JP2006329116A - 燃料改質エンジン - Google Patents

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賢明 久保
Atsushi Terachi
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Abstract

【課題】レーザを採用した燃料改質エンジンにおいて、レーザの採用による費用の増大及び装置の大型化を緩和し、レーザの実用性を向上させる。
【解決手段】レーザを燃料の改質と点火との双方のエネルギー源として併用する。レーザrが形成する焦点の位置pが、第1の燃料通路222内の位置p1と、機関の燃焼室(ここでは、副燃焼室)223内の第2の位置との間で切り換えられる構成とする。改質により得られた燃料を副燃焼室223に供給し、焦点の位置pを位置p2に設定することで、この改質燃料の混合ガスを燃焼させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料改質機能を持たせたエンジンに関し、詳細には、レーザを燃料の改質と点火との双方のエネルギー源として併用することで、燃料改質エンジンにおけるレーザの実用性を向上させる技術に関する。
レーザをエネルギー源として燃料を改質し、得られた改質燃料により作動するエンジンとして、次のものが知られている。すなわち、燃料通路の途中にリザーバを介装し、このリザーバ内の燃料に対してレーザ等の放射線発生器により直接エネルギーを付与して燃料を改質し、改質燃料をエンジンに供給するものである(特許文献1)。
特表2000−509453号公報(第11頁第25行〜次頁第5行)
しかしながら、このような公知の燃料改質エンジンには、次のような問題がある。すなわち、レーザによる燃料の改質自体が本来的に費用の嵩む技術であることに加え、リザーバ及びその周辺器具等の専用の付帯設備が必要となるため、装置全体が大掛かりなものとなりがちなことである。
本発明は、レーザを燃料の改質以外に点火のエネルギー源として併用可能とすることで、レーザの採用による費用の増大及び構成の大型化の問題を緩和し、燃料改質エンジンにおけるレーザの実用性を向上させることを目的とする。
本発明は、燃料改質エンジンを提供する。本発明に係る装置は、レーザ発振器を含んで構成される燃料改質エンジンであり、このレーザ発振器から発射されるレーザが形成する焦点の位置が、第1の燃料通路内の第1の位置と、機関の燃焼室内の第2の位置との間で切り換えられる。第1の燃料通路内でレーザにより燃料を改質させる第1の運転時では、前記焦点の位置が第1の位置に設定される一方、機関により出力を発生させる、第1の運転時以外の第2の運転時では、前記焦点の位置が第2の位置に設定される。第1の燃料通路に接続された第1の燃料供給手段が設けられ、第1の運転時に得られた改質燃料がこの手段により燃焼室に供給される。
本発明によれば、レーザが形成する焦点の位置を第1の燃料通路内の第1の位置と、機関の燃料室内の第2の位置との間で切換可能とし、第1の運転時には、焦点の位置を第1の位置に設定して、レーザをエネルギー源として燃料を改質させる一方、第2の運転時には、焦点の位置を第2の位置に設定して、レーザをエネルギー源として点火を行わせることとしたので、レーザを燃料の改質及び点火の双方のエネルギー源として併用することができる。このため、エンジンを纏まりよく、かつ比較的に低廉に構成することができ、燃料改質エンジンにおけるレーザの実用性を向上させることができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料改質エンジン(以下、単に「エンジン」という。)Eの構成を、気筒中心軸mを含む平面による断面で示している。本実施形態に係るエンジンEは、いわゆる副室タイプのエンジンであり、ガソリンを燃料とし、点火のエネルギー源としてレーザが採用されている。
シリンダブロック11には、ピストン12が挿入されており、ピストン12の冠面121とシリンダヘッド13の下面131との間に形成される空間が燃焼室(ここでは、主燃焼室)14となる。シリンダヘッド13の気筒中心軸mを基準とする一側に、吸気ポート15が形成されており、吸気ポート15は、図示しない吸気マニホールドと接続されて、吸気通路を形成している。吸気ポート15は、吸気弁16により開放及び遮断される。シリンダヘッド13の他側には、排気ポート17が形成されており、排気ポート17は、図示しない排気マニホールドと接続されて、排気通路を形成している。排気ポート17は、排気弁18により開放及び遮断される。吸気弁16及び排気弁18は、それぞれの上方に設置された、図示しない吸気カム又は排気カムにより駆動されて、各ポート15,17を開閉する。また、シリンダヘッド13には、気筒中心軸m上に、主燃焼室14内の混合ガスを着火させるための点火ユニット21が設置されている。点火ユニット21は、燃料の改質及び点火の双方に併用されるものであり、レーザ発振器201を含んで構成され、発射されたレーザrが形成する焦点(以下、単に「焦点」という。)の位置pを複数の位置の間で切り換えることで、燃料の改質又は点火の機能を選択的に発揮する。
図2は、本実施形態に係る点火ユニット21の構成を示している。
点火ユニット21は、レーザ発振器201とユニット本体(以下、単に「本体」という。)202とを含んで構成され、本体202がシリンダヘッド13に固定されている。レーザ発振器201は、エンジンEから遠ざけて配置されており、本体202に対し、導波路となる光ファイバー231を介して光学的に接続されている。本体202に関し、エンジンEにおける実装状態で気筒中心軸mに一致させるように軸(以下「本体中心軸」という。)nが設定されており、本体202の内部には、本体中心軸n上に整列させて、本体中心線nに対して垂直に形成された隔壁221により上下に隔てられた2つの室222,223が形成されている。一方の室222は、本体202において、レーザrの伝播経路の上流にあり、燃料配管203内と連通して「第1の燃料通路」を形成するとともに、焦点の位置pがその内部に設定された場合に燃料の改質が行われる空間を提供する。他方の室223は、前記伝播経路上で室222よりも下流にあり、本体202の半球状先端部202aに形成された複数の孔224,224・・・を介して主燃焼室14と連通する副燃焼室を提供する。副燃焼室223は、本体202の内部通路225を介して室222と連通しており、副燃焼室223には、室222から、改質により得られた燃料(以下「改質燃料」という。)が供給される。内部通路225には、後述するエンジンコントローラ41からの信号に基づいて作動する流路開閉弁226が設置されており、これにより副燃焼室223に対する改質燃焼の供給時期が制御される。
光ファイバー231は、保護用の管232に収容されており、管232が一端で本体202と結合されることで、本体202に対して固定されている。管232内の光ファイバー231の収納空間と、室222とが燃料に関して密に隔てられるように、レーザrを透過可能な材質の窓(以下「第1の窓」という。)233が形成されている。光ファイバー231から出たレーザrは、第1の窓233を介して室222に入射することができる。また、本体中心軸n上で、隔壁221及び半球状先端部202aにも同じ材質の窓227,228が形成されており、第1の窓233を介したレーザrは、第2の窓227を介して副燃焼室223に入射するとともに、第3の窓228を介して主燃焼室14に入射することができる。光ファイバー231と第1の窓233との間には、「可変焦点手段」としての液体レンズ241が設置されている。本実施形態では、室222内の位置(p1)を含む3つの位置p1〜p3の間で焦点の位置pを切り換えるため、この手段として同じ構成の2つの液体レンズ241a,241bが設置されている。なお、1つの液体レンズのみで焦点の位置pを段階的に切り換えることができるのであれば、その1つの液体レンズのみが設置されればよい。
ここで、液体レンズ241(241a,241b)の構成及び動作を、図3を参照して説明する。
液体レンズ241は、屈折率の異なる2つの流体401,402がチャンバ部材403の内部に封入されて構成される。チャンバ部材403は、レーザrが透過可能な材質であり、切頭円錐の側面の形状として形成された電極404が収められている。2つの流体401,402は、この切頭円錐の内部に相当する空間(以下「チャンバ」という。)に封入されており、一方の流体401(「第1の液状媒体」に相当する。)は、導電性の水溶液であり、他方の流体402(「第2の液状媒体」に相当する。)は、不導体のオイルである。電極404の表面及びチャンバ部材403の上部内面に撥水性を持たせることで、これらの流体401,402は、互いに分離し、かつオイル402がチャンバの上部に偏在した状態で保持される。この状態において、水溶液401は、電極404の表面に対して一定のぬれ角αを形成しており、オイル402が水溶液401との間に形成する界面sは、このぬれ角αに応じた曲率を有している。ぬれ角αは、水溶液401に印加する電圧の大きさを変化させることにより制御することができる。このぬれ角αの制御は、エレクトロウェッティング法として一般に知られるところである。界面sの曲率は、主にオイル402の表面張力に応じたものとして与えられるが、印加する電圧及びぬれ角αを変化させることで、可変に制御することができる。この印加電圧を制御する電圧コントローラ242が設置されており、電圧コントローラ242は、電源及びスイッチを含んで構成され、エンジンコントローラ41からの信号に基づいてスイッチをオン又はオフして、ぬれ角α、延いては焦点の位置pを制御する。電源がオフされ、電極404に電圧が印加されていないときは、ぬれ角αが小さく、かつ界面sの曲率が大きい状態にあり、焦点の位置pは、液体レンズ241から比較的に近い位置f1に形成される。他方、電源がオンされ、電極404に電圧が印加されたときは、ぬれ角αが大きく、かつ界面sの曲率が小さい状態にあり、焦点の位置pは、位置f1よりも液体レンズ241から遠い位置f2に形成される。
図1に戻り、本実施形態では、燃料配管203が点火ユニット21に対する接続前の部位で分岐され、分岐配管204が形成されている。分岐配管204は、「第2の燃料通路」を形成するものであり、燃料噴射弁31に接続されている。燃料噴射弁31は、主燃焼室14に改質前の燃料(すなわち、ガソリン)を供給するためのものであり、吸気通路内に臨ませて設置されている。燃料配管203と分岐配管204との分岐部分には、流量制御弁205が設置されており、これにより点火ユニット21に導入される燃料の量が調節される。
エンジンEの運転は、エンジンコントローラ(以下「ECU」という。)41により統合的に制御される。ECU41には、アクセル開度APOを検出するアクセルセンサ51からの信号、及びクランク角センサ52からの信号(これをもとに、エンジン回転数NEを算出する。)が入力されるほか、エンジン冷却水の温度を検出する温度センサからの信号等が入力される。ECU41は、これらの信号をもとに、流路開閉弁226及び燃料噴射弁31による燃料の供給量及び供給時期を制御するとともに、レーザ発振器201による点火時期を制御する。
本実施形態に係るエンジンEの動作を、図1を主に参照して説明する。
ECU41は、アクセルセンサ51等からの信号をもとに、アクセル開度APO及びエンジン回転数NEにより定められるエンジンEの運転条件を検出する。図4に示す傾向を持たせたマップデータを参照し、検出した運転条件がいずれの運転領域A,Bにあるかを判定する。運転条件が比較的に低負荷側の領域(「第1の領域」に相当する。)Aにあると判定したときは、焦点の位置pを副燃焼室223内の第2の位置p2に設定し、副燃焼室223内で点火を行う(図5)。この低負荷域Aにおける運転に際し、点火動作時以外の時期に燃料の改質を行う。すなわち、レーザ発振器201は、高周波数での発振を繰り返しており、液体レンズ241a,241bの双方の電極404,404への電圧の印加を実質的に遮断することで、焦点の位置pを液体レンズ241a,241bに最も近い第1の位置p1に設定する(図1)。これにより第1の位置p1にレーザrのエネルギーが集中して、燃料が改質される。改質燃料は、水素及び低級炭化水素からなるガス燃料であり、室222内に液体燃料が充填されているため、室222内を上昇する。室222を形成する本体内面の上部202bが燃料の流れに関して下流に向け、上向きに傾斜させて形成されているため(図2)、改質燃料は、この上面202bを伝い、室222の出口222aに積極的に案内される。ECU41からの信号に基づいて流量制御弁205が作動し、改質により消費される燃料の量と、室222に新たに導入される燃料の量とが等しくなるように調整される。また、本実施形態では、改質に際し、一方の液体レンズ(たとえば、液体レンズ241b)の電極404への微弱な電圧の印加及び遮断を短い周期で、かつ連続的に繰り返すことで、室222内の複数の位置の間で焦点の位置pを切り換える。図3は、この複数の位置として、室222内の2つの位置f1,f2を示しており、焦点の位置pは、この2つの位置f1,f2の間で切り換えられる。燃料の改質は、レーザrの照射により瞬時に起こるものであるため、改質に際して焦点の位置pを変化させることで、改質燃料に引き続きレーザrが照射されることによる効率低下を抑制することができる。副燃焼室223への改質燃料の供給時期は、ECU41からの信号に基づいて流路開閉弁226が内部通路225を開放させることにより制御される。副燃焼室223への改質燃料の供給に加え、燃料噴射弁31により主燃料室14に改質前の燃料が供給される。点火動作時には、電圧コントローラ242により一方の液体レンズ(たとえば、液体レンズ241a)の電極404に電圧を印加することで、界面sの曲率を減少させ、焦点の位置pを第2の位置p2に設定するとともに、所定の点火時期にレーザrを照射させて、点火を行う。これにより副燃焼室223内で改質燃料が燃焼し、孔224から噴出するトーチ状火炎により主燃焼室14内の混合ガスが着火される。負荷の低下に応じ、液体レンズ241aへの印加電圧を増大させて、第2の位置p2としての焦点の位置pを下降させ、主燃焼室14に近付けることで、火炎が形成するトーチを負荷が低いときほど拡げ、主燃焼室14内での燃焼を安定させることができる。
他方、エンジンEの運転条件が領域Aよりも高負荷側の領域(「第2の領域」に相当する。)Bにあるときは、液体レンズ241a,241bの双方の電極404,404に電圧を印加することで、界面sの曲率を最大限に減少させ、液体レンズ241a,241bから最も遠い、主燃焼室14内の第3の位置p3に設定する(図6)。この高負荷域Bにおける運転では、燃料の改質は行わず、エンジンEの出力形成上必要な全ての燃料は、燃料噴射弁31により供給する。所定の点火時期にレーザrを照射させ、点火を行う。第3の位置p3は、主燃焼室14のほぼ中心に設定するのが燃焼素質上好ましい。
本実施形態に関し、液体レンズ241a,241bが「可変焦点手段」に、電圧コントローラ242が「制御手段」に、流路開閉弁226が「第1の燃料供給手段」に、燃料噴射弁31が「第2の燃料供給手段」に夫々相当する。
本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態では、レーザrが形成する焦点の位置pを室222内の第1の位置p1と、機関の燃焼室(ここでは、副燃料室223)内の第2の位置p2との間で切換可能とし、低負荷域Aにおける運転に際し、燃料を改質させるときは、焦点の位置pを第1の位置p1に設定して、室222内で燃料を改質させる一方、機関により出力を発生させるときは、焦点の位置を第2の位置に設定して、副燃焼室223内の改質燃料を燃焼させることとした。このため、レーザrを燃料の改質及び点火の双方のエネルギー源として併用して、部品を共用させることができ、エンジンを纏まりよく、かつ低廉に構成することができる。
また、機関の燃焼室として主燃焼室14及び副燃焼室223を形成するとともに、副燃焼室223に改質燃料を供給することとしたので、副燃焼室223内の燃料(すなわち、改質燃料)が比較的に薄い状態でも安定して燃焼を成立させることができる。このため、低負荷域Aにおける運転を安定させ、又はエンジンEの安定作動域を低負荷側に拡大することができる。
更に、レーザrが焦点を形成する位置pとして第1及び第2の位置p1,p2以外に、主燃焼室14内の第3の位置p3を設定するとともに、レーザrによる改質前の燃料を噴射する燃料噴射弁31を設け、これにより主燃焼室14に改質前の燃料を供給することとしたので、高負荷域Bにおける運転に際して出力形成上必要な全ての燃料を主燃焼室14に供給し、出力を確保することができる。
更に、レーザ発振器201と液体レンズ241a,241bとの間に光ファイバー等の導波路を形成し、レーザ発振器201をエンジンEから遠ざけて配置したことで、レーザ発振器201をエンジンEを熱源とする受熱から保護することができる。
なお、以上では、機関の燃焼室として主燃焼室14以外に副燃焼室223を形成し、その内部に改質燃料を供給する場合を例に説明したが、これに限らず、改質燃料を噴射するための燃料噴射弁を吸気通路に臨ませて設置し、この燃料噴射弁により筒内導入前の空気に対して改質燃料を添加することもできる。
また、「可変焦点手段」として液体レンズ241を採用し、レーザrの経路をレーザ発振器201の光軸と一致させて設定した場合を例に説明したが、これに限らず、「可変焦点手段」として光学ミラー等を採用し、レーザrの経路をレーザ発振器201の光軸から逸脱(又は屈曲)させて設定することもできる。
更に、配置次第では、レーザ発振器201と液体レンズ241とは、光ファイバー231等を介在させずに隣接させて設置することもできる。
更に、燃料には、ガソリン以外の炭化水素燃料を採用することもできる。
本発明を一実施形態に係るエンジンの構成 同上実施形態に係る点火ユニットの構成 同上実施形態に係る液体レンズの動作の概念 同上実施形態に係るエンジンの運転領域のマップデータ 低負荷域における点火動作の概念 高負荷域における点火動作の概念
符号の説明
E…エンジン、11…シリンダブロック、12…ピストン、13…シリンダヘッド、14…「機関の燃焼室」としての主燃焼室、15…吸気ポート、16…吸気弁、17…排気ポート、18…排気弁、21…点火ユニット、201…レーザ発振器、202…ユニット本体、203…「第1の燃料通路」を形成する燃料配管、204…「第2の燃料通路」を形成する分岐配管、205…流量制御弁、222…室、223…「機関の燃焼室」としての副燃焼室、226…「第1の燃料供給手段」としての流路開閉弁、231…「導波路」を形成する光ファイバー、241,241a,241b…「可変焦点手段」としての液体レンズ、242…「制御手段」としての電圧コントローラ、401…「第1の液状媒体」としての水溶液、402…「第2の液状媒体」としてのオイル、31…「第2の燃料供給手段」としての燃料噴射弁、41…エンジンコントローラ、51…アクセルセンサ、52…クランク角センサ、p1…第1の位置、p2…第2の位置、p3…第3の位置、r…レーザ。

Claims (14)

  1. レーザ発振器と、
    このレーザ発振器から発射されるレーザの経路上に設けられ、このレーザが形成する焦点の位置を、第1の燃料通路内の第1の位置と、機関の燃焼室内の第2の位置との間で切り換える可変焦点手段と、
    この可変焦点手段を制御し、前記第1の燃料通路内で前記レーザにより燃料を改質させる第1の運転時において、前記焦点の位置を前記第1の位置に設定する一方、機関により出力を発生させる、前記第1の運転時以外の第2の運転時において、前記焦点の位置を前記第2の位置に設定する制御手段と、
    前記第1の燃料通路と接続され、前記第1の運転時に得られた改質燃料を前記燃焼室に供給する第1の燃料供給手段と、を含んで構成される燃料改質エンジン。
  2. 前記燃焼室が比較的に容積の大きい主燃焼室と、この主燃焼室と連通し、かつこれよりも容積の小さい副燃焼室とに区画して形成されるとともに、前記第1の燃料供給手段が前記改質燃料をこの副燃焼室に供給するものとして構成され、前記第2の位置がこの副燃焼室内に設定された請求項1に記載の燃料改質エンジン。
  3. 前記第1の燃料通路のうち前記第1の位置よりも下流に、前記改質燃料が蓄えられる貯留空間が形成された請求項2に記載の燃料改質エンジン。
  4. 前記第1の燃料供給手段が前記貯留空間と前記副燃焼室とを連通及び遮断する流路開閉弁を含んで構成される請求項3に記載の燃料改質エンジン。
  5. 前記第1の燃料通路に対して並列的に第2の燃料通路が形成され、この第2の燃料通路と接続させて、前記レーザによる改質前の燃料を前記主燃焼室に供給する第2の燃料供給手段が設けられた請求項2〜4のいずれかに記載の燃料改質エンジン。
  6. 前記第1及び第2の燃料通路が前記第1の位置よりも上流で分岐させて形成され、この分岐部分に、前記第1の位置に向かう燃料の流量を制御する流量制御弁が設置された請求項5に記載の燃料改質エンジン。
  7. 前記第2の運転時に関して前記主燃焼室内の第3の位置が設定され、
    前記制御手段は、前記第2の運転時において、機関の運転条件に応じ、前記可変焦点手段により前記第2及び第3の位置の間で前記焦点の位置を切り換える請求項5又は6に記載の燃料改質エンジン。
  8. 前記制御手段は、前記第2の運転時において、機関の運転条件が比較的に低負荷側の第1の領域にあるときは、前記焦点の位置を前記第2の位置に設定する一方、機関の運転条件が前記第1の領域よりも高負荷側の第2の領域にあるときは、前記焦点の位置を前記3の位置に設定する請求項7に記載の燃料改質エンジン。
  9. 前記制御手段は、機関の運転条件が前記第1の領域にあるときに、負荷の低下に応じて前記焦点の位置を前記主燃焼室に近付ける請求項8に記載の燃料改質エンジン。
  10. 前記第1の位置として前記第1の燃料通路内の複数の位置が設定され、
    前記制御手段は、前記第1の運転時において、前記焦点の位置をこの複数の位置の間で変化させる請求項1〜9のいずれかに記載の燃料改質エンジン。
  11. 前記第1及び第2の位置が前記レーザ発振器の光軸上に設定され、
    前記可変焦点手段は、この手段からレーザが形成する焦点までの距離を変化させて、前記焦点の位置を切り換える請求項1〜10のいずれかに記載の燃料改質エンジン。
  12. 前記可変焦点手段が、前記レーザ発振器の光軸上に配置され、前記焦点の位置をこの光軸上の異なる位置に調整する液体レンズであって、この液体レンズのチャンバに収容され、このチャンバの内面に対して所定のぬれ角を形成する導電性の第1の液状媒体と、このチャンバにおいて、前記第1の液状媒体とは分離した状態で収容され、前記第1の液状媒体との間に前記ぬれ角に応じた曲率の界面を形成する、前記第1の液状媒体とは異なる屈折率の第2の液状媒体とを含んで構成される液体レンズを含んで構成され、
    前記制御手段は、前記第1の液状媒体に印加される電圧を変化させて、前記焦点の位置を切り換える請求項11に記載の燃料改質エンジン。
  13. 前記レーザ発振器と前記可変焦点手段との間に導波路が形成された請求項1〜12のいずれかに記載の燃料改質エンジン。
  14. 前記第1の燃料通路が前記第1の位置の近傍で水平方向に形成されるとともに、この第1の燃料通路のうち前記第1の位置に対して下流側に隣接する部分を形成する壁面の上部が下流に向け、上向きに傾斜させて形成された請求項1〜13のいずれかに記載の燃料改質エンジン。
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