JP6447372B2 - 状態遷移装置、制御装置、状態遷移方法、制御方法、状態遷移プログラムおよび制御プログラム - Google Patents

状態遷移装置、制御装置、状態遷移方法、制御方法、状態遷移プログラムおよび制御プログラム Download PDF

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本発明は、統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて制御対象である複数の電子機器を制御する制御システムにおける状態遷移装置、制御装置、状態遷移方法、制御方法、状態遷移プログラムおよび制御プログラムに関する。
従来、統一モデリング言語(UML:Unified Modeling Language)を用いたオブジェクトモデリングでは、開発対象のシステムの分析や設計を行う際に、さまざまなモデル図(以下、UMLモデル図という)が作成される。このようなUMLモデル図のうち、状態遷移図(ステートマシン図またはステートチャート図ともいう)に基づいて作成された制御仕様に応じて電子機器等の制御対象を制御する技術が知られている。例えば、特許文献1では、複数種類の状態遷移図に基づいてそれぞれ作成された制御仕様に応じて、マルチタスク方式により状態遷移に係る制御を行う技術が開示されている。
特開平4−313104号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、状態を保持する機能および制御を実行する機能を同一の装置に具備させる必要があった。このため、複数の制御装置に対して状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた制御を実行させる場合、各制御装置に上述した2つの機能を具備させる必要があり、必ずしも効率的ではなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた制御を効率的に行うことができる状態遷移装置、制御装置、状態遷移方法、制御方法、状態遷移プログラムおよび制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る状態遷移装置は、統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記複数の電子機器にそれぞれ対応して設けられる複数の制御装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置であって、前記制御装置との間で情報の送受信を行う第1通信部と、前記状態の遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部と、前記状態の遷移情報および前記制御装置から受信した前記状態の遷移に必要な情報を用いて前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する遷移実行部と、を備え、前記第1通信部は、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を前記制御装置へ送信することを特徴とする。
本発明に係る状態遷移装置は、上記発明において、前記制御装置から受信した情報は、前記状態遷移機械の状態の情報であることを特徴とする。
本発明に係る状態遷移装置は、上記発明において、前記制御装置から受信した情報は、前記制御装置の識別情報であることを特徴とする。
本発明に係る状態遷移装置は、上記発明において、前記状態の遷移情報は、前記制御仕様を表現する前記状態、前記アクションおよび前記状態の遷移の契機となるイベントを含むことを特徴とする。
本発明に係る状態遷移装置は、上記発明において、当該状態遷移装置が実行可能なアクションを実行するアクション実行部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る状態遷移装置は、上記発明において、前記アクション実行部は、前記状態遷移機械に対して前記状態の遷移の契機となるイベントを通知するアクションを実行することを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記複数の電子機器の各々に対応して設けられる制御装置であって、前記状態遷移装置に対して前記状態の遷移に必要な情報を送信する一方、前記状態遷移装置によって前記状態の遷移に応じて送信され、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を受信する第2通信部と、前記第2通信部が受信した前記アクションの実行命令にしたがって該アクションを実行するアクション実行部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、前記状態の遷移に必要な情報として前記状態遷移機械の状態の情報を記憶する状態記憶部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、前記状態の遷移に必要な情報として当該制御装置の識別情報を記憶する識別情報記憶部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る状態遷移方法は、統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記複数の電子機器にそれぞれ対応して設けられる複数の制御装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置が行う状態遷移方法であって、前記制御装置から前記状態の遷移に必要な情報を受信する受信ステップと、前記状態の遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部から読み出した前記状態の遷移情報および前記制御装置から受信した前記状態の遷移に必要な情報を用いて前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する遷移実行ステップと、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を前記制御装置へ送信する送信ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る制御方法は、統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記複数の電子機器の各々に対応して設けられる制御装置が行う制御方法であって、前記状態遷移装置に対して前記状態の遷移に必要な情報を送信する送信ステップと、前記状態遷移装置によって前記状態の遷移に応じて送信され、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した前記アクションの実行命令にしたがって該アクションを実行するアクション実行ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る状態遷移プログラムは、統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記複数の電子機器にそれぞれ対応して設けられる複数の制御装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置に、前記制御装置から前記状態の遷移に必要な情報を受信する受信ステップと、前記状態の遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部から読み出した前記状態の遷移情報および前記制御装置から受信した前記状態の遷移に必要な情報を用いて前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する遷移実行ステップと、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を前記制御装置へ送信する送信ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明に係る制御プログラムは、統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記複数の電子機器の各々に対応して設けられる制御装置に、前記状態遷移装置に対して前記状態の遷移に必要な情報を送信する送信ステップと、前記状態遷移装置によって前記状態の遷移に応じて送信され、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した前記アクションの実行命令にしたがって該アクションを実行するアクション実行ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態遷移機械の状態の遷移を1つの装置で実行するため、該制御仕様に応じた制御を効率的に行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る制御システムの状態遷移装置が有する状態遷移情報記憶部が記憶する状態の遷移情報である状態遷移テーブルの構成を示す図である。 図3は、図2の状態遷移テーブルに表現される制御仕様の一部を表す状態遷図(その1)である。 図4は、図2の状態遷移テーブルに表現される制御仕様の一部を表す状態遷図(その2)を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態2に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態3に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態3に係る制御システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。同図に示す制御システム1は、UMLモデル図の一種である状態遷移図に基づいて作成された制御仕様にしたがって制御対象である複数の電子機器の制御を行うシステムである。制御システム1は、制御対象である複数の電子機器2−1、・・・、2−n(nは2以上の整数)と、各電子機器に対応して設けられる複数の制御装置3−1、・・・、3−nと、状態遷移装置4とを備える。複数の制御装置3−1、・・・、3−nは、ネットワーク100を介して状態遷移装置4と通信可能に接続されている。ここで、ネットワークとは、例えば既存の公衆回線網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのいずれかまたは適当な組み合わせによって実現されるものであり、有線、無線を問わない。
本実施の形態1において、複数の電子機器2−1、・・・、2−nは同じ機能構成を有するものとする。同様に、複数の制御装置3−1、・・・、3−nも同じ機能構成を有するものとする。以下の説明において、全ての電子機器および制御装置に共通する事項を説明する際には、個々の電子機器および制御装置を区別することなく、「電子機器2」および「制御装置3」という。
電子機器2は、スイッチ21と、ライト22とを有する。電子機器2は、使用者によってスイッチ21をONにする操作が行われるとライト22が点灯する一方、使用者によってスイッチ21をOFFにする操作が行われるとライト22が消灯する照明機器である。なお、本実施の形態1における電子機器2はあくまでも一例に過ぎず、電子機器2が照明機器に限られるわけではないことは勿論である。
制御装置3は、対応する電子機器2および制御装置3自身の動作を統括して制御する制御部31と、状態遷移装置4との通信を行う通信部(第2通信部)32と、各種情報を記憶する記憶部33とを有する。
制御部31は、状態遷移図における状態の遷移の契機となるイベントを検出するイベント検出部311と、状態の遷移に応じて実行すべきアクションを実行するアクション実行部312とを有する。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて実現され、制御装置3の各構成部位とバスラインを介して接続されている。制御部31は、記憶部33が記憶、格納する各種情報を記憶部33から読み出すことによって本実施の形態1に係る制御方法に関連した演算処理を実行する。
記憶部33は、制御システム1が有する状態遷移機械の状態を記憶する状態記憶部331を有する。ここで、状態遷移機械とは、入力に対して状態に応じた処理を行い、処理結果を出力する仮想的な自動機械のことであり、状態および状態の遷移情報を有する。
記憶部33は、本実施の形態1に係る制御プログラムや所定のOS(Operating System)を起動するプログラム等が予めインストールされたROM(Read Only Memory)、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。
状態遷移装置4は、状態遷移装置4自身の動作を統括して制御する制御部41と、制御装置3との通信を行う通信部(第1通信部)42と、各種情報を記憶する記憶部43とを有する。
制御部41は、通信部42を介して制御装置3から受信した情報および記憶部43が記憶する状態の遷移情報を用いて状態遷移機械の状態の遷移を実行する遷移実行部411を有する。遷移実行部411が用いる制御装置3からの受信情報は、遷移対象である状態遷移機械の状態の情報(以下、状態情報という)である。
制御部41は、CPU等を用いて実現され、状態遷移装置4の各構成部位とバスラインを介して接続されている。制御部41は、記憶部43が記憶、格納する各種情報を記憶部43から読み出すことにより、本実施の形態1に係る状態遷移方法に関連した演算処理を実行する。
記憶部43は、制御システム1が有する状態遷移機械の状態の遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部431を有する。図2は、状態遷移情報記憶部431が記憶する状態の遷移情報である状態遷移テーブルの構成を示す図である。同図に示す状態遷移テーブルTbには、名称がそれぞれ“A_Switch”および“A_Light”である2つの状態遷移機械(以下、状態遷移機械A_SwitchおよびA_Lightという)の制御仕様が、状態、イベントおよびアクションによって記載されている。また、状態遷移テーブルTbには、状態遷移後の状態(次状態)も記載されている。状態遷移テーブルTbは、UMLモデル図の一種である状態遷移図に基づいて作成された制御仕様を表現するものである。
図3および図4は、状態遷移テーブルTbに表現される制御仕様を表す状態遷移図の構成を示す図である。具体的には、図3に示す状態遷移図ST1は、状態遷移機械A_Switchの制御仕様を示す図であり、図4に示す状態遷移図ST2は、状態遷移機械A_Lightの制御仕様を示す図である。状態遷移図ST1およびST2は、開始(図中に黒丸で表示)、状態(図中に矩形で表示)、および遷移(図中に矢印で表示)という要素をそれぞれ有する。以下、個々の状態遷移図について具体的に説明する。
状態遷移図ST1は、2つの状態“Off”および“On”を有する。このうち初期状態は“Off”である。状態遷移図ST1は、(1−1)状態“Off”から状態“On”への遷移、および(1−2)状態“On”から状態“Off”への遷移、を有する。(1−1)の場合、状態“Off”でイベント“ON”を受け取ると、アクション“A_LightへONイベント送信”を実行し、状態“On”へ遷移する。(1−2)の場合、状態“On”でイベント“OFF”を受け取ると、アクション“A_LightへOFFイベント送信”を実行し、状態“Off”へ遷移する。
状態遷移図ST2は、2つの状態“Off”および“On”を有する。このうち初期状態は“Off”である。状態遷移図ST2は、(2−1)状態“Off”から状態“On”への遷移、および(2−2)状態“On”から状態“Off”への遷移、を有する。(2−1)の場合、状態“Off”でイベント“ON”を受け取ると、アクション“ライトを点灯”を実行し、状態“On”へ遷移する。(2−2)の場合、状態“On”でイベント“OFF”を受け取ると、アクション“ライトを消灯”を実行し、状態“Off”へ遷移する。
図2に示す状態遷移テーブルTbは、以上説明した状態遷移図ST1およびST2における状態、イベントおよびアクションを記載したものである。この意味で、状態遷移テーブルTbには、状態遷移図ST1およびST2と実質的に同じ内容が記載されている。
記憶部43は、本実施の形態1に係る状態遷移プログラムや所定のOSを起動するプログラム等が予め記憶されたROM、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM等を用いて実現される。
図5は、制御システム1における処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、状態遷移機械A_SwitchおよびA_Lightの状態は、ともに初期状態“Off”であるとする。また、このフローチャートは、特定の電子機器2および制御装置3の組と状態遷移装置4との間の処理を表しているものとする。
まず、使用者が電子機器2のスイッチ21をONにすると、イベント検出部311は、スイッチ21がONされた信号を検出し、イベント情報として“状態遷移機械A_SwitchへONイベント送信”を通信部32へ出力する(ステップS1)。
続いて、制御部31は、状態記憶部331から状態遷移機械A_Switchの状態を取得して通信部32へ出力する(ステップS2)。ここでは、状態遷移機械A_Switchが初期状態“Off”にあることを前提としているため、制御部31は、状態記憶部331から状態“Off”を取得する。
この後、通信部32は、状態遷移機械A_Switchのイベント情報および状態情報を状態遷移装置4へ送信する(ステップS3)。なお、通信部32は、状態遷移機械A_Switchのイベント情報および状態情報を順次送信してもよいし、一括して送信してもよい。
状態遷移装置4では、通信部42が状態遷移機械A_Switchのイベント情報および状態情報を受信する(ステップS4)。なお、制御部41は、通信部42が受信した情報を記憶部43に書き込んで記憶させてもよい。
続いて、遷移実行部411は、制御装置3から受信した状態遷移機械A_Switchのイベント情報および状態情報と、状態遷移情報記憶部431が記憶する状態遷移テーブルとに基づいて、状態遷移機械A_Switchの状態“Off”から状態“On”への遷移を実行し、状態の更新命令(状態“Off”→“On”)およびアクションの実行命令(“A_LightへONイベント送信”)を生成して通信部42へ出力する(ステップS5)。
この後、通信部42は、取得した状態の更新命令およびアクションの実行命令を制御装置3へ送信する(ステップS6)。
制御装置3では、通信部32が状態の更新命令およびアクションの実行命令を受信する(ステップS7)。
制御部31は、受信した状態の更新命令にしたがって、状態記憶部331が記憶する状態遷移機械A_Switchの状態を更新する(ステップS8)。具体的には、制御部31は、初期状態“Off”を状態“On”へ更新する。
また、アクション実行部312は、受信したアクションの実行命令にしたがってアクションを実行する(ステップS9)。具体的には、アクション実行部312は、状態遷移機械A_Lightのアクションとして“A_LightへONイベント送信”を通信部32へ出力する。なお、ステップS8とステップS9の処理の順序は逆でもよいし、並列に実行してもよい。
続いて、制御部31は、状態記憶部331から状態遷移機械A_Lightの状態を取得して通信部32へ出力する(ステップS10)。ここでは、状態遷移機械A_Lightが初期状態“Off”にあることを前提としているため、制御部31は、状態記憶部331から状態“Off”を取得する。
この後、通信部32は、状態遷移機械A_Lightのアクション情報および状態情報を状態遷移装置4へ送信する(ステップS11)。なお、通信部32は、状態遷移機械A_Lightのアクション情報および状態情報を順次送信してもよいし、一括して送信してもよい。
状態遷移装置4では、通信部42が状態遷移機械A_Lightのアクション情報および状態情報を受信する(ステップS12)。
続いて、遷移実行部411は、制御装置3から受信した状態遷移機械A_Lightのアクション情報および状態情報と、状態遷移情報記憶部431が記憶する状態遷移テーブルとに基づいて、状態遷移機械A_Lightの状態“Off”から状態“On”への遷移を実行し、状態の更新命令(状態“Off”→“On”)およびアクションの実行命令(“ライトを点灯”)を生成して通信部42へ出力する(ステップS13)。
この後、通信部42は、取得した状態の更新命令およびアクションの実行命令を制御装置3へ送信する(ステップS14)。
その後、制御装置3では、通信部32が状態の更新命令およびアクションの実行命令を受信する(ステップS15)。
制御部31は、受信した状態の更新命令にしたがって、状態記憶部331が記憶する状態遷移機械A_Lightの状態を初期状態“Off”から状態“On”へ更新する(ステップS16)。
続いて、アクション実行部312は、受信したアクションの実行命令にしたがってアクションを実行する(ステップS17)。具体的には、アクション実行部312は、ライト22を点灯させる制御を行う。なお、ステップS14とステップS15の処理の順序は逆でもよいし、並列に実行してもよい。
ここまで、使用者がスイッチ21をONにしてライト22を点灯する場合の一連の処理を説明したが、使用者がスイッチ21をOFFにしてライト22を消灯する場合も、図2に示す状態遷移テーブルTbに基づいて制御を行えばよい。ただしこの場合には、状態遷移機械A_SwitchおよびA_Lightの状態がともに“On”から処理が開始されることとなる。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、状態遷移装置4に遷移実行部411および状態遷移情報記憶部431を具備させているため、制御システム1において遷移実行部411および状態遷移情報記憶部431を具備しているのが1台だけで済み、記憶容量の削減等を実現することができるとともに、状態遷移装置4に対して高度の演算処理能力を持たせることができる。したがって、状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた制御を効率的に行うことができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。同図に示す制御システム5は、状態遷移図に基づいて作成された制御仕様にしたがって制御対象である複数の電子機器の制御を行うシステムである。制御システム5は、制御対象である複数の電子機器2−1、・・・、2−n(nは2以上の整数)と、各電子機器に対応して設けられる複数の制御装置6−1、・・・、6−nと、状態遷移装置7とを備える。複数の制御装置6−1、・・・、6−nは、ネットワーク100を介して状態遷移装置7と通信可能に接続されている。
なお、本実施の形態2において、実施の形態1で説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図1と同じ符号を付して説明する。また、本実施の形態2においても、全ての電子機器および制御装置に共通する事項を説明する際には、個々の電子機器および制御装置を区別することなく、「電子機器2」および「制御装置6」という。
制御装置6は、電子機器2および制御装置6自身の動作を統括して制御する制御部31と、状態遷移装置7との通信を行う通信部32と、各種情報を記憶する記憶部61とを有する。
記憶部61は、当該制御装置6の識別情報を記憶する識別情報記憶部611を有する。ここでいう識別情報とは、制御装置6を識別可能であればいかなる情報でもよい。例えば、識別情報として、符号、文字列、および数字列またはそれらの適当な組み合わせを挙げることができる。記憶部61は、本実施の形態2に係る制御プログラムや所定のOSを起動するプログラム等が予め記憶されたROM、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM等を用いて実現される。
状態遷移装置7は、状態遷移装置7自身の動作を統括して制御する制御部71と、制御装置6との通信を行う通信部42と、各種情報を記憶する記憶部72とを有する。
制御部71は、遷移実行部711を有する。遷移実行部711は、制御装置6から送られてくる識別情報と、記憶部72が記憶する状態遷移機械の状態および状態遷移情報を記憶部72とを用いて制御システム5が有する状態遷移機械の状態の遷移を実行する。
記憶部72は、制御システム5が有する状態遷移機械の状態を記憶する状態記憶部721と、制御システム5が有する状態遷移機械の状態遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部431とを有する。状態記憶部721は、複数の制御装置6−1、・・・、6−nの各々に対応する全ての状態遷移機械の状態を記憶する。状態遷移情報記憶部431は、図2に示す状態遷移テーブルTbを記憶している。
記憶部72は、本実施の形態2に係る状態遷移プログラムや所定のOSを起動するプログラム等が予め記憶されたROM、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM等を用いて実現される。
図7は、制御システム5における処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、状態遷移機械A_SwitchおよびA_Lightの状態は、ともに初期状態“Off”であるとする。また、このフローチャートは、特定の電子機器2および制御装置6の組と状態遷移装置7との間の処理を表しているものとする。
まず、使用者が電子機器2のスイッチ21をONにすると、イベント検出部311は、スイッチ21がONされた信号を検出し、イベント情報として“状態遷移機械A_SwitchへONイベント送信”を通信部32へ出力する(ステップS21)。
続いて、制御部31は、識別情報記憶部611から制御装置6の識別情報を取得して通信部32へ出力する(ステップS22)。
この後、通信部32は、状態遷移機械A_Switchのイベント情報および制御装置6の識別情報を状態遷移装置7へ送信する(ステップS23)。なお、通信部32は、状態遷移機械A_Switchのイベント情報および制御装置6の識別情報を順次送信してもよいし、一括して送信してもよい。
状態遷移装置7では、通信部42が状態遷移機械A_Switchのイベント情報および制御装置6の識別情報を受信する(ステップS24)。制御部71は、通信部42が受信した情報を記憶部72に書き込んで記憶させてもよい。
続いて、遷移実行部711は、通信部42が受信した識別情報に対応する状態遷移機械A_Switchの状態を状態記憶部721から取得する(ステップS25)。ここでは、状態遷移機械A_Switchが初期状態“Off”にあることを前提としているため、遷移実行部711は、状態記憶部721から状態“Off”を取得する。
この後、遷移実行部711は、制御装置6から受信した状態遷移機械A_Switchのイベント情報および制御装置6の識別情報と、状態遷移情報記憶部431が記憶する状態遷移テーブルとに基づいて、状態遷移機械A_Switchの状態“Off”から状態“On”への遷移を実行し、アクションの実行命令(“A_LightへONイベント送信”)を生成して通信部42へ出力する(ステップS26)。
さらに、遷移実行部711は、状態記憶部721が記憶する状態遷移機械A_Switchの状態を更新する(ステップS27)。具体的には、遷移実行部711は、状態記憶部721が記憶する状態遷移機械A_Switchの状態“Off”を状態“On”へ更新する。なお、ステップS26およびS27は、順序を逆にして行ってもよいし、並行して行ってもよい。
通信部42は、取得したアクションの実行命令を制御装置6へ送信する(ステップS28)。なお、ステップS28はステップS26の後に行えばよく、ステップS27と順序を逆にして行ってもよいし、並行して行ってもよい。
制御装置6では、通信部32がアクションの実行命令を受信する(ステップS29)。
続いて、アクション実行部312は、受信したアクションの実行命令にしたがってアクションを実行する(ステップS30)。具体的には、アクション実行部312は、状態遷移機械A_Lightのアクション情報として“A_LightへONイベント送信”を通信部32へ出力する。
この後、通信部32は、状態遷移機械A_Lightのアクション情報および制御装置6の識別情報を状態遷移装置7へ送信する(ステップS31)。
状態遷移装置7では、通信部42が状態遷移機械A_Lightのアクション情報および制御装置6の識別情報を受信する(ステップS32)。
続いて、遷移実行部711は、制御装置6の識別情報に対応する状態遷移機械A_Lightの状態を状態記憶部721から取得する(ステップS33)。ここでは、状態遷移機械A_Lightが初期状態“Off”にあることを前提としているため、遷移実行部711は、状態記憶部721から状態“Off”を取得する。
この後、遷移実行部711は、制御装置6から受信した状態遷移機械A_Lightのイベント情報および状態記憶部721から取得した状態遷移機械A_Lightの状態の情報と、状態遷移情報記憶部431が記憶する状態遷移テーブルとに基づいて、状態遷移機械A_Lightの状態“Off”から状態“On”への遷移を実行し、アクションの実行命令(“ライトを点灯”)を生成して通信部42へ出力する(ステップS34)。
さらに、遷移実行部711は、状態記憶部721が記憶する状態遷移機械A_Lightの状態を更新する(ステップS35)。具体的には、遷移実行部711は、状態記憶部721が記憶する状態遷移機械A_Switchの状態“Off”を状態“On”へ更新する。なお、ステップS34およびS35は、順序を逆にして行ってもよいし、並行して行ってもよい。
通信部42は、取得したアクションの実行命令を制御装置6へ送信する(ステップS36)。なお、ステップS36はステップS34の後に行えばよく、ステップS35と順序を逆にして行ってもよいし、並行して行ってもよい。
制御装置6では、通信部32がアクションの実行命令を受信する(ステップS37)。
続いて、アクション実行部312は、受信したアクションの実行命令にしたがってアクションを実行する(ステップS38)。具体的には、アクション実行部312は、ライト22を点灯させる制御を行う。
なお、使用者がスイッチ21をOFFにしてライト22を消灯する場合も、上述した処理の流れと同様の制御を行う。ただしこの場合には、状態遷移機械A_SwitchおよびA_Lightの状態がともに“On”から処理が開始されることとなる。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、状態遷移装置7に遷移実行部711、状態記憶部721および状態遷移情報記憶部431を具備させているため、制御システム5において遷移実行部711、状態記憶部721および状態遷移情報記憶部431を具備しているのが1台だけで済み、記憶容量の削減等を実現することができるとともに、状態遷移装置7に対して高度の演算処理能力を持たせることができる。したがって、状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた制御を効率的に行うことができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。同図に示す制御システム8は、状態遷移図に基づいて作成された制御仕様にしたがって制御対象である複数の電子機器の制御を行うシステムである。制御システム8は、制御対象である複数の電子機器2−1、・・・、2−n(nは2以上の整数)と、各電子機器に対応して設けられる複数の制御装置6A−1、・・・、6A−nと、状態遷移装置9とを備える。複数の制御装置6A−1、・・・、6A−nは、ネットワーク100を介して状態遷移装置9と通信可能に接続されている。
なお、本実施の形態3において、実施の形態1、2で説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図1、図6と同じ符号を付して説明する。また、本実施の形態3においても、全ての電子機器および制御装置に共通する事項を説明する際には、個々の電子機器および制御装置を区別することなく、「電子機器2」および「制御装置6A」という。
制御装置6Aは、電子機器2および制御装置6A自身の動作を統括して制御する制御部31Aと、状態遷移装置9との通信を行う通信部32と、各種情報を記憶する記憶部61とを有する。
制御部31Aは、イベント検出部311と、アクション実行部312Aとを有する。アクション実行部312Aは、状態遷移図における状態の遷移に応じて実行すべきアクションのうち、電子機器2に対するアクションを実行する。本実施の形態3では、状態遷移装置9が実行可能なアクションについては、状態遷移装置9が行う。
状態遷移装置9は、状態遷移装置9自身の動作を統括して制御する制御部91と、制御装置6Aとの通信を行う通信部42と、各種情報を記憶する記憶部72とを有する。
制御部91は、遷移実行部711と、アクション実行部911とを有する。アクション実行部911は、状態遷移装置9が実行可能なアクションとして、例えば状態遷移機械A_SwitchまたはA_Lightに対して状態の遷移の契機となるイベントを通知するアクションを実行する。この意味で、アクション実行部911は、実施の形態1で説明したアクション実行部312が有する機能の一部を有する。
記憶部72は、制御システム8が有する状態遷移機械の状態を記憶する状態記憶部721と、制御システム8が有する状態遷移機械の状態遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部431とを有する。状態記憶部721は、複数の制御装置6A−1、・・・、6A−nの各々に対応する全ての状態遷移機械の状態を記憶する。状態遷移情報記憶部431は、図2に示す状態遷移テーブルTbを記憶している。
図9は、制御システム8における処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、状態遷移機械A_SwitchおよびA_Lightの状態は、ともに初期状態“Off”であるとする。また、このフローチャートは、特定の電子機器2および制御装置6Aの組と状態遷移装置9との間の処理を表しているものとする。
使用者が電子機器2のスイッチ21をONにした後に制御装置6Aが行うステップS41〜S43は、実施の形態2で説明したステップS21〜S23に順次対応している。
状態遷移装置9では、通信部42が状態遷移機械A_Switchのイベント情報および制御装置6Aの識別情報を受信し(ステップS44)、その識別情報に対応する状態遷移機械A_Switchの状態を状態記憶部721から取得する(ステップS45)。
この後、遷移実行部711は、制御装置6Aから受信した状態遷移機械A_Switchのイベント情報および制御装置6Aの識別情報と、状態遷移情報記憶部431が記憶する状態遷移テーブルとに基づいて、状態遷移機械A_Switchの状態“Off”から状態“On”への遷移を実行し、アクションの実行命令(“A_LightへONイベント送信”)を生成してアクション実行部911へ出力する(ステップS46)。
また、遷移実行部711は、状態記憶部721が記憶する状態遷移機械A_Switchの状態を更新する(ステップS47)。具体的には、遷移実行部711は、状態記憶部721が記憶する状態遷移機械A_Switchの状態“Off”を状態“On”へ更新する。なお、遷移実行部711は、ステップS47の処理をステップS46の処理の前に行ってもよいし、ステップS46の処理と並行して行ってもよい。
この後、アクション実行部911は、遷移実行部711から受信したアクションの実行命令にしたがってアクションを実行する(ステップS48)。具体的には、アクション実行部911は、状態遷移機械A_Lightのアクション情報として“A_LightへONイベント送信”を遷移実行部711へ出力する。
続いて、遷移実行部711は、制御装置6Aの識別情報に対応する状態遷移機械A_Lightの状態を状態記憶部721から取得する(ステップS49)。ここでは、状態遷移機械A_Lightが初期状態“Off”にあることを前提としているため、遷移実行部711は、状態記憶部721から状態“Off”を取得する。
この後、遷移実行部711は、アクション実行部911から受信した状態遷移機械A_Lightのイベント情報および状態記憶部721から取得した状態の情報と、状態遷移情報記憶部431が記憶する状態遷移テーブルとに基づいて、状態遷移機械A_Lightの状態“Off”から状態“On”への遷移を実行し、アクションの実行命令(“ライトを点灯”)を生成して通信部42へ出力する(ステップS50)。
ステップS50の後に行われるステップS51〜S54の処理は、実施の形態2で説明したステップS35〜S38の処理に順次対応している。
本実施の形態3においても、使用者がスイッチ21をOFFにしてライト22を消灯する場合、上述した処理の流れと同様の制御を行う。ただしこの場合には、状態遷移機械A_SwitchおよびA_Lightの状態がともに“On”から処理が開始されることとなる。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、状態遷移装置9に遷移実行部711、状態記憶部721および状態遷移情報記憶部431を具備させているため、制御システム8において遷移実行部711、状態記憶部721および状態遷移情報記憶部431を具備しているのが1台だけで済み、記憶容量の削減等を実現することができるとともに、状態遷移装置9に対して高度の演算処理能力を持たせることができる。したがって、状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた制御を効率的に行うことができる。
また、本実施の形態3によれば、状態遷移装置9がアクション実行機能の一部を有するため、制御装置6Aの処理の負荷を軽減することができる。また、本実施の形態3によれば、制御装置6Aと状態遷移装置9との間の通信回数が削減されるため、システム全体の処理を高速化することができる。
なお、本実施の形態3において、制御装置6Aが電子機器2のスイッチONを検出した場合、実施の形態1と同様に状態遷移機械A_Switchのイベント情報および状態情報を状態遷移装置9へ送信するようにしてもよい。この場合、状態遷移装置9は、受信したイベント情報および状態情報に基づいて状態遷移機械A_Switchの状態遷移を実行する。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は、上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、制御システムにおいて、複数の制御装置にそれぞれ対応した複数の電子機器の種類が互いに異なっていてもよい。
また、状態遷移装置が状態の遷移を実行する際には、複数の同種の状態遷移機械の所定の一部または全部の状態を一括して遷移させるようにしてもよい。
また、本発明において、上述した各種プログラムをハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、広く流通させることも可能である。なお、上述した各種プログラムは、ネットワークを介してダウンロードすることによって取得することも可能である。
本明細書で使用したUMLモデル図、状態、イベント、アクション等における具体的な名称および処理は、あくまでも例示用として設定したものに過ぎない。
1、5、8 制御システム
2−1、2−n 電子機器
3−1、3−n、6−1、6−n、6A−1、6A−n 制御装置
4、7、9 状態遷移装置
21 スイッチ
22 ライト
31、41、71 制御部
32、42 通信部
33、43、61、72 記憶部
100 ネットワーク
311 イベント検出部
312、312A、911 アクション実行部
331、721 状態記憶部
411、711 遷移実行部
431 状態遷移情報記憶部
611 識別情報記憶部
ST1、ST2 状態遷移図
Tb 状態遷移テーブル

Claims (13)

  1. 統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記複数の電子機器にそれぞれ対応して設けられる複数の制御装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置であって、
    前記制御装置との間で情報の送受信を行う第1通信部と、
    前記状態の遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部と、
    前記状態の遷移情報および前記制御装置から受信した前記状態の遷移に必要な情報を用いて前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する遷移実行部と、
    を備え、
    前記第1通信部は、
    前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を前記制御装置へ送信することを特徴とする状態遷移装置。
  2. 前記制御装置から受信した情報は、前記状態遷移機械の状態の情報であることを特徴とする請求項1に記載の状態遷移装置。
  3. 前記制御装置から受信した情報は、前記制御装置の識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の状態遷移装置。
  4. 前記状態の遷移情報は、前記制御仕様を表現する前記状態、前記アクションおよび前記状態の遷移の契機となるイベントを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の状態遷移装置。
  5. 当該状態遷移装置が実行可能なアクションを実行するアクション実行部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の状態遷移装置。
  6. 前記アクション実行部は、
    前記状態遷移機械に対して前記状態の遷移の契機となるイベントを通知するアクションを実行することを特徴とする請求項5に記載の状態遷移装置。
  7. 統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記複数の電子機器の各々に対応して設けられる制御装置であって、
    前記状態遷移装置に対して前記状態の遷移に必要な情報を送信する一方、前記状態遷移装置によって前記状態の遷移に応じて送信され、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を受信する第2通信部と、
    前記第2通信部が受信した前記アクションの実行命令にしたがって該アクションを実行するアクション実行部と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  8. 前記状態の遷移に必要な情報として前記状態遷移機械の状態の情報を記憶する状態記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記状態の遷移に必要な情報として当該制御装置の識別情報を記憶する識別情報記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  10. 統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記複数の電子機器にそれぞれ対応して設けられる複数の制御装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置が行う状態遷移方法であって、
    前記制御装置から前記状態の遷移に必要な情報を受信する受信ステップと、
    前記状態の遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部から読み出した前記状態の遷移情報および前記制御装置から受信した前記状態の遷移に必要な情報を用いて前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する遷移実行ステップと、
    前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を前記制御装置へ送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする状態遷移方法。
  11. 統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記複数の電子機器の各々に対応して設けられる制御装置が行う制御方法であって、
    前記状態遷移装置に対して前記状態の遷移に必要な情報を送信する送信ステップと、
    前記状態遷移装置によって前記状態の遷移に応じて送信され、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した前記アクションの実行命令にしたがって該アクションを実行するアクション実行ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. 統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記複数の電子機器にそれぞれ対応して設けられる複数の制御装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置に、
    前記制御装置から前記状態の遷移に必要な情報を受信する受信ステップと、
    前記状態の遷移情報を記憶する状態遷移情報記憶部から読み出した前記状態の遷移情報および前記制御装置から受信した前記状態の遷移に必要な情報を用いて前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する遷移実行ステップと、
    前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を前記制御装置へ送信する送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする状態遷移プログラム。
  13. 統一モデリング言語の状態遷移図に基づいて作成された制御仕様に応じた状態および状態の遷移情報を有する状態遷移機械を用いて複数の電子機器を制御する制御システムにおいて、前記状態遷移機械の状態の遷移を実行する状態遷移装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記複数の電子機器の各々に対応して設けられる制御装置に、
    前記状態遷移装置に対して前記状態の遷移に必要な情報を送信する送信ステップと、
    前記状態遷移装置によって前記状態の遷移に応じて送信され、前記状態の遷移に応じて実行すべきアクションの実行命令の少なくとも一部を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した前記アクションの実行命令にしたがって該アクションを実行するアクション実行ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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