JP6450114B2 - ハンドルスイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車等の車両のハンドルバーに設けられる、ハンドルスイッチ装置に関する。
前記ハンドルスイッチ装置は、通常、グリップの近傍に配置されており、ライダーは、グリップを握った状態で、親指又はその他の指により、各種操作部(スイッチ)を操作できる。前記操作部の操作方式としては、スライド方式、押しボタン方式又はレバー方式等がある。
特開2012−214094号公報
ハンドルスイッチ装置において、ユーザーの要望や必要に応じてスイッチ用の操作部の数を増加させてゆくと、ハンドルスイッチ装置の部品点数が増えると共に、各種操作部配置用に広いスペースが必要となる。
本発明の目的は、車両のハンドルスイッチ装置において、スイッチによる操作対象が増えた場合でも、スイッチ装置用の部品点数の増加を抑え、かつ、操作部が配置されるグリップ周りをコンパクトにできるようにすることである。
前記課題を解決するため、本発明は、車両のハンドルバーに設けられるハンドルスイッチ装置において、前記ハンドルバーに取り付けられるハウジングと、前記ハンドルバーの軸芯線と直交する仮想平面に沿ってスライド可能に、前記ハウジングに支持されるエンジン制御用の操作部とを備え、前記エンジン制御用の操作部は、前記ハンドルバーに装着した状態の前記ハウジングの後半部に配置され、エンジンを始動可能な状態に維持する基準位置と、前記基準位置から前記仮想平面内の操作方向の一方となる第1方向に離れ、前記エンジンを始動させるための始動位置と、前記基準位置から前記操作方向の他方となる第2方向に離れ、前記エンジンを停止させるための停止位置との間で、スライド位置変更可能となっており、前記ハウジングを前記ハンドルバーに装着した状態において、前記基準位置に対し、前記第1方向は下方であり、前記第2方向は前方である。
本発明に係るハンドルスイッチ装置は、上記構成に加え、次のような特徴を備えることができる。
(a)前記ハウジングは、前記ハンドルバーの前半部に嵌合する前側ハウジング部材と、前記ハンドルバーの後半部に嵌合する後側ハウジング部材とを、結合してなり、前記エンジン制御用の操作部は、前記後側ハウジング部材に設けられている。
(b)構成要件(a)を備えたハンドルスイッチ装置において、前記後側ハウジング部材の外面には、前記操作部の一部が貫通するガイド孔が形成され、前記操作部が前記基準位置から前記第2方向にスライドした時に、前記操作部の一部が前記前側ハウジング部材に跨がるように、前記操作部が配置されている。
(c)構成要件(a)を備えたハンドルスイッチ装置において、前記後側ハウジング部材には、前記エンジン制御用の操作部より下方位置に、前記仮想平面内に沿って移動可能な別の操作部が設けられている。
(d)構成要件(c)を備えたハンドルスイッチ装置において、前記エンジン制御用の操作部は、前記ハンドルバーの軸芯線を中心とする円周に沿ってスライド可能であり、前記別の操作部は、前後方向に移動可能な押しボタン式である。
(e)構成要件(c)を備えたハンドルスイッチ装置において、前記後側ハウジング部材の外面に、前記エンジン制御用の操作部の一部並びに前記別の操作部の一部がそれぞれ貫通する第1のガイド孔及び第2のガイド孔が形成されており、前記エンジン制御用の操作部が前記別の操作部から離れる方向にスライド移動した時に、前記エンジン制御用の操作部は、前記前側のハウジング部材に跨がるように形成されている。
(1)本発明によると、エンジンの始動操作と停止操作の二つのアクションを、一つの操作部の操作方向を切り換えるだけで行え、スイッチ用部品点数を削減できると共に、グリップ周りのコンパクト化を達成できる。
(2)ライダーがグリップを握った状態は、通常、親指がグリップの後半部に位置するので、ハウジングの後半部に配置された操作部の押し下げ操作及び前方への押出し操作は、いずれも、親指のみで容易に行うことができる。
(3)エンジン制御用の操作部は、ハンドルバーの軸芯線と直交する仮想平面内で、第1及び第2方向にスライド可能であるので、いずれの方向へスライドした時でも、操作部は基準位置からハンドルバーの軸芯線方向に変位することがない。したがって、作動範囲を考慮した操作部の配置スペースを、ハンドルバーの軸芯線方向においてコンパクトにできる。
(4)グリップを握った手の親指は、走行前においては、下方に移動させ易く、エンジン始動のための操作部の押し下げ動作がし易い。一方、走行後には、グリップを握った手の親指は、前方に移動させ易く、エンジン停止のための親指による操作部の前方への押し出し動作がし易い。
(5)構成要件(a)によると、前記ハウジングは、前後のハウジング部材に分割され、前記エンジン制御用の操作部は、後側ハウジング部材に設けられているので、ハウジングへの操作部の支持が簡単であり、また、後側ハウジング部材のみに操作部をスライド可能に設けているので、製造も容易である。
(6)構成要件(b)によると、操作部をスライドさせた場合に、操作部が他方のハウジング部材に跨がるように構成されているので、操作部を他方のハウジング部材寄りに配置でき、設計の自由度を向上することができる。これによって、両ハウジング部材の結合位置の影響を抑え、操作し易い位置に前記操作部を配置し易くすることができる。
(7)構成要件(c)によると、ハンドルバーの軸芯線と直角な同一仮想面内に、2つの操作部を配置しているので、ハンドルスイッチ装置のハンドルバー長さ方向の寸法をコンパクトにできる。
(8)構成要件(d)によると、同一の仮想平面内に配置された別の操作部を押しボタン式としているので、円周方向にスライド式に構成されたエンジン制御用の操作部のスライド量を大きくできる。
(9)構成要件(e)によると、第1及び第2操作部が、ハンドルバーの軸芯線と直交する仮想面に沿ってスライド可能に配置されているので、ハンドルスイッチ装置のハンドルバーの軸芯線方向の寸法を小型化できる。また、第2操作部から離れる方向に第1操作部をスライドさせた場合に、第1操作部は、他方のハウジングに跨がる位置まで移動するので、第1操作部を第2操作部に近づけた場合でも、第1ガイド孔が露出するのを防ぐことができる。これによって、第1操作部と第2操作部とを近づけて配置でき、ハウジングの大型化を防ぎつつ、第1操作部のスライド量を大きくすることができ、操作フィーリングを向上することができる。
本発明に係るハンドルスイッチ装置を備えた自動二輪車の操舵装置を、後上方から見た斜視図である。 図1右側のハンドルスイッチ装置を後上方から見た斜視図である。 操作部が基準位置の時の図2のIII-III断面図である。 図2の右側ハンドルスイッチ装置のIII-III断面図であり、(1)は操作部がエンジン始動位置の時の状態、(2)は操作部がエンジン停止位置の時の状態を示している。 作動部の制御系統の配線を示すブロック図である。
図1乃至図5は、本発明に係るハンドルスイッチ装置及びこれを備えた自動二輪車の操舵装置を示しており、これらの図面に基づいて、本発明の一実施の形態を説明する。
[操舵装置全体の構成]
図1において、操舵装置は、操舵軸1と、操舵用のアッパーブラケット2と、操舵用のアンダーブラケット3と、右ハンドルバー5と、左ハンドルバー6と、を備えている。操舵軸1は、車体フレーム(図示せず)の前端部のヘッドパイプ10に回動自在に支持されており、操舵軸1の上端にアッパーブラケット2の左右幅の中央部が固着され、操舵軸1の下端にアンダーブラケット3の左右幅の中央部が固着されている。アッパーブラケット2の左右両端部及びアンダーブラケット3の左右両端部は、左右のフロントフォーク12に結合されており、左右のフロントフォーク12は下方に延び、それら下端部には、図示しない前輪が支持されている。右ハンドルバー5は、アッパーブラケット2の右端部及び右側フロントフォーク12の上端部に固着され、右後方へ延びている。左ハンドルバー6は、アッパーブラケット2の左端部及び左側フロントフォーク12の上端部に固着され、左後方へ延びている。アッパーブラケット2の前方にはメータ装置15が配置され、該メータ装置15はブラケット等を介してヘッドパイプ10に支持されている。
右ハンドルバー5には、スロットルグリップ16が、右ハンドルバー5の軸芯線O1回りに一定角度回動可能に設けられている。スロットルグリップ16の左側に隣接して、スロットル操作量出力ユニット18が設けられ、スロットル操作量出力ユニット18から間隔を置いた左方位置(車幅内方側の位置)に、ブレーキレバーホルダー17が設けられている。ブレーキレバーホルダー17には、マスターシリンダ21及びブレーキレバー22が設けられている。スロットル操作量出力ユニット18とブレーキレバーホルダー17との間であって、スロットル操作量出力ユニット18に隣接する位置に、右側ハンドルスイッチ装置20が設けられている。
左ハンドルバー6には、固定式の左グリップ30が設けられると共に、左グリップ30から間隔を置いた右方位置(車幅内方側の位置)に、クラッチレバーホルダー31が設けられている。左グリップ30とクラッチレバーホルダー31との間であって、左グリップ30に隣接する位置に、左側ハンドルスイッチ装置33が設けられている。クラッチレバーホルダー31には、クラッチレバー34が設けられている。
[右側ハンドルスイッチ装置20]
図2において、右側ハンドルスイッチ装置20の外郭を構成するハウジング40は、右ハンドルバー5の軸芯線O1と同芯の略円筒状に形成されており、ハウジング40の右ハンドルバー軸芯線O1方向の中央部に、エンジン制御用のスライド式の第1操作部51と、メータ表示内容(又はモード)切換用の押しボタン式の第2操作部52とが設けられている。第1操作部51の右ハンドルバー軸芯線O1方向幅の中心と、第2操作部52の右ハンドルバー軸芯線O1方向幅の中心とは、右ハンドルバー軸芯線O1と直交する一つの仮想平面L内に位置している。なお、前記「直交する」とは、完全に直交する構成のみならず、実質的に直交と見なされる「略直交する」構成も含まれるものである。
エンジン制御用の第1操作部51は、略円筒形のハウジング40の外周面に沿って、かつ、前記仮想平面Lに沿って、右ハンドルバー軸芯線O1回りに円弧状にスライド可能である。一方、第2操作部52は、前記仮想平面Lに沿って、前後方向に移動可能である。
図3において、右側ハンドルスイッチ装置20のハウジング40は、右ハンドルバー軸芯線O1を含む垂直面を割り面M1として、半割円筒状の前側ハウジング部材40aと、半割円筒状の後側ハウジング部材40bとに分割されている。前側ハウジング部材40aの半円状の内周面は、右ハンドルバー5の前半部の外周面に前方から嵌合し、後側ハウジング部材40bの半円状の内周面は、右ハンドルバー5の後半部の外周面に後方から嵌合している。両ハウジング部材40a、40bの下端部同士は、一方に設けられた突起(図示せず)と他方に設けられた凹部(図示せず)とを係合することにより結合され、両ハウジング部材40a、40bの上端部同士は、後側ハウジング部材40bの上部のボルト挿通孔55に後方から挿入されたボルト54を、前側ハウジン部材40aのめねじ孔53に螺合することにより、結合されている。第1操作部51は、後側ハウジング部材40bの上半部に配置され、第2操作部52は後側ハウジング部材40bの下半部に配置されている。
第1操作部51の右ハンドルバー軸芯線O1側(径方向内方側)のベース部51aは、ハウジング40の外周面に沿った1/4円弧状に形成されている。第1操作部51が基準位置P0(図3の位置)に位置している状態では、前記ベース部51aは、ハウジング40の上端縁からハウジング40の後端縁に至っている。ただし、ベース部51aの前端縁51a1は、少なくとも割り面M1より若干後方に位置している。前記基準位置P0は、エンジンを始動可能な状態に維持する位置である。
第1操作部51が基準位置P0に位置している状態において、ベース部51aの下端部には、後方に突出する押し下げ用突起51bが形成され、該押し下げ用突起51bの上側には、上方に延設される押出し用押圧面51cが形成されている。該押圧面51cは、基準位置P0の第1操作部51を前方に押し易くなるように、第1操作部51が基準位置P0に位置している状態において、緩やかに前方に凹む湾曲面となっている。ベース部51aの右ハンドルバー軸芯線O1側(径方向内方側)の内周面には、ハウジング40の径方向の内方に突出するガイド突起56が形成されており、このガイド突起56は、後側ハウジング部材40bの上半部に形成された第1ガイド孔(溝)57に、スライド可能に係合している。ガイド突起56が第1ガイド孔57でガイドされることにより、第1操作部51は、ハウジング40の外周面に沿って、かつ、図2の仮想平面Lに沿って、下方の第1方向D1と前方の第2方向D2とにスライド移動する。すなわち、図4の(1)に示すように、基準位置P0(仮想線)から、第1方向(下方)D1に離れたエンジン始動位置P1(実線)までのスライド操作と、図4の(2)に示すように基準位置P0(仮想線)から、第2方向(前方)D2に離れたエンジン停止位置P2(実線)までのスライド操作とが、可能となっている。さらに、第1操作部51を、エンジン始動位置P1から基準位置P0に自動的に戻すために、リターンばね等のオートリターン手段がハウジング40内に設けられている。
第1操作部51のエンジン始動位置P1は、スタータモータ(セルモータ)を駆動して、エンジンを始動する操作位置であり、エンジン停止位置P2は、点火カット及び燃料供給停止により、エンジンを停止する操作位置である。
図3において、後側ハウジング部材40bの下半部には、後方に張り出す第2操作部支持部60が形成されており、該第2操作部支持部60内には、該第2操作部支持部60を前後方向に貫通する円筒状の第2ガイド孔61が形成されており、該第2ガイド孔61に押しボタン式の前記第2操作部52が、前後方向移動自在に嵌合支持されている。押しボタン式の第2操作部52は、非操作時には、後側ハウジング部材40b内に配置されたリターンばね(図示せず)により後方に付勢され、図3に示す突出位置(非作動位置)に位置している。押圧面51cは右ハンドルバー軸芯線O1方向に面状に広がっている。
図4の(1)は、前述のように、第1操作部51を基準位置P0(仮想線)からエンジン始動位置P1(実線)まで押し下げた状態を示しており、第1操作部51が始動位置P1まで移動することにより、スタータモータが駆動し、エンジンを始動する。第1操作部51がエンジン始動位置P1まで押し下げられ状態でも、第1ガイド孔57の周方向の全長は、第1操作部51のベース部51aにより覆われており、外部に露出はしていない。
図4の(2)は、前述のように、第1操作部51を、基準位置P0(仮想線)からエンジン停止位置P2(実線)まで前方に押し出した状態を示しており、第1操作部51が停止位置P2まで移動することにより、点火カット及び燃料供給停止により、エンジンを停止する。第1操作部51がエンジン停止位置P2まで前方に押し出された状態では、ベース部51aの前端縁51a1は、割り面M1よりも前方の前側ハウジング部材40aの外周面まで移動している。すなわち、第1操作部51のベース部51aは、後側ハウジング部材40bの外周面から前側ハウジング部材40aの外周面に亘って、跨がった状態となっている。勿論、第1ガイド孔57の周方向の全長は第1操作部51のベース部51aにより覆われており、外部に露出はしていない。
第1操作部51の特徴を、さらに詳しく説明する。図3に示すように、第1操作部51の押し下げ用突起51bは、基準位置P0において、第1操作部51の残余部分に対し、後方に突出し、かつ、右ハンドルバー軸芯線O1と平行に延びているが、図4の(2)に示すエンジン停止位置P2においても、押し下げ用突起51bは残余部分よりも後方に突出している。
押し下げ用突起51bと押圧面51cとで規定される空間は、親指が配置可能となっている。具体的には、押し下げ用突起51bと、これより上方の押圧面51cの上端部とは、親指が配置可能な周方向の間隔を空けて配置されている。
押圧面51cは、第1操作部51が基準位置P0に位置している状態において、略鉛直に延びるように形成されており、かつ、右ハンドルバー軸芯線O1よりも後方に位置している。
図2において、第1操作部51の下端部は第2操作部52に周方向に対向しており、前記対向する下端部の形状は、第2操作部52の外周形状(円柱形状)に応じて、第2操作部52から上方に遠ざかる方向に凹んだ形状に形成されている。
図5は、右側ハンドルスイッチ装置20及び左側ハンドルスイッチ装置33の各操作部と、それらによって操作される各作動部との間の電気的接続関係を簡単に示している。右側ハンドルスイッチ装置20に配置されたエンジン制御用の第1操作部51は、エンジン制御用の各部品(スロットルバルブ、インジェクター及び点火装置等)に直接接続されており、それらの部品の作動に用いられる12ボルト電圧の回路内に組み込まれ、該12ボルト電圧の回路を開閉する。一方、右側ハンドルスイッチ装置20のメータ表示内容の切換用の第2操作部52、並びに左側ハンドルスイッチ装置33のすべての操作部71、73、74、75、77、78は、マイクロスイッチを有する5ボルト電圧の回路内に組み込まれ、この5ボルト電圧の小電力の回路を開閉し、これにより、メータ装置15内のマイコン(又はリレー回路)83を作動させ、12ボルト電圧の各作動部の回路を開閉する。
[操作及び作動]
図2において、エンジンを始動する場合、ライダーは、スロットルグリップ16を握る右手の親指で、エンジン制御用の第1操作部51を押し下げる。これにより、図4の(1)において、第1操作部51は基準位置P0からエンジン始動位置P1まで第1方向(下方)D1に移動し、スタータモータを駆動する。第1操作部51を押し下げる時、親指は、第1操作部51の押し下げ用突起51bに引っ掛かるので、略下方への押し下げ力だけで、第1操作部51をエンジン始動位置P1へ押し下げることができる。エンジン始動後、第1操作部51に対する押し下げ力を解除すると、リターン手段により、第1操作部51は自動的に基準位置P0まで戻る。
図2において、エンジンを停止する場合、ライダーは、スロットルグリップ16を握る右手の親指を、第1操作部51の押圧面51cに押し当て、第1操作部51を前方に押し出す。これにより、図4の(2)において、第1操作部51は、基準位置P0からエンジン停止位置P2まで、ハウジング40の外周面に沿って、かつ、仮想平面L(図2)に沿って前方に移動し、点火装置あるいは燃料供給装置を制御して、点火カットあるいは燃料停止等により、エンジンを停止する。エンジン停止後、第1操作部51はエンジン停止位置P2に維持される。運転者は、エンジン停止確認後、直ぐに第1操作部51をエンジン始動可能な基準位置P0まで戻しておいても良いが、次回のエンジン始動時に、基準位置P0に戻すこともできる。
上記第1操作部51の操作説明において、第1方向D1を下方、第2方向D2を前方と称しているが、実質的に、第1方向D1及び第2方向D2は、ハウジング40の外周面に沿っている。すなわち、本発明は、第1操作部51が、垂直下方に直線状に移動したり、水平前方に直線状に移動したり、する構成に限定されるものではなく、たとえば、押し下げ用の突起51bに対する下方への押し下げ力だけで、基準位置P0からエンジン始動位置P1に移動でき、一方、押圧面51cに対する前方への押し出し力だけで、基準位置P0からエンジン停止位置P2に移動できることを意味している。
図1において、メータ装置15の表示内容を変更する場合、押しボタン式の第2操作部52を押すことにより、所望の画面を表示させる。すなわち、第2操作部52を押し込む毎に、メータ装置15内の各種表示内容が順次変更されるので、所望の表示内容が出てくるまで、第2操作部52を繰り返して押すことになる。
(実施の形態の効果)
(1)エンジンの始動操作と停止操作の二つのアクションを、第1操作部51の第1方向D1と第2方向D2との間のスライド方向の切り換えだけで行え、スイッチ用部品点数を削減できると共に、スロットルグリップ16の周囲のコンパクト化を達成できる。
(2)ライダーがスロットルグリップ16を右手で握った場合、右手の親指はスロットルグリップ16の後半部に位置するので、ハウジング40の後半部に第1操作部51を配置していることにより、第1操作部51の押し下げ操作及び前方への押し出し操作を、親指のみで容易に行うことができる。
(3)第1操作部51は、右ハンドルバー軸芯線O1と直交する仮想平面L内で、第1方向D1及び第2方向D2にスライド可能であるので、いずれの方向へスライドした時でも、第1操作部51は右ハンドルバー軸芯線O1方向に変位することがない。したがって、作動範囲を考慮した第1操作部51の配置スペースを、右ハンドルバー軸芯線O1方向においてコンパクトにできる。
(4)右側ハンドルスイッチ装置20のハウジング40は、前後の半円筒状のハウジング部材40a、40bに分割され、エンジン制御用の第1操作部51は、後側ハウジング部材40bに設けられているので、ハウジング40に対する第1操作部51の支持が簡単であり、また、後側ハウジング部材40bのみに第1操作部51をスライド可能に設けているので、製造も容易である。
(5)2分割構造のハウジング40において、後側ハウジング部材40bのみに、前後方向に貫通する第1ガイド孔57及び第2ガイド孔67を形成しているので、後側ハウジング部材40bの型成形時、ガイド孔形成用のスライドピン等を設ける必要がなく、ハウジング40の製造が容易である。
(6)第1操作部51は、後側ハウジング部材40bに支持され、第1操作部51を基準位置P0から前方(第2方向)D2にスライドさせた場合、第1操作部51の前端部が前側ハウジング部材40aに跨がるように構成されているので、第1操作部51を前側ハウジング部材40a寄りに配置でき、設計の自由度を向上させることができる。これによって、両ハウジング部材40a、40bの結合位置の影響を抑え、操作し易い位置に前記操作部を配置し易くすることができる。
(7)右ハンドルバー軸芯線O1と直角な同一仮想面L内に、スライド式の第1操作部51及び押しボタン式の第2操作部52を配置しているので、右側ハンドルスイッチ装置20のハンドルバー軸芯線O1方向の寸法をコンパクトにできる。
(8)第2操作部52は、具体的には、第2ガイド孔67内に前後方向移動自在に支持された押しボタン式であるので、第2操作部52の上側に配置されて周方向にスライドする第1操作部51のスライド量を大きくできる。
(9)第1及び第2操作部51、52が、右ハンドルバー軸芯線O1と直交する仮想平面Lに沿ってスライド可能及び移動可能に配置されているので、右側ハンドルスイッチ装置20のハンドルバー軸芯線O1方向の寸法をコンパクトにでき、親指によってそれぞれが操作し易い。また、第2操作部52から離れる方向に第1操作部51をスライドさせた場合に、第1操作部51は、前側ハウジング部材40aに跨がる位置まで移動するので、第1操作部51を第2操作部52に近づけた場合でも、第1ガイド孔55が露出するのを防ぐことができる。
これによって、第1操作部51と第2操作部52とを近づけて配置でき、ハウジング40の大型化を防ぎつつ、第1操作部50のスライド量を大きくすることができ、操作フィーリングを向上することができる。
(10)メータ表示内容の切換用の第2操作部52、並びに左側ハンドルスイッチ装置33のすべての操作部71、73、74、75、77、78は、作動対象となる12ボルト電圧の回路とは別回路の5ボルト電圧の回路に接続され、マイコン83又はリレーを利用して、各作動部のオンオフ等を切り換えるので、小電力用のマイクロスイッチを利用した操作部を構成することができ、スイッチ機構の小型化ができる。
(11)右側ハンドルスイッチ装置20は、右側のスロットルグリップ16の近傍位置であって、右側のスロットルグリップ16の車幅方向内方に配置され、左側ハンドルスイッチ装置33は、左側のグリップ30の近傍位置であって、左側のグリップ30の車幅方向内方に配置されているので、ライダーは、グリップ16,30を握った手の親指によって、各操作部(スイッチ)を操作し易い。
(12)ハンドルバー5,6の各グリップ16,30は、乗車したライダーの肩が各グリップ16,30よりも上方に位置するように設けられているので、ライダーは、手を上方から各グリップ16,30に近づけて、グリップ16、30を把持することで、手のひらがグリップ16,30の上部に接する。この状態において、ライダーは右手の親指によって、たとえば第1操作部51を下方に容易に押し下げることができる。特に、走行前の状態では、手首がグリップ16,30の上方に位置する状態でグリップ16,30を把持し易い。この場合、親指の腹面が下方に向くことになり、右手の親指を手首から遠ざける方向に移動させることにより、親指の腹面で第1操作部51の押し下げ用突起51bを上から下方に押さえ、力を込めて第1操作部51を下方に移動させ易い。すなわち、第1操作部51に関しては、基準位置P0から下方のエンジン始動位置P1に力を込めて移動させ易くなる。
(13)走行後の状態では、手首がグリップ16,30の後方に位置している状態が多く、この場合、親指の腹面が前方に向くことになり、da 第1操作部51に対して、親指が手首から遠ざかる方向に移動させると、親指の腹面で第1操作部51を後方から前方に押し出して、力を込めて第1操作部51を前方に移動させやすくなる。すなわち、第1操作部51に関しては、基準位置P0から前方のエンジン停止位置P2に力を込めて移動させ易くなる。
(14)エンジン始動及びエンジン停止の二つの操作が可能な第1操作部51は、右ハンドルバー軸芯線O1を中心とする円周回りに移動自在であり、他の操作部に比べて移動可能量及び付勢力を大きくとることができる。これによって、不所望に第1操作部51の移動が図られるのを防ぐことができる。
(15)第1操作部51は、右ハンドルスイッチ装置20のハウジング40の後方上部に配置されているので、第2操作部52を、ハウジング40の後方下部に配置し易い。
(16)スロットルグリップ16は、走行中に右ハンドルバー軸芯線O1回りに角変化する構成であり、走行停止時に比べて手首が下方に位置する。この場合、車両停止状態に比べて、親指が下方に位置することになり、右手の親指は第2操作部52に近づくことになる。従って、走行中には、右手の親指で第2操作部52を操作し易くなり、利便性を向上させることができる。
(17)第1操作部51の押し下げ用突起51bは、右ハンドルバー軸線O1に沿って延び、かつ、基準位置P0及びエンジン停止位置P2のいずれにおいても、残余部分よりも後方に突出しているので、基準位置P0及びエンジン停止位置P2のいずれからでも、親指の下部を突起51bに押し当てて、容易に下方にスライド移動させることができる。また、押し下げ用突起51bは第1操作部51の周方向の端部に形成されていることで、エンジン停止位置P2に移動した場合でも、第1操作部51を容易に下方に押し付けることができる。
(18)押圧面51cは、第1操作部51が基準位置P0に位置している状態において、略鉛直に延びるように形成されており、かつ、右ハンドルバー軸芯線O1よりも後方に位置しているので、親指の腹面を後方から押圧面51cに容易に押し付けることができる。
(19)第1操作部51の下端部は第2操作部52に周方向に対向しており、前記対向する下端部の形状は、第2操作部52の外周形状(円柱形状)に応じて第2操作部52から上方に遠ざかる方向に凹んだ形状に形成されているので、第2操作部52の操作時に、親指が第1操作部51に接触するのを防ぐことができる。また、第1操作部51と第2操作部52との干渉を防ぎつつ、第1操作部51の下方へのスライド量を大きくとることができる。
(20)第1操作部51の押し下げ用突起51bは、ガイド突起56から周方向に離れた位置に形成されているので、モーメント力を利用して付勢力に抗して第1操作部51を下方に移動させやすい。
(21)第1操作部51の押し下げ用突起51bは、基準位置P0及びエンジン停止位置P2のいずれの状態においても、残余の部分より後方に突出する形状となっており、したがって、基準位置P0及びエンジン停止位置P2のいずれの状態においても、親指により、容易に下方に操作することができる。このように同じ操作によってエンジン始動させることができるので、エンジン始動時の操作性を向上させることができる。また、従来のようにエンジン停止専用のキルスイッチとエンジンシリンダヘッド専用のスタートスイッチとを別体に設ける場合に比べ、エンジン停止位置P2の第1操作部51に対しても、一つのアクションでエンジンを始動させることができ、操作性が向上する。
[その他の実施の形態]
(1)ハンドルスイッチ装置による操作対象は、前記実施の形態では、エンジン始動(セルモータ始動)、エンジン停止、左右のウインカの点滅、ヘッドライトの高低切換、ホーン作動が基本的な操作対象となっており、これらに加え、メータの表示モードの切換、メータの表示内容の設定も操作対象となっているが、さらに、高速道路走行と一般道路走行との間のモード切換、エコモードの選択、昼用と夜用のメータ表示明度の切換等、多種多様な操作対象が、必要に応じて設定される。
(2)前記実施の形態では、右側ハンドルスイッチ装置の第2操作部は、第1操作部がハウジングの後方上部に配置されていることに対し、ハウジングの後方下部に配置されており、その操作対象はメータ表示内容の切換であるが、他の操作対象であっても、走行中にライダーからの指令が与えられる操作部であることが好ましい。たとえば、第2操作部は、トランスミッションコントロール量等の走行制御状態を切り換えるために用いられてもよい。
(3)本発明は自動二輪車には限定されず、鞍乗型の四輪走行車にも適用可能である。 また、エンジン駆動車には限定されず、電動車でも適用可能である。
(4)エンジン制御用の第1操作部及び表示内容変更用の第2操作部を有するハンドルスイッチ装置を、クラッチレバーを備えた左グリップの近傍に配置することも可能である。
1 操舵軸
2 アッパーブラケット
5 右ハンドルバー
6 左ハンドルバー
10 ヘッドパイプ
15 メータ装置
16 スロットルグリップ(右グリップ)
22 ブレーキレバー
20 右側ハンドルスイッチ装置
33 左側ハンドルスイッチ装置
34 クラッチレバー
40 ハウジング
40a 前側ハウジング部材
40b 後側ハンドル部材
51 エンジン制御用の第1操作部
52 表示内容変更用(又はモード変更用)の第2操作部
55 第1ガイド孔
56 ガイド突起
61 第2ガイド孔

Claims (4)

  1. 車両のハンドルバーに設けられるハンドルスイッチ装置において、
    前記ハンドルバーに取り付けられるハウジングと、
    前記ハンドルバーの軸芯線と略直交する仮想平面に沿ってスライド可能に、前記ハウジングに支持されるエンジン制御用の操作部とを備え、
    前記エンジン制御用の操作部は、前記ハンドルバーに装着した状態の前記ハウジングの後半部に配置され、エンジンを始動可能な状態に維持する基準位置と、前記基準位置から前記仮想平面内の操作方向の一方となる第1方向に離れ、前記エンジンを始動させるための始動位置と、前記基準位置から前記操作方向の他方となる第2方向に離れ、前記エンジンを停止させるための停止位置との間で、スライド位置変更可能となっており、
    前記ハウジングを前記ハンドルバーに装着した状態において、前記基準位置に対し、前記第1方向は下方であり、前記第2方向は前方であり、
    前記操作部は、前記ハンドルバーの軸芯線回りに円弧状にスライド可能であり、
    前記操作部には、前記操作部が前記基準位置に位置している状態において、略垂直に延び、前記ハンドルバーの軸芯線よりも後方に位置する押圧面が形成されており、
    前記操作部には、前記操作部が前記基準位置に位置している状態において、前記押圧面の下方で、前記押圧面に比べて後方に突出する押し下げ用突起が形成されていることを特徴とする、ハンドルスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のハンドルスイッチ装置において、
    前記押圧面は、前記操作部が前記基準位置に位置している状態において、緩やかに前方に凹む湾曲面となっている、ハンドルスイッチ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のハンドルスイッチ装置において、
    前記押し下げ用突起と前記押圧面の上端部とは、周方向に間隔を空けて配置されている、ハンドルスイッチ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のハンドルスイッチ装置において、
    前記押し下げ用突起は、前記ハンドルバーの軸芯線に沿って延び、前記基準位置及び前記停止位置のいずれにおいても、残余部分よりも後方に突出している、ハンドルスイッチ装置。
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