JP6447257B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、 燃料電池システムに関する。
燃料電池システムは、燃料電池において、アノードに供給される水素を含む改質ガスと、カソードに供給される空気中の酸素とが化学反応することにより発電を行う。改質ガスは、一般的に、外部から改質器に供給される燃料と水とが改質器の触媒上で反応して生成される。一方、外部からの水の供給を必要としない燃料電池システムも考えられる。例えば、ラジエーターを備える燃料電池システムにおいては、ラジエーターは、燃料電池から排出される水蒸気を含むオフガスを冷却して水(ドレン水)を生成する。生成された水は、改質水として再び改質器で利用される(特許文献1参照)。
特開2008−243555号公報
上述のように生成され、改質水として再び改質器で利用される水は、凝縮水タンクに貯留され、凝縮水タンクから改質器へ供給される。改質器及び燃料電池は、断熱材により取り囲まれた断熱空間に収容される。これに対して、凝縮水タンク、及び、凝縮水タンクから改質器へ改質水を供給する管部材の一部は、断熱空間の外部に配置される。このため、一日の気温の変化に従って、改質器へ供給される改質水(凝縮水)の温度は、変化する。
しかし、改質器へ供給される改質水(凝縮水)の温度変化は、凝縮水タンクへ回収される凝縮水の量の増減を生じさせる。これは、改質器へ供給される改質水の量の増減に繋がる。改質器へ供給できる改質水の量に余裕がなくなると、燃料電池の安定した連続運転を行うことが困難となる。
また、改質器へ供給される改質水(凝縮水)の温度変化は、燃料電池システムにおける断熱空間の温度の変化も招くことになる。この温度変化を長期間続けると、燃料電池のスタックの劣化に繋がる。
本発明は、改質器へ供給される改質水(凝縮水)の温度変化を抑えることができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料電池と、触媒上で燃料と水とを反応させて、前記燃料電池に供給される改質ガスを生成する改質器と、前記燃料電池から排出されたオフガスと熱交換水ラインを流通する水との間で熱交換する熱交換器と、オフガスが前記熱交換器において熱交換されて得られた凝縮水が前記改質器へ向けて流通する改質水供給ラインと、を備え、前記燃料電池及び前記改質器は、断熱材により取り囲まれた断熱空間に収容され、前記熱交換器は、前記断熱空間の外部に配置され、前記改質水供給ラインには、前記断熱空間の外部に配置され蓄熱器を有する水温調整部が接続されており、前記蓄熱器は、前記改質水供給ラインを流通する水の温度が第1の所定の温度よりも高い場合には、前記改質水供給ラインを流通する水から吸熱し、前記改質水供給ラインを流通する水の温度が前記第1の所定の温度よりも低い場合には、前記改質水供給ラインを流通する水へ放熱することにより、前記改質水供給ラインを流通する水の温度を第2の所定の温度範囲内に収めるように、前記改質水供給ラインを流通する水の温度を調整する、燃料電池システムに関する。
また、前記蓄熱器は、硫酸ナトリウム10水和物、塩化カルシウム6水和物、パラフィンのうちの少なくとも1つの蓄熱剤を有することが好ましい。
本発明によれば、改質器へ供給される改質水(凝縮水)の温度変化を抑えることができる燃料電池システムを提供することができる。
本発明の実施形態による燃料電池システム1を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態による燃料電池システム1を示す概略図である。
図1に示すように、実施形態の燃料電池システム1は、燃料電池2と、燃焼器21と、熱交換器3と、貯湯タンク4と、改質水タンク5と、水温調整部6と、改質器7と、セパレータ51と、不純物除去部52と、蒸発器57と、制御部8と、を備える。
また、燃料電池システム1は、オフガスラインL1と、熱交換水ラインL2と、温水使用ラインL3と、貯湯タンク給水ラインL4と、改質水循環ラインL5と、燃料供給ラインL61と、空気供給ラインL62と、改質ガス供給ラインL63とを備える。本明細書における「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
オフガスラインL1は、燃焼前オフガスラインL111と、燃焼後オフガスラインL112と、下流側オフガスラインL12とを有する。
燃焼前オフガスラインL111の一端部は、燃料電池2に接続されており、燃焼前オフガスラインL111の他端部は、燃焼器21に接続されている。燃料電池2から排出されるオフガスG1は、オフガスラインL1を通じて燃焼器21に供給される。
燃焼後オフガスラインL112の一端部は、燃焼器21に接続されており、燃焼後オフガスラインL112の他端部は、熱交換器3に接続されている。燃焼器21においてオフガスG1が燃焼されて生成された高温の燃焼ガスG2は、燃焼後オフガスラインL112を通じて熱交換器3に供給される。
下流側オフガスラインL12の一端部は、熱交換器3に接続されており、下流側オフガスラインL12の他端部は、燃料電池システム1の外部へ解放されている。下流側オフガスラインL12の途中には、セパレータ(気水分離器)51が接続されている。燃焼ガスG2は、セパレータ(気水分離器)51を介して排気ガスとして、下流側オフガスラインL12を流通して燃料電池システム1の外部へ排出される。
熱交換水ラインL2は、高温側ラインL21と、低温側ラインL22と、を有する。高温側ラインL21の一端部は熱交換器3に接続されており、高温側ラインL21の他端部は、貯湯タンク4に接続されている。高温側ラインL21は、熱交換器3により熱交換された高温の温水W1を貯湯タンク4に流通させる。熱交換水ラインL2としての高温側ラインL21には、高温の温水W1が流通することに限られず、例えば、低温又は常温の水が流通してもよいし、水道水が流通してもよい。
低温側ラインL22の一端部は、貯湯タンク4に接続されており、低温側ラインL22の他端部は、熱交換器3に接続されている。低温側ラインL22の途中には、ポンプ43が接続されている。低温側ラインL22は、ポンプ43の駆動により、貯湯タンク4に貯留されている温水W1を熱交換器3に流通させる。低温側ラインL22には、貯湯タンク4に貯留されている水W1(温水W1)が流通することに限られず、例えば、水道水が流通してもよい。
温水使用ラインL3の一端部は、貯湯タンク4に接続されており、温水使用ラインL3の他端部は、温水使用設備(図示せず)に接続されている。また、温水使用ラインL3の途中には、ポンプ44が接続されている。ポンプ44が駆動することにより、温水使用ラインL3は、貯湯タンク4に貯留されている温水W1を温水使用設備(図示せず)に流通させる。
貯湯タンク給水ラインL4の一端部は、供給水W2の供給源(図示せず)に接続されており、貯湯タンク給水ラインL4の他端部は、貯湯タンク4に接続されている。貯湯タンク給水ラインL4の途中には、ポンプ45が接続されている。貯湯タンク給水ラインL4は、供給水W2の供給源(図示せず)からの供給水W2を貯湯タンク4に流通させる。供給水W2は、低温、常温又は高温の水でもよいし、水道水でもよい。
改質水循環ラインL5は、凝縮水供給ラインL51と、改質水供給ラインL52と、改質水タンク給水ラインL55と、を有している。
凝縮水供給ラインL51の一端部は、セパレータ51に接続されており、凝縮水供給ラインL51の他端部は、改質水タンク5に接続されている。凝縮水供給ラインL51は、燃焼ガスG2中に混在している水(ドレン水)を、セパレータ51により燃焼ガスG2から分離して凝縮水W3として改質水タンク5へ流通させる。即ち、凝縮水供給ラインL51には、オフガスG1から生成された燃焼ガスG2が熱交換器3において熱交換されて得られた凝縮水W3(改質水W3)が、流通する。
改質水供給ラインL52の一端部は、改質水タンク5に接続されており、改質水供給ラインL52の他端部は、改質器7に接続されている。また、改質水供給ラインL52の途中には、改質水供給ラインL52の一端部側から他端部側に向かって不純物除去部52、ポンプ55、水温調整部6、蒸発器57がこの順でそれぞれ接続されている。改質水供給ラインL52は、改質水タンク5に貯留された水W3(改質水W3)を、改質器7に向けて流通させる。
改質水タンク給水ラインL55の一端部は、供給水W4の供給源(図示せず)に接続されており、改質水タンク給水ラインL55の他端部は、改質水タンク5に接続されている。改質水タンク給水ラインL55の途中には、ポンプ56が接続されている。改質水タンク給水ラインL55は、ポンプ56の駆動により、供給水W4の供給源(図示せず)からの供給水W4を改質水タンク5に流通させる。供給水W4は、低温、常温又は高温の水でもよいし、水道水でもよい。
燃料供給ラインL61の一端部は、都市ガス等の燃料G3を供給可能な燃料供給部(図示せず)に接続されており、燃料供給ラインL61の他端部は、改質器7に接続されている。燃料供給ラインL61は、燃料供給部(図示せず)からの燃料G3を改質器7へ流通させる。
空気供給ラインL62の一端部は、空気A1を燃料電池2に供給するためのブロワ(図示せず)及びフィルタ(図示せず)に接続されている。空気供給ラインL62の他端部は、燃料電池2に接続されている。空気供給ラインL62は、ブロワ及びフィルタを通過した空気A1を、燃料電池2に流通させる。
改質ガス供給ラインL63の一端部は、改質器7に接続されており、改質ガス供給ラインL63の他端部は、燃料電池2に接続される。改質ガス供給ラインL63は、改質器7において生成された水素を含む改質ガスG4を、燃料電池2に向けて流通させる。
燃料電池2は、SOFC(固体酸化物形燃料電池)により構成される。燃料電池2においては、改質器7から供給される水素を含む改質ガスG4と、空気供給ラインL62から供給される空気A1中の酸素とが反応することにより、発電が行われる。燃料電池2において発電を行うときの温度である運転温度は、700℃〜1000℃と高温である。燃料電池2によって発電された電気は、パワーコンディショナ(図示せず)に送られ、AC電圧に変換される。
燃焼器21は、バーナーや炉等により構成される。燃焼器21では、燃焼前オフガスラインL111を通して供給されたオフガスG1が燃焼されて、即ち、アノードオフガス及びカソードオフガスが燃焼されて、高温の燃焼ガスG2が生成される。
熱交換器3は、燃料電池2から排出されたオフガスG1から生成された燃焼ガスG2と、熱交換水ラインL2を流通する温水W1等との間で熱交換する。即ち、熱交換器3は、燃焼器21から供給される高温の燃焼ガスG2の熱を、低温側ラインL22を流通した貯湯タンク4からの温水W1に伝達させる。これにより、燃焼ガスG2中には、水(ドレン水)が混在した状態となる。セパレータ51は、熱交換器3における熱交換により生成され燃焼ガスG2中に混在している水を、燃焼ガスG2から分離し、改質水W3として改質水タンク5へ流通させる。
貯湯タンク4は、熱交換器3に熱交換水ラインL2を介して接続されている。貯湯タンク4は、熱交換水ラインL2を構成する高温側ラインL21を流通する、熱交換器3により熱交換された温水W1を貯留する。貯湯タンク4に貯留された温水W1は、ポンプ43により低温側ラインL22を通して熱交換器3に向けて送り出される。
改質水タンク5は、凝縮水供給ラインL51を介して流通した凝縮水W3を改質水W3として貯留する。改質水タンク5は、高水位検出部としての第1水位検出センサ501と、低水位検出部としての第2水位検出センサ502と、を備えている。
第1水位検出センサ501は、フロートスイッチにより構成されており、改質水タンク5内の上部に配置されている。第2水位検出センサ502は、フロートスイッチにより構成されており、改質水タンク5内の下部に配置されている。従って、第1水位検出センサ501は、改質水タンク5の内部の水位が第1の水位を上回っているか否かを検出する。また、第2水位検出センサ502は、改質水タンク5の内部の水位が、第1の水位よりも低い第2の水位を上回っているか否かを検出する。第1水位検出センサ501及び第2水位検出センサ502は、制御部8と電気的に接続されている。第1水位検出センサ501及び第2水位検出センサ502により検出された改質水タンク5内の改質水W3の水位は、制御部8へ検出信号として送信される。
不純物除去部52は、混床イオン交換樹脂(ポリッシャ)を有している。不純物除去部52は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3から不純物を除去して、改質水W3を浄化(純水化)する。
水温調整部6は、断熱空間101の外部に配置されており、蓄熱器601を有している。蓄熱器601は、硫酸ナトリウム10水和物、塩化カルシウム6水和物、パラフィンのうちの少なくとも1つの蓄熱剤を有している。蓄熱器601の蓄熱剤は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3との間で熱交換可能であり、潜熱蓄熱を行う。
より具体的には、日中に気温が上昇して、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度が第1の所定の温度よりも高い場合には、蓄熱器601は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3から吸熱する。第1の所定の温度とは、例えば、20℃程度である。また、日没後に気温が下降して、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度が第1の所定の温度よりも低い場合には、蓄熱器601は、日中に蓄えた熱を、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3へ放熱する。これにより、蓄熱器601は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度を、第2の所定の温度範囲内にほぼ収めるように、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度を調整する。第2の所定の温度範囲とは、具体的には、10℃〜30℃程度の温度範囲である。
蒸発器57は、改質水供給ラインL52から供給された改質水W3を蒸発(気化)させる。蒸発器57により蒸発(気化)させられた改質水W3(蒸発水)は、改質水供給ラインL52を介して改質器7に供給される。蒸発器57の運転温度は150℃〜400℃程度である。
断熱材により構成される断熱壁部材10は、燃料電池2と、燃焼器21と、改質器7と、蒸発器57と、を取り囲んで収容するように配置されている。従って、断熱壁部材10の外部に、熱交換器3及び水温調整部6等は配置されている。断熱壁部材10は、断熱壁部材10の内側の空間(断熱空間101)と外部の空間との間の断熱を行う。断熱空間101の温度は、800℃程度である。
改質器7は、触媒を有している。改質水供給ラインL52を通して供給される改質水W3と、燃料供給ラインL61を通して供給される燃料G3とは、改質器7の触媒上で反応する。この反応により、改質器7において、改質ガスG4が生成される。生成された改質ガスG4は、改質ガス供給ラインL63を通して燃料電池2に供給される。
制御部8は、CPU(図示せず)と記憶媒体(図示せず)とを主として有している。記憶媒体には、前述のように、制御部8に電気的に接続された各部に対して、各種の制御を行うためにCPUを動作させるためのプログラムがそれぞれ記憶されている。また、制御部8は、ポンプ43、44、45、55、56に電気的に接続されており、ポンプ43、44、45、55、56に対して駆動及び駆動停止の制御を行う。
本実施形態の燃料電池システムによれば、以下の効果を得ることができる。
燃料電池システム1は、燃料電池2と、触媒上で燃料G3と水(改質水W3)とを反応させて、燃料電池2に供給される改質ガスG4を生成する改質器7と、燃料電池2から排出されたオフガスG1(燃焼ガスG2)と熱交換水ラインL2を流通する水W1(温水W1)との間で熱交換する熱交換器3と、オフガスG1(燃焼ガスG2)が熱交換器3において熱交換されて得られた凝縮水W3(改質水W3)が改質器7へ向けて流通する改質水供給ラインL52と、を備えている。
燃料電池2及び改質器7は、断熱材としての断熱壁部材10により取り囲まれた断熱空間101に収容される。水温調整部6は、断熱空間101の外部に配置される。改質水供給ラインL52には、断熱空間101の外部に配置され蓄熱器601を有する水温調整部6が接続されている。
蓄熱器601は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度が第1の所定の温度よりも高い場合には、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3から吸熱する。また、蓄熱器601は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度が第1の所定の温度よりも低い場合には、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3へ放熱する。これらにより、蓄熱器601は、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度を第2の所定の温度範囲内に収めるように、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度を調整する。
このため、一日の気温の変化に伴い、改質水タンク5から改質器7へ供給される改質水W3(凝縮水W3)の温度が変化した場合であっても、改質水供給ラインL52を流通する改質水W3の温度を第2の所定の温度範囲内にほぼ収めることができる。このため、改質器7へ供給される改質水W3の温度変化に起因する、改質水タンク5へ回収される凝縮水W3(改質水W3)の量の増減を、抑えることができる。また、燃料電池システム1における断熱空間101の温度の変化を抑えることができる。
また、蓄熱器601は、硫酸ナトリウム10水和物、塩化カルシウム6水和物、パラフィンのうちの少なくとも1つの蓄熱剤を有する。このため、蓄熱器601の構成を複雑にせずに、第1の所定の温度を20℃程度とすることができ、容易に潜熱蓄熱を行うことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。例えば、燃料電池システムの構成は、本実施形態における燃料電池システム1の構成に限定されない。
例えば、燃料電池システム1では、蓄熱器601は、硫酸ナトリウム10水和物、塩化カルシウム6水和物、パラフィンのうちの少なくとも1つの蓄熱剤を有していたが、この構成に限定されない。他の蓄熱剤を用いてもよい。
また、ポンプ55は、不純物除去部52と水温調整部6との間の改質水供給ラインL52の部分に接続されていたが、この構成に限定されない。例えば、断熱空間101の外部の改質水供給ラインL52の部分に接続されていてもよい。また、改質水W3の流れにおけるポンプ55の下流側に水温調整部6が位置していたが、この構成に限定されない。改質水W3の流れにおけるポンプ55の上流側に水温調整部6が位置していてもよい。また、不純物除去部52を有していなくてもよい。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
3 熱交換器
6 水温調整部
7 改質器
10 断熱壁部材(断熱材)
101 断熱空間
601 蓄熱器
L2 熱交換水ライン
L52 改質水供給ライン
G1 オフガス
G2 燃焼ガス
G3 燃料
G4 改質ガス
W1 温水(水)
W3 改質水(凝縮水)(水)

Claims (2)

  1. 燃料電池と、
    触媒上で燃料と水とを反応させて、前記燃料電池に供給される改質ガスを生成する改質器と、
    前記燃料電池から排出されたオフガスと熱交換水ラインを流通する水との間で熱交換する熱交換器と、
    オフガスが前記熱交換器において熱交換されて得られた凝縮水が前記改質器へ向けて流通する改質水供給ラインと、を備え、
    前記燃料電池及び前記改質器は、断熱材により取り囲まれた断熱空間に収容され、
    前記熱交換器は、前記断熱空間の外部に配置され、
    前記改質水供給ラインには、前記断熱空間の外部に配置され蓄熱器を有する水温調整部が接続されており、
    前記蓄熱器は、前記改質水供給ラインを流通する水の温度が第1の所定の温度よりも高い場合には、前記改質水供給ラインを流通する水から吸熱し、前記改質水供給ラインを流通する水の温度が前記第1の所定の温度よりも低い場合には、前記改質水供給ラインを流通する水へ放熱することにより、前記改質水供給ラインを流通する水の温度を第2の所定の温度範囲内に収めるように、前記改質水供給ラインを流通する水の温度を調整する、燃料電池システム。
  2. 前記蓄熱器は、硫酸ナトリウム10水和物、塩化カルシウム6水和物、パラフィンのうちの少なくとも1つの蓄熱剤を有する請求項1に記載の燃料電池システム。
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