JP6458477B2 - 電流推定装置 - Google Patents

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本発明は、電力変換回路、及び前記電力変換回路に対する通電操作により直流電源と電力伝達を行う回転電機を備えるシステムに適用される電流推定装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、回転電機の電圧方程式に基づいてdq座標系におけるd,q軸電流を算出する制御装置が知られている。詳しくは、この制御装置では、d軸インダクタンスに基づいてd,q軸電流を算出している。
特許第5396906号公報
ところで、電力変換回路、及び電力変換回路に対する通電操作により直流電源と電力伝達を行う回転電機を備えるシステムにおいて、直流電源と電力変換回路との間に流れる電流を推定する技術がある。この技術では、予め定められたd軸インダクタンスに基づいて、d,q軸電流を算出し、算出されたd,q軸電流に基づいて、直流電源と電力変換回路との間に流れる電流を推定する。
ここで、d軸インダクタンスは、d軸電流が0よりも大きくなる場合に生じる急激な磁気飽和の影響によって変化する。この場合、実際のd軸インダクタンスが予め定められたd軸インダクタンスから大きくずれ、直流電源と電力変換回路との間に流れる電流の推定誤差が大きくなる懸念がある。なお、上述した急激な磁気飽和が発生する場合におけるd軸インダクタンスの特性を正確に把握することも考えられる。ただし、この特性を正確に把握することは困難である。
本発明は、直流電源と電力変換回路との間に流れる電流の推定誤差を好適に抑制できる電流推定装置を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、電力変換回路(13)、及び前記電力変換回路に対する通電操作により直流電源(14)と電力伝達を行う回転電機(12)を備えるシステムに適用され、前記回転電機の予め定められたd軸インダクタンスに基づいて、前記直流電源と前記電力変換回路との間に流れる電流を推定する電流推定手段と、前記回転電機のdq座標系におけるd軸電流が0よりも大きい所定の値となることを条件として、前記電力変換回路の電圧ベクトルのq軸成分を前記回転電機の誘起電圧成分に追従させるべく前記電圧ベクトルの振幅である電圧振幅を操作する振幅操作手段とを備えることを特徴とする。
電圧ベクトルのq軸成分が誘起電圧成分と一致する状態においては、d軸電流が0となる。この点に鑑み、上記発明では、d軸電流が0よりも大きい所定の値となることを条件として、電圧振幅の操作により、電圧ベクトルのq軸成分を回転電機の誘起電圧成分に追従させる。このため、実際のd軸インダクタンスが、電流推定に用いられる予め定められたd軸インダクタンスから大きくずれることを回避できる。これにより、電流推定手段による電流の推定誤差を好適に抑制することができる。
自動2輪車の全体構成図。 始動発電機の制御システムの全体構成図。 磁極位置検出センサの出力信号を示すタイムチャート。 180°通電制御態様を示す図。 印加電圧算出部の処理を示すブロック図。 電流推定部の処理を示すブロック図。 アイドリング状態における電流推定誤差の増大態様の一例を示す図。 q軸電圧を誘起電圧に追従させることでd軸電流が0となることを示すdq座標系。 誘起電圧追従制御処理の手順を示すフローチャート。 1燃焼サイクルのおける回転変動を示すタイムチャート。 誘起電圧追従制御時の180°通電制御態様を示す図。 電圧位相と時比率補正量との関係を示す図。 その他の実施形態にかかる120°通電制御態様を示す図。 その他の実施形態にかかる誘起電圧追従制御時の120°通電制御態様を示す図。
以下、本発明にかかる電流推定装置を車載主機としてエンジンを搭載した自動2輪車(オートバイ)に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、自動2輪車10は、エンジン11、回転電機としての始動発電機12、電力変換回路としてのインバータ13、直流電源としてのバッテリ14、変速装置15、クラッチ16、駆動輪17、及び制御装置20を備えている。エンジン11は、自動2輪車10の車載主機であり、本実施形態では、単気筒4ストロークエンジンである。なお、エンジン11の燃焼制御は、制御装置20とは異なる他の制御装置(図示せず)によって行われてもよいし、制御装置20によって行われてもよい。
エンジン11の出力軸(以下、クランク軸11a)の第1端には、変速装置15の入力側(具体的には例えば、エンジン側プーリ)が連結されている。本実施形態では、変速装置15として、自動変速装置(具体的には、無段変速装置)を用いている。変速装置15の出力側(具体的には例えば、駆動輪側プーリ)には、クラッチ16と、図示しない2次減速機構とを介して、駆動輪17が連結されている。
クラッチ16は、変速装置15の出力側と駆動輪17との間の動力を伝達可能な状態(以下、クラッチミート状態)、及び変速装置15の出力側と駆動輪17との間の動力が遮断される状態(以下、クラッチ遮断状態)のいずれかに切り替え可能に構成されている。本実施形態では、クラッチ16として、自動遠心クラッチを用いている。本実施形態にかかる自動遠心クラッチは、変速装置15の出力側に接続されたクラッチシュー、クラッチスプリング、及び駆動輪17側に接続されたクラッチアウターを備えている。この構成において、エンジン11の低回転時においては、クラッチスプリングの弾性力によってクラッチシューが縮径し、クラッチシューとクラッチアウターとが非接触状態とされる。これにより、クラッチ遮断状態とされる。一方、エンジン11の回転速度が上昇してクラッチシューに作用する遠心力が増大すると、クラッチスプリングの弾性力に打ち勝ってクラッチシューが拡径し、クラッチシューがクラッチアウターに接触した状態となる。これにより、クラッチミート状態とされる。特に本実施形態では、クランク軸11aの回転速度が所定回転速度(>0)以上となった場合にクラッチミート状態とされるようにクラッチ16が構成されている。本実施形態において、上記所定回転速度は、エンジン11のアイドル回転速度よりも高い回転速度に設定されている。
クランク軸11aの第2端には、始動発電機12を構成するロータの回転軸が直結されている。このため、始動発電機12のロータは、クランク軸11aと一体に回転する。始動発電機12は、電動機(エンジン始動用のスタータ)及び発電機として動作可能であり、エンジンブロックに取り付けられている。本実施形態において、始動発電機12は、3相交流の永久磁石型同期機であり、永久磁石が設けられた上記ロータと、各相巻線が巻回されたステータとを備えている。
続いて、図2を用いて、始動発電機12の制御システムについて説明する。始動発電機12は、インバータ13を介して、バッテリ14に電気的に接続されている。インバータ13は、上アームスイッチSup,Svp,Swpと下アームスイッチSun,Svn,Swnとの直列接続体を備えている。U相上,下アームスイッチSup,Sunの接続点には、始動発電機12の図示しないU相巻線の第1端が接続され、V相上,下アームスイッチSvp,Svnの接続点には、図示しないV相巻線の第1端が接続され、W相上,下アームスイッチSwp,Swnの接続点には、図示しないW相巻線の第1端が接続されている。U,V,W相巻線の第2端同士は、短絡されている。すなわち、本実施形態では、始動発電機12として、Y結線されたものを用いている。各上アームスイッチSup,Svp,Swpの高電位側の端子には、バッテリ14の正極端子が接続され、各下アームスイッチSun,Svn,Swnの低電位側の端子には、バッテリ14の負極端子が接続されている。
ちなみに、各スイッチSup〜Swnとしては、例えば、MOS−FETやIGBT等の電圧制御形の半導体スイッチング素子を用いることができる。また、各スイッチSup〜Swnには、各フリーホイールダイオードDup〜Dwnが逆並列に接続されている。なお、各フリーホイールダイオードDup〜Dwnは、各スイッチが例えばMOS−FETの場合、ボディダイオードであってもよいし、外付けのダイオードであってもよい。
制御システムは、電圧センサ18と、磁極位置検出センサ19とを備えている。本実施形態において、電圧センサ18は、バッテリ14の端子間電圧を検出する。また、磁極位置検出センサ19(例えば、ホールIC)は、各相に対応して設けられ、ロータの回転に応じて図3に示すような出力信号を出力する。これにより、始動発電機12の回転角度(電気角θ)を電気角60°間隔で把握することができる。なお、図3には、U,V,W相に対応する出力信号をSigU,SigV,SigWで示した。
先の図2の説明に戻り、電圧センサ18及び磁極位置検出センサ19の出力信号は、制御装置20に入力される。制御装置20は、マイコンを主体として構成されている。本実施形態において、制御装置20は、始動発電機12を発電機として動作させる場合において、電圧センサ18によって検出されたバッテリ14の端子間電圧(以下、バッテリ電圧VDC)を目標電圧Vtgtに制御すべく、インバータ13を操作する。詳しくは、制御装置20は、上記各種センサの検出値に基づき、始動発電機12を周知の3相180°通電方式で駆動させるためのU,V,W相印加電圧Vu,Vv,Vwを算出する。制御装置20は、算出された印加電圧に基づいて、各スイッチSup〜Swnをオンオフ操作する。これにより、各相のそれぞれについて上アームスイッチと下アームスイッチとが電気角180°毎に交互にオン状態とされてかつ、上アームスイッチのオフ状態への切り替えが相毎に電気角で互いに120°ずつずれるようにスイッチングが行われる。
ここで、先の図2に示すように、本実施形態にかかる制御システムは、バッテリ14とインバータ13とを接続する電気経路に流れる直流電流IDCを検出する電流センサを備えていない。このため、本実施形態において、制御装置20は、直流電流IDCを推定する電流推定処理を行う。以下、始動発電機12の制御について説明した後、電流推定処理について説明する。なお、本実施形態では、上アームスイッチSup,Svp,Swpの高電位側の端子からバッテリ14の正極端子へと流れる直流電流IDC(充電電流)を正の値で定義し、バッテリ14の正極端子から上アームスイッチSup,Svp,Swpの高電位側の端子へと流れる直流電流IDC(放電電流)を負の値で定義する。
制御装置20は、速度算出部21、印加電圧算出部22、電流推定部23(「電流推定手段」に相当)、及びSOC算出部24(「充電率算出手段」に相当)を備えている。速度算出部21は、磁極位置検出センサ19の出力信号(具体的には例えば、出力信号の論理反転タイミングの間隔)に基づいて、始動発電機12の回転速度ω(電気角速度)を算出する。
印加電圧算出部22は、各相巻線に対する印加電圧の指令値である上記各相印加電圧Vu,Vv,Vwを算出する。以下、図5を用いて、印加電圧算出部22について説明する。印加電圧算出部22において、電圧偏差算出部22a(「電圧偏差算出手段」に相当)は、バッテリ14の目標電圧Vtgtからバッテリ電圧VDCを減算することで、電圧偏差ΔVを算出する。位相算出部22b(「位相算出手段」に相当)は、電圧偏差ΔVに基づいて、インバータ13の出力電圧ベクトルVnの位相である電圧位相δを算出する。本実施形態では、電圧偏差ΔVを0にフィードバック制御するための操作量として電圧位相δを算出する。具体的には例えば、電圧偏差ΔVを入力とする比例制御又は比例積分制御によって電圧位相δを算出すればよい。ここで、本実施形態では、dq座標系における正のq軸を基準として、時計まわりに電圧ベクトルVnが回転する場合の電圧位相δを正の値で定義する。特に本実施形態では、電圧ベクトルVnを時計まわりに回転させることを、電圧位相δを遅角させると称し、電圧ベクトルVnを反時計まわりに回転させることを、電圧位相δを進角させると称すこととする。また、電圧ベクトルVnの振幅である電圧振幅を「Vamp」とする。
位相算出部22bは、始動発電機12を発電機として動作させる場合、電圧位相δを0°から規定位相までの範囲内で算出する。規定位相は、0°よりも大きくてかつ90°よりも小さい値に設定されている。なお、本実施形態では、ステータティースへの磁極位置検出センサ19の取付位置の制約等から、規定位相を30°に設定した。ただし、規定位相としては、30°に限らず、0°よりも大きくてかつ90°未満の値であれば、他の値に設定してもよい。
位相算出部22bによって算出された電圧位相δは、矩形波信号生成部22cに入力される。矩形波信号生成部22cは、入力された電圧位相δと、バッテリ電圧VDCと、図示しない磁極位置検出センサ19の出力信号とに基づいて、矩形波信号としての各相印加電圧Vu,Vv,Vwを算出する。詳しくは、まず、バッテリ電圧VDCに電圧利用率Mrを乗算することにより、電圧振幅Vampを算出する。ここで、電圧利用率Mrとは、バッテリ電圧VDCに対する電圧振幅Vampの指令値の比率のことである。本実施形態において、電圧利用率Mrは、基本的にはその上限値Mlimit(0.78)に設定されている。そして、算出された電圧振幅Vampと、電圧位相δとに基づいて、180°通電のための各相印加電圧Vu,Vv,Vwを算出する。矩形波信号生成部22cは、算出された各相印加電圧Vu,Vv,Vwをインバータ13に対して出力する。
また、矩形波信号生成部22cは、電圧位相δと、電圧振幅Vampとに基づいて、電圧ベクトルVnのd軸成分であるd軸電圧Vdと、電圧ベクトルVnのq軸成分であるq軸電圧Vqとを算出する。ちなみに、本実施形態において、矩形波信号生成部22cが「電圧制御手段」を含む。
先の図2の説明に戻り、電流推定部23は、速度算出部21によって算出された回転速度ω、バッテリ電圧VDC、及び矩形波信号生成部22cによって算出されたd,q軸電圧Vd,Vqに基づいて、直流電流IDCを推定する。以下、図6を用いて、電流推定部23の行う電流推定処理について説明する。電流推定部23において、dq軸電流推定部23aは、回転速度ωを入力として、下式(eq1)に基づいてd,q軸電流id,iqを推定する。
Figure 0006458477
上式(eq1)において、「Ra」は電機子巻線抵抗を示し、「Ld」,「Lq」はd,q軸インダクタンスを示し、「Ψa」は誘起電圧定数を示す。上式(eq1)は、永久磁石同期機の電圧方程式を表す下式(eq2)に対して、過渡現象を無視するとの条件を課し、d,q軸電流id,iqについて変形することで導くことができる。なお、下式(eq2)において、「p」は微分演算子を示す。
Figure 0006458477
上式(eq1)において、d,q軸インダクタンスLd,Lq、巻線抵抗Ra及び誘起電圧定数Ψaは、制御対象とする回転電機の仕様や実験データ等で予め定められた固定値であり、記憶手段としての機器定数記憶部23b(例えば、不揮発性メモリ)に記憶されている。なお、巻線抵抗Ra及び誘起電圧定数Ψaが温度依存性を有することから、巻線抵抗Ra及び誘起電圧定数Ψaを温度と関係付けたテーブルやマップを予め作成しておき、テーブルやマップを用いて巻線抵抗Ra及び誘起電圧定数Ψaを設定してもよい。
直流電流推定部23cは、バッテリ電圧VDC、dq軸電流推定部23aによって推定されたd、q軸電流id,iq、及び矩形波信号生成部22cによって算出されたd,q軸電圧Vd,Vqを入力として、下式(eq3)に基づいて直流電流IDCを推定する。
Figure 0006458477
先の図2の説明に戻り、SOC算出部24は、直流電流推定部23cによって推定された直流電流IDCの積算値に基づいて、バッテリ14の充電率SOCを算出する。算出された充電率SOCは、例えば車両の各種処理に用いられる。
ところで、d軸電流が正の値となる場合には、図7に示すように、直流電流IDCの推定誤差ΔIerrが大きくなる。ここで、図7は、直流電流IDCの推定値、直流電流の実測値、d軸電流id、及びエンジン回転速度Nの推移を示す。図7には、時刻t1以降においてエンジン11の運転状態がアイドル運転状態に移行し、d軸電流が負の値から正の値に移行して推定誤差ΔIerrが増大することを示した。d軸電流が正の値となる場合に推定誤差ΔIerrが増大するのは、急激な磁気飽和の影響によって実際のd軸インダクタンスが小さくなり、実際のd軸インダクタンスが、機器定数記憶部23bに記憶されているd軸インダクタンスLdから大きくずれるためである。特に、エンジン回転速度(クランク軸11aの回転速度)がアイドル回転速度付近である場合において電圧位相δが規定位相に達しているときには、始動発電機12の回転速度ωが低く始動発電機12の誘起電圧が小さいことから、d軸電流が正の値になって推定誤差ΔIerrが増大しやすい。
そこで本実施形態では、電流推定処理が行われている状況下において、d軸電流が正の値となる場合、d軸電流を0とする処理を矩形波信号生成部22cにおいて行う。以下、図8を用いてd軸電流を0とできる理由を説明した後、矩形波信号生成部22cの行う処理について説明する。
図8に、電圧位相δが規定位相(30°)となる場合の電圧ベクトルVn0,Vn1,Vn2を示す。ここで、電圧ベクトルVn0は、そのq軸成分が誘起電圧「ω×Ψa」よりも高くなる場合の電圧ベクトルを示し、電圧ベクトルVn1は、q軸成分が誘起電圧と一致する場合の電圧ベクトルを示す。また、電圧ベクトルVn2は、q軸成分が誘起電圧よりも低くなる場合の電圧ベクトルを示す。また、各電圧ベクトルVn0,Vn1,Vn2に対応する各電流ベクトルを「In0,In1,In2」にて示す。
図示されるように、誘起電圧ベクトルと電圧ベクトルとの位置関係により、d,q軸電機子反作用が生じる。詳しくは、電圧ベクトルVn0のq軸成分が誘起電圧よりも大きい場合、電流ベクトルは、d軸電機子反作用によって正のd軸電流が流れるような電流ベクトルIn0となる。ここで、電圧ベクトルVn1のq軸成分を誘起電圧と一致させると、d軸電機子反作用がなくなることから、電流ベクトルは、d軸電流が0となるような電流ベクトルIn1となる。電圧位相が電圧ベクトルVn1よりも大きい電圧ベクトルVn2では、d軸電流の符号が反転し、電流ベクトルは、負のd軸電流が流れるような電流ベクトルIn2となる。このように、電圧ベクトルのq軸成分と誘起電圧との偏差に応じて電流ベクトルの位相が変化する。このことを利用して、電流推定処理が行われている状況下においてd軸電流を0とする。
図9に、矩形波信号生成部22cによって行われる処理について説明する。この処理は、例えば所定の処理周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、クラッチミート状態であるか否かを判断する。ステップS10においてクラッチミート状態でない(クラッチ遮断状態である)と判断した場合には、ステップS11に進み、計算用回転速度ωcを、図10に示すように、エンジン11の1燃焼サイクル(720℃A)における回転速度ωの最小値ωminとする。この処理は、クラッチ遮断状態においては、直流電流IDCの推定誤差が生じやすいことに鑑みて設けられた処理である。つまり、クラッチミート状態である場合、始動発電機12の回転軸が駆動輪17と連結されていることから、回転慣性が大きくなり、始動発電機12の回転変動が抑制される。これに対し、クラッチ遮断状態においては、始動発電機12の回転軸が駆動輪17と連結されていないことから、回転慣性が小さくなり、エンジン11の燃焼制御に伴う始動発電機12の回転変動が大きくなる。このため、都度の回転速度ωを用いて後述するステップS13において誘起電圧「ωc×Ψa」を算出すると、算出された誘起電圧が実際の誘起電圧よりも大きくなることがある。この場合、算出された誘起電圧にq軸電圧Vqを追従させても、d軸電流を0以下にすることができない。
そこで本実施形態では、クラッチ遮断状態である場合、エンジン11の1燃焼サイクルにおける回転速度の最小値ωminを誘起電圧の算出に用いる。
一方、ステップS10においてクラッチミート状態であると判断した場合には、ステップS12に進み、計算用回転速度ωcを、磁極位置検出センサ19の出力信号から把握される最新の回転速度ωiとする。
ステップS11、S12の処理の完了後、ステップS13に進む。ステップS13では、電圧振幅Vamp、計算用回転速度ωc、位相算出部22bによって算出された電圧位相δ、及び機器定数記憶部23bに記憶されている誘起電圧定数Ψaを入力として、下式(eq4)に基づいて、誘起電圧偏差INDEXを算出する。
Figure 0006458477
上式(eq4)において、電圧振幅Vampは、バッテリ電圧VDCに電圧利用率の上限値Mlimit(0.78)を乗算することで算出すればよい。そして、誘起電圧偏差INDEXが0よりも大きいか否かを判断する。この処理は、d軸電流が0よりも大きいか否かを判断するための処理である。ちなみに、本実施形態において、本ステップの処理が「誘起電圧算出手段」を含む。
ステップS13において肯定判断した場合には、d軸電流が0よりも大きいと判断し、ステップS14に進む。ステップS14では、誘起電圧偏差INDEXを0にフィードバック制御するための操作量として時比率補正量ΔDuty(≧0)を算出する。ここでは、誘起電圧偏差INDEXが大きいほど、時比率補正量ΔDutyを大きく算出する。本実施形態において、本ステップの処理が「時比率設定手段」を含む。以下、本ステップの処理について説明する。
本ステップの処理は、図11に示すように、180°通電制御を基本としつつも、180°通電制御にDuty制御(PWM制御ともいう)を組み合わせることで、q軸電圧を誘起電圧に追従させるための処理である。ここで、図11は、先の図4に対応している。本実施形態では、下アームスイッチSun,Svn,Swn(「対象スイッチ」に相当)について、180°通電制御によって規定されるオン期間をオン操作可能期間とし、このオン操作可能期間内において、オンオフ操作を繰り返す。ここで、オンオフ操作1周期(1スイッチング周期Tsw)に対するオン操作時間Tonの割合である時比率Duty(=Ton/Tsw)を調整することで、電圧振幅Vampを調整することができる。詳しくは、時比率Dutyが小さくなるほど、電圧振幅Vampが小さくなる。
本実施形態では、電圧利用率がその上限値Mlimitとなる場合の時比率Dutyを100%とする(先の図4参照)。そして、100%から、ステップS14で算出した時比率補正量ΔDutyを減算した値を最終的な時比率「100−ΔDuty」に設定して各相印加電圧Vu,Vv,Vwを算出する。
なお、図12に、電圧振幅Vampの調整態様の一例を示した。図示されるように、q軸電圧が互いに同一の電圧ベクトルVn1,Vn2において、電圧位相δが大きい電圧ベクトルほど、q軸電圧を誘起電圧に一致させるための時比率補正量ΔDutyが大きく設定される。なお図12において、便宜上、電圧ベクトルVn2を、電圧位相が規定位相(30°)を超える状態で記載した。
先の図9の説明に戻り、ステップS14の処理が完了した場合や、ステップS13において否定判断した場合(d軸電流が0以下であると判断した場合)には、ステップS15に進む。ステップS15では、電圧位相δ、時比率補正量ΔDuty、バッテリ電圧VDC、図示しない磁極位置検出センサ19の出力信号に基づいて、矩形波信号生成部22cにおける上述した手法によって各相印加電圧Vu,Vv,Vwを算出する。ここでは、電圧振幅Vampを算出するための電圧利用率Mrを、例えば下式(eq5)によって算出すればよい。なお本実施形態において、ステップS13で否定判断された場合には、時比率補正量ΔDutyが0とされる。
Figure 0006458477
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)誘起電圧偏差INDEXが0よりも大きくなる場合、電圧振幅Vampを低下させることでq軸電圧Vqを誘起電圧「ωc×Ψa」に追従させた。ここでは、180°通電制御を基本としつつDuty制御を行うことで電圧振幅Vampを低下させた。このため、実際のd軸インダクタンスが、電流推定に用いられる予め定められたd軸インダクタンスLdから大きくずれることを回避できる。これにより、直流電流IDCの推定誤差を好適に抑制することができる。したがって、バッテリ14の充電率SOCの算出精度の低下を回避することができる。
(2)クラッチ遮断状態である場合、エンジン11の1燃焼サイクルにおける回転速度の最小値ωminを誘起電圧の算出に用いた。本実施形態では、エンジン11のアイドル運転状態時にクラッチ遮断状態とされるため、クラッチ遮断状態は、誘起電圧が低い上に回転速度の変動が大きい状況である。この状況下においても、q軸電圧Vqを的確に誘起電圧以下にすることができ、d軸電流を0以下とすることができる。これにより、クラッチミート前においても、直流電流IDCの推定誤差を的確に抑制することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、矩形波信号生成部22cにおいて、誘起電圧偏差INDEXを算出し、算出された誘起電圧偏差INDEXが0よりも大きいことをもってd軸電流が0よりも大きいと判断したがこれに限らない。例えば、矩形波信号生成部22cにおいて、dq軸電流推定部23aによって推定されたd軸電流idが0よりも大きいか否かを判断してもよいし、上記誘起電圧偏差INDEX又はd軸電流idが0を超える値よりも大きいか否かを判断してもよい。
・始動発電機12としては、永久磁石型同期機に限らず、例えば、ロータに界磁巻線を備える界磁巻線型同期機であってもよい。また、始動発電機12としては、Y結線されたものに限らず、例えばΔ結線されたものであってもよい。
・クラッチ16としては、自動遠心クラッチに限らず、例えば、ユーザのクラッチレバー操作によってクラッチミート状態及びクラッチ遮断状態のいずれかに切り替え可能に構成された断続式クラッチであってもよい。
・上記実施形態では、上アームスイッチのオン操作可能期間において、上アームスイッチを時比率に従ってオンオフ操作することで、q軸電圧を誘起電圧に追従させるべく電圧振幅Vampを低下させたがこれに限らない。例えば、下アームスイッチのオン操作可能期間において、下アームスイッチを時比率に従ってオンオフ操作することで電圧振幅Vampを低下させてもよい。
また、q軸電圧を誘起電圧に追従させる手法としては、時比率Dutyを低下させるものに限らない。例えば、バッテリ14の端子間電圧を可変にできる構成をシステムに備える場合、バッテリ14の端子間電圧を低下させることで電圧振幅Vampを低下させてもよい。
・始動発電機12の駆動方式としては、3相180°通電方式に限らず、3相120°通電方式等、他の通電方式であってもよい。ここで、図13には、基本となる120°通電制御を示し、図14には、120°通電制御にDuty制御を組み合わせた制御を示した。
・矩形波信号生成部22cにおいて用いられる基本となる電圧利用率としては、その上限値Mlimitに限らず、上限値未満の値であってもよい。
・先の図9のステップS14において、誘起電圧偏差INDEXを、0ではない規定値にフィードバック制御するように時比率補正量ΔDutyを算出してもよい。すなわち、d軸電流を規定値未満の規定電流とするように電圧振幅Vampを操作してもよい。
・上記各実施形態において、誘起電圧の算出に用いる回転速度を以下のように算出してもよい。詳しくは、エンジン11の1燃焼サイクル(720°CA)毎に、クランク軸11aの回転角度位置が予め設定された回転角度位置となる時の回転速度(以下、所定角度位置の回転速度)を算出する。そして、算出された所定角度位置の回転速度と、予め実験等で定められた1燃焼サイクルの回転速度の最小値とに基づいて、誘起電圧の算出に用いる回転速度の最小値ωminを算出してもよい。具体的には例えば、所定角度位置の回転速度と、予め実験等で定められた回転速度の最小値との差分又は偏差値を算出し、算出した差分又は偏差値によって所定角度位置の回転速度を補正することで、上記最小値ωminを算出してもよい。
また、上記各実施形態では、誘起電圧の算出にエンジン11の1燃焼サイクルにおける回転速度の最小値ωminを用いたがこれに限らず、例えば、上記最小値ωminの直前や直後の回転速度ω等、上記最小値ωminよりもやや高い回転速度ωを用いてもよい。
・電力変換回路としては、3相インバータに限らない。要は、始動発電機12から出力された交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ14に印加可能な電力変換回路であれば、他の電力変換回路であってもよい。
・本発明の適用対象としては、自動2輪車に限らず、自動車等、他の車両であってもよい。
12…始動発電機、13…インバータ、14…バッテリ、20…制御装置。

Claims (9)

  1. 電力変換回路(13)、及び前記電力変換回路に対する通電操作により直流電源(14)と電力伝達を行う回転電機(12)を備えるシステムに適用され、
    前記電力変換回路の電圧ベクトルの位相を電圧位相とし、dq座標系における正のq軸を基準として、前記電圧ベクトルが時計まわりに回転する場合における前記電圧位相を正の値で定義し、
    前記回転電機の予め定められたd軸インダクタンスに基づいて、前記直流電源と前記電力変換回路との間に流れる電流を推定する電流推定手段と、
    前記電圧位相を、0°よりも大きくてかつ90°よりも小さい規定位相以下にすることを条件として、前記回転電機を制御するための前記電圧位相を算出する位相算出手段と、
    前記位相算出手段によって算出された前記電圧位相、前記直流電源の電圧及び前記回転電機の回転速度に基づいて、dq座標系における前記電圧ベクトルのq軸成分と前記回転電機の誘起電圧成分との差である誘起電圧偏差を算出し、算出した前記誘起電圧偏差に基づいて、dq座標系におけるd軸電流が0よりも大きい所定の値なると判定している場合、前記電圧ベクトルのq軸成分を前記回転電機の誘起電圧成分に追従させるべく前記電圧ベクトルの振幅である電圧振幅を操作する振幅操作手段とを備えることを特徴とする電流推定装置。
  2. 前記システムは、車載主機としてのエンジン(11)と、前記エンジンの出力軸(11a)に連結された駆動輪(17)と、前記エンジンの出力軸と前記駆動輪との間の動力を伝達可能な状態、及び前記エンジンの出力軸と前記駆動輪との間の動力が遮断される状態のいずれかに切り替え可能に構成されたクラッチ(16)とを備える車両(10)に搭載され、
    前記回転電機の回転軸は、前記エンジンの出力軸に直結され、
    前記振幅操作手段は、前記クラッチが前記遮断される状態とされていることを条件として、前記誘起電圧偏差の算出に用いる前記回転速度として、前記回転軸の回転速度であって、前記エンジンの1燃焼サイクルにおける前記回転速度の最小値近傍の回転速度を用いる請求項記載の電流推定装置。
  3. 前記車両は、自動2輪車である請求項記載の電流推定装置。
  4. 電力変換回路(13)、及び前記電力変換回路に対する通電操作により直流電源(14)と電力伝達を行う回転電機(12)を備えるシステムに適用され、
    前記電力変換回路の電圧ベクトルの位相を電圧位相とし、dq座標系における正のq軸を基準として、前記電圧ベクトルが時計まわりに回転する場合における前記電圧位相を正の値で定義し、
    前記回転電機の予め定められたd軸インダクタンスに基づいて、前記直流電源と前記電力変換回路との間に流れる電流を推定する電流推定手段と、
    前記電圧位相を、0°よりも大きくてかつ90°よりも小さい規定位相以下にすることを条件として、前記回転電機を制御するための前記電圧位相を算出する位相算出手段と、
    前記位相算出手段によって算出された前記電圧位相、前記直流電源の電圧及び前記回転電機の回転速度に基づいて、dq座標系におけるd軸電流を推定し、推定した前記d軸電流が0よりも大きい所定の値になると判定している場合、前記電圧ベクトルのq軸成分を前記回転電機の誘起電圧成分に追従させるべく前記電圧ベクトルの振幅である電圧振幅を操作する振幅操作手段とを備えることを特徴とする電流推定装置。
  5. 記位相算出手段によって算出された前記電圧位相に基づいて、前記回転電機の印加電圧を制御する電圧制御手段を備え、
    前記振幅操作手段は、前記q軸成分を前記誘起電圧成分に追従させるための前記電圧振幅の操作を、前記印加電圧を調整することで行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の電流推定装置。
  6. 前記電力変換回路は、上アームスイッチ(Sup,Svp,Swp)及び下アームスイッチ(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を備え、
    前記電圧制御手段は、前記位相算出手段によって算出された前記電圧位相に基づいて、180°通電制御又は120°通電制御によって前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチをオンオフ操作することで前記印加電圧を制御し、
    前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチのうちいずれか一方のスイッチを対象スイッチ(Sun,Svn,Swn)とし、
    前記振幅操作手段は、前記q軸成分を前記誘起電圧成分に追従させるための前記電圧振幅の操作を、前記180°通電制御又は前記120°通電制御によって規定される前記対象スイッチのオン操作可能期間において時比率に従って前記対象スイッチをオンオフ操作することで行う請求項記載の電流推定装置。
  7. 前記誘起電圧成分に対して前記電圧ベクトルのq軸成分が大きいほど、前記時比率を小さく設定する時比率設定手段をさらに備える請求項記載の電流推定装置。
  8. 記直流電源の電圧とその目標電圧との偏差である電圧偏差を算出する電圧偏差算出手段を備え、
    前記位相算出手段は、記電圧位相を0°よりも大きくてかつ前記規定位相以下にすることを条件として、前記電圧偏差算出手段によって算出された前記電圧偏差を0にフィードバック制御するための操作量として前記電圧位相を算出する請求項5〜7のいずれか1項に記載の電流推定装置。
  9. 前記電流推定手段によって推定された電流に基づいて、前記直流電源の充電率を算出する充電率算出手段を備える請求項1〜のいずれか1項に記載の電流推定装置。
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