作結果として出力するもの以外に、情報の表示先であるユーザに表示する情報であり、ここでは広告であるとする。
また、広告は、動画や音声等の所定の時間をかけて表示する情報であるものとする。ただし、これは「情報」の一例に過ぎないことは後述の通りである。
図1に示す画像形成装置10は、プリント機能、スキャン機能、コピー機能をはじめ、ファクシミリ通信、ネットワーク通信、データ保存等の機能を兼ね備えたデジタル複合機(MFP)である。
また、サーバ20は、複数の画像形成装置10を連携動作させる機能を備える装置であり、連携サーバとも称す。
図2は、図1に示す画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
画像形成装置10は、例えば図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、通信I/F(インタフェース)104、HDD105、エンジンI/F106、UI(ユーザインタフェース)部I/F107を、システムバス108により接続した構成とする。また、エンジンI/F106にはエンジン部109を、UI部I/F107にはUI部110をそれぞれ接続する。
そして、CPU101がRAM103をワークエリアとしてROM102あるいはHDD105に記憶されたプログラムを実行することにより、画像形成装置10全体の動作を制御し、後述する種々の機能を実現することができる。通信I/F104は、ネットワーク30を介してサーバ20等の外部装置と通信するためのインタフェースであり、たとえば、NIC(Network Interface Card)等が利用可能である。
HDD105は、アプリケーションプログラムをはじめ、画像データや設定データを記憶する機能を有する。
エンジン部109は、原稿をスキャンして画像データを生成する画像読取エンジン、画像データを用紙等に印刷するための画像形成エンジン等の、外部に対して通信及び表示以外の物理的な出力を行う手段である。
エンジンI/F106は、エンジン部109とCPU101とを接続してエンジン部109をCPU101から制御可能とするためのインタフェースである。
UI部I/F107は、UI部110とCPU101とを接続してUI部110をCPU101から制御可能とするためのインタフェースである。
UI部110は、ユーザの操作や設定を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を備えた操作手段や、ユーザに情報を表示するための表示手段を含む操作受付手段であり、例えば液晶パネル等で構成される。
次に、図3に、サーバ20のハードウェア構成を示す。サーバ20は、ハードウェアとしては公知のコンピュータを適宜採用できる。
例えば、図3に示すように、CPU201、ROM202、RAM203、通信I/F204、HDD205、UI部206を、システムバス207により接続した構成とすることができる。
そして、CPU201がRAM203をワークエリアとしてROM202あるいはHDD205に記憶されたプログラムを実行することにより、サーバ20全体の動作を制御し、後述の種々の機能を実現することができる。
また、HDD205は、CPU201が実行するプログラムをはじめ、種々のデータを記憶する。
通信I/F204は、ネットワーク30を介して画像形成装置10をはじめとする外部装置と通信するためのインタフェースであり、たとえば、上述のようなNIC等を利用可能である。
UI部206は、ユーザの操作を受け付けるための操作手段や、ユーザに情報を表示するための表示手段を含む操作受付手段である。外付けの操作部や表示部を用いてもよいことはもちろんである。
次に、図1に示した画像形成装置10及びサーバ20の機能構成を説明する。図4は、図1に示した画像形成装置10及びサーバ20の機能構成と、それらの関係を示す機能ブロック図である。
なお、画像形成装置10A及び画像形成装置10Bは、それぞれ、第1の情報が表示される表示部を有する電子機器及び第2の情報を表示する表示部を有する電子機器に該当する。
図4に示すように、画像形成装置10A、画像形成装置10B及びサーバ20は、それぞれのデータ送受信部12A、データ送受信部12B及びデータ送受信部21の機能により、ネットワーク30を介して相互に通信を行うことができる。
図4において、画像形成装置10Aは、操作部11A、データ送受信部12A、ジョブ制御部13A、入力部14A、出力部15A及び記憶部16Aを備える。これらの各部の機能は、画像形成装置10Aの図2に示したCPU101が、所定のプログラムを実行して図2に示した各部の動作を制御することにより実現されるものである。
このうち、操作部11Aは、ユーザからの画像形成装置10Aに対する操作設定を受け付けたり、画像形成装置10Aの状態や広告を含む種々の情報を表示したりする機能を備える。すなわち、ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける第1の受付手段として機能する。この機能は、上述のUI部110をCPU101が所定のプログラムによって制御することによって実現する。また、第1の受付手段が行う処理が、第1の受付手順に該当する。
なお、操作部11Aに広告を表示する場合は、操作部11Aは、第1の電子機器が動作する際にユーザに対して動作結果以外の情報(第1の情報)を表示する第1の表示部として機能する。
このとき、CPU101が、後述の決定手段の決定に基づいて表示部に情報を表示させるように制御する表示制御手段として機能する。また、表示制御手段の行う処理が表示制御手順に該当する。
また、データ送受信部12Aは、ネットワーク30を通してサーバ20等の外部装置とデータを送受信する機能を備える。この機能は、上述の通信I/F104をCPU101が所定のプログラムによって制御することによって実現する。
ジョブ制御部13Aは、読取や画像形成など、画像形成装置10Aが行う動作としてのジョブを処理する手順を把握し、入力部14A及び出力部15Aを制御してジョブを実行する機能を備える。すなわち、ユーザの入力に応じて電子機器に所定の処理を実行させる制御手段として機能する。
また、ジョブ制御部13Aは、サーバ20からの指示に基づいて操作部11Aに広告を表示し、表示した広告の表示状況(広告ID及びその表示時間)をサーバ20に送信する機能も備える。
入力部14Aは、原稿の画像を読み取り、その画像データを取得する機能を備える。
出力部15Aは、画像データに基づき用紙に画像を形成して出力する機能を備える。この印刷が「動作結果の出力」に該当する。
また、記憶部16Aは、機器の位置情報及びジョブ実行のための各種データを記憶する機能を備える。
また、画像形成装置10Bは、操作部11B、データ送受信部12B、ジョブ制御部13B、入力部14B、出力部15B及び記憶部16Bを備える。これらの各部の機能は、画像形成装置10Aの対応する各部と同様であるため、詳細な説明は省略する。ただし、画像形成装置10Bが画像形成装置10Aと同じ機種であったり、全く同じ機能を備えていたりする必要はない。
また、操作部11Bに広告を表示する場合は、操作部11Bは、動作結果以外の情報を表示する第2の表示部として機能する。このとき、CPU101が、後述の決定手段の決定に基づいて表示部に情報を表示させるように制御する表示制御手段として機能する。
次に、サーバ20は、データ送受信部21、ジョブ制御部22、広告制御部23及び記憶部24の各機能を備える。これらの各部の機能は、図3に示したCPU201が所要のプログラムを実行して図3に示した各部の動作を制御することにより実現されるものである。
このうち、データ送受信部21は、ネットワーク30を介して画像形成装置10A及び画像形成装置10B等の外部装置とデータを送受信する機能を備える。
ジョブ制御部22は、画像形成装置10Aと画像形成装置10Bとを連携して動作を実行させる連携ジョブに関する機能を備える。例えば、画像形成装置10Aが原稿の読み取りを担当し、画像形成装置10Bがその読み取った画像データに基づく印刷を担当する場合、画像形成装置10Aから動作結果の一例である画像データを受け取り、画像形成装置10Bに送信して印刷を実行させる機能である。
広告制御部23は、各画像形成装置10A,10Bからの要求に応じて、その画像形成装置10A,10Bに表示させる広告を選択する機能を備える。この選択は、画像形成装置10A,10Bを使用しようとするユーザに対して前回表示させた広告(第1の情報)の表示状況に基づき、前回表示させた広告と関連する広告(第2の情報)を選択するように行う。そして、広告制御部23は決定手段として機能する。この決定手段が行う処理が決定手順の処理に該当する。
なお、上記「表示状況」とは、どの広告をどのように表示したかを表す情報である。例えば、画像形成装置10Aにおける広告の表示途中でジョブが終了し、それに伴い広告の表示が中断された場合は、どこまで表示したかが表示状況に該当する。もちろん、最後まで表示できていれば、その旨が表示状況である。広告の表示がユーザによってスキップされた場合には、スキップされたこと自体も表示状況である。
また、上記の「関連する広告」とは、例えば、前回使用した装置で表示した広告(以下「前回の広告」という。)と今回使用した装置で表示した広告(以下「今回の広告」という。)が、同一の広告の中の時間的に連続する部分である場合が考えられる。この場合は、今回の広告は前回と同じ広告を、前回表示が中断した箇所の続きから表示させる。また、前回の広告と今回の広告が内容(ジャンルも含む。)的に関連しており、前者が「第1話」で後者が「第2話」に相当するような場合もある。なお、「第1話」及び「第2話」は内容的に関連することを便宜的に表したものであり、実際に「第1話」と「第2話」又は「前編」と「後編」といった識別子が振られている必要はない。
記憶部24は、ネットワーク上の画像形成装置10A,10Bを連携動作させるために必要な情報(例えば画像形成装置の識別情報や機器情報等)や、広告データ及び広告の表示状況を記憶する機能を備える。すなわち、ユーザごとに、該ユーザを識別する後述の識別情報の入力を受け付けたとき上記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段として機能する。また、この記憶部24に記憶させる処理が、記憶手順に該当する。また、連携させる画像形成装置間の距離を算出するための各画像形成装置10A,10Bの位置情報も記憶している。
本発明に係る情報表示システムは、表示部を有する1以上の電子機器を備える。そして、各電子機器ごとに、ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき上記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段とを備える。そして上記受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、その識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、上記決定手段が上記表示部に表示する第2の情報を決定する。そして、表示制御手段が上記決定手段で表示部に表示すると決定された第2の情報を上記表示部に表示させる。このため、ユーザへの広告情報の表示の効果を上げることができる。
次に、ユーザが、図1に示した画像形成装置10のうちの1台である画像形成装置10Aで原稿を読み取り、それを図1に示した画像形成装置10のうちの他の1台である画像形成装置10Bで印刷出力をする連携ジョブの実行を指示した場合における、広告表示の処理について説明する。
図5は、この場合の広告表示の流れを説明するための図である。なお、この第1実施形態は、図1に示した各画像形成装置10においてジョブの実行中に広告を表示し、ジョブの実行終了と共に広告の表示を中断する。そして、ユーザが次に他の画像形成装置10を使用した(ジョブを実行させた)場合に、前回と同じ広告を、中断した箇所の続きから表示させるものである。また、ジョブの実行中にある広告の表示が終了した場合、続けて別の広告の表示を行う。
図5に示す例において、説明を簡単にするため、画像形成装置10Aの使用開始時には、今回使用するユーザに広告の表示履歴がなかったとする。この場合、画像形成装置10Aは、ジョブ(スキャン)の開始と共に広告Aの表示を新しく開始する。そして、ジョブの実行終了時にその表示を中断する(図5の例では0分20秒で中断)。次に、ユーザが連携ジョブの続きを画像形成装置10Bに実行させると、画像形成装置10Bは、広告Aの続きを中断箇所である0分20秒から表示する。また、ジョブの実行終了までに広告の表示が終了する(動画の最後まで再生が完了する)ので、画像形成装置10Bは次の広告Bの表示を行なう。
ここで、画像形成装置10Aでのジョブ実行が終了すると、画像形成装置10Aは、画像形成装置10Aでの広告の表示状況(詳細は後述)をユーザの識別情報(ユーザID)と紐付けてサーバ20に送信し、サーバ20が、これを表示履歴として記憶する。
また、入力のジョブを終了したユーザが画像形成装置10Bへ移動して、画像形成装置10Bにて画像データの印刷ジョブを開始すると、画像形成装置10Bは、サーバ20に対し、そのユーザに対して表示すべき広告の送信を要求する。これに応じてサーバ20が、該当ユーザに対する広告の表示履歴に基づき、中断していた広告Aを、中断箇所である0分20秒から表示することを画像形成装置10Bに指示し、画像形成装置10Bはその指示に従って広告を表示する。
また、広告Aの表示が終了すると、画像形成装置10Bは、サーバ20に対し次に表示すべき広告の送信を要求する。サーバ20は、これに応じて適当な広告Bを選択し、画像形成装置10Bにその表示を指示する。画像形成装置10Bは、その指示に従い広告Bを表示する。
また、画像形成装置10Bもジョブ実行が終了すると、画像形成装置10Aの場合と同様に広告の表示状況をサーバ20に送信し、サーバ20が、これを表示履歴として一時記憶し、次にそのユーザに対し広告を表示する場合の広告選択に利用する。
次に、画像形成装置10が実行する、広告表示に関する処理について説明する。図6は、その処理の流れを示すフローチャートであり、各ステップを「S」と略記している。以下の各フローチャートでも同様である。
この図6の各ステップにおける処理は、画像形成装置10のCPU101が所定のプログラムに基づいて行うものであり、ジョブ制御部13Aの機能と対応する処理である。この処理は、ユーザが画像形成装置10にログインし、実行するジョブ(新規のジョブの場合も、連携ジョブの一部の場合もある)を指定し、その開始を指示したことをCPU101が検知した時にスタートする。
図6の処理において、まず、CPU101は、サーバ20に対してユーザIDを送信し、表示すべき広告を要求する(S1)。
次に、CPU101は、サーバ20から、表示する広告及び表示開始時間の情報が送られてくるまで待機する(S2)。このとき、バックグラウンドでジョブの実行準備を行っていて構わない。そしてCPU101は、サーバ20から表示する広告及び表示開始時間の情報を受信したら、指定されたジョブを開始するとともに、受信した広告を、ステップ2で受信した情報に基づいて、指定された表示開始時間から表示させる(S3)。
なお、ジョブの開始タイミングは例えば、スタートボタンが押下された(つまりジョブの実行指示が入力された)ときや、ユーザの入力から所定の時間が経過したあと等で良い。
ここでは、広告の識別情報である広告IDと共に広告の動画データそのものを受信するとして説明するが、格納先の情報を受信し、画像形成装置10がその格納先から動画データを読み出す構成とすることも妨げられない。なお、格納先は、サーバ20であってもよいし、画像形成装置10がアクセス可能な他の装置であってもよい。
次に、CPU101は、広告の表示が終了したか否かを判断する(S4)。広告が終了した場合(S4のY)、CPU101は、サーバ20に対して新たな広告を要求して取得し(S6)、ステップ4に戻って広告の表示が終了したか否かの監視を続ける。
広告がまだ終了していない場合(S4のN)、CPU101は、ジョブが終了したか否かを判断する(S5)。ジョブが終了していない場合は(S5のN)、CPU101はステップ4に戻り、以降の処理を行う。
ジョブが終了した場合は(S5のY)、CPU101は広告の表示を中断する(S7)。なお、ジョブの終了は、ここでは、ジョブにより要求された動作結果の出力まで完了したタイミングとしている。例えば、読み取った画像データをサーバ20に送信すべき場合、読み取りだけでなくその送信も完了したタイミングである。
そして、CPU101は、ユーザID,表示した広告の広告ID(以下「表示広告ID」という。)及びその表示実績をサーバ20に通知し(S8)、処理を終了する。表示実績は、例えば、「20秒表示予定の広告を10秒表示した」「10枚の画像のうち6枚まで表示した」等、表示がされた広告の情報である。
この処理により、ユーザがどの画像形成装置でジョブを実行したとしても、そのユーザが前回のジョブの実行時に使用した画像形成装置において表示された広告の表示状況に基づいて、今回使用する画像形成装置への広告表示を行うことができる。
ここで、図7に、各ユーザに対する最新の広告表示状況をユーザIDと関連付けて管理する広告情報管理テーブル40の一例を示す。このテーブルは、図6のステップ8において画像形成装置10がサーバ20に送った情報に基づいてサーバ20が作成し、記憶部24に記憶させるものである。
図7において、符号41で示すユーザIDはユーザを識別する情報であり、符号42で示す表示広告IDは、ユーザに対していずれかの装置において最後に表示した広告の広告IDである。
また、符号43で示す表示実績は、広告をどこまで表示したかを示す情報であり、ここでは表示を中断した位置を、動画データ中の再生時間で示している。広告を最後まで表示した場合には空欄とするか、「表示終了」と記録すればよい。
次に、サーバ20が行う広告制御の処理について説明する。図8は、その処理の流れを示すフローチャートである。図8の各ステップにおける処理は、サーバ20のCPU201が所定のプログラムに基づいて行うものであり、広告制御部23の機能と対応する処理である。この処理は、画像形成装置10からユーザIDと共に新しい広告の要求があったことをCPU201が検知した時にスタートする。
図8の処理においてまず、CPU201は、取得したユーザIDに基づき、記憶部24に記憶されている広告情報管理テーブル40を参照し、前回の広告の広告表示状況を取得する(S11)。
そして、CPU201は、ユーザIDと紐付けられた表示広告IDがあるか否かを広告情報管理テーブル40を参照して調べる(S12)。表示広告IDがある場合(S12のY)、CPU201は、前回の広告表示時に表示中断があるか否かを広告情報管理テーブル40を参照して調べる(S13)。表示中断の有無は、広告情報管理テーブル40の表示実績の項目に中断時刻の登録があるか否かで判断することができる。
表示中断がない場合(S13のN)には、CPU201は、新たな表示候補の広告を適当な場所から取得する(S14)。そして、取得した新たな広告のデータを今回広告を表示する装置に送り、始めから表示するように指示する(S15)。この場合の広告の取得は、所定の候補からランダムで選択する、ユーザの特性や趣向を反映した選択を行うなど、適宜公知の手法で行えばよい。
そして、広告要求元の画像形成装置10においてジョブの実行が終了し、図6のステップ8でユーザID、表示広告ID及び表示実績が通知されるのを待つ。この通知を受信すると、CPU201は、広告情報管理テーブル40の当該ユーザの表示広告ID及び表示実績を受信したデータに従って更新し(S17)、処理を終了する。なお、ステップ17の処理は広告制御部23の機能と対応する。
一方、前回の広告表示時に表示中断がある場合(S13のY)、CPU201は、広告情報管理テーブル40に登録されている表示広告IDに対応する広告を、「表示実績」欄43に記録されている時刻以降から表示するよう、今回広告を表示する装置に指示する(S16)。そして、S17の処理を行い、処理を終了する。
また、ステップ12において、表示広告IDがない場合(S12のN)は、新規のユーザか、長時間経過等により履歴が削除されていることが考えられる。そこで、CPU201は、前回広告を表示した装置での表示中断がない場合(S13のN)と同様、新たな広告を選択して表示させるべくステップ14、15及びS17の処理を行い、処理を終了する。
なお、サーバ20のCPU201は、画像形成装置10が図6のステップ6の処理で新しい広告を要求してきた場合、図8のステップ14及び15と同様な処理により、要求元装置に対し、新たな広告の表示を指示する。この場合も、図8の処理では、表示実績の通知を待つ。
以上の処理により、ある画像形成装置において広告が最後まで表示されない場合でも、同じユーザが次に画像形成装置を使用する際にその続きを表示することができる。
従って、ユーザが複数の画像形成装置の間を移動しつつ画像形成装置を利用する場合や、1台の画像形成装置を間欠的に利用する場合でも、広告の全体を確実にユーザに見せることができる。
そのため、高い広告効果を得ることができる。また、長い広告でもその全体を容易にユーザに見せることができるので、広告の長さを気にしなくてもよくなる。従って、広告の内容にさまざまなバリエーションを持たせることができ、この点でも広告効果を高めることができる。
なお、上記ステップ14において、新たな表示候補の広告を取得する際に、当該ユーザに対して過去に表示したことがあるものを排除するようにすれば、さらに広告の効果は高まると考えられる。そのため、ユーザIDと関連付けて、当該ユーザに対して過去に表示したことのある広告を管理するためのテーブルを備えておくのが好ましい。これについては後述する。
また、前述した記憶手段によって記憶された表示情報に関する第1の情報が表示される表示部を有する電子機器と、表示制御手段が第2の情報を表示させる表示部を有する電子機器が単一の携帯端末であってもよい。
〔第1実施形態の第1変形例:図9〕
次に、本発明の第1実施形態において、サーバ20が行う広告制御の処理の第1変形例について説明する。この第1変形例は、サーバ20が、図8の処理において、前回広告を表示した装置と今回広告表示する装置との間の距離を考慮して、表示する広告を選択するようにしたものである。
両者の距離が長い場合は移動に要する時間も長くなると予想され、前回広告を表示した装置での終了時点から表示しても、ユーザがそれまでに見た内容を忘れてしまっている可能性もあることを考慮したものである。
図9は、その第1変形例において図8の処理を変更する箇所の処理の流れを示すフローチャートである。
この第1変形例において、サーバ20のCPU201は、図8のステップ13においてYesと判定した時に、図9のステップ21に進む。
そして、前回広告を表示した装置と今回の広告を要求してきた装置の位置情報を記憶部24から取得する(S21)。なお、この処理に用いるため、表1に示すように、広告情報管理テーブル40に、前回広告を表示した装置の識別情報もユーザIDと対応付けて登録しておく。
Figure 0006459675
これらの情報をサーバ20が管理するため、図6のS8において、画像形成装置10は、自装置の識別情報を併せてサーバ20に通知する。また、位置情報は、例えば、画像形成装置が置かれている場所の経緯度情報や、ビル名、階数、フロアのブロック情報等であり、各装置の位置情報を予めサーバ20に登録しておくものであり、表2のようなデータベースである。
Figure 0006459675
CPU201は、それらの位置情報から前回広告を表示した装置と今回広告を表示する装置との間の距離を算出する(S22)。
そして、その距離が100m未満である場合は(S23のN)、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回の広告の続き、すなわち広告情報管理テーブル40の表示実績に記録された時刻以降から表示するよう指示する(S24)。その後、図8のステップ17へ移行する。この場合、表示する広告は図8の場合と同じである。距離が近い場合は、ユーザは前回表示した広告の内容を覚えていることが期待できるため、続きを表示するものである。
これに対して、ステップS22で算出した距離が100m以上で、かつ、500m未満の場合(S23がYで、S25がN)、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回表示した広告を最初から表示するように指示する(S26)。その後、図8のS17へ移行する。距離が中程度である場合は、ユーザは前回表示した広告の内容をある程度覚えていることが期待できるため、最初から表示して印象の強化を狙うものである。
また、ステップS22で算出した距離が500m以上の場合は(S25のY)、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回の広告とは異なる広告を表示するよう指示して(S27)、図8のS17へ移行する。なお、S27の処理は、図8のS14及びS15と同様に行えばよい。距離が遠い場合は、ユーザは前回表示した広告の内容をあまり覚えていないと考えられるため、前回と関連する広告の表示にこだわらず、表示する広告を新規に選択するものである。
この処理により、前回広告を表示した装置から今回広告を表示させる装置までの距離に応じて、今回広告を表示する装置における広告の内容を決定するため、ユーザの状況に応じて適切に広告を表示させ、広告効果を高めることができる。
なお、図9に示した数値(例えば100m等)の基準はあくまでも一例であり、ユーザや画像形成装置10の利用環境の特性、あるいは広告の効果等をモニタしながら適宜に調整すればよい。後述する第2及び第3変形例で説明する基準についても同様である。
〔第1実施形態の第2変形例:図10〕
次に、本発明の第1実施形態において、サーバ20が行う広告制御の処理の第2変形例について説明する。この第2変形例は、サーバ20が、図8の処理において、前回の広告表示を中断した時刻から今回の装置で広告表示をするまでの時間を考慮して、表示する広告を選択するようにしたものである。この時間が長い場合は、ユーザがそれまでに見た広告の内容を忘れてしまっている可能性もあることを考慮したものである。
図10は、その第2変形例において図8の処理を変更する箇所の処理の流れを示すフローチャートである。
この第2変形例において、サーバ20のCPU201は、図8のステップ13においてYesと判定した時に、図10のステップ31に進む。
そして、前回広告を表示した装置でのジョブ終了から今回広告を要求してきた装置でのジョブ開始(現在)までの経過時間を算出する(S31)。なお、この処理に用いるため、表3に示すように、広告情報管理テーブル40に、前回広告を表示した日時もユーザIDと対応付けて登録しておく。
Figure 0006459675
そして、S31で算出した時間が5時間未満である場合は(S32のN)、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回の広告の続き、すなわち広告情報管理テーブル40の表示実績に記録された時刻以降から表示するよう指示する(S33)。その後、図8のS17へ移行する。経過時間が短い場合は、ユーザは前回表示した広告の内容を覚えていることが期待できるため、続きを表示するものである。
これに対して、S31で算出した時間が5時間以上で、かつ、24時間未満の場合(S32がYで、S34がN)、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回表示した広告を最初から表示するよう指示して(S35)、図8のS17へ移行する。経過時間が中程度である場合は、ユーザは前回表示した広告の内容をある程度覚えていることが期待できるため、最初から表示して印象の強化を狙うものである。
また、S31で算出した時間が24時間以上の場合は(S34のY)、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回の広告とは異なる広告を表示するよう指示して(S36)、図8のS17へ移行する。なお、S36の処理は、図8のS14及びS15と同様に行えばよい。
経過時間が長い場合は、ユーザは前回表示した広告の内容をあまり覚えていないと考えられるため、前回と関連する広告の表示にこだわらず、表示する広告を新規に選択するものである。
この処理により、前回広告を表示してから今回広告を表示するまでの時間に応じて、今回の表示させる広告の内容を決定するため、ユーザの状況に応じて適切に広告を表示させ、広告効果を高めることができる。
〔第1実施形態の第3変形例:図11〕
次に、本発明の第1実施形態においてサーバ20が行う広告制御の処理の第3変形例について説明する。この第3変形例は、サーバ20が、図8の処理において、前回広告を表示した装置で広告を表示した時間のその広告全体に占める割合を考慮して、今回広告を表示する装置において表示する広告を選択するようにしたものである。前回広告を表示した装置における表示時間が少ない場合は、残っている印象が少ないと考えられるため、始めから表示した方が広告効果が高いと考えられることを考慮したものである。
図11は、その第3変形例において図8の処理を変更する箇所の処理の流れを示すフローチャートである。この第3変形例において、サーバ20のCPU201は、図8のステップ13においてYesと判定した時に、図11のステップ41に進む。
そして、前回の広告の表示実績時間を取得する(S41)。これは、記憶部24に格納されている広告情報管理テーブル40(図7)から取得する。
そして、その広告の表示時間全体に対する表示実績時間が40%未満(例えば、表示時間40秒の広告の表示実績時間が15秒等)であれば(S42のN)、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回の広告を最初から表示するよう指示して(S43)、図8のS17へ移行する。表示時間の比率が小さい場合は、ユーザの前回表示した広告に対する印象は薄いと考えられるため、最初から表示するものである。
一方、その表示実績時間がその広告全体の40%以上の場合(S42のY)は、CPU201は、今回広告を表示する装置に対し、前回の広告の続き、すなわち広告情報管理テーブル40の表示実績に記録された時刻以降から表示するよう指示する(S44)。その後、図8のS17へ移行する。広告の表示時間に対して表示実績の比率が大きい場合は、ユーザは前回表示した広告の内容を覚えていることが期待できるため、続きを表示するものである。
この処理により、今回広告を表示する装置に表示する広告を、その広告のどれだけの部分を前回広告を表示した装置で表示したかに応じて決定するため、ユーザの状況に応じて適切に広告を表示させ、広告効果を高めることができる。
〔第2実施形態:図12乃至図15〕
次に、本発明の第2実施形態である情報表示システムについて説明する。
この第2実施形態は、画像形成装置10Aにおけるジョブの終了前に、ユーザによるスキップキーの押下によって、途中で強制的に終了するスキップ機能を追加した点において第1実施形態と異なり、その他の点では共通である。
この情報表示システムの第2実施形態は、このスキップの機能の追加に伴い、画像形成装置10が行う広告表示に関する処理と、サーバ20が行う広告制御に関する処理が第1実施形態と異なる。そこで、この点について説明する。
まず、図12を用いて、第2実施形態における広告表示の流れについて説明する。図12は、その説明のための、図5と対応する図である。
なお、この第2実施形態においては、各画像形成装置10においてジョブの実行中に表示する項目を、ユーザがスキップキーを押下することにより中断することができる。そして、このスキップキーによる中断があった場合、同じユーザが次に画像形成装置10を使用した際に表示させる広告を、前回中断した箇所の続きではなく、新たな広告としている。なお、スキップキーは、広告内に表示したり、画像形成装置10の操作部11に物理的なキーとして設けたりすることができる。
また、ユーザからのスキップキーの押下によるスキップ指示に従い、表示手段による情報の表示中に、CPU201がその表示を停止する機能が、停止手段に該当する。すなわち、第2実施形態においては、CPU201が停止手段として機能する。
図12に示す例において、説明を簡単にするため、画像形成装置10Aの使用開始時には、今回使用するユーザに広告の表示履歴がなかったとする。この場合、画像形成装置10Aは、ジョブ(スキャン)の開始とともに広告Aの表示を新たに開始する。そして、ユーザによるスキップキーの押下時にその表示を中断する(図の例では0分10秒で中断)。
次に、ユーザが連携ジョブの続きを画像形成装置10Bに実行させると、画像形成装置10Bは、広告Aとは異なる広告Bを最初から表示する。また、広告Bの終了時点でまだジョブが終了していない場合は、新たな広告をサーバ20から取得して表示してもよい。図12では、広告Bの終了後に新たな広告Cを表示していることを示している。
なお、各画像形成装置10は、第1実施形態の場合と同様、ジョブ実行が終了すると、広告の表示状況(詳細は後述)をユーザの識別情報(ユーザID)と紐付けてサーバ20に送信し、サーバ20が、これを表示履歴として記憶する。このとき、スキップキーの押下により広告の表示を中断した場合には、その旨を示す情報もサーバ20へ送信する。
次に、この第2実施形態における画像形成装置10が実行する、広告表示に関する処理について説明する。図13は、その処理の流れを示すフローチャートであり、図6と対応するものである。図6と同じか対応する処理については同じ符号を付している。この処理は、図6と同様に、ユーザが画像形成装置10にログインし、実行するジョブを指定し、その開始を指示したことをCPU101が検知した時にスタートする。
図6と異なる点は、ステップ5の判断でNoの後の処理である。CPU101は、この場合、ユーザによるスキップキーの押下があったか否か判断し(S9)、スキップキーの押下信号を検知したら(S9のY)、広告表示をスキップにより中断する指示があったと判定して広告表示を中断する(S7)。なお、スキップ操作がない場合は(S9のN)、ステップ4に戻る。
そして、CPU101は、ステップ8では、ユーザID、表示した広告の表示広告ID及びその表示実績又はスキップ情報をサーバ20に通知し(S8)、処理を終了する。スキップ情報をサーバ20に通知する点だけが図6のステップ8と異なる。そのスキップ情報は、広告の表示がスキップにより中断されたことを示す情報である。
なお、スキップした場合は、表示実績の通知は必要ではない。またここでは、ステップS9において、スキップ操作があった場合でも、CPU101は、ジョブの実行の監視を続行し、ジョブの終了後に画像データ等をサーバ20に送るようにしている。
ステップS8において通知を受けたサーバ20は、図14に示す広告情報管理テーブル60を更新する。
ここで、第2実施形態における広告情報管理テーブル60について、図14を参照しつつ説明する。図14に示す広告情報管理テーブル60は、図7と対応するものであり、図7と異なるのは、「表示広告ID」42ごとに、「スキップ履歴」61の情報(「あり」又は「なし」)が付加されている点のみである。
スキップ履歴の情報は、上述の図13のステップ8において画像形成装置10から受信したものである。「スキップ履歴」61が「あり」の場合は、ユーザがスキップキーを押下して前回の広告を強制終了させたことを意味する。「スキップ履歴」61が「なし」の場合は、ジョブ終了により中断したか、最後まで表示して終了したかのいずれかであるが、それは、「表示実績」43に記録された情報により判断することができる。
次に、この第2実施形態においてサーバ20が行う広告制御の処理について説明する。図15は、その処理の流れを示す、図8と対応するフローチャートである。図8と同じ処理については同じ符号を付している。
以下、この第2実施形態における処理の流れを、図15に基づいて説明する。この処理は、図8の場合と同様、画像形成装置10からユーザIDと共に新しい広告の要求があったことをCPU201が検知した時にスタートする。
なお、図8においては、ステップ13において、画像形成装置10での表示中断有りと判定した場合(S13のY)は、すぐにステップ16に移行するが、図15では、ステップ18に移行してスキップ履歴の有無を判断してから、ステップ16に移行する点が異なる。そこで、ステップ13以降の処理についてのみ説明する。
ステップ13において、CPU201は、画像形成装置10での表示中断があるか否かを広告情報管理テーブル60を参照して調べる(S13)。表示中断の有無は、広告情報管理テーブル60の表示実績の項目に中断時刻の登録があるか否かで判断することができる。
そして、表示中断がない場合(S13のN)、CPU201は、図8の場合と同様にステップ14以降の処理を行って処理を終了する。
一方、表示中断がある場合(S13のY)は、CPU201は、広告情報管理テーブル60を参照し、その中断がスキップによるものか否かを調べる(S18)。
広告情報管理テーブル60において、「スキップ履歴」61が「あり」の場合(S18のY)は、CPU201は、ステップ14へ移行して以後の処理を行う。今回の広告を前回の広告と異なるものにするためである。
これに対し、広告情報管理テーブル60において、「スキップ履歴」61が「なし」の場合(S18のN)は、CPU201はステップ16の処理を行う。すなわち、前回表示した広告の続きを今回広告を表示する装置に表示させる。
そして、画像形成装置10における広告表示状況を、表示を指示した先の装置である今回広告を表示する装置から受信し、CPU201は、広告情報管理テーブル60の当該ユーザの表示広告ID及び表示実績又はスキップ情報により更新し(S17)、処理を終了する。
なお、ステップ16の処理に代えて、上述の第1実施形態の第1変形例〜第3変形例が適用できるのはもちろんである。
この処理により、前回広告を表示した装置での広告表示がユーザの指示によりスキップされた場合には、今回使う装置に表示する広告を、前回広告を表示した装置で表示した広告と異なるものにすることができる。このため、ユーザが見たくない広告が何度も表示されず、ユーザの嗜好に沿った広告を表示できるという効果がある。
〔第3実施形態:図16、図17〕
次に、本発明の第3実施形態である情報表示システムについて説明する。
その第3実施形態は、新たな広告を表示させる場合において、ランダムに選んだ広告が過去にユーザによってスキップされたか否かを判断し、スキップされたことのない広告のみを表示するようにした点において第2実施形態と異なり、その他の点では共通である。
これは、前回広告を表示した装置においてスキップされた広告のみならず、過去において同一ユーザにスキップされた広告も含めて判断するものである。
この情報表示システムの第3実施形態は、上記のスキップの考慮に伴い、サーバ20が行う広告制御に関する処理が第2実施形態と異なる。そこで、この点について説明する。
図16は、その第3実施形態においてサーバ20が行う広告制御の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、図15の処理の一部を置き換えるものである。
この第3実施形態において、サーバのCPU201は、図15のステップ13においてNoと判定した時に、図16のステップ51に進む。そして、CPU201は、ユーザIDに紐付いたスキップ広告IDを、図17に示すスキップ広告情報管理テーブル70を参照して取得する(S51)。
図17は、スキップ広告IDをユーザIDと紐付けて管理するスキップ広告情報管理テーブル70の一例を示すものである。図17において、符号71で示す「ユーザID」はユーザを識別する情報であり、符号72で示す「スキップ広告ID」は、ユーザが過去にスキップしたことのある広告の識別情報である。
この第3実施形態では、CPU201は、画像形成装置10からスキップ情報が通知された場合に、その時表示中だった広告の広告IDを、スキップ広告IDとして表示対象のユーザのユーザIDと対応付けてスキップ広告情報管理テーブル70に登録する。
なお、CPU201が、スキップ広告IDをユーザIDと紐付けてスキップ広告情報管理テーブル70に記録する機能が、過去に停止手段がどの情報の表示を停止させたかを、該停止を指示したユーザ毎に登録する登録手段の機能に該当する。
また、スキップ広告情報管理テーブル70に記録されている情報が、「登録手段に登録されている情報」に該当する。このスキップ広告情報管理テーブル70は、サーバ20の記憶部24が記憶している。
図16に戻り、ステップ51の後、CPU201は、新たな表示候補のうちの最初の表示候補の広告IDを取得する(S52)。これは、図8及び図15のステップ14と対応する処理である。
そして、CPU201は、ステップ52で取得した表示候補の広告IDと、ステップ51で取得したスキップ広告IDとを比較する(S53)。ステップ51で取得したスキップ広告IDの中に、表示候補の広告IDが存在しない場合(S54のN)は、CPU201は、ステップ52で取得した表示候補の広告IDに対応する広告のデータを、画像形成装置10に対して送り、始めから表示するよう指示する(S55)。そして、図15のステップ17へ移行する。
一方、ステップ51で取得したスキップ広告IDの中に、表示候補の広告IDが存在する場合(S54のY)は、CPU201は、次の表示候補の広告IDを取得し(S56)、ステップ53に戻って、S56で取得した表示候補の広告IDとスキップ広告IDとを比較する(S53)。そして、以降の処理を繰り返す。なお、ステップ56での表示候補の取得は、ステップ52と同じアルゴリズムで行えばよい。
上記処理により、スキップ広告情報管理テーブル70に登録されている情報に基づき、画像形成装置10に表示させる広告を、ユーザが過去にスキップさせた広告以外の広告に決定することができる。このため、ユーザが見たくない広告が何度も表示されず、ユーザの嗜好に沿った広告を表示できるという効果がある。
〔第4実施形態:図18乃至図22〕
次に、本発明の第4実施形態である情報表示システムについて説明する。
その第4実施形態は、関連する複数の広告を予め対応付けておき、表示させる広告を選択する場合に、その対応付けに従って次に表示させる広告を選択するようにした点が第1実施形態と異なる。また、画像形成装置10においてジョブ終了の前に広告が終了しても新たな広告の要求をしない点も異なる。その他の点については第1実施形態と共通である。
この情報表示システムの第4実施形態は、上記の相違点に伴い、画像形成装置10が行う広告表示に関する処理と、サーバ20が行う広告制御に関する処理とが第1実施形態と異なる。そこで、この点について説明する。
まず、図18を用いて、この第4実施形態における広告表示の流れについて説明する。図18は、この説明のための、図5と対応する図である。
なお、この第4実施形態においては、各画像形成装置においてジョブの実行中に広告を表示し、ある時に画像形成装置10において表示された広告と予め関連付けられた広告を、同じユーザが次に画像形成装置10を使用した際に表示させるものである。なお、関連付けは、例えば、第1話、第2話など、シリーズ物として作成した広告について行うことが考えられる。
図18に示す例において、説明を簡単にするため、画像形成装置10Aの使用開始時には、今回使用するユーザに広告の表示履歴がなかったとする。この場合、画像形成装置10Aは、ジョブ(スキャン)の開始とともに広告A(第1話)の表示を新たに開始する。そして、ジョブの終了前に広告A(第1話)の表示が終了した場合は、新たな広告をサーバ20に要求しないでジョブが終了するまで待つ。
次に、ユーザが連携ジョブの続きを画像形成装置10Bに実行させると、画像形成装置10Bは、広告A(第1話)と関連する広告A(第2話)を最初から表示する。
なお、各画像形成装置10は、第1実施形態の場合と同様に、ジョブ実行が終了すると、広告の表示状況(詳細は後述)をユーザの識別情報(ユーザID)と紐付けてサーバ20に送信し、サーバ20が、これを表示履歴として記憶する。
また、入力のジョブを終了したユーザが画像形成装置10Bへ移動して、画像形成装置10Bにて画像データの印刷ジョブを開始すると、画像形成装置10Bは、サーバ20に対し、そのユーザに対して表示すべき広告の送信を要求する。これに応じてサーバ20が、該当ユーザに対する広告の表示履歴に基づき、広告A(第1話)と関連する広告A(第2話)を、最初から表示することを画像形成装置10Bに指示し、画像形成装置10Bはその指示に従って広告A(第2話)を表示する。
また、広告A(第2話)の表示が終了した時点でジョブが終了していない場合であっても、画像形成装置10Bは、サーバ20に対し次に表示すべき広告の送信を要求しない。これは画像形成装置10Aにおける場合と同じである。
次に、この第4実施形態において画像形成装置10が実行する、広告表示に関する処理について説明する。図19は、その処理の流れを示すフローチャートであり、図6と対応するものである。図6と同じ処理については同じ符号を付している。この処理は、図6と同様に、ユーザが画像形成装置10にログインし、実行するジョブを指定し、その開始を指示したことをCPU101が検知した時にスタートする。
図6と異なる点は、ステップ4の判断でYesの後の処理である。図6ではステップ4でYesの場合にステップ6へ進んでいたが、図19ではステップ6に相当する処理はなく、ステップ4でYesの場合にはステップ8へ進む。そして、ユーザID、表示した広告の表示広告ID及び表示実績をサーバ20に通知し、処理を終了する。
これにより、第4実施形態では、ジョブ終了の前に広告が終了した場合は、広告表示はそこで終了し、サーバ20に対して新しい広告は要求しない。
ここで、この第4実施形態における広告情報管理テーブル80Aについて、図20を参照しつつ説明する。図20に示す広告情報管理テーブル80Aは、図7と対応するものであり、図7と異なるのは、「表示広告ID」42ごとに、「表示広告テーブルID」81の項目が付加されている点のみである。「表示広告テーブルID」81は、ユーザIDが示すユーザに対し表示する広告を、どの表示広告テーブルに従って選択しているかを示す情報である。この情報は、後述の図21のステップ67の処理に伴いサーバ20が作成し、画像形成装置10に渡す必要はない。ステップ8で画像形成装置10から通知される情報にも含まれている必要はない。
また、表示広告テーブル〔ID:A1234〕80Bは、広告情報管理テーブル80Aにある「表示広告テーブルID」81によって特定されるテーブルであり、関連する広告をひと括りにして、「表示広告ID」83と広告の「ファイル名」84とを紐付けて管理するものである。また、「順序」82は、この順で広告を表示する序列を示す情報である。
なお、この表示広告テーブル80Bの例は、表示広告テーブルIDが「A1234」であって、関連する広告どうしが別ファイルで構成されている場合を示している。すなわち、表示広告テーブル80Bの「ファイル名」84に記載されているファイル名がそれぞれ異なる。
この表示広告テーブルにより、サーバ20において、複数の広告を予め対応付けておき、前にどの広告を表示したかに基づき、次に表示すべき関連する広告を選択することができる。
次に、この第4実施形態においてサーバ20が行う広告制御の処理について説明する。
図21は、その処理の流れを示す、図8と対応するフローチャートである。これらの図の各ステップにおける処理は、サーバ20のCPU201が所定のプログラムに基づいて行うものであり、広告制御部23の機能と対応する処理である。
この図21の処理は、図8の場合と同様、画像形成装置10からユーザIDとともに、新しい広告の要求があったことをCPU201が検知した時にスタートする。
図21の処理においてまず、CPU201は、取得したユーザIDに基づき、記憶部24に記憶されている広告情報管理テーブル80Aを参照し、前回の広告の表示状況を取得する(S61)。
そして、CPU201は、ユーザIDに対応した表示広告IDが存在するか否かを調べる(S62)。
表示広告IDが存在する場合(S62のY)は、CPU201は、当該表示広告IDに対応する表示広告テーブルIDが存在するか否かを調べる(S63)。
表示広告テーブルIDが存在する場合(S63のY)は、CPU201は、表示広告テーブルIDに対応する表示広告テーブル80Bを参照し(S64)、表示広告テーブルにおいて、ステップ61で取得した表示広告IDの次の順に登録されている広告があるか否かを調べる(S65)。
そして、表示広告IDの次の順に登録されている広告がある場合(S65のY)は、CPU201は、表示広告テーブル80Bにおいて、表示広告IDの次の順に登録されている表示広告IDに対応する広告のファイルを取得する(S66)。
そして、取得した広告ファイルを画像形成装置10に送り、始めから表示するよう指示する(S69)。その後、広告の広告表示状況を、表示を指示した先の装置(今回の画像形成装置10)から受信するのを待ち(S70)、広告情報管理テーブル80Aを更新し(S71)、処理を終了する。
一方、表示広告IDの次の順に登録されている広告がない場合(S65のN)は、CPU201は、新たな表示広告テーブルを選択し(S67)、その広告表示テーブルの先頭の広告を取得する(S68)。そして、ステップ69以降の処理を行って処理を終了する。なお、ステップ67で選択した表示広告テーブルの表示広告テーブルIDは、ステップ71で今回の広告表示に係るユーザIDと対応付けて登録する。
また、ステップ62において、ユーザIDに対応した表示広告IDがない場合(S62のN)又は、ステップS63において表示広告テーブルIDがない場合(S63のN)も、ステップ67以降の処理を行って処理を終了する。
なお、表示広告IDがある(S62のY)にもかかわらず、それに対応した表示広告テーブルがない場合(S63のN)は、図21の処理の範囲では起こらないはずであるが、他の何らかの事情で起こることも考慮してこの場合の処理も設けたものである。
以上の処理の流れを、具体例で説明する。サーバ20が画像形成装置10からユーザIDが「012345」であるユーザからの広告表示要求を受けると、サーバ20は、広告情報管理テーブル80Aを参照する。このとき、テーブルの内容が図20に示した通りであるとすると、ユーザID「012345」に対応する表示広告ID「Id0345672」が存在する。かつ、表示も終了しており、表示広告ID「Id0345672」に対応する表示広告テーブルID「A1234」も存在することが分かる。
そこで、サーバ20は表示広告テーブルID「A1234」の表示広告テーブル80Bを取得し、表示広告ID「Id0345672」の次の順に登録されている広告があるかを調べる。そうすると、3番目に表示広告ID「Id0345673」の広告が存在するので、このファイル「cmid034567_a3.mp4」を取得し、要求元である画像形成装置10に送って、始めから再生するよう指示する。こうすることにより、前回広告を表示した装置で表示された広告に関連した広告を、今回広告の表示を要求してきた装置においても表示させることができる。
なお、この第4実施形態において、広告情報管理テーブル80Aの表示実績の欄に表示時間が記録されていた場合に、その表示時間がその広告表示時間の全体の50%以上であれば、表示広告テーブル80Bにある次の順の広告を表示する。一方、50%未満であれば、前回の広告を再度今回広告を表示する装置でも表示するようにしてもよい。
具体例で言えば、図20の広告情報管理テーブル80Aにおいて、表示広告ID「Id0345672」の表示実績が全体の50%以上であった場合は、その次の表示広告テーブル80Bの3番目の表示広告ID「Id0345673」の広告を最初から表示させる。これに対し、表示広告ID「Id0345672」の表示実績が全体の50%未満の場合は、この広告を今回の広告として表示させてもよい。こうすることにより広告効果を上げることができる。
また、表示広告テーブルに登録されている広告を上から順に表示するのではなく、表示広告テーブルに登録された広告の中から、これまでに表示されていない広告をランダムに選択し、決定してもよい。その際、次の図22に示すような広告表示履歴管理テーブルを用いて行うことが考えられる。
図22は、ユーザに対する広告表示履歴を管理するためのテーブルの一例を示すものである。
図22に示す広告表示履歴管理テーブル50は、符号51で示すユーザIDと関連付けて、当該ユーザに対して過去に表示したことのある広告の広告IDを、符号52で示す広告表示履歴の欄に記録しているものである。この広告表示履歴管理テーブル50をサーバ20の記憶部24に記憶しておき、図21のステップ68において、新たな表示候補の広告を取得する際にこの広告表示履歴管理テーブル50を参照することにより、ユーザが過去に見たことのある広告を除くことができる。
この処理によれば、あらかじめ設定された対応関係に基づき、今回表示する広告として、前回表示した広告と関連する広告を選択することができる。このため、複数話に亘るシリーズ物の広告を順番に表示するなど、広告の内容にさまざまなバリエーションを持たせることができ、広告効果を高めることができるという効果がある。
〔第5実施形態:図23及び図24〕
次に、本発明の第5実施形態である情報表示システムについて説明する。
その第5実施形態は、同一のファイルの中に関連する広告が複数含まれて構成されている点が第4実施形態と異なる。また、画像形成装置においてジョブ終了の前に広告が終了した場合には第1実施形態等のように新たに広告を要求する点も異なる。その他の点については第4実施形態と共通である。
そして、この情報表示システムの第5実施形態は、画像形成装置10が行う広告表示に関する処理は、第1実施形態と同様であり、サーバ20が行う広告制御に関する処理は、第4実施形態の処理に近いが、上記の相違点に伴い差がある。そこで、この第4実施形態との差に焦点を当てて説明する。
まず、この第5実施形態における広告表示状況の管理について説明する。図23は、第5実施形態における画像形成装置10での広告表示状況を、ユーザIDと関連付けて管理する広告情報管理テーブル及び表示広告テーブルの例を示す、図20と対応する図である。
図23において、広告情報管理テーブル80Aは、図20に示した広告情報管理テーブル80Aと同一であるので説明は省略する。
また、表示広告テーブル80B′は、広告情報管理テーブル80Aにある「表示広告テーブルID」81によって特定されるテーブルであり、関連する広告をひと括りにして、「表示広告ID」83と広告の「ファイル名」84とを紐付けて管理するものである。
なお、この表示広告テーブル80B′は、図20の表示広告テーブル80Bと対応するものであり、表示広告テーブル80Bでは、ファイル名がそれぞれ異なるのに対し、表示広告テーブル80B′ではファイル名が同一である点で異なる。なお、「ファイル名」84については、「表示広告ID」83毎に登録せず、表示広告テーブル80B′全体と対応するレコードとして1つだけ登録してもよい。
また、表示広告テーブル80B′では、表示広告IDに対応するファイル名が同一であるため、これらの表示位置を区別するために、それぞれの広告の「開始時間」85及び「終了時間」86を指定する欄を設けている。また、「順序」82は、この順で広告を表示する序列を示す情報である。
この図23に示す広告情報管理テーブル80Aと表示広告テーブル80B′により、前回使用した装置における広告の表示実績に基づき、今回の広告を決定することができる。
例えば、前回広告を表示した装置におけるユーザID「012345」の表示広告ID「Id0345671」の表示実績が「0:15」であった場合、表示広告テーブルID「A1234」に対応する表示広告テーブル80B′を参照する。それによって、「Id0345671」の終了時間が「0:20」であることがわかる。このため、「Id0345671」の広告は、前回広告を表示した装置では表示中断されたことが分かる。そこで、サーバ20は、今回使用する装置に表示する広告を、「Id0345671」の次にある順序2の「Id0345672」に決定し、その開始時間「0:23」から表示するよう、今回広告を表示する装置に指示することができる。
なお、今回使用する装置での広告表示状況の受信による広告情報管理テーブル80Aと表示広告テーブル80B′の更新については後述する。
次に、この第5実施形態においてサーバ20が行う広告制御の処理について説明する。
図24は、その処理の流れを示すフローチャートであり、図21と対応するものである。図21と同じ処理については同じ符号を付している。
図24の処理は、図21の場合と同様に、画像形成装置10からユーザIDと共に新しい広告の要求があったことをCPU201が検知した時にスタートする。
なお、図24においては、ステップ65でYesとなった場合の以降の処理(S66′及びS69′)が、図21のS66及びS69の処理と異なる。また、図24のS71A、S71B、S71Cと続く処理が、図21のS71の広告情報管理テーブルの更新の処理に対応する。そこで、これらの相違点についてのみ説明する。
図24の処理において、ステップ65でYesとなった場合は、CPU201は、表示広告テーブル80B′において、ユーザIDと紐付けられた表示広告IDの次の順に登録されている表示広告IDに対応する広告のファイル及び開始時間を取得する(S66′)。そして、取得した広告のファイルを送り、開始時間より広告を表示するよう画像形成装置10に指示する(S69′)。
そして、表示した広告の広告表示状況を、表示を指示した先の装置である画像形成装置10から受信する(S70)。
この受信があると、CPU201は、S70で受信した広告表示状況に含まれるユーザIDに基づき、ユーザIDと紐付けられた表示広告IDと対応する表示広告テーブルIDの表示広告テーブルを参照する(S71A)。
次に、画像形成装置10での広告の表示実績から、表示した広告の中断時の表示広告IDを特定する(S71B)。これを図23を参照しつつ、具体例を用いて説明する。
例えば、S70で受信した画像形成装置10での、ユーザID「012345」に対応する表示広告ID「Id0345671」の広告の表示実績が「0:55」であったとする。CPU201は、表示広告ID「Id0345671」に対応する表示広告テーブルID「A1234」の表示広告テーブル80B′を参照し、表示実績が「0:55」がどの表示広告IDに対応する広告において中断したものかを調べる。その結果、「0:55」は表示広告ID「Id0345673」に対応する広告の表示時間に含まれることが分かる。そこで、CPU201は、今回の広告の中断時の表示広告IDを「Id0345673」と特定することができる。
図24に戻り、CPU201は、ステップ71Bで特定した表示広告IDと、画像形成装置10での表示実績により、広告情報管理テーブル80Aを更新し(S71C)、処理を終了する。ステップ71Bの具体例を用いれば、図23の広告情報管理テーブル80Aにおいて、表示広告IDの欄42を「Id0345673」に、表示実績の欄43を「0:55」に書き換える。
以上の処理によれば、1つの動画データに複数の広告を含めた場合でも、複数の第4実施形態の場合と同様な効果が得られる。
なお、第5実施形態においても、第4実施形態で述べたような、前回の広告の表示実績に応じて、今回次の順の広告を表示するか、前回の広告を再度表示するかを決定するようにする変形が適用可能である。また、図22に示すような広告表示履歴管理テーブルを用いて、これまでに表示されていない広告をランダムに選択する変形も適用可能である。
また、本発明のプログラムの実施形態は、電子機器のコンピュータを、ここまでに説明してきたサーバ20の機能の全部又は一部を実現させるためのプログラムである。そして、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各手段としての機能を実現させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
〔第6実施形態:図25及び図26〕
次に、本発明の第6実施形態である情報表示システムについて説明する。
図25は、本発明による情報表示システムの第6実施形態の機能構成を示す図4と同様なブロック図である。
この第6実施形態は、画像形成装置10Aおよび画像形成装置10B上で表示していた第1の情報および第2の情報に加え、第3の情報を表示する表示部を有する電子機器として、携帯端末90が追加されている。その点が、図4に示した第1実施形態の機能構成と異なるが、その他の部分は共通である。
携帯端末90は、画像形成装置10A、10Bと同様に、データ送受信部91、入力部92、出力部93、および記憶部94の機能を備えている。
第1の情報、第2の情報、および第3の情報は、第1実施形態および第2実施形態において、第1の情報と第2の情報間にあったのと同様な関連を持つ。
図26は、この第6実施形態における広告表示の流れを説明した図である。ここで、第1の情報は画像形成装置10A(入力機)上で、第2の情報は画像形成装置10B(出力機)上で、第3の情報は携帯端末90で表示されるものとしている。
しかし、別の実施形態として、第1の情報、第2の情報、および第3の情報が、いずれか単一の電子機器の同じ表示装置で表示されてもよい。また、第1の情報及び第3の情報を画像形成装置10A上で、第2の情報を画像形成装置10B上で表示するというように、第1の情報から第3の情報を表示する表示装置の組み合わせを任意にすることもできる。
また、第3の情報の内容は第1の情報の内容および第2の情報の内容と時系列的に続きになっていない内容でも良い。例えば、第1の情報の内容が付近のお店の広告であれば、第3の情報の内容はお店の地図や割引クーポン、お店のホームページへのリンクなどを表示することも可能である。
〔第7実施形態:図27〜図30〕
次に、本発明の第7実施形態である情報表示システムについて説明する。
その第7実施形態は、広告内容を視聴した時間に応じてユーザが実施したジョブに掛かる代金を割り引く機能を追加した点において他の実施形態と異なり、そのほかの点で共通である。
図27は、本発明による情報表示システムの第7実施形態の機能構成を示す図4と同様なブロック図である。
この第7の実施形態は、ネットワーク30に課金サーバ300を接続している。この課金サーバ300は、データ送受信部301、割引判断部302、および課金部303の機能を有している。データ送受信部301は、ネットワーク30を介してサーバ20及び画像形成装置10A′、10B′とデータ通信する機能である。割引判断部302と課金部303は、表示する広告が割引に該当するか否かを判断し、割引に該当する場合は、ユーザに対する割引の課金をする手段である。
なお、別の実施形態として、課金手段を、画像形成装置10A′又は画像形成装置10B′に持たせてもよい。
この実施形態の画像形成装置10A′、10B′には、それぞれ自己の画像形成装置の能力を管理する機器能力管理部17A,17Bの機能を設けている。
図28は、この第7実施形態において、課金サーバ300のCPUが実行するジョブ実行に係る代金の割引を行う処理の流れを示すフローチャートである。
図29は、ジョブが完了したときの処理の流れを示すフローチャート、図30は、表示実績の抽出に関する処理の流れを示すフローチャートである。
これらの図において、各ステップを「S」と略記している。
この実施形態において、課金サーバ300は、ユーザが行ったジョブに対する代金の請求を定期的にまとめて行うものを想定している。
図28はユーザに対する代金の請求額を算出する際に実施される処理で、ここでは例として、広告の表示実績が80%以上のものを割引を実施する広告とし、割引代金を広告1本あたり5円としている。
また、サーバ20は表4に示すようなテーブルを管理しており、このテーブルを利用することによって、該当広告数を算出するものとする。
Figure 0006459675
課金サーバ300のCPUが図28の処理を開始すると、まず、サーバ20へユーザIDを送信し、そのユーザIDに対応した表示実績を取得する(S81)。
次いで、取得した表示実績のうち、ユーザが視聴した広告の表示実績の広告時間の80%以上のものを抽出する(S82)。
そして、ユーザへ請求対象の代金から、S82で抽出した表示実績の数×5円の代金を割り引く(S83)。
課金サーバ300のCPUが図29の処理を開始すると、ステップ91でジョブの完了を待ち、ジョブが完了すると、サーバ20へジョブの終了を通知する(S92)。
次いで、サーバ20に、割引に該当する広告の数および広告IDを要求する(S93)。
そして、該当広告の数×5円の代金をユーザに返金し(S94)、ステップ95で返金完了と判断するのを待つ。返金が完了すると、ステップ96で、サーバ20に対し返金したユーザIDおよび広告IDを送金し、該当表示実績を割引済みとする。
図30の処理では、課金サーバ300のCPUが、画像形成装置10B′からの割引該当広告数取得の要求を受信する(S101)と、表4に示したテーブルより、ユーザIDに対して割引を行なっていない表示実績を抽出する(S102)。このとき、ユーザIDを入力とし、表示実績が完了となっているもののうち、割引済みが「false」となっているものを抽出する。そして、画像形成装置10B′に対し、抽出した結果を通知する(S103)。
なお、この例では割引金額を全ての広告で同一にしているが、他の例として、広告によって割引金額を異ならせてもよい。その場合は、表5に示すような各表示広告IDに対する割引料金を示すテーブルをサーバ20に持たせればよい。
Figure 0006459675
〔第8実施形態:図31〕
次に、本発明の第8実施形態である情報表示システムについて説明する。
その第8実施形態は、広告の表示中に、ユーザによるスキップキーの押下によって途中で強制的に終了するスキップ機能を有する。そして、そのスキップ機能を実行する前に、ユーザに対し、広告視聴に対する割引が行われなくなる旨の警告を表示する機能を追加した点が、他の実施形態と異なる。その他の部分は他の実施形態と共通である。
図31は、その第8実施形態の情報表示システムにおいて、画像形成装置10B′が、スキップ機能を実行する前に、ユーザに対し広告視聴に対する割引が行われなくなる旨の警告を表示する処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、画像形成装置10B′のCPU101が実行する。
画像形成装置10B′のCPU101は、ステップ111でユーザによるスキップの指示を検知すると、ステップ112で表示中の広告を一時停止する。
そして、ステップ113で、現在表示中の広告IDと表示実績を基に、サーバ20から現時点で割引可能か否かを取得する。
それによって、現時点で割引不可能か否かを判断し(S114),不可能でなければ(割引可能であれば)、ステップ118で停止中の広告の表示を再開した後、処理を終了する。現時点で割引不可能(S114でYes)であれば、ステップ115で、「割引が行われなくなります。広告をスキップしますか」のダイアログを表示して、ユーザに警告する。
その後、OKが押下されたかどうかを判断し(S116)、OKが押下された場合は、ステップ117で広告の表示を停止して、処理を終了する。
OKが押下されなかった場合(S116でNo)は、ステップ118で停止中の広告の表示を再開した後、処理を終了する。
〔まとめと変更例〕
以上で、本発明の各実施形態の説明を終了するが、本発明の各実施形態において使用する電子機器は、画像形成装置に限るものではなく、ユーザによって操作され、当該装置の前にいるユーザに対して何らかの出力を行うものであれば何でも構わない。例えば、音声や映像を記録するDVD書き込み装置等であってもよい。その場合は、他方の電子機器である装置は音声や映像の入力装置となる。また、電子機器が行う動作結果の出力は、動作が完了した旨の通知のみであってもよい。
また、各装置の具体的な構成、処理の内容、データの構成等は、上述した各実施形態で説明したものに限るものではなく、本発明の主旨を損なわない範囲で変更することが可能なことは、言うまでもない。
例えば、本発明の実施形態の説明において、情報の表示について説明したが、本発明はそれに限るものではなく、たとえば音声により情報を提供することも表示に含めてもよい。
また、「動作結果以外の情報」としてユーザに表示する情報は、広告に限るものではなく、任意の情報でよい。例えば、社内において社員に伝える各種の情報(例えば、営業時間の変更や休日のお知らせ等)でもよい。
また、画像形成装置10Aと画像形成装置10Bとが連携した動作において、画像形成装置10Aにおいて入力した画像データをサーバ20が一時預かるのではなく、画像形成装置10Aにおいて今回使う装置となる画像形成装置10Bを指定し、そこに直接データを送るようにしてもよい。
図7の広告情報管理テーブル40は、ユーザIDをキーとして管理するものであるが、ジョブIDと紐付けて管理してもよい。複数の電子機器(前回広告を表示した装置と今回広告を表示する装置)が連携してジョブを実行する場合には、最初の電子機器における情報の表示状況をジョブIDに基づいて管理してもよい。ジョブIDが共通である場合には、これを実行するユーザも共通であるとみなしてよいからである。
また、サーバ20が備える機能を、複数の装置に分散して設け、それらの装置の協働により実現するようにしてもよい。また、サーバ20が備える機能の全部又は一部を、画像形成装置10(10A又は10B)に設けてもよい。例えば、決定手段を画像形成装置10A又は画像形成装置10Bに設けたり、画像形成装置10A及び画像形成装置10Bの一方に広告情報管理テーブル等の表示状況の情報を備えておき、他方の装置においてその情報を利用して表示する情報を決定するようにしたりしてもよい。また、サーバ20を画像形成装置10と一体に設置するようにしても良い。一体に設置とは、例えば、図32に示すように、画像形成装置10C内にサーバ20Cを設置し、電源やネットワーク30との接続部などを、サーバ20Cと画像形成装置10Cとで別々に設ける構成にしてもよい。
また、各電子機器と、その電子機器が備える表示部とが、一体化されている必要はなく、別々の装置であってもよい。画像形成装置と別に設けたディスプレイを用いる等である。また、表示内容が画像や映像である必要もない。音声による表示も考えられる。表示すべき情報は、表示手法に合った形式のデータとして準備する。音声表示であれば、音声データを用意する。動画データのうち音声のみ再生できる場合は動画データでも構わない。
また、サーバ20のジョブ制御部22に、画像形成装置10A及び画像形成装置10Bを連携動作させ、その動作結果を出力させる機能を備えてもよい。この場合、ジョブ制御部22は、第1の電子機器と連携した動作を第2の電子機器に指示し、ユーザの操作に従って第2の電子機器に動作結果を出力させる連携制御手段として機能する。この連携制御手段の行う処理が、連携制御手順の処理に該当する。
サーバ20が連携動作を行う場合、記憶部24は、ネットワーク上の画像形成装置10を連携動作させるために必要な情報(例えば画像形成装置の識別情報や機器情報等)を記憶する機能も備える。
なお、連携した動作とは、ある装置の動作結果を次の装置が取得してその動作結果に基づき動作する、というように、複数の装置が予め定められた手順に従って順次関与して一連の動作を行うことをいう。なお、一連の動作は、予め手順が決まっていれば、必ずしも時間的に連続して行う必要はない。途中に特定のイベントを検出するまで待機する手順が入っていてもよい。
このように画像形成装置10A,10Bのように複数の装置に連携した動作を行わせる場合、ユーザはそれらの装置の間を順次移動しながら装置を使用することが考えられる。従って、前段の動作を行う装置に表示させた情報と関連する情報を、次段の動作を行う装置に表示させることにより、1台の装置では十分に表示時間を確保できない場合であっても、表示した情報をユーザに深く印象付けることができると考えられる。
以上説明した各実施形態、動作及び各変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることはもちろんである。
1:情報表示システム、10,10A,10B,10A′,10B′:画像形成装置
11A,11B:操作部 12A,12B :データ送受信部
13A,13B:ジョブ制御部 14A,14B:入力部 15A,15B:出力部
16A,16B:記憶部 17A,17B:機器能力管理部 20:サーバ
21:データ送受信部 22:ジョブ制御部 23:広告制御部 24:記憶部
30:ネットワーク 90:携帯端末 91:データ送受信部 92:入力部
93:出力部 94:記憶部 101:CPU 102:ROM
103:RAM 104:通信I/F 105:HDD 109:エンジン部
110:UI部 201:CPU 202:ROM 203:RAM
204:通信I/F 205:HDD 206:UI部 300:課金サーバ
301:データ送受信部 302:割引判断部 303:課金部
特開2011−086213号公報

Claims (14)

  1. 表示部を有する1以上の電子機器を含む情報表示システムであって、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    該受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、
    該決定手段によって前記表示部に表示すると決定された前記第2の情報を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    ユーザの入力に応じて前記電子機器に所定の処理を実行させるように制御する制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記制御手段により前記電子機器が所定の処理を実行中に前記第2の情報を前記表示部に表示させることを特徴とする情報表示システム。
  2. それぞれ表示部を有する第1の電子機器と第2の電子機器を含む情報表示システムであって、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記第1の電子機器の表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    該受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記第2の電子機器の表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、
    該決定手段によって前記第2の電子機器の表示部に表示すると決定された前記第2の情報を該表示部に表示させる表示制御手段と、
    ユーザの入力に応じて前記第1、第2の電子機器に所定の処理を実行させるように制御する制御手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記制御手段により前記第2の電子機器が所定の処理を実行中に前記第2の情報を該第2の電子機器の表示部に表示させることを特徴とする情報表示システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報表示システムであって、
    前記表示制御手段が前記表示部に表示させる情報は、所定の時間をかけて表示する情報であり、
    前記記憶手段にユーザごとに関連付けて記憶される表示情報は、前記第1の情報の表示が完了したか否かを示し、
    前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された表示情報が前記第1の情報の表示が完了していないことを示すとき、前記表示部に表示する前記第2の情報を、前記記憶された表示情報に関する前記第1の情報のうち表示された部分の続きに決定することを特徴とする情報表示システム。
  4. 表示部を有する1以上の電子機器を含む情報表示システムであって、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    該受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、
    該決定手段によって前記表示部に表示すると決定された前記第2の情報を前記表示部に表示させる表示制御手段とを有し、
    前記決定手段は、前記表示部に表示する前記第2の情報を、予め設定された対応関係に基づいて前記記憶手段に記憶された表示情報に関する前記第1の情報と対応付けられた情報を、前記表示部に表示する前記第2の情報に決定することを特徴とする情報表示システム。
  5. 表示部を有する1以上の電子機器を含む情報表示システムであって、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    該受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、
    該決定手段によって前記表示部に表示すると決定された前記第2の情報を前記表示部に表示させる表示制御手段とを有し、
    前記表示部で情報の表示中に、ユーザからの入力に応じて該情報の表示を停止する停止手段を備え、
    前記記憶手段にユーザごとに関連付けて記憶された表示情報は、前記第1の情報の表示が前記停止手段によって停止されたか否かを示し、
    前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された表示情報が前記停止手段によって停止されたことを示すとき、前記表示部に表示する前記第2の情報を、前記第1の情報とは異なる情報に決定することを特徴とする情報表示システム。
  6. 表示部を有する1以上の電子機器を含む情報表示システムであって、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    該受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、
    該決定手段によって前記表示部に表示すると決定された前記第2の情報を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記表示部で情報の表示中に、ユーザからの入力に応じて情報の表示を停止する停止手段を有し、
    前記記憶手段は、ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記表示部に表示した情報のうち前記停止手段によって停止された情報を記憶し、
    前記決定手段は、前記記憶手段にユーザごとに記憶された停止された情報に基づき、前記表示部に表示する第2の情報を、該停止された情報とは異なる情報に決定することを特徴とする情報表示システム。
  7. 請求項2に記載の情報表示システムであって、
    前記決定手段は、前記第2の電子機器の表示部に表示する前記第2の情報を、前記第1の情報が表示された表示部を有する前記第1の電子機器と、前記表示制御手段が前記第2の情報を表示する表示部を有する前記第2の電子機器との間の距離に応じて決定することを特徴とする情報表示システム。
  8. 請求項4乃至6のいずれか一項に記載の情報表示システムであって、
    ユーザの入力に応じて前記電子機器に所定の処理を実行させるように制御する制御手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記制御手段により前記電子機器が所定の処理を実行中に前記第2の情報を前記表示部に表示させることを特徴とする情報表示システム。
  9. 表示部を有する1以上の電子機器を含む情報表示システムであって、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    該受付手段によって識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、
    該決定手段によって前記表示部に表示すると決定された前記第2の情報を前記表示部に表示させる表示制御手段とを有し、
    前記記憶手段に記憶された表示情報は、前記第1の情報が表示された時間を示し、
    前記決定手段は、前記表示部に表示する前記第2の情報を、前記第1の情報を表示した時間と前記表示部に前記第2の情報を表示するまでの時間とに応じて決定することを特徴とする情報表示システム。
  10. 請求項2乃至6及び8のいずれか一項に記載の情報表示システムであって、
    前記記憶手段に記憶された表示情報は、前記第1の情報が表示された時間を示し、
    前記決定手段は、前記表示部に表示する前記第2の情報を、前記第1の情報を表示した時間と前記表示部に前記第2の情報を表示するまでの時間とに応じて決定することを特徴とする情報表示システム。
  11. 表示部を有する第1の電子機器と、
    前記第1の電子機器と連携した動作を第2の電子機器に指示する連携制御手段と、
    該連携制御手段の指示に従って動作し、表示部を有する前記第2の電子機器と、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記第1の電子機器の表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける第1及び第2の受付手段と、
    前記第2の受付手段によって前記識別情報の入力を受け付けたとき、前記第1の受付手段によって受け付けた前記識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記第2の電子機器の表示部に表示する第2の情報を決定する決定手段と、
    該決定手段で決定された前記第2の情報を前記第2の電子機器の表示部に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報表示システム。
  12. 表示部を有する第1の電子機器と連携した動作を、表示部を有する第2の電子機器に指示する連携制御手順と、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき、前記第1の電子機器の表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手順と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける第1及び第2の受付手順と、
    前記第2の受付手順で前記識別情報の入力を受け付けたとき、前記第1の受付手順で受け付けた前記識別情報で識別されるユーザと関連付けて記憶された表示情報に基づいて、前記第2の電子機器の表示部に表示する第2の情報を決定する決定手順と、
    該決定手順で決定された前記第2の情報を前記第2の電子機器の表示部に表示させる表示制御手順と、
    を有することを特徴とする情報表示方法。
  13. 表示部を有する1以上の電子機器を含む情報表示システムであって、
    ユーザごとに、該ユーザを識別する識別情報の入力を受け付けたとき前記表示部に表示した第1の情報に関する表示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザを識別する識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    該受付手段によって前記識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて前記記憶手段に記憶された表示情報に基づいて、前記表示部に表示する第2の情報を決定する第1の決定手段と、
    該第1の決定手段によって前記表示部に表示すると決定された前記第2の情報を前記表示部に表示させる第1の表示制御手段と、
    前記受付手段によって前記識別情報の入力を受け付けたとき、該識別情報で識別されるユーザと関連付けて前記記憶手段に記憶された表示情報に基づいて、前記表示部に表示する第3の情報を決定す第2の決定手段と、
    該第2の決定手段によって前記表示部に表示すると決定された第3の情報を前記表示部に表示させる第2の表示制御手段と、
    ユーザの入力に応じて前記電子機器に所定の処理を実行させるように制御する制御手段とを有し、
    前記第1、第2の表示制御手段は、前記制御手段によって前記電子機器が所定の処理を実行中に前記第2の情報及び前記第3の情報をそれぞれ前記表示部に表示させることを特徴とする情報表示システム。
  14. 請求項1に記載の情報表示システムであって、
    前記記憶手段によって記憶された表示情報に関する第1の情報が表示される表示部を有する電子機器と、前記表示制御手段が前記第2の情報を表示させる表示部を有する電子機器が単一の携帯端末であることを特徴とする情報表示システム。
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