JP2001325872A - 単相3線用回路遮断器 - Google Patents

単相3線用回路遮断器

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JP2001325872A
JP2001325872A JP2000145298A JP2000145298A JP2001325872A JP 2001325872 A JP2001325872 A JP 2001325872A JP 2000145298 A JP2000145298 A JP 2000145298A JP 2000145298 A JP2000145298 A JP 2000145298A JP 2001325872 A JP2001325872 A JP 2001325872A
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yoke
movable contact
pole
contact
circuit breaker
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JP2000145298A
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Satoshi Suzuki
智 鈴木
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Kawamura Electric Inc
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Kawamura Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に中性極が早入り、遅切りする構造の単
相3線用回路遮断器を提供する。 【解決手段】 電磁コイル、継鉄、オイルダッシュポッ
ト、可動電磁片から成る電磁式引き外し装置を有し、可
動接触子1の基端部1aを継鉄9の下端部9aで支持す
る構成であって、中性極の継鉄下端部9aを他極の継鉄
下端部より0.5mm嵩上げした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相3線用回路遮
断器に関し、詳しくは、その中性極接点の早入り、遅切
り構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁式引き外し装置を有した回路
遮断器の構造を図3に示す。図3において、1は可動接
触子、2は固定接触子であり双方で接点を構成してい
る。また、3は開閉操作する開閉レバー、4は電源側接
続端子、5は負荷側接続端子であり、オイルダッシュポ
ット6、電磁コイル7、過電流が電磁コイル7に流れた
際に引きつけ動作する可動電磁片8、その可動鉄片8を
保持すると共に磁路を形成するための継鉄9から成る電
磁引き外し装置を遮断する線路数に応じて有している。
【0003】単相3線用回路遮断器は、上記電磁引き外
し装置が3組設けられているが、中性極の引き外し装置
は、100V負荷に200Vが印加されないように、電
源を投入する際に他の2極の電圧極より速く接続され、
開放する際は遅く開放されるよう形成されている。これ
は、例えば可動接触子1と接触する固定接触子2の接点
2aの位置を、中性極だけ嵩上げすることで、電源投入
時に可動接触子1の接触を他の極より早くすると共に、
開放時には最後に開放動作するようにしたり、可動接触
子1を下方に押し下げて投入動作させるセパレータ11
を例えば図4に示すように板状に形成し、中性極だけ早
入り、遅切りになるように中性極の押圧部位20を僅か
に変えて対応したりしていた。
【0004】詳しく説明すると、図3ではセパレータ1
1は円柱状に形成されているが、図4のセパレータ11
aは、略板状に形成され、長方形状の穴Mが中性極の可
動接触子を挿通して操作する部位であり、L1,L2部
が他の電圧極を挟持する部位となっている。21a,2
1bがそれぞれ電圧極を押し下げる押圧部位であり、M
部をL1,L2部より寸法Aだけ下方にずらして、即
ち、中央の押圧部位20を左右の押圧部位21a,21
bよりAだけ下げて形成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記固定接点
2aを嵩上げした構成、或いは、セパレータの中性極押
圧部位を僅かに下げて対応した構成の何れにおいても、
リンクの変形、金型の制作ミス、或いは組み付け時のば
らつきにより、全ての製品の中性極接点が早入り,遅切
り構造には成らないという問題を有していた。そこで、
本発明は上記問題点に鑑み、確実に中性極が早入り、遅
切りする構造の単相3線用回路遮断器を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、電磁コイル、継鉄、オイルダッ
シュポット、可動電磁片で構成される電磁式引き外し装
置を有し、先端に可動接点を有する可動接触子が開閉動
作する際に、該可動接触子の基端部を継鉄下端部が支持
する構成の単相3線用回路遮断器において、前記継鉄下
端部のうち、中性極の継鉄下端部を他極の継鉄下端部に
対して相対的に嵩上げし、可動接触子が閉動作する際に
中性極の接点が他極より先に接続動作し、且つ開動作す
る際に中性極の接点が他極より後に解離動作することを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
に係る単相3線用回路遮断器の要部を示し、電磁式引き
外し装置を有しているが、電磁コイル、オイルダッシュ
ポット、可動電磁片は省略し、要部である中性極の可動
接触子1、固定接触子2から成る接点部、そして開閉レ
バー3及び継鉄9とを抜き出して示している。また、図
2は他の電圧極の同一部位の構成を示し、図1に示すよ
うに、中性極の継鉄9は引き外し装置を装着した基台面
10から8mm上方の位置に装着され、他極の継鉄は図
2に示すように基台面10から7.5mmの位置に装着
され、中性極の継鉄を他極より0.5mm嵩上げしてあ
る。また、双方の図(a)は投入する(開閉レバーを図
示左方向へ回動操作する)途中で、レバー角79.48
°の状態を示し、双方の図(b)は開放する(開閉レバ
ーを図示右方向へ回動操作する)途中で、レバー角8
3.78°の状態を示している。
【0008】可動接触子1は基端部1aが継鉄9の下端
部9aに接触するように構成され、遮断器の開閉レバー
3を操作して回路の投入操作をした際に、セパレータ1
1が可動接触子1を押し下げ、可動接触子1はこの接触
した基端部1aを中心に回動動作し、先端部に形成した
可動接点1bが固定接点2bに接触するように形成され
ている。そして、接点接触後は、セパレータ11更なる
押し下げ作用により、可動接触子の回動の支点が接点部
に移り、基端部1aが押し下げられて継鉄9と可動接触
子1とは分離され、開閉レバー3の回路投入操作が終了
した状態では、可動接触子1と継鉄9とは完全に分離さ
れる。尚、可動接触子は、軟銅線により電磁コイルに接
続されており、固定接触子2と接続されることで、電源
電流は接続負荷へ流れる。
【0009】ここで、図(a)と図(b)の状態を比較
すると、開閉レバー3投入操作の途中の(a)では、図
1の中性極の可動接点は固定接点に接触しているが、図
2の他極の可動接点と固定接点とは0.3mmの隙間を
有し、両者はまだ接触していない。これは、他極の可動
接触子が固定接触子に接触する前に中性極の可動接触子
が固定接触子に接触することを示している。また開閉レ
バー3開放操作の途中の(b)では、図1の中性極の可
動接触子の基端部1aは継鉄からまだ0.43mm離
れ、接触していないが、図2の他極はまだ接触状態にあ
る。これは、中性極の可動接触子1はまだ開放動作に入
っていないが、他極は開放動作に入ったことを示してい
る。
【0010】このように、継鉄の位置を中性極と他極と
で変更し、中性極の継鉄を嵩上げして設けること事で、
中性極の早入り、遅切りを確実に実施することができ
る。そして、この嵩上げする構成は例えば基台の継鉄装
着部位を中性極と他極とで段差を設けて形成すること
で、容易に実施することができる。
【0011】尚、上記実施の形態では、中性極の嵩上げ
量を0.5mmとしているが、この数値に限定するもの
でなく、各部材の形状や製品ばらつきを考慮して決定す
れば良く、例えば0.3mmであっても良く、また1m
mとしても良い。また、継鉄全体を嵩上げして装着しな
くとも良く、可動接触子の支持部位のみ継鉄に段部を形
成して、嵩上げ状態を形成しても良い。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、中性極の早入り、遅切りを確実に実施すること
ができる。然も、継鉄下端部の可動接触子支持部位を中
性極と他極とで変更するだけであるため、例えば基台の
継鉄装着部位を中性極と他極とで段差を設けて形成すれ
ばよく、確実に然も容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の1例を示す単相3線用回路
遮断器の要部断面図であり、中性極部の構成を示し、
(a)は電源を投入する途中の状態、(b)は電路を開
放する途中の状態を示している。
【図2】図1の単相3線用回路遮断器の電圧極部を示
し、(a)は電源を投入する途中の状態、(b)は電路
を開放する途中の状態を示している。
【図3】従来の単相3線用回路遮断器の縦断面図であ
る。
【図4】従来の他の単相3線用回路遮断器に用いられて
いる可動接触子を押し下げるセパレータの正面図であ
る。
【符号の説明】
1・・可動接触子、2・・固定接触子、3・・開閉レバ
ー、4・・電源側接続端子、5・・負荷側接続端子、6
・・オイルダッシュポット、7・・電磁コイル、8・・
可動電磁片、9・・継鉄、11・・セパレータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイル、継鉄、オイルダッシュポッ
    ト、可動電磁片で構成される電磁式引き外し装置を有
    し、先端に可動接点を有する可動接触子が開閉動作する
    際に、該可動接触子の基端部を継鉄下端部が支持する構
    成の単相3線用回路遮断器において、前記継鉄下端部の
    うち、中性極の継鉄下端部を他極の継鉄下端部に対して
    相対的に嵩上げし、可動接触子が閉動作する際に中性極
    の接点が他極より先に接続動作し、且つ開動作する際に
    中性極の接点が他極より後に解離動作することを特徴と
    する単相3線用回路遮断器。
JP2000145298A 2000-05-17 2000-05-17 単相3線用回路遮断器 Pending JP2001325872A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016194978A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 回路遮断器
JP2020191232A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 日東工業株式会社 回路遮断器

Cited By (3)

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JP2016194978A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 回路遮断器
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