JP4308610B2 - イオン発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品などの種々の部材から静電気を除電するために使用されるイオン化空気を生成するイオン発生装置に関する。
半導体チップなどの電子部品の製造や組立を行う場合に、電子部品やその製造および組立を行う治具などに静電気が発生すると、電子部品の製造や組立作業を円滑に行うことができない。そこで、イオナイザあるいはイオン発生器とも言われるイオン発生装置を用いて除電が必要となる部材にイオン化された空気すなわちイオン化空気を吹き付けるようにしている。除電つまり静電気を除去する必要がある部材としては、前述した電子部品以外に、空気や液体を案内するパイプ、ロボットやパーツフィーダなどの機械における稼働部などがあり、帯電された状態のそれぞれの部材表面にイオン化空気を供給することにより帯電を中和することができる。
このような用途で使用されるイオン発生装置には、イオン化空気をチューブやパイプで所定の除電部位に案内するようにしたブロータイプと、イオン発生装置の吹き出し口からファンによってイオン化空気を吹き出すようにしたファンタイプがある。ブロータイプのイオン発生装置は、空気を案内する貫通孔が形成された導体からなるヘッドと、ヘッドの貫通孔に向けて突出して配置される導体からなる放電針とを有しており、ヘッドの貫通孔の内面には絶縁部材が取り付けられている。ヘッドにはホースやパイプなどを接続する継手が取り付けられるようになっており、ホースなどを介して所定の帯電部位にイオン化空気が案内される。一方、ファンタイプのイオン発生装置は、空気案内路を形成するダクトと、このダクトの内部に配置される放電針とを有しており、イオン化空気はダクトに案内されて所定の帯電部位に案内される。
いずれのタイプにあっても、イオンを発生させる基本構成としては、放電針に数kV以上の交流電圧(またはパルス状の直流電圧)を印加させてコロナ放電を起こさせることにより、コロナ放電の電界によって空気流路内を流れる空気をイオン化するものとなっている。
しかしながらイオン化空気を大量に生成させる場合には、空気流路内における流通空気の流通量を増加させることが必要であり、それにより圧力や流速が増加する影響で放電針の周囲におけるコロナ放電が不安定となってしまう。その結果、生成したイオン化空気においてもプラスイオンとマイナスイオンの数の比率つまりイオンバランスが偏りやすくなり、除電性能などが低下する問題があった。
本発明の目的は、イオン化空気を大量に生成する場合でもイオンバランスを安定させることのできるイオン発生装置を提供することにある。
本発明のイオン発生装置は、装置本体に形成された流体流入口に連通して移送流体が流通する貫通孔が形成された導体ブロー管と、前記装置本体に取り付けられ、前記貫通孔内に配置される放電針と、前記放電針を収容する円筒形状の収容管部を備え、前記貫通孔との間で流体案内流路を形成する移送流体誘導部材とを有し、前記流体流入口から前記貫通孔内に流入して前記流体案内流路を流れる前記移送流体の流通方向における前記移送流体誘導部材の下流側端部を、前記放電針の尖端部の周辺に形成されるコロナ発生領域よりも前記流通方向の上流側に設け、前記下流側端部に、前記コロナ発生領域よりも外周側に前記移送流体を偏向させて誘導するテーパ形状の誘導テーパ部を設け、前記移送流体を前記コロナ発生領域に直接当てないようにしたことを特徴とする。
本発明のイオン発生装置は前記貫通孔の内周面に嵌合される円筒形状の絶縁部材を有し、前記絶縁部材と前記移送流体誘導部材との間を前記移送流体が流れることを特徴とする。
本発明のイオン発生装置は、送風機が組み込まれた装置本体と、前記装置本体に取り付けられ、前記送風機から吐出される移送流体を外部に案内するダクトと、前記移送流体の流通方向に直交する方向に前記ダクト内に取り付けられる放電針と、前記ダクト内に前記放電針に対向して取り付けられる対向電極と、前記放電針の尖端部の周辺に形成されるコロナ発生領域よりも前記移送流体の前記流通方向の上流側に位置させて前記送風機と前記放電針との間に前記放電針に平行に取り付けられ、前記尖端部を隠す移送流体誘導部材とを有し、前記移送流体を前記コロナ発生領域に直接当てないようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、移送流体誘導部材は空気の流れをコロナ発生領域に直接当てないようその外周側に偏向させて誘導するようになっており、そのためイオン化空気を大量に生成する場合でもコロナ発生領域における圧力や流速をほとんど変化させずにイオンバランスを安定させることができる。
また本発明によれば、移送流体誘導部材はその下流側端部がコロナ発生領域と同じ位置の放電針の尖端部よりも上流側に位置しているため、コロナのすぐ外周に流通する空気によりイオンが良好に搬送されてイオンバランスがより安定する。
また本発明によれば、移送流体誘導部材は空気の流れをコロナ発生領域に直接当てないよう空気の流れを分割して放電針全体およびコロナ発生領域の側方向に偏向させて誘導するようになっており、そのためイオン化空気を大量に生成する場合でもコロナ発生領域における圧力や流速をほとんど変化させずにイオンバランスを安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態であるイオン発生装置を示す概略断面図である。本実施の形態のイオン発生装置は、移送流体に大気空気を用いてイオン化空気を生成するものであり、また生成したイオン化空気をパイプ型ノズルなどを介して所定箇所へ局所的に噴射させることのできるブロータイプのものである。
図1に示すように、イオン発生装置1は、金属や導電性材料などの導体からなるヘッド2が取り外し自在に装着される装置本体3を有している。この装置本体3は樹脂やセラミックなどの絶縁材料により形成されており、導体ブロー管としてのヘッド2には装置本体3に形成されたねじ孔4にねじ結合される雄ねじ部5が形成されている。ヘッド2は中空となっており、装置本体3に形成された空気流入口6(流体流入口)に連通する貫通孔7を有している。
空気流入口6には、ファンやコンプレッサなどの空気供給源8が空気導入路9により接続されており、空気導入路9には空気供給源8から供給される圧縮空気中のゴミなどの異物を除去するためのフィルタ10が設けられている。
装置本体3には放電針11が取り付けられており、この放電針11はその尖端部11aを含むほとんどの部分がヘッド2の貫通孔7内に配置されている。導体からなるヘッド2と放電針11はそれぞれ放電電極を構成しており、これらには放電に必要な電圧を供給可能な電源ユニット12が接続されている。
ヘッド2には絶縁部材として円筒形状のブッシュ13が組み込まれており、このブッシュ13の外周面は貫通孔7の内周面に嵌合して取り付けられている。ブッシュ13の内周面は空気導入路9を介して空気供給源8に連通する空気案内流路14(流体案内流路)となっている。したがって、空気供給源8から供給された圧縮空気はブッシュ13の一端部から他端部に向けて流れることになる。
ブッシュ13よりも空気の流通方向の上流側位置に、樹脂やセラミックなどの絶縁材料で構成する空気導入部材15がヘッド2の貫通孔7の内周面に嵌合して取り付けられている。この空気導入部材15は、上流側に位置する円板形状の均等噴射部16と、放電針11のほとんどを内径側に収容する配置の円筒形状の収容管部17と、この収容管部17の下流側端部にテーパ形状に形成された誘導テーパ部18が形成されたものであり、これらのうちの収容管部17と誘導テーパ部18が移送流体誘導部材を構成している。
均等噴射部16は、その外周をヘッド2の貫通孔7の内周面に嵌合され、かつその両端面が装置本体3とヘッド2に挟まれて固定されており、それによって空気導入部材15全体が固定設置されている。均等噴射部16の中央に収容管部17が配置されており、その内部に放電針が貫通するようになっている。均等噴射部16の上流側端面には同心状の流通環状溝16aが形成され、下流側端面には複数の流通孔16bが周方向に均等な配置で形成されており、装置本体3の空気流入口6はこれら流通環状溝16aと流通孔16bを介して貫通孔7に連通している。収容管部17の下流側端部に位置する誘導テーパ部18は、下流側に向けて径が大きくなる傾きのテーパで形成されており、その下流側端部は放電針11の尖端部11aよりも上流側に位置している。
ブッシュ13より下流側にはノズル継手19がヘッド2の貫通穴7にねじ結合されており、このノズル継手19はヘッド2の先端面から突出する突出ねじ部19aを有するとともに、ブッシュ13の空気案内流路14に連通する連通孔20を有している。このノズル継手19はヘッド2から着脱自在であり、また突出ねじ部19aに図示しないパイプ型ノズルなどを着脱交換できるようになっている。
以上の構成のイオン発生装置1は、帯電部位に供給して除電するためのイオン化空気を生成するものである。
以下に本実施の形態のイオン発生装置1の作動について説明する。図1において、放電電極を構成するヘッド2と放電針11に電源ユニット12から数kV以上の交流電圧を供給することで、これらの放電電極の間にコロナCを発生するコロナ放電が起き、このコロナ放電によって空気案内流路14内を流れる空気はイオン化されることになる。イオン化空気はノズル継手19に装着する図示しないパイプ型ノズルなどを介してその先端から所定の帯電部位に供給することができ、それによりその部分の除電を行うことができる。
ここでコロナCは放電針11の尖端部11aの周辺位置付近に発生するものであり、空気導入部材15の収容管部17と誘導テーパ部18はそのようなコロナ発生領域に対して空気案内流路14内を流れる空気を直接当てないように流通方向を誘導するようになっている。つまり、収容管部17が放電針11に空気の流れを直接当てないよう保護し、誘導テーパ部18が空気の流れをコロナ発生領域よりも外周側に偏向させて誘導するようになっている。これによりイオン化空気の生成を増減させるために空気の流通量を変化させた場合でも、コロナ発生領域における圧力や流速の変化をほとんど防ぐことができ、空気のイオン化つまりイオンの発生を常に安定維持することができる。特に圧力の増加により空気密度が高くなった場合に安定なコロナ放電が得られない不具合を防ぐことができるようになる。このような空気のイオン化の安定は、プラスイオンとマイナスイオンの発生量の比率つまりイオンバランスを安定させることになり、除電性能に対して理想とされるプラスイオンとマイナスイオンの同量発生状態に近づけることが可能となる。
図2は、本実施の形態のイオン発生装置1と、空気導入部材15を備えていないイオン発生装置とで空気の供給圧力の変化に対するイオンバランスの変化を比較する図である。横軸は供給圧力の増減を示し、縦軸はイオンバランスをイオン化空気全体の電位で示している。この図において、空気導入部材15を備えていないイオン発生装置の場合は、図中の破線で示すように供給圧力が増加するに従ってイオンバランスが大きく変化(図示する場合はマイナスに変化)してしまう。しかしそれと比較して空気導入部材15(移送流体誘導部材)を備える本実施の形態のイオン発生装置1では、図中の実線で示すように供給圧力を増加させてもイオンバランスの変化は少なく、プラスイオンとマイナスイオンの同量発生状態に近い状態を安定維持することができる。
以上により本実施の形態のイオン発生装置1によれば、イオン化空気を大量に生成する場合でもイオンバランスを安定させることができることから、効率のよい除電性能が得られる。
また収容管部17および誘導テーパ部18で構成する移送流体誘導部材が尖端部11aを含む放電針11全体を収容している場合には、コロナ放電により発生したイオンが良好に搬送されなくなるが、本実施の形態の備える誘導テーパ部18はその下流側端部が放電針11の尖端部11aよりも上流側に位置しているため、コロナCのすぐ外周に流通する空気によりイオンが良好に搬送されてイオンバランスがより安定する。
また均等噴射部16により、放電針11の外周に対して周方向に均等に空気を流通させることができるため、コロナ放電により発生したイオンを良好に搬送させてイオンバランスをより安定させることができる。
なお、移送流体誘導部材は図1に示した収容管部17および誘導テーパ部18を組み合わせた構成に限られるものではなく、コロナ発生領域に対して空気案内流路14内を流れる空気を直接当てないように流通方向を誘導するものであれば他の構成であってもよい。
たとえば図3に示す第1の変形例のように、均等噴射部26をブッシュ23の上流側に隣接配置し、収容管部27の上流側端部に形成したねじ部27aで均等噴射部26にねじ結合した構成とすることもできる。この場合も誘導テーパ部28の下流側端部を放電針11の尖端部11aよりも上流側に位置させることで、コロナCから発生したイオンを良好に搬送させることができる。また図4に示す第2の変形例のように、均等噴射部を設けずに収容管部37の上流側端部に形成したねじ部37aで装置本体3に直接ねじ結合して設置する構成としてもよい。
図5は他の実施の形態のイオン発生装置を示す概略断面図であり、図5(A)は同図(B)におけるA−A線に沿った平面断面図であり、図5(B)は同図(A)におけるB−B線に沿った側面断面図である。本実施の形態のイオン発生装置は、ファンから送り込んだ大気空気を用いてイオン化空気を生成するものであり、また生成したイオン化空気をダクトから吹き出すようにしたファンタイプのものである。この図においては、図1に示したイオン発生装置1と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
図5に示すように、本実施の形態のイオン発生装置101は、送風機102を備える装置本体103と、装置本体103に取り付けられるダクト104と、ダクト104内に取り付けられる3本の放電針111と、各放電針111に対して相手側の対電極となる対極板107と、樹脂などで構成されて送風機102と各放電針111のそれぞれの間の位置に取り付けられる流通空気誘導部材105とを有している。
装置本体103は、ハウジング106の内部に、大気から空気を取り込む送風機取り入れ口102aとダクト104内に空気を吐出する送風機吹き出し口102bを有する送風機102、および電源ユニット112を備えている。電源ユニット112は送風機102を回転駆動するための図示しないモータに電力を供給するとともに、放電に必要な電力を得る電力変換器を内部に有している。
ダクト104は略四角筒形状に形成されており、ハウジング106に取り付けられて送風機吹き出し口102bから吐出された空気をダクト吹き出し口104aを介して外部に案内できるようになっている。3本の放電針111は、互いに並列な配置となって導体である電極固定板108に直立に固定されており、電極固定板支持台109に支持されて送風機吹き出し口102bからダクト吹き出し口104aへ流れる空気の流通方向に直交する配置となっている。導体板である対極板107は各放電針111の尖端部111aに直交対向して離間する配置でダクト4内に固定されている。各放電針111と対極板107がそれぞれ放電電極を構成し、これらには電源ユニット112の電力変換器に接続されている。
各流通空気誘導部材105は、放電針111の尖端部111aの周辺位置に発生するコロナCよりも十分大きな径の円筒をほぼ半割りにした形状の移送流体誘導部材であり、それぞれの放電針111と送風機102との間に各放電針111と平行な配置でダクト104に固定されている。また半割り円筒形状の流通空気誘導部材105は内径側を放電針111に向け、その下流側端部は放電針111の中心軸よりも上流側に位置し、送風機102側から見て放電針111の尖端部111aを隠すようになっている。
以下に本実施の形態のイオン発生装置101の作動について説明する。図5において、放電電極を構成する対極板107と放電針111に電源ユニット112から数kV以上の交流電圧を供給することで、これらの放電電極の間にコロナ放電が起き、ダクト104内を流れる空気はイオン化されてダクト吹き出し口104aから吹き出されることになる。
ここでコロナCは放電針111の尖端部111aの周辺付近に発生するが、流通空気誘導部材105はそのようなコロナ発生領域に対してダクト104内に流れる空気を直接当てないようその流通方向を誘導するようになっている。つまり、円筒半割り形状の流通空気誘導部材105はそれぞれ空気の流れを分割して放電針111全体およびコロナ発生領域の側方向に偏向させて誘導するようになっている。これにより空気の流通量を増減変化させた場合でも、コロナ発生領域における圧力や流速の変化をほとんど防ぐことができ、したがってイオンバランスを常に安定維持することができる。
本実施の形態が備える流通空気誘導部材105もその下流側端部が放電針111の中心軸よりも上流側に位置していることから、コロナCのすぐ側方に流通する空気によりイオンが良好に搬送されてイオンバランスがより安定する。
なお、移送流体誘導部材は上記の流通空気誘導部材105の円筒半割り形状の構成に限られるものではなく、コロナ発生領域に対してダクト104内に流れる空気を直接当てないように流通方向を誘導するものであれば他の構成としてもよい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、供給される移送流体は圧縮空気(大気空気)以外にも窒素N2ガスなどを利用してもよい。
本発明の一実施の形態であるイオン発生装置を示す概略断面図である。 一実施の形態のイオン発生装置と、空気導入部材を備えていないイオン発生装置とで空気の供給圧力の変化に対するイオンバランスの変化を比較する図である。 本発明の一実施の形態の第1変形例であるイオン発生装置を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態の第2変形例であるイオン発生装置を示す概略断面図である。 本発明の他の実施の形態のイオン発生装置を示す概略断面図であり、(A)は(B)におけるA−A線に沿った平面断面図であり、(B)は(A)におけるB−B線に沿った側面断面図である。
符号の説明
1 イオン発生装置
2 ヘッド(導体ブロー管)
3 装置本体
4 ねじ孔
5 雄ネジ部
6 空気流入口(流体流入口)
7 貫通孔
8 空気供給源
9 空気導入路
10 フィルタ
11 放電針
11a 尖端部
12 電源ユニット
13 ブッシュ
14 空気案内流路(流体案内流路)
15 空気導入部材
16 均等噴射部
16a 流通環状溝
16b 流通孔
17 収容管部(移送流体誘導部材)
18 誘導テーパ部(移送流体誘導部材)
19 ノズル継手
19a 突出ねじ部
20 連通孔
23 ブッシュ
25 空気導入部材
26 均等噴射部
27 収容管部(移送流体誘導部材)
27a ねじ部
28 誘導テーパ部(移送流体誘導部材)
35 空気導入部材
37 収容管部(移送流体誘導部材)
37a ねじ部
101 イオン発生装置
102 送風機
102a 送風機取り入れ口
102b 送風機吹き出し口
103 装置本体
104 ダクト
104a ダクト吹き出し口
105 流通空気誘導部材(移送流体誘導部材)
106 ハウジング
107 対極板(対電極)
108 電極固定板
109 電極固定板支持台
111 放電針
111a 尖端部
112 電源ユニット
C コロナ

Claims (3)

  1. 装置本体に形成された流体流入口に連通して移送流体が流通する貫通孔が形成された導体ブロー管と、
    前記装置本体に取り付けられ、前記貫通孔内に配置される放電針と、
    前記放電針を収容する円筒形状の収容管部を備え、前記貫通孔との間で流体案内流路を形成する移送流体誘導部材とを有し、
    前記流体流入口から前記貫通孔内に流入して前記流体案内流路を流れる前記移送流体の流通方向における前記移送流体誘導部材の下流側端部を、前記放電針の尖端部の周辺に形成されるコロナ発生領域よりも前記流通方向の上流側に設け、
    前記下流側端部に、前記コロナ発生領域よりも外周側に前記移送流体を偏向させて誘導するテーパ形状の誘導テーパ部を設け、
    前記移送流体を前記コロナ発生領域に直接当てないようにしたことを特徴とするイオン発生装置。
  2. 請求項記載のイオン発生装置において、前記貫通孔の内周面に嵌合される円筒形状の絶縁部材を有し、前記絶縁部材と前記移送流体誘導部材との間を前記移送流体が流れることを特徴とするイオン発生装置。
  3. 送風機が組み込まれた装置本体と、
    前記装置本体に取り付けられ、前記送風機から吐出される移送流体を外部に案内するダクトと、
    前記移送流体の流通方向に直交する方向に前記ダクト内に取り付けられる放電針と、
    前記ダクト内に前記放電針に対向して取り付けられる対向電極と、
    前記放電針の尖端部の周辺に形成されるコロナ発生領域よりも前記移送流体の前記流通方向の上流側に位置させて前記送風機と前記放電針との間に前記放電針に平行に取り付けられ、前記尖端部を隠す移送流体誘導部材とを有し、
    前記移送流体を前記コロナ発生領域に直接当てないようにしたことを特徴とするイオン発生装置。
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