JP6448332B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポップアップ可能な内蔵ストロボを搭載した撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、内蔵ストロボの発光部よりも撮影レンズの先端が、撮像装置本体部から被写体側に突出しているものがある。発光部から被写体に向かう照射光が撮影レンズの先端によって遮られることを回避する機構として、発光部のポップアップ機構がある。ポップアップ機構は、発光部を、撮像装置本体部に収納された収納位置から突出した位置に移動させて、発光部による光の照射範囲内に撮影レンズが入らないようにする。
発光部のポップアップ機構を備える撮像装置では、発光部が撮像装置本体に収納された位置、すなわちデジタルカメラの筺体内で発光してしまうと、発光の際に生じる熱により、発光部表面等を溶かしてしまう恐れがある。特許文献1は、撮像装置本体に設けられたホール素子と、可動式のストロボ装置に設けられた磁石とを有する撮像装置が開示している。磁石は、ストロボ装置がポップアップしたかを検知するために用いられる。
特開2009−116321号公報
特許文献1が開示する撮像装置では、磁石とストロボの光源であるキセノン管にトリガー電圧を印加するトリガーコイルとが近接する場合に、磁石の磁界がトリガーコイルが出力するトリガー電圧に影響を与え、ストロボの発光不良が発生する。
本発明は、発光部に設けられた磁石の磁界の影響による発光不良の発生を防止できる撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、照明用の発光部を、装置本体部に収納した収納位置から、装置本体部の外に突出した発光可能位置へと移動させる機構を備える。前記撮像装置は、前記発光部を保持する保持部材と、前記保持部材内に配置されるトリガーコイルと、前記保持部材に保持される磁性部材とを備える。前記磁性部材は、前記磁性部材の磁界の向きが、前記トリガーコイルに入力される電圧の第1波目により前記トリガーコイルに発生する磁界の向きと逆向きにならないように、前記トリガーコイルに隣接して配置される。
本発明の撮像装置によれば、発光部に設けられた磁石の磁界の影響による発光不良の発生を防止できる。
デジタルカメラの外観を例示する斜視図である。 ストロボユニットの斜視図(A)および分解斜視図(B)である。 ストロボユニットの断面図である。 ストロボユニットの収納保持の説明図である。 ストロボ発光部の説明図である。 ストロボホルダの構成例である。 ストロボホルダの構成例である。
図1は、本実施形態の撮像装置であるデジタルカメラ1の外観図である。図1(A)と図1(C)は、撮像装置の装置本体部(カメラ本体部)を前面側(被写体側)から見た場合の斜視図である。図1(B)は、装置本体部を背面側から見た場合の斜視図である。図1(A)および(B)は、照明用の発光部であるストロボ発光部が装置本体部内に収納された収納位置にある状態を示す。図1(C)はストロボ発光部が装置本体部から突出した発光可能位置にある状態を示す。
デジタルカメラ1はレンズ交換式の構成であり、筐体の前面にバヨネット式のレンズマウント2を有する。交換式のレンズ装置(不図示)は、ユーザが当該レンズ装置およびレンズマウント2に印刷された指標同士を合わせながら、レンズマウント2に対して嵌め込んで回転させることで装着される。また、ユーザはレンズマウント2に隣接するレンズ解除ボタン3を押しながら、レンズ装置を装着時とは逆方向に回転させることで、レンズ装置を取り外すことができる。
デジタルカメラ1の筺体内部には撮像素子4が実装されており、レンズ装置によって結像される光学像を光電変換して撮像信号を出力する。撮像素子4は、例えばCCD(電荷結合素子)型またはCMOS(相補型金属酸化膜半導体)型のイメ−ジセンサである。撮像素子4が出力した撮像信号は、デジタルカメラ1に実装された信号処理基板(不図示)の処理回路によりデジタル情報に変換される。信号処理基板には、カードI/F(インタフェース)等を含む記録媒体スロットや、撮像処理部、画像処理部、システム制御部、シリアルI/F部等が実装されている。
デジタルカメラ1の上面には、撮像準備および撮像操作の指示を行うレリーズボタン5が設けられている。レリーズボタン5は2段階の押圧操作が可能である。ユーザがレリーズボタン5を半押し操作すると、撮像準備動作(測光動作や測距動作等)が開始する。ユーザがレリーズボタン5を全押し操作すると、撮影および記録処理が行われる。撮影された被写体像の画像デ−タは、装置本体部の収納部に挿着された記録媒体に記録される。
レリーズボタン5の外周部には電子ダイヤル6が配置されている。ユーザは、レリーズボタン5を中心にして、電子ダイヤル6を回動させることで各種撮影条件の変更操作を行える。レリーズボタン5の横には電源ボタン7が配置され、ユーザがデジタルカメラ1の電源のオン操作とオフ操作を行う際に使用する。電源ボタン7の外周部にはモードレバー8が設けられている。ユーザは、電源ボタン7を中心にして、モードレバー8を回動させることで各種撮影モードの切り替え操作を行える。モードレバー8に近接して、各種の撮影モードに応じた指標(不図示) が印刷されている。ユーザは、モードレバー8を指標の位置に合わせることで、指標に応じた撮影モードの設定を行える。
デジタルカメラ1の筺体背面には液晶表示部9が設けられている。液晶表示部9は、撮影前のスルー画像や、撮影画像、各種の撮影条件等の情報を画面に表示する。液晶表示部9にはタッチセンサが内蔵され、ユーザが撮像パラメータの変更や、液晶表示部9の表示形式の変更といった機能を選択する際に利用する。また液晶表示部9は、デジタルカメラ1の筺体上部に設けられた回転軸を中心として、180°の範囲で回動可能である。これにより、筺体上面側と筺体前面側からの液晶表示部9の視認性が向上する。デジタルカメラ1の筺体背面に設けられた操作ボタン群10は、ユーザが撮影条件の変更や、液晶表示部9の表示形式の変更といった機能を選択する際に使用する。デジタルカメラ1の筺体底面に配置された電池蓋11は、電池の収納室を覆う開閉可能な蓋部材である。ユーザが電池蓋11を開くことで収納室が開口し、電池の挿脱が可能になる。
デジタルカメラ1の側面には、コネクタカバー12が配置されている。コネクタカバー12は、各種外部デバイスと接続するためにプリント基板上に実装された端子類を保護する。本実施形態では、外部映像デバイスに接続するためのアナログビデオ端子、外部直流電源に接続するための電源端子、情報処理装置に接続するためのデジタル端子のうち少なくとも1つを備えるものとする。例えば、外部映像デバイスはテレビジョン受像機であり、情報処理装置はPC(パーソナルコンピュータ)である。
コネクタカバー12の下部には、記録媒体蓋13が配置されている。記録媒体蓋13は、記録媒体の収納室を覆う開閉可能な蓋部材である。ユーザが記録媒体蓋13を開くことで収納室が開口し、記録媒体の挿脱が可能になる。コネクタカバー12の上部には、ポップアップレバー14が配置されている。ユーザがポップアップレバー14をデジタルカメラ1の筺体の前面方向にスライドさせると、図1(C)のようにストロボ発光部15が上方に突出する。つまり、後述するポップアップ機構により、ストロボ発光部15のポップアップ動作が行われて外部に露出する。この状態で、ユーザがストロボ発光部15を押し下げることで、デジタルカメラ1の筺体内にストロボ発光部15が収納される。
次に、図2および図3を参照して、ストロボ発光部15のポップアップ機構について説明する。図2(A)は、ストロボ発光部15およびポップアップ機構を含むストロボユニットの斜視図である。図2(B)は、ストロボユニットの分解斜視図である。図3は、ストロボ発光部15がポップアップした状態のストロボユニットを示す断面図である。ストロボユニットは、そのベース部材16がデジタルカメラ1の筺体の内部で位置決めされ、ビスにより締結固定される。
ストロボ発光部15は、2本のビスにて一体に固定されるストロボホルダ(保持部材)17とストロボカバー18との間で挟持され、3つの部材が一体で移動する。ストロボホルダ17には軸受部17aが形成されている。軸受部17aには、アーム部材19の一端部19aとホルダバネ20が、ホルダシャフト21を挿通させることで取り付けられる。ホルダバネ20の各端部は、ストロボホルダ17とアーム部材19に各々当接し、両者の間には、ホルダバネ20の付勢力が、図3の矢印A方向に働く。ホルダバネ20の付勢力により、ストロボホルダ17は、ストッパー部17bがアーム部材19に当接するまで、ホルダシャフト21を中心にして、アーム部材19に対して回動する。
ベース部材16には、ベース軸受部16aが形成されている。ベース軸受部16aには、アーム部材19の他端部19bとベースバネ22が、ベースシャフト23を挿通させることで取り付けられる。ベースバネ22の各端部は、ベース部材16とアーム部材19に各々当接し、両者の間には、ベースバネ22の付勢力が、図3の矢印B方向に働く。ベースバネ22の付勢力により、アーム部材19は、ベース部材16に形成されたストッパー部16bに当接するまで、ベースシャフト23を中心にして、ベース部材16に対して回動する。
ポップアップ機構における上記2つの回動を組み合わせることで、ストロボホルダ17は、ベース部材16に対してポップアップ動作する。なお、ポップアップ時にストロボ発光部15が被写体側を向くように、2つの回動の角度が調整されている。
続いて、図4を参照して、ストロボホルダ17をデジタルカメラ1の筺体内に収納および保持する方法を説明する。図4(A)は、デジタルカメラ1のストロボユニットを背面側から見た場合の斜視図である。図4(B)、図4(C)、図4(D)は、ストロボユニットの断面図であり、それぞれ異なる状態を示す。
ポップアップレバー14は、図2(B)に示すように、デジタルカメラ1の側面方向からベース部材16に組み込まれ、その後で組まれる別部材により抜け止めされている。ポップアップレバー14は、レバーバネ24により、デジタルカメラ1の背面方向に付勢されている。図4(A)に示すように、ポップアップレバー14に形成されたフック部14aは、デジタルカメラ1の筺体に形成されたストロボホルダ17の収納部にて露出するように配置される。
ユーザはストロボ収納の際に、ストロボホルダ17を、ホルダバネ20とベースバネ22の各付勢力に反する方向へ押し下げる操作を行う。図4(B)に示すように、ストロボホルダ17に形成されたフック部17cの斜面部が、フック部14aの斜面部に当接する。ユーザが更にストロボホルダ17を押し下げると、図4(C)に示すように、フック部17cが、ポップアップレバー14をデジタルカメラ1の前面方向に移動させる。そして、フック部17cが、フック部14aの先端部を乗り越えたところで、図4(D)に示すように、ポップアップレバー14が、レバーバネ24の付勢力により元の位置に戻る。フック部17cとフック部14aが互いに係止することで、ストロボホルダ17が収納位置に保持される。
一方、ユーザがポップアップレバー14をデジタルカメラ1の前面方向に操作すると、フック部17cがフック部14aから外れる。両フック部の係止が解除された状態にて、ホルダバネ20とベースバネ22の各付勢力により、ストロボホルダ17が再びポップアップ動作する。
次に、図5を参照して、ストロボ発光部15と、デジタルカメラ1の筺体内に設置されたストロボ制御基板25との電気的接続について説明する。図5(A)は、ストロボ発光部15の分解斜視図である。図5(B)は、ストロボ発光部15とストロボ制御基板25との接続関係を説明する斜視図であり、説明の便宜のため、他の部材は省略している。図5(A)に示すように、ストロボ発光部15は、プロテクタ151、キセノン管152、反射傘153、ホルダ154、トリガーコイル155、2つの端子板156、157を備える。
キセノン管152と反射傘153は光源部を構成する部材であり、互いに当接した状態でホルダ154に組み込まれる。キセノン管152の端子が、ホルダ154に対して圧入される端子板156,157と半田付けされることで、ホルダ154に固定される。この時、反射傘153は、ホルダ154にインサート成形されたトリガーコイル155の出力端子に当接している。最後に、プロテクタ151をホルダ154に対して組み込むことでストロボ発光部15が完成する。
ストロボ発光部15の4つの端子は、フレキシブル配線部材とリード線群を介してストロボ制御基板25に対して電気的に接続される。4つの端子とは、端子板156,157と、ホルダ154から露出したトリガーコイル155の入力端子と、GND端子であり、図5(B)に示すように、トリガーフレキシブル基板26の一端部に半田付けされる。トリガーフレキシブル基板26の他端部には、発光部側のリード線群27が半田付けされ、ストロボ制御基板25に接続される。さらに、ストロボ制御基板25は、コンデンサ側のリード線群28により、メインコンデンサ29と接続される。ストロボ制御基板25からの発光開始信号により、トリガーコイル155の出力端子から反射傘153にトリガー電圧が印加されると、メインコンデンサ29に充電された電荷がキセノン管152に流れ出し、キセノン管152が発光する。
図6を参照して、ストロボホルダ17の位置検知方法について説明する。ストロボ発光部15が、デジタルカメラ1の筺体内で発光してしまうと、発光の際に生じる熱により、プロテクタ151等を溶かす可能性がある。そのため、ストロボホルダ17の位置検知を行い、ストロボ発光部15の全体がデジタルカメラ1の筺体から露出している場合のみ、ストロボ制御基板25により発光制御を行う必要がある。図6(A)はストロボ発光部15を前面側から見た場合の斜視図であり、説明の便宜のため、ストロボカバー18を省略して示す。図6(B)はストロボユニットを図6(A)とは異なる方向から見た場合の斜視図である。
図6(A)、(B)に示すように、ストロボホルダ17には、磁性部材である磁石30がN極を奥側にして挿入され、接着剤により固定されている。また、図6(C)に示すように、ベース部材16には、磁気センサ32が固定され、磁石30からの磁束密度を検出する。磁気センサ32は、不図示の信号処理基板と接続されるセンサフレキシブル基板31に実装されている。ストロボホルダ17がポップアップ状態である場合には、磁石30と磁気センサ32との距離が、収納状態の場合と比較して大きくなるため、磁気センサ32の検出する磁束密度が小さくなる。また、磁気センサ32から信号処理基板への出力は、検出する磁束密度が、磁気センサ32にあらかじめ設定された閾値を下回ると、ONからOFFに変わる。よって、ストロボホルダ17がポップアップ位置に近づいた時に、磁気センサ32の出力が変わるように、磁石30の表面磁束密度および磁気センサ32の閾値を調整することで、ストロボホルダ17がポップアップしているかを検知することができる。
次に、磁石30の磁界の向きによるトリガーコイル155への影響について説明する。デジタルカメラ1のボディサイズを小さくするために、ストロボホルダ17は小型化されるのが好ましい。図6(A)に示すように、磁石30とトリガーコイル155とを、ストロボホルダ17の長手方向で近接させる。これによって、スペース効率良く配置でき、ストロボホルダ17の小型化を図ることができる。
トリガーコイル155は、導電材料から成る棒状のコアに、巻き数が異なる入力側コイルと出力側コイルとの2つのコイルが巻かれた構造である。巻数が少ない入力側のコイルに交流電圧が印加されることで、コアに磁界を発生させ、その磁界による電磁誘導で、巻数が多い出力側コイルが、入力側コイルよりも増幅された電圧を出力する。トリガーコイル155へ印加する電圧は交流電圧であるため、交流電圧の1波目に対してトリガーコイルのコアに発生する磁界の向きは、図5(A)の矢印C方向となる。交流電圧の2波目以降、コアに発生する磁界は1波ごとに逆向きとなる。
トリガーコイル155の構造上、トリガーコイル155と磁石30とが近接していると、磁石30の磁界の向きにより、トリガーコイル155の出力電圧に影響を与えてしまうことがある。図6(A)に示すように、磁石30のN極側が、トリガーコイル155に近接する場合、磁石30の磁界の向きは、矢印D方向となり、トリガーコイル155に印加される交流電圧の1波目によりコアに発生する磁界の向き(矢印C)と同じ向きとなる。これにより、トリガーコイル155のコアに発生する磁界の強さに、磁石30の磁界の強さが加わり、トリガーコイル155が出力する1波目の最高電圧は、正常値より高くなる。
図7(A)に示すように、磁石30のS極側が、トリガーコイル155に近接する場合、磁石30の磁界の向きは矢印E方向となり、トリガーコイル155に印加される交流電圧の1波目によりコアに発生する磁界の向き(矢印C)と逆向きとなる。これにより、トリガーコイル155のコアに発生する磁界の強さを弱めてしまい、トリガーコイル155が出力する1波目の最高電圧は、正常値より低くなる。
トリガーコイル155が出力する1波目の最高電圧が、正常値より高くなる場合は、キセノン管152の発光制御を行うスイッチング素子が実装されたストロボ制御基板25にてスイッチング速度を遅くすることで、正常値となるように調整することができる。しかし、トリガーコイル155が出力する1波目の最高電圧が、正常値より低くなる場合には、ストロボ制御基板25にて、正常値となるように調整することが困難である。
図7(B)に示すように、トリガーコイル155のコアに発生する磁界の向きに対して、磁石30の磁界の向きが垂直方向(矢印F方向)となる場合は、トリガーコイル155に発生する磁界に与える影響は少ない。したがって、トリガーコイル155の出力電圧は、正常値と同等となる。図7(B)に示す構成の場合に限らず、トリガーコイル155のコアに発生する磁界の向きに対して、磁石30の磁界の向きが垂直方向であれば、トリガーコイル155に発生する磁界に与える影響は少ない。ただし、磁石30の磁界の向きが、磁石30の短手方向となるため、磁界の向きが長手方向となる場合と比較すると、磁石30の表面磁束密度が小さくなる。したがって、ストロボホルダ17の位置検知において、磁気センサ32が検出する磁石30からの磁束密度が小さくなってしまうので、閾値が小さい磁気センサ32を選択する必要がある。磁気センサ32の閾値が小さいと、他の磁性体からの磁束密度の影響により誤検知を起こす可能性が高くなってしまう。
また、本実施形態では、図6(B)に示すように、トリガーコイル155のコアの長手方向の投影上に、磁石30が重ならないようにする。言い換えると、トリガーコイル155は、磁石30の磁界方向の投影上に重ならないように配置される。これにより、磁石30の磁界がトリガーコイル155の出力電圧に与える影響を少なくすることができる。
本実施形態では、磁石30の磁界が、トリガーコイル155の入力電圧の1波目によりコアに発生する磁界の向きと逆向きにならないように、磁石30とトリガーコイル155の位置関係を設定する。これによって、トリガーコイル155の出力電圧を正常値に調整可能となる。
本実施形態によれば、磁石を用いてポップアップ検出を行うストロボ発光部を備える撮像装置において、磁石の磁界によりストロボ発光不良を起こさないようにすることができる。
14:ポップアップレバー
15:ストロボ発光部
16:ベース部材
17:ストロボホルダ

Claims (7)

  1. 照明用の発光部を、装置本体部に収納した収納位置から、装置本体部の外に突出した発光可能位置へと移動させる機構を備える撮像装置であって、
    前記発光部を保持する保持部材と、
    前記発光部に設けられるトリガーコイルと、
    前記保持部材に保持される磁性部材とを備え、
    前記磁性部材は、前記磁性部材の磁界の向きが、前記トリガーコイルに入力される電圧の第1波目により前記トリガーコイルに発生する磁界の向きと逆向きにならないように、前記トリガーコイルに隣接して配置される
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記磁性部材の磁界の向きは、前記トリガーコイルに入力される電圧の第1波目により前記トリガーコイルに発生する磁界の向きと同じ向きである
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記磁性部材の磁界の向きは、前記トリガーコイルに入力される電圧の第1波目により前記トリガーコイルに発生する磁界の向きに対して垂直方向である
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記磁性部材と前記トリガーコイルとは、前記保持部材の長手方向で近接して配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記トリガーコイルは、前記磁性部材の磁界方向の投影上に重ならないように配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記トリガーコイルは、前記発光部が有する光源にトリガー電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記磁性部材からの磁束密度を検出することによって、前記発光部が前記発光可能位置にあるかを検知する検知手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
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