JP6438477B2 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、無線通信用集積回路、無線通信端末、無線通信方法及び無線接続方法に関する。
複数の無線ネットワークが存在する環境において、ノードが複数のハブから接続先のハブを選択する際、受信信号強度が最も大きいものを選択することが知られている。また、ノードがディスプレイ及び入力装置などのユーザインタフェースを有する場合、ハブを識別するハブIDの一覧が画面に表示され、ユーザがその中から所望のハブIDを選択する方法が知られている。
しかしながら、最も受信信号強度が大きいハブを選択する方法では、ユーザが望む無線ネットワークとは、別の無線ネットワークに無線通信端末を加入させてしまう場合がある。一方、小型化及び低消費電力化を目的にノードがディスプレイを内蔵しない場合、画面に表示された中から所望のハブIDを選択する方法を用いることができない。
特開2005−39571号公報 特開2014−17855号公報
そこで本発明の実施形態が解決しようとする課題は、所望の無線ネットワークに接続する確率を向上させることである。
一の実施形態による無線通信用集積回路は、制御回路を備える。前記制御回路は、第1の通信装置との距離が第1の距離範囲内に入ると、他の通信装置を識別する第1の識別情報を、第1の通信回路を介して受信し、前記他の通信装置を識別する第2の識別情報を、第2の通信回路を介して受信し、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを比較した結果に応じて、自装置と前記他の通信装置の一方が形成する無線ネットワークに接続するための無線信号を、前記第2通信回路を介して送信する。
第1の実施形態における通信システムの構成を示す図。 第1の実施形態におけるハブ1の構成を示す図。 第1の実施形態におけるノード2の構成を示す図。 第1の実施形態における補助端末3の構成を示す図。 第1の実施形態における情報の流れを示す図。 第1の実施形態において、ハブ1、補助端末3、ノード2の間でやり取りする情報の詳細を示す図。 ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が接続する無線接続方法の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態において、伝送する情報を示す表。 図8に示す付加情報の全てがノード2に伝達される場合の、ノード2の処理の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態における補助端末3の構成を示す図。 第3の実施形態における情報の流れを示す図。 第3の実施形態において、伝送する情報を示す表。 ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が接続する無線接続方法の一例を示すフローチャート。 第4の実施形態における情報の流れを示す図。 第4の実施形態において、伝送する情報を示す表。 ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が接続する無線接続方法の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るハブ1の第2の通信部14のハードウェア構成例を示す図。 第1の実施形態に係るノード2の第2の通信部24のハードウェア構成例を示す図。 第6の実施形態に係る無線通信端末の斜視図。 第6の実施形態に係るメモリーカードを示す図。
物体に設置して使用する通信装置(例えば、ウェアラブル端末)ではサイズなどの制約から、ディスプレイ、及び入力装置などのユーザインタフェースを搭載することが難しい。物体周辺に形成する無線ネットワークでは、その物体自体が無線通信の遮蔽物となる場合があるため、最も大きい受信信号強度のハブが、他の物体周辺に無線ネットワークを形成するハブの場合がある。その場合、ユーザインタフェースを用いずに受信信号強度のみを基準にハブを選択した場合、物体に設置された通信装置は、他の物体周辺に無線ネットワークを形成するハブとの間で通信を確立してしまうという問題がある。そこで、各実施形態では、通信装置が設置された対象物体と同一の対象物体に設置されたハブとの間で通信を確立するよう通信システムを構成することで、ユーザが望む無線ネットワークに通信装置が加入する確率を向上させる。
各実施形態では、物体周辺に形成された無線ネットワークに接続する無線接続方法について説明する。ここで、物体は、人体を含む動物及び植物などの生体、生体以外の物体(例えば自動車)などを含む。各実施形態では、物体の一例として、人体を用いて説明する。また、各実施形態では、一例として、人体周辺に形成される無線ネットワークであるBAN(Body Area Network)を用いて説明する。以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
各実施形態において、所望の無線ネットワークに加入する確率を向上させるという共通の課題を解決する。他の課題として、救急用途に利用される場合には通信確立に要する時間が短いことも求められる。更に、生体センシングは、センサの装着位置及び方向により得られる生体信号の傾向が異なるため、センサの装着位置及び方向等を把握することも重要である。また、ある種のセンシングでは、複数のノード間、あるいはハブとノードの間で時刻同期が必要なものもある。最後に、BANが多く存在する環境では、BAN同士の干渉や、BANとBAN以外の無線ネットワークとの間の干渉も発生するが、これらを通信確立時点で解消することができれば通信の安定性の観点から望ましい。このようなことから、各実施形態では、上述の第1の課題に加えて、下記の課題の少なくとも一つを解決する。
第2の課題は、センサの装着位置及び方向を把握することである。第3の課題は、ハブとノードとの間で時刻を同期することである。第4の課題は、通信確立に要する処理時間を短縮することである。第5の課題は、他のBANとの干渉、あるいはBAN以外の無線ネットワークとの干渉を軽減することである。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態における通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態における通信システムは、無線ネットワークを形成するハブ1と、ノード2と、補助端末(補助通信装置)3とを備える。
ハブ1は、無線通信端末または通信装置であり、第1の通信方式で、補助端末3と無線通信する。また、ハブ1は、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で、ノード2と無線通信する。
ノード2は、無線通信端末または通信装置であり、第1の通信方式で、補助端末3と無線通信する。
補助端末3は、ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が加入させる際に用いられる。補助端末3は、携帯可能な端末装置である。
ここで、第1の通信方式は、通信相手との距離がある距離範囲内に入ると通信可能になる近接無線通信方式である。この距離範囲は、具体的な数値等によって予め定められた距離範囲(規定の距離範囲)でもよいし、そうでなくてもよい。以下では規定の距離範囲を想定するが、距離範囲の値は分かっていなくてもかまわない。これにより、第1の通信方式では、ユーザが補助端末3を通信相手にかざすという動作をすることで、補助端末3と通信相手との間で無線通信可能になる。本実施形態では、第1の通信方式は、例えば、通信機器同士を接触させた状態、あるいは数cmから1メートル程度に近接させた状態で通信を行う近接無線通信方式として、以下説明する。なお、この近接無線通信方式は、例えば、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency Identifier)を用いた通信、またはTransferJET(登録商標)である。
第2の通信方式は、物体周辺に形成された無線ネットワークに接続し、接続後に無線通信する方式である。ここで、物体は、人体を含む動物及び植物などの生体、生体以外の物体(例えば自動車)などを含む。また、人体周辺に形成される無線ネットワークをBAN(Body Area Network)という。この第2の通信方式は、第1の通信方式とは異なり、ユーザが通信相手を明確に認識しにくい。
本実施形態に係るハブ1及びノード2は、例えば、ウェアラブル端末であり、小型、軽量且つ低消費電力が要求される。一方、補助端末3は、例えば、タブレット端末、多機能携帯電話(スマートフォン)、またはノートパソコンであり、ハブ1とノード2より上記要求が緩和される。補助端末3は、例えば、タッチパネルなどのユーザインタフェースを有し、ユーザによる情報の入力と情報の確認が可能である。
続いて、ハブ1の構成について説明する。図2は、第1の実施形態におけるハブ1の構成を示す図である。図2に示すように、ハブ1は、アンテナ11、アンテナ11と接続された第1の通信部12、アンテナ13、及びアンテナ13と接続された第2の通信部14を備える。更に、ハブ1は、記憶部15、RAM(Random Access Memory)16、CPU(Central Processing Unit)17、及びセンサ18を備える。
第1の通信部12、第2の通信部14、記憶部15、RAM16及びCPU17は、バスを介して互いに接続されており、互いに情報を伝達することが可能である。
第1の通信部12は、アンテナ11を介して、近接無線通信方式で補助端末3と通信する。第1の通信部12は、例えば、モデムであり、具体的には例えば、パッシブRFIDチップである。第1の通信部12は通信回路であり、一例として集積回路によって構成される。
ここで、第1の通信部12は、復調部121と、メモリ122と、メモリ123と、変調部124とを備える。
復調部121は、アンテナ11を介して補助端末3から受信した受信信号を復調して、補助端末3が無線送信した情報をメモリ122に保存する。
メモリ123には、自装置を識別する第1の識別情報の一例であるハブIDと、第1の通信部12を識別する機器識別情報(例えば、MACアドレス、以下、第1の機器識別情報という)が記憶されている。この機器識別情報は、通信部(例えば、モデム)毎に固有の値である。
なお、ハブIDと第1の機器識別情報とは、同じメモリに記憶されていてもよい。
変調部124は、メモリ123に記憶されているハブID及び第1の機器識別情報を読み出し、読み出したハブID及び第1の機器識別情報を変調する。そして、変調部124は、変調して得た送信信号をアンテナ11を介して無線送信する。
第2の通信部14は、アンテナ13を介して、近接無線通信方式とは異なる第2の通信方式でノード2と無線通信する。第2の通信部14は通信回路であり、一例として集積回路によって構成される。
記憶部15には、自装置の各部を制御するためのプログラムが記憶されている。また、記憶部15には、自装置を識別する第2の識別情報の一例であるハブIDが記憶されている。記憶部15は、SRAM、DRAM等の揮発性メモリでも、NAND、MRAM等の不揮発メモリでもよいし、ハードディスク、SSDなどでもよい。
RAM(Random Access Memory)16は、情報を一次保持する揮発性メモリである。
CPU(Central Processing Unit)17は、記憶部15からプログラムをRAM16に読み出して実行することで、制御部171として機能する。CPU17は、制御部171として動作する制御回路を含む。制御部171は、第2の通信部14を制御する。本実施形態に係る無線通信集積回路は、CPU17または制御部171を備え、さらに第1の通信部12である通信回路と、第2の通信部14である通信回路を備えてもよい。
センサ18は、自装置が設置された物体(例えば、人体)に関する情報を計測する。例えば、自装置が人体に設置された場合、センサ18は、自装置が設置された人体の生体情報を計測する。ここで、生体情報は、例えば、体温、血圧、脈波、心電、心拍、血中酸素濃度、尿糖、血糖、体動、または体の向きなどであるが、これらに限ったものではない。
続いて、ノード2の構成について説明する。図3は、第1の実施形態におけるノード2の構成を示す図である。図3に示すように、ノード2は、アンテナ21、アンテナ21と接続された第1の通信部22、アンテナ23、アンテナ23と接続された第2の通信部24、センサ25、記憶部26、RAM27、及びCPU28を備える。
第1の通信部22、第2の通信部24、センサ25、記憶部26、RAM27及びCPU28は、バスを介して互いに接続されており、互いに情報を伝達することが可能である。
第1の通信部22は、アンテナ21を介して、近接無線通信方式で補助端末3と通信する。具体的には例えば、第1の通信部22は、ハブ1からハブIDを第1の通信方式で受信した補助端末3から、ハブIDを第1の通信方式で受信する。第1の通信部12は、例えば、モデムであり、具体的には例えば、パッシブRFIDチップである。ここで、第1の通信部22は、復調部221、メモリ222、メモリ223、及び変調部224を備える。第1の通信部22は通信回路であり、一例として集積回路によって構成される。
復調部221は、アンテナ21を介して補助端末3から受信した受信信号を復調して、補助端末3が無線送信したハブIDをメモリ222に保存する。
メモリ223には、ノード2を識別する情報であるノードID、第1の通信部22を識別する機器識別情報(以下、第2の機器識別情報という)が保存されている。
変調部224は、メモリ223からノードIDを読み出し、読み出したノードIDを変調し、変調して得た送信信号を、アンテナ21を介して補助端末3へ無線送信する。
第2の通信部24は、アンテナ23を介して、近接無線通信方式とは異なる第2の通信方式でハブ1と無線通信する。例えば、第2の通信部14は、ハブ1からハブIDを第2の通信方式で受信する。第2の通信部14は通信回路であり、一例として集積回路によって構成される。
センサ25は、自装置が設置された物体(例えば、人体)に関する情報を計測する。例えば、自装置が人体に設置された場合、センサ25は、自装置が設置された人体の生体情報を計測する。
記憶部26には、自装置の各部を制御するためのプログラムが記憶されている。記憶部26は、例えば、SRAM、DRAM等の揮発性メモリでも、NAND、MRAM等の不揮発メモリでもよいし、ハードディスク、SSDなどでもよい。
RAM(Random Access Memory)27は、情報を一次保持する揮発性メモリである。
CPU(Central Processing Unit)28は、記憶部26からプログラムをRAM27に読み出して実行することで、制御部281として機能する。CPU28は、制御部281として動作する制御回路を含む。本実施形態に係る無線通信集積回路は、CPU28または制御部281を備え、さらに第1の通信部22である通信回路と、第2の通信部24である通信回路を備えてもよい。
制御部281は、第2の通信部24を制御する。例えば、制御部281は、第1の通信部22が第1の通信方式で受信したハブIDと、第2の通信部24が第2の通信方式で受信したハブIDとを比較する。そして、制御部281は、比較結果に応じて、無線ネットワークへの接続を確立させるための無線信号(本実施形態では、接続要求信号)を、第2の通信部24からハブ1へ第2の通信方式で送信させる。
続いて、図4を用いて補助端末3の構成を説明する。図4は、第1の実施形態における補助端末3の構成を示す図である。図4に示すように、補助端末3は、アンテナ31、アンテナ31と接続された第1の通信部32、入力部35、記憶部36、RAM37、CPU38を備える。第1の通信部32、入力部35、記憶部36、RAM37、CPU38は、バスを介して互いに接続されており、互いに情報を伝達することが可能である。
第1の通信部32は、通信相手との距離が規定の距離範囲内に入ると通信可能になる第1の通信方式で、ハブ1及びノード2と無線通信する。第1の通信部32は、例えば、モデムであり、具体的には例えば、RFIDリーダ/ライタである。
ここで、第1の通信部32は、RF部33と、ベースバンド部34とを備える。RF部33とベースバンド部34は、まとめて1チップのIC(Integrated Circuit:集積回路)として構成されてもよいし、別々のチップで構成されてもよい。
RF部225は、例えば、RFアナログICあるいは高周波ICである。ここで、RF部33は、復調部333と、変調部334とを備える。
復調部333は、受信時のアナログ処理を行う。受信回路227は、アンテナ31で受信された信号を増幅するLNA(低雑音増幅器)、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、増幅後の信号をベースバンドにダウンコンバートするミキサ、ダウンコーバート後の信号から、所望帯域の信号を抽出する受信フィルタ等を含む。
変調部334は、送信時のアナログ処理を行う。変調部334は、後述するDA変換部347によりDA変換されたフレームの信号から所望帯域の信号を抽出する送信フィルタ、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、フィルタリング後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、アップコンバート後の信号を増幅するプリアンプ(PA)等を含む。
ベースバンド部34は、例えば、ベースバンドLSIまたはベースバンドICである。ここで、ベースバンド部34は、AD変換部341、BB復調部342、メモリ343、メモリ345、BB変調部346、及びDA変換部347を備える。
AD変換部341は、AD変換回路である。AD変換部341は、復調部333から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、変換後のアナログ信号をBB復調部342に出力する。
BB復調部342は、復調や、復号化、プリアンブル及び物理ヘッダの解析などの処理を行う。BB復調部342は、ハブ1から送信された情報(例えば、ハブID、ハブの時刻)をメモリ343に保存する。
メモリ345には、ノード2に送信する情報が保存されている。
BB変調部346は、メモリ343から情報(例えば、ハブID、ハブの時刻)を読み出し、メモリ345から情報(例えば、ハブ及びノードの装着位置及び方向)を読み出す。BB変調部346は、読み出したこれらの情報に対して、プリアンブル及び物理ヘッダの追加や符号化、変調などの処理を行う。
DA変換部347は、DA変換回路である。DA変換部347は、BB変調部346から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換し、変換後のデジタル信号を、変調部334へ出力する。
入力部35は、例えば、タッチパネルであり、ユーザによる情報の入力と情報の表示が可能である。入力部35は、例えば、ハブ1及びノード2の装着位置及び方向を受け付ける。CPU38は、このハブ1及びノード2の装着位置及び方向を、ノード2に送信する情報としてメモリ345に保存する。
記憶部36には、自装置の各部を制御するためのプログラムが記憶されている。記憶部26は、例えば、不揮発性メモリである。
RAM37は、情報を一次保持する揮発性メモリである。
CPU38は、記憶部36からプログラムをRAM27に読み出して実行することで、制御部381として機能する。
制御部381は、第1の通信部32を制御する。例えば、制御部381は、ハブ1から、ハブIDを第1の通信部32が第1の通信方式で受信するように制御し、第1の通信部32が受信したハブIDを第1の通信方式で、第1の通信部32からノード2へ送信させる。
図5と図6を用いて、ハブ1、補助端末3、ノード2の間で通信システムを用いて、伝送する情報を説明する。図5は、第1の実施形態における情報の流れを示す図である。図5に示すように、ハブ1から補助端末3へ情報Aが無線で伝送され、補助端末3からノード2へ情報Bが伝送される。
図6は、第1の実施形態において、ハブ1、補助端末3、ノード2の間で伝送する情報の詳細を示す図である。図6に示すように、情報Aには、基本情報としてハブIDが含まれ、付加情報としてハブ1における時刻が含まれている。また、情報Bには、基本情報としてハブIDが含まれ、付加情報としてハブ及びノードの装着位置及び方向と、ハブ1における時刻とが含まれている。
以下、ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が接続する無線接続方法について図7を用いて説明する。図7は、ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が接続する無線接続方法の一例を示すフローチャートである。なお、図7では、図6に示す基本情報のみを伝送する場合について説明する。なお、図7では付加情報が伝送されることのある処理を2重枠で示されている。
前提として、最初は、ハブ1のCPU17は低電力モードで駆動し、ハブ1の第2の通信部14は停止している(すなわち消費電力0)。これにより、消費電力を低減できる。なお、ハブ1の第2の通信部14は、低電力モードで駆動していてもよい。
同様に、最初は、ノード2のCPU28は低電力モードで駆動し、ノード2の第2の通信部24は停止している(すなわち消費電力0)。これにより、消費電力を低減できる。なお、ノード2の第2の通信部24は、低電力モードで駆動していてもよい。
(ステップS101)まず、補助端末3の制御部381は、第1の通信部32の電源をONする。
(ステップS102)次に、ユーザは、補助端末3をハブ1から規定の距離範囲内まで近づける。これにより、補助端末3とハブ1とは、近接無線通信方式で無線通信可能となる。次に、補助端末3の制御部381は、第1の通信部32からハブIDの問合せを、近接無線通信方式で送信させる。ユーザが補助装置3とハブ1を接触または近接させている状態においてのみ、問合せの応答としてハブIDを受け取ることができる。
(ステップS201)次に、ハブ1の第1の通信部12は、ハブIDの問合せを受信する。第1の通信部12は、第1の識別情報の一例であるハブIDの問合せを受信した場合、ハブ問合せフラグを立てる。
(ステップS202)次に、制御部171は、ステップS201で受信した問合せに応じて、第1の通信部12から、第1の識別情報の一例であるハブIDを補助端末3に送信させる。
(ステップS203)制御部171は、ハブ問合せフラグを常時監視している。そして、ステップS201でハブ問合せフラグが立ったので、モードを低電力モードより消費電力が大きいフル電力モードに切り替える。そして、制御部171は、第2の通信部14へ電力を供給することで、第2の通信部14を起動させる。
(ステップS204)次に、制御部171は、記憶部15から第2の識別情報の一例であるハブIDを読み出し、第2の通信部14から、周波数チャネル1で、第2の識別情報の一例であるハブIDと周波数チャネル2を含むビーコンのブロードキャスト送信を開始させる。ビーコンは、無線ネットワークを周囲に報知することが目的の信号である。また、このように周波数チャネル2の存在を報知することで、ハブ1は、周波数チャネル2で無線ネットワークへの接続を要求する接続要求信号を受け付けることができる。
(ステップS103)補助端末3の制御部381は、第1の通信部32が第1の識別情報の一例であるハブIDを受信したか否か判定する。ハブIDを受信していない場合、補助端末3の制御部381は、ステップS102に戻って、再度ハブIDの問合せを第1の通信部32から送信させる。第1の通信部32は、近接無線通信方式でハブIDを受信する際、通信相手である第1の通信部12を識別する機器識別情報である第1の機器識別情報もハブIDとともに受信する。
(ステップS104)ステップS103で第1の通信部32がハブIDを受信した場合、補助端末3の第1の通信部32は、ハブIDとともに受信した第1の機器識別情報を保持する。ここで、既述のように、機器識別情報は、通信部毎に固有の値である。次に、ユーザが補助端末3をノード2から規定の距離範囲内まで近づける。これにより、補助端末3とノード2とは、近接無線通信方式で無線通信可能となる。
このとき、制御部381が、さきほど接触または近接させたハブ1とは異なる通信装置に接触または近接させたことを認識する方式として、新たに接触または近接した通信相手であるノード2の第1の通信部22を識別する機器識別情報である第2の機器識別情報を近接無線通信方式で取得する。
(ステップS105)そして、補助端末3の制御部381は、取得した第2の機器識別情報と保持中の第1の機器識別情報が一致するか否か判定する。
(ステップS106)ステップS105で取得した第2の機器識別情報と保持中の第1の機器識別情報が一致しない場合、補助端末3の制御部381は、ノード2に接触または近接したと判断し、第1の通信部32から、接触または近接した通信部すなわちノード2の第1の通信部22へ、近接無線通信方式で第1の識別情報の一例であるハブIDを送信させる。
このように、補助端末3の制御部381は、ノード2に対して、最初に機器識別情報を要求し、要求に応じて受信した第2の機器識別情報と、保持している第1の機器識別情報とを比較する。比較の結果、機器識別情報が異なっていれば、このノード2は、ハブ1とは異なる通信装置であることが分かるため、制御部381は、このノード2に対してハブIDを第1の通信部32から送信させる。これにより、補助端末3は、ノード2に対して、ハブ1から取得したハブIDを通知することができる。
(ステップS301)ノード2の第1の通信部22は、ステップS106で無線送信された第1の識別情報の一例であるハブIDを受信する。そして、第1の通信部22は、ハブIDを受信したので、ハブ取得フラグを立てる。
(ステップS302)ノード2の制御部281は、ハブ取得フラグを常時監視している。そして、ステップS301でハブ取得フラグが立ったので、モードを低電力モードより消費電力が大きいフル電力モードに切り替える。そして、制御部281は、第2の通信部24へ電力を供給することで、第2の通信部24を起動させる。
(ステップS303)次に、ノード2の第2の通信部24は、ビーコン1を受信する。
(ステップS304)次に、ノード2の制御部281は、ビーコン1内のハブIDと、第1の通信部22経由のハブIDが一致するか否か判定する。その際、ノード2の第2の通信部24は、複数ある周波数チャネル1の候補をスキャンして、ハブIDが一致するビーコン1を探す。ハブIDが一致しない場合、ノード2の制御部281は、ステップS303に戻って、次に受信されるビーコンを待つ。
(ステップS305)ステップS304でハブIDが一致すると判定された場合、ノード2の制御部281は、ビーコン1に含まれる周波数チャネル2の番号を参照して、周波数チャネル2でビーコン2の受信を待つ。そして、第2の通信部24がビーコン2を受信した場合、ノード2の制御部281は、ビーコン2に含まれる開始時刻t1と終了時刻t2を参照する。そして、ノード2の制御部281は、開始時刻t1と終了時刻t2の間の時刻に、第2の通信部24から周波数チャネル2でハブ1に対して接続要求信号を送信する。
(ステップS205)ハブ1の第2の通信部14が、ステップS305でノード2から送信された接続要求信号を受信する。
(ステップS206)ハブ1の制御部171は、第2の通信部14から、このノード2に対する接続許可信号を送信させる。ここで、接続許可信号は、無線ネットワークへの接続を許可する信号である。
(ステップS207)ハブ1の制御部171は、第2の通信部14に、第2の通信方式で、ノード2との通信を開始(すなわちノード2との接続に関する通信を開始)させる。
(ステップS306)ステップS305の後で、ノード2の制御部281は、第2の通信部24で接続許可信号を受信したか否か判定する。
(ステップS307)ステップS306で、第2の通信部24で接続許可信号を受信したと判定された場合、ノード2の制御部281は、第2の通信部24に、第2の通信方式で、ハブ1との通信(すなわち接続許可信号で許可された接続に関する通信)を開始させる。
なお、本実施形態では、一例として、ノード2は、補助端末3から受信した第1の識別情報の一例であるハブIDとハブ1から受信した第2の識別情報の一例であるハブIDとが一致した場合、接続要求信号をハブ1へ無線送信したが、これに限ったものではない。ノード2は、補助端末3から受信した第1の識別情報の一例であるハブIDとハブ1から受信した第2の識別情報の一例であるハブIDとが予め決められた対応関係である場合に、接続要求信号をハブ1へ無線送信してもよい。
以上により、第1の実施形態におけるハブ1において、第1の通信部12は、補助端末3との距離が規定の距離範囲内に入ると、自装置を識別する第1の識別情報の一例であるハブIDを補助端末3へ無線送信する。第2の通信部14は、自装置を識別する第2の識別情報の一例であるハブIDをノード2へ無線送信する。制御部171は、第2の通信部14が、接続要求信号をノード2から受信した場合、第2の通信部14にノード2との無線通信を開始(接続要求信号で要求された接続に関する通信を開始)させる。
また、第1の実施形態におけるノード2において、第1の通信部22は、補助端末3との距離が規定の距離範囲内に入ると、ハブ1からハブ1を識別する第1の識別情報の一例であるハブIDを受信した補助端末3からこのハブIDを無線で受信する。第2の通信部24は、ハブ1を識別する第2の識別情報の一例であるハブIDをハブ1から無線で受信する。制御部281は、第1の通信部22が受信した第1の識別情報と第2の通信部24が受信した第2の識別情報とを比較した結果に応じて、接続要求信号を第2の通信部24からハブ1へ送信させる。
すなわち、第1の実施形態における無線接続方法によれば、ハブ1が、補助端末3との距離が規定の距離範囲内に入ると、自らを識別する第1の識別情報の一例であるハブIDを、補助端末3へ無線送信する。次に、補助端末3は、ノード2との距離が規定の距離範囲内に入ると、受信した第1の識別情報の一例であるハブIDをノード2へ無線送信する。次に、ハブ1が、自らを識別する第2の識別情報の一例であるハブIDをノード2へ無線送信する。ノード2が、補助端末3から受信したハブIDとハブ1から受信したハブIDとを比較した結果に応じて、接続要求信号をハブ1へ無線送信する。
これにより、ユーザがノード2を、通信を確立させたいハブ1に補助端末3を近づけ、次に、ノード2に補助端末3を近づけることで、ノード2を、通信を確立させたいハブ1に確実に接続させることができる。
ここで、ウェアラブルセンサの種類によっては、身体上のどこに装着されるか事前に制限できないものが存在する。一方で、センシングできる信号は、身体上の装着位置や方向によって、信号の波形、信号の振幅、および、他のセンサでセンシングされる信号との相対時間、が異なるものがある。例えば、心電波形は電極の設置方向により波形が異なる。また心臓付近で振幅が大きく、心臓から離れるに従い減衰する。また脈波は、腕や指先で振幅が大きいが、心臓付近で取得される脈波より遅延する。
そこで、本実施形態において、補助端末3の入力部35は、ユーザから、ハブ1及びノード2の装着位置及び方向などの情報を受け付ける。ハブ1の装着位置及び方向は、ハブ1が有するセンサの装着位置及び方向を表す。また、ノード2の装着位置及び方向は、ノード2が有するセンサの装着位置及び方向を表す。そして、図6に示すように、補助端末3は、ユーザが入力したハブ及びノードの装着位置及び方向を付加情報として、ノード2に伝達することもある。具体的には、第2のステップの前に、補助端末3は、ハブ1とノード2の少なくとも一方の位置及び/または方向を含む位置方向情報の入力を操作者から受け付ける。そして、第2のステップにおいて、補助端末3は、ハブIDに加えて、受け付けた位置方向情報も、第1の通信方式でノード2へ無線送信する。
これにより、ノード2がハブ1及び/またはノード2が有するセンサの装着位置及び方向などの特徴を把握することができる。このため、センサ自身が、センサの装着位置及び方向などの情報を把握することができるので、センシング及び、計測信号を解析する信号解析をより高精度なものにすることができる。ここで、センシングは、生体情報を計測して計測信号を取得する処理である。例えば、センサの位置を把握することで、センサの計測時のゲインを適切な値に設定することができるので、センシングの精度を向上させることができる。また、例えば、センサの方向を特定することで、適切な特徴点を抽出できるので、信号解析の精度を向上させることができる。
なお、補助端末3は、ユーザが入力したハブ及びノードの装着位置及び方向を、ハブ1に伝達してもよい。具体的には、第1のステップの前に、補助端末3は、ハブ1とノード2の少なくとも一方の位置及び/または方向を含む位置方向情報の入力を操作者から受け付けてもよい。そして、第1のステップにおいて、補助端末3は、ハブIDの問合せとともに、上記で受け付けた位置方向情報を、第1の通信方式でハブ1へ無線送信してもよい。これにより、ハブがセンサの装着位置及び方向などの特徴を把握することができる。
このようにセンサの装着位置を把握することによって、センサの装着位置に応じたゲインを設定できるので、センシングが高精度になる。例えば、腕に装着され脈波を計測するセンサを有する通信装置の位置が予め分かっていれば、その装着位置の情報を用いることにより、腕で計測された脈波の立ち上がり時刻の遅れが、通常より早いのか遅いのかを判断できるので、血管の状態の推定精度を向上させることができる。
また、心電センサの場合、心電センサの方向によって、心臓の筋肉に対する二つの電極の相対的な位置が変わるので、計測される計測信号も変わってくる。
例えば、心電センサの方向を把握することによって、心電の波形のどの特徴点を抽出すれば良いか分かる。これにより、心電センサの方向に応じた特徴点を抽出し、その特徴点から、例えば、血管の状態などを把握することができる。
また、複数のウェアラブル端末でセンシングされた信号波形を統合して解析する際、その信号波形の取得された時刻を一致させておく、あるいは時刻差を認識しておく必要がある。この時刻が一致している状態、または時刻差が認識された状態を、時刻同期が取れている状態という。
例えば、胸近傍で計測された心拍の立ち上がり時刻に対する、腕で計測された脈波の立ち上がり時刻の遅れから、血管の状態を判定する場合を想定する。その場合、血管の状態を正確に判定するには、遅れを正確に計測する必要があるので、ウェアラブル端末間で時刻同期が取れている必要がある。
そのため、図6に示すように付加情報として、ハブ1が時刻情報を補助端末3に伝送し、さらに補助端末3がノード2にこの時刻情報を伝送することもある。具体的には、第1のステップにおいて、ハブ1は、ハブIDに加えて内部で管理している時刻情報も第1の通信方式で補助端末3へ無線送信してもよい。そして、第2のステップにおいて、補助端末3は、ハブIDに加えてこの時刻情報も第1の通信方式で、ノード2へ無線送信してもよい。
これにより、ハブ1とノード2とが内部に保持している時刻を一致させることができる。その結果、センサが設置された人の生体状態(例えば、血管の状態)をより正確に把握することができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、ノード2はビーコンを受信してから接続要求信号を送信する。これは、接続要求信号の送信に必要な情報がビーコンに含まれていると仮定したためである。
また、第1の実施形態に係る通信システムは、2つの周波数チャネルを用いて、周波数チャネル1で、ハブIDと周波数チャネル2を含むビーコン1を送信して周波数チャネル2の存在を報知する。そして、更に、周波数チャネル2で接続要求信号を受け付ける。
しかも、周波数チャネル1の候補は複数あるので、ノード2は周波数チャネル1の候補をスキャンして、ハブIDが一致するビーコンを探す。更に、周波数チャネル2でビーコン2を受信し、ビーコン2に含まれる情報を用いて、接続要求信号を送信する。このため、接続に要する時間が長く、これに対応するだけの電力を消費する。
そこで、本実施形態では、この接続に要する時間を短縮することを更なる課題とする。
既に、一つ以上のノードが接続しているハブであれば、第2の通信部14が既に起動している。第2の実施形態では、その第2の通信部14が使用している周波数チャネル1の番号、周波数チャネル2の番号、ビーコン1の内容、ビーコン2の内容のうち全てあるいは一部が、ハブ1の第1の通信部12から、補助端末3の第1の通信部32を介してノード2の第1の通信部22へ伝送される。ここで、周波数チャネル2の番号は、第2の通信方式で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報の一例である。
ここで、ビーコン1の内容は、少なくともハブIDで、他に第2の通信方式の規格のバージョン、フレームの長さ、ビーコン1の周期などがある。ビーコン2の内容は、接続要求信号の送信に必要な情報で、例えば、ハブ1が接続要求信号の受信を許可する時間帯の開始時刻t1及び修了時刻t2、ビーコン2の周期などである。
図8は、第2の実施形態において、伝送する情報を示す表である。図8に示す情報A及び情報Bの付加情報のうち、最低限必要な情報は、周波数チャネル2の番号である。周波数チャネル2の番号がハブ1からノード2に伝われば、ノード2はこの周波数チャネル2の番号の周波数で、ビーコン2を待つことができ、ビーコン1のスキャンを省略できるからである。
続いて、図9を用いてノード2の動作を説明する。図9は、図8に示す付加情報の全てがノード2に伝達される場合の、ノード2の処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS401)まず、ノード2の第1の通信部22は、補助端末3からハブID、周波数チャネル1の番号、周波数チャネル2の番号、ビーコン1の内容、ビーコン2の内容を受信する。そして、第1の通信部22は、ハブIDを受信したので、ハブ取得フラグを立てる。
(ステップS402)ノード2の制御部281は、ハブ取得フラグを常時監視している。そして、ステップS401でハブ取得フラグが立ったので、モードを低電力モードより消費電力が大きいフル電力モードに切り替える。そして、制御部281は、第2の通信部24へ電力を供給することで、第2の通信部24を起動させる。
(ステップS403)ステップS401で受信したビーコン2の内容には、開始時刻t1と終了時刻t2が含まれているので、ノード2の制御部281は、開始時刻t1と終了時刻t2との間の時刻に、第2の通信部241から接続要求信号を周波数チャネル2で送信させる。
(ステップS404)ノード2の制御部281は、第2の通信部24で接続許可信号を受信したか否か判定する。
(ステップS405)ステップS404で第2の通信部24で接続許可信号を受信した場合、ノード2の制御部281は、第2の通信部24で通信を開始(接続許可信号で許可された接続に関する通信を開始)させる。
以上、第2の実施形態では、上述した第1のステップにおいて、ハブ1は、ハブIDに加えて第2の通信方式で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を、第1の通信方式で補助端末3へ無線送信する。そして、上述した第2のステップにおいて、補助端末3は、ハブIDに加えて第2の通信方式で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を、第1の通信方式でノード2へ無線送信する。
これにより、周波数チャネル1から周波数チャネル2へのチャネル変更、ビ周波数チャネル1の候補のスキャンの必要がなくなるため、接続に要する時間を短縮することができる。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、多数のBANを短時間に構築していく場合(例えば、災害トリアージ現場など)を想定する。一般に、複数の無線端末が同一チャネルを同一タイミングで利用すると相互に干渉が発生し、結果として伝送スループットが低下する。そこで、本実施形態では、複数のBANの間、あるいはBANとBAN以外の無線通信システムとの間の干渉を初期接続時に解消することを更なる課題とする。
BANは、伝送する生体信号のデータレートが低いため、狭帯域チャネルを用いる場合がある。たとえば、BANの1チャネル幅を1MHz、運用周波数帯を2.4GHz ISM(Industry-Science-Medical)バンドとすると、約80個の周波数チャネルがとれる。あるいは、BANの1チャネル幅を2MHzとすると、約40個の周波数チャネルがとれる。
このため、これらの多数の周波数チャネルを使い回すことにより、干渉の発生確率を低減することはできる。具体的には、BANのハブが周波数チャネルの利用を開始する際、予め全ての周波数チャネルをキャリアセンスし、例えば、最も受信信号レベル(すなわち干渉信号レベル)の低いチャネルを利用する。
干渉信号の中には、ビーコン信号のように間欠的なものもあるので、1周波数チャネルあたり少なくともその周期以上の期間は、キャリアセンスが必要である。よって、全周波数チャネルのキャリアセンスには、1周波数チャネルあたりのキャリアセンス時間に全周波数チャネル数を乗じた時間を要する。またそれに対応しただけの電力も消費する。
また、BAN以外の通信システム(例えば、無線LAN)からの干渉を回避するには、その通信システムで通信可能な通信部(例えば、モデム)を備えて、キャリアセンスすることが最も確実である。しかし、ウェアラブル端末のサイズ縮小要求及び消費電力低減要求からこのようなアプローチは望ましくない。
そこで、第3の実施形態では、通信システムのチャネル管理及びチャネル指定機能を補助端末3に新たに担わせることにより、更に上記課題の解決を図る。
続いて、第3の実施形態に係る補助端末3cの構成について説明する。図10は、第3の実施形態における補助端末3cの構成を示す図である。なお、図4と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図10に示すように、第3の実施形態における補助端末3cの構成は、図4の第1の実施形態における補助端末3の構成に対して、アンテナ39、第2の通信部40、アンテナ41、第2の通信部42が追加された構成になっている。
第2の通信部40は、アンテナ39と接続されており、バスを介して他の構成要素と接続されている。第2の通信部40は、第1の無線ネットワークにおいて、第2の通信方式で無線通信する。
第2の通信部42は、アンテナ41と接続されており、バスを介して他の構成要素と接続されている。第2の通信部42は、第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークにおいて、第2の通信方式で無線通信する。
補助端末3cの制御部381は、自らがハブ1に指示した周波数チャネル番号を記憶部36に記憶させ、新たにハブに周波数チャネル番号を指示する際には、これ以外のチャネル番号を指示する。ここで、この周波数チャネル番号は、ハブが第2の通信方式で通信する際に用いる、一つまたは複数の周波数チャネル番号である。これにより、ハブ同士で第2の通信方式で用いる周波数が異なるので、無線通信の干渉を避けることができる。
制御部381は、第2の通信部40及び/または第2の通信部42で使用中の周波数チャネル、または第2の通信部40及び第2の通信部42が使用するそれぞれの周波数での受信信号強度に応じて、ハブ1に指示する周波数チャネル番号を決定してもよい。
例えば、制御部381は、第2の通信部40及び/または第2の通信部42に対して、現在使用している周波数チャネルを問合せ、現在使用している周波数チャネル以外の周波数チャネルをハブ1に指示する周波数チャネル番号に決定してもよい。
例えば、制御部381は、第2の通信部40及び第2の通信部42がキャリアセンスによって、第2の通信部40及び第2の通信部42が使用するそれぞれの周波数での受信信号強度を把握し、受信信号強度が低い方の周波数チャネルをハブ1に指示する周波数チャネル番号に決定してもよい。このように、制御部381は、複数の第2の通信部40、42が使用する複数の周波数チャネルの受信信号強度に応じて、ハブ1に指示する周波数チャネル番号を決定してもよい。
図11は、第3の実施形態における情報の流れを示す図である。図11に示すように、ハブ1から補助端末3cへ情報Aが無線で伝送される。次に補助端末3cからハブ1へ情報Cが伝送される。次に、補助端末3cからノード2へ情報Bが伝送される。
図12は、第3の実施形態において、伝送する情報を示す表である。図12に示すように、補助端末3cは、情報Aには、基本情報としてハブIDが含まれる。情報Cには、付加情報として、第2の通信方式で使用する周波数チャネル1の番号と周波数チャネル2の番号の全てまたは一部が含まれる。情報Bには、基本情報としてハブIDが含まれ、付加情報として、周波数チャネル1の番号と周波数チャネル2の番号の全てまたは一部が含まれる。但し、情報Cには、少なくとも周波数チャネル1の番号が付加情報として含まれることが好ましい。これにより、ハブ1がキャリアセンスすることなく、周波数チャネル1でハブIDを含むビーコン1を送信することができる。
図13は、ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が接続する無線接続方法の一例を示すフローチャートである。図13は、情報Cに、周波数チャネル1の番号及び周波数チャネル2の番号が含まれる例である。図13のうち、図7と異なる処理について、以下、説明する。
ステップS501〜S503の処理は、図7のステップS101〜S103の処理と同じであるので、その説明を省略する。ステップS201〜S202の処理は、図7のステップS601〜S602の処理と同じであるので、その説明を省略する。
(ステップS504)補助端末3cは、第1の通信部32でハブIDを受信すると、ハブ1の第2の通信部14が、周波数チャネル1の番号及び周波数チャネル2の番号を含む信号を送信する。
(ステップS603)ハブ1の第1の通信部12は、ステップS504で送信された信号を受信する。
(ステップS604)ハブ1の制御部171は、第2の通信部14を起動し、周波数チャネル1で、ハブIDを含むビーコン1の送信を開始する。
また、ステップS505〜S507の処理は、図7のステップS104〜S106の処理と同じであるので、その説明を省略する。
(ステップS508)ステップS507の後に、補助端末3cは、ノード2に対して周波数チャネル1の番号及び周波数チャネル2の番号を含む信号を送信する。
(ステップS701)ノード2の第1の通信部22は、ステップS507で送信された、ハブIDを含む信号を受信する。
(ステップS702)次に、ノード2の第1の通信部22は、ステップS508で送信された、周波数チャネル1の番号及び周波数チャネル2の番号を含む信号を受信する。
(ステップS703)次に、ノード2の制御部281は、モードを低電力モードより消費電力が大きいフル電力モードに切り替える。また、ノード2の制御部281は、第2の通信部24を起動する。
(ステップS704)次に、ノード2の第2の通信部24は、周波数チャネル1でビーコン1の受信を試みる。
(ステップS705)次に、ノード2の制御部281は、ビーコン1内のハブIDと、第1の通信部22経由のハブIDが一致するか否か判定する。ハブIDが一致しない場合、ノード2の制御部281は、ステップS303に戻って、次に受信されるビーコン1を待つ。
(ステップS706)ステップS705でハブIDが一致すると判定された場合、ノード2の制御部281は、周波数チャネル2でビーコン2の受信を待つ。そして、第2の通信部24がビーコン2を受信した場合、ノード2の制御部281は、ビーコン2に含まれる開始時刻t1と終了時刻t2を参照する。そして、ノード2の制御部281は、開始時刻t1と終了時刻t2の間の時刻に、第2の通信部24から周波数チャネル2でハブ1に対して接続要求信号を送信する。
また、ステップS705〜S708の処理は、図7のステップS304〜S307の処理と同じであるので、その説明を省略する。
以上、第3の実施形態において、上述した第1のステップにおいて、補助端末3cは、ハブIDを無線送信するとともに、第2の通信方式で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を、第1の通信方式でハブ1へ無線送信する。ここで、第2の通信方式で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報には、第3のステップにおいて、ハブ1がノード2へハブIDを送信する際に用いる周波数チャネル1の番号が含まれる。
これにより、ハブ1は、キャリアセンスすることなく、周波数チャネル1でハブIDを含むビーコン1を送信することができる。このため、ハブ1は、複数の周波数チャネル1の候補をキャリアセンスして、他の通信システムとの干渉が少ない周波数チャネルを選択する必要がなくなり、処理時間及び消費電力を低減することができる。
また、第2のステップにおいて、補助端末3cは、ハブIDに加えて第2の通信方式で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を、第1の通信方式でノード2へ無線送信する。ここで、第2の通信方式で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報には、第3のステップにおいて、ハブ1がノード2へハブIDを送信する際に用いる周波数チャネル1の番号が含まれる。これにより、ノード2にも周波数チャネル1の番号が補助端末3cから伝送されるので、ノード2は、周波数チャネル1の候補をスキャンしてビーコン1を探索する必要がなくなる。このため、接続に要する時間が短縮される。
なお、第3の実施形態では、補助端末3cは、第2の通信方式で通信する通信部として、第2の通信部40と第2の通信部42の2台備えたが、これに限らず、第2の通信方式で通信する通信部が、一台あっても、三台以上あってもよい。すなわち、補助端末3cは、第2の通信方式で通信する通信部を少なくとも一台以上備えればよい。
その場合、制御部381は、第2の通信方式で通信する通信部で使用中の周波数チャネル以外の周波数チャネルをハブ1に指示してもよい。これにより、無線通信システムとの干渉を避けることができる。また、制御部381は、他のハブに割り当てていない周波数チャネルであり、且つ第2の通信方式で通信する通信部で使用中の周波数チャネル以外の周波数チャネルをハブ1に指示してもよい。
また、制御部381は、第2の通信方式で通信する通信部が使用する複数の周波数チャネルそれぞれの受信信号強度のうち最も受信信号強度が低い周波数チャネルをハブ1に指示してもよい。また、制御部381は、他のハブに割り当てていない周波数チャネルであり、且つ第2の通信方式で通信する通信部が使用するそれぞれの周波数での受信信号強度のうち最も受信信号強度が低い周波数チャネルをハブ1に指示してもよい。
(第4の実施形態)
続いて、第4の実施形態について説明する。第1から第3の実施形態では、ユーザが補助端末をハブ、ノードの順に接触または近接させた。それに対し、第4の実施形態は、ユーザがノード、ハブの順に接触または近接させる。また、第1から第3の実施形態では、無線ネットワークへの接続を確立させるための無線信号として、無線ネットワークへの接続を要求する接続要求信号を用いた。それに対し、第4の実施形態は、無線ネットワークへの接続を確立させるための無線信号として、無線ネットワークへの接続を許可する接続許可信号を用いる。第4の実施形態におけるハブ1、ノード2、補助端末3の構成は、第1の実施形態におけるハブ1、ノード2、補助端末3の構成と同様であるので、その説明を省略する。
図14は、第4の実施形態における情報の流れを示す図である。図14に示すように、ノード2から補助端末3へ情報Bが無線で伝送され、補助端末3からハブ1へ情報Aが伝送される。
図15は、第4の実施形態において、伝送する情報を示す表である。図15に示すように、情報Aには、基本情報としてノードIDが含まれ、付加情報として、ハブ1及びノード2の装着位置及び方向、及びノード2で管理されている時刻が含まれている。情報Bには、基本情報としてノードIDが含まれ、付加情報として、ノード2で管理されている時刻が含まれている。以下、本実施形態では、既述の実施形態とは異なり、ノード2のメモリ223にはノード2を識別する識別情報である第1の識別情報が記憶されており、この第1の識別情報は一例としてノードIDである。また、本実施形態では、既述の実施形態とは異なり、ノード2の記憶部26にはノード2を識別する識別情報である第2の識別情報が記憶されており、この第2の識別情報は一例としてノードIDである。
続いて、図15の基本情報のみをやり取りする場合の動作について、図16を用いて説明する。図16は、ハブ1が形成する無線ネットワークにノード2が接続する無線接続方法の一例を示すフローチャートである。図16において、付加情報が伝送されることのある処理は、2重枠で示されている。
(ステップS801)まず、補助端末3の制御部381は、第1の通信部32の電源をONする。
(ステップS802)次に、ユーザは、補助端末3をノード2から規定の距離範囲内まで近づける。これにより、補助端末3とノード2とは、近接無線通信方式で無線通信可能となる。補助端末3の制御部381は、第1の通信部32からノードIDの問合せを近接無線通信方式で送信させる。なお、補助端末3は、補助端末3とノード2とが規定の距離範囲内にある場合のみ、問合せの応答としてノードIDを受信することができる。
(ステップS901)次に、ノード2の第1の通信部22は、ステップS802で補助端末3から無線送信された、ノードIDの問合せを受信する。そして、第1の通信部22は、ノードIDの問合せを受信したので、ハブ問合せフラグを立てる。
(ステップS902)次に、第1の通信部22は、ステップS901で受信した問合せに応じて、第1の識別情報の一例であるノードIDを補助端末3に送信する。
(ステップS903)制御部281は、ハブ問合せフラグを常時監視している。そして、ステップS901でハブ問合せフラグが立ったので、モードを低電力モードより消費電力が大きいフル電力モードに切り替える。そして、制御部281は、第2の通信部24へ電力を供給することで、第2の通信部24を起動させる。
(ステップS803)補助端末3の第1の通信部32でノードIDを受信したか否か判定する。ノードIDを受信していない場合、補助端末3の制御部381は、ステップS802に戻って、再度ノードIDの問合せを第1の通信部32から送信させる。第1の通信部32は、近接無線通信方式でノードIDを受信する際、通信相手である第1の通信部22を識別する機器識別情報もノードIDとともに受信する。以下、本実施形態では、既述の実施形態とは異なり、ノード2の第1の通信部22を識別する機器識別情報を第1の機器識別情報という。
(ステップS804)ステップS803で第1の通信部32がノードIDを受信した場合、補助端末3の第1の通信部32は、ノードIDとともに受信した第1の機器識別情報を保持する。ここで、既述のように、機器識別情報は、通信部毎に固有の値である。次に、ユーザが補助端末3をハブ1から規定の距離範囲内まで近づける。これにより、補助端末3とハブ1とは、近接無線通信方式で無線通信可能となる。
このとき、制御部381が、さきほど接触または近接させたノード2とは異なる通信装置に接触または近接させたことを認識する方式として、新たに接触または近接した通信相手の通信部すなわちハブ1の第1の通信部12の機器識別情報を近接無線通信方式で取得する。以下、本実施形態では、既述の実施形態とは異なり、ハブ1の第1の通信部12の機器識別情報を第2の機器識別情報という。
(ステップS805)そして、補助端末3の制御部381は、取得した第2の機器識別情報と保持中の第1の機器識別情報が一致するか否か判定する。
(ステップS806)ステップS805で取得した第2の機器識別情報と保持中の第1の機器識別情報が一致しない場合、補助端末3の制御部381は、ハブ1に接触または近接したと判断し、第1の通信部32から、接触または近接した通信部すなわちハブ1の第1の通信部12へ、近接無線通信方式で第1の識別情報の一例であるノードIDを送信させる。
このように、補助端末3の制御部381は、ハブ1に対して、最初に機器識別情報を要求し、要求に応じて受信した第2の機器識別情報と、保持している第1の機器識別情報を比較する。比較の結果、機器識別情報が異なっていれば、このハブ1は、ノード2とは異なる通信装置であることが分かるため、制御部381は、このハブ1に対して第1の識別情報の一例であるノードIDを第1の通信部32から送信させる。これにより、補助端末3は、ハブ1に対して、ノード2から取得したノードIDを通知することができる。
(ステップS1001)ハブ1の第1の通信部12は、ステップS806で無線送信されたノードIDを受信する。そして、第1の通信部12は、ノードIDを受信したので、ノードID取得フラグを立てる。
(ステップS1002)ハブ1の制御部171は、ノードID取得フラグを常時監視している。そして、ステップS1001でノードID取得フラグが立ったので、モードを低電力モードより消費電力が大きいフル電力モードに切り替える。そして、制御部281は、第2の通信部24へ電力を供給することで、第2の通信部24を起動させる。
(ステップS1003)次に、ハブ1の制御部171は、ハブ1の第2の通信部14から、周波数チャネル1でビーコン1の送信を開始させる。
(ステップS904)次に、ノード2の第2の通信部24は、ステップS1003で送信されたビーコン1を周波数チャネル1で受信する。ノード2の第2の通信部24は、ビーコン1に含まれる周波数チャネル2で、ハブ1から周波数チャネル2で送信されるビーコン2の受信を待つ。
(ステップS905)ノード2の第2の通信部24は、ハブ1からビーコン2を受信した場合、ビーコン2に含まれる開始時刻t3と終了時刻t4を参照し、ノード2の制御部281は、開始時刻t3と終了時刻t4との間に、ノードIDを含む接続要求信号をハブ1へ送信させる。
(ステップS1004)次に、ハブ1の第2の通信部14は、周波数チャネル2でステップS904でノードから送信された接続要求信号を受信する。
(ステップS1005)次に、ステップS1004で受信した接続要求信号内の第2の識別情報(ここでは一例としてノードID)と、第1の通信部12経由の第1の識別情報(ここでは一例としてノードID)が一致するか否か判定する。ここで、第1の通信部12経由のノードIDは、ステップS1001で受信したノードIDである。
(ステップS1006)次に、ハブ1の制御部171は、第2の通信部14からノード2へ接続許可信号を送信する。
(ステップS1007)次に、ハブ1の制御部171は、第2の通信部14でノード2との通信を開始(接続許可信号で許可した接続に関する通信を開始)させる。
(ステップS906)次に、ノード2の第2の通信部24は、ステップS1006でハブ1から送信された接続許可信号を受信する。
(ステップS907)次に、ノード2の制御部281は、第2の通信部24でハブ1との通信を開始(接続許可信号で許可された接続に関する通信を開始)させる。
なお、本実施形態では、一例として、ハブ1は、補助端末3から受信した第1の識別情報の一例であるノードIDとノード2から受信した第2の識別情報の一例であるノードIDとが一致した場合、接続要求信号をノード2へ無線送信したが、これに限ったものではない。ハブ1は、補助端末3から受信した第1の識別情報の一例であるノードIDとノード2から受信した第2の識別情報の一例であるノードIDとが予め決められた対応関係である場合に、接続許可信号をノード2へ無線送信してもよい。
以上、第4の実施形態において、第4の実施形態におけるハブ1において、第1の通信部12は、ノード2からノード2を識別する第1の識別情報の一例であるノードIDを受信した補助端末3からこのノードIDを無線で受信する。第2の通信部14は、ノード2を識別する第2の識別情報の一例であるノードIDをノード2から無線で受信する。制御部171は、第1の通信部12が受信した第1の識別情報の一例であるノードIDと第2の通信部14が受信した第2の識別情報の一例であるノードIDとを比較した結果に応じて、接続許可信号を第2の通信部14からノード2へ送信させる。
また、第4の実施形態におけるノード2において、第1の通信部22は、補助端末3との距離が規定の距離範囲内に入ると、自装置を識別する第1の識別情報の一例であるノードIDを補助端末3へ無線送信する。第2の通信部24は、自装置を識別する第2の識別情報の一例であるノードIDをハブ1へ無線送信する。制御部281は、第2の通信部24が接続許可信号をハブ1から受信した場合、第2の通信部24にハブ1との無線通信(接続許可信号で許可された接続に関する通信)を開始させる。
すなわち、ノード2が、補助端末3との距離が規定の距離範囲内に入ると、自らを識別する第1の識別情報の一例であるノードIDを、補助端末3へ無線送信する。次に、補助端末3は、ハブ1との距離が規定の距離範囲内に入ると、受信したノードIDをハブ1へ無線送信する。次に、ノード2が自らを識別する第2の識別情報の一例であるノードIDをハブ1へ第2の通信方式で無線送信する。次に、ハブ1は、補助端末3から受信した第1の識別情報の一例であるノードIDとノード2から受信した第2の識別情報の一例であるノードIDとを比較した結果に応じて、接続許可信号をノード2へ無線送信する。
これにより、ユーザがノード2に補助端末3を近づけ、次にノード2を、通信を確立させたいハブ1に補助端末3を近づけることで、ノード2を、通信を確立させたいハブ1に確実に接続させることができる。
また、補助端末3は、補助端末3にユーザが入力した、ハブ及びノードの装着位置及び方向を付加情報として、ハブ1に伝送することもある。これにより、ハブ1が、ハブ1及びノード2が有するセンサ18、25の装着位置及び方向を把握することができる。
なお、補助端末3は、補助端末3にユーザが入力した、ハブ及びノードの装着位置及び方向を付加情報として、ノード2に伝送してもよい。これにより、ノード2が、ハブ1及びノード2が有するセンサ18、25の装着位置及び方向などの特徴を把握することができる。
また、ノード2が時刻情報を付加情報として補助端末に伝送し、更に補助端末がこの時刻情報をハブ1に伝送することもある。これによりハブ1とノード2とが内部に保持している時刻を一致させる、すなわち時刻同期させることができる。
(第5の実施形態)
続いて、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では、第1の実施形態のハブ1の第2の通信部14及びノード2の第2の通信部24のハードウェア構成例について説明する。まず、第1の実施形態のハブ1の第2の通信部14のハードウェア構成例について、図17を用いて説明する。
(ハブ1の第2の通信部14のハードウェア構成例)
図17は、第1の実施形態に係るハブ1の第2の通信部14のハードウェア構成例を示す図である。このハードウェア構成は一例であり、ハードウェア構成は種々の変更が可能である。
第2の通信部14は、ベースバンド部211、RF部225と、少なくとも1つのアンテナ13とを備える。
ベースバンド部211は、制御回路212と、送信処理回路213と、受信処理回路214と、DA変換回路215、216と、AD変換回路217、218とを含む。RF部225とベースバンド部211は、まとめて1チップのIC(Integrated Circuit:集積回路)として構成されてもよいし、別々のチップで構成されてもよい。
一例として、ベースバンド部211は、ベースバンドLSIまたはベースバンドICまたはこれらの両方である。または、ベースバンド部211が、図示の点線の枠で示すように、IC232とIC231とを備えてもよい。このとき、IC232が制御回路212と送信処理回路213と受信処理回路214とを含み、IC231が、DA変換回路215、216とAD変換回路217、218を含むように、各ICに分かれてもよい。IC232は、1チップICの形態、複数のチップICからなる形態のいずれも含む。
制御回路212は、MAC(Media Access Control)層における処理を実行する。MAC層よりも上の層における処理の機能を、制御回路212に含めても構わない。制御回路212またはIC232は、一例として、通信を制御する通信処理装置、または通信を制御する制御部に対応する。このとき本実施形態に係る無線通信部は、送信回路226及び受信回路227を含んでもよい。無線通信部は、送信回路226及び受信回路227に加えて、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218を含んでもよい。無線通信部は、送信回路226及び受信回路227、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218に加えて、送信処理回路213及び受信処理回路214を含んでもよい。本実施形態に係る集積回路は、ベースバンド部211の全部または一部の処理、すなわち、制御回路212、送信処理回路213、受信処理回路214、DA変換回路215、216及びDA変換回路217、218の全部または一部の処理を行うプロセッサを備えていてもよい。
送信処理回路213は、プリアンブル及び物理ヘッダの追加や符号化、変調などの処理を行い、例えば2種類のデジタルベースバンド信号(以下、デジタルI信号とデジタルQ信号)を生成する。MIMO送信の場合は各ストリームに応じてそれぞれ2種類のデジタルベースバンド信号を生成する。
受信処理回路214は、復調や、復号化、プリアンブル及び物理ヘッダの解析などの処理を行う。
DA変換回路215、216は、送信処理回路213で処理された信号をDA変換する。より詳細には、DA変換回路215はデジタルI信号をアナログのI信号に変換し、DA変換回路216はデジタルQ信号をアナログのQ信号に変換する。なお、直交変調せずに一系統の信号のままで送信する場合もありうる。この場合、DA変換回路は1つだけでもよい。また、一系統または複数系統の送信信号をアンテナの数だけ振り分けて送信する場合には、アンテナの数に応じた数のDA変換回路を設けてもよい。
RF部225は、一例としてRFアナログICあるいは高周波ICである。RF部225の送信回路226は、DA変換回路215、216によりDA変換された信号から所望帯域の信号を抽出する送信フィルタ、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、フィルタリング後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、アップコンバート後の信号を増幅するプリアンプ(PA)等を含む。
RF部225の受信回路227は、アンテナ13で受信された信号を増幅するLNA(低雑音増幅器)、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、増幅後の信号をベースバンドにダウンコンバートするミキサ、ダウンコーバート後の信号から、所望帯域の信号を抽出する受信フィルタ等を含む。より詳細には、受信回路227は、不図示の低雑音増幅部で低雑音増幅された受信信号を互いに90°位相のずれた搬送波により直交復調して、受信信号と同位相のI(In-phase)信号と、これより90°位相が遅れたQ(Quad-phase)信号とを生成する。これらI信号とQ信号は、ゲインが調整された後に、受信回路227から出力される。
制御回路212は、送信回路226の送信フィルタ及び受信回路227の受信フィルタの動作を、使用するチャネルの設定に応じて制御してもよい。送信回路226及び受信回路227を制御する別の制御部が存在し、制御回路212がその制御部に指示を出すことで、同様の制御を行ってもよい。
ベースバンド部211におけるAD変換回路217、218は、受信回路227からの入力信号をAD変換する。より詳細には、AD変換回路217はI信号をデジタルI信号に変換し、AD変換回路218はQ信号をデジタルQ信号に変換する。なお、直交復調せずに一系統の信号だけを受信する場合もありうる。この場合、AD変換回路は1つだけでよい。また、複数のアンテナが設けられる場合には、アンテナの数に応じた数のAD変換回路を設けてもよい。
なお、アンテナ13を、送信回路226及び受信回路227のいずれか一方に切り換えるスイッチがRF部に配置されてもよい。スイッチを制御することで、送信時にはアンテナ100を送信回路226に接続し、受信時には、アンテナ100を受信回路227に接続してもよい。
図17では、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218がベースバンド部211側に配置されていたが、RF部225側に配置されるように構成してもよい。
図17の構成例は一例であり、本実施形態はこれに限定されるものではない。
(ノード2の第2の通信部24のハードウェア構成例)
続いて、第1の実施形態に係るノード2の第2の通信部24のハードウェア構成例について、図18を用いて説明する。図18は、第1の実施形態に係るノード2の第2の通信部24のハードウェア構成例を示したものである。このハードウェア構成は一例であり、ハードウェア構成は種々の変更が可能である。
第2の通信部24は、ベースバンド部311、RF部321と、少なくとも1つのアンテナ23とを備える。
ベースバンド部311は、制御回路312と、送信処理回路313と、受信処理回路314と、DA変換回路315、316と、AD変換回路317、318とを含む。RF部321とベースバンド部311は、まとめて1チップのIC(Integrated Circuit:集積回路)として構成されてもよいし、別々のチップで構成されてもよい。
一例として、ベースバンド部311は、ベースバンドLSIまたはベースバンドICまたはこれらの両方である。または、ベースバンド部311が、図示の点線の枠で示すように、IC332とIC331とを備えてもよい。このとき、IC332が制御回路312と送信処理回路313と受信処理回路314とを含み、IC331が、DA変換回路315、316とAD変換回路317、318を含むように、各ICに分かれてもよい。IC332は、1チップICの形態、複数のチップICからなる形態のいずれも含む。
制御回路312は、MAC(Media Access Control)層における処理を実行する。MAC層よりも上の層における処理の機能を、制御回路312に含めても構わない。制御回路312またはIC332は、一例として、通信を制御する通信処理装置、または通信を制御する制御部に対応する。このとき本実施形態に係る無線通信部は、送信回路322及び受信回路323を含んでもよい。無線通信部は、送信回路322及び受信回路323に加えて、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318を含んでもよい。さらに、無線通信部は、送信回路322及び受信回路323、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318に加えて、送信処理回路313及び受信処理回路314を含んでもよい。本実施形態に係る集積回路は、ベースバンド部311の全部または一部の処理、すなわち、制御回路312、送信処理回路313、受信処理回路314、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318の全部または一部の処理を行うプロセッサを備えていてもよい。
送信処理回路313は、プリアンブル及び物理ヘッダの追加や符号化、変調などの処理を行い、例えば2種類のデジタルベースバンド信号(以下、デジタルI信号とデジタルQ信号)を生成する。MIMO送信の場合は各ストリームに応じてそれぞれ2種類のデジタルベースバンド信号を生成する。
受信処理回路314は、復調や、復号化、プリアンブル及び物理ヘッダの解析などの処理を行う。
DA変換回路315、316は、送信処理回路313から入力される信号をDA変換する。より詳細には、DA変換回路315はデジタルI信号をアナログのI信号に変換し、DA変換回路316はデジタルQ信号をアナログのQ信号に変換する。なお、直交変調せずに一系統の信号のままで送信する場合もありうる。この場合、DA変換回路は1つだけでもよい。また、一系統または複数系統の送信信号をアンテナの数だけ振り分けて送信する場合には、アンテナの数に応じた数のDA変換回路を設けてもよい。
RF部321は、一例としてRFアナログICあるいは高周波ICである。RF部321の送信回路322は、DA変換回路315、316によりDA変換されたフレームの信号から所望帯域の信号を抽出する送信フィルタ、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、フィルタリング後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、アップコンバート後の信号を増幅するプリアンプ(PA)等を含む。
RF部321の受信回路323は、アンテナで受信された信号を増幅するLNA(低雑音増幅器)、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、増幅後の信号をベースバンドにダウンコンバートするミキサ、ダウンコーバート後の信号から所望帯域の信号を抽出する受信フィルタ等を含む。より詳細には、受信回路323は、不図示の低雑音増幅器で低雑音増幅された受信信号を互いに90°位相のずれた搬送波により直交復調して、受信信号と同位相のI(In−phase)信号と、これより90°位相が遅れたQ(Quad−phase)信号とを生成する。これらI信号とQ信号は、ゲインが調整された後に、受信回路323から出力される。
制御回路312は、送信回路322の送信フィルタ及び受信回路323の受信フィルタの動作を、使用するチャネルの設定に応じて制御してもよい。送信回路322及び受信回路323を制御する別の制御部が存在し、制御回路312がその制御部に指示を出すことで、同様の制御を行ってもよい。
ベースバンド部311におけるAD変換回路317、318は、受信回路323からの入力信号をAD変換する。より詳細には、AD変換回路317はI信号をデジタルI信号に変換し、AD変換回路318はQ信号をデジタルQ信号に変換する。なお、直交復調せずに一系統の信号だけを受信する場合もありうる。この場合、AD変換回路は1つだけでよい。また、複数のアンテナが設けられる場合には、アンテナの数に応じた数のAD変換回路を設けてもよい。
なお、アンテナ23を、送信回路322及び受信回路323のいずれか一方に切り換えるスイッチがRF部に配置されてもよい。スイッチを制御することで、送信時にはアンテナ23を送信回路322に接続し、受信時には、アンテナ23を受信回路323に接続してもよい。
図18では、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318がベースバンド部311側に配置されていたが、RF部321側に配置されるように構成してもよい。
図18の構成例は一例であり、本実施形態はこれに限定されるものではない。
なお、各実施形態において、第1の通信方式と第2の通信方式とは異なるものとして説明したが、同じであってもよい。
(第6の実施形態)
図17(A)及び図17(B)は、それぞれ第6の実施形態に係る無線通信端末の斜視図である。図17(A)の無線通信端末はノートPC701であり、図17(B)の無線通信端末は移動体端末721である。それぞれ、端末(基地局及び子局のいずれとして動作してもよい)の一形態に対応する。ノートPC701及び移動体端末721は、それぞれ無線通信装置705、715を搭載している。無線通信装置705、715として、これまで説明してきた無線通信装置を用いることができる。無線通信装置を搭載する無線通信端末は、ノートPCや移動体端末に限定されない。例えば、TV、デジタルカメラ、ウェアラブルデバイス、タブレット、スマートフォン、ゲーム装置、ネットワークストレージ装置、モニタ、デジタルオーディオプレーヤ、Webカメラ、ビデオカメラ、プロジェクト、ナビゲーションシステム、外部アダプタ、内部アダプタ、セットトップボックス、ゲートウェイ、プリンタサーバ、モバイルアクセスポイント、ルータ、エンタープライズ/サービスプロバイダアクセスポイント、ポータブル装置、ハンドヘルド装置等にも搭載可能である。
また、無線通信装置は、メモリーカードにも搭載可能である。当該無線通信装置をメモリーカードに搭載した例を図18に示す。メモリーカード731は、無線通信装置755と、メモリーカード本体732とを含む。メモリーカード731は、外部の装置との無線通信のために無線通信装置735を利用する。なお、図18では、メモリーカード731内の他の要素(例えばメモリ等)の記載は省略している。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、第1〜第6の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バス、プロセッサ部、及び外部インターフェース部を備える。プロセッサ部及び外部インターフェース部は、バスを介してバッファと接続される。プロセッサ部ではファームウェアが動作する。このように、ファームウェアを無線通信装置に含める構成とすることにより、ファームエアの書き換えによって無線通信装置の機能の変更を容易に行うことが可能となる。ファームウェアが動作するプロセッサ部は、本実施形態に係る通信制御装置または制御部の処理を行うプロセッサであってもよいし、当該処理の機能拡張または変更に係る処理を行う別のプロセッサであってもよい。ファームウェアが動作するプロセッサ部を、本実施形態に係るハブあるいは無線端末が備えてもよい。または当該プロセッサ部を、ハブに搭載される無線通信装置内の集積回路、または無線端末に搭載される無線通信装置内の集積回路が備えてもよい。
(第8の実施形態)
第8の実施形態では、第1〜第6の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、クロック生成部を備える。クロック生成部は、クロックを生成して出力端子より無線通信装置の外部にクロックを出力する。このように、無線通信装置内部で生成されたクロックを外部に出力し、外部に出力されたクロックによってホスト側を動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側とを同期させて動作させることが可能となる。
(第9の実施形態)
第9の実施形態では、第1〜第6の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、電源部、電源制御部、及び無線電力給電部を含む。電源制御部は、電源部と無線電力給電部とに接続され、無線通信装置に供給する電源を選択する制御を行う。このように、電源を無線通信装置に備える構成とすることにより、電源を制御した低消費電力化動作が可能となる。
(第10の実施形態)
第10の実施形態では、第9の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、SIMカードを含む。SIMカードは、例えば、無線通信装置における制御部等と接続される。このように、SIMカードを無線通信装置に備える構成とすることにより、容易に認証処理を行うことが可能となる。
(第11の実施形態)
第11の実施形態では、第7の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、動画像圧縮/伸長部を含む。動画像圧縮/伸長部は、バスと接続される。このように、動画像圧縮/伸長部を無線通信装置に備える構成とすることにより、圧縮した動画像の伝送と受信した圧縮動画像の伸長とを容易に行うことが可能となる。
(第12の実施形態)
第12の実施形態では、第1〜第11の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、LED部を含む。LED部は、例えば、無線通信装置における制御部、送信処理回路、受信処理回路、または制御回路等と接続される。このように、LED部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(第13の実施形態)
第13の実施形態では、第1〜第6のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バイブレータ部を含む。バイブレータ部は、例えば、無線通信装置における制御部、送信処理回路、受信処理回路、または制御回路等と接続される。このように、バイブレータ部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(第14の実施形態)
第14の実施形態では、第1〜第6のいずれかの実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、ディスプレイを含む。ディスプレイは、図示しないバスを介して、無線通信装置の制御部に接続されてもよい。このようにディスプレイを備える構成とし、無線通信装置の動作状態をディスプレイに表示することで、無線通信装置の動作状態をユーザに容易に通知することが可能となる。
本実施形態で用いられる用語は、広く解釈されるべきである。例えば用語“プロセッサ”は、汎用目的プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシンなどを包含してもよい。状況によって、“プロセッサ”は、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理回路(PLD)などを指してもよい。“プロセッサ”は、複数のマイクロプロセッサのような処理装置の組み合わせ、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと協働する1つ以上のマイクロプロセッサを指してもよい。
別の例として、用語“メモリ”は、電子情報を格納可能な任意の電子部品を包含してもよい。“メモリ”は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データストレージを指してもよく、これらはプロセッサによって読み出し可能である。プロセッサがメモリに対して情報を読み出しまたは書き込みまたはこれらの両方を行うならば、メモリはプロセッサと電気的に通信すると言うことができる。メモリは、プロセッサに統合されてもよく、この場合も、メモリは、プロセッサと電気的に通信していると言うことができる。
なお、各実施形態のハブ1、ノード2、または補助端末(3、3c)の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、プロセッサが実行することにより、各実施形態のハブ1、ノード2、または補助端末(3、3c)に係る上述した種々の処理または当該処理に基づく無線通信方法を行ってもよい。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 ハブ
2 ノード
3 補助端末(補助通信装置)
11、13、21、23、31、39、41 アンテナ
12、22、32 第1の通信部
121、221、333 復調部
122、123、222、223、343、345 メモリ
124、224、334 変調部
14、24、40、42 第2の通信部
15、26、36 記憶部
16、27、37 RAM(Random Access Memory)
17、28、38 CPU(Central Processing Unit)
171、281 制御部
18、25 センサ
341 AD変換部
342 BB復調部
346 BB変調部
347 DA変換部
35 入力部
34、311、211 ベースバンド部
33、225、321 RF部
226、322 送信回路
227、323 受信回路
212、312 制御回路
213、313 送信処理回路
214、314 受信処理回路
215、216、315、316 DA変換回路
217、218、317、318 AD変換回路
231、232、331、332 IC
701:ノートPC
721:移動体端末
705、315:無線通信装置
731:メモリーカード
732:メモリーカード本体
755:無線通信装置

Claims (21)

  1. 無線通信装置であって、
    他の通信装置から前記他の通信装置の第1識別情報を受信した第1の通信装置から、前記第1の通信装置との距離が第1の距離以下になると、前記第1識別情報を第1通信方式で受信する第1の通信部と、
    前記他の通信装置第2識別情報を前記他の通信装置から第2通信方式で受信する第2の通信部と、を備え、
    前記第2の通信部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを比較した結果に応じて、前記無線通信装置と前記他の通信装置の一方が形成する無線ネットワークに接続するための無線信号を前記第2通信方式で送信する
    無線通信装置。
  2. 前記第1の通信部は、前記第1識別情報に加えて、前記他の通信装置と前記無線通信装置のうち少なくとも一方の位置及び/または方向を含む位置方向情報を受信する
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1の通信部は、前記第1識別情報に加えて、前記他の通信装置が内部で管理している時刻情報を受信する
    請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の通信部は、前記第1識別情報に加えて、前記他の通信装置が通信で用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を受信し、
    前記第2の通信部は、前記第1の通信部が受信した周波数チャネル識別情報が示す周波数チャネルで、前記第2識別情報を受信する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1の通信部は、前記第1の通信装置によって決定された周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を受信し、
    前記第2の通信部は、前記第1の通信部が受信した周波数チャネル識別情報が示す周波数チャネルで、前記第2識別情報を受信する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1の通信部は、前記第1の通信装置との距離が前記第1の距離以下になると、前記第1の通信部を識別する機器識別情報を送信し、前記第1識別情報を受信する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 前記第2の通信部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報が一致する場合、前記無線ネットワークへの接続を確立させるための無線信号を前記他の通信装置へ無線送信する
    請求項1からのいずれか一項に記載の無線通信装置。
  8. 前記第1の通信部が、前記第1識別情報を受信した場合に、前記第2の通信部が起動する
    請求項1から7のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  9. 前記他の通信装置がハブで自装置がノードの場合、前記無線信号は、前記無線ネットワークへの接続を要求する接続要求信号である
    請求項1からのいずれか一項に記載の無線通信装置。
  10. 前記他の通信装置がノードで自装置がハブの場合、前記無線信号は、前記無線ネットワークへの接続を許可する接続許可信号である
    請求項1からのいずれか一項に記載の無線通信装置。
  11. 少なくとも1つの第1アンテナと、
    少なくとも1つの第2アンテナとを備え、
    前記第1の通信部は、前記第1アンテナを用い、
    前記第2の通信部は、前記第2アンテナを用いる
    を備えた請求項1〜10のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  12. 無線通信装置であって、
    第1の通信装置との距離が第1の距離以下になると、前記無線通信装置の第1識別情報を前記第1の通信装置に第1通信方式で送信する第1の通信部と
    前記無線通信装置の第2識別情報を他の通信装置に第2通信方式で送信する第2の通信部と、を備え、
    前記第1識別情報は、前記第1の通信装置が前記他の通信装置との距離が第2の距離以下になると、前記第1の通信装置より前記他の通信装置へ送信されるものであって、
    前記第2の通信部は、前記無線通信装置前記他の通信装置の一方により形成される無線ネットワークへの接続を確立するための無線信号を受信した、前記接続に関する前記第2通信方式の通信を開始する、
    無線通信装置。
  13. 前記第1の通信部は、前記第1識別情報に加えて、前記第1の通信部と前記第2の通信部のうち少なくとも一方の位置及び/または方向を含む位置方向情報を送信する
    請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 前記第1の通信部は、前記第1識別情報に加えて、内部で管理している時刻情報を送信する
    請求項12または13に記載の無線通信装置。
  15. 前記第1の通信部は、前記第1識別情報に加えて、前記第2の通信部が前記第2識別情報を無線送信する際に用いる周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を送信する
    請求項12から14のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  16. 前記第1の通信部は、前記第1の通信装置によって決定された周波数チャネルを識別する周波数チャネル識別情報を受信し、
    前記第2の通信部は、前記周波数チャネル識別情報が示す周波数チャネルで、前記第2識別情報を送信する
    請求項12から14のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  17. 前記第1の通信部は、前記第1の通信装置との距離が前記第1の距離以下になると、前記第1の通信部を識別する機器識別情報を送信する
    請求項12から16のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  18. 少なくとも1つの第1アンテナと、
    少なくとも1つの第2アンテナとを備え、
    前記第1の通信部は、前記第1アンテナを用い、
    前記第2の通信部は、前記第2アンテナを用いる
    を備えた請求項12〜17のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  19. 無線通信端末で実行する無線通信方法であって、
    他の通信端末から前記他の通信端末の第1識別情報を受信した第1の通信端末から、前記第1の通信端末との距離が第1の距離以下になると、前記第1識別情報を第1通信方式で受信し、
    前記他の通信端末の第2識別情報を、前記他の通信端末から第2通信方式で受信し、
    前記第1識別情報と前記第2識別情報とを比較した結果に応じて、前記無線通信端末と前記他の通信端末の一方が形成する無線ネットワークへの接続を確立させるための無線信号を前記第2通信方式で送信する、
    無線通信方法。
  20. 無線通信装置で実行する無線通信方法であって、
    他の通信装置から前記他の通信装置の第1識別情報を受信した第1の通信装置から、前記第1の通信装置との距離が第1の距離以下になると、前記第1識別情報を第1通信方式で受信し、
    前記他の通信装置の第2識別情報を、前記他の通信装置から第2通信方式で受信し、
    前記第1識別情報と前記第2識別情報とを比較した結果に応じて、前記無線通信装置と前記他の通信装置の一方が形成する無線ネットワークに接続するための無線信号を前記第2通信方式で送信する
    無線通信方法。
  21. 無線通信装置で実行する無線通信方法であって、
    第1の通信装置との距離が第1の距離以下になると、前記無線通信装置の第1識別情報を前記第1の通信装置に第1通信方式で送信し、
    前記無線通信装置の第2識別情報を他の通信装置に第2通信方式で送信し、
    前記第1識別情報は、前記第1の通信装置が前記他の通信装置との距離が第2の距離以下になると、前記第1の通信装置より前記他の通信装置へ送信されるものであって、
    前記無線通信装置と前記他の通信装置の一方により形成される無線ネットワークへの接続を確立するための無線信号を受信した後、前記接続に関する前記第2通信方式の通信を開始する、
    無線通信方法。
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