JP4466929B2 - 回転体の回転角度位置検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体の回転角度位置を検出する回転角度位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃エンジンへ燃料をインジェクタによって噴射供給するための燃料噴射タイミングや点火プラグに火花放電させる点火タイミングを制御する場合に、エンジンのクランク軸の回転角度位置を回転角度位置検出装置によって検出し、その検出回転角度位置に基づいてそれらのタイミングが設定されている。回転角度位置はステージと呼ばれる番号で表され、基準の回転角度位置をステージ0としている(例えば、特開昭61−277845号公報)。
【0003】
従来の回転角度位置検出装置においては、2つの円盤状の回転体が設けられ、その一方の第1回転体はクランク軸の回転に連動して回転するようにされ、その外周部に凸部の如き複数の被検出片が等間隔で形成されている。他方の第2回転体はクランク軸の回転速度の半分の速度で回転するようにされ、その外周部に単一の被検出片が基準の回転角度位置に対応させて形成されている。第1回転体の複数の被検出片の回転軌道近傍に第1ピックアップが配置されて被検出片の接近に感応して第1ピックアップは第1検知信号を発生し、第2回転体の被検出片の回転軌道近傍に第2ピックアップが配置されて被検出片の接近に感応して第2ピックアップは第2検知信号を発生するように構成されている。第2ピックアップから第2検知信号が発生した時点直後の第1ピックアップからの第1検知信号をステージ0とし、その後は第1検知信号の発生数を計数しその計数値から回転角度位置としてのステージを判定することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の回転角度位置検出装置においては、第2ピックアップから基準の回転角度位置を示す第2検知信号が検出された後、回転角度位置が初めて確定するので、第1及び第2回転体が回転を開始してから例えば、第1回転体が720度近く回転しなければ第2検知信号が発生しない場合があり、このような場合には回転角度位置が確定するまでに時間が掛かるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、回転体の回転が開始してから比較的早急に回転角度位置を確定することができる回転体の回転角度位置検出装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転体の回転角度位置検出装置は、内燃エンジンのクランク軸に設けられそのクランク軸の回転方向に複数の第1被検出片を等間隔で備えた第1回転体のその等間隔毎の回転角度位置を検出する回転角度位置検出装置であって、第1回転体の複数の第1被検出片の回転軌道近傍に配置されて第1被検出片の接近に感応して第1検知信号を発生する第1ピックアップと、内燃エンジンのカム軸に設けられ第1回転体と1/2の速度比をもって連動して回転し回転方向に複数の第2被検出片を不等間隔で備えた第2回転体と、第2回転体の複数の第2被検出片の回転軌道近傍に配置されて第2被検出片の接近に感応して第2検知信号を発生する第2ピックアップと、第1検知信号の発生毎に第2検知信号の発生の有無を検出する検出手段と、検出手段による第2検知信号の発生の有無の今回から複数回前までの検出結果を検出順に記憶し、その記憶内容に応じてクランク軸の720度の回転角度内の複数の特定の回転角度位置のうちのいずれか1であるか否かを判定し、その1の特定の回転角度位置を判定した後、第1検知信号の発生数を計数して特定の回転角度位置以外のクランク軸の720度の回転角度内の回転角度位置を判定する回転角度位置判定手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
かかる構成の本発明の回転角度位置検出装置によれば、内燃エンジンのクランク軸の回転方向に複数の第1被検出片を等間隔で備えた第1回転体と1/2の速度比をもって連動して回転しカム軸の回転方向に複数の第2被検出片を不等間隔で備えた第2回転体が設けられ、第2回転体の各第2被検出片の接近に感応して第2検知信号が第2ピックアップから発生される。第1回転体の回転に従って第1ピックアップから第1検知信号が発生する毎に第2ピックアップからの第2検知信号の発生の有無を検出し、第2検知信号の発生の有無の今回から複数回前までの検出結果を検出順に記憶し、その記憶内容に応じてクランク軸の720度の回転角度内の複数の特定の回転角度位置のうちのいずれか1であるか否かを判定し、その1の特定の回転角度位置を判定した後、第1検知信号の発生数を計数して特定の回転角度位置以外のクランク軸の720度の回転角度内の回転角度位置を判定することが行なわれる。よって、複数の特定の回転角度位置のうちのいずれか1が判定されると、回転角度位置は確定されるので、回転体の回転が開始されてから比較的早急に回転角度位置を確定することができる。
【0008】
また、本発明の回転角度位置検出装置によれば、回転角度位置判定手段が特定の回転角度位置を判定したとき前回判定の回転角度位置が特定の回転角度位置の1つ前の回転角度位置であったか否かを判別する手段を備えているので、前回判定の回転角度位置がその1つ前の回転角度位置ではないときノイズ発生により誤動作が起きたと判定することができ、メンテナンスの際の故障検出や動作チェックが容易となる。
【0009】
更に、本発明の回転角度位置検出装置によれば、第1検知信号の発生数の計数値が第1回転体の総回転角度位置の数を越えたか否かを判別する手段を備えているので、第1検知信号の発生数の計数値が第1回転体の総回転角度位置の数を越えたとき第2ピックアップの接続系の断線と判定することができる。よって、同様に、メンテナンスの際の故障検出や動作チェックが容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明による回転角度位置検出装置を適用した内燃エンジンのエンジン制御システムを示している。エンジン制御システムにおいて、クランク角センサ1は2組の回転体2,3及び電磁ピックアップ4,5を有している。第1回転体2はエンジンのクランク軸6の回転に連動して矢印Aの方向に回転し、クランク軸の回転速度と同一速度で回転する。回転体2の外円周上には磁性材からなる12個の凸部(第1被検出片)2aが30度の間隔で連続して設けられ、電磁ピックアップ(第1ピックアップ)4は回転体2の外周近傍に配置されている。エンジンのクランク軸6の回転に連動して回転体2が30度だけ回転する毎に電磁ピックアップ4からクランクパルス(第1検知信号)が発生するようになっている。第2回転体3はクランク軸6の回転に半分の速度で矢印Bの方向に連動回転するカム軸7に取り付けられている。回転体3の外円周上には磁性材からなる3個の凸部(第2被検出片)3aが30度、150度及び180度の間隔で設けられ、電磁ピックアップ(第2ピックアップ)5は回転体3の外周近傍に配置されている。エンジンのクランク軸6の回転に連動して回転体3が回転し、回転体3の凸部3aが電磁ピックアップ5に接近すると電磁ピックアップ5からシリンダパルス(第2検知信号)が発生するようになっている。シリンダパルスはクランク軸6の回転角度では60度、300度及び360度の間隔で発生する。また、このシリンダパルスはクランクパルスの発生時点間に発生するように設定されている。
【0011】
クランク角センサ1の電磁ピックアップ4,5の各出力にはECU(Electric Control Unit:電子制御ユニット)11が接続されている。ECU11は、CPU12、RAM13,ROM14、カウンタ15,出力インターフェース(I/F)回路16及びA/D変換器17を備えている。電磁ピックアップ4の出力クランクパルスはCPU12及びカウンタ15に供給される。カウンタ15は電磁ピックアップ4から出力されたクランクパルスによってリセットされて図示しないクロック発生器から出力されたクロックパルスを計数し、そのクロックパルス発生数を計数することによりエンジン回転数Neを示す信号を発生する。なお、CPU12、RAM13,ROM14、カウンタ15,出力インターフェース回路16及びA/D変換器17は共にバスBUSに共通接続されている。
【0012】
また、ECU11にはシフトレジスタ18が設けられている。シフトレジスタ18は3つの1ビット記憶素子18a〜18cを有している。シフトレジスタ18には電磁ピックアップ5の出力が供給される。電磁ピックアップ5は回転体2の回転速度の半分の速度で回転する回転体3の凸部3aが接近するとシリンダパルスを発生する。そのシリンダパルスがシフトレジスタ18に供給されると、1を示すビットデータがシフトレジスタ18内のバッファ(図示せず)に一旦記憶され、クランクパルスに同期してその1を示すビットデータが記憶素子18aに記憶される。シリンダパルスが供給されないときには、0を示すビットデータが上記のバッファに記憶され、クランクパルスに同期してその0を示すビットデータが記憶素子18aに記憶される。また、クランクパルスに同期して記憶素子18a,18bに各々記憶されたビットデータが1ビットだけ記憶素子18c側にシフトする。シフトレジスタ18の各記憶素子18a〜18cの各記憶出力はバスBUSに接続されている。
【0013】
A/D変換器17はエンジン制御において必要な吸気管内圧PB、冷却水温TW、スロットル開度θth、排気ガス中の酸素濃度O2等のエンジン運転パラメータを検出する複数のセンサからのアナログ信号をディジタル信号に変換するために設けられている。CPU12はROM14に予め書き込まれた燃料噴射制御ルーチンを実行し、これらのエンジン運転パラメータ及び上記のエンジン回転数Neを用いて燃料噴射時間Toutを決定する。決定された燃料噴射時間Toutの時間だけの燃料噴射を指令するためにインジェクタ駆動指令がCPU12から発生される。出力インターフェース回路16はCPU12からのインジェクタ駆動指令に応じてインジェクタ19を駆動する。インジェクタ19は内燃エンジンの吸気管の吸気ポート近傍に設けられ、駆動されたとき燃料を噴射する。
【0014】
かかる燃料噴射やエンジンの点火プラグによる点火時期の各タイミングはステージ判別ルーチンの実行によって判別された回転角度位置であるステージSTAGEに応じて決定される。ステージSTAGEはクランクパルスによって区分けされる0〜23の24ステージからなる。STAGE=0が基準の回転角度位置である。ステージ判別ルーチンはクランクパルスの発生に応答してCPU12によって次のように割り込み処理される。
【0015】
ステージ判別ルーチンにおいて、CPU12は図2及び図3に示すように、先ず、シフトレジスタ18の各記憶素子18a〜18cの記憶値a,b,cを読み取る(ステップS1)。記憶値aは電磁ピックアップ5からの今回の入力値、記憶値bは前回の入力値、記憶値cは前々回の入力値である。記憶値a,b,cを読み取ると、aを一の位、bを十の位、cを百の位とする3桁の2進数の値とし、それを十進数の値に変換してシリンダデータ値CYLRAMとする(ステップS2)。すなわち、シリンダデータ値CYLRAMは、CYLRAM=4c+2b+aから算出される。
【0016】
CPU12はシリンダデータ値CYLRAMを得ると、そのシリンダデータ値CYLRAMが5であるか否かを判別する(ステップS3)。CYLRAM=5ならば、初回判別フラグFFIRSTが1に等しいか否かを判別する(ステップS4)。FFIRST=0の場合には、エンジン始動後にステップS3でシリンダデータ値CYLRAMが今回初めて5に等しいことが判別されたので、初回判別フラグFFIRSTをセットして1に等しくさせる(ステップS5)。そして、今回のステージSTAGEを0とする(ステップS6)。STAGE=0は特定の回転角度位置に相当する。ステップS4にてFFIRST=1の場合には、エンジン始動後にステップS3でシリンダデータ値CYLRAMが5に等しいこと又は後述のステップS9でシリンダデータ値CYLRAMが1に等しいことが既に判別されているので、前回のステージSTAGEが23に等しいか否かを判別する(ステップS7)。前回のステージSTAGEが23であるならば、ステージSTAGEの判別が順調に行われているのでステップS6に進んで今回のステージSTAGEを0とする。一方、前回のステージSTAGEが23ではないならば、ノイズによって本ルーチンが誤動作した可能性が高いので、ノイズフラグFNOISEをセットして1に等しくさせる(ステップS8)。その後、直ちにステップS6に進んで今回のステージSTAGEを0とする。
【0017】
ステップS3にてCYLRAM≠5と判別したならば、シリンダデータ値CYLRAMが1であるか否かを判別する(ステップS9)。CYLRAM=1ならば、初回判別フラグFFIRSTが1に等しいか否かを判別する(ステップS10)。FFIRST=0の場合には、エンジン始動後にステップS9でシリンダデータ値CYLRAMが今回初めて1に等しいことが判別されたので、初回判別フラグFFIRSTをセットして1に等しくさせる(ステップS11)。そして、今回のステージSTAGEを12とする(ステップS12)。STAGE=12は特定の回転角度位置に相当する。
【0018】
ステップS10にてFFIRST=1の場合には、エンジン始動後にステップS3でシリンダデータ値CYLRAMが5に等しいこと又はステップS9でシリンダデータ値CYLRAMが1に等しいことが既に判別されているので、前回のステージSTAGEが21に等しいか否かを判別する(ステップS13)。前回のステージSTAGEが21ではないならば、前回のステージSTAGEが11に等しいか否かを判別する(ステップS14)。前回のステージSTAGEが11であるならば、ステージSTAGEの判別が順調に行われているのでステップS12に進んで今回のステージSTAGEを12とする。一方、前回のステージSTAGEが11ではないならば、ノイズによって本ルーチンが誤動作した可能性が高いので、ノイズフラグFNOISEをセットして1に等しくさせる(ステップS15)。その後、直ちにステップS12に進んで今回のステージSTAGEを12とする。
【0019】
ステップS9にてCYLRAM≠1と判別したならば、前回のステージSTAGEに1を加算しその加算結果を今回のステージSTAGEとする(ステップS16)。また、ステップS13にて前回のステージSTAGEが21に等しいと判別した場合にもステップS16に進む。ステップS16の実行後、その今回のステージSTAGEが24に等しいか否かを判別する(ステップS17)。STAGE=24ならば、今回のステージSTAGEを0とし(ステップS18)、電磁ピックアップ5の接続ラインの断線によりシリンダパルスが供給されない状態が継続していると判断して断線フラグFDANSENをセットして1に等しくさせる(ステップS19)。
【0020】
図4は正常にステージSTAGEが判別されているときのシリンダパルス、クランクパルス、記憶値a、シリンダデータ値CYLRAM及びステージSTAGEの関係を示している。すなわち、記憶値a=1,b=0,c=1のためCYLRAM=5のときにステージSTAGEは0となる。記憶値a=1,b=0,c=0のためCYLRAM=1のときに前回のステージSTAGEが21でない場合にステージSTAGEは12となる。
【0021】
また、CYLRAM=5のときには前回のステージSTAGEが23であるか否かを確認し、STAGE≠23の場合にはステージSTAGEが正しく計数されておらず、ノイズによって誤動作した可能性が高いので、ノイズフラグFNOISEがセットされる。更に、CYLRAM=1でかつ前回のステージSTAGEが21でないときには前回のステージSTAGEが11であるか否かを確認し、STAGE≠11の場合もステージSTAGEが正しく計数されておらず、ノイズによって誤動作した可能性が高いので、ノイズフラグFNOISEがセットされる。
【0022】
電磁ピックアップ5とECU11との接続ラインが図5に示す時点で断線した場合には、その後のシリンダパルスの発生が図5に破線で示したように無くなってしまう。このようになると、クランクパルスに応答してステージSTAGEが単に増加してSTAGE=24になるので、その時点(図5の断線検出時点)で強制的にSTAGE=0とされ、そして断線フラグFDANSENがセットされる。なお、電磁ピックアップ5の故障や回転体3の回転停止のためシリンダパルスが生成しない場合にも同様に断線フラグFDANSENがセットされる。
【0023】
このようにノイズフラグFNOISE又は断線フラグFDANSENがセットされると、例えば、警報を発することによりメンテナンスの際の故障検出や動作チェックを容易なものにすることができる。
なお、上記した実施例においては、被検出片はピックアップにより磁気的に検出されるが、光学的に検出するようにしても良い。また、被検出片は凸部として形成することに限らず、例えば、回転体に着磁形成しても良い。
【0024】
また、第2回転体に形成された複数の被検出片は実施例のような間隔で配置することに限らず、他の間隔で配置しても良い。また、その被検出片の数も3つに限らず、4つ以上でも良い。
更に、上記した実施例においては、シリンダパルス(第2検知信号)の発生の有無の過去2回前までの検出結果に応じて第1回転体の複数の特定の回転角度位置を判定するが、これに限らない。シリンダパルスの発生の有無の今回から過去3回以上前の検出結果から第1回転体の複数の特定の回転角度位置を判別しても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、内燃エンジンのクランク軸の回転方向に複数の第1被検出片を等間隔で備えた第1回転体と1/2の速度比をもって連動して回転しカム軸の回転方向に複数の第2被検出片を不等間隔で備えた第2回転体が設けられ、第2回転体の各第2被検出片の接近に感応して第2検知信号が第2ピックアップから発生される。第1回転体の回転に従って第1ピックアップから第1検知信号が発生する毎に第2ピックアップからの第2検知信号の発生の有無を検出し、第2検知信号の発生の有無の今回から複数回前までの検出結果を検出順に記憶し、その記憶内容に応じてクランク軸の720度の回転角度内の複数の特定の回転角度位置のうちのいずれか1であるか否かを判定し、その1の特定の回転角度位置を判定した後、第1検知信号の発生数を計数して特定の回転角度位置以外のクランク軸の720度の回転角度内の回転角度位置を判定することが行なわれる。よって、複数の特定の回転角度位置のうちのいずれか1の特定の回転角度位置が判定されると、回転角度位置は確定されるので、回転体の回転が開始されてから比較的早急に回転角度位置を確定することができる。
【0026】
また、回転角度位置判定手段が特定の回転角度位置を判定したとき前回判定の回転角度位置が特定の回転角度位置の1つ前の回転角度位置であったか否かを判別するので、前回判定の回転角度位置がその1つ前の回転角度位置ではないときノイズ発生により誤動作が起きたと判定することができ、メンテナンスの際の故障検出や動作チェックが容易となる。
【0027】
更に、第1検知信号の発生数の計数値が第1回転体の総回転角度位置の数を越えたか否かを判別するので、第1検知信号の発生数の計数値が第1回転体の総回転角度位置の数を越えたとき第2ピックアップの接続系の断線と判定することができる。よって、同様に、メンテナンスの際の故障検出や動作チェックが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】ステージ判別ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図2のステージ判別ルーチンの続き部分を示すフローチャートである。
【図4】正常動作時のシリンダパルス、クランクパルス、記憶値a、シリンダデータ値CYLRAM及びステージSTAGEの関係を示す図である。
【図5】断線時のシリンダパルス、クランクパルス、記憶値a、シリンダデータ値CYLRAM及びステージSTAGEの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 クランク角センサ
2,3 回転体
4,5 電磁ピックアップ
11 ECU
18 シフトレジスタ
Claims (3)
- 内燃エンジンのクランク軸に設けられ前記クランク軸の回転方向に複数の第1被検出片を等間隔で備えた第1回転体のその等間隔毎の回転角度位置を検出する回転角度位置検出装置であって、
前記第1回転体の前記複数の第1被検出片の回転軌道近傍に配置されて前記第1被検出片の接近に感応して第1検知信号を発生する第1ピックアップと、
前記内燃エンジンのカム軸に設けられ前記第1回転体と1/2の速度比をもって連動して回転し前記カム軸の回転方向に複数の第2被検出片を不等間隔で備えた第2回転体と、
前記第2回転体の前記複数の第2被検出片の回転軌道近傍に配置されて前記第2被検出片の接近に感応して第2検知信号を発生する第2ピックアップと、
前記第1検知信号の発生毎に前記第2検知信号の発生の有無を検出する検出手段と、
前記検出手段による前記第2検知信号の発生の有無の今回から複数回前までの検出結果を検出順に記憶し、その記憶内容に応じて前記クランク軸の720度の回転角度内の複数の特定の回転角度位置のうちのいずれか1であるか否かを判定し、その1の特定の回転角度位置を判定した後、前記第1検知信号の発生数を計数して前記特定の回転角度位置以外の前記クランク軸の720度の回転角度内の回転角度位置を判定する回転角度位置判定手段と、を備えたことを特徴とする回転体の回転角度位置検出装置。 - 前記回転角度位置判定手段が前記特定の回転角度位置を判定したとき前回判定の回転角度位置が前記特定の回転角度位置の1つ前の回転角度位置であったか否かを判別する手段を含み、前記前回判定の回転角度位置がその1つ前の回転角度位置ではないときノイズ発生と判定することを特徴とする請求項1記載の回転体の回転角度位置検出装置。
- 前記第1検知信号の発生数の計数値が前記第1回転体の総回転角度位置の数を越えたか否かを判別する手段を含み、前記第2検知信号の発生がない限りにおいて前記第1検知信号の発生数の計数値が前記第1回転体の総回転角度位置の数を越えたとき前記第2ピックアップの接続系の断線と判定することを特徴とする請求項1記載の回転体の回転角度位置検出装置。
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