JP6447864B2 - ゲーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のメダル等のゲーム媒体を積み上げる装置を有するゲーム装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、ゲーム装置の筐体内に載置される積み上げられたゲーム媒体(複数のゲーム媒体をタワー状に積み上げたもの)を作成する装置に関する。
従来から、メダルなどのゲーム媒体を用いてゲームを行うためのゲーム装置が知られている。このようなゲーム装置では、種々のゲーム演出を行うことによって、プレーヤーのプレー意欲を増進するようにしている。
例えば下記特許文献1に記載されたゲーム装置では、フィールド上に多数のメダルを積み上げ、当該積み上げた多数のメダルにより形成されたメダルタワーの払い出しを行うことで、プレーヤーのプレー意欲を増進するようにしている。より詳細には、下記特許文献1のゲーム装置では、まず、プレーヤーが投入したメダルは、メダル移動空間に送出され、当該メダル移動空間を上方から下方にメダルが落下していく。落下していくメダルのうちいくつかは、メダル移動空間の下方に設けられたメダル積上空間に入り、当該メダル積上空間に所定枚数メダルが積み上げられると、メダルタワーが形成される。このように形成されたメダルタワーを所定のイベントの発生を条件として、媒体獲得領域(プレーヤーがメダルを獲得できるメダル獲得空間)に移動させることが可能となっている。
特開2009−201641号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたゲーム装置では、プレーヤーが投入したメダルのうち、メダル積上空間に入ったメダルのみが積み上がってメダルタワーが形成される仕組みとなっており、メダルタワーを形成するためにメダルを投入し続ける必要がある。このため、メダルタワーを形成するのにプレーヤーは大量のメダルが必要となり、メダルを獲得する前にプレーヤーの手元のメダルが無くなってしまうおそれがあった。
また、上記特許文献1に記載されたゲーム装置では、プレーヤーが投入したメダルのうち、メダル積上空間に入らなかったメダルは、メダル移動空間からメダル落下空間(メダル積上空間に入らなかったメダルが落下する空間)に移動してそのままプッシャーゲームが行われる。このため、プレーヤーはプッシャーゲームのほうに気を取られることになり、メダルが積み上がっていく様子を、期待感を持って見守ることができなかった。
更に、上記特許文献1に記載されたゲーム装置では、メダル積上空間に積み上げて形成したメダルタワーを、媒体獲得領域に移動させる条件として、大量のメダルを積み上げることを条件としている。この条件があるため、プレーヤーがメダルタワーを獲得するためには、少なくとも大量のメダルを積み上げる過程と、積み上げて形成したメダルタワーを媒体獲得領域に移動させる過程とでメダルを投入し続ける必要がある。このため、大量のメダルをプレーヤーは投入し続ける必要があり、プレーヤーがメダルタワーを獲得する前にプレーヤーの手元のメダルが無くなってしまうおそれがあった。また、例えば内部循環方式(プレーヤーがメダルを投入した際に、投入したメダルをそのままフィールド上に送出するのではなくゲーム装置内部のメダルをフィールド上に送出する方式)のゲーム装置にあっては、常にフィールド上にメダルを送出しつつメダル積上空間に大量のメダルを積み上げていくこととなることから、ゲーム装置内部の貯留メダルが足りなくなってしまうおそれがあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゲーム媒体積み上げに対するプレーヤーの期待感を効果的に高めることができると共に、プレーヤーの手持ちメダルや貯留メダルの不足を軽減させることができるゲーム装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るゲーム装置は、ゲーム媒体が載置されるフィールドと、前記フィールド上を往復動して前記ゲーム媒体を送出する送出手段と、前記送出されたゲーム媒体の移動経路内に設けられ、当該ゲーム媒体を検出する検出部と、前記送出手段により送出された前記ゲーム媒体が前記検出部で検出されることにより抽選を開始する抽選手段と、ゲーム媒体を積み上げる積上手段と、前記抽選に当選した場合に、前記抽選を続行させると共に、前記当選に対応した枚数のゲーム媒体を積み上げるように前記積上手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記抽選に外れた場合に、前記積上手段によって積み上げられたゲーム媒体を前記フィールドに送出するように前記送出手段を制御することを特徴とする。
かかる構成を採用すると、抽選で当選した場合に、抽選を続行させると共に、当選に対応した枚数のゲーム媒体が積上手段により積み上げられるので、プレーヤーは、ゲーム媒体が積み上がっていく様子を、期待感を持って見守ることができ、プレーヤーのゲーム挑戦意欲を増加させることができる。また、抽選に外れた場合には、それまで積み上げたタワーがフィールド上に送出されるので、プレーヤーがタワーを獲得するまでに、大量のメダルを投入し続ける必要がなくなり、プレーヤーの手持ちメダルの不足を軽減させることができる。
また本発明に係るゲーム装置では、前記積上手段によって積み上げられたゲーム媒体が、第1所定枚数以上か否かを判定する積上枚数判定手段と、を更に備え、前記積上枚数判定手段によって前記第1所定枚数のゲーム媒体が積み上げられたと判定された場合に、前記送出手段は、前記第1所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出することも好ましい。
かかる構成を採用すると、第1所定枚数のゲーム媒体が積み上げられたと判定された場合に、当該第1所定枚数積み上げられたゲーム媒体を送出手段によりフィールド上に送出することができる。これにより、最初から最大枚数(例えば1000枚など)のゲーム媒体の積み上げを行わず、ゲーム媒体の積み上げが第1所定枚数(例えば100枚など)に到達した段階で、当該積み上げたゲーム媒体がフィールド上に送出されるので、プレーヤーはより早い段階でタワーを獲得することができる。その結果、プレーヤーの手持ちメダルの不足を軽減させることができると共に、プレーヤーのゲーム挑戦意欲を増加させることができる。
また本発明に係るゲーム装置では、前記積上枚数判定手段は、前記送出手段が前記第1所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出した後、前記第1所定枚数よりも多い第2所定枚数のゲーム媒体が積み上がったか否かを判定し、前記積上枚数判定手段によって前記第2所定枚数のゲーム媒体が積み上がったと判定された場合に、前記送出手段は、前記第2所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出することも好ましい。
かかる構成を採用すると、最初に第1所定枚数のゲーム媒体が積み上げられたタワーをフィールドに送出した後に、当該第1所定枚数より多い第2所定枚数のタワーをフィールド上に送出することができる。これにより、徐々に高く積み上げられたタワーをプレーヤーに見せることができ、タワー獲得に対するプレーヤーの期待感を高め、プレーヤーのゲーム挑戦意欲を増加させることができる。
また本発明に係るゲーム装置では、前記積上手段によって積み上げられたゲーム媒体を前記送出手段によって前記フィールドに所定回数送出した後又は前記抽選が開始されてから所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出した後、前記抽選において継続して当選した場合に、前記当選に対応した枚数のゲーム媒体を前記送出手段とは異なる射出口から前記フィールドに送出することも好ましい。
かかる構成を採用すると、フィールド上にタワーを複数回送出した後、又は、所定枚数(例えば1000枚)のタワーをフィールド上に送出した後、抽選において継続して当選した場合には、当該当選に対応した枚数のゲーム媒体を、送出手段とは異なる射出口から払い出すことができる。これにより、射出口から払い出されたゲーム媒体が既にフィールド上に送出されたタワーを移動させる媒介にもなるため、プレーヤーのタワー獲得をアシストすることができる。このようにプレーヤーが投入するメダル以外でもタワー獲得をアシストするゲーム媒体の払い出しが行われるので、プレーヤーのタワー獲得の機会を増加させることができる結果、ゲーム装置内部へのメダルの補充にも繋がり、貯留メダルの不足の軽減(メダル循環の促進)を図ることができる。
本発明によれば、ゲーム媒体積み上げに対するプレーヤーの期待感を高めることができると共に、プレーヤーの手持ちメダルや貯留メダルの不足を軽減させることができるゲーム装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るゲーム装置が備えるメダル積上げ装置の全体斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の載置部の構成を説明するための説明図である。 図1に示すメダル積上げ装置の載置部にメダルを載置した状態を示す平面図である。 図1に示すメダル積上げ装置の供給手段近傍の斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の供給手段の第一ストッカの斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の供給手段の第一及び第二ストッカの断面斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の供給手段の付勢手段の斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の供給手段の回転板ユニットの斜視図である。 図8に示す回転板ユニットの分解斜視図である。 図8に示す回転板ユニットの下方回転板のメダル孔にメダルを嵌め込んだ状態を示す斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の移送手段の押出し部材等を示す斜視図である。 図11に示す移送手段の押出し部材によってメダルが配置部へ移送された状態を示す斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の配置部を載置部よりも若干高い位置まで上昇させた状態を示す斜視図である。 図13に示す配置部を時計回りに所定角度回転させた状態を示す斜視図である。 図14に示す配置部を下降させてメダルを載置部に載置した状態を示す斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の載置部にメダルを複数段積上げてメダルタワーを作成した状態を示す斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置のリセット機構の板状部材等を示す斜視図である。 図17に示す板状部材を傾斜させた状態を示す斜視図である。 図17に示すリセット機構のメダル回収経路を説明するための説明図である。 図17に示すリセット機構の排出案内部によってメダルが排出された状態を示す斜視図である。 図1に示すメダル積上げ装置の機能的構成を説明するためのブロック図である。 図1に示すメダル積上げ装置のタワー積込動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すメダル積上げ装置の初期化処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係るゲーム装置の概略構成を示す斜視図である。 図24に示すゲーム装置の機能的構成を説明するためのブロック図である。 図24に示すゲーム装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図26に示すタワーチャレンジの処理の流れを示すフローチャートである。
以下添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本発明は以下の好ましい実施形態により説明されるが、本発明の範囲を逸脱すること無く、多くの手法により変更を行うことができ、本実施形態以外の他の実施形態を利用することができる。従って、本発明の範囲内における全ての変更が特許請求の範囲に含まれる。
<メダル積上げ装置>
まず、図1〜図20を用いてメダル積上げ装置1の機械的構成について説明する。このメダル積上げ装置1は、後述するゲーム装置3に搭載されるものである。なお、メダル積上げ装置1は、本発明における「積上手段」に相当するものである。
本実施形態に係るメダル積上げ装置1は、後述するゲーム装置3で使用されるメダルタワーを作成する装置として適用されるものである。メダル積上げ装置1は、所定配列で複数枚配置したメダルMを複数段載置する載置台10(図2、図3等参照)と、載置台10に載置されたメダルMの最下段より下面に所定配列でメダルMを配置する配置部20(図2、図5等参照)と、配置部20に配置されたメダルMを上昇及び下降させる昇降手段と、配置部20に配置されたメダルMを配列方向へ水平移動させる水平移動手段と、配置部20に対応させて設けられた複数のメダル孔HM(図10、図11等参照)と、各メダル孔HMにメダルMを供給する供給手段30(図4〜図10等参照)と、各メダル孔HMに供給されたメダルMを配置部20へ移送する移送手段40と、特定の事象が発生したときに装置内に残っているメダルMを速やかに回収するためリセット機構50(図17〜図20等参照)と、を備えている。
載置台10は、図3に示すように、環状に配列された6枚のメダルMを載置するためのものである。載置台10は、図2及び図3に示すように、中空の筒体11と、この筒体11の内部に形成された断面略六角形状の空洞11aに配置された断面略六角形状の柱体12と、を有しており、これら筒体11及び柱体12の上面にメダルMを載置することができるようになっている。筒体11の空洞11aは、図2に示すように、上方になるに従ってその断面積が狭くなるように形成されている。これにより、配置部20に配置されたメダルMが上方に移動するに従って中央の柱体12に寄せられて整列するようになっている。
配置部20は、図5に示すように、中央に略円形の孔が設けられた平面視略円形状の板状部材であり、環状に配列された6枚のメダルMをその上面(メダル配置面)に配置することができるようになっている。配置部20は、図2に示すように、昇降手段により、載置台10の筒体11の空洞11a内を上下移動するように構成されている。また、配置部20は、水平移動手段により、回転軸O(図3)を中心に回転するように構成されている。メダルMが配置された状態の配置部20の上面が載置台10よりも若干高い位置になるように配置部20を上昇させ(図13)、その高さ位置で配置部20を所定角度回転させ(図14)、その後、配置部20を下降させる(図15)ことにより、配置部20に配置されていたメダルMを載置台10に載置させることができる(図3)。
昇降手段は、配置部20に配置されたメダルMを上昇及び下降させるものである。本実施形態においては、昇降手段として、図21に示す昇降駆動部121や位置センサ122等を有するもの(特開2013−039314号公報に記載されたメダル昇降機構と同様のもの)を採用している。水平移動手段は、メダルMを配列方向へ水平移動させるものである。本実施形態においては、水平移動手段として、図21に示す回転駆動部131を有するもの(特開2013−039314号公報に記載されたメダル回転機構と同様のもの)を採用している。
供給手段30は、配置部20に対応させて設けられた各メダル孔HMにメダルMを供給するものであり、図4〜図10に示すように、メダルMを複数枚ストックする第一ストッカ31及び第二ストッカ32と、所定の回転軸を中心に回転し第二ストッカ32からメダルMを所定枚数取り出して複数のメダル孔HMに移送する上方回転板33と、メダル孔HMが設けられ上方回転板33と同時に回転するように構成された下方回転板34と、を有している。
第一ストッカ31は、図4〜図6に示すように、ホッパ機構からメダル通路30aを経由して供給された複数枚(例えば6枚)のメダルMを一時的にストックするために凹状に形成された領域である。第二ストッカ32は、図6及び図7に示すように、第一ストッカ31から供給された複数枚(例えば6枚)のメダルMを一時的にストックするために凹状に形成された領域である。第一ストッカ31にストックされたメダルMは、ソレノイド31a(図4)を駆動させることにより、第二ストッカ32に押し出されるようになっている。第一及び第二ストッカ31では、メダルMが上下に柱状に積み重ねられた状態でストックされる。本実施形態においては、上方回転板33によって第二ストッカ32からメダルMを取り出す際にメダルM同士を密着させるようにメダルMに上方から付勢力を加える付勢手段32a(図7)を設けている。
上方回転板33は、図9に示すように、第二ストッカ32の下方及び上方回転板33の上方に固定配置された上方固定板35と、上方回転板33の下方及びメダル孔HM(下方回転板34)の上方に固定配置された下方固定板36と、によって挟まれた状態で回転自在に配置されており、後述する正逆回転駆動装置42によって、図9に示すように下方回転板34とともに所定方向(図9のR1方向)に回転するように構成されている。上方固定板35、上方回転板33、下方固定板36、下方回転板34によって、回転板ユニット(図8)が形成される。
第二ストッカ32にストックされたメダルMは、上方固定板35に設けられた上方取出孔35aを経由して、上方回転板33の取出孔33aに一枚ずつ落下する。上方回転板33の取出孔33aに落下したメダルMは、上方回転板33によって上方回転板33の回転方向(図9のR1方向)に移送された後、下方固定板36の所定位置に設けられた切欠部36aを経由して、下方回転板34のメダル孔HMの一つに落下する。本実施形態における供給手段30は、このような上方回転板33によるメダルMの取出し及び移送を繰り返すことにより、所定枚数(6枚)のメダルMを、下方回転板34に設けられた複数(6つ)のメダル孔HMに供給するように構成されている。各メダル孔HMには、各メダル孔HMにメダルMが嵌め込まれた否かを検出するメダル検出センサ112(図21)が設けられている。
移送手段40は、各メダル孔HMに供給されたメダルMを配置部20へ移送するものであり、図10〜図12に示すように、内歯車41aが設けられたリング41と、リング41を回転させる正逆回転駆動装置42と、リング41の内側に配置され内歯車41aと噛み合う歯車43aを有する押出し部材43と、を有している。
本実施形態における正逆回転駆動装置42は、電源の供給により作動する電動モータであり、駆動用歯車42aを正逆回転させることにより、リング41、上方回転板33及び下方回転板34を回転させるように機能する。押出し部材43は、図11及び図12に示すように平面視扇形状の板状部材であり、所定の回転軸43bを中心に回動するように構成されている。本実施形態においては、メダル孔HMの個数に対応させて6つの押出し部材43を設けている。
リング41は、正逆回転駆動装置42の駆動用歯車42aと噛み合う外歯車41bを有しており、正逆回転駆動装置42の駆動用歯車42aが所定方向(図12に示すR2方向)に回転すると、その回転力が外歯車41bを介してリング41に伝達されて、リング41が所定方向(図9のR1方向と反対方向)に回転するようになっている。このように正逆回転駆動装置42でリング41を回転させると、リング41の内歯車41a及び歯車43aを介して押出し部材43に回転力が伝達されて、図12に示すように、メダル孔HMに供給されたメダルMをメダル孔HMに対応する配置部20へと押し出すように押出し部材43が回転運動を行う。
一方、正逆回転駆動装置42の駆動用歯車42aが図12に示すR2方向と反対方向に回転すると、その回転力が外歯車41bを介してリング41に伝達されて、リング41が図9のR1方向に回転し、さらにリング41の内歯車41a及び歯車43aを介して押出し部材43に回転力が伝達されて押出し部材43が回転運動を行い、図11に示すように元の位置に戻る。押出し部材43は、図11に示す位置において下方回転板44の(図示されていない)当接部に当接するようになっている。このため、正逆回転駆動装置42によるリング41の図9のR1方向への回転力が内歯車41a及び歯車43aを介して押出し部材43に伝達されると、この回転力が押出し部材43を介して下方回転板34に伝達され、下方回転板34が図9のR1方向に回転する。また、下方回転板34の回転力は、(図示されていない)連結部材を介して上方回転板33に伝達され、上方回転板34が図9のR1方向に回転するようになっている。すなわち、正逆回転駆動装置42は、リング41を図9のR1方向に回転させたときに、押出し部材43とともに上方回転板33及びメダル孔HM(下方回転板34)を同じ方向(図9のR1方向)に回転させることができる。
リセット機構50は、特定の事象(例えば、メダルの積み上げ動作中の停電等)が発生したときに装置内に残っているメダルMを速やかに回収するための機構である。リセット機構50は、図17〜図19に示すように、メダル孔HMの底面の高さに水平に配置される板状部材51と、板状部材51を水平に配置された状態から傾斜させる傾斜駆動装置52と、特定の事象が発生したときに傾斜駆動装置52を作動させることにより板状部材51を傾斜させて板状部材51上のメダルMを下方に落下させる制御手段1100(図21参照)と、を有している。
板状部材51は、図17及び図18に示すように、ヒンジ51aを介して折曲するように構成されている。特定の事象が発生すると、制御手段1100から送出される特定の制御指令により傾斜駆動装置52が作動し、水平に配置された状態の板状部材51(図17)は、ヒンジ51aと反対側(メダル孔HMと反対側)の端部51bがヒンジ51a側よりも下方に下がるように傾斜する(図18)。この結果、板状部材51上に残っていたメダルMは、板状部材51の端部51b側へと滑り、側方に設けられたメダル回収部53へと落下して回収されることとなる。傾斜駆動装置52としては、板状部材51の下面に接続され制御指令によって下方に移動するリンク機構等を採用することができる。
また、本実施形態においては、特定の事象が発生したときに、制御手段1100が特定の制御指令を送出して昇降手段を制御することにより、配置部20を最下方(図20)まで下降させて、配置部20に配置されたメダルMを下降させる。すなわち、制御手段1100及び昇降手段は、特定下降手段として機能する。
また、リセット機構50は、特定の事象が発生したときに特定下降手段(制御手段1100及び昇降手段)によってメダルMが下降するに従って配置部20に配置されたメダルMを放射状に排出するような形状を有する排出案内部54と、を有している。本実施形態における排出案内部54は、載置台10を構成する柱体12の下部に設けられた斜面である。特定の事象が発生すると、配置部20は柱体12に沿って鉛直方向下方へと下降する。このとき、配置部20に配置されていたメダルMも一緒に柱体12に沿って鉛直方向下方へと下降するが、配置部20が排出案内部(斜面)54を通過すると、排出案内部54によってメダルMの鉛直方向下方への下降が妨げられ、メダルMは排出案内部54に沿って放射状に外側下方へと排出される。
次に、図21〜図23を用いて、本発明の実施形態に係るメダル積上げ装置1の機能的構成について説明する。
図21は、メダル積上げ装置1の機能的構成を示すブロック図である。図示されるように、メダル積上げ装置1は、各種データを記憶するメモリ1000と、各種駆動装置の制御を行うための制御手段1100と、を備えている。
メモリ1000は、タワー段数n、メダルタワーの最大段数N、メダルタワーの各段における配置部20の回転角度R1〜Rn等の各種情報を格納する。ここで、例えば、「R1=30」とは、積み重ねたメダルMを30°配列方向へ水平回転させることを指す。本実施形態において、回転角度R1〜Rnの各値は、−30〜+30までが設定可能とされ、回転角度R1〜Rnが正の値の場合は、配置部20が時計方向に水平回転し、負の値の場合は、配置部20が反時計方向に水平回転する。
また、本実施形態では、回転角度R1〜Rnを設定しているが、積み重ねたメダルMが水平移動する距離および方向を設定しても良い。なお、最大段数N、回転角度R1〜Rn又は水平移動する距離および方向の値は、予めメモリ1000内で決められている値でも良いし、図示しないディップスイッチ等によって設定しても良い。ディップスイッチ等によって設定する場合、制御手段1100は、ディップスイッチの値を読み込み、それぞれの値を決定する。
続いて、メダル積み上げのメイン処理(タワー積込動作)について説明する。この処理は、後述するタワーチャレンジ処理のステップS286で行われるものである。図22は、制御手段1100がメダル積上げのメイン処理(タワー積込動作)を行う例を示すフローチャートである。以下、詳細に説明する。
制御手段1100は、メイン処理を開始すると、初期化処理(図22では図示省略)を行う。図23は、制御手段1100が初期化処理を行う例を示すフローチャートである。まず、制御手段1100は、初期化処理を開始すると、メダルタワーの最大段数Nを決定し、メモリ1000に記憶する(ステップS1011)。次いで、制御手段1100は、メダルタワーの各段における配置部20の回転角度R1〜Rnを設定し、メモリ1000に記憶する(ステップS1012)。次いで、制御手段1100は、生成済みメダルタワー段数nを1に初期化し(ステップS1013)、昇降手段の昇降駆動部121を駆動して配置部20を基準高へ移動させる(ステップS1014)。この基準高とは、配置部20のメダル配置面の高さが載置台10の上面の高さになることをいう。つまり、制御手段1100は、昇降手段の位置センサ122の情報に基づき、初期動作としてメダル配置面を基準高まで昇降させる。そして、制御手段1100は、初期化処理を終了する。
(ステップS2861)
図22に戻り、次いで、制御手段1100は、ゲーム装置3に設けられるメダル通路30aを切り替える。
(ステップS2862)
次いで、制御手段1100は、ホッパ機構を駆動して供給手段30の第一ストッカ32にメダルMを供給する。
(ステップS2863)
そして、供給手段30のソレノイド31aを駆動して第一ストッカ31から第二ストッカ32にメダルMを押し出し、第二ストッカ32に複数枚のメダルMを柱状にストックする。
(ステップS2864)
次いで、制御手段1100は、正逆回転駆動装置42を駆動して供給手段30の上方回転板33及びメダル孔HMを回転させ、第二ストッカ32にストックされたメダルMを、上方回転板33の取出孔33aに一枚ずつ落下させて上方回転板33によって図9のR1方向に移送し、下方回転板34のメダル孔HMの一つに落下させる(ステップS2864)。そして、これら取出し及び移送を繰り返すことにより、所定枚数(6枚)のメダルMを各メダル孔HMに嵌め込む(図10参照)。制御手段1100は、メダルMがメダル孔HMに嵌め込まれたかをメダル検出センサ112によって検出する。
(ステップS2865)
全てのメダル孔HMにメダルMが嵌め込まれている場合、制御手段1100は、正逆回転駆動装置42を駆動して押出し部材43を回転移動させることにより、メダル孔HMに供給されたメダルMを、メダル孔HMに対応する配置部20へと押し出して移送する(ステップS2865)。これにより、メダルMがメダルタワーを構成する配列に整列される(図12参照)。
(ステップS2866)
次いで、制御手段1100は、昇降駆動部121を駆動して配置部20を基準高以上の高さまで上昇させる(図13参照)。配置部20に配置されたメダルMは、載置台10に載置されている未完成メダルタワーの最下段の下面に位置する。載置台10に載置されている未完成メダルタワーの最下段は、配置部20に配置されたメダルMと同じ配列で所定の回転角度だけずれて、メダルMの上方に位置することから、両者は重なり領域を有し、配置部20に配置されたメダルMを上昇させることで、その重なり領域により、載置台10に載置される未完成メダルタワーも一緒に持ち上がる。
(ステップS2867)
次いで、制御手段1100は、回転駆動部131を駆動して配置部20を配列方向へRn(本実施形態では30度)だけ水平回転させる。これにより、配置部20のメダル配置面に配置された未完成メダルタワーは、配列方向へ水平移動し、未完成メダルタワーの最下段のメダルMが載置台10を構成する筒体11及び柱体12の上方へ移動する(図14参照)。
(ステップS2868)
次いで、制御手段1100は、昇降駆動部121を駆動して配置部20を基準高まで下降させる。これにより、配置部20のメダル配置面が載置台10よりも下降し、未完成メダルタワーの最下段が載置台10を構成する筒体11及び柱体12に載置される(図15参照)。以上のステップでメダル積み上げのメイン処理(タワー積込動作)が終了する。
<ゲーム装置>
続いて、上述したメダル積上げ装置1を備えたゲーム装置3の構成について説明する。図24はゲーム装置3の斜視図であり、図24はゲーム装置3の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態におけるゲーム装置3は、ゲームの進行に応じてメダルタワーMTを作成するものである。なお、以下では、ゲームの進行に応じてメダルタワーMTを作成する例について説明するが、メダルMとは異なる形状の遊戯媒体(例えばボール)を積み上げてタワーを作成しても良い。これらメダルM及びボールが本発明における「ゲーム媒体」に相当するものであるが、「ゲーム媒体」としては、コインや貨幣、チップのほか、ゲームで用いられる駒やトレーディングカードも含む。
ゲーム装置3は、図24に示すように、プレーヤーがゲーム空間SへメダルMを投入するためのメダル投入機構300、投入されたメダルMが載置されるフィールドF、ゲーム空間Sを囲う透明板部材310および仕切部材320、往復動によりフィールドF上にあるメダルMを移動させるプッシャー330(送出手段)、移動して落下口340に落下したメダルM等が入る入賞口350(検出部)、落下したメダルMをプレーヤーに送出するメダル払出口360、プレーヤーがメダルを投入することによってフィールドFにメダルMを射出するメダル射出口303、フィールドF内に配置されたメダル積上げ装置1が設けられている。なお、入賞口350はメダルが移動しうる経路(移動経路内)のうち、フィールドFから落下した途中に設けているが、フィールドF上に設けて、フィールドF上を移動中のメダルを検出するようにしても良い。
メダル投入機構300は、メダル投入口301、ハンドル302、メダル射出口303が設けられている。プレーヤーは、ハンドル302を回転させると、バネなどの付勢力やホッパー等の動力によってメダル投入口301のメダルMをメダル射出口303からフィールドF上へ射出する。このとき、メダル投入口301のメダルMを直接フィールドF上へ射出しても、メダル投入口301のメダルMと同数のメダルをフィールドF上に射出しても何れでも良い。なお、図24では、メダル投入機構300としてハンドル302等を用いているが、このような機構に限定されるわけではなく、プレーヤーがメダルMをフィールドF上へ投入する機構としては、適宜他の機構を採用することが可能である。
メダル射出口303は、所定の条件が成立した場合に(例えば、メダル積上げ装置1により予め設定した所定枚数以上のメダルMが積み上げられた場合)、フィールドF上にメダルMやボール等(コインや貨幣、チップのほか、ゲームで用いられる駒やトレーディングカードも含む)を払い出す(バラ払出し)ことも可能である。なお、メダル射出口303は、フィールドF上にメダルMやボール等を払い出す機能を有していれば良く、例えばフィールドF上に設ける等、その設置箇所は適宜選択することが可能である。メダル射出口303からメダルMが払い出される処理の詳細については、タワーチャレンジ(図27)のフローを参照しながら後述する。
フィールドF上では、プッシャー330が前後方向(図24中の矢印D方向)に往復動している。このプッシャー330は、後述する往復駆動部118(図25参照)によって駆動制御され、その往復幅を変更することができる。本実施形態では、このプッシャー330の往復動により、フィールドF上に載置されたメダルMやボール等を、フィールドF上に設けられた落下口340に落下させることが可能となっている。また本実施形態では、フィールドF内に配置されたメダル積上げ装置1により所定枚数のメダルMが積み上げられると、プッシャー330によりフィールドF上に積み上げられた所定枚数のメダルMを送出するように構成されている。
入賞検出部106(図25参照)は、フィールドFから落下したメダルMが入賞口350に入ったことを検知するように構成されている。
なお、フィールドF上には、メダル積上げ装置1の周囲に透明なメダル防護壁(図示省略)を設けてもよい。ここで、このメダル防護壁は、メダルタワーが所定枚数積み上げられると、上述した昇降駆動部121(図21)によって下降する。このメダル防護壁は、アクリルなどの透明な部材により構成することが可能である。
落下口340に落下したメダルMは、図示しないホッパ機構の駆動によってメダル払出口360から払い出される。
次に、ゲーム装置3の機能的構成について説明する。図25は、ゲーム装置3の機能的構成を説明するためのブロック図である。
ゲーム装置3は、上述したメダル積上げ装置1の制御手段1100等からの情報によって、各駆動部等やゲームを制御する処理部200を備えている。このゲーム装置3は、メダル積上げ装置1と、処理部200と、動力部110と、検出部100と、記憶部150と、情報記憶媒体140と、表示部128と、音出力部130とを備えている。
検出部100は、例えばゲーム装置3の内部に設けられ、ゲームに用いられるメダルMやボール等(コインや貨幣、チップのほか、ゲームで用いられる駒やトレーディングカードも含む)の通過や接触などを検出するものであり、スイッチ、光学センサ、ICタグリーダなどにより実現できる。検出部100は、投入検出部102と、積上検出部104と、入賞検出部106とを含む。
投入検出部102は、図24で示したメダル投入口301から投入されたメダルが通るゲーム装置3内の通路(図示省略)に設けられ、プレーヤーが投入したメダルの数(量)を検出する。
積上検出部104は、図24で示したゲーム装置3の内部に設けられ、メダル積上領域STに積み上げられたメダルの数(量)を検出する。本実施形態では、積上検出部104により検出されるメダルの数(量)に関する検出信号は、随時、後述する判定部206に送信され、当該判定部206により所定枚数のメダルが積み上げられたか否かが判定される。
入賞検出部106は、図24で示した入賞口350の内部に設けられ、当該入賞口350を通過したメダルMやボールの数(量)を検出する。後述するように、入賞口350に、所定数のメダルMやボールが落下したことが入賞検出部106により検出されると、抽選処理部203による抽選が行われる。なお、ボールとメダルMとで別々に入賞口350および入賞検出部106を設けるようにしてもよい。例えば、メダルMはフィールドFから落下しても入賞口350に入らないものもあるが、ボールはフィールドFから落下したことを検出するようにしてもよい。
記憶部150は、処理部200のワーク領域となるもので、その機能はRAM等により実現できる。
情報記憶媒体140(コンピュータ読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。
この情報記憶媒体140には、処理部200において本実施形態の種々の処理を行うためのプログラム(データ)が記憶されている。即ち、この情報記憶媒体140には、本実施形態の処理部200に含まれる各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶されている。
動力部112は、メダル送出部114と、回動動力部116と、往復駆動部118とを含む。
メダル送出部114は、ゲーム装置3の内部に貯留されているメダルをフィールドFに送るとともに、図24で示したメダル射出口303からメダルを送出するものであり、ホッパなどにより実現できる。またメダル送出部114は、所定の条件が成立した場合に、メダル射出口303からフィールドF上にメダルを送出するものであり、ホッパなどにより実現できる。メダル射出口303からメダルMをフィールドF上に送出する詳細については、後述するタワーチャレンジ処理のフローを参照しながら後述する。
回動動力部116は、例えばメダル積上げ装置1により積み上げられた複数のメダルを動作させるものであり、モータなどにより実現できる。
往復駆動部118は、フィールドF上で前後方向(図24中の矢印D方向)にスライドさせるプッシャー330を動作させるものであり、モータなどにより実現できる。このプッシャー330は、複数枚のメダルが積み上げられたメダルタワーをスライドさせると共に、フィールドF上に載置されたメダルをスライドさせるものである。本実施形態において、往復駆動部118は、所定枚数以上のメダルがメダル積上領域STに積み上げられたときに、当該積み上げられたメダルタワーを前後方向にスライドさせるように、プッシャー330を動作させる。なお、メダルタワーをプッシャー330によりスライドさせるタイミングの詳細については、後述する。
ボール送出部119は、入賞口350を所定数のボールやメダルMが通過したことを入賞検出部106により検出された場合に、ゲーム装置3に設けられる抽選装置(図示省略)にボールを送るものであり、ホッパなどにより実現できる。なお、この抽選装置はゲーム装置3と別体の装置として設けることも可能であり、ゲーム装置3内に組み込んで一体型の装置として設けることも可能である。また、抽選によって当選した賞の種別に応じた数のボールをフィールドF上へ払い出す際にもボール送出部119が用いられるが、抽選処理部203とフィールドFの位置が近い場合は同じ部材を用いてもよいが、抽選処理部203とフィールドFに対してそれぞれ別にボール送出部119を設けるようにしてもよい。
表示部128は、ゲーム画像や演出画像などの画像を表示したり、ゲーム得点やゲーム条件などの文字を表示したりするものであり、液晶ディスプレイなどの各種ディスプレイにより実現できる。
音出力部130は、効果音や楽曲などを出力するものであり、スピーカなどにより実現できる。
処理部200(プロセッサ)は、検出部100からの検出データ、プログラムなどに基づいて、ゲーム処理、表示制御処理、或いは音生成処理などの処理を行う。この処理部200の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。そして処理部200は、記憶部150をワーク領域として各種処理を行う。そして本実施形態では処理部200は、ゲーム処理部202、条件設定部204、判定部206、動作制御部208、表示制御部212、音処理部214を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
ゲーム処理部202は、ゲーム開始条件が満たされた場合にゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、当否を抽選する処理(抽選処理部203)、ゲーム結果を演算する処理、或いはゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理などのゲーム処理を行う。本実施形態では、当否を抽選する処理として、例えばルーレット抽選やスロット抽選が行われる。この抽選処理の詳細については後述する。
条件設定部204は、検出部100の検出結果、抽選の結果、ゲーム結果、プログラムなどに基づいて、所定のイベントを発生させるための条件であるイベント発生条件を設定する処理を行う。本実施形態では、所定のイベント発生条件が満たされると、複数のメダルMを積み上げて形成されたメダルタワーMTをフィールドF上に送出させるイベントを発生させるが、条件設定部204は、メダルタワーMTをフィールドF上に送出させるために必要なメダルタワーMTの区切り枚数(メダルタワーMTに積み上げられるメダルMの枚数)を設定する。本実施形態ではこの区切り枚数を100枚、250枚、500枚、750枚、1000枚の値に設定するが、区切り枚数は任意の値に設定可能である。
判定部206は、検出部100の検出結果、抽選の結果、ゲーム結果、プログラムなどに基づいて、所与の条件(イベント発生条件)が満たされたことを判定する処理を行う。特に判定部206は、メダル積上げ装置1により積み上げたメダルM(メダルタワーMT)の枚数が、所定枚数(例えば100枚、250枚、500枚、750枚、1000枚等)に到達したか否かを判定する処理を行う。
本実施形態では、所定の条件が成立した場合に発生するイベントとして、上述したメダルタワーMTをフィールドF上に送出させるイベントの他、プレーヤーのメダルの投入に拠らずにメダルMをフィールドF上に送出するイベントなどの種々のイベントが設定されている。そして、判定部206は、これら種々のイベントについて、それぞれに設定されている条件が満たされたことを判定する処理を行う。
検出回数計数部216は、メダルM又はボールが入賞口350を通過したことを入賞検出部106により検出された個数(回数)をカウントする。本実施形態では、後述するように、ボールが入賞口350を通過した個数が10個に到達すると(又は所定枚数のメダルMが入賞口350を通過すると)、その検出信号がゲーム処理部202に送信され、ゲーム処理部202による抽選処理が行われるように制御される。
動作制御部208は、判定部206の判定結果、検出部100の検出結果、抽選の結果、ゲーム結果、プログラムなどに基づいて、メダル送出部114、回動動力部116、往復駆動部118、ボール送出部119などの動作機構の動作の制御を行う。特に動作制御部208は、判定部206の判定結果に基づいて、メダル積上領域STに形成されたメダルタワーをフィールドF上に押し出すように、往復駆動部118を動作させる処理を行う。また動作制御部208は、判定部206の判定結果に基づいて、その他の満たされた条件に対応する動作機構を動作、例えばタワーチャレンジ(図26、図27等参照)の際に、メダル積上げ装置1における各動作機構を動作させる処理を行う。
表示制御部212は、判定部206の判定結果、検出部100の検出結果、抽選の結果、ゲーム結果、プログラムなどに基づいて表示部128の表示制御を行う。
音処理部214は、判定部206の判定結果、検出部100の検出結果、抽選の結果、ゲーム結果、プログラムなどに基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部130に出力する。
<ゲーム装置の処理の流れ>
図26は、ゲーム装置3で行われる処理の流れの概略を示すフローチャートである。なお、初期設定処理として、メダルMの積上枚数や、検出回数などを初期値に設定する処理を行う。また、フィールドF上には予め複数枚のメダルMが載置され、プッシャー330はフィールドF上を前後方向にスライド動作している。
(ステップS21)
まず、プレーヤーが、メダル投入口301を通してメダルMを投入する(ステップS21)。すると、動作制御部208はメダル送出部114を制御し、ゲーム装置3の内部に貯留されている貯留メダルをメダル射出口303を通してフィールドF上に投入する。なお、プレーヤーがメダル投入口301を通して投入したメダルMをそのままメダル射出口303からフィールドF上に投入するようにメダル送出部114を制御することも可能である。
(ステップS22)
次に、フィールドF上に投入されたメダルM又は予めフィールドF上に載置されたメダルMは、フィールドF上を往復動するプッシャー330により押されて移動する。そして、プッシャー330により押し出されたメダルMが入賞口350を通過したか否か(チャッカ入賞)、入賞検出部106により検出される(ステップS22)。
(ステップS23)
入賞口350にメダルMが通過したことが入賞検出部106により検出されると、その検出信号がゲーム処理部202に送信される。ゲーム処理部202が入賞検出部106からの検出信号を受信すると、その検出信号はゲーム処理部202の抽選処理部203に送られ内部抽選処理を実行するとともに、抽選過程及び抽選結果を示す演出表示を表示させる制御を行う。演出表示としては、例えば、複数の図柄がロール状に配置されて縦回転する仮想リールを横3列に表示し、抽選開始とともに3つのリールをそれぞれ回転させ、一定時間経過後に本抽選の結果を示す図柄で停止するように表示させる。いわば「仮想スロット抽選」を実行する(ステップS23)。なお、この仮想スロット抽選の他に、他の抽選処理を抽選処理部203により実行するように制御することも可能である。例えば、ルーレットであったり、籤、ビデオゲーム等の映像演出による抽選なども抽選処理に含まれる。
この仮想スロット抽選ではずれの場合には(ステップS23(はずれ))、ステップS22に戻り、再度入賞口350にメダルMが通過するか否かが検出される。一方、この仮想スロット抽選で当選の場合、ボール又はメダルMが払い出される。
(ステップS24)
具体的には、仮想スロット抽選でボールが当選すると(ステップS23(ボール当たり))、ゲーム処理部202は、動力部112のボール送出部119へ排出信号を出力し、当選した賞の種別に応じた数のボールがフィールドF上へ払い出される(ステップS24)。なお、このボールの払い出しは、例えばメダル射出口303からフィールドF上へ払い出されるように構成しても良く、他の媒体射出口(図示省略)をゲーム装置3に設けて、当該媒体射出口からボールを払い出すように構成しても良い。
(ステップS25)
仮想スロット抽選でメダルMが当選すると(ステップS23(メダル当たり))、ゲーム処理部202は、動力部112のメダル送出部114へ排出信号を出力し、当選した賞の種別に応じた数のメダルMがメダル射出口303からフィールドF上へ払い出される(ステップS25)。
ステップS24又はステップS25で、フィールドF上へ払い出されたボール又はメダルMは、フィールドF上を前後方向にスライドするプッシャー330により入賞口350側へ押されて移動する。そして、ボール又はメダルMが入賞口350を通過したか否か入賞検出部106により再度検出され、メダルMが入賞口350を通過した場合には(ステップS22)、上述したように、ステップS23以降の処理が行われる。一方、ボールが入賞口350を通過したことが入賞検出部106により検出された場合にはステップS26へ進む。
(ステップS26)
入賞検出部106によりボールが入賞口350を通過したことが検出されると(ステップS26)、この検出信号が検出回数計数部216に送信され、検出回数計数部216によりボールの検出回数がカウントされる。
(ステップS27)
そして、検出回数計数部216によりカウントされた検出回数が、10個目であるか否かが判定部206により判定される(ステップS27)。
ボールの検出回数(ボールの個数)が10個目でないことが判定部206により判定された場合には(ステップS27(NO))、メダルM又はボールが入賞口350を通過するか否かが入賞検出部106により引き続き検出される(ステップS22又はステップS26)。
(ステップS28)
ボールの検出回数が10個目であることが判定部206により判定された場合には(ステップS27(YES))、ゲーム処理部202は、所定のイベントを実行する。本実施形態では、ゲーム処理部202は、所定のイベントとして、タワーチャレンジの処理を実行する(ステップS28)。
<タワーチャレンジ>
タワーチャレンジの処理について説明する。図27は、タワーチャレンジ(図26のステップS28)の処理の流れを示すフローチャートである。
(ステップS281)
まず、動作制御部208(図25参照)は、メダル積上げ装置1の制御手段1100に、メダルMを排出させる排出信号を送信し、当該排出信号を受信した制御手段1100は、メダル積上げ装置1の各動作機構の動作を制御して、例えば載置台10(図13〜図16等参照)に載置されているメダルMを排出する処理を行う(ステップS281)
(ステップS282)
次に、動作制御部208(図25参照)は、メダル積上げ装置1の制御手段1100に、初期化処理を行う初期化信号を送信し、当該初期化信号を受信した制御手段1100は、メダル積上げ装置1の各動作機構の初期化処理を行う(ステップS282)。この初期化処理としては、例えば、制御手段1100は、昇降駆動部121を駆動して配置部20(図13、図14等)を基準高へ移動させる処理を行う。この基準高とは、配置部20のメダル配置面の高さが載置台10の上面の高さになることをいう。つまり、制御手段1100は、昇降手段の位置センサ122の情報に基づき、初期動作としてメダル配置面を基準高まで昇降させる。そして、制御手段1100は、初期化処理を終了する。
(ステップS283、S284)
次に、動作制御部208は、プッシャー330の引込動作を行う信号を往復駆動部118に送信し、当該信号を受信した往復駆動部118は、プッシャー330の引込動作を行うように制御する(ステップS283)。このプッシャー330の引込動作では、往復駆動部118により、例えばプッシャー330を1往復させる動作を行うように制御され(ステップS284)、プッシャー330内部へのメダルMの入り込みを防止する。
(ステップS285)
上記ステップS281〜S284の処理が行われた後、ゲーム処理部202の抽選処理部203によって所定の抽選処理が行われる(ステップS285)。本実施形態における抽選処理としては、所定の抽選装置(図示省略)によるルーレット抽選が実行される。このルーレット抽選におけるルーレットの各ポケットには、異なる数字が記載された複数の当たりポケットと、1つのはずれポケットとが設けられている。複数の当たりポケットに該当した場合、すなわち抽選に当選した場合には、引き続き抽選が続行されると共に、当該当選に対応した枚数のメダルMがメダル積上げ装置1によって積み上げられる。1つのはずれポケットに該当した場合、すなわち抽選に外れた場合には、抽選が終了する。このようなルーレット抽選の開始から終了までの流れとしては、本実施形態では以下のように行われる。具体的には、まず、ボールが入賞口350を通過することを検知する入賞検出部106からの検出信号(例えばボール10個の入賞口350を通過した検出信号)を抽選処理部203が受信すると、抽選処理部203からボール送出部119に当該検出信号が送られ、当該検出信号を受信したボール送出部119は、所定のボールを抽選装置(図示省略)に送出する。当該抽選装置に送出されたボールは、所定時間経過後に、ルーレットの当たりポケット又ははずれポケットのいずれかに停止する。例えば当たりポケットにボールが停止した場合には、処理部200は、当該抽選結果をメダル積上げ装置1の制御手段1100に送信し、当該制御手段1100はメダル積上げ装置1を制御して、当該当たりポケットに記載された数のメダルMを積み上げていく。そして、抽選に当選した場合には、引き続き抽選処理が実行され、抽選に当選した際に、処理部200は、当該当たりポケットに記載された数のメダルMを積み上げるようにメダル積上げ装置1を制御する。このようにして抽選に当選する度に、メダルMが積み上げられていき、メダルタワーMTの高さが上昇していく。一方、ルーレット抽選により、はずれポケットにボールが停止した場合には、メダル積上げは行われず、ルーレット抽選が終了して、後述するようにメダルタワーMTのフィールドFへの払い出しが行われる。以上のように、抽選処理部203による抽選処理は、抽選にはずれるまで複数回連続的に行われる。
なお、抽選処理部203による抽選処理の開始の条件としては、所定数(本実施形態では10個)のボールが入賞口350を通過したことを入賞検出部106により検知された場合に限定されず、例えば所定枚数のメダルMの入賞口350通過を条件とすることも可能である。また上述した抽選処理部203による抽選処理は、ルーレット抽選に限られるわけではなく、例えばスロット抽選やその他の抽選を実行することも可能である。また本実施形態では、入賞口350に落下したボールを抽選装置に送出してルーレット抽選が行われるものであるが、ゲーム装置3にディスプレイ(図示せず)を設け、当該ディスプレイにルーレット抽選又はスロット抽選、籤、ビデオゲーム等の映像演出による抽選などが表示される処理を実行するように制御することも可能である。
(ステップS290)
ステップS285のゲーム処理部202による抽選処理が実行された結果、はずれの抽選結果であった場合には(ステップS285(はずれ))、動作制御部208は、メダル積上げ装置1の制御手段1100を制御し、当該制御手段1100は、昇降駆動部121(図21参照)を駆動する。具体的には、制御手段1100は、昇降駆動部121を駆動して配置部20を所定の高さまで上昇させる(ステップS290)。なお、この所定の高さとは、それまで積み上げられたメダルタワーMTをプッシャー330によってフィールドF上へ送出可能な位置(すり切り位置)である。
(ステップS291)
次いで、動作制御部208は往復駆動部118を制御し、当該往復駆動部118は、それまで所定枚数のメダルMが積み上げられたメダルタワーMTをフィールドF上に送出させるようにプッシャー330を駆動(プッシャー押出)する(ステップS291)。つまり、抽選処理部203による抽選ではずれの場合には、ゲーム装置3の処理部200は、メダル積上げ装置1によってそれまで積み上げられたメダルタワーMTをフィールドFに送出するようにプッシャー330を制御する。また、これと同時に条件設定部204により区切り枚数を初期の値(本実施形態では100枚)に設定する。以上のように、ステップS285での抽選ではずれの場合には、ステップS290及びステップS291の処理が実行され、タワーチャレンジによる処理が終了する。なお、各動作機構が初期化処理の状態から変化が無いままはずれの抽選結果となった場合は、これらのステップは省略してもよい。
(ステップS286)
ステップS285に戻り、抽選処理が行われた結果、当たりの抽選結果であった場合には、ゲーム処理部202は、抽選により確定したメダルの当たり枚数を含む抽選結果データをメダル積上げ装置1の制御手段1100に送信する。制御手段1100は、タワー積込動作(図22参照)の処理を実行するようにメダル積上げ装置1を制御する(ステップS286)。
(ステップS287)
タワー積込動作が実行された後、メダルタワーMTに積み上げられたメダルMの枚数が、所定の区切り枚数であるか否かが判定部206により判定される(ステップS287)。所定の区切り枚数として、例えば100枚、250枚、500枚、750枚、1000枚等の値が予め条件設定部204により設定されている。より詳細には、区切り枚数として、初期設定では100枚が条件設定部204により設定されている。そして、上述した抽選によってメダルタワーMTが積み上げられた結果、既に100枚メダルタワーMTがプッシャー330によってフィールドF上へ送出されている場合には、条件設定部204により区切り枚数が250枚に更新される。同様に、既に250枚メダルタワーMTがプッシャー330によってフィールドF上へ送出されている場合には、条件設定部204により区切り枚数が500枚に更新され、既に500枚メダルタワーMTがプッシャー330によってフィールドF上へ送出されている場合には、条件設定部204により区切り枚数が750枚に更新され、既に750枚メダルタワーMTがプッシャー330によってフィールドF上へ送出されている場合には、条件設定部204により区切り枚数が1000枚に更新される。以上のように条件設定部204により設定された区切り枚数に基づいて、メダルタワーMTが区切り枚数であるか否かが判定部206により判定される。
メダルタワーMTが所定の区切り枚数でないと判定部206により判定された場合には(ステップS287(NO))、抽選処理のステップに戻り、ゲーム処理部202により抽選処理が引き続き実行される(ステップS285)。
(ステップS288)
メダルタワーMTが所定の区切り枚数であると判定部206により判定された場合には(ステップS287(YES))、動作制御部208は往復駆動部118を制御する信号を送信し、往復駆動部118は、メダルタワーMTがフィールドF上へ送出されるようにプッシャー330を動作させる処理を行う(ステップS288)。例えば、条件設定部204により100枚の区切り枚数が設定され、判定部206によりメダルタワーMTの枚数が100枚(又は100枚以上)と判定された場合には、往復駆動部118は、100枚のメダルMが積み上げられたメダルタワーMTをフィールドF上へ送出するようにプッシャー330を動作させる。既に100枚のメダルタワーMTをプッシャー330によりフィールドF上へ送出している場合には、往復駆動部118は、250枚のメダルタワーMTをフィールドF上へ送出するようにプッシャー330を動作させる。このように所定の区切り枚数のメダルタワーMTをフィールドF上に送出することで、徐々に高くなっていくメダルタワーMTをプレーヤーに見せることができ(階段払い出し)、プレーヤーのゲーム挑戦意欲を増加させることができる。以上のように所定の区切り枚数のメダルタワーMTの送出動作が実行された後は、ステップS285における抽選処理に戻り、抽選が繰り返される。
(ステップS289)
ステップS287に戻り、所定の区切り枚数であると判定部206により判定された場合(ステップS287(YES))であって、以下の条件では、所定の区切り枚数のメダルタワーMTの払い出し(階段払い出し)が行われない。具体的には、フィールドF上にメダルタワーMTを複数回送出した後、又は、所定枚数(例えば1000枚)のメダルタワーMTをフィールドF上に送出した後、抽選(ステップS285)において継続して当選した場合には、動作制御部208はメダル送出部114を制御し、当該当選に対応した枚数のメダルMを、メダル射出口303(図24参照)からフィールドF上に払い出す処理を実行する(バラ払出し:ステップS289)。このメダル射出口303から払い出されるメダルMは、既にフィールドF上に送出されているメダルタワーMT獲得をアシストするように払い出されることが好適である。このようにメダル払い出しの処理が行われた後、ステップS285における抽選処理に戻り、抽選ではずれに該当するまで抽選が繰り返される。
以上のように本実施形態によれば、所定数のボール(又は所定枚数のメダルM)が入賞口350に落下したことを契機として抽選処理部203による抽選が実行され、当該抽選で当選した場合に、抽選を続行させると共に、当選に対応した枚数のメダルMがメダル積上げ装置1により積み上げられるので、プレーヤーは、メダルが積み上がっていく様子を、期待感を持って見守ることができ、プレーヤーのゲーム挑戦意欲を増加させることができる。また抽選処理部203による抽選にはずれた場合には、それまで積み上げたメダルタワーMTをフィールドF上に送出するので、プレーヤーがメダルタワーを獲得するまでに、大量のメダルを投入し続ける必要がなくなり、プレーヤーの手持ちメダルの不足を軽減させることができる。
また本実施形態によれば、タワー積込動作により積み上げられたメダルMにより形成されたメダルタワーMTの枚数が所定の区切り枚数である場合に、所定の区切り枚数のメダルタワーMTがフィールドF上へ送出される。これにより、最初から最大枚数(例えば1000枚など)のメダルタワーMTの積み上げを行わず、メダルタワーMTが第1所定枚数に到達した段階でメダルタワーMTの送出を行うことができる。このため、プレーヤーはより早い段階でメダルタワーを獲得することができるので、プレーヤーの手持ちメダルの不足を軽減させることができると共に、プレーヤーのゲーム挑戦意欲を増加させることができる。
また本実施形態によれば、最初に第1所定枚数(例えば100枚)のメダルMが積み上げられたメダルタワーMTをフィールドFに送出した後に、当該第1所定枚数より多い第2所定枚数(例えば250枚)のメダルタワーMTをフィールドF上に送出することができる。これにより、徐々に高く積み上げられたメダルタワーMTをプレーヤーに見せることができ、メダルタワーMT獲得に対するプレーヤーの期待感を高め、プレーヤーのゲーム挑戦意欲を増加させることができる。
また本実施形態によれば、フィールドF上にメダルタワーMTを複数送出した後、又は、所定枚数(例えば1000枚)のメダルタワーMTをフィールドF上に送出した後、抽選において継続して当選した場合には、当該当選に対応した枚数のメダルMを、プッシャー330とは異なるメダル射出口303から払い出すことができる。これにより、メダル射出口303から払い出されたメダルが既にフィールドF上に送出されたメダルタワーMTを移動させる媒介にもなるため、プレーヤーのメダルタワーMT獲得をアシストすることができる。このようにプレーヤーが投入するメダルM以外でもメダルタワーMT獲得をアシストするメダルMの払い出しが行われるので、プレーヤーのメダルタワーMT獲得の機会を増加させることができる結果、ゲーム装置3内部へのメダルMの補充にも繋がり、貯留メダルの不足の軽減(メダル循環の促進)を図ることができる。なお、このときフィールドF上に払い出すメダルは、プレーヤーのハンドル302の操作によって射出されるメダル射出口303とは別の射出口(図示しない)を設け、そこから払い出すようにしても良い。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
1…メダル積上げ装置(積上手段)
10…載置台
20…配置部
30…供給手段
32…第二ストッカ
32a…付勢手段
33…上方回転板
33a…取出孔
35…上方固定板
35a…上方取出孔
36…下方固定板
36a…切欠部
40…移送手段
41…リング
41a…内歯車
42…正逆回転駆動装置
43…押出し部材
43a…歯車
51…板状部材
51b…(メダル孔と反対側の)端部
52…傾斜駆動装置
54…排出案内部
102…投入検出部
104…積上検出部
106…入賞検出部
114…メダル送出部
119…ボール送出部
121…昇降駆動部
200…処理部(制御手段)
202…ゲーム処理部
203…抽選処理部(抽選手段)
204…条件設定部
206…判定部(積上枚数判定手段)
208…動作制御部
216…検出回数計数部
303…メダル射出口(射出口)
360…メダル払出口
330…プッシャー(送出手段)
350…入賞口(検出部)
1100…制御手段
M…メダル孔
M…メダル

Claims (4)

  1. ゲーム媒体が載置されるフィールドと、
    前記フィールド上を往復動して前記ゲーム媒体を送出する送出手段と、
    前記送出されたゲーム媒体の移動経路内に設けられ、当該ゲーム媒体を検出する検出部と、
    前記送出手段により送出された前記ゲーム媒体が前記検出部で検出されることにより抽選を開始する抽選手段と、
    該抽選手段により当選したゲーム媒体を実際に積み上げる積上手段と、
    前記抽選に当選した場合に、前記抽選を続行させると共に、前記当選に対応した枚数のゲーム媒体を実際に積み上げるように前記積上手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記抽選に外れた場合に、前記積上手段によって実際に積み上げられたゲーム媒体をスライドして前記フィールドに送出するように前記送出手段を制御することを特徴とするゲーム装置。
  2. 請求項1において、
    前記積上手段によって実際に積み上げられたゲーム媒体が、第1所定枚数以上か否かを判定する積上枚数判定手段と、を更に備え、
    前記積上枚数判定手段によって前記第1所定枚数のゲーム媒体が実際に積み上げられたと判定された場合に、前記送出手段は、前記第1所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出することを特徴とするゲーム装置。
  3. 請求項2において、
    前記積上枚数判定手段は、前記送出手段が前記第1所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出した後、前記第1所定枚数よりも多い第2所定枚数のゲーム媒体が積み上がったか否かを判定し、
    前記積上枚数判定手段によって前記第2所定枚数のゲーム媒体が積み上がったと判定された場合に、前記送出手段は、前記第2所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出することを特徴とするゲーム装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記積上手段によって積み上げられたゲーム媒体を前記送出手段によって前記フィールドに所定回数送出した後又は前記抽選が開始されてから所定枚数のゲーム媒体を前記フィールドに送出した後、前記抽選において継続して当選した場合に、前記当選に対応した枚数のゲーム媒体を前記送出手段とは異なる射出口から前記フィールドに送出することを特徴とするゲーム装置。
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