JP6446294B2 - ダブルメカニカルシール - Google Patents

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本発明はダブルメカニカルシールに関する。さらに詳しくは、各種産業用ポンプ、撹拌機、コンプレッサ、ブロワ等の被軸封機器のうち、例えば環境上の理由により機内側の流体を外部に漏出させたくない場合等に好適に用いることができるダブルメカニカルシールに関する。
回転環のシール面と静止環のシール面とを接触させてシールするメカニカルシールが、各種産業用ポンプ、撹拌機、コンプレッサ、ブロワ等の種々の被軸封機器における回転軸とケーシングとの間をシールするために採用されている。
メカニカルシールが適用される被軸封機器のうち、例えば遠心ポンプ等のポンプでは外部に漏出させたくない液体(可燃性の液体等)を扱うことがある。かかる場合に、ポンプの回転軸に設けられた回転環の両側面をシール面とする、いわゆるダブルメカニカルシールが用いられている(例えば、特許文献1参照)。このダブルメカニカルシールでは、前記回転環外方の閉鎖空間に機内側の液体よりも高圧の封液を供給し、機内側の液体が外部に漏出するのを防止している。
国際公開第2014/030423号公報
ダブルメカニカルシールでは、例えば図5に示されるように、被軸封機器の回転軸51に設けられた回転環52の軸方向一方側の側面が機内側のシール面52aとされ、軸方向他方側の側面が機外側のシール面52bとされている。そして、回転環52を挟んで軸方向に一対の静止環53,54が配設されており、機内側の静止環(第1静止環)53のシール面53aが前記回転環52の機内側のシール面52aと摺接し、機外側の静止環(第2静止環)54のシール面54aが前記回転環52の機外側のシール面52bと摺接することで、それぞれ機内側のシール部(第1シール部)及び機外側のシール部(第2シール部)を構成している。そして、回転環52の外方の閉鎖空間Cに供給孔55を開して封液Sが供給される。
ところで、ダブルメカニカルシールでは、回転環のシール面と静止環のシール面とが摺接する速度は、第1シール部と第2シール部とで同じであるが、当該第1シール部と第2シール部とで圧力及び/又は温度が大きく異なる場合がある。すなわち、機内側の流体の圧力をPとすると封液Sの圧力は、これよりも高いP+αに設定されている。このため、機内側の第1シール部に作用する差圧はP+α−P=αであるが、機外側の第2シール部に作用する差圧は、P+α−0(大気)=P+αとなり、機内側液体の圧力Pが大きい場合には、両シール部の差圧の差も大きくなる。
また、機内側の液体の温度が高温である場合には、第1シール部の温度は第2シール部の温度よりも高くなる。逆に、機内側の液体の温度が大気よりも低い場合には、第1シール部の温度は第2シール部の温度よりも低くなる。
シール部に作用する差圧が大きい場合、シール性を確保するためには、当該差圧に応じてシール部の接触圧も大きくする必要がある。したがって、機内側液体の圧力Pが大きい場合、機外側の第2シール部の差圧も大きくなるので当該第2シール部の接触圧を第1シール部の接触圧よりも大きくする必要がある。その結果、第2シール部のシール面で発生する摩擦熱が、第1シール部のシール面で発生する摩擦熱よりも大きくなり、回転環のうち、機外側部分の温度が機内側部分の温度よりも高くなる。そして、特に機内側の液体の温度が大気温度よりも低い状態で、このような回転環の温度差が生じると、当該回転環の両シール面で熱膨張差が生じる虞がある。熱膨張差が生じると、回転環に熱歪が生じ、その結果、回転環のシール面と静止環のシール面との平行性を保つことができなくなり、シール性が低下するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ダブルメカニカルシールにおける回転環の両シール面で熱膨張差が生じ、当該熱膨張差に起因してシール性が低下するのを防止又は抑制することができるダブルメカニカルシールを提供することを目的としている。
(1)本発明のダブルメカニカルシールは、被軸封機器の回転軸に設けられ、軸方向一方側の第1シール面及び軸方向他方側の第2シール面を有する回転環と、
前記被軸封機器のケーシングに設けられ、前記第1シール面と対向するシール面を有する第1静止環と、
前記被軸封機器のケーシングに設けられ、前記第2シール面と対向するシール面を有する第2静止環と、
前記第1静止環を回転環側に押す第1弾性部材と、
前記第2静止環を回転環側に押す第2弾性部材と
を備えた、ダブルメカニカルシールであって、
前記回転環はSiCの焼結体又は超硬合金で作製されており、
前記第1シール面及び第2シール面にダイヤモンド膜が形成されており、且つ、
前記回転環の外周面及び内周面の少なくとも一方に前記第1シール面及び第2シール面に形成されたダイヤモンド膜と連続するダイヤモンド膜が形成されている。
本発明のダブルメカニカルシールでは、回転環の第1シール面及び第2シール面にダイヤモンド膜が形成されるとともに、当該回転環の外周面及び内周面の少なくとも一方に前記第1シール面及び第2シール面に形成されたダイヤモンド膜と連続するダイヤモンド膜が形成されている。ダイヤモンド膜は1000〜2000W/m・kという大きな熱伝導率を有している。このため、回転環の一方のシール面の温度が他方のシール面の温度よりも高くなる状況においても、当該回転環の両シール面と、外周面及び/又は内周面とに形成された高熱伝導率のダイヤモンド膜を介して、温度が高い方の回転環部分の熱を温度が低い方の回転環部分に伝えることができる。これにより、回転環の機内側部分の温度と機外側部分の温度との均一化ないし均熱化を図ることができる。その結果、回転環の両シール面で温度差が生じて当該両シール面で熱膨張差が生じるのを防止又は抑制することができる。これにより、回転環のシール面と静止環のシール面との平行性を保ち、シール性を維持することができる。
(2)前記(1)のダブルメカニカルシールにおいて、前記ダイヤモンド膜の熱伝導率を1000〜2000W/m・kとすることができる。
本発明のダブルメカニカルシールによれば、ダブルメカニカルシールにおける回転環の両シール面で熱膨張差が生じ、当該熱膨張差に起因してシール性が低下するのを防止又は抑制することができる。
本発明のダブルメカニカルシールの一実施形態の縦断面説明図である。 図1に示されるダブルメカニカルシールの要部拡大説明図である。 図1に示されるダブルメカニカルシールの変形例の要部拡大説明図である。 図1に示されるダブルメカニカルシールの他の変形例の要部拡大説明図である。 従来のダブルメカニカルシールの一例の縦断面説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明のダブルメカニカルシールの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るダブルメカニカルシールMの縦断面説明図であり、図2は、図1に示されるダブルメカニカルシールMの要部拡大説明図である。なお、図1〜2及び後出する図3〜4においては、分かりやすくするために、ダイヤモンド膜の膜厚を誇張して描いている。
本実施形態に係るダブルメカニカルシールMは、各種産業用ポンプ、特に環境上の理由等により機内側の流体を外部に漏出させたくないポンプ等の被軸封機器に好適に用いることができ、当該被軸封機器のケーシング1と、このケーシング1に挿入される回転軸2との間に配設されている。ダブルメカニカルシールMは、回転軸2に設けられる回転環3と、ケーシング1に設けられる第1静止環4及び第2静止環5と、第1静止環4を回転環3側に押す第1弾性部材である第1金属ベローズ6と、第2静止環5を回転環3側に押す第2弾性部材である第2金属ベローズ7とを備えている。
シールケース8は、いずれも略環状である基部8a、中央部8b及び先端部8cの3つの部分から構成されている。これら3つの部分は、いずれも例えばステンレス等で作製されており、ボルト9によりケーシング1に固定されている。基部8aと中央部8bとの間、及び、中央部8bと先端部8cとの間には、それぞれガスケット10,11が配設されている。また、ケーシング1と基部8aとの間にもガスケット12が配設されている。シールケース8の中央部8bには、回転環3外方の閉鎖空間Cに封液を供給するための供給孔30が形成されている。
シールケース8の基部8aには、ボルト13によって円筒形状の第1アウターホルダ14が固定されており、この第1アウターホルダ14の内縁部に環状の第1インナーホルダ15が嵌合されている。シールケース8の基部8aと第1アウターホルダ14との間にはガスケット16が配設されている。
一方、シールケース8の先端部8cには、ボルト17によって円筒形状の第2アウターホルダ18が固定されており、この第2アウターホルダ18の内縁部に環状の第2インナーホルダ19が嵌合されている。シールケース8の先端部8cと第2アウターホルダ18との間にはガスケット20が配設されている。
回転環3は、回転軸2の小径部2aの機内側(図1において左側)の端部にOリング21を介して外嵌されている。回転環3の機内側の側面と,回転軸2の大径部2bと小径部2aの境界の端面2cとの間には膨張黒鉛からなるガスケット22が配設されている。回転軸2の小径部2aの周面にはピン23が突設されており、このピン23は、回転環3の内周部に形成された凹所24と係合している。かかるピン23により、回転環3と回転軸2との相対回転が規制されている。回転環3の外周面にはチタン等の金属で作製された環状のストッパ25が嵌められている。このストッパ25によって、万一回転環3にクラックが発生したとしても当該回転環3が破損して外方に飛散するのが防止される。
回転環3は2つのシール面、すなわち軸方向一方側の第1シール面3a及び軸方向他方側の第2シール面3bを有している。機内側の第1シール面3aは、第1静止環4のシール面4aと対向しており、第1シール面3aとシール面4aとの相対回転摺接作用により当該相対回転摺接部分の内周側領域である被密封流体領域Aと、その外周側の閉鎖空間Cに前記供給孔30から供給された封液Sとを遮断している。一方、機外側の第2シール面3bは、第2静止環5のシール面5aと対向しており、第2シール面3bとシール面5aとの相対回転摺接作用により当該相対回転摺接部分の内周側領域である非密封流体領域Bと、その外周側の閉鎖空間Cに前記供給孔30から供給された封液Sとを遮断している。
回転環3はSiCの焼結体で作製されており、この焼結体は、例えばSiCの常温焼結又は反応焼結により得ることができる。また、回転環3は超硬合金(WC)で作製してもよい。
第1静止環4は、シール面4aを有する先端部4bと、第1リテーナ26に保持される本体部4cとからなる環状体である。同様に、第2静止環5は、シール面5aを有する先端部5bと、第2リテーナ27に保持される本体部5cとからなる環状体である。
第1金属ベローズ6は、第1リテーナ26と第1インナーホルダ15との間に配設されている。第1金属ベローズ6の一端は第1インナーホルダ15の機外側端面15aに固定されており、他端は第1リテーナ26の機内側端面26aに固定されている。また、第2金属ベローズ7は、第2リテーナ27と第2インナーホルダ19との間に配設されている。第2金属ベローズ7の一端は第2インナーホルダ19の機内側端面19aに固定されており、他端は第2リテーナ27の機外側端面27aに固定されている。
第1金属ベローズ6は、第1静止環4を回転環3側に押す弾性部材としての機能とともに、被密封流体領域Aと封液Sとをシールする機能を有している。一方、第2金属ベローズ7は、第2静止環5を回転環3側に押す弾性部材としての機能とともに、非密封流体領域Bと封液Sとをシールする機能を有している。両金属ベローズ6,7は、例えばステンレス、チタン、ニッケル合金等の金属で作製することができる。封液Sと、被密封流体領域A又は非密封流体領域BとをシールするためにOリングを用いることも可能であるが、金属ベローズの場合、かかるOリングが侵される虞がある高温又は極低温の条件下でもシールすることができるという利点がある。また、金属ベローズは、Oリングが侵される虞がある化学薬品等の流体を扱う場合にも適用可能である。
本実施形態では、回転環3の第1シール面3a、第2シール面3b及び外周面3cに互いに連続するようにダイヤモンド膜d1、d2、d3がそれぞれ形成されている。ダイヤモンド膜は1000〜2000W/m・kという大きな熱伝導率を有している。例えば、機内側領域に存在する流体の圧力Pが高いと、機外側のシール部に作用する差圧が機内側のシール部に作用する差圧より大きくなるため、当該機外側のシール部の接触圧を機内側のシール部の接触圧よりも大きくする必要がある。その結果、回転環3の機外側のシール面である第2シール面3bで発生する摩擦熱が第1シール面3aのそれよりも大きくなり、両シール面で熱膨張差が生じることが考えられる。これに対し、本実施形態では、ダイヤモンド膜を形成することで、第2シール面3bで発生した摩擦熱を速やかに回転環3の外周面3cに形成されたダイヤモンド膜d3を経由して第1シール面3aに伝えることができ、回転環3の機内側部分の温度と機外側部分の温度との均一化ないし均熱化を図ることができる。その結果、回転環3の両シール面3a,3bで温度差が生じて当該両シール面3a,3bで熱膨張差が生じるのを防止又は抑制することができる。これにより、回転環3のシール面と静止環4,5のシール面との平行性を保ち、シール性を維持することができる。
ダイヤモンド膜は、例えばマイクロ波CVD法、熱フィラメントCVD法等の一般的な製造技術を用いて作製することができる。また、ダイヤモンド膜の厚さは、本発明において特に限定されるものではないが、通常、3〜20μm、好ましくは3〜10μmである。回転環3のシール面で発生した摩擦熱が当該回転環3の母材であるSiC焼結体に移動する前に外周面3cのダイヤモンド膜d3に移動させるという観点からは、3μm以上の厚さであることが望ましい。また、ダイヤモンド膜が厚くなる程膜の表面粗度も大きくなり、精密な機械部品であるメカニカルシールのシール面として使用するのが困難になるのに加えてダイヤモンド膜の残留応力を極力小さくするという観点からは、10μm以下であることが望ましい。
ダイヤモンド膜d1とダイヤモンド膜d2、d3とは同じ厚さであってもよいが、互いに異なる厚さであってもよい。回転環3のシール面で発生した摩擦熱を速やかに外周面3cのダイヤモンド膜d3に移動させるという観点からは、外周面3cのダイヤモンド膜d3の膜厚がシール面のダイヤモンド膜d1、d2の膜厚以上であることが望ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
図3は、図1〜2に示されるダブルメカニカルシールMの変形例の要部拡大説明図である。この変形例は、回転環3の外周面3cに代えて、当該回転環3の、凹所24の表面も含めて内周面3dにダイヤモンド膜d4が形成されている点が前記ダブルメカニカルシールMと異なっている。したがって、ダブルメカニカルシールMと共通する構成要素には同一の参照符号を付し、簡単のため、それらについての説明は省略する。
この変形例では、回転環3の第1シール面3a、第2シール面3b及び内周面3dに互いに連続するようにダイヤモンド膜d1、d2、d4がそれぞれ形成されている。この変形例においても、第2シール面3bで発生する摩擦熱が第1シール面3aで発生する摩擦熱よりもかなり多くなるような場合でも、ダイヤモンド膜を形成することで、第2シール面3bで発生した摩擦熱を速やかに回転環3の内周面3dに形成されたダイヤモンド膜d4を経由して第1シール面3aに伝えることができ、回転環3の機内側部分の温度と機外側部分の温度との均一化ないし均熱化を図ることができる。その結果、回転環3の両シール面3a,3bで温度差が生じて当該両シール面3a,3bで熱膨張差が生じるのを防止又は抑制することができる。これにより、回転環3のシール面と静止環のシール面との平行性を保ち、シール性を維持することができる。
図4は、図1〜2に示されるダブルメカニカルシールMの変形例の要部拡大説明図である。この変形例は、回転環3の全体、すなわち当該回転環3の両シール面3a、3b、外周面3c及び内周面3dにダイヤモンド膜d1、d2、d3、d4が形成されている点が前記ダブルメカニカルシールMと異なっている。したがって、ダブルメカニカルシールMと共通する構成要素には同一の参照符号を付し、簡単のため、それらについての説明は省略する。
この変形例では、回転環3の第1シール面3a、第2シール面3b、外周面3c及び内周面3dに互いに連続するようにダイヤモンド膜d1、d2、d3、d4がそれぞれ形成されている。この変形例においても、第2シール面3bで発生する摩擦熱が第1シール面3aで発生する摩擦熱よりもかなり多くなるような場合でも、ダイヤモンド膜を形成することで、第2シール面3bで発生した摩擦熱を速やかに回転環3の外周面3cに形成されたダイヤモンド膜d3及び内周面3dに形成されたダイヤモンド膜d4を経由して第1シール面3aに伝えることができ、回転環3の機内側部分の温度と機外側部分の温度との均一化ないし均熱化を図ることができる。その結果、回転環3の両シール面3a,3bで温度差が生じて当該両シール面3a,3bで熱膨張差が生じるのを防止又は抑制することができる。これにより、回転環3のシール面と静止環のシール面との平行性を保ち、シール性を維持することができる。
なお、本発明のメカニカルシールは前述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において種々の変更が可能である。
1 :ケーシング
2 :回転軸
2a:小径部
2b:大径部
2c:端面
3 :回転環
3a:第1シール面
3b:第2シール面
4 :第1静止環
4a:シール面
4b:先端部
4c:本体部
5 :第2静止環
5a:シール面
5b:先端部
5c:本体部
6 :第1金属ベローズ
7 :第2金属ベローズ
8 :シールケース
8a:基部
8b:中央部
8c:先端部
9 :ボルト
10 :ガスケット
11 :ガスケット
12 :ガスケット
13 :ボルト
14 :第1アウターホルダ
15 :第1インナーホルダ
15a:機外側端面
16 :ガスケット
17 :ボルト
18 :第2アウターホルダ
19 :第2インナーホルダ
19a:機内側端面
20 :ガスケット
21 :Oリング
22 :ガスケット
23 :ピン
24 :凹所
25 :ストッパ
26 :第1リテーナ
26a:機内側端面
27 :第2リテーナ
27a:機外側端面
30 :供給孔
C :閉鎖空間
M :ダブルメカニカルシール
S :封液
d1:ダイヤモンド膜
d2:ダイヤモンド膜
d3:ダイヤモンド膜
d4:ダイヤモンド膜









Claims (2)

  1. 被軸封機器の回転軸に設けられ、軸方向一方側の第1シール面及び軸方向他方側の第2シール面を有する回転環と、
    前記被軸封機器のケーシングに設けられ、前記第1シール面と対向するシール面を有する第1静止環と、
    前記被軸封機器のケーシングに設けられ、前記第2シール面と対向するシール面を有する第2静止環と、
    前記第1静止環を回転環側に押す第1弾性部材と、
    前記第2静止環を回転環側に押す第2弾性部材と
    を備えた、ダブルメカニカルシールであって、
    前記回転環はSiCの焼結体又は超硬合金で作製されており、
    前記第1シール面及び第2シール面にダイヤモンド膜が形成されており、且つ、
    前記回転環の外周面及び内周面の少なくとも一方に前記第1シール面及び第2シール面に形成されたダイヤモンド膜と連続しており、温度が高い方の回転環部分の熱を温度が低い方の回転環部分に伝えるダイヤモンド膜が形成されている、ダブルメカニカルシール。
  2. 前記ダイヤモンド膜の熱伝導率が1000〜2000W/m・kである、請求項1に記載のダブルメカニカルシール。
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