JP6447755B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、特に、処理対象の画像から一部の領域の画像を切り出す技術に関する。
処理対象の画像から一部の領域の画像を切り出す技術、所謂クロッピング技術が知られている。下記の特許文献1には、原稿に対してユーザーの手書きで記入された線により囲われた領域を検出し、当該検出した領域の画像を切り出す技術が開示されている。また、ユーザーの手書きで記入された数字に応じて上記の切り出した画像をリスト化する技術も開示されている。これらの技術によれば、原稿に対して手書きで線を記入するという直感的かつ簡易な操作で、ユーザーが画像を切り出す範囲を指定することができる。
特開2012−151722号公報
ここで、原稿が原稿載置台のサイズより大きい場合、ユーザーの手書きで記入された線により囲われた領域が分割して読み取られる。この場合、上記の特許文献1に開示される技術では、画像を切り出す領域を特定することができず、画像を切り出すことができない。また、上記の特許文献1に開示される技術では、切り出した画像を1つの画像にまとめるためには、ユーザーが数字を記入する必要があり煩わしい。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、原稿が原稿載置台のサイズより大きく、記入された線により囲われた領域が分割して読み取られた場合であっても、画像を切り出すこと、および、切り出した画像を1つの画像にまとめることを簡易な操作で行えるようにすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像処理装置は、処理対象画像内に含まれる予め定められた種別の線画像を検出する検出部と、(i)前記線画像により囲まれた第1の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第1の切出画像を生成するとともに、(ii)前記第1の囲繞領域を形成していない前記線画像が存在する場合には、(ii-i)当該線画像、および、当該線画像の一端と他端とを結ぶ仮想線により囲まれた第2の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第2の切出画像を生成し、(ii-ii)前記第2の切出画像が2つ存在するときに、当該2つの第2の切出画像の前記仮想線同士を重ね合わせることで、当該2つの第2の切出画像を合成した合成画像を生成する切出部と、を備える画像処理装置である。
また、本発明の別の一局面に係る画像処理方法は、処理対象画像内に含まれる予め定められた種別の線画像を検出するステップと、(i)前記線画像により囲まれた第1の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第1の切出画像を生成するとともに、(ii)前記第1の囲繞領域を形成していない前記線画像が存在する場合には、(ii-i)当該線画像、および、当該線画像の一端と他端とを結ぶ仮想線により囲まれた第2の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第2の切出画像を生成し、(ii-ii)前記第2の切出画像が2つ存在するときに、当該2つの第2の切出画像の前記仮想線同士を重ね合わせることで、当該2つの第2の切出画像を合成した合成画像を生成するステップと、を具備する画像処理方法である。
本発明によれば、原稿が原稿載置台のサイズより大きく、記入された線により囲われた領域が分割して読み取られた場合であっても、画像を切り出すこと、および、切り出した画像を1つの画像にまとめることを簡易な操作で行える。
本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の一例としての画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。 画像読取装置の構造を示す側面断面図である。 画像読取装置の画像読取部を示す上面図である。 画像読取装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 画像読取装置による動作の流れを示すフローチャートである。 (A)〜(C)は、読み取り対象の原稿および処理対象画像の一例を示す図である。 (A)および(B)は、処理対象画像の一例を示す図である。 変形例にかかる画像読取装置の動作の流れを示すフローチャートである。 読み取り対象の原稿の一例を示す図である。 処理対象画像の一例を示す図である。 合成画像の一例を示す図である。 (A)〜(C)は、処理対象画像および合成画像の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置および画像処理方法について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の一例である画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。
画像形成装置1は、ファクシミリ通信機能、コピー機能、プリンター機能、およびスキャナー機能などの複数の機能を兼ね備えた複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体80と、装置本体80の上方に配置された画像読取装置10とから概略構成される。
装置本体80の外郭を構成する筐体81の内部には、不図示の給紙部や画像形成部などが収容されている。画像形成部は、画像読取装置10が生成した画像データに基づき、給紙部から搬送された記録紙上に画像を形成する。画像形成済みの記録紙は、定着処理が施された後に排出トレイ82に排出される。
装置本体80の筐体81の前面には、操作部91および表示部92が配置されている。表示部92は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイを含んで構成される。また、操作部91は、表示部92に表示される画面に対する操作をユーザーから受け付ける複数の操作キーである。
操作部91などを用いたユーザー操作により、画像形成装置1や画像読取装置10には、画像形成指示や画像読取指示などが入力される。当該入力された指示は、後述する受付部106により受け付けられる。
図2は、画像読取装置10の構造を示す側面断面図である。画像読取装置10は、画像読取部30と、画像読取部30の上方に配置された原稿搬送部20とを備えている。
原稿搬送部20は、給紙ローラーおよび搬送ローラーなどからなる駆動機構23により、原稿載置部21に載置された原稿束を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット36に対向する位置へ搬送し、原稿読取スリット36を介して画像読取部30による読取を可能とした後、原稿を原稿排出部22へと排出する。
図3は、画像読取部30を示す上面図である。画像読取部30は、本体フレーム38に設けられた開口にコンタクトガラス37が嵌め込まれている。コンタクトガラス37の上面には読み取り対象の原稿が載置され、コンタクトガラス37は原稿載置台としての役割を果たす。
図2に戻って、本体フレーム38内におけるコンタクトガラス37の下面側には、副走査方向(図中の矢印Y方向)に移動可能に設けられた読取ユニット40が設けられている。読取ユニット40は、モーターやギアなどからなる読取ユニット駆動部(不図示)により副走査方向に往復移動され、コンタクトガラス37に載置された原稿を読み取る。
読取ユニット40は、読み取った原稿を示す画像データ(処理対象画像)を、RAW(Raw image format)形式やPNG(Portable Network Graphics)などの可逆圧縮の画像形式で後述する画像メモリ41(図4参照)に記憶させる。
図4は、画像読取装置10の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像読取装置10は、原稿搬送部20、画像読取部30、画像メモリ41、記憶部42、操作部91、表示部92、および制御ユニット100を備えて構成される。図1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
画像メモリ41は、画像読取部30が原稿を読み取って生成した処理対象画像などを一時的に保存するメモリである。記憶部42は、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置である。記憶部42には、画像形成装置1や画像読取装置10の動作に必要なプログラムやデータが記憶されている。
制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサ、およびRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリを含んで構成される。制御ユニット100は、上記のメモリまたは記憶部42などに記憶された画像処理プログラムなどの制御プログラムが上記のプロセッサに実行されることにより、動作制御部101、線画像検出部102、画像切出部103、傾き補正部104、表示制御部105、および受付部106として機能する。なお、制御ユニット100の上記の各構成は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
動作制御部101は、画像読取装置10および画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。特に、動作制御部101は、読取ユニット40を副走査方向に移動させる読取ユニット駆動部による駆動動作などを制御することで、画像読取部30による画像読取動作を制御する機能を有する。
線画像検出部102は、画像読取部30が原稿を読み取って生成した処理対象画像内に含まれる予め定められた種別の線画像を検出する機能を有する。線画像検出部102は、例えば、処理対象画像に対してハフ変換を行うことで当該画像におけるエッジ位置を検出する。そして、線画像検出部102は、検出したエッジ位置に基づき、上記の予め定められた種別の線画像として、処理対象画像内に含まれる予め定められた色のマーカーによりマーキングされた線や予め定められた幅の線や、予め定められた種類の線(例えば、実線、破線、点線、一点鎖線等)を検出する。これにより、線画像検出部102は、上記線画像を容易に、かつ、適切に検出することが可能になる。なお、線画像検出部102は、特許請求の範囲における検出部の一例である。
画像切出部103は、線画像検出部102が検出した線画像により囲まれた領域(第1の囲繞領域)を処理対象画像から切り出して、切出画像(第1の切出画像)を生成する機能を有する。また、画像切出部103は、処理対象画像内に第1の囲繞領域を形成していない線画像が存在する場合には、当該線画像、および、当該線画像の一端と他端とを結ぶ仮想線により囲まれた領域(第2の囲繞領域)を処理対象画像から切り出して、切出画像(第2の切出画像)を生成する。なお、画像切出部103は、特許請求の範囲における切出部の一例である。
傾き補正部104は、画像切出部103が切り出した切出画像の傾きを検出して、当該切出画像に対して回転処理を施すことで、切出画像の傾きを水平に補正する機能を有する。
表示制御部105は、表示部92による画面などの表示動作を制御する機能を有する。
受付部106は、操作部91などを用いたユーザー操作に応じて、画像読取指示や画像形成指示などを受け付ける機能を有する。
続いて上記の構成を備えた画像読取装置10の動作を説明する。図5は、画像読取装置10の動作の流れを示すフローチャートである。
受付部106がクロッピング機能を利用した原稿の読み取りを行うべき旨の読取指示を受け付けると(ステップS10においてYES)、動作制御部101による制御のもと、画像読取部30は、コンタクトガラス37に載置された原稿を読み取り(ステップS11)、処理対象画像を生成する(ステップS12)。
なお、上記では画像読取部30による原稿の読み取りにより処理対象画像を取得する場合を説明したが、PC(Personal Computer)などの他の情報処理装置から画像を受信することで処理対象画像を取得してもよい。
ここで、図6(A)に示すように、読み取り対象の原稿Sがコンタクトガラス37より大きいサイズである場合、原稿を一度に読み取ることができない。この場合、図6(B)に示すように、原稿Sを線B1の位置で折り曲げるか切断して、原稿Sを2回に分けて読み取る。この結果、図6(C)に示すように、原稿Sを示す画像として画像a1および画像a2が画像読取部30により生成される。当該画像a1および画像a2は、処理対象画像として画像メモリ41に記憶される。
図6(B)に示す例では、原稿Sにはマーカー線m1が記入されており、当該マーカー線m1により囲まれる領域が、ユーザーが所望する切り出し範囲となる。このマーカー線m1は、上記のように原稿Sが2回に分けて読み取られた結果、図6(C)に示すように、画像a1に示された線画像m11、および画像a2に示された線画像m12として画像化される。
図5に戻って、線画像検出部102は、ステップS12の処理で取得した処理対象画像内に含まれる予め定められた種別の線画像を検出する(ステップS13)。
そして、画像切出部103は、処理対象画像内に線画像により囲まれた第1の囲繞領域が存在するか否かを判定し、第1の囲繞領域が存在する場合(ステップS14においてYES)、対象処理画像から第1の囲繞領域を切り出して第1の切出画像を生成する処理を行う(ステップS15)。画像切出部103は、上記の処理で生成した第1の切出画像を画像メモリ41に記憶させる。
また、画像切出部103は、対象処理画像内に第1の囲繞領域を形成していない線画像が存在するか否かを判定する(ステップS16)。そして、第1の囲繞領域を形成していない線画像が存在する場合(ステップS16においてYES)、画像切出部103は、処理対象画像から、線画像、および線画像の一端と他端とを結ぶ仮想線により囲まれた第2の囲繞領域を切り出して第2の切出画像を生成する処理を行う(ステップS17)。ここで、画像切出部103は、第2の囲繞領域が矩形の領域となるように上記の仮想線を引く。
第2の囲繞領域が2つ存在する場合、すなわちステップS17の処理において第2の切出画像が2つ生成された場合(ステップS18においてYES)、画像切出部103は、当該2つの切出画像の仮想線同士を重ね合わせることで、2つの第2の切出画像を合成した合成画像を生成する(ステップS19)。そして、画像切出部103は、上記の処理で生成した第1の切出画像および合成画像を出力する処理を行う(ステップS20)。画像切出部103は、例えば、生成した第1の切出画像および合成画像を記憶部42に記憶させる処理、PCなどの他の情報処理装置へ生成した第1の切出画像および合成画像を通信部に送信させる処理、および表示部92に生成した第1の切出画像および合成画像を表示させる処理などを上記の出力処理として実行する。
図6(C)、図7(A)、および図7(B)を用いて上記の処理を具体的に説明する。図6(C)に示す処理対象画像である画像a1および画像a2内には、線画像m11およびm12により囲まれた第1の囲繞領域が存在しないため、画像切出部103は、図7(A)に示すように、画像a1に対して線画像m11の端点h1とh2とを結ぶ仮想線L1を引き、線画像m11および仮想線L1により囲われる領域を第2の囲繞領域として切り出す処理を行う。また、画像切出部103は、画像a2に対して線画像a12の端点h3とh4とを結ぶ仮想線L2を引き、線画像m12および仮想線L2により囲われる領域を第2の囲繞領域として切り出す処理を行う。図7(A)に示す例では、画像a1の全体の範囲および画像a2の全体の範囲が第2の囲繞領域となっているため、画像a1および画像a2が切出画像となる。そして、画像切出部103は、図7(B)に示すように、切出画像a1の仮想線L1と切出画像a2の仮想線L2とが重ね合わさるように、切出画像a1と切出画像a2とを合成する。
以上のように、上記の画像読取装置10によれば、原稿がコンタクトガラス37のサイズより大きく、記入された線により囲われた領域が分割して読み取られた場合であっても、画像を切り出すこと、および、切り出した画像を1つの画像にまとめることが簡易な操作で行えるようになる。
また、例えば、図7(A)および図7(B)に示すように、表示制御部105は、上記の合成画像の生成処理前に、表示部92に、2つの(第2の)切出画像a1およびa2を表示させてもよい。これにより、互いに重ね合わせられる切出画像a1の仮想線L1と切出画像a2の仮想線L2とを、ユーザーに前もって確認させることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。
<変形例1>
変形例1では、第2の切出画像が3つ以上存在する場合の処理について説明する。図8は、変形例1にかかる画像読取装置10の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図5に示したフローチャートで説明した処理と同内容の処理については同符号を付して説明を略する。
変形例1にかかる画像読取装置10では、第2の囲繞領域が3つ以上存在する場合、すなわち、第2の切出画像が3つ以上存在する場合(ステップS30においてYES)、画像切出部103は、複数の第2の切出画像の仮想線の長さを比較して、仮想線の長さが同じまたは最も近い2つの第2の切り出し画像を選択する(ステップS31)。そして、画像切出部103は、選択した2つの第2の切出画像の仮想線同士が重ね合わさるように、2つの第2の切出画像を合成する(ステップS32)。画像切出部103は、このステップS31およびステップS32の処理を重ね合わされていない仮想線が1つ以下となるまで繰り返す(ステップS33)。
上記の処理を図9および図10を用いて具体的に説明する。図9に示す例では、読み取り対象の原稿Sが線B2および線B3の位置で折り曲げるか切断して、原稿Sを4回に分けて読み取っている。この結果、図10に示すように、原稿Sを示す画像として画像a3、画像a4、画像a5、および画像a6が画像読取部30により生成される。当該画像a3、画像a4、画像a5、および画像a6は、処理対象画像として画像メモリ41に記憶される。
また、図9に示す例では、原稿Sにはマーカー線m2が記入されており、当該マーカー線m2により囲まれる領域が、ユーザーが所望する切り出し範囲となる。このマーカー線m2は、上記のように原稿Sが4回に分けて読み取られた結果、図10に示すように、画像a3に示された線画像m14、画像a4に示された線画像m15、画像a5に示された線画像m16、および画像a6に示された線画像m17して画像化される。
処理対象画像である画像a3、a4、a5、およびa6内には、線画像m14、m15、m16、およびm17により囲まれた第1の囲繞領域が存在しない。このため、画像切出部103は、図10に示すように、画像a3に対して線画像m14の端点h5とh6とを結ぶ仮想線L3およびL4を引き、線画像m14および仮想線L3、L4により囲われる領域を第2の囲繞領域として切り出す処理を行う。この際、画像切出部103は、第2の囲繞領域が矩形の領域となるように仮想線L3およびL4を引く。また、画像切出部103は、画像a4に対して線画像m15の端点h7とh8とを結ぶ仮想線L7およびL8を引き、線画像m15および仮想線L7、L8により囲われる領域を第2の囲繞領域として切り出す処理を行う。また、画像切出部103は、画像a5に対して線画像m16の端点h9とh10とを結ぶ仮想線L9およびL10を引き、線画像m16および仮想線L9、L10により囲われる領域を第2の囲繞領域として切り出す処理を行う。また、画像切出部103は、画像a6に対して線画像m17の端点h11とh12とを結ぶ仮想線L11およびL12を引き、線画像m17および仮想線L11、L12により囲われる領域を第2の囲繞領域として切り出す処理を行う。
そして、画像切出部103は、上記の仮想線の長さA1〜A8を比較する。例えば、仮想線L4の長さA1と仮想線L7の長さA3が等しいため、画像切出部103は、仮想線L4と仮想線L7とが重ね合わさるように、画像a3と画像a4とを合成する。また例えば、仮想線L9の長さA5と仮想線L12の長さA8が等しいため、画像切出部103は、仮想線L9と仮想線L12とが重ね合わさるように、画像a5と画像a6とを合成する。この処理を繰り返すことで、図10に示した例では全ての仮想線を重ね合わせることができ、画像a3〜a6を合成した1つの合成画像を生成することができる。
以上のように、変形例1にかかる画像読取装置10によれば、第2の切出画像が3つ以上存在する場合であっても、1つの合成画像を生成することができる。
なお、図11に示すように、上記の合成画像の生成処理後に、重ね合わされていない仮想線L8およびL9が残存する場合、表示制御部105は、表示部92に、合成画像を表示させるとともに、当該合成画像に更に他の画像を合成すべき箇所が残存していることを示す報知画面を表示させてもよい。これにより、読み取らせていない原稿が存在していることをユーザーに報知することができる。
<変形例2>
変形例2では、1つの原稿内に複数の切出領域が存在する場合について説明する。
図12(A)に示す例では、1つの原稿を示す画像a7内に2つの線画像m21およびm22が含まれている。画像切出部103は、第2の囲繞領域が矩形となるように、線画像m21に対して仮想線L21を引き、線画像m22に対して仮想線L22を引く。そして、画像切出部103は、線画像m21および仮想線L21で囲まれた第2の囲繞領域、および線画像m22および仮想線L22で囲まれた第2の囲繞領域を、仮想線L21およびL22が重なり合うように合成することで合成画像a8を生成する。
図12(B)に示す例では、1つの原稿を示す画像a9内に2つの線画像m23およびm24が含まれている。画像切出部103は、第2の囲繞領域が矩形となるように、線画像m23に対して仮想線L23を引き、線画像m24に対して仮想線L24を引く。そして、画像切出部103は、線画像m23および仮想線L23で囲まれた第2の囲繞領域、および線画像m24および仮想線L24で囲まれた第2の囲繞領域を、仮想線L23およびL24が重なり合うように合成することで合成画像a10を生成する。
ここで、仮想線L23およびL24の長さは異なる長さとなっている。この場合、表示制御部105は、仮想線L23およびL24を重ね合わせる位置を受け付けるための受付画面を表示部92に表示させる。当該受付画面には、例えば、仮想線L23を仮想線L24の左端に付けて画像を合成するか、仮想線L23を仮想線L24の中央部に付けて画像を合成するか、または、仮想線L23を仮想線L24の右端に付けて画像を合成するかを受け付けるためのボタンが配置されている。受付部106が受付画面に配置された当該ボタンに対する押下操作を受け付けた場合、画像切出部103は、押下操作に応じて仮想線同士を重ね合わせる位置を決定する。図12(B)に示す例では、画像切出部103が、受付部106が受け付けた受付画面に対する押下操作に応じて、仮想線L23が仮想線L24の右端に付くように、仮想線L23およびL24を重ね合わせる位置を決定している。
図12(C)に示す例では、1つの原稿を示す画像a11内に3つの線画像m24、m25、およびm26が含まれている。画像切出部103は、第2の囲繞領域が矩形となるように、線画像m24に対して仮想線L24を引き、線画像m25に対して仮想線L25およびL26を引き、線画像m26に対して仮想線L27を引く。画像切出部103は、線画像m24および仮想線L24で囲まれた第2の囲繞領域、および線画像m25および仮想線L25、L26で囲まれた第2の囲繞領域を、仮想線L24およびL25が重なり合うように合成する。また、画像切出部103は、線画像m25および仮想線L25、L26で囲まれた第2の囲繞領域、および線画像m26および仮想線L27で囲まれた第2の囲繞領域を、仮想線L26およびL27が重なり合うように合成する。上記の処理により合成画像a12が生成される。
ここで、仮想線L24、L25、L26、およびL27の長さは全て同じ長さとなっている。この場合、画像切出部103は、最も近い位置に位置する仮想線同士を重ね合わせる画像として選択する。
<変形例3>
変形例3にかかる画像処理装置では、線画像検出部102が、上記の実施形態で検出した線画像の種別とは異なる予め定められた種別の第2の線画像を処理対象画像内から検出する。そして、画像切出部103は、線画像および第2の線画像により囲まれた囲繞領域を第2の囲繞領域として処理対象画像から切り出して、第2の切出画像を生成する。
ユーザーは、図6に示したマーカー線m1や図9に示したマーカー線m2とは異なる種別(色や線の太さ)の線を、図7(A)および図7(B)に示した点線L1、L2や、図10に示した点線L4〜L12や、図12(A)〜図12(C)に示した点線L21〜L27などの位置に、マーカー線m1やm2とともに手書きで記入する。変形例3にかかる画像処理装置では、線画像検出部102は、線画像の一端と他端とを結ぶ仮想線を特定する代わりに、ユーザーにより記入された上記の第2の線画像を検出することで、第2の囲繞領域を特定し第2の切出画像を生成している。
<その他の変形例>
上記では、画像処理装置の一例として画像読取装置10を説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、上記で説明した画像処理装置はPCや他の情報処理装置に適用することができる。
また、上記の実施の形態で説明した画像処理プログラムなどの制御プログラムをコンピューター読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリなどに記録されたものとしてもよい。この場合、当該制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な非一時的な記録媒体が、本発明の一実施形態となる。

Claims (9)

  1. 処理対象画像内に含まれる予め定められた種別の線画像を検出する検出部と、
    (i)前記線画像により囲まれた第1の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第1の切出画像を生成するとともに、(ii)前記第1の囲繞領域を形成していない前記線画像が存在する場合には、(ii-i)当該線画像、および、当該線画像の一端と他端とを結ぶ仮想線により囲まれた第2の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第2の切出画像を生成し、(ii-ii)前記第2の切出画像が2つ存在するときに、当該2つの第2の切出画像の前記仮想線同士を重ね合わせることで、当該2つの第2の切出画像を合成した合成画像を生成する切出部と、を備える画像処理装置。
  2. 前記切出部は、前記第2の切出画像が3つ以上存在するとき、当該複数の第2の切出画像から2つの第2の切出画像を選択し、当該選択した2つの第2の切出画像の前記仮想線同士を重ね合わせる処理を、重ね合わされていない前記仮想線が1つ以下になるまで繰り返すことで合成画像を生成する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記切出部は、前記複数の第2の切出画像の前記仮想線の長さを比較して、前記仮想線の長さが同じまたは最も近い2つの前記第2の切出画像を選択し、当該選択した2つの第2の切出画像の前記仮想線同士を重ね合わせることで前記合成画像を生成する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. ユーザーからの指示を受け付ける受付部を更に備え、
    前記切出部は、前記選択した2つの第2の切出画像の前記仮想線の長さが異なる場合、前記受付部が受け付けた指示に応じて前記仮想線同士を重ね合わせる位置を決定し、当該決定した位置で前記仮想線同士を重ね合わせることで前記合成画像を生成する、請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出部は、前記線画像の種別とは異なる予め定められた種別の第2の線画像を前記処理対象画像内から更に検出し、
    前記切出部は、前記線画像および前記第2の線画像により囲まれた囲繞領域を前記第2の囲繞領域として前記処理対象画像から切り出して、前記第2の切出画像を生成する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 表示部と、
    前記切出部による前記合成画像の生成処理前に、前記表示部に、前記2つの第2の切出画像を表示させる表示制御部と、を更に備える、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御部は、前記切出部による前記合成画像の生成処理後に、重ね合わされていない前記仮想線が残存する場合、前記表示部に、前記合成画像を表示させるとともに、前記合成画像に更に他の画像を合成すべき箇所が残存していることを示す報知画面を表示させる、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記検出部は、前記予め定められた種別の線画像として、前記処理対象画像内に含まれる予め定められた色のマーカーによりマーキングされた線や予め定められた幅の線や、予め定められた種類の線を検出する、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 処理対象画像内に含まれる予め定められた種別の線画像を検出するステップと、
    (i)前記線画像により囲まれた第1の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第1の切出画像を生成するとともに、(ii)前記第1の囲繞領域を形成していない前記線画像が存在する場合には、(ii-i)当該線画像、および、当該線画像の一端と他端とを結ぶ仮想線により囲まれた第2の囲繞領域を前記処理対象画像から切り出して、第2の切出画像を生成し、(ii-ii)前記第2の切出画像が2つ存在するときに、当該2つの第2の切出画像の前記仮想線同士を重ね合わせることで、当該2つの第2の切出画像を合成した合成画像を生成するステップと、を具備する画像処理方法。
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