JP6451124B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置に関するものである。
交流電源に接続されたコンバータと、このコンバータの直流出力側に接続されたインバータと、直流中間回路に接続された直流平滑コンデンサとを有する電力変換装置を対象とし、インバータを構成する半導体スイッチング素子のオン・オフにより電力変換装置を流れるノイズ電流を低減させるためのノイズ低減装置が知られている。ノイズ低減装置は、前記ノイズ電流を検出するノイズ電流検出手段と、検出されたノイズ電流を低減させるためのノイズ補償電流を生成して電力変換装置に供給するノイズ補償電流供給手段とを備えている。そして、ノイズ補償電流供給手段は、ノイズ電流検出手段の検出信号により出力電流が制御される素子であって直流中間回路の電圧より低い耐圧を有するトランジスタと、ツェナダイオードとの直列回路を備えている(特許文献1)。
特開2002−252985号公報
しかしながら、上記従来のノイズ低減装置において、トランジスタ及びツェナダイオードを安価な素子で構成した場合には、トランジスタ及びツェナダイオードを高速に動作させることができないため、高周波のスイッチングノイズが装置の筐体へ伝搬する、という問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、電源装置において、スイッチング回路で発生したノイズの筐体への伝搬を抑制することである。
本発明は、スイッチング回路と、スイッチング回路を冷却する冷却部材とを筐体に収容し、冷却部材を支持する第1絶縁部材を、冷却部材と前記筐体との間に設けることによって上記課題を解決する。
本発明は、第1絶縁部材により冷却部材と筐体との間のインピーダンスが高くなるため、スイッチング回路で発生したノイズが筐体に伝搬することを抑制できる。
図1は本発明の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 図2は図1のII-II線に沿う断面図である。 図3は電源回路の回路図である。 図4は電源回路の回路図である。 図5は電源回路の回路図である。 図6は電力変換装置の各構成の接続状態を説明するための回路図である。 図7は、周波数に対するインピーダンス特性を示すグラフである。 図8は本発明の他の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 図9は図8のIV-IV線に沿う断面図である。 図10は図9のX線で囲う部分の拡大図である。 図11(a)は、冷却部材と導電部材と間のノイズ伝搬を概念的に表した図である。図11(b)はノイズ電圧の時間特性を示すグラフである。 図12(a)は、冷却部材と導電部材と間のノイズ伝搬を概念的に表した図である。図12(b)はノイズ電圧の時間特性を示すグラフである。 図13(a)は、冷却部材と導電部材と間のノイズ伝搬を概念的に表した図である。図13(b)はノイズ電圧の時間特性を示すグラフである。 図14は本発明の他の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 図15は、導電部材、絶縁部材、及び筐体の接続部分を説明するための一部断面図である。 図16は電力変換装置の各構成の接続状態を説明するための回路図である。 図17は変形例に係る電力変換装置の斜視図である。 図18は本発明の他の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 図19は電力変換装置の各構成の接続状態を説明するための回路図である。 図20は本発明の他の実施形態に係る電力変換装置の断面図である。 図21は電力変換装置の各構成の接続状態を説明するための回路図である。 図22は本発明の他の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 図23は図22のXXIII-XXIII線に沿う断面図である。 図24は電力変換装置の各構成の接続状態を説明するための回路図である。 図25は本発明の他の実施形態に係る電力変換装置の断面図である。 図26は電力変換装置の各構成の接続状態を説明するための回路図である。 図27は本発明の他の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 図28は図27のXXVIII-XXVIII線に沿う断面図である。 図29は電力変換装置の各構成の接続状態を説明するための回路図である。 図30は変形例に係る電力変換装置の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
本発明の実施形態に係る電源装置を説明する。電源装置は、例えば車両に設けられており、車載バッテリの電力を変換する装置として用いられる。なお、以下では、電源装置の例として、電力変換装置を挙げた上で、実施形態を説明する。電源装置は、電力変換装置に限らず、高周波のノイズを発生する回路を含んだ装置であればよい。また電源装置は、車両に限らず、他の装置又はシステムに設けられていてもよい。
図1は電力変換装置の斜視図である。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。電力変換装置1は、電源回路10、冷却部材20、絶縁部材30、及び筐体40を備えている。なお、図1について、電源回路10、冷却部材20及び絶縁部材30は筐体40に収容されているため、外側から見えないが説明のために、図示している。以下、他の実施形態で示す斜視図についても、同様に図示する。
電源回路10は、高周波のノイズを発生するスイッチング回路である。電源回路は、筐体40の内部に設けられており、パワーモジュールを有している。パワーモジュールは、IGBT等のパワー半導体素子(スイッチング素子)をモジュール化した部材である。パワー半導体素子は、制御回路から送信されるスイッチング信号により、スイッチのオン、オフを切り替える。そして、パワー半導体素子のオン、オフが切り替わることで、電源回路10は、入力電力を変換している。
図3〜図5を用いて、電源回路の例を説明する。図3は、コンバータ(非絶縁型の昇圧回路)の回路図である。図3に示すコンバータは、直流電源の電圧を高い電圧に変換する昇圧回路である。コンバータは、主に低電圧電源から高電圧電源へ電力を供給する場合に用いられる。制御回路11aは、半導体スイッチ11aにスイッチング信号を送信する。そして、スイッチング信号のデューティ比が制御されることで、入力電圧(Vin)が昇圧されて、昇圧された電圧が出力電圧(Vout)として出力される。このとき、半導体スイッチ11bのオン、オフに伴い、電源回路10はノイズを発生する。
図4は、絶縁側コンバータの回路図である。電源回路10は、パワーモジュール12a、トランス12b、複数のダイオード12c、複数の平滑コンデンサ12d、及び、制御回路12eを有している。電源回路10は、電圧の入力側から出力側に向けて、平滑コンデンサ12d、パワーモジュール12a、トランス12b、複数のダイオード12c、及び平滑コンデンサ12dの順に接続されている。制御回路12eは、パワーモジュール12aを構成するスイッチング素子に対して、スイッチング信号を送信する。そして、パワーモジュール12aのスイッチング動作により、電力が変換される。このとき、パワーモジュール12aのスイッチング動作に伴い、電源回路10はノイズを発生する。
図5はインバータの回路図である。インバータの入力側には、直流電源を供給するためのバッテリが接続される。インバータの出力側には、インバータの出力電力により回転力を得るモータが接続されている。そして、インバータは、スイッチ群13aを有している。スイッチ群13aは、モジュール化されたパワー半導体素子により構成されている。そして、制御回路13bからの制御信号に基づき、スイッチ群13aに含まれるスイッチのオン、オフが切り替わり、電力が変換される。このとき、スイッチ群13aに含まれるスイッチのオン、オフに伴い、電源回路10はノイズを発生する。
図1及び図2に戻り、冷却部材20は電源回路10を冷却する。冷却部材20には例えばヒートシンクが用いられる。電源回路10は、回路内の損失箇所で熱を発生する。冷却部材20は、電源回路10の損失箇所で発生する熱を冷却している。冷却部材20は、電源回路10と絶縁された状態で、電源回路10の底面に沿うように配置されている。なお、電源回路10と冷却部材20との間は、例えば絶縁シートを入れることで、絶縁性を確保してもよい。
絶縁部材30は冷却部材20と筐体40との間で絶縁を保ちつつ、冷却部材20を筐体40内で支持するための部材である。絶縁部材30は例えば樹脂により形成されており、直方体の形状になるよう形成されている。絶縁部材30は抵抗成分を有している。絶縁部材30に抵抗成分をもたせるためには、導電性グリスを用いればよい。導電性グリスを用いることで、冷却部材20と筐体40との間において、熱伝導性を確保でき、電気的な絶縁も確保できる。また、導電性グリスの量を調整することで、抵抗成分の抵抗値を調整できる。絶縁部材30は冷却部材20の底面に沿うように配置されている。また絶縁部材30は筐体40の内側の表面上に配置されている。絶縁部材30の底面は、例えば接着剤により筐体40に固定されている。なお、冷却部材20、絶縁部材30及び筐体40の間は、例えば絶縁性のボルトにより締結されることで、固定されてもよい。
筐体40は、電源回路10、冷却部材20、及ぶ絶縁部材30を収容している。筐体40は、金属等で形成されており、導電性を有している。
次に、図6を用いて、電源回路10、冷却部材20、絶縁部材30、及び筐体40の電気的な接続状態を説明する。図6は各部材の接続状態を回路図で表している。電源回路10と冷却部材20との間は、例えば絶縁シートを狭持させることで絶縁されているが、電源回路10と冷却部材20との間には容量成分が形成されている。そのため、電源回路10で発生したノイズは、電源回路10と冷却部材20との間の結合容量を介して冷却部材20に伝搬する。
図7に、ノイズの周波数に対するインピーダンス特性を示す。インピーダンスは、冷却部材20と筐体40との間のインピーダンスである。グラフaは、冷却部材20と筐体40との間に絶縁部材30を設けることなく、冷却部材20と筐体40との間が電気的に導通している場合の特性を示す。グラフbは、冷却部材20と筐体40との間に絶縁部材30を設けた場合の特性を示す。グラフcは、冷却部材20と筐体40との間に絶縁部材30を設け、かつ、絶縁部材30に抵抗成分をもたせた場合の特性を示す。
グラフaに示すように、冷却部材20と筐体40との間に絶縁部材30を設けていない場合には、周波数帯域f内で、インピーダンスが低くなっている。特に周波数(fA1)に対するインピーダンスが低くなっている。そのため、周波数(fA1)付近の周波数をもつノイズが、冷却部材20から筐体40に伝搬する。
一方、グラフbに示すように、冷却部材20と筐体40との間に絶縁部材30を設けた場合には、周波数帯域fに対するインピーダンスが高くなる。そのため、グラフaと比較して、冷却部材20から筐体40へのノイズ伝搬が抑制される。しかしながら、グラフbでは、インピーダンスの低い帯域(f)が存在する。そのため、周波数帯域(f)内の周波数をもつノイズが、冷却部材20から筐体40に伝搬するおそれがある。
グラフcでは、絶縁部材30が抵抗成分を有しているため、周波数帯域(f)に対するインピーダンスがグラフbよりも高くなる。そのため、周波数帯域(f)に加えて、周波数帯域(f)におけるノイズ伝搬も抑制できる。
本実施形態では、電源回路10と冷却部材20とを筐体40に収容し、絶縁部材30を、冷却部材20と筐体40との間に設けている。これにより、電源回路10で発生するノイズが筐体40へ伝搬することを抑制できる。
また、本実施形態では、絶縁部材30を、冷却部材20と筐体40との間に設けることで、ノイズ伝搬を抑制できるため、部品点数を減少でき、装置の小型化を実現できる。また、高価な素子を必要としないため、コストも抑制できる。
また本実施形態において絶縁部材30は抵抗成分を有している。これにより、高い周波数をもつノイズが電源回路10から筐体40へ伝搬することを抑制できる。
上記の絶縁部材30が本発明の「第1絶縁部材」に相当する。
《第2実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電源装置を説明する。本例では、上述した第1実施形態に対して、冷却部材20を複数の絶縁部材31で支持している点、及び、導電部材51及び絶縁部材32を備える点が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、その記載を援用する。
図8は電力変換装置1の斜視図である。図9は図8のIX−IX線に沿う断面図である。電力変換装置1は、電源回路10、冷却部材20、絶縁部材31、絶縁部材32、筐体40、及び導電部材51を備えている。絶縁部材31は、冷却部材20を筐体40内で支持するための部材である。絶縁部材31は、冷却部材20の底面における角の部分で、冷却部材20と筐体40との間に設けられている。そのため、冷却部材20と筐体40との間には、隙間(空気層)が形成されている。
導電部材51は導電性をもった金属の板状の部材である。導電部材51の長手方向の一端は冷却部材20に接続されており、導電部材51の長手方向の他端は絶縁部材32に支持されている。導電部材51は、導電部材51と冷却部材20との接続部分から、導電部材51と絶縁部材32との支持部分に向けて延在するように形成されている。そして、導電部材51の延在方向が長手方向となる。
絶縁部材32は導電部材51と筐体40との間に設けられている。絶縁部材32は導電部材51を筐体40内で支持するための部材である。導電部材51の底面の一部と、筐体40の内側の表面との間に所定の隙間を空けた状態で、導電部材51は絶縁部材32に支持されている。
図10は図9のX線で囲う部分の拡大図である。図10に示すように、導電部材51の他端、絶縁部材32、及び筐体40は、締結部材60により締結されてている。締結部材60にはボルト等が用いられる。
ここで、導電部材51の長手方向の長さLについて説明する。導電部材51の長さは、ノイズの周波数に応じて設定されている長さである。電源回路10で発生したノイズが冷却部材20に伝搬する。冷却部材20内を伝搬するノイズは、固有の周波数で大きくなる。そして、固有の周波数は、冷却部材20の寸法(言い替えると形状)により決まる。すなわち、冷却部材20に発生するノイズは冷却部材20の寸法に応じた周波数をもつ。
導電部材51の他端は絶縁部材32に接続されている。そのため、冷却部材20内を伝搬するノイズが、導電部材51の長手方向に向かって流れると、ノイズは導電部材51の他端で反射する。そのため、導電部材51の長さLを、抑制の対象となるノイズの波長に応じて設計することで、導電部材51を伝搬するノイズを打ち消すことができる。具体的には、導電部材51の長手方向の長さLは以下の式(1)を満たすように設計されている。
Figure 0006451124
ただし、Nは自然数である。λは冷却部材20の寸法に応じて、冷却部材20で発生するノイズの波長である。
図11は、式(1)において、N=1とした場合のノイズの抑制効果を説明するための図である。図11(a)は冷却部材20と導電部材51と間の、ノイズの伝搬を概念的に表した図である。図11(b)はノイズ電圧の時間特性を示すグラフである。ノイズは、図11(a)冷却部材20内で、導電部材51に向かって流れる。そして、ノイズは導電部材51に流れて、導電部材51の端部で反射し、冷却部材20に向かう。ここまでのノイズの流れが、図11(a)の実線の矢印で示される。導電部材51の端部で反射した後、ノイズは、図11(a)の点線の矢印で示されるように、冷却部材20内を伝搬する。なお、図11(b)の横軸は時間を、縦軸は電圧を示している。電圧はノイズの大きさに相当する。また、グラフaは導電部材51を設けない場合に、冷却部材20内を伝搬するノイズの特性を示している。グラフbは導電部材51を設けた場合に、冷却部材20内を伝搬するノイズの特性を示している。周期Tはノイズの波長(λ)と、導電部材51内におけるノイズの伝搬速度により決まる。
図11により、導電部材51を設けない場合には、特定の周波数(1/T)をもつノイズが発生している。一方、長手方向の長さLをλ/4とした導電部材51を設けることで、特定の周波数(1/T)のノイズが減衰している。
図12は、式(1)において、N=3とした場合のノイズの抑制効果を説明するための図である。図12(a)は冷却部材20と導電部材51と間の、ノイズの伝搬を概念的に表した図である。図12(b)はノイズ電圧の時間特性を示すグラフである。なお、図12(a)に示す矢印は、図11(a)と同様に、ノイズの伝搬を表している。図12(b)の横軸は時間を、縦軸は電圧を示している。電圧はノイズの大きさに相当する。また、グラフaは導電部材51を設けない場合に、冷却部材20内を伝搬するノイズの特性を示している。グラフbは導電部材51を設けた場合に、冷却部材20内を伝搬するノイズの特性を示している。
図11に示す場合と同様に、長手方向の長さLを3λ/4とした導電部材51を設けることで、特定の周波数のノイズが減衰している。
上記のとおり、本実施形態では、冷却部材20に導電部材51を接続し、導電部材51と筐体40との間で絶縁部材32により導電部材51を支持する。これにより、冷却部材20の固有の周波数をもつノイズを抑制できる。また、絶縁部材32又は導電部材51の形状を調整することで、冷却部材20の固有の周波数に合わせて抑制するノイズの周波数を変化できる。
また本実施形態において、冷却部材20は、筐体40との間で空気層を形成しつつ、絶縁部材32により筐体40に支持されている。第1実施形態の図7で示したインピーダンス特性は、冷却部材20と筐体40との間に形成される結合容量の大きさでも異なる。そのため、例えば、第1実施形態のように、冷却部材20の底面を覆うように絶縁部材30を設けた場合に、冷却部材20と筐体40との間の結合容量が大きくなり、インピーダンスの低い部分が、抑制したい所望の周波数帯域に入る可能性がある。このような場合には、本実施形態のように、冷却部材20と筐体40との間に空気層を形成することで、冷却部材20と筐体40との間の結合容量が低くなる。そして、インピーダンスの低い部分の周波数特性が調整されて、インピーダンスの低い部分を抑制したい周波数帯域から避けることができる。
なお本実施形態の変形例として、図13(a)に示すように、導電部材51は、長さ(2λ/4)の第1導電部51aと、長さ(λ/4)の第2導電部51bとで構成されてもよい。図13(a)は冷却部材20と導電部材51と間の、ノイズの伝搬を概念的に表した図である。
第1導電部51aは、冷却部材20との接続点から分岐点までの長さが、2λ/4になるよう、構成されている。第2導電部51bは、分岐点から開放端までの長さがλ/4になるよう構成されている。また第1導電部51aと第2導電部51bとの接続点が分岐点となり、第1導電部51aと第2導電部51bの端部は冷却部材20に接続されている。第1導電部51a及び第2導電部51bは一体で形成されている。
図13(b)はノイズ電圧の時間特性を示すグラフである。なお図13(b)の横軸は時間を、縦軸は電圧を示している。電圧はノイズの大きさに相当する。また、グラフaは導電部材51を設けない場合に、冷却部材20内を伝搬するノイズの特性を示している。グラフbは導電部材51を設けた場合に、冷却部材20内を伝搬するノイズの特性を示している。そして、図13(b)に示すように、導電部材51を設けることで、特定の周波数のノイズが減衰している。
なお、導電部材51が延在する方向は、図8に示す方向(紙面の右方向)に限らず、例えば反対方向(紙面の左方向)でもよい。
上記の絶縁部材31が本発明の「第1絶縁部材」に相当し、絶縁部材32が本発明の「第2絶縁部材」に相当し、導電部材51が本発明の「第1導電部材」に相当する。
《第3実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電源装置を説明する。本例では、上述した第2実施形態に対して、絶縁部材32と筐体40との間に、導電部材52を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第2実施形態と同じであり、その記載を援用する。
図14は電力変換装置1の斜視図である。電力変換装置1は、電源回路10、冷却部材20、絶縁部材31、絶縁部材32、筐体40、導電部材51、及び導電部材52を備えている。導電部材52は、導電部材51と筐体40との間に設けられ、絶縁部材32を支持するための部材である。導電部材52は直方体状に形成されており、導電部材52の下面は筐体40の内側の表面に固定されている。導電部材52の上面は絶縁部材32の表面に固定されている。
図15に、導電部材51、絶縁部材32、導電部材52、及び筐体40の接続部分を示す。図15は当該接続部分の断面図である。導電部材51、絶縁部材32、導電部材52、及び筐体40は締結部材60により締結されている。また、絶縁部材32の厚さ又は導電部材52の厚さが大きいほど、導電部材51と筐体40との間の間隔が広くなる。また、絶縁部材32の厚さ又は導電部材52の厚さが大きいほど、冷却部材20と筐体40との間の間隔も大きくなる。
次に、図16を用いて、電力変換装置1を構成する各部材の電気的な接続状態を説明する。図16は各部材の接続状態を回路図で表している。図16に示すように、冷却部材20と筐体40との間には、結合容量(Cr)が形成される。絶縁部材32を設けることで、冷却部材20と筐体40との間の間隔が大きくなるため、結合容量(Cr)が小さくなる。また、第2実施形態と比較した場合に、絶縁部材32を設ける分、結合容量(Cr)が小さくなる。これにより、冷却部材20から筐体40へ伝搬するノイズを抑制できる。また、各部材のレイアウトの自由度を拡大できる。
なお、本実施形態の変形例について、図17を用いて説明する。図17は変形例に係る電力変換装置の斜視図である。図17に示すように、冷却部材20の表面のうち、表面積が小さい側面が筐体40と対向しつつ、当該側面が絶縁部材31を介して筐体40に支持されるように、冷却部材20が配置されてもよい。冷却部材20が直方体状に形成され、冷却部材20の表面の面積が上面及び下面で最も高くなる場合には、側面が絶縁部材31を介して筐体40に支持されればよい。これにより、冷却部材20と筐体40の対向する面の面積が小さくなるため、冷却部材と筐体間の結合容量(Cr)が小さくなる。その結果として、冷却部材20から筐体40へ伝搬するノイズを抑制できる。
上記の導電部材52が本発明の「第2導電部材」に相当する。
《第4実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電源装置を説明する。本例では、上述した第2実施形態に対して、複数の電源回路11、12及び導電部材53を設ける点が異なる。また、筐体40に対向する冷却部材20の面の向き、及び、筐体40に対向する導電部材51の面の向きも異なる。筐体40に対向する冷却部材20の面、及び、筐体40に対向する導電部材51の面は、筐体40に支持されている面である。これ以外の構成は上述した第2実施形態と同じであり、第1〜第3実施形態の記載を適宜、援用する。
図18は電力変換装置1の斜視図である。電力変換装置1は、複数の電源回路11、12、冷却部材20、絶縁部材31、絶縁部材32、筐体40、導電部材51、及び導電部材53を備えている。導電部材53は導電性をもった金属の板状の部材である。導電部材53の一端は電源回路11に接続され、導電部材53の他端は電源回路12に接続されている。
例えば、電力変換装置がバッテリとモータとの間に接続された場合に、電源回路11はバッテリの電圧を昇圧する昇圧回路として機能する。電源回路11により昇圧された電力は、導電部材53を介して、電源回路12に入力される。電源回路12は、入力された直流を交流に変換する変換回路として機能する。そして、電源回路12により変換された電力がモータに出力される。なお、複数の電源回路11、12は、昇圧回路及びインバータに限らず、他の回路でもよい。
図19に、電力変換装置1を構成する各部材の電気的な接続状態を説明する。図19は各部材の接続状態を回路図で表している。複数の電源回路11、12と冷却部材20との間は、それぞれ結合容量が形成される。
本実施形態では、複数の電源回路11、12が導電部材53に接続されている。そのため、複数の電源回路11、12、導電部材53、及び冷却部材20で形成されるループのインピーダンスが小さくなる。これにより、電源回路11、12で発生するノイズが冷却部材20から筐体40へ伝搬することを抑制できる。
さらに、本実施形態では、冷却部材20と筐体40との間が絶縁部材31により支持されている。導電部材51の端部が、絶縁部材32を介して筐体40に支持されている。導電部材51の長手方向の長さは、第1実施形態の式1を満たすように設計されている。これにより、電源回路11、12で発生するノイズが筐体40へ伝搬することを抑制できる。
なお、電源回路11、12は、冷却部材20の同じ表面上に設けなくてもよい、電源回路11、12は、冷却部材20の異なる表面上にそれぞれ設けられてもよい。
上記の導電部材53が本発明の「第3導電部材」に相当する。
《第5実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電源装置を説明する。本例では、上述した第1実施形態に対して、複数の電源回路11、12、複数の冷却部材21、22、複数の絶縁部材33、34、導電部材53、54を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、第1〜第4実施形態の記載を適宜、援用する。
図20は電力変換装置1の断面図である。電力変換装置1は、複数の電源回路11、12、複数の冷却部材21、22、複数の絶縁部材33、34、筐体40、及び導電部材53、54を備えている。冷却部材21は電源回路11を冷却する。冷却部材22は電源回路12を冷却する。冷却部材21は、電源回路11と絶縁された状態で、電源回路11の底面に沿うように配置されている。冷却部材22は、冷却部材21と同様に、電源回路12の底面に沿うように配置されている。
絶縁部材33は、冷却部材21と筐体40との間で絶縁を保ちつつ、冷却部材21を筐体40内で支持するための部材である。また、絶縁部材34は、冷却部材22と筐体40との間で絶縁を保ちつつ、冷却部材22を筐体40内で支持するための部材である。なお、冷却部材21、22の形状、材料等は第1実施形態で説明した冷却部材20と同様である。また、絶縁部材33、34の形状、材料等は第1実施形態で説明した絶縁部材30と同様である。
導電部材54は導電性をもった金属の板状の部材である。導電部材54の一端は冷却部材21に接続され、導電部材54の他端は冷却部材22に接続されている。
図21に、電力変換装置1を構成する各部材の電気的な接続状態を説明する。図21は各部材の接続状態を回路図で表している。複数の電源回路11、12と冷却部材20との間は、それぞれ結合容量が形成される。また、複数の電源回路11、12は導電部材53により接続され、冷却部材21、22は導電部材54により接続されている。そのため、複数の電源回路11、12、導電部材53、54、及び冷却部材21、22で形成されるループのインピーダンスが小さくなる。これにより、電源回路11、12で発生するノイズが冷却部材21、22から筐体40へ伝搬することを抑制できる。
上記の導電部材54が本発明の「第4導電部材」に相当し、絶縁部材33、34が本発明の「第1絶縁部材」に相当する。
《第6実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電源装置を説明する。本例では、上述した第1実施形態に対して、複数の電源回路11、12、複数の冷却部材21、22、複数の絶縁部材35〜38、導電部材55〜57を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第3実施形態と同じであり、第1〜第5実施形態の記載を適宜、援用する。
図22は電力変換装置1の斜視図である。図23は図22のXXIII-XXIII線に沿う断面図である。電力変換装置1は、複数の電源回路11、12、複数の冷却部材21、22、複数の絶縁部材35〜38、筐体40、及び導電部材55〜57を備えている。電源回路11、12、冷却部材21、22、及び導電部材53の構成は第5実施形態と同様である。
絶縁部材35は、冷却部材21を筐体40内で支持するための部材である。また、絶縁部材36は、冷却部材22を筐体40内で支持するための部材である。絶縁部材35は、第2実施形態の絶縁部材31と同様に、冷却部材21の底面における角の部分で、冷却部材21と筐体40との間に設けられている。絶縁部材36は、第2実施形態の絶縁部材31と同様に、冷却部材22の底面における角の部分で、冷却部材22と筐体40との間に設けられている。
導電部材55、56は導電性をもった金属の板状の部材である。導電部材55の長手方向の一端は冷却部材21に接続されており、導電部材55の長手方向の他端は絶縁部材37を介して導電部材57に接続されている。導電部材56の長手方向の一端は冷却部材22に接続されており、導電部材56の長手方向の他端は絶縁部材38を介して導電部材57に接続されている。導電部材55、56の長手方向の長さ、第1実施形態で示した式1を満たすように設計されている。これにより、冷却部材21、22から導電部材55、56にそれぞれ伝搬するノイスを、導電部材55、56の端部でそれぞれ反射させて、ノイズを打ち消すことができる。
絶縁部材37は樹脂により形成され、導電部材55の端部と導電部材57との間に狭持されている。絶縁部材38は樹脂により形成され、導電部材56の端部と導電部材57との間に狭持されている。導電部材57は、複数の絶縁部材37、37と筐体40との間に設けられており、導電部材56、57及び絶縁部材37、38を筐体40内で支持するための部材である。
図24に、電力変換装置1を構成する各部材の電気的な接続状態を説明する。図24は各部材の接続状態を回路図で表している。複数の電源回路11、12と冷却部材20との間は、それぞれ結合容量が形成される。そのため、複数の電源回路11、12で発生するノイズは冷却部材21、22に伝搬する。
本実施形態では、冷却部材21、22と筐体40との間が絶縁部材35、36により支持されている。導電部材56、57の端部が、絶縁部材37、38に接続されている。これにより、電源回路11、12で発生するノイズが筐体40へ伝搬することを抑制できる。
上記の絶縁部材37、38が本発明の「複数の第3絶縁部材」に相当し、導電部材55、56が本発明の「複数の第4導電部材」に相当し、導電部材57が本発明の「第5導電部材」に相当する。
《第7実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電源装置を説明する。本例では、上述した第5実施形態に対して、複数の筐体41、42及び導電部材58を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第5実施形態と同じであり、第1〜第6実施形態の記載を適宜、援用する。
図25は電力変換装置1の断面図である。電力変換装置1は、複数の電源回路11、12、複数の冷却部材21、22、複数の絶縁部材33、34、複数の筐体41、42、及び導電部材53、54、58を備えている。筐体41は、電源回路11、冷却部材21、絶縁部材33を収容している。筐体42は、電源回路12、冷却部材22、絶縁部材34を収容している。筐体41と筐体42は、独立した筐体である。
導電部材58は、導電性をもった部材である。導電部材58は、筐体41と筐体42との間に接続されている。筐体41は、電源回路11等を収容した状態でグランド電位に接地されている。筐体42は、電源回路12等を収容した状態で、グランド電位に接地されている。電力変換装置1を車両に設ける場合には、筐体41及び筐体42は車体に接地されている。筐体41と筐体42との間は、車体を介して接続された状態になる。導電部材58は、車体と筐体41、42との間を接地させる接地線、及び、車体に相当する。
図26に、電力変換装置1を構成する各部材の電気的な接続状態を説明する。図21は各部材の接続状態を回路図で表している。筐体41と筐体42との間は、導電部材58により接続されている。そのため、電源回路11、12で発生したノイズが筐体41、42を介して、車体に伝搬した場合には、車載の電気機器に影響を与えてしまう。
本実施形態では、冷却部材21と筐体41との間に絶縁部材33が設けられており、冷却部材22と筐体42との間には絶縁部材34が設けられている。また、電源回路11と電源回路12との間が導電部材53により接続されており、冷却部材21と冷却部材22との間が導電部材54により接続されている。そのため、複数の電源回路11、12、導電部材53、54、及び冷却部材21、22により、ループが形成され、ノイズは当該ループ内を伝搬する。これにより、ノイズが冷却部材21、2から筐体41、42へ伝搬することを抑制できる。さらに、筐体41と筐体42との間が接続されているため、冷却性能も高めることができる。
上記の筐体41が本発明の「第1筐体」に相当し、上記の筐体42が本発明の「第2筐体」に相当する。
《第8実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電源装置を説明する。本例では、上述した第6実施形態に対して、複数の筐体41、42及び導電部材58を設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第6実施形態と同じであり、第1〜第7実施形態の記載を適宜、援用する。
図27は電力変換装置1の斜視図である。図28は図27のXXVIII- XXVIII線に沿う断面図である。電力変換装置1は、複数の電源回路11、12、複数の冷却部材21、22、複数の絶縁部材35〜38、複数の筐体41、42、及び導電部材55〜57を備えている。筐体41は、電源回路11、冷却部材21、絶縁部材35を収容している。筐体42は、電源回路12、冷却部材22、絶縁部材36を収容している。
図29に、電力変換装置1を構成する各部材の電気的な接続状態を説明する。図21は各部材の接続状態を回路図で表している。筐体41と筐体42との間は、電気的に接続されている。
本実施形態では、第7実施形態と同様に、筐体41、42へのノイズ伝搬を抑制できるように構成されている。そのため、筐体41と筐体42との間が電気的に接続された状態でも、ノイズの漏洩を抑制できる。
なお、本実施形態の変形例について、図30を用いて説明する。図30は変形例に係る電力変換装置の斜視図である。電源回路11、12、冷却部材21、22、絶縁部材35、36、及び筐体41、42をそれぞれ複数の部材で構成した場合に、各部材は図30に示すように配置されてもよい。図30では、冷却部材21、22の表面のうち、表面積が小さい側面が筐体41、42と対向しつつ、当該側面が絶縁部材35、36を介して筐体41、42にそれぞれ支持されるように、構成されている。なお、電源回路11、12は、互いに向き合うように冷却部材21、22の表面に設けられているが、冷却部材21、22を形成する表面のうち、当該表面(図30において、冷却部材21、22が設けられている面)とは異なる面に設けられていてもよい。
10〜12…電源回路
20〜22…冷却部材
30〜38…絶縁部材
40〜42…筐体
51〜57…導電部材

Claims (9)

  1. スイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を冷却する冷却部材と、
    前記スイッチング回路及び前記冷却部材を収容する筐体と、
    前記冷却部材と前記筐体との間に設けられ、前記冷却部材を支持する第1絶縁部材と、
    前記冷却部材に接続された第1導電部材と、
    前記第1導電部材と前記筐体との間に設けられ、前記第1導電部材を支持する第2絶縁部材とを備え、
    前記第1導電部材は、前記冷却部材から前記第2絶縁部材に向かって延在し、
    前記第1導電部材の延在方向の長さは、抑制対象となるノイズの波長に応じて設定されていることを特徴とする電源装置。
  2. スイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を冷却する冷却部材と、
    前記スイッチング回路及び前記冷却部材を収容する筐体と、
    前記冷却部材と前記筐体との間に設けられ、前記冷却部材を支持する第1絶縁部材と、
    前記冷却部材に接続された第1導電部材と、
    前記第1導電部材と前記筐体との間に設けられ、前記第1導電部材を支持する第2絶縁部材とを備え、
    前記第1導電部材は、前記冷却部材に接続された接続部分から前記第2絶縁部材により支持された支持部分まで延在するように形成され、
    下記式(1)を満たす
    ことを特徴とする電源装置。
    Figure 0006451124
    ただし、Lは前記1導電部材の延在方向の長さであり、Nは自然数であり、λは、抑制の対象となるノイズの波長である。
  3. 請求項1又は2に記載の電源装置において、
    前記第1導電部材と前記筐体との間に設けられ、前記第2絶縁部材を支持する第2導電部材を備え、
    前記第2絶縁部材は、前記第2導電部材を介して前記筐体に支持されている
    ことを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電源装置において、
    第3導電部材を備え、
    前記スイッチング回路は、第1スイッチング回路と第2スイッチング回路を有し、
    前記第3導電部材の一端は前記第1スイッチング回路に接続され、
    前記第3導電部材の他端は前記第2スイッチング回路に接続されている
    ことを特徴とする電源装置。
  5. スイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を冷却する冷却部材と、
    前記スイッチング回路及び前記冷却部材を収容する筐体と、
    前記冷却部材と前記筐体との間に設けられ、前記冷却部材を支持する第1絶縁部材と、
    第3導電部材と、
    第4導電部材とを備え、
    前記スイッチング回路は、第1スイッチング回路と第2スイッチング回路を有し、
    前記冷却部材は、前記第1スイッチング回路を冷却する第1冷却部材と、前記第2スイッチング回路を冷却する第2冷却部材とを有し、
    前記第1絶縁部材は、複数の絶縁性の部材により、前記第1冷却部材及び前記第2冷却部材をそれぞれ支持し、
    前記第3導電部材の一端は前記第1スイッチング回路に接続され、
    前記第3導電部材の他端は前記第2スイッチング回路に接続され、
    前記第4導電部材の一端は前記第1冷却部材に接続され、
    前記第4導電部材の他端は前記第2冷却部材に接続されている
    ことを特徴とする電源装置。
  6. スイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を冷却する冷却部材と、
    前記スイッチング回路及び前記冷却部材を収容する筐体と、
    前記冷却部材と前記筐体との間に設けられ、前記冷却部材を支持する第1絶縁部材と、
    第3導電部材と、
    前記冷却部材に接続された複数の第4導電部材と、
    複数の第3絶縁部材と、
    第5導電部材とを備え、
    前記スイッチング回路は、第1スイッチング回路と第2スイッチング回路を有し、
    前記冷却部材は、前記第1スイッチング回路を冷却する第1冷却部材と、前記第2スイッチング回路を冷却する第2冷却部材とを有し、
    前記第1絶縁部材は、複数の絶縁性の部材により、前記第1冷却部材及び前記第2冷却部材をそれぞれ支持し、
    前記第3導電部材の一端は前記第1スイッチング回路に接続され、
    前記第3導電部材の他端は前記第2スイッチング回路に接続され、
    前記複数の第4導電部材のうち一方の第4導電部材は一端を前記第1冷却部材に接続され、他方の第4導電部材は一端を前記第2冷却部材に接続され、
    前記一方の第4導電部材の他端及び前記他方の第4導電部材の他端は、前記第3絶縁部材を介して前記第5導電部材に接続され、
    前記第5導電部材は、前記複数の第3絶縁部材と前記筐体との間で、前記複数の第3絶縁部材をそれぞれ支持する
    ことを特徴とする電源装置。
  7. 請求項6記載の電源装置において、
    前記第4導電部材は、前記冷却部材に接続された接続部分から前記第3絶縁部材に接続された接続部分まで延在するように形成され、
    下記式(2)を満たす
    ことを特徴とする電源装置。
    Figure 0006451124
    ただし、Lは前記4導電部材の延在方向の長さであり、Nは自然数であり、λは、抑制の対象となるノイズの波長である。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の電源装置において、
    前記筐体は第1筐体及び第2筐体を有し、
    前記第1筐体は、前記第1スイッチング回路、前記第1冷却部材、及び、前記複数の絶縁性の部材のうち一方の部材を収容し、
    前記第2筐体は、前記第2スイッチング回路、前記第2冷却部材、及び、前記複数の絶縁性の部材のうち他方の部材を収容する
    ことを特徴とする電源装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電源装置において、
    前記第1絶縁部材は抵抗成分を有する
    ことを特徴とする電源装置。
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