JP6447869B2 - 髪ケア装置 - Google Patents

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Description

本発明は荷電粒子および電圧を人体に供給する髪ケア装置に関する。
人体の一部である髪に荷電粒子を供給し、髪に潤いを与える髪ケア装置が知られている。その一例である特許文献1の髪ケア装置は、荷電粒子を供給する荷電粒子供給部、および、人体に電圧を供給する電圧供給部を備える。
この髪ケア装置によれば、マイナスの電荷を帯びた荷電粒子であるマイナスイオンが荷電粒子供給部から放出される場合、電圧供給部により人体に正の電圧が与えられる。また、プラスの電荷を帯びた荷電粒子であるプラススイオンが荷電粒子供給部から放出される場合、電圧供給部により人体に負の電圧が与えられる。このように、人体は荷電粒子供給部から供給される荷電粒子とは反対の極性に帯電する。
このため、荷電粒子供給部から供給される荷電粒子が髪に付着しやすくなる。また、荷電粒子は大気を移動する過程において大気中の水分と結合するため、荷電粒子が髪に付着した場合、荷電粒子と結合している水分が併せて髪に付着する。このため、髪に付着した水分により髪に潤いが与えられる。
特開2003−59622号公報
人体は容量成分を持つため、荷電粒子供給部により荷電粒子が供給される時間が長くなるにつれて、髪に付着する荷電粒子の量が増加する。一方、荷電粒子供給部から供給される電荷と髪に帯電する荷電粒子とは同じ極性を持つため、髪に帯電する荷電粒子の量が多くなるにつれて荷電粒子供給部から供給される荷電粒子が髪に付着しにくくなる。このため、髪ケア装置が使用される時間が長くなるにつれて、荷電粒子とともに新たに髪に付着する水分の量が減少し、髪に付着する水分の量が増加しにくくなる。このため、水分により髪に潤いを与える効果が一定の水準に達した後はそれよりも高い効果が得られにくい。
本発明の目的は、長時間にわたって使用される場合にも髪に付着する水分を増加させることが可能な髪ケア装置を提供することである。
本発明に従う髪ケア装置の一形態は、供給対象に荷電粒子を供給する荷電粒子供給部と、前記供給対象に電圧を供給する電圧供給部と、前記電圧供給部から出力される電圧である出力電圧を変化させる制御部とを備える。
上記髪ケア装置によれば、長時間にわたって使用される場合にも髪に付着する水分を増加させることができる。
は実施の形態のドライヤーの斜視図である。 は図1のドライヤーの側面図である。 は図1のD3−D3線に沿う断面図である。 は図1のドライヤーの内部構造を示す側面図である。 は図3の電圧供給部が備える電圧供給回路を示す回路図である。 は図1のドライヤーの第1の動作モードに関するタイムチャートである。 は図1のドライヤーの第1の動作モードにおいて第1の電圧が出力される期間のタイムチャートである((a)は出力電圧、(b)はスイッチ)。 は図1のドライヤーの第1の動作モードにおいて第2の電圧が出力される期間のタイムチャートである((a)は出力電圧、(b)はスイッチ)。 は図1のドライヤーの第2の動作モードに関するタイムチャートである。 は図1のドライヤーの第2の動作モードにおいて第3の電圧が出力される場合のタイムチャートである((a)は出力電圧、(b)はスイッチ)。 は髪の電圧と使用時間との関係の一例を示すグラフである。 は第1の動作モードに関する第1の変形例を示すタイムチャートである。 は第1の変形例における第1の電圧が出力される期間のタイムチャートである((a)は出力電圧、(b)はスイッチ)。 は第1の動作モードに関する第2の変形例を示すタイムチャートである。 は第1の動作モードに関する第3の変形例を示すタイムチャートである。 は第2の動作モードに関する第1の変形例を示すタイムチャートである。 は第2の動作モードに関する第2の変形例を示すタイムチャートである。 は変形例の第3の動作モードに関するタイムチャートである。 は変形例の第4の動作モードに関するタイムチャートである。 は変形例の第5の動作モードに関するタイムチャートである。 は変形例のヘアーアイロンの側面図である。 は変形例のヘアブラシの側面図である。
(髪ケア装置が取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従う髪ケア装置の一形態は、供給対象に荷電粒子を供給する荷電粒子供給部と、前記供給対象に電圧を供給する電圧供給部と、前記電圧供給部から出力される電圧である出力電圧を変化させる制御部とを備える。
本髪ケア装置の電圧供給部により供給対象である人体に電圧が供給され、人体が荷電粒子供給部から供給される荷電粒子の極性と反対の極性を持つ場合、荷電粒子が人体に引きつけられる。その荷電粒子が人体の一部である髪に付着した場合、荷電粒子と結合している水分も併せて髪に付着し、付着した水分により髪に潤いが与えられる。
また、髪ケア装置の使用時間が長くなり、髪に多くの荷電粒子が蓄えられていたとしても、制御部が電圧供給部の出力電圧を変化させることにより髪に蓄えられている荷電粒子が電圧供給部に放出される。このとき、荷電粒子とともに髪に付着した水分はその状態を保持するため、荷電粒子が髪から放出されても水分により髪に潤いが与えられた状態が保たれる。
そして、上述のとおり髪から荷電粒子が放出されることにより、髪は荷電粒子供給部から新たに供給される荷電粒子を蓄える余裕を持つ。このため、荷電粒子供給部から新たに供給された荷電粒子が髪に付着する。このため、荷電粒子とともに水分がさらに髪に付着し、髪に付着する水分の量が増加する。このように、本髪ケア装置は長時間にわたって使用される場合にも髪に付着する水分を増加させることができる。
〔2〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記制御部は前記電圧供給部が前記出力電圧を出力している時間に応じて前記出力電圧を変化させる。
本髪ケア装置によれば、人体に電圧が供給される時間と人体に蓄えられる電荷の量との相関が予め試験等により確認され、その結果に基づいて出力電圧を変化させる時間が定められる。このため、人体に蓄えられる電荷の量が過度に増加する前に人体の電荷が電圧供給部に放出される。
〔3〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記制御部は、前記出力電圧を正の電圧である第1の電圧、および、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に周期的に変化させる。
本髪ケア装置によれば、出力電圧が簡易なパターンに従って制御される。このため、出力電圧を変化させるための制御の内容が簡素化される。また、人体に電圧が供給される時間と人体に蓄えられる電荷の量との相関が予め試験等により確認され、その結果に基づいて出力電圧のパターンが定められる。このため、人体に蓄えられる電荷の量が過度に増加する前に人体の電荷が電圧供給部に放出される。
〔4〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記第2の電圧は正の電圧、負の電圧、対地電圧とほぼ等しい電圧、または、前記対地電圧と同じ電圧である。
本髪ケア装置によれば、上記〔3〕により得られる効果と実質的に同様の効果が得られる。
〔5〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記制御部は、前記出力電圧を負の電圧である第3の電圧、および、前記第3の電圧よりも高い第4の電圧に周期的に変化させる。
本髪ケア装置によれば、上記〔3〕により得られる効果に準じた効果が得られる。
〔6〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記第4の電圧は正の電圧、負の電圧、対地電圧とほぼ等しい電圧、または、前記対地電圧と同じ電圧である。
本髪ケア装置によれば、上記〔5〕により得られる効果と実質的に同様の効果が得られる。
〔7〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記供給対象に与える効果が互いに異なる複数の動作モードをさらに備え、前記制御部は前記複数の動作モードの内容に応じて前記出力電圧を変化させる。
本髪ケア装置によれば、髪への荷電粒子の付着しやすさが動作モードに応じて設定される。このため、動作モード毎に髪に付着する荷電粒子および水分の量が調節される。また、個々の動作モードに適した荷電粒子の付着量とその付着量に対応する出力電圧との関係が予め試験等により確認され、その結果に基づいて出力電圧のパターンが定められることにより、各動作モードに適した量の水分を髪に付着させることができる。
〔8〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記電圧供給部は、商用電源から供給される電流を双方向に流すことが可能なスイッチング素子と、前記スイッチング素子と直列に接続されるコンデンサと、前記コンデンサから出力される電圧を前記供給対象に供給する電圧供給パネルとを備え、前記制御部は、前記商用電源の電圧がゼロクロス点を通過してから所定の時間が経過したときに前記スイッチング素子をオンに切り替え、前記コンデンサの電圧が前記商用電源の電圧と実質的に一致した後において所定の電圧に達したときに前記スイッチング素子をオフに切り替えることにより、前記電圧供給パネルから前記供給対象に供給される前記出力電圧を所定の電圧に変化させる。
本髪ケア装置によれば、スイッチング素子が制御されることにより、出力電圧が所定の電圧に変化する。このため、上記制御が複数の回路により構成される場合と比較して、髪ケア装置の小型化およびコストの削減の効果が得られる。
〔9〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記制御部は前記出力電圧が前記商用電源の電圧と同じ位相を持つように前記スイッチング素子を制御する。
本髪ケア装置によれば、スイッチング素子が制御されることにより、出力電圧が所定の電圧または商用電源の電圧と同じ位相を持つように変化する。このため、上記制御が複数の回路により構成される場合と比較して、髪ケア装置の小型化およびコストの削減の効果が得られる。
〔10〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記髪ケア装置は、ドライヤー、ヘアーアイロン、または、ヘアブラシである。
〔11〕前記髪ケア装置の一例によれば、前記荷電粒子供給部は前記荷電粒子を含む帯電微粒子水を放出する。
一般に帯電微粒子水は、水分と結合したプラスイオンまたはマイナスイオンと比較して多くの水分を含む。このため、帯電微粒子水が髪に付着することにより、より多くの水分が髪に付着する。このため、髪に潤いを与える効果が一層高められる。
(実施の形態)
図1に示される髪ケア装置の一例であるドライヤー1は、荷電粒子および電圧を供給対象である人体100(図5参照)に供給する。ドライヤー1は、複数の要素を収容する筒状のハウジング10、ドライヤー1を使用するユーザーにより握られるグリップ21、および、ハウジング10がグリップ21に対して回転できるようにハウジング10とグリップ21とを連結する連結部22を備える。ドライヤー1はさらに、グリップ21の端部に接続され、商用電源2(図5参照)から供給される電力を伝達するコード23を備える。
ドライヤー1はさらに、ドライヤー1の動作を切り替えるために操作される複数の操作部を備える。複数の操作部は、操作位置に応じてドライヤー1の動作が切り替えられるスイッチである第1の操作部31、ならびに、人体100の一部である髪に与える効果が互いに異なる動作モードに関するボタンである第2の操作部32および第3の操作部33(ともに図2参照)を含む。
第1の操作部31はグリップ21の正面に形成される。第1の操作部31の操作位置が図1に示される最下位置を取る場合、ドライヤー1の電源がオフに設定される。第1の操作部31の操作位置が最下位置から上方に切り替えられることによりドライヤー1の電源がオンに設定され、その操作位置に応じて髪に供給される風の量および風の温度の少なくとも一方が変更される。
図2に示されるとおり、第2の操作部32および第3の操作部33は、ハウジング10の側面に並べて形成される。第1の操作部31によりドライヤー1の電源がオンの状態において、第2の操作部32および第3の操作部33が機能する。第2の操作部32が操作されることにより、第2の操作部32と対応する動作モードが実行される。この動作モードの一例は髪をボリュームアップさせる動作モードである。第3の操作部33が操作されることにより、第3の操作部33と対応する動作モードが実行される。この動作モードの一例は髪をボリュームダウンさせる動作モードである。
図3に示されるとおり、ドライヤー1は、ハウジング10の長手方向における一方の端部に形成される空気吸入口11、および、ハウジング10の長手方向における他方の端部に形成される空気放出口12をさらに備える。空気吸入口11は、空気中に含まれるほこり等がハウジング10の内部の空間10Aに吸入されることを抑制するフィルター11Aにより覆われる。空間10Aは空気吸入口11と空気放出口12とを連通する筒状の空間である。
ドライヤー1はさらに、空気吸入口11から吸入した空気により生成した風を空気放出口12側に供給する送風部40、空間10Aを流れる風を温めるヒーター50、および、電気的に接続される各構成要素を制御する制御部80(図4参照)を備える。送風部40は空気吸入口11側の空間10Aに配置され、ヒーター50は空気放出口12側の空間10Aに配置される。図4に示される制御部80はハウジング10の内部に配置され、商用電源2(図5参照)から供給される電力により各構成要素を制御する。
送風部40は、回転にともない吸入した空気から風を生成し、その風を空気放出口12側に供給するファン41、ファン41を回転させるモーター42、および、モーター42を支持する支持部43を備える。制御部80がモーター42およびヒーター50を併せて駆動する場合、空間10Aを通過する風がヒーター50により温められ、温風が空気放出口12から外部に放出される。一方、制御部80がモーター42を駆動し、ヒーター50を駆動しない場合、空間10Aを通過する風が温められず、冷風が空気放出口12から外部に放出される。
ドライヤー1はさらに、髪に荷電粒子を供給する荷電粒子供給部60、および、人体100(図5参照)に電圧を供給する電圧供給部70を備える。
荷電粒子供給部60はハウジング10の内部に配置される。荷電粒子供給部60は、2つの電極を有する放電部61、高電圧を放電部61に与える高電圧発生部63、および、荷電粒子が放出される放出口64を備える。放電部61が有する2つの電極は、針状の放電電極、および、放電電極と対向する対向電極(ともに図示略)である。
荷電粒子供給部60はさらに、放電電極を冷却する冷却部62を備える。冷却部62は、冷却面と放熱面とを有し、その冷却面が放電電極に接触するように配置されるペルチェ素子62A、および、ペルチェ素子62Aの放熱面に取り付けられる放熱フィン62Bを備える。
ファン41から供給される冷風の一部は、放熱フィン62Bが配置される部分を通過して放出口64から放出される。このため、放熱フィン62Bはペルチェ素子62Aの放熱面の熱を放出する。
荷電粒子供給部60によれば、高電圧発生部63により生成された正または負の高電圧が放電電極と対向電極との間に与えられることにより、放電電極のまわりにコロナ放電が生じる。また、ペルチェ素子62Aの駆動にともない放電電極が冷却されて放電電極の表面に結露が生じることにより、結露水の静電霧化により荷電粒子を含む帯電微粒子水が生成される。
そして、ファン41から供給される冷風の一部とともに、帯電微粒子水が放出口64から外部に放出される。なお、高電圧発生部63から正の電圧が放電部61に与えられる場合はプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水が生成され、高電圧発生部63から負の電圧が放電部61に与えられる場合はマイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水が生成される。
荷電粒子供給部60によりプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水が髪に供給される場合、髪にプラスの電荷が蓄えられる。一方、荷電粒子供給部60によりマイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水が髪に供給される場合、髪にマイナスの電荷が蓄えられる。また、荷電粒子供給部60から供給される帯電微粒子水が髪に付着することにより、帯電微粒子水に含まれる水分が髪に供給される。
電圧供給部70は、複数の電気的素子により構成される電圧供給回路71(図5参照)、および、電圧供給回路71により出力される電圧である出力電圧Eを人体100に供給する電圧供給パネル76を備える。電圧供給パネル76はグリップ21の背面に取り付けられる。
図5は電圧供給回路71の回路構成の一例を示す。
電圧供給回路71は、商用電源2から供給される電流を双方向に流すことが可能なスイッチング素子であるスイッチ72、スイッチ72と直列に接続されるコンデンサ73、および、複数の抵抗により構成される。スイッチ72はフォトMOS(Metal Oxide Semiconductor)リレーにより構成され、制御部80(図4参照)によりオンおよびオフが切り替えられる。複数の抵抗は、商用電源2とスイッチ72との間に配置される第1の抵抗74、および、コンデンサ73と電圧供給パネル76との間に配置される第2の抵抗75を含む。
制御部80はスイッチ72を制御することにより、電圧供給部70から人体100に出力される出力電圧Eを時間に応じて変化させる。制御部80は、出力電圧Eが所定の電圧に変化するようにスイッチ72を制御する第1のスイッチ制御、および、出力電圧Eが商用電源2の電圧と同じ位相を持つようにスイッチ72を制御する第2のスイッチ制御を記憶している。また、制御部80は商用電源2の電圧がゼロクロス点を通過したことを検出できるゼロクロス回路(図示略)を備える。
制御部80は第1のスイッチ制御を実行する場合、商用電源2の電圧がゼロクロス点を通過したことをゼロクロス回路により検出する。次に、制御部80は商用電源2の電圧がゼロクロス点を通過してから予め決められた所定の時間が経過したときに、スイッチ72をオンに切り替える。スイッチ72がオンに切り替えられることにより、商用電源2の電圧がコンデンサ73に供給され、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するようになる。なお、スイッチ72をオンに切り替えてからコンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するまでの時間は、電圧供給回路71に使用されるコンデンサ73の容量および第1の抵抗74の大きさにより決まる。
次に、制御部80はコンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するまでの時間が経過した後において所定の電圧に達したときに、スイッチ72をオフに切り替える。スイッチ72がオフに切り替えられることにより、スイッチ72がオンの状態のときにコンデンサ73に供給された所定の電圧が電圧供給パネル76から出力される。
このように、制御部80は電圧供給パネル76から人体100に供給される出力電圧Eを所定の電圧に変化させる。このため、第1のスイッチ制御によれば、ドライヤー1(図1参照)を使用するユーザーの手が電圧供給パネル76と接触している場合において、出力電圧Eに応じた電荷が人体100に移動しやすくなる。なお、第1のスイッチ制御が実行されている間、上記の制御が繰り返される。
制御部80は第2のスイッチ制御を実行する場合、スイッチ72をオンに保ち続ける。スイッチ72がオンに保ち続けられることにより、商用電源2の電圧がコンデンサ73に供給されて、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するようになる。このため、電圧供給部70に電力を供給する商用電源2の電圧と同じ電圧が電圧供給パネル76から出力される。
図5は、商用電源2と接続されるコード23(図1参照)の差込プラグとコンセントの差込口(ともに図示略)との関係が第1の状態である場合を示す。第1の状態は、地点Aでアース接続されている状態である。
地点Aでアース接続される第1の状態では、スイッチ72がオンに保ち続けられることにより、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するようになる。そして、対地電圧を中心にほぼ同じ振幅を持つ正弦波電圧が電圧供給パネル76を介して人体100に供給されるため、例えば1秒間で測定した出力電圧Eの平均電圧が対地電圧とほぼ等しくなる。
一方、コード23の差込プラグとコンセントの差込口との関係が第1の状態とは反対の状態である第2の状態(図示略)である場合、地点Bでアース接続される。地点Bでアース接続される第2の状態では、スイッチ72がオンに保ち続けられることにより地点Bで連続的にアース接続されるため、コンデンサ73の電圧に関わらず電圧供給パネル76を介して対地電圧と実質的に同じ電圧が供給される。
このため、第1の状態および第2の状態では、電圧供給部70から対地電圧とほぼ等しい電圧が出力される。一例によれば、電圧供給部70から0Vが出力される。
なお、対地電圧には、商用電源2の地点Aまたは地点Bで接続されるアースの対地電圧、および、人体100が接地しているアースの対地電圧が存在する。例えば、床等の上では大地に対してアース接続される場所が異なることにより、対地電圧にばらつきが生じることが考えられる。しかし、電圧供給パネル76を介して人体100を地点Aまたは地点Bでアース接続することにより、対地電圧にばらつきが生じにくくなる。
このように、地点Aでアース接続される場合において、制御部80は電圧供給パネル76から人体100に供給される出力電圧Eを0Vに変化させる。この場合、人体100に帯電する電圧の平均値が対地電圧とほぼ等しい電圧に変化する。また、地点Bでアース接続される場合においても、制御部80は電圧供給パネル76から人体100に供給される出力電圧Eを0Vに変化させる。この場合、人体100に帯電する電圧が対地電圧と実質的に同じ電圧に変化する。
このため、第2のスイッチ制御によれば、ドライヤー1を使用するユーザーの手が電圧供給パネル76と接触している場合において、人体100に帯電している電荷が電圧供給パネル76に放出されやすくなる。
図4に示される制御部80は、人体100(図5参照)に与える効果が互いに異なる複数の動作モードをさらに記憶している。複数の動作モードは、例えば髪をボリュームアップさせるモードである第1の動作モード、および、髪をボリュームダウンさせるモードである第2の動作モードを含む。制御部80は各動作モードの内容に応じて出力電圧Eを変化させる。
図2に示される第2の操作部32は第1の動作モードと対応している。このため、第2の操作部32が操作されることにより制御部80は第1の動作モードを実行する。また、図2に示される第3の操作部33は第2の動作モードと対応している。このため、第3の操作部33が操作されることにより制御部80は第2の動作モードを実行する。
図6は第1の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様の一例を示す。
制御部80は第2の操作部32が操作されることにより、第1の動作モードを実行する。第1の動作モードが開始された時刻である時刻t1において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを正の電圧である第1の電圧に変化させる。第1の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピーク値である。第1の動作モードが実行されるとき、荷電粒子供給部60からマイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水が放出される。なお、正の電圧は対地電圧に対してプラスの極性を示す電圧である。
時刻t1から所定の時間が経過した時刻である時刻t2において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧よりも低い第2の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。第2の電圧は例えば0Vである。時刻t2から所定の時間が経過した時刻である時刻t3において、制御部80は出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。なお、時刻t3以降も第1の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t1〜t3に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
図7は、第1の動作モードにおいて第1の電圧が出力されるときの出力電圧Eと第1のスイッチ制御との関係の一例を示す。なお、図7(a)に示される一点鎖線は商用電源2の電圧を示している。
制御部80は第1の動作モードにおいて出力電圧Eを第1の電圧に変化させるとき、第1のスイッチ制御を実行する。図7(b)に示されるとおり、時刻t1Aにおいて、制御部80は商用電源2の電圧がゼロクロス点を通過したことをゼロクロス回路により検出する。時刻t1Aにおいて検出するゼロクロス点は、負の電圧から正の電圧に移行するときに通過するゼロクロス点である。時刻t1Aから所定の時間が経過した時刻である時刻t2Aにおいて、制御部80はスイッチ72をオンに切り替える。所定の時間は、第1のスイッチ制御により変化させる出力電圧Eの値により予め決められる。スイッチ72がオンに切り替えられることにより、図7(a)に示されるとおり出力電圧Eが正の方向に高くなり、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧に近づけられる。そして、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するようになる。
図7(b)に示されるとおり、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致した後に所定の電圧に達した時刻である時刻t3Aにおいて、制御部80がスイッチ72をオフに切り替える。スイッチ72がオフに切り替えられることにより、コンデンサ73の電圧と商用電源2の電圧とが分岐し、図7(a)に示されるとおり出力電圧Eが第1の電圧に変化する。
時刻t3A以降において、コンデンサ73の電圧が電圧供給パネル76から人体100に供給されるため、出力電圧Eが徐々に0V側に変化する。このため、第1のスイッチ制御が実行されている間、制御部80は時刻t1A〜t3Aに実行する処理と同様の処理を繰り返し実行することにより、出力電圧Eを第1の電圧に保持させる。このように、制御部80は第1のスイッチ制御を実行することにより、第1の動作モードにおいて電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。
図8は、第1の動作モードにおいて0Vが出力されるときの出力電圧Eと第2のスイッチ制御との関係を示す。
制御部80は第1の動作モードにおいて出力電圧Eを第2の電圧である0Vに変化させるとき、第2のスイッチ制御を実行する。図8(b)に示されるとおり、制御部80は第2のスイッチ制御が実行されている間、スイッチ72がオンに保ち続けられる。スイッチ72がオンに保ち続けられることにより、図8(a)に示されるとおり出力電圧Eが商用電源2の電圧と実質的に一致する。すなわち、対地電圧に対する出力電圧Eがほぼ同じ振幅を持つため、出力電圧Eがその平均電圧である0Vに変化する。このように、制御部80は第2のスイッチ制御を実行することにより、第1の動作モードにおいて電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを0Vに変化させる。
図9は第2の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様の一例を示す。
制御部80は第3の操作部33が操作されることにより、第2の動作モードを実行する。第2の動作モードが開始された時刻である時刻t11において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを負の電圧である第3の電圧に変化させる。第3の電圧は例えば商用電源2の電圧における負のピーク値である。第2の動作モードが実行されるとき、荷電粒子供給部60からプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水が放出される。なお、負の電圧は対地電圧に対してマイナスの極性を示す電圧である。
時刻t11から所定の時間が経過した時刻である時刻t12において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第3の電圧よりも高い第4の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。第4の電圧は例えば0Vである。時刻t12から所定の時間が経過した時刻である時刻t13において、制御部80は出力電圧Eを第3の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。なお、時刻t13以降も第2の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t11〜t13に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる
図10は、第2の動作モードにおいて第3の電圧が出力されるときの出力電圧Eと第1のスイッチ制御との関係の一例を示す。なお、図10(a)に示される一点鎖線は商用電源2の電圧を示している。
制御部80は第2の動作モードにおいて出力電圧Eを第3の電圧に変化させるとき、第1の動作モードにおける第1のスイッチ制御とは別の第1のスイッチ制御を実行する。図10(b)に示されるとおり、時刻t1Bにおいて、制御部80は商用電源2の電圧がゼロクロス点を通過したことをゼロクロス回路により検出する。時刻t1Bにおいて検出するゼロクロス点は、正の電圧から負の電圧に移行するときに通過するゼロクロス点である。時刻t1Bから所定の時間が経過した時刻である時刻t2Bにおいて、制御部80はスイッチ72をオンに切り替える。所定の時間は、第1のスイッチ制御により変化させる出力電圧Eの値により予め決められる。スイッチ72がオンに切り替えられることにより、図10(a)に示されるとおり出力電圧Eが負の方向に高くなり、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧に近づけられる。そして、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するようになる。
図10(b)に示されるとおり、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致した後に所定の電圧に達した時刻である時刻t3Bにおいて、制御部80がスイッチ72をオフに切り替える。スイッチ72がオフに切り替えられることにより、コンデンサ73の電圧と商用電源2の電圧とが分岐し、図10(a)に示されるとおり出力電圧Eが第3の電圧に変化する。
時刻t3B以降において、コンデンサ73の電圧が電圧供給パネル76から人体100に供給されるため、出力電圧Eが徐々に0V側に変化する。このため、第1のスイッチ制御が実行されている間、制御部80は時刻t1B〜t3Bに実行する処理と同様の処理を繰り返し実行することにより、出力電圧Eを第3の電圧に保持させる。このように、制御部80は第1のスイッチ制御を実行することにより、第2の動作モードにおいて電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを第3の電圧に変化させる。なお、制御部80は第2の動作モードにおいて出力電圧Eを0Vに変化させるとき、図8に示される第2のスイッチ制御と同一の第2のスイッチ制御を実行する。
図11を参照して、ドライヤー1の作用について説明する。
本願発明者は、ドライヤー1および比較例のドライヤーについて、人体100の一部である髪の電圧とドライヤーが連続して使用される時間である使用時間との関係に関する試験を実施した。なお、図11の実線がドライヤー1の試験結果を示し、図11の一点鎖線が比較例のドライヤーの試験結果を示す。
荷電粒子供給部60からマイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水が放出され、電圧供給部70から0Vが出力される比較例のドライヤーについて上記試験が実施された。この試験結果によれば、比較例のドライヤーの使用時間が所定の時間に到達するまでは髪の電圧が使用時間とともに負の方向に高くなる。そして、使用時間が所定の時間を超えた場合、髪の電圧がおおよそ一定の大きさに保持される。これは、使用時間が所定の時間に到達するまでは髪に付着する帯電微粒子水の量が増加し、使用時間が所定の時間を超えて以降は髪に付着する帯電微粒子水の量が実質的に増加していないことを示唆している。
上記試験の結果のとおり、比較例のドライヤーによれば、使用時間が長くなるにつれて帯電微粒子水が髪に付着しにくくなると考えられる。すなわち、帯電微粒子水に含まれる水分も髪に付着しにくくなる。このため、水分により髪に潤いを与える効果が一定の水準に達した後はそれよりも高い効果が得られにくくなる。なお、荷電粒子供給部60からプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水が放出される場合においても同様の課題が存在すると考えられる。
また、第1の動作モードが実行されたときのドライヤー1について上記試験を実施された。この試験結果によれば、電圧供給部70から人体100に出力される出力電圧Eが第1の電圧であるときに髪の電圧が正の方向に変化し、出力電圧Eが0Vであるときに髪の電圧が負の方向に変化している。これは、髪の電圧が負の方向に変化している場合に髪に付着する帯電微粒子水の量が増加していることを示唆している。また、髪の電圧が正の方向に変化している場合は、マイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水が髪に引き付けられやすくなっていると考えられる。
ドライヤー1によれば、使用時間が長くなり髪に多くの帯電微粒子水が蓄えられたとしても、制御部80が出力電圧Eを変化させることにより髪に蓄えられている帯電微粒子水に含まれる荷電粒子が電圧供給部70に放出される。このため、髪から荷電粒子が放出されることにより、髪は荷電粒子供給部60から新たに供給される荷電粒子を蓄える余裕を持つ。このため、上記試験の結果のとおり、ドライヤー1によれば、長時間にわたって使用される場合にも髪に帯電微粒子水が付着し続けると考えられる。
そして、髪から荷電粒子が放出されるとき、帯電微粒子水に含まれる水分はその状態を保持するため、荷電粒子が髪から放出されても水分により髪に潤いが与えられた状態が保たれる。このため、髪に帯電微粒子水がさらに付着することにより、帯電微粒子水に含まれる水分がさらに髪に付着する。このようにドライヤー1によれば、長時間にわたって使用される場合にも髪に付着する水分を増加させることができる。なお、ドライヤー1において第2の動作モードが実行された場合においても同様の効果が得られる。
実施の形態のドライヤー1によれば、さらに以下の効果が得られる。
(1)ドライヤー1によれば、出力電圧Eが時間に応じて制御される。このため、出力電圧Eを変化させるための制御の内容が簡素化される。また、人体100に電圧が供給される時間と人体100に蓄えられる電荷の量との相関が予め試験等により確認され、その結果に基づいて出力電圧Eを変化させる時間が定められる。このため、人体100に蓄えられる電荷の量が過度に増加する前に人体100の電荷が電圧供給部70に放出される。
(2)ドライヤー1によれば、各動作モードにおける出力電圧Eが簡易なパターンに従って制御される。このため、出力電圧Eを変化させるための制御の内容が簡素化される。また、人体100に電圧が供給される時間と人体100に蓄えられる電荷の量との相関が予め試験等により確認され、その結果に基づいて出力電圧Eのパターンが定められる。このため、人体100に蓄えられる電荷の量が過度に増加する前に人体100の電荷が電圧供給部70に放出される。
(3)ドライヤー1によれば、各動作モードの内容に応じて出力電圧Eを変化させる。すなわち、髪への帯電微粒子水の付着しやすさが動作モードに応じて設定される。このため、動作モード毎に髪に付着する帯電微粒子水の量が調節される。また、個々の動作モードに適した帯電微粒子水の付着量とその付着量に対応する出力電圧Eとの関係が予め試験等により確認され、その結果に基づいて出力電圧Eのパターンが定められることにより、各動作モードに適した量の水分を髪に付着させることができる。
(4)ドライヤー1によれば、スイッチ72が制御されることにより、出力電圧Eが所定の電圧に変化する。このため、上記制御が複数の回路により構成される場合と比較して、ドライヤー1の小型化およびコストの削減の効果が得られる。
(5)ドライヤー1によれば、スイッチ72が制御されることにより、出力電圧Eが所定の電圧または商用電源2の電圧と同じ位相を持つように変化する。このため、上記制御が複数の回路により構成される場合と比較して、ドライヤー1の小型化およびコストの削減の効果が得られる。
(6)一般に帯電微粒子水は、水分と結合したプラスイオンまたはマイナスイオンと比較して多くの水分を含む。このため、帯電微粒子水が髪に付着することにより、より多くの水分が髪に付着する。このため、髪に潤いを与える効果が一層高められる。
(7)ドライヤー1が使用される場合、例えば手櫛等により髪が整えられる。第2の操作部32が操作されることにより第1の動作モードが実行される場合、制御部80が電圧供給部70から人体100に出力される出力電圧Eを第1の電圧と0Vとに周期的に変化させる。このため、プラスの電荷が人体100に帯電しやすくなる。また、第1の動作モードが実行される場合、荷電粒子供給部60からマイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水が放出される。このため、マイナスの電荷が髪に帯電しやすくなる。
一方、髪が手櫛により整えられる場合、人体100に帯電するプラスの電荷に加えて静電気により髪にプラスの電荷が生じやすくなる。この場合、上記のプラスの電荷と帯電微粒子水により髪に帯電するマイナスの電荷とが相殺し、髪にプラスの電荷が残りやすくなる。このため、髪に生じるプラスの電荷が人体100の一部である頭皮に帯電するプラスの電荷と反発することにより、髪のボリュームをアップさせることができる。
(8)ドライヤー1が使用される場合、例えば手櫛等により髪が整えられる。第3の操作部33が操作されることにより第2の動作モードが実行される場合、制御部80が電圧供給部70から人体100に出力される出力電圧Eを第3の電圧と0Vとに周期的に変化させる。このため、マイナスの電荷が人体100に帯電しやすくなる。また、第2の動作モードが実行される場合、荷電粒子供給部60からプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水が放出される。このため、プラスの電荷が髪に帯電しやすくなる。
一方、髪が手櫛により整えられる場合、帯電微粒子水により髪に帯電するプラスの電荷に加えて静電気により髪にプラスの電荷が生じやすくなる。この場合、上記のプラスの電荷と人体100に帯電するマイナスの電荷とが相殺し、髪にプラスの電荷が残りやすくなる。このため、髪に生じるプラスの電荷が人体100の一部である頭皮に帯電するマイナスの電荷に引き寄せられることにより、髪のボリュームをダウンさせることができる。
(変形例)
実施の形態に関する説明は本発明に従う髪ケア装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う髪ケア装置は実施の形態以外に例えば以下に示される実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードに代えて第1の変形例の第1の動作モードが実行される。
図12は第1の変形例の第1の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第1の動作モードが開始された時刻である時刻t21において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを正の電圧である第1の電圧に変化させる。第1の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピークの中間値である。
時刻t21から所定の時間が経過した時刻である時刻t22において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧よりも低い第2の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒よりも長い時間である。第2の電圧は例えば0Vである。時刻t22から所定の時間が経過した時刻である時刻t23において、制御部80は出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒よりも短い時間である。なお、時刻t23以降も第1の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t21〜t23に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
図13は、第1の変形例の第1の動作モードにおいて第1の電圧が出力されるときの出力電圧Eと第1のスイッチ制御との関係を示す。なお、図13(a)の一点鎖線は商用電源2の電圧を示している。
制御部80は第1の動作モードにおいて出力電圧Eを第1の電圧に変化させるとき、第1のスイッチ制御を実行する。図13(b)に示されるとおり、時刻t1Cにおいて、制御部80は商用電源2の電圧がゼロクロス点を通過したことをゼロクロス回路により検出する。時刻t1Cにおいて検出するゼロクロス点は、負の電圧から正の電圧に移行するときに通過するゼロクロス点である。時刻t1Cから所定の時間が経過した時刻である時刻t2Cにおいて、制御部80はスイッチ72をオンに切り替える。所定の時間は、第1のスイッチ制御により変化させる出力電圧Eの値により予め決められる。スイッチ72がオンに切り替えられることにより、図13(a)に示されるとおり出力電圧Eが正の方向に低くなり、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧に近づけられる。そして、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致するようになる。
図13(b)に示されるとおり、コンデンサ73の電圧が商用電源2の電圧と実質的に一致した後に所定の電圧に達した時刻である時刻t3Cにおいて、制御部80がスイッチ72をオフに切り替える。スイッチ72がオフに切り替えられることにより、コンデンサ73の電圧と商用電源2の電圧とが分岐し、図13(a)に示されるとおり出力電圧Eが第1の電圧に変化する。
時刻t3C以降において、コンデンサ73の電圧が電圧供給パネル76から人体100に供給されるため、出力電圧Eが徐々に0V側に変化する。このため、第1のスイッチ制御が実行されている間、制御部80は時刻t1C〜t3Cに実行する処理と同様の処理を繰り返し実行することにより、出力電圧Eを第1の電圧に保持させる。このように、制御部80は第1のスイッチ制御を実行することにより、第1の動作モードにおいて電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。
なお、第1の変形例の第1の動作モードによれば、時刻t3Cが商用電源2の電圧が正の方向に向かうときの時刻に設定されているが、商用電源2の電圧が負の方向に向かうときの時刻に設定されてもよい。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードに代えて第2の変形例の第1の動作モードが実行される。
図14は第2の変形例の第1の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第1の動作モードが開始された時刻である時刻t31において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを正の電圧である第1の電圧に変化させる。第1の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピーク値である。
時刻t31から所定の時間が経過した時刻である時刻t32において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧よりも低い第2の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。第2の電圧は例えば商用電源2の電圧における負のピーク値である。時刻t32から所定の時間が経過した時刻である時刻t33において、制御部80は出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒よりも短い時間である。なお、時刻t33以降も第1の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t31〜t33に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードに代えて第3の変形例の第1の動作モードが実行される。
図15は第3の変形例の第1の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第1の動作モードが開始された時刻である時刻t41において、制御部80は第2のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを正の電圧である第1の電圧よりも低い第2の電圧に変化させる。第1の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピーク値である。第2の電圧は例えば0Vである。
時刻t41から所定の時間が経過した時刻である時刻t42において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。なお、時刻t42以降も第1の動作モードが継続される場合、制御部80は出力電圧Eを第1の電圧に維持する。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードに代えて第4の変形例の第1の動作モードが実行される。第4の変形例の第1の動作モードによれば、図6に示される第1の動作モードにおける時刻t2において、制御部80は出力電圧Eを第1の電圧よりも低い正の電圧である第2の電圧に変化させる。
・変形例の制御部80によれば、第2の動作モードに代えて第1の変形例の第2の動作モードが実行される。
図16は第1の変形例の第2の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第2の動作モードが開始された時刻である時刻t51において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを負の電圧である第3の電圧に変化させる。第3の電圧は例えば商用電源2の電圧における負のピークの中間値である。
時刻t51から所定の時間が経過した時刻である時刻t52において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第3の電圧よりも高い第4の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒よりも長い時間である。第4の電圧は例えば0Vである。時刻t52から所定の時間が経過した時刻である時刻t53において、制御部80は出力電圧Eを第3の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒よりも短い時間である。なお、時刻t53以降も第2の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t51〜t53に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
・変形例の制御部80によれば、第2の動作モードに代えて第2の変形例の第2の動作モードが実行される。
図17は第2の変形例の第2の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第2の動作モードが開始された時刻である時刻t61において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを負の電圧である第3の電圧に変化させる。第3の電圧は例えば商用電源2の電圧における負のピーク値である。
時刻t61から所定の時間が経過した時刻である時刻t62において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを第3の電圧よりも高い第4の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。第4の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピーク値である。時刻t62から所定の時間が経過した時刻である時刻t63において、制御部80は出力電圧Eを第3の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒よりも短い時間である。なお、時刻t63以降も第2の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t61〜t63に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
・変形例の制御部80によれば、第2の動作モードに代えて第3の変形例の第2の動作モードが実行される。第3の変形例の第2の動作モードによれば、図9に示される第2の動作モードにおける時刻t12において、制御部80は出力電圧Eを第3の電圧よりも高い負の電圧である第4の電圧に変化させる。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードおよび第2の動作モードの少なくとも一方に代えてまたは各動作モードに加えて、第3の動作モードが記憶される。
図18は第3の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第3の動作モードが開始された時刻である時刻t71において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを正の電圧である第1の電圧に変化させる。第1の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピーク値である。第3の動作モードが実行されるとき、荷電粒子供給部60からプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水、マイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水、または、その両方が放出される。
時刻t71から所定の時間が経過した時刻である時刻t72において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧よりも低い第2の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。第2の電圧は例えば商用電源2の電圧における負のピーク値である。時刻t72から所定の時間が経過した時刻である時刻t73において、制御部80は出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。所定の時間の一例は10秒である。なお、時刻t73以降も第3の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t71〜t73に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードおよび第2の動作モードの少なくとも一方に代えてまたは各動作モードに加えて、第4の動作モードが記憶される。
図19は第4の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第4の動作モードが開始された時刻である時刻t81において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを正の電圧である第1の電圧に変化させる。第1の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピーク値である。第4の動作モードが実行されるとき、荷電粒子供給部60からプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水、マイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水、または、その両方が放出される。
時刻t81から所定の時間が経過した時刻である時刻t82において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧よりも低い第2の電圧に変化させる。第2の電圧は例えば0Vである。時刻t82から所定の時間が経過した時刻である時刻t83において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを負の電圧である第3の電圧に変化させる。第3の電圧は例えば商用電源2の電圧における負のピーク値である。時刻t83から所定の時間が経過した時刻である時刻t84において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第2の電圧に変化させる。時刻t84から所定の時間が経過した時刻である時刻t85において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。時刻t81〜t85に関する所定の時間の一例は10秒である。なお、時刻t85以降も第4の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t81〜t85に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードおよび第2の動作モードの少なくとも一方に代えてまたは各動作モードに加えて、第5の動作モードが記憶される。
図20は第5の動作モードにおける出力電圧Eの出力態様を示す。
第5の動作モードが開始された時刻である時刻t91において、制御部80は第1のスイッチ制御により電圧供給パネル76から出力される出力電圧Eを正の電圧である第1の電圧に変化させる。第1の電圧は例えば商用電源2の電圧における正のピーク値である。第5の動作モードが実行されるとき、荷電粒子供給部60からプラスの電荷を帯びた帯電微粒子水、マイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水、または、その両方が放出される。
時刻t91から所定の時間が経過した時刻である時刻t92において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧よりも低い第2の電圧に変化させる。第2の電圧は例えば0Vである。時刻t92から所定の時間が経過した時刻である時刻t93において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを負の電圧である第3の電圧に変化させる。第3の電圧は例えば商用電源2の電圧における負のピーク値である。時刻t93から所定の時間が経過した時刻である時刻t94において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第2の電圧に変化させる。時刻t94から所定の時間が経過した時刻である時刻t95において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを第3の電圧に変化させる。時刻t95から所定の時間が経過した時刻である時刻t96において、制御部80は第2のスイッチ制御により出力電圧Eを第2の電圧に変化させる。時刻t96から所定の時間が経過した時刻である時刻t97において、制御部80は第1のスイッチ制御により出力電圧Eを第1の電圧に変化させる。時刻t91〜t97に関する所定の時間の一例は10秒である。なお、時刻t97以降も第4の動作モードが継続される場合、制御部80は時刻t91〜t97に実行する処理と同様の処理を繰り返し実行し、出力電圧Eを周期的に変化させる。
・ドライヤー1を使用するユーザーによって、髪の長さ、毛量、および、髪の傷み度合等が異なる。このため、人体100の帯電しやすさがユーザー毎に異なることが考えられる。変形例の制御部80は、人体100の帯電状態に関する情報を検出する検出機構をさらに備える。制御部80は検出機構により検出された情報に基づいて、各動作モードにおける出力電圧Eを変化させる。このため、ユーザー毎に適した電圧を人体100に供給することができる。
・変形例の制御部80によれば、第1の動作モードおよび第2の動作モードの少なくとも一方に代えてまたは各動作モードに加えて、1つまたは複数の別の動作モードが記憶される。複数の別の動作モードは例えば髪に供給される風の量および風の温度の少なくとも一方が互いに異なる動作モードである。制御部80は別の各動作モードの内容に応じて出力電圧Eを変化させる。
・変形例の電圧供給部70は電圧供給回路71に代えて別の電圧供給回路を備える。別の電圧供給回路は、正の電圧である第1の電圧を出力できる第1の回路、商用電源2の電圧である第2の電圧を出力できる第2の回路、負の電圧である第3の電圧を出力できる第3の回路、および、各回路と電圧供給パネル76との接続が切り替えられるスイッチを備える。
・変形例の電圧供給部70によれば、スイッチ72がフォトMOSリレーに代えてフォトカプラにより構成される。
・変形例の荷電粒子供給部60によれば、プラスの電荷を帯びた帯電微粒子水、および、マイナスの電荷を帯びた帯電微粒子水に代えて、プラスの電荷を帯びた荷電粒子であるプラスイオン、および、マイナスの電荷を帯びた荷電粒子であるマイナスイオンが髪に供給される。
プラスイオンおよびマイナスイオンは大気を移動する過程において水分と結合するため、各イオンが髪に付着した場合に各イオンと結合している水分が併せて髪に付着する。このため、髪に付着した水分により髪に潤いが与えられる。このため、長時間にわたって使用される場合にも髪に付着する水分を増加させることができる。
・変形例の第1の操作部31によれば、風の量および風の温度に代えてまたは加えて、操作位置が切り替えられることにより出力電圧Eを変化させる。別の変形例によれば、風の量および風の温度に代えてまたは加えて、操作位置が切り替えられることにより第1の動作モードおよび第2の動作モードの少なくとも一方を制御部80に実行させる。この別の変形例では、第2の操作部32および第3の操作部33の少なくとも一方を省略してもよい。
・変形例の髪ケア装置は、ドライヤー1に代えて図21に示されるヘアーアイロン200である。ヘアーアイロン200は、少なくとも荷電粒子供給部60、電圧供給部70、および、制御部を備える。
・変形例の髪ケア装置は、ドライヤー1に代えて図22に示されるヘアブラシ300である。ヘアブラシ300は、少なくとも荷電粒子供給部60、電圧供給部70、および、制御部を備える。
本髪ケア装置は、家庭用のドライヤーをはじめとする各種の髪ケア装置に適用できる。
1 :ドライヤー
2 :商用電源
60 :荷電粒子供給部
70 :電圧供給部
72 :スイッチ(スイッチ素子)
73 :コンデンサ
76 :電圧供給パネル
80 :制御部
200:ヘアーアイロン
300:ヘアブラシ
E :出力電圧

Claims (11)

  1. 人体の一部である髪に荷電粒子を供給する荷電粒子供給部と、
    前記人体との接触部分に電圧を供給し、前記人体を帯電させる電圧供給部と、
    前記人体の一部である髪に蓄えられている前記荷電粒子が前記電圧供給部に放出されるように前記電圧供給部から出力される電圧である出力電圧を変化させる制御部と
    を備える髪ケア装置。
  2. 前記制御部は前記電圧供給部が前記出力電圧を出力している時間に応じて前記出力電圧を変化させる
    請求項1に記載の髪ケア装置。
  3. 前記制御部は、前記出力電圧を正の電圧である第1の電圧、および、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に周期的に変化させる
    請求項2に記載の髪ケア装置。
  4. 前記第2の電圧は正の電圧、負の電圧、対地電圧とほぼ等しい電圧、または、前記対地電圧と同じ電圧である
    請求項3に記載の髪ケア装置。
  5. 前記制御部は、前記出力電圧を負の電圧である第3の電圧、および、前記第3の電圧よりも高い第4の電圧に周期的に変化させる
    請求項2に記載の髪ケア装置。
  6. 前記第4の電圧は正の電圧、負の電圧、対地電圧とほぼ等しい電圧、または、前記対地電圧と同じ電圧である
    請求項5に記載の髪ケア装置。
  7. 前記人体、および、前記人体の一部である髪に与える電荷の正負の組み合わせが異なる複数の動作モードをさらに備え、
    前記制御部は前記複数の動作モードの内容に応じて前記出力電圧を変化させる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の髪ケア装置。
  8. 前記電圧供給部は、商用電源から供給される電流を双方向に流すことが可能なスイッチング素子と、前記スイッチング素子と直列に接続されるコンデンサと、前記コンデンサから出力される電圧を前記人体との接触部分に供給する電圧供給パネルとを備え、
    前記制御部は、前記商用電源の電圧がゼロクロス点を通過してから経過した時間が、前記電圧供給部の出力電圧に基づいて決められた所定の時間を超えたときに前記スイッチング素子をオンに切り替え、前記コンデンサの電圧が前記商用電源の電圧と実質的に一致した後において所定の電圧に達したときに前記スイッチング素子をオフに切り替えることにより、前記電圧供給パネルから前記人体との接触部分に供給される前記出力電圧を所定の電圧に変化させる
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の髪ケア装置。
  9. 前記制御部は前記出力電圧が前記商用電源の電圧と同じ位相を持つように前記スイッチング素子を制御する
    請求項8に記載の髪ケア装置。
  10. 前記髪ケア装置は、ドライヤー、ヘアーアイロン、または、ヘアブラシである
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の髪ケア装置。
  11. 前記荷電粒子供給部は前記荷電粒子を含む帯電微粒子水を放出する
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の髪ケア装置。
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