JP6447210B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6447210B2
JP6447210B2 JP2015025686A JP2015025686A JP6447210B2 JP 6447210 B2 JP6447210 B2 JP 6447210B2 JP 2015025686 A JP2015025686 A JP 2015025686A JP 2015025686 A JP2015025686 A JP 2015025686A JP 6447210 B2 JP6447210 B2 JP 6447210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
unit
gas
suction
mist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015025686A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016147433A (ja
Inventor
清水 一利
一利 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015025686A priority Critical patent/JP6447210B2/ja
Priority to US14/993,761 priority patent/US9527291B2/en
Publication of JP2016147433A publication Critical patent/JP2016147433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6447210B2 publication Critical patent/JP6447210B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/1714Conditioning of the outside of ink supply systems, e.g. inkjet collector cleaning, ink mist removal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/377Cooling or ventilating arrangements

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、印刷媒体に機能液を吐出して印刷を行う印刷装置において、機能液の吐出に伴って発生する機能液ミストを処理するミスト処理装置を備えた印刷装置に関する。
従来、この種のミスト処理装置として、インクジェットヘッドからのインク吐出に伴って発生するインクミストを回収処理するミスト回収機構が知られている(特許文献1参照)。このミスト回収機構は、インクジェットヘッドに沿わせて配設され、インクミストを吸引するミスト吸引部と、吸引したインクミストを気液分離する気液分離部とで構成されている。
気液分離部は、流入側にミスト吸引部が接続された気液分離サイクロンと、気液分離サイクロンのサイクロンマフラーに接続されたフィルターユニットと、フィルターユニットの排気側に連なる排気流路に介設されたブロワーと、気液分離サイクロンの下部に設けた排液部と、排液部に連なる排液流路に介設した逆止弁(実質的には、開閉弁)と、を備えている。また、排液流路の流路端は、廃液タンクに接続されている。
ブロワーを駆動すると、気液分離サイクロン内に渦流が発生し、ミスト吸引部から流入したインクミストが気液分離する。気液分離後の気体(エアー)は、フィルターユニットおよびブロワーを通って排気流路から排気される。また、気液分離後の液体(インク)は、いったん排液部に貯留され、非印刷時に逆止弁が開放(開弁)されることで、廃液タンクに流下する。
特開2014−151642号公報
このような、従来のミスト回収機構では、印刷時に、気液分離サイクロンの渦流を維持するために、逆止弁(バルブ)を閉塞しておく必要がある。一方で、非印刷時には、気液分離サイクロンに溜まったインクを排液するために、バルブを開放する必要がある。このため、バルブが故障し作動不良となると、種々の不具合が生ずることが想定される。例えばバルブが開かないと(閉塞維持)、排液部にインクが溢れ、やがて溢れたインクがサイクロンマフラーから吸引され、排気流路を介して外部に排出される。排出されたインクは、機外の吸引排気設備に影響を及ぼすことになる。一方、バルブが閉じないと(開放維持)、排液側からエアーがリークし、インクミストの吸引および渦流の発生が低下する。すなわち、インクミスト回収が不十分となり印刷品質に影響を及ぼすことになる。
本発明は、気液分離の処理不良を簡単に且つ確実に検出することができる印刷装置を提供することを課題としている。
本発明の印刷装置は、印刷媒体に機能液を吐出して印刷を行う機能液吐出部と、機能液の吐出に伴って発生する機能液ミストを処理するミスト処理装置と、を備えた印刷装置であって、機能液ミストを、気流の流れによる遠心力によって分離気体と分離液体とに気液分離する気液分離部と、気液分離部における分離気体の排気側に連なる排気流路に設けられ、気流を発生させる気流発生部と、排気流路の下流端に設けた排気口の下方に設けられ、排気口から放出された液体を検出することが可能な漏液検出部と、を備えたことを特徴とする。
気液分離部において、分離後の分離液体を吸い上げた場合や、気液分離が不十分で機能液ミストが排気側に流れ凝集した場合等、気液分離に処理不良が生じた場合には、気流発生部により排気口から分離気体と共に液体(機能液)が排出される。
この構成によれば、排気流路の排気口の下方に設けられた漏液検出部により、排気口から放出された液体を検出するようにしているため、気液分離部に処理不良が生じた場合に、これを簡単且つ確実に検出することができる。
この場合、気液分離部における分離液体の排液側に連なる排液流路に設けられた排液バルブと、排液バルブに作動不良が発生したか否かを判定する判定部と、を更に備え、判定部は、漏液検出部が液体を検出しときに、排液バルブに作動不良が発生したものと判定することが好ましい。
気液分離部の処理不良は、経験的に排液バルブの作動不良である可能性が最も高い。排液バルブは、分離液体に混入した塵埃の咬込みや機能液の成分の付着により、作動不良となることが考えられる。
この構成によれば、漏液検出部によって検出される処理不良を、排液バルブを作動不良と判定することにより、不良個所の発見およびその対応策を迅速に行うことができる。
また、上流端部に大気開放空間を存して排気口に対峙する吸引口部を有し、下流側で吸引排気設備に接続される吸引流路を、更に備え、吸引口部は、開放端に向かって拡開形状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、吸引排気設備に連なる吸引流路において、大気開放空間を存して排気口に対峙させるようにしているため、気流発生部側と吸引排気設備側とを圧力的に縁切りすることができ、相互間の圧力的影響を排除することができる。また、吸引口部を拡開形状に形成しているため、気流発生部側と吸引排気設備とを圧力的に縁切りした状態で、気流発生部の分離気体を吸引排気設備側で適切に吸引することができる。なお、吸引排気設備は、装置外のいわゆる工場排気設備等である。
この場合、吸引流路は、漏液検出部に対し吸引口部の開放端を下向きにした状態で、上方に延在していることが好ましい。
この構成によれば、排気口から放出した液体の一部が、誤って吸引口部に吸い込まれることがあっても、この液体が吸引流路に付着し自然流下して、吸引排気設備に達することがない。
さらに、排液流路の下流端に設けられ、分離液体を貯留する廃液貯留部と、廃液貯留部が設置されたドレンパンと、を更に備え、漏液検出部は、ドレンパン上に設置されていることが好ましい。
この構成によれば、排気口から漏液検出部に向かって放出された液体を、最終的にドレンパンで受けることができ、放出された液体の処理を簡単に行うことができる。また、廃液貯留部からの液漏れ(オーバーフロー等)を受けるドレンパンおよび漏液検出部と、排気口から滴下した液体を受けるドレンパンおよび漏液検出部と、をそれぞれ兼用することができ、設備を単純化することができる。言い換えれば、本来、ドレンパンに設置する漏液検出部を、排気口の直下に移動するだけで、廃液貯留部からの液漏れと気液分離の処理不良とを検出することができる。
一方、漏液検出部が前記液体を検出しときに、印刷を停止させる停止制御部を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、気液分離部の処理不良に基づく印刷品質の悪化に対し、迅速に対処することができる。
同様に、漏液検出部が前記液体を検出しときに、気液分離の処理不良が発生した旨、報知する報知部を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、不良個所の迅速な発見および迅速な対処を行うことができる。
実施形態に係る印刷装置の全体模式図である。 実施形態に係るミスト処理装置のシステム構成図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るミスト処理装置を備えた印刷装置について説明する。この印刷装置は、セットされた印刷媒体をロール・ツー・ロール方式で送ると共に、送られてゆく印刷媒体にインクジェット方式で紫外線硬化インク(以下「UVインク」という。)を吐出して印刷を行うものである。また、ミスト処理装置は、この印刷装置(装置本体)に附帯し、UVインクの吐出により発生したインクミストを、気液分離処理するものである。なお、UVインクは、「機能液」の一例である。
図1は、実施形態に係る印刷装置の全体模式図である。同図に示すように、印刷装置1は、連続紙である印刷媒体Pをロール・ツー・ロール方式で送る媒体送り部3と、送られてゆく印刷媒体Pに対しインクジェット方式でUVインクを吐出(印刷)するインク吐出部4と、印刷媒体Pに塗着したUVインクを紫外線照射により硬化させる照射部5と、これら構成装置を収容する安全カバー6と、を備えている。そして、この媒体送り部3、インク吐出部4、照射部5等により、印刷装置1の主体を為す装置本体2が構成されている。なお、インク吐出部4は、「機能液吐出部」の一例である。
また、印刷装置1は、インク吐出部4で発生するUVインクのインクミストを処理するミスト処理装置10を備えている。さらに、印刷装置1は、これら構成装置を統括制御する制御部11を備えている。なお、印刷媒体Pの材質としては、特に限定されるものではなく、紙系、フィルム系など、種々のものが用いられる。また、ミスト処理装置10は、図示のように、安全カバー6の内部に設けられていてもよいし、外部に設けられていてもよい。
媒体送り部3は、ロール状に巻回した印刷媒体Pを繰り出す繰出しリール21と、繰り出された印刷媒体Pを印刷のために保持しながら送る回転ドラム22と、回転ドラム22から送り出された印刷媒体Pをロール状に巻き取る巻取りリール23と、回転ドラム22を中心に印刷媒体Pの送り経路を規制(経路変更)する複数のローラー24と、を備えている。
印刷媒体Pは、回転ドラム22の外周面に摩擦力により保持され、回転ドラム22の回転によって周回するように送られる。また、回転ドラム22の外周面の一部には、インク吐出部4が対峙しており、送られてゆく印刷媒体Pに印刷データに基づいてUVインクを吐出する(印刷)。すなわち、回転ドラム22は、インク吐出部4に対するプラテンとして機能している。
インク吐出部4は、複数のヘッドユニット26を備えている。複数のヘッドユニット26は、回転ドラム22外周面に沿って並び設けられている。複数のヘッドユニット26は、複数種(例えばC・M・Y・Kの4色)のUVインクと一対一に対応している。各ヘッドユニット26は、回転ドラム22の軸方向に1の印刷ラインを構成すべく、複数のインクジェットヘッド27(図2参照)を備えている。そして、各ヘッドユニット26の複数のインクジェットヘッド27は、回転ドラム22の外周面に支持された印刷媒体Pに対して、UVインクを選択的に吐出する。これにより、印刷媒体P上にカラー画像が形成される。
照射部5は、複数のヘッドユニット26に対応する複数の仮硬化用照射器28と、回転ドラム22と巻取りリール23との間の送り経路に介設した本硬化用照射器29と、を備えている。複数の仮硬化用照射器28は、回転ドラム22の外周面に沿って、複数のヘッドユニット26と1つずつ交互に並ぶように配設されている。
この場合、仮硬化用照射器28は、対応するヘッドユニット26に対して、印刷媒体Pの送り方向の下流側に配設されている。また、詳細は後述するが、仮硬化用照射器28とヘッドユニット26との間には、インクミストを吸引するミスト回収口41が配設されている。印刷媒体PにUVインクが吐出されると、発生したインクミストが吸引され、さらに印刷媒体Pに着弾した直後のUVインクに紫外線を照射され、仮硬化が行われる。これにより、インクミストによる印刷媒体Pの汚れが抑制され、且つUVインクのドットの拡がりや混色が抑制される。
本硬化用照射器29は、送り経路の最下流側に設けられた仮硬化用照射器28よりも、さらに下流側に配設されている。本硬化用照射器29は、UVインクの吐出および仮硬化が行われた印刷媒体Pに対し、仮硬化用照射器28よりも大きい積算光量の紫外線を照射する。これにより、印刷媒体Pに着弾したUVインクが、完全に硬化し、印刷媒体Pに定着する。なお、仮硬化用照射器28および本硬化用照射器29には、例えば、紫外線を照射するLED(Light Emitting Diode)ランプ、高圧水銀ランプなどを用いることができる。
次に、図2のシステム構成図を参照して、ミスト処理装置10について詳細に説明する。同図に示すように、ミスト処理装置10は、各ヘッドユニット26に対応して設けたインク色別の複数のミスト回収部31と、複数のミスト回収部31で回収したインクミスト(機能液ミスト)を気液分離する気液分離部32と、気液分離部32において気液分離のための気流を発生されると共に、分離された分離気体(エアー)を排気する気流発生部33と、を備えている。また、ミスト処理装置10は、気流発生部33から排気された分離気体を、大気開放部34を介して吸引排気設備Sに導く気体吸引部35と、気液分離部32で分離された分離液体(インク)を回収する廃液回収部36と、を備えている。
また、ミスト処理装置10は、大気開放部34に位置して、気液分離の処理不良により発生する液体を検出する漏液検出部37を備えている。そして、この漏液検出部37、気流発生部33および廃液回収部36は、それぞれ上記の制御部11に接続されている。詳細は後述するが、制御部11は、印刷装置1の装置本体2を構成する媒体送り部3、インク吐出部4および照射部5の駆動時に、気流発生部33のブロワー62を駆動する一方、これら構成装置の非駆動時に、廃液回収部36の排液バルブ83を開放(開弁)する。また、制御部11は、漏液検出部37を介して、排液バルブ83に作動不良が発生したか否かを監視する。
各ミスト回収部31は、ヘッドユニット26に対応してライン状に設けたインク色別のミスト回収口41と、ミスト回収口41が接続された回収チャンバー42(圧力室)と、回収チャンバー42と気液分離部32とを接続するインク色別の回収流路43と、を有している。この場合、ミスト回収口41の内部には、仮硬化用照射器28のヒートシンクが配設されており、ブロワー62によって生成された気流によって、仮硬化用照射器28のヒートシンクを冷却する冷却部としても機能している。気流発生部33が駆動すると、気液分離部32を介して複数のミスト回収部31に吸引力が作用する。各ミスト回収部31に作用する吸引力(負圧)は、回収チャンバー42を介してミスト回収口41の延在方向において均一に作用する。これにより、各ヘッドユニット26で発生したインクミストが偏りなく適切に吸引される。なお、回収流路43は、耐薬品性の樹脂チューブ等で構成されている。
気液分離部32は、インク色別の複数の回収流路43が接続された複数のサイクロン51と、複数のサイクロン51の排気側に連なるフィルタリング部52と、複数のサイクロン51の排液側に連なる排液貯留部53と、を有している。サイクロン51は、ロート状に形成されたサイクロン本体55と、サイクロン本体55の内部に設けられたサイクロンマフラー56と、を有している。
サイクロン本体55の上端部には、接線方向に延びる回収流入口55aが形成され、この回収流入口55aに、対応する回収流路43の下流端部が接続されている。また、サイクロン本体55の下端部には、排液貯留部53に連なる排液流出口55bが形成され、サイクロン本体55で気液分離した分離液体(UVインク)が、この排液流出口55bを介して排液貯留部53に流下する。サイクロンマフラー56は、サイクロン本体55と同軸上に配設され、その下端部がサイクロン本体55の下部に開放されている。サイクロンマフラー56の基部には、フィルタリング部52に連なる排気流出口56aが形成され、サイクロン本体55で気液分離した分離気体(エアー)が、この排気流出口56aを介してフィルタリング部52に導かれる。
気流発生部33が駆動すると、サイクロン本体55内には、サイクロンマフラー56を介して吸引力が作用し、ロート状のサイクロン本体55内に渦流が発生する。すなわち、回収流入口55aを介してサイクロン本体55内に流入したインクミストは、サイクロン本体55の内周面に沿って渦流となり、徐々に下方に導かれる。このとき、インクミストに強い遠心力が作用し、インクミストは、分離液体(UVインク)と分離気体(エアー)とに気液分離する。そして、分離液体は、サイクロン本体55の内周面に沿って排液貯留部53に流下し、分離気体は、サイクロンマフラー56を通ってフィルタリング部52に導かれる。
排液貯留部53は、複数のサイクロン51からの分離液体を一括して受け、これを一旦貯留する。このため、排液貯留部53は、複数のサイクロン51の直下に位置すると共に、薄手の密閉タンクで構成されている。また、排液貯留部53の容量は、印刷装置1(装置本体2)の駆動時間を考慮し、例えば一日分の分離液体を貯留可能なものとなっている。
フィルタリング部52は、密閉形式のフィルターケース58と、フィルターケース58に内蔵したフィルター59とを有している。フィルターケース58は、その下面で複数のサイクロン51と接続されており、複数のサイクロン51に均一な負圧(吸引力)を作用させるべく、チャンバー(圧力室)としても機能している。フィルター59は、分離気体に混入した紙粉等の塵埃を除去すると共に、気液分離で分離しきれなかったインクミストも捕捉する。なお、フィルターケース58内に圧力センサーを設け、上記の制御部11により、フィルター59の目詰り状況を監視することが好ましい。
気流発生部33は、上流端部をフィルタリング部52の二次側(下流側)に接続された排気流路61と、排気流路61に介設された高圧のブロワー62と、を有している。排気流路61は、例えばアルミニウム製のフレキシブルダクトで構成されている。ブロワー62は、ターボ送風機等で構成され、吸込み口62aを上流側とし吐出し口62bを下流側として、設置されている。これにより、ブロワー62は、排気流路61を介して気液分離部32およびミスト回収部31に吸引力(負圧)を作用させ、インクミストを吸引すると共に、インクミストを気液分離するための気流(渦流)を発生させる。そして、制御部11は、装置本体2の印刷駆動に同期して、ブロワー62を駆動する(詳細は後述する)。
排気流路61の下流端には、排気口61aが形成され、排気口61aは、大気開放部34に構成された大気開放空間34aに開放されている。また、排気口61aは、この大気開放部34において、気体吸引部35の上流端となる開放端74a(後述する)に対峙している。大気開放部34(大気開放空間34a)は、気流発生部33側と気体吸引部35側とを圧力的に縁切りするものであり、上記の吸引排気設備Sの負圧(吸引圧)が、気流発生部33の送風性能に影響を与えないようになっている。なお、図示のように、ブロワー62の吐出し口62bが排気口61aを兼ねる構成であってもよい。
大気開放部34は、後述するドレンパン84上に間隙を存して横向きに配設された排気口61a(図示のものは、ブロワー62の吐出し口62b)と、下向きとなる気体吸引部35の開放端74a(上流端)との間に構成されている。そして、大気開放部34には、漏液検出部37が配設されている。漏液検出部37は、いわゆる漏液センサーで構成されており、排気口61aの下方において、ドレンパン84上に設置されている。すなわち、漏液検出部37は、排気口61aから放出された液体を検出すべく、排気口61aから放出された液体の着地位置に配設されている。詳細は後述するが、漏液検出部37は制御部11に接続され、制御部11は、漏液検出部37の検出結果に基づいて、後述する排液バルブ83に作動不良や廃液タンク81の液漏れを監視する。
また、ドレンパン84上には、漏液検出部37を挟んで排気口61aに対峙すると共に、大気開放部34(大気開放空間34a)の一部を画成する隔板65が設けられている。隔板65は、気体吸引部35の開放端74aに倣った上面視円弧状に形成されている。排気口61aから排気された分離気体(エアー)は、隔板65に向かって大気開放部34に吹き出され、続いて気体吸引部35により上方に吸引される。
気体吸引部35は、装置外の吸引排気設備Sに連なる吸引流路71で構成されている。吸引流路71は、吸引インダクト73と、吸引インダクト73の上流端部に接続した片落管74(吸引口部)と、を有している。片落管74は、開放端74aに向かって拡開した円形のフード状のものであり、その開放端74aが大気開放部34に上側から臨むように配設されている。なお、片落管74は、ダクトの拡径部や縮径部に用いる市販のダクト関連部品を用いることが好ましい。また、片落管74の開放端74aの断面積は、上記の圧力的な縁切りおよび分離気体の適切な吸引を考慮し、排気流路61(吐出し口62b)の断面積の10倍以上とすることが好ましい。
吸引インダクト73は、上記の排気流路61より太径に形成され、排気流路61と同様にアルミニウム製のフレキシブルダクトで構成されている。吸引インダクト73は、下向きの片落管74から上方に延在し横に這わせた後、吸引排気設備Sに接続されている。このように、吸引インダクト73に立ち上がり部分を設けることにより、排気口61aから滴下した液体の一部が、誤って片落管74に吸い込まれることがあっても、この液体が吸引流路71に付着し自然流下する(実際には、ブロワー62の停止時に流下)。
吸引排気設備Sは、印刷装置1とは別に駆動される(常時駆動)。その際、気体吸引部35は、ミスト処理装置10の駆動時において、大気開放部34を介して分離気体を吸引し、ミスト処理装置10の非駆動時において、大気開放部34を介して周囲エアー吸引する(工場換気)。なお、片落管74を横向き或いは斜め横向きとし、吸引インダクト73を途中から立ち上げるようにしてもよい。
廃液回収部36は、上記の排液貯留部53に貯留された分離液体を回収する廃液タンク81(廃液貯留部)と、排液貯留部53と廃液タンク81とを接続する排液流路82と、排液流路82に介設した排液バルブ83と、廃液タンク81が設置されたドレンパン84と、を有している。排液流路82は、上記の回収流路43と同様に、耐薬品性のチューブで構成されている。廃液タンク81は、開放型の樹脂タンクであり、口金部分で排液流路82の流路端を外すことで、交換可能(満タンで交換)に構成されている。
排液バルブ83は、例えば電磁弁等で構成され、上記の制御部11により開閉制御される。詳細は後述するが、ミスト処理装置10の駆動時(印刷装置1の駆動時)には、閉塞(閉弁)され、ミスト処理装置10の非駆動時(印刷装置1の非駆動時)には、開放(開弁)される。ドレンパン84は、いわゆる防水パンであり、オーバーフロー等で生じた廃液タンク81の液漏れを受ける。また、上述したように、ドレンパン84は、漏液検出部37に滴下した液体を受ける。なお、図示では省略したが、ドレンパン84上には、インクジェットヘッド27の洗浄液を貯留する洗浄液タンク等も設置されている。
ここで、制御部11によるミスト処理装置10の制御方法について説明する。
制御部11は、装置本体2を制御する本体制御部91と、ミスト処理装置10を制御する処理制御部92と、ディスプレイ93とを備えている。また、処理制御部92は、ブロワー62を制御するブロワー制御部95と、漏液検出部37の検出結果に基づいて、排液バルブ83に作動不良が発生したか否かを判定する判定部96と、判定部96の判定結果に基づいて、装置本体2およびミスト処理装置10を停止させる停止制御部97と、判定部96の判定結果に基づいて、報知情報をディスプレイ93に表示する報知部98と、を有している。そして、制御部11は、パーソナルコンピュータで構成されている。
上述のように、制御部11は、装置本体2の駆動(稼働)に同期して、ミスト処理装置10を駆動する。ミスト処理装置10の駆動では、先ず排液バルブ83を閉弁した後、ブロワー62を駆動する。ブロワー62が駆動すると、ミスト回収部31を介して、発生したインクミストが吸引され、気液分離部32によりインクミストが分離気体と分離液体とに気液分離される。
分離気体は、フィルタリング部52でフィルタリングされ、気流発生部33を通って大気開放部34に排気される。さらに、分離気体は、大気開放部34から気体吸引部35を介して吸引排気設備Sに導かれる。また、分離液体は、気液分離部32の排液貯留部53に貯留される。
一方、制御部11は、装置本体2の非駆動(非稼働)に合わせて、ミスト処理装置10を非駆動(停止)とする。ミスト処理装置10の停止では、先ずブロワー62を停止させ、続いて排液バルブ83を開弁する。排液バルブ83を開弁すると、排液貯留部53の分離液体が、排液流路82を介して廃液タンク81に自然流下する。なお、排液バルブ83は、装置本体2の非駆動時に常時「開」(ノーマルオープン)とすることが好ましい。
ところで、サイクロン51により気液分離するミスト処理装置10において、排液バルブ83に作動不良が発生すると、種々の不具合が生ずる。例えば排液バルブ83が開かないと(閉塞維持)、排液貯留部53において分離液体(UVインク)が溢れ、やがて溢れた分離液体がサイクロンマフラー56から吸引され、排気流路61側に流出する。一方、排液バルブ83が閉じないと(開放維持)、排液流路82側からエアーがリークし、インクミストの吸引および渦流の発生が低下する。
そこで、本実施形態では、大気開放部34に設置した漏液検出部37により、排気流路61側に流出した分離液体(液体)を検出するようにしている。制御部11は、漏液検出部37が液体を検出すると、装置本体2およびミスト処理装置10を停止させると共に、排液バルブ83に作動不良が生じている旨、報知する。この報知は、ディスプレイ93への表示および音声で行うことが好ましい。なお、この報知は、ミスト処理装置10に処理不良が生じている旨の表示であってもよい。また、排液バルブ83に作動不良において、排液バルブ83が閉じない場合には、フィルターケース58内に設けた圧力センサーで検出することも可能である。
以上のように、本実施形態によれば、漏液検出部37により、排気口61aから滴下した液体を検出するようにしているため、気液分離部32に処理不良が生じた場合に、これを簡単且つ確実に検出することができる。より具体的には、処理不良の原因となる可能性の高い、排液バルブ83の作動不良を簡単且つ確実に検出することができる。また、これにより、不良個所の発見およびその対応策を迅速に行うことができる。
しかも、本来、ドレンパン84に設置される漏液検出部37を、排気口61aの下方に移動するだけで、廃液タンク81からの液漏れ等の検出と共に、処理不良や作動不良を容易に検出することができる。
なお、本実施形態では、UVインクのインクミストを処理するミスト処理装置10について説明したが、本発明のミスト処理装置は、インクの種別を含む液体の種別を問わず、インクジェットヘッドの液滴吐出に伴つって発生するミストの処理に適用可能である。
1 印刷装置、2 装置本体、4 インク吐出部、10 ミスト処理装置、11 制御部、26 ヘッドユニット、27 インクジェットヘッド、31 ミスト回収部、32 気液分離部、33 気流発生部、34 大気開放部、34a 大気開放空間、35 気体吸引部、36 排液回収部、37 漏液検出部、51 サイクロン、53 排液貯留部、61 排気流路、62 ブロワー、61a 排気口、71 吸引流路、74 片落管、74a 開放端、81 廃液タンク、82 排液流路、83 排液バルブ、84 ドレンパン、96 判定部、97 停止制御部、98 報知部、P 印刷媒体、S 吸引排気設備

Claims (7)

  1. 印刷媒体に機能液を吐出して印刷を行う機能液吐出部と、
    前記機能液の吐出に伴って発生する機能液ミストを処理するミスト処理装置と、を備えた印刷装置であって、
    前記機能液ミストを、気流の流れによる遠心力によって分離気体と分離液体とに気液分離する気液分離部と、
    前記気液分離部における前記分離気体の排気側に連なる排気流路に設けられ、前記気流を発生させる気流発生部と、
    前記排気流路の下流端に設けた排気口の下方に設けられ、前記排気口から放出された液体を検出することが可能な漏液検出部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記気液分離部における前記分離液体の排液側に連なる排液流路に設けられた排液バルブと、
    前記排液バルブに作動不良か発生したか否かを判定する判定部と、を更に備え、
    前記判定部は、前記漏液検出部が前記液体を検出しときに、前記排液バルブに作動不良が発生したものと判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 上流端部に大気開放空間を存して前記排気口に対峙する吸引口部を有し、下流側で吸引排気設備に接続された吸引流路を、更に備え、
    前記吸引口部は、開放端に向かって拡開形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記吸引流路は、前記漏液検出部に対し前記吸引口部の前記開放端を下向きにした状態で、上方に延在していることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記排液流路の下流端に設けられ、前記分離液体を貯留する廃液貯留部と、
    前記廃液貯留部が設置されたドレンパンと、を更に備え、
    前記漏液検出部は、前記ドレンパン上に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  6. 前記漏液検出部が前記液体を検出しときに、印刷を停止させる停止制御部を、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 前記漏液検出部が前記液体を検出しときに、前記気液分離の処理不良が発生した旨、報知する報知部を、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の印刷装置。
JP2015025686A 2015-02-12 2015-02-12 印刷装置 Active JP6447210B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015025686A JP6447210B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 印刷装置
US14/993,761 US9527291B2 (en) 2015-02-12 2016-01-12 Printing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015025686A JP6447210B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016147433A JP2016147433A (ja) 2016-08-18
JP6447210B2 true JP6447210B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=56621891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015025686A Active JP6447210B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 印刷装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9527291B2 (ja)
JP (1) JP6447210B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7073148B2 (ja) * 2017-07-06 2022-05-23 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置および回収装置
JP7156974B2 (ja) * 2019-02-26 2022-10-19 株式会社ミヤコシ インクジェット印字装置
JP7415442B2 (ja) 2019-10-30 2024-01-17 セイコーエプソン株式会社 インクジェットプリンター、及び印刷方法
DE102023101051A1 (de) 2023-01-17 2024-07-18 Dekron Gmbh Druckvorrichtung und Absaugvorrichtung zum Absaugen von Drucknebel

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4361845A (en) * 1981-03-16 1982-11-30 International Business Machines Corporation Device for preventing the contamination of ink jet components
US6234621B1 (en) * 1998-12-14 2001-05-22 Scitex Digital Printing, Inc. Foamless ramps for controlling the flow of ink to eliminate foam in an ink tank
JP4905299B2 (ja) * 2007-08-31 2012-03-28 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP2011088103A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置
TW201404616A (zh) * 2012-07-20 2014-02-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 收集裝置
JP5956279B2 (ja) * 2012-08-08 2016-07-27 株式会社日立産機システム 気液分離器、及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6248318B2 (ja) 2013-02-14 2017-12-20 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160236473A1 (en) 2016-08-18
JP2016147433A (ja) 2016-08-18
US9527291B2 (en) 2016-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6447210B2 (ja) 印刷装置
EP3702161B1 (en) Inkjet printer
US9242474B2 (en) Printing apparatus
US20110069115A1 (en) Image forming apparatus
US8506072B2 (en) Printing apparatus
JP5445013B2 (ja) インクジェット記録装置と画像形成装置
JP2006069739A (ja) 記録装置
JP6266359B2 (ja) インクジェット記録装置及びそのヘッド洗浄方法
KR20050024265A (ko) 유체 제어 밸브 및 액적 토출 장치
JP5194908B2 (ja) 画像形成装置
JP2005271316A (ja) インクジェット記録装置
JP2019166660A (ja) インクジェット画像形成装置
JP6173901B2 (ja) インクジェット装置およびミスト回収方法
JP5007675B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP6214208B2 (ja) 画像形成装置
JP6604858B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP5918986B2 (ja) インクジェット装置
WO2015146235A1 (ja) インクジェット記録装置
CN113910776B (zh) 一种oled打印机喷头排气装置及其控制方法
JP2006205566A (ja) インクジェット記録装置
JP6525836B2 (ja) プリント装置
JP2012187583A (ja) インクジェット印刷装置
JP2006142765A (ja) クリーニング機構を搭載するインクジェット記録装置
JP2014117844A (ja) 空吐出受けと画像形成装置
JP4946885B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6447210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150