JP6310795B2 - 広告制御装置、広告制御方法及び広告制御システム - Google Patents

広告制御装置、広告制御方法及び広告制御システム Download PDF

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Description

本発明は、広告制御装置、広告制御方法及び広告制御システムに関する。
従来、利用者が聞こえない周波数の音波等を用いて、情報の送受信を行う音響信号の技術が知られている。例えば、看板等の広告媒体にスピーカーを設置して音響信号を出力し、音響信号を受信した端末に広告と関連する情報や広告の情報をプッシュ通知する技術が知られている。
特開2013−097603号公報 特開2001−320337号公報
しかしながら、上記の従来技術では、広告媒体としての利用効率が良いとは限らない。例えば、上記の従来技術では、広告に設置されたスピーカーは、広告媒体に掲載されている広告の内容に関連する広告情報しか出力しない上に、出力する時間帯が限られている場合もあるため、広告媒体としての利用効率が良いとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告媒体の利用効率を向上させることができる広告制御装置、広告制御方法及び広告制御システムを提供することを目的とする。
本願にかかる広告制御装置は、第1広告主の広告配信条件と、前記第1広告主によって利用される広告設備の共有を希望する第2広告主の広告配信条件とに基づいて、出力対象の広告情報を決定する決定部と、前記決定部により決定された広告情報を音波として出力するよう前記広告設備に指示する指示部と、を備えたことを特徴とする広告制御装置。
実施形態の一態様によれば、広告媒体の利用効率を向上させることができる効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる広告制御処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる広告制御装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかるユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる第1広告情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる第2広告情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態にかかる広告制御装置による広告制御処理手順を示すフローチャートである。 図7は、変形例にかかる音響信号によるプッシュ通知の一例を示す図である。 図8は、変形例にかかるユーザ端末の構成例を示す図である。 図9は、変形例にかかる第1広告配信条件と第2広告配信条件とのマッチングの一例を示す図である。 図10は、広告制御装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる広告制御装置、広告制御方法及び広告制御システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる広告制御装置、広告制御方法及び広告制御システムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.広告制御処理〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる広告制御処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる広告制御処理の一例を示す図である。図1では、広告制御システム1によって広告制御処理が行われる。
図1に示すように、広告制御システム1は、ユーザ端末10と、第1広告主端末50と、第2広告主端末51と、広告制御装置100と、広告設備A10と、を含む。ユーザ端末10と、第1広告主端末50と、第2広告主端末51と、広告制御装置100と、広告設備A10とは、ネットワークを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す広告制御システム1には、複数台のユーザ端末10、第1広告主端末50及び第2広告主端末51が含まれてよい。
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される端末装置である。例えば、ユーザ端末10は、スマートフォンなどの携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。
広告設備A10は、各種広告媒体である。例えば、広告設備A10は、パネル式看板、デジタルサイネージ等であり、所定の場所に設置される固定式であってもよいし、キャリーバック、四足歩行ロボット、トレーラ、飛行船等の移動物体に搭載されることによる移動式であってもよい。なお、以下に示す実施形態では、広告設備A10は、パネル式看板であるものとする。また、広告設備A10には、発音装置としてスピーカーL12が搭載されているスピーカーL12は、広告設備A10に掲載されている広告内容に関連する音声を出力する。また、広告設備A10には、発音装置としてスピーカーL12が搭載されている。スピーカーL12は、広告設備A10に掲載されている広告コンテンツC11に関連する音声を出力する。
第1広告主端末50は、第1広告主によって利用される端末装置である。第2広告主端末51は、第2広告主によって利用される端末装置である。第1広告主端末50及び第2広告主端末51は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話機や、タブレット端末や、PDAや、デスクトップ型PCや、ノート型PC等である。なお。以下に示す実施形態では、第1広告主が広告設備A10を利用しているものとする。すなわち、広告コンテンツC11は、第1広告主に関する広告である。
ここで、上述した広告設備A10のスピーカーL12が音声を出力する時間帯や、スピーカーL12が出力する音声の種類は、予め決められている場合がある。この場合、スピーカーL12が音声を出力していない時間帯が存在すること等から、広告設備A10自体が必ずしも効率的に利用されているとはいえない場合がある。そこで、実施形態にかかる広告制御装置100は、第1広告主がスピーカーL12の共有を許可している場合には、第1広告主の広告をスピーカーL12に出力させていない空き時間に、第2広告主の広告をスピーカーL12に出力させる。この点について、図1を用いて説明する。
図1では、第1広告主は、広告設備A10への広告コンテンツC11の掲載を希望する場合に、第1広告主端末50を用いて、第1広告情報として広告配信条件や広告データを広告制御装置100へ送信し、また、第2広告主は、第1広告主によって利用される広告設備A10の共有を希望する場合に、第2広告主端末51を用いて、第2広告情報として広告配信条件や広告データを広告制御装置100へ送信しているものとする。
具体的には、第1広告主であるA不動産が第1広告配信条件として「配信期間:5月1日〜5月31日(全時間)、配信ターゲット:男性、共有フラグ:許可」を、第1広告データとして「お部屋探しならA不動産」といった画像データ及び音声データを送信し、第2広告主であるB百貨店が第2広告配信条件として「配信期間:5月1日〜5月31日(全時間)、配信ターゲット:女性」を、第2広告データとして「B百貨店にて半額セール中」といった音声データ送信しているものとする。
配信期間は、スピーカーL12に広告情報に関する音声を出力させる希望期間や日時である。配信ターゲットは、広告の対象となるユーザ属性である。共有フラグは、第2広告主によるスピーカーL12の共有を許可するか否かを示すフラグである。例えば、第1広告主によって、共有フラグとして、許可があげられていればスピーカーL12から第2広告主の広告情報に関する音声データも出力してよいことになる。
ここでは、取得したユーザ属性が各配信ターゲットを満たすか否かによって、スピーカーL12による出力対象の広告情報を決定する例について説明する。そして、広告制御装置100は、第1広告情報のみ受け付けている場合には、ステップS11〜S15の処理を行う。具体的には、広告制御装置100は、各地のユーザ端末からGPSによる位置情報とユーザIDを取得することで(ステップS11)、広告設備A10から所定の範囲内であるエリアE01内に所在するユーザのユーザ属性を取得する(ステップS12)。
例えば、エリアE01内にはユーザU01しか所在しておらず、広告制御装置100は、5月1日の所定の時間にユーザU01のユーザ属性「男性」を取得したとする。ここで、広告制御装置100は、ユーザ属性「男性」と、第1広告配信条件とのマッチングを行うことにより(ステップS13)、ユーザ属性が、第1広告配信条件に含まれる配信ターゲットを満たすことから、第1広告主の広告情報を出力対象として決定する。
そして、広告制御装置100は、スピーカーL12に対して、かかる第1広告主の音声データを出力するよう指示する(ステップS14)。具体的には、広告制御装置100は、出力指示として、A不動産の「お部屋探しならA不動産」といった音声データを、スピーカーL12へ送信する。そして、スピーカーL12は、かかる音声データを受信した場合に、その音声を出力する(ステップS15)。
一方、広告制御装置100は、第1広告情報に加えて、第2広告情報も受け付けている場合には、以下に示す処理に移行する場合がある。具体的には、広告制御装置100は、ステップS13でのマッチングにより、ユーザ属性が第1広告配信条件を満たさないと判定した場合には、ステップS14以降を行わず、ステップS21に移行する。
例えば、エリアE01内にはユーザU02しか所在しておらず、広告制御装置100は、ステップ12において、5月1日の所定の時間にユーザU02のユーザ属性「女性」を取得したとする。ここで、広告制御装置100は、ユーザ属性「女性」と、第1広告配信条件とのマッチングを行うと(ステップS13)、第1広告配信条件に含まれる配信ターゲットは「男性」であるため、ユーザ属性「女性」が第1広告配信条件を満たさないと判定し、ステップ21へ移行する。つまり、広告制御装置100は、ユーザ属性「女性」と、第2広告配信条件とのマッチングを行う(ステップS21)。この場合、広告制御装置100は、ユーザ属性が、第2広告配信条件に含まれる配信ターゲットを満たすと判定し、さらに、第1広告主は、スピーカーL12の共有を許可しているため、第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。
また、広告制御装置100は、以下の処理をさらに行ってもよい。具体的には、広告制御装置100は、第1広告配信条件と、ステップS21において満たす判定が下された第2広告配信条件とのマッチングを行うことによって、第2広告主の広告情報を出力対象とするか否かを決定する(ステップS22)。ここでは、第1広告配信条件に含まれる配信ターゲットと、第2広告配信条件に含まれる配信ターゲットとが重複しているか否かを判定し、重複していない場合には、第2広告主の広告情報を出力対象として決定する例について説明する。
図1の例では、第1広告配信条件「配信期間:5月1日〜5月31日(全時間)、配信ターゲット:男性、共有フラグ:許可」であり、第2広告配信条件「配信期間:5月1日〜5日31日(全時間)、配信ターゲット:女性」である。ここで、配信ターゲットに着目すると、男性と女性で重複していない。また、現在日時が5月15日だとすると、第1及び第2広告主の双方の広告情報が出力対象となるが、前述したように、このときエリアE01には女性しか存在していないため、「配信ターゲット:女性」を設定している第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。つまり、この例では、広告制御装置100は、配信期間内において、重複していない配信ターゲットが満たされている第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。
そして、広告制御装置100は、スピーカーL12に対して、かかる第2広告主の音声データを出力するよう指示する(ステップS23)。具体的には、広告制御装置100は、出力指示として、B百貨店の「B百貨店にて半額セール中」といった音声データを、スピーカーL12へ送信する。そして、スピーカーL12は、かかる音声データを受信した場合に、その音声を出力する(ステップS24)。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、広告設備A10から所定の範囲内に所在するユーザのユーザ属性を取得する。そして、広告制御装置100は、取得したユーザ属性と第1広告主の第1広告配信条件とのマッチングを行い、第1広告配信条件が満たされる場合には、かかる第1広告主の広告情報を出力対象として決定する。また、広告制御装置100は、第1広告配信条件が満たされない場合には、取得したユーザ属性にと第2広告主の第2広告配信条件とのマッチングを行う。そして、広告制御装置100は、第2広告配信条件が満たされる場合には、かかる第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。これにより、広告制御装置100は、第1広告主がスピーカーL12の共有を許可していれば、スピーカーL12から第1広告主の音声データを出力させていない場合に、第2広告主の音声データを出力させることができる。すなわち、広告制御装置100は、スピーカーL12に対して、出力を行っていない期間を減らすことができるため、広告設備A10の利用効率を高めることができる。また、広告制御装置100によって第2広告主の広告情報が出力対象として決定された場合には、スピーカーL12は、掲載している広告コンテンツC11の内容とは異なる内容の音声データを出力することになり、同時に種類の異なる複数の広告をユーザに提供できるため、広告制御装置100は、広告設備A10の利用効率を高めることができる。
〔2.広告制御装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態にかかる広告制御装置100について説明する。図2は、実施形態にかかる広告制御装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、広告制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線又は無線で接続される。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、第1広告情報記憶部122と、第2広告情報記憶部123とを有する。
ユーザ情報記憶部121は、ユーザ端末10のユーザに関する各種情報を記憶する。ここで、図3に、実施形態にかかるユーザ情報記憶部121の一例を示す。図3に示した例では、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「氏名」、「住所」、「年齢」、「性別」、「興味」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザ端末10又はユーザ端末10のユーザを識別するための識別情報を示す。「氏名」は、ユーザの氏名を示す。「住所」は、ユーザの住所を示す。「年齢」は、ユーザの年齢を示す。「性別」は、ユーザの性別を示す。
すなわち、図3では、例えば、ユーザID「U01」によって識別される田中A子は、「住所:東京都目黒区−−、年齢:32、性別:女性、興味:All」といったユーザ情報を自身のユーザ端末10に登録していることを示す。
第1広告情報記憶部122は、広告情報として第1広告配信条件及び第1広告データを記憶する。ここで、図4に、実施形態にかかる第1広告情報記憶部122の一例を示す。図4に示した例では、第1広告情報記憶部122は、第1広告配信条件として、「広告主名/広告主ID」、「広告設備」、「配信期間」、「配信ターゲット」、「共有フラグ」、「相乗りフラグ」を、第1広告データとして、「デコードNo」、「広告データ」といった項目を有する。
「広告主名/広告主ID」において、「広告主名」は、第1広告主の名称を示し、「広告主ID」は、第1広告主端末50又は第1広告主端末50の広告主を識別するための識別情報を示す。
「広告設備」において、「場所」は、第1広告主によって利用される広告設備A10が設置されている場所を示す。「形態」は、広告設備A10の種類を示し、例えば、パネル、トレーラ、飛行船等である。なお、場所は、広告設備A10がパネルのような固定式であるならば、住所で示されてもよいし、広告設備A10がトレーラ等に設置されていることによる移動式であるならば、移動エリア(例えば、区や町単位など)で示されてもよい。「配信期間」は、スピーカーL12に広告情報に関する音声を出力させる希望期間や日時である。「配信ターゲット」は、広告の対象となるユーザ属性である。
「共有フラグ」は、第2広告主によるスピーカーL12の共有を許可するか否かを示すフラグである。具体的には、第1広告主によって共有が許可されていれば、第1広告配信条件が満たされていないかわりに、第2広告配信条件が満たされている場合に、スピーカーL12は、かかる第2広告主の広告データを出力する。また、第1広告主によって共有が許可されていなければ、スピーカーL12は、いかなる場合であっても第2広告主の広告データは出力しない。
「相乗りフラグ」は、第2広告主によるスピーカーL12の相乗りを許可するか否かを示すフラグである。後に詳述するが、第1広告主によって相乗りが許可されていれば、例えば、第1広告配信条件と第2広告配信条件とが重複している場合であっても、スピーカーL12は、第2広告主の広告データも出力する。
「デコードNo」は、広告情報を識別するための識別番号を示し、スピーカーL12が非可聴な音響信号を出力する場合に、その音響信号に組み込むものである。
「広告データ」は、広告設備A10に掲載される広告の元データ(画像、動画等)、スピーカーL12により出力される音声データ、ユーザ端末10によりプッシュ通知されるプッシュ情報(テキスト、サムネイル、URL等)といった各種広告データを示す。
すなわち、図4では、例えば、広告主ID「M001」によって識別される第1広告主「○○自動車」は、「新車発売」に関する広告を、場所P1に設置されているパネル(以下、パネルP1とする)へ掲載するよう指定すると共に、広告データを「配信期間:5月1日〜5月31日、全時間」、「配信ターゲット:30歳以上、男性、車・不動産に興味あり」に基づいて、パネルP1に搭載されるスピーカーから出力するよう指定し、さらに、第2広告主によるスピーカーの共有を許可していることを示す。なお、第1広告情報記憶部122に記憶される情報は、図4に示した例に限られない。
第2広告情報記憶部123は、広告情報として第2広告配信条件及び第2広告データを記憶する。ここで、図5に、実施形態にかかる第2広告情報記憶部123の一例を示す。図5に示した例では、第2広告情報記憶部123は、第2広告配信条件として、「広告主名/広告主ID」、「広告設備」、「配信期間」、「配信ターゲット」を、第2広告データとして、「デコードNo」、「広告データ」といった項目を有する。
ここで、各項目は、基本的には図4で示した第1広告情報記憶部122に準ずる。なお、広告主名は、第2広告主の名称を示し、広告主IDは、第2広告主端末51又は第2広告主端末51のユーザを識別するための識別情報を示す。また、第2広告データとしての「広告データ」は、スピーカーL12から出力される広告データである。
すなわち、図5では、例えば、広告主ID「M005」によって識別される第2広告主「コープEE」は、パネルP1に搭載されているスピーカーの共有を希望すると共に、広告データを「配信期間:5月1日〜5月31日、全時間」、「配信ターゲット:年齢指定なし、女性、興味指定なし」に基づいて、パネルP1に搭載されるスピーカーから出力するよう指定していることを示す。
図2に戻って説明を続ける。制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告制御装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(広告制御プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、取得部132と、決定部133と、指示部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部131は、ユーザ端末10からユーザ情報を受け付け、また、第1広告主端末50及び第2広告主端末51から各広告情報を受け付ける。具体的には、受付部131は、ユーザ端末10から年齢、性別等の各種ユーザ属性を含むユーザ情報を受け付け、第1広告主端末50及び第2広告主端末51から広告配信条件や広告データを含む広告情報を受け付ける。そして、受付部131は、ユーザ端末10から受け付けたユーザ情報をユーザ情報記憶部121に格納し、第1広告主端末50から受け付けた広告情報を第1広告情報記憶部122に格納し、第2広告主端末51から受け付けた広告情報を第2広告情報記憶部123に格納する。
また、受付部131は、例えば、第2広告主に対して、広告設備A10に関する各種情報として設置場所や形態の一覧を提示することにより、第2広告主に広告設備A10を指定させ、その広告設備A10に対して、第2広告主から広告配信情報や広告データを入稿させる。
取得部132は、ユーザ属性を取得する。具体的には、取得部132は、各地のユーザ端末10からGPS位置情報とユーザIDを取得する。つまり、ユーザ端末10は、GPS受信機能を有しており、位置情報を広告制御装置100に送信する。これにより、取得部132は、位置情報とユーザIDを取得する。
そして、取得部132は、取得した位置情報に基づいて、広告設備A10から所定の範囲内であるエリアE01に所在するユーザ端末10のユーザIDに対応するユーザ属性を、ユーザ情報記憶部121から取得する。ユーザ属性は、ユーザ端末10毎に複数存在し、例えば、年齢、性別、関心事等様々な項目がユーザ属性として存在する。
決定部133は、取得部132によって取得されたユーザ属性が第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、ユーザ属性が第1広告主の広告配信条件を満たさず、かつ、第1広告主が第2広告主による広告設備の共有を許可していれば、ユーザ属性を満たす広告配信条件に対応する前記第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。
具体的には、決定部133は、ユーザ属性と配信ターゲットに基づいて、広告情報を決定する場合、取得部132によってユーザ属性が取得された場合に、第1広告情報記憶部122から第1広告配信条件に含まれる配信ターゲットを取得し、ユーザ属性がかかる配信ターゲットを満たすか否かをマッチング判定する。そして、決定部133は、満たすと判定した場合には、かかる第1広告主の広告情報を出力対象として決定する。そして、決定部133は、決定した広告情報に関する広告データを第1広告情報記憶部122から取得し、指示部134へ送信する。
例えば、決定部133は、第1広告情報記憶部122から第1広告配信条件として、AA自動車の配信ターゲットである「年齢:30歳以上、性別:男性、興味:車、不動産」取得したとする。ここで、決定部133は、取得部132によって取得されたユーザ属性と、配信ターゲットとのマッチングを行う。このときのマッチングは、所定の割合に基づくものであってもよいし、閾値を設定してもよい。例えば、決定部133は、マッチング条件に「8割以上」を設定しているとすれば、ユーザ属性を取得したエリアE01内の全人数に対して、「年齢:30歳以上、性別:男性、興味:車、不動産」を満たす人数が8割以上であれば、ユーザ属性が、配信ターゲットを満たすと判定する。そして、決定部133は、AA自動車の広告情報を出力対象として決定する。そして、決定部133は、AA自動車の広告データを第1広告情報記憶部122から取得し、指示部134へ送信する。
なお、上述した決定部133による処理は、以下に示す処理の前提となる。具体的には、そもそも広告設備A10及びスピーカーL12は、第1広告主によって利用されている設備であり、このうちスピーカーL12の共有目的で、第2広告主が第2広告情報の入稿を行ってくる。つまり、第2広告主による入稿が受け付けられていない場合には、上記決定処理のみが行われ、第2広告主による入稿が受け付けられている場合には、以下に示す処理に移行する場合がある。以下では、この点について説明する。
決定部133は、ユーザ属性が第1広告主の広告配信条件を満たさない場合に、ユーザ属性を満たす広告配信条件に対応する前記第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。具体的には、決定部133は、ユーザ属性が第1広告主の広告配信条件を満たさないと判定した場合に、第2広告情報記憶部123から第2広告配信条件に含まれる配信ターゲットを取得し、ユーザ属性がかかる配信ターゲットを満たすか否かをマッチング判定する。そして、決定部133は、満たすと判定した場合には、第1広告主がスピーカーL12の共有を許可していれば、かかる第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。そして、決定部133は、決定した広告情報に関する広告データを第2広告情報記憶部123から取得し、指示部134へ送信する。なお、ここで行われるマッチングは、上述した第1配信条件に関するマッチングと同様の処理であってよい。また、後に詳述するが、決定部133は、さらに続く処理として、第1広告配信条件と、満たす判定が下された第2広告配信条件とのマッチングを行ってもよい。
図2に戻って説明を続ける。指示部134は、決定部133から音声データ等の各種広告情報に関するデータを受け付けた場合に、スピーカーL12に対して、かかるデータを出力するよう指示する。具体的には、指示部134は、決定部133から受け付けた広告データを出力指示として、スピーカーL12へ送信する。
なお、上述してきた各処理部の処理は、他の処理部によって行われてもよい。例えば、ユーザ属性取得に関する処理は、図示しない専用の処理部によって行われてもよいし、共有や相乗りを判定する図示しない専用の処理部が存在してもよい。
〔3.広告制御装置の処理フロー〕
次に、図6を用いて、実施形態にかかる広告制御装置100による広告制御処理について説明する。図6は、実施形態にかかる広告制御装置100による広告制御処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、広告制御装置100の取得部132は、広告制御装置100の受付部131が第1広告情報を受け付けている場合に(ステップS101;Yes)、各地のユーザ端末10からGPS位置情報とユーザIDを取得する(ステップS102)。そして、取得部132は、広告設備A10から所定の範囲内であるエリアE01内に所在するユーザのユーザ属性を、広告制御装置100のユーザ情報記憶部121から取得する(ステップS103)。次に、決定部133は、取得したユーザ属性と、第1広告情報に含まれる第1広告配信条件とのマッチングを行う(ステップS104)。
決定部133は、ステップS104のマッチングにおいて、取得したユーザ属性が第1広告配信条件の配信ターゲットを満たしている場合には(ステップS105;Yes)、かかる第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、広告制御装置100の指示部134に対して、広告データを送信することで出力指示する(ステップS106)。一方、第1広告主の広告情報を出力対象として決定した場合であっても、第1広告主によって相乗りが許可されていれば(ステップS107;Yes)、ステップS201に移行する。
また、決定部133は、ステップS105でのマッチングにより第1広告配信条件が満たされないと判定した場合にも(ステップS105;No)、ステップS201に移行する。
以下では、ステップS201以降の処理の流れについて説明する。広告制御装置100の決定部133は、受付部131が第2広告主から第2広告情報を受け付けている場合に(ステップS201;Yes)、取得部132によって取得されたユーザ属性と、第2広告情報に含まれる第2広告配信条件とのマッチングを行う(ステップS202)。
決定部133は、ステップS202のマッチングにおいて、取得したユーザ属性が第2広告配信条件の配信ターゲットを満たしている場合に(ステップS203;Yes)、第1広告主によって共有が許可されていれば(ステップS204;Yes)、かかる第2広告主の広告情報を出力対象として決定し、広告制御装置100の指示部134に対して、広告データを送信することで出力指示する(ステップS205)。
〔4.変形例〕
上述した実施例にかかる広告制御装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告制御装置100の他の実施例について説明する。
〔4−1.音響信号出力〕
上記実施形態では、スピーカーL12が可聴な音声を出力する例を示した。しかし、スピーカーL12は、非可聴な音響信号を出力してもよい。この点について図7を用いて説明する。
図7は、変形例にかかる音響信号によるプッシュ通知の一例を示す図である。図7では、広告制御装置100によって広告制御処理が行われ、さらに、スピーカーL12から出力された音響信号に基づいてユーザ端末10によって広告のプッシュ通知が行われる例を示す。
まず、広告制御装置100は、図1に示す処理によって既に第1及び第2広告主の広告情報のうち少なくとも何れか一方を出力対象として決定している。ここでは、広告制御装置100は、第2広告主の広告情報を出力対象として決定しているものとする(ステップS11〜S13、ステップS21)。そして、変形例にかかる広告制御処理は、ステップS21に続くものである。
広告制御装置100は、出力対象として決定された第2広告主の広告情報をスピーカーL12に送信する(ステップS31)。スピーカーL12は、かかる広告情報を組み込んだ音響信号を出力する(ステップS32)。
ここで、ユーザ端末10は、受信した第2広告情報に含まれる配信ターゲットと、ユーザ端末10内に記憶されているユーザ情報とのマッチングを行う(ステップS33)。そして、ユーザ端末10は、ユーザ情報が配信ターゲットとマッチングする場合は、第2広告情報に含まれる広告データをプッシュ通知する(ステップS34)。
なお、スピーカーL12から出力される第2広告情報に含まれる広告データは、例えば、広告のテキストデータやURL等であり、これらはエンコードされていてもよい。また、スピーカーL12は、このような広告データを送信するのではなく、例えば、デコードNoを送信してもよい。そして、ユーザ端末10は、かかるデコードNoを広告制御装置100に送信することで、広告制御装置100からそのデコードNoに対応する広告データを取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した広告データをプッシュ通知してもよい。
続いて、図8を用いて、変形例にかかるユーザ端末10について説明する。ユーザ端末10には、音響信号を受信した場合に、その音響信号に組み込まれている広告情報や、デコードNo等の識別子を特定し、プッシュ通知を行う専用のアプリケーション(以下、「アプリ」と表記する場合がある)が予めユーザによってインストールされているものとする。
図8は、変形例にかかるユーザ端末10の構成例を示す図である。図8に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、ユーザ情報記憶部14と、アプリ制御部15とを有する。
通信部11は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークと有線又は無線で接続される。
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12と出力部13とは一体化される。
ユーザ情報記憶部14は、図3に示すユーザ情報記憶部121と同様に、ユーザ端末10のユーザに関する各種情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報記憶部14は、「ユーザID」、「氏名」、「住所」、「年齢」、「性別」、「興味」といった項目を有する。
アプリ制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(端末制御プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、アプリ制御部15は、例えば、ASICやFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
アプリ制御部15は、表示制御部16と、送信部17と、受信部18と、判定部19とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。なお、アプリ制御部15の内部構成は、図8に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、アプリ制御部15が有する各処理部の接続関係は、図8に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
表示制御部16は、入力部12によって受け付けられた各種操作に応じて、出力部13に各種情報の表示制御を行う。また、表示制御部16は、例えば、ユーザ情報を入力するためのアプリ専用の入力画面から入力されたユーザ情報をユーザ情報記憶部14へ格納する。
送信部17は、アプリ専用の入力画面から入力されたユーザ情報を、表示制御部16を介して入力部12から受け付けた場合に、広告制御装置100へ送信する。
受信部18は、スピーカーL12から音響信号を受信し、受信した音響信号に組み込まれている広告情報を特定する。そして、受信部18は、特定した広告情報を判定部19へ送信する。
判定部19は、受信部18から広告情報を受け付けた場合に、受け付けた広告情報に含まれる配信ターゲットと、ユーザ情報記憶部14に格納されているユーザ属性とのマッチングを行う。そして、判定部19は、配信ターゲットが満たされている場合に、かかる広告情報の広告データに含まれるプッシュ情報を通知する。なお、広告制御装置100は、第1及び第2広告主それぞれから受け付ける広告データとして、図4及び図5に示す項目だけでなく、例えば、URLやクーポン等を受け付けてもよい。これにより、プッシュ通知表示がユーザによって選択された場合に、広告主は、ユーザを所定のページへ誘導することや、ユーザにクーポン等の報酬を与えることができる。
このように、広告制御装置100は、出力対象として決定した広告情報を含む非可聴な音響信号を出力するようスピーカーL12に指示する。また、ユーザ端末10は、かかる音響信号をスピーカーL12から受信した場合に、ユーザ端末10に記憶されるユーザ属性が、広告情報の配信ターゲットを満たしていれば、その広告情報をプッシュ通知する。これにより、広告制御装置100とユーザ端末10とを含む広告配信システムは、配信ターゲットを満たすユーザにピンポイントに広告を提供することができるため、広告効果を高めることができる。
〔4−2.配信期間〕
上述してきた広告制御装置100の決定部133は、ユーザ属性と配信ターゲットに基づいて、マッチングを行い出力対象の広告情報を決定する例を示した。しかし、決定部133は、出力日時と配信期間に基づいて、マッチングを行ってもよい。
具体的には、決定部133は、広告設備A10によって広告情報が出力される出力日時が第1広告主の広告配信条件に含まれる配信期間に該当する場合に、第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、出力日時が第1広告主の広告配信条件に含まれる配信期間に該当しない場合に、出力日時に該当する広告配信条件に対応する第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。
例えば、第1広告配信条件「配信期間:5月1日(9:00〜13:00)」、第2広告配信条件「配信期間:5月1日(14:00〜17:00)」が第1及び第2広告主によって設定されているとする。また、広告制御装置100は、出力時刻を「毎日(11:00、15:00)」と設定しているものとする。ここで、決定部133は、5月1日の11:00には、第1広告主の広告情報を出力するようスピーカーL12に対して指示し、5月1日の15:00には、第2広告主の広告情報を出力するようスピーカーL12に対して指示する。なお、出力日時は、広告制御装置100によって任意に設定されるものであってよい。例えば、日時が設定されてもよいし、5分間隔といったように時間間隔で設定されてもよい。
なお、決定部133は、ユーザ属性と配信ターゲットに基づくマッチング及び、出力日時と配信期間に基づくマッチングの両方を行ってもよい。つまり、広告主から広告配信条件として、配信期間と配信ターゲットの両方を受け付けている場合や、広告制御装置100によって、両方のマッチングを行う設定がなされている場合である。例えば、決定部133は、第1広告配信条件の配信ターゲットが満たされ、かつ、配信期間が満たされていれば、第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、どちらか一方でも満たされていなければ、第2広告配信条件へのマッチングに移行することになる。
〔4−3.第1広告配信条件と第2広告配信条件とのマッチング〕
また、上述してきた決定部133は、第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、第1広告主の広告配信条件を満たさず、かつ、第2広告主の広告配信条件を満たす場合に、第2広告主の広告情報を出力対象として決定する例を示した。しかし、決定部133は、第2広告主の広告情報を出力対象として決定した場合、その第2広告主の広告情報と、第1広告主の広告情報とのマッチングを、さらに行ってもよい。
具体的には、決定部133は、ユーザ属性が第1広告主の広告配信条件を満たさない場合に、第1広告主の広告配信条件と、第2広告主の広告配信条件とを比較し、第2広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットが、第1広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットと重複しない場合に、前記第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。なお、広告配信条件として、配信ターゲットに加えて、配信期間も広告主によって設定されている場合には、それぞれについて重複を判定する。この点について、図9を用いて説明する。
図9は、変形例にかかる第1広告配信条件と第2広告配信条件とのマッチングの一例を示す図である。図9では、A〜Cのマッチング例を示す。まず、図9(A)では、AA自動車によって利用されている広告設備A10のスピーカーL12に対して、コープEEが共有目的で第2広告配信条件を入稿しており、さらに、決定部133のユーザ属性と、第2広告配信条件とのマッチングにより、コープEEの広告情報が出力対象となっている状態である。ここで、決定部133は、AA自動車の第1広告配信条件と、コープEEの第2広告配信条件とのマッチングを行う。
図9(A)では、配信期間が重複するが、配信ターゲットが重複していない。具体的には、それぞれの配信ターゲットを比較すると、男性と女性で重複していない。また、現在日時が5月15日だとすると、第1及び第2広告主の双方の広告情報が出力対象となるが、ユーザ属性が第1広告配信条件を満たさず、第2広告配信条件を満たしているので、決定部133は、第2広告主であるコープEEの広告情報を出力対象として決定する。
続いて、図9(B)では、BB自動車によって利用されている広告設備A10のスピーカーL12に対して、FFタウンが共有目的で第2広告配信条件を入稿しており、さらに、決定部133のユーザ属性及び出力日時と、第2広告配信条件とのマッチングにより、FFタウンの広告情報が出力対象となっている状態である。ここで、決定部133は、BB自動車の第1広告配信条件と、FFタウンの第2広告配信条件とのマッチングを行う。
図9(B)では、配信日及び配信ターゲットが重複するが、配信時間が異なる。具体的には、BB自動車の「配信日:4月15日〜4月21日」に、FFタウンの「配信日:4月16日〜4月19日」が含まれており、また、FFタウンの「配信ターゲット:全項目All」であることからBB自動車の配信ターゲットも含んでいる。また、第1広告主であるBB自動車は、スピーカーの共有を許可している。ここで、決定部133は、BB自動車の「配信時間:17:00−21:00」と異なる配信時間において出力日時を含み、かつ、配信ターゲットを満たしている第2広告配信条件を有する第2広告主、つまり、FFタウンの広告情報を出力対象として決定する。
さらに、図9(C)では、CCミュージックによって利用されている広告設備A10であるトレーラのスピーカーL12に対して、GG屋渋谷店が共有目的で第2広告配信条件を入稿しており、さらに、決定部133のユーザ属性と、第2広告配信条件とのマッチングにより、GG屋渋谷店の第2広告情報が出力対象となっている状態である。ここで、決定部133は、CCミュージックの第1広告配信条件と、GG屋渋谷店の第2広告配信条件とのマッチングを行う。
図9(C)では、第1広告主であるCCミュージックがスピーカーL12の相乗りを許可している。図9(A)及び(B)では、第1広告主がスピーカーL12の共有を許可している場合には、第1広告配信条件と重複しない第2広告主の広告情報を出力対象として決定する例を示している。しかし、相乗りが許可されていれば、決定部133は、第1広告主の広告配信条件と、第2広告主の広告配信条件とが重複する場合に、第1広告主の広告情報と、第2広告主の広告情報の双方を出力対象として決定する。そして、指示部134は、決定された第1広告主の広告情報と、第2広告主の広告情報の双方を同時に、又は、所定のタイミング毎に出力するよう指示する。
ここで、決定部133は、CCミュージックの第1広告配信条件と、GG屋渋谷店の第2広告配信条件とのマッチングを行う。配信期間では完全に重複し、配信ターゲットでも部分的に重複していることがわかる。例えば、エリアE01内に「25歳、女性、興味指定なし」といったユーザ属性を有するユーザが所在しているとすると、第1及び第2広告配信条件の双方が該当する。ここで、CCミュージックは、スピーカーL12の相乗りを許可しているとすると、決定部133は、同一配信期間内でもCCミュージックとGG屋渋谷店の両方の広告情報を出力対象として決定することができる。この場合、それぞれの広告を交互に出力させることが考えられる。また、決定部133は、スピーカーL12に広告情報を音響信号として出力指示する場合には、スピーカーL12は、別波長の音響信号を多重化することで、第1及び第2の広告情報に関する広告データを同時に出力させてもよい。
また、決定部133は、第1広告配信条件と第2広告配信条件とのマッチングを行うことで、例えば、第1広告主にとって不利となるような、第2広告主の広告情報は、出力対象としないといった判定を行うことができる。例えば、決定部133は、マッチングにより、第2広告主が、第1広告主のライバル会社であると判定した場合には、第2広告主の広告情報を出力対象から除外することができる。また、第1広告配信条件に含まれる配信ターゲットと、第2広告配信条件に含まれる配信ターゲットとにおいて、例えば、性別が異なっていたとしても、興味タグにおいて一致していたとする。例えば、「興味タグ:ファッション」で一致していたとすると、決定部133は、第1広告主と第2広告主は、同業者であると判定し、第2広告主の広告情報を出力対象から除外してもよい。なお、かかる処理は、必ずしも第1広告配信条件と第2広告配信条件とのマッチングによって行われる必要はなく、例えば、受付部131が第2広告情報を受け付けた時点で行ってもよい。
〔4−4.ユーザ端末による広告決定〕
また、上記決定部133による広告選択ロジックは、ユーザ端末10に組み込まれていてもよい。これにより、例えば、地下環境など電波の悪い場所であっても、ユーザ端末10がローカルで処理することにより、広告情報を出力することができる。
〔4−5.共有権、相乗り権の販売(1)〕
上述してきた実施形態にかかる広告制御装置100は、共有権、相乗り権を販売してもよい。つまり、広告制御装置100の受付部131は、第2広告主から広告配信条件等と共に、入札を受け付ける。これにより、決定部133は、例えば、複数の第2広告データを出力広告として決定した場合には、最も高い入札がされている第2広告データを出力指示してもよいし、入札額順に配信時間を割り振り、順に出力していくよう指示してもよい。また、広告制御装置100は、共有や相乗りを許可した第1広告主に対して、売り上げの一部を報酬として与えてもよい。
〔4−6.共有権、相乗り権の販売(2)〕
また、受付部131は、第2広告主の広告配信条件と重複しない第1広告主に対応する条件を第2広告主に提示し、第2広告主から広告配信条件と広告情報とを含む入札情報を受け付けてもよい。例えば、受付部131は、第1広告主から配信期間として、「5月1日(9:00〜13:00)」を受け付けている場合には、残りの時間帯を第2広告主に提示することで、空き時間を購入可能としてもよい。
〔4−7.広告効果分析〕
上述してきた実施形態にかかる広告制御装置100は、ユーザ端末10がプッシュ通知を表示した回数や、プッシュされた広告がクリックされた回数を収集することで、CTR等を算出し、広告効果を広告主にレポートしてもよい。
〔4−8.システムの構成〕
上記実施形態では、広告制御装置100は、広告設備A10の外部に存在するものとして説明したが、広告設備A10と一体化されていてもよい。
〔4―9.プログラム〕
また、上述してきた各実施形態にかかる広告制御装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告制御装置100を例に挙げて説明する。図11は、広告制御装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる広告制御装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔4−10.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態にかかる広告制御装置100は、決定部133と、指示部134とを有する。決定部133は、第1広告主の広告配信条件と、第1広告主によって利用される広告設備の共有を希望する第2広告主の広告配信条件とに基づいて、出力対象の広告情報を決定する。指示部134は、決定部133により決定された広告情報を音波として出力するよう広告設備に指示する。
これにより、実施形態にかかる広告制御装置100は、第1広告主がスピーカーL12の共有を許可していれば、スピーカーL12から第1広告主の広告データを出力させていない場合に、第2広告主の広告データを出力させることができる。すなわち、広告制御装置100は、スピーカーL12に対して、出力を行っていない期間を減らすことができるため広告設備A10の利用効率を高めることができる。また、広告制御装置100によって第2広告主の広告情報に関する広告データが出力指示された場合には、スピーカーL12は、掲載している広告コンテンツC11と関連しない音声を出力することになり、同時に種類の異なる複数の広告をユーザに提供できるため、広告制御装置100は、広告設備A10の利用効率を高めることができる。
また、実施形態にかかる指示部134は、音波として可聴な音声を出力するよう指示する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、広告を可聴な音声で配信することができる。これにより、広告制御装置100は、広告設備A10周辺のユーザに対して、一方的に広告の内容を聞かせることができ、広告設備A10に掲載されている広告コンテンツC11へ着目させることができる。これにより、広告制御装置100は、広告効果を高めることができる。
また、実施形態にかかる指示部134は、音波として、決定部133により決定された広告情報に関する情報を含む非可聴な音響信号を出力するよう指示する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、広告を非可聴な音響信号で配信することができる。これにより、広告制御装置100は、ユーザ端末10に直接広告を提供することができる。
また、実施形態にかかる決定部133は、第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、第1広告主の広告配信条件を満たさず、かつ、第1広告主が前記第2広告主による広告設備の共有を許可する場合に、第2広告主の広告配信条件を満たすか否か判定する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、第1広告主の広告配信条件が満たされず、第1広告主の広告データをスピーカーL12に出力させていない場合に、第2広告主の広告配信条件が満たされていれば、第2広告主の広告情報に関する広告データをスピーカーL12に出力させることができるので、スピーカーL12が広告データを出力しない空きの時間を減らすことができる。これにより、広告制御装置100は、広告設備A10の利用効率を高めることができる。また、広告制御装置100によって第2広告主の広告情報が出力された場合には、スピーカーL12は、掲載している広告コンテンツC11と関連しない広告データを出力することになり、同時に種類の異なる複数の広告をユーザに提供できるため、広告制御装置100は、広告設備A10の利用効率を高めることができる。
また、実施形態にかかる決定部133は、広告設備A10から所定の範囲内に所在するユーザのユーザ属性が、第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、ユーザ属性が第1広告主の広告配信条件を満たさない場合に、ユーザ属性を満たす第2広告主の広告配信条件に対応する第2広告主の広告情報を出力対象の広告情報として決定する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、ユーザ属性が広告配信条件を満たす場合に、かかる広告配信条件に対応する広告情報を出力対象として決定することができる。これにより、広告制御装置100は、広告の対象となるユーザに対して、ピンポイントに広告を提供したり、広告設備A10周辺に広告情報が対象とするユーザがより多く集まっている状態で広告データを出力させることができるので、広告効果を高めることができる。また、広告制御装置100は、第1広告主の広告配信条件が満たされず、第1広告主の広告データをスピーカーL12に出力させていない場合に、第2広告主の広告配信条件が満たされていれば、第2広告主の広告情報に関する広告データをスピーカーL12に出力させることができるので、スピーカーL12が広告データを出力していない空き時間を減らすことができる。これにより、広告制御装置100は、広告設備A10の利用効率を高めることができる。
また、実施形態にかかる決定部133は、ユーザ属性が第1広告主の広告配信条件を満たさない場合に、第1広告主の広告配信条件と、第2広告主の広告配信条件とを比較し、第2広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットが、第1広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットと重複しない場合に、第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、例えば、第2広告主の配信ターゲットとして業種等が判定できる要素が含まれている場合、かかる業種が第1広告主と同業種であれば、第2広告主の広告情報を出力対象から除外することができる。このように、広告制御装置100は、第1広告主と第2広告主との関連性に基づいて、第2広告主の広告を配信するか否かを決定することができる。
また、実施形態にかかる決定部133は、広告設備によって広告情報が出力される出力日時が前記第1広告主の広告配信条件に含まれる配信期間に該当する場合に、第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、出力日時が第1広告主の広告配信条件に含まれる配信期間に該当しない場合に、出力日時に該当する広告配信条件に対応する前記第2広告主の広告情報を出力対象として決定する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、第1広告主の広告データをスピーカーL12に出力させていない空き時間に、第2広告主の広告データを出力させることができる。これにより、広告制御装置100は、スピーカーL12が広告を出力していない空き時間を減らすことができるため、広告設備A10の利用効率を高めることができる。
また、実施形態にかかる決定部133は、第1広告主が第2広告主による広告設備への相乗りを許可し、かつ、ユーザ属性が第1広告主の広告配信条件及び第2広告主の広告配信条件を満たす場合に、第1広告主の広告情報と第2広告主の広告情報との双方を出力対象として決定する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、第1広告主が第2広告主による広告設備A10への相乗りを許可していれば、第1広告主の広告配信条件と、第2広告主の広告配信条件とが同時に満たされる場合であっても、第2広告主の広告も配信することができる。これにより、広告制御装置100は、より多くの種類の異なる広告データを
スピーカーL12に出力させることができるので、第2広告主の広告データをスピーカーL12に出力させる機会を増やすことができる。
また、実施形態にかかる決定部133は、第1広告主が広告設備A10の共有を許可している場合に、第2広告主の広告を決定する。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、スピーカーL12に対して第2広告主の広告も出力させることができる。これにより、広告制御装置100は、スピーカーL12の利用効率を高めることができる。
また、実施形態にかかる受付部131は、第2広告主の広告配信条件と重複しない第1広告主に対応する条件を第2広告主に提示し、第2広告主から広告配信条件と広告情報とを含む入札情報を受け付ける。
このように、実施形態にかかる広告制御装置100は、スピーカーL12に第1広告主の広告データ出力させていない空き時間を販売することができる。これにより、広告制御装置100は、広告設備A10の利用効率を高めることができる。また、広告制御装置100は、広告設備A10の本来の利用者でない第2広告主に対しても、広告情報を配信できる機会を与えることができ、また、より多くの広告料を得ることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、決定部は、決定手段や決定回路に読み替えることができる。
10 ユーザ端末
14 ユーザ情報記憶部
15 アプリ制御部
17 送信部
18 受信部
19 判定部
50 第1広告主端末
51 第2広告主端末
100 広告制御装置
121 ユーザ情報記憶部
122 第1広告情報記憶部
123 第2広告情報記憶部
130 広告制御装置
131 受付部
132 取得部
133 決定部
134 指示部

Claims (14)

  1. 第1広告主によって利用される広告設備から所定の範囲内に所在するユーザのユーザ属性を取得する取得部と、
    前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、前記第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たさず、かつ、前記広告設備の共有を希望する第2広告主による前記広告設備の共有を前記第1広告主が許可する場合に、前記第1広告主の広告配信条件と、前記第2広告主の広告配信条件とを比較し、前記第2広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットが、前記第1広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットと重複しない場合に、前記第2広告主の広告情報を出力対象の広告情報を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された広告情報を音波として出力するよう前記広告設備に指示する指示部と、
    を備えたことを特徴とする広告制御装置。
  2. 第1広告主の広告情報を表示し続ける第1の手段と、前記第1広告主の広告情報および第2広告主の広告情報を出力する第2の手段とを有する広告設備に対して広告情報の出力制御を行う広告制御装置であって、
    前記第1広告主の広告配信条件と、前記第1広告主によって利用される前記広告設備の共有を希望する第2広告主の広告配信条件とに基づいて、前記第2の手段から出力させる出力対象の広告情報を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された広告情報を音波として前記第2の手段から出力するよう前記広告設備に指示する指示部と、
    を備えたことを特徴とする広告制御装置。
  3. 前記指示部は、前記音波として可聴な音声を出力するよう指示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の広告制御装置。
  4. 前記指示部は、前記音波として、前記決定部により決定された広告情報に関する情報を含む非可聴な音響信号を出力するよう指示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の広告制御装置。
  5. 前記決定部は、前記第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、前記第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、前記第1広告主の広告配信条件を満たさず、かつ、前記第1広告主が前記第2広告主による前記広告設備の共有を許可する場合に、前記第2広告主の広告配信条件を満たすか否か判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の広告制御装置。
  6. 前記広告設備から所定の範囲内に所在するユーザのユーザ属性を取得する取得部をさらに備え、
    前記決定部は、前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、前記第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たさない場合に、前記ユーザ属性を満たす広告配信条件に対応する前記第2広告主の広告情報を出力対象として決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の広告制御装置。
  7. 前記決定部は、前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たさない場合に、前記第1広告主の広告配信条件と、前記第2広告主の広告配信条件とを比較し、前記第2広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットが、前記第1広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットと重複しない場合に、前記第2広告主の広告情報を出力対象として決定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の広告制御装置。
  8. 前記決定部は、前記広告設備によって広告情報が出力される出力日時が前記第1広告主の広告配信条件に含まれる配信期間に該当する場合に、前記第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、前記出力日時が前記第1広告主の広告配信条件に含まれる配信期間に該当しない場合に、前記出力日時に該当する広告配信条件に対応する前記第2広告主の広告情報を出力対象として決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は5〜7の何れか1つに記載の広告制御装置。
  9. 前記決定部は、前記第1広告主が前記第2広告主による前記広告設備への相乗りを許可し、かつ、前記広告設備から所定の範囲内に所在するユーザのユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件及び前記第2広告主の広告配信条件を満たす場合に、前記第1広告主の広告情報と前記第2広告主の広告情報との双方を出力対象として決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は5〜8の何れか1つに記載の広告制御装置。
  10. 前記第2広告主の広告配信条件と重複しない前記第1広告主に対応する条件を前記第2広告主に提示し、当該第2広告主から前記広告配信条件と広告情報とを含む入札情報を受け付ける受付部、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜9の何れか1つに記載の広告制御装置。
  11. コンピュータが実行する広告制御方法であって、
    第1広告主によって利用される広告設備から所定の範囲内に所在するユーザのユーザ属性を取得する取得工程と、
    前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、前記第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たさず、かつ、前記広告設備の共有を希望する第2広告主による前記広告設備の共有を前記第1広告主が許可する場合に、前記第1広告主の広告配信条件と、前記第2広告主の広告配信条件とを比較し、前記第2広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットが、前記第1広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットと重複しない場合に、前記第2広告主の広告情報を出力対象の広告情報を決定する決定工程と、
    前記決定工程により決定された広告情報を音波として出力するよう前記広告設備に指示する指示工程と、
    を含むことを特徴とする広告制御方法。
  12. 第1広告主の広告情報を表示し続ける第1の手段と、前記第1広告主の広告情報および第2広告主の広告情報を出力する第2の手段とを有する広告設備に対して広告情報を出力する出力制御を行うコンピュータによって実行される広告制御方法であって、
    前記第1広告主の広告配信条件と、前記第1広告主によって利用される前記広告設備の共有を希望する第2広告主の広告配信条件とに基づいて、前記第2の手段から出力させる出力対象の広告情報を決定する決定工程と、
    前記決定工程により決定された広告情報を音波として前記第2の手段から出力するよう前記広告設備に指示する指示工程と、
    を含むことを特徴とする広告制御方法。
  13. 広告制御装置とユーザ端末とを含む広告制御システムであって、
    前記広告制御装置は、
    第1広告主によって利用される広告設備から所定の範囲内に所在するユーザのユーザ属性を取得する取得部と、
    前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たす場合に、前記第1広告主の広告情報を出力対象として決定し、前記ユーザ属性が前記第1広告主の広告配信条件を満たさず、かつ、前記広告設備の共有を希望する第2広告主による前記広告設備の共有を前記第1広告主が許可する場合に、前記第1広告主の広告配信条件と、前記第2広告主の広告配信条件とを比較し、前記第2広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットが、前記第1広告主の広告配信条件に含まれる配信ターゲットと重複しない場合に、前記第2広告主の広告情報を出力対象の広告情報を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された広告情報を音波として出力するよう前記広告設備に指示する指示部とを備え
    前記ユーザ端末は、
    前記広告設備から出力された前記広告情報を受信する受信部
    を備えたことを特徴とする広告配信システム。
  14. 広告制御装置とユーザ端末とを含む広告制御システムであって、
    第1広告主の広告情報を表示し続ける第1の手段と、前記第1広告主の広告情報および第2広告主の広告情報を出力する第2の手段とを有する広告設備に対して広告情報の出力制御を行う前記広告制御装置は、
    前記第1広告主の広告配信条件と、前記第1広告主によって利用される前記広告設備の共有を希望する第2広告主の広告配信条件とに基づいて、前記第2の手段から出力させる出力対象の広告情報を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された広告情報を音波として前記第2の手段から出力するよう前記広告設備に指示する指示部とを備え
    前記ユーザ端末は、
    前記広告設備から出力された前記広告情報を受信する受信部
    を備えたことを特徴とする広告配信システム。
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