JP6456848B2 - プレショットに基づくx線コリメータのサイズ及び位置調整 - Google Patents

プレショットに基づくx線コリメータのサイズ及び位置調整 Download PDF

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Description

本発明は、X線装置、X線装置の視野設定を補正する方法、コンピュータプログラム要素、及びコンピュータ可読媒体に関する。
集中治療室の又はA&E(救急外来)部門の医療従事者は、移動式X線イメージング装置に増々依存するようになってきた。それらイメージング装置は、厄介な、不利な条件下であってもX線画像の取得を提供する。例えば介護施設において長い間寝たきりとなっている高齢患者は、胸部X線を毎日撮影して、肺炎につながるおそれがあるようなその患者の肺の中の水の溜まり具合を監視する必要がある。もっとも、これらの移動式X線イメージング装置の一部には、照射量を低く保つのに役立つ(コリメータ等の)装置が備え付けられているが、患者及び医療従事者に対するX線の照射量は、依然として驚くほど高いことが指摘されている。移動式X線イメージング装置は、本出願人の特許文献1(WO2008/023,301)に記載されている。
このような装置における特定の問題は、コリメータの最適な設定を決定することが困難なことである。また、X線源及び検出器の適切な位置合せを達成することは、面倒である。
国際公開第2008/023301号
従って、上述した欠点に少なくとも対処するために、改善されたX線装置が必要である。
本発明の目的は、独立請求項の主題によって解決され、ここで更なる実施形態は、従属請求項に組み込まれている。本発明の以下で説明する態様は、方法に、コンピュータプログラム要素に、及びコンピュータ可読媒体に同様に適用されることに留意されたい。
本発明の第1の態様によれば、画像取得のためのX線装置(本明細書では「イメージング装置」とも呼称される)が提供される。当該X線装置は:
被検体の画像取得用のX線放射を生成するように構成されたX線源と;
X線放射をコーン状放射線にコリメートするように構成されたコリメータであって、コーン状放射線は、画像を取得するときに、被検体の関心領域を照射する、コリメータと;
被検体を通過した後のX線放射を記録するように構成された可搬式放射線検出器と;
プレショット(pre-shot;予備的照射)のイメージング段階において、コリメータの仮設定で、検出器によって取得されたスカウト画像を受信するように構成された視野補正手段であって、仮設定によって検出器に衝突する低照射量のコーン状放射線がもたらされ、低照射量のコーンは、検出器の画像平面において、検出器の表面積よりも小さい第1の断面を有する、視野補正手段と;を有しており、
視野補正手段は、スカウト画像を使用して、後続のイメージング段階のための視野補正情報を定めるようにさらに構成されており、視野補正情報は、コリメータの補正後の設定を決定するためのコリメーション補正情報を含み、
ここで、後続のイメージング段階において、コリメータの補正後の設定によって、検出器に衝突する高照射量のコーン状放射線がもたらされ、高照射量は、低照射量よりも照射量が高く、高照射量のコーン状放射線は、検出器の画像平面において、第1の断面よりも大きい第2の断面を有しており、高照射量のコーン状放射線は、i)検出器の表面積と実質的に同延である、又はii)第1の断面の対称的な拡大部であり且つその全体において検出器の表面領域内に延びる。
イメージングセッションの準備中に、X線源、患者、及び移動式検出器は、適切に設定する必要がある。しかしながら、多くの場合、患者が、検出器を完全に覆っていることが見受けられる。その結果、コリメータの補正設定を選択することは困難であった。
本発明によれば、コリメータの補正設定をより正確に決定することができる。プレショットが、小さな仮コリメータ設定に適用され、検出器よりもはるかに小さい照射視野が得られる。このプレショットについて検出器上の断面及び位置を決定することにより、ユーザは、既知の仮コリメータ設定に基づいて、後続のイメージング中に使用すべきコリメータの最適な設定を計算することができる。
好ましい実施形態では、単一のスカウト画像のみが取得され、後続のイメージング段階は、スカウト画像を取得した後に、直ぐ次の画像に進むことができる(すなわち、イメージング装置は、その後、次の画像を取得するために高照射量のコーンで作動される)。もっとも、この実施形態では、時々、複数のスカウト画像が、高照射量で取得され、後続のイメージ段階が、複数のスカウト画像を取得した後に開始する。次に、ユーザは、補正手段の動作を複数のスカウト画像のうちの1つに基づいて選択することができる。
イメージング装置がプレショット段階においてスカウト画像を取得するために操作される照射量は、後続の「適切な」イメージング段階において、フォローアップ画像取得のための高照射量よりも意図的に低くしている。達成すべき特定の最小画像コントラストを考えると、より高い照射量は、患者を通るコーン状放射線の通過方向における患者の厚みの関数によるものである。より高い又は「適切な」照射量は、テーブル又はデータベース及び/又はスカウト(又はプレショット)画像の評価から得ることができる。しかし、その時点での患者に対して適切な照射量を決定するために単にプレショット画像を使用するというよりもむしろ、X線装置のFoV補正手段は、プレショット画像の画像情報をさらに活用し、視野設定を調整して、適切なコリメーション及び随意にX線管の検出器の位置合わせを達成する。換言すれば、装置の補正手段は、プレショット画像を新しい使用、すなわち視野補正を行うことに使用する。照射量決定のためにプレショット画像をFoV補正の際に依然として使用することは、当然のことながら、排除されず、ここではいくつかの実施形態によって実際に想定される。
X線装置は、一実施形態では、移動式である。これは、特に、検出器が、可搬式(又は移動式)であり、画像取得をする間にX線管に恒久的に結合されないことを意味する。一実施形態では、装置全体が、移動式フレーム又は(ローラー又は同様のものを含む)車台を含み、異なる場所で、特に病棟又は同様の異なる部屋で使用するのを可能にするという意味で移動式であるが、例えば、天井に取り付けられた構造もここでは想定される。
換言すれば、本明細書で提案される装置は、低照射量の非常に小さいプレショット画像を使用して視野補正情報を取得するための機能を有している。これは、医療従事者と患者との両方について照射量を低くするのに役立つ。これは、医療スタッフが、X線画像を取得する場合に、コリメーション設定を最大限に開けた状態で頻繁に使用することが見受けられているためである。開放開口でコリメータ設定を使用する実践は、関心領域が、画像に実際に捕捉されるような良い機会を提供する。しかしながら、これは、照射量の増大が強いられる。スタッフは、移動式X線イメージング装置で最大コリメーションを使用する可能性が高いことが確認された。ここで移動式検出器は、例えば患者が同じ位置に横になっているため、X線管と検出器との間の位置合せが要求精度について既知ではないため、及び検出器のポータブルな性質のため、プレショットの間に正常に視認することができない。従って、スタッフが、プレショット画像について良好な初期視野設定を推測することは困難である。本明細書で提案される移動式検出器を含むX線装置は、最適化された視野設定、特に最適化されたコリメータ設定にたどり着くような当て推量を行うのに役立つ。
この装置は、対称又は非対称のコリメータと一緒に使用することができ、いずれかのコリメータのタイプの実施形態が、本明細書において想定される。
一実施形態によれば、補正手段は、コリメータ補正情報を定めるときに、スカウト画像を使用してイメージング装置のSID(ソースから画像レセプタまでの距離、すなわちX線源と検出器との間の距離)を計算する。
一実施形態によれば、補正手段は、スカウト画像を使用して、i)低照射量のコーン状放射線の中心ビームが検出器の表面を照射する位置と、ii)検出器の表面領域の中心点との間の偏差を計算し、偏心情報を定める。
一実施形態によれば、X線装置は、補正情報をレンダリングして画面上に表示するためのグラフィック表示制御装置を含み、補正情報は、検出器の画像平面に対して平行な平面において、イメージング装置のSID及び/又はX線管の位置を手動で変更するようにユーザを案内するように適切に表示され、視野補正を実行するようになっている。
一実施形態によれば、X線装置は、定められた視野補正情報を使用して、この補正情報を現在の仮コリメータ設定に適用し、後続のイメージング段階のための補正されたコリメータ設定を自動的に行うように構成されたコリメーション制御装置を含む。
一実施形態によれば、視野補正演算の適用によって、検出器の表面領域の中心点に対して中心合わせされる高照射量のコーン状放射線がもたらされ、コリメーション制御装置は、偏心情報を使用して、コリメータの少なくとも一つの可動式シャッターを調整する。
一実施形態によれば、X線装置は、偏心情報を使用して、検出器の画像平面に対して平行な平面にX線源を移動させ、コーン状放射線の中心合わせ動作を行うように構成されたX線管の位置制御装置を含む。
一実施形態によれば、コリメータは、非対称型コリメータであり、X線ビームの中心合わせは、非対称のコリメータの個々のシャッターを独立して移動させることにより、X線源を移動させずに行われる。これによって、X線管の動作が可能でない、又はその動作が所望されない場合であっても、FoVを最適化することができる。
規定
本明細書で使用される「コーン状放射線」は、コリメータ開口と、殆どの一次放射線で照射され又は「あふれている(flooded)」検出器表面との間の体積の形状を指す。「コーン」は、本明細書中で広範な数学的な意味で使用されており、特に従来の円形コーンだけでなくピラミッド形状のコーンも含む。特に、本明細書で使用されるコーンは、本発明装置を「コーンビーム」のイメージング装置に限定することを意味していない(専門用語は、しばしば、例えばファンビームのイメージング装置等から区別するために使用される)。
検出器の画像平面におけるコーン状放射線の「断面」とは、検出器の放射線受光面によって規定される平面において、コーン状放射線によって形成される照射野又はFoVである。
本発明の例示的な実施形態について、以下の図面を参照しながら説明する。
移動式X線装置を用いる際の配置を示す図である。 モジュールを含む図1のX線装置のより詳細な部分切断図である。 異なるコーン状放射線に対する検出器の様々な露出を示す図である。 異なる視野設定で取得された様々なX線画像を示す図である。 グラフィカル・ユーザインターフェイスを概略的に示す図である。 移動式X線装置における視野設定を補正するためのフローチャートである。
図1を参照すると、移動式X線装置100が示されている。図1に示されるようなX線装置は、A&E(救急外来)の集中治療病棟で使用される。
一実施形態によれば、装置100は、「台車(dolly)タイプ」であり、患者PATに対して便利な位置で位置付けできるように、ローラー付きの車台を含む。イメージング装置100を操作するために臨床従事者(以下においてオペレータとも呼称される)用のオペレータ側コンソールCONがある。オペレータは、このコンソールCONを用いて、例えばこのコンソールCONに接続されたジョイスティックやペダル又は他の適切な入力手段を作動させることにより、個々のX線照射を放出することによって画像の取得を制御することができる。
コンソールは、移動式X線装置100においてX線を使用する場合に、取得したX線画像を確認するための、又はオペレータを案内するようなユーザインターフェイスを表示するための表示装置Mを含む。一実施形態では、コンソールCONは、単にモニタMを含む。一実施形態によれば、移動式X線装置100は、X線位置調整機構を含む。この機構によって、水平方向平面x,yにおいてX線管XRの動きを実質的に可能にさせ、いくつかの実施形態では、水平方向平面に対して垂直なz方向においてもX線管の動きを可能にする。X線管の位置調整機構は、X線装置の車台UCに対して可動である。
X線管XRは、ハウジング内に配置されおり、このハウジングには、X線管XR(以下、「チューブ」とも言う)から放出される放射線をコリメートするコリメータが含まれる。
一実施形態によれば、X線管の位置調整機構は、部材PLのような基本的に直立したポールを含んでおり、この部材PLは、そのポールに沿ってz方向に摺動可能な軌道スライダSLを含む。チューブのコリメータハウジングは、伸縮アームTAを介してスライダーSLに結合される。ポールPLに沿ったスライド性能によって、z方向の調整が提供されるが、伸縮アームTAによって、コリメータCを用いて、X線管をy方向に位置付けするのが可能になる。y方向に直交するようなy方向のスライド性能を可能にするスライダ機構XRSがさらに存在する。両方のスライダーは、それぞれの軌道で受け取られるようなローラーを含むボールベアリングユニットとして配置することができるが、これは単なる一例であり、他の機械的解決策も想定される。z方向の動きは、必ずしも垂直ではないことがある。例えば、患者が、例えば骨盤より高い肩部で、ベッドBにわずかに傾動して横になっている。この場合に、X線装置全体又はポール部材PLは、患者の姿勢を補正するためにピボット点(図示せず)の周りに傾斜させることができる。
図1に示されるように、ハウジングは、位置付けチューブXRを所定の位置に手動で位置付けするためのハンドルを含む。ただし、ステッピングモータ等の多数の適切な機械的アクチュエータM1〜M3を配置した電動駆動の実施形態が想定され、それぞれの軸線x,y,zに沿った動きを独立して行うことができる。
図1に示すように、移動式又は可搬式検出装置Dが存在する。
一実施形態では、検出器Dは、比較的平坦な、スラブ(slab)状又はプレート状の物体であり、以下でより詳細に説明するように、患者の体の部分により減衰された、X線源から放出される放射線を受けることに感受性を示す検出セルDCLのアレイを含む。一実施形態では、検出装置Dは、x,y平面において、約30センチメートル(cm)×40cmで測定される矩形の形状であり、約3〜5cm以下のz方向の厚さを有している。移動式検出器は、フィルムカセット又は完全なデジタル装置であってもよい。検出器Dは、無線接続を介してX線装置の操作コンソールと通信することができる。コンソール及び移動式検出器が、この無線接続を実行するための適切な無線インターフェイスWLを含む。
殆どの場合に利便性が低いが、検出器Dが有線のソケット接続を介して通信するような、有線の実施形態も想定される。その移動式検出器を含む移動式X線装置は、オペレータ(例えば、放射線技師)によって、例えば集中治療室で日々の仕事をしている医師を支援するために使用することができる。使用時には、医師は、移動式X線100の構造PL等のポールを把持し、車台UCのローラーを介してそのポール「回転させ」、患者PATが横になっているベッドBにイメージング装置100を近接して位置付けする。
患者は、次に、起き上がるように求められ、又は起き上がれず寝たきりの場合には、医療スタッフが優しく寝返りを打つように体の向きを変え、検出プレートDをベッドBの支持面に位置付けする。一実施形態では、可搬式検出ユニットDは、その位置付けを容易にするためのハンドルHを含む。患者PATは、患者の胸部や背中又は他の関心領域を移動式検出器Dで基本的に覆うように、寝返りを打つ又は横になることのいずれかが求められる。患者にとってこの作業をより簡便にするために、一実施形態では、移動式検出器は、横たわったときに患者PATの体が検出器Dの表面に接触する場合に、その表面が体温に基本的に近いことを保証するように、その表面全体に配置された加熱要素を含むことが想定される。一つの可能な臨床用途は、胸部X線である。しかしながら、このX線装置は、怪我についての検査が求められており、患者の手、足、脚や頭等の他の身体部分をX線撮影する必要がある場合は、同様にA&E(救急外来)で良く用いられることが想定される。
上述したシナリオから理解されるように、特に胸部X線のシナリオでは、X線検出器の放射線感応表面自体の大部分(又は全体)は、患者がその表面上に横たわっているため、イメージング中に、実際に視認できない場合がある。検出器は、様々なサイズであり、例えば、幾分コンパクトに構成された検出器は、幾分肥満患者がその検出器の上に横たわるように求められた場合に、視野から完全に「消える」ことがある。
換言すれば、オペレータが、X線管と患者との位置合わせを粗く迅速にした後に、実際の画像取得に進んだ場合に、検出器と、X線管/検出器と、コリメータとが、それぞれ、位置合わせが出来ておらず又は調整されていない可能性があるので、準最適な画像を取得するような重大な危険性がある。位置ずれの危険性は、イメージング装置100の移動特性によってさらに悪化される。すなわち、例えば検出器、コリメータ及びX線管が、Cアームのそれぞれの端部に対向関係で恒久的に取り付けられるようなCアームイメージング装置の場合のように、X線管/コリメータと検出器の画像平面との間の恒久的な、事前に規定された、先験的な既知の空間的関係が存在していない。
以下の図4には、方向性を間違えた状態が示されている。3×3の画像アレイのタイルは、従来の移動式X線装置を用いたX線画像の例を示している。これらの例は、特定のコリメータの調整不良を証明している。円(サークル)は、検出器表面のそれぞれの中心部分を示している。例えば、検出器の矩形の画像表面について、その位置は、2つの対角線の交点として規定される。他方で、十字形の記号は、視野の中心、又は所定のSID及び露出量についてコリメーション開口/ウィンドウの境界を規定する。視野(FoV)設定(コリメータ設定を含む、すなわち、その露出に用いるコリメータ開口のサイズを含む)及びその幾何学的形状に関する詳細について、図3を参照して以下でより詳細に説明する。図4に戻って、タイルa)は、コリメータの視野中心と検出器の画像平面の中心とが一致するような望ましい状況を示している。タイルa)ほど良好ではないが、タイルf)は、いくつかの医療ケースにおいて許容可能であるとして依然として合格するような状況を示している。もっとも、タイルb)〜e),g)及びh)は、強い位置ずれを証明しており、特にタイルc)は、論外である。
移動式X線を用いて取得した画像の中から当て推量を行うために、本明細書で提案される本移動式X線装置は、非常に低照射量のコストで、オペレータがX線管/コリメータと移動式検出器との間の互いの空間的関係における必要な手掛かりを得るのに役立つようなモジュールMODを含む。
参照が、ここで図2について行われ、この図2は、イメージング装置の構成要素の部分切断図を提供し、且つ本明細書で提案されるモジュールの機能を明らかにするのに役立つ。モジュールMODは、視野設定の決定手段/補正手段CSを含む。一実施形態によれば、コリメーション制御装置CCが存在する。更なる実施形態では、X線管の位置調整制御装置XRCが存在する。一実施形態では、グラフィック表示制御装置GDCが存在する。
図2の左側は、X線管XR、コリメータC、及び移動式検出器Dの部分切断図である。画像の幾何学的形状をより良く表示するために、患者PATは、示されていない。放射線は、コーン状放射線RとしてX線管から放出され、コリメータCに入射される。コリメータC又は「ビーム絞り機構」の目的は、関心領域ROIのサイズ及び形状に一致するように、コーンPRの断面の寸法を制限することである。図2の実施形態によれば、コリメータCは、鉛又はタングステン又は他の高度に放射線不透過性材料から形成された2ペアのブレードCB又はシート(シャッター)を含む。一方のペアは、他方のペアに対して垂直に配置され、ブレードは、それらブレードの相対位置に応じて2つの次元のうちのいずれか又は2つにおいて多少なりともコーン状放射線を制限するように、それぞれのコリメータのステッピングモータ(図示せず)によって個別にアドレス可能であり且つ移動可能である。ブレードCBは、4枚のブレードによって形成された中心に向けて内外に回転可能及び/又は移動可能であってもよい。図2のコリメータの配置によって、様々なサイズの正方形又は長方形の形状にビームを整形することが可能になる。別の実施形態では、4枚のブレードの代わりに、対向関係で配置された多数のモータ可動式スラット又はストリップを含むようなマルチリーフ・コリメータが使用される。マルチリーフ・コリメータによって、例えばよりきめ細かい曲線状の形状を形成することが可能になる。各コリメータ設定又は構成は、4枚のブレードで囲まれた、図2に示されるコリメータ開口を形成するブレードBCの特定の位置に対応する。ブレードCBの高い放射線不透過性のため、ブレードCBに入射するコーン状1次放射線PRは阻止されるが、開口に向けられたコーン状放射線PRの一部は阻止されず、それによって、コリメータCを通過して標的体積の患者PAT体積を照射する。
概して、画像取得中に、コリメートされたX線ビームPRは、X線管XRから放射され、関心領域ROIにおいて患者PATを通過し、内部の特定物との相互作用により減衰され、こうして、減衰したコーンPRは、次に、複数の検出セルにおいて検出器Dの表面に衝突する。(コーン状1次放射線PRの)個々の放射線が衝突した各セルは、対応する電気信号を発することによって応答する。この信号の集合は、次に、データ取得システム(DAS:図示せず)によって減衰を表すそれぞれのデジタル値に変換される。関心領域ROI、例えば胸郭及び心臓組織を構成する有機材料の密度によって、減衰レベルが決定される。(骨等の)高密度材料は、(心臓組織等の)低密度材料よりも大きく減衰する。コーン状放射線PRの各(X)線についてそのように記録されたデジタル値の集合は、次に、所定のFoV設定のためにX線投影画像を形成するデジタル値のアレイに集約される。
上述したように、患者の体の少なくとも一部を通過した後に、コーン状放射線PRは、次に、検出器の表面に入射し、特定の検出セルDCLを励起する。所定のコーン状放射線によって複数の検出セルのうちのどの検出セルが正確に励起されるかは、i)SID(X線管から検出器までの距離)と、ii)ブレードCBの相互位置によって規定されるコリメーション開口のサイズとの関数である。所定の(この場合には、コリメートされた)コーン状放射線CRによって励起された全ての検出セルの集合によって、検出器の画像平面に断面が規定され、その断面の形状は、投影の中心におけるコリメーション開口とX線源との中心投影された形状である。その領域(又はその物体についての画像)が、境界Bを有する。図2の実施形態では、これは、矩形/正方形のコリメーション開口による矩形の周囲部である。幾何学的には、照射野CFは、検出器Dの表面によって規定されるx,y平面π(図3参照)と交差することによって形成されるコーン状放射線PRの断面として理解することができる。理想的には、照射野CFの断面全体は、図2に示されるように、検出器Dの表面内に位置している。望ましくないが、これは、胸部X線の例で以前示したが、特に移動式検出装置が使用される場合に、図4のタイルcのX線画像が証明するように、常にその表面内に位置するわけではなく、一部のコーンの断面が検出器Dの表面の外側にある場合に、画像は、カットオフされた状態(切り取られた状態で)表示される。これは、解剖学的情報の一部が失われているので、非常に望ましくなく、照射は、患者とスタッフとの両方について依然として発生している。理想的には、画像平面πは、画像取得中に患者及び検出器が位置するようなベッドBの支持面によって規定される平面に対して平行である。平行でない場合は、検出器Dは傾斜され、傾斜量は、適切な角度量/測定値によって規定可能であり且つ定量化可能である。
図に示されるように、任意の露出についての実際のFoVは、a)断面のサイズ又はその断面の形状と、b)検出器の表面内の露出領域CFの位置とによって与えられる。コリメータの開口は、完全に閉じた状態から最大コリメーションウィンドウ又は開放開口(開放絞り)に(ブレードアクチュエータの刻み幅を考えて)を徐々に増加させることができる。
簡潔に言えば、イメージングセッションについて、本明細書で提案されるX線装置モジュールの動作は、2つの連続した段階、つまりプレショット(pre-shot;予備的照射)段階及び後続の画像取得段階で進行する。プレショット段階では、スカウト画像SIは、X線放射管が、はるかに低い照射量で、検査中のその時点の患者PATに必要な実際の照射量の例えば5%で作動するように取得される。従来のシステムとは対照的に、スカウト画像は、非常に小さく、典型的には検出器の全表面積の50%〜60%の領域である。一実施形態では、スカウト画像の寸法は、x方向における検出器Dの伸長dの50%及びy方向における検出器Dの伸長hの50%であり、結果として検出器Dの面積の25%になる。図5の実施形態では、サイズ比は、約30%である。換言すれば、コリメーションの開放開口は、プレショット・スカウト画像について使用されない。
スカウト画像SIの幾何学中心は、検出器Dの表面の先験的に既知の中心と比較される。この動作は、図5に示される。x及びy方向における偏差の成分毎(component-wise)の分解能を与える偏差ベクトルVを定めることができる。そのように定められた偏差ベクトル(「偏心情報」)によって、スカウト画像SIが検出器表面の中心点に対して「偏心した」程度が測定される。小さなスカウト画像SIから抽出される他のFoV情報は、(長さ及び幅、すなわちx,y方向の画像の伸長を定めることによって)スカウト画像の領域サイズを測定し、且つ検出器Dの総表面積に対するスカウト画像の領域サイズの比を定める。この比を使用して、正しいSIDを定めることができる。より具体的には、SIDを計算するために、コリメータCの開口部cx,cyが、スカウト画像の伸長hh,ddと比較される。FCD(焦点−コリメータ間距離)を考えると、SID=FCD*dd/cx、又はSID=FCD*hh/cyであり、これは、矩形コリメータの実施形態を参照しており、対応するサイズのパラメータが、他の開口形状を含むコリメータについて使用されることが理解される。正しいSIDは、X線管と検出器表面の画像平面との間の距離を意味するものと解釈され、スカウト画像のサイズ(すなわち、その平面放射野CFの断面)が、検出器表面のサイズに正確に対応する。
理解されるように、プレショット用のSIDは、プレショット前に正確に知られていないが、ポール要素PLに沿って延びる長さゲージによっておおよそ(ざっくり)推定することができる。しかしながら、プレショットのスカウト画像SIを評価した後に、SIDは、前の段落において上述したように既知である。初期の開口サイズ(開放開口の通常50%〜60%)は、検出器Dによって記録されたスカウト画像SIが実際に「小さくなる」ようにおおよそ推定することができる。
簡潔には、プレショット段階でスカウト画像を取得した後に、画像は、次に、無線接続を介して移動式検出器の無線送信機からモジュールにおける無線受信機に転送される。コリメーション設定補正手段は、次に、以前説明した方法で、スカウト画像の画像情報(先験的に既知の中心点と検出器の全表面積と共に)を使用して、偏差ベクトル及び/又は正しいSIDを定める。正しいSIDから、正確なコリメーション開口を計算することができる。
一実施形態では、FoV補正情報は、次に、コリメーション制御装置CCに転送することができる。コリメーション制御装置CCは、適当なインターフェイスを介してコリメータCと通信して、コリメータのブレードの動きを制御し、コリメーション開口を開いた状態に再調整する。それによって、フォローアップ画像において、コーン状放射線の断面は、検出器の表面積と実質的に同延となる。この補正情報は、一実施形態では、X線管位置制御装置にも転送され、チューブXRをx,y方向にシフトすることにより、検出器表面の中心点の上にチューブXRの中心合わせを行ってもよい。これによって、後続のイメージング段階でのフォローアップ露出について、コーン状放射線を生成することが可能になり、このコーン状放射線の中心ビームは、検出器表面の中心点で、ユーザが規定可能な許容マージン内で、検出器表面の中心点の周りで、検出器に実質的に衝突する。
一実施形態よれば、コリメータCは、対称型である。換言すれば、向かい合ったコリメータブレードは、互いに独立して移動することはできないが、常に一緒に移動しており、こうして、開口の形状は、開口のサイズに関係なく同じ形状になるように保証する。これは、適切な歯車機構によってコリメータのそれぞれのブレードを結合することによって達成することができ、それによって、ブレードは、同期した態様で一緒に移動して、任意の所望の設定について対称な開口を維持する。
別の実施形態では、コリメータは、非対称型である。このようなコリメータでは、各々のブレードは、個々に且つ互いに独立に移動することができる。また、非対称型コリメータは、対向するブレードの1つのペアだけを同じ方向に移動させることにより、検出器の画像平面を横切ってコリメートウィンドウを効果的にシフトさせることができる。いずれかのタイプのコリメータは、全自動、半自動、又は手動のいずれであってもよい。手動の実施形態では、X線装置は、レバー又はサムホイール等の機械的作動手段又は同様の機械的手段を含み、コリメータブレードの動きを手動で行い且つ制御する。
半自動の実施形態では、コリメータブレードCBの動作を要求するために、ユーザが適当な印が付けられたボタンを押下する際に通電されるサーバモータや他のアクチュエータが存在する。
最後に、全自動の実施形態では、ブレードは、コリメータ補正情報を受信すると制御コマンドを発するコリメータ制御装置CCに応答する。換言すれば、全自動の実施形態では、ユーザとの相互作用が、コリメータブレードCBの動作中に必要とされない。
一実施形態によれば、実際の装置は、コーン状1次放射線RCが画質を損なうような患者を通過する際に、コンプトン散乱(「二次放射線」)を生じさせる二次放射線を遮断するための散乱防止グリッドを含む。検出セル表面に衝突する二次放射線の量を最小限に抑えるために、散乱防止グリッドは、患者と検出器表面との間に位置付けされる。一実施形態によれば、グリッドは、検出器表面の上部に恒久的に設置されるか、取り外される。取外し可能な散乱グリッド(図示せず)は、多数のピンを介して移動式検出器上に例えばスナップ式に嵌合するように近づけられる。一実施形態によれば、検出器及び/又は散乱グリッド全体は、散乱防止グリッドが取り付けられているかどうかを検出するために、検出手段を含んでもよい。
簡素な実施形態では、散乱防止グリッドは、検出器表面から離れる方向に且つ検出器表面に対して垂直方向に延びる小さなフィンから形成された基本的に格子状の構造体である。グリッドは、取り付けられたときに、検出器の全表面を基本的に覆っている。ピンを取り付けるグリッドは、部分的に金属製であり、且つ検出器ハウジング内の対応する凹部に受容される。一旦その凹部内に受容されると、論理回路が特定のフラグを設定すると直ぐに、電気回路が閉じた状態にされる。フラグは、フラグが設定される場合には、散乱防止グリッドが取り付けられており、フラグが設定されていない場合には、散乱防止グリッドが取り付けられていないことを示す。別の実施形態では、RIFIDセンサが、グリッド及び検出器の代わりに使用される。これによって、グリッドの存在を検出する(「グリッドを使用している」)だけではなく、グリッドのタイプを照会する(「どのグリッドを使用しているか」)ことが可能になる。いくつかの実施形態では、スカウト画像が偏心した状態で設定された場合に、以下でより詳細に説明するように、グリッドの存在が、補正手段によって、X線管をシフトすべきか否か、シフトすべきX線管をユーザに示すか否かの決定に関して照会される。他の簡素な実施形態によれば、この装置は、散乱防止グリッドが使用されているか否かを示すために2つの位置の間で切り替えることができるようなスイッチを単に含んでもよい。
非常に簡潔に説明すると、本明細書で提案されるMODモジュールが、視野設定の決定手段CSによって、小さなスカウト画像の情報に基づいて、補正されたFoV設定を決定するように動作する。
基本的な実施形態では、確定したFoV補正情報は、ユーザが補正を手動で行うのを案内するように単にモニタに表示される。グラフィックス表示制御装置GDCは、画面上に適切な形式で情報をレンダリングする。例えば、図5には、このような表示装置の一例が示されている。表示されたFoV補正情報は、特に、イメージング装置の前述した半自動の及び手動の実施形態で使用することができる。ユーザインターフェイスは、検出器の幅d/高さhを含む検出器表面Dのグラフィック表現(図5の記号「D」で示されるものと同様)と、幅dd/高さhhを有するスカウト画像SIのサイズを示す第2のウィンドウとを含む。スカウト画像SIの及び検出器表面のそれぞれの中心点CPI,CPDは、適当なマーカーによって、グラフィック表示装置に同様に示されている。この実施形態では、マーカーは、それぞれのフレームの交差する対角線上に示されている。偏心情報が、ベクトルVで示されている。グラフィック・ユーザインターフェイスは、一旦ユーザが視野設定を変更すると、ベクトルが正しい中心位置に近づく進行状況を示すために同様に変更されるという意味で対話型(interactive)とすることができる。図5の実施形態では、偏心ベクトルVは、そのベクトル方向を変え、そのベクトルサイズを変更し、例えば、あるポイントに最終的に縮小して、正しい中心点CPDに到達したことを示す。別の実施形態では、もっとも、図4に示されるような別のグラフィカル表示を用いてもよく、ここで検出器の中心が、例えば円(サークル)として示されており、スカウト画像の中心が、十字記号として示されている。この実施形態では、十字及び円の位置は、ユーザが視野設定を変更すると、それに応じて対話形式で更新される。一旦十字全体が円内に位置付けされると、正しい中心合わせが達成される。しかしながら、他のグラフィック・ウィジェット(widget)を同じ効果を得るために使用してもよく、当業者は、グラフィック・ユーザインターフェイスについての前述した実施形態は、単に例示目的のためであることを理解するであろう。
モジュールの動作について、以下でより詳細に説明する。
動作
検出器Dの全表面に対して小さなスカウト画像SIが、好ましくは無線通信を介して、モジュールのインターフェイス又は入力ポートで受信され、次に、視野設定決定手段CSに転送される。決定手段CSは、次に、スカウト画像のそれぞれの中心点と検出器表面の既知の中心点とを比較することにより、偏心情報を定めるように動作する。前述したように、図5に示されるような面内画像ベクトルVは、偏差を測定するために確定することができる。
一実施形態では、視野決定手段CSは、所望のSIDを確定するように動作する。このような主旨で、先に示したように、検出器表面及びスカウト画像の面積サイズの比が確定される。この比によって、スカウト画像を取得したときに選択した暫定的な仮SIDを調整することが可能になる。一旦SIDが分かると、一般的には、コーン状放射線を生成するような拡大したコリメータ開放開口を計算することができ、そのコーン状放射線の断面は、依然として検出器の表面領域内に完全に存在している。特に、正しいSIDについての情報を偏心情報と組み合わせることができ、コーンの断面が検出器表面の総面積と基本的に同延となるようなコーンを生成するコリメーション開口に到達することができる。この拡大されたコリメート開口は、インターセプト定理(intercept theorem)を適用することによって、幾何学的な根拠に基づいて計算されたSIDから計算することができる。
視野補正決定手段CSは、もしあれば、例えば画像取得中に患者が横たわるベッドの支持面によって、検出器表面と所定の基準面との間の傾斜を確定するように動作することもできる。傾斜量は、スカウト画像の歪みを確定することによって測定することができる。例えばコリメータ開口が矩形である場合に、次に、スカウト画像は、正しい透視投影の下で同様に矩形である。傾斜がある場合には、スカウト画像の頂点に形成された角度で測定されるような射影歪みが存在することになる。矩形開口のコリメータの実施形態では、スカウト画像は、この傾斜によって台形形状をとるように歪むことになる。従って、角度は、90°未満になる。90°を下回る角度量を使用して、次に、傾斜を定量化することができる。決定手段CSは、各実施形態及び全ての実施態様において、3つの視野設定、i)偏心の偏差、ii)SID/コリメータ開口、及びiii)傾斜の全てを計算しない場合があることが理解されるであろう。例えば、傾斜は、いくつかの実施形態では、無視することができ、中心合わせ及び確定したコリメーションのウィンドウサイズのみを用いる。他の実施形態では、しかしながら、確定した中心合わせのみを用い、理想の更新されたコリメート開口/SIDを用いない。
図3A,3Bには、一実施形態では、提案するモジュールMODのイメージング幾何学上の効果が模式的に示されている。図Aは、プレショット段階での状況を示しており、ここで(検出器のサイズに比べて)小さなスカウト画像SIは、仮SID及びコリメータ開口を含む仮視野設定にて低照射量で取得される。図3Aに確認されるように、スカウト画像SIは、わずかに偏心している。補正決定手段CSは、補正された視野設定を確定する。視野は、次に、制御装置CC,XRCによって、x,y平面においてX線管の平面シフトを行うことにより、及びコリメータ開口を開放することにより、再調整される。
図3Bに示される後続のイメージング段階では、「適切な」画像が、患者に適切な照射量で、且つ画像が検出器の中心に対して正しく中心合わせされるとともに画像が検出器表面と基本的に同延となる状態で、補正されたFoV設定を使用して取得される。
図3Cに示される状況は、回避すべき状況であり、且つ明確にするためにここに示されている。シナリオ3Cでは、画像は、「過度なコリメーション」で取得される。図から分かるように、画像平面πのコーン状放射線の断面は、検出器表面よりも大きく、特に画像平面を越えて延びている。この状況は、オペレータと患者との両方が不必要な放射線量を被ることになるので、回避すべきである。
換言すれば、一実施形態では、図3Aに示すように、プレショット段階では、プレショット画像又はスカウト画像SIは、検出器表面上の小さな部分のみを照射するような低照射量のコーン状放射線を生成することによって取得される。補正手段CSによって視野補正を確定した後に、イメージング装置は、次に、図3Bに示されるように、高照射量のコーン状放射線で作動することができ、この高照射量のコーン状放射線は、後続の画像に使用される場合に、断面において、検出器の表面全体と同延となる画像平面と交差する。
プレショット画像又はスカウト画像SIは、一実施形態によれば、20cm×20cmのコリメーション開口で、若しくは10cm×10cm又は20cm×10cmのコリメーション開口で取得されるが、検出器Dのサイズに依存する。「低」照射量のプレセットが、データベースを照会して、目の前の患者について確定され、このデータベースには、性別、身長、体重等に応じて患者に対する照射量の値が表にされている。理想的な照射量の値は、次に、プレショット画像SIについて5%まで縮小される。
補正決定手段CSは、プレショット画像SIから、x,y方向におけるその2つのエッジの長さを計算するように動作する。検出器によって記録されたスカウト画像SIの全体の面積は、次に、ソース距離を計算するために使用され、一実施形態では、オペレータが所望する場合には、傾斜量を角度で計算する。同延の露出を与えるSIDが、次に確定され、それは、中心位置からの偏差Vである。
一実施形態によれば、前述したように、傾斜を無視することができる。全自動の実施形態では、X線位置制御装置XRCは、補正手段CSにより指示され、それぞれのアクチュエータを通電して、X線管を横方向運動に設定し、算出中心位置を推測する。補正手段CSは、コリメータ制御装置CCにも指示して、コリメータブレードCBを通電し、算出コリメーションウィンドウを形成する。一実施形態では、チューブ(X線管)は、コリメータのブレードの調整後に、その算出位置に移動される。しかしながら、逆の順序もいくつかの実施形態では想定される。コーン状放射線の中心ビームは、ここでは、検出器表面の中心点の上方に多少なりとも正確に位置付けされる。随意に、チューブXRのz位置は、調整することができ、或いはコリメーション開口を変える代わりに、調整される。一旦新しいX線XR及びブレードCBの位置が想定されると、視覚的又は音響的な「準備完了」信号をオペレータに発することができる。イメージング装置は、ここでは、検出器表面の同延を照射を次の画像に与えるような露出を緩める(release)準備が出来ている。次に、ユーザは、イメージング装置に指示して、これらのパラメータを使用してフォローアップ画像を取得する、又はここではコリメータ開口を所望のサイズに減少させる、又はこのような減少を要求することができる。
ある実施形態では、コリメータCが、非対称型である場合に、コリメート開口を変えて、検出器表面を横切る照射野を効果的にシフトすることができる。換言すれば、検出器表面の中心点に対するコーンの中心合わせは、X線管XRを移動させずに達成することができる。ユーザは、X線管XRの動作を含む又は含まない中心合わせが望ましいかどうかを選択することができる。
検出器Dの傾斜が考慮される実施形態では、X線管の新しい中心位置は、検出器の傾斜した座標系で計算することができる。
対称的なコリメータを用いる一実施形態では、X線管をx,y平面に再位置付けする必要がないか、このようなX線管の再位置付けは不可能である。この実施形態では、補正手段CSは、散乱防止グリッドの存在についてのフラグを照会する。散乱防止グリッドが存在することが検出され、現在のX線の位置が偏心していることを補正決定手段が明らかにした場合に、対応する視覚的な(例えば画面Mのグラフィック表示装置上に)又は音響的な警告メッセージをユーザに生成する。次に、ユーザは、依然としてX線位置を再調整することを決定する、又はそのX線位置を再調整することができる。散乱防止グリッドが存在しないことが検出された場合に、偏心情報を、もしあれば、依然として画面上でユーザに示すことができる。しかしながら、コリメータが、対称型のみから構成される場合に、補正手段CSは、視野補正情報を最大コリメーションウィンドウとして確定するように動作し、使用される場合に、コーンの断面が、依然として検出器の面内にその全体が入るようなコーンを生成する。より具体的には、矩形開口のコリメータを用いる実施形態について、これは、コーン状放射線の矩形照射野の4つの全てのエッジが、依然として検出器表面内に入るような開口を計算するということになる。コリメータが、非対称型から構成される場合に、コーン状放射線は、上記で確認されたように、依然として中心合わせすることができる。
換言すれば、この実施形態では、偏心位置は、検出器表面の全体が照射された状態で、コリメーションを達成できないという損失を甘受する。
いずれかの実施形態では、プレショット画像又はスカウト画像を他の公知の方法で使用して、これらの画像から、フォローアップ画像のために使用されるような目の前の患者についての正しい(一般的により高い)放射線量を推定することができる。その提案された放射線量は、次に、画面M上でユーザに表示され、このユーザは、そのように算出された照射量を受け入れるかどうか、又はオペレータが、データベースから検索された事前に規定した照射量に戻すことを望むかどうかを決定することができる。一実施形態では、この装置は、これらの値のいずれかを無効にする、及び完全に異なる照射量を選択するような機会を可能にする。「適切な」X線画像は、ここではイメージング段階において、以前のプレショット段階よりも高照射量の補正された視野で取得することができる。
上述した手動、半自動、自動の区別は、X線管の動きにも適用されることが理解されるであろう。台車(dolly)タイプとして示されるX線イメージング装置の図3の実施形態は、単なる例示であることも理解されるだろう。例えば、別の実施形態では、天井に取り付ける実施形態を代わりに用いてもよい。この実施形態は、X線管を検査室のあらゆる箇所に位置付けすることができるという意味で依然として「移動式」であり、特に、移動式検出器との恒久的な機械的接続部が依然として存在していない。この実施形態では、部屋の天井に固定された天井設置用キャリッジがある。天井設置用キャリッジは、一実施形態では、垂直方向に延びる2つのトラックを有しており、第1のトラックは、第2の(固定)トラック上を摺動可能であり、このキャリッジは、第1のトラックにおいて摺動可能な懸吊アームを有している。懸吊アームは、その後、部屋内の所望のx,y位置に位置付けされるX線管を保持する。この実施形態では、コリメータ及びX線管を保持する懸吊アーム又はハウジングは、オペレータがX線管を所望の位置に「引きずる」ことができるようなハンドルを含む。しかしながら、理解されるように、機械的な機構が、検出器Dのx,y平面に対して平行な面内で少なくともチューブXRをシフトさせる限り、他の機械的な機構も想定される。
上述した実施形態のいずれも、スカウト画像を完全にする必要がないことを理解することができる。換言すれば、部分的に「切り取られた」スカウト画像は、上述したように、視野情報を計算するのに依然として十分であり得る。検出器の画像平野におけるコーン状放射線の断面が、検出器表面に完全に取り囲まれておらず、断面の一部が、図4のその検出器表面の外側(タイルcを参照)に位置するように、患者に対するX線イメージング装置の初期調整が、ひどく悪く選択されたときに、このような状況が発生する。しかしながら、この場合には、開口の形状は既知であるので、視野情報を依然として計算することができる。例えば、コリメータ開口が矩形である実施形態では、画像のエッジの少なくとも2つがフルレングス(full length)で記録される場合に、それは十分である。このような不完全な「切り取られた」スカウト画像の領域及び偏心情報は、純粋に幾何学的な対称性の理由から、この不完全な画像から依然として推定することができる。換言すれば、記録された画像の部分が画像の完全な対称性を十分に符号化する限り、その中心及び総面積は、埋め合わせることができる。
X線イメージング装置のモジュールは、ソフトウェアルーチンとして実行されるコンソール/ワークステーションCON上に存在することが想定されるが、他の実施形態では、移動式検出装置D(「スマート検出器」)に統合されたプロセッサ上で実行される。さらに他の実施形態では、分散型アーキテクチャは、モジュールMOD又は図2のその構成要素の一部が、オペレータ側コンソールCONではなく中央演算装置で実行される場合に、使用される。この分散型の実施形態では、モジュールMODは、複数の移動式X線イメージング装置100の中央制御で機能させることができる。モジュールMOD又はその構成要素の一部は、専用のFPGA又は配線接続されたスタンドアロンチップとして構成することができる。モジュールMODは、MATLAB(登録商標)やSimulink(登録商標)等の適切なセマンティック・コンピュータプラットフォームにおいてプログラムすることができ、次に、プロセッサによってコールされたときに、ライブラリ内に維持され且つリンク付けされたC++やCルーチン(又は他の適切な言語)に翻訳される。
図6を参照すると、X線イメージング装置において視野設定を補正する方法のフローチャートが示されている。
ステップS601において、移動式X線イメージング装置が、患者に対して位置付けされ、移動式/可搬式検出器は、患者がイメージング装置のX線管と移動式検出器との間に存在するような位置にもたらされる。(コリメータ開口サイズ及び推定SIDに基づく)プレショット画像サイズ、及び対応するkV、mAs、標的SID値が、仮のFoV設定として選択される。ステップS602で、データベースに照会してこれらの値を取得することができる。X線の照射量は、達成すべき所望の画像コントラストを考えると、目の前の患者について予定される照射量未満の照射量を意図的に選択する。
プレショットの段階では、ステップS605において、プレショット画像又はスカウト画像SIが、次に、仮設定を使用して取得される。選択されたコリメータ開口の既知の幾何学的形状を使用して、取得したプレショット画像の正確なサイズ及び/又は正しいSID及び/又はコリメーションの開放開口(具体的には、対応するコリメータブレード位置)及び/又は偏心情報がステップS610で確定される。次に、これをイメージング装置のコーン状放射線の中心合わせのために使用することができる。一実施形態では、偏心情報は、ステップS646,650及びステップS670において、画面上に表示される。
次に、ステップS612において、コリメータ及び/又はX線管を電動駆動するかどうかが確定される。
X線が少なくとも電動駆動される場合には、次に、コリメータが、対称型又は非対称型であるかどうかが確定される。コリメータが対称型である場合には、X線位置付け制御装置は、それぞれのアクチュエータに通電するように指示して、ステップS625で確定された偏心情報に従ってX線管を再位置付けする。
ステップS660において、コリメータブレードは、1つ又は複数のアクチュエータによってコーン状放射線を形成するように通電され、検出器の画像平面におけるコーン状放射線の断面が、検出器の全表面と実質的に同延となる。
後続のイメージング/取得段階では、「適切な」フォローアップX線画像は、ステップS680で、補正された視野設定を使用して高照射量で取得することができる。
ステップS680に進む前に、ステップS655で、補正照射量が、現在の患者の特徴に応じて増量される。特に、X線管のkV、mAs値が、次に調整され、後続のイメージング又は取得段階で使用される。一実施形態では、mA値の計算は、プレショット・スカウト画像SIで測定された画像信号及び予め規定された標的値に基づくものであり、換言すると、後続のイメージング段階での最終mAsmAs値は、
最終mAs=プレショットmAs*標的信号/プレショット_信号
である。
ステップS612において、特に、移動式イメージング装置のX線管の位置付けが、電動駆動されないように確定された場合には、次にステップS620で、散乱防止グリッドが所定の位置に存在するか否かが照会される。
散乱防止グリッドが取り付けられていない場合には、偏心情報が、ステップS670で画面上に表示され、ステップS675で、画像を切り取ることなく、最大のコリメータウィンドウを与えるであろうコリメータ設定(特にその開口)を手動で変更するようにユーザ/オペレータに要請する。
フォローアップ画像は、次に、ステップS680で前述したように取得することができる。
ステップS620で、グリッドが所定の位置に存在することが確定された場合には、次に、ステップS640で、現在の視野設定が偏心しているかどうかが照会される。
ステップS640で、現在の視野が偏心していないことが確定された場合に、又は依然として十分に中心合わせが確定された場合に、「適切な」フォローアップ画像は、ステップS680で、イメージング段階で取得することができる。
しかしながら、ステップS640で、視野設定が偏心していることが確定された場合には、この事実が、ステップS650でユーザに示される。ユーザは、次に、前述したように、ステップS665でX線管位置を調整し、及び/又はステップS675でコリメータブレードを手動で調整することができる。フォローアップ画像は、次に、ステップS680で取得することができる。
ステップS615で、非対称なコリメータが利用可能であることが確定された場合には、次に、ステップS630において、散乱防止グリッドが所定の位置にあるかどうかが照会される。
散乱防止グリッドが所定の位置に存在しない場合には、偏心情報が、ステップS670で、画面上に表示され、ステップS675で、コリメータを手動で移動するようにユーザに要請する。
フォローアップ画像は、次に、ステップS680で取得することができる。ステップ630で、散乱防止グリッドが所定の位置に存在していることが確定された場合には、次に、ステップS615で、視野設定が偏心しているかどうかが照会される。
十分な中心合わせが行われた場合には、プロセスフローは、次にステップS660に進み、ここでコリメータが開くように通電され、それによって、イメージング装置は、コーン状放射線を生成することが可能になり、画像平野におけるコーン状放射線の断面は、ステップS660で前述したように検出器表面と同延となる。
しかしながら、現在の視野設定が偏心していることが確定された場合には、この事実は、ステップS645でユーザに示され、ステップS665で、計算された補正情報に従ってX線管を焦点位置に手動で移動するように要請する。画像は、ステップS680で前述したように、取得することができる。
なお、前述した方法ステップにおいて、コリメータブレードの動作及び/又はX線管の再位置付けは、ステップS612の照会で現在のイメージング装置が実際にそれぞれの電動駆動装置を有することが明らかになった場合に、代わりに自動的に行うことができることが理解される。様々な表示ステップは、いくつかの(完全)自動の実施形態ではスキップしてもよいことに留意されたい。しかしながら、好ましくは、安全性の理由のため、表示ステップは、イメージング装置が自動的に行われても実行され、手動及び半自動の実施形態についても実行される。前述したステップは、イメージング装置の状態が照会される(はい/いいえ、電動駆動についてはい/いいえ等)ような様々な問合わせステップを含むことに留意されたい。これらのステップは、同一のプログラムフロー/方法が、異なるタイプの方法について使用される際に、より高いレベルの柔軟性を与える。いくつかの実施形態では、この方法が、特定の装置に付される場合に、特定の又は全ての問合わせステップをスキップすることができる。
本発明の別の実施形態では、上述した実施形態のうちの1つに従った方法の方法ステップを実行するように構成されることを特徴とするコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム要素が、適切なシステム上に提供される。
従って、コンピュータプログラム要素は、本発明の実施形態の一部となり得るコンピュータ装置に保存してもよい。この計算装置は、上述した方法のステップを実行するか、又はこれらステップの実行を誘導するように適合することができる。また、上述した装置の構成要素を操作するように適合してもよい。計算装置は、ユーザの命令を自動的に演算する及び/又は実行するように適合することができる。コンピュータプログラムは、データプロセッサの作業メモリにロードしてもよい。データプロセッサは、従って、本発明の方法を実行するように装備することができる。
本発明のこの例示的な実施形態は、最初から本発明を使用するコンピュータプログラムと、更新によって既存のプログラムを本発明を使用するプログラムに変化させるコンピュータプログラムとの両方を網羅する。
これより先、コンピュータプログラム要素は、上述したように本方法の例示的な実施形態の手順を遂行するために必要な全てのステップを提供することができる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、CD−ROD等のコンピュータ可読媒体が提示され、ここでコンピュータ可読媒体は、その媒体に記憶されたコンピュータプログラム要素を有しており、コンピュータプログラム要素は、前の段落で説明される。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は他のハードウェアの一部として供給される光記憶媒体又は固体媒体等の適切な媒体に記憶され及び/又は分散させることができるが、インターネットや他の有線又は無線通信システム等を介して、他の形式で配布してもよい。
しかしながら、コンピュータプログラムは、ワールドワイドウェブ等のネットワークを介して提供することができ、このようなネットワークからデータプロセッサの作業メモリ内にダウンロードすることができる。本発明のさらに他の実施形態によれば、コンピュータプログラム要素をダウンロードさせるための媒体が提供され、コンピュータプログラム要素は、本発明の前述した実施形態のいずれかに従った方法を実行するように構成される。
なお、本発明の実施形態は、様々な主題を参照して説明することに留意されたい。特に、いくつかの実施形態は、方法形式のクレームを参照して説明するのに対し、他の実施形態は、装置形式のクレームを参照して説明する。しかしながら、当業者は、特に断らない限り、一つのタイプの主題に属する特徴の組合せに加えて、様々な主題に関する特徴間の組合せが、本願に開示されているとみなされることを上述した説明及び以下の説明から推測するだろう。もっとも、全ての特徴は、複数の特徴の簡単な総和以上の相乗効果を提供するように組み合わせることができる。
本発明について、図面及び前述した説明において詳細に図示し且つ説明してきたが、このような図示及び説明は、例示又は例であり、限定的なものであるとみなすべきでない。本発明は、開示された実施形態に限定されるものではない。開示された実施形態に対する他の変形形態は、図面、明細書の開示、及び従属請求項の検討から、特許請求の範囲に記載された発明を実施する際に当業者によって理解され且つ実施することができる。
請求項において、「備える、有する、含む(comprising)」という用語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a, an)」は、複数を除外するものではない。単一のプロセッサ又は他の装置は、特許請求の範囲に記載されたいくつかのアイテムの機能を満たすことができる。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これら手段の組合せが有利に使用できないことを示すものではない。請求項におけるいかなる参照符号も、特許請求の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。

Claims (17)

  1. 画像取得用X線装置であって、当該X線装置は:
    被検体の画像取得用のX線放射を生成するように構成されたX線源と;
    前記X線放射をコーン状放射線にコリメートするように構成されコリメータであって、前記コーン状放射線は、画像を取得するときに、前記被検体の関心領域を照射する、コリメータと;
    前記被検体を通過した後のX線放射を記録するように構成された可搬式放射線検出器と;
    プレショットのイメージング段階において、前記コリメータの仮設定で、前記可搬式放射線検出器によって取得されたスカウト画像を受信するように構成された視野補正手段であって、前記仮設定によって前記可搬式放射線検出器に衝突する低照射量のコーン状放射線がもたらされ、低照射量のコーン状放射線は、前記可搬式放射線検出器の画像平面において、前記可搬式放射線検出器の表面領域の形状を縮小させた形状を有しており且つ前記可搬式放射線検出器の表面積より小さい第1の断面積を有する、視野補正手段と;を備えており、
    前記視野補正手段は、前記スカウト画像を使用して、後続のイメージング段階のための視野補正情報を定めるようにさらに構成されており、前記視野補正情報は、前記コリメータの補正後の設定を決定するためのコリメーション補正情報を含み、
    ここで、前記後続のイメージング段階において、前記コリメータの補正後の設定によって、前記可搬式放射線検出器に衝突する高照射量のコーン状放射線がもたらされ、前記高照射量のコーン状放射線は、前記低照射量のコーン状放射線よりも照射量が高く、前記高照射量のコーン状放射線は、前記可搬式放射線検出器の画像平面において、前記第1の断面積よりも大きい第2の断面積を有しており、前記高照射量のコーン状放射線は、i)前記可搬式放射線検出器の表面積と基本的に同一の広がりを有する、又はii)前記第1の断面積の対称的な拡大部であり且つその全体において前記可搬式放射線検出器の表面領域内に延びる、
    X線装置。
  2. 前記視野補正手段は、前記コリメータの補正情報を定めるときに、前記スカウト画像を使用して、ソースから画像レセプタまでの距離を計算する、
    請求項1に記載のX線装置。
  3. 前記視野補正手段は、前記スカウト画像を使用して、i)前記低照射量のコーン状放射線の中心ビームが前記可搬式放射線検出器の表面を照射する位置と、ii)前記可搬式放射線検出器の表面領域の中心点との間の偏差を計算し、偏心情報を定める、
    請求項1又は2に記載のX線装置。
  4. 前記視野補正情報をレンダリングして画面上に表示するためのグラフィック表示制御装置を含み、そのように表示された場合に、前記視野補正情報は、前記可搬式放射線検出器の画像平面に対して平行な面において、前記X線源から画像レセプタまでの距離及び/又はX線管の位置を手動で変更するようにユーザを案内し、前記視野補正手段が視野補正を実行するように構成されている、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のX線装置。
  5. 前記定められた視野補正情報を使用して、該視野補正情報を前記コリメータに適用し、前記後続のイメージング段階のための補正されたコリメータ設定を自動的に行うように構成されたコリメーション制御装置を含む、
    請求項3のいずれか一項に記載のX線装置。
  6. 前記視野補正情報の演算の適用によって、前記可搬式放射線検出器の表面領域の中心点に対して中心合わせされた高照射量のコーン状放射線がもたらされ、前記コリメーション制御装置は、前記偏心情報を使用して、前記コリメータの少なくとも一つの可動式シャッターを調整するように動作する、
    請求項5に記載のX線装置。
  7. 前記偏心情報を使用して、前記可搬式放射線検出器の画像平面に対して平行な平面に前記X線源を移動させ、コーン状放射線の中心合わせ動作を行うように構成されたX線管の位置制御装置を含む、
    請求項3に記載のX線装置。
  8. 前記X線装置は、移動式装置である、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のX線装置。
  9. 前記コリメータは、非対称型コリメータであり、ここで前記コーン状放射線の中心合わせは、前記非対称型コリメータの個々のシャッターを独立して移動させることによって、前記X線源を移動させずに行われる、
    請求項6に記載のX線装置。
  10. X線イメージング装置の視野設定を補正する方法であって、当該方法は:
    プレショットのイメージング段階において、コリメータの仮設定で、X線装置により取得されたスカウト画像を受信するステップであって、前記仮設定によって前記スカウト画像を取得するための、可搬式放射線検出器に衝突する低照射量のコーン状放射線がもたらされ、該低照射量のコーン状放射線は、前記可搬式放射線検出器の画像平面において、前記可搬式放射線検出器の表面領域の形状を縮小させた形状を有しており且つ前記可搬式放射線検出器の表面積より小さい第1の断面積を有する、受信するステップと;
    前記スカウト画像に基づいて、後続のイメージング段階のための視野補正情報を定めるステップと;を含み、
    前記視野補正情報は、前記コリメータの補正後の設定を決定するためのコリメーション補正情報を含み、前記補正後の設定によって前記可搬式放射線検出器に衝突する高照射量のコーン状放射線がもたらされ、前記高照射量のコーン状放射線は、前記低照射量のコーン状放射線よりも照射量が高く、及び前記高照射量のコーン状放射線は、前記可搬式放射線検出器の画像平面において、第1の断面積よりも大きい第2の断面積を有しており、前記高照射量のコーン状放射線は、i)前記可搬式放射線検出器の表面積と基本的に同じ広がりを有する、又はii)第1の断面積の対称的な拡大部であり且つその全体において前記可搬式放射線検出器の表面領域内に延びる、
    方法。
  11. プロセッサによって実行されたときに、X線装置に請求項10に記載の方法を実行させるプログラムを内部に格納した非一時的なコンピュータ可読媒体。
  12. 前記X線源は、前記プレショットのイメージング段階において低照射量で動作し、前記後続のイメージング段階において高照射量で動作する、
    請求項1に記載のX線装置。
  13. 前記低照射量は、前記高照射量の5パーセント(%)である、
    請求項12に記載のX線装置。
  14. 前記スカウト画像は、前記可搬式放射線検出器の表面積の25%である、
    請求項1に記載のX線装置。
  15. X線源を、前記プレショットのイメージング段階において低照射量で動作させ、及び前記後続のイメージング段階において高照射量で動作させるステップをさらに含む、
    請求項10に記載の方法。
  16. 前記低照射量は、前記高照射量の5%である、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記スカウト画像は、前記可搬式放射線検出器の表面積の25%である、
    請求項10に記載の方法。
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