JP2011019707A - X線撮影装置、x線撮影装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

X線撮影装置、x線撮影装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】X線の照射野とFPDの受像面との位置ずれが大きい場合においても両者の中心位置のずれ量を検出することを可能とする。
【解決手段】FPD12の受像面12aに照射されるX線の照射野11aの中心Pを基点とした複数の放射線の各放射線上に、大きさが互いに異なるマーカ画像が順に配列され、かつ、同一の大きさを有するマーカ画像が中心Pから等距離に配置されるように、X線を部分的に透過させて調整用X線パターンを形成するフィルタ20を着脱自在に設ける。中心位置検出部25は、FPD12により検出される調整用X線パターンのX線画像から、大きさが異なり、かつ中心間距離が互いに最も近い2つのマーカ画像を選択し、両者の大きさの比率に基づいて、調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像の組み合わせであるかを特定するとともに、外挿演算により照射野の中心Pの位置を特定し、受像面の中心位置とのずれ量を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線により被検体の撮影を行うX線撮影装置、X線撮影装置の制御方法、及びプログラムに関し、特に、X線発生部からX線検出器に照射されるX線の照射野の中心と、X線検出器の受像面の中心との位置ずれ量の検出機能を有するX線撮影装置、X線撮影装置の制御方法、及びプログラムに関する。
近年、医療分野等において、X線撮影装置のX線検出器として、小型・軽量かつ大受像面が可能で、X線画像をデジタルデータとして取得可能なフラットパネル型検出器(以下、「FPD」と言う)が普及しつつある。このFPDを用いたX線撮影装置は、X線発生部から照射され、被検者を透過したX線をFPDにより検出し、FPDから出力された画像データをモニタに表示するものであり、リアルタイムなX線画像の観察を可能とする。
X線発生部には、被検体に向けて放射されるX線のうち、撮影に不要な部分を遮蔽して被検者の被曝を低減させるために、X線の照射領域を規制するコリメータ装置(絞り装置)が設けられている。このコリメータ装置により、X線は、例えば矩形状の照射野としてFPDの受像面に照射される。
コリメータ装置により形成される照射野の中心は、FPDの受像面の中心に合致していることが望ましいが、従来、X線発生部に対するFPDの位置調整は、FPDの据付作業者により目視によって行われており、調整精度が作業者の能力に応じて異なるといった問題があった。このため、実際の被検者の撮影の前に調整用のプリ撮影を行い、FPDによって得られるX線の照射野を表す画像に基づいて、照射野とFPDの受像面との中心位置のずれを定量的に検出する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のX線撮影装置では、コリメータ装置により照射野を矩形状とし、FPDによって得られるX線の照射野を表す画像に基づいて、照射野のXY方向に対向する2辺間の中間の座標をそれぞれ求めることにより、照射野の中心位置を検出している。
特開2006−122488号公報
しかしながら、特許文献1に記載のX線撮影装置では、FPDの受像面に対する照射野のずれ量が大きいことにより、照射野の一部が受像面からはみ出し、照射野の4辺のうちいずれかの辺が画像中に現れない場合には、上記の2辺間の中間の座標をXY方向のそれぞれについて求めることができないため、照射野の中心位置を検出することができないといった問題がある。
特に、X線撮影装置のX線検出器として、電子カセッテと称される可搬型のFPDを用いる場合には、ベッド上に仰臥している被検者とベッドの間にFPDを差し込んで撮影を行うというように、被検者の位置に合わせたFPDの配置が行われ、据付型のFPDの場合と比べて、X線の照射野とFPDの受像面との位置ずれが生じる可能性が高いため、上記問題の改善がより一層求められている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、X線の照射野とFPDの受像面との位置ずれが大きい場合においても両者の中心位置のずれ量を検出することができるX線撮影装置、X線撮影装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のX線撮影装置は、被検体にX線を照射するX線発生手段と、前記X線発生手段により照射された前記X線を受像面により受像して、X線画像を生成するX線検出手段と、前記受像面に照射される前記X線の照射野の中心を基点とし、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が配列されるように、前記X線発生手段から前記X線検出手段に照射されるX線を部分的に透過させて調整用X線パターンを形成する調整用X線パターン形成手段と、前記X線検出手段により検出される前記調整用X線パターンのX線画像から、1つ以上のマーカ画像を選択し、選択したマーカ画像の特徴量に基づいて、マーカ画像が前記調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定するとともに、外挿演算により前記照射野の中心位置を特定し、前記受像面の中心位置とのずれ量を算出する中心位置検出手段と、を備えることを特徴とする。
なお、前記調整用X線パターン形成手段は、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が、前記X線の照射野の中心を基点とした複数の放射線の各放射線上に配置され、同一の特徴量を有するマーカ画像が前記照射野の中心から等距離に配置されるように、調整用X線パターンを形成し、前記中心位置検出手段は、特徴量が異なる、かつ中心間距離が互いに最も近い2つの画像マーカを選択することが好ましい。
また、前記調整用X線パターン形成手段は、前記マーカ画像に対応するマーカが孔加工されたフィルタであり、前記X線発生手段のX線照射側に着脱自在であることが好ましい。また、前記調整用X線パターン形成手段は、前記マーカ画像に対応するマーカが孔加工されたコリメータリーフを有するコリメータ装置とすることも好ましい。
また、前記マーカは円形であり、前記特徴量がマーカ画像の大きさであるとともに、前記中心位置検出手段は、2つのマーカ画像の大きさの比率に基づき、マーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定することが好ましい。また、前記マーカは多角形であり、前記特徴量がマーカ画像の形状であるとともに、前記中心位置検出手段は、前記特徴量に基づき、マーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定することも好ましい。
また、前記中心位置検出手段により特定される前記照射野の中心位置と1つのマーカ画像、または2つのマーカ画像を結ぶ直線に基づき、前記X線の照射野の中心軸周りの前記受像面の回転角を算出する回転度算出手段を備えることが好ましい。
また、1つのマーカと、このマーカに対応するマーカ画像の形状の差異に基づき、前記X線の照射野の中心軸に対する前記受像面の垂直度を算出する垂直度検出手段を備えることが好ましい。
また、1つのマーカの大きさと、このマーカに対応するマーカ画像の大きさとの比率に基づき、前記X線発生手段のX線焦点から前記受像面までの距離を算出するX線焦点受像面間距離算出手段を備えることが好ましい。
また、前記調整用X線パターン形成手段は、X線の透過率が異なる複数の領域からなるフィルタであって、前記X線発生手段のX線照射側に着脱自在であり、前記特徴量がX線濃度であり、前記中心位置検出手段は、選択した2つのマーカ画像のX線濃度の比率に基づき、選択した2つのマーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定することも好ましい。
また、前記X線発生手段は、前記調整用X線パターン形成手段により調整用X線パターンを生成させる際に、前記調整用X線パターン形成手段を用いずに撮影を行う本撮影時よりも低強度のX線を発生することが好ましい。
本発明のX線撮影装置の制御方法は、X線発生手段により被検体にX線を照射するステップと、前記X線発生手段により照射された前記X線の照射野の中心を基点とし、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が配列されるように、前記X線発生手段からX線検出手段に照射されるX線を部分的に透過させて調整用X線パターンを形成するするステップと、X線検出手段の受像面により前記調整用X線パターンを受像して、X線画像を生成するステップと、前記X線検出手段により検出される前記調整用X線パターンのX線画像から、1つ以上のマーカ画像を選択し、選択したマーカ画像の特徴量に基づいて、マーカ画像が前記調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定するとともに、外挿演算により前記照射野の中心位置を特定し、前記受像面の中心位置とのずれ量を算出するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、X線の照射野の中心を基点とし、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が配列された調整用X線パターン画像をX線検出手段から取得し、取得した前記調整用X線パターン画像から、1つ以上のマーカ画像を選択し、選択したマーカ画像の特徴量に基づいて、マーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定するとともに、外挿演算により前記照射野の中心位置を特定し、前記X線検出手段の受像面の中心位置とのずれ量を算出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明は、所定の調整用X線パターンをX線検出器に照射し、X線検出手段により受像されたX線画像中のマーカ画像を解析することによりX線の照射野の中心位置を特定するものであるから、X線の照射野の中心がX線検出手段の受像面の外に位置する場合のように、X線の照射野と受像面との位置ずれが大きい場合においても両者の中心位置のずれ量を検出することができる。
本発明の第1実施形態に係るX線撮影装置の外観図である。 X線撮影装置のX線発生部及びFPDの概略構成と電気的構成を示す図である。 フィルタの構成を示す平面図である。 中心位置検出部による処理の流れを示すフローチャートである。 FPDにより取得されたプリ撮影画像の一例を示す図である。 照射野の中心位置の特定、及び照射野の中心と受像面の中心とのずれ量の算出方法を説明する図である。 受像面が照射野の中心軸の周りに回転した様子を示す平面図である。 (a)は、受像面が照射野の中心軸に対して垂直な場合のマーカ画像の形状を示す図であり、(b)は、受像面が照射野の中心軸に対して垂直でない場合のマーカ画像の形状を示す図である。 SIDの算出方法を説明する図である。 X線撮影装置の作用を説明するフローチャートである。 フィルタの変形例を示す平面図である。 マーカの変形例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るX線撮影装置が備えるコリメータ装置の構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係るX線撮影装置に装着されるフィルタを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
(第1実施形態)
図1において、本発明の第1実施形態に係るX線撮影装置10は、X線発生部11から照射されて被検者を透過したX線を、電子カセッテと称される可搬型のFPD12により画像データとして検出する装置である。具体的には、X線撮影装置10は、移動機構を備えた回診車13により移動可能であって、X線発生部11は、回診車13の支柱13aに移動自在に取り付けられている。FPD12は、ケーブル13bを介して回診車13と接続されている。
表示部14は、液晶ディスプレイなどのモニタにより構成され、回診車13に取り付けられている。表示部14は、FPD12により検出された画像データに基づくX線画像や、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)画像などを画面に表示する。
回診車13の筐体の内部には、X線撮影装置10を制御するための制御部21(図2参照)が設けられている。この制御部21は、X線発生部11によるX線照射や、FPD12によるX線検出などの動作制御を、回診車13に備え付けられたキーボード、マウスや、フットペダル等からなる操作入力部22(図2参照)からの指示に基づいて行う。医師等のユーザは、操作入力部22を操作することにより、被検者の撮影条件の設定、FPD12の位置ずれ検出を行うためのプリ撮影の実行や、本撮影の実行を指示することができる。
X線発生部11は、X線を発するX線管15と、絞り装置としてのコリメータ装置16とから構成されている。X線管15から発せられたX線は、コリメータ装置16により照射領域が矩形状の照射野11aに規制されてFPD12の受像面12aに照射される。
FPD12は、蛍光体層と検出素子層とからなるパネル(図示せず)と、検出素子層を駆動する駆動回路や、パネルから読み出された画像信号をデジタル形式の画像データに変換する信号処理回路などからなるモジュール(図示せず)とを備えた間接変換型のX線検出器である。蛍光体層は、CsI(沃化セシウム)などの蛍光体からなる層であり、入射したX線を可視光に変換する。検出素子層は、蛍光体層で生じた可視光を電荷に変換して蓄積するフォトダイオードと、フォトダイオードに蓄積された電荷の読み出し制御を行なうTFT(薄膜トランジスタ)スイッチとからなる画素が二次元マトリクス状に配列されたセンサマトリクスである。なお、FPD12は、アモルファスセレンなどからなる変換層でX線を直接電荷に変換する直接変換型のX線検出器であってもよい。
FPD12は、ケーブル13bを介して回診車13の制御部21から制御信号を受けて撮影動作を行うとともに、検出した画像データを、ケーブル13bを介して回診車13に出力する。FPD12は、ケーブル13bが届く範囲で移動自在であるため、被検者の位置に合わせて配置可能である。X線発生部11は、移動機構(図示せず)により移動可能であり、上下方向の移動やX線の照射角度の変更が可能となっている。なお、FPD12は、ケーブル13bを用いず、回診車13との間で無線通信を行うように構成された無線方式の電子カセッテであってもよい。
図2において、コリメータ装置16のX線射出側には、矩形平板状のフィルタ20を、X線の射出方向に対して垂直方向(図中上下方向)にスライド自在に装着するフィルタ装着部16aが形成されている。フィルタ20は、X線を遮蔽する鉛等の材料により形成された板状部材であり、X線を透過させる複数の孔(マーカM)が形成されている。このフィルタ20は、FPD12の位置検出を行うためのプリ撮影時にフィルタ装着部16aに装着して用いられるものであり、被検体の撮影を行うための本撮影時にはフィルタ装着部16aから外される。
制御部21は、X線撮影装置10の制御を実行するためのCPU(図示せず)と、CPUにより実行されるプログラムを記憶するROM(図示せず)と、CPUのワークエリアとして機能するRAM(図示せず)とを有する。制御部21には、前述の表示部14、操作入力部22の他、回診車13の筐体内に構成された、高電圧発生器23、画像メモリ24、中心位置検出部25、回転度検出部26、垂直度検出部27、及びX線焦点・受像面間距離(SID)検出部28が接続されている。これらのうち、中心位置検出部25、回転度検出部26、垂直度検出部27、及びSID検出部28は、プリ撮影時に得られた画像データ(以下、プリ撮影画像と称する)に基づいて検出処理を行う機能部であり、IC(Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、CPUとROMに記憶されたプログラムとの協働などによって実現される。
高電圧発生器23は、制御部21の制御に基づき、プリ撮影時及び本撮影時にX線管15で発生させるべきX線の強度に応じた電圧を発生し、発生した電圧を、高電圧ケーブル(図示せず)を介してX線管15に印加する。X線管15は、印加された電圧に応じた強度のX線を、点線源とみなすことが可能なX線焦点Fから放射する。
X線管15から放射されたX線は、コリメータ装置16内の複数のコリメータリーフ(図示せず)によって照射領域が矩形状に規制される。前述のフィルタ20がフィルタ装着部16aに装着されていない場合には、コリメータ装置16により矩形状の照射野11aが形成されてFPD12の受像面12aに照射される。この照射野11aの大きさは、SID(X線焦点Fから照射野11aの中心Pまでの距離)に応じて変化する。一方、フィルタ20がフィルタ装着部16aに装着されている場合には、コリメータ装置16から放射されたX線は、フィルタ20のマーカMの部分のみを透過して、マーカMの形状及び配列に対応したX線像(調整用X線パターン)がFPD12の受像面12aに照射される。画像メモリ24は、FPD12から出力された画像データを記憶し、制御部21の制御に基づいて、画像データを表示部14に出力する。
図3において、フィルタ20には、大きさの異なる複数のマーカM(同図中では、大きさに応じて符号M0、M1、M2、M3、M4を付している)が配列されている。マーカM0〜M3は、いずれも円形状である。マーカM0は、フィルタ20のほぼ中心に配置されており、その他のマーカM1〜M3は、それぞれ、マーカM0を中心とした放射線上(0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°の各放射線上)に1つずつ配置されている。同一放射線上に位置するマーカM1〜M3の各中心位置は、マーカM0の中心位置を起点として、等間隔(間隔r)で順位に配置されている。換言すれば、マーカM1は、中心位置がマーカM0の中心位置から距離rの同心円上に位置している。マーカM2は、中心位置がマーカM0の中心位置から距離2rの同心円上に位置している。マーカM3は、中心位置がマーカM0の中心位置から距離3rの同心円上に位置している。
また、マーカM0〜M3の直径はそれぞれ異なる。マーカM0の直径dに対して、マーカM1の直径dは「d=2d」の関係を満たし、マーカM2の直径dは「d=3d」の関係を満たし、マーカM3の直径dは「d=4d」の関係を満たす。したがって、上記各放射線方向に隣接するマーカM0〜M3の直径の比率は、「マーカM0とマーカM1との直径の比率:d/d=2」、「マーカM1とマーカM2との直径の比率:d/d=3/2」、「マーカM2とマーカM3との直径の比率:d/d=4/3」とそれぞれ異なる。
このように構成されたフィルタ20は、マーカM0〜M3の形成面がコリメータ装置16から照射されるX線照射方向の中心軸C(照射野11aの中心Pを通る線)に垂直で、かつマーカM0が中心軸Cに合致するように、フィルタ装着部16aに装着される。
中心位置検出部25は、上記のようにフィルタ20がフィルタ装着部16aに装着され状態でプリ撮影が行われ、FPD12により得られたプリ撮影画像中におけるマーカM0〜M3の画像(以下、マーカ画像と称す)に基づいて、照射野11aの中心Pを特定し、この中心PとFPD12の受像面12aの中心(以下、中心Qと称す)とのずれ量を算出する。
具体的には、中心位置検出部25は、図4に示すフローチャートに従った処理を行う。まず、中心位置検出部25は、プリ撮影画像からマーカ画像を抽出し、各マーカ画像の大きさを算出する(ステップS10)。ここで、FPD12の受像面12aがX線照射方向の中心軸Cに対して垂直である場合には、マーカ画像は円形となる。この場合には、マーカ画像の「円の直径」をマーカ画像の大きさとする(マーカ画像の大きさは、例えばピクセル(画素)を単位として表す)。一方、受像面12aが中心軸Cに対して垂直でない場合(傾斜している場合)には、マーカ画像は楕円形となる。この場合には、マーカ画像の「楕円の短径」をマーカ画像の大きさとする(受像面12aが傾斜している場合のマーカ画像の楕円の短径は、傾斜していない場合のマーカ画像の円の直径にほぼ等しいため)。なお、中心位置検出部25は、プリ撮影画像からの円または楕円の検出を、周知のテンプレートマッチング技術を利用して行う。
次いで、中心位置検出部25は、ステップS10において、大きさが異なる複数のマーカ画像が検出されたか否かを判定する(ステップS11)。ステップS10において、1つのマーカ画像のみ検出された場合、或いは同一の大きさのマーカ画像のみが検出された場合には、以降の処理で、照射野11aの中心位置検出を行うことができないため、中心位置検出部25は、制御部21にエラー情報の出力を行い(ステップS12)、処理を終了する。一方、ステップS10において、大きさが異なる複数のマーカ画像が検出された場合には、中心位置検出部25は、検出された複数のマーカ画像のうちから、大きさが異なり、かつ中心間距離が互いに最も近い2つのマーカ画像を「判定対象」として選択する(ステップS13)。
例えば、ステップS10において、図5に示すようなプリ撮影画像が得られた場合には、上記の判定対象として選択可能なマーカ画像の組み合わせは複数存在する。中心位置検出部25は、こられのマーカ画像の組み合わせから所定の順(例えば、大きさが小さいマーカ画像の組み合わせから)で順番に判定対象として選択する。なお、同図では、判定対象となる一部のマーカ画像の組み合わせのみを例示しており、マーカ画像には、符号m0〜m3を付している。マーカ画像m0〜m3は、それぞれフィルタ20のマーカM0〜M3に対応する。マーカ画像m0は、照射野11aの中心位置に対応し、隣接するマーカ画像m1との大きさの比率(マーカ画像m1の大きさをマーカ画像m0の大きさで除算した値)は、マーカM0とマーカM1との大きさの比率と同一であり、ほぼ「2」である。勿論、ステップS13の時点では、プリ撮影画像中の各マーカ画像が、マーカ画像m0〜m3のうちのいずれであるかは特定されていない。
次いで、中心位置検出部25は、ステップS13で選択された判定対象の2つのマーカ画像の大きさ(円の直径または楕円の短径)の比率を算出する(ステップS14)。ここで、比率の算出は、判定対象のうち、大きさが大きいほうのマーカ画像の大きさを、小さいほうのマーカ画像の大きさで除算することにより行う。次いで、中心位置検出部25は、ステップS14で算出された比率が「2」であるか否かを判定する(ステップS15)。中心位置検出部25は、この比率がほぼ「2」であれば、判定対象は、マーカ画像m0とマーカ画像m1との組み合わせであることが判明するため、小さいほうのマーカ画像m0の中心位置を照射野11aの中心Pの位置として特定する(ステップS16)。
一方、中心位置検出部25は、ステップS14で算出した比率が「2」でない場合には、プリ撮影画像中において、大きさが異なり、かつ中心間距離が互いに最も近い2つのマーカ画像(すなわち、マーカ画像m0を中心とした放射線上の任意の2つのマーカ画像)の組み合わせのうち、判定対象として未選択の組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS17)。判定対象として未選択の判定対象が存在する場合には、未選択のマーカ画像の組み合わせから1つの組み合わせを判定対象として選択し(ステップS18)、上記ステップS14に戻る。
一方、中心位置検出部25は、ステップS17において、未選択の判定対象が存在しないと判定した場合には、プリ撮影画像中に、照射野11aの中心Pに対応するマーカ画像m0が存在しないことが判明するため、この場合には、ステップS14で算出結果に基づき、比率が「3/2」または「4/3」の2つのマーカ画像を特定する(ステップS19)。なお、比率が「3/2」の2つのマーカ画像は、マーカ画像m1とマーカ画像m2との組み合わせに対応し、比率が「4/3」の2つのマーカ画像は、マーカ画像m2とマーカ画像m3との組み合わせに対応する。
次いで、中心位置検出部25は、ステップS19で特定した2つのマーカ画像の中心位置に基づき、外挿演算(既知の数値データを基にして、そのデータの範囲の外側で予想される数値を推定する演算方法)により照射野11aの中心Pの位置(マーカ画像m0の中心位置)を特定する(ステップS20)。具体的には、中心位置検出部25は、まず、ステップS19で特定した2つのマーカ画像の大きさの比率に基づきマーカ画像の組み合わせを特定(マーカ画像m1とマーカ画像m2との組み合わせであるか、或いは、マーカ画像m2とマーカ画像m3との組み合わせであるかを特定)する。そして、特定した2つのマーカ画像は、マーカ画像m0の中心位置を基点とした放射線上に位置し、かつ、マーカ画像m1〜m3の中心位置は、マーカ画像m0の中心位置から等間隔に配置されるという点に着目して、特定した2つのマーカ画像の中心位置に基づき、外挿演算によりマーカ画像m0の中心位置(照射野11aの中心P)を特定する。図6は、大きさの比率が「4/3」であるマーカ画像m2とマーカ画像m3との組み合わせに基づいて、外挿演算により中心Pを特定する例を示している。
そして、中心位置検出部25は、ステップS16またはステップS20で特定した照射野11aの中心Pと、受像面12aの中心Q(プリ撮影画像の中心)とのずれ量を、受像面12aの縦横方向(XY方向)に関するベクトル量(XY方向成分)として算出し、このずれ量(X,Y)を制御部21に出力する(ステップS21)。このように、中心位置検出部25は、照射野11aに対するFPD12の位置ずれが大きく、マーカ画像m0がプリ撮影画像に存在しない場合であっても、照射野11aの中心Pを検出し、受像面12aの中心Qとのずれ量(X,Y)を算出することができる。
具体的に、中心Pと中心Qとのずれ量(X,Y)の算出方法を、図6を参照しながら説明する。まず、中心Qとマーカ画像m3との距離のXY方向成分(A,A)と、マーカ画像m2とマーカ画像m3との距離のXY方向成分(B,B)とを、画像から算出する。次に、マーカ画像m3とマーカ画像m2の大きさの比率から、マーカ画像m3がマーカ画像m0から3番目のマーカであることがわかっているため、マーカ画像m2とマーカ画像m3との距離のXY方向成分(B,B)にそれぞれ「3」を乗算することにより、マーカ画像m3からマーカ画像m0までの距離のXY方向成分(3B,3B)を算出する。そして、中心Qとマーカ画像m3との距離のXY方向成分(A,A)と、マーカ画像m3とマーカ画像m0との距離のXY方向成分(3B,3B)とを加算することにより、中心Pと中心Qとのずれ量(X,Y)が、(A+3B,A+3B)と算出される。
以上のずれ量(X,Y)の算出は、画像データに基づいているため、(A+3B,A+3B)は、ピクセル(画素)を単位として表されている。したがって、実空間での中心Pと中心Qとのずれ量(X,Y)は、受像面12aの画素ピッチpを用いて、(p×(A+3B)、p×(A+3B))と表される。
回転度検出部26は、中心位置検出部25によるマーカ画像の検出結果を用い、X照射野11aに対するFPD12の受像面12aの回転度(中心軸C周りの回転角)を検出する。具体的には、回転度検出部26は、図7に示すように、受像面12aの縦横方向(XY方向)がX照射野11aの縦横方向に沿っている場合を基準とし、X線照射方向の中心軸Cを中心とした受像面12aの時計回り方向の回転角φを求める。前述の中心位置検出部25によるマーカ画像の検出により、図6に示したように、マーカ画像m0〜m3が順に並ぶ少なくとも1つの放射線が特定される。回転度検出部26は、この放射線の方向を特定し、この放射線方向が、受像面12aの中心Qを基点とした本来の放射線方向(0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°)のうち最も近い放射線方向に対して何度のずれがあるかを求めることにより回転角φを算出し、この回転角φを制御部21に出力する。
垂直度検出部27は、X線照射方向の中心軸Cと、FPD12の受像面12aとの垂直度を算出する。具体的には、垂直度検出部27は、中心軸Cと受像面12aとが垂直である場合を基準として、中心軸Cに垂直なX軸及びY軸周りの受像面12aの傾斜角θ,θを、中心位置検出部25で検出されたマーカ画像の形状に基づいてそれぞれ算出し、制御部21に出力する。
図8(a)に示すように、受像面12aが中心軸Cに垂直である場合には、マーカ画像は、マーカの形状に相似した円形となる。一方、図8(b)に示すように、受像面12aが中心軸Cに垂直でなく傾斜している場合には、マーカ画は楕円形となる。垂直度検出部27は、中心位置検出部25で検出されるいずれかのマーカ画像に着目し、その形状が円形であれば、受像面12aの傾斜角θ,θを、θ=θ=0と判定し、マーカ画像の形状が楕円形であれば、傾斜角θ,θを、それぞれ次式(1),(2)に基づいて算出する。
θ=cos−1(L/L) ・・・(1)
θ=cos−1(L/L) ・・・(2)
ここで、「L」,「L」は、それぞれ楕円形のマーカ画像のXY方向への長さである。「L」は、マーカ画像の楕円の短軸方向への長さ(短径)である。短径Lは、受像面12aが傾斜していない場合(図8(a)の場合)のマーカ画像の円の直径Dにほぼ等しい。
SID検出部28は、中心位置検出部25によるマーカ画像の検出結果を用い、X線焦点Fから照射野11aの中心Pまでの距離SIDを検出する。具体的には、SID検出部28は、マーカとこのマーカに対応したマーカ画像との大きさの比率が、距離SIDに比例することに基づいて、距離SIDを次式(3)に基づいて算出する。
SID=(k/d)×D ・・・(3)
図9に示すように、式(3)中の「k」は、X線焦点Fからフィルタ20までの距離であり、「d」は、マーカの直径である。また、「D」は、マーカ画像が円形である場合の直径Dである。距離k及び直径dは、X線発生部11及びフィルタ20の設計上定まる値であり、これらの値はCPU内のROM等に予め記録されている。距離SIDは、マーカ画像の直径Dをパラメータとして算出される。なお、受像面12aが中心軸Cに対して垂直でなく、傾斜している場合には、マーカ画像が楕円形となるため、SID検出部28は、円の直径Dに代えて、前述の楕円の短径Lを用いて距離SIDを算出する。
次に、このように構成されたX線撮影装置10の作用を、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。X線発生部11に対するFPD12の位置合わせを行うために、フィルタ20をフィルタ装着部16aに装着した状態で、医師等のユーザにより操作入力部22の操作が行われ、プリ撮影の実行指示がなされると(ステップS30のYES判定)、制御部21が各部の動作制御を開始する。
まず、高電圧発生器23により、本撮影時より低い電圧がX線管15に印加され、X線管15は、本撮影時より低強度のX線を発生する。X線管15から発生されたX線は、コリメータ装置16のフィルタ装着部16aに装着されたフィルタ20により、前述のマーカM0〜M3の形状及び配列に対応した像(調整用X線パターン)となり、FPD12に向けて照射される。(ステップS31)。このように、プリ撮影時のX線照射は、本撮影時より低強度であってX線量が小さいため、被検体の被曝量が抑えられる。
次いで、X線発生部11からフィルタ20を介して照射された調整用X線パターンがFPD12により検出され、FPD12から回診車13内の画像メモリ24に、上記ケーブル13bを介して画像データ(プリ撮影画像)が出力される(ステップS32)。画像メモリ24にプリ撮影画像が記憶されると、中心位置検出部25により、図4に示すフローチャートに従った処理が実行され、FPD12の受像面12aに照射されるX線の照射野11aの中心Pを基準とした、受像面12aの中心Qとのずれ量(X,Y)が算出される(ステップS33)。
このステップS33の中心位置検出処理において、大きさの異なる複数のマーカ画像が検出されないことにより、前述のエラー出力(図4のステップS12)が行われた場合には、FPD12の位置ずれが大きく、照射野11aの中心Pの位置検出が行えないことがエラーメッセージとして表示部14に表示され(ステップS34)、ステップS30に戻る。表示部14にエラー表示が行われると、ユーザは、FPD12の位置ずれが大きいことを認識し、FPD12の位置を再調整したうえで、再度プリ撮影の実行指示を行うことができる。
ステップS33において受像面12aの中心Qのずれ量(X,Y)が検出されると、続いて、回転度検出部26により、X線照射方向の中心軸C周りの受像面12aの回転角φが算出され(ステップS35)、垂直度検出部27により、中心軸Cに垂直なX軸及びY軸周りの受像面12aの傾斜角θ,θが算出され(ステップS36)、SID検出部28により、X線焦点Fから照射野11aの中心Pまでの距離SIDが算出される(ステップS37)。
そして、ステップS33、S35〜S37で算出されたFPD12の位置情報(中心位置のずれ量(X,Y)、傾斜角θ,θ、X線焦点・受像面間距離SID)が表示部14に表示される(ステップS38)。ユーザは、表示部14に表示されたFPD12の位置情報に基づき、FPD12の受像面12aを、精度良く位置調整することができる。この後、ユーザにより、再度プリ撮影を実施するか、本撮影を実行するかのいずれかが選択される。なお、本撮影を実行するには、フィルタ20をフィルタ装着部16aから外す必要がある。
制御部21は、操作入力部22によりプリ撮影または本撮影のいずれの実行指示がなされたかを判定する(ステップS39)。プリ撮影の実行指示がなされた場合には、上記のステップS30〜S38が再度実行される。一方、本撮影の実行指示がなされた場合には、高電圧発生器23により、プリ撮影時より高い電圧がX線管15に印加され、X線管15は、プリ撮影時より高強度のX線を発生する。X線管15から発生されたX線は、コリメータ装置16により照射領域が矩形状に規制されて放射され、被検体を透過したX線がFPD12の受像面12aに照射される(ステップS40)。この受像面12aに照射されたX線は、FPD12から回診車13内の画像メモリ24に、画像データ(本撮影画像)として出力される(ステップS41)。そして、表示部14により、画像メモリ24に記憶された本撮影画像が表示される(ステップS42)。
なお、上記第1実施形態では、照射野11aの中心Pの検出処理において、プリ撮影画像から検出された2つのマーカ画像の対が、マーカM0〜M3のいずれの対に対応するかを判別するために、各マーカの大きさを「特徴量」とし、隣接するマーカ対の大きさの比率(特徴量の関係)をそれぞれ変化させているが、このマーカの特徴量としては、マーカの大きさに限られず、マーカの形状等を用いることも可能である。
図11に、マーカの形状を特徴量とする場合のフィルタの一例を示す。フィルタ30では、マーカM0〜M3は、それぞれ順に、円形、正三角形、正四角形、正五角形の孔により形成されている。マーカM0〜M3の配列位置は、フィルタ20と同様であり、マーカM0を中心とした放射線上(0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°の各放射線上)に1つずつ配置されている。このマーカの形状(特徴量)とマーカM0から何番目のマーカかという情報は、予め中心位置検出部25に保持されている。このフィルタ60を用いる場合、中心位置検出部25を、形状が異なり、かつ中心間距離が互いに最も近い2つのマーカ画像を「判定対象」として選択し、2つのマーカ画像を結ぶ直線上にあるマーカ画像m0がある方向を特定し、そしてマーカ画像の形状(特徴量)からそれらのマーカ画像がマーカ画像m0から何番目であるかを特定することで、マーカ画像m0の位置(照射野11aの中心P)を検出するように構成する。また、垂直度検出部27を、受像面12aの傾斜角θ,θを、マーカ画像の形状変化に基づいて算出するように構成する。その他の構成については、上記と同様である。
なお、上記のようにマーカの形状を特徴量とする場合には、2つのマーカ画像からマーカ画像m0の方向を特定する方法には限られず、1つのマーカ画像の特徴量のみからマーカ画像m0の方向を特定可能とするように、マーカの形状を形成してもよい。例えば、図12に示すように、マーカMの形状を二等辺三角形とし、長さが等しい2辺の頂点Tが照射野11aの中心Pを向くようにマーカMを配置したフィルタを構成した場合、このマーカ画像の底辺に垂直でかつ頂点Tを通る直線上にマーカ画像m0が位置することになる。この場合、二等辺三角形の高さαと、頂点Tから中心Pまでの距離βとの比率を、予め中心位置検出部25に保持しておく。これにより、マーカMに対応するマーカ画像から検出した二等辺三角形の高さ(画素数)、画素ピッチ、及び予め中心位置検出部25に保持した高さαと距離βとの比率に基づき、マーカ画像m0の位置(照射野11aの中心P)を特定することができる。
また、第1実施形態では、FPD12の位置合わせのためのプリ撮影を行う場合に、フィルタ20をフィルタ装着部16aに装着する必要があり、一方の本撮影を行う場合には、フィルタ20をフィルタ装着部16aから取り外す必要があるため、フィルタ20の付け忘れや取り忘れにより、撮影の種類とフィルタ20の着脱状態が不一致の場合には、不適切な撮影が行われることになる。このような誤撮影を防止するために、フィルタ20の着脱状態をセンサにより検出し、検出された着脱状態に対応した撮影のみを実行可能とすることも好適である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態のX線撮影装置では、第1実施形態で説明したマーカM0〜M3を、コリメータリーフに形成することにより、上記フィルタを用いずに、FPD12の位置合わせのための調整用X線パターンを生成するものである。第2実施形態のX線撮影装置は、コリメータ装置の以外の構成については第1実施形態のX線撮影装置10と同一である。
図13において、第2実施形態のコリメータ装置40には、横方向(X方向)の開閉動作を行う第1及び第2コリメータリーフ41a,41bと、縦方向(Y方向)の開閉動作を行う第3及び第4コリメータリーフ41c,41dとが組み込まれている。第1及び第2コリメータリーフ41a,41bには、マーカM0〜M3が円形の孔として形成されており、両者を閉じた際に、マーカM0〜M3は、図3に示すフィルタ20のマーカM0〜M3と同一の配列となる。
第1〜第4コリメータリーフ41a〜41dの開閉動作は、制御部21によって制御される。FPD12の位置合わせのためのプリ撮影を行う場合には、第3及び第4コリメータリーフ41c,41dをY方向に開いた状態としたまま、第1及び第2コリメータリーフ41a,41bをX方向の中央で閉じた状態とし、X線管15から放射されるX線を、マーカM0〜M3が形成された第1及び第2コリメータリーフ41a,41bで遮る。これにより、第1実施形態と同様なX線像(調整用X線パターン)がFPD12の受像面12aに照射される。FPD12の位置情報(中心位置のずれ量(X,Y)、傾斜角θ,θ、X線焦点・受像面間距離SID)の検出処理については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本撮影時には、第1及び第2コリメータリーフ41a,41bを開いた状態とし、第1〜第4コリメータリーフ41a〜41dでX線の照射領域を規制する。第1及び第2コリメータリーフ41a,41bにはマーカM0〜M3が形成されているため、本撮影時には、マーカM0〜M3を通過したX線が被検体に照射される可能性があるが、マーカM0〜M3の大きさを可能な限り小さくすることで、被曝量を低減することができる。
このように、第2実施形態のX線撮影装置では、第1実施形態のようなフィルタの装着が不要であるため、フィルタの付け忘れや取り忘れによる誤撮影が防止され、また、フィルタの紛失や破損といった問題からも開放される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。上記第1及び第2実施形態のX線撮影装置では、フィルタまたはコリメータリーフにマーカM0〜M3を孔加工することにより、マーカM0〜M3を通過したX線により調整用X線パターンを形成している。第3実施形態のX線撮影装置は、領域に応じてX線透過率が異なるフィルタを用いて、X線濃度が中心から周囲へ段階的に変化した調整用X線パターンを形成するものである。
図14(a)において、第3実施形態のフィルタ50には、X線の透過率が異なる第1〜第4領域50a〜50dが設けられている。第1領域50aは、フィルタ50の中央に配置された正方形状の領域であって、X線管15から放出されるX線の透過率が約90%である。第2領域50bは、第1領域50aの周囲を取り囲むように形成された正方形状の外形を有する領域であって、X線の透過率が約70%である。また、第3領域50cは、第2領域50bの周囲を取り囲むように形成された正方形状の外形を有する領域であって、X線の透過率が約50%である。さらに、第4領域50dは、第3領域50cの周囲を取り囲むように形成された正方形状の外形を有する領域であって、X線の透過率が約30%である。
図14(b)において、フィルタ50は、所定のX線透過率を有する第1〜第4X線透過部材51a〜51dを積層することにより構成されている。第1〜第4X線透過部材51a〜51dは、第1領域50aに第1X線透過部材51aのみが存在し、第2領域50bに第1及び第2X線透過部材51a,51bが存在し、第3領域50cに第1〜第3X線透過部材51a〜51cが存在し、第4領域50dに第1〜第4X線透過部材51a〜51dが存在するように、形状が加工されている。また、第1〜第4X線透過部材51a〜51dは、第1〜第4領域50a〜50dが上記X線透過率を有するように厚さや材質が設定されている。
このように構成されたフィルタ50を用いてプリ撮影を行うと、第1〜第4領域50a〜50dのX線透過率に応じたX線濃度の画像(プリ撮影画像)がFPD12により検出される。フィルタ50では、第1〜第3領域50a〜50cのコーナー部をマーカM1〜M3とし、マーカの特徴量として各領域のX線透過率(X線濃度)を用い、特徴量の関係として2つのマーカ画像のX線透過率(X線濃度)の比率を用いる。マーカM1〜M3は、フィルタの中心を基点とした放射線上に位置しているため、第1実施形態と同様な方法(外挿演算)により、照射野11aの中心Pの位置を特定することができる。
なお、第1〜第4領域50a〜50dの外形は、正方形に限られず、六角形や八角形等の多角形であってもよい。
また、第3実施形態では、X線濃度が中心から周囲へ段階的に変化した調整用X線パターンを、フィルタ50を用いて形成しているが、フィルタ50を用いずに、コリメータリーフで形成されるX線照射窓の大きさを段階的に変化させるとともに、X線強度を変化させることで、X線濃度が中心から周囲へ段階的に変化した調整用X線パターンを形成することも可能である。この場合には、従来のコリメータ装置を利用することができる。
以上のように、上記第1〜第3実施形態のX線撮影装置では、X線発生部11とFPD12とが独立で、X線発生部11に対するFPD12の相対位置が管理されていないシステムにおいて、X線発生部11に対するFPD12の位置ずれ量を、位置ずれ量が大きい場合であっても確実に検出することができる。
また、上記第1〜第3実施形態のX線撮影装置では、検出されたFPD12の位置情報を表示部14に表示し、この表示に基づいてユーザが手動でFPD12の位置調整を行うように構成しているが、FPD12またはX線発生部11の移動機構を設け、検出されたFPD12の位置情報に基づいて、FPD12またはX線発生部11を自動的に移動させて、位置調整を行うことも好ましい。例えば、FPD12を装着可能な立位スタンドを用いる場合には、立位スタンドにFPD12の移動機構を設け、中心位置検出部25、回転度検出部26、垂直度検出部27による検出結果に基づいて、該移動機構を駆動させればよい。また、中心位置検出部25、回転度検出部26、垂直度検出部27を立位スタンド側に設け、立位スタンド側でFPD12の位置検出及び位置調整を行うことも好ましい。
10 X線撮影装置
11 X線発生部
11a 照射野
12 FPD
12a 受像面
15 X線管
16,40 コリメータ装置
16a フィルタ装着部
20,30,50,60 フィルタ
21 制御部
25 中心位置検出部
26 回転度検出部
27 垂直度検出部
28 X線焦点・受像面間距離検出部

Claims (13)

  1. 被検体にX線を照射するX線発生手段と、
    前記X線発生手段により照射された前記X線を受像面により受像して、X線画像を生成するX線検出手段と、
    前記受像面に照射される前記X線の照射野の中心を基点とし、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が配列されるように、前記X線発生手段から前記X線検出手段に照射されるX線を部分的に透過させて調整用X線パターンを形成する調整用X線パターン形成手段と、
    前記X線検出手段により検出される前記調整用X線パターンのX線画像から、1つ以上のマーカ画像を選択し、選択したマーカ画像の特徴量に基づいて、マーカ画像が前記調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定するとともに、外挿演算により前記照射野の中心位置を特定し、前記受像面の中心位置とのずれ量を算出する中心位置検出手段と、
    を備えることを特徴とするX線画像撮影装置。
  2. 前記調整用X線パターン形成手段は、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が、前記X線の照射野の中心を基点とした複数の放射線の各放射線上に配置され、同一の特徴量を有するマーカ画像が前記照射野の中心から等距離に配置されるように、調整用X線パターンを形成し、
    前記中心位置検出手段は、特徴量が異なる、かつ中心間距離が互いに最も近い2つの画像マーカを選択することを特徴とする請求項1に記載のX線画像撮影装置。
  3. 前記調整用X線パターン形成手段は、前記マーカ画像に対応するマーカが孔加工されたフィルタであり、前記X線発生手段のX線照射側に着脱自在であることを特徴とする請求項1または2に記載のX線画像撮影装置。
  4. 前記調整用X線パターン形成手段は、前記マーカ画像に対応するマーカが孔加工されたコリメータリーフを有するコリメータ装置であることを特徴とする請求項1または2に記載のX線画像撮影装置。
  5. 前記マーカは円形であり、前記特徴量がマーカ画像の大きさであるとともに、前記中心位置検出手段は、2つのマーカ画像の大きさの比率に基づき、マーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定することを特徴とする請求項3または4に記載のX線画像撮影装置。
  6. 前記マーカは多角形であり、前記特徴量がマーカ画像の形状であるとともに、前記中心位置検出手段は、前記特徴量に基づき、マーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定することを特徴とする請求項3または4に記載のX線画像撮影装置。
  7. 前記中心位置検出手段により特定される前記照射野の中心位置と1つのマーカ画像、または2つのマーカ画像を結ぶ直線に基づき、前記X線の照射野の中心軸周りの前記受像面の回転角を算出する回転度算出手段を備えることを特徴とする請求項5または6に記載のX線画像撮影装置。
  8. 1つのマーカと、このマーカに対応するマーカ画像の形状の差異に基づき、前記X線の照射野の中心軸に対する前記受像面の垂直度を算出する垂直度検出手段を備えることを特徴とする請求項5から7いずれか1項に記載のX線画像撮影装置。
  9. 1つのマーカの大きさと、このマーカに対応するマーカ画像の大きさとの比率に基づき、前記X線発生手段のX線焦点から前記受像面までの距離を算出するX線焦点受像面間距離算出手段を備えることを特徴とする請求項5から8いずれか1項に記載のX線画像撮影装置。
  10. 前記調整用X線パターン形成手段は、X線の透過率が異なる複数の領域からなるフィルタであって、前記X線発生手段のX線照射側に着脱自在であり、前記特徴量がX線濃度であり、前記中心位置検出手段は、選択した2つのマーカ画像のX線濃度の比率に基づき、選択した2つのマーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定することを特徴とする請求項1または2に記載のX線画像撮影装置。
  11. 前記X線発生手段は、前記調整用X線パターン形成手段により調整用X線パターンを生成させる際に、前記調整用X線パターン形成手段を用いずに撮影を行う本撮影時よりも低強度のX線を発生することを特徴とする請求項1から10いずれか1項に記載のX線画像撮影装置。
  12. X線発生手段により被検体にX線を照射するステップと、
    前記X線発生手段により照射された前記X線の照射野の中心を基点とし、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が配列されるように、前記X線発生手段からX線検出手段に照射されるX線を部分的に透過させて調整用X線パターンを形成するするステップと、
    X線検出手段の受像面により前記調整用X線パターンを受像して、X線画像を生成するステップと、
    前記X線検出手段により検出される前記調整用X線パターンのX線画像から、1つ以上のマーカ画像を選択し、選択したマーカ画像の特徴量に基づいて、マーカ画像が前記調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定するとともに、外挿演算により前記照射野の中心位置を特定し、前記受像面の中心位置とのずれ量を算出するステップと、
    を備えることを特徴とするX線画像撮影装置の制御方法。
  13. X線の照射野の中心を基点とし、特徴量が互いに異なる複数のマーカ画像が配列された調整用X線パターン画像をX線検出手段から取得し、
    取得した前記調整用X線パターン画像から、1つ以上のマーカ画像を選択し、選択したマーカ画像の特徴量に基づいて、マーカ画像が調整用X線パターン中のいずれのマーカ画像であるかを特定するとともに、外挿演算により前記照射野の中心位置を特定し、前記X線検出手段の受像面の中心位置とのずれ量を算出する処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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