JP6448454B2 - 前照灯及びその点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用前照灯に関するものであり、特にその点灯装置に関する。
従来、車両用前照灯の光源には、タングステンフィラメントによる電球が用いられていた。近年、地球温暖化を助長する二酸化炭素の排出量を削減する風潮を受け、消費電力の低い発光ダイオード(Light Emitting Diode,LED)が普及し始めている。LEDは長寿命であり、かつ通電電流の制御により容易に明るさを安定させることができるため、車両用灯具の光源に好適である。また、低消費電力でありながら、高出力かつ高光度なLEDの開発も進められている。
ところで、車両用前照灯は、一般の照明と異なる特有の配光が求められる。例えば、走行用の前照灯(以下「走行灯」という。)及び対向車とのすれ違い用の前照灯(以下「すれ違い灯」という。)などの定常の点灯状態においては、自車両前方の視界を確保できる程度に強い光が求められる。しかしながら、自車両直前の下方の領域に照射する光が強すぎると、道路の反射光により当該領域以外の領域が視認し難くなり、かえって運転し難い配光となる。また、定常の点灯状態において、前照灯の照射領域と当該領域の左右の暗部との境界が目立つと、運転者にとって違和感のある配光となる。
また、すれ違い灯は、対向車の運転者の目に光が入射しないようにして、対向車の運転者の眩惑を防ぐことが求められる。これと同時に、自車両前方の上方及び遠方を照らして、自車両の運転者が看板及び道路情報表示板を視認したり、高速道路の先の道路を視認したりできるようにすることが求められる。単に照射光の向きを水平方向よりも下向きにしただけでは、対向車の眩惑を防ぐことはできるものの、自車両前方の上方及び遠方を照らすことができなくなる。
特許文献1〜3には、複数個のLEDをマトリクス状に配列した光源を用いることで、車両用前照灯に適した配光を実現する技術が開示されている。
特許文献1の照明装置は、マトリクスの部分領域ごとに、配置した半導体光源から送り出される光の光路が定められている。特許文献1の車両用照明装置は、それぞれの部分領域の半導体光源を点灯又は消灯することで、車両用前照灯に適した配光を実現している。
特許文献2の車両用前照灯装置は、マトリクスの区画ごとに、発光輝度の異なるLEDチップを配置している。特許文献2の車両用前照灯装置は、それぞれの区画のLEDチップを点灯又は消灯することで、回路構成を簡単にしつつ、車両用前照灯に適した配光を実現している。
特許文献3の車両用前照灯は、光源アレイと結像レンズとの間に反射鏡を設けている。反射鏡が半導体発光素子の配列に対応した配光パターンを形成することで、車両用前照灯に適した配光を実現している。
特開2001−266620号公報 特開2013−54956号公報 特開2011−198720号公報
特許文献1〜3の灯具は、いずれも車両用前照灯に適した配光の実現を目的としているものの、マトリクスの配置に応じて予め設定された配光しか実現することができない。このため、例えば、車両の走行中に車両の走行状態又は周辺状況に応じて前照灯の配光を変化させる、いわゆる「配光可変ヘッドランプ(Adaptive Driving Beam,ADB)」などに用いることができない課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、マトリクス状に配列した複数個の発光素子を備える車両用前照灯において、明るく違和感のない照射光を発し、ADBなどの点灯時に配光を任意に変化させることができる前照灯を提供することを目的とする。また、かかる前照灯を点灯させる点灯装置を提供することを目的とする。
本発明の前照灯用点灯装置は、マトリクス状に配列された複数個の発光素子と、マトリクスの第1配列方向に沿って配置された発光素子の一方の電極を電気的に接続した複数本の第1給電線と、マトリクスの第2配列方向に沿って配置された発光素子の他方の電極を電気的に接続した複数本の第2給電線と、を有する前照灯用の点灯装置であって、電源部が通電する第1給電線を時間区間ごとに切り替える切替制御部と、電源部がそれぞれの第2給電線に通電する電流を時間区間ごとに制御する電流制御部と、を備え、電流制御部は、マトリクスの中央部に配置された発光素子がマトリクスの周辺部に配置された発光素子よりも明るく点灯するように電流の電流値又は通電時間を制御するものである。
本発明の前照灯は、上記前照灯用点灯装置と、発光素子、第1給電線及び第2給電線と、を備えるものである。
本発明の前照灯及び前照灯用点灯装置は、電源部が通電する第1給電線を時間区間ごとに切り替えるとともに、電源部がそれぞれの第2給電線に通電する電流を時間区間ごとに制御することで、配光を任意に変化させることができる。また、マトリクスの中央部に配置された発光素子がマトリクスの周辺部に配置された発光素子よりも明るく発光するように電流を制御することで、車両用前照灯に適した配光を実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る前照灯の要部を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る前照灯の照射光を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光源及び点灯装置の要部を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電流制御用回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る出力電流フィードバック回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る切替制御部及び電流制御部の動作を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る前照灯がすれ違い灯を点灯した状態における光源を車両の前方から見たイメージを示す説明図である。 図7に示す状態における前照灯の配光を車両側から見たイメージを示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る切替制御部及び電流制御部の他の動作を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る切替制御部及び電流制御部の他の動作を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る前照灯が走行灯を点灯した状態における光源を車両の前方から見たイメージを示す説明図である。 図11に示す状態における前照灯の配光を車両側から見たイメージを示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光源及び点灯装置の要部を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光源及び点灯装置の要部を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る他の光源及び点灯装置の要部を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る前照灯の要部を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る導光部材の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る導光部材の他の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る導光部材の他の例を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は前照灯100の要部を示しており、図2は前照灯100の照射光を示している。前照灯100は図示しない車両に搭載されている。図1及び図2を参照して、実施の形態1の前照灯100について説明する。
ケース1は中空形状であり、2つの開口部を有している。一方の開口部は前面レンズ2で覆われており、他方の開口部は光源保持部材3で塞がれている。光源保持部材3は、ケース1の内部に光源4を保持している。光源4は、マトリクス状に配列された複数個のLEDを有している。ケース1の内部には、光源4と対向して投影レンズ5が配置されている。ケース1の外部には、光源4を点灯させる点灯装置6が設置されている。ケース1、前面レンズ2、光源保持部材3、光源4、投影レンズ5及び点灯装置6により、前照灯100が構成されている。
図1に示す如く、光源4が発した光Aは、投影レンズ5及び前面レンズ2を通過して、前照灯100の外部に出射する光Bとなる。このとき、図2に示す如く、光源4のマトリクスにおける光Aを発するLEDの配置位置aと、前照灯100が光を照射する照射面Cにおける光Bの照射位置bとは、投影レンズ5の光軸Dに対して軸対称な位置関係となる。
LEDの通電による光源4の発熱は、光源保持部材3を介して前照灯100の外部に放熱される。すなわち、光源保持部材3は、光源4の保持部材の機能を果たすとともに、放熱部材の機能を果たすようになっている。
次に、図3を参照して、光源4及び点灯装置6について説明する。
複数個のLED11は、互いに直交する第1配列方向及び第2配列方向に沿ってマトリクス状に配列されている。第1配列方向は、例えば前照灯100を車両に搭載した状態における水平方向であり、第2配列方向は、例えば前照灯100を車両に搭載した状態における鉛直方向である。図3の例では、紙面横方向に示す第1配列方向に沿って7個のLED11が配置され、かつ、紙面縦方向に示す第2配列方向に沿って5個のLED11が配置されており、35個のLED11による5行×7列のマトリクスが構成されている。なお、図3は、光源4を前照灯100の前方から見たマトリクスを示している。
第1配列方向に沿って配置されたLED11のアノード電極は、5本の第1給電線12a〜12eにより電気的に接続されている。すなわち、マトリクスの第1行に配置されたLED11のアノード電極は第1給電線12aで接続され、マトリクスの第2行に配置されたLED11のアノード電極は第1給電線12bで接続され、マトリクスの第3行に配置されたLED11のアノード電極は第1給電線12cで接続され、マトリクスの第4行に配置されたLED11のアノード電極は第1給電線12dで接続され、マトリクスの第5行に配置されたLED11のアノード電極は第1給電線12eで接続されている。
第2配列方向に沿って配置されたLED11のカソード電極は、7本の第2給電線13a〜13gにより電気的に接続されている。すなわち、マトリクスの第1列に配置されたLED11のカソード電極は第2給電線13aで接続され、マトリクスの第2列に配置されたLED11のカソード電極は第2給電線13bで接続され、マトリクスの第3列に配置されたLED11のカソード電極は第2給電線13cで接続され、マトリクスの第4列に配置されたLED11のカソード電極は第2給電線13dで接続され、マトリクスの第5列に配置されたLED11のカソード電極は第2給電線13eで接続され、マトリクスの第6列に配置されたLED11のカソード電極は第2給電線13fで接続され、マトリクスの第7列に配置されたLED11のカソード電極は第2給電線13gで接続されている。
LED11、第1給電線12a〜12e及び第2給電線13a〜13gにより、光源4が構成されている。
直流電源7は、例えば、前照灯100を搭載した車両のバッテリにより構成されている。直流電源7と光源4との間に、電源部21が接続されている。電源部21は、例えば直流電源から電圧の異なる直流電源を生成する変換器(以下「DC/DCコンバータ」という。)で構成されており、直流電源7から供給された電力を光源4に供給するものである。図3の例では、ダイオード22、コイル23及びコンデンサ24をπ型に接続した回路と、この回路の入力側に接続したFET(Field Effect Transistor)25とにより、いわゆる非絶縁降圧型のDC/DCコンバータが構成されている。
第1コンパレータ31は、電源部21の出力電圧を第1基準電源32の電圧と比較するものである。第1コンパレータ31及び第1基準電源32により、第1制御用電圧入力部33が構成されている。電源制御部34は、第1コンパレータ31による比較結果を用いてFET25のゲート電圧を制御することで、電源部21の出力電圧を制御するものである。例えば、LED11の順方向電圧が3ボルト(V)である場合、第1基準電源32の電圧を4Vに設定し、電源制御部34は電源部21の出力電圧が4VになるようにFET25を制御する。このように、電源部21の出力電圧はLED11の順方向電圧よりも少し高い一定電圧に設定される。
電源部21と第1給電線12a〜12eの入力端子との間に、トランジスタ51a〜51eがそれぞれ接続されている。トランジスタ51a〜51eにより、切替回路52が構成されている。切替制御部35は、トランジスタ51a〜51eのオンオフを制御することで、電源部21が通電する第1給電線12a〜12eを一定長の時間区間ごとに順次切り替えるものである。各時間区間の長さは、例えば1ミリ秒(ms)に設定される。
第2給電線13a〜13gの出力端子と電源部21との間に、電流制御用回路61が接続されている。電流値制御部36は、電流制御用回路61に含まれる電流値制御用トランジスタのベース電流を制御することで、電源部21がそれぞれの第2給電線13a〜13gに通電する電流の電流値を制御するものである。通電時間制御部37は、電流制御用回路61に含まれる通電時間制御用トランジスタのオン時間を制御することで、電源部21がそれぞれの第2給電線13a〜13gに通電する電流の通電時間を制御するものである。
ここで、電流値制御部36は、切替制御部35がトランジスタ51a〜51eのオンオフを制御する時間区間ごとに電流値を制御するようになっている。通電時間制御部37は切替制御部35がトランジスタ51a〜51eのオンオフを制御する時間区間ごとに通電時間を制御するようになっている。電流値制御部36及び通電時間制御部37により、電流制御部38が構成されている。
第2給電線13a〜13gの出力端子と電流制御用回路61との間に、出力電流フィードバック回路71が接続されている。第2コンパレータ39は、出力電流フィードバック回路71が出力した電圧を第2基準電源40の電圧と比較するものである。第2コンパレータ39及び第2基準電源40により、第2制御用電圧入力部41が構成されている。電源制御部34は、第1コンパレータ31による比較結果に代えて又は加えて、第2コンパレータ39による比較結果を用いてFET25のゲート電圧を制御することで、電源部21の出力電圧を制御するようになっている。
第1制御用電圧入力部33、電源制御部34、切替制御部35、電流制御部38及び第2制御用電圧入力部41により、制御部42が構成されている。制御部42は、例えば、CPU(Central Processing Unit)又は専用のシステムLSI(Large Scale Integration)などの処理回路により構成されている。
制御電源部81は、直流電源7の電圧を処理回路用の電圧に変換して、制御部42に動作用の電力を供給するものである。電源部21、制御部42、切替回路52、電流制御用回路61、出力電流フィードバック回路71及び制御電源部81により、点灯装置6が構成されている。
図4に、電流制御用回路61の回路構成の一例を示す。
第2給電線13aに対して、電流値制御用トランジスタ62a及び電流検出用抵抗63aが直列に接続されている。電流値制御用トランジスタ62aのベース電流が変化すると、電流値制御用トランジスタ62aのコレクタ−エミッタ間に流れる電流の電流値が変化し、第2給電線13aに流れる電流の電流値が変化する。電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62aのベース電流を制御することで、第2給電線13aに流れる電流の電流値を制御するようになっている。
同様に、第2給電線13b〜13gに対して、電流値制御用トランジスタ62b〜62g及び電流検出用抵抗63b〜63gが直列に接続されている。電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62b〜62gのベース電流を制御することで、第2給電線13b〜13gに流れる電流の電流値を制御するようになっている。
電流値制御用トランジスタ62aのベース端子とグランド(GND)64との間に、通電時間制御用トランジスタ65aが接続されている。通電時間制御用トランジスタ65aがオフすると、電流値制御用トランジスタ62aのベース端子がグランド64と電気的に分離されて、電流値制御用トランジスタ62aのコレクタ−エミッタ間に電流が流れるようになる。一方、通電時間制御用トランジスタ65aがオンすると、電流値制御用トランジスタ62aのベース端子がグランド64と電気的に短絡されて、電流値制御用トランジスタ62aのコレクタ−エミッタ間に電流が流れなくなる。通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65aのオン時間を制御することで、第2給電線13aに流れる電流の通電時間を制御するようになっている。
同様に、電流値制御用トランジスタ62b〜62gのベース端子とグランド64との間に、通電時間制御用トランジスタ65b〜65gが接続されている。通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65b〜65gのオン時間を制御することで、第2給電線13b〜13gに流れる電流の通電時間を制御するようになっている。
図5に、出力電流フィードバック回路71の回路構成の一例を示す。
トランジスタ72aのベース端子は、第2給電線13aの出力端子と電流制御用回路61の電流値制御用トランジスタ62aとの間に接続されている。すなわち、トランジスタ72aのベース端子の電圧は、第2給電線13aの出力端子の電圧と同等の値であり、かつ、電流検出用抵抗63aによる電圧降下の値に電流値制御用トランジスタ62aのエミッタ−コレクタ間電圧を加算した電圧と同等の値である。
同様に、トランジスタ72b〜72gのベース端子は、第2給電線13b〜13gの出力端子と電流制御用回路61の電流値制御用トランジスタ62b〜62gとの間に接続されている。すなわち、トランジスタ72b〜72gのベース端子の電圧は、第2給電線13b〜13gの出力端子の電圧と同等の値であり、かつ、電流検出用抵抗63b〜63gによる電圧降下の値に電流値制御用トランジスタ62b〜62gのエミッタ−コレクタ間電圧を加算した電圧と同等の値である。
トランジスタ72a〜72gのコレクタ−エミッタ間に並列に、コンデンサ73が接続されている。コンデンサ73は、トランジスタ72a〜72gのそれぞれのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じた電圧のうち、最も低い電圧の値を一時的に保持するものである。出力電流フィードバック回路71は、コンデンサ73が保持する電圧に応じた値の電圧を第2コンパレータ39に出力するようになっている。
第2基準電源40の電圧は、電流検出用抵抗63a〜63gによる電圧降下の値に所定の値を加算した値が設定されている。この加算値は、電流値制御用トランジスタ62a〜62gのエミッタ−コレクタ間の飽和電圧に対して余裕のある値が設定される。例えば、電流値制御用トランジスタ62a〜62gのエミッタ−コレクタ間の飽和電圧が0.2Vである場合、加算値を0.5Vに設定する。すなわち、第2基準電源40の電圧は、電流検出用抵抗63a〜63gによる電圧降下の値に0.5Vを加算した値が設定される。
LED11に流れる電流が大きいほど、LED11による電圧降下が大きくなり、このLED11に接続された第2給電線13a〜13gの出力端子の電圧が低くなる。第2給電線13a〜13gの出力端子の電圧のうちの最も低い電圧が、電流検出用抵抗63a〜63gによる電圧降下に電流値制御用トランジスタ62a〜62gの飽和電圧を加味した値となるように電源部21の出力電圧を制御することで、点灯対象のLED11のうちの最も大きい電流が流れるLED11に対して電流制御用回路61を十分に機能させながら、電流値制御用トランジスタ62a〜62gの損失の増大を抑制することができる。なお、制御部42の操作により、通常点灯動作においては、出力電流フィードバック回路71の情報を使用して電源部21の出力電圧制御をおこない、LEDの故障や回路の断線等の異常発生時には、第1制御用電圧入力部33の情報を使用した制御をおこなう。
次に、図6〜図8を参照して、前照灯100がすれ違い灯を点灯する動作について、切替制御部35及び電流制御部38の動作を中心に説明する。図6では、電流値制御部36が第2給電線13a〜13gに流れる電流の電流値を一定にし、通電時間制御部37が第2給電線13a〜13gに流れる電流の通電時間を変化させる例を示す。
図6(a)は、切替回路52のトランジスタ51a〜51eのオンオフを示すタイミング図である。まず、切替制御部35は、時刻0ms〜1msに亘る第1時間区間において、1個のトランジスタ51aをオンし、残余のトランジスタ51b〜51eをオフする。これにより、電源部21が第1給電線12aに通電し、マトリクスの第1行に配置されたLED11のみが点灯可能な状態となる。
次いで、切替制御部35は、時刻1ms〜2msに亘る第2時間区間において、トランジスタ51aに隣接するトランジスタ51bをオンし、残余のトランジスタ51a,51c〜51eをオフする。これにより、電源部21が第1給電線12bに通電し、マトリクスの第2行に配置されたLED11のみが点灯可能な状態となる。
以下、同様に、切替制御部35は、第3時間区間〜第5時間区間においてトランジスタ51c〜51eのうちのいずれか1個を順次オンし、残余のトランジスタをオフする。これにより、電源部21が第1給電線12c〜12eに順次通電し、マトリクスの第3行〜第5行のうちのいずれか1行に配置されたLED11のみが順次点灯可能な状態となる。
第1時間区間〜第5時間区間がそれぞれ1msであるため、マトリクスの各行に配置されたLED11の点灯の切り替えは5msで一巡する。ちなみに、一巡にかかる時間を5ms以下、即ち、点滅周期200Hz以上にすることで、各行に配置されたLED11の点灯の切り替わりをちらつきとして視認されるのを防ぐことができる。
図6(b)は、電流制御用回路61の通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオンオフを示すタイミング図である。第1時間区間において、通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65dのオン時間を最も長くし、次いで通電時間制御用トランジスタ65c,65eのオン時間を長くし、次いで通電時間制御用トランジスタ65b,65fのオン時間を長くし、通電時間制御用トランジスタ65a,65gのオン時間を最も短くする。これにより、マトリクスの第1行に配置されたLED11のうち、第4列に配置されたLED11が最も明るく点灯し、第3列及び第5列に配置されたLED11が次いで明るく点灯し、第2列及び第6列に配置されたLED11が次いで明るく点灯し、第1列及び第7列に配置されたLED11が最も暗く点灯する。
第2時間区間において、通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65dのオン時間を最も長くし、次いで通電時間制御用トランジスタ65c,65eのオン時間を長くし、次いで通電時間制御用トランジスタ65b,65fのオン時間を長くし、通電時間制御用トランジスタ65a,65gのオン時間を最も短くする。これにより、マトリクスの第2行に配置されたLED11のうち、第4列に配置されたLED11が最も明るく点灯し、第3列及び第5列に配置されたLED11が次いで明るく点灯し、第2列及び第6列に配置されたLED11が次いで明るく点灯し、第1列及び第7列に配置されたLED11が最も暗く点灯する。
また、第2時間区間における通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオン時間は、第1時間区間における対応する通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオン時間よりも長くなっている。これにより、マトリクスの第2行に配置されたLED11は、第1行の対応する列に配置されたLED11よりも明るく点灯する。
第3時間区間において、通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65a〜65cのオン時間を、第2時間区間における対応する通電時間制御用トランジスタ65a〜65cのオン時間よりも長くする。また、通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65dのオン時間を第2時間区間におけるオン時間の半分程度にする。さらに、通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65e〜65gのオン時間を0msにする。これにより、マトリクスの第3行に配置されたLED11のうち、第1列〜第3列に配置されたLED11は第2行の対応する列に配置されたLED11よりも明るく点灯し、第4列に配置されたLED11は第2行第4列に配置されたLED11の半分程度の明るさで点灯し、第5列〜第7列に配置されたLED11は消灯する。
第4時間区間及び第5時間区間において、通電時間制御部37は、全ての通電時間制御用トランジスタ65a〜65cのオン時間を0msにする。これにより、マトリクスの第4行及び第5行に配置されたLED11は全て消灯する。
時刻5ms以降、切替制御部35は図6(a)と同様の動作を繰り返す。また、時刻5ms以降、通電時間制御部37は図6(b)と同様の動作を繰り返す。
図7は、切替制御部35及び電流制御部38が図6に示す動作を繰り返している状態において、光源4を前照灯100の前方から見たイメージを示している。図7に示す如く、マトリクスの第1行及び第2行に配置されたLED11は、いずれも点灯したように見える。第3行に配置されたLED11は、第1列〜第4列のLED11は点灯し、第5列〜第7列のLED11は消灯したように見える。第4行及び第5行に配置されたLED11は、いずれも消灯したように見える。すなわち、マトリクス状に配列されたLED11の上側に配置されたLEDを選択して点灯し、下側に配置されたLED11が消灯したように見える。
また、マトリクスの中央部に近いLED11ほど明るく点灯し、マトリクスの周辺部に近いLED11ほど暗く点灯しているように見える。ただし、第3行第4列に配置されたLED11は、明るさが最大値の半分程度である。この結果、図中破線で示すカットオフラインEが生成される。なお、当カットオフラインEは一例で、下記図8の示す傾斜したカットオフラインEも他の一例であり、両者共に、図示する5行×7列のマトリクスでは描けないが、相応のマトリクスを使用したときに生成できるカットオフラインを例として示している。
図8は、光源4が図7に示す如く点灯した状態における、前照灯100の配光を車両側から見たイメージを示している。個々のLED11が発した光は、投影レンズ5の光軸に対して軸対称に反転するため、図8に示す如くカットオフラインEよりも下方の領域に光が照射される。
このとき、マトリクスの第3行において第1列〜第4列のLED11を点灯し、かつ第5列〜第7列のLED11を消灯することで、車両が左車線を走行している場合に、歩道側の照射領域を対向車側の照射領域よりも上方に広げることができる。これにより、対向車の運転者の眩惑を防ぎつつ、歩道側については自車両の運転者が高所にある看板などを視認でき、十分な視界を確保することができる。
また、カットオフラインEの中央部の直下が最も明るく、照射領域の左右の周辺部に近づくにつれて次第に暗くなる配光を実現している。これにより、前照灯100の照射領域と、この照射領域の左右の暗部との境界を目立たなくして、運転者にとって違和感のない配光を実現することができる。
また、カットオフラインEの中央部の直下が最も明るく、照射領域の下方が次第に暗くなる配光を実現している。これにより、自車両直前の下方の領域に照射する光を抑えて、運転しやすい配光を実現することができる。
なお、通電時間制御部37が第2給電線13a〜13gに流れる電流の通電時間を一定にし、電流値制御部36が第2給電線13a〜13gに流れる電流の電流値を変化させることで、図7に示す点灯状態及び図8に示す配光を実現するものであっても良い。この場合のタイミング図を図9に示す。
図9(a)は、切替回路52のトランジスタ51a〜51eのオンオフを示すタイミング図である。切替制御部35の動作は図6に示す例と同様であり、図9(a)は図6(a)と同様であるため、説明を省略する。
図9(b)は、電流制御用回路61の電流値制御用トランジスタ62a〜62gのコレクタ−エミッタ間に流れる電流を示すタイミング図である。第1時間区間において、電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62dの電流値を最も大きくし、次いで電流値制御用トランジスタ62c,62eの電流値を大きくし、次いで電流値制御用トランジスタ62b,62fの電流値を大きくし、電流値制御用トランジスタ62a,62gの電流値を最も小さくする。
第2時間区間において、電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62dの電流値を最も大きくし、次いで電流値制御用トランジスタ62c,62eの電流値を大きくし、次いで電流値制御用トランジスタ62b,62fの電流値を大きくし、電流値制御用トランジスタ62a,62gの電流値を最も小さくする。また、第2時間区間における電流値制御用トランジスタ62a〜62gの電流値は、第1時間区間における対応する電流値制御用トランジスタ62a〜62gの電流値よりも大きくする。
第3時間区間において、電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62a〜62cの電流値を、第2時間区間における対応する電流値制御用トランジスタ62a〜62cの電流値よりも大きくする。また、電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62dの電流値を第2時間区間における電流値の半分程度にする。さらに、電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62e〜62gの電流値を0アンペア(A)にする。
第4時間区間及び第5時間区間において、電流値制御部36は、全ての電流値制御用トランジスタ62a〜62cの電流値を0Aにする。
このように、電流制御部38は、通電時間制御部37が通電時間を制御する方式(いわゆる「PWM(Pulse Width Modulation)方式」)と、電流値制御部36が電流値を制御する方式(いわゆる「アナログ方式」)とのいずれの制御方式であっても、すれ違い灯に適した配光を実現することができる。
なお、図6に示す第4時間区間及び第5時間区間はいずれのLED11も点灯しないため、切替制御部35及び通電時間制御部37は図6に示す第1時間区間〜第3時間区間の動作を繰り返すものとしても良い。この場合のタイミング図を図10に示す。
図10に示す如く、第1時間区間〜第3時間区間がそれぞれ1msであるため、マトリクスの各行に配置されたLED11の点灯の切り替えは3msで一巡する。一巡にかかる時間を上記の5msよりもさらに短くすることで、ちらつきが視認され難くなる。
なお、上記のようにLED11の点灯の切り替えを5msよりも短い3msにすることに伴い、通電時間制御部37は、各時間区間における通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオン時間を、図6に示す対応する時間区間のオン時間よりも短くする。これにより、図6に示す制御と図10に示す制御とで光源4の発光量を同等にすることができる。
同様に、切替制御部35及び電流値制御部36が図9に示す第1時間区間〜第3時間区間の動作を繰り返すものとしても良い。この場合、電流値制御部36は、各時間区間における電流値制御用トランジスタ62a〜62gに流れる電流の電流値を、図6に示す対応する時間区間の電流値よりも小さくする。
また、通電時間制御部37は、マトリクスの周辺部に配置されたLED11が消灯するように通電時間を制御するものでも良い。または、電流値制御部36は、マトリクスの周辺部に配置されたLED11が消灯するように電流値を制御するものでも良い。マトリクスの周辺部に配置されたLED11を消灯することで、前照灯100の照射領域と、この照射領域外の暗部との境界をさらに目立たなくすることができる。
次に、前照灯100が走行灯を点灯する動作について説明する。
走行灯の点灯時には、通電時間制御部37は、全ての時間区間において全ての第2給電線13a〜13gが順次通電するように通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオン時間を制御する。
このとき、通電時間制御部37は、各時間区間において、通電時間制御用トランジスタ65dのオン時間を最も長くし、次いで通電時間制御用トランジスタ65c,65eのオン時間を長くし、次いで通電時間制御用トランジスタ65b,65fのオン時間を長くし、通電時間制御用トランジスタ65a,65gのオン時間を最も短くする。また、通電時間制御部37は、それぞれの通電時間制御用トランジスタ65a〜65gについて、第3時間区間のオン時間を最も長くし、次いで第2時間区間及び第4時間区間のオン時間を長くし、第1時間区間及び第5時間区間のオン時間を最も短くする。
図11は、前照灯100が走行灯を点灯している状態において、光源4を前照灯100の前方から見たイメージを示している。図11に示す如く、マトリクス状に配列された全てのLED11を選択して点灯しているように見える。また、マトリクスの中央部に配置されたLED11が最も明るく点灯し、マトリクスの周辺部に近づくにつれて次第に暗く点灯しているように見える。
図12は、光源4が図11に示す如く点灯した状態における、前照灯100の配光を車両側から見たイメージを示している。図12に示す如く、照射領域の中心部が最も明るく、照射領域の左右の周辺部に近づくにつれて次第に暗くなる配光を実現している。これにより、前照灯100の照射領域と、この照射領域の左右の暗部との境界を目立たなくして、運転者にとって違和感のない配光を実現することができる。
また、照射領域の中心部が最も明るく、照射領域の下方が次第に暗くなる配光を実現している。これにより、自車両直前の下方の領域に照射する光を抑えて、運転しやすい配光を実現することができる。
また、電流値制御部36が第2給電線13a〜13gに流れる電流の電流値を変化させることで、走行灯の配光を実現するものであっても良い。この場合、電流値制御部36は、各時間区間において、電流値制御用トランジスタ62dの電流値を最も大きくし、次いで電流値制御用トランジスタ62c,62eの電流値を大きくし、次いで電流値制御用トランジスタ62b,62fの電流値を大きくし、電流値制御用トランジスタ62a,62gの電流値を最も小さくする。また、電流値制御部36は、それぞれの電流値制御用トランジスタ62a〜62gについて、第3時間区間の電流値を最も大きくし、次いで第2時間区間及び第4時間区間の電流値を大きくし、第1時間区間及び第5時間区間の電流値を最も小さくする。
以上のように、実施の形態1の点灯装置6は、電源部21が通電する第1給電線12a〜12eを時間区間ごとに切り替える切替制御部35と、電源部21がそれぞれの第2給電線13a〜13gに通電する電流を時間区間ごとに制御する電流制御部38と、を備える。電流制御部38は、マトリクスの中央部に配置されたLED11がマトリクスの周辺部に配置されたLED11よりも明るく点灯するように電流を制御する。電源部21が通電する第1給電線12a〜12eを時間区間ごとに切り替えるとともに、電源部21がそれぞれの第2給電線13a〜13gに通電する電流を時間区間ごとに制御することで、前照灯100の配光を任意に変化させることができる。したがって、マトリクスの中央部に配置されたLED11がマトリクスの周辺部に配置されたLED11よりも明るく発光するように電流を制御することで、走行灯及びすれ違い灯などの定常の点灯状態において、前照灯に適した配光を実現することができる。
また、電流制御部38は、電流の電流値又は通電時間を制御する。PWM方式又はアナログ方式のいずれであっても、前照灯に適した配光を実現することができる。また、制御部42の処理性能及び電流制御用回路61の回路構成などに応じてPWM方式とアナログ方式とを適宜使い分けることで、前照灯に適した配光をより容易に実現することができる。
また、電流値はLED11が消灯する値を含み、通電時間はLED11が消灯する時間を含む。マトリクスの周辺部に配置されたLED11を消灯することで、前照灯100の照射領域と、この照射領域外の暗部との境界をさらに目立たなくすることができる。
また、電流制御部38は、前照灯100が走行灯を点灯する場合、全てのLED11が点灯するように電流を制御する。これにより、走行灯に適した配光を実現することができる。
また、電流制御部38は、前照灯100がすれ違い灯を点灯する場合、マトリクスのうちの前照灯100に対して上半部に配置されたLED11が点灯するように電流を制御する。これにより、すれ違い灯に適した配光を実現することができる。
なお、光源4が有するLED11の個数は上記の構成例に示した35個に限定されるものではなく、マトリクスの配列数も同様に5行×7列に限定されるものではない。LED11の個数を増やしてマトリクスの配列数を増やすほど、前照灯100の配光を精密に制御できるようになる。このため、例えば、数百個又はそれ以上のLED11を配列したものでも良い。上記説明に使用した点灯時間、繰り返し周期、通電電流や印加電圧等の例も使用するマトリクスによって任意に設定される。
また、マトリクスの第1配列方向は水平方向に限定されるものではなく、第2配列方向は鉛直方向に限定されるものではない。第1配列方向が鉛直方向であり、第2配列方向が水平方向であっても良い。または、第1配列方向及び第2配列方向が水平方向及び鉛直方向に対して斜めの方向であっても良い。
また、マトリクスの外形は矩形に限定されるものではない。菱形、円形、楕円形又は台形など、如何なる形状のマトリクスに沿ってLED11を配置したものであっても良い。
また、光源4の半導体発光素子はLEDに限定されるものではない。通電電流の電流値又は通電時間に応じて明るさが変化するものであれば、如何なる半導体発光素子を用いたものでも良い。
また、切替制御部35がそれぞれのトランジスタ51a〜51eをオンする順番は、図6、図9及び図10に示す順番に限定されるものではない。また、各時間区間において切替制御部35がオンするトランジスタ51a〜51eの個数は、1個に限定されるものではない。切替制御部35は、各時間区間にいずれのトランジスタ51a〜51eをオンするものであっても良い。
また、電流制御用回路61は、図4に示す回路構成に限定されるものではない。図4に示すアナログ式のシリーズタイプの回路に代えて、スイッチング式の回路を用いたものでも良い。
また、電流制御部38は、電流値制御部36又は通電時間制御部37のいずれか一方のみを有するものであっても良い。
実施の形態2.
図13を参照して、個々のLED11の特性に応じて各LED11の通電電流を調整する点灯装置6について説明する。なお、図13において、図3に示す実施の形態1の光源4及び点灯装置6と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。前照灯100の要部は実施の形態1と同様であるため、図1を援用して説明する。電流制御用回路61の回路構成は実施の形態1と同様であるため、図4を援用して説明する。出力電流フィードバック回路71の回路構成は実施の形態1と同様であるため、図5を援用して説明する。
一般に、LED11は、通電電流に対する発光量の特性(以下、単に「特性」という。)が製造ロットごとに異なる。また、同一の製造ロット内でも特性にばらつきがある。このため、単に複数個のLED11をマトリクス状に配列して光源4を構成した場合、前照灯100の照射光が均一にならず、むらが生じる。
そこで、前照灯100の製造時に、光源4に設けたLED11間の特性の差を補正するために、例えば試験装置を使用して以下の記憶処理をおこなう。まず、第1給電線12a〜12e及び第2給電線13a〜13gを順次操作して、すべてのLEDに電流値及び通電時間が等しい電流を通電して点灯する。このとき、光源4と対向して配置したセンサ又はカメラなどを用いた試験装置によって、個々のLED11が発した照射光の光度を測定する。試験装置のコンピュータが、センサ又はカメラによる測定値を用いて、個々のLED11が発した照射光の光度に応じた補正値を算出する。補正値は、例えば、基準光度と同等の光度であれば予め設定された基準値を算出し、基準光度に対して光度が高いほど基準値よりも小さい値を算出し、基準光度に対して光度が低いほど基準値よりも大きい値を算出する。
点灯装置6には、記憶部82が設けられており、試験装置のコンピュータが算出した各LED11の補正値を、光源4のマトリクスにおける各LED11の配置位置と紐づけて記憶する。なお、記憶部82は、例えば、制御部42を構成する処理回路と一体の不揮発性メモリにより構成されている。または、記憶部82は、制御部42を構成する処理回路と別部材の不揮発性メモリにより構成されている。
電流制御部38は、記憶部82に記憶された補正値を用いて、電源部21が第2給電線13a〜13gに通電する電流を制御するようになっている。
例えば、マトリクスの第1行第1列に配置されたLED11の補正値が基準値よりも小さく、第1行第2列に配置されたLED11の補正値が基準値よりも大きいものとする。すなわち、定格電流を通電したとき、第1行第1列のLED11は基準光度よりも明るく点灯し、第1行第2列のLED11は基準光度よりも暗く点灯する状態である。それぞれのLED11の基準光度に対する補正値が、上記試験装置によって、予め記憶部82に記憶される。
前照灯100がすれ違い灯を点灯する場合、通電時間制御部37は図6(b)に示す如く通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオン時間を制御する。このとき、第1行のLED11を点灯させる第1時間区間において、通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65aのオン時間を図6(b)に示すオン時間よりも短くする。このときの変更幅は、予め記憶部82に記憶された補正値に応じて設定する。また、通電時間制御部37は、通電時間制御用トランジスタ65bのオン時間を図6(b)に示すオン時間よりも長くする。このときの変更幅は、予め記憶部82に記憶された補正値に応じて設定する。
または、前照灯100がすれ違い灯を点灯する場合、電流値制御部36は図9(b)に示す如く電流値制御用トランジスタ62a〜62gのコレクタ−エミッタ間に流れる電流の電流値を制御する。このとき、第1行のLED11を点灯させる第1時間区間において、電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62aの電流値を図9(b)に示す電流値よりも小さくする。このときの変更幅は、予め記憶部82に記憶された補正値に応じて設定する。また、電流値制御部36は、電流値制御用トランジスタ62bの電流値を図6(b)に示す電流値よりも大きくする。このときの変更幅は、予め記憶部82に記憶された補正値に応じて設定する。
この結果、第1行第1列のLED11と第1行第2列のLED11の特性が補正され、他のLED11に対して違和感のない点灯状態になる。このように、LED11の特性のばらつきを補正して、すれ違い灯の照射光にむらが発生するのを防ぐことができる。
同様に、前照灯100が走行灯を点灯する場合、通電時間制御部37は、記憶部82に記憶された補正値を用いて通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオン時間を制御する。または、電流値制御部36は、記憶部82に記憶された補正値を用いて電流値制御用トランジスタ62a〜62gの電流値を制御する。これにより、LED11の特性のばらつきを補正して、走行灯の照射光にむらが生じるのを防ぐことができる。
以上のように、実施の形態2の点灯装置6は、それぞれのLED11の通電電流に対する発光量の特性に応じて設定された補正値を記憶する記憶部82を備える。電流制御部38は、補正値を用いて電流を制御する。これにより、LED11の特性のばらつきを補正して、前照灯100の照射光にむらが生じるのを防ぐことができる。
実施の形態3.
図14を参照して、ADB用の点灯装置6について説明する。なお、図14において、図3に示す実施の形態1の光源4及び点灯装置6と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。前照灯100の要部は実施の形態1と同様であるため、図1を援用して説明する。電流制御用回路61の回路構成は実施の形態1と同様であるため、図4を援用して説明する。出力電流フィードバック回路71の回路構成は実施の形態1と同様であるため、図5を援用して説明する。
車載カメラ91は、自車両の前方を撮影するカメラである。ADB制御部92は、車載カメラ91で撮影した画像に対して画像認識処理を実行し、対向車、先行車、歩行者又は障害物などを検出するものである。ADB制御部92は、自車両に対する対向車、先行車、歩行者又は障害物などの位置に応じて、一部のLED11の発光量の増加、減少又は消灯を示す指示信号を生成し、点灯装置6に出力するようになっている。車載カメラ91及びADB制御部92により、外部機器9が構成されている。
点灯装置6は、指示信号の入力を受け付ける信号入力部83を有している。電流制御部38は、信号入力部83に入力された指示信号に応じて、電源部21が一部のLED11に通電する電流を増加、減少又は停止させるようになっている。
例えば、自車両が左車線を走行している状態において自車両前方の歩道側に歩行者が存在する場合、ADB制御部92は、例えばマトリクスの第1列に配置されたLED11の発光量の増加を示す指示信号を生成する。通電時間制御部37は、各時間区間において通電時間制御用トランジスタ65aのオン時間を長くする。または、電流値制御部36は、各時間区間において電流値制御用トランジスタ62aの電流値を大きくする。この結果、マトリクスの第1列に配置されたLED11の発光量が上昇し、歩道側の一部に対してスポット的に光を強く照射した、いわゆる「マーキングライト」の配光となる。自車両の運転手は、歩行者の存在を確実に認識することができる。
または、自車両前方の対向車線に対向車が存在する場合、ADB制御部92は、例えばマトリクスの第3行の第5列〜第7列、第4行の全列、及び、第5行の全列に配置されたLED11の消灯を示す指示信号を生成する。通電時間制御部37は、第3時間区間において通電時間制御用トランジスタ65e〜65gのオン時間を0msにし、第4時間区間及び第5時間区間において通電時間制御用トランジスタ65a〜65gのオン時間を0msにする。または、電流値制御部36は、第3時間区間において電流値制御用トランジスタ62e〜62gの電流値を0Aにし、第4時間区間及び第5時間区間において電流値制御用トランジスタ62a〜62gの電流値を0Aにする。この結果、自車両の運転者が前照灯100を走行灯にしている場合であっても、図8に示すすれ違い灯の配光と同様の配光となり、対向車の運転者の眩惑を防ぐことができる。
なお、ADB制御部92による上記の処理は一例である。ADB制御部92は、画像認識処理の結果に応じて、複数個のLED11のうちのいずれのLED11の発光量の増加、減少又は消灯を示す指示信号を生成するものであっても良い。
また、外部機器9は、車載カメラ91及びADB制御部92に限定されるものではない。例えば、外部機器9は、車載カメラ91に代えて又は加えて、車両の外装部に搭載された超音波センサを有するものでも良い。この場合、ADB制御部92は、超音波センサを用いて検知した障害物の位置に応じて、この障害物の位置を照らすLED11の発光量の増加を示す指示信号を生成する。または、外部機器9は、自車両のステアリング角度を示す情報を取得し、車両の進行方向の先を照らすLED11の発光量の増加を示す指示信号を生成するものであっても良い。
また、図15に示す如く、点灯装置6は、実施の形態2に係る記憶部82と実施の形態3に係る信号入力部83との両方を有するものであっても良い。この場合、電流制御部38は、定常の点灯状態においては記憶部82に記憶された補正値を用いてLED11に通電する電流を制御し、ADBの点灯時は信号入力部83に入力された指示信号に応じてLED11に通電する電流を制御する。
以上のように、実施の形態3の点灯装置6は、電流制御部38が、外部機器9から入力された指示信号に応じて一部のLED11に通電する電流を減少又は停止させる。または、電流制御部38が、外部機器9から入力された指示信号に応じて一部のLED11に通電する電流を増加させる。これにより、ADBに対応した前照灯100を得ることができる。
実施の形態4.
図16を参照して、光源4と投影レンズ5間に導光部材10を設けた前照灯100について説明する。図16において、図1に示す実施の形態1の前照灯100と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。光源4及び点灯装置6の要部は実施の形態1と同様であるため、図3を援用して説明する。電流制御用回路61の回路構成は実施の形態1と同様であるため、図4を援用して説明する。出力電流フィードバック回路71の回路構成は実施の形態1と同様であるため、図5を援用して説明する。
光源4と投影レンズ5との間に、導光部材10が設けられている。ケース1、前面レンズ2、光源保持部材3、光源4、投影レンズ5、点灯装置6及び導光部材10により、前照灯100が構成されている。
図17に、導光部材10の構造の一例を示す。図17に示す如く、導光部材10は反射材により構成されている。各LED11が反射材で囲まれており、反射材により形成された開口部の断面がLED11から離れるにつれて次第に大きくなっている。各開口部の開口端は、隣接する開口部の開口端に当接している。
図18に、導光部材10の構造の他の例を示す。図18に示す如く、導光部材10はプリズムにより構成されている。各LED11に対応するプリズムが配置されており、プリズムの断面がLED11から離れるにつれて次第に大きくなっている。各プリズムのLED11から遠い側の端部は平面状であり、この平面の端部が隣接するプリズムの平面の端部に当接している。
導光部材10を有しない前照灯100は、LED11間の間隙により、光源4の点灯時に各LED11が発した光の境界が目立つ問題がある。これに対し、図17又は図18に示す導光部材10を設けることで、前照灯100の前方から見た個々のLED11の発光面を拡大したのと等価な状態になる。すなわち、LED11間の間隙を無くしたのと等価な状態となり、光源4の点灯時に各LED11が発した光の境界をぼかすことができる。
図19に、導光部材10の構造の他の例を示す。図19に示す如く、導光部材10はプリズムにより構成されている。各LED11に対応するプリズムが配置されており、プリズムの断面がLED11から離れるにつれて次第に小さくなっている。各プリズムのLED11から遠い側の端部は平面状であり、この平面の端部が隣接するプリズムの平面の端部に当接している。
実施の形態1で説明したように、LED11の個数を増やしてマトリクスの配列数を増やすほど、前照灯100の配光を精密に制御できるようになる。しかしながら、LED11の個数を増やすほど光源4の発光面が大きくなり、大型の投影レンズ5が必要になる。この結果、投影レンズ5をケース1内に収容できない問題が生じる。
これに対し、図19に示す導光部材10を設けることで、前照灯100の前方から見た光源4の発光面を縮小したのと等価な状態になる。この結果、光源4の実際の発光面の大きさに対して小型な投影レンズ5を用いることができる。
以上のように、実施の形態4の前照灯100は、LED11と対向して配置された投影レンズ5と、LED11と投影レンズ5との間に配置された導光部材10とを備える。図17又は図18に示す導光部材10を設けることで、光源4の点灯時に各LED11が発した光の境界をぼかすことができる。また、図19に示す導光部材10を設けることで、光源4の実際の発光面の大きさに対して小型な投影レンズ5を用いることができる。
なお、導光部材10の形状は、図17〜図19に示す形状に限定されるものではない。例えば、マトリクスの中心部に、LED11の配列方向に対して斜めの方向に沿う形状の導光部材10を配置することで、すれ違い灯の点灯時におけるカットオフラインEを生成するものであっても良い。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ケース、2 前面レンズ、3 光源保持部材、4 光源、5 投影レンズ、6 点灯装置、7 直流電源、9 外部機器、10 導光部材、11 LED、12a〜12e 第1給電線、13a〜13g 第2給電線、21 電源部、22 ダイオード、23 コイル、24 コンデンサ、25 FET、31 第1コンパレータ、32 第1基準電源、33 第1制御用電圧入力部、34 電源制御部、35 切替制御部、36 電流値制御部、37 通電時間制御部、38 電流制御部、39 第2コンパレータ、40 第2基準電源、41 第2制御用電圧入力部、42 制御部、51a〜51e トランジスタ、52 切替回路、61 電流制御用回路、62a〜62g 電流値制御用トランジスタ、63a〜63g 電流検出用抵抗、64 グランド、65a〜65g 通電時間制御用トランジスタ、71 出力電流フィードバック回路、72a〜72g トランジスタ、73 コンデンサ、81 制御電源部、82 記憶部、83 信号入力部、91 車載カメラ、92 ADB制御部、100 前照灯。

Claims (9)

  1. マトリクス状に配列された複数個の発光素子と、前記マトリクスの第1配列方向に沿って配置された前記発光素子の一方の電極を電気的に接続した複数本の第1給電線と、前記マトリクスの第2配列方向に沿って配置された前記発光素子の他方の電極を電気的に接続した複数本の第2給電線と、を有する前照灯用の点灯装置であって、
    電源部が通電する前記第1給電線を時間区間ごとに切り替える切替制御部と、
    前記電源部がそれぞれの前記第2給電線に通電する電流を前記時間区間ごとに制御する電流制御部と、を備え、
    前記電流制御部は、前記マトリクスの中央部に配置された前記発光素子が前記マトリクスの周辺部に配置された前記発光素子よりも明るく点灯するように前記電流の電流値又は通電時間を制御する
    ことを特徴とする前照灯用点灯装置。
  2. 前記電流値は前記発光素子が消灯する値を含み、前記通電時間は前記発光素子が消灯する時間を含むことを特徴とする請求項記載の前照灯用点灯装置。
  3. 前記発光素子の発光量の特性に応じて設定された補正値を記憶する記憶部を備え、予め前記発光素子に応じた補正値を記憶し、
    前記電流制御部は、前記補正値を用いて前記電流を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の前照灯用点灯装置。
  4. 前記電流制御部は、前記前照灯が走行灯を点灯する場合、前記マトリクス状に配列された全ての前記発光素子を選択して点灯するように前記電流を制御することを特徴とする請求項1記載の前照灯用点灯装置。
  5. 前記電流制御部は、外部機器から入力された指示信号に応じて一部の前記発光素子に通電する前記電流を減少又は停止させることを特徴とする請求項1記載の前照灯用点灯装置。
  6. 前記電流制御部は、外部機器から入力された指示信号に応じて一部の前記発光素子に通電する前記電流を増加させることを特徴とする請求項1記載の前照灯用点灯装置。
  7. 前記電流制御部は、前記前照灯がすれ違い灯を点灯する場合、前記マトリクス状に配列された前記発光素子の上側に配置された前記発光素子を選択して点灯するように前記電流を制御することを特徴とする請求項1記載の前照灯用点灯装置。
  8. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の前照灯用点灯装置と、
    前記発光素子、前記第1給電線及び前記第2給電線と、
    を備える前照灯。
  9. 前記発光素子と対向して配置された投影レンズと、
    前記発光素子と前記投影レンズとの間に配置された導光部材と、
    を備える請求項記載の前照灯。
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