JP6452480B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダといった作業機に関するものである。
作業機の油圧回路として、特許文献1に示される油圧回路が開示されている。
特許文献1の作業機における油圧回路は、作動油の供給に基づき作動する油圧アクチュエータと、作動油の汚染物を除去するためのフィルタとを備えている。また、油圧回路は、圧力損失検知手段と、出力低下手段とを備えている。圧力損失検知手段は、フィルタによる作動油の圧力損失を検知するセンサであり、出力低下手段は、油圧回路の出力を低下させるものである。特許文献1の油圧回路では、圧力損失検知手段で検出された作動油の圧力損失値が所定値以上となった場合に、エンジンの回転数を予め定められた所定値まで下げてフィルタ等の保護を行っている。
特開平9−250510号公報
特許文献1では、圧力損失値が所定値以上になった場合にエンジンの回転数を下げているため、フィルタ等に掛かる負荷を減らし、当該フィルタの保護を行っている。しかしながら、圧力損失検知手段では、フィルタの下流での圧力を検出しているため、フィルタに流れる作動油の抵抗を適正に検出することが難しいのが実情である。また、特許文献1では、エンジンの回転数を予め定められた所定値まで低下させるだけであったため、油圧アクチュエータに十分な作動油を供給することができず、作業を続けることができない虞がある。
そこで、本発明は、上述の問題点に鑑み、フィルタの保護を行うことができる作業機を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す通りである。
本発明の作業機は、エンジンと、前記エンジンの動力により駆動して作動油を吐出する定容量型の油圧ポンプと、前記作動油を濾過するフィルタと、前記フィルタの上流に設けられ前記作動油の圧力を検出する圧力検出装置と、前記圧力検出装置で検出された作動油の圧力の増減に応じて前記エンジンの回転数を制御する制御装置であって、予め定められた複数の圧力範囲毎に前記エンジンの回転数の上限値を記憶する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記圧力検出装置によって作動油の圧力が検出された場合に、前記複数の圧力範囲のうち、当該検出された検出圧力が前記複数の圧力範囲に入る所定圧力範囲を求め、前記エンジンの回転数の上限値を前記所定圧力範囲に対応する上限値に設定する。
発明の作業機は、前記エンジンの回転数を設定可能な操作部材を備え、前記制御装置は、前記操作部材によって設定されたエンジンの回転数である設定値が、前記所定圧力範囲に対応する上限値未満である場合には、前記エンジンの回転数を前記設定値に設定し、且つ、前記設定値が前記所定圧力範囲に対応する上限値以上である場合には前記エンジンの回転数を前記上限値に設定する
本発明の作業機は、エンジンと、前記エンジンの動力により駆動して作動油を吐出する斜板形可変容量型の第1油圧ポンプと、前記エンジンの動力により駆動して作動油を吐出する油圧ポンプであって、前記第1油圧ポンプとは異なる定容量型の第2油圧ポンプと、前記第2油圧ポンプに接続される第1油路と、前記第1油路に設けられ且つ当該第1油路に流れる作動油を取り出す第1取出部と、前記第1取出部とは異なる位置で前記第1油路に設けられ且つ当該第1油路に流れる作動油を取り出す第2取出部と、前記第1取出部から取り出された作動油の圧力である第1圧力と第2取出部から取り出された作動油の圧力である第2圧力との差圧の大きさに応じて前記第1油圧ポンプの斜板の角度を増減する油圧制御部と、前記第1油路に設けられ作動油を濾過するフィルタと、前記第1取出部と前記第2油圧ポンプとの間に設けられたリリーフ弁と、を備えている。
本発明の作業機は、前記第1油路であって、前記第1取出部と前記第2油圧ポンプとの間に設けられた排出油路を備え、前記排出油路に前記リリーフ弁が設けられている。
本発明の作業機は、機体と、機体に設けられた作業装置と、機体の右側及び左側に配置された走行装置と、を備えている。
本発明の作業機によれば、圧力検出装置で検出された作動油の圧力の増減に応じてエンジンの回転数を設定することから、定容量型の油圧ポンプの出力をフィルタの下流における作動油の圧力に応じて変更することができる。それゆえ、フィルタを保護しつつ、作業を行うことができる。
第1実施形態における作業機の油圧回路を例示する図である。 エンジン回転数と作動油の圧力との関係の第1例を示す図である。 エンジン回転数と作動油の圧力との関係の第2例を示す図である。 エンジン回転数の変化量と作動油の圧力との関係の第1例を示す図である。 エンジン回転数の変化量と作動油の圧力との関係の第2例を示す図である。 第2実施形態における作業機の油圧回路を例示する図である。 第3実施形態における作業機の油圧回路を例示する図である。 作業機として例示するスキッドステアローダの全体図である。 スキッドステアローダの平面図である。
以下、本発明に係る作業機及び作業機の油圧システムについて、適宜図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図6、7は、作業機として例示するスキッドステアローダ1の全体図である。以下の説明において、進行方向(前後方向)に直交する水平方向のことを、幅方向という。
図6、7に示すように、スキッドステアローダ1は、機体2と、機体2に搭載されたキャビン3と、機体2に設けられた作業装置4と、機体2の左及び右に設けられた走行装置5とを有する。
機体2内の後部にはエンジン6が搭載されている。キャビン3内の後部には運転席8が設けられている。運転席8の前方であって左側には、走行装置5を操作する走行レバー9Lが設けられている。運転席8の前方であって右側には、走行装置5を操作する走行レバー9Rが設けられている。左側の走行レバー9Lは左側の走行装置5を操作するものであり、右側の走行レバー9Rは右側の走行装置5を操作するものである。なお、キャビン3内には、後述する予備アクチュエータ33等を操作する操作部材25が設けられている(図1参照)。
作業装置4は、ブーム10L,10Rと、バケット11(作業具)と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダC1と、バケットシリンダC2とを有する。ブーム10Lは、キャビン3及び機体2の左に配置され、ブーム10Rは、キャビン3及び機体2の右に配置されている。バケット11(作業具)は、ブーム10Lの先端部と、ブ
ーム10Rの先端部との間に、上下揺動自在に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10L,10Rの基部側(後部側)を支持している。ブームシリンダC1は、ブーム10L,10Rを昇降するシリンダである。バケットシリンダC2は、バケット11を揺動するシリンダC2である。これらブームシリンダC1及びバケットシリンダC2は複動型油圧シリンダから構成されている。
ブーム10L、10Rの先端同士は、異形パイプから構成された第1連結部材14で連結されている。ブーム10L、10Rの基部同士は、円形パイプからなる第2連結部材15で連結されている。リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダC1は、ブーム10L、10Rに対応して、機体2の左及び右にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、ブーム10L、10Rの後端側(機体2の後端側の幅方向方向の外方)に、縦向き配置されて設けられている。このリフトリンク12の上端側は、ブーム10L、10Rの基部の後端側に枢軸16(第1枢軸という)を介して左右軸(横軸)回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下端側は、機体2の後端側上部に枢軸17(第2枢軸という)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。
制御リンク13は、リフトリンク12の前方に前後向き配置されて設けられている。この制御リンク13の前端側は、機体2に枢軸18(第3枢軸という)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。制御リンク13の後端側は、ブーム10L、10Rの基部側の前後方向中途部の下端部に枢軸19(第4枢軸という)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。
ブームシリンダC1は、その上部がブーム10L,10Rの基部に第1ブームシリンダピン21を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。このブームシリンダC1の下部は、機体2の後部に第2ブームシリンダピン22を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。このブームシリンダC1を伸縮することにより、リフトリンク12及び制御リンク13によってブーム10L,10Rの基部が支持されながら該ブーム10L,10Rの先端(バケット11)が昇降するように該ブーム10L,10Rが第1枢軸16回りに上下に揺動する。制御リンク13は、ブーム10L,10Rの上下の揺動にともなって第3枢軸18回りに上下に揺動する。リフトリンク12は、制御リンク13の上下の揺動にともなって第2枢軸17回りに揺動する。
図6及び図7に示すように、ブーム10L、10Rの先端部には、枢支ピン24L、24Rが設けられている。この枢支ピン24L、24Rに装着装置55が支持されている。装着装置55は、バケット11や予備アタッチメントを装着するための装置である。予備アタッチメントは、油圧圧砕機,油圧ブレーカ,アングルブルーム,アースオーガー,パレットフォーク,スイーパー,モア,スノウブロア等のアタッチメントである。
装着装置55は、機体2の左及び右に配置された装着体23L、23Rと、ロック機構56と、ヒッチシリンダ57とを有する。装着体23L、23Rは、枢支ピン24L、24Rに横軸回りに揺動自在に枢支されている。装着体23Lと装着体23Rとは第1連結部材14によって連結されている。図6では、装着体23L及び装着体23Rにバケット11が装着されている。ロック機構56は、装着体23L及び装着体23Rからバケット11が離脱するのを阻止する(ロックする)機構である。即ち、ロック機構56は、装着体23L及び装着体23Rにバケット11を係止することで、バケット11をロックする。
ヒッチシリンダ57は、複動型油圧シリンダで構成され、伸縮によってロック機構56に対してロック操作やロック解除操作を行う。例えば、ヒッチシリンダ57を伸長させると、ロック操作となって、装着体23L及び装着体23Rに対してバケット11を係止する。一方、ヒッチシリンダ57を収縮させると、ロック操作解除となって、装着体23L及び装着体23Rに対するバケット11の係止は解除される。なお、この実施形態では、バケット11の着脱について説明したが、予備アタッチメントでもバケット11と同様に装着体23に着脱することができる。
バケットシリンダC2は、ブーム10L,10Rの先端側の幅方向の内方にそれぞれ配置されている。このバケットシリンダC2の上端側は、ブーム10L,10Rに第1ピン
26を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。バケットシリンダC2の下端側は、装着体23L、23Rに第2ピン27を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。このバケットシリンダC2を伸縮することで、装着装置55に装着したバケット11や予備アタッチメントが揺動する。
左及び右の各走行装置5は、本実施形態では前輪5F及び後輪5Rを有する車輪型の走行装置5が採用されている。なお、走行装置5としてクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置5を採用してもよい。
図1は、スキッドステアローダの油圧回路H1であって、予備アタッチメント(予備アクチュエータ)を作動させる回路を示した図である。
図1に示すように、油圧回路H1は、第1ポンプP1(第1油圧ポンプ)と、第2ポンプP2(第2油圧ポンプ)と、制御弁30のうち予備アクチュエータを制御する制御弁30Aと、予備用電磁弁(第1電磁弁という)31,32とを備えている。なお、スキッドステアローダには、制御弁30Aの他に、複数の制御弁30が備えられているが、この実施形態では、他の制御弁30については説明を省略する。説明の便宜上、制御弁30Aのことを「SP制御弁或いは予備制御弁」という。
第1ポンプP1及び第2ポンプP2は、油圧ポンプであって、エンジン6の動力によって駆動される定容量型のギヤポンプである。第1ポンプP1は、バケット11の代わりに装着される予備アタッチメントの油圧アクチュエータ33を駆動するために使用されるものである。第2ポンプP2は、信号用や制御用の作動油を供給するために使用される。説明の便宜上、信号用や制御用の作動油のことをパイロット油、当該パイロット油の圧力のことをパイロット圧ということがある。また、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ33のことを、予備アクチュエータという。
SP制御弁30Aは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。SP制御弁30Aは、パイロット圧によって中立位置35aと第1位置35bと第2位置35cとに切換自在である。なお、SP制御弁30Aは、バネによって中立位置35aに戻される。
SP制御弁30Aには、第1ポンプP1の吐出油路e1に連通する作業系供給油路f1が接続されている。また、SP制御弁30Aには、排油路k1を介してバイパス油路h1が接続され、タンク側に戻るドレン油路g1も接続されている。
また、SP制御弁30Aと接続装置50との間には、作動油供給路39が接続されている。作動油供給路39は、2つの流路から構成されており、一方の流路39iは、第1逃がし路m1を介してバイパス油路h1に接続され、他方の流路39jは、第2逃がし路n1を介してバイパス油路h1に接続されている。第1,第2逃がし路m1,n1には、それぞれリリーフ弁40,41が設けられている。
接続装置50は、SP制御弁30Aと予備アクチュエータ33とを接続するものであって、作動油供給路39及び油圧ホース等を介してSP制御弁30Aと予備アクチュエータ33とを接続する。詳しくは、接続装置50は、図6示すように、ブーム10Lの前寄りに設けられた油圧カプラ50aと、油圧カプラ50aをブーム10Lに支持する支持部材(取付ステー)50bとで構成されている。
第1電磁弁31,32は、SP制御弁30Aを操作する一対の電磁弁である。
一方の第1電磁弁31は、第1パイロット油路q1を介してSP制御弁30Aの受圧部42aに接続されている。他方の第1電磁弁32は、第2パイロット油路r1を介してSP制御弁30Aの受圧部42bに接続されている。第1電磁弁31,32には、後述する第3油路t1を介して第2ポンプP2からのパイロット油(圧油)が供給可能である。
したがって、一方の第1電磁弁31によって、SP制御弁30Aを第1位置35bに切り換えると、一方の流路39iから予備アクチュエータ33へと第1ポンプP1からの作動油が供給されると共に予備アクチュエータ33からの戻りの油が他方の流路39jから排油路k1に流れる。
また、他方の第1電磁弁32によって、SP制御弁30Aを第2位置35cに切り換えると、他方の流路39jから予備アクチュエータ33へと第1ポンプP1からの作動油が
供給されると共に予備アクチュエータ33からの戻りの油が第1作動油流通路39iから排油路k1に流れる。
以上の油圧回路H1では、第1電磁弁31,32及びSP制御弁30Aを作動させることによって、予備アクチュエータ33を作動させることができる。
図1に示すように、上述の油圧回路H1において、第2ポンプP2には、当該第2ポンプP2から吐出した作動油が通る油路s1(第1油路s1という)が接続されている。第1油路s1において第2ポンプP2よりも下流側には、油圧モータ60が設けられている。即ち、油圧モータ60の一次側であって作動油の流入口であるポートP10には、第1油路S1が接続されている。油圧モータ60には当該油圧モータ60によって回転する冷却ファン61が設けられている。また、油圧モータ60の二次側であって作動油の吐出口であるポートS10には、油路u1(第2油路u1という)が接続されている。第2油路u1には作動油を濾過するフィルタ62が接続されている。フィルタ62の下流側は、油路t1(第3油路t1)が接続されている。したがって、油圧モータ60を通過して二次側のポートS10から第2油路u1に流れた作動油は、フィルタ62で濾過されて第3油路t1に供給される。
油圧回路H1には、バイパス回路63が設けられている。バイパス回路63は、油圧モータ60の一次側のポートP10よりも若干下流側と、二次側のポートS10よりも若干上流側とを連結する油路である。第2ポンプP2から送出された作動油がバイパス回路63を流れることで、油圧モータ60には作動油が流れないようにすることが可能である。
このバイパス回路63は、その油路の途中に、作動油の流量を変更(制御)するための、例えば、ソレノイドを備えた電磁弁64(第2電磁弁64という)が設けられている。この第2電磁弁64を全て閉じれば、油圧モータ60のポートP10に流入した殆どの作動油が油圧モータ60へ流入し、油圧モータ60は一次側と二次側の圧力差に応じて最大回転数で回転する。また、第2電磁弁64を全て開けば、油圧モータ60のポートP10に流入した殆どの作動油がバイパス回路63へ流入し、油圧モータ60は回転しない。
従って、第2電磁弁64の開度を全閉から全開の間で変更することによって、油圧モータ60へ流入する作動油の流量が変化し、油圧モータ60の回転数を変更することができる。尚、フェイルセーフの観点から、この第2電磁弁64は、第2電磁弁64に供給される電流が、ハーネスの切断などによって0A(アンペア)になると、油圧モータ60を最大回転数で回転させる全閉の状態となる。これによって、第2電磁弁64への電流の供給が停止した場合でも冷却ファン61が停止することはないので、作動油やエンジン6の冷却水のオーバーヒートを回避することができる。
第1油路s1は、中途部で下流側に分岐している。下流側に分岐した油路(第4油路という)s2には、ヒッチ制御弁58が接続されている。ヒッチ制御弁58は、油圧アクチュエータであるヒッチシリンダ57に作動油を供給する弁であって、第1位置58aと第2位置58bとに切り換わる2方向切換弁である。
ヒッチ制御弁58は、第1位置58aに切り換わると、第2油路s2とヒッチシリンダ57のボトム側とを連通させる。その結果、第2油路s2の作動油がヒッチシリンダ57のボトム側に作用するため、ヒッチシリンダ57は伸長する方向に動く。ヒッチ制御弁58は、第2位置58bに切り換わると、第2油路s2とヒッチシリンダ57のロッド側とを連通させる。その結果、第2油路s2の作動油がヒッチシリンダ57のロッド側に作用するため、ヒッチシリンダ57は収縮する方向に動く。即ち、ヒッチ制御弁58を第1位置58aにすることで、装着体23L、23Rに装着されたバケット11等はロックが保持される。また、ヒッチ制御弁58を第2位置58bにすることで、装着体23L、23Rに装着されたバケット11等のロックを解除することができる。
図1に示すように、スキッドステアローダ1は、制御装置(コントローラ)51が設けられている。制御装置51は、スキッドステアローダ1を制御する装置である。例えば、制御装置51は、第1電磁弁31,32を制御したり、或いは、第2電磁弁64を制御したり、ヒッチ制御弁58を制御する。
制御装置51には、複数の操作部材25が接続されている。この実施形態では、少なく
とも3つの操作部材25が接続されている。3つの操作部材25のうち、第1操作部材25aは、予備アクチュエータ33を操作するものであり、第2操作部材25bは、ヒッチシリンダ57を操作するものである。第3操作部材25cは、後述するように、エンジン6の回転数を制御するものである。 第1操作部材25a、第2操作部材25b及び第3操作部材25cは、スイッチやレバー等により構成されている。
制御装置51には、第1操作部材25aの操作量が入力される。制御装置51は、第1操作部材25aの操作量に応じて第1電磁弁31、32の開度を設定する制御信号を、当該第1電磁弁31、32に出力する。第1電磁弁31,32は、制御信号に応じて開閉し、これにより、SP制御弁30Aが作動する。即ち、制御装置51は、第1操作部材25aの操作に応じて予備アクチュエータ33を制御する。
制御装置51には、第2操作部材25bの操作が行われたか否かの信号が入力される。制御装置51は、第2操作部材25bの操作が行われたことを示す信号(解除信号という)が入力された場合、ヒッチ制御弁58のソレノイド58cを励磁することにより、ヒッチ制御弁58を第2位置58bに切り換える。即ち、制御装置51は、解除信号が入力された場合、ヒッチシリンダ57を収縮する方向に作動させる制御を行う。
なお、図示は省略しているが、制御装置51には、外気の温度を検出する外気センサや水温を検出する水温センサが接続されている。制御装置51は、外気センサで検出された外気の温度や水温センサで検出された水温に応じて、第2電磁弁64に制御信号を出力する。即ち、制御装置51は、外気の温度や水温に応じて第2電磁弁64の開度を設定し、油圧モータ60(冷却ファン61)の回転数を制御する。
さて、制御装置51は、エンジン6の制御を行う。制御装置51には、第3操作部材25cの操作量が入力される。制御装置51は、第3操作部材25cの操作量に応じてエンジンの回転数(エンジン回転数という)を設定する制御信号を、エンジン6に出力する。このような制御装置51は、第3操作部材25cの操作量によってエンジン回転数を制御するだけでなく、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力によってもエンジン回転数の制御を行う。
圧力検出装置67は、圧力を検出する圧力センサであり、第2油路u1に接続されている。詳しくは、圧力検出装置67は、油圧モータ60のポートS10とフィルタ62との間であって、フィルタ62の近傍に設けられている。言い換えれば、フィルタ62の近傍であって、当該フィルタ62の上流に圧力検出装置67が接続されている。圧力検出装置67で検出された作動油の圧力を示す信号は、制御装置51に入力される。この制御装置51は、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力の増減に応じてエンジンを制御する。
図2Aは、エンジン回転数と作動油の圧力との関係を示す第1例である。図2Aに示す関係は、制御装置51に格納されている。なお、下記に示した作動油の圧力及びエンジン回転数は一例を示したものであり、数値は限定されない。
図2Aに示すように、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3MPa以上4MPa未満である場合(第1範囲ということがある)、制御装置51は、エンジン回転数の上限値を2000rpmに設定する。具体的には、制御装置51は、作動油の圧力が第1範囲(3MPa以上4MPa未満)である場合は、第3操作部材25cの操作量に応じてエンジン回転数を0〜2000rpmの範囲で設定したり、エンジン回転数を2000rpmに固定する。
詳しくは、制御装置51は、第3操作部材25cの操作によって設定されたエンジン回転数の設定値(第1設定値という)が、0〜2000rpmの範囲に入っている場合は、第3操作部材25cの操作に応じてエンジン回転数を設定する。一方、制御装置51は、第1設定値が2000rpmを超えている場合は、第3操作部材25cの操作によるエンジン回転数の設定は行わず、エンジン回転数を2000rpmに固定する。
つまり、制御装置51は、作動油の圧力が第1範囲(3MPa以上4MPa未満)である場合、第1設定値が0〜2000rpmの範囲では、第3操作部材25cの操作に応じてエンジン回転数を設定する。また、制御装置51は、第1設定値が2000rpmを超
えている場合には、第3操作部材25cによって設定される第1設定値よりも、作動油の圧力に基づいて設定されるエンジンの回転数(第2設定値という)を優先し、エンジン回転数を第2設定値である2000rpmに固定する。
さて、作動油の圧力が4MPa以上5MPa未満である場合(第2範囲ということがある)は、制御装置51は、第3操作部材25cの操作量に基づいてエンジン回転数を0〜1500rpmの範囲で設定したり、エンジン回転数を1500rpmに固定する。詳しくは、制御装置51は、第1設定値が0〜1500rpmの範囲に入っている場合は、第3操作部材25cの操作に応じてエンジン回転数を設定し、第1設定値が1500rpmを超えると、エンジン回転数を1500rpmに固定する。
また、作動油の圧力が5MPa以上である場合(第3範囲ということがある)は、制御装置51は、第3操作部材25cの操作量に基づいてエンジン回転数を0〜1000rpmの範囲で設定したり、エンジン回転数を1000rpmに固定する。詳しくは、制御装置51は、第1設定値が0〜1000rpmの範囲では、第3操作部材25cの操作に応じてエンジン回転数を設定し、第1設定値が1000rpmを超えると、エンジン回転数を1000rpmに固定する。
このように、制御装置51は、作動油の圧力を予め設定した複数の圧力範囲(第1範囲、第2範囲、第3範囲)に対応したエンジン回転数の設定値(第2設定値)を有している。そして、制御装置51は、フィルタ62の近傍の圧力(フィルタ圧力)を圧力検出装置67から取得する。取得したフィルタ圧力が複数の圧力範囲のうち、どれに属しているか判定して、フィルタ圧力に対応する圧力範囲を抽出する。そして、抽出した圧力範囲に対応するエンジン回転数の設定値である第2設定値を抽出して、第2設定値を超えない範囲で、エンジン回転数の変更を許可している。
言い換えれば、本発明では、作動油の圧力に関して、その圧力範囲を複数用意して、それぞれの範囲範囲に応じてエンジン回転数の上限値を設定している。それゆえ、フィルタ62に掛かる圧力に応じて、第1ポンプP1及び第2ポンプP2の出力の上限を段階的に設定することができる。
作動油が高温でフィルタ62に掛かる負荷が殆ど無い場合、或いは、フィルタ62が新しく詰まりが無い場合には、第1ポンプP1及び第2ポンプP2の出力を最大限まで上昇させて作業を行うことができる。例えば、作動油が高温で作動油の粘度が低く、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3MPa未満である場合、エンジン回転数を2000rpm以上の最高回転数まで上昇させて作業を行うことができる。
また、作動油の温度が高温よりも若干低くフィルタ62に掛かる負荷が少し有る場合、或いは、フィルタ62を新しくしてから時間が経過して少しだけ詰まりが有る場合、第1ポンプP1及び第2ポンプP2の出力を中程度にして作業を行うことができる。フィルタ62に掛かる負荷が中程度で、例えば、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3MPa以上4MPa未満である場合は、エンジン回転数を0〜2000rpmの範囲に設定して作業を行うことができる。また、フィルタ62に掛かる負荷が中程度で、例えば、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が4MPa以上5MPa未満である場合は、エンジン回転数を0〜1500rpmの範囲に設定して作業を行うことができる。
また、作動油の温度が低くフィルタ62に掛かる負荷が大きい場合、或いは、フィルタ62を新しくしてから長期間が過ぎて詰まりが大きくなってきている場合は、第1ポンプP1及び第2ポンプP2の出力を小さくして、作業を行うことができる。例えば、フィルタ62に掛かる負荷が大きく、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が5MPa以上である場合は、エンジン回転数を0〜1000rpmの範囲に設定して作業を行うことができる。
つまり、フィルタ62の状況に合わせて、第1ポンプP1や第2ポンプP2の出力を変えながら、予備アタッチメント等を動かして作業を行うことができる。フィルタ62を保護しながらでも、作業を行うことができる。また、フィルタ62の詰まりが大きくなると、バケット11や予備アクチュエータ33等の作業装置の動作が遅くなる。そのため、フィルタ62の交換時期をスキッドステアローダ1を操作するオペレータに知らせることが
できる。
なお、上述した実施形態では、作動油の圧力に関して、その圧力範囲を複数用意して、それぞれの圧力範囲に応じてエンジン回転数の上限値を設定しているが、制御装置51は、予め定めた作動油の圧力に対応するエンジンの回転数に基づいて、エンジンを制御してもよい。
図2Bは、エンジン回転数と作動油の圧力との関係を示す第2例である。図2Bに示す関係は、制御装置51に格納されている。
図2Bに示すように、制御装置51は、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力に応じて、エンジン回転数の上限値を設定する。即ち、制御装置51は、図2Bに示された制御線L1を超えない範囲で、エンジン回転数を設定する。
例えば、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3MPaの場合は、制御装置51は、制御線L1を用いて、3MPaに対応するエンジン回転数の上限値を「2000rpm」であると計算する。そして、制御装置51は、エンジン回転数が制御線L1で求めた2000rpmを超えない範囲で、第3操作部材25cの操作量に応じてエンジン回転数を設定する。この場合も、エンジン回転数が2000rpmを超えることが無い。そのため、制御装置51は、第3操作部材25cによって設定されるエンジン回転数(第1設定値)よりも、制御線L1で求められるエンジン回転数、即ち、作動油の圧力に基づいて設定されるエンジンの回転数(第2設定値)を優先し、エンジン回転数を第2設定値である2000rpmに固定している。
[第2実施形態]
第2実施形態は、制御装置によるエンジンの制御の変形例である。油圧回路等の構成について第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
制御装置51は、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力の増減に応じてエンジン回転数の変化量を設定することにより、エンジン6を制御する。
図3Aは、エンジン回転数の変化量と作動油の圧力との関係を示す第1例である。図3Aに示す関係は、制御装置51に格納されている。なお、下記に示した作動油の圧力及びエンジン回転数の変化量は一例を示したものであり、数値は限定されない。
エンジン回転数の変化量とは、単位時間当たりのエンジン回転数の増減量である。例えば、エンジン回転数の変化量が100rpm/sとは、1秒間当たりのエンジン回転数の増加量(上昇量)が100rpmであることを示し、エンジン回転数の変化量が−100rpm/sとは、1秒間当たりのエンジン回転数の減少量が100rpmであることを示している。
圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3.0MPa未満である場合、制御装置51は、作動油の圧力の増減に応じてエンジン回転数の変化量を設定するという制御(第1制御という)は行わず、第3操作部材25cの操作に応じてエンジン回転数を制御する。即ち、作動油の圧力が3.0MPa未満である場合、制御装置51は、作動油の圧力に関係無く、第3操作部材25cの操作速度に応じて、エンジン回転数の変化量を設定する。例えば、第3操作部材25cを急峻に操作し操作速度が速い場合、当該操作速度に追随してエンジン回転数を変化させる。
さて、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3.0MPa以上4.0MPa未満である場合(第4圧力範囲)、制御装置51は、第1制御を行う。具体的には、制御装置51は、エンジン回転数の変化量を600rpm/s以下に設定する。制御装置51は、第3操作部材25cをエンジン回転数を増加させる方向に操作した場合において、当該第3操作部材25cの操作速度が速くても1秒間当たりのエンジン回転数の増加量を600rpm以下に制限する。
第3操作部材25cをエンジン回転数を増加させる方向に操作した場合において、1秒間当たりのエンジン回転数の増加量が600rpm未満の場合は、制御装置51は、第3操作部材25cの操作速度に応じてエンジン回転数の増加量を設定する。
つまり、エンジン回転数を増加させる方向に操作した場合、制御装置51は、第3操作部材25cの操作速度によって設定されるエンジン回転数の変化量(第4設定値)と、作
動油の圧力によって設定されるエンジン回転数の変化量(第3設定値)とを比較して、第4設定値が第3設定値を超える場合には、第3設定値を優先する。なお、エンジン回転数を減少させる方向に操作した場合は、制御装置51は、エンジン回転数の変化量の制限は行わず、第3操作部材25cの操作速度に応じて、エンジン回転数を減少させる。
圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が4.0MPa以上5.0MPa未満である場合(第5圧力範囲)、制御装置51は、第1制御を行う。具体的には、制御装置51は、エンジン回転数の変化量を300rpm/s以下に設定する。制御装置51は、第3操作部材25cをエンジン回転数を増加させる方向に操作した場合において、当該第3操作部材25cの操作速度が速くても1秒間当たりのエンジン回転数の増加量を300rpm以下に制限する。エンジン回転数を増加させる方向に操作した場合において、1秒間当たりのエンジン回転数の増加量が300rpm未満の場合は、制御装置51は、第3操作部材25cの操作速度に応じてエンジン回転数の増加量を設定する。また、第3操作部材25cをエンジン回転数を減少させる方向に操作した場合は、制御装置51は、エンジン回転数の変化量の制限は行わず、第3操作部材25cの操作速度に応じて、エンジン回転数を減少させる。
圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が5.0MPa以上5.5MPa未満である場合(第6圧力範囲)、制御装置51は、第1制御を行う。具体的には、制御装置51は、エンジン回転数の変化量を0rpm/sに設定する。制御装置51は、第3操作部材25cをエンジン回転数を増加させる方向に操作したとしても、エンジン回転数を増加させない。この場合も、エンジン回転数を減少させる方向に操作した場合においては、制御装置51は、エンジン回転数の変化量の制限は行わず、第3操作部材25cの操作速度に応じて、エンジン回転数を減少させる。
圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が5.5MPa以上である場合(第7圧力範囲)、制御装置51は、第1制御を行う。具体的には、制御装置51は、エンジン回転数の変化量を−200rpm/sに設定する。制御装置51は、第3操作部材25cの操作の有無に関わらず、自動的に1秒間当たりエンジン回転数を−200rpm減少させる。
このように、制御装置51は、作動油の圧力を予め設定した複数の圧力範囲(第4範囲、第5範囲、第6範囲、第7範囲)に対応したエンジン回転数の変化量の制限値(第3設定値)を有している。そして、制御装置51は、フィルタ62の近傍の圧力(フィルタ圧力)を圧力検出装置67から取得する。取得したフィルタ圧力が複数の圧力範囲のうち、どれに属しているか判定して、フィルタ圧力に対応する圧力範囲を抽出する。そして、抽出した圧力範囲に対応するエンジン回転数の変化量の制限値である第3設定値を抽出して、第3設定値に基づいて、エンジン回転数の変更量を制限している。
言い換えれば、本発明では、作動油の圧力に関して、その圧力範囲を複数用意して、それぞれの範囲範囲に応じてエンジン回転数の変化量を制限する制限値を設定している。それゆえ、フィルタ62に掛かる圧力に応じて、第1ポンプP1及び第2ポンプP2の出力の上限を段階的に設定することができる。
作動油が高温でフィルタ62に掛かる負荷が殆ど無い場合、或いは、フィルタ62が新しく詰まりが無く、その結果、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3MPa未満である場合、第3操作部材25cの操作に応じてエンジン回転数を上昇させることができる。
また、作動油の温度が高温よりも若干低くフィルタ62に掛かる負荷が少し有る場合、或いは、フィルタ62を新しくしてから時間が経過して少しだけ詰まりが有り、その結果、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3MPa以上4MPa未満である場合は、エンジン回転数の変化量を600rpm以下に制限して作業を行うことができる。また、フィルタ62に掛かる負荷が中程度で、その結果、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が4MPa以上5MPa未満である場合は、エンジン回転数の変化量を300rpm以下に制限して作業を行うことができる。
また、作動油の温度が低くフィルタ62に掛かる負荷が大きい場合、或いは、フィルタ
62を新しくしてから長期間が過ぎて詰まりが大きくなってきており、その結果、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が5MPa以上5.5MPa未満である場合は、エンジン回転数の変化量を0rpmに制限して作業を行うことができる。また、フィルタ62に掛かる負荷が高程度で、その結果、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が5.5MPa以上である場合は、エンジン回転数の変化量を−200rpm以下に設定してエンジン回転数を下げることにより、フィルタ62を保護することができる。
つまり、フィルタ62の状況に合わせて、第1ポンプP1や第2ポンプP2の出力を変えながら、予備アタッチメント等を動かして作業を行うことができる。フィルタ62を保護しながらでも、作業を行うことができる。また、フィルタ62の詰まりが大きくなると、バケット11や予備アクチュエータ33等の作業装置の動作が遅くなる。そのため、フィルタ62の交換時期をスキッドステアローダ1を操作するオペレータに知らせることができる。
なお、上述した実施形態では、複数に設定した圧力範囲に応じてエンジン回転数の変化量についての制限値を設定しているが、制御装置51は、予め定めた作動油の圧力に対応するエンジンの回転数の変化量に基づいて、エンジンを制御してもよい。
図3Bは、エンジン回転数の変化量と作動油の圧力との関係を示す第2例である。図3Bに示す関係は、制御装置51に格納されている。
図3Bに示すように、制御装置51は、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力に応じて、エンジン回転数の変化量を制限する。即ち、制御装置51は、図3Bに示された制御線L2に応じた変化量に基づいて、エンジン回転数の変化量を制限する。
例えば、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力が3MPaの場合は、制御装置51は、制御線L2を用いて、3MPaに対応するエンジン回転数の変化量の制限値を「600rpm/s」であると計算する。そして、制御装置51は、エンジン回転数を増加させる方向に操作した場合において、エンジン回転数の変化量を600rpm/s以下に制限する。つまり、この場合も、制御装置51は、第3操作部材25cの操作速度によって設定されるエンジン回転数の変化量(第4設定値)と、作動油の圧力によって設定されるエンジン回転数の変化量(第3設定値)とを比較して、第4設定値が第3設定値を超える場合には、第3設定値を優先する。
[第3実施形態]
第3実施形態は、作業系の油圧回路を変形例した実施形態である。上述した実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
図4に示す油圧回路は、ブーム10、バケット11、予備アクチュエータ等を作動させる回路である。図4に示すように、油圧回路H2は、複数の制御弁30と、第1ポンプP1と、第2ポンプP2とを備えている。第1ポンプP1は、斜板形可変容量アキシャルポンプから構成されている。第1ポンプP1は、作動油を貯留するタンクに貯留された作動油を吐出可能である。
第1ポンプP1の吐出側には、吐出油路e1が設けられている。吐出油路e1には、複数の制御弁30が接続されている。複数の制御弁30は、予備制御弁(SP制御弁)30A、ブーム制御弁30B、バケット制御弁30Cである。予備制御弁30Aは、第1実施形態と同様である。ブーム制御弁30Bは、ブームシリンダC1を制御する弁であって、バケット制御弁30Cは、バケットシリンダC2を制御する弁である。
ブーム10L、10R、バケット11の操作は、操作部材80によって行うことができる。操作部材80は、運転席8の周囲に設けられた操作レバーで構成されている。操作部材80は、中立位置から、前後、及び、前後に直交する幅方向等に傾動可能に支持されている。操作部材80を傾動操作することにより、操作部材80の下部に設けられた各パイロット弁59を操作することができる。
操作部材80を前側に傾動させると、下降用パイロット弁59Aが操作されて当該下降用パイロット弁59Aからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、ブーム制御弁30Bの受圧部に作用し、ブーム10L、10Rは下降する。
操作部材80を後側に傾動させると、上昇用パイロット弁59Bが操作されて当該上昇
用パイロット弁59Bからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、ブーム制御弁30Bの受圧部に作用し、ブーム10L、10Rは上昇する。
操作部材80を右側に傾動させると、バケットダンプ用のパイロット弁59Cが操作され、バケット制御弁30Cの受圧部にパイロット油が作用する。その結果、バケット制御弁30Cは、バケットシリンダC2を伸長させる方向に作動し、操作部材80の傾動量に比例した速度でバケット11がダンプ動作する。
操作部材80を左側に傾動させると、バケットスクイ用のパイロット弁59Dが操作され、バケット制御弁30Cの受圧部にパイロット油が作用する。その結果、バケット制御弁30Cは、バケットシリンダC2を収縮させる方向に作動し、操作部材80の傾動量に比例した速度でバケット11がスクイ動作する。
なお、予備制御弁30Aの制御は、制御装置51によって行う。また、制御装置51は、第1実施形態及び第2実施形態に示したように、圧力検出装置67で検出された作動油の圧力に応じて、エンジン回転数やエンジン回転数の変化量を設定することにより、エンジン6を制御してもよい。
さて、油圧回路H2は、ロードセンシングシステムを備えている。ロードセンシングシステムは、作業の負荷に応じて第1ポンプP1の吐出量を制御するシステムである。このロードセンシングシステムは、第1検出油路70と、第2検出油路71と、流量補償弁72、斜板制御部73とを有している。
第1検出油路70(PLS油路ということがある)は、各制御弁30A、30B、30Cに接続されていて、各制御弁30A、30B、30Cが作動したときの負荷圧を検出する油路である。また、第1検出油路70は、流量補償弁72にも接続されていて、各制御弁30A、30B、30Cの負荷圧のうち最高の負荷圧である「PLS信号圧」を流量補償弁72に伝達する。第2検出油路71(PPS油路ということがある)は、第1ポンプP1の吐出側と流量補償弁72を接続していて、第1ポンプP1の作動油の吐出圧である「PPS信号圧」を流量補償弁72に伝達する。
斜板制御部73は、圧力によって移動するピストンと、ピストンを収容する収容部と、ピストンに連結したロッドとを有する装置である。収容部の一端側は流量補償弁72に接続され、他端側は第1ポンプP1の吐出側に接続されている。斜板制御部73のロッド(移動部)は、第1ポンプP1の斜板に接続され、当該ロッドの伸縮によって斜板の角度が変更可能である。
流量補償弁72は、PLS信号圧及びPPS信号圧に基づいて斜板制御部73を制御可能な弁である。流量補償弁72は、PPS信号圧とPLS信号圧との圧力差(第1差圧)が予め定められた圧力となるように、斜板制御部73の一端側に圧力をかける。つまり、流量補償弁72は、PPS信号圧−PLS信号圧との差圧(第1差圧)が一定となるように、斜板制御部73の他端側のロッドを伸縮させる。
以上のように、ロードセンシングシステムでは、第1差圧が一定となるように斜板の角度を変更するため、負荷圧に応じて第1ポンプP1の吐出量を調整することができる。
さて、油圧回路H2における第1ポンプP2は、図示省略の走行系の油圧回路にも作動油(パイロット油)を供給する必要があるため、第2油圧ポンプP2は、パイロット油のみを供給するポンプよりも若干出力の大きな定容量型のポンプ(ギヤポンプ)が採用されている。第2ポンプP2の作動による出力(馬力)のロスを少なくするために、次に示すシステム(馬力制御回路)を設けている。
馬力制御回路は、油圧制御部75を備えている。この油圧制御部75は、第2ポンプP2から吐出した作動油(パイロット油)の圧力である第1圧力(Pi)と、第2ポンプP2から吐出した流量を減少させた後の作動油(パイロット油)の圧力である第2圧力(PA)との差圧(第2差圧:PA−Pi)に基づいて、第1ポンプP1を制御する装置である。
第1圧力は、第1取出部43で取り出された作動油の圧力である。第1取出部43は、第1油路s1に流れる作動油を取り出すための部分であって、第2ポンプP2の吐出口の近傍に設けられている。第2圧力は、第2取出部44で取り出された作動油の圧力である
。第2取出部44は、第1油路s1に流れる作動油を取り出すための部分であって、第1取出部43とは異なる位置に設けられている。
詳しくは、第1油路s1において、第1取出部43の下流側には作動油の流量を絞る絞り部45が設けられ、この絞り部45の下流側に第2取出部44が設けられている。第2取出部44及び絞り部45は、フィルタ62よりも上流側に位置している。
つまり、第1油路s1において、第1取出部43と第2取出部44との間に絞り部45を設けることによって、第2ポンプP2から吐出した作動油に第2差圧(第1取出部43から取り出された作動油の第1圧力と、第2取出部44から取り出された作動油の第2圧力との差)が生じる。
油圧制御部75は、差圧作動部76と、流量補償弁72(制御弁)と、斜板制御部73とを有している。
差圧作動部76は、第1圧力と第2圧力との第2差圧に応じて作動する装置である。差圧作動部76の一方側が第1取出部43に接続され、他端側が第2取出部44に接続されている。詳しくは、第1取出部43には、差圧作動部76に至る第5油路42が設けられ、第5油路42の当該第1取出部43とは反対側の端部には、差圧作動部76の一端側N1が接続されている。
また、第2取出部44には、差圧作動部76に至る第6油路48が設けられ、第6油路48の第2取出部44とは反対側の端部には、差圧作動部76の他端N2が接続されている。
差圧作動部76は、第2差圧に基づいて移動するピストン76Aと、ピストン76Aを収容する収容部76Bと、ピストン76Aの移動に伴って移動するロッド76Cとを有している。ピストン76Aは、第1圧力が第2圧力よりも大きくなると、ロッド76Cを収縮させる方向に移動し、第2圧力が第1圧力よりも大きくなると、ロッド76Cを伸長させる方向に移動する。ロッド76Cは、流量補償弁72(制御弁)に接続されていて、当該ロッド76Cによって流量補償弁72の開度を変更する。
流量補償弁72(制御弁)は、PLS信号圧とPPS信号圧との差圧である第1差圧が一定となるように開度が設定されるだけでなく、ピストン76Aの移動に応じて開度(流量)が設定される。言い換えれば、流量補償弁72は、第1差圧が一定となるように流量が変更可能で且つ第2差圧に基づいて流量が変更可能な弁である。
流量補償弁72における第1差圧は、当該流量補償弁72に設けられたスプリング72Aによって設定されている。即ち、流量補償弁72は、スプリング72Aで内蔵されたスプールを付勢することによって、第1差圧が一定となるように設定されている。
一方、流量補償弁72のスプールには差圧作動部76のロッド76Cが接続されていて、当該ロッド76Cはスプリング72Aに抗してスプールを移動させることができる。斜板制御部73は、上述したように流量補償弁72からの作動油に基づいて伸縮することで第1ポンプP1の斜板の角度を変更する。
以上、馬力制御回路によれば、第2差圧に応じて第1ポンプP1の出力を変更しているため、これに連動して第2ポンプP2の馬力ロスを低減させることができる。
さて、馬力制御回路を有する油圧回路H2においては、第1油路s1のうちの第1取出部43と第2ポンプP2との間には、第7油路46(排出油路)が接続されている。第7油路46の一方は、第1油路s1に接続され、第7油路46の他方は、作動油を貯留するタンクに接続されている。第7油路46の中途部には、リリーフ弁66が設けられている。リリーフ弁66のリリーフ圧は、エンジン回転数を最高回転数として第2ポンプP2を作動させている状況下において、当該第2ポンプP2の最大圧力よりも高く設定されている。なお、リリーフ圧は、第2ポンプP2の最大圧力よりも大きく、フィルタ62が有する耐圧よりも小さいことが望ましい。
このように、リリーフ弁66を設けているため、フィルタ62に負荷が掛からない状態では、第2ポンプP2から吐出した作動油の圧力で制御弁30等を制御して、通常通り作業を行うことができる。フィルタ62が詰まった場合には、リリーフ弁66が開き、作業速度等が低下する。即ち、作業速度が低下によってフィルタ62が詰まっていることを、
作業機を操作するオペレータに知らせることができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、作業系の油圧回路を変形例した実施形態である。上述した実施形態と同様の構成については、説明を省略する。図5は、ブーム、バケット、アーム、走行モータ、旋回モータ等を有するバックホーの油圧システム(油圧回路)の概略図である。バックホーについては、従来と同じ構成であるため説明を省略する。加えて、第1実施形態〜第3実施形態と共通の構成については説明を省略する。
図5に示すように、油圧回路H3の第2ポンプP2は、定容量形のギヤポンプによって構成されている。第2ポンプP2から吐出した作動油は、上述した実施形態と同様に制御用に用いられる。例えば、第2ポンプP2は、操作部材80の下部に設けられたパイロット弁に接続されている。
第1ポンプP1は、斜板形可変容量アキシャルポンプであって且つ独立した2つの吐出口から等しい吐出量が得られる等流量ダブルポンプ(スプリットフロー式の油圧ポンプ)によって構成されている。第1ポンプP1は、切換弁87に接続されている。切換弁87は、ブーム、バケット、アーム等を制御する制御弁30に接続されると共に、図示省略の走行モータ、旋回モータにも接続される。
切換弁87は、第1ポンプP1から吐出した作動油を作業系油圧システムに供給したり、或いは、走行系油圧システムに供給する弁であって、少なくとも2つの位置に切換可能である。即ち、切換弁87を一方の位置に切り換えると、第1ポンプP1から吐出した作動油を合流して、作業系油圧システムに設けられた制御弁30等に供給する。切換弁87を一方の位置に切り換えた場合、合流した作動油の圧力が「PPS信号圧」として当該切換弁87から出力される。また、切換弁87を他方の位置に切り換えると、第1ポンプP1から吐出した作動油を、走行系油圧システムに設けられた走行モータ等に供給する。切換弁87と流量補償弁72(制御弁)とは接続されていて、切換弁87から出力されたPPS信号圧が流量補償弁72に入力される。
この油圧回路H3においても、流量補償弁72は、第1圧力と第2圧力との第2差圧に応じて作動し、流量補償弁72(制御弁)から斜板制御部73に出力する作動油の圧力が決まる。この圧力によって斜板制御部73のロッドが伸縮(移動)することによって、第1ポンプP1の斜板の角度を変更することができる。また、油圧回路H3では、第1油路s1から分岐して第7油路46が接続され、第7油路46の中途部には、リリーフ弁66が設けられている。
第4実施形態では、上述した制御装置51を省略しているが、当該制御装置51によって、作動油の圧力に応じてエンジン回転数やエンジン回転数の変化量を設定することにより、エンジン6を制御してもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した第1実施形態では、第2電磁弁64を全開している状態では、油圧モータ60は停止していたが、第2電磁弁64が全開であっても油圧モータ60が若干回転する構成、即ち、油圧モータ60が低速に回転する構成であってもよい。また、上述した油圧回路H1では、油圧モータ60の下流にフィルタ62を設けていたが、これに代え、油圧モータ60の上流やヒッチ制御弁58の上流に設けてもよい。
また、制御装置51は、当該制御装置51に入力された解除信号に応じてヒッチ制御弁58のソレノイド58cを励磁する際に、第2電磁弁64のソレノイドを励磁することにより、油圧モータ60を駆動してもよい。即ち、制御装置51は、ヒッチシリンダ57を収縮させることでバケット11等の離脱を行う場合、例えば、第2電磁弁64を全開にせず、油圧モータ60への流量とバイパス回路63への流量の比が2:8〜4:6となるように第2電磁弁64の開度を制御することで、油圧モータ60の回転数を上昇させてもよい。
このようにすれば、第2電磁弁64を全開している状態(油圧モータ60を停止若しくは低回転させている状態)に比べて、油圧モータ60のポートP10に掛かる圧力が高くなる。即ち、第1油路s1から分岐した第2油路s2に作用する作動油の圧力(パイロット圧)も高くなる。それゆえ、ヒッチ制御弁58及びヒッチシリンダ57に作用する作動油の圧力(パイロット圧)が増加するため、ヒッチシリンダ57を素早く収縮させることができる。つまり、ヒッチシリンダ57を作動させるときに油圧モータ60を回転させることによってヒッチシリンダ57の動作速度を速くすることができる。
第3実施形態及び第4実施形態に示した油圧回路H2、H3では、油圧モータ60、冷却ファン61、バイパス回路63、電磁弁64を示していないが、この油圧回路H2、H3でも、油圧モータ60、冷却ファン61、バイパス回路63、電磁弁64を設けてもよい。
1 スキッドステアローダ(作業機)
2 機体
4 作業装置
5 走行装置
6 エンジン
25 操作部材
51 制御装置
62 フィルタ
66 リリーフ弁
67 圧力検出装置
P2 第2ポンプ(油圧ポンプ)

Claims (5)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの動力により駆動して作動油を吐出する定容量型の油圧ポンプと、
    前記作動油を濾過するフィルタと、
    前記フィルタの上流に設けられ前記作動油の圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記圧力検出装置で検出された作動油の圧力の増減に応じて前記エンジンの回転数を制御する制御装置であって、予め定められた複数の圧力範囲毎に前記エンジンの回転数の上限値を記憶する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記圧力検出装置によって作動油の圧力が検出された場合に、前記複数の圧力範囲のうち、当該検出された検出圧力が前記複数の圧力範囲に入る所定圧力範囲を求め、前記エンジンの回転数の上限値を前記所定圧力範囲に対応する上限値に設定する作業機。
  2. 前記エンジンの回転数を設定可能な操作部材を備え、
    前記制御装置は、前記操作部材によって設定されたエンジンの回転数である設定値が、前記所定圧力範囲に対応する上限値未満である場合には、前記エンジンの回転数を前記設定値に設定し、且つ、前記設定値が前記所定圧力範囲に対応する上限値以上である場合には前記エンジンの回転数を前記上限値に設定する請求項1に記載の作業機。
  3. エンジンと、
    前記エンジンの動力により駆動して作動油を吐出する斜板形可変容量型の第1油圧ポンプと、
    前記エンジンの動力により駆動して作動油を吐出する油圧ポンプであって、前記第1油圧ポンプとは異なる定容量型の第2油圧ポンプと、
    前記第2油圧ポンプに接続される第1油路と、
    前記第1油路に設けられ且つ当該第1油路に流れる作動油を取り出す第1取出部と、
    前記第1取出部とは異なる位置で前記第1油路に設けられ且つ当該第1油路に流れる作動油を取り出す第2取出部と、
    前記第1取出部から取り出された作動油の圧力である第1圧力と第2取出部から取り出された作動油の圧力である第2圧力との差圧の大きさに応じて前記第1油圧ポンプの斜板の角度を増減する油圧制御部と、
    前記第1油路に設けられ作動油を濾過するフィルタと、
    前記第1取出部と前記第2油圧ポンプとの間に設けられたリリーフ弁と、
    を備えている作業機。
  4. 前記第1油路であって、前記第1取出部と前記第2油圧ポンプとの間に設けられた排出油路を備え、
    前記排出油路に前記リリーフ弁が設けられている請求項3に記載の作業機。
  5. 機体と、
    機体に設けられた作業装置と、
    機体の右側及び左側に配置された走行装置と、
    を備えている請求項3又は4に記載の作業機。
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