JP6451637B2 - センサ装置、表示装置および入力装置 - Google Patents

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Description

本技術は、センサ装置ならびにそれを備えた表示装置および入力装置に関する。
近年、フレキシブルディスプレイや電子ペーパーなどの、折り曲げ可能な映像デバイスや、しなやかで柔軟な各種デバイスが多数開発されている。それに伴い、これらのフレキシブルデバイスに適した構造や、基板、および粘着剤などが新規に開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−243935号公報
しかし、フレキシブルデバイスでは、薄い基板が用いられるので、基板そのものに撓みが生じていることが多い。基板に撓みがある場合、その撓みが、フレキシブルデバイス内の他の機能に悪影響を及ぼす可能性がある。特に、基板への接触を検出するセンサ層が設けられている場合、基板の撓みに起因する応力がセンサ層に作用し、センサ特性が劣化してしまうという問題があった。
従って、基板の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することの可能なセンサ装置ならびにそれを備えた表示装置および入力装置を提供することが望ましい。
本技術の一実施の形態のセンサ装置は、操作面を有する基板の、操作面とは反対側の面と対向する位置に配置され、操作面への接触位置もしくは押圧位置を検出するセンサ層と、基板とセンサ層との間隙に位置する間隙層とを備えている。間隙層は、基板とセンサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、基板からの応力がセンサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有している。
本技術の一実施の形態のセンサ装置では、基板とセンサ装置との間に、基板とセンサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、基板からの応力がセンサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とが設けられている。これにより、基板からの応力が緩和領域によって緩和される。
本技術の一実施の形態の表示装置は、表示面を有する表示パネルと、表示パネルの、表示面とは反対側に配置されたセンサ装置とを備えている。センサ装置は、離間して表示パネルと対向する位置に配置され、表示面への接触位置もしくは押圧位置を検出するセンサ層と、表示パネルとセンサ層との間隙に位置する間隙層とを有している。間隙層は、表示パネルとセンサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、表示パネルからの応力がセンサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有している。
本技術の一実施の形態の表示装置では、表示パネルの背面とセンサ層との間に、表示パネルとセンサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、表示パネルからの応力がセンサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とが設けられている。これにより、表示パネルからの応力が緩和領域によって緩和される。
本技術の一実施の形態の入力装置は、操作面を有する基板と、基板の、操作面とは反対側に配置されたセンサ装置とを備えている。センサ装置は、離間して基板と対向する位置に配置され、操作面への接触位置もしくは押圧位置を検出するセンサ層と、基板とセンサ層との間隙に位置する間隙層とを有している。間隙層は、基板とセンサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、基板からの応力がセンサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有している。
本技術の一実施の形態の入力装置では、基板の背面とセンサ層との間に、基板とセンサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、基板からの応力がセンサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とが設けられている。これにより、基板からセンサ層に及ぶ応力が緩和領域によって緩和される。
本技術の一実施の形態のセンサ装置、表示装置および入力装置によれば、基板もしくは表示パネルからセンサ層に及ぶ応力を緩和領域によって緩和するようにしたので、基板もしくは表示パネルの撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。なお、本技術の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されず、本明細書中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本技術の第1の実施形態に係る表示装置の断面構成の一例を表す図である。 図1の表示パネルおよびセンサ装置の斜視構成の一例を表す図である。 図2の間隙層の平面構成の一例を表す図である。 図2の間隙層の平面構成の一例を表す図である。 図1の表示パネルの端部に湾曲のある様子を表す図である。 図1の表示パネルおよびセンサ装置の斜視構成の一変形例を表す図である。 図6の間隙層の平面構成の一例を表す図である。 図6の間隙層の平面構成の一例を表す図である。 図1の表示パネルの中央部分に湾曲のある様子を表す図である。 図3の間隙層の平面構成の一変形例を表す図である。 図4の間隙層の平面構成の一変形例を表す図である。 図10、図11の間隙層を備えた表示装置における、図1の表示パネル端部に湾曲のある様子を表す図である。 図7の間隙層の平面構成の一変形例を表す図である。 図8の間隙層の平面構成の一変形例を表す図である。 図13、図14の間隙層を備えた表示装置における、図1の表示パネル中央部分に湾曲のある様子を表す図である。 図10、図11の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル端部に湾曲のある様子を表す図である。 図13、図14の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル中央部分に湾曲のある様子を表す図である。 図16の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル端部に湾曲のある様子を表す図である。 図17の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル中央部分に湾曲のある様子を表す図である。 図5の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル端部に湾曲のある様子を表す図である。 図9の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル中央部分に湾曲のある様子を表す図である。 図20の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル端部に湾曲のある様子を表す図である。 図21の間隙層の一変形例を備えた表示装置における、図1の表示パネル中央部分に湾曲のある様子を表す図である。 貼合領域における粘着部および接着層の平面レイアウトの一変形例を表す図である。 貼合領域における粘着部および接着層の平面レイアウトの一変形例を表す図である。 貼合領域における粘着部および接着層の平面レイアウトの一変形例を表す図である。 緩和領域における粘着部、接着層および非粘着層の平面レイアウトの一変形例を表す図である。 緩和領域における粘着部、接着層および非粘着層の平面レイアウトの一変形例を表す図である。 緩和領域における粘着部、接着層および非粘着層の平面レイアウトの一変形例を表す図である。 本技術の第2の実施形態に係る入力装置の断面構成の一例を表す図である。 図1の表示装置の断面構成の一変形例を表す図である。 図26の入力装置の断面構成の一変形例を表す図である。 図1、図26、図27、および図28のセンサ装置の断面構成の一例を、駆動装置の内部構成の一例と共に表す図である。 図29のセンサ装置の作用の一例を表す図である。 図29のセンサ装置の作用の一例を表す図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態(表示装置)
センサ層と表示パネルとの間に間隙層を設けた例
間隙層の端縁に緩和領域を設けた例
間隙層の中央にシート状の粘着層もしくは接着層を設けた例
2.変形例
間隙層の中央部分に緩和領域を設けた例
ドット状、格子状または縞状の粘着部もしくは接着部を設けた例
緩和領域に非粘着部もしくは非粘着層を設けた例
3.第2の実施の形態(入力装置)
上記実施の形態の表示装置において表示パネルの代わりに基板を設けた例
4.各実施の形態に共通の変形例
センサ層と筐体との間にも間隙層を設けた例
5.センサ層の具体例
<1.第1の実施の形態>
[構成]
図1は、本技術の第1の実施の形態に係る表示装置1の断面構成の一例を表すものである。表示装置1は、表示面10Aに映像を表示すると共に、表示面10Aを操作面とするものである。表示装置1は、例えば、表示パネル10、センサ装置20、駆動装置30、筐体40およびペン50を備えている。表示パネル10が、本技術の「基板」の一具体例に相当する。
表示パネル10は、表示面10Aに映像を表示するものであり、例えば、液晶パネル、有機EL(Electro-Luminescence)パネル、電気泳動パネルなどである。表示パネル10は、可撓性を有しており、例えば、可撓性の樹脂フィルムまたは可撓性の薄板ガラスを含んで構成されている。センサ装置20は、ペン50などの、表示面10Aへの接触位置もしくは押圧位置を検出するものであり、検出した結果(検出信号)を駆動装置30に出力するようになっている。なお、センサ装置20については後に詳述する。
駆動装置30は、表示パネル10に対して電圧を印加することにより表示面10Aに映像を表示させるものである。駆動装置30は、また、センサ装置20に対して電圧を印加することにより、センサ装置20を駆動するとともに、センサ装置20から検出信号を受け取るものである。駆動装置30は、さらに、受け取った検出信号に基づいて電圧を生成し、生成した電圧を表示パネル10に印加することにより表示面10Aの表示を変化させるものである。駆動装置30は、受け取った検出信号に基づいて画像信号を生成し、外部に出力するようになっていてもよい。
筐体40は、表示パネル10、センサ装置20および駆動装置30を保護するものである。筐体40は、さらに、表示パネル10およびセンサ装置20を当該筐体40に固定するものである。筐体40は、例えば、センサ装置20の裏面と対向する底面部41と、表示パネル10およびセンサ装置20の側面と対向する側面部42と、表示パネル10の上面の端縁と対向する上面部43とにより構成されている。例えば、表示パネル10およびセンサ装置20の端部が、底面部41と上面部43とにより挟み込まれている。ペン50は、当該ペン50を表示面10Aに接触させたり、表示面10Aを押圧したりするものである。センサ装置20が、ペン50による、表示面10Aへの接触位置もしくは押圧位置を検出する。なお、ペン50が省略されてもよい。この場合、ペン50の代わりに、指などが用いられてもよい。
次に、センサ装置20について詳細に説明する。センサ装置20は、表示パネル10の、表示面10Aとは反対側の面と対向する位置に配置されている。つまり、センサ装置20は、表示面10Aには配置されていない。センサ装置20は、例えば、表示パネル10の、表示面10Aとは反対側の面と対向する位置に配置されたセンサ層21と、表示パネル10とセンサ層21との間隙に位置する間隙層22とを有している。センサ層21は、ペン50などの、表示面10Aへの接触位置もしくは押圧位置を検出するものであり、例えば、静電容量型、抵抗膜型または磁気抵抗型などの検出装置で構成されている。センサ層21は、可撓性を有しており、例えば、1もしくは複数の可撓性の樹脂層、または、1もしくは複数の可撓性の導電層を含んで構成されている。
図2は、表示パネル10およびセンサ装置20の斜視構成の一例を表したものである。間隙層22は、上述したように、表示パネル10とセンサ層21との間隙に位置する。間隙層22は、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bを有している。貼合領域22Aは、表示パネル10とセンサ層21とを互いに貼り合わせる機能を有している。緩和領域22Bは、表示パネル10からの応力がセンサ層21に及ぶのを緩和する機能を有している。
図3、図4は、間隙層22の平面構成の一例を表したものである。貼合領域22Aは、センサ層21の中央部分と対向する位置に配置されている。貼合領域22Aは、例えば、図3に示したように、矩形状となっていてもよいし、図4に示したように、矩形の四隅を切り欠いた形状となっていてもよい。貼合領域22Aは、上記の形状に限定されるものではなく、例えば、円形状または楕円形状となっていてもよい。貼合領域22Aは、シート状の粘着層22−1もしくはシート状の接着層22−2で構成されている。なお、貼合領域22Aが、シート状の複数の粘着層22−1もしくはシート状の複数の接着層22−2で構成されていてもよい。
粘着層22−1の材料としては、例えば、アクリル系粘着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体、天然ゴム系粘着剤、ポリイソブチレン、ブチルゴム、スチレン−ブチレン−スチレン共重合体、スチレン−インプレン−スチレンブロック共重合体等の合成ゴム系粘着剤、ポリウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、エポキシ系粘着剤、シリコン系粘着剤などが挙げられる。接着層22−2には、例えば、粘着層22−1の材料として挙げた材料と同種の材料が用いられる。また、上記の材料の硬化方法としては、例えば、紫外線、電子線、放射線、乾燥硬化などが挙げられる。粘着層22−1および接着層22−2の厚さは、例えば、0.5μm〜500μm程度となっている。
緩和領域22Bは、センサ層21の端縁と対向する位置に配置されている。緩和領域22Bは、貼合領域22Aの外周に配置されている。緩和領域22Bは、例えば、図3、図4に示したように、矩形のシートの中央部分を貼合領域22Aによってくり抜かれた環形状となっている。緩和領域22Bは、空隙で構成されている。
図5は、表示パネル10の端部に湾曲のある様子を表したものである。図5では、表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっているときに、表示パネル10の端部に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。図5では、この湾曲の生じている部分に湾曲部10Bという符号が付されている。表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっているときに、表示パネル10の端部に湾曲部10Bが存在しているとする。このとき、湾曲部10Bと対向する部分の全体または一部に、緩和領域22B(ここでは空隙)が配置されている。つまり、緩和領域22Bは、湾曲部10Bの形成位置に応じて配置されている。貼合領域22A(ここでは粘着層22−1もしくは接着層22−2)は、表示パネル10のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置されており、例えば、表示パネル10のうち湾曲部10B以外の部分と対向する部分に配置されている。
湾曲部10Bが環形状となっている場合、緩和領域22Bも環形状となっている。湾曲部10Bの湾曲が表示パネル10の四隅において特に大きくなっている場合、表示パネル10の四隅と対向する部分での緩和領域22Bの幅が、表示パネル10の四隅以外の部分と対向する部分での緩和領域22Bの幅よりも大きくなっていることが好ましい。「緩和領域22Bの幅」とは、緩和領域22Bが環形状となっているときの環の幅を指す。このとき、貼合領域22Aは、例えば、図4に示したように、矩形の四隅を切り欠いた形状となっている。
緩和領域22Bの、間隙層22に占める割合は、下記の表1における静的測定および動的測定の結果から勘案すると、10%以上、30%以下となっていることが好ましい。従って、間隙層22に占める割合が上記の条件となるよう、湾曲部10Bの、表示パネル10に占める割合を30%以下にすることが好ましい。静的測定とは、ペン50などで表示面10Aを接触・押圧していない状態でのセンサ感度の面内ばらつきの測定を指す。動的測定とは、表示面10A全体を所定の圧力で押圧したときのセンサ感度の面内ばらつきの測定を指す。表1の中で、×とは面内ばらつきが15%以上となっていたことを指し、△とは面内ばらつきが5%以上15%未満となっていたことを指し、○とは面内ばらつきが5%未満となっていたことを指す。
Figure 0006451637
[効果]
次に、本実施の形態の表示装置1の効果について説明する。本実施の形態では、表示パネル10とセンサ層21との間に、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bを有する間隙層22が設けられている。表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の端部に湾曲部10Bが存在し得るとき、湾曲部10Bと対向する部分の全体または一部に、緩和領域22Bが配置される。一方の貼合領域22Aは、表示パネル10のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置される。これにより、表示パネル10とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、湾曲部10Bからセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
<2.変形例>
次に、上記実施の形態の表示装置1の変形例について説明する。
[変形例その1]
図6は、表示パネル10およびセンサ装置20の斜視構成の一変形例を表したものである。図7、図8は、図6の間隙層22の平面構成の一例を表したものである。本変形例では、貼合領域22Aは、センサ層21の端部と対向する位置に配置されている。貼合領域22Aは、例えば、図7,図8に示したように、矩形のシートの中央部分をくり抜いた環形状となっている。貼合領域22Aは、シート状の粘着層22−1もしくはシート状の接着層22−2で構成されている。なお、貼合領域22Aが、シート状の複数の粘着層22−1もしくはシート状の複数の接着層22−2で構成されていてもよい。
緩和領域22Bは、センサ層21の中央部分と対向する位置に配置されている。緩和領域22Bは、貼合領域22Aで囲まれた領域に配置されている。緩和領域22Bは、例えば、図7に示したように、矩形状となっていてもよいし、図8に示したように、矩形の四隅を切り欠いた形状となっていてもよい。貼合領域22Aは、上記の形状に限定されるものではなく、例えば、円形状または楕円形状となっていてもよい。
図9は、表示パネル10の中央部分に湾曲のある様子を表したものである。図9では、表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっているときに、表示パネル10の中央部分に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。図9では、この湾曲の生じている部分に湾曲部10Cという符号が付されている。表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっているときに、表示パネル10の中央部分に湾曲部10Cが存在しているとする。このとき、湾曲部10Cと対向する部分の全体または一部に、緩和領域22B(ここでは空隙)が配置されている。つまり、緩和領域22Bは、湾曲部10Cの形成位置に応じて配置されている。貼合領域22A(ここでは粘着層22−1もしくは接着層22−2)は、表示パネル10のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置されており、例えば、表示パネル10のうち湾曲部10C以外の部分と対向する部分に配置されている。
次に、本変形例の表示装置1の効果について説明する。本変形例では、表示パネル10とセンサ層21との間に、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bを有する間隙層22が設けられている。表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の中央部分に湾曲部10Cが存在し得るとき、湾曲部10Cと対向する部分の全体または一部に、緩和領域22Bが配置される。一方の貼合領域22Aは、表示パネル10のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置される。これにより、表示パネル10とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、湾曲部10Cからセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
[変形例その2]
図10は、図3の間隙層22の平面構成の一変形例を表したものである。図11は、図4の間隙層22の平面構成の一変形例を表したものである。本変形例では、緩和領域22Bは、空隙で構成されている。さらに、貼合領域22Aは、ドット状の複数の粘着部22−3もしくはドット状の複数の接着部22−4で構成されている。ドットの形状は、例えば、円柱状、または角柱状となっている。複数の粘着部22−3は、面内に行列状に配置されている。複数の接着部22−4は、面内に行列状に配置されている。粘着部22−3および接着部22−4には、粘着層22−1の材料として挙げた材料と同種の材料が用いられる。粘着部22−3および接着部22−4の厚さは、例えば、0.5μm〜500μm程度となっている。
図12は、表示パネル10の端部に湾曲のある様子を表したものである。図12では、表示パネル10は、筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の端部に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。表示パネル10が、筐体40による締め付けの無い状態となっているときに、表示パネル10の端部に湾曲部10Bが存在しているとする。このとき、湾曲部10Bと対向する部分の全体または一部に、緩和領域22B(ここでは空隙)が配置されている。つまり、緩和領域22Bは、湾曲部10Bの形成位置に応じて配置されている。貼合領域22A(ここでは複数の粘着部22−3もしくは複数の接着部22−4)は、表示パネル10のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置されており、例えば、表示パネル10のうち湾曲部10B以外の部分と対向する部分に配置されている。
次に、本変形例の表示装置1の効果について説明する。本変形例では、上記実施の形態と同様、表示パネル10とセンサ層21との間に、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bを有する間隙層22が設けられている。これにより、表示パネル10とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、湾曲部10Bからセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
また、本変形例では、貼合領域22Aが、ドット状の複数の粘着部22−3もしくはドット状の複数の接着部22−4で構成されている。これにより、貼合領域22Aがシート状の粘着層22−1もしくはシート状の接着層22−2で構成されている場合と比べて、間隙層22を容易に剥離させることができる。その結果、製造過程においてリワークを容易に行うことができる。
[変形例その3]
図13は、図7の間隙層22の平面構成の一変形例を表したものである。図14は、図8の間隙層22の平面構成の一変形例を表したものである。本変形例では、緩和領域22Bは、空隙で構成されている。さらに、貼合領域22Aは、ドット状の複数の粘着部22−3もしくはドット状の複数の接着部22−4で構成されている。ドットの形状は、例えば、円柱状、または角柱状となっている。図15は、表示パネル10の中央部分に湾曲のある様子を表したものである。図15では、表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の中央部分に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。表示パネル10が、筐体40による締め付けの無い状態となっているときに、表示パネル10の中央部分に湾曲部10Cが存在しているとする。このとき、湾曲部10Cと対向する部分の全体または一部に、緩和領域22B(ここでは空隙)が配置されている。つまり、緩和領域22Bは、湾曲部10Cの形成位置に応じて配置されている。貼合領域22A(ここでは複数の粘着部22−3もしくは複数の接着部22−4)は、表示パネル10のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置されており、例えば、表示パネル10のうち湾曲部10C以外の部分と対向する部分に配置されている。
次に、本変形例の表示装置1の効果について説明する。本変形例では、上記実施の形態と同様、表示パネル10とセンサ層21との間に、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bを有する間隙層22が設けられている。これにより、表示パネル10とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、湾曲部10Cからセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
また、本変形例では、変形例その2と同様、貼合領域22Aが、ドット状の複数の粘着部22−3もしくはドット状の複数の接着部22−4で構成されている。これにより、貼合領域22Aがシート状の粘着層22−1もしくはシート状の接着層22−2で構成されている場合と比べて、間隙層22を容易に剥離させることができる。その結果、製造過程におけるリワークを容易に行うことができる。
[変形例その4]
図16は、図10、図11の間隙層22の一変形例を備えた表示装置1における表示パネル10の端部に湾曲部10Bのある様子を表したものである。図16では、表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の端部に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。図17は、図13、図14の間隙層22の一変形例を備えた表示装置1における表示パネル10の中央部分に湾曲のある様子を表したものである。図17では、表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の中央部分に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。
本変形例では、貼合領域22Aが、ドット状の複数の粘着部22−3もしくはドット状の複数の接着部22−4で構成されている。さらに、緩和領域22Bが、ドット状の複数の粘着部22−5もしくはドット状の複数の接着部22−6で構成されている。貼合領域22Aが、ドット状の複数の粘着部22−3で構成されている場合、緩和領域22Bは、ドット状の複数の粘着部22−5で構成されている。貼合領域22Aが、ドット状の複数の接着部22−4で構成されている場合、緩和領域22Bは、ドット状の複数の接着部22−6で構成されている。
複数の粘着部22−5は、面内に行列状に配置されている。複数の接着部22−6は、面内に行列状に配置されている。粘着部22−5および接着部22−6には、粘着層22−1の材料として挙げた材料と同種の材料が用いられる。粘着部22−5および接着部22−6の厚さは、例えば、0.5μm〜500μm程度となっている。
緩和領域22Bの貼合強度は、貼合領域22Aの貼合強度よりも小さくなっている。緩和領域22Bの貼合強度は、例えば、表示パネル10を筐体40による締め付けの無い状態にしたときに、粘着部22−5もしくは接着部22−6が表示パネル10の湾曲部10Bから剥離する程度となっている。貼合領域22Aの貼合強度が、例えば、1〜40N/25mmとなっている。緩和領域22Bの貼合強度が、例えば、1N/25mm未満となっている。以下に、緩和領域22Bの貼合強度を貼合領域22Aの貼合強度よりも小さくする方策の具体例を以下に2つ示す。
(具体例その1)
例えば、緩和領域22Bにおける複数の粘着部22−5もしくは複数の接着部22−6の占有密度が、貼合領域22Aにおける複数の粘着部22−3もしくは複数の接着部22−4の占有密度よりも小さくなっている。上記の占有密度を調整する方法としては、例えば、ドットの大きさを調整したり、単位面積当たりのドットの数を調整したりすることが考えられる。なお、具体例その1では、個々の粘着部22−5もしくは個々の接着部22−6の貼合強度は、個々の粘着部22−3もしくは個々の接着部22−4の貼合強度と同等か、またはそれよりも弱くなっている。
(具体例その2)
例えば、個々の粘着部22−5もしくは個々の接着部22−6の貼合強度が、個々の粘着部22−3もしくは個々の接着部22−4の貼合強度よりも弱くなっている。上記の貼合強度を調整する方法としては、例えば、ドットの大きさを調整したり、粘着部22−5と粘着部22−3とを粘度の互いに異なる材料で構成したり、接着部22−6と接着部22−4とを接着力の互いに異なる材料で構成したりすることが考えられる。なお、具体例その2では、複数の粘着部22−5もしくは複数の接着部22−6の、緩和領域22Bにおける占有密度が、複数の粘着部22−3もしくは複数の接着部22−4の、貼合領域22Aにおける占有密度と同等か、またはそれよりも小さくなっている。
次に、本変形例の表示装置1の効果について説明する。本変形例では、表示パネル10とセンサ層21との間に、貼合強度の相対的に強い貼合領域22Aと、貼合強度の相対的に弱い緩和領域22Bとを有する間隙層22が設けられている。これにより、表示パネル10とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、湾曲部10B,10Cからセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
また、本変形例では、緩和領域22Bが、ドット状の複数の粘着部22−5もしくはドット状の複数の接着部22−6で構成されている。これにより、緩和領域22Bが空隙で構成されている場合と比べて、表示面10Aがペン50などによって押し込まれたときでも、表示パネル10とセンサ層21との間隙の高さを面内でより均一にすることができる。
なお、本変形例において、緩和領域22Bが、例えば、図18、図19に示したように、ドット状の複数の非粘着部22−7で構成されていてもよい。この場合でも、緩和領域22Bの貼合強度を、貼合領域22Aの貼合強度よりも小さくすることができるので、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
[変形例その5]
図20は、図5の間隙層22の一変形例を備えた表示装置1における表示パネル10の端部に湾曲部10Bのある様子を表したものである。図20では、表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の端部に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。図21は、図9の間隙層22の一変形例を備えた表示装置1における表示パネル10の中央部分に湾曲のある様子を表したものである。図21では、表示パネル10が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、表示パネル10の中央部分に、センサ層21から離れる方向に湾曲が生じている様子が例示されている。
本変形例では、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bが、ともに、シート状の粘着層22−1もしくはシート状の接着層22−2で構成されている。緩和領域22Bの貼合強度は、貼合領域22Aの貼合強度よりも小さくなっている。緩和領域22Bの貼合強度は、例えば、表示パネル10を筐体40による締め付けの無い状態にしたときに、粘着層22−1もしくは接着層22−2が表示パネル10の湾曲部10B,10Cから剥離する程度となっている。貼合領域22Aの貼合強度が、例えば、1〜40N/25mmとなっている。緩和領域22Bの貼合強度が、例えば、1N/25mm未満となっている。
上記の貼合強度を調整する方法としては、例えば、緩和領域22Bの粘着層22−1と、貼合領域22Aの粘着層22−1とを粘度の互いに異なる材料で構成することが考えられる。また、上記の貼合強度を調整する方法としては、例えば、緩和領域22Bの接着層22−2と、貼合領域22Aの接着層22−2とを接着力の互いに異なる材料で構成することが考えられる。
次に、本変形例の表示装置1の効果について説明する。本変形例では、表示パネル10とセンサ層21との間に、貼合強度の相対的に強い貼合領域22Aと、貼合強度の相対的に弱い緩和領域22Bとを有する間隙層22が設けられている。これにより、表示パネル10とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、湾曲部10B,10Cからセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
なお、本変形例において、緩和領域22Bが、例えば、図22、図23に示したように、シート状の非粘着層22−8で構成されていてもよい。この場合でも、緩和領域22Bの貼合強度を、貼合領域22Aの貼合強度よりも小さくすることができるので、表示パネル10の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
[変形例その]
図24A、図24B、図24Cは、貼合領域22Aにおける粘着部22−3および接着部22−4の平面レイアウトの一変形例を表したものである。図25A、図25B、図25Cは、緩和領域22Bにおける粘着部22−5、接着部22−6および非粘着部22−7の平面レイアウトの一変形例を表したものである。
貼合領域22Aにおいて、粘着部22−3および接着部22−4は、例えば、図24Aに示したように、格子状となっていてもよい。さらに、緩和領域22Bにおいて、粘着部22−5、接着部22−6および非粘着部22−7は、例えば、図25Aに示したように、格子状となっていてもよい。
貼合領域22Aにおいて、粘着部22−3および接着部22−4は、例えば、図24Bに示したように、棒状となっていてもよい。さらに、緩和領域22Bにおいて、粘着部22−5、接着部22−6および非粘着部22−7は、例えば、図25Bに示したように、棒状となっていてもよい。このとき、複数の粘着部22−3および複数の接着部22−4は、直線の縞状となっている。同様に、複数の粘着部22−5、複数の接着部22−6および複数の非粘着部22−7も、直線の縞状となっている。
貼合領域22Aにおいて、粘着部22−3および接着部22−4は、例えば、図24Cに示したように、波線状となっていてもよい。さらに、緩和領域22Bにおいて、粘着部22−5、接着部22−6および非粘着部22−7は、例えば、図25Cに示したように、波線状となっていてもよい。このとき、複数の粘着部22−3および複数の接着部22−4は、波打った縞状となっている。同様に、複数の粘着部22−5、複数の接着部22−6および複数の非粘着部22−7も、波打った縞状となっている。
次に、本変形例の表示装置1の効果について説明する。本変形例では、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bが、ドット状、格子状もしくは縞状の複数の粘着部22−3、複数の接着部22−4、複数の粘着部22−5、または複数の接着部22−6を有している。これにより、貼合領域22Aがシート状の粘着層22−1もしくはシート状の接着層22−2で構成されている場合と比べて、間隙層22から表示パネル10を容易に剥離させることができる。その結果、製造過程においてリワークを容易に行うことができる。また、緩和領域22Bが空隙で構成されている場合と比べて、表示面10Aがペン50などによって押し込まれたときでも、表示パネル10とセンサ層21との間隙の高さを面内でより均一にすることができる。
<3.第2の実施の形態>
[構成]
図26は、本技術の第2の実施の形態に係る入力装置2の断面構成の一例を表すものである。入力装置2は、上記実施の形態の表示装置1において、表示パネル10の代わりに基板60を設けたものに相当する。
基板60は、操作面60Aを有する基板である。基板60は、例えば、可撓性を有する不透明樹脂板、もしくは可撓性を有する不透明金属板である。基板60が、筐体40による締め付けの無い状態となっているときに、基板60の端部または中央部分に、上記実施の形態の湾曲部10B,10Cと同等のものが存在し得る。センサ装置20は、ペン50などの、操作面60Aへの接触位置もしくは押圧位置を検出するものであり、検出した結果(検出信号)を駆動装置30に出力するようになっている。
駆動装置30は、センサ装置20に対して電圧を印加することにより、センサ装置20を駆動するとともに、センサ装置20から検出信号を受け取るものである。センサ装置20は、さらに、受け取った検出信号に基づいて画像信号を生成し、外部に出力するものである。筐体40は、基板60、センサ装置20および駆動装置30を保護するものである。筐体40は、さらに、基板60およびセンサ装置20を当該筐体40に固定するものである。筐体40は、例えば、センサ装置20の裏面と対向する底面部41と、基板60およびセンサ装置20の側面と対向する側面部42と、基板60の上面の端縁と対向する上面部43とにより構成されている。例えば、基板60およびセンサ装置20の端部が、底面部41と上面部43とにより挟み込まれている。ペン50は、当該ペン50を操作面60Aに接触させたり、操作面60Aを押圧したりするものである。センサ装置20が、ペン50による、操作面60Aへの接触位置もしくは押圧位置を検出する。なお、ペン50が省略されてもよい。この場合、ペン50の代わりに、指などが用いられてもよい。
[効果]
次に、本実施の形態の入力装置2の効果について説明する。本実施の形態では、基板60とセンサ層21との間に、貼合領域22Aおよび緩和領域22Bを有する間隙層22が設けられている。基板60が筐体40による締め付けの無い状態となっている場合に、基板60の端部または中央部分に湾曲部(例えば、湾曲部10B,10Cに相当する湾曲)が存在するとき、その湾曲部と対向する部分の全体または一部に、緩和領域22Bが配置される。一方の貼合領域22Aは、基板60のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置される。これにより、基板60とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、基板60の湾曲部からセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、基板60の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
<4.各実施の形態に共通の変形例>
図27は、上記第1の実施の形態およびその変形例に係る表示装置1の断面構成の一変形例を表したものである。図28は、上記第2の実施の形態に係る入力装置2の断面構成の一変形例を表したものである。なお、図27、図28では、駆動装置30の記載が省略されている。
本変形例では、センサ層21と、筐体40の底面部41との間にも、間隙層22が設けられている。底面部41の端部または中央部分に湾曲部(例えば、湾曲部10B,10Cに相当する湾曲)が存在するとき、その湾曲部と対向する部分の全体または一部に、緩和領域22Bが配置される。貼合領域22Aは、底面部41のうち緩和領域22Bと非対向の部分と対向する部分に配置される。これにより、底面部41とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、底面部41の湾曲部からセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。従って、底面部41の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
<5.センサ層21の具体例>
図29は、センサ層21の断面構成の一例を、駆動装置30の内部構成の一例と共に表したものである。センサ層21は、表示パネル10または基板60の、ペン50などによる接触位置または押圧位置を検出するものである。センサ層21は、静電容量型であり、例えば、電極基板210を、導電層211および導電層217で上下方向から挟み込んだ構成となっている。電極基板210、導電層211および導電層217は、可撓性を有している。電極基板210は、例えば、絶縁層212、下側電極213、絶縁層214、上側電極215および絶縁層216を、導電層211側から順に有している。センサ層21は、例えば、導電層211と電極基板210との間に間隙を有しており、この間隙を維持する複数のスペーサ218を有している。センサ層21は、例えば、導電層217と電極基板210との間にも間隙を有しており、この間隙を維持する複数のスペーサ219を有している。複数のスペーサ218および複数のスペーサ219は、センサ層21の厚さ方向から見たときに、互いに重なり合わないように配置されている。
導電層211および導電層217は、センサ層21と外部との間で形成される静電容量の変化がセンサ層21の内部に影響しないようするシールド層としての機能を有する。導電層211および導電層217は、固定電位となっており、例えば、グラウンド電位となっている。導電層211および導電層217は、例えば、SUS、鉄などの金属板によって構成されている。この金属板は、可撓性を有している。導電層211および導電層217は、例えば、フィルム上にアルミなどの金属薄膜、カーボン、CNT、ITO、IZO、ナノメタルワイヤ、銀細線などを製膜したものによって構成されていてもよい。
下側電極213は、導電層211と対向する位置に配置されている。下側電極213は、所定の方向(図中ではX方向)に延在する複数の部分電極を含んで構成されている。つまり、下側電極213および導電層211は、下側電極213の延在方向と直交する方向(図中ではY方向)の座標位置における静電容量の変化を検出できるようになっている。上側電極215は、導電層217と対向する位置に配置されている。上側電極215は、下側電極213と直交する方向(図中ではY方向)に延在する複数の部分電極を含んで構成されている。つまり、上側電極215および導電層217は、上側電極215の延在方向と直交する方向(図中ではX方向)の座標位置における静電容量の変化を検出できるようになっている。下側電極213および上側電極215は、例えば、フィルム上にアルミなどの金属薄膜、カーボン、CNT、ITO、IZO、ナノメタルワイヤ、銀細線などを製膜したものによって構成されている。
絶縁層212は、導電層211と下側電極213とを互いに絶縁分離するものである。絶縁層214は、下側電極213と上側電極215とを互いに絶縁分離するものである。絶縁層216は、上側電極215と導電層217とを互いに絶縁分離するものである。絶縁層212、絶縁層214および絶縁層216は、例えば、スクリーン印刷しUV硬化あるいは熱硬化できるハードコート剤などによって構成されている。また、絶縁層216は、スピンコートした感光性樹脂をフォトリソグラフィによりパターニングして作製したものであってもよい。
駆動装置30は、センサ層21の出力に基づいて描画データを生成し外部に出力するものである。駆動装置30は、例えば、図29に示したように、検出回路31、演算部32、記憶部33および出力部34を有している。
検出回路31は、例えば、センサ層21の静電容量の変化を、電極基板210に流れる電流量の変化で読み取る。検出回路31は、例えば、下側電極213に含まれる複数の部分電極および上側電極215に含まれる複数の部分電極を切り替えるスイッチ素子と、電極基板210に交流信号を供給する信号源と、電流・電圧変換回路とを有している。スイッチ素子は、例えば、マルチプレクサである。マルチプレクサの一端側に設けられた複数の端子が、各下側電極213および各上側電極215の一端に1つずつ接続されており、マルチプレクサの他端側に設けられた1つの端子が信号源および電流・電圧変換回路に接続されている。
検出回路31は、例えば、下側電極213に含まれる複数の部分電極を順次1つずつ選択するとともに、上側電極215に含まれる複数の部分電極を順次1つずつ選択する。これにより、検出回路31は、例えば、交流信号を下側電極213に含まれる複数の部分電極に順次1つずつ印加するとともに、上側電極215に含まれる複数の部分電極に順次1つずつ印加する。このとき、例えば、図30、図31に示したように、表示面10Aまたは操作面60Aにペン50が接触したり、押圧されたりすると、電極基板210の静電容量が変化し、その変化が電極基板210に流れる電流量を変化させる。検出回路31は、例えば、その電流量の変化を電圧の変化に変換し、演算部32に出力する。表示面10Aまたは操作面60Aにペン50が接触した場合であっても、わずかではあるが、電極基板210が変形し、電極基板210の静電容量が変化する。なお、図30は、表示面10Aまたは操作面60Aにペン50を接触させたときの表示パネル10もしくは基板60およびセンサ層210の断面構成の一例を簡略化して表したものである。図31は、表示面10Aまたは操作面60Aにペン50を押圧したときの表示パネル10もしくは基板60およびセンサ層21の断面構成の一例を簡略化して表したものである。
演算部32は、検出回路31から出力された電圧の変化を評価することにより、表示面10Aまたは操作面60Aにおけるペン50の接触もしくは押圧の位置を検出する。さらに、演算部32は、検出回路31から出力された電圧の変化を評価することにより、表示面10Aまたは操作面60Aにおけるペン50の押圧の大きさを導出する。演算部32は、導出した位置データ(センサ層21の出力に基づいて生成した追記データ)と、記憶部33に格納された描画データとを互いに重ね合わせることにより、描画データを生成する。演算部32は、導出した位置データ(センサ層21の出力に基づいて生成した追記データ)と、記憶部33に格納された描画データとを互いに重ね合わせることにより生成した描画データを、記憶部33に格納するとともに、出力部34に出力する。記憶部33は、演算部32からの描画データを格納する。出力部34は、演算部32からの描画データを外部に出力する。
センサ層21では、表示面10Aまたは操作面60Aに描画された画像に対応する描画データが生成される。具体的には、ペン50を用いて表示面10Aまたは操作面60Aへ描画する際の、ペン50の表示面10Aまたは操作面60Aへの接触もしくは押圧がセンサ層21によって検出され、その検出の結果を利用して上記描画データが生成される。つまり、上記描画データの生成に際して、表示パネル10または基板60の存在が邪魔にならない。これは、センサ層21が、導電層211,217で電極基板210を電気的にシールドした状態で、電極基板210と導電層211,217との間に形成される静電容量の変化を利用して、表示面10Aまたは操作面60Aへのペン50の接触もしくは押圧を検出しているからである。
表示パネル10または基板60と、センサ層21とが間隙層22を介して互いに貼り合わされている。これにより、表示パネル10または基板60とセンサ層21とを貼合領域22Aによって互いに固定しつつ、湾曲部10Bからセンサ層21に及ぶ応力を緩和領域22Bによって緩和することができる。その結果、例えば、センサ層21において、スペーサ218が絶縁層212から剥離したり、スペーサ219が絶縁層216から剥離したりするのを抑制することができる。従って、表示パネル10または基板60の撓みに起因するセンサ特性の劣化を低減することができる。
以上、実施の形態およびその変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。なお、本明細書中に記載された効果は、あくまで例示である。本技術の効果は、本明細書中に記載された効果に限定されるものではない。本技術が、本明細書中に記載された効果以外の効果を持っていてもよい。
また、例えば、本技術の一実施の形態は以下のような構成を取ることができる。
(1)
操作面を有する基板の、前記操作面とは反対側の面と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
を備え、
前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有する
センサ装置。
(2)
前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、ドット状、格子状または縞状の粘着部もしくは接着部で構成され、
前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
(1)に記載のセンサ装置。
(3)
前記緩和領域における前記粘着部もしくは前記接着部の占有密度は、前記貼合領域における前記粘着部もしくは前記接着部の占有密度よりも小さくなっている
(2)に記載のセンサ装置。
(4)
前記緩和領域における個々の前記粘着部もしくは個々の前記接着部の貼合強度は、前記貼合領域における個々の前記粘着部もしくは個々の前記接着部の貼合強度よりも小さくなっている
(2)に記載のセンサ装置。
(5)
前記貼合領域は、ドット状、格子状または縞状の粘着部もしくは接着部で構成され、
前記緩和領域は、ドット状、格子状または縞状の非粘着部で構成され、
前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
(1)に記載のセンサ装置。
(6)
前記貼合領域は、ドット状、格子状または縞状の粘着部もしくは接着部で構成され、
前記緩和領域は、空隙で構成される
(1)に記載のセンサ装置。
(7)
前記貼合領域は、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
前記緩和領域は、空隙で構成される
(1)に記載のセンサ装置。
(8)
前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
(1)に記載のセンサ装置。
(9)
前記貼合領域は、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
前記緩和領域は、シート状の非粘着部で構成され、
前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
(1)に記載のセンサ装置。
(10)
前記貼合領域は、前記センサ層の中央部分と対向する位置に配置され、
前記緩和領域は、前記センサ層の端縁と対向する位置に配置される
(1)ないし(9)のいずれか一項に記載のセンサ装置。
(11)
前記貼合領域は、前記センサ層の端縁と対向する位置に配置され、
前記緩和領域は、前記センサ層の中央部分と対向する位置に配置される
(1)ないし(9)のいずれか一項に記載のセンサ装置。
(12)
前記センサ層は、可撓性を有する
(1)ないし(11)のいずれか一項に記載のセンサ装置。
(13)
表示面を有する表示パネルと、
前記表示パネルの、前記表示面とは反対側に配置されたセンサ装置と
を備え、
前記センサ装置は、
離間して前記表示パネルと対向する位置に配置され、前記表示面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
前記表示パネルと前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
を有し、
前記間隙層は、前記表示パネルと前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記表示パネルからの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有する
表示装置。
(14)
操作面を有する基板と、
前記基板の、前記操作面とは反対側に配置されたセンサ装置と
を備え、
前記センサ装置は、
離間して前記基板と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
を有し、
前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有する
入力装置。
本出願は、日本国特許庁において2013年9月3日に出願された日本特許出願番号第2013−182509号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (14)

  1. 操作面を有する基板の、前記操作面とは反対側の面と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を備え、
    前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、ドット状、格子状または縞状の粘着部もしくは接着部で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
    センサ装置。
  2. 前記緩和領域における前記粘着部もしくは前記接着部の占有密度は、前記貼合領域における前記粘着部もしくは前記接着部の占有密度よりも小さくなっている
    請求項に記載のセンサ装置。
  3. 前記緩和領域における個々の前記粘着部もしくは個々の前記接着部の貼合強度は、前記貼合領域における個々の前記粘着部もしくは個々の前記接着部の貼合強度よりも小さくなっている
    請求項に記載のセンサ装置。
  4. 操作面を有する基板の、前記操作面とは反対側の面と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を備え、
    前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなってい
    センサ装置。
  5. 操作面を有する基板の、前記操作面とは反対側の面と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を備え、
    前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域は、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
    前記緩和領域は、シート状の非粘着部で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなってい
    センサ装置。
  6. 前記貼合領域は、前記センサ層の中央部分と対向する位置に配置され、
    前記緩和領域は、前記センサ層の端縁と対向する位置に配置される
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  7. 前記貼合領域は、前記センサ層の端縁と対向する位置に配置され、
    前記緩和領域は、前記センサ層の中央部分と対向する位置に配置される
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  8. 前記センサ層は、可撓性を有する
    請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  9. 表示面を有する表示パネルと、
    前記表示パネルの、前記表示面とは反対側に配置されたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    離間して前記表示パネルと対向する位置に配置され、前記表示面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記表示パネルと前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を有し、
    前記間隙層は、前記表示パネルと前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記表示パネルからの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、ドット状、格子状または縞状の粘着部もしくは接着部で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
    表示装置。
  10. 表示面を有する表示パネルと、
    前記表示パネルの、前記表示面とは反対側に配置されたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    離間して前記表示パネルと対向する位置に配置され、前記表示面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記表示パネルと前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を有し、
    前記間隙層は、前記表示パネルと前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記表示パネルからの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
    表示装置。
  11. 表示面を有する表示パネルと、
    前記表示パネルの、前記表示面とは反対側に配置されたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    離間して前記表示パネルと対向する位置に配置され、前記表示面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記表示パネルと前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を有し、
    前記間隙層は、前記表示パネルと前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記表示パネルからの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域は、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
    前記緩和領域は、シート状の非粘着部で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
    表示装置。
  12. 操作面を有する基板と、
    前記基板の、前記操作面とは反対側に配置されたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    離間して前記基板と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を有し、
    前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、ドット状、格子状または縞状の粘着部もしくは接着部で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
    入力装置。
  13. 操作面を有する基板と、
    前記基板の、前記操作面とは反対側に配置されたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    離間して前記基板と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を有し、
    前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域および前記緩和領域は、ともに、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
    入力装置。
  14. 操作面を有する基板と、
    前記基板の、前記操作面とは反対側に配置されたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    離間して前記基板と対向する位置に配置され、前記操作面への接触位置もしくは押込位置を検出するセンサ層と、
    前記基板と前記センサ層との間隙に位置する間隙層と
    を有し、
    前記間隙層は、前記基板と前記センサ層とを互いに貼り合わせる貼合領域と、前記基板からの応力が前記センサ層に及ぶのを緩和する緩和領域とを有し、
    前記貼合領域は、シート状の粘着層もしくは接着層で構成され、
    前記緩和領域は、シート状の非粘着部で構成され、
    前記緩和領域の貼合強度は、前記貼合領域の貼合強度よりも小さくなっている
    入力装置。
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