JP5318990B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別遊技の開放遊技が行われているときに、遊技球が特定領域を通過した場合に報知演出を行い得る遊技機を提供する。
【解決手段】特別遊技実行手段36により大当り遊技が行われているときに所定の演出手段69に遊技演出を行わせる演出制御手段60において、第2演出制御手段62は、特別遊技実行手段36により大当り遊技の開放遊技が行われているときに特定領域24fを遊技球が通過した場合、遊技状態制御手段50により高確・時短状態で遊技が制御されることを報知する報知演出を行わせ、特別遊技実行手段36による開放遊技の終了後に特定領域14fを遊技球が通過した場合、報知演出を行わせない。
【選択図】 図10

Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技演出に関する技術である。
従来、一般的なパチンコ遊技機においては、遊技球が流下可能な遊技領域に複数の入賞口が設けられ、遊技者は発射ハンドルを操作して、所有の遊技球を遊技領域に発射させて遊技を行い、その遊技球が入賞口に入賞した場合、遊技球1個の入賞につき数個〜10数個の遊技球を獲得することができる。近年主流の機種では、遊技領域に、第1始動口、開閉式の第2始動口、ゲート、開閉式の大入賞口が設けられている。
遊技球が第1,第2始動口の何れかに入賞すると始動条件の成立により特図判定情報が取得され、その特図判定情報に基づいて「大当り」か否か判定され、その判定結果を示す判定図柄が特図表示器に図柄変動表示後に停止表示される。「大当り」と判定された場合、大当り図柄が特図表示器に停止表示され、通常は閉塞している大入賞口を開放して遊技球が大入賞口に入賞可能となる開放遊技を含む特別遊技が行われる。
遊技球がゲートを通過すると始動条件の成立により普図判定情報が取得され、その普図判定情報に基づいて「当り」か否か判定され、その判定結果を示す判定図柄が普図表示器に図柄変動表示後に停止表示される。「当り」と判定された場合、当り図柄が普図表示器に停止表示され、通常は閉塞している第2始動口を開放して遊技球が第2始動口に入賞可能となる開放遊技を含む補助遊技が行われる。
「大当り」と判定される大当り確率は、低確率(例えば、約1/265 )と高確率(例えば、約1/46)の何れかに設定され、第2始動口の作動モードは、第2始動口を開放させ難い低作動モードと開放させ易い高作動モードの何れかに設定される。この大当り確率と第2始動口作動モードの組合せによって複数種類の遊技状態(例えば、図11に示す低確・非時短状態/低確・時短状態/高確・時短状態)の何れかが設定される。
本願出願人は、上記構成を備えたパチンコ遊技機において、低確・非時短状態で「大当り」と判定された場合、当該判定結果に係る特別遊技が行われているときに、大入賞口に入賞した遊技球が特定領域を通過しない場合には、当該特別遊技の終了後に低確・非時短状態が設定されるが、遊技球が特定領域を通過した場合には、当該特別遊技の終了後に高確・時短状態が設定され、更に、当該特別遊技を1セット目として、その後、特別遊技が所定セット(例えば、5セット)行われるまで、特別遊技の終了後に高確・時短状態が設定される可能性が高くなる所謂セットもの機種を実用化しつつある。
この種のパチンコ遊技機では、大入賞口に入賞した遊技球が、振分装置により通常領域と特定領域の何れかを通過するように振分けられる。この振分装置は、通常、遊技球を通常領域へ誘導可能な初期状態となっているが、特別遊技が行われているとき、振分装置は、例えば、複数回の開放遊技のうち最後の開放遊技の開始時から数秒(例えば、約2 秒)後に遊技球を特定領域へ誘導可能な作動状態に切換わり、その後、数秒〜10数秒(例えば、約10秒)経過すると初期状態に切換わるように作動する。
低確・非時短状態で「大当り」と判定された場合、当該判定結果に係る特別遊技として、振分装置の前記作動のもと、最後の開放遊技において、遊技球が特定領域を通過する可能性が極めて高くなるように大入賞口を最後の開放遊技以外の開放遊技と同様に長期開放する第1特別遊技と、遊技球が特定領域を通過する可能性が極めて低くなるように大入賞口を短期開放する第2特別遊技の何れかが選択され行われる。尚、特許文献1には、セットもの機種に類似する遊技性を備えた所謂リミッタ機が開示されている。
特別遊技では、特別遊技開始処理→特別遊技開放処理→特別遊技終了処理が順次行われ、特別遊技開放処理において複数回の開放遊技が行われる。特別遊技が行われているときには、特別遊技演出が画像表示器での表示を主体に音や光を出力して行われ、その特別遊技演出では、特別遊技開始演出→特別遊技開放演出→特別遊技終了演出が、特別遊技開始処理→特別遊技開放処理→特別遊技終了処理に夫々対応させて順次行われる。
特開2011−50558号公報
前記セットもの機種のように、特別遊技の終了後、当該特別遊技における特定領域への遊技球の通過の有無に基づいて遊技を制御する(遊技状態を設定する)パチンコ遊技機において、振分装置は、例えば、複数回の開放遊技のうち最後の開放遊技の開始時から数秒(例えば、約2 秒)後に初期状態から作動状態に切換わり、その後、遊技球が特定領域を通過するか否かに関係なく、数秒〜10数秒(例えば、約10秒)経過すると作動状態から初期状態に切換わるように作動する。
そうすると、前記第1特別遊技が行われることで、遊技球が特定領域を通過する可能性が極めて高くなるように、振分装置を作動状態に切換えておく時間(例えば、約10秒)を比較的長く設定する必要があり、故に、最後の開放遊技の終了後、特別遊技終了処理が行われているときに、振分装置が初期状態に戻ることが起こり得るので、そこで大入賞口が閉塞する際に大入賞口に入賞した遊技球が特定領域を通過することが起こり得る。
ところで、特別遊技が行われているときに、遊技球が特定領域を通過することは、当該特別遊技の終了後に高確・時短状態が設定されることが決まる重要な意味を持ち、故に、本願出願人は、遊技球が特定領域を通過した場合に、演出効果を高めるために、特定領域通過演出(当該特別遊技の終了後に高確・時短状態が設定されることを報知する報知演出)を、可動役物を作動させる等して行うパチンコ遊技機を実用化しつつある。
このパチンコ遊技機において、通常、遊技球が特定領域を通過するときは、開放遊技が行われているときであり、そのときに特定領域通過演出が開始されると問題はないが、球詰まり等が原因で、開放遊技が行われているときには遊技球が特定領域を通過せずに、開放遊技の終了後に遊技球が特定領域を通過するケースが想定される。そこで、特定領域通過演出を行おうとしても、既に特別遊技終了処理が開始されており、故に、特定領域通過演出を行うことは、時間的にも、また、特別遊技終了処理と共に行われる特別遊技終了演出の処理においても無理が生じる虞がある。
本発明の目的は、特別遊技の開放遊技が行われているときに、遊技球が特定領域を通過した場合に報知演出を行い得る遊技機を提供することである。
第1の発明(遊技機(1) )は、始動条件の成立により特別遊技を行うか否かを判定する特別遊技判定手段(34)と、前記特別遊技判定手段(34)により前記特別遊技を行うと判定された場合、遊技球が流下可能な遊技領域(4a)に設けられた特別入賞口(13a,14a) に遊技球が入球可能となる開放遊技を含む特別遊技を行う特別遊技実行手段(36)と、前記特別遊技実行手段(36)による前記特別遊技の終了後、当該特別遊技において前記特別入賞口(14a) に入球した遊技球が特定領域(14f) を通過したことを条件に、遊技者にとって有利な有利遊技状態で遊技を制御可能な有利遊技状態制御手段(50)と、前記特別遊技実行手段(36)により前記特別遊技が行われているときに所定の演出手段(69)に遊技演出を行わせる演出制御手段(60)とを備え、前記演出制御手段(60)は、前記特別遊技実行手段(36)により前記開放遊技が行われているときに前記特定領域(14f) を遊技球が通過した場合、前記有利遊技状態制御手段(50)により前記有利遊技状態で遊技が制御されることを報知する報知演出を行わせ、前記特別遊技実行手段(36)による前記開放遊技の終了後に前記特定領域(14f) を遊技球が通過した場合、前記報知演出を行わせないことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記演出制御手段(60)は、前記特別遊技実行手段(36)による前記開放遊技の終了後、当該開放遊技において前記特定領域(14f) を遊技球が通過したか否かに応じて、異なる特別遊技終了演出を行わせることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記特別遊技実行手段(36)は、複数回の前記開放遊技を含む特別遊技を行うことが可能であり、少なくとも前記複数回の開放遊技のうち最後の開放遊技を前記特定領域(14f) を遊技球が通過可能な開放遊技とする複数開放特別遊技を行う複数開放特別遊技実行手段(36a) を有し、前記複数開放特別遊技実行手段(36a) は、前記最後の開放遊技を、前記特定領域(14f) を遊技球が通過し易い開放遊技とする通常特別遊技と前記特定領域(14f) を遊技球が通過し難い開放遊技とする特殊特別遊技の何れかを行うことを特徴とする。
本発明によれば、特別遊技の開放遊技が行われているときに、遊技球が特定領域を通過した場合、当該特別遊技の終了後に高確率遊技状態で遊技が制御されることを報知する報知演出を行うことができる。
実施例のパチンコ遊技機の斜視図である。 パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 図2相当図である。 遊技盤の要部断面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 大当り判定テーブルに関する図表である。 図柄判定テーブルに関する図表である。 大当り遊技のタイムチャートである。 大当り遊技の要部のタイムチャートである。 大当り遊技中の大入賞口の開閉パターンと大当り遊技終了後に設定される遊技状態等を示す図表である。 第2始動口の作動モードに関する図表である。 複数種類の遊技状態とそれらの設定内容を示す図表である。 第1特図変動時間決定用のテーブルを示す図表である。 第2特図変動時間決定用のテーブルを示す図表である。 複数種類の図柄変動演出を示す図表である。 複数種類の大当り演出を示す図表である。 大当り演出を示す図である。 遊技制御基板のコンピュータが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 停止中処理のフローチャートである。 大入賞口処理のフローチャートである。 特定領域処理のフローチャートである。 演出制御基板のコンピュータが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 図柄変動演出選択処理のフローチャートである。 図柄変動演出終了中処理のフローチャートである。 可動役物演出関連処理のフローチャートである。 エンディング演出選択処理のフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造体に取付けられる外枠(図示略)に開閉枠2(内枠2)が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に演出ボタンSW6(「SW」はスイッチを意味する)が装着され、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が貯留されている場合には、複数の遊技球が約0.6 秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2〜図5に示すように、遊技盤4の遊技領域4aには、多数の障害釘(図示略)の他、第1始動口10、開閉式の第2始動口11aを有する第2始動口装置11、ゲート12、開閉式の第1大入賞口13a(特別入賞口)を有する第1大入賞口装置13、開閉式の第2大入賞口14a(特別入賞口)を有する第2大入賞口装置14、複数の一般入賞口15が、夫々遊技球が入賞(入球)若しくは通過可能に図示の配置で設けられている。
第1始動口10、ゲート12、複数の一般入賞口15には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a、ゲートSW12a、複数の一般入賞口SW15aが付設されている。
第2始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aに設けられた開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有し、遊技球が第2始動口11aに入賞不可能な閉状態と入賞可能な開状態とに開閉部材11bが作動し得る。
第1大入賞口装置13は、第1大入賞口13a、第1大入賞口13aに設けられた開閉部材13b、第1大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する第1大入賞口SW13c、開閉部材13bを駆動する第1大入賞口SOL13dを有し、遊技球が第1大入賞口13aに入賞不可能な閉状態と入賞可能な開状態とに開閉部材13bが作動し得る。
第2大入賞口装置14は、第2大入賞口14a、第2大入賞口14aに設けられた開閉部材14b、第2大入賞口14aに入賞した遊技球を検出する第2大入賞口SW14c、開閉部材14bを駆動する第2大入賞口SOL14dを有し、遊技球が第2大入賞口14aに入賞不可能な閉状態と入賞可能な開状態とに開閉部材14bが作動し得る。
更に、第2大入賞口装置14には、第2大入賞口14aの内部に、通常領域14e、特定領域14f、特定領域14fを通過した遊技球を検出する特定領域SW14g、第2大入賞口14aに入賞した遊技球が通常領域14eと特定領域14fの何れかを通過するように初期状態と作動状態とに作動可能な振分装置14hが設けられている。振分装置14hは、振分部材14i、振分部材14iを駆動する振分SOL14jを有し、振分装置14hが初期状態のときに、振分部材14iが遊技球を通常領域14eに誘導可能な図4に仮想線で示す位置になり、振分装置14hが作動状態のときに、振分部材14iが遊技球を特定領域14fに誘導可能な図4に実線で示す位置になる。
遊技球が入賞口10,11a,13a,14a,15の何れかに入賞した場合、遊技球1個の入賞につき入賞口毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が貯留皿5に払出される。遊技球が第1,第2始動口10,11aの何れかに入賞した場合に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、第1,第2大入賞口13a,14aの何れかが開放して遊技者に有利な大当り遊技(特別遊技)が発生する。遊技球がゲート12を通過した場合に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、第2始動口11aが開放して遊技者に有利な補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物16が取付けられ、このセンタ役物16に遊技演出用の画像表示器17及び可動役物装置18が装備されている。センタ役物16は、そのセンタ枠体16aが遊技盤4に比較的大きく形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着され、そのセンタ枠体16aの下部には遊技球が転動するステージ16bが形成されている。
画像表示器17は、画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ枠体16aの内側を通して視認可能に配置され、この画像表示器17に、大当り抽選等に基づいて大当り期待度を示唆する遊技演出の演出画像(動画)が表示される。可動役物装置18は、画像表示器17に表示される特定の遊技演出の一環として作動して、可動役物18a,18bが待機位置(図2)と作動位置(図3)とに亙って遊技盤4の盤面と平行な左右方向へ移動する。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特図表示器19a、第2特図表示器19b、普図表示器19c、第1特図保留ランプ19d、第2特図保留ランプ19e、普図保留ランプ19fを備えている。
第1特図表示器19aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ19dには第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器19bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ19eには第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口11aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第1特図保留数に関わらず、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器19cには普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ19fには普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図5に示すように、制御装置20は、遊技制御基板21、払出制御基板22、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25を備え、これら制御基板21〜25に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板23は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板21のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、ゲートSW12a、第1,第2大入賞口SW13c,14c、特定領域SW14g、複数の一般入賞口SW15aからの信号、払出制御基板22からの制御情報を受けて、第2始動口SOL11d、第1,第2大入賞口SOL13d,14d、振分SOL14j、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板22、演出制御基板23に制御情報を出力する。
払出制御基板22のコンピュータは、遊技制御基板21からの制御情報、払出球検出SW26b、球有り検出SW26c、満タン検出SW26dからの信号を受けて、払出モータ26aを制御し、遊技制御基板22に制御情報を出力する。演出制御基板23のコンピュータは、遊技制御基板21、画像制御基板24、ランプ制御基板25からの制御情報、演出ボタンSW6からの信号を受けて、画像制御基板24、ランプ制御基板25に制御情報を出力する。
画像制御基板24のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報を受けて、遊技演出用の画像表示器17、スピーカ27を制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。ランプ制御基板25のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報を受けて、遊技演出用の枠ランプ28a、盤ランプ28b、可動役物装置18を制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。
図6に示すように、遊技制御基板21の主にコンピュータにより、図示の各手段30〜37,40〜47,50が構成されている。
特図カウンタ手段30は、16ビット構成の所謂ハード乱数である大当り判定値(大当りカウンタ値)を、設定範囲(0 〜65535 )内で微小時間(0.1 μs )毎に順次更新し、また、8 ビット構成の所謂ソフト乱数である特図判定値(特図カウンタ値)を、設定範囲(0 〜199 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新する。更に、ソフト乱数であるリーチ判定値(リーチカウンタ値)と変動パターン判定値(変動パターンカウンタ値)を、夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
特図取得手段31は、遊技球が第1始動口10に入賞することにより、第1特図保留数が4未満の場合に始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を取得し、これらの判定値が1組の第1特図判定情報となる。また、遊技球が第2始動口11aに入賞することにより、第2特図保留数が4未満の場合に始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を取得し、これらの判定値が1組の第2特図判定情報となる。この特図取得手段31により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段32に一旦記憶(保留)される。
特図保留消化手段33は、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報を、特図表示器19a,19bでの図柄変動開始毎に順次1ずつ特図判定手段34による判定に供して特図保留記憶手段32から消去(保留消化)する。その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合、それら複数の特図判定情報を特図保留記憶手段32に記憶された順番(即ち、特図取得手段31により取得された順番)で消化し、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報を第1特図判定情報よりも優先して消化する。
特図判定手段34(特別遊技判定手段)は、所定条件の成立により特図取得手段31により取得された(特図保留記憶手段32に記憶された)特図判定情報に基づいて、大当り遊技を行うか否かを判定し、大当り遊技を行うと判定した場合には、当該大当り遊技中の第1,第2大入賞口13a,14aの開閉パターンを選択する。
具体的に、図7に示すように、大当り判定テーブルとして低確テーブルと高確テーブルの何れかを用いて判定し、低確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約1/265 の割合で大当り特定値(3,247 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定し、高確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約1/46の割合で大当り特定値(3,7 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定と判定する。
大当り遊技を行うと判定した場合には、次に、その大当り判定値と組の特図判定値に基づいて、複数種類の大当り図柄(図8に示す2種類の大当り図柄A,B)の何れかを選択する。ここで、第1特図判定情報となる特図判定値に対しては、図8に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行い、第2特図判定情報となる特図判定値に対しては、図8に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。そして、選択された大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技中の第1,第2大入賞口13a,14aの開閉パターンが決定される。
特図表示制御手段35は、特図判定手段34による判定結果に基づいて、特図保留消化手段33により第1特図判定情報が消化されたことを契機に、第1特図表示器19aに第1特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させ、特図保留消化手段33により第2特図判定情報が消化されたことを契機に、第2特図表示器19bに第2特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
特図判定手段34により大当り遊技を行うと判定された場合には、選択された大当り図柄A,Bの何れかを特図表示器19a,19bに停止表示させ、大当り遊技を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を特図表示器19a,19bに停止表示させる。
特図表示制御手段35の変動時間決定手段35aは、特図判定手段34による判定結果に基づいて選択された図柄(大当り図柄A,B、ハズレ図柄の何れか)、及び当該判定に供された特図判定情報のリーチ判定値と変動パターン判定値とに基づいて、図柄変動時間を決定する。そして、特図表示制御手段35は、変動時間決定手段35aにより決定(選択)された図柄変動時間、特別図柄を変動表示させた後に停止表示させる。
特別遊技実行手段36は、特図判定手段34により大当り遊技を行うと判定された場合、特図表示制御手段35により大当り図柄A,Bの何れかが停止表示された後、通常は閉塞している第1,第2大入賞口13a,14aの何れかを開放して第1,第2大入賞口13a,14aの何れかに遊技球が入賞可能となる開放遊技を含む大当り遊技を行う。
図9に示すように、特別遊技実行手段36は、大当り図柄が停止された直後から、大当り遊技を開始させ、その大当り遊技において、大当り遊技開始処理→大当り遊技開放処理→大当り遊技終了処理を順次行い、この大当り遊技(大当り遊技終了処理)の終了直後から、特図保留記憶手段32に特図判定情報が記憶されている場合には、特別図柄の変動が開始されることになる。
特別遊技実行手段36は、特別遊技開放処理において、複数回の開放遊技を行い、即ち、第1,第2大入賞口13a,14aを複数R(「R」はラウンドを意味する)に亙って開閉させ、各開放遊技(各R)では、開閉部材13b,14bの何れかを、第1,第2大入賞口13a,14aの何れかに遊技球が予め設定された個数(例えば、10個)入賞するまで又は所定時間(例えば、1 秒又は30秒)が経過するまで開状態に作動させる。図11に示すように、第1,第2大入賞口13a,14aの開閉パターンは、大当り図柄の種類に応じて図示のように設定される。
具体的に、7 R長期開放+1 R短期開放と8 R長期開放では、夫々、1 R〜7 Rの各Rは、第1大入賞口13aを開放して開始後、第1大入賞口13aに遊技球が10個入賞する、或いは30秒経過すると、第1大入賞口13aを閉塞して終了する。7 R長期開放+1 R短期開放おける8 R目は、第2大入賞口14aを開放して開始後、第2大入賞口14aに遊技球が10個入賞する、或いは1 秒経過すると、また、8 R長期開放における8 R目は、第2大入賞口14aを開放して開始後、第2大入賞口14aに遊技球が10個入賞する、或いは30秒経過すると、夫々第2大入賞口14aを閉塞して終了する。
また、特別遊技実行手段36は、開放遊技において、開閉部材14bを閉状態から開状態に作動させることを契機に遊技球が特定領域14fを通過するように振分装置14hを初期状態(図4の仮想線)から作動状態(図4の実線)に作動させるとともに、初期状態への作動時から予め設定された所定時間(例えば、10秒)経過すると遊技球が通常領域14eを通過するように振分装置14hを作動状態から初期状態に作動させる。
具体的に、図10に示すように、7 R長期開放+1 R短期開放と8 R長期開放では、夫々、8 R目の第2大入賞口14aの開放時から2 秒後に、振分装置14hが初期状態から作動状態に切換わって特定領域14fを開放し、その後10秒経過すると、振分装置14hが作動状態から初期状態に切換わって特定領域14fを閉塞する。
ここで、7 R長期開放+1 R短期開放では、8 R目の第2大入賞口14aが短期開放のため、しかも第2大入賞口14aが閉塞してから特定領域14fが開放するため、遊技球が第2大入賞口14aに入賞し特定領域14fを通過する可能性が極めて低くなる。一方、8R長期開放は、8 R目の第2大入賞口14aが長期開放のため、しかも第2大入賞口14aの開放中に特定領域14fが開放するため、遊技球が第2大入賞口14aに入賞し特定領域14fを通過する可能性が極めて高くなる。
このように、特別遊技実行手段36の複数開放特別遊技実行手段36aが、複数回(8 回)の開放遊技を含む特別遊技を行うことが可能であり、この複数回の開放遊技のうち最後の開放遊技を特定領域14fを遊技球が通過可能な開放遊技とする複数開放特別遊技を行う。そして、少なくとも最後の開放遊技を、特定領域14fを遊技球が通過し易い開放遊技とする通常特別遊技(8 R長期開放)と特定領域14fを遊技球が通過し難い開放遊技とする特殊特別遊技(7 R長期開放+1 R短期開放)の何れかを行う。
確率設定手段37は、特図判定手段34により大当り遊技を行うと判定される確率として、図7に示す低確テーブルを用いて所定の低確率(約1/265 )又は図7に示す高確テーブルを用いて低確率(約1/265 )よりも高い所定の高確率(約1/46)を設定する。
一方、普図カウンタ手段40は、8 ビット構成のソフト乱数である当り判定値(当りカウンタ値)を、設定範囲(0 〜199 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新する。
普図取得手段41は、遊技球がゲート12を通過したときに普図保留数が4未満の場合に始動条件が成立して、普図カウンタ手段40により更新された当り判定値を取得し、この判定値が普図判定情報となる。この普図取得手段41により取得された普図判定情報が普図保留記憶手段42に一旦記憶(保留)される。
普図保留消化手段43は、普図保留記憶手段42に記憶されている普図判定情報を普図表示器19cでの図柄変動開始毎に順次1ずつ普図判定手段44による判定に供して普図保留記憶手段42から消去(保留消化)する。その際、保留記憶手段42に複数の普図判定情報が記憶されている場合、それら複数の普図判定情報を普図保留記憶手段42に記憶された順番(即ち、普図取得手段41により取得された順番)で消化する。
普図判定手段44は、普図取得手段41により取得された(普図保留記憶手段42に記憶された)普図判定情報に基づいて、詳しくは、普通図柄が変動表示される際、当該普通図柄の変動表示に係る普通判定情報、つまり普図保留消化手段43により消化された普図判定情報に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。
普図表示制御手段45は、普図判定手段44による判定結果に基づいて、普図保留消化手段43により普図判定情報が消化されたことを契機に、普図表示器19cに普通図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合には、当り図柄を停止表示させ、補助遊技を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
補助遊技実行手段46は、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合、普図表示制御手段45により当り図柄が停止表示された後、第2始動口11aを開放して第2始動口11aに遊技球が入賞可能となる開放遊技を含む補助遊技を行う。図12に示すように、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンは、第2始動口11aの作動モードに応じて図示のように設定される。
作動モード設定手段47は、図12に示すように、第2始動口11aの作動モードとして、第2始動口11a(開閉部材11b)を開状態に作動させ難い低作動モード又は開状態に作動させ易い高作動モードに設定する。
具体的に、低作動モードでは、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定される当り確率が1/10、普図表示器19cでの図柄変動時間が12秒、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンが0.1 秒×1 回に設定され、高作動モードでは、当り確率が10/10 、図柄変動時間が0.5 秒、開閉パターンが2.0 秒×3 回に設定される。
遊技状態制御手段50は、特図判定手段34により大当り遊技を行うと判定される確率が低確率に設定される低確率状態または高確率に設定される高確率状態で遊技を制御すると共に、第2始動口11aを開状態に作動させ難い非特定遊技状態または開状態に作動させ易い特定遊技状態で遊技を制御する。
この遊技状態制御手段50において、低確・非時短状態制御手段50aが、通常において前記低確率状態および前記非特定遊技状態で遊技を制御し、低確・時短状態制御手段50bが、特別遊技実行手段36による大当り遊技の終了後に、前記低確率状態および前記特定遊技状態で遊技を制御可能であり、高確・時短状態制御手段50cが、特別遊技実行手段36による大当り遊技の終了後に、前記高確率状態および前記特定遊技状態で遊技を制御可能である。
つまり、遊技状態制御手段50は、図13に示す3種類の低確・非時短状態、低確・時短状態、高確・時短状態の何れか1つを設定可能であり、低確・非時短状態と低確・時短状態では、確率設定手段37により低確率が設定され、高確・時短状態では、確率設定手段37により高確率が設定され、また、低確・非時短状態では、作動モード設定手段47により低作動モードが設定され、低確・時短状態と高確・時短状態では、作動モード設定手段47により高作動モードが設定される。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を設定し、電源投入時に所謂RAMクリアが実行された場合には低確・非時短状態を設定する。
大当り遊技終了後の遊技状態について図11に基づいて詳しく説明する。
低確・非時短状態が設定されているときに特図判定手段34により大当り遊技を行うと判定された場合、当該判定結果に係る大当り遊技が行われているときに、第2大入賞口14aに入賞した遊技球が特定領域14fを通過したことを条件に、当該大当り遊技終了後に高確・時短状態が設定され、遊技球が特定領域14fを通過しない場合には、当該大当り遊技終了後、その大当り遊技が7 R長期開放+1 R短期開放である場合には低確・非時短状態が設定され、8 R長期開放である場合には低確・時短状態が設定される。
低確・非時短状態では、通常、第1始動口10への遊技球の入賞に基づいて大当り遊技を行うか否か判定され、そこで、大当り遊技を行うと判定された場合、大当り図柄Aに基づく7 R長期開放+1 R短期開放の大当り遊技が行われると、遊技球が特定領域14fを通過せずに大当り遊技終了後に低確・非時短状態が設定され、大当り図柄Bに基づく8 R長期開放の大当り遊技が行われると、遊技球が特定領域14fを通過して大当り遊技終了後に高確・時短状態が設定される。
低確・非時短状態で大当り遊技を行うと判定された場合、当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定されると、当該大当り遊技を1セット目として、その後、大当り遊技が所定セット(例えば、5セット)行われるまで、大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定される可能性が高くなる。
即ち、高確・時短状態では、通常、第2始動口11aへの遊技球の入賞に基づいて大当り遊技を行うか否か判定され、そこで、最終セット以外の大当り遊技を行うと判定された場合、当該判定結果に係る大当り図柄Bに基づく8 R長期開放の大当り遊技が行われているときに、第2大入賞口14aに入賞した遊技球が特定領域14fを通過したことを条件に、当該大当り遊技終了後に高確・時短状態が設定される。但し、遊技球が特定領域14fを通過しない場合には、当該大当り遊技終了後に低確・時短状態が設定される。
また、高確・時短状態で、最終セットの大当り遊技を行うと判定された場合、当該判定結果に係る大当り図柄Bに基づく8 R長期開放の大当り遊技が行われているときに、第2大入賞口14aに入賞した遊技球が特定領域14fを通過したことを条件に、当該大当り遊技終了後に低確・時短状態が設定される。但し、遊技球が特定領域14fを通過しない場合にも、当該大当り遊技終了後に低確・時短状態が設定される。
低確・時短状態では、通常、第2始動口11aへの遊技球の入賞に基づいて大当り遊技を行うか否か判定され、そこで、大当り遊技を行うと判定された場合、当該判定結果に係る大当り図柄Bに基づく8 R長期開放の大当り遊技が行われているときに、第2大入賞口14aに入賞した遊技球が特定領域14fを通過したことを条件に、当該大当り遊技終了後に高確・時短状態が設定され、再度、当該大当り遊技を1セット目として、その後、大当り遊技が所定セット行われるまで、大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定される可能性が高くなる。但し、遊技球が特定領域14fを通過しない場合には、当該大当り遊技終了後に低確・時短状態が設定される。
このように、遊技状態制御手段50(遊技制御手段)は、特別遊技実行手段36による特別遊技の終了後、当該特別遊技における特定領域14fへの遊技球の通過の有無に基づいて遊技状態(遊技)を制御し、当該特別遊技において第2大入賞口14aに入賞した遊技球が特定領域14fを通過したことを条件に、遊技者にとって有利な有利遊技状態(高確・時短状態若しくは低確・時短状態)で遊技を制御可能な有利遊技状態制御手段に相当する。尚、高確・時短状態が設定されると、その後、特図表示器19a,19bでの図柄変動回数が10000 回に達すると、低確・非時短状態に移行され、低確・時短状態が設定されると、その後、特図表示器19a,19bでの図柄変動回数が100 回に達すると、低確・非時短状態に移行される。
ここで、特図表示制御手段35の変動時間決定手段35aは、第1特別図柄の変動時間を図14に示すテーブルに基づいて決定する。図14(1)に示すように、低確・非時短状態では、大当り遊技を行わないと判定され且つ大当り期待度が低くなる非当選時(1) には、第1特図保留数に応じて9 秒,7秒,5秒,3秒の何れかが決定され、大当り遊技を行わないと判定され且つ大当り期待度が高くなる非当選時(2) 又は大当り遊技を行うと判定された当選時には、第1特図保留数に関わらず13秒,15 秒・・・,50 秒の何れかが決定される。図14(2)に示すように、低確・時短状態又は高確・時短状態では、非当選時(1) には、第1特図保留数に関わらず12秒が決定され、非当選時(2) 又は当選時には、図14(1)同様、第1特図保留数に関わらず13秒,15 秒・・・,50 秒の何れかが決定される。
また、特図表示制御手段35の変動時間決定手段35aは、第2特別図柄の変動時間を図15に示すテーブルに基づいて決定する。図15(1)に示すように、低確・非時短状態では、非当選時(1) には、第2特図保留数に関わらず3 秒が決定され、非当選時(2) 又は当選時には、第2特図保留数に関わらず13秒,15秒・・・,50秒の何れかが決定される。図15(2)に示すように、低確・時短状態では、非当選時(1) には、第2特図保留数に応じて12秒,2.5秒の何れかが決定され、非当選時(2) 又は当選時には、第2特図保留数に関わらず10秒が決定される。図15(3)に示すように、高確・時短状態では、非当選時(1) には、第2特図保留数に応じて12秒,3秒,0.5秒の何れかが決定され、非当選時(2) 又は当選時には、図15(2)同様、第2特図保留数に関わらず10秒が決定される。
図6に示すように、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25の主にコンピュータにより、図示の各手段60〜62が構成されている。
演出制御手段60は、所定の演出手段69に遊技演出を行わせる。尚、演出手段69は、画像表示器17、可動役物装置18、スピーカ27、ランプ28a,28bにより構成され、遊技演出は画像表示器17での表示を主体に行われる。
演出制御手段60の第1演出制御手段61は、特図表示制御手段35により特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示されているときに、変動時間決定手段35aにより決定された図柄変動時間に応じた図柄変動演出を行わせる。具体的に、図16に示すように、低確・非時短状態では、第1図柄変動演出1,2・・・の何れかを選択して行わせ、低確・時短状態では、第2図柄変動演出1,2・・・の何れかを選択して行わせ、高確・時短状態では、第3図柄変動演出1,2・・・の何れかを選択して行わせる。
演出制御手段60の第2演出制御手段62は、特別遊技実行手段36により大当り遊技が行われているときに、大当り演出(特別遊技演出)を行わせる。具体的に、図17に示すように、オープニング演出1,2・・・(特別遊技開始演出)の何れかを選択し、ラウンド演出1,2・・・(特別遊技開放演出)の何れかを選択し、エンディング演出1,2・・・(特別遊技終了演出)の何れかを選択する。
前記のように、特別遊技実行手段36は、特別遊技において、特別遊技開始処理→特別遊技開放処理→特別遊技終了処理を順次行うが、第2演出制御手段62は、選択したオープニング演出→ラウンド演出→エンディング演出を、特別遊技開始処理→特別遊技開放処理→特別遊技終了処理に夫々対応させて順次行う。
ここで、第2演出制御手段62は、低確・非時短状態で特図判定手段34により大当り遊技を行うと判定された場合に(更には、高確・時短状態で特図判定手段34により最終セット以外の大当り遊技を行うと判定された場合に)、特別遊技実行手段36により当該大当り遊技の開放遊技(特別遊技開放処理)が行われているときに特定領域14fを遊技球が通過した場合、当該大当り遊技の終了後に遊技状態制御手段50により高確・時短状態で遊技が制御されることを報知する報知演出である特定領域通過演出を行わせ、特別遊技実行手段36による開放遊技の終了後(特別遊技終了処理が行われているとき)に特定領域14fを遊技球が通過した場合、特定領域通過演出を行わせない。
尚、図10に、特定領域通過演出を行わせることが可能な演出許可期間と、特定領域通過演出を行わせない演出禁止期間とを示している。また、第2演出制御手段62は、特別遊技実行手段36による開放遊技の終了後(特別遊技終了処理が行われているときに)、当該開放遊技において特定領域14fを遊技球が通過したか否かに応じて、異なるエンディング演出を選択して行わせる。
ここで、画像表示器17に表示される大当り演出について具体的に説明する。
図18に示すように、大当り演出では、(1)のオープニング演出が表示され、次に、(2)〜(4)又は(2)〜(5)のラウンド演出が表示され、最後に、(6)(7)又は(6)(8)又は(6)(9)のエンディング演出が表示される。
ラウンド演出において、(5)が特定領域通過演出であり、この特定領域通過演出において、可動役物装置18が作動して、可動役物18a,18bを退避位置から作動位置へ移動させて画像表示器17の前側で合体させ、その後、可動役物18a,18bを作動位置から退避位置へ移動させる。
また、エンディング演出において、当該大当り遊技の終了後に設定される遊技状態に応じて(7)〜(9)の何れかが表示される。尚、大当り遊技の終了後に高確・時短状態で遊技が制御されることを報知する報知演出としては、可動役物装置18を作動させる以外に、画像表示器17に種々の報知演出を表示させてもよい。
次に、図6に示す各手段30〜37,40〜47,50,60〜62の機能を達成するために、制御装置20(遊技制御基板21、演出制御基板23の各コンピュータ)が実行する主要な処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図19に示すように、遊技制御基板21のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、出力処理(S6)が順次実行される。
図20に示すように、S2の始動口SW処理では、第1始動口SW10aがオンの場合(S11;Yes )、第1特図保留数U1が4未満の場合に(S12;Yes )、第1特図保留数U1がU1+1に加算され(S13)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第1特図判定情報)が取得・格納され(S14)、第1特図保留数増加コマンドがセットされる(S15)。
第2始動口SW11cがオンの場合(S16;Yes )、第2特図保留数U2が4未満の場合に(S17;Yes )、第2特図保留数U2がU2+1に加算され(S18)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第2特図判定情報)が取得・格納され(S19)、第2特図保留数増加コマンドがセットされる(S20)。S15、S20でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S6の出力処理により演出制御基板23に送信される。
図21に示すように、S3の特別図柄処理では、当り遊技フラグがON(つまり、大当り遊技が実行中)でない場合(S31;No)、特別図柄が変動中でない場合に(S32;No)、第2特図保留数U2が1以上か否か判定される(S33)。S32の判定がYes の場合、つまり、特別図柄が変動中である場合には、S42へ移行する。
S33の判定がYes の場合、第2特図保留数U2がU2−1に減算され(S34)、S33の判定がNoの場合、第1特図保留数U1が1以上か否か判定される(S35)。S35の判定がYes の場合、第1特図保留数U1がU1−1に減算され(S36)、S35の判定がNoの場合、客待ち設定処理(S46)が実行される。S34又はS36の実行後、客待ちフラグがOFFにされ(S37)、大当り判定処理(S38)が実行され、続いて、変動パターン選択処理(S39)が実行される。
S38の大当り判定処理では、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報のうち消化優先順位が最も高い特図判定情報の大当り判定値が、図7を用いて説明したように、大当り特定値か否か判定され、大当り特定値である場合には、前記大当り判定値と組の図柄判定値に基づいて、図8を用いて説明したように、大当り図柄A,Bの何れかが選択設定され、大当り特定値でない場合には、ハズレ図柄が設定される。
S39の変動パターン選択処理では、S38で設定された図柄、及び、前記大当り判定値と組のリーチ判定値、変動パターン判定値に基づいて、図14、図15を用いて説明したように、変動パターン(変動時間)が選択設定される。その後、第1又は第2特別図柄が変動開始され(S40)、S38で設定された特別図柄とS39で設定された変動パターン(変動時間)の情報を含む特図変動開始コマンドがセットされる(S41)。
次に、S39で設定された変動時間が経過した場合(S42;Yes )、第1又は第2特別図柄が変動停止され(S43)、ここで、S38で設定された図柄が第1又は第2特図表示器19a又は19bに表示される。続いて、特図変動停止コマンドがセットされ(S44)、停止中処理(S45)が実行される。
図22に示すように、S45の停止中処理では、低確・時短状態フラグがON、つまり低確・時短状態が設定されている場合(S51;Yes )、低確・時短状態の継続回数JがJ−1に減算され(S52)、その継続回数Jが0の場合(S53;Yes )、低確・時短状態フラグがOFFにされる(S54)。また、高確・時短状態フラグがON、つまり高確・時短状態が設定されている場合(S55;Yes )、高確・時短状態の継続回数XがX−1に減算され(S56)、その継続回数Xが0の場合(S57;Yes )、低確・時短状態フラグがOFFにされる(S58)。
次に、大当りの場合には(S59;Yes )、当り遊技フラグがONにされ(S60)、低確・時短状態/高確・時短状態の継続回数J/Xが0にリセットされ(S61)、低確・時短状態フラグ/高確・時短状態フラグがOFFにされる(S62)。その後、オープニングが開始され(S63)、オープニングコマンドがセットされる(S64)。尚、低確・時短状態フラグと高確・時短状態フラグが共にOFFの場合、低確・非時短状態が設定される。
図23に示すように、S4の大入賞口処理では、当り遊技フラグがONか否か判定され(S71)、S71の判定がYes の場合、大当り遊技のオープニング中であるか否か判定される(S72)。S72の判定がYes の場合、オープニング時間経過したか否か判定され(S73)、S73の判定がYes の場合、大入賞口開閉パターン設定処理(S74)が実行される。
S74の大入賞口開閉パターン設定処理では、大当り図柄の種類に応じた大入賞口開閉パターンが設定され、そこで、最大RcとR最大作動時間Tcに、設定された大入賞口開閉パターンに応じた値(例えば、8 R長期開放の場合、最大Rc=8 、R最大作動時間Tc=30s、7 R長期開放+1 R短期開放の場合、最大Rc=8 、1 R〜7 R目のR最大作動時間Tc=30s、8 R目のR最大作動時間Tc=1 s)が設定される。
一方、S72の判定がNoの場合、大当り遊技のエンディング中か否か判定され(S75)、S75の判定がNoの場合、第1,第2大入賞口13a,14aの何れかが作動中か否か判定される(S76)。S75の判定がYes の場合、S90へ移行し、S76の判定がNoの場合、S77へ移行し、S76の判定がYes の場合、S82へ移行する。
S77では、RがR+1に加算され、次に、R開始コマンドがセットされ(S78)、第1,第2大入賞口13a,14aの何れかの作動が開始される(S79)。S79では、R=1 〜7 のときには、第1大入賞口13aが開放され、R=8 のときには、第2大入賞口14aが開放される。次に、R作動時間Tの計時が開始され(S80)、第1,第2大入賞口13a,14aの何れかへの遊技球の入賞個数Nの計測が開始される(S81)。
S82では、T≧R最大作動時間Tcか否か判定され、S82の判定がNoの場合、N≧規定個数Nc(Nc=10)か否か判定される(S83)。S82の判定がYes 又はS83の判定がYes の場合、第1,第2大入賞口13a,14aの何れかの作動が終了され、即ち第1,第2大入賞口13a,14aの何れかが閉塞され(S84)、T,Nがリセットされ(S85)、R=最大Rc(Rc=8)か否か判定される(S86)。
S86の判定がYes の場合、エンディングが開始され(S87)、エンディングコマンドがセットされ(S88)、Rに0がリセットされる(S89)。S90では、エンディング時間経過したか否か判定され、S90の判定がYes の場合、遊技状態設定処理(S91)が実行され、その後、当り遊技フラグがOFFにされ(S92)。
S91の遊技状態設定処理では、図11を用いて説明したように、大当り遊技の終了後に、低確・時短状態が設定される場合、低確・時短状態フラグがONにされ、その低確・時短状態の継続回数Jに100 がセットされ、高確・時短状態が設定される場合、高確・時短状態フラグがONにされ、その高確・時短状態の継続回数Xに10000 がセットされる。
また、図24に示すように、S4の特定領域処理では、当り遊技フラグがONか否か判定され(S101)、S101の判定がYes の場合、特定領域14fの開放タイミング(即ち、R=8 のときに第2大入賞口14aの開放時から2 秒経過)か否か判定され(S102)、S102の判定がYes の場合、特定領域14fが開放される(S103)。
次に、特定領域14fが開放中か否か判定され(S104)、S104の判定がYes の場合、特定領域14fの閉塞タイミング(即ち、特定領域14fの開放時から10秒経過)か否か判定され(S105)、S105の判定がYes の場合、特定領域14fが閉塞される(S106)。
次に、特定領域通過済みフラグF=0か否か判定され(S107)、S107の判定がYes の場合、遊技球が特定領域14fを通過か否か判定される(S108)。S108の判定がYes の場合、特定領域通過済みフラグFに1がセットされ(S109)、特定領域通過コマンドがセットされる(S110)。尚、大当り遊技の終了時、特定領域通過済みフラグFに0がリットされる。
図25に示すように、演出制御基板23のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S201)、演出ボタン処理(S202)、コマンド送信処理(S203)が順次実行される。
図26に示すように、S201のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信か否か判定され(S211)、S211の判定がYes の場合、保留数加算処理(S212)が実行され、続いて、保留数増加コマンドがセットされる(S213)。S213でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S203のコマンド送信処理により画像制御基板24、ランプ制御基板25に送信される。
次に、特図変動開始コマンドを受信か否か判定され(S214)、S214の判定がYes の場合、図柄変動演出選択処理(S215)が実行される。図27に示すように、S215の図柄変動演出選択処理では、受信した特図変動開始コマンドが解析され(S231)、設定されている演出モード(低確・非時短演出モード、低確・時短演出モード、高確・時短演出モードの何れか)が参照され(S232)、保留数減算処理が実行される(S233)。
次に、変動演出選択処理(S234)が実行され、ここで、S231で解析された情報と、S232で参照された演出モードに基づいて、図16を用いて説明したように、低確・非時短演出モードでは、低確・非時短状態に対応の第1図柄変動演出1,2・・・の何れかが選択され、低確・時短演出モードでは、低確・時短状態に対応の第2図柄変動演出1,2・・・の何れかが選択され、高確・時短演出モードでは、高確・時短状態に対応の第3図柄変動演出1,2・・・の何れかが選択され、その後、選択された図柄変動演出の情報を含む変動演出開始コマンドがセットされる(S235)。
次に、図26に示すように、特図変動停止コマンドを受信した場合(S216;Yes )、図柄変動演出終了中処理(S217)が実行される。図28に示すように、S217の図柄変動演出終了中処理では、受信した特図変動停止コマンドが解析され(S241)、S232と同様、設定されている演出モードが参照される(S242)。次に、大当りか否か判定され(S243)、S243の判定がNoの場合、低確・非時短演出モードか否か判定される(S244)。
S244の判定がNoの場合、低確・時短モード又は高確・時短モードのモード継続回数Mが1減算される(S245)。次に、モード継続回数M=0か否か判定され(S246)、S246の判定がYes の場合、低確・非時短モードが設定される(S247)。S247の実行後、或いはS243の判定がYes 又はS244の判定がYes 又はS246の判定がNoの場合、変動演出終了コマンドがセットされる(S248)。
次に、図26に示すように、大入賞口処理(図23参照)におけるオープニング開始時にオープニングコマンドを受信した場合(S218;Yes )、オープニング/ラウンド演出選択処理(S219)が実行される。S219のオープニング/ラウンド演出選択処理では、図17を用いて説明したように、オープニング演出1,2・・・の何れかと、ラウンド演出1,2・・・の何れかが選択され、その選択されたオープニング演出とラウンド演出の情報を含むオープニング開始コマンドがセットされる。
次に、可動役物演出関連処理(S220)が実行される。図29に示すように、S220の可動役物演出関連処理では、先ず、R管理処理(S251)が実行され、そこで、受信したR開始コマンドに基づいて、開始された最新のRが管理されている。次に、最終R(8 R目)が開始されているか否か判定され(S252)、S252の判定がYes の場合、エンディングコマンドを受信しているか否か判定される(S253)。S253の判定がNoの場合、特定領域通過コマンドを受信か否か判定され(S254)、S254の判定がYes の場合、特定領域通過演出コマンドをセットする(S255)。
図26に示すように、S220の可動役物演出関連処理の実行後、大入賞口処理(図23参照)におけるエンディング開始時にエンディングコマンドを受信した場合(S221;Yes )、エンディング演出選択処理(S222)が実行される。図30に示すように、S222のエンディング演出選択処理では、受信したエンディングコマンドが解析され(S261)、演出モード処理(S262)が実行される。尚、エンディングコマンドには、当該大当り遊技の終了後に設定される遊技状態に関する情報が記憶され、その情報がS261において解析される。
S262の演出モード処理では、演出モードとして、S261で解析された情報に基づいて低確・非時短状態とされる場合には低確・非時短モードが設定され、低確・時短状態とされる場合には低確・時短モードが設定され、高確・時短状態とされる場合には高確・時短モードが設定される。但し、エンディングコマンドの受信後、遊技球が特定領域14fを通過して高確・時短状態が設定される場合、演出モードとしては、高確・時短モードではなくて、低確・非時短モード又は低確・時短モードが設定される。
更に、低確・時短モードが設定された場合には、そのモード継続回数Mに50がセットされ、高確・時短モードが設定された場合、そのモード継続回数Mに10000 がセットされる。次に、S262で設定された演出モードが参照され(S263)、その演出モードに基づいて、図17を用いて説明したように、エンディング演出1,2・・・の何れかが選択され、その選択されたエンディング演出の情報を含むエンディング演出開始コマンドがセットされる(S265)。
ここで、S264では、具体的に、低確・非時短モードが設定される場合には、図18(6)→(8)となるように、また、低確・時短モードが設定される場合には、図18(6)→(9)となるように、また、高確・時短モードが設定される場合には、図18(6)→(7)となるように、エンディング演出が選択される。図26に示すように、S222の実行後、或いはS221の判定がNoの場合、最後に、客待ちコマンド処理(S223)が実行される。
画像表示制御基板24のコンピュータが実行する処理については、そのフローチャートは図示省略するが、変動演出開始コマンドを受信した場合、その解析情報に基づいて、第1図柄変動演出1,2・・・の何れか、或いは、第2図柄変動演出1,2・・・の何れか、或いは、第3図柄変動演出1,2・・・の何れかを画像表示器17に表示させる。
オープニング開始コマンド、エンディング開始コマンドを受信した場合、その解析情報に基づいて、図17に示すように、オープニング演出1,2・・・の何れかと、ラウンド演出1,2・・・の何れかと、エンディング演出1,2・・・の何れかとを組合せた大当り演出を画像表示器17に表示させ、ラウンド演出の表示中、特定領域通過演出コマンドを受信した場合、そのラウンド演出の少なくとも一部を変更した特定領域通過演出を画像表示器17に表示させる。また、必要に応じて、画像表示器17における前記の表示に同期させて、スピーカ27から音(効果音)を出力させる。
また、ランプ制御基板25のコンピュータが実行する処理については、そのフローチャートは図示省略するが、画像表示器17における前記の表示に同期させて、或いは独立にランプ28a,28bから光を出力させ、特に、特定領域通過演出コマンドを受信した場合、可動役物装置18を作動させて特定領域通過演出を実行する。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用・効果について説明する。
低確・非時短状態が設定されているときには、遊技者は発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物16の左側を落下するように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、この左打ちにより第1始動口10を狙うことができ、第1特図保留数が4未満のときに、遊技球が第1始動口10に入賞すると、第1特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶される。
低確・時短状態又は高確・時短状態が設定されているときには、遊技者は発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物16の右側を落下するように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行い、この右打ちにより第2始動口11aを狙うことができ、第2特図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口11aに入賞すると、第2特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶される。
また、遊技者は右打ちによりゲート12を狙うことができ、普図保留数が4未満のときに、遊技球がゲート12を通過すると、普図判定情報が取得され普図保留記憶手段42に記憶される。ここで先ず、普図保留記憶手段42に記憶された普図判定情報は普通図柄の変動開始毎に順次消化(消去)され、この普図判定情報の消化により当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、普図表示器19cに当り図柄が変動停止後、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
低確・時短状態又は高確・時短状態が設定されている場合には、補助遊技作動モードとして高作動モードが設定され、右打ちを行って第2始動口11aへの比較的多くの遊技球の入賞を期待できるため、右打ちにより所有の遊技球の数を略維持して遊技を行うことができる。但し、低確・非時短状態が設定されている場合には、右打ちを行っても第1始動口10への遊技球の入賞を殆ど期待できないうえ、補助遊技作動モードとして低作動モードが設定されるため、第2始動口11aへの遊技球の入賞も殆ど期待できないため、左打ちにより所有の遊技球の数を減らしながら遊技を行うことになる。
次に、特図保留記憶手段32に記憶された特図判定情報は特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)されるが、その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合には、それら複数の特図判定情報は取得された順番で消化され、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報が第1特図判定情報よりも優先消化される。この特図判定情報の消化により大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、特図表示器19a,19bcに大当り図柄が変動停止後、第1,第2大入賞口13a,14aが開放する大当り遊技が発生する。
大当り遊技が発生すると、遊技者は右打ちにより第1,第2大入賞口13a,14aを狙うことができる。変動停止した大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンとして、7 R長期開放+1 R短期開放、8 R長期開放の何れかが選択実行され、右打ちを行うことにより、7 R長期開放+1 R短期開放では、約850 個の遊技球を獲得でき、8 R長期開放では、約1000個の遊技球を獲得できる。
また、大当り遊技の8 R目の第2大入賞口14aの開放に伴って特定領域14fが開閉される。特定領域14fは、第2大入賞口14aの開放時から約2秒後に開放し、その後約10秒経過すると閉塞するため、右打ちを行うことにより、7 R長期開放+1 R短期開放では、遊技球が特定領域14fを通過する可能性が極めて低くなるが、8 R長期開放では、遊技球が特定領域14fを通過する可能性が極めて高くなる。
低確・非時短状態で、第1始動口10への遊技球の入賞に基づいて大当り抽選で当選した場合、当該大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、50%-50 %の割合で、7 R長期開放+1 R短期開放、8 R長期開放の何れかに振分けられるが、7 R長期開放+1 R短期開放となり、遊技球が特定領域14fを通過しない場合には、当該大当り遊技の終了後に低確・非時短状態が設定され、8 R長期開放となり、遊技球が特定領域14fを通過した場合には、当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定される。
更に、当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定された場合には、当該大当り遊技を1セット目として、その後、大当り遊技が5セット行われるまで、大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定される可能性が高くなる。第2始動口11aへの遊技球の入賞に基づいて大当り抽選で当選した場合、当該大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、100 %の割合で、8 R長期開放になり、故に、大当り遊技が5セット行われると、合計で約5000個の遊技球を獲得できる。
このように、低確・非時短状態で大当り抽選で当選した場合、当該大当り遊技が行われているときに、遊技球が特定領域14fを通過しないで当該大当り遊技の終了後に低確・非時短状態が設定されるか、或いは、遊技球が特定領域14fを通過して当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定されるかで、その後の利益が大きく異なってくる。
また、5セット目の大当り遊技の終了後には低確・時短状態が設定され、その後、特図変動回数が100 回に達すると低確・非時短状態に移行されるが、低確・時短状態で、第2始動口11aへの遊技球の入賞に基づいて大当り抽選で当選した場合、当該大当り遊技中に遊技球が特定領域14fを通過した場合には、再度、当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定され、当該大当り遊技を1セット目として、その後、大当り遊技が5セット行われるまで、大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定される可能性が高くなる。
つまり、低確・時短状態で大当り抽選で当選した場合、新たに、大当り遊技が5セット行われ、合計で約5000個の遊技球を獲得できるため、低確・非時短状態で大当り抽選で当選した場合に、当該大当り遊技が8 R長期開放で行われるか否かと同様、低確・時短状態で大当り抽選で当選するか否かで、その後の利益が大きく異なってくる。
一方、遊技演出に関して、特図変動中に大当り期待度を示唆する図柄変動演出が、遊技状態の種類に応じた態様で行われる。低確・非時短状態では第1図柄変動演出が行われ、低確・時短状態では第2図柄変動演出が行われ、高確・時短状態では第3図柄変動演出が行われ、この図柄変動演出により、遊技性、並びに遊技興趣が高められる。
また、大当り遊技中には大当り演出が行われ、図18に示すように、この大当り演出は、オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出により構成されている。先ず、オープニング演出では、図18(1)のように、画像表示器17に「大当り開始」等が表示されて、大当り遊技の開始を告げる表示が行われる。
次に、ラウンド演出では、図18(1)〜(4)のように、画像表示器17に現在行われているRが表示されるとともに、大当り遊技を盛上げる各種動画が表示される。ここで、ラウンド演出では、当該大当り遊技において8 R長期開放と7 R長期開放+1 R短期開放の何れが行われるかを報知する昇格演出が表示されるようにしてもよい。
また、8 R目の第2大入賞口14aの開放遊技の開始後、第2大入賞口14a内の特定領域14fが開放するが、低確・非時短状態で大当り遊技を行うと判定された場合、当該大当りにおいて、ラウンド演出が行われているときに遊技球が特定領域14fを通過すると、図18(5)のように、その時点から可動役物装置18が作動されて特定領域通過演出が行われ、一方、ラウンド演出が行われているときに遊技球が特定領域14fを通過せずに、エンディング演出が行われているときに遊技球が特定領域14fを通過しても、可動役物装置18が作動されず特定領域通過演出が行われない。
このように、演出制御手段60は、特別遊技実行手段36により開放遊技が行われているときに特定領域14fを遊技球が通過した場合、遊技状態制御手段50により高確・時短状態で遊技が制御されることを報知する報知演出である特定領域通過演出を行わせ、特別遊技実行手段36による開放遊技の終了後に特定領域14fを遊技球が通過した場合、特定領域通過演出を行わせない。
通常、遊技球が特定領域14fを通過するときは、開放遊技が行われているときであり、そのときに特定領域通過演出が開始されると問題はないが、球詰まり等が原因で、開放遊技が行われているときには遊技球が特定領域14fを通過せずに、開放遊技の終了後に遊技球が特定領域14fを通過するケースが想定される。そこで、特定領域通過演出を行おうとしても、既に特別遊技終了処理が開始されており、故に、特定領域通過演出を行うことは、時間的にも、また、特別遊技終了処理と共に行われるエンディング演出の処理においても無理が生じる虞がある。本発明では、こうした課題を改善して、遊技球が特定領域14fを通過した場合の報知演出を実行させるか否かを適切に判断し制御することができる。
最後に、エンディング演出では、図18(6)のように、画像表示器17に「大当り終了」等が表示されて、大当り遊技の終了を告げる表示が行われるとともに、当該大当り遊技を行うと判定されたときの遊技状態等と共に、遊技球が特定領域14fを通過したか否かに基づいて、図18(7)〜(9)のように、当該大当り遊技の終了後に設定される遊技状態を報知( 示唆)する表示が行われる。
このように、演出制御手段60は、特別遊技実行手段36による開放遊技の終了後、当該開放遊技において特定領域14fを遊技球が通過したか否かに応じて、異なるエンディング演出を行わせる。従って、前記のように、このエンディング演出によって当該大当り遊技の終了後に設定される遊技状態を確実に報知(示唆)することができる。
ところで、低確・非時短状態で大当り遊技を行うと判定されて、7R長期開放+1 R短期開放の大当り遊技が行われているとき、最終8 R目の大入賞口14aの開放遊技の終了後に特定領域14fが開放するため、通常、遊技球は特定領域14fを通過しない。依って、当該大当り遊技の終了後に低確・非時短状態が設定され、当該大当り遊技のエンディング処理中には、例えば図18(6)→(8)となるエンディング演出が行われる。
しかし、7R長期開放+1 R短期開放の大当り遊技が行われているとき、最終8 R目の大入賞口14aの開放遊技の終了後に遊技球が特定領域14fを通過すれば、当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定される。ここで、エンディング演出としては、図18(6)→(8)のような低確・非時短状態に対応の演出が行われ、また、その後の特図変動中の図柄変動演出としても、低確・非時短状態に対応の第1図柄変動演出が行われる。
7R長期開放+1 R短期開放の大当り遊技が行われたにも関わらず、当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定される原因として、針金等で大入賞口14aを無理やり開放させて、遊技球が特定領域14fを通過するようにする所謂ゴト行為が行われた可能性が高くなる。しかし、こうしたゴト行為が行われた後、特図変動中の図柄変動演出は低確・非時短状態に対応の第1図柄変動演出となるため、店員等が、第1図柄変動演出が行われているにも関わらず、遊技者は右打ちにより遊技を行なっていること、更に、その際に左打ちに戻す旨の警告等がでないこと等から、ゴト行為が行われた可能性を察知できる。
尚、7R長期開放+1 R短期開放の大当り遊技が行われたにも関わらず、当該大当り遊技の終了後に高確・時短状態が設定された場合には、特図変動中の図柄変動演出として、低確・非時短状態に対応の第1図柄変動演出ではなく、更に第1,第2図柄変動演出とは異なる特殊な図柄変動演出を行うようにしてもよい。これにより、店員等が、特殊な図柄変動演出が行われているのを見て、ゴト行為が行われた可能性を確実に迅速に察知できるようになる。尚、特殊な図柄変動演出の代わりに、演出とは相違する何らかの警告を行ってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施が可能であり、本発明については、実施例で開示した所謂セットもの機種以外に、所謂リミッタ機、また、セットもの機種やリミッタ機以外の種々のパチンコ遊技機等の遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
4a 遊技領域
13a,14a 第1,第2大入賞口
14f 特定領域
34 特図判定手段
36 特別遊技実行手段
36a 複数開放特別遊技実行手段
50 遊技状態制御手段
60 演出制御手段
69 演出手段

Claims (3)

  1. 始動条件の成立により特別遊技を行うか否かを判定する特別遊技判定手段と、
    前記特別遊技判定手段により前記特別遊技を行うと判定された場合、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられた特別入賞口に遊技球が入球可能となる開放遊技を含む特別遊技を行う特別遊技実行手段と、
    前記特別遊技実行手段による前記特別遊技の終了後、当該特別遊技において前記特別入賞口に入球した遊技球が特定領域を通過したことを条件に、遊技者にとって有利な有利遊技状態で遊技を制御可能な有利遊技状態制御手段と、
    前記特別遊技実行手段により前記特別遊技が行われているときに所定の演出手段に遊技演出を行わせる演出制御手段とを備え、
    前記演出制御手段は、前記特別遊技実行手段により前記開放遊技が行われているときに前記特定領域を遊技球が通過した場合、前記有利遊技状態制御手段により前記有利遊技状態で遊技が制御されることを報知する報知演出を行わせ、前記特別遊技実行手段による前記開放遊技の終了後に前記特定領域を遊技球が通過した場合、前記報知演出を行わせないことを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出制御手段は、前記特別遊技実行手段による前記開放遊技の終了後、当該開放遊技において前記特定領域を遊技球が通過したか否かに応じて、異なる特別遊技終了演出を行わせることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特別遊技実行手段は、複数回の前記開放遊技を含む特別遊技を行うことが可能であり、少なくとも前記複数回の開放遊技のうち最後の開放遊技を前記特定領域を遊技球が通過可能な開放遊技とする複数開放特別遊技を行う複数開放特別遊技実行手段を有し、
    前記複数開放特別遊技実行手段は、前記最後の開放遊技を、前記特定領域を遊技球が通過し易い開放遊技とする通常特別遊技と前記特定領域を遊技球が通過し難い開放遊技とする特殊特別遊技の何れかを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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