JP6457120B2 - 点火装置、点火装置の制御方法、および内燃機関駆動システム - Google Patents

点火装置、点火装置の制御方法、および内燃機関駆動システム Download PDF

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Description

本発明は、点火装置、点火装置の制御方法、および内燃機関駆動システムに関する。
従来、イグニッションコイルを介して点火プラグに高電圧を印加して放電させ、内燃機関を点火する点火装置が知られている。例えば特許文献1には、トランジスタ式点火装置およびCDI(Capacitor Discharge Ignition)点火装置が記載されている。
また、特許文献2に記載されているように、従来の交流発電機の回転子の外周には、2つのリラクタ、すなわち、第1のリラクタと、第1のリラクタよりも長い第2のリラクタとが周方向に沿って設けられている。ピックアップコイル(パルサーコイルともいう。)は、各リラクタの前端部および後端部を検出して、正極性および負極性のパルスをそれぞれ出力する。そして、点火装置は、ピックアップコイルから出力されたパルスを検出する。具体的には、図8に示すように、第1のリラクタの前端部に対応する正極性のパルスを検出し(検出ポイントA)、第2のリラクタの前端部に対応する正極性のパルスを検出し(検出ポイントB)、第2のリラクタの後端部に対応する負極性のパルスを検出する(検出ポイントC)。従来の点火装置では、このようにして検出したパルスに基づいて内燃機関の点火制御を行っていた。例えば固定点火制御の場合、上死点(TDC:Top Dead Center)よりも前に位置する検出ポイントCにおいて点火を行っていた。
特開2013−181395号公報 特開2012−163044号公報
上記のように、従来の点火装置では、正極パルスと負極パルスの両方を検知していたため、検出回路の規模が大きく、コストが嵩むという課題があった。
そこで、本発明は、コストダウンを図ることが可能な点火装置、点火装置の制御方法、および内燃機関駆動システムを提供することを目的とする。
本発明に係る点火装置は、
内燃機関を点火する点火装置であって、
前記内燃機関により駆動されて発電する交流発電機の回転子の外周に周方向に沿って不等間隔に設けられた第1〜第3のリラクタにそれぞれ対応する、同じ極性の第1〜第3のパルスを検出するパルス検出部と、
前記パルス検出部により検出された前記第1〜第3のパルスに基づいて前記内燃機関の点火制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする。
また、前記点火装置において、
前記制御部は、
前記パルス検出部により1番目に検出されたパルスと2番目に検出されたパルスとの間の第1の時間を算出し、前記2番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により3番目に検出されたパルスとの間の第2の時間を算出し、前記3番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により4番目に検出されたパルスとの間の第3の時間を算出するパルス間隔算出部と、
前記第1の時間、前記第2の時間および前記第3の時間の大小関係に基づいて、直近に検出されたパルスが前記第1〜第3のパルスのいずれであるのかを判断し、その判断結果に基づいて前記内燃機関のクランク軸の回転角度であるクランク位置を把握するクランク位置把握部と、
をさらに有してもよい。
また、前記点火装置において、
前記第1のリラクタと前記第2のリラクタとの間の第1の周方向間隔は、前記第2のリラクタと前記第3のリラクタとの間の第2の周方向間隔よりも小さく、前記第2の周方向間隔は、前記第3のリラクタと前記第1のリラクタとの間の第3の周方向間隔よりも小さく、
前記クランク位置把握部は、前記第2の時間が前記第1の時間よりも大きく且つ前記第3の時間が前記第2の時間よりも大きい場合、前記4番目に検出されたパルスが前記第1のパルスであると判断し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも大きく且つ前記第3の時間が前記第2の時間よりも小さい場合、前記4番目に検出されたパルスが前記第2のパルスであると判断し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも小さく且つ前記第3の時間が前記第2の時間よりも大きい場合、前記4番目に検出されたパルスが前記第3のパルスであると判断するようにしてもよい。
また、前記点火装置において、
前記第2の周方向間隔は前記第1の周方向間隔の3倍以上であり、かつ前記第3の周方向間隔は前記第2の周方向間隔の3倍以上であるようにしてもよい。
また、前記点火装置において、
前記第2の周方向間隔は前記第1の周方向間隔の4倍以上であり、かつ前記第3の周方向間隔は前記第2の周方向間隔の4倍以上であるようにしてもよい。
また、前記点火装置において、
前記第1の周方向間隔と、前記第2の周方向間隔と、前記第3の周方向間隔との間の比は、1:4:19であるようにしてもよい。
また、前記点火装置において、
前記パルス間隔算出部は、前記交流発電機がスターターモータにより回転駆動される際に、前記第1の時間、前記第2の時間および前記第3の時間を算出するようにしてもよい。
また、前記点火装置において、
前記制御部は、
前記内燃機関の回転数が予め設定された値よりも小さい場合、前記第1〜第3のパルスの各々の時間間隔から把握されたクランク位置に基づいて、前記内燃機関を点火するための点火信号を出力するまでの時間を算出するタイミング生成部と、
前記算出された前記点火信号を出力するまでの時間が経過すると、前記点火信号を出力する点火指示部と、
を有するようにしてもよい。
また、前記点火装置において、
前記制御部は、
前記内燃機関の回転数が予め設定された値よりも大きい場合、前記第1〜第3のパルスの各々の時間間隔から把握されたクランク位置と、前記パルス検出部により検出された2つのパルス間の時間間隔とに基づいて、前記内燃機関を点火するための点火信号を出力するまでの時間を算出するタイミング生成部と、
前記算出された前記点火信号を出力するまでの時間が経過すると、前記点火信号を出力する点火指示部と、
を有するようにしてもよい。
本発明に係る点火装置の制御方法は、
内燃機関により駆動されて発電する交流発電機の回転子の外周に周方向に沿って不等間隔に設けられた第1〜第3のリラクタにそれぞれ対応する、同じ極性の第1〜第3のパルスを検出するパルス検出部と、前記内燃機関の点火制御を行う制御部と、を備える点火装置の制御方法であって、
前記第1〜第3のパルスに基づいて、前記内燃機関を点火するための点火タイミングを生成するステップと、
前記点火タイミングが到来すると、前記内燃機関を点火するための点火信号を出力するステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る内燃機関駆動システムは、
回転子と、前記回転子の外周に周方向に沿って不等間隔に設けられた第1〜第3のリラクタとを有し、内燃機関により駆動されて発電する交流発電機と、
前記内燃機関を点火する点火装置と、を備え、
前記点火装置は、
前記第1〜第3のリラクタにそれぞれ対応する、同じ極性の第1〜第3のパルスを検出するパルス検出部と、
前記パルス検出部により検出された前記第1〜第3のパルスに基づいて前記内燃機関の点火制御を行う制御部と、を有することを特徴とする。
本発明では、交流発電機の回転子の外周に周方向に沿って不等間隔に設けられた第1〜第3のリラクタにそれぞれ対応する、同じ極性の第1〜第3のパルスをパルス検出部により検出し、検出された第1〜第3のパルスに基づいて内燃機関の点火制御を行う。パルス検出部は一方の極性のパルスを検出するだけでよいので、他方の極性のパルスを検出するための回路を削除することができ、パルス検出部の回路規模を大幅に減らすことができる。
よって、本発明によれば、コストダウンを図ることが可能な点火装置、点火装置の制御方法、および内燃機関駆動システムを提供することができる。
第1の実施形態に係る内燃機関駆動システムの概略的な構成を示す図である。 (a)は交流発電機21の回転子22を回転軸方向に見た図であり、(b)は(a)の一部拡大図である。 第1の実施形態に係る点火装置1の制御部3の機能ブロック図である。 内燃機関の始動時におけるタイミングチャートであり、3つのパターン(パターンA、パターンB、パターンC)を示している。 第1の実施形態における演算点火制御を説明するためのタイミングチャートである。 第2の実施形態に係る内燃機関駆動システムの概略的な構成を示す図である。 第2の実施形態における演算点火制御を説明するためのタイミングチャートである。 従来(2リラクタ)のパルス信号を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る内燃機関駆動システムおよび点火装置について説明する。第1および第2の実施形態に係る内燃機関駆動システムは、例えば自動二輪車用の4サイクルエンジンを駆動するために用いられる。なお、本発明は、これに限らず、四輪車等の他の車両や、2サイクルエンジンにも適用可能である。また、以下の実施形態の説明では、本発明に特徴的な部分について詳しく説明するが、点火装置に係る一般的な技術事項については一例を述べるに過ぎず、他の公知の技術を適宜適用することが可能である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る内燃機関駆動システムは、図1に示すように、点火装置1と、交流発電機(ACG)21と、電源装置23と、バッテリ24と、スイッチ25と、ピックアップコイル26と、イグニッションコイル27と、点火プラグ28とを備えている。
点火装置1は、内燃機関を点火する装置である。本実施形態の点火装置1は、いわゆるフルトランジスタ式の点火装置である。この点火装置1については後ほど詳しく説明する。
交流発電機21は、内燃機関により駆動されて発電する発電機である。より詳しくは、交流発電機21は、内燃機関の回転に同期して回転駆動されることにより発電する。この交流発電機21は、図2(a)に示すように、回転子22と、リラクタ22a,22b,22cとを有している。回転子22が内燃機関のクランク軸(図示せず)と同期して回転することにより交流発電機21は交流電圧を出力する。
交流発電機21から供給された交流電圧は電源装置23に供給される。この電源装置23は、交流発電機21から供給された交流電圧を整流し、電圧を調整して出力する。バッテリ24は、電源装置23から出力される直流電圧により充電される。バッテリ24の電圧は、スイッチ25を介して点火装置1に供給される。
図2(a)に示すように、交流発電機21の回転子22には、3つのリラクタ22a,22b,22cが設けられている。より詳しくは、リラクタ22a(第1のリラクタ)、リラクタ22b(第2のリラクタ)およびリラクタ22c(第3のリラクタ)が回転子22の外周に周方向に沿って設けられている。リラクタ22a、リラクタ22bおよびリラクタ22cは、回転子22の逆転方向に見て、リラクタ22a、リラクタ22bおよびリラクタ22cの順に配置されている。つまり、リラクタ22a、リラクタ22bおよびリラクタ22cは、回転子22が内燃機関(クランク軸)により回転駆動されたときに、リラクタ22a、リラクタ22bおよびリラクタ22cの順でピックアップコイル26を通過するように配置されている。
リラクタ22a,22b,22cは、ピックアップコイル26付近を通過すると、ピックアップコイル26からパルスが出力される。リラクタ22aに着目すると、図2(b)に示すように、リラクタ22aは前端部Eaと後端部Ebを有している。ピックアップコイル26は、リラクタ22aが通過すると、前端部Eaに対応した正極性のパルスと、後端部Ebに対応した負極性のパルスとを生成する。リラクタ22b,22cについても同様である。リラクタ22a、リラクタ22bおよびリラクタ22cの通過により、後述の正極性のパルスG1(第1のパルス)、パルスG2(第2のパルス)およびパルスG3(第3のパルス)がそれぞれ生成される。
なお、内燃機関のクランク軸の上死点(TDC)は、パルスG3に対応するクランク位置と、パルスG1に対応するクランク位置との間に位置している(図4参照)。
図2(a)に示すように、リラクタ22a,22b,22cは、周方向に沿って不等間隔に設けられている。より詳しくは、リラクタ22aとリラクタ22bとの間の周方向間隔L1(第1の周方向間隔)は、リラクタ22bとリラクタ22cとの間の周方向間隔L2(第2の周方向間隔)よりも小さい。そして、周方向間隔L2は、リラクタ22cとリラクタ22aとの間の周方向間隔L3(第3の周方向間隔)よりも小さい。ここで、リラクタ間の周方向間隔は、各リラクタの前端部同士間の距離である。例えば、周方向間隔L1は、リラクタ22aの前端部と、リラクタ22bの前端部との間の距離である。なお、リラクタ間の周方向間隔は、各リラクタの後端部同士間の距離で定義することも可能であるが、本実施形態のパルス検出部2は正極性のパルスを検出するように構成されているため、前端部同士間の距離で定義している。
本実施形態では、周方向間隔L1と、周方向間隔L2と、周方向間隔L3との間の比は、1:4:19である。中心角度に換算すれば、リラクタ22aとリラクタ22b間の角度が15°、リラクタ22bとリラクタ22c間の角度が60°、リラクタ22cとリラクタ22a間の角度が285°である。
なお、好ましくは、周方向間隔L2は周方向間隔L1の3倍以上であり、かつ周方向間隔L3は周方向間隔L2の3倍以上である。これにより、内燃機関の回転数変動が発生した場合でも、パルス間の時間の大小関係が保持されるため、後述のクランク位置把握部32はクランク位置を確実に把握することができる。
また、より好ましくは、周方向間隔L2は周方向間隔L1の4倍以上であり、かつ周方向間隔L3は周方向間隔L2の4倍以上である。これにより、より確実にクランク位置把握部32はクランク位置を把握することができる。
イグニッションコイル27は、一次側コイル27aおよび二次側コイル27bを有する。一次側コイル27aの一端および二次側コイル27bの一端はいずれも、点火装置1のダイオードD1のカソードに接続されている。一次側コイル27aの他端は点火装置1のトランジスタTR1のコレクタに接続されている。二次側コイル27bの他端は点火プラグ28に接続されている。
点火プラグ28は、対向する一対の電極を有し、二次側コイル27bの他端と接地との間に接続されている。この点火プラグ28は、二次側コイル27bに発生する高電圧により電極間の間隙に火花放電を発生して、内燃機関の燃料室内の可燃混合ガスを点火させる。
次に、点火装置1の構成について詳しく説明する。
点火装置1は、図1に示すように、ダイオードD1と、コンデンサC1と、トランジスタTR1と、パルス検出部2と、制御部3と、内部電源回路4と、を有している。
ダイオードD1は、アノードにバッテリ24の電圧がスイッチ25を介して供給される。コンデンサC1は、ダイオードD1のカソードと接地との間に接続されている。ダイオードD1とコンデンサC1は、点火装置1への入力電圧を平滑化する平滑回路として機能する。
トランジスタTR1は、コレクタがイグニッションコイル27の一次側コイル27aに接続され、エミッタが接地され、ベースが制御部3に接続されている。このトランジスタTR1は、制御部3から出力される制御信号によりオンまたはオフに制御される。
パルス検出部2は、ピックアップコイル26に接続されており、ピックアップコイル26が出力したパルスを受信する。パルス検出部2は、リラクタ22a,22b,22cにそれぞれ対応する同じ極性のパルスG1、パルスG2、パルスG3を検出する。
本実施形態では、パルス検出部2は、リラクタ22aの前端部に対応する正極性のパルスG1、リラクタ22bの前端部に対応する正極性のパルスG2、およびリラクタ22cの前端部に対応する正極性のパルスG3を検出する。なお、各リラクタ22a,22b,22cの後端部に対応する負極性のパルスを検出するようにパルス検出部2を構成してもよい。
制御部3は、パルス検出部2により検出されたパルスG1〜G3に基づいて内燃機関の点火制御を行う。より詳しくは、制御部3は、パルスG1〜G3に基づいてトランジスタTR1をオンまたはオフすることにより点火制御を行う。具体的な制御方法については後述する。なお、制御部3は、例えばマイクロコントローラ(MCU)により構成される。
内部電源回路4は、入力した直流電圧を制御部3の動作電圧に調節して出力する。
次に、制御部3の構成について詳しく説明する。
制御部3は、図3に示すように、パルス間隔算出部31と、クランク位置把握部32と、タイミング生成部33と、点火指示部34と、通電指示部35と、タイマー41とを有している。
パルス間隔算出部31は、パルス検出部2により検出されたパルスG1,G2,G3間の時間を算出する。より詳しくは、パルス間隔算出部31は、パルス検出部2により1番目に検出されたパルスと、2番目に検出されたパルスとの間の時間t1(第1の時間)を算出する。その後、2番目に検出されたパルスと、パルス検出部2により3番目に検出されたパルスとの間の時間t2(第2の時間)を算出する。その後、3番目に検出されたパルスと、パルス検出部2により4番目に検出されたパルスとの間の時間t3(第3の時間)を算出する。
パルス間隔算出部31は、例えば、停止状態の交流発電機21がスターターモータ(図示せず)により回転駆動されて最初に1回転する際に、時間t1、時間t2および時間t3を算出する。
パルス検出部2により最初に検出されるパルスとしては、リラクタ22aに対応するパルスG1、リラクタ22bに対応するパルスG2、およびリラクタ22cに対応するパルスG3の3通りがある。図4では、パルスG1が最初に検出される場合をパターンAと呼び、パルスG2およびパルスG3が最初に検出される場合をそれぞれパターンBおよびパターンCと呼んでいる。パターンAでは、パルスG1とパルスG2間の時間が時間t1であり、パルスG2とパルスG3間の時間が時間t2であり、パルスG3とパルスG1間の時間が時間t3である。パターンBでは、パルスG2とパルスG3間の時間が時間t1であり、パルスG3とパルスG1間の時間が時間t2であり、パルスG1とパルスG2間の時間が時間t3である。パターンCでは、パルスG3とパルスG1間の時間が時間t1であり、パルスG1とパルスG2間の時間が時間t2であり、パルスG2とパルスG3間の時間が時間t3である。
パターンA,B,Cの各タイミングチャートにおいては、上段にパルス検出部2が検出したパルス信号、中段に制御部3からトランジスタTR1に送信される制御信号、下段に制御部3内の検出フラグをそれぞれ示している。トランジスタTR1の制御信号は、Highレベル(“1”)がトランジスタTR1を非導通状態(絶縁状態)にするオフ信号であり、Lowレベル信号(“0”)がトランジスタTR1を導通状態にするオン信号である。検出フラグは、LowレベルからHighレベルに遷移した時点において、直近に検出されたパルスがパルスG1〜G3のいずれであるのかが、クランク位置把握部32によって判断されたことを示している。
クランク位置把握部32は、時間t1、時間t2および時間t3の大小関係に基づいて、直近に検出されたパルスがパルスG1〜G3のいずれであるのかを判断する。なお、「直近に検出されたパルス」とは、現時点から最も近い過去に検出されたパルスという。本実施形態では、クランク位置把握部32は以下のようにして判断を行う。
クランク位置把握部32は、時間t2が時間t1よりも大きく且つ時間t3が時間t2よりも大きい場合(すなわち、パターンAの場合)、4番目に検出されたパルスがパルスG1であると判断する。また、クランク位置把握部32は、時間t2が時間t1よりも大きく且つ時間t3が時間t2よりも小さい場合(すなわち、パターンBの場合)、4番目に検出されたパルスがパルスG2であると判断する。また、クランク位置把握部32は、時間t2が時間t1よりも小さく且つ時間t3が時間t2よりも大きい場合(すなわち、パターンCの場合)、4番目に検出されたパルスがパルスG3であると判断する。
上記のようにすることで、クランク位置把握部32は、最初に検出されたパルスの種類によらず、パルス検出部2により4つ目のパルスが検出されたとき(つまり、回転子22が一回転したとき)、そのパルスがパルスG1〜G3のいずれであるのかを判断することができる。
そして、クランク位置把握部32は、上記判断結果に基づいてクランク位置を把握する。ここで、クランク位置とは、内燃機関のクランク軸の回転角度である。クランク位置把握部32によってクランク位置が把握されることにより、後述のように内燃機関の点火制御を行うことができる。
タイマー41は、例えば、初期タイマー値から最終タイマー値までを繰り返しカウントするフリーランタイマーとして構成されている。このタイマー41のタイマー値により時間を計測することが可能である。
タイミング生成部33は、内燃機関を点火するための点火信号を出力するまでの時間を算出する。本実施形態では、点火信号は、トランジスタTR1のオフ信号である。点火指示部34は、タイミング生成部33により算出された、点火信号を出力するまでの時間が経過すると、点火信号を出力する。通電指示部35は、点火プラグ28に接続されたイグニッションコイル27に通電するための通電信号を出力する。この通電信号は、トランジスタTR1のオン信号である。
次に、フルトランジスタ式の点火装置1による点火制御について説明する。まず、内燃機関の回転数(rpm)が予め設定された値よりも小さい場合(低速回転の場合)に行う固定点火制御の一例について説明する。
固定点火制御の場合、タイミング生成部33は、クランク位置把握部32によってパルスG1〜G3の各々の時間間隔から把握されたクランク位置に基づいて、通電信号および点火信号を出力するまでの時間をそれぞれ算出する。例えば、タイミング生成部33は、パルスG3が検出されると、タイマー41から現在のタイマー値を取得し、取得したタイマー値に、回転数に依らない固定点火出力時間を加算することにより、点火タイミングを示す固定点火タイマカウント値を算出する。さらに、タイミング生成部33は、現在のタイマー値に、回転数に依らない固定通電出力時間を加算することにより、通電タイミングを示す固定通電タイマカウント値を算出する。
タイマー41のタイマー値が固定通電タイマカウント値に達すると、通電指示部35は、トランジスタTR1のオン信号を通電信号として出力する。これにより、トランジスタTR1が導通状態となり、イグニッションコイル27の一次側コイル27aに通電する。その後、タイマー41のタイマー値が固定点火タイマカウント値に達すると、点火指示部34は、トランジスタTR1のオフ信号を点火信号として出力する。これにより、トランジスタTR1が非導通状態となり、点火プラグ28に高電圧を印加して放電させ、内燃機関の燃料室内の可燃混合ガスを点火させる。
なお、通電タイミング、点火タイミングの生成は、パルスG3が検出された場合に限られず、パルスG1が検出された場合やパルスG2が検出された場合であってもよい。
また、点火指示部34および通電指示部35は、タイミング生成部33により生成されたタイミングを用いずに点火信号および通電信号をそれぞれ出力してもよい。例えば、通電指示部35は、パルスG2が検出されると、トランジスタTR1のオン信号を通電信号として出力してもよい。点火指示部34は、パルスG3が検出されると、トランジスタTR1のオフ信号を点火信号として出力してもよい。
また、上記の固定点火制御では、内燃機関の回転数に依らない固定点火出力時間を現在のタイマー値に加算することにより固定点火タイマカウント値を算出したが、他の方法を用いてもよい。例えば、点火位置が内燃機関の行程に対して固定されるように回転数またはリラクタ間の時間に基づいてタイマー値を決定し、決定したタイマー値を現在のタイマー値に加算して固定点火タイマカウント値を算出してもよい。例えば、タイミング生成部33は、リラクタ間の時間(パルスG1とパルスG2間の時間、パルスG2とパルスG3間の時間、およびパルスG3とパルスG1間の時間のうち少なくともいずれか一つ)に基づいて、内燃機関のクランクがパルスG3に対応する角度から所定角度だけ進むまでの時間を算出する。そして、点火指示部34は、パルスG3が検出されてから当該時間経過後に点火信号を出力するようにしてもよい。
次に、内燃機関の回転数(rpm)が予め設定された値よりも大きい場合(高速回転の場合)に行う演算点火制御の一例について、図5を参照して説明する。
演算点火制御の場合、タイミング生成部33は、クランク位置把握部32によってパルスG1〜G3の各々の時間間隔から把握されたクランク位置と、パルス検出部2により検出された2つのパルス間の時間間隔とに基づいて、通電信号および点火信号を出力するまでの時間をそれぞれ算出する。例えば、パルスG3が検出されると(時刻t)、タイミング生成部33は、現在のタイマー値に、回転数に依存する演算通電出力時間を加算することにより、通電タイミングを示す演算通電タイマカウント値を算出する。回転数は、パルス検出部2により検出された2つのパルス間の時間間隔、ここでは、パルスG3が前回検出されてから今回検出されるまでの時間から算出される。
演算通電出力時間の取得方法については、例えば、タイミング生成部33は、回転数と演算点火出力時間とを対応付けて格納したテーブルを参照することで取得する。なお、タイミング生成部33は、回転数を引数とし演算通電出力時間を返す関数を用いて演算通電出力時間を取得してもよい。
また、パルスG2が検出されると(時刻t)、タイミング生成部33は、タイマー41から現在のタイマー値を取得し、取得したタイマー値に、回転数に依存する演算点火出力時間を加算することにより、演算点火タイマカウント値を算出する。回転数は、パルス検出部2により検出された2つのパルス間の時間間隔、ここでは、パルスG1が前回検出されてから今回検出されるまでの時間から算出される。
回転数の算出は、上記に限らず、パルスG2が前回検出されてから今回検出されるまでの時間、あるいは、パルスG1が検出されてからパルスG2が検出されるまでの時間等、任意の2つのパルス間の時間間隔から算出することが可能である。
なお、演算点火出力時間の取得方法については、演算通電出力時間と同様であり、テーブルまたは関数を用いて取得される。
上記のようにしてタイミングが生成された後、タイマー41のタイマー値が固定通電タイマカウント値に達すると(時刻t)、通電指示部35は、トランジスタTR1のオン信号を通電信号として出力する。これにより、トランジスタTR1が導通状態となり、イグニッションコイル27の一次側コイル27aに通電する。その後、タイマー41のタイマー値が固定点火タイマカウント値に達すると(時刻t)、点火指示部34は、トランジスタTR1のオフ信号を点火信号として出力する。これにより、トランジスタTR1が非導通状態となり、点火プラグ28に高電圧が印加されて、内燃機関の燃料室内の可燃混合ガスが点火される。
なお、タイマー41は、計数時間に応じて複数種類のタイマーが設けられてもよい。例えば、パルスG3を検出してから点火するまでの時間が長い場合には、最終タイマー値の大きい(すなわちビット数の多い)タイマーを別に設けてもよい。
また、タイマー41は、フリーランタイマーに限らない。例えば、所定の時間を設定し、設定された時間が経過するとタイムアウト信号を出力するように構成されたタイマーであってもよい。
以上説明したように、第1の実施形態に係る点火装置1では、パルス検出部2が、回転子22の外周に不等間隔に配置されたリラクタ22a,22b,22cに対応する同極性のパルスG1,G2,G3を検出する。そして、クランク位置把握部32が検出されたパルス間の時間間隔に基づいてクランク位置を把握し、把握されたクランク位置に基づいて点火制御(固定点火、演算点火)が行われる。このように、本実施形態によれば、パルス検出部2により同極性のパルスを検出するだけで点火制御を行うことができる。このため、正極性と負極性のパルスを検出していた従来のパルス検出回路に比べて、パルス検出部2の回路規模をほぼ半減させることができる。よって、本実施形態によれば、点火装置1のコストダウンを図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る内燃機関駆動システムおよび点火装置について説明する。第1の実施形態との主な相違点は、点火装置がCDI点火装置である点である。以下、相違点を中心に第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る内燃機関駆動システムは、図6に示すように、点火装置1Aと、交流発電機(ACG)21と、電源装置23と、バッテリ24と、スイッチ25と、ピックアップコイル26と、イグニッションコイル29と、点火プラグ28とを備えている。
なお、図6では、第1の実施形態で説明した図1と同一の要素には同一の符号を付している。第1の実施形態と同一の要素についての説明は省略する。
イグニッションコイル29は、一次側コイル29aおよび二次側コイル29bを有する。一次側コイル29aの一端は、点火装置1AのコンデンサC2に接続されている。二次側コイル27bの一端は、点火プラグ28に接続されている。一次側コイル29aおよび二次側コイル29bの他端はいずれも接地されている。
点火装置1Aは、図6に示すように、ダイオードD1と、コンデンサC1と、パルス検出部2と、制御部3Aと、内部電源回路4と、昇圧コンバータ5と、サイリスタ6と、コンデンサC2とを有している。これらの構成要素のうち、ダイオードD1、コンデンサC1、パルス検出部2および内部電源回路4については、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。
制御部3Aは、通電指示部35を有しない点で第1の実施形態の制御部3と異なる。昇圧コンバータ5は、一次側端子がダイオードD1のカソードに接続され、一次側端子に供給された電圧を昇圧し、昇圧された電圧を二次側端子から出力する。サイリスタ6は、アノードが昇圧コンバータ5の二次側端子に接続され、カソードが接地され、制御端子が制御部3Aに接続されている。コンデンサC2は、一端が昇圧コンバータ5の二次側端子およびサイリスタ6のアノードに接続され、他端がイグニッションコイル29の一次側コイル29aの一端に接続されている。
点火装置1Aの制御部3Aは、所定のタイミングで非導通状態のサイリスタ6にオン信号を送信して導通状態にする。サイリスタ6が非導通状態から導通状態になると、コンデンサC2に蓄積された電荷が放電され、イグニッションコイル29の一次側コイル29aのエネルギーが二次側コイル29bに伝わる。その結果、点火プラグ28に高電圧が印加されて放電を発生させ、内燃機関の燃料室内の可燃混合ガスが点火される。
CDI点火装置である点火装置1Aによる点火制御は、第1の実施形態とほぼ同じであるが、以下のように通電指示を行わない点が異なる。
固定点火制御の場合、タイミング生成部33は、クランク位置把握部32によってパルスG1〜G3の各々の時間間隔から把握されたクランク位置に基づいて、点火信号を出力するまでの時間を算出する。例えば、パルスG3が検出されると、タイミング生成部33は、タイマー41から現在のタイマー値を取得し、取得したタイマー値に、回転数に依らない固定点火出力時間を加算することにより、点火タイミングを示す固定点火タイマカウント値を算出する。タイマー41のタイマー値が固定点火タイマカウント値に達すると、点火指示部34は、サイリスタ6のオン信号を点火信号として出力する。
演算点火制御の場合、タイミング生成部33は、クランク位置把握部32によりパルスG1〜G3の各々の時間間隔から把握されたクランク位置と、パルス検出部2により検出された2つのパルス間の時間間隔とに基づいて、点火信号を出力するまでの時間を算出する。例えば、図7に示すように、パルスG2が検出されると(時刻t)、タイミング生成部33は、タイマー41から現在のタイマー値を取得し、取得したタイマー値に、回転数に依存する演算点火出力時間を加算することにより、演算点火タイマカウント値を算出する。回転数の算出方法、および演算点火出力時間の取得方法は、第1の実施形態と同じである。
その後、タイマー41のタイマー値が固定点火タイマカウント値に達すると(時刻t)、点火指示部34は、サイリスタ6のオン信号を点火信号として出力する。これにより、サイリスタ6が導通状態となり、点火プラグ28に高電圧を印加して放電させ、内燃機関の燃料室内の可燃混合ガスが点火される。
上記のように、第2の実施形態によっても、パルス検出部2により同極性のパルスを検出するだけで点火制御を行うことができるため、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、パルス検出部2の回路規模を大幅に削減し、点火装置1Aのコストダウンを図ることができる。
本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A 点火装置
2 パルス検出部
3,3A 制御部(CPU)
4 内部電源回路
5 昇圧コンバータ
6 サイリスタ
21 交流発電機(ACG)
22 回転子
22a,22b,22c リラクタ
23 電源装置
24 バッテリ
25 スイッチ
26 ピックアップコイル
27,29 イグニッションコイル
27a,29a 一次側コイル
27b,29b 二次側コイル
28 点火プラグ
31 パルス間隔算出部
32 クランク位置把握部
33 タイミング生成部
34 点火指示部
35 通電指示部
41 タイマー
A,B,C,D 検出ポイント
C1,C2 コンデンサ
D1 ダイオード
Ea (リラクタの)前端部
Eb (リラクタの)後端部
G1,G2,G3 パルス
L1,L2,L3 周方向間隔
TR1 トランジスタ

Claims (10)

  1. 内燃機関を点火する点火装置であって、
    前記内燃機関により駆動されて発電する交流発電機の回転子の外周に周方向に沿って不等間隔に設けられた第1〜第3のリラクタにそれぞれ対応する、同じ極性の第1〜第3のパルスを検出するパルス検出部と、
    前記パルス検出部により検出された前記第1〜第3のパルスに基づいて前記内燃機関の点火制御を行う制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記パルス検出部により1番目に検出されたパルスと2番目に検出されたパルスとの間の第1の時間を算出し、前記2番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により3番目に検出されたパルスとの間の第2の時間を算出し、前記3番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により4番目に検出されたパルスとの間の第3の時間を算出するパルス間隔算出部と、
    前記第1の時間、前記第2の時間および前記第3の時間の大小関係に基づいて、直近に検出されたパルスが前記第1〜第3のパルスのいずれであるのかを判断し、その判断結果に基づいて前記内燃機関のクランク軸の回転角度であるクランク位置を把握するクランク位置把握部と、
    を有することを特徴とする点火装置。
  2. 前記第1のリラクタと前記第2のリラクタとの間の第1の周方向間隔は、前記第2のリラクタと前記第3のリラクタとの間の第2の周方向間隔よりも小さく、前記第2の周方向間隔は、前記第3のリラクタと前記第1のリラクタとの間の第3の周方向間隔よりも小さく、
    前記クランク位置把握部は、前記第2の時間が前記第1の時間よりも大きく且つ前記第3の時間が前記第2の時間よりも大きい場合、前記4番目に検出されたパルスが前記第1のパルスであると判断し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも大きく且つ前記第3の時間が前記第2の時間よりも小さい場合、前記4番目に検出されたパルスが前記第2のパルスであると判断し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも小さく且つ前記第3の時間が前記第2の時間よりも大きい場合、前記4番目に検出されたパルスが前記第3のパルスであると判断することを特徴とする請求項1に記載の点火装置。
  3. 前記第2の周方向間隔は前記第1の周方向間隔の3倍以上であり、かつ前記第3の周方向間隔は前記第2の周方向間隔の3倍以上であることを特徴とする請求項2に記載の点火装置。
  4. 前記第2の周方向間隔は前記第1の周方向間隔の4倍以上であり、かつ前記第3の周方向間隔は前記第2の周方向間隔の4倍以上であることを特徴とする請求項2に記載の点火装置。
  5. 前記第1の周方向間隔と、前記第2の周方向間隔と、前記第3の周方向間隔との間の比は、1:4:19であることを特徴とする請求項4に記載の点火装置。
  6. 前記パルス間隔算出部は、前記交流発電機がスターターモータにより回転駆動される際に、前記第1の時間、前記第2の時間および前記第3の時間を算出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の点火装置。
  7. 前記制御部は、
    前記内燃機関の回転数が予め設定された値よりも小さい場合、前記第1〜第3のパルスの各々の時間間隔から把握されたクランク位置に基づいて、前記内燃機関を点火するための点火信号を出力するまでの時間を算出するタイミング生成部と、
    前記算出された前記点火信号を出力するまでの時間が経過すると、前記点火信号を出力する点火指示部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の点火装置。
  8. 前記制御部は、
    前記内燃機関の回転数が予め設定された値よりも大きい場合、前記第1〜第3のパルスの各々の時間間隔から把握されたクランク位置と、前記パルス検出部により検出された2つのパルス間の時間間隔とに基づいて、前記内燃機関を点火するための点火信号を出力するまでの時間を算出するタイミング生成部と、
    前記算出された前記点火信号を出力するまでの時間が経過すると、前記点火信号を出力する点火指示部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の点火装置。
  9. 内燃機関により駆動されて発電する交流発電機の回転子の外周に周方向に沿って不等間隔に設けられた第1〜第3のリラクタにそれぞれ対応する、同じ極性の第1〜第3のパルスを検出するパルス検出部と、前記内燃機関の点火制御を行う制御部と、を備える点火装置の制御方法であって、
    前記第1〜第3のパルスに基づいて、前記内燃機関を点火するための点火タイミングを生成するステップと、
    前記点火タイミングが到来すると、前記内燃機関を点火するための点火信号を出力するステップと、
    を備え
    前記点火タイミングを生成するステップは、
    前記パルス検出部により1番目に検出されたパルスと2番目に検出されたパルスとの間の第1の時間を算出し、前記2番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により3番目に検出されたパルスとの間の第2の時間を算出し、前記3番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により4番目に検出されたパルスとの間の第3の時間を算出するステップと、
    前記第1の時間、前記第2の時間および前記第3の時間の大小関係に基づいて、直近に検出されたパルスが前記第1〜第3のパルスのいずれであるのかを判断し、その判断結果に基づいて前記内燃機関のクランク軸の回転角度であるクランク位置を把握するステップと、
    前記把握されたクランク位置に基づいて前記点火タイミングを生成するステップと、
    を有することを特徴とする点火装置の制御方法。
  10. 回転子と、前記回転子の外周に周方向に沿って不等間隔に設けられた第1〜第3のリラクタとを有し、内燃機関により駆動されて発電する交流発電機と、
    前記内燃機関を点火する点火装置と、を備え、
    前記点火装置は、
    前記第1〜第3のリラクタにそれぞれ対応する、同じ極性の第1〜第3のパルスを検出するパルス検出部と、
    前記パルス検出部により検出された前記第1〜第3のパルスに基づいて前記内燃機関の点火制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記パルス検出部により1番目に検出されたパルスと2番目に検出されたパルスとの間の第1の時間を算出し、前記2番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により3番目に検出されたパルスとの間の第2の時間を算出し、前記3番目に検出されたパルスと前記パルス検出部により4番目に検出されたパルスとの間の第3の時間を算出するパルス間隔算出部と、
    前記第1の時間、前記第2の時間および前記第3の時間の大小関係に基づいて、直近に検出されたパルスが前記第1〜第3のパルスのいずれであるのかを判断し、その判断結果に基づいて前記内燃機関のクランク軸の回転角度であるクランク位置を把握するクランク位置把握部と、
    を有することを特徴とする内燃機関駆動システム。
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