JP6318326B1 - 柵と棚構造 - Google Patents

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【課題】植物等その他多種多様な装飾物の装飾、日照量、風通し、目隠しの程度を自由に調整できる自由度の高い柵と自由度の高い棚の提供が求められていた。【解決手段】少なくとも3以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設置する為の支持材(102)に略並列に取り付けられており該支持材(102)は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、1以上の柵用板状材は、支持材(102)に回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造(300)を介して取り付けられることにより開閉柵板主材(101)を形成し、該開閉柵板主材(101)は、該主回動開閉構造(300)の回動または回転することにより開閉する主回動軸(204)方向と同方向の辺が最も長く該開閉柵板主材(101)は、単独で回動回転開閉可能であることを特徴とする、柵構造(10)【選択図】図1

Description

本発明は、柵使用目的の自由度を高めた柵の構造と棚の構造に関する。
従来、柵の役割としては、家等の目隠し、境界、侵入防止や土等の崩れ落ち防止といった役割が主な目的である。その他、特に家等の柵においては、より各戸の個性を出す為に柵としての装飾も様々で、柵自体のデザイン、形状、色、絵付けなどがある。あるいは、植物で飾る手段として、前面にハンギングバスケットを吊り下げたり、地植えの植物を植えたりといった方法が一般的である。
しかしながら、一度設置したデザインされた柵は、取り換えも難しく、コストもかかり、なかなか柵の模様替え、イメージチェンジというのは難しく、また、ハンギングバスケットを柵の外に吊るすことについては、道路側への出っ張りとなり、植物が枯れた時、見苦しい等の問題点や、柵の外への地植えについても、ある程度の場所、土のスペースが柵の外に必要であったり、鬱蒼と茂りすぎて邪魔、見苦しくなる、育ちすぎると暗くなるなどといった課題もあり、より、季節等によってもより自由度が高くイメージチェンジしやすい柵が求められている。
また、目隠しとしての柵の役割としても、一般に、連続した板状の柵は、目隠し効果は高いが、閉塞感が高かったり、鉄の棒状の柵は、逆に目隠し効果が低かったりもする。理想的には、季節や気分や、家の窓の前や、目の高さだけなど、部分部分に応じて、柵の目隠し効果を自由に調整できるような柵が求められている。
また、目隠しと同様に、柵の通気性についても、季節などによって自由に変えられることにより、冬は寒風を抑制し、夏は風の流れを良くする。それにより、季節に合わせた居住環境の改善や省エネに貢献できるような柵が求められている。
また、日照量について、柵に沿って植栽された植物にとっても、半日蔭に向いた植物や、直射日光が好きな植物、冬の強い寒風と梅雨や夏の風通しに合わせた調整が容易にできるような柵が求められている。
また、柵により遮断された目隠し効果や崩れ落ちの防止効果といった柵の本来の機能を持ちながら、柵の任意の場所において、柵の向こう側へのアクセスの良好性という相反する性質を兼ね備えた柵構造が求められている。
このような上記問題に鑑みて、従来技術として、例えば「柵の構造」が提案され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には、完全な目隠し性を確保することができるとともに、通風性も十分に確保することができる構造として、板部材が互いにハ字状となるように対称的に重設されている形態であり、前記問題の解決に至っていない。
また、別の従来技術として、例えば「木・金属製柱の開閉式フェンス」が提案され、公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には、いわゆる、固定式の平行クランク機構的な連動動作により目隠しの板材が連動して開閉する機構となっており、前記問題の解決に至っていない。
また、棚についても、棚に置きたい物品によって、例えば水が出るものに適した棚と、通常の木の棚をその時に応じて使い分けたい時に、簡単にその棚の材質等を交換できる機能を備えた棚と、柵の目隠しや通気性を自由に容易に変更できる機能を兼ね備えた柵が求められている。
また、順序に合わせて取り出したい物品を、その順序通りに省スペースで取り出せるような棚構造で、且つ、取り出したい物品が電気を使わず自動供給されるような棚も求められている。
そこで、本願発明者は、これらの問題を解決すべく、柵を構成する該柵用板状材の開閉機能により大きな自由度を持たせることの効果に着目をし、その自由度を活用することにより得られる様々な効果的な活用ができる点に着目し、本願による、「柵構造」及び共通の機能を活用した「棚構造」の提案に至ったものである。
特開2007−291673号 特開2007−224698号
これら従来技術にある柵は、自由度の高い柵の装飾、通気、日照量、目隠しの程度の部分毎の細かなより自由度の高い調整、また、それらを兼ね備えた育苗にも好適な棚の機能を兼ね備えた自由度の高い柵について記載されていない。
また、装飾などにおいて、見せたくない部分、例えば、植栽の鉢のみを効果的に、効率的に隠すことが困難である。
つまり、冬場等、枯れた植物の吊り鉢やハンギングバスケット等の容器だけが残っているのは、見映えが良くなく景観を損ねる。
本発明は上記問題点に鑑み、植物等その他多種多様な装飾物の装飾、日照量、風通し、目隠しの程度を自由に調整でき、育苗用としても応用できる自由度をもった柵の提供を図る。
本発明は、少なくとも3以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設置する為の支持材に略並列に取り付けられており該支持材は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、1以上の柵用板状材は、支持材に回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造を介して取り付けられることにより開閉柵板主材を形成し、該開閉柵板主材は、該主回動開閉構造の回動または回転することにより開閉する主回動軸方向と同方向の辺が最も長く該開閉柵板主材は、単独で回動回転開閉可能であることを特徴とする、柵構造である。
また、本発明において、主回動開閉構造が、蝶番であり、蝶番によって支持材に開閉可能に取り付けられている構成、あるいは、開閉柵板主材と支持材のいずれか一方に設けられたオス形状部と他方に設けられたメス形状部の嵌め合いによって該開閉柵板主材が該支持材に開閉可能に取り付けられている構成、あるいは、開閉柵板主材に備えられた貫通穴に支持材が挿通されることによって支持材に取り付けられており、該支持材が該開閉柵板主材において主回動軸となっている構成などの手段を採用することもでき、尚、本発明における主回動開閉構造については、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、本発明は、前記複数の柵用板状材及び開閉柵板主材が、斜め方向に設置される手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記開閉柵板主材の主回動軸が、水平方向に設置される手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記の開閉柵板主材の主回動軸が、鉛直方向に設置される手段を採用することもできる。
また、本発明は、複数の前記開閉柵板主材が、水平方向、斜め方向、垂直方向の少なくとも2方向を混合させて設置される手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記開閉柵板主材のうち、少なくとも1以上の開閉柵板主材の一部が回動開閉する窓を設けられた手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記柵用板状材及び開閉柵板主材において、該開閉柵板主材と隣合う柵用板状材あるいは開閉柵板主材の向かい合う辺の少なくとも一辺が直線ではない異形の形状をしていることにより、開閉柵板主材と隣り合い、向かい合う辺との距離が部分的に変化しているという手段を採用することができる。
また、本発明は前記柵構造において、支持材または開閉柵板主材に吊り部を備え、該吊り部に植栽植物を備えた手段を採用することもできる。
また、本発明は前記柵構造において、開閉柵板主材の回動開閉可能な辺が構成する隙間部から、前記植栽植物が、背面から前面に挿通可能であるという手段を採用することもできる。
また、本発明は開閉柵板主材において、棚または吊り棚が設置され、該棚または吊り棚は略水平方向に設置され、かつ、隣接する開閉柵板主材及び棚及び支持材と干渉しない形状、サイズの棚または吊り棚を設けられたという手段を採用することもできる。
また、本発明は1以上の柵用板状材及び開閉柵板主材または開閉柵板主材のみからなり、該開閉柵板主材は、支持材に主回動開閉構造を介して取り付けられたユニットを構成し、該ユニットを並べて設置することによって柵を形成するという手段を採用することもできる。
また、本発明は1以上の柵用板状材及び開閉柵板主材または開閉柵板主材のみからなり、開閉柵板主材は、支持材に主回動開閉構造を介して取り付けられた柵状ユニットを構成し、該柵状ユニットの両端または片端に、連結部材または杭部材またはその両方が設けられ、該柵状ユニットを連結して設置することによって柵を形成するという手段を採用することもできる。
また、本発明は前記開閉柵板主材における回動開閉時の主回動軸に対して略垂直を成す開閉柵板主材の軸垂直面に設置された嵌め合い部である柵用板状材側嵌合部が設けられ、この複数の開閉柵板主材の柵用板状材側嵌合部と対応する嵌め合い部である長尺材側篏合部を備えたことを特徴とする1以上の連結長尺材が、任意の開閉柵板主材の柵用板状材側嵌合部に長尺材側篏合部を嵌め合わせて設置可能で、回動開閉可能であるという手段を採用することもできる。
また、本発明は前記開閉柵板主材における開閉柵板主材において、前記主回動開閉構造の主回動軸と平行の回動開閉構造である平行回動開閉構造を介して連結された柵用板状材を平行連結柵板材とし、該主回動開閉構造の主回動軸に対して略垂直を成す該開閉柵板主材の軸垂直面または平行回動開閉構造の回動開閉軸に設けられた柵用板状材側嵌合部と、平行連結柵板材の回動開閉軸の軸垂直面に設けられた嵌め合い部である、平行柵板側篏合部とが設けられ、この複数の開閉柵板主材の柵用板状材側嵌合部に対応する長尺材側篏合部を備えた連結長尺材と複数の平行連結柵板材の平行柵板側篏合部に対応する長尺材側篏合部を備えた連結長尺材が、柵用板状材及び平行連結柵板材の平行柵板側篏合部に嵌め合わせて設置され、回動開閉可能であるという手段を採用することもできる。
また、本発明は2つの柵構造が、背面あるいは前面で相対して対を成し、設置されている2列ユニットを構成するという手段を採用することもでき、また、該2列ユニットが、連結できるという手段を採用することもできる。
また、本発明は前記開閉柵板主材において、支持材に取り付けられた主回動開閉構造の主回動軸が水平方向で開閉柵板主材が回動または回転開閉し、該主回動軸に沿って主回動軸から、開閉柵板主材が略90度または180度の角度にて該主回動軸を回転軸とした風車状に、2から4方向に設けられているという手段を採用することもできる。
また、本発明は支持材に取り付けられた主回動開閉構造の主回動軸を回転軸として2から4方向に設けられたそれぞれの開閉柵板主材が、それぞれ、2種類以上の別の材質、あるいは形状、あるいは色にて構成されているという手段を採用することもできる。
また、本発明は前記開閉柵板主材において、支持材に取り付けられた主回動開閉構造の主回動軸が水平方向で開閉柵板主材が回動または回転して開閉し、該主回動軸に沿って該主回動軸から、該主回動軸を回転軸とした風車状に複数方向に設けられており、該複数方向の開閉柵板主材の回動開閉の円周に沿って、略下半分以上の円周部を包覆した一部または上部が切り欠きを備えた形状の略円筒を備えているという手段を採用することもでき、また、該開閉柵板主材において、支持材に取り付けられた主回動開閉構造の主回動軸が斜めであるという手段を採用することもできる。
本発明に係る柵構造と棚構造によれば、柵と棚使用の目的の自由度を高めることができる。
本発明に係る柵構造に植物が配置された状態図。 本発明に係る柵構造の全体斜視図。 本発明に係る柵構造の斜め設置例の斜視図。 本発明に係る柵構造の横設置例の斜視図。 本発明に係る柵構造の横設置と斜設置の混合設置例の斜視図。 本発明に係る回動開閉構造が蝶番である実施例説明図。 本発明に係る回動開閉構造がオスメス嵌め合いである実施例説明図。 本発明に係る部分開きの実施例説明図。 本発明に係る異形柵用板状材の実施例説明図。 本発明に係る柵構造が相対して対を成して設置の実施例説明図。 本発明に係る柵状ユニットの柵用板状材が一枚の実施例説明図。 本発明に係る柵状ユニットの柵用板状材が二枚の実施例説明図。 本発明に係る柵状ユニットの連結仕様の実施例説明図。 本発明に係る柵構造が選択的に連動し開閉度調整可能な実施例説明図。 本発明に係る柵構造が選択的に連動し開閉度調整可能の実施例説明図。 本発明に係る連結した柵用板状材が連動し開閉度調整可能の実施例説明図。 本発明に係る柵用板状材に棚が設置された実施例説明図。 本発明に係る柵用板状材が風車状に4方向に設置された実施例説明図。 本発明に係る柵用板状材が風車状に3方向に設置された実施例説明図。 本発明に係る柵用板状材が風車状に2方向に設置された実施例説明図。 本発明に係る柵用板状材が風車状に8方向に設置された実施例説明図。 本発明に係る風車状設置の柵用板状材の主回動開閉構造が斜めである実施例説明図。 本発明に係る基本柵構造の、バリエーションの実施例説明図。
本発明である柵構造10は、柵を構成する一枚一枚それぞれの開閉柵板主材101自体に個別に独立した回動開閉機能を有し、独立した回動開閉機能部を持った該開閉柵板主材101のそれぞれの部分において、開量も自由で、植物等の装飾、日照量、風通し、目隠しの程度を自由に調整可能とするものである。
本発明である柵構造10は、該柵構造10を装飾するにあたっては、それぞれの開閉柵板主材101が回動開閉可能構成とされていることによって創出される隙間103の開閉あるいは、開閉柵板主材101の回動、回転移動により、装飾から棚構造への応用、実用性の課題改善を実現させることを最大の特徴とする。
例えば、該柵構造10を構成する開閉柵板主材101間の隙間103から、該隙間103よりも大きなサイズの部分をもった装飾物201を柵の外側に挿出して装飾できるようにすることを可能となる様に、回動開閉可能な開閉柵板主材101は、支持材102に回動開閉構造によって、それぞれの開閉柵板主材101が回動開閉可能構成とされていることはその大きな特徴の一つである。尚、支持材102は、図面には示していないが、鉛直方向でも、斜め方向に設置しても良いし、支柱と兼ねても良い。
以下、実施例を図面に基づいて説明する。尚、本実施例で示される柵構造10の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図1は本発明の代表的な実施例を示す代表図面であり、図1(a)は本発明に係る柵構造10に装飾物201としても有用な植栽植物201Aが配置された状態図であり、図1(b)は装飾物201の挟み込み部の横断面の模式図である。
図1に示されるように、開閉柵板主材101は、回動開閉することによって装飾物201を設置することができる。図1(b)においては、装飾物201を植物で装飾する例の側面からの支持材102の断面を含む模式図を示しており、装飾物201である植物は、開閉柵板主材101の後ろ側に吊り部203に吊設設置された植栽容器202に植栽されており、隙間103を通して装飾板状材101の表側に設置、装飾されており、該植物を設置する際においては、開閉柵板主材101を開けた状態で装飾物201を所定の位置に設置した状態で、開閉柵板主材101を閉じることによって、柵構造10を植栽容器202を目隠しをした状態で装飾することができる。開閉柵板主材101の裏側に隠れた状態で植栽容器を設置できるので、あまり外観に関係なく、大きめのサイズの植栽容器202を設置することもでき、植物にとってはしっかり根を張るスペースが確保でき、根詰まりの心配も低減できる。開閉柵板主材の開閉によって、例えば植栽植物への日光の供給量を調整でき、日光による葉焼けを防止することができ、また、風当たりの調整も可能で、乾いた寒風による葉の水分の過剰な蒸散による枯死を防止することもできる為、特に吊設タイプの植栽容器202による育苗などにおいても、効果的である。
尚、図1(b)における植栽容器202は、特許商品(特許第5495198号)であるファスナーグリーン(登録商標)を実施例として記載している。
例えば、本願発明者により筒状緑花ユニットとして該特許取得済み(特許第5495198号)のファスナーグリーン(登録商標)などの植栽容器を活用して、壁の裏側から、板と板の隙間103に植栽植物201Aを配置し、該隙間103から様々な植物が出てくるような柵の装飾が可能であり、つまりは、植栽容器202本体は、柵の内側に配置し外からは見えなくして、緑花植物のみを柵の板と板の隙間103から挿通して出てくるような他には無いような植物の装飾が容易に可能である。その為、もし、植栽植物201Aが冬季などに枯死した場合でも、見映え悪く土の入った鉢だけ残っているという様子を、外から見られることを防ぐことができる。
また、残念ながら、これまではそうした緑化の装飾をする為には、まだ成長しきっていない段階から、枝を柵の隙間103に誘引等しなければならず、そうした植物の種類も限定されていた。本柵構造10によれば、地植えのある程度成長し、既に花などが咲き、葉も生い茂ったような枝でも、柵の内側から、出して見せたい任意の柵の隙間103部分から、開閉柵板主材101の開状態の開隙間103Bで容易に出すことができ、その後で閉状態にして、柵の見映えを良くすることができるという優れた効果を発揮する。これは、開閉柵板主材が開閉可能であるという特徴がある為に可能となる。
また、装飾物201は、植物に限らず、様々な形態が考えられる。
また、吊り部203に例えば、吊り棚を吊設することもでき、また、箒等を吊り下げることもでき、開閉によって表側から容易に取れる為、狭いスペースをより有効に活用した収納としても活用できる。
図2は本発明に係る柵構造10の全体斜視図であり、図2は、本発明の基本構成に係る全体斜視図を示し、この柵構造の柵用板状材が略垂直方向に取り付けられた実施例である。
図2に示すように、柵構造10は、少なくとも3以上の開閉柵板主材101をもち、該開閉柵板主材101のうち少なくとも1以上の開閉柵板主材101は支持材102に回動開閉構造によって取り付けられている。この、開閉柵板主材101の設置方向は、図2に示される鉛直方向、図3に示される斜め方向、図4に示される横方向などが考えられる。
開閉柵板主材101が鉛直方向の実施例である図2の場合の効果については、目隠しや通気性を高めたい左右方向のエリアにおいて、任意に調整することができ、全閉部104は完全に開閉柵板主材101を閉じた状態で、高い目隠し性を確保したいような時などに効果的な状態、半開部105は、開閉柵板主材101を半開にした状態で、ある程度の目隠し効果と通気性を確保したいような時などに効果的な状態、全開部106は、開閉柵板主材101を全開にした状態で、開放的、通気性、日照などを高めたい時などに効果的な形態を示している。
つまり、柵の部分によって開閉量を変えることが可能な為、例えば、部屋の窓の部分の柵は外から見えないように閉じて、庭の部分は開放的に開けて、夏は風通し良く開けて、冬は、北風を抑制する為に閉じて、半日蔭を好む植物の柵部は閉じて、など、TPOに応じて、柵の部分によって開閉量を調整することが可能である。
図3は、本発明にかかる柵構造10の柵用板状材が斜め方向に設置された構成図であり、開閉柵板主材101が斜め方向に設置された実施例である。図3の場合の効果については、意匠性の違いと合わせて、目隠しや通気性を高めたい左右方向のエリアにおいて任意に調整できるとともに、開閉柵板主材101が自重で自然と閉じる形態とすることが可能であるため、開き止めの構造を取らなくても、例えば、風などで意図せずに開閉柵板主材101が開いたままになることを抑制できるという効果がある。
図4は本発明にかかる柵構造10の柵用板状材が横方向に設置された実施例の構成図であり、本実施例である図4の場合の効果については、開き止め構造を取らなくても、風などで意図せずに開閉柵板主材101が開くことを抑制できるとともに、上下方向で目隠ししたい高さが変わる場合などに効果的な形態を示している。
例えば、図4の実施例に示すように、足元部は半開にして通気性を確保して植物などに良い環境としながら、人の目の高さは、目隠しをしたい場合などである。
図5は本発明にかかる柵構造10の柵用板状材が鉛直方向の鉛直柵構造部105と横方向の横柵構造部104が混合して設置された構成図であり、開閉柵板主材101が斜め方向、横方向、鉛直方向のいずれかを組み合わせて設置された実施例である図5の場合の効果については、それぞれの柵用板状材の設置方向の効果に合わせて、それぞれを合わせて設置した施工例で、上側に横方向の柵構造10を設置することで、目の高さの目隠しを、下側に鉛直方向の柵構造10を設置することによって、植栽した植物に合わせて適切は日照量や通気性を確保できるようにした例である。
それにより、それぞれの方向に設置した場合の効果を最大限に活用できる柵構造10とすることができる。
図5(a)の様に完全に上下で回動方向の違う柵構造10としても良いし、用途に応じて、図5(b1)、の様回動方向の組み合わせのパターンをデザインしても良い。尚、図5(b2)は、図5(b1)の開閉柵板主材101の開状態を示している。
開閉柵板主材101開量については、図には示していないが、つっかえ棒や開けたところで止まる蝶番301を使用することで調節することもできる。また、開閉柵板主材101の回動開閉方向も、右でも左でも良く、また、前面方向、背面方向でも良く、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向を限定しない。尚、開閉柵板主材101の材質は、木や、アルミニウム、鉄等の金属、ポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂、生地、石、ガラス、カーボン等、本発明の範囲内でその種類を限定しない。また、支持材102の材質についても、同様に必要な強度を満足する材質において、その種類を限定しない。
また、図面において支持材102は、水平方向には2本であるが、2本以上でもよく、また方向についても、水平方向に限らず、斜め方向でも鉛直方向でも本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその方向と数と形状を限定しない。
また、開閉柵板主材101について、幅は広い物と狭い物が混在しても良いし、長さについても違う長さで構成することも可能であり、また、形状についても、台形や3角形や平行四辺形、その他多角形で構成することも可能であり、また、板状でもでも格子状でも網状でも良く、その種類を限定しない。
図6は、本発明にかかる柵構造10の回動開閉構造の実施例を示しており、柵構造10の回動開閉構造が蝶番301の場合の実施例を示した状態図、図7は柵構造10の回動開閉構造がオス形状部とメス形状部の嵌め合いによる実施例を示した状態図であり、図7(b)は、図7(a)に示される柵構造10の分解図である。
図6については、蝶番301にて開閉柵板主材101を回動開閉できる構造を示しており、開閉柵板主材101は、支持材102に蝶番301を介して取り付けられている状態図である。尚、この蝶番301は、開けたところで停止するような開量を調整できる蝶番301を採用しても良い。
図7については、開閉柵板主材101と支持材102のオス形状部302とメス形状部303の嵌め合わせによって回動開閉構造が構成されている。本実施例においては、開閉柵板主材101に設置されたオス形状部302を支持材102に設置されたメス形状部303に嵌め合わせることによって、回動開閉できる仕様を示している。
尚、開閉柵板主材101の嵌め合い部は、図面では端部であるが、真ん中の方で嵌め合いをさせても良い。この場合、開閉柵板主材101は、360°回転させるような仕様とすることもできる。
尚、該オス形状部302は、代わりに棒材をメス形状部に差し込むような仕様でも可能である。
また、オス形状部とメス形状部の設置形状部は逆でも良い。
また、目隠し材101の回動開閉構造については、この他にも、電動力を使用する開閉構造等であってもよく、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
図8については、開閉柵板主材101が部分的に回動開閉できる構造である副回動開閉構造(402)を備えた窓開閉材401を備えている実施例の状態図となっており、図8(b)は、図8(a)の実施例において、物品装飾物201Bをセットした状態図となっている。尚、物品装飾物201Bは図9(d)に示すように、該物品装飾物201Bの前部と後部が大きくてどちらからも挿入し難いようのものでも、柵用板状材の回動開閉によって設置できる様、尚且つ、設置後でも物品装飾物201Bの前部、後部の大きさにより、抜け落ち難くなっている。
該回動開閉の方向については、本実施例においては副回動開閉構造(402)の回動開閉軸が鉛直方向で右側だが、水平方向でも斜め方向でも、上側、下側、右側、左側のどの方向に開閉可能に設置しても良いし、前側、後ろ側のどの方向に開閉可能にしても良い。
図9は、柵用板状材が異形形状である実施例の状態図であり、回動開閉可能な開閉柵板主材101又は、それと隣り合う柵用板状材が異形の形状となっていることにより、より嵌合部サイズの大きな装飾物201を挟み込むことができる構成となっている。
開閉柵板主材101が柵用板状材または隣り合う開閉柵板主材101の向かい合う辺部が、物品装飾物201B等を挟み込むことを可能とするような直線とは異形の形状をしており、両辺が異形の両辺異形部501、回動開閉する辺が異形の回動開閉辺側異形部502と、非回動開閉の辺が異形の非回動開閉辺側異形部503を示しており、図9(a)は開閉柵板主材101が全閉じの状態図、図9(b)は、開閉柵板主材101が回動開閉している状態図、図9(c)は、各異形形状部に、各種物品装飾物201Bが設置されている実施例を示している。
両辺異形部501は隣り合う開閉柵板主材101の向かい合う辺部の両辺で前記異形形状をしていることにより装飾物201を挟み込むことを可能とする例を示しており、回動開閉辺側異形部502は、前記向かい合う2辺のうち、回動開閉する辺が異形となっている例、非回動開閉辺側異形部503は、前記向かい合う2辺のうち、回動開閉しない辺が異形となっている例を示している。
開閉柵板主材101を開閉することによって、該異形の形状部に、装飾物201を挟み込むことが可能となり、特に、例えば該装飾物201の形状が、端部において大きくなっているような装飾物201において、通常の穴に差し込んで装飾するには、安定しないような装飾物201において、効果を発揮する。尚、該異形の形状部に装飾物201等を設置しない場合においては、該異形部を同等形状の板材等で塞いでも良いし、その板材を回動開閉しても良い。
図9(d)は、装飾物例の物品装飾物201Bの設置前の形状を示している。
尚、開閉柵板主材101の回動開閉方向について、図面には示してはいないが、左方向、下方向への回動開閉方向と合わせて、右方向、上方向への回動開閉方向も可能である。
また、開閉柵板主材101の幅は、広いもの、狭いもの、或いは、それぞれが混在していても良い。
また、図9における異形形状501はそれぞれ凹形状であるが、凸形状とすることによりスリット部103に吊り下げ部を創出でき、隣り合う目隠し部材101との近接した距離により、吊り下げた紐等が外れにくい構造となっている。
図10は、開閉柵板主材と支持材とで構成される柵が、相対して略並列に設置される構成である図10(a)と(b)、その一組の構成を2列ユニット1001として、その2列ユニット1001が連結した実施例の斜視図である図10(c)、一列のユニットが連結した実施例の斜視図である図10(d)である。
図10(a1)においては、四方面を本発明における柵で囲んだ仕様において、開閉柵板主材101が開状態、図10(a2)では同仕様で開閉柵板主材101が閉状態を示している。また、図10(b1)、(b2)は二方面を本発明における柵で囲んだ仕様において、それぞれ、開閉柵板主材101が、開と閉の状態を示している。また、図10(c1)、(c2)、(c3)は2列ユニット1001の連結した実施例の斜視図であり、図10(c1)は開閉柵板主材101が全閉じ状態、図10(c2)、(c3)はそれぞれ全開状態の斜め上からと斜め下からの斜視図である。
本仕様によれば、該囲われたエリアに柵で外から目隠しをしながら物品を置きながらも、任意の場所の開閉柵板主材101を開けて必要な物品を取り出すことができる。
また、内側から、図5に示されるような植栽容器202で植物を装飾した場合、外からは、裏側からも、殆ど植栽容器202が見えないような装飾ができる。この場合も、開閉できる柵用板状材を開けて給水もできるし、給水システムを設置しても良い。その為、緑化もできるパーテーションとしても有用である。例えば、緑花を置いただけのパーテーションだと向こう側が結構見えてしまい隣との遮蔽性が乏しく、柵だけだともう少し緑の潤いが欲しいというような場合のパーテーションとして有用である。
また、図10(d1)、(d2)、(d3)は、柵状ユニット1100の連結した実施例の斜視図であり、図10(d1)は開閉柵板主材101が全閉じ状態、図10(d2)、(d3)はそれぞれ全開状態の斜め上からと斜め下からの斜視図である。
本仕様によれば、柵状ユニット1100の連結部において、角度をつけて設置することによって、柵構造10を自立させることができ、目隠ししたい部分と程度を自由に調整できる。また、緑花等の装飾物を装飾できるパーテーションにもでき、あるいは、裏に隠したい物品、例えば掃除用具等を置きながら、各開閉柵板主材101を開閉することにより、どこからでも裏の物品を裏へ回り込まずに前から取り出すことができる。つまり、例えば裏の狭いスペースにに多くの物品を置いていて、人が回り込むスペースが無くても、前から取り出せるので、スペースを有効活用できる。
図11については、1の回動開閉可能な開閉柵板主材101と支持材102で一つの柵状ユニットを構成される仕様例である。本実施例においては、支持材102が、土に刺して使用する仕様の杭部材133となっており、該柵状ユニット1100を連続して設置することにより、希望のサイズ、形状の本発明における柵を構成することができる。杭部材133により、地面が土等の場合、自立が容易となる。
図12については、2の回動開閉可能な開閉柵板主材101と支持材102で一つの柵状ユニット1100を構成される仕様の実施例で、支持材102と一体型の杭部材133により、地面が土等の場合、自立が容易となる。
図13については、2の回動開閉可能な開閉柵板主材101と支持材102で一つの柵状ユニット1100を構成される仕様の実施例で、連結構造を備えている。本仕様例においては、連結部材130を構成する連結オス部材131と連結メス部材132を嵌合させることによって、柵が連結される仕様の実施例である。
該連結部材130は、この他にも、例えば、双方の連結メス部材132に棒を入れるような構造も可能であるし、双方の連結オス部材131を、パイプ状の連結部材に挿入して結合するような方法、紐状態のもので結束するような方法、また、着脱可能あるいは着脱不可能タイプも考えられ、本発明の目的の範囲内で、その連結部材130は変更可能である。
該構成によれば、図面13(c1)から(c5)の使用例にある様に、本発明における柵の取り回しの形状が自由であり、且つ、接続部において一定の角度をつけることによって、柵の倒れ防止効果もある。また、必要に応じて、杭等で倒れ防止を施しても良い。
図14は、任意の開閉柵板主材を連動して回動開閉する実施例の斜視図であり、開閉柵板主材101の回動開閉時の回転軸に対して略垂直を成す柵用板状材の軸垂直面141に、柵用板状材側嵌合部144が設けられ、連結長尺材142に設けられた長尺材側嵌合部143と嵌め合いさせることにより、任意の開閉柵板主材101を連動させて可動させることができる例を示している。尚、本実施例においては、柵用板状材側嵌合部144をオス形状、長尺材側嵌合部143をメス形状の実施例となっている。
図14(a)は、1系統の連結長尺材142で連動して可動させる例を示しており、図14(b)は、2系統の連結長尺材142で連動して可動させることができる例を示しており、2系統のそれぞれを動作させる連結長尺材142はそれぞれ、第一系統を第一の連結長尺材142‐1、第二系統を第二の連結長尺材142‐2で動作させることができる。
例えば、これら2系統の連結長尺材142において、第一系統には、30度の開量で設定したい任意の開閉柵板主材101を接続し、第二系統には、90度の開量で設定したい任意の開閉柵板主材101を接続すればよく、そのそれぞれの開量は、それぞれの連結長尺材142で連動して調整することができる。また、連結長尺材142で連結しているので、1か所の開閉柵板主材101を一定の開量で固定すれば、他の連結された開閉柵板主材101も同様の角度で固定させることができる。
本実施例においては、2系統で開閉柵板主材101の連動した開閉を実施しているが、3系統以上で実施することも可能である。
長尺材側嵌合部143の形状は、本実施例では切り欠き形状をしているが、穴形状でも良いし、柵用板状材側嵌合部144との嵌め合いができる形状であれば、その方式は問わず、容易に着脱でき、且つ、勝手には脱落し難い形態が望ましい。柵用板状材側嵌合部144について、例えば、図14(d-1)のオス形状から、図14(d-2)に示すように可動して凹むことができる仕様にしても良いし、図14(d-3)に示すように、棒状で着脱できるようにしても良い。また、逆に、凹形状など、本発明の要旨に沿う範囲内で、嵌合形状は様々な様態が考えられる。また、連結長尺材142は、長さの調整ができるようにしても良い。また、その長さ調節の構造としては、振り出し竿構造や連結構造、関節折り曲げ構造等、本発明の要旨に沿う範囲内で、様々な様態が考えられる。
図15は、任意の開閉柵板主材を連動して回動開閉する連結長尺材142が、一本で2パターンの開閉量設定ができる実施例の斜視図である。
本仕様の実施例においては、図15(c)に示される実施例の様に、幅があり、その幅に合わせて長尺材側嵌合部143が2列に設けられることによって、図15(a)及び(b)に示される様に、1の連結長尺材142B で、2パターンの開閉角度で開閉柵板主材101の連動した開閉が可能となる構造である。
また、更に1の連結長尺材142Bにおいて多数列の長尺材側嵌合部143を設けることによって、更に多くのパターンで開閉角度を連動して設定可能となる。
図16は、任意の開閉柵板主材と平行連結柵板材をそれぞれ連動して回動開閉する実施例の斜視図である。
図16については、図14における開閉柵板主材101が、主回動開閉構造300の主回動軸と平行の回動開閉構造である平行回動開閉構造145を介して連結された柵用板状材である平行連結柵板材1503を備えており、開閉柵板主材101を連結して回動開閉可能な連結長尺材が、主回動開閉構造300の主回動軸204に対して略垂直を成す該開閉柵板主材の軸垂直面141または平行回動開閉構造145の回動開閉軸に設けられた柵用板状材側嵌合部144に、長尺材側篏合部143を嵌め合わせて設置されることによって、開閉柵板主材101が連動して回動開閉可能となっており、また、平行連結柵板材1503においても同様に、平行連結柵板材1503の回動開閉軸の軸垂直面141に設けられた嵌め合い部である、平行柵板側篏合部146に連結長尺材142の長尺材側篏合部143が嵌め合わせて設置されることによって平行連結柵板材1503が連動して回動開閉可能となっている。
これにより、開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503の開閉角度をそれぞれ連動して調整自由となる。
つまり、図16(a)に示される様に、任意の開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503において、任意の角度を連動させて設定することによって、目隠し度を高めながら、通気も確保することも可能であるし、図16(b)示される様に、開閉柵板主材101と平行連結柵板材1503に角度を付けない設定にもできるし、また、任意の平行連結柵板材1503を畳んでしまって、見通しや採光を重視するような設定とすることもできる。
また、図14同様に、連動する系統数は、更に多数系統の設定が可能である。
また、平行連結柵板材1503に設置される連結長尺材142は、平行連結柵板材1503の回動開閉軸と平行の平行連結柵板材1503の辺にて設置も可能である。
尚、図14から図16における142−1から142‐4及び142Bは、連結長尺材142であって、連動する系統違いであることを示している。
図17については、棚台161が開閉柵板主材101に設置されている仕様の実施例となる。
該棚台161は、背面又は前面のみに設置でも良いし、背面及び前面に設置しても良い。
また、該棚は、吊り下げ式の棚の設置でも良い。
棚台161の仕様は、木、金属、樹脂、また、網状等が考えられ、本発明の趣旨の範囲内で様々な仕様が考えられる。
図17(a)の様に、棚台161は縁のついた棚台でも良いし、板状でも良い。その他、網状でも良いし、棚台161の据え付け方法は、接着、ネジ、L字金具等での係止、あるいは、吊り棚を吊設してもよく、その方法は、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
図17(b)は図17(a)の一部開状態を示している。
図17(c)は図17(a)の棚台161の形状違いの例を示しており、図17(d)は表側と裏側と両側に棚台161が設置されている実施例である。
また、棚台161の形状は、隣接する棚台161、開閉柵板主材101、支持材102と、開閉柵板主材101の回動範囲において、干渉して回動動作を妨げない形状が望ましい。
本仕様によれば、図17(e)に示されるように、例えば植物の育苗においても、日照量の調節が可能である為、強すぎる日光によって植物が枯死したり、葉焼けしたりするのを防ぐことができる。例えば、日光が強すぎる場合は、開閉柵板主材101で陰になる様に回して使用すればよい。そして、平面だけではなく、3次元的に置くことができるので、場所を効率的に使える。
また、装飾としても、様々なバリエーションの装飾物201を、出したり、隠したり、替えたりが容易にできる。
開閉柵板主材101の回動開閉軸が鉛直方向でない場合は、必要に応じて常に棚が水平を保てる様、吊り棚を用いても良い。
図18は、主回動軸を中心に風車状に柵板主材が4枚設けられた実施例の斜視図である。
支持材102に取り付けられた主回動開閉構造300の主回動軸204が水平方向で開閉柵板主材101が回動開閉し、該主回動軸204に沿って主回動軸204から、開閉柵板主材101が略90度の角度にて該主回動軸204を回転軸とした風車状に、4方向に設けられている。
図18(a1)が、その実施例の斜視図を示しており、図18(a2)は、その4方向に設けられた開閉柵板主材101の斜視部分断面図であり、該開閉柵板主材101が回動開閉する。
図18(b1)は、図18(a1)における一組の開閉柵板主材B101Bと開閉柵板主材D101Dが網上の材質で構成されている実施例を示している。
図18(b2)は、図18(b1)の開閉柵板主材101が、90°回動開閉した実施例である。
これにより、目隠し部分が、板状から網状に容易に切り替えることが可能であり、完全な目隠し状態から、向こう側が見通せて、開放感のある柵に容易に変更することが可能である。また同時に、図18(b1)では網状の棚であったものが、板状の棚に変更できることができる。つまり、例えば、植木鉢等の水を使うようなもので、網状の棚の方が適している場合と、普通の棚として使いたい場合によって、棚部を切り替えるという使い方もできる。
網状の部分を鉛直方向の目隠し部として使用する場合、棚の向こう側が見通せることにより開放感を高めるとともに、採光もでき、また、物を吊り下げることも可能となり、状況に応じて、自由度の高い棚構造となり、また、目隠し機能を重視して使用する場合は、自由度の高い柵構造となる。
図19については、図18の開閉柵板主材101が3枚構成の実施例であり、図19(a1)において、開閉柵板主材F101Fが網状の材質で構成されており、開閉柵板主材E101Eと開閉柵板主材G101Gが板状の材質で構成されており、下2段は網状の開閉柵板主材101が目隠し部に、上2段は板状の開閉柵板主材101が目隠し部にて回動し、固定されている状態を示している。
図19(a2)は、図19(a1)の背面側からの斜視図となっており、背面側は、目隠しだけにもできるし、網の目隠しと棚付きにすることもできる。
図20については、図19の開閉柵板主材101が2枚構成の実施例であり、図20(a1)において、表側が前面目隠し状態となっている。
図20(b1)において、開閉柵板主材H101Hと開閉柵板主材I101Iをそれぞれ回動して切り替えることにより、それぞれ、目隠しにもなるし、棚にもなる。
図18から図20の実施例において、それぞれ、開閉柵板主材101の材質を変えることが可能で、本実施例の様に、板材と網材の他に、透過性、あるいは半透過性のガラス材や樹脂材等を使用してもよく、また、開閉柵板主材101を付け替えられるようにしても良く、その方法は、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
図21は、主回動軸を中心に風車状に柵板主材が8枚設けられ、略下半分以上の円周部を一部または上部が切り欠きを備えた略円筒で包覆した実施例の斜視図である。
図21については、支持材102に取り付けられた開閉柵板主材101が、主回動軸204を回転軸とした風車状に複数方向に設けられており、図21(b)は、図21の実施例における回動または回転動作が可能の、該開閉柵板主材101の横断面を表す、切断部端面図である。
図21の実施例における、図21(b)において、該開閉柵板主材101は開閉柵板主材J101Jから開閉柵板主材Q101Qで構成されており、開閉柵板主材J101Jと開閉柵板主材K101Kに囲われることによって形成される収納空間が収納空間A2001Aであり、開閉柵板主材J101Jから開閉柵板主材Q101Qにて順に囲われることによって、収納空間A2001Aから収納空間H2001Hまでが形成されている。
該開閉柵板主材101は、図21(c)の斜視部分断面図に示す様に、開閉柵板主材101の回動開閉の円周に沿って、略下半分以上の円周部を包覆した一部または上部が切り欠きを備えた形状の略円筒である切欠円筒2002を備えており、該開閉柵板主材101は、該切欠円筒2002内を、回動または回転する構成となっている。
これによって、例えば、工場等の工具入れとして、収納空間A2001Aにドライバー類、収納空間B2001Bにレンチ類、収納空間C2001Cにレンチ類、収納空間C2001Cに金尺類など、分類、整理して収納可能となる。該構成は、工具箱等の収納箱としても応用可能である。
図22は、図21の主回動軸が、斜めに設置された実施例の斜視図である。
図22の実施例においては、図21の実施例の構成の、支持材102に取り付けられた主回動軸204の回転軸が斜めであり、更に、切欠円筒2002の切欠き部のセンター付近は包覆されている実施例である。
本実施例においては、例えば、工場等での組み立て工程での組み立て部品の供給で、斜め設置の上部切欠き部から各収納空間に、該開閉柵板主材101の回転に合わせて、順に取り出せる様、必要な部品を入れておき、下部切欠き部から、使用する部品を回転させながら取り出すことができ、傾斜によって部品が自動で供給されてくる。
これによって、一つの場所から複数の部品を取り出すことができるので、作業動作の効率化を図れ、取り出す部品の順番間違いの軽減も図ることができる。
更に、該棚構造を複数段設置することにより、あるいは、右からも傾斜させたものも設置することにより、更に多くの部品を、移動するロスを出すことなく取り出すことができる。
また、その場合、部品供給がよりスムースに行われる為に、振動させても良いし、傾斜角度を調整しても良いし、また、部品がある程度減ると通知されるように、センサーを付けても良いし、また、切欠き円筒2002の下側に、適切なサイズの穴を設けて、中に入ったゴミ等が排出できるようにしても良いし、また、切欠き部に、蓋をつけて開閉できるようにしても良い。
図23は、本発明に係る基本柵構造の、その他バリエーションの実施例の斜視図である。
本発明に係るこれらの柵構造10、棚構造によれば、それぞれの柵用板状材の開閉量調整ができることにより、自由な柵の緑化、柵の立体的な装飾、目隠し、通気調整、可変の棚構造への応用ができるなど、より、広範な利用目的に対応できるという従来技術には無い、優れた効果を発揮するものである。
本願発明に係る柵構造10によれば、住宅の装飾、緑化における園芸器具、店頭でのディスプレイ器具、或いは街の緑化用器具など、多様なニーズに応えられ、その適用範囲は個人的・家庭的な小規模なものから、大規模な店舗やビルの装飾までも活用することが可能であることから、市街地の緑化、景観の改善等、また、植物の育成、育苗においても、陽射しの強い夏季等においても、日陰を容易に作って日照量の調整が容易であり園芸、農業等も合わせて、産業上利用可能性は大きいと思量される。
10 柵構造
101 開閉柵板主材
102 支持材
103 隙間
103B 開隙間
104 横柵構造部
105 鉛直柵構造部
130 連結部材
131 連結オス部材
132 連結メス部材
133 杭部材
141 軸垂直面
143 長尺材側嵌合部
144 柵用板状材側嵌合部
145 平行回動開閉構造
146 平行柵板側篏合部
161 棚台
201 装飾物
201A 植栽植物
201B 物品装飾物
202 植栽容器
203 吊り部
204 主回動軸
300 主回動開閉構造
301 蝶番
302 オス形状部
303 メス形状部
401 窓開閉材
402 副回動開閉構造
501 両辺異形部
502 回動開閉辺側異形部
503 非回動開閉辺側異形部
1001 2列ユニット
1100 柵状ユニット
1503 平行連結柵板材
2002 切欠円筒

Claims (9)

  1. 少なくとも3以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設置する為の支持材(102)に略並列に取り付けられており、該支持材(102)は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、1以上の柵用板状材は、支持材(102)に回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造(300)を介して取り付けられることにより開閉柵板主材(101)を形成し、該開閉柵板主材(101)は、該主回動開閉構造(300)の回動または回転することにより開閉する主回動軸(204)方向と同方向の辺が最も長く、該開閉柵板主材(101)は、単独で回動回転開閉可能で、前記複数の柵用板状材及び開閉柵板主材(101)が、斜め方向に設置されたことを特徴とする、柵構造(10)。
  2. 少なくとも3以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設置する為の支持材(102)に略並列に取り付けられており、該支持材(102)は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、以上の柵用板状材は、支持材(102)に回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造(300)を介して取り付けられることにより開閉柵板主材(101)を形成し、該開閉柵板主材(101)は、該主回動開閉構造(300)の回動または回転することにより開閉する主回動軸(204)方向と同方向の辺が最も長く、該開閉柵板主材(101)は、単独で回動回転開閉可能で、前記複数の柵用板状材及び開閉柵板主材(101)が、斜め方向に設置されたことを特徴とする、柵構造(10)。
  3. 少なくとも3以上の柵用板状材からなり、該柵用板状材は、それぞれ、柵用板状材を設置する為の支持材(102)に略並列に取り付けられており、該支持材(102)は該柵用板状材の位置を保持する機能を有し、該柵用板状材のうち、以上の柵用板状材は、支持材(102)に回動または回転することにより開閉が可能な回動開閉構造である主回動開閉構造(300)を介して取り付けられることにより開閉柵板主材(101)を形成し、該開閉柵板主材(101)は、該主回動開閉構造(300)の回動または回転することにより開閉する主回動軸(204)方向と同方向の辺が最も長く、該開閉柵板主材(101)は、単独で回動回転開閉可能で、前記複数の柵用板状材及び開閉柵板主材(101)が、斜め方向に設置されたことを特徴とする、柵構造(10)。
  4. 前記柵用板状材及び開閉柵板主材(101)が、斜め方向の開閉柵板主材(101)と合わせて、水平方向または垂直方向の少なくとも2方向を混合させて設置されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の柵構造(10)。
  5. 前記開閉柵板主材(101)のうち、少なくとも1以上の開閉柵板主材(101)の一部が分割されて部分開部を形成し、該部分開部が、該開閉柵板主材(101)を支持材(102)として回動開閉する副回動開閉構造(402)によって取り付けられた窓開閉材(401)を設けられたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の柵構造(10)
  6. 前記柵用板状材及び開閉柵板主材(101)において、該開閉柵板主材(101)と隣合う柵用板状材あるいは開閉柵板主材(101)の向かい合う辺の少なくとも一辺が直線ではない異形の形状をしていることにより、開閉柵板主材(101)と隣り合い、向かい合う辺との距離が部分的に変化していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の柵構造(10)
  7. 前記開閉柵板主材(101)または支持材(102)に、吊り棚が設けられたことを特徴とした請求項1から請求項6のいずれかに記載の柵構造(10)
  8. 前記開閉柵板主材(101)または支持材(102)に、棚が設けられたことを特徴とした請求項1から請求項6のいずれかに記載の柵構造(10)
  9. 請求項1から請求項のいずれかに記載の2つの柵構造(10)が、背面あるいは前面で相対して対を成し、設置された2列ユニット(1001)を構成していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の柵構造(10)
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犬用ゲート カールソン オートロックゲートLサイズ, JPN6017047736, JP *

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