JP6456261B2 - 燃料電池スタック冷却装置 - Google Patents

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Description

この発明は、燃料電池スタック冷却装置に関するものである。
車両に搭載される燃料電池システムが有する燃料電池スタックの内部では、水素タンクから供給される燃料ガスとしての水素と、コンプレッサから供給される空気中の酸素とが反応し、電気エネルギが発生する。このような燃料電池システムには、特許文献1に記載されているように、燃料電池スタックに冷却水を流通させて、燃料電池スタックの温度上昇を防止する冷却装置が設けられている。特許文献1の冷却装置は、燃料電池スタックを冷却するための冷却水が循環する冷却水流路を有している。冷却水流路の一部は燃料電池スタックの内部を通り、冷却水が燃料電池スタックの内部から外部へ流出する地点は燃料電池スタックの冷却水出口とされ、また、冷却水が燃料電池スタックの外部から内部へ流入する地点は冷却水入口とされる。そして、冷却水流路には熱交換器であるラジエタが設けられ、ラジエタの内部を流通する冷却水はラジエタファンから送風される風によって冷却される。このラジエタファンは、センサによって測定される冷却水の温度に基づいて制御され、ラジエタファンの回転数が多くなるほど冷却水の温度が低下する。
さらに、燃料電池スタックを効率よく冷却するためには、冷却水流路において、燃料電池スタックの冷却水入口付近を流通する冷却水の入口温度と冷却水出口付近を流通する冷却水の出口温度との温度差、すなわち出入口温度差が所定値以内である必要がある。この温度差を一定値以内に保ち、必要な量だけ冷却水を流通させて燃料電池スタックを確実に冷却するために、冷却水ポンプによって冷却水の流量が制御されている。
特開2007−027047号公報
特許文献1では、センサによって測定される冷却水の入口温度に基づいて、冷却水の出口温度が推定される。しかしながら、ラジエタファンの回転数が急に増減した場合は、実際に冷却水流路を流通する冷却水の温度は、ラジエタファンの回転数の変化よりも遅れて変動し、冷却水流路内でも場所によって冷却水の温度にムラが生じることがある。従って、冷却水の入口温度に基づいて冷却水の出口温度を推定したとしても、冷却水の出入口温度差を正確に把握することはできない。
また、特許文献1には、冷却水流路において燃料電池スタックの入口と出口とに各々温度センサが設けられる例もあるが、2個のセンサを設ける分、冷却装置の製造コストが高くなる。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、冷却水の出入口温度差を測定又は推定しなくても、冷却水流路を流通する冷却水の流量を効率よく制御することができる燃料電池スタック冷却装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る燃料電池スタック冷却装置は、酸素及び燃料ガスを反応させて発電を行う燃料電池スタックと、燃料電池スタックに接続され、燃料電池スタックを冷却する冷却水が流通する冷却水流路と、冷却水流路に設けられ、冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、冷却水流路に設けられ、内部を冷却水が流通するラジエタと、ラジエタに送風して冷却水を冷却するラジエタファンと、冷却水流路に前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、冷却水温度検出手段、ラジエタファン及び冷却水ポンプに電気的に接続するとともに、ラジエタファンの回転数及び冷却水ポンプの回転数を制御する制御手段とを備え、制御手段は、所定のファン回転数指令値に基づいてラジエタファンの回転数を制御し、所定のポンプ回転数指令値に基づいて冷却水ポンプの回転数を制御し、ファン回転数指令値は、冷却水の温度に基づく第一のフィードバック項を有するとともに、第一のフィードバック項は第一の積分要素を有し、ポンプ回転数指令値は、冷却水の温度に基づく第二のフィードバック項を有するとともに、第二のフィードバック項は、ラジエタファンの回転数の減少に伴って、第一の積分要素よりもゲインが小さい第二の積分要素に応じて変動する。
また、この発明に係る燃料電池スタック冷却装置のポンプ回転数指令値の第二のフィードバック項は、ラジエタファンの回転数の増加に伴って、第一の積分要素よりもゲインが大きい第三の積分要素に応じて変動してもよい。
また、第二フィードバック項は、第二の積分要素と第三の積分要素とを比較して値が大きい方の積分要素に応じて変動してもよい。
さらに、冷却水流路は、冷却水が燃料電池スタックの内部から外部へ流通する地点に冷却水出口を有し、冷却水温度検出手段は、冷却水流路における燃料電池スタックの冷却水出口の下流側かつラジエタの上流側の冷却水の温度を検出してもよい。
この発明に係る燃料電池スタック冷却装置によれば、燃料電池スタックを冷却する冷却水の出入口温度差を測定又は推定しなくても、冷却水流路を流通する冷却水の流量を効率よく制御することができる。
この発明の実施の形態に係る燃料電池スタック冷却装置の構成を模式的に示す図である。 図1に示す燃料電池スタック冷却装置の制御を示すブロック図である。 図1に示す燃料電池スタック冷却装置における冷却水出口温度とラジエタファンのファン回転数指令値と冷却水ポンプのポンプ回転数指令値との関係を示すグラフである。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
燃料電池システム200は、複数のセル(図示せず)を有する燃料電池スタック1と、燃料電池スタック1に燃料ガスとしての水素ガスを供給可能な水素タンク2と、燃料電池スタック1に酸素を含む空気を供給可能なコンプレッサ3とを備えている。燃料電池スタック1の各セルでは、水素タンク2から供給される水素と、コンプレッサ3によって供給される空気内の酸素とが化学反応を起こし、発電が行われている。また、燃料電池スタック1には、燃料電池スタック1を冷却するための冷却水が流通して循環する冷却水流路9が接続される。冷却水流路9の一部の流路9aは燃料電池スタック1の外部に設けられるが、他の一部の流路9bは燃料電池スタック1の内部に設けられている。ここで、燃料電池スタック1の内部の冷却水流路9bから外部の冷却水流路9aに冷却水が流出する地点を流路出口9cとする。また、燃料電池スタック1の外部の冷却水流路9aから内部の冷却水流路9bに冷却水が流入する地点を流路入口9dとする。また、冷却水流路9の流路出口9cの下流側には出口温度センサ8が取り付けられている。
そしてさらに、冷却水流路9において、出口温度センサ8の下流側にはラジエタ5が設けられる。また、ラジエタ5に隣接して、ラジエタ5に対して送風可能となるようにラジエタファン6が設けられている。このラジエタファン6は、ラジエタファンモータ6aによって回転駆動される。さらに、冷却水流路9において、ラジエタ5の下流側かつ流路入口9dの上流側には、冷却水を昇圧して冷却水流路9に循環させるための冷却水ポンプ7が設けられる。なお、冷却水ポンプ7の回転数が増加すると冷却水の流量も増加し、燃料電池スタック1に対する冷却機能も向上する。一方、冷却水ポンプ7の回転数が減少すると冷却水の流量も減少する。
またさらに、水素タンク2の電磁弁2a、コンプレッサ3、ラジエタファンモータ6a、冷却水ポンプ7及び出口温度センサ8にはECU4が電気的に接続される。
ここで、出口温度センサ8は、冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段を構成する。また、ECU4は制御手段を構成する。
さらにまた、燃料電池スタック1、ECU4、ラジエタ5、ラジエタファン6、冷却水ポンプ7、出口温度センサ8及び冷却水流路9は、この実施の形態に係る燃料電池スタック冷却装置100を構成する。
次に、燃料電池システム200の燃料電池スタック冷却装置100の動作について説明する。
燃料電池スタック冷却装置100の冷却水流路9を流通する冷却水は、まず冷却水ポンプ7によって昇圧され、流路入口9dから燃料電池スタック1の内部の冷却水流路9bに流入する。そして、冷却水流路9bを流通する冷却水は燃料電池スタック1の各セルを冷却し、その後、流路出口9cを通過するとともに、燃料電池スタック1の外部の冷却水流路9aに流出する。さらに次に、冷却水流路9aを流通する冷却水はラジエタ5の内部に流入するとともに、ラジエタファン6からラジエタ5に向かって送風される風によって冷却される。さらに、ラジエタ5から流出した冷却水は、ラジエタ5の下流側に設けられる冷却水ポンプ7によって再び昇圧され、冷却水流路9内を循環する。
ECU4は、出口温度センサ8によって検出される冷却水出口温度Toutに基づいてファン回転数指令値Rfを算出し、ファン回転数指令値Rfに基づいてラジエタファンモータ6aを制御する。なお、ファン回転数指令値Rfは、冷却水出口温度Toutに基づく第一のフィードバック項Fb1を有している。そして、この第一のフィードバック項Fb1は、冷却水出口温度Toutの変化に基づいて変動する指令値である第一の積分要素In1を含んでいる。
また、ECU4は、冷却水出口温度Toutに基づいてポンプ回転数指令値Rpを算出し、ポンプ回転数指令値Rpによって冷却水ポンプ7の回転数を制御する。なお、ポンプ回転数指令値Rpは、冷却水出口温度Toutに基づく第二のフィードバック項Fb2を有している。
なおここで、冷却水出口温度Toutは、冷却水流路の流路出口9cの下流側かつラジエタ5の上流側の冷却水の温度をいう。さらに、冷却水の入口温度Tinは、冷却水流路の流路入口9dの上流側かつ冷却水ポンプ7の下流側の冷却水の温度をいう。
さらにまた、ECU4は水素タンク2の電磁弁2aの開閉及びコンプレッサ3を制御して、燃料電池スタック1に供給される水素及び空気の量を調整することができる。すなわち、ECU4は燃料電池スタック1の発電量を制御する。
次に、図2を参照して、ECU4によるポンプ回転数指令値Rpの算出方法について説明する。
まず、ECU4は、電流指令値演算部11において、燃料電池スタック1が発電する電流値である電流指令値Cvを、アクセル開度や車両の要求等に基づいて算出する。そして次に、ECU4のポンプ回転数演算部12は、燃料電池スタック1が発電する電流値と冷却水ポンプ7の回転数との関係を示す所定のマップM1に基づいて、電流指令値Cvに対応する冷却水ポンプ7の回転数Rp1を算出する。そして、ECU4のフィードフォワード項記憶部13は、回転数Rp1をポンプ回転数指令値Rpのフィードフォワード項Ffとして記憶する。
さらに、ECU4の目標温度演算部14は、燃料電池スタック1の発電量等から冷却水の目標温度Ttを算出する。そして、ECU4の温度差演算部15は、出口温度センサ8によって検出される冷却水出口温度Toutと目標温度Ttとの温度差ΔTを算出する。そして次に、ECU4の第二積分要素積算部16は、温度差ΔTを入力値とした第二の積分要素In2を算出する。また同時に、ECU4の第三積分要素積算部17は、温度差ΔTを入力値とした第三の積分要素In3を算出する。
ここで、第二の積分要素In2のゲインk2は第三の積分要素In3のゲインk3よりも小さい。また、温度差ΔTに対するファン回転数指令値Rfの第一の積分要素In1のゲインk1を1とすると、第二の積分要素In2のゲインk2は0.1〜0.7の値をとり、第三の積分要素In3のゲインk3は3〜10の値をとる。従って、第二の積分要素In2のゲインk2は第一の積分要素In1のゲインk1よりも小さく、第三の積分要素In3のゲインk3は第一の積分要素In1のゲインk1よりも大きい。すなわち、ゲインk1〜k3は、k2<k1<k3、という関係を有する。
次に、ECU4の積分要素選択部18は第二の積分要素In2と第三の積分要素In3とを比較し、値がより大きい方を選択する。そして、ECU4のフィードバック項記憶部19が、選択された第二又は第三の積分要素をポンプ回転数指令値Rpの第二のフィードバック項Fb2として記憶する。
ECU4のポンプ回転数指令値演算部20は、フィードフォワード項記憶部13に記憶されたフィードフォワード項Ffとフィードバック項記憶部19に記憶されたフィードバック項Fbとを加算し、その結果得られた値をポンプ回転数指令値Rpとして算出する。
このように算出されるポンプ回転数指令値Rpによって冷却水ポンプ7の回転数は制御される。そして、冷却水ポンプ7の回転数の変動によって、冷却水流路9を流通する冷却水の流量が変化するため、それに伴い冷却水出口温度Toutも変動する。よって、このように変動する冷却水出口温度Toutに基づいて、ECU4は再びポンプ回転数指令値Rpを算出することを繰り返す。
さらに、図3を参照して、出口温度センサ8によって検出される冷却水出口温度Toutの変化に基づくファン回転数指令値Rf及びポンプ回転数指令値Rpの変動について説明する。
なお、ポンプ回転数指令値Rpは、冷却水ポンプ7の回転数下限値Lpと回転数上限値Hpとの間で変動する。また、グラフ中の一点鎖線は、冷却水ポンプ7の回転数上限値Hpが存在しないとする仮定の下、第二のフィードバック項Fb2として第二の積分要素In2を選択した場合におけるポンプ回転数指令値Rp=Lp+In2の推移を表す仮想線である。さらに、グラフ中の二点鎖線は、冷却水ポンプ7の回転数上限値Hpが存在しないとする仮定の下、第二のフィードバック項Fb2として第三の積分要素In3を選択した場合におけるポンプ回転数指令値Rp=Lp+In3の推移を表す仮想線である。
ここで、冷却水ポンプ7の回転数下限値Lpは、主にポンプ回転数指令値Rpのフィードフォワード項Ffに基づいて決定される値である。また、冷却水ポンプ7の回転数上限値Hpは、冷却水ポンプ7の性能等に基づいて算出される値である。
また、時刻t1〜t6は、t1からt6に向かうにつれ、順次経過していく。
まず、図3の例による冷却水出口温度Toutは、時刻t2に到るまで目標温度Ttに対して徐々に上昇していく。ここで、ファン回転数指令値Rfは、第一のフィードバック項Fb1として、冷却水出口温度Toutと目標温度Ttとの温度差ΔTを入力値とする第一の積分要素In1を有している。従って、ファン回転数指令値Rfは冷却水出口温度Toutの上昇とともに増大していく。また、ポンプ回転数指令値Rpに関しては、冷却水出口温度Toutが上昇している時、仮想線Lp+In3が仮想線Lp+In2を上回っているので、第二のフィードバック項Fb2として第三の積分要素In3が選択される。すなわち、ファン回転数指令値Rfの増加に伴って、ポンプ回転数指令値Rpの第二のフィードバック項Fb2は第三の積分要素In3に応じて変動する。従って、ファン回転数指令値Rfの増加と比較しても、ポンプ回転数指令値Rpはより急速に増大し、時刻t2において回転数上限値Hpに達する。
次に、ラジエタファン6の回転数及び冷却水ポンプ7の回転数が増大したことにより、冷却水出口温度Toutは、時刻t1以降徐々に低下して、時刻t3に目標温度Ttまで低下する。しかし、冷却水出口温度Toutは時刻t3以降も目標温度Ttに対して低温になるように低下を続ける。
ここで、ファン回転数指令値Rfは時刻t3まで増加した後、時刻t3以降は徐々に減少していく。また、ポンプ回転数指令値Rpの仮想線Lp+In2及び仮想線Lp+In3も、時刻t3まで増加した後、時刻t3以降は徐々に減少する軌跡を描く。そして、時刻t1から時刻t4までは、仮想線Lp+In3は冷却水ポンプ7の回転数上限値Hpを超えている。従って、ポンプ回転数指令値Rpは、時刻t1から時刻t4まで一定の回転数Rp=Hpを保持した後、時刻t4から時刻t5にかけて仮想線Lp+In3に沿って急速に減少する。そして次に、時刻t5以降は、仮想線Lp+In2の値が仮想線Lp+In3の値を上回るため、ポンプ回転数指令値Rpは仮想線Lp+In2の値に切り替わって緩やかに減少する。すなわち、ファン回転数指令値Rfの減少に伴って、ポンプ回転数指令値Rpの第二のフィードバック項Fb2は第二の積分要素In2に応じて変動する。
またさらに、冷却水出口温度Toutは、ラジエタファン6の回転数及び冷却水ポンプ7の回転数が減少したことにより、時刻t4から再び上昇する。
以上より、この実施の形態に係る燃料電池スタック冷却装置100では、ラジエタファン6の回転数が減少する際、冷却水ポンプ7の回転数は、ファン回転数指令値Rfの第一の積分要素In1よりもゲインが小さい第二の積分要素In2に応じて変動する。すなわち、冷却水ポンプ7の回転数は、ラジエタファン6の回転数の低下よりも緩やかに低下していく。従って、ラジエタファン6の回転数の減少に対し冷却水の温度の低下に遅れが生じて冷却水流路9内で温度のムラが発生した場合を考慮し、冷却水ポンプ7を少し高い回転数で回し続け、流路出口9cと流路入口9dとの温度差の変動を抑制することができる。よって、ECU4は、冷却水ポンプ7が循環させる冷却水の量をより効率よく制御することができる。
また、ラジエタファン6の回転数が増加する際、冷却水ポンプ7の回転数は、ファン回転数指令値Rfの第一の積分要素In1よりもゲインが大きい第三の積分要素In3に応じて変動する。すなわち、冷却水ポンプ7の回転数はラジエタファン6の回転数の増加と比較しても、よりも急速に増加していく。これにより、冷却水の温度の低下に先立って、冷却水ポンプ7は冷却水の流量を増やすことができ、より効率良く燃料電池スタック1を冷却することができる。
また、ポンプ回転数指令値Rpの第二の積分要素In2と第三の積分要素In3とを比較して値の大きい方を選択することにより、冷却水ポンプ7の回転数の変化の緩急の度合いをより適切に切り替えることができ、冷却水の流量をより効率よく制御することができる。
さらにまた、冷却水流路9内でもラジエタ5の下流側は、ラジエタファン6の回転数の変化に伴う温度のムラが生じやすい。そのため、冷却水温度検出手段としての出口温度センサ8が、流路出口9cの下流側かつラジエタ5の上流側の冷却水出口温度Toutを検出することにより、より正確に冷却水の温度を検出することができる。
1 燃料電池スタック、4 ECU(制御手段)、5 ラジエタ、6 ラジエタファン、7 冷却水ポンプ、8 出口温度センサ(冷却水温度検出手段)、9 冷却水流路、9c 冷却水出口、100 燃料電池スタック冷却装置、Fb1 第一のフィードバック項、Fb2 第二のフィードバック項、In1 第一の積分要素、In2 第二の積分要素、In3 第三の積分要素、Rf ファン回転数指令値、Rp ポンプ回転数指令値。

Claims (4)

  1. 酸素及び燃料ガスを反応させて発電を行う燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックに接続され、前記燃料電池スタックを冷却する冷却水が流通する冷却水流路と、
    前記冷却水流路に設けられ、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、
    前記冷却水流路に設けられ、内部を前記冷却水が流通するラジエタと、
    前記ラジエタに送風して前記冷却水を冷却するラジエタファンと、
    前記冷却水流路に前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、
    前記冷却水温度検出手段、前記ラジエタファン及び前記冷却水ポンプに電気的に接続するとともに、前記ラジエタファンの回転数及び前記冷却水ポンプの回転数を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    所定のファン回転数指令値に基づいて前記ラジエタファンの回転数を制御し、
    所定のポンプ回転数指令値に基づいて前記冷却水ポンプの回転数を制御し、
    前記ファン回転数指令値は、前記冷却水の前記温度に基づく第一のフィードバック項を有するとともに、前記第一のフィードバック項は第一の積分要素を有し、
    前記ポンプ回転数指令値は、前記冷却水の前記温度に基づく第二のフィードバック項を有するとともに、
    前記第二のフィードバック項は、前記ラジエタファンの前記回転数の減少に伴って、前記第一の積分要素よりもゲインが小さい第二の積分要素に応じて変動する燃料電池スタック冷却装置。
  2. 前記第二のフィードバック項は、前記ラジエタファンの前記回転数の増加に伴って、前記第一の積分要素よりもゲインが大きい第三の積分要素に応じて変動する、請求項1に記載の燃料電池スタック冷却装置。
  3. 前記第二フィードバック項は、前記第二の積分要素と前記第三の積分要素とを比較して値が大きい方の積分要素に応じて変動する請求項2に記載の燃料電池スタック冷却装置。
  4. 前記冷却水流路は、冷却水が前記燃料電池スタックの内部から外部へ流通する地点に冷却水出口を有し、
    前記冷却水温度検出手段は、前記冷却水出口の下流側かつ前記ラジエタの上流側の前記冷却水の温度を検出する請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料電池スタック冷却装置。
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