[0033] 本発明の実施形態は、それらの多数の態様で、先行技術のスライドガラス上に位置付けられた対象又は標本の位置付け若しくは再捕捉方法及びシステムの欠点に対処する。当業界で公知のように、これらの「スライド」は、通常は例えば光学顕微鏡で見るため、それら上に取り付けられた標本を有する透明な基板、通常はガラス基板である。しかしながら、本発明の態様を、とりわけ電子顕微鏡、デジタル顕微鏡及び原子力顕微鏡を含むあらゆる形態の観察又は検出装置での使用に適用及び適合し得ることが想定されている。本明細書中に開示される本発明の態様は、例えば膜タイプのリニアポテンショメータといったリニアポテンショメータの正確な位置決め機能を採用し、一方で、対象ホルダ、例えば対象を有するスライドガラスとのインタフェース又は接続を提供する。本発明の態様はまた、顕微鏡の使用及び操作を容易にし及び強化する、対象及び標本の位置の検出及び記録手段及び装置も提供する。
[0034] 図1は、先行技術によるスライドステージ構体12を有する光学顕微鏡10の斜視図である。一般的な先行技術であるが、図1に示された顕微鏡10の外見は、Olympus Corporationが提供する顕微鏡モデルBX41の設計に基づく。当業界で公知のように、ステージ12は、通常スライドガラス14を保持し、標本を光学部品18、例えば顕微鏡10の1つ又は複数のレンズの視野のスライド上に位置決めするある位置決め機構16の形態を有する。図1で示される先行技術の顕微鏡10は例示のためであり、顕微鏡10上に取り付けられたステージ12は、Olympus Corporationが提供するステージ構体、特にモデルU−SVRB−4ステージ構体である。
[0035] 図2は、図1で示された顕微鏡10のスライドステージ構体12に関して使用されてもよい、1つの先行技術のスライドステージ構体20の斜視図である。図2に示すように、一般的な先行技術のスライドステージ構体20は、ステージ22上に取り付けられたスライド25を照明するために照明が通過することを可能にするよう位置決められたステージ開口部24と、スライド25を保持する調整可能なスライドホルダ26と、ステージ22上のスライドホルダ26(及びホルダ26が保持するスライド25)の手動移動を可能にするように適応された制御ノブ28と、を有する、移動可能な平面又は「ステージ」22を有する。例示のため図2で示すステージ22は、OlympusモデルU−SVRB−4のステージ構体である。一般的なものとして、スライドホルダ26は、スライドホルダ26内にスライド25を保持するように通常スプリングで付勢した1つ又は複数の調整可能な保持アーム27を有してもよい。この先行技術のステージ構体20で、制御ノブ28は、ステージ22及びスライドホルダ26を図2に示すX方向及びY方向へ移動させるように提供及び適応される。一般的なものとして、ステージ20はまた、顕微鏡の操作者がステージ22上にスライド25を位置付け及び/又は位置決めするために使用する段階的ロケータマーキング30を有してもよく、ステージ20を顕微鏡10に固定するのを補助する1つ又は複数の止めネジ又は「ステージロック制御」ノブ34を有してもよい。
[0036] 図3は、本発明の一態様による、スライド43上の対象を(図1に示された顕微鏡10のような)顕微鏡の視野に位置付ける機器41を有する顕微鏡ステージ構体40の頂部平面図である。図4は、図3の視線4−4に沿って見た図3に示されたステージ構体40の後部立面図である。
[0037] 図2に示されたステージ構体20と同様に、図3のステージ構体40は、ステージ開口部44、スライド43を保持する調整可能なスライドホルダ46、及びステージ42及び/又はステージ42上のスライドホルダ46(及びスライド43)の手動移動を可能にするように適応された制御ノブ(図示せず)を有するステージ42を有してもよい。スライドホルダ46は、スライドホルダ46内にスライド43を保持するように、通常スプリングで付勢した1つ又は複数の調整可能な保持アーム47を有してもよい。この態様で、制御ノブ(図示せず)は、ステージ42及び/又はスライドホルダ46を図3に示すX方向及びY方向へ移動させるように提供及び適応される。例示のために、及び、本発明の態様の範囲を全く限定せず、図3(及び本明細書の他の箇所)に示すステージ42は、変更されたOlympusモデルU−SVRB−4のステージ構体であり、その仕様書AX9702 01は参照により本明細書に含まれる。(図3は例示のためX方向及びY方向を特定しているが、本発明の態様はX方向及びY方向に限定されず、例えば図3に示されたX−Y面に実質的に垂直なZ方向も有してもよい。本発明の態様はまた、所望に応じてR−θ−Z方向に適応してもよい。)一般的であり得るものとして、ステージ40はまた、顕微鏡の操作者がステージ42上にスライド43を位置付け及び/又は位置決めするのに使用する段階的ロケータマーキング60を有してもよく、ステージ40を顕微鏡、例えば図1に示された顕微鏡10に固定するのを補助する1つ又は複数の止めネジ又は「ステージロック制御」ノブ54を有してもよい。
[0038] 本発明の態様によると、ステージ構体40はまた、スライド43上の対象を顕微鏡の視野に位置付け及び/又は再捕捉する、例えばスライド43上に対象を位置付け及び位置を記録する機器41を有する。機器41は、少なくとも1つのリニアポテンショメータ(図示せず)、並びに、ステージ42及び/又はスライドホルダ46にそれぞれ作動可能に接続されたポテンショメータポインタ(接点、スタイラス、ワイパなど)51及び53を包含する、少なくとも1つであるが好ましくは少なくとも2つのポテンショメータ構体50及び52を有する。本発明の態様によると、ポテンショメータ構体50及び52のポテンショメータポインタ51及び53を、それぞれあらゆる従来の手段によりステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続してもよい。例えば、ポインタ51及び53を、1つ又は複数の適切なロッド、バー、チューブ、チャネル及び/又は結合具により、並びに、接着、溶接、ろう付け又ははんだ付けを含む適切な留め具又は取付手段で、ステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続してもよい。一態様では、ポインタ51又は53及びそのステージ42及び/又はスライドホルダ46への接続具は、例えばポインタ部分及び接続部分、例えば細長形の接続部分を有する、実質的に単一の一体式構成要素を備えてもよい。図3に示された本発明の態様で、ポテンショメータポインタ51は、ねじ付きロッド56及びねじ付き留め具57によりスライドホルダ46に作動可能に接続され、ポテンショメータポインタ53は、ねじ付きロッド58及びねじ付き留め具59によりステージ42に作動可能に接続される。
[0039] 本発明の一態様では、機器41のポテンショメータ構体50及び52を、あらゆる好都合な面、例えば顕微鏡10の面又はあらゆる都合よく位置する面、例えば、近接したジグ、取付具又は収容部に取り付けてもよい。しかしながら、図3及び図4に示された態様で、機器41のポテンショメータ構体50及び52はステージ42に取り付けられる。特に、あらゆる取り付け手段をステージ42上のポテンショメータ構体50及び52に位置決めるのに提供してもよいが、示された態様で、ポテンショメータ構体50はプレート61によりステージ42に取り付けられ、収容部52は例えば機械的留め具を使用してバー62(図4参照)によりステージ42に取り付けられる。本発明の態様によると、ポテンショメータ構体50及び52を、従来の手段、例えば1つ又は複数のプレート、1つ又は複数のバーにより、及び/又は複数の機械的留め具、接着、ろう付け、はんだ付け及び/又は溶接により、顕微鏡10、ステージ42、及び/又はあらゆる好都合な面又は構造に取り付けてもよい。
[0040] 図5は、図4に示すポテンショメータ構体50又は52の頂部平面図である。図6は、図5に示すポテンショメータ構体50又は52の側面立面図である。図7は、図6に示すポテンショメータ構体50又は52の左側立面図である。図8は、図5から図7に示すポテンショメータ構体50又は52の分解斜視図である。
[0041] 図5から図8に示すように、ポテンショメータ構体50/52は、リニアポテンショメータ72を包含する収容部70を有する。収容部70は、ポテンショメータ72に係合するような形状及び位置にあるポテンショメータポインタ、スタイラス、接点、又は「ワイパ」74を受け入れるように通常は適応される。リニアポテンショメータ72は、ポテンショメータ72から電気信号を受信し、ポテンショメータ72に沿ったポインタ74の位置決めに基づき電気信号を出力するように適応された、2つ以上の電気信号出力部、ピン、又は接点75、76、及び77を通常有する。例えば、一態様では、ピン75は、電力、例えば、DC電圧を受信してもよい。ピン76は「コレクタ」であってもよく、それからポテンショメータ72からの出力を得てもよい(例えば受信器210への入力については図10参照)。ピン77は、アースであってもよい。例えば一態様では、ポインタ74は、弾性を有する先端部、例えばスプリングで付勢した先端部を有するねじ付きロッドを備えてもよい。ポインタ74は導電性又は非導電性であってもよい。本発明の最も広範囲の態様によると、収容部70は、リニアポテンショメータ72を保持するように適応され、収容部70は、ポインタ74がリニアポテンショメータ72に接触し、一方でポインタ74の移動を可能にするように、ポインタ74を受け入れ及び位置決めるように適応される。一態様では、ポインタ又はワイパ74(及び本明細書中に開示されるあらゆる他のポインタ又はワイパ)は、例えば「迅速な」係合及び離脱のためといった、手動又は自動的に選択的に係合及び離脱するように、リニアポテンショメータ72と選択的に係合又は接触してもよい。例えば一態様では、ポインタ又はワイパ74は、例えばスプリングで付勢したピンを押すこと又はエラストマーで付勢したレバーをたわませることにより、ポテンショメータ72に係合及び離脱するように適応されたスプリング又はエラストマーで付勢したピン又はポイントを有してもよい。一態様では、ポインタ又はワイパ74とポテンショメータ72の係合及び離脱は、例えば作動されるとき、係止装置が例えば、手動で離脱するように離脱されるまで、ポインタ74をポテンショメータ72と係合及び係合を保持するように適応された、係止装置又はロック装置を有してもよい。本発明の態様によると、ポインタ74の移動とともに、ポテンショメータ72から出力部、又は接点75、76、及び/又は77への電気信号出力は変わる。本発明の一態様によると、収容部70に関するあらゆる形態の構造を、所望の機能及び結果に影響するよう使用してもよい。この点で有効と実証された収容部及びポテンショメータの1つの配置が、図5〜図8に示される。
[0042] 図5〜図8に示すように、収容部70は、ポインタ74を受け入れるように適応されたスロット又は空洞78を備えてもよい。例えば示されるように、一態様では、収容部70は、ポインタ74を有するポインタホルダ82又は「スライダ」を受け入れる位置及びサイズの対向するチャネル80のセットを備えてもよい。ポインタ74を、従来の手段、例えば接着、機械的留め具、又は溶接によりポインタホルダ82内に位置決めてもよい。図8に示すように、ポインタ74は、1つ又は複数のねじ付き穴83、例えばポインタホルダ82内のねじ付き貫通穴に係合するねじ付きロッドを備えてもよい。別の態様では、ポインタ74を、例えば機械的留め具により、溶接によりポインタホルダ82にしっかりと取り付けてもよく、又は単一の一体式構成要素としてポインタホルダ82と一体的に形成してもよい。
[0043] 本発明の一態様によると、ポインタ74を有するポインタホルダ82は、収容部70内、例えばチャネル80内で、図3及び図4のステージ42及び/又はスライドホルダ46の移動とともに移動するように適応される。従って、本発明の態様によると、ポインタホルダ82はステージ42に作動可能に接続され、及び/又は、スライドホルダ46及びポインタホルダ82は、ステージ42及び/又はスライドホルダ46の移動に応え移動してもよい。一態様では、ポインタホルダ82を、あらゆる従来の手段、例えばあらゆるタイプのハードウェア及び/又は留め具により、ステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続してもよい。図5〜図8に示す本発明の態様で、ポインタホルダ82は、結合具、例えば、1つ又は複数のロッド85を用いてステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続される。1つ又は複数のロッド85は、バー、ネジ無しロッド、ねじ付きロッド、又はチューブなどであってもよい。図8に示すように、一態様では、ロッド85は、ポインタホルダ82内のねじ付き穴81に係合するように適応された少なくとも1つのねじ付き端部87を有する少なくとも部分的にねじ付きされたロッドであってもよい。
[0044] 図3及び図4に示すように、ポインタ51及び53からステージ42及び/又はスライドホルダ46の間の結合具は、1つ又は複数のロッド56又は58を備えてもよい。また、図3及び図4に示すように、ロッド56(図5では85)をスライドホルダ46に取り付けてもよく、ロッド58(85)を従来のハードウェア、例えば、図3にそれぞれ示す内部ねじ付きチューブ57及び59、を用いてステージ42に取り付けてもよい。内部ねじ付きチューブ57及び59を、接着、はんだ付け、溶接を含む従来の手段によって、又は、機械的留め具でステージ42に取り付けてもよい。
[0045] また、図5〜図8に示すように、収容部70は、下部プレート又は「基部プレート」84を有してもよく、これに、例えば機械的留め具、接着、はんだ付け又は溶接によって、チャネル80を取り付けてもよい。本発明の一態様では、スロット78を形成するチャネル80を、基部プレート84と一体的に形成、例えば押し出し加工又は鋳造として形成してもよい。
[0046] 図5〜図8に示すように、ポテンショメータ72は、収容部70により受け入れられるよう適応され、及び、そのようなサイズの細長形の構造を備えてもよい。本発明の態様によると、ポテンショメータ72は、ポインタ74、又は同様の機能の装置の位置に基づき電気信号を出力するように適応されたあらゆる形態の直線状の電気構成要素又は装置であってもよい。一態様では、ポテンショメータ72は、「膜タイプ」のポテンショメータを備えてもよい。ポテンショメータ72が膜タイプのポテンショメータを備えるとき、ポインタ74を、ポテンショメータ72の膜をたわませ、それが導電性物質間の接触を起こし、膜タイプのポテンショメータ72の長さに沿ってポインタ74の位置に対応する又は関連する出力信号を生成するように適応してもよい。他のタイプの膜ポテンショメータを使用してもよいが、一態様では、ポテンショメータ72は、ユタ州Salt Lake CityのSpectra Symbolにより提供される膜タイプのポテンショメータを備える。例えば、ポテンショメータ72は、Spectra Symbolのデータシート「Diagrams and Schematics」に開示されたSpectra Symbolの「ThinPot」ポテンショメータを備えてもよく、「Diagrams and Schematics」は参照により本明細書に含まれる。
[0047] また、図5〜図8に示すように、ポテンショメータ構体50/52を、ポテンショメータ72を受け入れ及び使用するように適応してもよい。例えば一態様では、ポテンショメータ構体50/52は、ポテンショメータ72を受け入れるように適応及び位置決められた基板又はプレート86を有してもよい。例えば、ポテンショメータ72を例えば接着又は機械的留め具でプレート86に取り付けてもよく、プレート86は、収容部70の中又は上を、例えば図8の両方向の矢印88で示されるように移動してもよい。プレート86及びポテンショメータ72の移動又は摺動は、ポテンショメータ72の出力を変更又は調節、例えばその後の参照のため出力を標準に戻す又は「ゼロにする」機能をもたらしてもよい。一態様では、プレート86は、「スライドバー」とも呼ぶこともあるが、これを収容部70内又は上を摺動するように適応してもよく、例えば、プレート86は、摩擦を減少する素材、例えば、PTFE含有素材、例えば、DuPontのTEFLON(登録商標)PTFE又はSaint−GobainのRULON(登録商標)PTFE、又はそれらと同等のものを有してもよい。
[0048] 図8で最も明らかに示すように、一態様では、収容部70を、プレート86の移動又は摺動を受け入れ及び/又は収容するように適応してもよい。例えば図8に示すように、収容部70は、プレート86の移動を受け入れ及び/又は誘導するチャネル90を備えてもよく、プレート86の上にポテンショメータ72が取り付けられる。一態様では、チャネル90を、誘導プレート又は「スペーサ片」92により形成してもよく、例えば、プレート92を基部プレート84に取り付け、プレート92はプレート86の移動を受け入れ及び誘導する位置及びサイズであってもよい。一態様では、プレート92を、接着により、機械的留め具、はんだ付けにより、又は溶接により基部プレート84に取り付けてもよい。本発明の一態様では、スペーサ片92を基部プレート84と一体的に形成してもよく、例えば基部プレート84内に機械加工、又は基部プレート84とともに押し出し加工又は鋳造として形成してもよい。一態様では、それぞれのスペーサ片92の幅は、それぞれのチャネル80の幅より狭くてもよい。図7で最も明らかに示すように、スペーサ片92の幅が、チャネル80の幅より狭いとき、幅の差がそれぞれのチャネル80の下部と、プレート86の少なくともいくぶんかの保持をもたらすそれぞれの基部プレート84の頂部の間に空洞91(例えば、一対の対向する空洞91)をもたらすことが可能である。例えば、それぞれのチャネル80の下部の少なくとも部分及びそれぞれの基部プレート84の頂部の少なくとも部分は、プレート86の垂直の保持を提供し得て、スペーサ片92の内部の縁部は、プレート86の横からの保持を提供し、一方でプレート86の長手方向の移動を可能にし得る。
[0049] また、図5〜図8に示すように、ポテンショメータ構体50/52をまた、プレート86及びプレート86に取り付けられたポテンショメータ72の位置を変更又は調節するように適応してもよい。例えば一態様では、ポテンショメータ構体50/52は、例えばその後の参照のため出力を標準に戻す又はゼロにするといった、ポテンショメータ72の出力を変更するように、プレート86及びポテンショメータ72の位置を変更するように適応された調整構体94を有してもよい。ポテンショメータ72の位置を調整する種々の手段、及び種々の調整機構を使用してもよいが、一態様では図8に示すように、調整構体94は、調整チューブ又はブロック96、ロッド取付チューブ、ブロック、又は「ロッドホルダ」98、調整ロッド100、及び調整ノブ102を有してもよい。示されるように、調整チューブ又はブロック96を、通常は取り付け、例えば接着、機械的留め具、はんだ付け、又は溶接などでプレート86に実質的にしっかりと取り付けてもよい。例えば調整チューブ96は、基部プレート84内のスロット又は開口部104を介してプレート86にアクセスしてもよい。調整チューブ又はブロック96は、穴97、例えば調整ロッド100上のねじ部に係合するように適応されたねじ付き穴を通常は有してもよい。ロッド取付チューブ又はブロック98を、通常は例えば接着、機械的留め具、はんだ付け、又は溶接などで実質的にしっかりと基部プレート84に取り付けてもよい。ロッド取付チューブ又はブロック98は、通常は穴99、例えば調整ロッド100を受け入れ及び支持するように適応された貫通穴を有してもよい。調整ロッド100は、例えば並目ねじ(UNC)又は細目ねじ(UNF)を有し、調整ブロック96内の相補するねじ付き穴97にネジ止めにより係合する金属ねじ付きロッドを備えてもよい。調整ノブ102は、操作及び回転、例えば調整ロッド100の快適な回転を容易にするあらゆる構造であってもよい。
[0050] 一態様では、図8に示すように、調整ノブ102は、例えば操作者の操作を容易にするように適応された刻み付き外径又は表面を有する金属又はプラスチックの円盤又はプレートであってもよい。別の態様では、調整ノブ102は、調整ロッド100に取り付けられたレバーアームを備えてもよい。レバーアームのたわみ、例えば、自動又は手動のたわみが調整ロッド100を回転して所望に応じてポテンショメータ72を移動してもよい。調整ロッド100の回転を、手動に加え自動で生じさせてもよいこともまた想定される。例えば調整ロッド100を、回転アクチュエータ、例えば、ステッパモータに作動可能に接続された電子コントローラ(図示せず)へのユーザ入力といったユーザ入力に応えロッド100を回転するように適応されたステッパモータに作動可能に接続してもよい。
[0051] プレート86とポテンショメータ72との移動を、プレート86に作動可能に接続されたリニアアクチュエータを用いて実行してもよいこともまた想定される。例えば一態様では、リニア位置決めトランスデューサのような空圧式アクチュエータ、液圧式アクチュエータ、機械的アクチュエータ、又は電気アクチュエータを、調整構体94の代わりに又は加えて使用してもよい。さらに、1つ又は複数のこれらのトランスデューサが、例えばトランスデューサに作動可能に接続された電子コントローラ(図示せず)へのユーザ入力といったユーザ入力に応えて、プレート86を移動してもよいことが想定されている。
[0052] 図9は、本発明の態様による図6に類似の他のポテンショメータ構体150の側面図である。ポテンショメータ構体150は、図5〜図8に示す構体50/52と非常に類似していてもよい。電位差測定構体150は、(例えば収容部70と同様の)収容部152、(例えばポインタ74と同様の)ポインタ154、(例えばポインタホルダ82と同様の)ポインタホルダ156、(例えば結合具85と同様の)結合具158、出力部157を有するリニアポテンショメータ(図示せず、例えばリニアポテンショメータ72と同様)、及び(例えば調整構体94と同様の)調整構体160を有してもよい。図9に示す態様によると、図5〜図8に示す態様と異なり、ポテンショメータ構体150の結合具158の1つの端部は、ステージ42及び/又はスライドホルダ46(図3及び図4参照)に作動可能に接続され、結合具158の他の端部は、ピン155に係合し、すなわちポインタホルダ156に係合する代わりである。図9に示す態様で、ピン155は、ポインタホルダ156に取り付け及び/又は装着され、例えばポインタホルダ156内にねじ込まれる。この態様によると、例えば1つ又は複数のロッドといった結合具158は、従来の手段、例えば機械的留め具でピン155に係合してもよい。一態様では、結合具158をピン155に回転可能に取り付けてもよく、結合具158は結合具158の中心線の周囲を回転し、一方でピン155で係合されてもよい。本発明のこの態様によると、(例えば結合具158にしっかりと取り付けられたナット159の回転により誘発された)結合具158の移動はまた、ポインタホルダ156、及びポインタホルダ156内に取り付けられたポインタ154も移動する。一態様では、調整構体160の代わりに又は併せて、ポテンショメータ構体150は結合具158を備える調整機構を有してもよい。一態様では、結合具158は、例えばねじ付き留め具によってスライドホルダ46又はステージ42(図示せず)にネジ止めにより係合し得るねじ付きロッドであってもよい。この態様によると、例えばロッド158に固定されたナット159、又はロッド158に固定された同様の構造によるねじ付きロッド158の回転は、ポインタ154をリニアポテンショメータに沿って移動して、とりわけポインタ154の位置を変え、よってポテンショメータの出力を変え、例えばポテンショメータの出力を標準に戻す又は「ゼロにする」。図9では示されないが、調整機構構体160を省いた状態で、調整機構160に関連する構造、例えば、図8に示すプレート86、スペーサ片92、及び/又はスロット104を省いてもよいことが想定されている。例えば、図8に示す配置に示唆されるように、ポテンショメータ72を基部プレート84に直接取り付けてもよい。
[0053] 図9Aは、図3に示すポテンショメータ構体50及び/又は52の代わりに使用し得る別のポテンショメータ構体350の側面図である。図9Bは、図9Aに示す別のポテンショメータ構体の分解斜視図である。示されるように、ポテンショメータ構体350は、例えば図5〜図8に関して示され及び記載されたポテンショメータ72と実質的に同一のポテンショメータといった、リニアポテンショメータ372(図9B参照)を包含する収容部370を有する。収容部370は、本明細書中に開示された収容部70と同様であってもよく、ポテンショメータ372に係合するような形状及び位置にあるポテンショメータポインタ、スタイラス、接点、又は「ワイパ」374を受け入れるように通常は適応される。本明細書に記載されたように、ポインタ374は、弾性を有する先端部、例えば、スプリングで付勢した先端部を有するねじ付きロッドを備えてもよい。本明細書に記載されたように、リニアポテンショメータ372は、1つ又は複数の電気信号出力部又は接点357を通常有し、それらは、ポテンショメータ372から電気信号を受信し、ポテンショメータ372に沿ったポインタ374の位置決めに基づき電気信号を出力するように適応される。本発明の最も広範囲の態様によると、収容部370はリニアポテンショメータ372を保持するように適応され、収容部370は、ポインタ374がリニアポテンショメータ372と接触し、一方でポインタ374の移動を可能にするように、ポインタ374を受け入れ及び位置決めるように適応される。
[0054] 図9Bに示すように、収容部370は、ポインタ374を受け入れるように適応されたスロット又は空洞378を備えてもよい。例えば示されるように、一態様では、収容部370は、ポインタ374を担持するポインタホルダ又は「スライダ」382を受け入れる位置及びサイズの対向するチャネルのセット380を備えてもよい。ポインタ374を、従来の手段、例えば接着、機械的留め具、又は溶接によりポインタホルダ382内に位置決めてもよい。図9Bに示すように、ポインタ374は、1つ又は複数のねじ付き穴383、例えばポインタホルダ382内のねじ付き貫通穴に係合するねじ付きロッドを備えてもよい。
[0055] 本発明の一態様によると、ポインタ374を有するポインタホルダ382は、収容部370内、例えばチャネル380内で、図3及び図4に示すステージ42及び/又はスライドホルダ46の移動とともに移動するように適応される。従って本発明の態様によると、ポインタホルダ382及びポインタ374はステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続され、ポインタホルダ382及びポインタ374は、ステージ42及び/又はスライドホルダ46の移動に応え移動してもよい。一態様では、ポインタホルダ382を、あらゆる従来の手段、例えばあらゆるタイプのハードウェア及び/又は留め具により、ステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続してもよい。図9A及び図9Bに示す本発明の態様で、ポインタホルダ382は、結合具、例えば、ステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続された1つ又は複数のロッド385を用いて、ステージ42及び/又はスライドホルダ46に作動可能に接続される。1つ又は複数のロッド385は、ポインタホルダ382に取り付けられたピン387を係合してもよい。ピン387を、少なくとも部分的にねじ付き、及びポインタホルダ382内の1つ又は複数のねじ付き穴389にネジ止めにより係合するように適応してもよい。別の態様では、ピン387を例えば機械的留め具により、溶接により、ポインタホルダ382にしっかりと取り付けてもよく、又は単一の一体式構成要素としてポインタホルダ382と一体的に形成してもよい。1つ又は複数のロッド385は、バー、ねじ付き無しロッド、ねじ付きロッド、又はチューブなどであってもよい。図9A及び図9Bに示すように、一態様では、ロッド385はピン387に係合してもよく、ロッド385はピン387内の貫通穴390により受け入れられ、及び従来の手段により貫通穴390内で保持されてもよい。例えば一態様では、示されるように、ロッド385を一対の保持リング又はワッシャ392によりピン387の貫通穴390内に保持してもよい。例えば、リング392はそれぞれ、当業界で公知の他のタイプの従来の留め具の中でも、保持ワッシャ、保持リング、又はプッシュナットであってもよい。例えば、リング392はそれぞれ、例えばロッド385を係合する内部の突起を有する金属保持ワッシャ、保持リング、又はプッシュナットであってもよい。一態様では、ロッド385をピン387に回転可能に係合し、例えばロッド385は貫通穴390内で回転することが可能である。
[0056] 前述の図3及び図4に示すように、(図9A及び図9Bの)ポテンショメータ構体350内のポインタ374とステージ42及び/又はスライドホルダ46との間の結合具は、1つ又は複数のロッド56又は58を有してもよい。また図3及び図4に示すように、(図9A及び図9Bのロッド385に対応し得る)ロッド56及び58を、従来のハードウェア、例えば図3に示された内部ねじ付きチューブ57及び59のそれぞれを用いてスライドホルダ46及び/又はステージ42に取り付けてもよい。
[0057] また図9A及び図9Bに示すように、収容部370は、下部プレート又は「基部プレート」384を有してもよく、これに例えば機械的留め具、接着、はんだ付け、ろう付け又は溶接によってチャネル380を取り付けてもよい。本発明の一態様では、スロット378を形成するチャネル380を、基部プレート384と一体的に形成、例えば押し出し加工又は鋳造として形成してもよい。
[0058] 図9A及び図9Bに示すように、ポテンショメータ372は、収容部370により受け入れられるように適応され及びそのようなサイズの本明細書中に開示されるような細長形の構造を備えてもよく、ポインタ374、又は本明細書中に開示される同様の機能の装置の位置に基づき電気信号を出力するように適応されたあらゆる形態の直線状電気構成要素又は装置であってもよい。例えばポテンショメータ372は、本明細書中に開示されるSpectra Symbolにより提供される膜タイプポテンショメータのような「膜タイプ」ポテンショメータであってもよい。
[0059] また図9A及び図9Bに示すように、ポテンショメータ構体350もまた、ポテンショメータ構体350内のポインタ374の位置を変更又は調節するように適応してもよい。例えば一態様では、ポテンショメータ構体350を、例えばステージ42及び/又はスライドホルダ46(図3参照)に関連してポインタ374の位置を変えるように適応してもよい。例えば一態様では、ポテンショメータ構体350は、ロッド385に取り付けられた(図9A及び図9Bの仮想線で示された)調整レバー又はナット395を有してもよく、ロッド385はレバー又はナット395の回転とともに回転する。レバー又はナット395を、従来の手段、例えば接着、はんだ付け、ろう付け又は溶接でロッド385にしっかりと取り付けてもよい。一態様では、ロッド385とレバー又はナット395の回転を、ステージ42及び/又はスライドホルダ46に対するポテンショメータ372に沿ったポインタ374の相対的な位置の変更に用いてもよい。例えば、ロッド385とステージ42及び/又はスライドホルダ46に取り付けられた(図3に示された内部ねじ付きチューブ57及び59のような)ねじ付き留め具のねじ付き係合により、レバー又はナット395の回転は、ステージ42及び/又はスライドホルダ46に対してポインタ374の位置を移動し得る。一態様では、レバー又はナット395の回転を、ポテンショメータ72の出力を変更し、例えばその後の参照のため出力を標準に戻す又は「ゼロにする」のに使用してもよい。
[0060] 一態様では、調整レバー又はナット395は、例えば操作者の操作を容易にするように適応された刻み付き外径又は表面を有する、金属又はプラスチックの円盤又はプレートであってもよい。別の態様では、ナット395は、ロッド385に取り付けられたレバーアームを備えてもよい。レバーアームのたわみ、例えば、自動又は手動のたわみがロッド385を回転して所望に応じてポインタ374を移動してもよい。レバー又はナット395の回転を、手動に加え自動で生じさせてもよいこともまた想定される。例えば、レバー又はナット395を、回転アクチュエータ、例えば、ステッパモータ(図示せず)に作動可能に接続された電子コントローラ(図示せず)へのユーザ入力といったユーザ入力に応えレバー又はナット395を回転するように適応されたステッパモータに作動可能に接続してもよい。
[0061] 図10は、本発明の態様を有するシステム200の概略図である。示されるように、システム200は、(図3に示すような)スライドホルダ46を有する顕微鏡ステージ42、(図3から図9Bに示すような)ポテンショメータ構体50及び52、並びに、ポテンショメータ構体50及び52に電気的に接続された受信器及び/又はディスプレイ210を通常有する。
[0062] 示されるように、本明細書中に開示されるようなステージ42及び/又はスライドホルダ46の移動、及びポテンショメータ構体50及び52内のポインタの対応するふれとともに、ポテンショメータ構体50及び52内のポテンショメータは、図10の電気接続202及び204を介して電気信号を出力する。例えば、電気接続202及び204を、図6及び図8に示す接点75、76、及び77のうち1つ又は複数に電気的に接続してもよい。一態様では、接続202及び204は、例えば図6及び図8に示す接点75、76、及び77のうち少なくとも1つからの有線又は無線接続であってもよい。接続202及び204は、複数の接続又はケーブルを有してもよく、これらの接続の1つが受信器210からポテンショメータ構体50及び52へ、電力を送信し、例えばポテンショメータ72に電力を供給してもよい。本発明の一態様によると、接続202及び204により送信された信号は、受信器210により受信され、及び所望に応じて操作、表示、印刷及び/又は出力される。
[0063] 受信器210は、収容部212及び種々の信号入力、操作、記憶及び/又は出力装置を有する。例えば受信器210は、例えば数字を表示するように適応されたデジタルディスプレイといった1つ又は複数のディスプレイ214及び216、及び電源スイッチ218を有してもよい。受信器210は、1つ又は複数のスイッチ又はボタンなど、例えば本明細書中に開示されるように、例えばステージ42上のスライド43の方向に応えて、ポテンショメータ72による検出された位置の出力の表示される極性を変更するように適応されたトグルスイッチといった、1つ又は複数のトグルスイッチ211を有してもよい。本発明の他の態様で、ディスプレイ214及び216は、例えば接続202及び204を介して受信された電気信号に関連する画像を表示するように適応されたグラフィックディスプレイであってもよい。例えば、接続202及び204から受信された信号がポテンショメータ構体50及び52内のポテンショメータ上のポインタの位置に関連付けられる一態様では、受信器210を、測定単位無しで、又は例えばインチ(in.)又はミリメートル(mm)といった測定単位で、ディスプレイ214及び216上に、例えば数字、アルファベット、又は英数字で位置を表示するように適応してもよい。受信器210は、通常は電気接続215により電力を受信してもよく、接続217を介して出力信号を、例えば外部装置220へ、例えば、ディスプレイ、プリンタ、記憶装置、又は(無線信号を送信するように適応された送信器のような)送信器へ送信してもよい。一態様では、外部装置220は、信号を送信及び/又はインターネットのようなネットワークから受信するように適応されたルータ又はサーバであってもよい。受信器210はまた、例えばとりわけスライドホルダ上のスライドの方向又はディスプレイ214及び/又は216上に表示されたデータの極性をユーザに通知するよう、1つ又は複数の標識又は点灯部213を有してもよい。(図12及び図13の説明を参照されたい。)
[0064] 図11は、本発明の一態様による図10に示す受信器210の内容の1つのセットの概略平面図である。図11に示すように、受信器210は、接続202及び204を介して信号を受信するように適応された入力モジュール222、ディスプレイ214及び216、電力接続215に接続された電源装置224、及び図10に関して前述したように接続217を介して信号を送信するように適応された1つ又は複数の出力モジュール226を有してもよい。一態様では、入力モジュール222は、リレー、例えば、6−VDC、4極、双投リレーであってもよく、例えばIDEC Corporationが提供するリレー又はそれの同等物であってもよい。図11に示されたように、受信器210はまた構成要素の中で特に、1つ又は複数のプロセッサ228及び/又は1つ又は複数の記憶装置230を有してもよく、それらは入力モジュール222及び/又は出力モジュール226に作動可能に接続又は電気的に接続されてもよい。受信器210内で見られ得る他の電気構成要素は、当業者に明らかである。
[0065] 図3〜図11に示す本発明の態様に関連して、本発明の一態様によると、顕微鏡10の視野内にスライド43上の対象を位置付け又は再捕捉する機器41が提供される。機器41は、1つ又は複数のポテンショメータ構体50及び52を有する。それぞれのポテンショメータ構体50及び52は、収容部70、収容部70内に位置し、ケーブル75、76、及び/又は77を介して信号を出力するように適応されたリニアポテンショメータ72、収容部70内に摺動可能に取り付けられ、接触、例えばリニアポテンショメータ72に選択的に接触するように適応された接点又は「ポインタ」74であって、リニアポテンショメータ72上のポインタ74の位置がリニアポテンショメータ72により出力される信号を決定する接点又は「ポインタ」74、及びポインタ74に作動可能に接続された第1端部、及び移動可能なステージ42又はステージ42に取り付けられた移動可能なスライドホルダ46に作動可能に接続された第2端部を有する結合具85を有する。本発明の態様によると、対象を有するスライド43又は移動可能なステージ42、又は両方を保持する移動可能なスライドホルダ46は、第1方向に移動可能である。機器は、リニアポテンショメータ72により出力された信号を受信し、信号を用いて顕微鏡10のステージ42上の移動可能な標本ホルダ46の位置を判断するように適応された受信器210(図10参照)を有してもよい。一態様では、判断された位置を、ディスプレイ214又は216、例えば受信器210内に位置するディスプレイに表示、そうでなければ格納及び/又は記録、例えば記載してもよい。
[0066] 本発明の一態様では、ポテンショメータ72を、例えば受信器210から接続202又は204を介してポテンショメータ72へ設けられたケーブルにより、例えば約5ボルト[V]の電圧で電力を供給してもよい。一態様によると、いくつかのポテンショメータ72の感度は、ポテンショメータが電力を供給される電圧の作用であってもよい。与えられたポテンショメータの最適電圧は、精度を強化し、一方で感度を最大化するものを決定可能であることが想定されている。本発明の態様によると、「感度」の語は、本発明の態様がスライド上の対象の位置の検出の精度を向上することを意味するのに使用される。一態様では、5Vの電圧は実際には5000ミリボルト[mV]の実電圧であり、ポテンショメータ72に沿ったポインタ74の実物大の位置は5000mVに対応してもよい。従って、一態様では、ディスプレイ214及び216上に表示される測定値は、0000から5000(又は4999)までの範囲の数字測定値を含んでもよく、すなわち、ポインタ74の位置に対応するポインタ74とポテンショメータ72の間で検出されるミリボルト電圧に対応する。一態様では、0000〜5000の範囲の電圧は、スライドを再位置決めし、スライド上の対象を再捕捉するのに使用される、ディスプレイ214及び216上に表示される測定値であってもよい。例えば、ディスプレイ214及び216上の測定値は位置に対応しなくてもよいが、ポテンショメータ72の出力、例えばポテンショメータ72の出力電圧に対応してもよい。別の態様では、ディスプレイ214及び216上に表示された測定値は、大きさ、例えばポテンショメータ72の出力から計算された比例寸法、例えばポテンショメータ72による電圧出力及びポテンショメータ72の有効長、例えば、3から6インチに対応してもよい。
[0067] 本発明の一態様によると、ディスプレイ214及び216の出力を、1つのポテンショメータ構体50又は52により検出された位置と、他のポテンショメータ構体50又は52により検出された位置との区別を容易にするように適応してもよい。例えば一態様では、ディスプレイ214及び216を、例えば「X位置」及び「Y位置」のラベルで適切にラベル付けしてもよい。別の態様では、ディスプレイそれ自身が検出された位置についての前置き文字を有してもよく、例えば、ディスプレイは前置き文字「X=」及び「Y=」を有してもよい。別の態様では、ポテンショメータ構体50又は52から受信された1つ又は複数の信号を、例えばディスプレイ214及び216上に表示する前に、表示された位置により表わされる位置の方向(例えば、X又はY)を区別するよう変更してもよい。例えば一態様では、ポテンショメータ構体50又は52により送信された信号の極性を、表示された大きさの1方向を他から区別するよう変更又は改変してもよい。例えば本発明の態様は、表示された位置の1方向(例えばY方向)を他の方向(例えばX方向)から区別するため、例えば、ポテンショメータ構体52から送信された信号を、例えば、「4445」mVの「正」電圧から、例えば「−4445」mVの「負」電圧へ、又は逆に、信号の極性の改変を含んでもよい。送信された電圧の表示された極性におけるこの改変を、(例えば図11に示された受信器210のプロセッサ228上で作動するソフトウェア)ソフトウェアにより提供してもよく、又はユーザ入力(例えば、図10に示されたトグル211のようなトグルの偏向)により提供してもよい。一態様では、ディスプレイ214及び216は、標本を保持するスライドの方向、及び/又はスライドの移動の相対的な方向を示し得るグラフィックイメージ又は「アイコン」を有してもよい。例えば一態様では、トグルスイッチ211(図10参照)が切り替え又は左へ「反転された」とき、スライド上のラベルが上から見てスライドの左側に位置決められるように、ディスプレイ214又は216を、例えば(「プラス」[+]サインのような)シンボル、画像又はスライドの方向である左へ方向付けられたスライドの絵を表示するように適応してもよい。逆に、スイッチ211が右に反転されたとき、スライド上のラベルが上から見てスライドの右側に位置決められるように、ディスプレイ214又は216は例えば(「マイナス」[−]サインのような)シンボル、画像、又はスライドの方向である右に方向付けられたスライドの絵を表示してもよい。別の態様では、ディスプレイ214又は216に隣接して、相対的なスライドの移動及び/又は方向を示す、例えば「上及び下の」矢印、「左及び右の」矢印、及び/又は「左右の」矢印といった矢印を使用してもよい。スライドの移動又は方向を示す他の適切なラベル及び/又は前置き文字もまた、必要に応じて想定される。
[0068] 別の態様では、ディスプレイ214又は216上に表示された検出された位置の区別を、例えば検出された位置又は修正された表示において予め定められた増加量又は減少量を導入することにより、数字又はアルファベットで示してもよい。例えば一態様では、予め定められたN単位の任意の増加量又は減少量を導入して、修正又は変更された値を生成し、1つのディスプレイが検出された位置を表示してもよく、他のディスプレイが検出された大きさプラスNを有する変更された値を表示してもよく、Nは通常は例えば−9から9までの範囲、又は9000から+9000までの範囲の整数であってもよい。例えば一態様では、ポテンショメータ72を4999mVの電圧で電力を供給してもよく、ポテンショメータ72上のポインタ51又は53の位置を、4999mV足すN=5000の関数として判断してもよい。従って、検出された位置が3500mVの「X」位置及び3800mVの「Y」位置であるとき、ディスプレイ214は、「3500」のX位置を表示してもよく、ディスプレイ216は、「8800」のY位置を表示してもよい(すなわち、Y+N=3800+5000)。従って、ユーザ又は調査者は、ディスプレイ216上に表示された修正、又は変更された値「8800」を、「Y方向に3800」の位置とより容易に結び付け、ディスプレイ214上に表示された修正、又は変更されない値「3500」を、「X方向に3500」の位置とより容易に結び付ける。他の予め定められた増加量又は減少量Nの使用は、当業者に明らかである。ポテンショメータ72により出力された信号の操作を、適切なソフトウェア、例えば受信器210内のプロセッサ228によりロード及び実行されるソフトウェア、及び/又はディスプレイ214及び/又は216内にロード及び実行されるソフトウェアにより実行してもよい。
[0069] 図12は、本発明の他の態様による、スライド位置決め又は方向検出システム250を有するステージ252の頂部平面図である。図13は、図12の詳細13により識別される、図12に示すスライド位置決めシステム250の詳細図である。本発明のさらなる態様で、スライド位置決め及び/又は方向検出システム250が提供され、それを単独で又は本発明の本明細書中に開示される他の態様とともに使用してもよい。スライド位置決めシステム250を、例えば以前に位置付けられた対象を再捕捉するよう、対象又は標本を有するスライド256がステージ252上に適切に又は繰り返し可能に位置決め及び/又は方向付けられるのを確実にするのに使用してもよい。別の態様では、スライド位置決めシステム250を、例えば、受信器210により受信された電気信号の極性を変更することにより、本明細書中に開示された本発明の態様により表示されたX/Y座標を(例えば「マイナス」[−]サインで)修正するのに使用してもよい。一態様では、本発明のこの態様を、本発明の態様によりスライド256上の対象又は標本が位置付けられると、例えば同一の又は異なる顕微鏡ユーザ又は調査者により、しばらく経って対象を再び位置付け又は再捕捉することが可能であることを確実にするのに使用してもよい。
[0070] 図12及び図13に示すように、一態様では、システム250は、スライドホルダ254を有する顕微鏡ステージ252を有する。ステージ252及び/又はスライドホルダ254を、本明細書中に開示される1つ又は複数のポテンショメータ構体50又は52に接続してもよい。一態様では、スライドホルダ254は、スライド256に係合するように適応された、例えば柔軟に付勢したアーム、例えばスプリングで付勢したアームといった、アーム253及び/又は255を有してもよい。
[0071] 図13に示すように、本発明の態様によると、スライドホルダ254は、2つの電気接点258及び260を有し、それらはそれぞれ導電体259及び261にそれぞれ接続される。導体259及び261のうち少なくとも1つは、通常はそれに作動可能に印加された電圧を有してもよい。図12及び図13に示すように、接点258及び260をスライドホルダ254のアーム253又は255の縁部に位置させてもよいが、接点258及び260をステージ252及び/又はスライドホルダ254上の任意の位置に位置させてもよい。また図13に示すように、システム250はまた、ラベル又は艶消し領域251、及びスライド256の少なくとも1つの側又は縁に沿って位置する導電ストリップ又は接点257、例えばアルミニウム又は銅ストリップを通常有するスライドガラス256も有する。
[0072] 本発明の態様によると、スライド256が、導電ストリップ257が接点258及び260のそれぞれと接触するスライドホルダ254内に位置するとき、(例えば1から300ミリアンペア[mA]までの範囲及び1.5から12ボルトまでの範囲の電圧)の電流が、導電ストリップ257を通して1つの接点から他の接点へ通過可能である。本発明の態様によると、接点258と接点260との間を通過した電流、及び/又は接点258及び/又は260のうちの1つに存在する電圧(例えば、1から6ボルトのDC[VDC])を、スライドホルダ254上のスライド256の存在を示すため検出してもよい。一態様では、予め定められた電流及び/又は予め定められた電圧が検出されたとき、本発明の態様はユーザに、スライド256が適切に又は不適切に位置決められていること、例えば調査者が望ましいように位置決められ、又は対象が例えばラベル251で左に以前に位置付けられたといったときの指定の方向に位置決められていることを通知してもよい。逆に一態様では、予め定められた電流及び/又は予め定められた電圧がないと、ユーザにスライド256が適切又は不適切な位置にある、例えば対象が以前に位置付けられたときの指定の方向に位置決められていないと通知するようにしてもよい。一態様では、ユーザの通知を、例えば受信器210内又は上に位置する送信器によって送出される聴覚又は視覚信号を用いて実施してもよい。
[0073] 別の態様では、スライド上の対象と関連する位置又は座標のセットはまた、対象が最初に位置付けられたときのスライドの方向を、例えばスライド256を上から見た、スライドの左側又は右側のスライドのラベル251とともに有してもよい。(通常はスライドを、作業面上の標本の存在によって定義されるように、スライドの頂部又は作業面から見る。)例えば一態様では、対象の位置又は座標のセットが最初に識別されたとき、対象が位置付けられた時間におけるスライドの方向、例えば、導電ストリップ257が接点258及び260に接触するかしないかもまた識別、格納及び/又は記録してもよい。本発明のこの態様を、図12及び図13に示すシステム250で、又は本明細書中に開示されるあらゆる他の態様で実施してもよい。
[0074] 一態様では、対象が位置付けられたときのスライドの方向、例えば、最初に位置付けられた方向を、表示された座標のうち少なくとも1つに関連させることにより示してもよいが、通常は座標と記号(例えば、マイナスサイン、「−」)、アイコン又は他の画像の両方で、例えば座標の数字の前に、例えば受信器210により受信された1つ又は複数の電気信号の極性を変更することにより示してもよい。例えば、(図12に示されたものと反対側に)スライド256が左側のラベル251で配向されたときに対象が位置付けられたならば、受信器210のディスプレイ214及び216上に表示された対象の座標を、記号、アイコン又は画像で修正してもよく、例えばディスプレイ214上の表示が「−3500」で現れ、ディスプレイ216上の表示が「−9445」で現れてもよく、及びそのように保存、格納又は記録してもよい。別の態様では、スライドの方向を示すディスプレイ214及び/又は216上に現れる表示の修正を、受信器210により受信された、例えば電気接続202及び/又は204を介して受信された1つ又は複数の電気信号の極性を変更することにより実行してもよい。この極性の変更を、自動的に、例えば受信器210のソフトウェアにより、又は例えば受信器210上のスイッチ211の手段により手動で生じさせてもよい。
[0075] 逆に一態様では、(図12に示されたように)スライド256が右側のラベル251で配向されたときに対象が位置付けられたとき、記号、アイコン、又は画像を改変(例えば「−」から「+」)、又は削除してもよい。一態様では、ディスプレイ214及び215への記号、アイコン又は画像の差し込みを、操作者が受信器210のスイッチを作動することにより手動で差し込んでもよく、例えばスイッチ211を「右へ」「反転」して、スライド上の対象の座標が判断されたとき、ラベル251がスライド256の右に位置することを示してもよい。別の態様では、ディスプレイ214及び216への記号、アイコン又は画像の差し込みを、例えばスライド256の方向が図12及び図13に示された位置決めシステム250により検出されたときに、自動的に差し込んでもよい。従ってシステム250により検出されたとき、例えば受信器210内のソフトウェアが記号、アイコン又は画像をディスプレイ214及び216に差し込み又は削除してもよく、又は受信器210により受信された1つ又は複数の電気信号の極性を変更してもよい。同様に、その後同一の又は異なる調査者がスライド256を検査するとき、記録された座標とともに記号、アイコン又は画像の存在で、例えば右方向の矢印のアイコン(例えば、「→3500」及び「→9445」)で、調査者は所望の対象を再捕捉するため、ラベル251がスライド256の「右側で」なければならないことを理解するであろう。繰り返すが、右方向の矢印(「→」)のような記号、アイコン又は画像の出現を、スイッチ211を適切な方向に反転することによりディスプレイ214及び216に差し込んでもよい。また、このスライド256の方向を、聴覚又は視覚信号に関連付けてもよい。
[0076] 別の態様では、スライドの方向が、削除又は不注意に失われたとき、記録された位置又は座標のセットで対象の再捕捉の試みが適応されたとき、スライドが対象を再捕捉するよう位置決められるときに顕微鏡の視野内に対象があるかないかは、スライドの方向が対象の最初の位置のときの側の方向と同一でないことを指すことで操作者が解釈可能であり、よってスライドは対象を位置付けるのに再び方向付けられる必要があるかもしれない。一態様では、従って対象が現れないとき、1つ又は複数の電気信号の極性を、スライドの対応する再方向決め(すなわち方向の変更)で、例えば顕微鏡の視野内に対象が現れる場所に変えてもよい。
[0077] 別の態様では、最初の対象の位置又は座標のセットで対象の再捕捉の試みがなされ、(例えば、ストリップ257と接点258及び260の接触又は接触がないことにより、又はスイッチ211の方向と一致しないことにより)、スライドの方向が位置又は座標のセットが識別されたときのスライドの方向に適合しないとき、受信器210は操作者に、聴覚又は視覚信号、例えば標識213を点灯することにより方向の違いを通知してもよい。
[0078] 別の態様では、予め定められた電流及び/又は予め定められた電圧がシステム250から検出され、又は欠損するとき、本発明の態様は、ユーザ又は受信器210に、スライド256の方向に関して、例えば「左」又は「右」に方向付けられたことを通知してもよい。例えばシステム250は、スライド上に対象が以前に位置付けられたときのスライドの方向、例えば前の調査者が望ましかった方向と異なる方向にスライド256が位置決められているかどうかを、ユーザに通知してもよい。
[0079] 図13に示すように、一態様では、導電ストリップ257をスライド256上に位置付けてもよく、接点258及び259をステージ252及び/又はスライドホルダ254上に位置付けてもよい。しかしながら、別の態様では、導電ストリップ257をステージ252及び/又はスライドホルダ254上に位置付けてもよく、接点258及び259をスライド256上に位置付けてもよい。
[0080] 本発明の態様によると、図3〜13で開示された方法、システム、機器、及び装置は、操作者が後日容易に対象を再捕捉可能なように、スライド上の対象の位置を操作者が記録することを可能にする。対象の位置又は座標は、対象を保持するスライドの方向、例えば左又は右へのラベル251を含むことが可能である。一態様では、操作者は対象の再捕捉を容易にすることが可能な、特別に設計されたスライド256を使用可能である。本発明の他の態様を、例えばスライドの相対的な方向をシステムに入力することにより、例えば単純にトグルスイッチ211を反転してスライドの方向を示すことにより、従来のスライドガラスで使用可能である。一態様では、例えば左又は右のどちらかといったスライドの方向は、目的の対象の位置又は座標のさらなる詳細であり得る。例えば、本発明の態様を、以下のように使用してもよい。まず、標本、例えば血液サンプルをスライド43(図3参照)又は導電ストリップ257を有するスライド256(図12及び図13参照)上に取り付けた後、スライド256を、少なくとも1つが導線259又は261により提供される電圧(例えば、6VDC)を有する接点258及び260を有するスライドホルダ254内へ挿入してもよい。スライド256が、導電ストリップ257が接点258及び260の両方と接触する(又はスライドの方向により接触しない)スライドホルダ254内に挿入されるとき、導線259から導線261への電圧又は電流(例えば導線259から導線261への300ミリアンペア[mA]の電流、又は電流又は電圧の欠如)を、導線259及び261に作動可能に接続された電子機器で検出可能である。(例えば、受信器210内に位置する電子機器、図10及び図11参照。)電圧又は電流が検出され、又は検出されないとき、調査者は例えば点灯した表示又は聴覚信号によるような電子機器によって、及び/又はディスプレイ214及び/又は216上の適切な標識(例えば接触が検出されないとき、マイナスサイン(「−」))によって、スライド256がどのように位置するかを通知され、(図1の顕微鏡10のような)顕微鏡での観察が進み得る。
[0081] ステージ42(図3参照)上のスライド43又は256の位置決めで、調査者は、それから制御ノブ28(図2参照)及び顕微鏡の光学部品18(図1参照)を用いて顕微鏡10でスライド43又は256を視覚的に検査してもよい。本発明の態様によると、調査者が制御ノブ28を操作してステージ42(図3参照)及び/又はスライドホルダ46(図3参照)を移動する間、ポテンショメータ構体50及び52(例えば、ロッド56及び58のそれぞれ)に関連する結合具もまた、ポテンショメータポインタ51及び53をそれぞれのリニアポテンショメータ72(図5〜図8参照)に沿ってそれぞれ移動する。本発明の態様によると、ポテンショメータポインタ51及び53は、それらの移動中にそれらのそれぞれのリニアポテンショメータ72に接触してもよい。しかしながら、別の態様では、ポインタ51及び53は、例えばポインタ51及び53をそれらのねじ付き取付穴内で回転することにより、又はポインタ51及び53内に取り付けられた迅速着脱ボタンなどを押すことにより、ポインタ51及び53をポテンショメータ72と係合することによって、操作者が所望の接触を行うまで、それらのそれぞれのリニアポテンショメータ72に接触しなくてもよい。
[0082] 本発明の態様によると、調査者がスライド43又は256上の対象を位置付けるとき、例えば調査者が細胞又はファイバのような調査者の興味を引く標本を識別するとき、調査者は本発明の態様を用いて、対象の位置を記載又はそうでなければ記録可能である。例えば、所望の対象が顕微鏡の視野内にあるとき、調査者は、ディスプレイ214及び216上に表示されたポテンショメータ72上のポインタ51及び53の位置を観察可能である。調査者はそれから、例えば手動で表示された位置を書きとめ、印刷又は例えば受信器210内の記憶装置230内に位置を電子的に格納することにより、位置を記載可能である。前述のように、調査者はまた、例えば1つ又は複数の記録された位置にマイナスサイン[−]を差し込むことにより、例えば受信器210により受信され、ディスプレイ214及び/又は215上に表示された1つ又は複数の信号の極性を変更することにより、スライドの方向を記録してもよい。
[0083] 一態様では、ポテンショメータ72により送信される電気信号は、ポテンショメータ72上のポインタ51及び53の接触箇所と実質的に正確に対応してもよい。例えば一態様では、ポテンショメータ72は、接触箇所と数字として同等の電圧を出力してもよい。別の態様では、ポテンショメータ72は、接触箇所の位置からポテンショメータ72の長さへの距離、例えばポテンショメータ72の「有効」長の距離に比例した電圧を出力してもよい。例えば、ポテンショメータ72が有効長L(mm)及び全長の電圧V(mV)を有するとき、接点75、76、又は77におけるポテンショメータ72の電圧出力すなわちVPは、方程式1により接触箇所X(mm)の位置に対応してもよい。
VP=(X/L)×V 方程式1
[0084] 対象が顕微鏡の視野内にあるとき、例えば受信器210内のプロセッサによって値を求めるように、方程式1を、方程式2によりポインタ51接触箇所51の位置Xを得るよう置き換えてもよい。
X=(VP/V)×L 方程式2
例えば受信器210が電圧VPを受信すると、位置Xを得るため受信器2内のプロセッサが方程式2で値を求めてもよく、それをそれから所望に応じて記録又は、例えばディスプレイ214上に表示して出力してもよい。
[0085] 同様の計算で、ポインタ53の位置Y(及び/又は位置Z)について受信器210のプロセッサが値を求めることが可能である。結果として生じたX及びYの値を、それからディスプレイ214及び216上に表示、記憶装置230(図11参照)上に保存、手動で書きとめ、又はそうでなければ将来の使用のために記録可能である。
[0086] その後の時間で、スライド43又はスライド256上の対象が再検査されるとき、顕微鏡10での再検査のため、スライド43をステージ42(図3)又はステージ252(図12及び図13参照)上に取り付けてもよい。スライド256がステージ252上に取り付けられたとき、前述したように、すなわち導電ストリップ257と接点258及び260の間の接触の有無で、スライド256の所望の位置決めを繰り返してもよい。
[0087] 先行技術の実践及び教示とは逆に、本発明の態様を、スライド43又は256上の所望の対象をより容易に再捕捉するのに使用し得る。特に本発明の態様によると、(前述したように)先に記録された位置X及びYの読み出し、及び制御ノブ28の使用、及び接触箇所51及び53との接触によってポテンショメータ72により例えばディスプレイ214及び216に出力された位置を用いることにより、スライド43又は256の位置をステージ42又は252上の実質的に同一の位置に再確立可能であり、そこで、所望の対象、例えば、目的の血液細胞又はポリエステルファイバを再捕捉し、顕微鏡10の視野内で見て、さらに必要に応じて調査可能である。
[0088] 本発明の態様によると、スライドガラス上の対象又は標本の位置付けの実践を容易にし及び強化する、特に以前に位置付けられた対象又は標本を再捕捉する方法、システム及び装置が提供される。本発明の態様の光学顕微鏡への適用に関して本明細書中で開示されるが、本発明の態様を、例えばデジタル、電子、及び原子力顕微鏡といったあらゆる視覚又は検出装置に適用し得ることが想定されている。
[0089] 本明細書で使用される語句は、特定の実施形態を記載する目的のみで提供され、開示を限定することを意図しない。本明細書で使用される単数形「1つ」「1つの」及び「その」は、内容が明らかに他を示す場合を除いて、複数形を同様に含むことが意図される。「備える」及び/又は「含む」の語は、本明細書で使用されるとき、述べられた機能、整数、ステップ、操作、成分、及び/又は構成要素の存在を規定するが、1つ又は複数の他の機能、整数、ステップ、操作、成分、構成要素、及び/又はそれらの群の存在又は追加を排除しないことが、さらに理解される。
[0090] 以下の請求項内の全てのミーンズ又はステッププラスファンクションの構成要素に対応する構造、物質、作用及び均等物は、他の主張された構成要素と組み合わせた機能を実行するあらゆる構造、物質、又は作用を特に主張したものとして含むことが意図される。
[0091] 本開示の記載を例示及び説明の目的で示したが、網羅的である、又は開示された形態に限定されることを意図するものではない。多くの改良及び変形が、本開示の範囲及び趣旨から逸脱することなく当業者に明らかである。本開示及びその実践的な適用の原理を最もよく説明するため、及び他の当業者が期待される特定の使用に適するような種々の改良とともに種々の実施形態の開示を理解することを可能にするよう、実施形態を選択し記載した。