JP6454524B2 - エリア監視センサ - Google Patents

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本発明は、エリア監視センサに係り、さらに詳しくは、対象物によって反射された検出光を受光して監視エリア内の侵入物を検知し、外部機器の動作を停止させるための停止信号を生成するエリア監視センサの改良に関する。
エリア監視センサは、監視エリア内に侵入した侵入物、例えば、人を検知し、工作機械などの外部機器の動作を停止させるための停止信号を生成する安全装置である(例えば、特許文献1及び2)。例えば、エリア監視センサは、検出光を生成する投光部と、回転軸を中心として検出光を周方向に走査させる走査部と、対象物によって反射された検出光を受光し、検出信号を生成する受光部とを備える。侵入物の検知は、検出信号に基づいて対象物までの距離を求め、対象物までの距離と検出光の走査角とから対象物の2次元位置を特定することによって行われる。
特開2009−296087号公報 特開2009−294734号公報
上述した様な従来のエリア監視センサでは、侵入物が過去に検知されたか否かといった検知状態が文字メッセージにより表示され、或いは、種々の検知状態に対応づけられた検知コードを用いて表示される。このため、検知状態が識別し辛く、侵入物が監視エリアのどこで検知されたのかも判別することができないという問題があった。
また、エリア監視センサ用のアプリケーションプログラムがインストールされたPC(パーソナルコンピュータ)に接続することにより、対象物の2次元位置をPC上に表示させることができる。つまり、従来のエリア監視センサでは、PCに接続しなければ、エリア監視センサと対象物との位置関係を画面上で確認することができなかった。このため、エリア監視センサが正しく設置されているか否かと、監視エリアが適切に設定されているか否かを容易に識別することができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、侵入物が過去に検知されたか否かの検知状態を容易に識別することができるとともに、エリア監視センサが正しく設置されているか否かの設置状況を容易に確認することができるエリア監視センサを提供することを目的とする。
また、本発明は、侵入物が監視エリアのどこで検知されたのかを容易に識別することができるエリア監視センサを提供することを目的とする。
第1の本発明によるエリア監視センサは、検出光を生成する投光手段と、回転軸を中心とし、上記回転軸と交差するスキャン面に沿って上記検出光を周方向に走査させる走査手段と、対象物によって反射された上記検出光を受光し、検出信号を生成する受光手段と、上記検出信号に基づいて、対象物までの距離を求める距離算出手段と、上記対象物までの距離及び上記検出光の走査角に基づいて、上記監視エリア内の侵入物を検知し、外部機器の動作を停止させるための停止信号を生成する侵入検知手段と、上記対象物までの距離及び上記検出光の走査角に基づいて、上記スキャン面における対象物の位置を示す測距線により構成されるスキャナ画像を生成し、定期的に更新するスキャナ画像生成手段と、上記侵入検知手段により検知された侵入物の位置を検知履歴として記憶する検知履歴記憶手段と、上記検知履歴に基づいて、侵入物が過去に検知されたか否かに応じて異なる表示態様により検知状態を示す報知画面を生成する報知画面生成手段と、ユーザ操作に基づいて、上記スキャナ画像及び上記報知画面のいずれか一つを表示対象として選択する表示対象選択手段と、上記表示対象選択手段により選択された表示対象を表示する表示対象表示手段とを備えて構成される。
この様な構成によれば、報知画面を表示対象として選択することにより、侵入物が過去に検知されたか否かに応じて異なる表示態様によって検知状態が示されるため、侵入物が過去に検知されたか否かの検知状態を容易に識別することができる。また、スキャナ画像を表示対象として選択することにより、スキャン面における対象物の位置が測距線によって示されるため、エリア監視センサが正しく設置されているか否かの設置状況を容易に確認することができる。
第2の本発明によるエリア監視センサは、上記構成に加え、上記表示対象表示手段が、上記検知履歴に基づいて、過去に検知された侵入物の位置を上記スキャナ画像上に表示するように構成される。この様な構成によれば、侵入物の位置がスキャナ画像上に表示されるため、侵入物が監視エリアのどこで検知されたのかを容易に識別することができる。
第3の本発明によるエリア監視センサは、上記構成に加え、上記監視エリアを撮影し、カメラ画像を生成する撮像手段を備え、上記検知履歴記憶手段が、上記侵入検知手段により侵入物が検知された際に撮影された上記カメラ画像を侵入物の位置を示す位置情報とともに上記検知履歴として記憶し、上記表示対象選択手段が、過去に検知された2以上の侵入物の位置が上記スキャナ画像上に表示されている場合に、侵入物のいずれか一つを指定するユーザ操作に基づいて、上記検知履歴として記憶された上記カメラ画像を表示対象として選択し、上記表示対象表示手段が、上記カメラ画像上に侵入物の位置を表示するように構成される。
この様な構成によれば、侵入物の位置がカメラ画像上に表示されるため、過去に検知された侵入物を容易に確認することができる。このため、停止信号が生成された原因を詳細に知ることができる。また、スキャナ画像上で侵入物を指定することにより、検知履歴として対応するカメラ画像に表示対象が切り替えられるため、スキャン面上の2次元位置とカメラの画角内の位置との対応関係を容易に把握することができる。
第4の本発明によるエリア監視センサは、上記構成に加え、上記撮像手段が、互いに向きを異ならせて配置された2以上のカメラにより構成され、動画像からなるカメラ画像をそれぞれ生成し、上記表示対象選択手段が、第1の上記カメラにより撮影された上記カメラ画像の表示中に、第2の上記カメラの画角内に侵入物が検知されれば、当該第2のカメラの上記カメラ画像に表示対象を切り替えるように構成される。
この様な構成によれば、動画像からなるカメラ画像を表示対象として選択することにより、エリア監視センサの設置状況をライブ映像によって確認することができる。また、画角内に侵入物が検知されたカメラのカメラ画像に表示対象が自動的に切り替えられるため、検知された侵入物を容易に確認することができる。
第5の本発明によるエリア監視センサは、上記構成に加え、上記表示対象表示手段が、上記スキャン面における対象物の位置を示す測距線を上記カメラ画像上に表示するように構成される。この様な構成によれば、スキャン面における対象物の位置が測距線によって示されるため、カメラ画像を表示対象として選択することにより、エリア監視センサの設置状況を容易に確認することができる。
第6の本発明によるエリア監視センサは、上記構成に加え、上記投光手段、上記走査手段、上記受光手段、上記距離算出手段、上記侵入検知手段、上記検知履歴記憶手段及び上記撮像手段によりそれぞれ構成される2以上のヘッドユニットと、上記表示対象選択手段及び上記表示対象表示手段により構成され、上記ヘッドユニットと通信するインターフェースユニットとを備え、上記表示対象選択手段が、ユーザ操作に基づいて、上記ヘッドユニットのいずれか一つを表示対象として選択するように構成される。
この様な構成によれば、所望のヘッドユニットを表示対象として選択することにより、当該ヘッドユニットに対応するスキャナ画像、報知画面又はカメラ画像をインターフェースユニットにおいて表示させることができる。また、複数のヘッドユニットにより撮影されたカメラ画像からなる検知履歴をインターフェースユニットにおいてまとめて保持する場合に比べて、インターフェースユニット側の記憶容量が増大するのを抑制することができる。
本発明によるエリア監視センサでは、侵入物が過去に検知されたか否かの検知状態を容易に識別することができるとともに、エリア監視センサが正しく設置されているか否かの設置状況を容易に確認することができる。また、侵入物の位置がスキャナ画像上に表示されるため、侵入物が監視エリアのどこで検知されたのかを容易に識別することができる。
本発明の実施の形態によるエリア監視センサ10を含むエリア監視装置1の一構成例を示した斜視図である。 図1のエリア監視センサ10が設置された生産システムの一構成例を示した斜視図である。 図1のエリア監視センサ10の構成例を示した図である。 図1のエリア監視センサ10の他の構成例を示した斜視図であり、4つのヘッドユニット120が共通のインターフェースユニット110に接続されている。 図3のヘッドユニット120の動作の一例を模式的に示した説明図であり、撮影方向5及び走査範囲6と対象物Bとの位置関係が示されている。 図3のエリア監視センサ10の動作の一例を示した図であり、モニター画面30に表示されるカメラ画像31Rが示されている。 図3のエリア監視センサ10の動作の一例を示した図であり、モニター画面30に表示されるカメラ画像31Lが示されている。 図3のエリア監視センサ10の動作の一例を示した図であり、モニター画面30に表示されるスキャナ画像40が示されている。 図3のエリア監視センサ10の動作の一例を示した図であり、報知画面50、メニュー画面60及び領域確認画面70が示されている。 図3のヘッドユニット120内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図3のインターフェースユニット110内の機能構成の一例を示したブロック図である。
まず、本発明が前提とするエリア監視センサの概略構成について、図1〜図4を用いて以下に説明する。
<エリア監視装置1>
図1は、本発明の実施の形態によるエリア監視センサ10を含むエリア監視装置1の一構成例を示した斜視図である。このエリア監視装置1は、対象物によって反射された検出光を受光して監視エリア内の侵入物を検知し、外部機器(図示せず)の動作を停止させるための停止信号を生成するエリア監視センサ10と、監視エリアを設定するためのPC(パーソナルコンピュータ)20とにより構成される。
エリア監視センサ10は、光走査型のセーフティセンサであり、インターフェースユニット110及びヘッドユニット120により構成される。インターフェースユニット110は、ユーザ操作を受け付け、動作状態や設定内容を表示する入出力装置である。ヘッドユニット120は、検出光を投光し、対象物によって反射された検出光を受光して対象物までの距離を求める計測装置であり、侵入物を検知して停止信号を生成するセンサ本体を構成する。
PC20は、画面表示部21、キーボード22及びマウス23を備えた端末装置であり、監視エリアや走査条件をエリア監視センサ10に設定するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。エリア監視センサ10とPC20とは、通信ケーブル2を介して接続される。
<生産システム>
図2は、図1のエリア監視センサ10が設置された生産システムの一構成例を示した斜視図である。この生産システムは、防護柵A2で仕切られた領域内に搬送装置や作業ロボットA1が配置され、作業ロボットA1の作業エリアなど、機械設備周辺のエリアが監視エリア3として設定され、監視エリア3内の侵入物がエリア監視センサ10によって検知される。
エリア監視センサ10は、検出光を走査させることによって監視エリア3を監視し、機械設備の制御盤を操作するオペレータA3などの侵入物を検知して、外部機器の動作を停止させるための停止信号を生成する。監視エリア3は、エリア監視センサ10が設置される設置面内の領域、例えば、水平な床面内の領域により構成される。侵入物の検知は、対象物によって反射された検出光を受光して対象物までの距離を求め、対象物までの距離と検出光の走査角とから対象物の2次元位置を特定することによって行われる。
停止信号は、監視エリア3の周辺で稼働する作業ロボットA1を停止させる制御信号として用いられる。例えば、エリア監視センサ10は、OSSD(Output Signal Switching Device)を有し、監視エリア3内に侵入物が存在していない状態では、OSSDがオン状態になり、動作許可信号が出力される。一方、監視エリア3内に侵入物が存在している状態では、OSSDがオフ状態になり、動作不許可信号が停止信号として出力される。
<エリア監視センサ10>
図3は、図1のエリア監視センサ10の構成例を示した図であり、インターフェースユニット110をヘッドユニット120から分離させることができる分離型のセーフティセンサが示されている。図中の(a)には、エリア監視センサ10を前方から見た場合が示され、(b)には、インターフェースユニット110が示されている。
このエリア監視センサ10は、各種情報を表示し、ユーザ操作を受け付けるインターフェースユニット110と、検出光を生成し、水平なスキャン面4に沿って検出光を走査させるヘッドユニット120とにより構成される。インターフェースユニット110は、ヘッドユニット120の上面に配置されている。
検出光には、例えば、波長が赤外領域のレーザー光が用いられる。検出光は、一定周期で繰返し走査される。ヘッドユニット120には、監視エリア3を撮影するためのカメラ121及び122と、動作状態を表示するためのインジケータ123及び124とが配設されている。また、ヘッドユニット120のスキャナ部125には、走査用のミラーを保護するための保護カバー126が取り付けられている。検出光は、上記ミラーの回転軸を中心として周方向に走査される。スキャン面4は、上記回転軸と直交する。
カメラ121及び122と、インジケータ123及び124とは、スキャナ部125よりも上側に配置されている。つまり、カメラ121及び122は、スキャン面4よりも上記回転軸方向の上側に配置される。この様に構成することにより、スキャン面4とカメラ121及び122の撮影方向との間に回転軸方向の視差が生じるため、スキャン面4を俯瞰するカメラ画像を得ることができる。
カメラ121及び122は、いずれも水平方向に向けて配置され、互いに向きを異ならせた撮像装置であり、水平面内においてインジケータ123及び124を挟んでヘッドユニット120の左側及び右側にそれぞれ配置されている。ここでは、カメラ121を左側カメラと呼び、カメラ122を右側カメラと呼ぶ。インジケータ123は、侵入物の検出の有無を表示する表示灯である。例えば、インジケータ123には、OSSDの出力状態などが表示される。インジケータ124は、各種のエラー状態を表示する表示灯である。
インターフェースユニット110には、画面表示部111、ケーブル接続口112、操作部113及びインジケータ部114が配設されている。画面表示部111は、侵入物の検知結果、監視状況、カメラ121又は122により撮影されたカメラ画像、入力情報などを画面表示する表示装置である。例えば、画面表示部111には、カラー表示可能なLCD(液晶ディスプレイ)が用いられる。
ケーブル接続口112は、PC20又は外部機器に接続し、通信を行うための入出力端子部であり、通信ケーブルが着脱可能に接続される。操作部113は、画面切替、メニュー項目の選択などに用いる2以上の操作ボタンにより構成される。インジケータ部114は、動作状態を表示するための2以上の表示灯により構成され、OSSDの出力状態などが表示される。
インターフェースユニット110は、ヘッドユニット120と通信を行い、ヘッドユニット120から離間した位置にあっても、侵入物の検知結果や監視状況を確認することができる。また、インターフェースユニット110には、2以上のヘッドユニット120を接続することができ、これらのヘッドユニット120からカメラ画像を取得して表示することができる。つまり、インターフェースユニット110は、2以上のヘッドユニット120に共通の表示装置である。
図4は、図1のエリア監視センサ10の他の構成例を示した斜視図であり、4つのヘッドユニット120が共通のインターフェースユニット110に接続されている。このエリア監視センサ10では、4つのヘッドユニット120と1つのインターフェースユニット110とが通信ケーブルを介して接続される。
例えば、エリア監視センサ10は、各ヘッドユニット120がノードとして、インターフェースユニット110から延びる1本のネットワーク経路に接続されたバス型の通信ネットワークを有し、通信ネットワークを利用して監視エリア3の設定と設置状況及び検知状態の確認とを行う。
監視エリア3及び走査条件を指定する設定データは、PC20において作成され、インターフェースユニット110を介して各ヘッドユニット120に供給される。監視エリア3や走査条件は、ヘッドユニット120ごとに異ならせることができる。ヘッドユニット120において生成された停止信号は、インターフェースユニット110を介して外部機器へ出力される。ヘッドユニット120の設置状況は、インターフェースユニット110の操作部113を操作してモニター画面を画面表示部111に表示させることにより、確認することができる。
次に、本発明によるエリア監視センサ10の特徴部分の構成について、図5〜図11を用いて以下に説明する。
<監視エリア3>
図5は、図3のヘッドユニット120の動作の一例を模式的に示した説明図であり、カメラ122の撮影方向5及び検出光の走査範囲6と対象物Bとの位置関係が示されている。エリア監視センサ10のヘッドユニット120は、水平な床面などに設置される。監視エリア3は、水平面上に座標軸を定めることによって指定される。
例えば、ヘッドユニット120を中心とし、ヘッドユニット120の前後方向をY軸、Y軸と直交する左右方向をX軸とする直交座標が定められ、監視エリア3は、座標軸ごとの座標成分を用いて指定される。この例では、ヘッドユニット120を頂点の一つとする五角形状の領域が監視エリア3として指定されている。
検出光は、ヘッドユニット120を中心とする径方向の外側に向けて出射され、水平面に沿って周方向に走査される。エリア監視センサ10では、180°を超える走査範囲6を監視することができる。
対象物Bは、機械設備や建屋の壁である。対象物Bによって反射された検出光を受光することにより、ヘッドユニット120から対象物Bまでの距離が求められる。例えば、対象物Bまでの距離は、検出光のTOF(Time Of Flight:飛行時間)を計測することによって求められる。
カメラ122は、ヘッドユニット120の上方から見て、Y軸よりも右側の領域に撮影方向5が向けられている。カメラ122により撮影されたカメラ画像を画面表示部111に表示することにより、監視エリア3と対象物Bとの位置関係を確認することができる。なお、カメラ121は、ヘッドユニット120の上方から見て、Y軸よりも左側の領域に撮影方向5が向けられている。
<カメラ画像31R及び31L>
図6及び図7は、図3のエリア監視センサ10の動作の一例を示した図であり、モニター画面30に表示されるカメラ画像31R及び31Lが示されている。図6には、右側カメラ(カメラ122)により撮影されたカメラ画像31Rが示され、図7には、左側カメラ(カメラ121)により撮影されたカメラ画像31Lが示されている。
カメラ画像31Rは、右側カメラにより生成されたカメラ画像を縮小することによって得られる表示画像である。一方、カメラ画像31Lは、左側カメラにより生成されたカメラ画像を縮小することによって得られる表示画像である。カメラ画像31R及び31Lは、カラーの動画像からなる。
モニター画面30は、ライブ映像を表示する監視画面であり、カメラ画像31R,31L又は後述するスキャナ画像のいずれか一つが表示される。スキャナ画像は、スキャン面4における対象物Bの位置を示す測距線により構成される線画像である。このモニター画面30は、画面表示部111又はPC20上に表示される。また、モニター画面30には、カメラ画像の表示欄よりも下側に切替ボタン32、履歴ボタン33及びメニューボタン34が表示されている。切替ボタン32、履歴ボタン33及びメニューボタン34は、いずれも動作状態に応じて異なる各種機能が割り当てられる操作アイコンであり、操作部113の操作ボタンにそれぞれ対応づけられている。
切替ボタン32には、カメラ画像31R,31L、スキャナ画像、及び、後述する報知画面間で表示対象を変更する機能が割り当てられ、操作部113の操作ボタンを操作し、或いは、PC20を操作することによって該当する機能を実行させることができる。
履歴ボタン33には、検知履歴として記憶されたカメラ画像を表示する機能が割り当てられ、操作部113の操作ボタンを操作し、或いは、PC20を操作することによって該当する機能を実行させることができる。すなわち、検知履歴を選択すれば、OSSDがオフ状態に移行する際に取得されたカメラ画像、侵入物の位置、検知時刻などを検知履歴として表示することができる。
メニューボタン34には、後述するメニュー画面を表示する機能が割り当てられ、操作部113の操作ボタンを操作し、或いは、PC20を操作することによって該当する機能を実行させることができる。
カメラ画像31Rには、スキャン面4における対象物Bの位置を示す測距線7と、監視エリア3を示す枠線8とが重畳されている。測距線7は、スキャン面4の境界線を示す図形である。この測距線7は、対象物Bまでの距離と検出光の走査角とに基づいて、対象物Bの3次元空間内における位置を特定し、その3次元位置とカメラ121又は122の画角との位置関係に基づいて、対象物Bのカメラ画像における2次元位置を特定することにより、表示される。
例えば、測距線7は、多数のドットにより構成され、対象物Bまでの距離に応じて、ドットの大きさ及び配列ピッチが異なる。この例では、距離が遠いほど、ドットを小さくし、かつ、配列ピッチを拡げている。この様に構成することにより、カメラ画像31R又は31Lを表示した際に、スキャン面4上の測距線7について遠近感を得易くすることができる。
なお、測距線7を構成するドットにより検知位置を正確に表示することができる。この場合、検知の走査角が周期ごとに変化しないように構成することにより、ドットの配列ピッチを固定することができる。また、測距線7を多数のドットに代えて実線により表示するような構成であっても良い。或いは、実線とドットとを組み合わせて測距線7を表示しても良い。
枠線8は、スキャン面4における監視エリア3の位置を示す図形である。枠線8は、監視エリア3の3次元空間内における位置を特定し、その3次元位置とカメラ121又は122の画角との位置関係に基づいて、監視エリア3のカメラ画像における2次元位置を特定することにより、表示される。
この様な枠線8を測距線7とともにカメラ画像31R又は31L上に表示することにより、監視エリア3と測距線7との位置関係を確認することができるため、所望のエリアが監視エリア3として適切に設定されているか否かを容易に識別することができる。
カメラ画像31Lには、工場などの建屋内で作業する作業者Cが被写体として映り込んでいる。図示したカメラ画像31Lの場合、作業者Cは、左側の壁と監視エリア3との間に存在し、足元がスキャン面4と交差している。
カメラ画像31R又は31Lを表示することにより、ヘッドユニット120と対象物Bとの位置関係を画面上で確認することができる。特に、スキャン面4における対象物Bの位置が測距線7によって示されるため、ヘッドユニット120の設置状況を容易に確認することができる。
<スキャナ画像40>
図8は、図3のエリア監視センサ10の動作の一例を示した図であり、モニター画面30に表示されるスキャナ画像40が示されている。スキャナ画像40は、スキャン面4における対象物Bの位置を示す測距線45により構成される表示画像であり、対象物Bまでの距離と検出光の走査角とに基づいて生成される。また、スキャナ画像40は、定期的に更新される動画像からなる。例えば、スキャナ画像40は、検出光の走査周期に同期して更新される。
このスキャナ画像40には、ヘッドユニット120を中心とする座標軸41及び42と、非走査領域43及び監視領域44と、過去に検知された侵入物の位置9とが重畳されている。座標軸41は、ヘッドユニット120の左右方向に延びるX軸である。座標軸42は、ヘッドユニット120の前後方向に延びるY軸である。座標軸41及び42には、1000mmごとの距離目盛が付加されている。非走査領域43は、走査可能な範囲外であることを示す。監視領域44は、監視エリア3に対応し、領域内の侵入物が検知される。
この様なスキャナ画像40を表示することにより、スキャン面4における対象物Bの位置が測距線45によって示されるため、ヘッドユニット120が正しく設置されているか否かの設置状況を容易に確認することができる。また、過去に検知された侵入物の位置9が表示されるため、侵入物が監視エリア3のどこで検知されたのかを容易に識別することができる。
過去に検知された侵入物の位置9は、記号、図形又はシンボルによって示される。この例では、検知順を示す記号を用いて、3つの侵入物の位置9が表示されている。スキャナ画像40の表示中に、侵入物のいずれかを指定する操作を行えば、検知履歴として記憶されたカメラ画像を表示させることができる。
例えば、PC20におけるマウス操作によって侵入物を選択した後、クリック操作を行うことにより、検知履歴として対応するカメラ画像が表示される。この様にスキャナ画像40上で侵入物を指定することにより、検知履歴として対応するカメラ画像に表示対象が切り替えられるため、スキャン面4上の2次元位置とカメラ121又は122の画角内の位置との対応関係を容易に把握することができる。
図9は、図3のエリア監視センサ10の動作の一例を示した図であり、画面表示部111に表示される各種画面が示されている。図中の(a)には、報知画面50が示され、(b)には、メニュー画面60が示され、(c)には、領域確認画面70が示されている。
報知画面50は、侵入物が検知されたか否かとエラーの有無を報知するための画面であり、侵入物が過去に検知されたか否かに応じて異なる表示態様によって検知状態が示される。具体的には、表示欄51の背景色が検知状態に応じて異なる。例えば、侵入物が検知されていない場合は、背景色が緑色であるのに対し、侵入物が検知されている場合は、背景色が赤色である。エラーが発生している場合は、エラーが発生していることを示すメッセージと、原因又は対処方法を示す説明文とが表示される。
この例では、侵入物は検知されておらず、表示欄51の背景色は緑色であり、通常運転中であることを示すメッセージが表示されている。また、報知画面50には、表示欄51よりも下側に切替ボタン32、履歴ボタン33及びメニューボタン34が表示されている。
メニュー画面60は、監視エリア3や走査条件を確認し、或いは、画面表示の明るさなどを設定するための画面であり、複数のメニュー項目61と、スライダー63、方向ボタン64,65及び選択ボタン66とが表示されている。メニュー項目61には、走査条件の設定値を確認するための「設定確認」と、監視エリア3を確認するための「領域確認」と、画面表示部111における画面表示の明るさ、ミラー表示機能、受光感度を設定するための「画面設定」とがある。走査条件には、分解能や応答時間がある。ミラー表示機能は、画面表示部111とPC20とで同一の画面を表示させる機能である。
フォーカス62が当てられたメニュー項目には、内容を示す説明文が表示される。スライダー63は、フォーカス62を移動させるための操作アイコンであり、PC20におけるマウス操作によって移動する。方向ボタン64,65及び選択ボタン66は、いずれも動作状態に応じて異なる各種機能が割り当てられる操作アイコンであり、操作部113の操作ボタンにそれぞれ対応づけられている。
方向ボタン64には、フォーカス62を下方へ移動させる機能が割り当てられている。方向ボタン65には、フォーカス62を上方へ移動させる機能が割り当てられている。選択ボタン66には、フォーカス62が当てられたメニュー項目を選択し、該当する機能を実行させる機能が割り当てられている。
なお、フォーカス62をPC20におけるマウス操作によって移動させるのに代えて、エリア監視センサ10のインターフェースユニット110に配置された操作ボタンの操作や、PC20のキーボード22に配置された操作キーの操作によって移動させても良い。或いは、インターフェースユニット110におけるボタン操作とPC20におけるマウス操作との双方によって移動させるようにしても良い。
領域確認画面70は、監視エリア3として設定されている領域を確認するための画面であり、監視エリア3の表示欄71よりも下側に、ヘッド切替ボタン72、バンク切替ボタン73,74及び縮尺変更ボタン75が表示されている。表示欄71には、ヘッドユニット120を中心とし、ヘッドユニット120の前後方向をY軸、Y軸と直交する左右方向をX軸とする直交座標を用いて、監視エリア3及び非走査領域が示される。
ヘッド切替ボタン72、バンク切替ボタン73,74及び縮尺変更ボタン75は、いずれも動作状態に応じて異なる各種機能が割り当てられる操作アイコンであり、操作部113の操作ボタンにそれぞれ対応づけられている。
ヘッド切替ボタン72には、複数のヘッドユニット120間で表示対象を変更する機能が割り当てられている。ヘッド切替ボタン72を操作することにより、インターフェースユニット110に接続された任意のヘッドユニット120を表示対象として選択することができ、当該ヘッドユニット120において生成されたカメラ画像31R,31L、スキャナ画像40又は報知画面50を画面表示部111に表示させることができる。
バンク切替ボタン73及び74には、表示対象とする設定バンクを切り替える機能が割り当てられている。設定バンクは、監視エリア3及び走査条件を指定する設定データからなる。エリア監視センサ10では、1つのヘッドユニット120に、複数の設定バンクを登録することができる。バンク切替ボタン73又は74を操作することにより、予め設定バンクとして登録された監視エリア3を順に確認することができる。
縮尺変更ボタン75には、画面表示の縮尺を変更する機能が割り当てられている。エリア監視センサ10では、カメラ画像31R,31L及びスキャナ画像40と、表示欄71内の画像とについて、表示倍率を変更することができる。縮尺変更ボタン75を操作することにより、表示画像を拡大又は縮小させることができる。
<ヘッドユニット120>
図10は、図3のヘッドユニット120内の機能構成の一例を示したブロック図である。このヘッドユニット120は、投光制御部131、投光部132、走査部133、ロータリーエンコーダ134、設定データ記憶部135、受光部141、距離算出部142、侵入検知部143、スキャナ画像生成部144、カメラ画像記憶部151、画像縮小部152、検知履歴生成部153、検知履歴記憶部154、報知画面生成部155及び通信部156により構成される。通信部156は、インターフェースユニット110と通信を行う。
投光部132は、検出光を生成し、走査部133に向けて出射する光源装置である。走査部133は、回転軸を中心とし、回転軸と交差するスキャン面4に沿って検出光を周方向に走査させるスキャナであり、投光部132から入射される検出光を対象物Bに向けて反射するミラー(図示せず)やミラーを回転させる駆動部により構成される。
受光部141は、対象物Bによって反射された検出光を受光し、検出信号を生成する。ロータリーエンコーダ134は、走査部133のミラーの回転角を検出し、回転パルス信号を生成する回転検出装置である。投光制御部131は、ロータリーエンコーダ134の回転パルス信号に基づいて、投光部132を制御し、検出光の投光タイミングを調整する。例えば、ミラーが360°/1000だけ回転するごとに、検出光が出射される。
距離算出部142は、受光部141からの検出信号に基づいて、対象物Bまでの距離を求め、その計測結果を侵入検知部143、スキャナ画像生成部144及び検知履歴生成部153へ出力する。具体的には、検出信号をロータリーエンコーダ134の回転パルス信号と比較し、検出光を投光したときから受光されるまでの遅延時間を特定することにより、対象物Bまでの距離が算出される。投受光の遅延時間は、検出光が出射されるごとに計測される。
侵入検知部143は、対象物Bまでの距離及び検出光の走査角に基づいて、監視エリア3内の侵入物を検知し、外部機器の動作を停止させるための停止信号を生成する。検出光の走査角は、ロータリーエンコーダ134の回転パルス信号に基づいて、特定される。また、対象物Bが監視エリア3内に存在するか否かは、対象物Bまでの距離と検出光の走査角とから対象物Bの2次元位置を特定することによって判別される。停止信号は、通信部156を介してインターフェースユニット110へ出力される。
設定データ記憶部135には、監視エリア3の2次元位置を示す位置情報が設定データとして保持される。スキャナ画像生成部144は、対象物Bまでの距離及び検出光の走査角に基づいて、スキャン面4における対象物Bの位置を示す測距線45により構成されるスキャナ画像40を生成する。また、スキャナ画像生成部144は、検出光の走査周期に同期して、スキャナ画像40を更新する。スキャナ画像40は、通信部156を介してインターフェースユニット110へ出力される。
カメラ121及び122は、監視エリア3を撮影し、静止画像又は動画像からなるカメラ画像を生成する。カメラ画像記憶部151は、カメラ121及び122により生成されたカメラ画像を順次に記憶するとともに、撮影時刻の古いカメラ画像が定期的に消去される記憶装置である。例えば、カメラ画像記憶部151は、リングバッファにより構成され、記憶領域がカメラ画像で満たされれば、撮影時刻が古いカメラ画像から順に新たに撮影されたカメラ画像によって上書きされる。
検知履歴生成部153は、監視エリア3内の侵入物が検知された際に撮影されたカメラ画像をカメラ画像記憶部151から読み出し、当該カメラ画像と、侵入検知部143による検知情報と、距離算出部142からの距離情報とに基づいて、検知履歴を生成する。検知履歴記憶部154には、監視エリア3内の侵入物が検知された時刻を挟んで撮影された一定の時間長の動画像からなるカメラ画像と、侵入物の位置を示す位置情報とが検知履歴として記憶される。
画像縮小部152は、カメラ画像記憶部151又は検知履歴記憶部154から読み出したカメラ画像を縮小することにより、表示用のカメラ画像を生成する。表示用のカメラ画像は、通信部156を介してインターフェースユニット110へ出力される。この表示用のカメラ画像には、スキャン面4における対象物Bの位置を示す測距線7と、監視エリア3を示す枠線8とが表示される。また、表示用のカメラ画像の表示倍率は、カメラ画像記憶部151又は検知履歴記憶部154から読み出したカメラ画像を縮小して表示用のカメラ画像を作成する際の縮小率を調整することにより、変更することができる。
検知履歴として記憶されたカメラ画像から得られる表示用のカメラ画像には、侵入物の位置が図形又はシンボルによって表示される。例えば、侵入物の位置が測距線7によって表示される。この様に構成することにより、監視エリア3内に侵入した侵入物をカメラ画像によって容易に確認することができる。このため、停止信号が生成された原因を詳細に知ることができる。図6及び図7に示したカメラ画像31R及び31Lは、カメラ画像記憶部151から読み出したカメラ画像を縮小することによって作成される。
報知画面生成部155は、検知履歴記憶部154から読み出した検知履歴に基づいて、侵入物が過去に検知されたか否かに応じて異なる表示態様により検知状態を示す報知画面50を生成し、通信部156を介してその画面データをインターフェースユニット110へ出力する。
<インターフェースユニット110>
図11は、図3のインターフェースユニット110内の機能構成の一例を示したブロック図である。このインターフェースユニット110は、画面表示部111、操作部113、通信部115、表示対象選択部116、メニュー画面生成部117及び外部出力ポート118により構成される。
通信部115は、ヘッドユニット120と通信を行う。外部出力ポート118は、ヘッドユニット120から受信した停止信号を外部機器へ出力する。メニュー画面生成部117は、メニュー画面60を生成し、その画面データを表示対象選択部116へ出力する。
表示対象選択部116は、ユーザ操作に基づいて、表示用のカメラ画像、スキャナ画像40、報知画面50及びメニュー画面60のいずれか一つを表示対象として選択する。画面表示部111は、表示対象選択部116により選択された表示対象を表示する表示対象表示手段である。
この様に構成することにより、報知画面50を表示対象として選択することにより、侵入物が過去に検知されたか否かに応じて異なる表示態様によって検知状態が示されるため、侵入物が過去に検知されたか否かの検知状態を容易に識別することができる。また、スキャナ画像40を表示対象として選択することにより、スキャン面4における対象物Bの位置が測距線45によって示されるため、エリア監視センサ10が正しく設置されているか否かの設置状況を容易に確認することができる。
画面表示部111は、検知履歴記憶部154内の検知履歴に基づいて、過去に検知された侵入物の位置9をスキャナ画像40上に表示する。この様な構成によれば、侵入物の位置9がスキャナ画像40上に表示されるため、侵入物が監視エリア3のどこで検知されたのかを容易に識別することができる。
表示対象選択部116は、過去に検知された2以上の侵入物の位置9がスキャナ画像40上に表示されている場合に、侵入物のいずれか一つを指定するユーザ操作に基づいて、検知履歴として記憶されたカメラ画像を表示対象として選択する。画面表示部111は、このカメラ画像上に侵入物の位置を表示する。
この様に構成することにより、侵入物の位置がカメラ画像上に表示されるため、過去に検知された侵入物を容易に確認することができる。このため、停止信号が生成された原因を詳細に知ることができる。また、スキャナ画像40上で侵入物を指定することにより、検知履歴として対応するカメラ画像に表示対象が切り替えられるため、スキャン面4上の2次元位置とカメラ121又は122の画角内の位置との対応関係を容易に把握することができる。
表示対象選択部116は、第1のカメラにより撮影されたカメラ画像の表示中に、第2のカメラの画角内に侵入物が検知されれば、当該第2のカメラのカメラ画像に表示対象を切り替える。例えば、右側カメラにより撮影されたカメラ画像31Rをモニター画面30に表示している最中に、左側カメラの画角内で侵入物が検知された場合、左側カメラにより撮影されたカメラ画像31Lに表示対象が自動的に切り替えられる。
この様に構成することにより、動画像からなるカメラ画像を表示対象として選択することにより、エリア監視センサ10の設置状況をライブ映像(スルー画像)によって確認することができる。また、画角内に侵入物が検知されたカメラのカメラ画像31R又は31Lに表示対象が自動的に切り替えられるため、検知された侵入物を容易に確認することができる。
本実施の形態によれば、侵入物が過去に検知されたか否かの検知状態を容易に識別することができるとともに、エリア監視センサ10が正しく設置されているか否かの設置状況を容易に確認することができる。また、侵入物の位置9がスキャナ画像40上に表示されるため、侵入物が監視エリア3のどこで検知されたのかを容易に識別することができる。
なお、本実施の形態では、侵入物が検知された時刻を挟んで撮影された一定の時間長の動画像からなるカメラ画像が検知履歴として記憶される場合の例について説明したが、本発明は、検知履歴として記憶するカメラ画像をこれに限定するものではない。例えば、侵入物が検知された直後に撮影されたカメラ画像、又は、侵入物が検知される直前に撮影されたカメラ画像を含む1又は2以上の静止画像からなるカメラ画像を検知履歴として記憶するような構成であっても良い。
また、本実施の形態では、設定データ記憶部135、侵入検知部143、スキャナ画像生成部144、画像縮小部152及び報知画面生成部155がヘッドユニット120に設けられる場合の例について説明したが、本発明は、ヘッドユニット120やインターフェースユニット110の構成をこれに限定するものではない。例えば、インターフェースユニット110又はPC20が、設定データ記憶部135、侵入検知部143、スキャナ画像生成部144、画像縮小部152又は報知画面生成部155の機能を有するような構成であっても良い。
1 エリア監視装置
10 エリア監視センサ
110 インターフェースユニット
111 画面表示部
112 ケーブル接続口
113 操作部
114 インジケータ部
115 通信部
116 表示対象選択部
117 メニュー画面生成部
118 外部出力ポート
120 ヘッドユニット
121,122 カメラ
123,124 インジケータ
125 スキャナ部
126 保護カバー
131 投光制御部
132 投光部
133 走査部
134 ロータリーエンコーダ
135 設定データ記憶部
141 受光部
142 距離算出部
143 侵入検知部
144 スキャナ画像生成部
151 カメラ画像記憶部
152 画像縮小部
153 検知履歴生成部
154 検知履歴記憶部
155 報知画面生成部
156 通信部
20 PC
30 モニター画面
31R,31L カメラ画像
32 切替ボタン
33 履歴ボタン
34 メニューボタン
40 スキャナ画像
43 非走査領域
44 監視領域
45 測距線
50 報知画面
60 メニュー画面
2 通信ケーブル
3 監視エリア
4 スキャン面
5 撮影方向
6 走査範囲
7 測距線
8 枠線
9 侵入物の位置
A1 作業ロボット
A2 防護柵
A3 オペレータ
B 対象物
C 作業者

Claims (6)

  1. 検出光を生成する投光手段と、
    回転軸を中心とし、上記回転軸と交差するスキャン面に沿って上記検出光を周方向に走査させる走査手段と、
    対象物によって反射された上記検出光を受光し、検出信号を生成する受光手段と、
    上記検出信号に基づいて、対象物までの距離を求める距離算出手段と、
    上記対象物までの距離及び上記検出光の走査角に基づいて、監視エリア内の侵入物を検知し、外部機器の動作を停止させるための停止信号を生成する侵入検知手段と、
    上記対象物までの距離及び上記検出光の走査角に基づいて、上記スキャン面における対象物の位置を示す測距線により構成されるスキャナ画像を生成し、定期的に更新するスキャナ画像生成手段と、
    上記侵入検知手段により検知された侵入物の位置を検知履歴として記憶する検知履歴記憶手段と、
    上記検知履歴に基づいて、侵入物が過去に検知されたか否かに応じて異なる表示態様により検知状態を示す報知画面を生成する報知画面生成手段と、
    ユーザ操作に基づいて、上記スキャナ画像及び上記報知画面のいずれか一つを表示対象として選択する表示対象選択手段と、
    上記表示対象選択手段により選択された表示対象を表示する表示対象表示手段とを備えたことを特徴とするエリア監視センサ。
  2. 上記表示対象表示手段は、上記検知履歴に基づいて、過去に検知された侵入物の位置を上記スキャナ画像上に表示することを特徴とする請求項1に記載のエリア監視センサ。
  3. 上記監視エリアを撮影し、カメラ画像を生成する撮像手段を備え、
    上記検知履歴記憶手段は、上記侵入検知手段により侵入物が検知された際に撮影された上記カメラ画像を侵入物の位置を示す位置情報とともに上記検知履歴として記憶し、
    上記表示対象選択手段は、過去に検知された2以上の侵入物の位置が上記スキャナ画像上に表示されている場合に、侵入物のいずれか一つを指定するユーザ操作に基づいて、上記検知履歴として記憶された上記カメラ画像を表示対象として選択し、
    上記表示対象表示手段は、上記カメラ画像上に侵入物の位置を表示することを特徴とする請求項2に記載のエリア監視センサ。
  4. 上記撮像手段は、互いに向きを異ならせて配置された2以上のカメラにより構成され、動画像からなるカメラ画像をそれぞれ生成し、
    上記表示対象選択手段は、第1の上記カメラにより撮影された上記カメラ画像の表示中に、第2の上記カメラの画角内に侵入物が検知されれば、当該第2のカメラの上記カメラ画像に表示対象を切り替えることを特徴とする請求項3に記載のエリア監視センサ。
  5. 上記表示対象表示手段は、上記スキャン面における対象物の位置を示す測距線を上記カメラ画像上に表示することを特徴とする請求項3又は4に記載のエリア監視センサ。
  6. 上記投光手段、上記走査手段、上記受光手段、上記距離算出手段、上記侵入検知手段、上記検知履歴記憶手段及び上記撮像手段によりそれぞれ構成される2以上のヘッドユニットと、
    上記表示対象選択手段及び上記表示対象表示手段により構成され、上記ヘッドユニットと通信するインターフェースユニットとを備え、
    上記表示対象選択手段は、ユーザ操作に基づいて、上記ヘッドユニットのいずれか一つを表示対象として選択することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のエリア監視センサ。
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