JP3172687U - 電界検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液中より発生した気泡が、筐体内部空間に残留して測定対象の液体の電極部への流入を妨げ、電位の測定を阻害することのない電界検出器を提供する。
【解決手段】連続気泡により構成された吸水能力を有するスポンジ5で筐体内部の空間2aを充填し、スポンジ5の毛細管現象を利用して測定対象の液体を、筐体内部空間2aに導入する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、水中(特に海中)に沈めて水中の微小電圧を測定する電界検出器に関する。
従来、電界検出器は、水中又は海中で電位を測定するために使用するもので、筐体内部の空間に電極部を設け、筐体に設けられた開口部を通して筐体内部の空間に流入する液体と電極部が接触することによって微小電位を測定していた。
図2は、従来の電界検出器を示したものである。電界検出器11は、筒状の筐体12と、筐体12の内部の空間12aに配設された電極13と、電極13より引き出されたリード線14と、筐体外部と連通する空間12aの開口部12bと、開口部12bにセットされたフィルタ16を備え、さらに、空間12aには、測定対象の液体と同等の液体15が封入されている。
図3は、従来の電界検出器11の保管時の状態を示したものである。電界検出器11の保管時には、空間12aに封入された液体15の液漏れを防ぐため、Oリング18を装着したキャップ17が筐体12に外嵌され、ねじ部19で螺着されている。
微小電位の測定時には、筐体12からOリング18を装着したキャップ17が外されて、電界検出器11は、水中に投入される(図2参照)。水中に投入された電界検出器11は、筐体12外部の測定対象の液体がフィルタ16を介して空間12aに流入し、空間12aに封入されている液体15と混合および置換し、空間12aは測定対象の液体が流入し、電極13は測定対象の液体と接触し、液体の電位が電極13によって測定される。なお、電界検出器11は、通常使い捨てである。
特許文献1には、「電界検出器の筐体開口部に水溶性部材を用いることによって、筐体内部空間のシール機能と液体を取り込む機能を併有させる」手段が開示されている。
特開2009−042136号公報
電界検出器11を水中へ投入した際、空間12a内に残留する空気が、開口部12bに設置されたフィルタ16の目を塞ぎ、測定対象の液体の流入を阻害することがないように、測定対象の液体と同等の液体が空間12aに封入されている。そのため、定期的に封入液体のメンテナンスが必要である。また、封入液体の漏れを防ぐために保管時はキャップをし、使用時に取り外すという作業が必要であるため、取り扱いが面倒である。また、液体を封入しているため、封入液中より発生した気泡が開口部12bに設置されたフィルタ16の目を塞ぎ、測定対象の液体が流入できないため電位の測定ができない。
前記課題を解決するために、本考案は、内部に空間が形成された筐体と、前記空間に配設された電極と、前記空間と筐体外部を連通する開口部と、を備える電界検出器において、前記空間を、吸水能力を有する部材により充填したものである。
前記吸水能力を有する部材は、連続気泡により構成されたスポンジであることが好適である。
さらに、前記スポンジがセルロース、または吸水ウレタンで作成されることが望ましい。
筐体の開口部のフィルタが不要であるため、筐体内部で発生する気泡によって開口部が閉塞されることがない。さらに、水中又は海中への投入時にキャップの取り外しという従来の手作業を必要としないだけでなく、水中又は海中に投入すると同時に筐体外部の液体をスポンジによって筐体内部に導入することができる。しかも、筐体内部空間を塞ぐのは1種類の吸水能力を有する部材だけでよく、部品点数を低減できる。また、封入液体が不要となるのでメンテナンスも不要となる。
本考案の実施例である電界検出器を示す。 従来の電界検出器を示す。 従来の電界検出器の保管時のキャップ装着時の状態を示す。
図1は、本考案の実施例である電界検出器を示したものである。図示電界検出器1は、筐体2と、筐体外部と連通する筐体2の内部の空間2aに配設された電極3と、電極3より引き出されたリード線4と、空間2aに充填されたスポンジ5を備える。例えば、スポンジ5を充填しない状態で電界検出器1が構成されていれば、電界検出器1が水中に投入された場合、空間2aに空気が残留して測定対象の液体と電極3の適正な接触が保障されない。さらに、流体の流れによる液体と電極3の接触状態の変動によりノイズが発生する。これらの理由により、空間2aにスポンジ5が充填される。
スポンジ5は、内部に気泡を含む多孔質材料であり、内部に含んだ気泡同士が繋がっていない「独立気泡体」と異なり、気泡同士の壁に小さな孔が開いていて気泡同士が繋がっている「連続気泡体」である。したがって、スポンジ5は水中に置かれると毛細管現象により急激に水分を吸い込む。微小電位の測定時には、電界検出器1は水中に投入され、筐体2外部の測定対象の液体が、空間2aに充填されたスポンジ5によって空間2aに導入される。したがって、電極3は測定対象の液体と接触し、測定対象の液体の電位が電極3によって測定される。なお、電界検出器1は、通常使い捨てであるが、再使用の場合はスポンジ5を交換する。
また、スポンジ5としては、セルローススポンジ、または吸水ウレタンスポンジが用いられる。例えば、セルローススポンジとしては、富士ケミカル社製の「セルローススポンジ」を用いることもでき、また、吸水ウレタンスポンジとしては、同じく富士ケミカル社製の吸水ウレタンスポンジ「ソフラス」(商品名)を用いてもよい。
1、11 電界検出器
2、12 筐体
2a、12a 空間
3、13 電極
4、14 リード線
5 スポンジ
12b 開口部
15 液体
16 フィルタ
17 キャップ
18 Oリング
19 ねじ部

Claims (3)

  1. 内部に空間が形成された筐体と、前記空間に配設された電極と、前記空間と筐体外部を連通する開口部と、を備える電界検出器において、前記空間を、吸水能力を有する部材により充填したことを特徴とする電界検出器。
  2. 前記吸水能力を有する部材が、連続気泡により構成されるスポンジであることを特徴とする請求項1記載の電界検出器。
  3. 前記スポンジが、セルロースまたは吸水ウレタンで作成されることを特徴とする請求項2記載の電界検出器。
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