JP6457759B2 - レーザ点火プラグを備えたエンジン - Google Patents

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Description

本開示はレーザ点火プラグを備えたエンジンに関する。
発電などの用途で使用されるエンジンの一つとして、副室式ガスエンジンが用いられている。副室式ガスエンジンは、ピストンとシリンダヘッドとの間に画定される主室と、該主室と噴孔を介して連通する副室とを備えており、副室内に供給された着火用燃料ガスに対して着火装置により着火させるよう構成されている。副室内で発生した燃焼ガスは、副室の噴孔から火種(トーチ)として噴出し、主室内の混合ガスを燃焼させる。これにより、主室内の混合ガスが希薄混合ガスであっても燃焼可能とし、低燃費を実現している。また、主室での希薄混合ガスの燃焼は、比較的低温の燃焼であるため、NO等の発生量を低減し、低公害を実現できる。
ところで、このような副室式ガスエンジンの着火装置としてレーザ点火プラグを使用する場合、副室に面する位置に設けられたレーザ透過窓へのデポジット(堆積物)付着に起因するレーザ出力低下が問題となる場合がある。このデポジットは、圧縮行程において主室から副室へ流入する吸気ガスに含まれるオイルミスト等がレーザ透過窓に付着し、付着したオイルミストがレーザ着火により発生した燃焼ガスにさらされることにより炭化したものであると考えられる。
特許文献1には、内燃機関のためのレーザ点火プラグにおいて、レーザ透過窓にオイルの灰又は煤のような排ガスの特定の成分が堆積することを抑制するために、レーザ点火プラグが備えるケーシングに絞りを設けて、レーザ透過窓へ到達する流体の粒子数を低減することが記載されている。
特表2013−527376号公報
上述した特許文献1に記載されるレーザ点火プラグを副室式ガスエンジンに適用した場合、レーザ点火プラグが備えるケーシングに絞りを設けることにより、レーザ透過窓へ到着するオイルミスト等を低減することができるが、レーザ透過窓へ付着したオイルミスト等を除去することができない。このため、レーザ点火プラグを長期間使用した場合には、レーザ透過窓におけるデポジットの付着量が次第に増加して、レーザの出力低下が避けられない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、副室に供給される着火用燃料ガスにレーザ点火プラグを用いて着火するエンジンにおいて、長期にわたってレーザの出力低下を抑制することが可能なエンジンを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るエンジンは、ピストンとシリンダヘッドとの間に画定される主室と、該主室と噴孔を介して連通する副室とを備える副室式ガスエンジンであって、レーザを透過するレーザ透過窓を前記副室に面する位置に備え、前記副室に供給された着火用燃料ガスに前記レーザ透過窓を介してレーザを照射するよう構成されたレーザ点火プラグと、前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて第1ガスを噴射するよう構成された第1ガス供給路と、を更に備える。
上記(1)に記載エンジンによれば、レーザ透過窓の表面に付着したオイルミストに第1ガスが衝突し、該オイルミストを除去することができる。また、レーザ透過窓の表面及び該表面に付着したオイルミストを冷却することができるため、副室内での燃焼に伴うオイルミストの炭化を抑制し、レーザ透過窓の表面へのオイルミストの固着を抑制することができる。これにより、長期にわたってレーザ点火プラグのレーザの出力低下を抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載のエンジンにおいて、前記第1ガスは前記着火用燃料ガスである。
上記(2)に記載のエンジンによれば、副室式ガスエンジンが本来的に備えている着火用燃料ガス供給路がレーザ透過窓に向けて着火用燃料ガスを噴射するよう構成されることにより、特段の付加的構成を設けることなく、上述のオイルミストの除去効果、オイルミストの炭化及び固着の抑制効果を得ることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載のエンジンにおいて、前記副室を形成する副室口金は、内径rを有する小径筒部と、前記内径rよりも大きな内径rを有し前記小径筒部に対して前記噴孔と反対側に設けられた大径筒部とを含み、前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓は、前記大径筒部に設けられている。
上記(3)に記載のエンジンによれば、噴孔から副室に流入したオイルミストがレーザ透過窓に到達しにくくなるため、レーザの出力低下を効果的に抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)に記載のエンジンにおいて、前記第1ガス供給路は、前記副室を形成する副室口金の側周面から前記副室へ貫通して設けられている。
上記(4)に記載のエンジンによれば、レーザ点火プラグを副室の上面に配置した場合であっても、特段の付加的構成を設けることなく、上述のオイルミストの除去効果、オイルミストの炭化及び固着の抑制効果を得ることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)乃至(4)に記載のエンジンにおいて、前記第1ガス供給路は、屈曲部又は湾曲部を有する。
上記(5)に記載のエンジンによれば、第1ガス供給路(着火用燃料ガス供給路)のレイアウトの自由度を高めることができる。例えば、レーザ点火プラグを副室の上面に配置した場合であっても、副室を形成する副室口金の上方から導いた第1ガスをレーザ透過窓へ向けて噴射するよう第1ガス供給路22を構成することもできる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載のエンジンにおいて、前記第1ガスは、前記着火用燃料ガスとは異なるガスであり、第2ガスとしての前記着火用燃料ガスを前記副室に供給するための第2ガス供給路を更に備える。
上記(6)に記載のエンジンによれば、これにより、着火用燃料ガスの供給タイミングに関係なく任意のタイミングで、第1ガスを噴射してレーザ点火プラグのレーザ透過窓に付着したオイルミストを除去することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)に記載のエンジンにおいて、前記第2ガス供給路は、前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて前記着火用燃料ガスを噴射するよう構成される。
上記(7)に記載のエンジンによれば、エンジンが本来的に備えている着火用燃料ガス供給路(第2ガス供給路)から噴射される着火用燃料ガスと、第1ガス(着火用燃料ガスとは異なるガス)の両方を利用して、上述のオイルミストの除去効果、オイルミストの炭化及び固着の抑制効果を得ることができる。この場合も、着火用燃料ガスの供給タイミングに関係なく任意のタイミングで、第1ガスを噴射してレーザ点火プラグのレーザ透過窓に付着したオイルミストを除去することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(6)又は(7)に記載のエンジンにおいて、前記第1ガスは空気または窒素である。
上記(8)に記載のエンジンによれば、特殊な洗浄剤等を用いることなく、レーザプラグのレーザ透過窓に付着したオイルミストを効果的に除去することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(6)に記載のエンジンにおいて、前記第1ガス供給路による前記第1ガスの噴射を制御するよう構成されたガス供給制御部を備え、前記ガス供給制御部は、燃焼サイクル内における少なくとも圧縮行程の一部を含む期間において前記第1ガス供給路が前記第1ガスを噴射する通常モードを実行可能に構成される。
上記エンジンの圧縮行程では、ピストンの上昇に伴って主室から副室へオイルミストが流入してくる。したがって、上記(9)に記載のエンジンのように、オイルミストが流入してくるタイミングに合わせて少なくとも圧縮行程の一部を含む期間に第1ガス供給路が第1ガスを噴射することにより、オイルミストの流れる方向を変えて、レーザ透過窓の表面へ付着することを効果的に抑制することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(9)に記載のエンジンにおいて、前記ガス供給制御部は、燃焼サイクル内において前記通常モードの実行期間よりも長い期間にわたって前記第1ガス供給路が前記第1ガスを噴射する洗浄モードを実行可能に構成される。
上記(10)に記載のエンジンによれば、レーザ透過窓に付着したオイルミストを通常モードよりも効果的に除去することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(10)に記載のエンジンにおいて、前記ガス供給制御部は、前記レーザ点火プラグのレーザの出力状態に関する出力状態情報に基づいて、前記通常モードを実行するか前記洗浄モードを実行するかを決定するよう構成される。
上記(11)に記載のエンジンによれば、例えば、レーザの出力が所定レベル以上の出力であると推定される場合には通常モードを実行し、レーザの出力が所定レベルを下回っていると推定される場合には洗浄モードを実行することで、洗浄モードの実行を必要最小限に留めることができる。このため、空燃比を最適範囲から必要以上にずらすことなく、上述のオイルミストの除去効果、オイルミストの炭化及び固着の抑制効果を得ることができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(11)に記載のエンジンにおいて、失火サイクルの発生の有無を判定する失火サイクル判定部を更に備え、前記出力状態情報は、前記失火サイクル判定部の判定結果を含み、前記ガス供給制御部は、失火サイクルが発生していると前記失火サイクル判定部によって判定された場合に、前記洗浄モードを実行するよう構成される。
上記(12)に記載のエンジンによれば、レーザの出力状態が低下している可能性が高い場合に洗浄モードが実行されるため、オイルミストを効果的なタイミングで除去することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(11)又は(12)に記載のエンジンにおいて、所定サイクルにおける前記主室の圧力の変動係数を算出する変動係数算出部を更に備え、前記出力状態情報は、前記変動係数算出部の算出結果を含み、前記ガス供給制御部は、前記変動係数算出部によって算出された前記主室の圧力の変動係数が閾値を超えた場合に、前記洗浄モードを実行するよう構成される。
上記(13)に記載のエンジンによれば、レーザの出力状態が低下している可能性が高い場合に洗浄モードが実行されるため、オイルミストを効果的なタイミングで除去することができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(11)乃至(13)に記載のエンジンにおいて、前記ガス供給制御部は、前記出力状態情報に関わらず、前記洗浄モードを複数サイクル連続して行わないよう構成される。
上記(14)に記載のエンジンによれば、失火サイクルの連続発生を抑制することができる。
(15)幾つかの実施形態に係るエンジンは、上記(12)に記載のエンジンにおいて、当該エンジンは複数のシリンダを備え、前記ガス供給制御部は、前記複数のシリンダのうち二つ以上のシリンダについて前記失火サイクルが発生していると前記失火サイクル判定部によって判定された場合に、前記失火サイクルが発生していると判定された前記二つ以上のシリンダに対する前記洗浄モードの実行期間が重複しないように前記洗浄モードを実行するよう構成される。
上記(15)に記載のエンジンによれば、二つ以上のシリンダにおいて失火が同時に発生することを抑制することができる。
(16)幾つかの実施形態に係るエンジンは、上記(13)に記載の副室式ガスエンジンにおいて、当該副室式ガスエンジンは複数のシリンダを備え、前記ガス供給制御部は、前記複数のシリンダのうち二つ以上のシリンダについて前記変動係数算出部によって算出した前記変動係数が閾値を超えた場合に、前記筒内圧の変動係数が閾値を超えた前記二つ以上のシリンダの前記洗浄モードの実行期間が重複しないように前記洗浄モードを実行するよう構成される。
上記(16)に記載のエンジンによれば、二つ以上のシリンダにおいて失火が同時に発生することを抑制することができる。
(17)幾つかの実施形態では、上記(1)又は上記(2)に記載のエンジンにおいて、前記第1ガス供給路は、前記レーザ点火プラグを取り付けた筐体の側面から、前記レーザ透過窓の表面に沿って第1ガスを噴射するよう構成される。
上記(17)に記載のエンジンによれば、第1ガスの流速が速いので、デポジットを剥離させて除去する効果を高めることができる。また、混合気の濃度が高いので、着火性を高めることができる。また、レーザ透過窓の表面に沿って第1ガスが流れるため、第1ガスによってレーザ透過窓の表面及び該表面に付着したオイルミストを冷却することができる。これにより、副室内での燃焼に伴うオイルミストの炭化を効果的に抑制し、レーザ透過窓の表面へのオイルミストの固着を抑制することができる。したがって、長期にわたってレーザ点火プラグのレーザの出力低下を抑制することができる。
(18)幾つかの実施形態では、上記(17)に記載のエンジンにおいて、更に、着火用燃料ガスを供給するための着火用燃料ガス供給路と、着火用燃料ガスとは異なる第2ガスを供給するための第2ガス供給路と、を備え、前記第1ガス供給路は、前記着火用燃料ガス供給路及び前記第2ガス供給路に接続され、前記着火用燃料ガスと前記第2ガスの少なくとも一方を前記第1ガスとして噴射するよう構成される。
上記(18)に記載のエンジンによれば、配管経路を簡素化することができる。また、ガス同士の干渉を回避することができるため、デポジットの除去効果を高めることができる。
(19)幾つかの実施形態では、上記(1)、(2)、(17)の何れか1項に記載のエンジンにおいて、前記副室を形成する副室口金は、内径rを有する小径筒部と、前記内径rよりも大きな内径rを有し前記小径筒部に対して前記噴孔と反対側に設けられた大径筒部とを含み、前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓は、前記大径筒部に設けられ、前記第1ガス供給路は、前記レーザ透過窓の表面に沿って前記大径筒部の軸方向に前記第1ガスを噴射するよう構成される。
上記(19)に記載のエンジンによれば、第1ガスの流速が速いので、デポジットを剥離させて除去する効果を高めることができる。また、混合気の濃度が高いので、着火性を高めることができる。また、レーザ透過窓の表面に沿って第1ガスが流れるため、第1ガスによってレーザ透過窓の表面及び該表面に付着したオイルミストを冷却することができる。これにより、副室内での燃焼に伴うオイルミストの炭化を効果的に抑制し、レーザ透過窓の表面へのオイルミストの固着を抑制することができる。したがって、長期にわたってレーザ点火プラグのレーザの出力低下を抑制することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、副室に供給される着火用燃料ガスにレーザ点火プラグを用いて着火するエンジンにおいて、長期にわたってレーザの出力低下を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの概略構成を示す模式図ある。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 図6及び図7に示す副室式ガスエンジンの燃焼サイクル内におけるクランク角度に対する筒内圧力を示す図であり、通常モードと洗浄モードの実行期間(クランク角度範囲)を示している。 圧縮行程の少なくとも一部を含む期間に第1ガス供給路(洗浄ガス供給路)が第1ガスを噴射することにより、オイルミストの流れる方向を変える様子を示す図である。 通常モードを実行するか洗浄モードを実行するかを決定するフローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの副室近傍の構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」「一致」等の相対的な配置関係を表す表現は、厳密にそのような相対的配置関係を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る副室式ガスエンジンの概略構成を示す模式図ある。
副室式ガスエンジン100は、シリンダ2と、シリンダ2内に収納され往復運動するピストン11と、シリンダ2のシリンダヘッド2aの周囲に接続された吸気ポート5及び排気ポート6と、吸気ポート5を開閉する吸気弁8と、排気ポート6を開閉する排気弁10とを備えている。副室式ガスエンジン100には、シリンダヘッド2aとピストン11との間に画定される主室12(主燃焼室)が設けられている。
シリンダヘッド2aには副室14(副燃焼室)が設けられており、主室12と副室14とは、少なくとも一つの噴孔9により連通されている。副室14には、副室14に着火用燃料ガスを導入するための着火用燃料ガス供給路16が接続されている。また、副室14には、副室14に導入された着火用燃料ガスを含む混合気に着火するためレーザ点火プラグ18が設けられている。レーザ点火プラグ18は、レーザを透過するレーザ透過窓20を副室14に面する位置に備え、副室14に供給された着火用燃料ガスにレーザ透過窓20を介してレーザを照射するよう構成されている。
副室内で発生した燃焼ガスは、図1の噴孔9近傍に破線で示すように、副室14の噴孔9から火種(トーチ)として噴出し、主室12内の混合ガスを燃焼させる。これにより、主室12内の混合ガスが希薄混合ガスであっても燃焼可能とし、低燃費を実現している。また、主室12での希薄混合ガスの燃焼は、比較的低温の燃焼であるため、NO等の発生量を低減し、低公害を実現できる。
次に、図1に示した副室式ガスエンジン100の副室14近傍の具体的構成例について、図2〜図7を用いて幾つかの実施形態を説明する。
図2は、一実施形態に係る副室式ガスエンジン100の副室14近傍の構成を示す模式図である。図3は、一実施形態に係る副室式ガスエンジン100の副室14近傍の構成を示す模式図である。図4は、一実施形態に係る副室式ガスエンジン100の副室14近傍の構成を示す模式図である。図5は、一実施形態に係る副室式ガスエンジン100の副室14近傍の構成を示す模式図である。図6は、一実施形態に係る副室式ガスエンジン100の副室14近傍の構成を示す模式図である。図7は、一実施形態に係る副室式ガスエンジン100の副室14近傍の構成を示す模式図である。
幾つかの実施形態では、例えば図2〜図7に示すように、副室式ガスエンジン100は、レーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に向けて第1ガスgを噴射するよう構成された第1ガス供給路22(16,28)を備えている。
これにより、レーザ透過窓20の表面20aに付着したオイルミストに第1ガスgが衝突し、該オイルミストを除去することができる。また、レーザ透過窓20の表面20a及び該表面20aに付着したオイルミストを冷却することができるため、副室14内での燃焼に伴うオイルミストの炭化を抑制し、レーザ透過窓20の表面20aへのオイルミストの固着を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図2〜5に示すように第1ガス供給路22は着火用燃料ガス供給路16である。この場合、第1ガスgは着火用燃料ガスである。すなわち、図2〜5に示す副室式ガスエンジン100では、副室14に着火用燃料ガスを導入するための着火用燃料ガス供給路16が、レーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に向けて着火用燃料ガスを噴射するよう構成されている。
このように、副室式ガスエンジン100が本来的に備えている着火用燃料ガス供給路16がレーザ透過窓20に向けて着火用燃料ガスを噴射するよう構成されることで、特段の付加的構成を設けることなく、上述のオイルミストの除去効果、オイルミストの炭化及び固着の抑制効果を得ることができる。
幾つかの実施形態では、例えば図2に示すように、第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)は、副室14を形成する副室口金24の側周面24aから副室14へ貫通して設けられている。また、図2に示した実施形態では、第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)は、副室口金24の側周面24aを直線状に貫通して設けられており、その直線上にレーザ透過窓20が設けられている。
幾つかの実施形態では、例えば図3又は図4に示すように、第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)は、湾曲部16a又は屈曲部16bを有する。
図3に示した実施形態では、第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)は、後述する副室口金24の大径筒部28の上面24bから大径筒部28の内部へ延びる第1直線部16cと、第1直線部16cに接続し副室へ連通する湾曲部16aとを有する。図4に示した実施形態では、第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)は、後述する副室口金24の大径筒部28の上面24bから大径筒部28の内部へ延びる第1直線部16cと、第1直線部16cに接続し副室へ連通する第2直線部16dとを有する。第2直線部16dの延長線上にレーザ透過窓20が設けられている。
このように、第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)に湾曲部16a又は屈曲部16bを設けることにより、第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)のレイアウトの自由度を高めることができる。例えば、図3及び図4に示すようにレーザ点火プラグ18を副室14の上面14aに配置した場合において、副室14を形成する副室口金24の側周面24aから副室14へ第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)を貫通させることが困難であっても、副室14を形成する副室口金24の上面24bから導いた第1ガスをレーザ透過窓20へ向けて噴射するよう第1ガス供給路22を構成することができる。また、図3を用いて説明したように第1直線部16cと第2直線部16dによって第1ガス供給路22(着火用燃料ガス供給路16)を構成する場合、副室口金24の上面24b側及び内周24c側から容易に穿孔することができるため、加工性の点でメリットがある。
幾つかの実施形態では、例えば図5及び図13に示すように、副室14を形成する副室口金24は、内径rを有する小径筒部26と、内径rよりも大きな内径rを有し小径筒部26に対して副室14の延設方向d(上下方向)において噴孔9と反対側に位置する大径筒部28とを含み、レーザ透過窓20は大径筒部28に設けられている。また、小径筒部26と大径筒部28とは同心円状に配置されており、小径筒部26と大径筒部28との間には、小径筒部26から大径筒部28に向かって内径がrからrまで一様に拡大する遷移区間37が設けられている。そしてレーザ透過窓20は、小径筒部26の内周面26aよりも外周側に位置するように、大径筒部28の内周面28aに設けられている。
幾つかの実施形態では、例えば図6及び図7に示すように、第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)は、着火用燃料ガスとは異なるガス(以下、洗浄ガスと記載する場合がある)を第1ガスgとしてレーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に向けて噴射するよう構成されている。この場合、副室式ガスエンジン100は、第2ガスgとしての着火用燃料ガスを副室14に供給するための第2ガス供給路30(着火用燃料ガス供給路16)を備えている。すなわち、図6及び図7に示す副室式ガスエンジン100は、該エンジン100が本来的に備えている着火用燃料ガス供給路16とは別に、レーザ透過窓20を洗浄するための洗浄ガスを第1ガスとしてレーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に向けて噴射するよう構成された第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)を備えている。なお洗浄ガスとしては、例えば空気や窒素を用いてもよい。
これにより、着火用燃料ガスの供給タイミングに関係なく任意のタイミングで、第1ガスg(洗浄ガス)を噴射してレーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に付着したオイルミストを除去することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図7に示すように、第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)は、着火用燃料ガスとは異なる第1ガス(洗浄ガス)をレーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に向けて噴射するよう構成されており、第2ガス供給路30(着火用燃料ガス供給路16)は、レーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に向けて第2ガスg(着火用燃料ガス)を噴射するよう構成されている。
図7に示した実施形態では、第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)と第2ガス供給路30(着火用燃料ガス供給路16)とは、互いに周方向に対向する位置に設けられている。図示した実施形態では、第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)および第2ガス供給路30(着火用燃料ガス供給路16)は、ともに副室口金24の側周面24aから副室14へ直線状に貫通して設けられているが、図3および図4に示したように、湾曲部16a又は屈曲部16bを有するように構成することも出来る。
これにより、副室式ガスエンジン100が本来的に備えている着火用燃料ガス供給路16から噴射される着火用燃料ガスと、洗浄ガスの両方を利用して、上述のオイルミストの除去効果、オイルミストの炭化及び固着の抑制効果を得ることができる。この場合も、任意のタイミングで洗浄ガスを噴射してレーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に付着したオイルミストを除去することができる。
ここで、図6及び図7に示す幾つかの実施形態における第1ガス(洗浄ガス)の噴射制御について説明する。図6及び図7に示す幾つかの実施形態では、副室式ガスエンジン100は、ガス供給制御部32及び筒内圧センサ34を備えている。ガス供給制御部は32、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、およびI/Oインターフェイスなどからなるマイクロコンピュータとして構成されている。
ガス供給制御部32は、第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)による第1ガスgの噴射と第2ガス供給路30(着火用燃料ガス供給路16)による第2ガスgの噴射とを制御するよう構成されている。ガス供給制御部32は、例えば第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)に設けられたバルブ29と第2ガス供給路30(着火用燃料ガス供給路16)に設けられたバルブ31の開閉をバルブ制御部33により制御することにより、第1ガスgの噴射と第2ガスgの噴射とを制御してもよい。
図6及び図7に示す幾つかの実施形態では、ガス供給制御部32は、第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)が第1ガス(洗浄ガス)をレーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20に向けて噴射するモードとして、通常モード及び洗浄モードを実行可能に構成されている。ガス供給制御部32は、副室式ガスエンジン100の通常運転時には通常モードを実行し、レーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20の洗浄の必要性が高い場合に洗浄モードを実行するよう構成されている。通常モードと洗浄モードは副室式ガスエンジン100の燃焼サイクル内における実行期間(第1ガスの噴射期間)が異なる。
ここで、図6及び図7に示す副室式ガスエンジン100の燃焼サイクル内における通常モードと洗浄モードの実行期間について、4ストローク/1サイクルエンジンの場合を例として図8にて説明する。
図8に示すように、通常モードは、副室式ガスエンジン100の燃焼サイクル内における少なくとも圧縮行程の一部を含む期間に実行される。図8に例示する通常モードの実行期間は吸入工程〜圧縮行程である。なお、通常モード時には、第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)及び第2ガス供給路30(着火用燃料ガス供給路16)から第1ガス(洗浄ガス)及び第2ガス(着火用燃料ガス)を同時に噴射してもよい。
図8に示すように、洗浄モードは、副室式ガスエンジン100の燃焼サイクル内において通常モードの実行期間よりも長い期間に亘って実行される。これにより、上述のオイルミストの除去効果、オイルミストの炭化及び固着の抑制効果を高めることができる。図8に例示する洗浄モードの実行期間は排気工程〜圧縮行程(点火時期まで)であり、副室式ガスエンジン100の燃焼サイクル内における少なくとも圧縮行程の一部を含んでいる。
図6及び図7に示す実施形態では、通常モードとして、副室式ガスエンジン100の燃焼サイクル内における少なくとも圧縮行程の一部を含む期間に第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)が第1ガスg(洗浄ガス)を噴射することにより、図9を用いて以下に説明する効果を得ることができる。図9に示すように、圧縮行程では、ピストン11(図1参照)の上昇に伴って主室12から副室14へオイルミストが流入してくる。したがって、オイルミストが流入してくるタイミングに合わせて圧縮行程の少なくとも一部を含む期間に第1ガス供給路22(洗浄ガス供給路28)が第1ガスgを噴射することにより、オイルミストの流れる方向を変えて、レーザ透過窓20の表面20aへ付着することを効果的に抑制することができる。
ガス供給制御部32は、レーザ点火プラグのレーザの出力状態に関する出力状態情報に基づいて、通常モードを実行するか洗浄モードを実行するかをモード決定部35により決定するよう構成されている。ガス供給制御部32は、通常運転時には通常モードを実行し、レーザの出力が低下していることを示す出力状態情報が得られた場合にのみ洗浄モードを実行してもよい。ここで、レーザの出力状態に関する出力状態情報は、エンジンの運転時間が長い程レーザ透過窓20に付着したオイルミストのデポジット化が進行することに鑑み、単純にレーザ透過窓20の前回の洗浄からの運転時間として設定することも可能である。また、以下に詳述するように、筒内圧センサ34によって計測された筒内圧に基づいて、レーザの出力状態を推定したものであっても良い。
ガス供給制御部32は、レーザの出力状態を推定するために、失火サイクル判定部36及び変動係数算出部38を備えている。失火サイクル判定部36は、筒内圧センサ34によって計測された主室12の圧力(筒内圧)に基づいて失火サイクルの発生の有無を判定するよう構成されている。変動係数算出部38は、筒内圧センサ34によって計測された所定サイクルにおける主室12の圧力の変動係数(COV, Coefficient of variation)を算出するよう構成されている。この場合、レーザの出力状態に関する出力状態情報は、失火サイクル判定部36の判定結果と変動係数算出部38の算出結果を含み、ガス供給制御部32のモード決定部35が出力状態情報に基づいて通常モードを実行するか洗浄モードを実行するかを以下のように決定する。
ガス供給制御部32のモード決定部35は、図10に示すフローにしたがって、通常モードを実行するか洗浄モードを実行するかを決定する。図10に示すフローにおいて、まずS11で、筒内圧センサ34が主室12の筒内圧を計測する。次に、S11で筒内圧センサ34により計測した筒内圧に基づいて、S12で失火サイクル判定部36が失火サイクルの発生の有無を判定する。失火サイクルの発生の有無は、例えば、筒内圧センサ34で計測した1燃焼サイクルにおける最大筒内圧と閾値とを比較し、計測した最大筒内圧が閾値を下回った場合に、当該燃焼サイクルにおいて失火が発生したものと判定することができる。S12で失火サイクルが発生していると失火サイクル判定部36が判定した場合、レーザの出力状態が低下している可能性が高いため、S13でガス供給制御部32が洗浄モードを実行する。S12で失火サイクルが発生していないと失火サイクル判定部36が判定した場合、S14で、変動係数算出部38によって算出された主室12の最大筒内圧の所定サイクルにおける変動係数が閾値を超えているか否かを判定する。最大筒内圧の所定サイクルにおける変動係数が大きいということは、最大筒内圧の変化が大きいことを意味する。S14で変動係数が閾値を超えていると判定した場合、レーザの出力状態が低下している可能性が高いため、S13でガス供給制御部32が洗浄モードを実行する。S14で変動係数が閾値を超えていないと判定した場合、S15でガス供給制御部32が通常モードを実行する。
なお、洗浄モードを実行すると、副室14内に燃料ガスとは異なる洗浄ガスが導入されるため、副室14内における空燃比が最適値からずれてしまう可能性がある。例えば洗浄ガスが窒素である場合、副室14内に窒素を導入することにより、副室14内におけるOの濃度や空気過剰率が低下して失火が生じるリスクがある。したがって、図6及び図7に示すガス供給制御部32は、洗浄モードの実行に対して以下に記載するような制約条件を課してもよい。
幾つかの実施形態では、図6及び図7に示すガス供給制御部32は、レーザの出力状態に関する出力状態情報(失火サイクル判定部36の判定結果及び変動係数算出部38の算出結果)に関わらず、洗浄モードを複数サイクル連続して行わないよう構成されてもよい。例えば図6及び図7に示す副室式ガスエンジン100が複数のシリンダ2(気筒)を備えている場合、各シリンダ2について、上記出力状態情報に関わらず、洗浄モードの実行間隔を数サイクル以上空けてもよい(表1参照)。これにより、失火サイクルが連続して発生するリスクを抑制することができる。
Figure 0006457759
なお、表1は、図6及び図7に示す副室式ガスエンジン100が複数のシリンダ2を備えている場合における、洗浄モードの実行タイミングの例を示している。表1では、複数のシリンダ2(シリンダA〜シリンダD)のうちシリンダCとシリンダDにおいてレーザの出力が許容レベルを下回った場合(失火サイクル判定部36によって失火サイクルが発生していると判定された場合、又は変動係数算出部38によって算出した変動係数が閾値を超えた場合)について、その後の燃焼サイクルのうち洗浄モードを実行するサイクルに「e」を記し、洗浄モードを実行しないサイクルに「*」を記している。
幾つかの実施形態では、図6及び図7に示す副室式ガスエンジン100が複数のシリンダ2を備えている場合において、ガス供給制御部32は、複数のシリンダ2のうち二つ以上のシリンダ2について失火サイクルが発生していると失火サイクル判定部36によって判定された場合に、失火サイクルが発生していると判定された二つ以上のシリンダ2に対する洗浄モードの実行期間が重複しないように洗浄モードを実行するよう構成されてもよい(表1参照)。これにより、二つ以上のシリンダ2において失火が同時に発生するリスクを抑制することができる。
幾つかの実施形態では、図6及び図7に示す副室式ガスエンジン100が複数のシリンダ2を備えている場合において、ガス供給制御部32は、複数のシリンダ2のうち二つ以上のシリンダ2について変動係数算出部38によって算出した変動係数が閾値を超えた場合に、筒内圧の変動係数が閾値を超えた二つ以上のシリンダ2の洗浄モードの実行期間が重複しないように洗浄モードを実行するよう構成されてもよい(表1参照)。これにより、二つ以上のシリンダ2において失火が同時に発生することを抑制することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図11〜図13に示すように、第1ガス供給路22は、レーザ点火プラグ18を取り付けたホルダ50(筐体)の側面50aから、レーザ透過窓20の表面20aに沿って第1ガスgを噴射するよう構成される。この場合、第1ガス供給路22の開口部22aは、レーザ透過窓20の表面20aの側方に設けられ、第1ガス供給路22は、レーザ透過窓20の表面20aに略平行に第1ガスを噴射する。
図11及び図13に示す実施形態では、第1ガス供給路22は、着火用燃料ガスを第1ガスとして噴射するよう構成された着火用燃料ガス供給路16として構成してもよい。
また、図13に示すようにレーザ透過窓20が大径筒部28の内周面28aに設けられる場合には、第1ガス供給路22は、大径筒部27の軸方向に第1ガスを噴射するよう構成してもよい。この場合、第1ガス供給路22の開口部が大径筒部27の軸と平行に取り付けられ、第1ガス供給路22の開口部のガス流れ方向に対してほぼ平行にレーザ点火プラグ18のレーザ透過窓20が設けてもよい。
図11〜図13に示される上記構成によれば、第1ガスの流速が速いので、デポジットを剥離させて除去する効果を高めることができる。また、混合気の濃度が高いので、着火性を高めることができる。また、レーザ透過窓20の表面20aに沿って第1ガスが流れるため、第1ガスによってレーザ透過窓20の表面20a及び該表面20aに付着したオイルミストを冷却することができる。これにより、副室14内での燃焼に伴うオイルミストの炭化を効果的に抑制し、レーザ透過窓20の表面20aへのオイルミストの固着を抑制することができる。したがって、長期にわたってレーザ点火プラグ18のレーザの出力低下を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図12に示すように、着火用燃料ガスを供給するための着火用燃料ガス供給路16と、着火用燃料ガスとは異なる洗浄ガス(第2ガス)を供給するための洗浄ガス供給路28(第2ガス供給路30)と、を更に備えていてもよい。この場合、第1ガス供給路22は、着火用燃料ガス供給路16及び洗浄ガス供給路28に接続され、着火用燃料ガスと洗浄ガスの少なくとも一方を第1ガスとして噴射するよう構成される。
図12に示す実施形態では、着火用燃料ガス供給路16に設けられたバルブ31及び洗浄ガス供給路28に設けられたバルブ29を調節することにより、第1ガス供給路22が着火用燃料ガスと洗浄ガスの少なくとも一方を第1ガスとして噴射する。また、着火用燃料ガス供給路16と洗浄ガス供給路28とは集合配管51(連結部材)に接続され、集合配管51はホルダ50にねじ込まれて固定されている。第1ガス供給路22は、集合配管51を介して着火用燃料ガス供給路16及び第2ガス供給路30に接続されている。
図12に示す上記構成によれば、配管経路を簡素化することができる。また、ガス同士の干渉を回避することができるため、図6に示した構成と比較して、デポジットの剥離効果を高めることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。なお、本発明はガスエンジンを例に説明したが、他のエンジン(ジェットエンジンのような外燃機関や、ロケットエンジン等を含む)にも適用可能である。
2 シリンダ
2a シリンダヘッド
5 吸気ポート
6 排気ポート
8 吸気弁
9 噴孔
10 排気弁
11 ピストン
12 主室
14 副室
14a 副室の上面
16 着火用燃料ガス供給路
16a 屈曲部
16b 湾曲部
16c 第1直線部
16d 第2直線部
18 レーザ点火プラグ
20 レーザ透過窓
20a レーザ透過窓の表面
22 第1ガス供給路
22a 第1ガス供給路の開口部
24 副室口金
24a 副室口金の側周面
24b 副室口金の上面
26 小径筒部
27 大径筒部
28 洗浄ガス供給路
29 バルブ
30 第2ガス供給路
31 バルブ
32 ガス供給制御部
33 バルブ制御部
34 筒内圧センサ
35 モード決定部
36 失火サイクル判定部
38 変動係数算出部
50 ホルダ
51 集合配管
100 副室式ガスエンジン

Claims (19)

  1. ピストンとシリンダヘッドとの間に画定される主室と、該主室と噴孔を介して連通する副室とを備えるエンジンであって、
    レーザを透過するレーザ透過窓を前記副室に面する位置に備え、前記副室に供給された着火用燃料ガスに前記レーザ透過窓を介してレーザを照射するよう構成されたレーザ点火プラグと、
    前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて第1ガスを噴射するよう構成された第1ガス供給路と、
    を更に備え
    前記第1ガスは、前記着火用燃料ガスとは異なるガスであり、
    第2ガスとしての前記着火用燃料ガスを前記副室に供給するための第2ガス供給路を更に備え、
    前記第2ガス供給路は、前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて前記着火用燃料ガスを噴射するよう構成される
    エンジン。
  2. ピストンとシリンダヘッドとの間に画定される主室と、該主室と噴孔を介して連通する副室とを備えるエンジンであって、
    レーザを透過するレーザ透過窓を前記副室に面する位置に備え、前記副室に供給された着火用燃料ガスに前記レーザ透過窓を介してレーザを照射するよう構成されたレーザ点火プラグと、
    前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて第1ガスを噴射するよう構成された第1ガス供給路と、
    を更に備え
    前記第1ガスは、前記着火用燃料ガスとは異なるガスであり、
    第2ガスとしての前記着火用燃料ガスを前記副室に供給するための第2ガス供給路を更に備え、
    前記第1ガス供給路による前記第1ガスの噴射を制御するよう構成されたガス供給制御部を備え、
    前記ガス供給制御部は、燃焼サイクル内における少なくとも圧縮行程の一部を含む期間において前記第1ガス供給路が前記第1ガスを噴射する通常モードを実行可能に構成され、
    前記ガス供給制御部は、燃焼サイクル内において前記通常モードの実行期間よりも長い期間にわたって前記第1ガス供給路が前記第1ガスを噴射する洗浄モードを実行可能に構成される
    エンジン。
  3. 前記副室を形成する副室口金は、内径rを有する小径筒部と、前記内径rよりも大きな内径rを有し前記小径筒部に対して前記噴孔と反対側に設けられた大径筒部とを含み、
    前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓は、前記大径筒部に設けられている請求項1又は2に記載のエンジン。
  4. 前記第1ガス供給路は、前記副室を形成する副室口金の側周面から前記副室へ貫通して設けられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエンジン。
  5. 前記第1ガス供給路は、屈曲部又は湾曲部を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジン。
  6. 前記第2ガス供給路は、前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて前記着火用燃料ガスを噴射するよう構成される請求項2に記載のエンジン。
  7. 前記第1ガスは空気または窒素である請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエンジン。
  8. 前記第1ガス供給路による前記第1ガスの噴射を制御するよう構成されたガス供給制御部を備え、
    前記ガス供給制御部は、燃焼サイクル内における少なくとも圧縮行程の一部を含む期間において前記第1ガス供給路が前記第1ガスを噴射する通常モードを実行可能に構成される請求項1に記載のエンジン。
  9. 前記ガス供給制御部は、燃焼サイクル内において前記通常モードの実行期間よりも長い期間にわたって前記第1ガス供給路が前記第1ガスを噴射する洗浄モードを実行可能に構成される請求項8に記載のエンジン。
  10. 前記ガス供給制御部は、前記レーザ点火プラグのレーザの出力状態に関する出力状態情報に基づいて、前記通常モードを実行するか前記洗浄モードを実行するかを決定するよう構成される請求項2又は9に記載のエンジン。
  11. 失火サイクルの発生の有無を判定する失火サイクル判定部を更に備え、
    前記出力状態情報は、前記失火サイクル判定部の判定結果を含み、
    前記ガス供給制御部は、失火サイクルが発生していると前記失火サイクル判定部によって判定された場合に、前記洗浄モードを実行するよう構成される請求項10に記載のエンジン。
  12. 所定サイクル数における前記主室の圧力の変動係数を算出する変動係数算出部を更に備え、
    前記出力状態情報は、前記変動係数算出部の算出結果を含み、
    前記ガス供給制御部は、前記変動係数算出部によって算出された前記主室の圧力の変動係数が閾値を超えた場合に、前記洗浄モードを実行するよう構成される請求項10又は11に記載のエンジン。
  13. 前記ガス供給制御部は、前記出力状態情報に関わらず、前記洗浄モードを複数サイクル連続して行わないよう構成される請求項10乃至12のいずれか1項に記載のエンジン。
  14. 当該エンジンは複数のシリンダを備え、
    前記ガス供給制御部は、前記複数のシリンダのうち二つ以上のシリンダについて前記失火サイクルが発生していると前記失火サイクル判定部によって判定された場合に、前記失火サイクルが発生していると判定された前記二つ以上のシリンダに対する前記洗浄モードの実行期間が重複しないように前記洗浄モードを実行するよう構成される請求項11に記載のエンジン。
  15. 当該エンジンは複数のシリンダを備え、
    前記ガス供給制御部は、前記複数のシリンダのうち二つ以上のシリンダについて前記変動係数算出部によって算出した前記変動係数が閾値を超えた場合に、前記筒内圧の変動係数が閾値を超えた前記二つ以上のシリンダの前記洗浄モードの実行期間が重複しないように前記洗浄モードを実行するよう構成される請求項12に記載のエンジン。
  16. ピストンとシリンダヘッドとの間に画定される主室と、該主室と噴孔を介して連通する副室とを備えるエンジンであって、
    レーザを透過するレーザ透過窓を前記副室に面する位置に備え、前記副室に供給された着火用燃料ガスに前記レーザ透過窓を介してレーザを照射するよう構成されたレーザ点火プラグと、
    前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて第1ガスを噴射するよう構成された第1ガス供給路と、
    を更に備え
    前記第1ガス供給路は、前記レーザ点火プラグを取り付けた筐体の側面から、前記レーザ透過窓の表面に沿って第1ガスを噴射するよう構成され、
    更に、着火用燃料ガスを供給するための着火用燃料ガス供給路と、着火用燃料ガスとは異なる第2ガスを供給するための第2ガス供給路と、を備え、
    前記第1ガス供給路は、前記着火用燃料ガス供給路及び前記第2ガス供給路に接続され、前記着火用燃料ガスと前記第2ガスの少なくとも一方を前記第1ガスとして噴射するよう構成される
    エンジン。
  17. ピストンとシリンダヘッドとの間に画定される主室と、該主室と噴孔を介して連通する副室とを備えるエンジンであって、
    レーザを透過するレーザ透過窓を前記副室に面する位置に備え、前記副室に供給された着火用燃料ガスに前記レーザ透過窓を介してレーザを照射するよう構成されたレーザ点火プラグと、
    前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓に向けて第1ガスを噴射するよう構成された第1ガス供給路と、
    を更に備え
    前記副室を形成する副室口金は、内径r を有する小径筒部と、前記内径r よりも大きな内径r を有し前記小径筒部に対して前記噴孔と反対側に設けられた大径筒部とを含み、
    前記レーザ点火プラグの前記レーザ透過窓は、前記大径筒部に設けられ、
    前記第1ガス供給路は、前記レーザ透過窓の表面に沿って前記大径筒部の軸方向に前記第1ガスを噴射するよう構成される
    エンジン。
  18. 前記第1ガスは前記着火用燃料ガスである請求項16又は17に記載のエンジン。
  19. 前記第1ガス供給路は、前記レーザ点火プラグを取り付けた筐体の側面から、前記レーザ透過窓の表面に沿って第1ガスを噴射するよう構成される請求項17に記載のエンジン。
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