JP6446616B1 - 柵構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】緑花等その他多種多様な装飾物の装飾、日照量、風通し、目隠しの程度を自由に調整できる柵の提供が求められていた。
【解決手段】少なくとも1以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設ける為の支持材に略並列に取り付けられており該支持材は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、1以上の柵用板状材は、支持材に、回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造を介して取り付けられることにより開閉柵板主材を形成し、該開閉柵板主材は、該主回動開閉構造の回動または回転することにより開閉する主回動軸が支持材に設けられ、該開閉柵板主材は、単独で回動回転開閉可能であることを特徴とする、柵構造
【選択図】図1

Description

本発明は、柵使用目的の自由度を高めた柵の構造に関するものである。
従来、柵の役割としては、家の目隠し、境界、侵入防止といった役割が主な目的である。その他、より各戸の個性を出す為に柵としての装飾も様々で、柵自体のデザイン、形状、色、絵付けなどがある。あるいは、緑花で飾る手段として、前面にハンギングバスケットを吊り下げたり、地植えの植物を植えたりといった方法が一般的である。
柵の使用目的は、前記のような使用目的に柵の使用は概ね限定されている。
また、目隠しとしての柵の役割としても、一般に、連続した板状の柵は、目隠し効果は高いが、閉塞感が高かったり、鉄の棒状の柵は、逆に目隠し効果が低かったりもする。理想的には、もっと自由度があり、もっと自由に楽しめ、また、実用性、応用性の幅を高めたような柵が求められている。
また、目隠しと同様に、柵の通気性についても、季節などによって自由に変えられることにより、冬は寒風を抑制し、夏は風の流れを良くする。それにより、季節に合わせた居住環境の改善や省エネに貢献できるような柵が求められている。
また、日照量について、柵に沿って植栽された植物にとっても、半日蔭に向いた植物や、直射日光が好きな植物、冬の強い寒風と梅雨や夏の風通しに合わせた調整が容易にできるような柵が求められている。
また、柵を活用してより豊かで便利な生活環境、住環境にしていくような自由度の高い柵も求められている。
このような上記問題に鑑みて、従来技術として、例えば「柵の構造」が提案され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には、完全な目隠し性を確保することができるとともに、通風性も十分に確保することができる構造として、板部材が互いにハ字状となるように対称的に重設されている形態であり、前記問題の解決に至っていない。
また、別の従来技術として、例えば「木・金属製柱の開閉式フェンス」が提案され、公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には、いわゆる、固定式の平行クランク機構的な連動動作により目隠しの板材が連動して開閉する機構となっており、前記問題の解決に至っていない。
また、別の従来技術として、例えば「柵と棚構造」が提案され、該特許出願内容については、本願発明者自身による提案であり、その内容はまだ、本願出願時点では、未だ公知技術とはなっていない(特許文献3参照)。具体的には、回動動作の活用をしているが、本願の解決内容は満足していない。
そこで、本願発明者は、これらの問題を解決すべく、柵を構成する該柵用板状材の開閉機能により大きな自由度を持たせることの効果に着目をし、その自由度を活用することにより得られる様々な効果的な活用ができる点に着目し、本願による、「柵構造の応用活用」の提案に至ったものである。
特開2007−291673号 特開2007−224698号 特願2017−159180号
これら従来技術にある柵は、自由度の高い柵の装飾、通気、日照量、目隠しの程度の部分毎の細かなより自由度の高い調整、また、それらを兼ね備えた収納等への棚の機能を兼ね備えた自由度の高い柵について記載されていない。
また、装飾などにおいて、見せたくない部分、例えば、植栽の鉢のみを効果的に、効率的に隠すことが困難である。つまり、冬場等、枯れた植物の吊り鉢やハンギングバスケット等の容器だけが残っているのは、見映えが良くなく景観を損ねる。
また、一般的な柵の役割としての、家の目隠し、境界、侵入防止といった従来の柵の役割のみから、脱することができていない。
本発明は上記問題点に鑑み、緑花等その他多種多様な装飾物の装飾、日照量、風通し、目隠しの程度を自由に調整でき、また、様々な柵の用途を広げられ、また、狭いスペースをより有効に活用した収納、柵構造を活用したテーブルや屋根を実現できるような、自由度をもった柵の提供を図る。
本発明は、少なくとも1以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設ける為の支持材に略並列に取り付けられており該支持材は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、1以上の柵用板状材は、支持材に、回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造を介して取り付けられることにより開閉柵板主材を形成し、該開閉柵板主材は、該主回動開閉構造の回動または回転することにより開閉する主回動軸が支持材に設けられ、該開閉柵板主材は、単独で回動回転開閉可能であることを特徴とする、柵構造である。
本発明は、少なくとも1以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設ける為の支持材に略並列に取り付けられており該支持材は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、1以上の柵用板状材は、支持材に回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造を介して取り付けられることにより開閉柵板主材を形成し、該開閉柵板主材は、該主回動開閉構造の回動または回転することにより開閉する主回動軸が水平方向に支持材に設けられ、該開閉柵板主材は該主回動軸方向の辺が短手方向、該辺に垂直方向の辺が長手方向という手段を採用することもできる。
また、本発明において、該開閉柵板主材は該水平方向の主回動軸の辺が長手方向で、該開閉柵板主材は、単独で回動回転開閉可能に構成されている手段を採用することもできる。
また、本発明において、該開閉柵板主材は主回動軸が鉛直方向で該鉛直方向の辺が長手方向で、該開閉柵板主材は、単独で回動回転開閉可能に構成されている手段を採用することもできる。
また、本発明において、該開閉柵板主材は主回動軸が鉛直方向で該鉛直方向の辺が短手方向で、該開閉柵板主材は、単独で回動回転開閉可能に構成されている手段を採用することもできる。
また、本発明は、少なくとも2以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、支持材に支持材を挟むように、あるいは平行な主回動軸(204)で支持材(102)に2列に設けられており、該支持材は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、少なくとも一以上の柵用板状材は、支持材に、回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造を介して取り付けられることにより開閉柵板主材を形成し、該開閉柵板主材は、単独で回動回転開閉可能であるという手段を採用することもできる。
また、本発明における開閉柵板主材において、主回動開閉構造の回動開閉軸と平行で、開閉柵板主材に備えられた回動開閉構造である平行回動開閉構造を介して開閉柵板主材に連結された板状材によって形成される柵用板状材である平行連結柵板材が構成され、更に連結される場合には、平行連結柵板材に、主回動開閉構造の回動開閉軸と平行方向の平行回動開閉構造にて連続して更なる平行連結柵板材が連結された構成の手段を採用することもできる。
尚、本発明における回動開閉構造については、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、本発明は、開閉柵板主材あるいは、平行連結柵板材において、支持材に設けられた回動開閉軸にて該開閉柵板主材と平行連結柵板材が支柱または架台にて支えられる手段を採用することもできる。
また、本発明は、開閉柵板主材が、架台にて支えて橋架される構成において、平行連結柵板材を備えているか、または、橋架される際に、主回動開閉構造にて下側から上側に回動してから橋架するにあたり、該架台と、該開閉柵板主材の接触を回避してから橋架可能の接触回避構造を備えている手段を採用することもできる。つまり、平行連結柵板材か、他の接触回避構造で、該架台との接触を回避し、その両方を備えていても良い。
また、本発明は、開閉柵板主材あるいは、平行連結柵板材において、平行回動開閉構造を介して設けられた支柱または柵用板状材を備えた手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記開閉柵板主材において、主回動軸と略垂直方向の回動回転軸を成す回動開閉構造である垂直回動開閉構造を介して設けられた柵用板状材である垂直連結柵板材を備えた手段を採用することもできる。
また、本発明は該垂直連結柵板材は回動開閉動作の開状態にて隣接あるいは他の開閉柵板主材あるいは垂直連結柵板材あるいは平行連結柵板材と該垂直連結柵板材の一部と重なり合うことが可能である構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は回動して開閉する該垂直連結柵板材が、スライドすることによって開閉する手段を採用することもできる。
また、本発明は、該開閉柵板主材あるいは平行連結柵板材の主回動開閉構造と垂直方向の辺付近に沿って凸条あるいは、全体に凹形状をした構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、1以上の開閉柵板主材あるいは垂直連結柵板材あるいは平行連結柵板材あるいはスライド重複板材において、台または椅子または屋根を構成することが可能である構成とする手段を採用することもできる。
また本発明は、支持材あるいは固定された柵用板状材である固定柵板材を支持材とし、該固定柵板材に回動軸が水平方向の主回動開閉構造を介して相対して設けられた2以上の開閉柵板主材を備え、該複数の開閉柵板主材及び平行連結柵板材あるいは固定柵板材が、相互に2重以上にて重複可能である重複可能構造を備えた構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材に、1以上の凸部あるいは吊り部あるいは棚部あるいは箱あるいは物品取付部を設けた構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、該1以上の凸部あるいは吊り部あるいは棚部が起倒機構を備えた構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、架台が移動することによって、あるいは、支持材(102)が移動することによって、平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材を上げ下げすることが可能である構成とするする手段を採用することもできる。
また、本発明は、開閉柵板主材において、鉛直方向の主回動軸である主回動開閉構造にて支持材に設けられ、該開閉柵板主材は、主回動軸方向と垂直方向である二方向の辺の内、一方向の辺の長さが最も長く、平行回動開閉構造を介して1以上の連結された平行連結柵板材によって一つの柵用板状材を構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、複数の開閉柵板主材及び平行連結柵板材によって囲われたスペースを構成することもできる。
また、本発明は、略並列に設けられた複数の開閉柵板主材あるいは、平行連結柵板材において、任意の略並列の2以上の開閉柵板主材あるいは、平行連結柵板材が互いに連結可能で、該連結された開閉柵板主材あるいは、平行連結柵板材が連動して回動可能とする構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材が重複が可能な構造とすることもでき、該重複可能構造における重複部において、重複した複数の平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材が互いに係止可能である構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、それぞれの開閉柵板主材あるいは平行連結柵板材が支持材あるいは固定柵板材に係止しうる係止構造を備えた構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、2以上の前記平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材と、重複裏止め材である背面で該平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材と係止可能である支持材あるいは固定柵板材あるいは別の平行連結柵板材あるいは別の開閉柵板主材が、重複する構成となっており、隣り合う該2以上の平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材を連結している平行回動開閉構造あるいは主回動開閉構造にて曲折することによって多角形である多角形部の辺の面を構成し、該多角形部の一辺を重複裏止め材で構成し、該平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材によって構成される多角形部を構成する辺の面に隣り合う1または2の平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材が重複裏止め材あるいは支持材に係止されることによって構成される多角形部を1以上持つことが可能である構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、主回動軸方向が、並列する2以上の開閉柵板主材と同一面上あるいは鉛直面上で斜めの主回動軸であるという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、主回動軸方向が、並列する2以上の開閉柵板主材と同一面上あるいは鉛直面上から突出して斜めの主回動軸であるという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、主回動軸の方向が、斜めと鉛直、水平回動のいずれか2以上が混合している構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材、あるいは垂直連結柵板材において、回動軸が鉛直方向の開閉柵板主材あるいは平行連結柵板材あるいは垂直連結柵板材の上に、回動軸が水平方向である平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材あるいは垂直連結柵板材が接触可能である回動柵棚を備えた構成とする手段を採用することもできる。
また本発明は、開閉柵板主材において、開閉柵板主材の主回動軸が該主回動軸自体を別方向に回動可能である転換回動軸を備え、開閉柵板主材が、斜めと鉛直、水平回動のいずれか2以上の方向に回動可能であるという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、該開閉柵板主材あるいは平行連結柵板材を支持する支持材と合わせて、該開閉柵板主材あるいは平行連結柵板材が設けられている面上で回動または回転可能である構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、主回動開閉構造側からの平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材と該主回動開閉構造とは反対側からの平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材が曲折されることによって形成可能な重複部である曲折凸部重複部において、重複した複数の平行連結柵板材同士あるいは開閉柵板主材が互いに係止可能であるという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、この曲折凸部重複部において、対面する平行連結柵板材同士あるいは開閉柵板主材の長さが違う組み合わせであるという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、この曲折凸部重複部に隣接する平行連結柵板材あるいは開閉柵板主材が、重複裏止め材に係止可能であるという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記重複裏止め材が、レールを移動し係止可能な機能を備えているという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、平行連結柵板材がこのレールを移動し係止可能である構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、開閉柵板主材が略並列に設けられた一連の柵構造が、まとめて一つの鉛直方向の回動軸を持つ回動構造によって、回動可能であるという構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、開閉柵板主材が略並列に設けられた一連の柵構造が、支持材ごとまとめてスライドして開閉可能であるスライド構造である全開閉構造を備えた構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、柵用板状材及び開閉柵板主材において、該開閉柵板主材と隣合う柵用板状材あるいは開閉柵板主材の向かい合う辺の少なくとも一辺が直線ではない異形の形状をしていることにより、開閉柵板主材と隣り合い、向かい合う辺との距離が部分的に変化している構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、開閉柵板主材、平行連結柵板材、垂直連結柵板材に、照明装置を設けられた構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、平行連結柵板材が着脱可能な構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記柵構造が、ユニット連結部材を設け、2以上の柵構造が連結して一つの柵構造を構成する手段を採用することもできる。
また、本発明は、2つの前記柵構造が、2列で構成されるユニットを構成することもでき、また、この2列のユニットを、連結して、一つの柵構造を構成する手段を採用することもできる。
また、本発明は、柵構造が、多角形または円または扇形に配置されたユニットである囲いユニットを構成することもでき、また、この複数の囲いユニットを連結して一つの柵構造とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、支持材あるいは開閉柵板主材に吊り部を備え、該吊り部に植栽植物や装飾物201を備えることを可能とした構成とすることもでき、また、この植栽植物が、開閉柵板主材あるいは平行連結柵板材の回動開閉可能な辺が構成する隙間部から、前記植栽植物が、背面から前面に挿通可能である構成とする手段を採用することもできる。
また、本発明における主回動開閉構造あるいは平行回動開閉構造は、必要に応じて、紐状体によって、該開閉柵板主材及び平行連結柵板材が連結された構成とする手段を採用することもできる。
本発明に係る柵構造によれば、柵使用の目的の自由度を高めることができる。具体的には、収納性アップ、台、机、椅子への応用等、柵構造の活用を広げることが可能である。
本発明に係る柵構造の全体斜視図。 本発明に係る垂直回動開閉構造と水平回動開閉構造の斜視図。 本発明に係る架台仕様の実施例の斜視図。 本発明に係る垂直回動開閉構造と凸条の斜視図。 本発明に係る平行連結柵板材仕様の説明と実施例斜視図。 本発明に係る両開きの実施例斜視図。 本発明に係る棚等を設置の実施例斜視図。 本発明に係る鉛直方向の主回動軸仕様の説明と実施例斜視図。 本発明に係る多角形、曲折凸部重複部または照明設置例他の実施例斜視図。 本発明に係る多角形、曲折凸部重複部他の実施例斜視図。 本発明に係る主回動軸が斜めの実施例説明図。 本発明に係る回動柵棚の実施例説明図。 本発明に係る転換回動軸の実施例説明斜視図。 本発明に係るXY平面全回動軸の実施例説明斜視図。 本発明に係る曲折凸部重複部の実施例説明図。 本発明に係る垂直全回動軸の実施例説明斜視図。 本発明に係る異形柵用板状材の実施例説明斜視図。 本発明に係る着脱式平行連結柵板材の実施例説明図 本発明に係る柵用板状材が2列に設けられた実施例 本発明に係る柵用板状材が2列に設けられた実施例 本発明に係る柵状ユニットの連結実施例説明斜視図。 本発明に係る柵構造に植物が配置された状態図。
本発明に係る柵構造10は、柵を構成する一枚一枚それぞれの柵用板状材101自体に個別に独立した回動開閉機能を有し、独立した回動開閉機能部を持った該柵用板状材101のそれぞれの部分において、緑花等の装飾、日照量、風通し、目隠しの程度を自由に調整可能となるような屋根を兼ねた柵にも囲いにもなるし、テーブルや台、椅子、収納を兼ね備えた応用範囲の広い柵となるものである。
本発明である柵構造10は、回動開閉可能な柵用板状材101は、柵用板状材の回動回転により、柵用板状材の隙間の幅を変えられる構成、更には、柵構造の活用の幅を広げることを最大の特徴とする。
以下、実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例で示される柵構造10の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図1は本発明に係る柵構造10の全体斜視図であり、図1は、本発明の基本構成に係る全体斜視図を示し、この柵構造10の柵用板状材が水平方向の主回動軸204を備えた実施例である。
図1に示すように、柵構造10は、少なくとも1以上の開閉柵板主材101をもち、該開閉柵板主材101のうち少なくとも1以上の開閉柵板主材101は支持材102に主回動開閉構造300によって取り付けられており、本実施例においては、該主回動開閉構造300は、水平方向に支持材102に設けられており、該主回動開閉構造300によりできる主回動軸204方向の辺が、短手方向、該主回動軸204に垂直方向が長手方向の開閉柵板主材101となっている。この、開閉柵板主材101の設置方向は、図1に示される鉛直方向の他、斜め方向、横方向などでもよい。
図1(a1)は本実施例の開閉柵板主材101が全閉状態の斜視図であり、図1(a2)は、該開閉柵板主材101が一本おきに開状態であることを示している。図1(b1)及び(b2)は、並列連結部材104において連結された開閉柵板主材101が、支柱1902に支えられている構成である。該並列連結部材104は、開閉したい任意の開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503のみを該並列連結部材104に係止して連動して開閉可能とするものである。また、開量ストッパー1901で、開き量を調節、固定しても良い。図1(c1)及び(c2)は主回動開閉構造300の実施例違いの例である。図1(c1)は主回動開閉構造300が、貫通穴に丸棒の支持材102であり、主回動軸204となる構成の実施例であり、更に、平行連結柵板材1503と垂直連結柵板材2001を備えた実施例であり、該垂直連結柵板材2001は、垂直回動軸2002を介して、開閉柵板主材101に設けられている。図1(c2)は主回動開閉構造300が、蝶番によって、支持材102と開閉柵板主材101を連結することにより、回動開閉を可能とする実施例である。図1(d)は、図1(b2)の開量ストッパー1901の実施例であり、着脱可能に係止できる棒状体で、開閉柵板主材101を抑え、開き量を固定できる実施例である。尚、図1(b1)に示される開量ストッパー1901の様に、つっかえ棒タイプの実施例等でもよく、開量を調整できる仕様であれば、その構造はこの限りではなく、さらに開量を多段的連続的に調整できる開量ストッパー1901を採用しても良い。
開閉柵板主材101が鉛直方向の実施例である図1の場合の効果については、目隠しや通気性を高めたい左右方向のエリアにおいて、任意に調整することができ、開閉柵板主材101を回動開閉運動によって持ち上げることによって、該開閉柵板主材101の下側に日陰を作る屋根を形成することができるようにもなり、この回動開閉運動により、目隠し効果と通気性、開放性、通気性、日照量などを調整可能となる。
つまり、柵の部分部分によって開閉量を変えることが可能な為、例えば、部屋の窓の部分の柵は外から見えないように閉じて、庭の部分は開放的に開けて、夏は風通し良く開けて、冬は、北風を抑制する為に閉じて、半日蔭を好む植物の柵部は閉じて、など、TPOに応じて、柵の部分によって開閉量を調整することが可能である。
また、例えば、図23に示されるような特許商品(特許第5495198号)であるファスナーグリーン(登録商標)を、該開閉柵板主材101が鉛直状態にて吊設し、そのまま回動回転にて持ち上げて屋根とすると、土等の流出を抑制できて、側面からも植栽できるファスナーグリーンの特長を生かした緑と花の回廊、フラワーアーチを構成できる。
本来、こうしたアーチ状に緑花を装飾するのは、蔓性の植物を使うことが一般的であるが、蔓性の植物は、伸びるのに時間もかかるし、花も一定の季節にしか楽しめない。
また、吊り鉢を吊るすという方法も有効であるが、吊り鉢のような鉢の場合、基本的に花は鉢の上側に咲くので、下側からの鑑賞においては、見えない部分も多いという問題点もあったが、例えばファスナーグリーンを用いれば、土等のこぼれを抑制しながら側面からも植栽できる為、四季を問わず色々な緑花を楽しめ、また、下がコンクリートでも該フラワーアーチが作れ、また、余計な鉢がアーチの下になく、見映えも良く、好適である。
あるいは、例えば馬の洗い場やつなぎ場で、季節や天候に合わせて、馬にとって快適な日陰、風除け等の環境を作ってあげることができ、そこにシャワーを付ければ、開閉柵板主材101の回動によって高い位置でも、上からのシャワーや、側面からのシャワーと方向を変えることもできる。
尚、本実施例において、また、以降の実施例においても、支持材102を支える構成の支柱等は、一部省略しているが、十分な強度を備えた構成で支えられることが望ましい。
また、本実施例においては、上側に水平方向の主回動軸204が設けられ、そこから吊設されている構成であり、下側は自由に回動開閉可能となっているが、必要に応じて、下側が動かないように、支持材102に係止可能な構成としても良い。また、該主回動軸204は、下側に設けられていても良い。
また、本実施例においては、屋根になる部分は開閉柵板主材101のみであるが、開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503の両方でも良い。
また、本実施例においては、開閉柵板主材101は全て自由に開閉可能で自由であるが、閉じた状態で使用する開閉柵板主材101においては、下側で係止可能な構成としても良い。
図2は前記開閉柵板主材101に平行回動開閉構造145を介して設けられた支柱1902あるいは柵用板状材を備えた実施例である。本実施例においては、図1における支柱1902を、開閉柵板主材101に連結された平行連結柵板材1503が兼ねていることを示している。本実施例によれば、支柱1902を別に用意する必要が無く、屋根等として使用しない場合は、開閉柵板主材101と畳んでおけばよく、省スペースである。
図2(a1)から、(a3)は、その開閉の展開動作を示している。図2(a1)で開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503が開く過程を示しており、図2(a2)で立ち上がった状態を示しており、図2(a3)で任意の開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503にて、屋根を構成する実施例を示している。
図2(b1)から、(b4)は、主回動軸204と略垂直方向の回動回転軸を成す回動開閉構造である垂直回動開閉構造を介して設けられた柵用板状材である垂直連結柵板材2001を備えた実施例とその開閉の畳まれた状態からの展開動作を示している。図2(b4)において、開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503と垂直連結柵板材2001が折り畳まれて柵を構成している実施例であり、図2(b1)の開き動作から、図2(b2)の開いた状態、図2(b3)では、任意の開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503と垂直連結柵板材2001にて、屋根を構成する実施例である。
垂直連結板状材を設けることによって、雨や、日照の抑制効果をより高くすることができ、また、隣接する開閉柵板主材101を上げなくても、雨や、日照の抑制効果を上げることができる。
図3(a1)は、開閉柵板主材101が、架台1101に支えられている実施例である。本実施例においては、主回動軸204と平行の回動軸である平行回動軸146を備え、開閉柵板主材101に設けられた回動開閉構造である平行回動開閉構造145を介して開閉柵板主材101に連結された板状材によって形成される柵用板状材である平行連結柵板材1503が、開閉柵板主材101が主回動開閉構造300にて下側から上側に回動してから橋架するにあたり、該架台1101と、該開閉柵板主材101の接触を回避してから橋架可能の接触回避構造を構成している。
該接触回避構造については、平行回動開閉構造145を実施例としているが、スライド構造の回避構造でも良いし、紐や鎖等の屈曲自在な構成でもよい。
また、架台1101は吊り下げ式でも良いし、壁でもよく、開閉柵板主材101あるいは、平行連結柵板材1503が、該開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503を支える構造体であれば、その形状、材質を問わない。
また、架台1101に架ける際には、下からでなく、逆側から上から回して架台1101に架けても良い。また、架台1101の代わりに、開閉量を調整できる開量ストッパー1901を使用しても良い。
また、架台1101が移動することによって開閉柵板主材101あるいは、平行連結柵板材1503が上げ下げ可能な仕様としても良く、その実施例は図3(b1)から(b3)にて示される。本実施例においては、棚付きの実施例となっている。図3(b1)において、開閉柵板主材101あるいは、平行連結柵板材1503が橋架された状態を表しており、図3(b2)から(b3)に従って、架台1101の移動によって、全体的に下げられた状態へと移行していく様子を示している。
尚、本実施例においては、図3(b2)及び図3(b3)にかけて、複数の主回動開閉構造300あるいは平行回動開閉構造145が設けられているが、特にこれらの回動開閉構造は無くても、開閉柵板主材101あるいは、平行連結柵板材1503の上げ下げは可能である。
しかし、これらの回動開閉構造が設けられている本実施例の場合、例えば、平行回動開閉構造146が架台1101で曲折して一部の平行連結柵板材1503が鉛直方向にあり、人の頭が当たらない程度の高さの図3(b2)の状態で普段使用することも可能で、普段からすぐ手の届く頭上の棚として、使用するということも可能であり、その高さも必要性に応じて自由に設定でき、その高さは、架台1101の高さと移動量と回動開閉構造の位置で決められるという、頭の上を有効に収納として活用できる棚として、使用できる。
尚、該架台1101の移動構造は、前後への移動でも良いし、回転移動でも良く、開閉柵板主材101あるいは、平行連結柵板材1503を上げ下げさせる目的の該架台1101の移動であれば、その手段を問わない。また、電動力を利用した上げ下げも、可能である。
また、本実施例においては、架台1101に近づいていく移動となっているが、逆に、支持材102が架台1101に近づいていくような移動でも、同様に開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503を上げ下げすることができる。
また、本実施例においては、平行連結柵板材1503を備えた仕様となっているが、平行連結柵板材1503は無くても良い。この場合は特に、架台1101の高さは支持材102より低いことが好ましい。
図4は前記垂直連結柵板材2001を開いた時、該垂直連結柵板材2001が取り付けられている開閉柵板主材101と重複部を有する実施例であり、図4(a2 )において、垂直回動軸2002が開閉柵板主材101のやや内側に設けられていることによって、開閉柵板主材101との重複部を創出している。これにより、開いた際により、雨等の降り込みを抑えることができる。
また、図4(a1 )においては凸条401が設けられている。これにより、雨水流れ込みを抑制することができる。該凸条401は、開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503の全体が凹形状をしていても良い。
図5は、複数の平行連結柵板材1503が平行回動開閉構造145とその平行回動軸146を介して連結されており、これにより、様々なサイズの台を自由に創出することが可能となる実施例である。図5(a1)は、上部が平行回動軸146で折り曲がり、2重で重複して折り畳まれた状態から、展開していく様子を示しており、図5(a0)はその前段階の、開閉柵板主材101及び平行連結柵板材1503が2重に重複して畳まれた状態を示しており、表側と裏側と、それぞれ5枚ずつの開閉柵板主材101及び平行連結柵板材1503の合計10枚で構成されており、主回動軸204が最下部にて固定柵板材802に設けられ、最上部で平行連結柵板材1503が折り返されて2重構造を構成している実施例である。
尚、図5の実施例における重複可能構造である重複部において、本実施例においては、重複裏止め材2501でもある固定柵板材802や平行連結柵板材1503及び開閉柵板主材101のお互いの係止構造は省略しており、例えば、磁石、嵌め合い構造、ボルト、引っ掛け構造等、お互いを係止できる相互係止構造であればよい。
また、図5(a1)の実施例は、図5(a2)、(a3)、(a4)の様に、様々なバリエーションの台としても展開できる。
また、図5(b)、(c)の様なバリエーションの台の実施も可能であり、図5(b)は、固定柵板材802の上部に主回動軸204が設けられた開閉柵板主材101が開閉され、複数の開閉柵板主材101によって、必要なサイズの台が形成され、図5(c)は、平行連結柵板材1503が、台の足を兼ねている実施例となる。
図5の実施例によれば、例えば、庭でバーベキューやパーティーをしたい時、パーティーの人数に合わせたテーブルを創出できるし、子供用に低いテーブルも創出することができ、低い高さで椅子とすることも可能であり、しかも、使用しない時は、柵として折り畳んでおけばよい。
また、盆栽等の植物を置く台にもでき、その時々の置く物の量によって、自由に台のサイズや高さを変えられ、且つ、台として使用しない時も、収納場所を取らない、優れたテーブルとなる。また、夏の日差しの強い時の植物等の日除けにもなるし、冬には、風よけにもなる。ビニールと合わせて、間をおいて開閉して使えば、簡易ビニールハウスの骨組みにもなり、寒い時期の家庭菜園などの野菜の育成にも効果がある。
図6(a1)から(a4)は、主回動軸204が水平方向である主回動開閉構造300を介して相対して設けられた2以上の開閉柵板主材101を備え、該複数の開閉柵板主材101及び平行連結柵板材1503が、固定柵板材802に相互に2重以上の重複可能構造にて重複して設けられ、柵構造10が固定柵板材を中心に左右対称に開閉可能の両開きのテーブルになる実施例で、図6(a1)及び図6(a1)の側面図である図6(a4)から(a2)、(a3)へと柵からテーブル状態へ移行していく様子を表しており、図6(a1)のテーブルとして使用されていない状態においては、開閉柵板主材101及び平行連結柵板材1503がボルト803によって互いに係止される相互係止構造にて固定されている状態の実施例を表している。
本実施例は、例えば、普段は道路から庭越しに部屋の中が見える庭に、目隠しとして柵状態で設置し、バーベキュー等をする時は、テーブルにして使用できる。例えば、窓前のポーチの柵として、普段は外から目隠しをしながら広いポーチとして使用し、ポーチで食事等をする時は、テーブルとして開放的に食事をしながらという活用ができ、テーブルを置くスペースも取らず、スペースを必要に応じて有効に活用できる。また、1枚おきに柵状態と台状態にすれば、ある程度の開放感のある柵としながら、台としても活用できる。
図6(b1)、(b2)は、両開きの屋根になる仕様であり、片方だけ開けば、片方だけが屋根となり、柵の目隠し機能も保てる。また、両開きとすることによって、例えば、店舗等で、祭り等のイベントの際に、壁沿いにも露店的な出店をしたい時に、柵沿いの好きなエリア、幅を柵の制約なく使用できる。また、そうしたイベントの際に、暫定的な屋根付きの門、入口の様にも使用できる。
また、本実施例における主回動開閉構造300の構成の実施例については、図6(c1)、(c2)の様に、主回動開閉構造300部からすぐに平行回動開閉構造145を設けても良いし、図6(c3)の様に、開閉柵板主材101の曲がり形状で、真っ直ぐ重複できるように逃がし形状としても良いし、主回動開閉構造300を近接して2以上設置しても良いし、その構造については、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図7は、平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101に吊り部203、載置部としての棚部901を設けた実施例である。また、本図には記載されていないが、収納部としての箱体を設けても良いし、任意の物品を取りつけることが可能な、例えば、穴部やネジ穴部を設置して、収納したい物品に合わせた収納部材や物品取り付けできるような物品取付部を設けても良い。また、最初から、収納部としての箱状の平行連結柵板材1503を平行回動軸146を備えた平行回動開閉構造145で連結しても良い。
図7の実施例においては、玄関先の収納スペースの確保兼玄関を開けた際の目隠しという実施例となっている。
図7(a1)においては、一番右の開閉柵板主材101以外の開閉柵板主材101を上にあげた状態の、玄関の室内側から見た実施例であり、図7(a2)は、載置部である棚部901に靴等の履物を収納し、吊り部203にラケットを収納した状態を表している。
このように、上のスペースを収納として活用することにより、玄関先を広く使え、また、特に靴などの場合、閉ざされた空間に保管すると、湿気でカビ等の原因になりやすいが、このように開放空間に保管すると、風通しを確保して靴の湿気を溜め難い状態に保ちながら、保管することができ、カビ等の予防を図ることができ、且つ、目に入り難い場所に雰囲気を損なわずに保管することができる。また、図7(a4)の様に下に降ろすと、玄関の扉を開けても外からの目隠しをする柵となり、図7(a5)の様に目隠しをしながらも、開けた扉からの風で、靴も乾燥を促進し、更にカビの予防にもなる。また、出入り可能な部屋の窓の前に取り付ければ、収納機能のある雨戸のようにもなり、例えば、夏は上に上げて収納部として使いながら、下に降ろして日除けにも使いながら、冬の豪雪地帯では冬は窓の雪除けや、台風時には風からの窓の防護としても活用できる。半透明の材質を使っても良い。また、一枚板だと、重くて上げ下げも大変であるし、適度に日光量を取り入れるという調整も難しいので、本仕様は好適である。
図7(a6)の様に、開閉柵板主材101を部分的に開量を変えると、更に通気の取入れも良くなる。図7(a3)は、開閉柵板主材101を上にあげた際に、平行連結柵板材1503により、架台1101との接触を回避する構成を示している。
他には、例えば、図には示していないが、傘収容部を備えて、傘の収納にも好適である。傘は、普段晴れの日は全く無用な物で、玄関先で邪魔になるし、見映えもあまりよくない。また、収納ケースにしまってしまうと、湿っているとカビ等の原因にもなるので、本実施例を活用すれば、風通しもよく、外部からも隠れた場所に収納できるので、好適である。
本実施例においては、玄関先での設置例を示しているが、例えば、廊下など、従来収納スペースとしてあまり使われてこなかったスペースを有効に活用できる。
また、本実施例においては、玄関扉のすぐ内側に該柵構造10を設置しているが、例えば、1m程度内側に設置すれば、下に下ろした状態でも、外からの目隠しをしながら、該柵構造10の脇を通りながら出入りすることもでき、より広く玄関のスペースを取りたい時は、上に上げるということも可能である。
また、本実施例のように、縦長の開閉柵板主材101とすることにより、重量を軽くすることができるとともに、例えば図7(a2)の様に、一番右だけ降ろしておく等自由度も高く、通気性を確保した柵としての目隠しとしても使えるし、必要なければ上に上げておけばよく、場所も取らず、特に狭い家屋においては、有効な収納の確保のできる実施例となっている。
また、本実施例では示していないが、載置部である棚部901や吊り部203が、起倒構造を備えてもよく、それにより、長い物品等を、目的に応じて収納することも可能であり、あるいは、収納する物品のサイズに応じて、並列連結部材104で任意の平行連結柵板材1503または開閉柵板主材101を連結して使用しても良い。
また、この開閉柵板主材101の上げ下げは、ゆっくり回動開閉動作を制御する装置を設けても良いし、電動モーターを使用しても良い。
図8は、主回動軸204が鉛直方向で、開閉柵板主材101及び平行連結柵板材1503が、複数の主回動開閉構造300及び平行回動軸146で曲折することにより、複数の開閉柵板主材101及び平行連結柵板材1503によって囲われたスペースである包囲スペース1002を構成することができる実施例のバリエーションである。
図8(b)で説明をすると、支持材102に設けられた鉛直方向の主回動軸204の開閉柵板主材101が14枚設けられており、それぞれの開閉柵板主材101には、5枚の平行連結柵板材1503が設けられており、それぞれの開閉柵板主材101は、一枚おきに3方向へ90度の角度で展開されており、左右に展開されている平行連結柵板材1503は、それぞれ3つ目の平行回動軸146で90度に曲折されることによって包囲スペース1002を形成し、それぞれ3方向に展開された平行連結柵板材1503の末端部は、並列連結部材104で連結されることによって、連結された平行連結柵板材1503は連動して回動することができる構成となっている。
尚、本実施例において、3本の並列連結部材104を設けているが、例えば、真ん中の並列連結部材104は、固定された支持材102として、該支持材102に着脱できるようにしても良い。
図8(c)(d)、(e)の実施例において、一方向の平行連結柵板材1503の末端の係止は、固定された支持材102であるが、並列連結部材104としても良い。
また、一部の柵板材が回動開閉しない固定柵板材802で構成しても良い。
尚、図8(f)は、平行連結柵板材1501を連動して動かす為の並列連結部材104への着脱可能な接続できる実施例を示している。
それぞれの実施例について、例えば、図8(a)、(b)の様に、物置き的なスペースを創出したり、図8(c)の様に多角形のタイヤ収納スペースであったり、図8(d)、(e)の様に、柵際にちょっとした収納スペースを作るようなこともできる。
他にも、例えば、イベント等を実施する際の簡易ブースの仕切りなどとしても活用できる。本仕様によれば、その際にも、幅と奥行きを、必要に応じて自由に設定でき、ブース等として使用しない場合には、壁面で柵板材として場所を取らずに配置できるし、色々な形状にできる。
また、様々なサイズの開閉柵板主材101や平行連結柵板材1503や垂直連結柵板材2001や固定柵板材802を組み合わせても良い。
図9(a)は、開閉柵板主材101が、主回動軸204方向の平行回動軸146の平行回動開閉構造145を介して連結した2以上の平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101と、重複裏止め材2501である背面で該平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101と係止可能である支持材102あるいは固定柵板材802あるいは別の平行連結柵板材1503あるいは別の開閉柵板主材101が、重複し係止できる構成となっている。また、隣り合う該2以上の平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101を連結している平行回動軸146あるいは主回動軸204にて曲折することによって平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101が多角形部1103の辺の面を構成し、該多角形部1103の一辺を重複裏止め材2501で構成し、該平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101によって構成される多角形部1103を構成する辺の面に隣り合う1または2の平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101が重複裏止め材2501あるいは支持材102に係止されることによって構成される多角形部1103を1以上持つことが可能である構成の実施例である。
図9の主要な構成の実施例を、図9(b)にて説明をする。
図9(b)の柵構造10について、最上段の平行連結柵板材1503にて、2つの三角形と一つの略四角形が創出されている。それぞれの多角形部1103は、隣の開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503が重複裏止め材2501に係止構造の一例としてのボルト803によって係止されることによって、その位置ががっちりと安定して固定されている。
また、該多角形部1103の隣の柵板材の距離を近づけていくと、該多角形部1103の出っ張りはどんどん前に突き出てくることになり、特に該略四角形については、大きく前に突き出てくることが可能で、該略四角形は5枚の平行連結柵板材1503に囲われて構成されているが、更に隣の平行連結柵板材1503の係止を外せば、更に大きく前に突き出てくることが可能となり、例えば、8枚の平行連結柵板材1503にて多角形部1103を構成しながら両隣の重複裏止め材2501に係止されている平行連結柵板材1503を近づけていくと、平行連結柵板材1503の4枚分まで前に突き出すことが可能となる。また、更に、着脱式平行連結柵板材で更に平行連結柵板材1503を連結すれば、その幅は、更に大きくなる。
上から8段目の平行連結柵板材1503においては、一つの三角形と2つの曲折凸部重複部801が形成されており、該曲折凸部重複部801は、上記の様に、多角形部1103の両隣の平行連結柵板材1503を寄せることによって、2枚の平行連結柵板材1503が重複して重なることによって、形成されており、この重複した平行連結柵板材1503を互いに係止することにより、より強度の高いものとなる。実施例における該曲折凸部重複部801は、1枚分前方に突き出した例であるが、更に多くの平行連結柵板材1503によって構成可能である。
また、図9(b)では、レール重複裏止め材2502にスライド移動可能部材1301を介して設けた主回動軸204の実施例でもある。これにより、主回動軸204も、レール重複裏止め材2502上を自由に移動可能となる。
図9(a)及び(b)の様に、壁面あるいは柵面の自由な部分に、自由なサイズの多角形部1103や、棚の支えのようなものを自由に創出することができ、これまでに無いような新しい、自由度の高い壁や柵を創出することができ、その応用範囲は多様である。
このように、主回動軸204側からの平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101と該主回動軸204とは反対側からの平行連結柵板材1503が曲折されることによって形成可能な平行連結柵板材1503同士あるいは開閉柵板主材101との重複部である曲折凸部重複部801を創出することができ、柵際に、様々な収納や設置スペースを自由に創出することが可能となる。
例えば、ホテルのパーティー会場等でのハンガー掛け等。更に、6枚、8枚など多数の平行連結柵板材1503を多角形に使えば。より多くのハンガー等を架けられ、来客数に応じて、コートを架ける場所を確保するようなこともできるし、自宅においては、梅雨等で急に部屋干しでハンガーを架ける場所が必要になった場合なども、対応できるし、廊下等で装飾や、服掛けや収納棚の設置など、様々なアレンジが容易に変更できる。
また、この部分に木の板等を載せて、棚を創出することも可能で、棚の奥行きや、場所等も、自由に創出できる。特に、三角形の形状で本仕様のような棚の支持台とすると強固でもあるし、安定もする。また、曲折凸部重複部801も強固でもあるし、また、前方への突き出し量も様々に調整可能なので、棚のサイズや場所も必要に応じて自由に設定できる。
また、図11の様に、壁から離れたところの空中に枠体を設置できるというこれまでに無いようなこともできる。例えば、該枠体にバイキングの料理皿をセットしたりしても良い。
また、図9(c)の様に、該多角形部1103部や曲折凸部重複部801に、照明装置1302等を、壁際から必要なだけ出っ張らした好みの場所に、好みの方向に、TPOに応じて設けることが可能となり、その自由度も高い。
つまり壁際で照明を、自由な方向に設置でき、また、更に柵板を前方に伸ばして、出っ張らせたところに照明装置1302を容易に移動できる為、例えば、図面では平行連結柵板材1503の一枚分が前に出ているが、更に2枚分や、角度を調整して1.5枚分前に出すことなども可能で、設置したテーブルのサイズや位置に合わせて、自由に照明装置1302を配置できる。
つまり、例えば、ディスプレイさせてライトアップしたい部分に合わせるようなこともできる。また、多角形部1103の内側に照明装置1302を設置すれば、直接人の目に光が入らないような形態で、照明装置1302を設置することも可能である。
上記の様に創出された棚と照明を組み合わせて、魅力的な陳列棚を創出しても良い。
また、照明器具の設置については、例えば、図7(a)の水平の主回動軸204の開閉柵板主材101に設けた場合、開閉柵板主材101を上げた場合は頭上での照明、下げた場合には壁面や足元のフットライトと、自由に照明装置1302の位置を、照明装置1302を付け替えずに切り替えることも可能である。照明装置1302の付け替えは、電気配線のやり替え等も必要であり、その手間も省ける。このように、自由度の高い照明の活用も可能となり、照明の自由度を持たせながら、収納と目隠し柵と、3つの役割を備えた柵構造10となる。また、図13に示される転換回動軸1102の開閉柵板主材101に照明装置1302を設置すれば、足元の照明と頭上の照明への切り替えで常に同じ方向を明るくすることができ、活用範囲が広がる。
図10(a)は、図9における鉛直方向の主回動軸204から形成された多角形部1103が水平方向の主回動軸204から形成された実施例である。該垂直方向の多角形部1103の内側が、横から入れる収納部になり、例えば透明な素材の平行連結柵板材1503にすれば、ディスプレイ棚とでき、あるいは、上の部分を棚としても活用することができる。
また、水平方向の主回動軸204によって形成される曲折凸部重複部801は、そのままで棚や台として使用できる。本実施例においては、回動方向の辺が短い開閉柵板主材101及び平行連結柵板材1503を主に実施例としているが、回動方向の辺が長い開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503にて構成しても良い。回動方向の辺が短い程、その柵や台の位置や高さやサイズをより自由に細かく設定でき、回動方向の辺が長い程、その自由度が減る代わりに、より広い範囲で柵や台をまとめて設定しやすく、必要性に応じて、使い分けることができる。曲折凸部重複部801によって、特に、棚の高さや位置やサイズを柵面に自由に設定できる。
図10(b)は、曲折凸部重複部801の実施例説明模式図である。
本実施例における曲折凸部重複部801は、上側からの平行連結柵板材1503と下側からの平行連結柵板材1503が平行回動軸146にて90度に曲折され、向かい合って互いに重複し、曲折凸部重複部801を形成し、更に重複した互いの平行連結柵板材1503を係止構造であるボルト803にて互いに係止し、該曲折凸部重複部801と隣り合った平行連結柵板材1503が、重複裏止め材2501にボルト803に係止されている構成の実施例である。
図11は、開閉柵板主材101が斜め方向である実施例を示している。
図11(a)は、主回動軸204の傾斜の比較の為の図であり、鉛直方向の主回動軸204を備えた実施例である。
図11(b)は、開閉柵板主材101が突出傾斜軸1401の実施例である。
中段の開閉柵板主材101の主回動軸204の方向が、並列する開閉柵板主材101の同一面上あるいは鉛直面上から突出して斜めの主回動軸204である突出傾斜軸1401を備えている。
これにより、例えば、間接照明や、形成した図11(b)に示されるような四角形をホルダーに容器を設置した場合に、取り出しやすい斜めの方向にセットできるようになる等、更に広がりを持った多角形部1103や曲折凸部重複部801の活用ができる。該突出傾斜軸1401の角度は、調整できる様にしても良い。
図11(c)は主回動軸204の方向が、並列する2以上の開閉柵板主材101と同一面上あるいは鉛直面上で、斜めの主回動軸204を備えた実施例である。
本実施例においては、同一面内での主回動方向が斜めとなっている同一面斜軸1402を備えており、例えば、階段や、坂に沿った設置が可能となる。
図12は、回動軸が鉛直方向の開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503あるいは垂直連結柵板材2001の上に、回動軸が水平方向である平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材(101)あるいは垂直連結柵板材2001が接触可能である回動柵棚1201を備えた実施例である。
図12(a1)は、その実施例であり、図12(a2)は、図12(a1)の側面図である。本実施例においては、鉛直方向の回動軸を備えた平行連結柵板材1503が形成する曲折凸部重複部801及び多角形部1103あるいは平行連結柵板材1503の上部に、水平方向の主回動軸204を備えた柵板主材101及び平行連結柵板材1503が接触可能である回動柵棚1201を構成している実施例である。
図12(a4)は、該回動柵棚1201が、垂直面方向にて目隠しの柵として配置された状態にあり、図12(a3)が、図12(a4)の状態から図12(a1)の状態への移行の様子を示している。
図12に示される様に、鉛直方向の回動軸を備えた曲折凸部重複部801あるいは多角形部1103を支えとし、回動柵棚1201を台とした棚を形成することが可能となる。
本実施例においての回動柵棚1201は1枚の開閉柵板主材101と2枚の平行連結柵板材1503で構成されているが、該回動柵板は、更に多くの平行連結柵板材1503にて構成することも可能で、棚として使用せず、図12(a4)のように、回動柵棚1201を垂直方向に配置しておく際には、重複可能構造にて多重に重複して畳んだ状態で配置しておいても良い。そして、曲折凸部重複部801を、更に多くの枚数で構成すれば、より広い棚台の設定が可能となり、あるいは、例えば更に下側の垂直方向の回動軸の平行連結柵板材1503で棚の支えを形成すれば、棚の高さも変えることも可能となり、必要に応じて、棚台の高さやサイズを設定することが可能な棚となる。
また、本実施例においては、曲折凸部重複部801あるいは多角形部1103を回動柵棚1201の支えとしているが、特に曲折凸部重複部801あるいは多角形部1103を形成しない開閉柵板主材101あるいは、平行連結柵板材1503で回動柵棚1201の支えとしてもよい。
また、例えば、主回動軸204が水平方向の柵構造10において、隣接する柵板材に設けられた垂直連結柵板材2001を支えとして、そこに平行連結柵板材1503を載せて棚を形成しても良い。
図13は複数の開閉柵板主材101の主回動軸204と該主回動軸204自体を別方向に回動可能である転換回動軸1102を備え、開閉柵板主材101が、斜めと鉛直、水平回動のいずれか2以上の方向に回動可能である実施例で、図13(a)は、その主回動軸204が水平方向で回動し、転換回動軸1102が垂直方向にて回動する実施例を示している。図13(c)は、該転換回動軸1102で開閉柵板主材101を開いた実施例を示しており、図13(b)は、主回動軸204にて開いた実施例を合わせて示している。このように、その状況に応じて、どちらの回動方向で開閉することも可能となり、状況に合わせて出入りの方法を選択できる。
図14は、開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503が、該開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503を支持する支持材102と合わせて、該開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503が設けられている面上で回動または回転可能であるXY平面全回動軸1601を備えた実施例を示している。
図14(a1)に示す様に、一体の開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503及び支持材102が、XY平面全回動軸1601によって支えられる構成となっており、該図14(a2)は図14(a1)の正面側からの斜視図であり、図14(a3)は、XY平面全回動軸1601を中心に90°回転した状態を表している。本実施例によれば、開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503を、テーブルの様に使用することもできるし、壁、柵の様に使用することも可能で、状況に応じて、本発明に係る、水平方向の柵構造と鉛直方向の柵構造のメリットを使い分けることが可能である。尚、XY平面全回動軸1601は、全体の中央付近に設置しても良いし、端の方に設置しても良いし、その場所を問わない。
図15は、開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503において、主回動開閉構造300側からの平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101と該主回動開閉構造300とは反対側からの平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101が曲折されることによって形成可能な平行連結柵板材1503同士あるいは開閉柵板主材101との重複部を曲折凸部重複部801とし、該曲折凸部重複部801において、重複した複数の平行連結柵板材1503同士あるいは開閉柵板主材101が、互いに係止可能である実施例を示している。
図15(a1)は正面側からの斜視図、図15(a2)は背面側からの斜視図を表している。
本仕様によれば、曲折凸部重複部801は、自由な幅、奥行きで台の形成が可能となり、特に支柱1902やつっかえ棒等を使わずとも、その台等の形態を維持することが可能である。本仕様により、一定の重量までは耐えられるが、載せる重量によっては、つっかえ棒と併用しても良い。尚、本実施例においては、曲折凸部重複部801の互いの柵板材の係止構造は、互いに穴位置の合った穴部をボルト803で係止しているが、該係止方法は、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び構成の範囲内で変更することができるものである。
また、図15は曲折凸部重複部801と略垂直に隣接する平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101が、重複裏止め材2501に係止可能である実施例も示しており、これにより、曲折凸部重複部801をより安定した強度を持たせることができる。
図15(b)は、前記曲折凸部重複部801において、重複し対面する平行連結柵板材1503あるいは開閉柵板主材101が、長さの違う組み合わせで構成されることにより、対面する平行回動開閉構造145の互いの位置が、ずれている実施例である。これにより、該曲折凸部重複部801の強度をアップさせることができるものである。
本実施例においては、上側が4枚、下側が3枚の平行連結柵板材1503で構成されることによって、平行回動開閉構造145の位置がずれていることを示している。
図16は開閉柵板主材101が略並列に設けられた一連の柵構造10が、支持材102ごとまとめて一つの鉛直方向の回動軸を持つ回動構造によって、回動可能である垂直全回動軸1001を備えた実施例を示している。
図16(a1)は該垂直全回動軸1001の回動により、一連の該柵構造10がまとめて開状態である実施例を示しており、図16(a2)は、閉状態を示している。このように、一連の柵構造10全体も合わせて回動開閉できることにより、例えば、実施例の様に、玄関等に設置した際の出入りの方法の自由度が増す。
ただし、本実施例においては、開閉柵板主材101を上げた状態で該垂直全回動軸1001の回動を行うと、周囲と衝突の恐れもあるので、例えば、開閉柵板主材101を上げた状態では垂直全回動軸1001の回動ができないように、上に上げた状態では架台1101と干渉するような垂直全回動のストッパーを設けても良い。
また、本実施例における垂直全回動軸1001の回動構造の代わりに、開閉柵板主材101が略並列に設けられた一連の柵構造10が、支持材102ごとまとめてスライド可能である、引き戸としても良い。
図17は、柵用板状材が異形形状である実施例の状態図であり、回動開閉可能な開閉柵板主材101又は、それと隣り合う柵用板状材が異形の形状となっていることにより、より嵌合部サイズの大きな装飾物201を挟み込むことができる構成となっている。
開閉柵板主材101が柵用板状材あるいは隣り合う開閉柵板主材101の向かい合う辺部が、物品装飾物B201B等を挟み込むことを可能とするような直線ではない異形の形状をしており、図17(a)は開閉柵板主材101が全閉じの状態図、図17(b)は、開閉柵板主材101が回動開閉している状態図、図17(c)は、各異形形状部501に、各種物品装飾物B201Bが設置されている実施例を示している。
尚、本実施例においては、開閉柵板主材101あるいは平行連結柵板材1503を開閉することによって、該異形形状部501に、物品装飾物B201Bを挟み込むことが可能となり、特に、例えば該物品装飾物B201Bの形状が、端部において大きくなっているような物品装飾物B201Bにおいて、通常の穴に差し込んで装飾するには、安定しないような物品装飾物B201Bにおいて、効果を発揮する。尚、該異形形状部501に物品装飾物B201B等を設置しない場合においては、該異形形状部501を同等形状の板材等で塞いでも良いし、その板材を回動開閉しても良い。また、やや太めの幹の花木等で装飾したい場合も、該異形形状部501は有用である。
また、異形形状部501はそれぞれ凹形状であるが、凸形状とすることによりスリット部103に吊り下げ部を創出でき、隣り合う目隠し部材101との近接した距離により、吊り下げた紐等が外れにくい構造とできる。
図18は、着脱式平行連結柵板材1503の実施例を示しており、図18(a)は、着脱式平行連結柵板材1503の嵌め合い部の連結前の斜視図を示しており、着脱式平行連結柵板材1503の互いの連結部が互い違いの嵌め合い部で、貫通穴1904を備えており、該貫通穴1904を、図18(b)に示される、回動着脱連結部材1903であるピンを貫通穴1904に挿入して連結し、割ピンで抜け止めをすることにより、連結される構成の実施例である。図18(c)において、連結状態を表している。
尚、着脱式平行連結柵板材1503の連結構造は本実施例の構造に限定せず、2つの連結柵板材を連結するという本発明の範囲内でその構造を限定しない。
図19は、柵用板状材が、支持材102に2列に設けられており、該柵用板状材のうち、少なくとも一以上の柵用板状材が、支持材102に、回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造300を介して取り付けられることにより開閉柵板主材101を形成し、該開閉柵板主材101が、単独で回動回転開閉可能である実施例である。
図19(a1)及び(a2)は、その基本構成の実施例を示している。
図19(a1)は、全ての開閉柵板主材101が閉じた状態であり、図19(a2.)について、支持材102を挟んで、開閉柵板主材101と固定柵板材802が2列に設けられている。該開閉柵板主材101は、回動開閉することによって、その内側に、例えば培養土1905の入った植栽容器202と装飾物201である植栽植物等を設置することができ、外からは、装飾したい部分のみを見せる様にして、それ以外の部分、つまり本実施例においては植栽容器202は、外から隠すことができる。
図19(a3)は、本実施例における開閉柵板主材101の横断面図の模式図であり、装飾物201である植栽植物を取り付けている状態を表している。
図19(a3)及び(a4)の様に、緑花が出ている方を表側として、表側の柵用板状材は固定とし、裏側の柵用板状材を開閉柵板主材101として開閉可能な設定であり、また、表側と裏側の柵用板状材は、互い違いの設定の実施例である。尚、表側が開閉柵板主材101としても良いし、表側と裏側の両方を開閉柵板主材101としても良いし、表側と裏側の位置関係は互い違いでなくてもよいし、それぞれの柵用板状材の幅やサイズや形状は違っても良い。
図19(a3)及び(a4)は、例えば、特許商品(特許第5495198号)である植栽容器のファスナーグリーン(登録商標)を吊設して緑花による柵の装飾をしている実施例であり、図19(a4)はその外観斜視図、図19(a3)は開閉柵板主材101の横断面図であり、ドットのハッチング部は植物の培養土1905を示している。また、植物を吊設するにあたり、図19(a5)の様に、平行連結柵板材1503を設けることにより、開閉柵板主材101のみの場合の様に、大きく開ける必要が無いので、吊設作業性が良い。また、図22のように、平行連結柵板材1503が影を作ることも可能となり、夏の日光が強過ぎる時の葉焼けや枯れ予防となる。
尚、柵用板状材が一列の場合の植物の装飾については、図22を参照のこととし、図19における本実施例の柵用板状材が2列の場合のメリットとしては、2列の柵用板状材の段差を利用して植栽容器202を設置している為、隙間103も広くなり、柵の目隠し度を維持しながら、より大きな植物、例えば、やや幹の太い花木系の植物でも、柵の間に装飾しやすい点があり、時を経て該花木が成長してより幹が太くなっても余裕があり、図22に示される柵用板状材が一列の場合よりも、植栽して柵を装飾できる植物の自由度が増す。また、開閉可能な開閉柵板主材101で裏側を開くことによって、植栽してかさばった植栽容器202を設置し易くなっている。特に図20に示される様に、目隠し度を高める為に、あるいは、裏側からも植栽容器202を見え難くする為に柵用板状材の幅を広くしたような場合においては、開閉柵板主材101を開くことにより該植栽容器202を設置することがより容易に可能となる。
図20においては、そのように、開閉柵板主材101の幅や配置が違うバリエーションの実施例を、図19と同様に示している。
尚、図22に示される実施例においても、花木等のやや太い植物を植栽する場合は、最初から隙間103を大きくとっておけばよく、そのあたりは目隠し度や裏側からの見映え等の必要性との兼ね合いで本実施例と比較して選択すればよい。
尚、本実施例においては、開閉柵板主材101が水平方向の主回動軸204であるが、該主回動軸204は、鉛直方向としても良いし、斜め方向としても良い。
図21は、柵状ユニット1100 及び2列ユニット1104に係る説明図であり、図21(a)は1以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材の内少なくとも1以上が開閉柵板主材101からなり、該開閉柵板主材101は、支持材102に主回動開閉構造(300)を介して取り付けられた柵状ユニット1100を構成し、該柵状ユニット1100の両端または片端に、ユニット連結部材1701あるいは杭部材が設けられ、該柵状ユニット1100を連結して設けることによって柵を形成することが可能である実施例であり、図21(b)は柵構造10が2列で構成されている2列ユニット1104の実施例である。図21(c)は、ユニット連結部材1701の実施例である。
図21(a)の実施例においては、連結された該柵状ユニット1100の連結部において、角度をつけて設置することによって、柵構造10を自立させることができる。
また、緑花等の装飾物201を装飾できるパーテーションにもでき、あるいは、裏に隠したい物品、例えば掃除用具等を置いた場合、各開閉柵板主材101を開閉することにより、どこからでも裏の物品を裏へ回り込まずに前から取り出すことができる。つまり、例えば裏の狭いスペースに多くの物品を置いていて、人が回り込むスペースが無くても、前から取り出せるので、スペースを有効活用でき、また、裏に置いた物品を取り出す労力も削減できる。特に、図21(a)に示される様に、2枚の開閉柵板主材101を開ければ、その幅以下の物品が取り出せ、更に幅の広い物品を取り出すにあたっては、それに合った開閉柵板主材101を開閉すればよい。また、平行連結柵板材1503が備えられた仕様にすることにより、背の低い物品は、下側だけ開閉することによって取り出すことが可能でもあるし、もう少し上側に平行回動軸146を配置すれば、より小さい開閉量で物品を取り出すことが可能となる。
内側から、図22に示されるような植栽容器202で植物を装飾した場合、外からは、裏側からも、殆ど植栽容器202が見えないような装飾ができる。この場合も、開閉できる柵用板状材を開けて給水もできるし、給水システムを設置しても良い。その為、緑化もできるパーテーションとしても有用である。例えば、緑花を置いただけのパーテーションだと向こう側が結構見えてしまい隣との遮蔽性が乏しく、柵だけだともう少し緑の潤いが欲しいというような場合の潤いのあるパーテーションとして有用であり、それは、図21(b)の実施例においても、同様である。
図21(b)の実施例においても、図21(a)の説明に示された同等の活用ができ、効果があり、図21(b)の場合は、2列ユニット1104により、更に四方から目隠しして、中にあるものを隠すことが可能である。2列ユニット1104は、前記記載の2つの柵構造10が、背面あるいは前面で相対して対を成し、設置された構成である。
また、該2列ユニット1104の場合は、図21(b)に示されるように連結して使用することも可能であるが、連結をしなくても自立することが可能であり、また、四方から内側が見え難い為、スペースの真ん中の方に設置しても、この中に収納したものが見えにくいパーテーションともなり、尚且つ、中にある物品の取り出しも、そのサイズに合わせた複数の開閉柵板主材101を開閉して取り出すことができるという優れた特徴を奏する。
また、内側から図22に示されるような植栽容器202で植物を装飾した場合も、周囲からはほぼ、植栽容器202が見えない状態で、柵面を自由に緑化等の装飾ができるという優れた使用もできる。
尚、図21(c)におけるユニット連結部材1701は、他に、篏合、面ファスナー、掛け金、紐結束等でも良く、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び構成の範囲内で変更することができるものである。
尚、該2列ユニット1104における囲われた構成の形状については、三角形でも四角形でも五角形でも更に多くの多角形でも、円形でも扇型にでも囲われた囲いユニットとしても良い。
図22について、図22(a)は本発明に係る柵構造10に装飾物201としても有用な植栽植物201Aが配置された状態図であり、図22(b)は装飾物201の挟み込み部の横断面の模式図である。
図22の実施例に示されるように、開閉柵板主材101は、回動開閉することによって装飾物201としての植物を隙間103に設置することができる。図22(b)においては、装飾物201を植物で装飾する例の側面からの支持材102の断面を含む模式図を示しており、装飾物201である植物は、開閉柵板主材101の後ろ側に吊り部203に吊設設置された植栽容器202に植栽されており、隙間103を通して装飾板状材101の表側に設置、装飾されており、該植物を設置する際においては、開閉柵板主材101を開けた状態で装飾物201を所定の位置に設置した状態で、開閉柵板主材101を閉じることによって、柵構造10を植栽容器202を目隠しをした状態で装飾することができる。開閉柵板主材101の裏側に隠れた状態で植栽容器202を設置できるので、あまり外観に関係なく、大きめのサイズの植栽容器202を設置することもでき、植物にとってはしっかり根を張るスペースが確保でき、根詰まりの心配も低減できる。
また、図22(c)の様に、平行連結柵板材1503の開閉によって、例えば植栽植物への日光の供給量を調整でき、日光による葉焼けを防止することができ、また、風当たりの調整も可能で、乾いた寒風による葉の水分の過剰な蒸散による枯死を防止することもできる為、特に吊設タイプの植栽容器202による育苗などにおいても、効果的である。
尚、図22(b)における植栽容器202は、特許商品(特許第5495198号)であるファスナーグリーン(登録商標)を実施例として記載している。
例えば、この本願発明者により筒状緑花ユニットとして該特許取得済み(特許第5495198号)のファスナーグリーン(登録商標)などの植栽容器202を活用して、壁の裏側から、板と板の隙間103に植栽植物201Aを配置し、該隙間103から様々な植物が出てくるような柵の装飾が可能であり、つまりは、植栽容器202本体は、柵の内側に配置し外からは見えなくして、緑花植物のみを柵の板と板の隙間103から挿通して出てくるような他には無いような植物の装飾が容易に可能である。その為、もし、植栽植物201Aが冬季などに枯死した場合でも、見映え悪く土の入った鉢だけ残っているという様子を、外から見られることを防ぐことができる。
また、残念ながら、これまではそうした緑化の装飾をする為には、まだ成長しきっていない段階から、枝を柵の隙間103に誘引等しなければならず、そうした植物の種類も限定されていた。本柵構造10によれば、地植えのある程度成長し、既に花などが咲き、葉も生い茂ったような枝でも、柵の内側から、出して見せたい任意の柵の隙間103部分から、開閉柵板主材101の開状態の開隙間103で容易に出すことができ、その後で閉状態にして、柵の見映えを良くすることができるという優れた効果を発揮する。これは、開閉柵板主材101が開閉可能であるという特徴の為に可能となる。また、装飾物201は、植物に限らず、様々な形態でもよい。
また、吊り部203に例えば、吊り棚を吊設することもでき、また、箒等を吊り下げることもでき、開閉によって表側から容易に取れる為、狭いスペースをより有効に活用した収納としても活用できる。
尚、一連の本図の実施例においては、主に係止の構成を、ボルト803で行っているが、該係止方法は、例えば、クランプ、篏合、磁石、面ファスナー、掛け金等が考えられ、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び構成の範囲内で変更することができるものである。
また、柵用板状材101の回動開閉方向も、右でも左でも上からでも下からでも良く、また、前面方向、背面方向でも良く、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向を限定しない。
尚、柵用板状材101の材質は、木や、アルミニウム、鉄等の金属、ポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂、生地、石、ガラス、カーボン等、また、枠体に生地を張ったような構成でもよく、本発明の範囲内でその種類を限定しない。また、支持材102の材質についても、同様に必要な強度を満足し、本発明の範囲内でその種類を限定しない。
また、図面において支持材102は、主に水平方向に2本であるが、2本以上でもよく、また方向についても、水平方向に限らず、斜め方向でも鉛直方向でも本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向を限定しない。
また、開閉柵板主材、平行連結柵板材、垂直連結柵板材について、幅は広い物と狭い物が混在しても良いし、長さについても違う長さで構成することも可能であり、また、形状についても、台形や3角形や平行四辺形、その他多角形で構成することも可能であり、また、板状でもでも格子状でも網状でも良く、多角筒または多角柱または楕円筒または楕円柱または円筒または円柱など、本発明の範囲内でその種類を限定しない。
本願発明に係る柵構造によれば、住宅の装飾、緑化における園芸器具、店頭でのディスプレイ器具、あるいは街の緑化用器具など、多様なニーズに応えられ、その適用範囲は個人的・家庭的な小規模なものから、大規模な店舗やビルの装飾までも活用することが可能であることから、市街地の緑化、景観の改善等、また、植物の育成、育苗においても、陽射しの強い夏季等においても、日陰を容易に作って日照量の調整が容易であり園芸、農業等も合わせて、産業上利用可能性は大きいと思量される。
10 柵構造
101 開閉柵板主材
102 支持材
103 隙間
104 並列連結部材
145 平行回動開閉構造
146 平行回動軸
201 装飾物
201B 装飾物B
202 植栽容器
203 吊り部
204 主回動軸
300 主回動開閉構造
401 凸条
501 異形形状部
801 曲折凸部重複部
802 固定柵板材
803 ボルト
804 ボルト穴
901 棚部
1001 垂直全回動軸
1002 包囲スペース
1100 柵状ユニット
1101 架台
1102 転換回動軸
1103 多角形部
1104 2列ユニット
1201 回動柵棚
1301 スライド移動可能部材
1302 照明装置
1401 突出傾斜軸
1402 同一面斜軸
1503 平行連結柵板材
1601 XY平面全回動軸
1701 ユニット連結部材
1901 開量ストッパー
1902 支柱
1903 回動着脱連結部材
1904 貫通穴
1905 培養土
2001 垂直連結柵板材
2002 垂直回動軸
2201 横仕切り板
2202 縦仕切り板
2301 前面板部
2302 側面板部
2501 重複裏止め材
2502 レール重複裏止め材

Claims (12)

  1. 少なくとも2以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設ける為の支持材(102)に略並列に取り付けられており該支持材(102)は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、2以上の柵用板状材は、支持材(102)に、回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造(300)を介して取り付けられることにより開閉柵板主材(101)を形成し、該開閉柵板主材(101)は、該主回動開閉構造(300)の主回動軸(204)を介して支持材(102)に設けられ、該主回動軸(204)は鉛直方向であって、
    該開閉柵板主材(101)は、単独で回動回転開閉可能で、該開閉柵板主材(101)には、主回動軸(204)と平行の回動開閉軸である回動開閉構造の平行回動開閉構造(145)を介して開閉柵板主材(101)に連結された板状材によって形成される柵用板状材である平行連結柵板材(1503)が設けられ、
    前記開閉柵板主材(101)及び平行連結柵板材(1503)において、複数の主回動開閉構造(300)及び平行回動開閉構造(145)で曲折することにより、複数の開閉柵板主材(101)及び平行連結柵板材(1503)によって囲われたスペースである複数の包囲スペース(1002)を構成することが可能で、
    前記開閉柵板主材(101)が、主回動軸(204)と略垂直方向の回動回転軸を成す回動回転軸の回動開閉構造である垂直回動開閉構造を介して設けられた柵用板状材である垂直連結柵板材(2001)を備えたことを特徴とする柵構造(10)。


  2. 少なくとも2以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設ける為の支持材(102)に略並列に取り付けられており該支持材(102)は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、2以上の柵用板状材は、支持材(102)に、回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造(300)を介して取り付けられることにより開閉柵板主材(101)を形成し、該開閉柵板主材(101)は、該主回動開閉構造(300)の主回動軸(204)を介して支持材(102)に設けられ、該主回動軸(204)は鉛直方向であって、
    該開閉柵板主材(101)は、単独で回動回転開閉可能で、該開閉柵板主材(101)には、主回動軸(204)と平行の回動開閉軸である回動開閉構造の平行回動開閉構造(145)を介して開閉柵板主材(101)に連結された板状材によって形成される柵用板状材である平行連結柵板材(1503)が設けられ、
    前記柵用板状材は、支持材(102)に該支持材(102)を挟むように、あるいは平行な主回動軸(204)、あるいは同一の主回動軸(204)で支持材(102)に2列に重複した重複可能構造にて設けられており、該支持材(102)は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、二以上の柵用板状材は、支持材(102)に、回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造(300)を介して取り付けられることにより開閉柵板主材(101)を形成し、該開閉柵板主材(101)は、単独で回動回転開閉可能で、
    前記開閉柵板主材(101)及び平行連結柵板材(1503)において、複数の主回動開閉構造(300)及び平行回動開閉構造(145)で曲折することにより、複数の開閉柵板主材(101)及び平行連結柵板材(1503)によって囲われたスペースである複数の包囲スペース(1002)を構成することができることを特徴とした請求項1に記載の柵構造(10)。
  3. 前記開閉柵板主材(101)において、開閉柵板主材(101)に備えられた、主回動軸(204)と平行の回動開閉軸である回動開閉構造の平行回動開閉構造(145)を介して開閉柵板主材(101)に連結された板状材によって形成される柵用板状材である平行連結柵板材(1503)が設けられ、平行連結柵板材(1503)に、主回動軸(204)と平行方向の平行回動開閉構造(145)にて連続して多数の更なる平行連結柵板材(1503)が連結されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の柵構造(10)。
  4. 前記略並列に設けられた任意の2以上の開閉柵板主材(101)あるいは、平行連結柵板材(1503)を互いに連結可能で、該連結された開閉柵板主材(101)あるいは、平行連結柵板材(1503)を連動して回動可能とする並列連結部材(104)を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の柵構造(10)。
  5. 前記平行連結柵板材(1503)において、1以上の着脱可能な平行連結柵板材(1503)である着脱式平行連結柵板材を連結して回動開閉できる回動着脱連結部材(1903)を介して連結部が着脱できることを特徴とした請求項1から請求項4のいずれかに記載の柵構造(10)。
  6. 前記垂直連結柵板材(2001)が、垂直回動軸にて回動することによって、棚である回動柵棚(1201)を構成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の柵構造(10)。
  7. 前記開閉柵板主材(101)において、開閉柵板主材(101)の主回動軸(204)が該主回動軸(204)自体を別方向に回動可能である転換回動軸(1102)を備え、開閉柵板主材(101)が、斜めと鉛直、水平回動のいずれか2以上の方向に回動可能であることを特徴とした請求項1から請求項6のいずれかに記載の柵構造(10)。
  8. 前記垂直連結柵板材(2001)は回動開閉動作の開状態にて、隣接あるいは他の開閉柵板主材(101)あるいは垂直連結柵板材(2001)あるいは平行連結柵板材(1503)と、一部が重なり合うことが可能であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の柵構造(10)。
  9. 前記柵構造(10)において、支持材(102)あるいは固定された柵用板状材である固定柵板材(802)を支持材(102)とし、該固定柵板材(802)に主回動開閉構造(300)を介して相対して設けられた2以上の開閉柵板主材(101)を備え、該複数の開閉柵板主材(101)及び平行連結柵板材(1503)あるいは固定柵板材(802)が、相互に2重以上にて重複可能である重複可能構造を備えたことを特徴とした請求項1から請求項8のいずれかに記載の柵構造(10)。
  10. 前記平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)において、該平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)が、平行連結柵板材(1503)の回動動作によって二重以上に重複可能である重複可能構造を備えたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の柵構造(10)。
  11. 前記平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)が、該平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)の重複可能構造における重複部において、重複した複数の平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)が互いに係止可能な相互係止構造を備えたことを特徴とする請求項2から請求項10のいずれかに記載の柵構造(10)。
  12. 2以上の前記平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)と、重複裏止め材(2501)である背面で該平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)と係止可能である支持材(102)あるいは固定柵板材(802)あるいは別の平行連結柵板材(1503)あるいは別の開閉柵板主材(101)が、重複する構成となっており、隣り合う該2以上の平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)を連結している平行回動開閉構造(145)あるいは主回動開閉構造(300)にて曲折することによって平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)が多角形部(1103)の辺の面を構成し、該多角形部(1103)の一辺を重複裏止め材(2501)で構成し、該平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)によって構成される多角形部(1103)を構成する辺の面に隣り合う1または2の平行連結柵板材(1503)あるいは開閉柵板主材(101)が重複裏止め材(2501)あるいは支持材(102)に係止されることによって構成される多角形部(1103)を1以上持つことが可能である構成であることを特徴とする請求項2から請求項11のいずれかに記載の柵構造(10)。
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