JP6446631B1 - 棒状磁石及び磁性異物除去装置 - Google Patents

棒状磁石及び磁性異物除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁性異物の滞留を抑制しつつ磁性異物の吸着漏れを少なくできる棒状磁石及び磁性異物除去装置を提供する。
【解決手段】この磁性異物除去装置50は、導入口53及び排出口55を有するケーシング51と、ケーシング51内に配置され、所定長さで棒状に伸びる複数の棒状磁石10とを有し、棒状磁石10は、その軸方向に直交する断面で見たときに、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面29,29を設けた吸着部30と、該吸着部30の一端側に設けられ、磁性異物Mを吸着部30へ案内するガイド部28とを有し、棒状磁石10は、所定隙間を空けて平行に、かつ、一端23側を粉粒体等の進行方向に向けた状態で、ケーシング51内に複数並列して配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、磁性異物を含む粉粒体や流体から、磁性異物を吸着除去するための、棒状磁石及び磁性異物除去装置に関する。
例えば、小麦粉等の食品原料となる粉粒体には、異物の混入は厳密に排除されなければならない。このような粉粒体から磁性異物を除去する装置として、例えば、粉粒体が投入されるケーシングと、その内部に配置される、断面円形状をなしたマグネットとを有するものが知られている。そして、ケーシングの上方開口から粉粒体を投入すると、マグネットに磁性異物Mが吸着されるので、粉粒体から磁性異物を除去することができる。
しかし、上記装置の場合、マグネットが断面円形状をなしているので、ケーシング上方から投入される粉粒体が、マグネットの上面側に溜まり、磁気による吸着効率が徐々に低下するという問題があった。
上記のような問題を解決するため、下記特許文献1には、断面形状が涙型をなしたペアシェイブ型バーマグネットが記載されている。図8Bに示すように、このバーマグネット100は、その上方部分の断面形状が、上端先細で下端側に向けて次第に広がるテーパ面を有する山形状をなし、下方部分の断面形状が半球状をなしている。また、バーマグネット100は、上方が開口したケーシング110内に配置される。そして、ケーシング110の上方開口から投入された粉粒体Gは、山形状をなした上方部分のテーパ面によって、下方に滑り落ちやすくなるので、上方部分に粉粒体Gが溜まりにくい。
実用新案登録第3164152号公報
ところで、上述した断面円形状のマグネットや、特許文献1に記載のバーマグネット100は、磁性異物の吸着力を高めるために、複数個のマグネットを、同極の側面どうしが対向するように並列して配置されることがある。このようにすると、隣接するマグネットの対向する両側面どうしの間に、磁力が集中して強い磁場が生じ、この磁場によってマグネット側面に磁性異物を吸着させやすくすることができる。この場合、隣接するマグネットの側面どうしが最も近接する箇所において、磁場が強くなり吸着力が高くなる。例えば、図8Bに示すように、断面が涙型のバーマグネット100では、山形状の上方部分と半球状の下方部分との境界部Pの部分のみにおいて、強磁場が発生して磁性異物を吸着するようになっている。
しかしながら、図8Bに示す断面涙型のバーマグネット100においては、隣接するマグネット間で強磁場が発生する境界部Pは線状となっており(バーマグネットの軸方向に沿って伸びる線状を意味する)、強磁場が発生する領域を広く確保することができないため、磁性異物の吸着量に限界があり、磁性異物の吸着漏れを十分に減らすことができない傾向にあった。
したがって、本発明の目的は、磁性異物の滞留を抑制しつつ、磁性異物の吸着漏れを少なくすることができる、棒状磁石及び磁性異物除去装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つは、磁性異物を含む粉粒体又は流体から、前記磁性異物を磁場によって吸着するための、所定長さで棒状に伸びる棒状磁石であって、前記棒状磁石は、その軸方向に直交する断面で見たときに、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面を設けた吸着部と、該吸着部の一端側に設けられ、前記磁性異物を前記吸着部へ案内するガイド部とを有することを特徴とする。
上記発明によれば、粉粒体又は流体から磁性異物を除去すべく、粉粒体又は流体を、棒状磁石の一端側に向けて進行させた場合に、棒状磁石のガイド部によって、粉粒体又は流体を、棒状磁石の一端側に滞留しにくくさせて、吸着部へ向けてスムーズに案内することができると共に、吸着部の一対の吸着面が、互いに平行となるように所定長さで伸びているので、強磁場が発生する吸着面を、従来の断面涙型のバーマグネットの境界部Pのように線状ではなく(図8B参照)、棒状磁石の軸方向に直交する方向に伸びる面状とすることができるため、強磁場が発生する領域の面積を広く確保することでき、その結果、粉粒体又は流体に含有される磁性異物を、しっかりと吸着することができ、磁性異物の吸着漏れを少なくして効率よく除去することができる。
本発明の棒状磁石においては、前記棒状磁石の外周に適合する形状をなし、非磁性材料からなるカバーを有しており、このカバー内に前記棒状磁石が挿脱可能とされていることが好ましい。
上記態様によれば、棒状磁石の外周に適合する形状をなし、非磁性材料からなるカバーを有しており、このカバー内に棒状磁石が挿脱可能とされているので、カバー内に棒状磁石を挿入した状態で、粉粒体又は流体からの磁性異物の除去作業が行われると、棒状磁石の磁力によって、カバー表面に磁性異物を吸着させることができる。また、磁性異物の吸着後に、棒状磁石をカバー内から引き抜くことで、磁力が消失するため、カバー表面から磁性異物を離脱させて分離することができる。すなわち、磁性異物の吸着はカバーを介して行われ、棒状磁石には磁性異物が直接吸着しないため、棒状磁石のクリーニングが不要となり、磁性異物除去の作業性を高めることができる。
本発明の棒状磁石においては、前記棒状磁石は、複数の磁石を軸方向に連結して形成されており、前記棒状磁石を構成する各磁石の接合面は、同じ極どうしとされていることが好ましい。
上記態様によれば、棒状磁石は、複数の磁石を軸方向に連結して形成されており、棒状磁石を構成する各磁石の接合面は、同じ極どうしとされているので、磁場が強く作用する範囲を、棒状磁石の軸方向に増大させることができ、その結果、磁性異物が吸着されず素通りすることを抑制して、磁性異物の吸着漏れを効果的に防止することができる。
本発明の棒状磁石においては、前記棒状磁石を構成する各磁石の、各接合面は、前記棒状磁石の軸方向に対して、所定角度で傾いて互いに平行とされていることが好ましい。
上記態様によれば、棒状磁石を構成する各磁石の、各接合面は、棒状磁石の軸方向に対して、所定角度で傾いて互いに平行とされているので、棒状磁石の軸方向に直交する方向に、磁場が強い箇所が存在することになり、磁性異物が、磁場が弱い箇所を素通りしても、磁場が強い箇所によって吸着させることができ、磁性異物を吸着漏れをより効果的に防止することができる。
本発明のもう一つは、磁性異物を含む粉粒体又は流体から、前記磁性異物を磁場によっ
て吸着除去する、磁性異物除去装置であって、前記粉粒体又は流体を導入する導入口、及び、前記粉粒体又は流体を排出する排出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置され、所定長さで棒状に伸びる複数の棒状磁石とを有し、前記棒状磁石は、その軸方向に直交する断面で見たときに、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面を設けた吸着部と、該吸着部の一端側に設けられ、前記磁性異物を前記吸着部へ案内するガイド部とを有しており、前記棒状磁石は、所定隙間を空けて平行に、かつ、前記一端側を前記粉粒体又は流体の進行方向に向けた状態で、前記ケーシング内に複数並列して配置されていることを特徴とする。
上記発明によれば、棒状磁石は、その軸方向に直交する断面で見たときに、吸着部の一端側に、磁性異物を吸着部へ案内するガイド部を有していると共に、所定隙間を空けて平行に、かつ、一端側を粉粒体又は流体の進行方向に向けた状態で、ケーシング内に複数並列して配置されているので、導入口から導入される粉粒体又は流体を、棒状磁石の一端側に滞留しにくくさせて、各棒状磁石の吸着部へ向けてスムーズに案内することができる。また、棒状磁石の吸着部は、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面を有しているので、強磁場が発生する吸着面を、従来の断面涙型のバーマグネットの境界部Pのように線状ではなく、棒状磁石の軸方向に直交する方向に伸びる面状とすることができるため、強磁場が発生する領域の面積を広く確保することでき、隣接する磁石の吸着面どうしの隙間に入り込む、粉粒体又は流体に含有される磁性異物を、しっかりと吸着することができ、磁性異物の吸着漏れを少なくして効率よく除去することができる。
本発明の磁性異物除去装置においては、前記ケーシング内には、非磁性材料からなり、前記棒状磁石の外周に適合して被せられる複数のカバーが前記棒状磁石の配列と整合するように配置されており、前記棒状磁石は、対応する前記カバー内に挿脱可能とされていることが好ましい。
上記態様によれば、非磁性材料からなり、棒状磁石の外周に適合して被せられる複数のカバーが棒状磁石の配列と整合するように配置されており、棒状磁石は対応するカバー内に挿脱可能とされているので、カバー内に棒状磁石を挿入した状態でケーシング内に配置し、粉粒体又は流体からの磁性異物の除去作業が行われると、棒状磁石の磁力によって、カバー表面に磁性異物を吸着させることができる。また、磁性異物の吸着後に、棒状磁石をカバー内から引き抜くことで、磁力が消失するため、カバー表面から磁性異物を離脱させて分離することができる。すなわち、磁性異物の吸着はカバーを介して行われ、棒状磁石には磁性異物が直接吸着しないため、棒状磁石のクリーニングが不要となり、磁性異物除去の作業性を高めることができる。
本発明の磁性異物除去装置においては、前記棒状磁石は、複数の磁石を軸方向に連結して形成されており、前記棒状磁石を構成する各磁石の接合面は、同じ極どうしとされていることが好ましい。
上記態様によれば、棒状磁石は、複数の磁石を軸方向に連結して形成されており、棒状磁石を構成する各磁石の接合面は、同じ極どうしとされているので、磁場が強く作用する範囲を、棒状磁石の軸方向に増大させることができ、その結果、磁性異物が吸着されず素通りすることを抑制して、磁性異物の吸着漏れを効果的に防止することができる。
本発明の磁性異物除去装置においては、前記棒状磁石を構成する各磁石の、各接合面は、前記棒状磁石の軸方向に対して、所定角度で傾いて互いに平行とされていることが好ましい。
上記態様によれば、棒状磁石を構成する各磁石の、各接合面は、棒状磁石の軸方向に対
して、所定角度で傾いて互いに平行とされているので、棒状磁石の軸方向に直交する方向に、磁場が強い箇所が存在することになり、磁性異物が、磁場が弱い箇所を素通りしても、磁場が強い箇所によって吸着させることができ、磁性異物の吸着漏れをより効果的に防止することができる。
本発明の磁性異物除去装置においては、前記棒状磁石は、前記一端側を回動方向に向けて、回動軸に対して放射状に連結されており、前記ケーシングの内周において回動可能とされていることが好ましい。
上記態様によれば、棒状磁石は回動軸に連結されており、ケーシングの内周において回動可能とされているので、例えば、粉粒体が凝集しているような場合であっても、棒状磁石の回動により攪拌されて分散するため、各棒状磁石による磁性異物の吸着効率を高めることができる。
本発明によれば、粉粒体又は流体から磁性異物を除去すべく、粉粒体又は流体を、棒状磁石の一端側に向けて進行させた場合に、棒状磁石のガイド部によって、粉粒体又は流体を、棒状磁石の一端側に滞留しにくくさせて、吸着部へ向けてスムーズに案内することができると共に、吸着部の一対の吸着面が、互いに平行となるように所定長さで伸びているので、強磁場が発生する吸着面を、棒状磁石の軸方向に直交する方向に伸びる面状とすることができるため、強磁場が発生する領域の面積を広く確保することでき、粉粒体又は流体に含有される磁性異物を、しっかりと吸着することができ、磁性異物の吸着漏れを少なくして効率よく除去することができる。
本発明に係る棒状磁石の一実施形態を示しており、同棒状磁石を軸方向側から見た状態の説明図、及び、側面から見た状態の説明図である。 本発明に係る棒状磁石の一実施形態を示しており、その斜視図である。 同棒状磁石の側面図である。 同棒状磁石を軸方向側から見た状態を示しており、図4Aは第1他形状の説明図、図4Bは第2他形状の説明図、図4Cは第3他形状の説明図である。 本発明に係る磁性異物除去装置の第1実施形態を示しており、図5Aはその平面図、図5Bは断面図である。 同磁性異物除去装置において、複数の棒状磁石をセットする際の状態を示す説明図である。 同磁性異物除去装置において、並列して配置された複数の棒状磁石の、平面図である。 図8Aは同磁性異物除去装置の使用状態を示す説明図、図8Bは従来構造のを示す説明図である。 本発明に係る磁性異物除去装置の第2実施形態を示しており、その要部斜視図である。 図10Aは同磁性異物除去装置の正面図、図10Bは同磁性異物除去装置の平面図である。 本発明に係る磁性異物除去装置の第3実施形態を示す平面説明図である。
以下、図1〜4を参照して、本発明に係る棒状磁石の一実施形態について説明する。
図2及び図3に示すように、この実施形態における棒状磁石10は、所定厚さで形成された磁石20を、連結軸21を介して複数連結して、全体として棒状に形成された構造と
なっている。図1を併せて参照すると、各磁石20は、その軸方向(厚さ方向)に直交する断面が、略涙型をなすと共に、その両側面が互いに平行な吸着面29,29でカットされたような形状をなしている。
図1を参照して具体的に説明すると、各磁石20は、長軸A及びこれに直交する短軸Bを有しており、長軸Aの一端23がやや丸みを帯びた形状をなしている。そして、各磁石20は、その軸方向に直交する断面で見たときに、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面29,29を設けた吸着部30と、該吸着部30の、長軸A方向の一端側に設けられ、磁性異物Mを吸着部30へ案内するガイド部28とを有している。前記ガイド部28は、磁石20の一端23側から、長軸Aの他端25側に向けて次第に幅広となる一対の斜面27,27を有している。
一方、吸着部30は、ガイド部28の一対の斜面27,27の、他端25寄りの端部から、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面29,29を有している。また、吸着部30の、長軸A方向の他端側(前記ガイド部28とは反対側)には、丸みを帯びた基端部32が設けられている。この基端部32は、吸着部30を構成する一対の吸着面29,29の、他端25寄りの端部から、略半円状に伸びる曲面31を有しており、その底部(すなわち、前記一端23から最も離れた位置)が、前記他端25をなしている。なお、図1に示すように、磁石20の一端23から他端25までの長さを、磁石20の全長L1とし、吸着面29の一端23から他端25に沿った長さを、吸着面29の長さL2とする。
また、この実施形態におけるガイド部28の頂部(一端23)は、図1に示すように、やや丸みを帯びた形状となっているが、この頂部を半円形状としたり、尖った形状としたりしてもよく、特に限定はされない。
更に、吸着部30を構成する互いに平行な一対の吸着面29,29は、この実施形態では平坦面状をなしている。ただし、これらの一対の吸着面29,29は必ずしも平坦面状でなくてもよく、その表面に微少な凹凸があったり、部分的に、凹部や凸部、テーパ面を有していたりしてもよく、一対の吸着面29,29が全体として平行に伸びるような形状であればよい。
また、図3に示すように、棒状磁石10の軸方向に沿って隣接配置された磁石20,20は、その対向する接合面33,33を、同じ極どうし(N極とN極どうし、S極とS極どうし)にして、純鉄や低炭素鋼等からなる板状のヨーク39を介して接合されている。そして、板状のヨーク39は、棒状磁石10の軸心(連結軸21の中心)に対して、所定角度で傾いて互いに平行に配置されている。すなわち、棒状磁石10を構成する各磁石20の、各接合面33,33は、棒状磁石10の軸方向に対して、所定角度で傾いて互いに平行とされている。
なお、この実施形態では、透磁率を高めるために、隣接する磁石20,20の間に板状のヨーク39を配置しているが、磁石20どうしが直接接合されていてもよく、所定の間隙を設けて配置されていてもよい。
また、棒状磁石としては、例えば、図4A,図4BC,図4Cに示すような形状としてもよい。図4Aに示す棒状磁石10Aは、吸着部30を構成する一対の吸着面29,29の端部に、同吸着面29,29に対して直交する直交面31aを有しており、該直交面31aが他端25をなしている。すなわち、この棒状磁石10Aは、前記実施形態の棒状磁石10のような基端部32が存在しない形状となっている。ただし、吸着面29と直交面31aとの境界部(角部)は、アール状をなしていることが好ましい。
一方、図4Bに示す棒状磁石10Bは、吸着部30を構成する一対の吸着面29,29の端部から、他端25に向けて次第に幅狭となるテーパ面37,37を有しており、その交差端部が他端25となっている。すなわち、基端部32は、その外周面にテーパ面37,37を有している。
また、図4Cに示す棒状磁石10Cは、基本的には図1に示す棒状磁石10と同様の構造をなしているが、吸着部30を構成する一対の吸着面29,29の長さL2が、前記棒状磁石10の吸着面29の長さL2よりも短い形状となっている。
なお、本発明における棒状磁石としては、一対の吸着面を有する吸着部と、ガイド部とを有する構造であれば、特に限定はされない。また、棒状磁石10を構成する磁石20の個数は、特に限定されない。更に棒状磁石としては、複数の磁石を連結して構成するのではなく、所定長さで伸びる一本の長い磁石から構成してもよい。
また、この実施形態では、棒状磁石10の外周に、例えば、オーステナイト系ステンレスや、アルミニウム合金、合成樹脂等の非磁性材料からなる、カバー40が被さるようになっている。このカバー40は、棒状磁石10を構成する磁石20に適合する外周形状をなすと共に、棒状磁石10の軸方向全長よりも長く形成されている。すなわち、この実施形態のカバー40は、磁石20の一対の斜面27,27に対応する傾斜角度で形成された一対の斜面47,47と、該一対の斜面47,47の他端寄りの端部から、互いに平行に伸びる一対の吸着面49,49とを有している。そして、このカバー40内に、複数の磁石20からなる棒状磁石10が、挿脱可能となっている。
次に、上記構成からなる棒状磁石を用いた、本発明に係る磁性異物除去装置の、第1実施形態について説明する。
図5Aに示すように、この実施形態の磁性異物除去装置50(以下、「除去装置50」ともいう)は、略四角形の箱形状をなしたケーシング51を有している。図5Bを併せて参照すると、このケーシング51は、その上方に、粉粒体又は流体(以下、「粉粒体等」ともいう)を導入するための導入口53が形成されている。更にケーシング51の下方には、金属片等の磁性異物を棒状磁石10で吸着除去した後の粉粒体等を、ケーシング51内から排出するための、排出口55が形成されている。
また、ケーシング51の一側壁は、他の側壁に対して近接離反して、開閉可能とされたスライド壁部57となっている。なお、ケーシング51とスライド壁部57との間には、ケーシング51に対してスライド壁部57を閉じた状態に保持固定するための、図示しない保持手段が設けられている。
更にスライド壁部57には、上述した棒状磁石10が、その一端23側を、導入口53側に向くように上方に向けて、複数取付けられている。すなわち、ケーシング51の導入口53から導入された粉粒体等は、ケーシング51の下方に向けて落下するが、この実施形態における棒状磁石10は、その一端23側を粉粒体等の進行方向(ケーシング上方から下方に向けて進行する)に向けた状態で、ケーシング51内に複数並列して配置されている。
具体的には、図5Bに示すように、ケーシング51の高さ方向上方及び下方において、ケーシング51の幅方向(高さ方向に直交する方向)に沿って、4個の棒状磁石10が均等な間隔を空けて並列して配置されている。また、ケーシング51の高さ方向中間には、上方又は下方に配置された4個の棒状磁石10に対して千鳥状をなすように、3個の棒状
磁石10が、ケーシング51の幅方向に沿って並列して配置されている。すなわち、上方又は下方に配置される棒状磁石10,10の間に、高さ方向中間に配置される棒状磁石10が位置している。
また、図7の平面図に示すように、ケーシング51に対して同じ高さ位置において、隣接して配置される棒状磁石10,10は、その吸着面29,29が、同じ極どうしとなるように(N極とN極どうし、S極とS極どうし)、所定間隔を空けて配列されている。その結果、棒状磁石10,10の吸着面29,29の間には、互いに反発しあう磁場が作用するようになっている(図7参照)。
なお、この実施形態では、ケーシング51の幅方向に並列した配置された複数の棒状磁石10が、ケーシング51の高さ方向において3段で配列されているが、例えば、ケーシング51の高さ方向に4段や5段、或いはそれ以上の多段で配列してもよい。また、この実施形態では、棒状磁石10の一端23側を、ケーシング51の導入口53である上方に向けて配置しているが、棒状磁石の一端側が粉粒体等の進行方向に向けて配置されていればよく、この態様には限定されない(他の実施形態において説明する)。
また、図5Aに示すように、ケーシング51内には、上述したカバー40を複数支持するための、支持板59が配置されている。この支持板59は、図示しない取付具を介して、ケーシング中央に着脱可能に取付けられるようになっている。また、支持板59には、図示しないカバー固定孔が複数形成されており、各カバー固定孔に前記カバー40がそれぞれ挿入されて固定される。なお、図5Bに示すように、複数のカバー40の配列は、上述したスライド壁部57に取付けられた複数の棒状磁石10に対応して、支持板59の高さ方向上方及び下方に4つのカバー40がそれぞれ固定され、支持板59の高さ方向中間に3つのカバー40が千鳥状に配置固定されている。
また、図5Bに示すように、ケーシング上方には、断面山状をなしたガイド板65が複数配置されている。このガイド板65は、導入口53から導入される粉粒体等をガイドして、各棒状磁石10に導きやすくする。
次に、上記構造からなる棒状磁石10及び該棒状磁石10を用いた除去装置50の、使用方法及び作用効果について説明する。
まず、図6に示すように、除去装置50のスライド壁部57が開いた状態から、支持板59を介してケーシング51側に固定された複数のカバー40に対して、スライド壁部57に取付けられた複数の棒状磁石10を整合させて、ケーシング51に対してスライド壁部57を押し込む。そして、各カバー40内に、各棒状磁石10を軸方向一端側からそれぞれ挿入すると共に、図示しない保持装置によって、ケーシング51に対してスライド壁部57を閉じた状態に保持する(図5B参照)。
上記状態で、ケーシング上方の導入口53から粉粒体Gを導入すると、図5Bや図8Aに示すように、該粉粒体Gは、複数のガイド板65を介して、ケーシング上方に配置された棒状磁石10の一端23側に落下したり、或いは、ケーシング上方に配置された棒状磁石10,10の間を通り抜けて、ケーシング51の高さ方向中間に配置された棒状磁石10の一端23側に落下する。すると、粉粒体Gは、各棒状磁石10の、カバー40の斜面47,47を介して、カバー40の吸着面49,49側へと案内される。そして、カバー40内に挿入された棒状磁石10の磁力によって、図5Bや図8Aに示すように、カバー40の斜面47,47の表側や吸着面49,49の表側に、粉粒体Gに含まれる金属片等の磁性異物Mが吸着される。すなわち、磁性異物Mは、棒状磁石10の、ガイド部28を構成する一対の斜面27,27の表側や、吸着部30を構成する一対の吸着面29,29
の表側に、カバー40の斜面47や吸着面49を介して間接的に吸着される(図8A参照)。
なお、カバー40を有しない構造の場合は、棒状磁石10の斜面27や吸着面29の表側に、磁性異物Mが直接吸着される。この実施形態では、磁性異物Mは、カバー40側の吸着面等の表側に吸着するが、以下の説明では便宜上、棒状磁石10側の吸着面等に吸着するものとして説明する。
そして、この棒状磁石10においては、図1や図2に示すように、粉粒体Gから磁性異物Mを除去すべく、粉粒体Gを、棒状磁石10の一端23側に向けて進行させた場合に、棒状磁石10のガイド部28によって、粉粒体Gを棒状磁石10の一端23側に滞留しにくくさせて、吸着部30へ向けてスムーズに案内することができると共に、吸着部30の一対の吸着面29,29が、互いに平行となるように所定長さで伸びているので、強磁場が発生する吸着面を、従来の断面涙型のバーマグネットの境界部Pのように線状ではなく(図8B参照)、棒状磁石10の軸方向に直交する方向に伸びる面状とすることができるため、強磁場が発生する領域の面積を広く確保することでき、その結果、粉粒体Gに含有される磁性異物Mを、しっかりと吸着することができ、磁性異物Mの吸着漏れを少なくして、粉粒体Gから磁性異物Mを効率よく除去することができる。
また、この除去装置50においては、図5Bに示すように、棒状磁石10は、その軸方向に直交する断面で見たときに、吸着部30の一端側に、磁性異物Mを吸着部30へ案内するガイド部28を有していると共に、所定隙間を空けて平行に、かつ、一端23側を粉粒体Gの進行方向に向けた状態で、ケーシング51内に複数並列して配置されているので、導入口53から導入される粉粒体Gを、棒状磁石10の一端23側に滞留しにくくさせて、各棒状磁石10の吸着部30へ向けてスムーズに案内することができる。更に、各棒状磁石10の吸着部30は、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面29,29を有しているので、強磁場が発生する吸着面を、従来の断面涙型のバーマグネットの境界部Pのように線状ではなく、棒状磁石10の軸方向にC直交する方向に伸びる面状とすることができるため、強磁場が発生する領域の面積を広く確保することでき、隣接する棒状磁石10,10の吸着面29,29どうしの隙間に入り込む、粉粒体Gに含有される磁性異物Mを、しっかりと吸着することができ、磁性異物Mの吸着漏れを少なくして、粉粒体Gから磁性異物Mを効率よく除去することができる。
なお、ケーシング上方に配置された棒状磁石10や、ケーシング中間に配置された棒状磁石10を通過した粉粒体Gは、更に、ケーシング下方に配置された棒状磁石10の一端23側に落下して、上述したように、棒状磁石10の斜面27により吸着面29側へと案内される(図5B参照)。そのため、ケーシング上方やケーシング中間に配置された棒状磁石10によっても除去しきれなかった磁性異物Mを、ケーシング下方の棒状磁石10によって吸着除去することができる。このように、この実施形態では、ケーシング51の幅方向に沿って並列して配置された複数の棒状磁石10が、ケーシング51の高さ方向に複数段で配列されているので、磁性異物Mの吸着漏れをより確実に防止することができる。
また、この実施形態においては、図3に示すように、棒状磁石10は、複数の磁石20を軸方向に連結して形成されており、棒状磁石10を構成する各磁石20の接合面33は同じ極どうしとされて、板状のヨーク39を介して接合されている。そのため、磁力が強く作用する範囲(磁力が集中するヨーク39を通過する範囲)を、図3に示すように、棒状磁石10の軸方向に増大させることができる、磁性異物Mが吸着部30に吸着されずに、素通りすることを抑制して、磁性異物Mの吸着漏れを効果的に防止することができる。
更に、この実施形態においては、棒状磁石10を構成する各磁石20の、各接合面33
は、棒状磁石10の軸方向に対して、所定角度で傾いて互いに平行に配置されている。そのため、棒状磁石10の軸方向に直交する方向に、磁場が強い箇所が存在することになり(磁石20が棒状磁石10の軸方向に積層されている場合、磁力の密度は、ヨーク39が配置された接合面付近が最も高くなり、磁石20の厚さ方向中間部が最も低くなる)、磁性異物Mが、磁場が弱い箇所を素通りしても、磁場が強い箇所によって吸着させることができ、磁性異物Mの吸着漏れをより効果的に防止することができる。
図9及び図10には、本発明に係る磁性異物除去装置の、第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の磁性異物除去装置50A(以下、「除去装置50A」ともいう)は、ケーシング51の中央に、図示しない駆動手段により所定方向に回動可能とされた回動軸67を有している。この回動軸67の外周には、その軸方向に沿って、棒状磁石10が複数配置されており(ここでは棒状磁石10が回動軸67の軸方向に4段で配置)、更にこれらの棒状磁石10が、その一端23側を回動軸67の回動方向に向けて(すなわち、粉粒体又は流体の進行方向に向けて)、回動軸67に対して放射状に連結されている。この実施形態では、回動軸67の外周に、周方向に均等な間隔を空けて、4つの棒状磁石10が放射状に配列されている。そして、各棒状磁石10は、前記回動軸67を介して、ケーシング51の内周において回動可能とされている。なお、各棒状磁石10は、前記実施形態と同様に、複数の磁石20から構成されている。
そして、この実施形態においては、棒状磁石10は回動軸67に連結されており、ケーシング51の内周において回動可能とされているので、例えば、粉粒体が凝集しているような場合であっても、棒状磁石10の回動により攪拌されて分散するため、各棒状磁石10による磁性異物の吸着効率を高めることができる。
図11には、本発明に係る磁性異物除去装置の、第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、この実施形態の磁性異物除去装置50B(以下、「除去装置50B」ともいう)は、ケーシング51の周方向の所定箇所に、粉粒体又は流体を導入する導入口53Aが設けられており、ケーシング51の、導入口53Aとは周方向に対向する箇所に、金属片等の磁性異物Mを吸着除去した後の流体等を排出するための、排出口55Aが設けられている。また、棒状磁石10は、その一端23側を、導入口53Aに向けて、千鳥状をなすように複数配置されている(図11参照)。
この実施形態の除去装置50Bは、流体中に含まれた磁性異物を除去するのに適している。すなわち、導入口53Aから流体Fが導入されると、各棒状磁石10の吸着面29によって磁性異物Mが吸着除去されて、排出口55Aから排出されるので、流体Fから磁性異物を効率よく除去することができる。なお、この除去装置50Bは、粉粒体中の磁性異物を除去するのに用いてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
10,10A,10B,10C 棒状磁石
20 磁石
21 連結軸
23 一端
25 他端
27,27 斜面
28 ガイド部
29,29 吸着面
30 吸着部
31 曲面
31a 直交面
32 基端部
33 接合面
37 テーパ面
40 カバー
47,47 斜面
49,49 吸着面
50,50A,50B,50C 磁性異物除去装置(除去装置)
51 ケーシング
53,53A,53B 導入口
55,55A,55B 排出口
57 スライド壁部
59 支持板
65 ガイド板
67 回動軸
100 バーマグネット
110 ケーシング
120 上方開口
A 長軸
B 短軸
C 軸方向
G 粉粒体
M 磁性異物
P 境界部

Claims (9)

  1. 磁性異物を含む粉粒体又は流体から、前記磁性異物を磁場によって吸着するための、所定長さで棒状に伸び、その軸方向に直交する断面で見たときに長軸及び短軸を有する棒状磁石であって、
    前記棒状磁石は、その軸方向に直交する断面で見たときに、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面を設けた吸着部と、該吸着部の一端側に設けられると共に、前記長軸の一端側から他端側に向けて次第に幅広となる一対の斜面を有し、前記磁性異物を前記吸着部へ案内するガイド部とを有することを特徴とする棒状磁石。
  2. 前記棒状磁石の外周に適合する形状をなし、非磁性材料からなるカバーを有しており、このカバー内に前記棒状磁石が挿脱可能とされている請求項1記載の棒状磁石。
  3. 前記棒状磁石は、複数の磁石を軸方向に連結して形成されており、前記棒状磁石を構成する各磁石の接合面は、同じ極どうしとされている、請求項1又は2記載の棒状磁石。
  4. 前記棒状磁石を構成する各磁石の、各接合面は、前記棒状磁石の軸方向に対して、所定角度で傾いて互いに平行とされている請求項3記載の棒状磁石。
  5. 磁性異物を含む粉粒体又は流体から、前記磁性異物を磁場によって吸着除去する、磁性異物除去装置であって、
    前記粉粒体又は流体を導入する導入口、及び、前記粉粒体又は流体を排出する排出口を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に配置され、所定長さで棒状に伸び、その軸方向に直交する断面で見たときに長軸及び短軸を有する複数の棒状磁石とを有し、
    前記棒状磁石は、その軸方向に直交する断面で見たときに、互いに平行となるように所定長さで伸びる一対の吸着面を設けた吸着部と、該吸着部の一端側に設けられると共に、前記長軸の一端側から他端側に向けて次第に幅広となる一対の斜面を有し、前記磁性異物を前記吸着部へ案内するガイド部とを有しており、
    前記棒状磁石は、所定隙間を空けて平行に、かつ、前記一端側を前記粉粒体又は流体の進行方向に向けた状態で、前記ケーシング内に複数並列して配置されていることを特徴とする、磁性異物除去装置。
  6. 前記ケーシング内には、非磁性材料からなり、前記棒状磁石の外周に適合して被せられる複数のカバーが前記棒状磁石の配列と整合するように配置されており、
    前記棒状磁石は、対応する前記カバー内に挿脱可能とされている請求項記載の磁性異物除去装置。
  7. 前記棒状磁石は、複数の磁石を軸方向に連結して形成されており、前記棒状磁石を構成する各磁石の接合面は、同じ極どうしとされている、請求項5又は6記載の磁性異物除去装置。
  8. 前記棒状磁石を構成する各磁石の、各接合面は、前記棒状磁石の軸方向に対して、所定角度で傾いて互いに平行とされている請求項7記載の磁性異物除去装置。
  9. 前記棒状磁石は、前記一端側を回動方向に向けて、回動軸に対して放射状に連結されており、前記ケーシングの内周において回動可能とされている請求項5〜8のいずれか1つに記載の磁性異物除去装置。
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