JP7037488B2 - 無線通信装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

無線通信装置、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Description

本技術は、無線通信装置、通信システムおよび通信方法に関する。詳しくは、無線通信を利用して各種情報のやり取りを行う無線通信装置、通信システムおよび通信方法に関する。
従来、アクセスポイントを介さず、無線通信装置同士が直接通信を行う通信システムが使用されている。例えば、Wi-Fiダイレクトの規格に基づく通信システムにおいては、接続機器発見処理を実行することにより通信相手となる無線通信装置を発見する。次に、無線接続を確立するための確立処理を行った後、これらの無線通信装置間において、データ転送等のアプリケーションが実行される。この接続機器発見処理や確立処理の段階において、それぞれの無線通信装置が実行可能なアプリケーションの情報のやり取りを行う通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2013/153886号
上述の従来技術では、接続機器発見処理であるdevice discoveryにおいて、アプリケーションを示す情報のやり取りを行う。この接続機器発見処理においては、応答要求信号(probe request)や応答信号(probe response)等の複数の信号のやり取りが必要となる。このため、上述の従来技術では、アプリケーションの実行までに要する時間が長くなるという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、無線通信装置間におけるアプリケーションの実行までに要する時間を短縮することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号を受信する受信部と、上記受信したネットワーク同報信号にサービスに関する情報が含まれる場合に上記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を上記アクセス情報に基づいて送信する制御を行う制御部とを具備する無線通信装置および無線通信方法である。これにより、ネットワーク同報信号に含まれるサービスに関する情報に応じたサービスが要求されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記サービスの要求を含む接続要求信号を送信する制御を行ってもよい。これにより、接続要求信号にサービスの要求が含まれるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記サービスに関する情報を保持するサービス情報保持部をさらに具備し、上記制御部は、上記受信したネットワーク同報信号に含まれる上記サービスに関する情報と上記保持されたサービスに関する情報とが一致する場合に上記サービスの要求を送信してもよい。これにより、受信したサービスに関する情報と保持されたサービスに関する情報とが比較されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記サービス情報保持部は、暗号化された上記サービスに関する情報を保持し、上記制御部は、上記暗号化されて保持されたサービスに関する情報を上記サービスの要求として送信してもよい。これにより、暗号化されたサービスに関する情報が送信されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、暗号化された上記サービスの要求を送信してもよい。これにより、サービスの要求が暗号化されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記サービスに関する情報は、サービスを提供する際の料金の情報を含み、上記制御部は、上記料金の情報に基づいて上記サービスを受けるか否かの判断をさらに行い、上記サービスを受ける際には上記サービスの要求を送信してもよい。これにより、料金に基づいて判断されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記サービスは、上記ネットワークを介したコンテンツのダウンロードであってもよい。これにより、コンテンツのダウンロードサービスが実行されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報を含めて送信する送信部と、上記送信したネットワーク同報信号を受信した他の無線通信装置から上記サービスの要求を受信した場合に上記サービスを上記他の無線通信装置に提供する制御を行う制御部とを具備してもよい。これにより、サービスに関する情報を含むネットワーク同報信号が送信されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報を含めて第2の無線通信装置に対して送信する送信部と、上記第2の無線通信装置から上記サービスの要求を受信した場合に上記サービスを上記第2の無線通信装置に提供する制御を行う第1の制御部とを備える第1の無線通信装置と、上記送信された上記ネットワーク同報信号を受信する受信部と、上記受信したネットワーク同報信号にサービスに関する情報が含まれる場合に上記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を上記第1の無線通信装置に上記アクセス情報に基づいて送信する制御を行う第2の制御部とを備える第2の無線通信装置とを具備する通信システムである。これにより、サービスに関する情報を含むネットワーク同報信号が送信され、このサービスに関する情報に応じたサービスが要求されるという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、受信したネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報が含まれる場合に上記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を上記アクセス情報に基づいて送信する制御を行う制御手順を具備する通信方法である。これにより、ネットワーク同報信号に含まれるサービスに関する情報に応じたサービスが要求されるという作用をもたらす。
また、この第3の側面において、ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報を含めて送信する送信手順と、上記送信したネットワーク同報信号を受信した無線通信装置から上記サービスの要求を受信した場合に上記サービスを提供する制御を行う制御手順とを具備してもよい。これにより、サービスに関する情報を含むネットワーク同報信号が送信されるという作用をもたらす。
本技術によれば、無線通信装置間におけるアプリケーションの実行までに要する時間を短縮するという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における無線通信装置100の構成例を示す図である。 本技術の実施の形態における長時間接続セットアップ送受信部150の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における無線通信装置200の構成例を示す図である。 本技術の実施の形態におけるフレームの構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるInformation Elementの構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるメモリ180の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における無線通信の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における無線通信装置接続処理の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるサービス登録処理(携帯端末)の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるサービス登録処理(コンテンツサーバ)の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における接続処理(携帯端末)の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における接続処理(PNC)の一例を示す図である。 本技術の第2の実施の形態におけるメモリ180の構成例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における無線通信装置200の構成例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における無線通信装置100の構成例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における接続処理(PNC)の一例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における接続処理(携帯端末)の一例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における無線通信装置100の他の構成例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における接続処理(携帯端末)の他の例を示す図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 無線アクセスポイントの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(ユーザの情報を送信する場合の例)
2.第2の実施の形態(暗号化されたユーザの情報を送信する場合の例)
3.第3の実施の形態(プロトコルを変更する場合の例)
4.応用例
<1.第1の実施の形態>
[通信システムの構成]
図1は、本技術の実施の形態における通信システム1の構成例を示す図である。この通信システム1は、無線通信装置100および200を備える。
無線通信装置100および200は、無線通信を利用して互いに接続して情報をやり取りするものである。これらの無線通信装置は、近距離無線通信を利用して接続することができる。例えば、標準規格IEEE802.15.3eやIEEE802.11ayを利用して接続することができる。
無線通信装置100は、例えば、携帯端末である。この無線通信装置100として、通話機能、データ通信機能およびコンテンツを表示する機能を有する携帯端末を使用することができる。
無線通信装置200は、例えば、駅の改札に設置される無線通信装置である。この無線通信装置200は、駅の改札等に設置され、運賃の精算等を行う。また、この無線通信装置200は、他の無線通信装置のユーザに対して、例えば、コンテンツのダウンロード等のサービスの提供も行う。また、無線通信装置200としてIEEE802.15.3eによって構築されるピコネット(Piconet)に接続する無線通信装置を使用することもできる。同図のシステムにおいては、無線通信装置200をピコネットにおけるピコネット・コーディネータ(以下、PNCと称する)と想定する。
同図の通信システム1について、無線通信装置100のユーザ10がコンテンツのダウンロードのサービスの提供を受ける場合を例に挙げて説明する。まず、ユーザ10は、自宅20において、コンテンツのダウンロードサービスをサービスプロバイダに対して登録(50)する。コンテンツには、例えば、駅の周辺において販売される商品のカタログや駅の周辺のタウン情報等が該当する。ユーザ10の登録により、ユーザ10のユーザ情報60が送信され、サービスプロバイダの有するコンテンツサーバ40に登録される。その後、ユーザ10が、駅30に移動して改札を通過する際に、コンテンツサーバ40からコンテンツとしてカタログ70が無線通信装置200を介して無線通信装置100にダウンロードされる。ユーザ10は、ダウンロードされたカタログ70を無線通信装置100の表示画面において閲覧することができる。このような通信システムにおいては、ユーザ10が改札を通過する時間内にコンテンツのダウンロードを行う必要があり、ダウンロードに要する時間を短縮する必要がある。
[無線通信装置(携帯端末)の構成]
図2は、本技術の第1の実施の形態における無線通信装置100の構成例を示す図である。この無線通信装置100は、第1の接続制御部140と、サービス情報保持部120と、インターフェース部130と、第2の接続制御部160と、メモリ180と、コンテンツ一時保持部190と、長時間接続セットアップ送受信部150と、短時間接続セットアップ送受信部170とを備える。
長時間接続セットアップ送受信部150は、無線ネットワーク回線を構築する送受信装置である。この長時間接続セットアップ送受信部150は、通信プロトコルとして、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)やIEEE802.11により策定されたプロトコルを使用することができる。後述する短時間接続セットアップ送受信部170と比較して、長時間接続セットアップ送受信部150は、通信回線の確立に長い時間を要する。
第1の接続制御部140は、無線通信装置100の全体を制御するものである。この第1の接続制御部140は、長時間接続セットアップ送受信部150を介してネットワークに接続する制御を行うものである。また、第1の接続制御部140は、データフレーム等を生成し、長時間接続セットアップ送受信部150を介して送信させる制御を行う。また、第1の接続制御部140は、長時間接続セットアップ送受信部150が受信したフレームの解析、データの抽出を行う。
また、第1の接続制御部140は、図1において説明したサービスプロバイダに対してサービスの登録の制御を行う。これにより、サービスブロバイダからサービスを識別するための情報であるサービスに関する情報を取得する。このサービスに関する情報としてIDコードであるサービスIDを使用することができる。取得したサービスIDは、サービス情報保持部120に保持される。この際、第1の接続制御部140は、自身の無線通信装置100を識別するための情報であるユーザIDをサービスプロバイダに送信する。このユーザIDには、例えば、無線通信装置100のシリアルナンバーを使用することができる。サービスIDおよびユーザIDを使用してサービスを受ける際の認証が行われる。なお、第1の接続制御部140は、サービス情報保持部120に保持されたサービスIDをメモリ180に転送することができる。認証に要する時間を短縮するためである。なお、第1の接続制御部140は、不図示のROM(Read Only Memory)に保持されたファームウェアまたはアプリケーションソフトウェアを実行することにより、上述の制御を行うことができる。また、このファームウェアを実行する際のワークメモリとして、不図示のRAM(Random Access Memory)を使用することができる。
また、第1の接続制御部140は、第2の接続制御部160および短時間接続セットアップ送受信部170を介してダウンロードされたコンテンツを表示部(不図示)に表示させる制御を行うことができる。また、第1の接続制御部140は、長時間接続セットアップ送受信部150、短時間接続セットアップ送受信部170および第2の接続制御部160の電源の制御を行う。これにより、無線通信装置100を省電力化することができる。
サービス情報保持部120は、サービスを識別する情報であるサービスIDを保持するものである。このサービス情報保持部120には、不揮発性のメモリを使用することができる。
短時間接続セットアップ送受信部170は、無線通信を利用してデータの送受信を行うものである。この短時間接続セットアップ送受信部170は、例えば、IEEE802.15.3eによりデータの送受信を行い、通信回線の確立に要する時間を短縮することができる。なお、短時間接続セットアップ送受信部170は、特許請求の範囲に記載の受信部の一例である。
第2の接続制御部160は、短時間接続セットアップ送受信部170を介してネットワークに接続する制御を行うものである。この第2の接続制御部160は、送信するフレームの生成および受信したフレームの解析を行う。また、第2の接続制御部160は、短時間接続セットアップ送受信部170を介してフレームの送受信を行う。具体的には、第2の接続制御部160は、ネットワーク同報信号を受信し、サービスIDが含まれているか否かを判断する。ここで、ネットワーク同報信号とは、ネットワークへのアクセス情報を報知するための信号であり、例えば、ビーコンフレームが該当する。第2の接続制御部160は、サービスIDが含まれている場合に、このサービスIDが予め登録したサービスに該当するか否かを判断する。これは、例えば、メモリ180に保持されたサービスIDと比較することにより行うことができる。比較の結果、これらのサービスIDが一致する場合には、第2の接続制御部160は、サービスIDに応じたサービスの提供を要求する。
この要求は、例えば、接続要求信号にサービスの要求を含めて送信することにより行うことができる。接続要求信号には、例えば、アソシエイション要求フレームが該当する。第2の接続制御部160は、サービスの要求として、サービスIDおよびユーザIDをアソシエイション要求フレームに含めて送信する。その後、第2の接続制御部160には、要求したサービスとしてコンテンツのダウンロードが実行される。第2の接続制御部160は、ダウンロードされたコンテンツをコンテンツ一時保持部190に一時的に保持することができる。この場合には、コンテンツのダウンロードを高速に行うことができる。また、第2の接続制御部160は、ユーザIDとともにユーザの情報を送信することができる。なお、第2の接続制御部160は、受信したビーコンフレームから抽出したネットワークへのアクセス情報に基づいてアソシエイション要求フレーム等の送信を行う。
なお、第2接続制御部160は、CPUおよびファームウェアを保持するROMを内蔵し、このファームウェアによりCPUを動作させて上述の制御を行う構成にすることができる。なお、第2の接続制御部160は、特許請求の範囲に記載の制御部および第2の制御部の一例である。
メモリ180は、事前に登録したサービスのサービスIDを一時的に保持するメモリである。このメモリ180には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを使用することができる。
コンテンツ一時保持部190は、ダウンロードされたコンテンツを一時的に保持するメモリである。このコンテンツ一時保持部190には、DDR(Double Data Rate)形式のSDRAM(Synchronous DRAM)を使用することができる。
インターフェース部130は、第1の接続制御部140および第2の接続制御部160の間のやり取りを行うインターフェースである。
なお、無線通信装置100は、特許請求の範囲に記載の第2の無線通信装置の一例である。
[長時間接続セットアップ送受信部]
図3は、本技術の実施の形態における長時間接続セットアップ送受信部150の構成例を示す図である。この長時間接続セットアップ送受信部150は、送信側ベースバンド部151と、送信側RF部152と、受信側ベースバンド部154と、受信側RF部155と、アンテナ153および156とを備える。アンテナ153および156は1本で送受信を共用してもよい。
送信側ベースバンド部151は、送信データをアナログベースバンド信号に変換するものである。この送信側ベースバンド部151は、第1の接続制御部140から入力された送信データに対し誤り訂正符号の付加、ヘッダおよびプリアンブルの挿入を行う。次に、送信データを変調する。この変調には、例えば、256QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調を使用することができる。変調後の送信データは、デジタルアナログ変換されてアナログベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、送信側RF部152に対して出力される。
送信側RF部152は、送信側ベースバンド部151から出力されたアナログベースバンド信号を所定周波数のキャリアに重畳してRF信号を生成するものである。
アンテナ153は、送信側RF部152により生成されたRF信号を送信するアンテナである。
アンテナ156は、RF信号を受信するアンテナである。受信されたRF信号は、受信側RF部155に入力される。
受信側RF部155は、アンテナ156により受信されたRF信号をアナログベースバンド信号に変換するものである。変換されたアナログベースバンド信号は、受信側ベースバンド部154に対して出力される。
受信側ベースバンド部154は、受信側RF部155から出力されたアナログベースバンド信号を受信データに変換するものである。この受信側ベースバンド部154は、アナログベースバンド信号を増幅した後に復調して受信データを生成する。生成された受信データは、誤り訂正が行われて第1の接続制御部140に対して出力される。
なお、短時間接続セットアップ送受信部170の構成はキャリアの周波数および送信電力やアンテナの形状が異なる点を除いて長時間接続セットアップ送受信部150と同様であるため、説明を省略する。
[無線通信装置(PNC)の構成]
図4は、本技術の第1の実施の形態における無線通信装置200の構成例を示す図である。この無線通信装置200は、図3において説明した無線通信装置100と比較して、サービス情報保持部120の代わりにコンテンツ保持部220を備える。また、無線通信装置200は、メモリ180およびコンテンツ一時保持部190を備える必要はない。
第1の接続制御部240は、無線通信装置200の全体を制御するものである。この第1の接続制御部240は、長時間接続セットアップ送受信部250を介してネットワークに接続する。このネットワークを介して、図1において説明したサービスプロバイダからサービスIDおよびこのサービスIDに係るサービスであるダウンロードの対象となるコンテンツならびにこのサービスに登録されたユーザのユーザIDを取得する。第1の接続制御部240は、取得したコンテンツをコンテンツ保持部220に保持させ、取得したサービスIDおよびユーザIDを第2の接続制御部260に転送する。
第2の接続制御部260は、短時間接続セットアップ送受信部270を介してネットワークに接続する制御を行うものである。この第2の接続制御部260は、ネットワーク同報信号であるビーコンフレームにサービスIDを含めて送信する。このビーコンフレームを受信した無線通信装置100からサービスの提供を要求された場合には、サービスIDに応じたサービスであるコンテンツのダウンロードを行う。具体的には、第2の接続制御部260は、無線通信装置100からアソシエイション要求フレームが送信された際に、このアソシエイション要求フレームにユーザIDが含まれているか否かを判断する。ユーザIDが含まれている場合には、この送信されたユーザIDが上述の登録済みユーザのユーザIDと一致するか否かを判断する。これらのユーザIDが一致する場合には、無線通信装置100に対してコンテンツを含むデータフレームを送信する。これにより、コンテンツのダウンロードが実行され、サービスを提供することができる。なお、第2の接続制御部260は、特許請求の範囲に記載の制御部および第1の制御部の一例である。
インターフェース部230は、第1の接続制御部240および第2の接続制御部260の間のやり取りを行うインターフェースである。
コンテンツ保持部220は、コンテンツを保持するメモリである。
長時間接続セットアップ送受信部250および短時間接続セットアップ送受信部270の構成はそれぞれ長時間接続セットアップ送受信部150および短時間接続セットアップ送受信部170と同様であるため、説明を省略する。なお、短時間接続セットアップ送受信部270は、特許請求の範囲に記載の送信部の一例である。
なお、無線通信装置200は、特許請求の範囲に記載の第1の無線通信装置の一例である。
[フレームの構成]
図5は、本技術の実施の形態におけるフレームの構成例を示す図である。同図は、無線通信装置100および200の間でやり取りされるビーコンフレームの構成例を表したものである。同図におけるaは、IEEE802.11により規定されるビーコンフレームの構成例を表したものである。同図におけるaのビーコンフレームは、MAC header310、Frame Body320および誤り訂正符号を格納するFCS330により構成される。
MAC Header310には、宛先のアドレス(Rx Address)、フレームタイプ、Duration等が格納される。
Frame Body320には、ネットワークへのアクセス情報とInformation Element321とが格納される。このInformation Element321にサービスIDが格納される。Information Elementの構成の詳細については後述する。
また、同図におけるbは、IEEE802.15.3により規定されるビーコンフレームの構成例を表したものである。同図におけるbのビーコンフレームは、MAC header340、Frame Body350およびFCS360により構成される。Frame Body350には、Pairnet synchronization351等の情報に加えてサービスID352や改札プロトコル353が格納される。改札プロトコル353には、プロトコルのバージョン番号が格納される。
なお、無線通信装置100から送信されるアソシエイション要求フレームにおいても同図のビーコンフレームと同様にInformation ElementまたはユーザIDを含む形式のフレームにすることができる。
[Information Elementの構成]
図6は、本技術の第1の実施の形態におけるInformation Elementの構成例を示す図である。同図は、図5において説明したInformation Element(以下、IEと称する)のフォーマット例を表したものである。
同図におけるaは、接続に関するデータを格納する領域のフォーマット例を表したものである。この領域には、通信構成、PNC Capability、携帯端末 CapabilityおよびFrequency Channelが格納される。通信構成欄のNFCは標準規格NFC Type A/B/Fが利用でき、NFC Type Fを用いたFelicaでもよい。
同図におけるbは、サービスに関するデータを格納する領域のフォーマット例を表したものである。この領域には、Element ID、サービスID、改札プロトコル、サービス種別、PNC 最大バッファサイズ、携帯端末 最大バッファサイズ、コンテンツサイズおよび料金が格納される。なお、料金は、サービスの提供の対価に該当する。
同図におけるcは、ユーザの情報に関するデータを格納する領域のフォーマット例を表したものである。この領域には、年齢、性別、趣味、サービスのセキュリティレベル、コンテンツポリシ、保存済みコンテンツおよびユーザIDが格納される。
同図に表したデータの一部または全部がビーコンフレームおよびアソシエイション要求フレームに格納されて送信される。
[メモリの構成]
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるメモリ180の構成例を示す図である。同図に表したようにメモリ180には、共通領域410、独自領域420およびサービスIDを保持する領域を有する。同図においては、サービスIDを保持する領域として430、440および450の3つの領域を有する例を表している。共通領域410にはユーザの年齢、性別および趣味等の情報が保持される。独自領域420には、共通領域410に保持される情報以外の情報が保持される。領域430、440および450には、それぞれサービスID#1乃至#3がそれぞれ保持される。
無線通信装置200からビーコンフレームを受信した場合に、第2の接続制御部160は、ビーコンフレームに含まれるサービスIDと領域430、440および450に保持されたサービスIDが一致するか否かを判断する。これらのサービスIDが一致する場合には、第2の接続制御部160は、ユーザIDと共通領域410および独自領域420に保持されたデータをユーザ情報として前述のIEを構成する。このIEをアソシエイション要求フレームに格納して無線通信装置200に対して送信する。
なお、ユーザがサービスプロバイダに登録する際、年齢や性別等のユーザ情報を登録した場合には、第2の接続制御部160は、サービスIDのみを有するIEをアソシエイション要求フレームに格納して送信することができる。この場合には、アソシエイション要求フレームの送信を高速に行うことができる。
[無線通信]
図8は、本技術の第1の実施の形態における無線通信の一例を示す図である。同図は、コンテンツサーバ40ならびに無線通信装置100および200における無線通信を表すシーケンス図である。
まず、無線通信装置100がコンテンツサーバ40にサービス登録要求を送信し(501)、サービスの登録を要求する。次に、コンテンツサーバ40が無線通信装置100にユーザ情報要求を送信する(502)。次に、無線通信装置100がコンテンツサーバ40にユーザ情報応答を送信する(503)。このユーザ情報応答によりユーザの認証が行われる。次にコンテンツサーバ40および無線通信装置100の間でユーザの識別情報やサービスID等の情報のやり取りが行われる(510)。その後、コンテンツサーバ40は、ユーザ登録を行い、ユーザ登録終了を送信する(504)。これにより、ユーザ登録が終了する。
無線通信装置200は、コンテンツサーバ40にコンテンツの更新要求を送信する(505)。次に、コンテンツサーバ40が無線通信装置200にコンテンツ更新許可を送信する(506)。その後、セキュリティ キー ネゴシエイションが行われ(507)、コンテンツサーバ40から無線通信装置200にコンテンツがダウンロードされる(508)。次に、無線通信装置200がコンテンツサーバ40にコマンド応答を行い(509)、コンテンツの更新処理の終了を通知する。これら505乃至509の処理は、不定期に繰り返し実行されて無線通信装置200のコンテンツが更新される。
これらのサービスの登録およびコンテンツの更新が行われた後に、無線通信装置100および200間における無線通信接続処理600が実行される。
[無線通信接続処理]
図9は、本技術の第1の実施の形態における無線通信接続処理の一例を示す図である。同図の処理は、図8において説明した無線通信接続処理600を表したものであり、無線通信装置200および無線通信装置100の間の無線通信処理を表したものである。同図においてPNC接続制御部は、図4において説明した第2の接続制御部260および短時間接続セットアップ送受信部270を表したものである。また、携帯端末接続制御部は、図2において説明した第2の接続制御部160、短時間接続セットアップ送受信部170およびメモリ180を表したものである。
まず、第1の接続制御部240がPNC接続制御部にパワーオンの指示を行う(601)。これにより、PNC接続制御部はレディ状態となり、第1の接続制御部240にレディを通知する(602)。
また、第1の接続制御部140が携帯端末接続制御部にユーザ情報を出力する(603)。このユーザ情報はメモリ180に保持される。また、第1の接続制御部140は、携帯端末接続制御部に低電力待ち受けを指示する(604)。これは、図2において説明した長時間接続セットアップ送受信部150の電源をオフ状態にするとともに第2の接続制御部160および短時間接続セットアップ送受信部170の電源をオン状態にする処理である。この場合、第2の接続制御部160および短時間接続セットアップ送受信部170は、低電力待受け状態となる。
その後、第1の接続制御部240がPNC接続制御部にアソシエイションを要求する(605)。これにより、PNC接続制御部は、サービスIDを含むビーコンフレームを送信する(606)。このビーコンフレームが携帯端末接続制御部に受信されると、第2の接続制御部160および短時間接続セットアップ送受信部170が低電力待受け状態から通常の動作状態に移行する。その後、携帯端末接続制御部が2回目のビーコンフレーム(607)を受信すると、受信したサービスIDがメモリ180に保持されたサービスIDと一致するか否かが判断される。これらのサービスIDが一致する場合には、携帯端末接続制御部は、ユーザIDを含むアソシエイション要求フレームをPNC接続制御部に送信する(608)。PNC接続制御部は、アソシエイション要求フレームに含まれるユーザIDが事前に登録されたユーザのIDである場合に、アソシエイション応答をPNC接続制御部に送信する(609)。
次に、携帯端末接続制御部がPNC接続制御部にコンテンツの要求を送信し(610)、PNC接続制御部が第1の接続制御部240にコンテンツの転送を要求する(611)。これにより、第1の接続制御部240がPNC接続制御部にコンテンツ要求応答を出力し(612)、PNC接続制御部が携帯端末接続制御部にコンテンツ要求応答のデータを送信する(613)。次に、第1の接続制御部240がPNC接続制御部にL2セキュリティを要求し(614)、PNC接続制御部が携帯端末接続制御部にL2セキュリティ要求を送信する(615)。次に、コンテンツ保持部220からコンテンツが第1の接続制御部240、PNC接続制御部および携帯端末接続制御部を経由してコンテンツ一時保持部190に送信される(616)。なお、この際に、運賃の精算が行われる(不図示)。
その後、第1の接続制御部240がPNC接続制御部に切断を要求し(617)、PNC接続制御部が携帯端末接続制御部に切断を要求するデータを送信する(618)。これにより、携帯端末接続制御部が切断応答のデータをPNC接続制御部に送信し(619)、PNC接続制御部が第1の接続制御部240に切断応答を出力する(620)。なお、610乃至620は、上位レイヤにおいて実行される処理である。
次に第1の接続制御部240がPNC接続制御部にアソシエイション解除の要求を出力し(621)、PNC接続制御部が携帯端末接続制御部にアソシエイション解除フレームを送信する(622)。このアソシエイション解除フレームを受信すると、第2の接続制御部160および短時間接続セットアップ送受信部170の電源がオフ状態になるとともに長時間接続セットアップ送受信部150の電源がオン状態になる。
次に、第1の接続制御部140から携帯端末接続制御部に受信データの問合せが行われる(623)。コンテンツがダウンロードされた場合には、携帯端末接続制御部は第1の接続制御部140にデータ受信通知を出力する(624)。データ受信通知が出力されると、第1の接続制御部140は、携帯端末接続制御部にデータ転送要求を出力する(625)。これにより、携帯端末側接続部はコンテンツ一時保持部190に保持されたコンテンツ(データ)を転送する(626)。最後に、第1の接続制御部140が携帯端末接続制御部にデータ転送完了通知を出力する(627)。なお、長時間接続セットアップ送受信部150の電源がオフ状態になる。このように、無線通信装置100のユーザは、コンテンツのダウンロードサービスを受けることができる。
なお、無線通信装置接続処理は、この例に限定されない。例えば、上述の607において携帯端末接続制御部がビーコンフレームを受信した際に、ビーコンフレームに含まれるサービスIDが登録したサービスに係るサービスIDであるか否かの判断を行う前にユーザIDを含むアソシエイション要求を送信(608)することができる。これにより、無線通信装置100および200の間の接続処理を高速に行うことができる。
また、ビーコンフレームのIEに含まれる料金に基づいてサービスを受けるか否かを判断することもできる。例えば、この料金に対して無線通信装置100に保持された電子マネーの残高が不足する場合には、サービスを受けないと判断することができる。この場合には、アソシエイション要求フレームの送信(608)を行わないことにより、サービスを受けることなく、改札を通過することができる。
[サービス登録処理(携帯端末)]
図10は、本技術の第1の実施の形態におけるサービス登録処理(携帯端末)の一例を示す図である。同図は、無線通信装置100におけるサービス登録処理を表したものである。まず、第1の接続制御部140は、コンテンツサーバ40に対してサービス登録要求を行う(ステップS801)。次に、第1の接続制御部140は、コンテンツサーバ40からのユーザ情報要求を受信するまで待機する(ステップS802)。ユーザ情報要求を受信した場合には(ステップS802:Yes)、第1の接続制御部140は、ユーザ情報をコンテンツサーバ40に送信する(ステップS803)。次に、第1の接続制御部140は、コンテンツサーバ40からのサービスIDを受信するまで待機する(ステップS804)。サービスIDを受信した場合には(ステップS804:Yes)、第1の接続制御部140は、受信したサービスIDをサービス情報保持部120に保存させ(ステップS805)、登録処理を終了する。これらの送受信は、第1の接続制御部および長時間接続セットアップ送受信部150を介して行われる。
[サービス登録処理(コンテンツサーバ)]
図11は、本技術の第1の実施の形態におけるサービス登録処理(コンテンツサーバ)の一例を示す図である。同図は、コンテンツサーバ40における登録処理を表したものである。まず、コンテンツサーバ40は、ユーザ登録要求を受信するまで待機する(ステップS811)。ユーザ登録要求を受信した場合は(ステップS811:Yes)、コンテンツサーバ40は、ユーザ情報を要求する(ステップS812)。次に、コンテンツサーバ40は、ユーザ情報を受信するまで待機する(ステップS813)。ユーザ情報を受信した場合には(ステップS813:Yes)、コンテンツサーバ40は、受信したユーザ情報を保持し(ステップS814)、サービスIDを送信する(ステップS815)。次に、コンテンツサーバ40は、受信したユーザIDをPNCに送信し(ステップS816)、再度ステップS811からの処理を実行する。
[接続処理(携帯端末)]
図12は、本技術の第1の実施の形態における接続処理(携帯端末)の一例を示す図である。同図は、無線通信装置100における接続処理を表したものである。まず、第1の接続制御部140は、サービスIDおよびユーザ情報をメモリに転送する(ステップS821)。これは、サービス情報保持部120に保持されたサービスID等をメモリ180に転送することにより行うことができる。次に、第2の接続制御部160がビーコンフレームを受信するまで待機する(ステップS822)。ビーコンフレームを受信した場合は(ステップS822:Yes)、第2の接続制御部160は、サービスIDが一致するか否かを判断する(ステップS823)。これは、ビーコンフレームに含まれるサービスIDとメモリ180に保持されたサービスIDとを比較することにより行うことができる。サービスIDが一致しない場合には(ステップS823:No)、第2の接続制御部160は、再度ステップS822からの処理を実行する。サービスIDが一致する場合には(ステップS823:Yes)、第2の接続制御部160は、接続要求を送信する(ステップS825)。これは、ユーザIDを含むアソシエイション要求フレームを送信することにより行うことができる。
次に、第2の接続制御部160は、接続応答を受信するまで待機する(ステップS826)。この場合、第2の接続制御部160は、アソシエイション応答フレームを受信したか否かを判断する。接続応答を受信した場合には(ステップS826:Yes)、第2の接続制御部160は、コンテンツのダウンロードを行い(ステップS827)、再度ステップS822からの処理を実行する。一方、ステップS826において、接続応答を受信しなかった場合には(ステップS826:No)、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS828)。その結果、所定時間が経過していない場合には(ステップS828:No)ステップS286の処理に移行し、所定時間が経過した場合には(ステップS828:Yes)ステップS822の処理に移行する。
[接続処理(PNC)]
図13は、本技術の第1の実施の形態における接続処理(PNC)の一例を示す図である。同図は、無線通信装置200における接続処理を表したものである。まず、第2の接続制御部260は、ビーコンフレームを送信する(ステップS831)。この際、第2の接続制御部260は、サービスIDを含むビーコンフレームを送信する。次に、第2の接続制御部260は、接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS832)。これは、アソシエイション要求フレームを受信したか否かにより判断することができる。接続要求を受信しなかった場合には(ステップS832:No)、第2の接続制御部260は、再度ステップS831の処理を実行する。
接続要求を受信した場合には(ステップS832:Yes)、第2の接続制御部260は、ユーザ情報が一致するか否かを判断する(ステップS833)。これは、受信したアソシエイション要求フレームに含まれるユーザIDと第2の接続制御部260に保持されたユーザIDとを比較することにより行うことができる。ユーザIDが一致しない場合には(ステップS833:No)、第2の接続制御部260は、再度ステップS831からの処理を実行する。ユーザIDが一致する場合には(ステップS833:Yes)、第2の接続制御部260は、接続応答を送信する(ステップS834)。これは、アソシエイション応答フレームを送信することにより行うことができる。次に、第2の接続制御部260は、コンテンツの送信を行い(ステップS835)、ステップS831の処理に移行する。
このように、本技術の第1の実施の形態では、無線通信装置100において予めサービスの登録を行い、そのサービスに関する情報を含むビーコンフレームを受信した場合にそのサービスの要求を送信する。これにより、サービスの提供までに要する時間を短縮することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、無線通信装置100が無線通信装置200にユーザの情報を送信していた。これに対し、ユーザの情報を暗号化して送信してもよい。本技術の第2の実施の形態は、ユーザ情報を暗号化して送信することにより秘匿性を向上させる点において、第1の実施の形態と異なる。
[メモリの構成]
図14は、本技術の第2の実施の形態におけるメモリ180の構成例を示す図である。同図のメモリ180は、領域460、470および480を有する。これらの領域には、それぞれ暗号化されたユーザ情報およびサービスID#1乃至#3が保持される。この暗号化されたユーザ情報およびサービスIDは、ユーザがサービスの登録を行った際に、コンテンツサーバ40により作成され、無線通信装置100に対して送信されたものである。第2の接続制御部160は、アソシエイション要求フレームにこの暗号化されたユーザ情報およびサービスIDを格納して送信する。これにより、ユーザの情報およびサービスに関する情報の秘匿性を向上させることができる。また、予め暗号化されたユーザ情報等を保持するため、ユーザ情報の暗号化の処理を省略することができる。
なお、本技術の第2の実施の形態におけるユーザの情報の暗号化は、この例に限定されない。例えば、アソシエイション要求フレームにユーザの情報を格納する際に暗号化することもできる。この場合には、無線通信装置200との間で取り決めを行った共有鍵を使用して暗号化することができる。ユーザ情報の暗号化の処理が必要となる代わりに、ユーザ情報の変更を容易に反映させることができる。また、例えば、ユーザによるサービスの登録の際に、サービスプロバイダから登録IDを取得し、この登録IDを用いてユーザ情報を暗号化してもよい。この登録IDには、ユーザおよびサービス毎に固有のIDを使用することができる。また、この登録IDは、図2において説明した長時間セットアップ接続送受信部150を介して受信され、サービス情報保持部120等に保持される。この場合におけるユーザ情報の暗号化は、次のように行うことができる。無線通信装置100が、ビーコンフレームを受信した際に、ビーコンフレームのIEに格納された企業コード(図6におけるbのElement ID)およびサービスIDに応じた登録IDをサービス情報保持部120から選択する。次に、選択した登録IDならびに受信した企業コードおよびサービスIDから暗号のための鍵を生成し、この鍵を用いてユーザ情報を暗号化して送信する。これにより、短時間セットアップ送受信部170を介した無線通信において、上述の鍵の生成に使用する情報(上述の登録ID)のやり取りを行わないため、秘匿性をより向上させることができる。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、暗号化したユーザ情報を送信することにより、秘匿性を向上させることができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、第1および第2の接続制御部を有する無線通信装置を使用して通信システムを構築していた。本技術の第3の実施の形態では、この通信システムにTransferJet(登録商標)のプロトコルを適用したシステムを提案する。
[無線通信装置(PNC)の構成]
図15は、本技術の第3の実施の形態における無線通信装置200の構成例を示す図である。この無線通信装置200には、TransferJetのプロトコルスタックが配置される。なお、TransferJetのプロトコルスタックには、ユーザアプリケーション層、PCL層、CNL層およびPHY層が含まれる。同図の無線通信装置200は、短時間接続セットアップ送受信部270の代わりに短時間接続セットアップ送受信部710を備える点で図4において説明した無線通信装置200と異なる。短時間接続セットアップ送受信部710は、従来よりTransferJetにおいて用いられるユーザ操作接続セットアップと後述する短時間接続セットアップとに対応する。
第1の接続制御部240はPCL(Protocol Conversion Layer)241と、Upper CNL(Connection Layer)242とを備える。なお、第1の接続制御部240には、不図示のユーザアプリケーション層が配置される。
PCL241は、上述のPCL層に該当するものである。このPCL241は、ユーザアプリケーション層およびCNL層のプロトコルの変換を行うものである。
Upper CNL242は、CNL層のうちの上位の機能を有するものである。ここで、CNL層はPHY層におけるコネクションのセットアップ/リリースを行う層である。このUpper CNL242およびPCL241は第1の接続制御部240のシステムCPU制御に属するものである。
第2の接続制御部260は、Lower CNL261を備える。このLower CNL261は、CNL層のうちの下位の機能を有するものである。第2の接続制御部260は、ユーザ操作接続セットアップおよび短時間接続セットアップに対応する。ここで、ユーザ操作接続セットアップは、TransferJetに対応した接続セットアップを表す。また、短時間接続セットアップは、本技術の第1の実施の形態において説明した接続に対応したセットアップを表す。この短時間接続セットアップにおいては、図5において説明した構成のフレームのやり取りが行われる。無線通信装置200は、ユーザ操作接続セットアップおよび短時間接続セットアップの何れを採用するか示す情報をプロトコル情報としてIEに格納し、無線通信装置100に送信する。このプロトコル情報として、図6におけるbの改札プロトコルを使用することができる。
短時間接続セットアップ送受信部710は、PHY711を備える。このPHY711は、PHY層に該当するものである。なお、Lower CNL261およびPHY711は、デバイス制御に属するものである。短時間接続セットアップ送受信部710は、ユーザ操作接続セットアップおよび短時間接続セットアップのそれぞれのプロトコルに対応する。
なお、これ以外の無線通信装置200の構成は本技術の第1の実施の形態において説明した無線通信装置200と同様であるため、記載を省略した。
[無線通信装置(携帯端末)の構成]
図16は、本技術の第3の実施の形態における無線通信装置100の構成例を示す図である。同図の無線通信装置100は、短時間接続セットアップ送受信部170の代わりに短時間接続セットアップ送受信部720を備える点で図4において説明した無線通信装置200と異なる。また、同図の無線通信装置100は、無線接続モードに応じてPCL等の配置を変更することができる。具体的には、同図の無線通信装置100は、ユーザ操作接続セットアップ プロトコルおよび短時間接続セットアップ プロトコルに対応する。短時間接続セットアップ プロトコルでは、高速処理に対応するため、PCL等の配置を変更する。無線通信装置100は、上述のプロトコル情報に応じてユーザ操作接続セットアップまたは短時間接続セットアップに基づく無線接続を行うとともにPCL等の配置の変更を行う。同図の短時間接続セットアップ送受信部720は、ユーザ操作接続セットアップ プロトコルおよび短時間接続セットアップ プロトコルに対応する。
同図におけるaは、ユーザ操作接続セットアップ プロトコルが適用された場合の無線通信装置100の構成を表したものである。同図におけるaの無線通信装置100の構成は図15において説明した無線通信装置200と同様であるため、説明を省略する。
同図におけるbは、短時間接続セットアップ プロトコルが適用された場合の無線通信装置100の構成を表したものである。同図におけるbにおいて、第1の接続制御部140はPCLの機能が除去され、第2の接続制御部160にはPCL162およびCNL163が配置される。このように、PCL層およびCNL層を第2の接続制御部160に配置することにより、処理を高速に行うことができる。
[接続処理(PNC)]
図17は、本技術の第3の実施の形態における接続処理(PNC)の一例を示す図である。同図は、無線通信装置200における接続処理を表したものである。まず、ユーザアプリケーション層からサービスの要求がなされる(ステップS841)。具体的には、ユーザアプリケーション層からPCL241にサービスの要求がなされる。次に、第1の接続制御部240が、ユーザ操作なしにサービス立上げを行うか否かを判断する(ステップS842)。ユーザ操作なしにサービス立上げを行う場合には(ステップS842:Yes)、短時間接続セットアップ プロトコルによる立上げが行われる(ステップS843)。次に、図5および6において説明した改札プロトコルのバージョン番号を「短時間接続セットアップ」に設定する(ステップS844)。その後、ステップS845の処理に移行する。
一方、ステップS842において、ユーザ操作を待ってサービス立上げを行う場合には(ステップS842:No)、ユーザ操作接続セットアップ プロトコルによる立上げが行われる(ステップS846)。次に、改札プロトコルのバージョン番号を「ユーザ操作接続セットアップ」に設定する(ステップS847)。その後、ステップS845の処理に移行する。ステップS845において、ビーコンフレームが送信される(ステップS845)。次に、アソシエイション要求フレームが受信されたか否かが判断され(ステップS848)、アソシエイション要求フレームが受信されていない場合には(ステップS848:No)、再度ステップS845の処理を実行する。アソシエイション要求フレームが受信された場合には(ステップS848:Yes)、短時間接続セットアップが承認されたか否かが判断される(ステップS849)。この判断は、アソシエイション要求フレームのIEに格納された情報を使用して行うことができる。
短時間接続セットアップが承認されなかった場合には(ステップS849:No)、接続モードをユーザ操作接続セットアップに変更し(ステップS850)、ステップS851の処理に移行する。一方、短時間接続セットアップが承認された場合には(ステップS849:Yes)、ステップS850の処理をスキップしてステップS851の処理に移行する。ステップS851において、アソシエイション応答フレームが送信される(ステップS851)。次に、データ転送が実行される(ステップS852)。このデータ転送には、例えばコンテンツのダウンロードまたはアップロードが該当する。その後、接続処理は、終了する。
[接続処理(携帯端末)]
図18は、本技術の第3の実施の形態における接続処理(携帯端末)の一例を示す図である。同図は、無線通信装置100における接続処理を表したものである。まず、ビーコンフレームが受信される(ステップS861)。受信したビーコンフレームのIEからバージョン番号や企業コード等が取得される。次に、取得したバージョン番号が確認され(ステップS862)、携帯端末が適用可能な接続モードと一致するか否かが判断される(ステップS863)。接続モードが一致しない場合には(ステップS863:No)、接続モードの変更が可能か否かの判断が実行される(ステップS864)。その結果、接続モードの変更が可能でない場合には(ステップS864:No)、接続処理を終了する。
一方、ステップS864において、接続モードの変更が可能である場合には(ステップS864:Yes)、接続モードが変更される(ステップS865)。具体的には、IEに接続モードの変更要求を格納する。その後、ステップS866の処理に移行する。
一方、ステップS863において、現在の接続モードと一致する場合には(ステップS863:Yes)、ステップS864およびS865の処理をスキップしてステップS866の処理に移行する。ステップS866において、アソシエイション要求フレームが送信される(ステップS866)。この際、ステップS865においてIEを変更した場合には、変更後のIEを含むアソシエイション要求フレームが送信される。これ以外の場合には、接続モードを承認する旨が格納されたIEを含むアソシエイション要求フレームが送信される。次に、アソシエイション応答フレームが受信され(ステップS867)、データ伝送が実行される(ステップS868)。その後、接続処理は、終了する。
なお、接続処理は上述の例に限定されない。例えば、受信したビーコンフレームに格納されたサービスに適用しない場合には、アソシエイション要求を送信することなく接続処理を終了することもできる。
[無線通信装置(携帯端末)の他の構成]
図19は、本技術の第3の実施の形態における無線通信装置100の他の構成例を示す図である。同図の第1の接続制御部140は、PCL141と、Upper CNL142とを備える。また、同図の第2の接続制御部160は、プロトコル変換部164と、PCL162と、CNL163とを備える。プロトコル変換部164は、Upper CNL142およびPCL162の間のプロトコルを変換するものである。また、同図の短時間接続セットアップ送受信部720が備えるPHY721には、従来のTransferJetのPHYのほか、IEEE802.15.3e等の、より高速なPHYにも対応したマルチモードPHYを使用することもできる。
このように、第1の接続制御部140および第2の接続制御部160がPCLを有するため、接続モードの変換を容易なものにすることができる。例えば、図16におけるbの接続モードにする場合、無線通信装置100は、第1の接続制御部140のPCL141により処理を終端し、第2の接続制御部160には、接続処理の詳細を通知しない方式にすることができる。一方、図16におけるaの処理モードにする場合においても、第1の接続制御部140のPCL141により処理を終端し、短時間接続セットアップにおけるやり取りを終了させる。その後、第2の接続制御部160のプロトコル変換部164によりLower CNLにプロトコルが変換されて、第1の接続制御部140のUpper CNL142に接続される。これにより、第1の接続制御部140は、あたかもPNCと接続している状態にすることができる。この場合、接続処理モードは、短時間接続セットアップ プロトコルにより実現されるため、図16において説明した無線通信装置100よりも短時間にセットアップを終了することができる。
[接続処理(携帯端末)の他の例]
図20は、本技術の第3の実施の形態における接続処理(携帯端末)の他の例を示す図である。同図は、無線通信装置100における接続処理を表したものである。まず、ビーコンが受信され(ステップS871)、バージョン番号が確認される(ステップS872)。ユーザ操作接続セットアップか否かが判断され(ステップS873)、ユーザ操作接続セットアップでない場合には(ステップS873:No)、高速PHYを利用するか否かが判断される(ステップS874)。高速PHYを利用しない場合には(ステップS874:No)、ユーザ操作接続セットアップ プロトコルに変更し(ステップS875)、ステップS876の処理に移行する。一方、ステップS873において、ユーザ操作接続セットアップの場合には(ステップS873:Yes)、ステップS876に移行する。ステップS876乃至878の処理は図18において説明したステップS866乃至S868の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS874において、高速PHYを利用する場合には(ステップS874:Yes)、短時間接続セットアップに変更(ステップS885)する。次に、短時間接続セットアップ プロトコルを要求するアソシエイション要求フレームを送信し(ステップS879)、アソシエイション応答を受信する(ステップS880)。次に、データ転送が開始される(ステップS881)。この場合、第1の接続制御部140のUpper CNL142およびPCL141とは未接続となる。データの転送が終了するまで待機し(ステップS882)、データ転送が終了した場合には(ステップS882:Yes)、第1の接続制御部140および第2の接続制御部160との間においてユーザ操作接続セットアップ プロトコルのやり取りを行う(ステップS883)。次に、データ転送終了処理が行われ(ステップS884)、接続処理は終了する。
このように、本技術は、以下のような構成をとることができる。
[構成例1]
受信したネットワーク同報信号に含まれるプロトコル情報に応じてユーザ操作接続セットアップと短時間接続セットアップとの何れかを選択する無線通信装置。
[構成例2]
短時間接続セットアップを選択した際に高速な物理層を選択する構成例1記載の無線通信装置。
[構成例3]
第1の制御部の第2のレイヤ(PCL)において終端した後に第1の制御部の第1のレイヤ(Lower CNL)にプロトコルを変換した後、第2の制御部のレイヤ(Upper CNL)に処理を引き渡す制御をさらに行う構成例2記載の無線通信装置。
[構成例4]
ユーザ操作接続セットアップと短時間接続セットアップとを切替えるためのプロトコル情報をネットワーク同報信号に含めて送信する制御を行う無線通信装置。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、ビーコンに格納されたプロトコル情報に基づいて無線通信装置100におけるレイヤの構成を変更することにより、処理を高速に行うことができる。
<4.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、無線通信装置100は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、無線通信装置100は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、無線通信装置100は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
一方、例えば、無線通信装置200は、ルータ機能を有し又はルータ機能を有しない無線LANアクセスポイント(無線基地局ともいう)として実現されてもよい。また、無線通信装置200は、モバイル無線LANルータとして実現されてもよい。さらに、無線通信装置200は、これら装置に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
[4-1.第1の応用例]
図21は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インターフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インターフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インターフェース904は、メモリカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインターフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インターフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インターフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インターフェース913は、アドホックモード又はWi-Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi-Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インターフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インターフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インターフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インターフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インターフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図21の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インターフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インターフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図21に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図21に示したスマートフォン900において、図2を用いて説明した第1の接続制御部140及び第2の接続制御部160は、無線通信インターフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。例えば、第2の接続制御部160が短時間接続を行うことにより、バッテリー918の電力消費を低減することができる。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インターフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
[4-2.第2の応用例]
図22は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインターフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インターフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インターフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインターフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インターフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インターフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インターフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インターフェース933は、アドホックモード又はWi-Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インターフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インターフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インターフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インターフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インターフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図22の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図22に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図22に示したカーナビゲーション装置920において、図2を用いて説明した第1の接続制御部140及び第2の接続制御部160は、無線通信インターフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。
また、無線通信インターフェース933は、上述した無線通信装置200として動作し、車両に乗るユーザが有する端末に無線接続を提供してもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
[4-3.第3の応用例]
図T23は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント950の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント950は、コントローラ951、メモリ952、入力デバイス954、表示デバイス955、ネットワークインターフェース957、無線通信インターフェース963、アンテナスイッチ964及びアンテナ965を備える。
コントローラ951は、例えばCPU又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、無線アクセスポイント950のIP(Internet Protocol)レイヤ及びより上位のレイヤの様々な機能(例えば、アクセス制限、ルーティング、暗号化、ファイアウォール及びログ管理など)を動作させる。メモリ952は、RAM及びROMを含み、コントローラ951により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、ルーティングテーブル、暗号鍵、セキュリティ設定及びログなど)を記憶する。
入力デバイス954は、例えば、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作を受け付ける。表示デバイス955は、LEDランプなどを含み、無線アクセスポイント950の動作ステータスを表示する。
ネットワークインターフェース957は、無線アクセスポイント950が有線通信ネットワーク958に接続するための有線通信インターフェースである。ネットワークインターフェース957は、複数の接続端子を有してもよい。有線通信ネットワーク958は、イーサネット(登録商標)などのLANであってもよく、又はWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線通信インターフェース963は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、近傍の端末へアクセスポイントとして無線接続を提供する。無線通信インターフェース963は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インターフェース963は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ964は、無線通信インターフェース963に含まれる複数の回路の間でアンテナ965の接続先を切り替える。アンテナ965は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インターフェース963による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図23に示した無線アクセスポイント950において、図2を用いて説明した第1の接続制御部140及び第2の接続制御部160は、無線通信インターフェース963において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、コントローラ951において実装されてもよい。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号を受信する受信部と、
前記受信したネットワーク同報信号にサービスに関する情報が含まれる場合に前記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を前記アクセス情報に基づいて送信する制御を行う制御部と
を具備する無線通信装置。
(2)前記制御部は、前記サービスの要求を含む接続要求信号を送信する制御を行う前記(1)に記載の無線通信装置。
(3)前記サービスに関する情報を保持するサービス情報保持部をさらに具備し、
前記制御部は、前記受信したネットワーク同報信号に含まれる前記サービスに関する情報と前記保持されたサービスに関する情報とが一致する場合に前記サービスの要求を送信する
前記(1)または(2)に記載の無線通信装置。
(4)前記サービス情報保持部は、暗号化された前記サービスに関する情報を保持し、
前記制御部は、前記暗号化されて保持されたサービスに関する情報を前記サービスの要求として送信する
前記(3)に記載の無線通信装置。
(5)前記制御部は、暗号化された前記サービスの要求を送信する前記(1)から(3)のいずれかに記載の無線通信装置。
(6)前記サービスに関する情報は、サービスを提供する際の料金の情報を含み、
前記制御部は、前記料金の情報に基づいて前記サービスを受けるか否かの判断をさらに行い、前記サービスを受ける際には前記サービスの要求を送信する
前記(1)から(5)のいずれかに記載の無線通信装置。
(7)前記サービスは、前記ネットワークを介したコンテンツのダウンロードである前記(1)から(6)のいずれかに記載の無線通信装置。
(8)ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報を含めて送信する送信部と、
前記送信したネットワーク同報信号を受信した他の無線通信装置から前記サービスの要求を受信した場合に前記サービスを前記他の無線通信装置に提供する制御を行う制御部と
を具備する無線通信装置。
(9)ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報を含めて第2の無線通信装置に対して送信する送信部と、
前記第2の無線通信装置から前記サービスの要求を受信した場合に前記サービスを前記第2の無線通信装置に提供する制御を行う第1の制御部と
を備える第1の無線通信装置と、
前記送信された前記ネットワーク同報信号を受信する受信部と、
前記受信したネットワーク同報信号にサービスに関する情報が含まれる場合に前記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を前記第1の無線通信装置に前記アクセス情報に基づいて送信する制御を行う第2の制御部と
を備える第2の無線通信装置と
を具備する通信システム。
(10)受信したネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報が含まれる場合に前記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を前記アクセス情報に基づいて送信する制御を行う制御手順を具備する通信方法。
(11)ネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号にサービスに関する情報を含めて送信する送信手順と、
前記送信したネットワーク同報信号を受信した無線通信装置から前記サービスの要求を受信した場合に前記サービスを提供する制御を行う制御手順と
を具備する通信方法。
100 無線通信装置
120 サービス情報保持部
130、230 インターフェース部
140、240 第1の接続制御部
141、162、241 PCL
142、242 Upper CNL
150、250 長時間接続セットアップ送受信部
151 送信側ベースバンド部
152 送信側RF部
153、156 アンテナ
154 受信側ベースバンド部
155 受信側RF部
160、260 第2の接続制御部
161 Lower CNL
163 CNL
164 プロトコル変換部
170、270、710、720 短時間接続セットアップ送受信部
180 メモリ
181、281 PHY
190 コンテンツ一時保持部
220 コンテンツ保持部
200 無線通信装置
900 スマートフォン
901、921 プロセッサ
913、933、963 無線通信インターフェース
919 補助コントローラ
920 カーナビゲーション装置
950 無線アクセスポイント
951 コントローラ

Claims (11)

  1. サービスに関する情報をサーバから第1のネットワークを介して受信する第1の送受信部と、
    第1のネットワークを介したサービス登録の制御を行う第1の制御部と、
    前記第1のネットワークと異なる第2のネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号を他の無線通信装置から受信する第2の送受信部と、
    前記受信したネットワーク同報信号に前記サービスに関する情報が含まれる場合に前記第2の送受信部を制御して前記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を前記アクセス情報に基づいて前記他の無線通信装置に送信させる制御を行う第2の制御部と
    を具備し、
    前記サービスは、前記第2のネットワークを介したコンテンツのダウンロードであり、
    前記第2の制御部は、前記第2の送受信部を制御して、前記コンテンツを前記他の無線通信装置から受信させる制御を行い、
    前記ネットワーク同報信号は、企業コードと前記サービスに関する情報とを含む
    無線通信装置。
  2. 前記第2の制御部は、前記サービスの要求を含む接続要求信号を送信させる制御を行う請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記サービスに関する情報を保持するサービス情報保持部をさらに具備し、
    前記第2の制御部は、前記受信したネットワーク同報信号に含まれる前記サービスに関する情報と前記保持されたサービスに関する情報とが一致する場合に前記サービスの要求を送信させる
    請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記サービス情報保持部は、暗号化された前記サービス識別情報を保持し、
    前記第2の制御部は、前記暗号化されて保持されたサービスに関する情報を前記サービスの要求として送信させる
    請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記第2の制御部は、暗号化された前記サービスの要求を送信させる請求項1から3のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記サービスに関する情報は、サービスを提供する際の料金の情報を含み、
    前記第2の制御部は、前記料金の情報に基づいて前記サービスを受けるか否かの判断をさらに行い、前記サービスを受ける際には前記サービスの要求を送信させる
    請求項1から5のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 前記第1の送受信部が使用するプロトコルは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)またはIEEE802.11により策定されたプロトコルであり、
    前記第2の送受信部が使用するプロトコルは、IEEE802.15.3eである
    請求項1記載の無線通信装置。
  8. サービスに関する情報とコンテンツとをサーバから第1のネットワークを介して受信する第1の送受信部と、
    前記第1の送受信部を介して前記情報および前記コンテンツを取得する第1の制御部と、
    前記第1のネットワークと異なる第2のネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号に前記サービスに関する情報を含めて他の無線通信装置に送信する第2の送受信部と、
    前記送信したネットワーク同報信号を受信した前記他の無線通信装置から前記サービスの要求を受信した場合に前記第2の送受信部を制御して前記コンテンツを前記第2のネットワークを介して前記他の無線通信装置に送信させる制御を行う第2の制御部と
    を具備し、
    前記ネットワーク同報信号は、企業コードと前記サービスに関する情報とを含む
    無線通信装置。
  9. サービスに関する情報をサーバから第1のネットワークを介して受信する第1の送受信部と、
    前記第1のネットワークを介したサービス登録の制御を行う第1の制御部と、
    前記第1のネットワークと異なる第2のネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号を第2の無線通信装置から受信する第2の送受信部と、
    前記受信したネットワーク同報信号に前記サービスに関する情報が含まれる場合に前記第2の送受信部を制御して前記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を前記アクセス情報に基づいて前記第2の無線通信装置に送信させる制御を行う第2の制御部と
    を備える第1の無線通信装置と、
    サービスに関する情報とコンテンツとをサーバから前記第1のネットワークを介して受信する第3の送受信部と、
    前記第3の送受信部を介して前記情報および前記コンテンツを取得する第1の制御部と、
    前記第2のネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号に前記サービスに関する情報を含めて前記第1の無線通信装置に送信する第4の送受信部と、
    前記送信したネットワーク同報信号を受信した前記第1の無線通信装置から前記サービスの要求を受信した場合に前記第4の送受信部を制御して前記コンテンツを前記第2のネットワークを介して前記第1の無線通信装置に送信させる制御を行う第4の制御部と
    を備える第2の無線通信装置と
    を具備し、
    前記サービスは、前記第2のネットワークを介した前記コンテンツのダウンロードであり、
    前記第2の制御部は、前記第2の送受信部を制御して、前記コンテンツを前記第2の無線通信装置から受信させる制御を行い、
    前記ネットワーク同報信号は、企業コードと前記サービスに関する情報とを含む
    通信システム。
  10. サービスに関する情報をサーバから第1のネットワークを介して受信する第1の送受信手順と、
    前記第1のネットワークを介したサービス登録の制御を行う第1の制御手順と、
    第2の送受信部が、前記第1のネットワークと異なる第2のネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号を他の無線通信装置から受信する第2の送受信手順と、
    前記受信したネットワーク同報信号に前記サービスに関する情報が含まれる場合に前記第2の送受信部を制御して前記サービスに関する情報に応じたサービスの要求を前記アクセス情報に基づいて前記他の無線通信装置に送信させる制御を行う第2の制御手順を
    具備し、
    前記サービスは、前記第2のネットワークを介したコンテンツのダウンロードであり、
    前記第2の制御手順において、前記第2の送受信部を制御して、前記コンテンツを前記他の無線通信装置から受信させる制御を行い、
    前記ネットワーク同報信号は、企業コードと前記サービスに関する情報とを含む
    通信方法。
  11. 第1の送受信部が、サービスに関する情報とコンテンツとを第1のネットワークを介してサーバから受信する第1の送受信手順と、
    前記第1の送受信部を介して前記情報および前記コンテンツを取得する第1の制御手順と、
    第2の送受信部が、前記第1のネットワークと異なる第2のネットワークへのアクセス情報を報知するためのネットワーク同報信号に前記サービスに関する情報を含めて他の無線通信装置に送信する第2の送受信手順と、
    前記送信したネットワーク同報信号を受信した前記他の無線通信装置から前記サービスの要求を受信した場合に前記第2の送受信部を制御して前記コンテンツを前記第2のネットワークを介して前記他の無線通信装置に送信させる制御を行う第2の制御手順と
    を具備し、
    前記ネットワーク同報信号は、企業コードと前記サービスに関する情報とを含む
    通信方法。
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