JP6453620B2 - 門構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、門構造体に関する。
例えば、意匠性(見栄え、風格など)を高めたり、敷地と外部の出入り口を明確化するなどを目的として、和風建築では腕木門、棟門、くぐり門などの門構造体を設けることが多い。
これに対し、現代建築(現代的な住宅など)では、表面にサイディングやタイル貼りなどで表面を装飾した門袖や門柱などを敷地と外部の出入り口などの外構として設置し、この門袖や門柱に表札やポスト、照明などを取り付ける形式が多用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平08−189275号公報 特開2011−042930号公報
一方、現代建築、特に現代的な住宅などでは、門まわりの外構として、和風建築の腕木門、棟門、くぐり門のような門構造体を設けることがほとんど行われていない。このため、和風建築の腕木門、棟門、くぐり門のような門構造体を現代建築にも適用して門まわりの意匠性を高める手法を開発することが望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑み、腕木門、棟門、くぐり門のような門構造体を乾式工法で構築することを可能にする門構造体を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の門構造体は、幅方向に所定の間隔をあけて立設される一対の柱部と、前記一対の柱部の上端部同士を連結するように架設される架設部とを備えた門構造体であって、前記柱部が、奥行方向に所定の間隔をあけてそれぞれ立設された一対の支柱本体と、前記一対の支柱本体の前記幅方向を向く両側面側にそれぞれ配設されるとともに、前記一対の支柱本体に架け渡すように配設される一対の側面カバーとを備え、前記架設部が、前記幅方向に延設されるとともに前記奥行方向に所定の間隔をあけてそれぞれ配設される一対の側枠と、前記一対の側枠の上面側と下面側にそれぞれ配設されるとともに、前記一対の側枠に架け渡すように配設される上枠及び下枠とを備えて構成されていることを特徴とする。
この発明においては、一対の支柱本体を立設し、一対の側面カバーを取り付けることで柱部を構築でき、一対の柱部に架け渡すように一対の側枠と上枠及び下枠を取り付けることで、一対の柱部に架設部を架設することができる。これにより、腕木門、棟門、くぐり門のような門構造体を乾式工法で構築することが可能になる。
また、本発明の門構造体においては、前記一対の支柱本体と前記一対の側面カバーで囲まれて形成される前記柱部の内部空間内に前記下枠の端部を配して、前記柱部と前記架設部が連結されていることが望ましい。
この発明においては、雨水等の水が架設部の内部に浸入した場合に、柱部の内部空間内に下枠の端部が配されていることで、この水を架設部の内部空間から柱部の内部空間を通じて下方に導いて排水することができる。
さらに、本発明の門構造体においては、電気機器を一体に備えており、前記一対の支柱本体と前記一対の側面カバーで囲まれて形成される前記柱部の内部空間、及び/又は前記一対の側枠と前記上枠及び前記下枠で囲まれて形成される前記架設部の内部空間が前記電気機器の配線路であることがより望ましい。
この発明においては、照明やインターホンなどの電気機器を備える場合に、乾式工法で門構造体を構築することによって形成された柱部の内部空間や架設部の内部空間を配線路として利用することができる。これにより、別途配線路を設ける必要がなく、見栄えをよくして(見栄えを維持して)電気機器を一体に設けることが可能になる。
また、本発明の門構造体においては、上下方向に間隔をあけて配設される複数の横材と、最上方の横材と前記架設部、上下に隣り合う前記横材同士を接続する吊り材とを備えてなる装飾構造を一体に備え、前記横材が着脱可能に分割形成された上枠と下枠を備えて構成されていてもよい。
この発明においては、例えば、最上方の吊り材の下端に最上方の横材の上枠をビス留めして取り付け、この状態で最上方の吊り材の上端を架設部にビス留めするなどして取り付ける。次に、他の吊り材の上端に横材の下枠、下端に横材の上枠をそれぞれビス留めして取り付け、この状態で、横材の下枠を先行して取り付けた最上方の横材の上枠に係合させて取り付けることにより、最上方の横材を形成することができる。そして、このような操作を順次繰り返し、最後に最下方の吊り材の下端に取り付けられた上枠に下枠を係合させて最下方の横材を形成することによって、装飾構造を容易に構築することができる。
さらに、本発明の門構造体においては、袖壁構造を一体に備え、前記柱部に前記側面カバーを欠いた切欠き部を設け、該切欠き部に一側端部を配して前記袖壁構造が前記柱部に一体に連結して設けられていてもよい。
この発明においては、柱部が一対の支柱本体と一対の側面カバーで形成されているため、袖壁構造を一体に設ける場合に、柱部に側面カバーを欠いた切欠き部を設け、この切欠き部に一側端部を配して袖壁構造を柱部に一体に連結して設けることができる。これにより、側面カバーを欠いて切欠き部を設けるだけで容易に袖壁構造を門構造体に一体形成することが可能になる。
本発明の門構造体においては、一対の支柱本体と一対の側面カバーで柱部を構築でき、一対の側枠と上枠及び下枠で架設部を構築して一対の柱部に架設することができる。これにより、腕木門、棟門、くぐり門のような門構造体を乾式工法で構築することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る門構造体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の柱部と架設部を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の架設部を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の柱部と架設部の連結部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の装飾構造を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体を既存の壁構造と一体に設置した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の装飾構造(縦桟装飾構造)を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の装飾構造(横桟装飾構造)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の装飾構造(横桟装飾構造)を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る門構造体の装飾構造(横桟装飾構造)を示す斜視図である。
以下、図1から図10を参照し、本発明の一実施形態に係る門構造体について説明する。
ここで、本実施形態は、現代的な住宅などの現代建築の門まわりの外構として設けられる和風建築の腕木門、棟門、くぐり門のような門構造体に関するものである。なお、本発明にかかる門構造体は、現代的な住宅などの門まわりの外構としてだけでなく、集合住宅や商業施設などのゲートとして用いても勿論構わない。
本実施形態の門構造体Aは、図1に示すように、幅方向T1の横方向に所定の間隔をあけて立設される一対の柱部1と、一対の柱部1の上端部同士を連結するように架設される架設部2とを備えて門型に形成されている。
また、柱部1は、断面略矩形状に形成され、長辺が門構造体Aの奥行方向T2に沿うようにして配設されている。さらに、本実施形態では、長辺の奥行寸法が300mm以上となるようにして各柱部1が形成されている。このように柱部1の奥行寸法を300mm以上にすることで、この門構造体Aをくぐった人に対して人間工学的に門構造体Aをくぐった感覚をしっかりと持たせることができる。すなわち、門構造体Aの存在をしっかりと認識させることができる。
一方、本実施形態の柱部1は、図2に示すように、一対の支柱本体3、4と、一対の側面カバー5、6とを備えて構成されている。
一対の支柱本体3、4は、例えばアルミニウム製の押出形材であり、角管状に形成されている。そして、一方の支柱本体3が柱部1の前方側に、他方の支柱本体4が柱部1の後方側にそれぞれ所定の間隔をあけて立設されている。このとき、各支柱本体3、4は、地中に埋設した基礎に下端側を支持させて立設されている。
また、一方の支柱本体3は、柱部1の前面と両側面を形成する3面に化粧材を貼り付けるなどし、柱部1として露出する部分の見栄えをよくして意匠性を確保するように形成されている。他方の支柱本体4においても、柱部1の後面と両側面を形成する3面に化粧材を貼り付けるなどし、柱部1として露出する部分の見栄えをよくして意匠性を確保するように形成されている。
また、一方の支柱本体3と他方の支柱本体4の互いに対向する1面(1面側)には、側面カバー5、6を係合して保持するための係合受部7が設けられている。さらに、各支柱本体3、4の前記1面には、上端部側に、架設部2を連結して保持するための連結部19が設けられている。
一対の側面カバー5、6はそれぞれ、例えばアルミニウム製の押出形材であり、略平板状のカバー本体8と、カバー本体8の裏面から突出する係合部9とを備えて形成されている。また、カバー本体8は表面に化粧材を貼り付けるなどし、柱部1として露出する部分の見栄えをよくして意匠性を確保するように形成されている。
そして、これら一対の側面カバー5、6は、一方の側面カバー5が一対の支柱本体3、4の一側面と表面が略面一になるように、他方の側面カバー6が一対の支柱本体3、4の他側面と表面が略面一になるようにして、一対の支柱本体3、4の間にそれぞれ設置される。また、このとき、各側面カバー5、6は、係合受部7に係合部9を係合させ、また、必要に応じて各支柱本体3、4の係合受部7と係合部9、一対の側面カバー5、6の係合部9同士をビス留めするなどし、固定して設置される。
これにより、一対の支柱本体3、4と一対の側面カバー5、6が一体となって断面略矩形状の柱部1が形成される。また、一対の側面カバー5、6の表面と、各支柱本体3、4の前面、後面、一対の側面とに化粧材が貼り付けられているため、柱部1の全表面が化粧材で装飾され、見栄えが確保されている。
架設部2は、図2、図3、図4に示すように、下枠10と、一対の側枠11、12と、上枠13とを備えて構成されている。
下枠10は、例えばアルミニウム製の押出形材であり、柱部1の一対の支柱本体3、4に端部を支持させ、一対の柱部1に架設されるとともに架設部2の下面を形成する平板状の下枠本体14と、下枠本体14の奥行方向T2の両端部側にそれぞれ、上面から上方に突出して設けられるとともに、幅方向T1の一端部側から他端部側まで延設された一対の固定部15、16とを備えて形成されている。
また、下枠10には、その下面に化粧材を貼り付けるなどし、架設部2として露出する部分の見栄えをよくして意匠性を確保するように形成されている。
そして、この下枠10は、各柱部1の一対の支柱本体3、4の互いに対向する側面の上端側に設けられた連結部19に下枠本体14の端部側をビス留めするなどして固着することによって、一対の柱部1に架設されている。これにより、下枠10は、一対の支柱本体3、4と一対の側面カバー5、6で囲まれた各柱部1の内部空間内に、その端部側が位置するように架設されている。
一対の側枠11、12は、例えばアルミニウム製の押出形材であり、角管状に形成されている。そして、一方の側枠11は両端部を柱部1の前方側の支柱本体3の上端部側の側面に対向させ、他方の側枠12は両端部を柱部1の後方側の支柱本体4の上端部側の側面に対向させて、それぞれ配設されている。
また、各側枠11、12は、互いに対向する一側面側に、一側面から外側に突出し、一端部側から他端部側に延びる係合固定部17を備えている。さらに、各側枠11、12は、上面の一側面側に上枠13を係合するための係合受部18が凹設されている。
そして、各側枠11、12は、係合固定部17を下枠10の前方側と後方側にそれぞれ突設された固定部15、16にビス留めするなどして下枠10に固定され、下枠10で支持して所定位置に配設されている。また、このとき、一対の側枠11、12は、その上面が柱部1の一対の支柱本体3、4の上端と上下方向T3の略同位置に配されるようにして架設されている。
また、各側枠11、12は、上面と他側面に化粧材を貼り付けるなどし、架設部2として露出する部分の見栄えをよくして意匠性を確保するように形成されている。
上枠13は、例えばアルミニウム製の押出形材であり、一対の側枠11、12の係合受部18に両側端部側を係合させて支持され、一対の柱部1に架け渡すように配設されるとともに架設部2の上面を形成する平板状の上枠本体20と、上枠本体20の奥行方向T2の両端部側にそれぞれ、下面から下方に突出して設けられるとともに、幅方向T1の一端部側から他端部側まで延設された一対の係合部21とを備えて形成されている。
また、上枠13には、その上面に化粧材を貼り付けるなどし、架設部2として露出する部分の見栄えをよくして意匠性を確保するように形成されている。
そして、この上枠13は、一対の側枠11、12にそれぞれ係合して一対の側枠11、12と互いの上面を略面一にするように設置される。これにより、上枠13と一対の側枠11、12と下枠10とで囲まれた内部空間を備えた断面略方形状の架設部2が形成される。
ここで、本実施形態の門構造体Aにおいては、上記のように一対の柱部1と架設部2が乾式工法で構築される。これにより、照明や装飾部などを容易に取り付け、一体化することができる。
具体的に、例えば、照明装置を門構造体Aに設ける場合には、ダウンライトやライン照明などの照明装置を用い、架設部2の下枠10の下枠本体14に支持させたり、下枠本体14に設置すればよい。また、各柱部1に同様にして照明装置を支持させて設置するようにしてもよい。そして、このとき、架設部2や柱部1が乾式工法で中空状に形成されているため、この中空状の内部空間を配線路等に利用して照明装置の設置が行える。さらに、柱部1や架設部2の側面カバー5、6、上枠13などを容易に取り外しできるため、照明装置の設置作業、メンテナンス作業などが容易に行える。
また、図5に示すように、門構造体Aに袖壁構造25を一体に備えてもよい。
例えば、袖壁構造25としては、下端側を地中に埋設した基礎に支持させ、幅方向T1に所定の間隔をあけて立設された複数の支柱と、支柱の下端側同士を繋ぐように架設された下桟(下枠)と、支柱の上端側同士を繋ぐように架設された上桟(上枠)と、上枠と下枠の間に所定の間隔をあけて設けられ、支柱の中間部同士を繋ぐように架設された中桟(中枠)と、支柱、上桟、中桟、下桟の前面、後面に固着して支持させ、前後の壁面を形成する一対の壁パネルと、各壁パネルの表面に一体に設けられた外装材とを備え、乾式工法で構築されるものが一例として挙げられる。
そして、このような袖壁構造25は、柱部1の下端側に側面カバー5を欠いた切欠き部を設け、この切欠き部に一側端部を嵌め込むように配設して柱部1に連結することで、柱部1との一体感を確保し、見栄えを良くして設けることができる。また、袖壁構造25と柱部1(支柱本体3、4)の間に隙間が生じる場合にはシーリング処理を施すなど適宜手法を用いて柱部1と袖壁構造25の取合部の見栄えを良くすることが好ましい。
また、袖壁構造25に照明(玄関灯、門灯)やインターホンなどの電気機器を設けるようにしてもよい。このように袖壁構造25に電気機器を設ける場合においても、柱部1の内部空間を配線路として利用することができる。
さらに、図6に示すように、例えば、柱部1の下端側に一対の側面カバー5、6を欠いた切欠き部23を形成し、この切欠き部23を通じて既存の袖壁などの壁構造22を柱部1に貫通(連通)させるように門構造体Aを構築してもよい。また、この場合には、切欠き部23を貫通させつつ既存の壁構造22を柱部1に繋げて(連結して)門構造体Aを構築してもよいし、切欠き部23を貫通した既存の壁構造22と柱部1を繋げず(連結せず)、柱部1が既存の壁構造22を跨ぐようにして門構造体Aを構築してもよい。そして、このように構成することによって既存の壁構造22と好適に一体感を確保し、見栄えよく門構造体Aを設置することができる。
また、既存の壁構造22の上端部と側面カバー5、6の下端の間や、既存の壁構造22と柱部1(支柱本体3、4)の間に隙間が生じる場合には、必要に応じてスペーサー部材を設置したり、シーリング処理を施すなどの適宜手法を用い、柱部1と壁構造22の取合部の見栄えを良くすることが好ましい。
さらに、門構造体Aに装飾構造26を一体に備えてもよい。
例えば、装飾構造26としては、図5、図7に示すように、一方の柱部1側に設置される縦桟装飾構造27や架設部2側に設置される横桟装飾構造28が挙げられる。
具体的に、縦桟装飾構造27は、図7に示すように、上端側を架設部2に、下端側を基礎などに埋設して複数の縦桟27aを幅方向T1に間隔をあけて並設して構成される。このような縦桟装飾構造27にはポストやインターホン29などを取り付けるようにしてもよい。
横桟装飾構造28は、図5、図8、図9に示すように、上下方向T3に間隔をあけて配設される複数の横材30と、最上方の横材30と架設部2、上下に隣り合う横材30同士を接続する吊り材31とを備えて構成されている。また、横材30が上部枠30aと下部枠30bとを備えて着脱可能に分割形成されている。
この横桟装飾構造28を構築する際には、はじめに、最上方の吊り材31の下端に最上方の横材30の上部枠30aをビス留めして取り付け、この状態で最上方の吊り材31の上端を架設部2にビス留めするなどして取り付ける。
次に、他の吊り材31の上端に横材30の下部枠30b、下端に横材30の上部枠30aをそれぞれビス留めして取り付け、この状態で、横材30の下部枠30bを先行して取り付けた最上方の横材30の上部枠30aに係合させて取り付ける。これにより、最上方の横材30が形成される。
この操作を順次繰り返し、最後に最下方の吊り材31の下端に取り付けられた上部枠30aに下部枠30bを係合させて最下方の横材30を形成する。これにより、横桟装飾構造28を一体に構築することができる。
なお、複数の吊り材31と横材30をあらかじめ組み付けておき、これを架設部2にビス留めし、最後に最下方の横材30の下部枠30bを取り付けて横桟装飾構造28を構築するようにしてもよい。
また、図9、図10に示すように、横桟装飾構造28では、最下方の横材を柱部1にビス留めする固定部32を備えていることが望ましい。これにより、安定した状態で横桟装飾構造28を設置することができる。
したがって、本実施形態の門構造体Aにおいては、一対の支柱本体3、4を立設し、一対の側面カバー5、6を取り付けることで柱部1を構築でき、一対の柱部1に架け渡すように一対の側枠11、12と上枠13及び下枠10を取り付けることで、一対の柱部1に架設部2を架設することができる。これにより、腕木門、棟門、くぐり門のような門構造体Aを乾式工法で構築することが可能になる。
また、雨水等の水が架設部2の内部に浸入した場合に、柱部1の内部空間内に下枠10の端部が配されていることで、この水を架設部2の内部空間から柱部1の内部空間を通じて下方に導いて排水することができる。
さらに、照明やインターホンなどの電気機器を備える場合に、乾式工法で門構造体Aを構築することによって形成された柱部1の内部空間や架設部2の内部空間を配線路として利用することができる。これにより、別途配線路を設ける必要がなく、見栄えをよくして(見栄えを維持して)電気機器を一体に設けることが可能になる。
また、上下方向T3に間隔をあけて配設される複数の横材30と、最上方の横材30と架設部2、上下に隣り合う横材30同士を接続する吊り材31とを備えてなる装飾構造26(28)を一体に備え、横材30が着脱可能に分割形成された上部枠30aと下部枠30bを備えて構成してもよい。
この場合には、例えば、最上方の吊り材31の下端に最上方の横材30の上部枠30aをビス留めして取り付け、この状態で最上方の吊り材31の上端を架設部2にビス留めするなどして取り付ける。次に、他の吊り材31の上端に横材30の下部枠30b、下端に横材30の上部枠30aをそれぞれビス留めして取り付け、この状態で、横材30の下部枠30bを先行して取り付けた最上方の横材30の上部枠30aに係合させて取り付けることにより、最上方の横材30を形成することができる。そして、このような操作を順次繰り返し、最後に最下方の吊り材31の下端に取り付けられた上部枠30aに下部枠30bを係合させて最下方の横材30を形成することによって、装飾構造26(28)を容易に構築することができる。
さらに、柱部1が一対の支柱本体3、4と一対の側面カバー5、6で形成されているため、袖壁構造25を一体に設ける場合には、柱部1に側面カバー5の一部を欠いた切欠き部を設け、この切欠き部に一側端部を配して袖壁構造25を柱部1に一体に連結して設けることができる。これにより、側面カバー5の一部を欠いて切欠き部を設けるだけで容易に袖壁構造25を門構造体Aに一体形成することが可能になる。
以上、本発明に係る門構造体の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 柱部
2 架設部
3 支柱本体
4 支柱本体
5 側面カバー
6 側面カバー
7 係合受部
8 カバー本体
9 係合部
10 下枠
11 側枠
12 側枠
13 上枠
14 下枠本体
15 固定部
16 固定部
17 係合固定部
18 係合受部
19 連結部
20 上枠本体
21 係合部
22 既存の壁構造
23 切欠き部
25 袖壁構造
26 装飾構造
27 縦桟装飾構造
27a 縦桟
28 横桟装飾構造
29 インターホン
30 横材
30a 上部枠
30b 下部枠
31 吊り材
32 固定部
A 門構造体
T1 幅方向
T2 奥行方向
T3 上下方向

Claims (5)

  1. 幅方向に所定の間隔をあけて立設される一対の柱部と、前記一対の柱部の上端部同士を連結するように架設される架設部とを備えた門構造体であって、
    前記柱部が、奥行方向に所定の間隔をあけてそれぞれ立設された一対の支柱本体と、前記一対の支柱本体の前記幅方向を向く両側面側にそれぞれ配設されるとともに、前記一対の支柱本体に架け渡すように配設される一対の側面カバーとを備え、
    前記架設部が、前記幅方向に延設されるとともに前記奥行方向に所定の間隔をあけてそれぞれ配設される一対の側枠と、前記一対の側枠の上面側と下面側にそれぞれ配設されるとともに、前記一対の側枠に架け渡すように配設される上枠及び下枠とを備えて構成されていることを特徴とする門構造体。
  2. 請求項1記載の門構造体において、
    前記一対の支柱本体と前記一対の側面カバーで囲まれて形成される前記柱部の内部空間内に前記下枠の端部を配して、前記柱部と前記架設部が連結されている門構造体。
  3. 請求項1または請求項2記載の門構造体において、
    電気機器を一体に備えており、
    前記一対の支柱本体と前記一対の側面カバーで囲まれて形成される前記柱部の内部空間、及び/又は前記一対の側枠と前記上枠及び前記下枠で囲まれて形成される前記架設部の内部空間が前記電気機器の配線路である門構造体。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の門構造体において、
    上下方向に間隔をあけて配設される複数の横材と、最上方の横材と前記架設部、上下に隣り合う前記横材同士を接続する吊り材とを備えてなる装飾構造を一体に備え、
    前記横材が着脱可能に分割形成された上枠と下枠を備えて構成されている門構造体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の門構造体において、
    袖壁構造を一体に備え、
    前記柱部に前記側面カバーを欠いた切欠き部を設け、該切欠き部に一側端部を配して前記袖壁構造が前記柱部に一体に連結して設けられている門構造体。
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