JP6444100B2 - 液体分析計及び液体分析システム - Google Patents

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Description

本発明は、センサが分析対象液中に浸された状態で、当該分析対象液を分析する液体分析計に関するものである。
例えば、下水の水質検査においては分析対象液である排水中に含まれるアンモニウムイオンの量を測定するために液体分析計の一種であるアンモニア計が用いられている(特許文献1参照)。
このアンモニア計は、ロッド状のアンモニアセンサを概略筒状の収容体内に収容するとともに、前記収容体の先端部の基準面に形成された露出孔から前記アンモニアセンサのセンサ面を前記収容体外へ露出させるように構成されている。また、前記アンモニア計は、排水中において前記基準面が鉛直下向きとなるように浸された状態で、アンモニウムイオンの測定が行われる。
ところで、前記アンモニアセンサのセンサ面が前記露出孔内にあると、排水等の分析対象液に含まれる気泡が前記露出孔内に貯まって、気泡により前記センサ面と分析対象液がうまく接触できず、測定値に異常が表れる場合がある。
特開2004−249200号公報
本発明は上述したような問題を解決することを意図してなされたものであり、分析対象液中の気泡によってセンサ面と分析対象液との接触が妨げられ、測定に悪影響が出るのを防ぐことができる液体分析計を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の液体分析計は、少なくとも先端部が分析対象液中に浸された状態で当該分析対象液の分析が行われる液体分析計であって、軸方向に延びるセンサボディと、前記センサボディの先端面に接着される応答膜と、前記応答膜の外側面である、又は、当該応答膜の外側面よりも外側に形成される面であるセンサ面と、を具備するセンサと、前記センサボディが差し込まれて、前記センサを内部に収容する収容体と、を備え、前記収容体が、前記センサ面を当該収容体の外部に露出させるための露出孔が開口する基準面を先端部に具備し、前記センサ面が、平面状又は前記センサの先端側に突出した凸状に形成されており、前記センサ面が、前記基準面と略同一面をなす、又は、前記基準面よりも先端側へ突出するように構成されていることを特徴とする。
このようなものであれば、前記センサ面は前記基準面と略同一平面をなす、又は、前記基準面よりも先端側へ突出し、前記センサ面は前記露出孔の外に出ているので、従来のように分析対象液中の気泡が前記露出孔内に貯まって前記センサ面と分析対象液との接触が阻害されることがない。
また、前記センサボディの先端面に前記応答膜が接着されており、前記保護膜により形成されるセンサ面の形状を平面状又は前記センサの先端側に突出した凸状に形成されているので、前記センサ面を前記露出孔から外側へ容易に出すことができる。さらに、センサ面は平面状又は前記センサの先端側に突出した凸状に形成されているので、センサ面自体で分析対象液中の気泡が溜まってしまうのを防ぐことができる。
これらのことから、分析対象液中の気泡により前記センサで測定される値に異常値が表れるのを好適に防げるようになる。
従来におけるアンモニアセンサ等のイオンセンサの応答膜によって形成されるセンサ面は、基端側へと凹んだ凹面状に意図せず形成されていた。このような凹面状のセンサ面が形成されてしまう理由は従来のイオンセンサの構造及び製造工程に問題があることを本願発明者らは鋭意検討の結果見出した。すなわち、従来のイオンセンサではセンサボディの先端部に形成された凹部に溶媒で溶かされた応答膜の材料を充填し、溶媒を蒸発させて応答膜及びセンサ面を形成している。このため凹部壁面と応答膜との間の表面張力によって応答膜の中央部よりも壁面と接触する周辺部の厚みが自然と大きくなってしまい、結果としてセンサ面が凹面状になってしまっている。
このような問題を解決し、前記センサ面を平面状又は前記センサの先端側へ突出した凸状に容易に形成できるようにするとともに、前記応答膜に浮遊物、微生物等の異物が直接接触して応答膜に傷が付くことを防ぎ前記センサの寿命を長くできるようにするには、前記センサが、前記応答膜の外側面を覆うように設けられ、前記センサ面を形成する保護膜をさらに備えたものであればよい。
前記応答膜を前記ボディの先端面に接着することにより、前記応答膜の周辺部の厚みが自然と小さくなり、相対的に前記応答膜の中央部の厚みを大きくして、センサ面を凸面上に形成できるようにするには、前記センサボディが、内部液が収容される中空部と、前記センサボディの先端面に形成され前記中空部と連通する開口と、前記開口の周囲に形成され、前記応答膜を前記先端面に接着するための接着剤が充填される溝と、をさらに具備し、前記応答膜の中心部が前記開口を塞ぎ、当該応答膜の周辺部が前記溝を塞ぐように配置されていればよい。このようなものであれば、前記応答膜の周辺部は接着剤の作用により前記センサボディと溶け合うのでその厚みが自然と小さくなる。また、前記溝に接着剤が充填されるので、前記応答膜の中央部には接着剤は作用せず、当初の厚みが略保たれることになるので、前記応答膜の外側面は略凸面上になり、その外側に形成される前記保護膜によって容易に凸面状のセンサ面を形成できる。
前記液体分析計の前記基準面が例えば水底と直接接触して、前記基準面よりも先端側に突出している前記センサ面に傷が付き故障が発生するのを防ぐとともに、前記センサ面に対して気泡が貯まるのも好適に防げるように前記センサ面を基準面から突出させるには、前記基準面から先端側へ突出するガード部材をさらに備え、前記センサ面が、前記基準面と前記ガード部材の先端との間で前記基準面よりも先端側へ突出するように構成されていればよい。
前記液体分析計において例えば複数種類のイオンを測定して、各イオンの干渉影響を補正して目的のイオンについて正確な測定が行えるようにするとともに、液体分析計の組立性も良くするには、前記収容体が、複数の前記センサが差し込まれる本体と、複数の前記センサを一括して前記本体へと押圧する押圧機構をさらに備えたものであればよい。
前記センサ面に付着した汚れを超音波振動により落とす液体分析システムにおいて、超音波振動により前記センサの共振の腹が前記応答膜近傍になり、前記応答膜に損傷が発生する可能性をなくすには、前記センサボディの軸方向に対して交差する方向から超音波振動を前記センサ面に対して照射するように配置された超音波洗浄機構と、を備えた液体分析システムであればよい。このようなものであれば、センサボディの軸方向に沿って超音波振動を発生させた場合と比較して、センサボディの軸方向に進行する粗密波の成分を無くす、又は、小さくでき、前記応答膜近傍で共振による大きな振動が発生するのを防ぐことができる。
前記液体分析計から出力される信号に基づいて、所望の様々な測定値を表示できるようにして分析対象液の監視をやりやすくするための具体的な実施の態様としては、前記液体分析計を支持する液体分析計支持部と、前記液体分析計から出力される信号に基づいて、測定値を算出する演算部と、前記演算部で算出された測定値を表示する表示部と、をさらに備えたものが挙げられる。
このように本発明の液体分析計によれば、前記センサ面が前記収容体の基準面と略同一面をなす、又は、前記基準面よりも突出するように構成されているので、前記センサ面は前記露出孔の外側に配置でき、露出孔内に気泡が貯まることにより測定が止まってしまうのを防ぐことができる。また、このように前記基準面から前記センサ面を突出させられるのは、前記センサボディの先端面に対して前記応答膜が接着され、当該応答膜の外側に前記保護膜を形成することで、前記センサ面を平面状又は凸面状に形成できるからである。さらに、このセンサ面は凹面ではないので、センサ面自体で気泡が貯まるのも防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る液体分析システムを示す模式図。 同実施形態における液体分析計の外観を示す模式的斜視図。 同実施形態における液体分析計の模式的分解斜視図。 同実施形態におけるA−A線断面図。 同実施形態におけるセンサの先端部の構造を示す模式図。 同実施形態における洗浄機構の配置を示す模式図。
本発明の一実施形態について図1乃至図6を参照しながら説明する。
本実施形態の液体分析システム200は、下水処理工程におけるアンモニアイオン濃度を測定するためのものであり、液体分析装置であるアンモニア計100と、前記アンモニア計100のセンサ面SP1、SP2、SP3に付着した汚れを落とすための洗浄機構101と、を備えたものである。より具体的には図1に示すように前記アンモニア計100は、微生物によりアンモニア態窒素の処理が行われる曝気槽AEにおいて処理中の排水を分析対象液Lとしている。より具体的には、前記液体分析システム200は、前記分析対象液L内に前記アンモニア計100の先端部が浸るように前記アンモニア計100を曝気槽AEの外部から支持する液体分析計支持部STと、前記アンモニア計から出力される信号に基づいて、アンモニア濃度やその他の測定値を算出する演算部CLと、前記演算部CLで算出された測定値を表示する表示部Mと、をさらに備えている。
前記アンモニア計100は、図2に示すように概略円筒状の筐体を有しており、図3に示すようにその先端側が分析対象液L中で鉛直下向きとなるように設置されるものである。より具体的に図2及び図3に示すように前記アンモニア計100は、少なくとも3つのセンサS1、S2、S3が一体となったものであって、3つのセンサS1、S2、S3を内部に収容する収容体ACと、3つのセンサS1、S2、S3としてアンモニウムイオンによる電位を測定するためのアンモニウムイオン電極S1と、アンモニウムイオンに対するカリウムイオンの干渉を補正するために用いられるカリウムイオンによる電位を測定するためのカリウムイオン電極S2と、基準電位を測定するための基準電極S3と、を備えている。
また、図2の斜視図に示すように前記アンモニア計100は、前記収容体ACの先端側の基準面BPに形成された露出孔E1、E2、E3から3つのセンサS1、S2、S3のセンサ面SP1、SP2、SP3が外側へ露出するように構成してある。なお、本実施形態においてセンサ面SP1、SP2、SP3とは、センサS1、S2、S3において最も先端にあり、分析対象液Lと直接接触し、センサS1、S2、S3の内部電極と分析対象液Lとの間を電気的に接続している面のことを言う。
各部について説明する。
前記収容体ACは、図3に示すように3つのロッド状のセンサS1、S2、S3が差し込まれ、内部に基板等が収容されている本体1と、3つのセンサS1、S2、S3を前記本体1に対して押圧して固定する押圧機構2と、から構成してある。
前記本体1は、図3に示すように概略円筒状のものであり、その先端部の外側周面には前記押圧機構2と螺合するおねじ12が切ってある。さらに、前記本体1は、軸方向に延びる3つの差し込み穴H1、H2、H3が形成してあり、概略円筒状をなす3つのセンサS1、S2、S3がそれぞれ対応する差し込み穴H1、H2、H3に差し込まれる。また、この差し込み穴H1、H2、H3にはめねじは形成されておらず、各センサS1、S2、S3が単に差し込まれるだけである。なお、各差し込み穴H1、H2、H3の直径又は深さはそれぞれ異ならせてあり、差し込み穴H1、H2、H3とセンサS1、S2、S3との組み合わせが一通りに定まるように構成してある。
前記押圧機構2は、図3及び図4に示すように前記本体1におねじ12と螺合するめねじが形成された円筒部21と、前記円筒部21の先端を塞ぐとともに、前記円筒部21に対して回動可能に取り付けられた概略円板状の係合部材22と、を備えている。
前記係合部材22は、図2に示すように前記本体1に取り付けられた状態で外面が前記収容体ACの基準面BPとなるものであり、この基準面BPに対して開口する3つの露出孔E1、E2、E3を有している。前記露出孔E1、E2、E3は、前記各センサS1、S2、S3の先端側が挿入され、係合されるようにしてある。また、各センサS1、S2、S3が前記露出孔E1、E2、E3に挿入された状態では、前記基準電極S3のセンサ面SP3は図2の斜視図に示すように前記基準面BPと略同一面をなし、前記アンモニウムイオン電極S1及び前記カリウムイオン電極S2のセンサ面SP1、SP2は図2及び図4の断面図に示すように前記基準面BPよりも先端側に突出するように前記センサS1、S2、S3と前記露出孔E1、E2、E3とが係合し合うように構成してある。
また、前記係合部材22は前記基準面BPから先端側(外側)へと突出する3つの円筒状に形成されたガード部材Gが設けてある。このガード部材Gは基準面BP及びセンサ面SP1、SP2、SP3が水底やその他の物体と直接接触するのを防ぐためのものである。図2及び図4に示すように前記センサ面SP1、SP2は、前記基準面BPと前記ガード部材Gの先端との間に配置するように設定してある。
さらに、前記係合部材22は前記円筒部21に対して前記めねじの中心軸周りに回動可能に取り付けられており、前記円筒部21を前記本体1に対して螺合させていくことで前記係合部材22と前記本体1との離間距離が縮まるように構成してある。したがって、前記露出孔E1、E2、E3に各センサS1、S2、S3の先端部を係合させた状態で前記押圧機構2を前記本体1に螺合させていたくだけで、一挙に3つのセンサS1、S2、S3を本体1に固定することができる。
次にセンサS1、S2、S3のうちアンモニウムイオン電極S1、及び、カリウムイオン電極S2のセンサ面SP1、SP2の形状、及び、その形状をなすための構成について図4及び図5を参照しながら説明する。
前記センサS1、S2は、図5に示すように軸方向に延び、硬質塩化ビニルにより概略円筒状のセンサボディSB1、SB2と、前記センサボディSB1、SB2の先端面APに接着された応答膜Rと、前記応答膜Rの外側に設けられ、センサ面SP1、SP2を形成する保護膜PFと、を備えたものである。すなわち、前記センサ面SP1、SP2は、前記センサボディSB1、SB2の先端面APよりも先端側に形成してある。
前記センサボディSB1、SB2は、内部に内部電極と内部液が収容するための中空部VDを有しており、前記先端面APにはこの中空部VDと連通する開口OPが形成してある。また、この先端面APにおいて前記開口OPの周囲には前記応答膜Rを前記先端面APに接着するための接着剤BDが充填される円環状の溝GRが形成してある。
前記応答膜Rは、塩化ビニルからなる基体と、前記基体に含有され、アンモニウムイオン又はカリウムイオンのみと選択的に反応するイオノフォアと、前記基体に含有され、前記塩化ビニルを軟質化させるための可塑剤と、からなるものである。この応答膜Rは、前記センサボディSB1、SB2、SB3上において溶媒を蒸発させてその形状を固定するのではなく、予め別の場所で固化させたものであり、そのうち平面度の良い部分のみを円板状に切りだしたものである。本実施形態では、この応答膜Rの中央部で前記開口OPを塞ぐとともに、前記応答膜Rの周辺部で前記溝GRを塞ぐように配置して接着してある。前記接着剤BDは、前記センサボディSB1、SB2を形成する硬質塩化ビニルと前記応答膜Rを形成する軟質塩化ビニルの双方を溶解させて結合させるので、前記応答膜Rの周辺部は若干その厚みが小さくなる。一方、前記応答膜Rの中央部は相対的に周辺部によりも厚みが大きくなるので、前記応答膜Rの外側面R1は先端側に凸となる。
前記保護膜PFは、本実施形態では例えばフッ素系樹脂膜により形成した膜であり、分析対象液Lを含有して、前記応答膜Rと接触させることができる一方、分析対象液L中の浮遊物や微生物は通過できないように構成してある。この保護膜PFは前記応答膜Rの外側を覆うように形成してあり、例えば前記センサボディSB1、SB2の先端部外側周面と嵌合する嵌合リングRNで当該保護膜PFの周辺部を挟み込むことにより固定してある。ここで、嵌合リングRNは、前記保護膜PFの先端面が当該嵌合リングRNよりも先端側へ突出するように設けてある。また、前記保護膜PFで形成される前記センサ面SP1、SP2は、前記応答膜Rの外面の形状に沿った形となる。本実施形態では、図4に示すように前記応答膜Rは中央部が周辺部よりも盛り上がった形状をなすので、前記保護膜PFにより形成されるセンサ面SP1、SP2は、先端側に凸面形状となって形成される。加えて、前記応答膜Rが前記センサボディSB1、SB2に接着されることにより、前記応答膜Rの外側面R1にわずかな凸凹が発生したとしてもこの保護膜PFにより応答膜Rの凸凹を吸収し、当該保護膜PFの外側面として形成される前記センサ面SP1、SP2はなだらかな凸状の曲面にして、センサ面SP1、SP2自体で気泡が貯まらないようにすることができる。
最後に前記洗浄機構101について図6を参照しながら説明する。
アンモニア計100の先端部分と洗浄機構101の拡大図である図6に示すように、前記洗浄機構101は、主にアンモニウムイオン電極S1とカリウムイオン電極S2のセンサ面SP1、SP2、SP3を洗浄する超音波洗浄機UCと、主に基準電極S3のセンサ面SP1、SP2、SP3を洗浄するエアジェット洗浄機JWとから構成してある。
前記超音波洗浄機UCは、前記センサS1、S2、S3の軸方向に対して垂直な方向に超音波振動が進行するように、分析対象液LL中において水平方向に進行する超音波振動を形成するものである。この超音波洗浄機UCは、分析対象液L中に超音波振動を常時継続して形成することによりアンモニア計100におけるバイオフィルムの生成を抑えるようにしてある。
前記エアジェット洗浄機JWは、前記アンモニア計100の基準面BPに対して水平方向に流れる流れを分析対象液L中に形成するものである。より具体的には、エアジェット洗浄機JWの射出部は、アンモニア計100の外側周面から半径方向に所定距離離間させてあるとともに、前記基準電極S3のセンサ面SP1、SP2、SP3の下側を水平方向に流れる流れを形成するように設けてある。
このように構成された本実施形態の液体分析システム200及びアンモニア計100の効果について説明する。
前記アンモニウムイオン電極S1及び前記カリウムイオン電極S2は、前記センサボディSB1、SB2、SB3の先端面APに前記応答膜Rを取り付ける前に所定の形状で概略平面を有するように形成してあり、その応答膜Rの周辺部のみを前記溝GRに充填された接着剤BDで接着しているので、前記応答膜Rの外側面の形状を中央部が盛り上がった形状にすることができる。そして、この応答膜Rに沿って前記保護膜PFを形成しているので、従来であれば凹面になってしまっていたセンサ面SP1、SP2、SP3を凸面状に形成することができる。
さらに、前記センサ面SP1、SP2を凸面状に形成することができるので、前記センサ面SP1、SP2を前記収容体ACの前記露出孔E1、E2の外側へ露出させ、前記基準面BPよりも突出させることができる。
したがって、前記基準面BPを分析対象液L内で鉛直下向きにしたとしても前記露出孔E1、E2内に気泡が貯まることがなく、さらには前記センサ面SP1、SP2自体も凸面状に形成されているので気泡が貯まらない。このことから気泡によって前記センサ面SP1、SP2と前分析対象液Lとが接触できなくなり、イオン濃度が測定不能となってしまう事態を防ぐことができる。
また、前記センサ面SP1、SP2は前記基準面BPと前記ガード部材Gの先端との間で突出するようにしてあるので、水底や分析対象物中の固体物質等によりセンサ面SP1、SP2が傷つけられて故障してしまうのを防ぎつつ、気泡による測定への影響を低減することができる。
さらに、前記応答膜Rの外側には分析対象液L中の浮遊物や微生物を通さない前記保護膜PFが形成してあるので、下水処理場の曝気槽AEのような液体分析計100にとって過酷な環境下でも応答膜Rに傷がついたり、その機能が損なわれたりするのを防止し、応答膜Rによる内部液と分析対象液Lとの絶縁を長期間に亘って保つことができる。
加えて、前記超音波洗浄機UCにより形成される超音波の進行方向が前記センサS1、S2、S3の軸方向に対して垂直に設定してあるので、前記センサボディSB1、SB2、SB3を軸方向に進行する粗密波はほとんど存在しない。したがって、前記センサS1、S2、S3が軸方向に共振して、前記応答膜Rの近傍で大きな振幅が発生するのを防ぎ、センサS1、S2、S3としての寿命を延ばすことができる。
その他の実施形態について説明する。
前記実施形態では、液体分析計の一例としてアンモニア計を挙げたが、液体の分析を行うものであれば本発明を適用することができる。より具体的な適用例としては、1つの本体に複数のセンサが設けられており、センサの1つがアンモニウムイオンによる電位を測定するためのアンモニウムイオン電極であり、別のセンサが分析対象中のナトリウムイオンによるアンモニウムイオンの影響を補償するためのナトリウムイオン電極であるアンモニア計に本発明を適用したものが挙げられる。また、別の適用例としては、センサの1つが硝酸イオンによる電位を測定するための硝酸イオン電極であり、別のセンサが分析対象液中に含まれる塩化物イオンによる硝酸イオンへの影響を補償するための塩化物イオン電極とを備えた液体分析計に本発明を適用したものが挙げられる。
また、本発明は前記実施形態のように複数種類のイオンを測定するマルチセンサだけでなく、センサが1つのみ設けられたものにも適用できる。加えて、前記実施形態では、前記収容体は、前記本体と前記押圧機構の2部品で構成してあったが、前記収容体を1部品で構成してもよい。例えば前記本体の先端部におねじを形成せずに、前記差し込み穴自体に前記センサを固定するための機構を設けてもよい。この場合は、前記本体の先端面が基準面となり、この基準面に対して前記センサ面が同一面をなす、又は、この基準面よりも前記センサ面が先端側に突出するように構成すればよい。
前記保護膜は、フッ素系樹脂に限られるものではなく、その他のものであってもよい。例えば前記応答膜に含まれる可塑剤を吸収しにくく、所定の延性を有する樹脂膜やシリコン膜を用いてもよい。また、前記保護膜はポリエチレンやポリプロピレンの膜でもよい。さらに、用途によっては前記保護膜を例えば金属メッシュで形成してもよいが、メッシュの間に滞留する気泡が問題となる場合には樹脂膜、シリコン膜、ポリエチレンやポリプロピレンの膜で保護膜を形成したようがよい。なお、膜の孔径はできる限り小さくする方が好ましく、0.5μm以下のものにすればよい。また、前記実施形態では前記応答膜の外側に前記保護膜を設けていたが、この保護膜を設けずに前記応答膜自体が直接分析対象液と接触するように構成した液体分析計であっても構わない。この場合は、前記応答膜の外側面自体がセンサ面となり、このセンサ面が平面状又はセンサの先端側へ突出した凸状となるように形成するとともに、前記センサ面と前記基準面が同一平面となる、又は、前記センサ面が露出孔から前記基準面よりも突出するように配置すればよい。加えて、前記実施形態ではアンモニウムイオン電極、及び、カリウムイオン電極のセンサ面は凸状に形成していたが、平面状に形成するとともに基準面と同一平面をなすように構成しても構わない。これらのようなものであっても、気泡が前記露出孔に貯まることにより測定不能となってしまうことを好適に防ぐことができる。
さらに、ある一種類のイオン濃度等を測定するためのセンサだけでなく、複数の各種電気化学的な値を1つの液体分析計により同時に測定できるマルチセンサに本発明を適用することもできる。マルチセンサの具体例としては、pHセンサ、ORP(参加還元電位)センサ、DO(溶存酸素)センサが1つのボディに取り付けられたもの等が挙げられる。
前記超音波洗浄機で形成される超音波振動の進行方向は、前記センサの軸方向に対して垂直なものに限られず、例えば、センサ面の斜め下方から超音波振動が照射されるようにしてもよい。このようなものであってもセンサの共振による問題が生じにくくすることができる。要するに前記超音波洗浄機を、前記センサボディの軸方向に対して交差する方向から超音波振動を前記センサ面に対して照射するように配置すればよい。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形や実施形態の組み合わせを行っても構わない。
200・・・液体分析システム
100・・・液体分析計(アンモニア計)
101・・・洗浄機構
UC ・・・超音波洗浄機
AC ・・・収容体
1 ・・・本体
2 ・・・押圧構造
S1 ・・・センサ(アンモニウムイオン電極)
S2 ・・・センサ(カリウムイオン電極)
SP1、SP2、SP3・・・センサ面
E1、E2、E3・・・露出孔
BP ・・・基準面
R ・・・応答膜
PF ・・・保護膜
BP1、BP2・・・センサボディ
AP ・・・先端面

Claims (9)

  1. 少なくとも先端部が分析対象液中に浸された状態で当該分析対象液の分析が行われる液体分析計であって、
    軸方向に延びるセンサボディと、前記センサボディの先端面に接着される応答膜と、前記応答膜の外側面である、又は、当該応答膜の外側面よりも外側に形成される面であるセンサ面と、を具備するセンサと、
    前記センサボディが差し込まれて、前記センサを内部に収容する収容体と、を備え、
    前記収容体が、前記センサ面を当該収容体の外部に露出させるための露出孔が開口する基準面を先端部に具備し、
    前記応答膜が、前記センサの先端側に突出した凸状に形成されており、
    前記応答膜の外側面よりも外側に形成される前記センサ面が、前記基準面と略同一面をなす、又は、前記応答膜の外側面である前記センサ面が、前記基準面よりも先端側へ突出するように構成されていることを特徴とする液体分析計。
  2. 前記センサが、前記応答膜の外側面を覆うように設けられ、前記センサ面を形成する保護膜をさらに備えた請求項1記載の液体分析計。
  3. 前記センサボディが、内部液が収容される中空部と、前記センサボディの先端面に形成され前記中空部と連通する開口と、前記開口の周囲に形成され、前記応答膜を前記先端面に接着するための接着剤が充填される溝と、をさらに具備し、
    前記応答膜の中心部が前記開口を塞ぎ、当該応答膜の周辺部が前記溝を塞ぐように配置されている請求項1又は2記載の液体分析計。
  4. 前記基準面から先端側へ突出するガード部材をさらに備え、
    前記センサ面が、前記基準面と前記ガード部材の先端との間で前記基準面よりも先端側へ突出するように構成されている請求項1乃至3いずれかに記載の液体分析計。
  5. 前記収容体が、
    複数の前記センサが差し込まれる本体と、
    複数の前記センサを一括して前記本体へと押圧する押圧機構をさらに備えた請求項1乃至4いずれかに記載の液体分析計。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の液体分析計と、
    前記センサボディの軸方向に対して交差する方向から超音波振動を前記センサ面に対して照射するように配置された超音波洗浄機と、を備えた液体分析システム。
  7. 前記液体分析計を支持する液体分析計支持部と、
    前記液体分析計から出力される信号に基づいて、測定値を算出する演算部と、
    前記演算部で算出された測定値を表示する表示部と、をさらに備えた請求項6記載の液体分析システム。
  8. 少なくとも先端部が分析対象液中に浸された状態で当該分析対象液の分析が行われる液体分析計であって、
    軸方向に延びるセンサボディと、前記センサボディの先端面に接着される応答膜と、前記応答膜の外側面を覆うように設けられ、センサ面を形成する保護膜と、を具備するセンサと、
    前記センサボディが差し込まれて、前記センサを内部に収容する収容体と、を備え、
    前記収容体が、前記センサ面を当該収容体の外部に露出させるための露出孔が開口する基準面を先端部に具備し、
    前記センサ面が、前記センサの先端側に突出した凸状に形成されており、
    当該センサ面が、前記基準面よりも先端側へ突出するように構成されていることを特徴とする液体分析計。
  9. 少なくとも先端部が分析対象液中に浸された状態で当該分析対象液の分析が行われる液体分析計であって、
    軸方向に延びるセンサボディと、前記センサボディの先端面に接着される応答膜と、前記応答膜の外側面である、又は、当該応答膜の外側面よりも外側に形成される面であるセンサ面と、を具備するセンサと、
    前記センサボディが差し込まれて、前記センサを内部に収容する収容体と、を備え、
    前記収容体が、前記センサ面を当該収容体の外部に露出させるための露出孔が開口する基準面を先端部に具備し、
    前記センサ面が、平面状又は前記センサの先端側に突出した凸状に形成されており、
    当該センサ面が、前記基準面と略同一面をなす、又は、前記基準面よりも先端側へ突出するように構成されており、
    前記センサボディが、内部液が収容される中空部と、前記センサボディの先端面に形成され前記中空部と連通する開口と、前記開口の周囲に形成され、前記応答膜を前記先端面に接着するための接着剤が充填される溝と、をさらに具備し、
    前記応答膜の中心部が前記開口を塞ぎ、当該応答膜の周辺部が前記溝を塞ぐように配置されていることを特徴とする液体分析計。
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