JP6448582B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6448582B2 JP6448582B2 JP2016116770A JP2016116770A JP6448582B2 JP 6448582 B2 JP6448582 B2 JP 6448582B2 JP 2016116770 A JP2016116770 A JP 2016116770A JP 2016116770 A JP2016116770 A JP 2016116770A JP 6448582 B2 JP6448582 B2 JP 6448582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- ball
- winning
- symbol
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 143
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 63
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 37
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 53
- 230000008569 process Effects 0.000 description 38
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 34
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 33
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 31
- 230000029087 digestion Effects 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 230000006870 function Effects 0.000 description 13
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 6
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 6
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 5
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 101100045633 Arabidopsis thaliana TCX3 gene Proteins 0.000 description 3
- 101150037491 SOL1 gene Proteins 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 101150090449 sol4 gene Proteins 0.000 description 3
- 101100168642 Arabidopsis thaliana CRN gene Proteins 0.000 description 2
- 101100045632 Arabidopsis thaliana TCX2 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 101150103732 sol2 gene Proteins 0.000 description 2
- 241000722921 Tulipa gesneriana Species 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000002844 continuous effect Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Description
このようなデバッグ作業を正確かつ効率的に行う遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
抽選結果情報及び抽選実行情報は、演出制御基板のコマンド出力部に装着されたコネクタからケーブルを介してデバッグ用のコンピュータに取り込まれる。
遊技機のデバッグ作業では、そのような内容のみならず、遊技に関する規定を遵守していることの確認も行われている。しかしながら、現状、当該規定を遵守していることの確認を支援する遊技機は存在していない。
この算出された情報によれば、排出球数に対するセーフ払出球数の割合など、遊技性の検証に利用可能な各種情報を容易に把握可能となる。
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図2、図5または図6を用いて説明する。
図2は、遊技機10内に配設された遊技盤50を示す図である。
図5及び図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の遊技機10は、遊技盤50に形成された遊技領域に遊技球を打ち込んで遊技を行ういわゆるパチンコ遊技機であり、排出球検出手段と、入賞検出手段と、第一算出手段と、第二算出手段と、第三算出手段とを有する。
ここで「遊技領域」とは、排出球検出手段により排出球が検出される位置よりも上流の、遊技球が流下又は転動可能な領域である。
このため、排出球検出手段が、アウト口69又はいずれかの入賞口(大入賞口55、ゲートタイプではない作動ゲート63など)に入球した遊技球を検出する位置に配置されている場合、当該「排出球」として、アウト口69又はいずれかの入賞口に入球した遊技球が検出される。また、この場合、「遊技領域」は、操作ハンドル31に対する操作により打ち出された遊技球が流下又は転動可能な領域であり、当該遊技球がアウト口69又はいずれかの入賞口に入球する可能性のある領域ということもできる。
排出球検出手段は、入賞口へ入球した後アウト口69へ入球することなく排出球となった遊技球を検出せず、アウト口69へ入球した排出球のみを検出する位置に配置されてもよい。この場合、排出球検出手段により検出される「排出球」はアウト口69に入球した遊技球のみとなる。
図2では、遊技領域として、遊技盤50の前面に設けられた遊技領域50aが例示されている。
図2には、主要な入賞口として、大入賞口55、大入賞口56、第1始動口57、第2始動口59、作動ゲート63、普通入賞口67(67a、67b)が例示されている。このように、入賞口には、通過した遊技球が通過後再び遊技領域50aを転動する、いわゆるゲートタイプの入賞口が含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
「入賞」とは、遊技球が入賞口に入球することを意味する。入賞口にゲートタイプの入賞口が含まれる場合には、「入賞」にはゲートタイプの入賞口を遊技球が通過することも含まれる。
図6では、入賞検出手段として、各入賞口に入球した遊技球を検知する各カウントスイッチSW1、SW2、SW4、SW5、SW6、SW7及びSW8が例示されている。
「セーフ払出球数」とは、入賞口への入賞に伴い払い出される賞球の数の合計である。「セーフ払出球数」は、全ての入賞口を対象としてもよいし、一部の入賞口を対象としてもよい。
図6では第一算出手段として情報管理部220が例示されている。
例えば、後述のデータベース227に格納される(A1)から(A7)、(C1)から(C7)がこの「排出球に関する数量」に相当する。
図6では第二算出手段として情報管理部220又はカウント部221が例示されている。
図6では、第三算出手段として算出部230が例示されている。
更に、本実施形態では、当該割合を遊技機10自らが算出することができるため、遊技機10が備える演出表示装置80などにその値を表示させることで、当該検証を遊技機10自体で行うことが可能となる。即ち、本実施形態の遊技機10によれば、遊技性の検証を効率的に行うことができる。
以下、本実施形態の遊技機10についてより詳しく説明する。
まず、図1から図3を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。
図2は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
図3は、遊技機10内に配設される図柄表示装置90を示す図である。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
前枠20は、上球受け皿27の前方部にボタン37が配設されている。ボタン37は、遊技中に発生する演出を切り替えるまたは遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができる。
一般的に、遊技機10の遊技者は演出表示装置80に表示される演出図柄の変動演出により当該遊技の興趣を喚起されており、演出表示装置80は遊技者にとって視認しやすい位置に配置されている。
演出表示装置80としては、一般的には液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を採用し得る。
本実施形態において演出表示装置80は、図柄変動ゲームの実行中に演出表示を出力する演出表示手段に相当する。
図柄表示装置90は、複数のランプが配列されてなり、発光するランプの配列によって種々の情報を示す。本実施形態において、当該ランプには、発光ダイオード(以下、LEDと称す)が利用される。本実施形態における図柄表示装置90は、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92、及び普通図柄表示装置93を含んでいる。
普通図柄表示装置93は第1特別図柄表示装置91及び第2特別図柄表示装置92より少ない数(例:2個)のLEDの発光パターンにより普通図柄に係る図柄変動ゲームの抽選結果(普通図柄)を表示する。
「第1特別図柄」は、第1特別図柄表示装置91に表示するために選択されうるデータ群、又は、第1特別図柄表示装置91に表示されうる図柄(LEDの発光パターン)をいう。
「第2特別図柄」は、第2特別図柄表示装置92に表示するために選択されうるデータ群、又は、第2特別図柄表示装置92に表示されうる図柄(LEDの発光パターン)をいう。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
また、ここで「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」とは、特別電動役物65又は特別電動役物66(いわゆるアタッカー)を開放させるための抽選結果(当りの当否抽選結果)を示すために、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92を変動表示させた後に特定の特別図柄を停止表示させることをいう。本明細書において、「特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行」とは、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92における特別図柄に係る図柄変動ゲームの表示(変動表示及び停止表示)をいう場合と、当該表示のために行われる一連の内部処理の実行をいう場合とがある。
また、「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」とは、普通電動役物61(いわゆる電動チューリップ)を開放させるための抽選結果(普通図柄当りの当否抽選結果)を示すために、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に特定の普通図柄を停止表示させることをいう。本明細書において、「普通図柄に係る図柄変動ゲームの実行」とは、普通図柄表示装置93における普通図柄に係る図柄変動ゲームの表示(変動表示及び停止表示)をいう場合と、当該表示のために行われる一連の内部処理の実行をいう場合とがある。
ここで「風車」とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構で、くぎ状のものをいう。
本実施形態においては、上記の各種スイッチは遊技者が視認できない位置に配置されており、図1及び図2においては図示されていない。
第1始動口57の後方には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW1が配置されている。
第1始動口57に入球した遊技球をカウントスイッチSW1で検知することにより、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件と、予め定めた数の遊技球を賞球として払い出す払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第2流路Yから転動したときよりも、遊技球が第1流路Xから転動したときに、第1始動口57に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第1始動口57は、遊技領域50aの左側を主とする第1流路Xに設けられている。
第2始動口59の後方には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW2が配置されている。第2始動口59に入球した遊技球をカウントスイッチSW2で検知することにより、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームの始動条件と、賞球の払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第1流路Xから転動したときよりも、遊技球が第2流路Yから転動したときに、第2始動口59に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第2始動口59は、遊技領域50aの右側を主とする第2流路Yに設けられている。
なお、本実施形態の遊技機10においては、カウントスイッチSW4の検知は賞球の払出条件に含まれていない。すなわち、本実施形態の作動ゲート63に遊技球が入球しても賞球は零である。
また、作動ゲート63は通過した遊技球が通過後再び遊技領域50aを転動する、いわゆるゲートタイプの入賞口であってもよい。この場合において、作動ゲート63を通過することも、本明細書では「入球」と称する場合がある。
大入賞口55の後方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW7が配置されている。カウントスイッチSW7が大入賞口55に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が付与される。
大入賞口56の奧方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW8が配置されている。カウントスイッチSW8が大入賞口56に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が付与される。
大入賞口56は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる当り遊技中における特別電動役物66の開動作によって開放され、これに伴い、大入賞口56への遊技球の入球が許容される。
本実施形態において、特別電動役物65及び特別電動役物66は、第1始動口57への入球及び第2始動口59への入球のいずれに起因する当り遊技においても開動作しうるように構成されている。但し、特別電動役物65又は特別電動役物66は、第1始動口57への入球又は第2始動口59への入球のいずれか一方に起因する当り遊技においてのみ開動作しうるように構成されていてもよい。
第1始動口57への入球又は第2始動口59への入球のいずれに起因する当り遊技が行われる場合にも、遊技者は賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。なお、本実施形態において、遊技球が第2流路Yから転動するときには、第1流路Xから転動するときよりも、大入賞口55又は大入賞口56に入球しやすくなるように各種障害物が配置されている。
ここで「アウト球」とは、上述の「排出球」と同義である。
本実施形態では、このアウト球を検出する手段として、アウト口スイッチSW9が設けられている。アウト口スイッチSW9は、アウト口69又は各入賞口に入球した遊技球の流路(排出流路)(図示せず)に配置されている。これにより、アウト口スイッチSW9は、アウト口69に落入した遊技球及び各入賞口に入球した遊技球をアウト球として検知する。本実施形態における遊技領域50aは、操作ハンドル31に対する操作により打ち出された遊技球が流下又は転動可能な領域であり、当該遊技球がアウト口69又はいずれかの入賞口に入球する可能性のある領域ということもできる。
アウト口スイッチSW9は、アウト口69又は各入賞口に繋がる各遊技球流路にそれぞれ設けられてもよいし、それらが合流した遊技球流路に設けられてもよい。
また、アウト口スイッチSW9は、いずれかの入賞口へ入球した後アウト口69へ入球することなくアウト球となった遊技球を検出せず、アウト口69へ入球した遊技球のみをアウト球として検出する位置に配置されてもよい。この場合、アウト口スイッチSW9により検出される「アウト球」はアウト口69に入球した遊技球のみとなる。
また、本実施形態では、アウト口スイッチSW9は、所定数(例えば10個)のアウト球が検知される度に、検知信号を出力することで、検知信号の出力回数を減らし、処理負荷を軽減させている。但し、アウト口スイッチSW9は、アウト球の検知ごとに検知信号を出力してもよい。
続いて、遊技機10の制御構成について説明する。図4は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図であり、図5及び図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図4、図5及び図6で図示される各構成及び各機能は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成及び機能の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
より具体的には、メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又は201、RAM102又は202、ROM103又は203などを有している。メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又は201がROM103又は203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又は202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図4では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、メイン制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、メイン制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図5及び図6に示される基板に限定されるものではなく、メイン制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
普図抽選制御部170は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する。
遊技状態制御部140は、当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理しこれらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。本実施形態では、当り遊技には、大当り遊技と小当り遊技とが含まれる。但し、当り遊技は、大当り遊技のみであってもよいし、大当り遊技及び小当り遊技以外の他の遊技を含んでいてもよい。大当り遊技は、役物連続作動装置が特別電動役物65又は特別電動役物66を連続して作動させている遊技状態である。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。即ち、本実施形態において図柄表示制御部150は、当否判定手段による判定結果を報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段に相当する。
変動パターン付与部160は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにて図柄表示制御部150が変動表示を開始してから停止表示を行うまでの時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを付与する。変動パターン付与部160によって付与された変動パターンは、それが付与される図柄表示装置90が第1特別図柄表示装置91か第2特別図柄表示装置92かを識別し得る情報と共に、情報伝送部110を介して演出制御部210(サブ制御基板200)に伝達されて演出表示装置80における表示演出(リーチ演出等)を実行する際にも用いられる。
情報伝送部110は、メイン制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)をサブ制御基板200上で実現される機能構成(演出制御部210、情報管理部220等)に伝送する。情報伝送部110によって伝送されるコマンドには、上述の変動パターンを示す情報の他にも、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、当り遊技の実行に関する情報等が含まれる。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、またはスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、ボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
以下、特図抽選に関わる機能構成について詳述する。
より具体的には、特図保留制御部115は、カウントスイッチSW1によって第1始動口57の入賞が検知されかつ他の始動条件が満たされていると乱数M1を取得し、専用の記憶領域に格納(保留)させる。また、特図保留制御部115は、カウントスイッチSW2によって第2始動口59の入賞が検知されかつ他の始動条件が満たされていると乱数M2を取得し、専用の記憶領域に格納(保留)させる。当該他の始動条件には、例えば、乱数M1又は乱数M2の保留上限数に達していないことなどがある。
乱数M1の保留上限数又は乱数M2の保留上限数は予め定められており、本実施形態では乱数M1及び乱数M2の各々について4個が保留上限数と設定されている。但し、各保留上限数は限定されない。
以降、第1始動口57又は第2始動口59の入賞を検知することを一つの条件として、その後に何らかの処理を実行することを、「第1始動口57又は第2始動口59の入賞を契機として何らかの処理を実行する」といった表現を行う場合もある。よって、当該入賞が検知されたとしても、必ずしも当該何らかの処理が実行されなくてもよい。
なお、後述する当否抽選部131は、乱数M1と乱数M2とが共に保留されている場合、乱数M2を先に用いて当否抽選するように構成されている。このような処理を、以下の説明において優先処理と称する場合がある。
特図保留制御部115は、始動条件を満たすとき、保留されている乱数M1又は乱数M2を所定の周期で読み出す。このとき、特図保留制御部115は、乱数M2の読み出しを優先的に実行し、乱数M2が読み出せなかった場合(保留されている乱数M2が零個である場合)に乱数M1を読み出す。このような制御によって、乱数M2が乱数M1より優先的に読み出される。特図保留制御部115により読み出された乱数は、後述の当否抽選部131により用いられて、当否抽選が行われる。結果、当否抽選部131においても乱数M1よりも乱数M2が優先的に処理されることになる。
当否抽選部131は、特図保留制御部115により取得された乱数M1又は乱数M2を用いて大当り遊技又は小当り遊技の当否抽選を行う。本実施形態における当否抽選部131は、乱数取得手段によって取得された乱数を用いて当選の成否を判定する当否判定手段に相当する。
特図選択部132によって選択された特別図柄は、後述する第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152によって、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92に表示される。
以下、普図抽選に関わる機能構成について詳述する。
普図保留制御部116は、普図抽選制御部170が普通図柄に係る図柄変動ゲームに係る制御を行っていないとき、保留されている乱数M3を所定の周期で読み出す。
開放抽選部171による抽選に当選したとき、普通電役制御部180はソレノイドコイルSOL4を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。
遊技状態制御部140は、当り遊技(大当り遊技及び小当り遊技)、確変状態、及び変短状態を制御する機能であり、確変制御部141と変短制御部142と当り制御部145とを有している。遊技状態制御部140は、複数の遊技状態のいずれか一つに遷移させることが可能な遊技状態制御手段に相当する。但し、遊技状態制御部140が制御する遊技状態は、これらの遊技状態に制限されない。
また、「変短状態」とは、以下の少なくとも一つが行われることをいう。
(i)普通電動役物61の開放抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の一回当たりの開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放抽選の当選に応じて普通電動役物61が開放される回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が短縮される。
確変制御部141は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて確変状態の終了条件が成立した場合、または確変状態にて実行される特別図柄に係る図柄変動ゲームにて当り遊技に当選した場合には、確変状態から通常遊技状態へと移行させる。
本実施形態における確変状態の終了条件は、確変状態に移行してから100回の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われることである。
変短制御部142は、すべての当り遊技の終了時に通常遊技状態から変短状態へと移行させ、変短状態の終了条件が成立する特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて、変短状態から通常遊技状態へと移行させる。
本実施形態における変短状態は、変短状態に移行してから100回の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われることを終了条件としている。本実施形態においては全ての当り遊技の終了時に変短状態が付与されるので、各当り遊技の終了時からその後に行われた特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数が100回に達するまで変短状態が維持される。
本実施形態における当り遊技は、具体的には以下のように実行される。
まず、当否抽選部131によって大当り遊技又は小当り遊技に当選した場合、大当り遊技又は小当り遊技に対応する特別図柄が特図選択部132によって選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に停止表示された後(特別図柄に係る図柄変動ゲームが終了した後)に、当り制御部145は大当り遊技又は小当り遊技を開始させる。
大当り遊技又は小当り遊技が開始されると、当り制御部145は演出制御部210に大当り遊技又は小当り遊技の開始を示すオープニング演出に関する指令を出す。演出制御部210は当り制御部145の指令に従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、オープニング演出において遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定の時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
本実施形態では、大当り遊技と小当り遊技とでは、ラウンド遊技の上限回数(ラウンド回数)が異なり、大当り遊技のほうが小当り遊技よりもラウンド回数が多く設定される。
特別電役制御部190は、当り制御部145から受けた指令に従って、特別電動役物65または特別電動役物66を開放させる。
特別電役制御部190は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部190は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
或いは、特別電役制御部190は、特別電動役物66を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口56に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW8の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部190は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL2を作動させて特別電動役物66を閉鎖させる。
規定のラウンド回数が終了すると、当り制御部145は情報伝送部110を介して演出制御部210に大当り遊技又は小当り遊技の終了を示すエンディング演出に関する指令を出す。演出制御部210は当り制御部145の指令に従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、当り制御部145は大当り遊技又は小当り遊技を終了させる。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果である特別図柄、または普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果である普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している演出表示が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の変動を1セットとする演出表示が実行される場合もある。前者の代表例はいわゆる連続演出と称される演出表示であり、後者の代表例はいわゆる擬似連演出と称される演出表示である。
より詳細には、変動パターン付与部160は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにて特別図柄が変動する時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを定め、変動パターンを図柄表示制御部150及びサブ制御基板200(演出制御部210及び情報管理部220)に伝達する。図柄表示制御部150は伝達された変動パターンに応じて特別図柄に係る図柄変動ゲームを表示させ、また演出制御部210は伝達された変動パターンに応じて演出表示を表示させることによって、これらの対応性を担保している。更に、情報管理部220は、この変動パターンの伝達により図柄変動ゲームの実行状態を把握することができる。
図7の例では、データベース227は、表形式で遊技情報を格納しており、各種遊技情報は、次のような項目でデータベース227に格納される。
まずは、各行の項目について説明する。
A行「アウト」は、アウト球の数を格納する。
B行「セーフ」は、セーフ払出球数を格納する。「セーフ払出球数」とは上述したとおり、入賞口への入賞に伴い払い出される賞球の数の合計である。「セーフ払出球数」は、全ての入賞口を対象としてもよいし、一部の入賞口を対象としてもよい。本実施形態では、「セーフ払出球数」は、作動ゲート63を含む全ての入賞口を対象としている。
C行「差玉」は、「セーフ」を「アウト」で減算した値を格納する。
D行「始動口1入賞(へそ)」は、第1始動口57への入賞の数を格納する。
E行「始動口2入賞(電チュー)」は、第2始動口59への入賞の数を格納する。
G行「左普通入賞口入賞」は、普通入賞口67aへの入賞の数を格納する。
H行「右普通入賞口入賞」は、普通入賞口67bへの入賞の数を格納する。
I行「アタッカー1入賞」は、大入賞口55への入賞の数を格納する。
J行「アタッカー2入賞」は、大入賞口56への入賞の数を格納する。
K行「ゲート入賞」は、作動ゲート63への入賞の数を格納する。
L行「特図スタート1(特図1)」は、特図1に係る図柄変動ゲームの実行回数を格納する。
M行「特図スタート2(特図2)」は、特図2に係る図柄変動ゲームの実行回数を格納する。
N行「普図スタート」は、普図に係る図柄変動ゲームの実行回数を格納する。
O行「特図1大当り回数」は、特図1に係る図柄変動ゲームにおける大当り遊技の当選回数を格納する。
P行「特図2大当り回数」は、特図2に係る図柄変動ゲームにおける大当り遊技の当選回数を格納する。
Q行「特図1小当り回数」は、特図1に係る図柄変動ゲームにおける小当り遊技の当選回数を格納する。
R行「特図2小当り回数」は、特図2に係る図柄変動ゲームにおける小当り遊技の当選回数を格納する。
S行「保留消化回数(保0、1)」は、本実施形態では、特図に係る図柄変動ゲームの変動開始時に保留記憶されている乱数(当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数)M1又はM2の数が0個の場合の回数を格納する。但し、S行には、当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を含む乱数M1又はM2の数が1個の場合の回数が格納されてもよい。
T行「保留消化回数(保2)」は、本実施形態では、特図に係る図柄変動ゲームの変動開始時に保留記憶されている乱数(当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数)M1又はM2の数が1個の場合の回数を格納する。但し、T行には、当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を含む乱数M1又はM2の数が2個の場合の回数が格納されてもよい。
U行「保留消化回数(保3)」は、本実施形態では、特図に係る図柄変動ゲームの変動開始時に保留記憶されている乱数(当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数)M1又はM2の数が2個の場合の回数を格納する。但し、U行には、当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を含む乱数M1又はM2の数が3個の場合の回数が格納されてもよい。
V行「保留消化回数(保4)」は、本実施形態では、特図に係る図柄変動ゲームの変動開始時に保留記憶されている乱数(当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数)M1又はM2の数が3個の場合の回数を格納する。但し、V行には、当該図柄変動ゲームで読み出された乱数を含む乱数M1又はM2の数が4個の場合の回数が格納されてもよい。
W行「プレイ時間」は、後述する時間計測部225により計測される遊技時間を格納する。
第一列「低+変短無し状態」は、確変状態でも変短状態でもない状態での各行の数を格納する。
第二列「高+変短無し状態」は、確変状態であるが変短状態ではない状態での各行の数を格納する。
第三列「低+変短有り状態」は、確変状態ではないが変短状態である状態での各行の数を格納する。
第四列「高+変短有り状態」は、確変状態でありかつ変短状態でもある状態での各行の数を格納する。
第五列「特図1大当り状態」は、特図1に係る図柄変動ゲームにおける大当り遊技が実行されている状態での各行の数を格納する。
第六列「特図2大当り状態」は、特図2に係る図柄変動ゲームにおける大当り遊技が実行されている状態での各行の数を格納する。
第七列「合計」は、各行における合計数を格納する。
また、情報管理部220は、遊技者には操作不可能な位置に設けられたスイッチ又はボタンなどに対する特定操作を検出した場合に、データベース227に格納される遊技情報を初期化することもできる。その特定操作としては、RAMクリア操作、CPUのリセット操作、電源OFF操作などが有り得る。
時間計測部225は、情報伝送部110からのコマンドに含まれる各種情報に基づいて、遊技機10において遊技が行われている遊技時間を計測し、データベース227におけるW行「プレイ時間」の遊技時間を更新する。
ここで「遊技時間」とは、遊技者が遊技機10において遊技をしている又は遊技をしていると推測され得る時間を意味し、遊技領域に遊技球が打ち込まれている間又は図柄変動ゲームが実行されている間を少なくとも含む時間である。遊技領域への遊技球の打ち込みは、遊技者の操作で実現されるため、前者の時間が遊技時間に該当することは明らかである。一方で、後者の時間には、遊技球が打ち込まれていない時間も含まれ得るが、そのような時間であっても、図柄変動ゲームが実行されている間は、遊技者が当り遊技の当否を楽しんでいる時間と考えられるため、本実施形態では遊技時間に含めることとする。「遊技時間」は、いずれか一方の時間のみとされてもよいし、両方の時間とされてもよいし、更なる時間を含んでもよい。
本実施形態では、時間計測部225は、遊技領域50aに遊技球が打ち込まれている間と図柄変動ゲームが実行されている間とを遊技時間として計測する。
更に、時間計測部225は、図柄変動ゲームが所定時間実行されない状態でアウト口スイッチSW9によりアウト球が所定時間検出されないことを契機に当該遊技時間の計測を中断又は終了する。アウト口スイッチSW9によりアウト球が所定時間検出されない状態は、遊技球が打ち込まれていない状態に該当し得る。これにより、本実施形態では、図柄変動ゲームが実行されておらずかつ遊技球が遊技領域50aに打ち込まれていない間を遊技時間から除外している。
図柄変動ゲームの実行は、情報伝送部110からの変動パターンを示す情報を含むコマンドを受けることにより、特定可能である。
図柄変動ゲームが実行されない上記所定時間は、例えば、演出制御部210が演出表示装置80に表示させる演出をデモ演出に切り替えるのに用いられる時間又はそれに近い時間に設定される。この所定時間は、遊技状態に応じて変えられてもよい。
また、アウト球が検出されない上記所定時間は、例えば、10秒程度に設定される。
これら各所定時間は、遊技者が遊技していない状態を適切に検出できるような時間に設定される。
時間計測部225は、中断後、アウト口スイッチSW9によりアウト球が検出されたことを契機に計測を再開し、それまでに計測されていた遊技時間に加算していく。
このような計測の開始条件と中断又は終了条件とにより、遊技領域50aに遊技球が打ち込まれている間と遊技球は打ち込まれていないけど図柄変動ゲームが実行されている間とを遊技時間として計測することができる。
但し、時間計測部225による遊技時間の計測手法は、このような手法に限定されない。例えば、遊技球が打ち込まれているか否かは、アウト口スイッチSW9の検出結果に頼らず、遊技球の発射を検出するスイッチの検出結果により判断されてもよい。
本実施形態では、アウト口スイッチSW9によるアウト球の検知信号は、所定数(例えば10個)のアウト球が検知される度に出力されるため、カウント部221は、アウト口スイッチSW9の検知情報を一回受ける毎に、A行「アウト」の数を当該所定数分加算する。
カウント部221は、データベース227に格納される、L行「特図スタート1(特図1)」、M行「特図スタート2(特図2)」及びN行「普図スタート」の数をインクリメントする。なお、カウント部221は、特図1及び特図2を区別せずに特図に係る図柄変動ゲームの実行回数をカウントすることもできるし、特図と普図とを区別せずに図柄変動ゲームの実行回数をカウントすることもできる。
加えて、カウント部221は、当該コマンドに含まれる特図抽選の結果などに基づいて、データベース227に格納される、O行「特図1大当り回数」、P行「特図2大当り回数」、Q行「特図1小当り回数」及びR行「特図2小当り回数」の数もインクリメントする。
例えば、カウント部221は、遊技状態が確変状態でありかつ変短状態であるときに、第1始動口57への入賞が検出された旨の情報を受けると、D行の第四列(D4)の数を1加算する。また、カウント部221は、通常遊技状態の特図1に係る図柄変動ゲームにおいて大当り遊技が当選したことを知ると、O行の第一列(O1)の数を1加算する。また、カウント部221は、確変状態でも変短状態でもない遊技状態において、アウト口スイッチSW9の検知情報を含むコマンドを受けた場合、A行の第一列(A1)の数を更新する。
具体的には、保留数取得部223は、情報伝送部110からの変動パターンを示す情報を含むコマンドの有無により特図に係る図柄変動ゲームの実行の有無を判断し、更に、そのコマンドに含まれる保留されている乱数に関する情報に基づいて、図柄変動ゲームの変動開始時の保留数を取得する。この取得された保留数に基づいて、保留数取得部223は、データベース227に格納される、S行「保留消化回数(保0、1)」、T行「保留消化回数(保2)」、U行「保留消化回数(保3)」及びV行「保留消化回数(保4)」の回数をインクリメントする。例えば、保留数取得部223は、保留数「1」が取得された場合、T行「保留消化回数(保2)」の回数に1加算する。
情報管理部220は、各行の更新ごとではなく、所定の周期で、B行のセーフ払出球数及びC行「差玉」を算出してもよい。この場合、情報管理部220は、D行、E行、G行、H行、I行、J行及びK行に格納される数に、各入賞口への入賞に伴う賞球数をそれぞれ掛け合わせて合算することにより、セーフ払出球数を算出し、B行の対象列にその算出値を格納する。更に、情報管理部220は、その算出値とA行のアウト球数とから差玉を算出して、C行の対象列にその算出値を格納してもよい。
また、情報管理部220は、データベース227における或る行の或る列の数が加算されると、その行の第七列「合計」を更新する。
算出部230は、単位遊技時間あたりのアウト球数(排出球数)を算出する。具体的には、算出部230は、データベース227に格納される(A7)を(W7)で除算することにより、単位遊技時間あたりのアウト球数(排出球数)を算出することができる。また、算出部230は、除算して得られた値に3600を掛けることにより、1時間の遊技時間あたりのアウト球数を算出することもできる。
<通常遊技状態>
保留消化割合(保留数0)=(S1)/{(S1)+(T1)+(U1)+(V1)}×100
保留消化割合(保留数1)=(T1)/{(S1)+(T1)+(U1)+(V1)}×100
保留消化割合(保留数2)=(U1)/{(S1)+(T1)+(U1)+(V1)}×100
保留消化割合(保留数3)=(V1)/{(S1)+(T1)+(U1)+(V1)}×100
<変短状態>
保留消化割合(保留数0)={(S3)+(S4)}/{(S3)+(S4)+(T3)+(T4)+(U3)+(U4)+(V3)+(V4)}×100
保留消化割合(保留数1)={(T3)+(T4)}/{(S3)+(S4)+(T3)+(T4)+(U3)+(U4)+(V3)+(V4)}×100
保留消化割合(保留数2)={(U3)+U4)}/{(S3)+(S4)+(T3)+(T4)+(U3)+(U4)+(V3)+(V4)}×100
保留消化割合(保留数3)={(V3)+V4)}/{(S3)+(S4)+(T3)+(T4)+(U3)+(U4)+(V3)+(V4)}×100
<確変状態>
保留消化割合(保留数0)={(S2)+(S4)}/{(S2)+(S4)+(T2)+(T4)+(U2)+(U4)+(V2)+(V4)}×100
保留消化割合(保留数1)={(T2)+(T4)}/{(S2)+(S4)+(T2)+(T4)+(U2)+(U4)+(V2)+(V4)}×100
保留消化割合(保留数2)={(U2)+(U4)}/{(S2)+(S4)+(T2)+(T4)+(U2)+(U4)+(V2)+(V4)}×100
保留消化割合(保留数3)={(V2)+(V4)}/{(S2)+(S4)+(T2)+(T4)+(U2)+(U4)+(V2)+(V4)}×100
算出部230は、データベース227に格納されるセーフ払出球数の合計(B7)に対する、上述の特定入賞払出球数の割合を算出する。算出される割合はいわゆる役物比率である。算出部230は、データベース227に格納されているB行「セーフ」、E行「始動口2入賞(電チュー)」、I行「アタッカー1入賞」、J行「アタッカー2入賞」の数を用いて、以下の式により、当該役物比率を算出することができる。
役物比率={(E7)×第2始動口59の賞球数+(I7)×大入賞口55の賞球数+(J7)×大入賞口56の賞球数}/(B7)
算出部230は、電動役物が付かない入賞口、即ち第1始動口57、普通入賞口67及び作動ゲート63への入賞に伴い払い出される賞球の数の合計を特定入賞払出球数として算出し、セーフ払出球数の合計(B7)に対する、この特定入賞払出球数の割合を算出することで、いわゆる役物比率を次の式で算出してもよい。
役物比率=1−{(D7)×第1始動口57の賞球数+(G7)×普通入賞口67aの賞球数+(H7)×普通入賞口67bの賞球数+(K7)×作動ゲート63の賞球数}/(B7)
算出部230は、データベース227に格納されるセーフ払出球数の合計(B7)に対する、上述の特定入賞払出球数の割合を算出する。算出される割合はいわゆる連続役物比率である。
算出部230は、データベース227に格納されているB行「セーフ」、I行「アタッカー1入賞」、J行「アタッカー2入賞」の数を用いて、以下の式により、当該連続役物比率を算出することができる。
連続役物比率=[{(I5)+(I6)}×大入賞口55の賞球数+{(J5)+(J6)}×大入賞口56の賞球数]/(B7)
また、大当り遊技状態のときのみ大入賞口55又は大入賞口56への入賞がないよう制御される場合には、算出部230は、以下の式により、当該連続役物比率を算出してもよい。なお、この場合、データベース227における(I1)、(I2)、(I3)、(I4)、(J1)、(J2)、(J3)、及び(J4)に格納される数は「0」となる。
連続役物比率={(I7)×大入賞口55の賞球数+(J7)×大入賞口56の賞球数}/(B7)
出玉率=(B7)/(A7)×100
これは、特定の遊技状態に限定して算出することもできる。即ち、算出部230は、遊技状態制御部140により制御される複数の遊技状態の中の少なくとも一つの遊技状態における出玉率を算出することもできる。例えば、算出部230は、以下の式により通常遊技状態における出玉率を算出可能である。
出玉率(通常遊技状態)=(B1)/(A1)×100
また、算出部230は、以下の式により変短状態及び確変状態における出玉率を算出可能である。
出玉率(変短状態)={(B3)+(B4)}/{(A3)+(A4)}×100
出玉率(確変状態)={(B2)+(B4)}/{(A2)+(A4)}×100
このような遊技状態ごとの出玉率によれば、遊技性の詳細な検証が可能となる。
ゲーム数率(通常遊技状態)={(L1)+(M1)}/(A1)×100
ゲーム数率(変短状態)={(L3)+(L4)+(M3)+(M4)}/{(A3)+(A4)}×100
ゲーム数率(確変状態)={(L2)+(L4)+(M2)+(M4)}/{(A2)+(A4)}×100
例えば、算出部230は、セーフ払出球数、出玉率(通常遊技状態)、ゲーム数率(通常遊技状態)及び所定の遊技数(例えば、250)を用いて、次のような式により、入賞口への入賞に伴い払い出される賞球の数が反映された所定の遊技球数当たりの図柄変動ゲーム実行回数を算出することができる。
算出値=250/{100−出玉率(通常遊技状態)}×ゲーム数率(通常遊技状態)
算出部230は、上述のように算出された値をデータベース227に格納してもよい。
これにより、当該割合を用いて行うことができる遊技性の検証を遊技機10自体で行うことができ、更に言えば、遊技機10で試打ちしながら、当該検証を行うことができる。
以降、演出表示装置80に表示される算出値又は遊技情報を遊技情報と総称する。
図8は、遊技情報の表示例を示す図である。図8の例では、遊技情報を表示する領域(遊技情報表示領域85)が、演出図柄が変動表示される領域(演出図柄変動領域83)の右隣りに配置され、その遊技情報表示領域85内に遊技情報のリストが表示されている。図8の例ではこのように、演出図柄変動領域83と遊技情報表示領域85とが重ならない位置に配置されることにより、当該遊技情報が停止表示された演出図柄を隠さない位置に表示されている。
但し、遊技情報の表示位置は、停止表示された演出図柄を隠さない位置であればよいため、例えば、変動表示されている演出図柄を隠す位置であってもよく、停止表示された演出図柄を部分的に隠す位置であってもよい。また、遊技機10が演出表示装置80に加えて他の演出表示装置を別途備えている場合には、当該他の演出表示装置に当該遊技情報を表示させてもよい。
また、遊技情報の表示位置が停止表示された演出図柄と完全に重複する位置であっても、遊技情報は、透過表示のように当該演出図柄を隠さない表示態様で表示されればよい。演出図柄を隠さない表示態様としては、遊技情報の点滅表示や遊技情報と演出図柄との切り替え表示などがある。
また、遊技機10が可動装飾体(演出用役物)を備える場合には、遊技情報制御部240は、当該遊技情報をその可動装飾体に隠れない位置に表示することが好ましい。可動装飾体に隠れない位置とは、可動装飾体の初期位置、通常時位置、及び移動後の所定時間停止する位置が該当する。
また、遊技情報制御部240は、当該遊技情報の値を所定閾値と比較し、その比較結果に応じて当該遊技情報の表示態様を切り替えることもできる。例えば、遊技情報制御部240は、算出部230により算出された出玉率又はゲーム数率が所定閾値を超えるか否かによって、その値の表示態様を変更する。遊技情報制御部240は、算出部230により算出された出玉率が所定閾値(例えば、30%)を超えている場合、超えない場合の表示態様と異なる表示態様(点滅、異なる色など)で表示させる。これにより、所定閾値を遊技性の変更が必要となる値としておくことで、遊技情報の表示態様を確認することにより再検討が必要となる遊技情報を容易に把握することができるようになる。
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図9、図10、図11又は図12を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
また、図9、図10、図11又は図12に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部115による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
すなわち、ステップS102の肯定とステップS104の否定とが、上述の第1特別図柄又は第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件の成立を意味する。
アウト口スイッチSW9によりアウト球が検知されるまで(ステップS402のNO)、ステップS404以降の処理は行われないまま待機となる
アウト口スイッチSW9によりアウト球が検知されると(ステップS402のYES)、アウト球の検知数がインクリメントされる(ステップS404)。
アウト球の検知数が予め決められた出力条件数(例えば、10球)に満たない場合(ステップS406のNO)、ステップS408以降の処理は行われないまま待機となる。
アウト球の検知数が出力条件数(例えば、10球)となると(ステップS406のYES)、アウト球の検知情報を含むコマンドが、情報伝送部110からサブ制御基板200へ出力されて(ステップS408)、アウト球の検知数が初期化された(ステップS410)後、このアウト球検知時処理は終了となる。
このアウト球検知時処理のうちステップS402、ステップS404、ステップS406、及びステップS410は、アウト口スイッチSW9により実施され、ステップS408は、情報伝送部110により実施されてもよい。この場合、アウト口スイッチSW9は、所定数(出力条件数)のアウト球が検知される度に、検知信号を出力する。
また、このアウト球検知時処理は情報伝送部110により実施されてもよい。この場合、アウト口スイッチSW9は、アウト球が検知される度に検知信号を出力し、情報伝送部110は、所定数(出力条件数)のアウト球が検知される度に、アウト球の検知情報を含むコマンドを出力する。
まず、特図抽選制御部130は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄による図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS204において、当否抽選部131は、特図保留制御部115に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否抽選部131による当否抽選や特図選択部132による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
変動パターン付与部160は、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数を用いて変動パターンを決定する(ステップS210)。
時間計測部225は、情報伝送部110からのコマンドに含まれるアウト口スイッチSW9の検出情報を監視しながら、アウト球が検出されるまで待機する(ステップS302のNO)。時間計測部225は、当該検出情報によりアウト球が検出されたことを認知すると(ステップS302のYES)、遊技時間が計測中であるか否かを判定する(ステップS304)。
時間計測部225は、遊技時間が計測中でないと判定すると(ステップS304のNO)、情報伝送部110からのコマンドに含まれる制御情報(確変状態の有無、変短状態の有無、特図抽選の結果など)に基づいて、現在の遊技状態を取得する(ステップS306)。時間計測部225は、取得された遊技状態に基づいて、データベース227におけるその遊技状態に対応する列を特定し、W行のその特定された列に格納される遊技時間を初期値として取得する(ステップS308)。
そして、時間計測部225は、遊技時間の計測を開始する(ステップS310)。例えば、時間計測部225は、タイマをスタートさせ、そのタイマ値をステップS308で取得された初期値に加算することにより、データベース227におけるW行の対象列に格納される遊技時間を更新する。他の手法として、時間計測部225は、ステップS308で取得された遊技時間をタイマの初期値に設定し、その初期値からの経過時間をそのタイマで計測してもよい。この場合、時間計測部225は、タイマ値をそのままデータベース227に格納すればよい。このようにして、時間計測部225は、そのときの遊技状態における遊技時間を逐次更新する。
ステップS304において遊技時間が計測中であると判定された場合(ステップS304のYES)、遊技時間の計測が継続され、データベース227に格納される遊技時間が逐次更新される。
時間計測部225は、遊技時間の中断条件が成立したと判定すると(ステップS312のYES)、遊技時間の計測を中断(停止)する(ステップS314)。即ち、時間計測部225は、上記タイマを停止する。
遊技時間の計測を中断した以降、時間計測部225は、再度、アウト球が検出されるまで待機する(ステップS302のNO)。
時間計測部225は、ステップS316で取得された最新の遊技状態が先に取得された遊技状態から移行されたと判定すると(ステップS318のYES)、データベース227におけるその最新の遊技状態に対応する列を特定し直し、W行のその再特定された列に格納される遊技時間を初期値として取得し直す(ステップS320)。これにより、時間計測部225は、その最新の遊技状態における遊技時間の計測を行い、データベース227に反映させる。
上述の実施形態では、カウント部221、保留数取得部223、及び時間計測部225がサブ制御基板200で実現されているが、それら機能構成は、メイン制御基板100で実現されてもよい。この場合、カウント部221は、各カウントスイッチ又はアウト口スイッチSW9からの検知信号に基づいてカウントすればよい。また、保留数取得部223は、特図保留制御部115から保留数を取得することができ、時間計測部225は、アウト口スイッチSW9からの検知信号に基づいてアウト球の検出を把握し、図柄変動ゲームの実行の有無を特図抽選制御部130からの情報で判断することができる。情報伝送部110は、カウント部221によりカウントされた数情報、保留数取得部223により取得された保留数、及び時間計測部225により計測された遊技時間をサブ制御基板200に出力し、情報管理部220がそれら情報をデータベース227に格納する。
(1)遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を打ち込んで遊技を行う遊技機であって、
前記遊技領域から排出された遊技球である排出球を検出する排出球検出手段と、
入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段と、
前記入賞検出手段による前記入賞の検出の一部又は全部に基づいて、前記入賞に伴い払い出される賞球の数の合計であるセーフ払出球数を算出する第一算出手段と、
前記排出球検出手段による前記排出球の検出に基づいて、前記排出球に関する数量を算出する第二算出手段と、
前記第一算出手段による算出結果と前記第二算出手段による算出結果との割合を算出する第三算出手段と、
を備える遊技機。
(2)遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を打ち込んで遊技を行う遊技機であって、
前記遊技領域から排出された遊技球である排出球を検出する排出球検出手段と、
前記遊技領域に設けられた始動口への遊技球の入球を少なくとも含む始動条件の成立を契機として乱数を取得する乱数取得手段と、
前記乱数取得手段によって取得された乱数を用いて当選の成否を判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による判定結果を報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
前記図柄変動ゲームの実行回数を算出する第一算出手段と、
前記排出球検出手段による前記排出球の検出に基づいて、前記排出球に関する数量を算出する第二算出手段と、
前記第一算出手段による算出結果と前記第二算出手段による算出結果との割合を算出する第三算出手段と、
を備える遊技機。
(3)複数の遊技状態のいずれか一つに遷移させることが可能な遊技状態制御手段、
を更に備え、
前記第一算出手段は、前記複数の遊技状態の中の少なくとも一つの遊技状態における前記入賞に伴い払い出される賞球の数の合計である前記セーフ払出球数、又は当該少なくとも一つの遊技状態における前記実行回数を算出し、
前記第二算出手段は、前記少なくとも一つの遊技状態における前記排出球に関する数量を算出し、
前記第三算出手段は、前記少なくとも一つの遊技状態における前記割合を算出する、
(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4)前記図柄変動ゲームの実行中に演出表示を出力する演出表示手段と、
前記第三算出手段により算出された前記割合を前記演出表示手段に表示させる遊技情報制御手段と、
を更に備える(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)遊技者が遊技中に視認不可能な位置に設けられた遊技情報表示手段と、
前記第三算出手段により算出された前記割合を前記遊技情報表示手段に表示させる遊技情報制御手段と、
を更に備える(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(6)前記図柄変動ゲームの実行中に、演出図柄を前記演出表示手段に変動表示又は停止表示させる演出図柄制御手段、
を更に備え、
前記遊技情報制御手段は、前記第三算出手段により算出された前記割合を、少なくとも停止表示された前記演出図柄を隠さない位置又は表示態様で表示する、
(4)に記載の遊技機。
(7)前記遊技情報制御手段は、前記第三算出手段により算出された前記割合が所定閾値を超えるか否かによって、当該割合の表示態様を変更する、
(4)から(6)のいずれか一つに記載の遊技機。
(a)前記遊技情報制御手段は、前記第三算出手段により算出された前記割合を、可動装飾体に隠れない位置に表示する、
(6)に記載の遊技機。
(b) 遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を打ち込んで遊技を行う遊技機であって、
前記遊技領域に設けられた始動口への遊技球の入球を少なくとも含む始動条件の成立を契機として乱数を取得する乱数取得手段と、
前記乱数取得手段によって取得された乱数を用いて当選の成否を判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による判定結果を報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
前記遊技領域から排出された遊技球である排出球を検出する排出球検出手段と、
入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段と、
前記入賞検出手段による前記入賞の検出の一部又は全部に基づいて、前記入賞に伴い払い出される賞球の数の合計であるセーフ払出球数を算出する第一算出手段と、
前記排出球検出手段による前記排出球の検出に基づいて、前記排出球に関する数量を算出する第二算出手段と、
前記図柄変動ゲームの実行回数を算出する第三算出手段と、
前記第一算出手段、前記第二算出手段、及び前記第三算出手段による算出結果、並びに所定の遊技球数を用いて、前記入賞に伴い払い出される賞球の数が反映された、当該所定の遊技球数当たりの図柄変動ゲーム実行回数を算出する第四算出手段と、
を備える遊技機。
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34 左右側枠部
35 照明装置
37 ボタン
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
56 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 作動ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物
67 普通入賞口
67a 普通入賞口
67b 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
83 演出図柄変動領域
85 遊技情報表示領域
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 情報伝送部
115 特図保留制御部
116 普図保留制御部
130 特図抽選制御部
131 当否抽選部
132 特図選択部
140 遊技状態制御部
141 確変制御部
142 変短制御部
145 当り制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
160 変動パターン付与部
170 普図抽選制御部
171 開放抽選部
172 普図選択部
180 普通電役制御部
190 特別電役制御部
200 サブ制御基板
210 演出制御部
220 情報管理部
221 カウント部
223 保留数取得部
225 時間計測部
227 データベース
230 算出部
240 遊技情報制御部
SOL1 ソレノイドコイル
SOL2 ソレノイドコイル
SOL4 ソレノイドコイル
SW1 カウントスイッチ
SW2 カウントスイッチ
SW4 カウントスイッチ
SW5 カウントスイッチ
SW6 カウントスイッチ
SW7 カウントスイッチ
SW8 カウントスイッチ
SW9 アウト口スイッチ
Claims (7)
- 遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を打ち込んで遊技を行う遊技機であって、
前記遊技領域から排出された遊技球である排出球を検出する排出球検出手段と、
入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段と、
前記入賞検出手段による前記入賞の検出の一部又は全部に基づいて、前記入賞に伴い払い出される賞球の数の合計であるセーフ払出球数を算出する第一算出手段と、
前記第一算出手段により算出されたセーフ払出球数と前記排出球検出手段により検出された前記排出球の数との差である差玉を算出する第二算出手段と、
前記第一算出手段により算出されたセーフ払出球数と前記第二算出手段により算出された差玉との割合を算出する第三算出手段と、
を備える遊技機。 - 遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を打ち込んで遊技を行う遊技機であって、
前記遊技領域から排出された遊技球である排出球を検出する排出球検出手段と、
前記遊技領域に設けられた始動口への遊技球の入球を少なくとも含む始動条件の成立を契機として乱数を取得する乱数取得手段と、
前記乱数取得手段によって取得された乱数を用いて当選の成否を判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による判定結果を報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
前記図柄変動ゲームの実行回数を算出する第一算出手段と、
前記第一算出手段により算出されたセーフ払出球数と前記排出球検出手段により検出された前記排出球の数との差である差玉を算出する第二算出手段と、
前記第一算出手段により算出された前記図柄変動ゲームの実行回数と前記第二算出手段により算出された差玉との割合を算出する第三算出手段と、
を備える遊技機。 - 複数の遊技状態のいずれか一つに遷移させることが可能な遊技状態制御手段、
を更に備え、
前記第一算出手段は、前記複数の遊技状態の中の少なくとも一つの遊技状態における前記入賞に伴い払い出される賞球の数の合計である前記セーフ払出球数を算出し、
前記第二算出手段は、前記少なくとも一つの遊技状態における前記差玉を算出し、
前記第三算出手段は、前記少なくとも一つの遊技状態における、前記セーフ払出球数と前記差玉との割合を算出する、
請求項1に記載の遊技機。 - 複数の遊技状態のいずれか一つに遷移させることが可能な遊技状態制御手段、
を更に備え、
前記第一算出手段は、前記複数の遊技状態の中の少なくとも一つの遊技状態における前記図柄変動ゲームの実行回数を算出し、
前記第二算出手段は、前記少なくとも一つの遊技状態における前記差玉を算出し、
前記第三算出手段は、前記少なくとも一つの遊技状態における、前記図柄変動ゲームの実行回数と前記差玉との割合を算出する、
請求項2に記載の遊技機。 - 図柄変動ゲームの実行中に演出表示を出力する演出表示手段と、
図柄変動ゲームの実行中に、演出図柄を前記演出表示手段に変動表示又は停止表示させる演出図柄制御手段と、
前記第三算出手段により算出された前記割合を前記演出表示手段に表示させる遊技情報制御手段と、
を更に備え、
前記遊技情報制御手段は、前記第三算出手段により算出された前記割合を、変動表示されている前記演出図柄を隠す位置であって停止表示された前記演出図柄を隠さない位置に表示する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技機。 - 遊技者が遊技中に視認不可能な位置に設けられた遊技情報表示手段と、
前記第三算出手段により算出された前記割合を前記遊技情報表示手段に表示させる遊技情報制御手段と、
を更に備える請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記遊技情報制御手段は、前記第三算出手段により算出された前記割合が所定閾値を超えるか否かによって、当該割合の表示態様を変更する、
請求項5又は6に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016116770A JP6448582B2 (ja) | 2016-06-13 | 2016-06-13 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016116770A JP6448582B2 (ja) | 2016-06-13 | 2016-06-13 | 遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018227157A Division JP7029382B2 (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017221239A JP2017221239A (ja) | 2017-12-21 |
JP6448582B2 true JP6448582B2 (ja) | 2019-01-09 |
Family
ID=60685799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016116770A Active JP6448582B2 (ja) | 2016-06-13 | 2016-06-13 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6448582B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6902515B2 (ja) * | 2018-09-20 | 2021-07-14 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP7029382B2 (ja) * | 2018-12-04 | 2022-03-03 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2622919B2 (ja) * | 1992-08-27 | 1997-06-25 | 株式会社ジャパン・システム・アドバイス | 遊技機管理システムおよびその運用方法 |
JPH0924137A (ja) * | 1995-07-12 | 1997-01-28 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP3983317B2 (ja) * | 1996-05-02 | 2007-09-26 | アルゼ株式会社 | 遊技機の管理装置 |
JP3697388B2 (ja) * | 2000-08-24 | 2005-09-21 | 株式会社三共 | 遊技機の管理装置 |
JP2005211119A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014018530A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP6216650B2 (ja) * | 2014-02-03 | 2017-10-18 | ダイコク電機株式会社 | 遊技場用システム |
JP6712176B2 (ja) * | 2016-04-28 | 2020-06-17 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
-
2016
- 2016-06-13 JP JP2016116770A patent/JP6448582B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017221239A (ja) | 2017-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013240489A (ja) | 遊技機 | |
JP5318990B1 (ja) | 遊技機 | |
JP2004248975A (ja) | 遊技機およびシミュレーションゲームプログラム | |
JP6448582B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7029381B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6454300B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6448581B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019034226A (ja) | 遊技機 | |
JP2017221235A (ja) | 遊技機 | |
JP2013240610A (ja) | 遊技機 | |
JP6473715B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6692705B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017221236A (ja) | 遊技機 | |
JP6433945B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005296289A (ja) | 弾球遊技機及び遊技シミュレーションプログラム | |
JP6892883B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6892884B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6892885B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6473716B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6892882B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6473713B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6473714B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5873273B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP2001198281A (ja) | 遊技機 | |
JP6454301B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180815 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6448582 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |