JP6443840B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、アーク発生の抑制が可能な回路遮断器を提供することにある。
先ず、分電盤の概略を説明する。
図8に示す分電盤10は、たとえば住宅にあって台所の壁面上部に取着されている。分電盤10には、主幹ブレーカ11が設けられている。主幹ブレーカ11は、商用電力が供給される単相3線式の電圧線L1,L2及び中性線Nに接続されている。主幹ブレーカ11は、電圧線L1D,L2D及び中性線NDに対して、電圧線L1,L2及び中性線Nを接離する。電圧線L1D,L2D及び中性線NDは、分電盤10内に配設された導電バーである。以下の説明において、導電バーL1D,L2D,NDを用いる場合がある。
電力量計13は、ブレーカ14を介して導電バーL1D,L2D,NDに接続される。ブレーカ14は、例えばプラグインブレーカであり、導電バーL1D,L2D,NDに対して接離可能な一次側端子と、電線が接続される二次側端子を有し、電線を介して電力量計13に接続されている。
なお、以下の説明において、矢印にて示した方向を用いる。これらの方向は、ブレーカ14を分電盤に収容した状態における方向の一例を示すものである。また、一部の図においては矢印付きで各方向を示している。また、各図にかかる説明において示されない部材について符号を省略することがある。
図1(b)に示すように、器体21の長手方向(上下方向)の一端(上端)には、中性極及び2つの電圧側極の3本の導電バーND,L1D,L2Dが各々差し込まれる3つの差込溝22a,22b,22cが形成されている。各差込溝22a〜22cは、器体21の長手方向に直交した前後方向に沿って一列に並設されている。
図3に示すように、第2の回路ブロック40の器体41の上端には、3つの差込溝42a,42b,42cが、器体41の長手方向に直交した前後方向に沿って一列に並設されている。
なお、図5において重なる部材については括弧内に符号を記載している。なお、以下の説明についても同様とする。
図5は、開放状態(オフ状態)の第1の回路ブロック20を示す。この開放状態では、ハンドル27が器体21の前面に対して起立している。このとき、可動接点34b、34aは固定接点32b,32aから離間している。
このように、第1の回路ブロック20では、ハンドル27の回動操作により、先ず中性極の可動接点34bが固定接点32bに接触する。その後、電圧極(L2相)の可動接点34aが固定接点32aに接触する。
(1)ブレーカ14は、第1の回路ブロック20と第2の回路ブロック40とを含む。第1の回路ブロック20の開閉機構35は、電圧極(L2相)の可動接点34aを固定接点32aから離間させた後、中性極の可動接点34bを固定接点32bから離間させる。また、開閉機構35は、中性極の可動接点34bを固定接点32bに接触させた後、電圧極(L2相)の可動接点34aを固定接点32aに接触させる。第2の回路ブロック40の開閉機構は、電圧極(L1相)の電路は、中性極の電路よりも先に開路し、中性極の電路よりも後に閉路する。したがって、電圧極の可動接点と固定接点との間に生じるアークを抑制することができる。
・上記実施形態に対し第1の回路ブロックにおいて電圧極(L1相)を分岐し、第2の回路ブロックにおいて電圧極(L2相)を分岐するようにしてもよい。
・上記実施形態に対し、電線挿入孔の配列を適宜変更してもよい。たとえば、図1(a)において、電線挿入孔23aを中性極の配線を挿入する電線挿入孔としてもよい。
(付記1)一対の電圧極と中性極の導電バーを有する分電盤に配設される回路遮断器であって、
第1の電圧極と中性極とを分岐する第1の回路ブロックと、第2の電圧極を分岐する第2の回路ブロックとを有し、
前記第1の回路ブロック及び前記第2の回路ブロックは、扁平な箱形であり絶縁材料よりなる器体をそれぞれ有し、前記第1の回路ブロックの器体と前記第2の回路ブロックの器体にはそれぞれ、前記器体の長手方向の一端に前記一対の電圧極と中性極の導電バーが差し込まれる差込溝が前記長手方向に直交する前後方向に沿って一列に並設され、前記器体の長手方向の他端に電線が挿入可能な2つの電線挿入孔が前記器体の短手方向に沿って並設され、
前記第1の回路ブロックは、前記第1の電圧極の可動端子と前記中性極の可動端子とをそれぞれ対応する固定端子に対して接離する開閉機構を有し、
前記第2の回路ブロックは、前記第2の電圧極の可動端子であって前記第1の電圧極の可動端子と同形に形成された前記可動端子を固定端子に対して接離する開閉機構を有し、
さらに、前記第1の回路ブロックの開閉機構と前記第2の回路ブロックの開閉機構を連動する連動部材を有すること、を特徴とする回路遮断器。
Claims (3)
- 一対の電圧極と中性極の導電バーを有する分電盤に配設される回路遮断器であって、
第1の電圧極と中性極とを分岐する第1の回路ブロックと、第2の電圧極を分岐する第2の回路ブロックとを有し、
前記第1の回路ブロック及び前記第2の回路ブロックは、扁平な箱形であり絶縁材料よりなる器体をそれぞれ有し、前記第1の回路ブロックの器体と前記第2の回路ブロックの器体にはそれぞれ、前記器体の長手方向の一端に前記一対の電圧極と中性極の導電バーが差し込まれる差込溝が前記長手方向に直交する前後方向に沿って一列に並設され、前記器体の長手方向の他端に電線が挿入可能な2つの電線挿入孔が前記器体の短手方向に沿って並設され、
前記第1の回路ブロックの器体は、前記第1の電圧極の可動端子を前記第1の電圧極の固定端子に対して接離する第1の開閉機構と、前記中性極の可動端子を前記中性極の固定端子に対して接離する第3の開閉機構とを有し、
前記第2の回路ブロックの器体は、前記第2の電圧極の可動端子であって前記第1の電圧極の可動端子と同形に形成された前記可動端子を前記第2の電圧極の固定端子に対して接離する第2の開閉機構を有し、
前記第1の開閉機構と前記第2の開閉機構とを連動する連動部材を有し、
前記第1の開閉機構と前記第3の開閉機構とが連動することを特徴とする回路遮断器。 - 前記第1の電圧極の可動端子及び前記中性極の可動端子が前記第1の電圧極の固定端子及び前記中性極の固定端子に対して接触するとき、前記第3の開閉機構が作動したのちに、前記第1の開閉機構が作動し、
前記第1の電圧極の可動端子及び前記中性極の可動端子が前記第1の電圧極の固定端子及び前記中性極の固定端子に対して離間するとき、前記第1の開閉機構が作動したのちに、前記第3の開閉機構が作動することを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。 - 前記第1の電圧極の可動端子及び前記第2の電圧極の可動端子は、導電性を備える剛体で形成され、
前記中性極の可動端子は、導電性を備えるばね薄板で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の回路遮断器。
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