JP6465108B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本開示は、無線通信装置に関する。
近年、インターネットを用いた多様なサービスが登場してきており、外出先でも容易にインターネットにアクセスする手段が求められている。例えばスマートフォン及び携帯電話等のWWAN(Wireless Wide Area Network)通信機能を有する端末は、外出先であっても、移動体通信網を介してインターネットにアクセスすることが可能である。一方、WWAN通信機能を有さない端末は、無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)等の他の通信方式を用いてインターネットにアクセスすることが要されていた。WLAN等のネットワークへ接続する際は、アクセスポイントの検索、ID(identifier)及びパスワードの入力等の処理が要される場合があり、このような処理をより容易にするための技術が求められている。
例えば、下記特許文献1では、ネットワークに接続している他の無線端末から、そのネットワークに接続するための通信パラメータを受信して、受信した通信パラメータを用いてそのネットワークへの接続を行う技術が開示されている。
特開2013−251873号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、他の無線端末から受信した通信パラメータを用いて自ら認証処理を行うことが要されていた。そこで、本開示では、より容易にインターネットに接続することが可能な、新規かつ改良された無線通信装置を提案する。
本開示によれば、第1のネットワークへの加入者識別情報を有する無線端末との無線通信を行う第1の無線通信部と、第2のネットワークに接続して無線通信を行う第2の無線通信部と、前記第1の無線通信部により前記無線端末から前記加入者識別情報に基づく認証情報を受信して、前記第2の無線通信部により前記認証情報を用いた前記第2のネットワークへの認証を行う制御部と、を備える無線通信装置が提供される。
また、本開示によれば、第1のネットワークへの加入者識別情報を格納する格納部と、第2のネットワークに接続して無線通信を行う無線端末との、無線通信を行う無線通信部と、前記格納部に格納された前記加入者識別情報に基づく認証情報を生成して、前記無線通信部により前記認証情報を前記無線端末へ送信する制御部と、を備える無線通信装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、より容易にインターネットに接続することが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る無線通信システムの概要について説明するための図である。 本開示の一実施形態に係る無線通信システムの概要について説明するための図である。 本実施形態に係る無線通信システムの論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るWLAN端末の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るWWAN端末の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る無線通信システムにおいて実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る無線通信システムにおいて実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る無線通信システムにおいて実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る無線通信システムにおいて実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る無線通信システムにおいて実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る無線通信システムにおいて実行されるテザリング処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るWLAN端末において実行されるネットワーク切替処理の流れの一例を示すフローチャートである。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概要
2.構成例
2−1.無線通信システムの構成例
2−2.WLAN端末の構成例
2−3.WWAN端末の構成例
3.動作処理
3−1.接続処理シーケンス1
3−2.接続処理シーケンス2
3−3.接続処理シーケンス3
3−4.テザリング処理シーケンス
3−5.ネットワーク切替処理フロー
4.応用例
5.まとめ
<1.概要>
まず、図1、図2を参照して、本開示の一実施形態に係る無線通信システム1の概要について説明する。
図1及び図2は、本開示の一実施形態に係る無線通信システム1の概要について説明するための図である。図1及び図2に示すように、無線通信システム1は、無線通信装置100及び無線通信装置200を含む。
無線通信装置100は、他の装置との無線通信が可能な無線端末である。図1の例では、無線通信装置100は、ノートPCである。無線通信装置100は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a、11b、11g、11n、11ac又は11adなどの通信方式に従って、WLANに接続することができるWLAN端末である。また、図1に示すように、WLAN端末100は、無線通信装置200との無線接続を形成することができる。この無線接続は、例えばBluetooth(登録商標)、NFC(Near field communication)等の任意の通信方式に従って形成され得る。WLAN端末100は、例えばユーザの自宅等で運用されるWLANなどのネットワーク情報が既知のWLANとの接続は可能であるが、外出先等のネットワーク情報が未知のWLANとの接続は困難である。なお、無線通信装置100は、ノートPC以外にも、PC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistants)、HMD(Head Mounted Display)、ヘッドセット、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、スマートフォン、携帯電話端末、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置または携帯用ゲーム機器等として実現されてもよい。
無線通信装置200は、他の装置との無線通信が可能な無線端末である。図1の例では、無線通信装置200は、スマートフォンである。無線通信装置200は、例えばWLAN端末100との無線接続を形成することができる。また、無線通信装置200は、WWAN通信機能を有し、WWANに接続することができるWWAN端末である。WWAN端末200は、移動体通信網に接続するための加入者識別情報を有しており、加入者識別情報を用いた認証処理を行って、移動体通信網等の無線ネットワーク300との無線接続を形成することができる。加入者識別情報は、例えばSIMカード(Subscriber Identity Module Card)に格納されるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)である。WWAN端末200は、WWAN通信機能を用いて無線ネットワーク300に接続し、サービスネットワーク400により提供されるサービスを利用可能である。なお、無線通信装置200は、スマートフォン以外にも、ノートPC、PC、タブレット端末、PDA、HMD、ヘッドセット、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話端末、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置または携帯用ゲーム機器等として実現されてもよい。
無線ネットワーク300は、移動体通信網等のWWAN(第1のネットワーク)である。例えば、WWAN300は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、GSM(登録商標)、UMTS、W−CDMA、又はCDMA200などの任意の無線通信方式に従って運用される。例えば、WWAN300は、基地局310により運用されるセルの範囲内に位置する無線通信装置200から接続される。
サービスネットワーク400は、インターネットなどの公衆ネットワークである。WWAN端末200は、WWAN300を介してサービスネットワーク400にアクセスすることができる。
ここで、WWAN通信機能を有さない端末は、WWAN300を介したインターネットへのアクセスは困難である。このような場合であっても、外出先等でのインターネットへのアクセスを実現するための手段として、例えばWWAN通信可能な端末によるテザリング、又は公衆WLANの利用が挙げられる。
テザリングとは、スマートフォン等のWWAN通信機能を有する端末を介して、他の通信端末がWWANに接続する技術である。図1に示すように、WWAN端末200は、WWAN300及びWLAN端末100と接続可能である。このため、WWAN端末200は、WWAN300とWLAN端末100との通信を中継するアクセスポイントとして機能して、テザリングを実現することができる。これにより、WLAN端末100は、サービスネットワーク400により提供されるサービスを利用可能となる。
テザリングは、WWAN端末200がWWAN通信可能なエリアのどこに位置していても利用可能である。しかし、テザリング利用のための端末設定を、WWAN端末200及びWLAN端末100の両方で行うことが要されるため、ユーザの利便性が損なわれていた。また、テザリング中はアクセスポイントとして機能するWWAN端末200の電力消費が大きい。
他方、公衆WLANとは、WLANを利用したインターネットへの接続を提供するサービスである。以下、図2を参照して、公衆WLANを用いた通信について説明する。図2に示す無線ネットワーク500は、例えばWLANにより運用される公衆ネットワーク(第2のネットワーク)である。WLAN端末100は、WLAN500へ接続して、サービスネットワーク400へ、又はWWAN300をさらに介してサービスネットワーク400へアクセスすることができる。これにより、WLAN端末100は、サービスネットワーク400により提供されるサービスを利用可能となる。
ここで、スマートフォンのようなWWAN通信機能を有する無線端末は、3GPP(Third Generation Partnership Project)によって提案されたANDSF(Access Network Discovery and Selection Function)、又はWi-Fi Allianceによって提案されたWi-Fi CERTIFIED Passpointの技術を用いて、周囲の公衆WLANへ接続し自身が有する加入者識別情報を用いてユーザ認証を実施することが可能である。しかし、ノートPCの様にWWAN通信機能を持たず、加入者識別情報を有さない無線端末では、ユーザ自ら利用可能な公衆無線LANを選択し、認証手続きを実施することが要される場合があり、利便性が損なわれていた。
そこで、上記事情を一着眼点にして本開示の一実施形態に係る無線通信装置を創作するに至った。本開示の一実施形態に係る無線通信装置は、WWAN通信機能及び加入者識別情報を有さない場合であっても、容易にインターネットを利用することが可能である。以下、図3〜図10を参照して、本開示の一実施形態に係る無線通信装置を含む無線通信システムについて詳細に説明する。
<2.構成例>
[2−1.無線通信システムの構成例]
図3は、本実施形態に係る無線通信システム1の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、無線通信システム1は、WLAN端末100及びWWAN端末200を含み、WWAN300、WLAN500、及びサービスネットワーク400への無線接続を提供する。
(1)WWAN300
図3に示すように、WWAN300は、基地局310、ゲートウェイ320、加入者情報サーバ330、認証サーバ340、及びネットワーク情報提供サーバ350により運用される。
(1−1)基地局310
基地局310は、WWAN通信機能を有する無線端末が、WWAN300に接続する際の接点となる装置である。例えば、基地局310は、WWAN端末200からの接続を受け付ける。LTEにおいては、基地局310はeNBに相当する。
(1−2)ゲートウェイ320
ゲートウェイ320は、WWAN300と他のネットワークとの通信を中継する装置である。例えば、ゲートウェイ320は、WWAN300とサービスネットワーク400との通信、及びWWAN300とWLAN500との通信を中継する。LTEにおいては、ゲートウェイ320はP−GW(Packet Data Network Gateway)に相当する。
(1−3)加入者情報サーバ330
加入者情報サーバ330は、WWAN300への加入者情報を保持する装置である。加入者情報サーバ330は、無線端末がWWAN300へ接続する際の認証処理に利用される情報も保持する。LTEにおいては、加入者情報サーバ330はHSS(Home Subscriber Server)に相当する。
(1−4)認証サーバ340
認証サーバ340は、WWAN300への接続がWWAN300の加入者による接続であることを認証する装置である。認証サーバ340は、加入者情報サーバ330を参照してこの認証処理を行い得る。LTEにおいては、認証サーバ340はAAA(Authentication, Authorization and Accounting)サーバに相当する。
なお、WWAN300及びWLAN500では、加入者識別情報が認証のために共通して用いられる。つまり、WWAN通信機能を有し、加入者識別情報を用いた認証処理を経てWWAN300への接続が可能な端末は、同じく加入者識別情報を用いた認証処理を経てWLAN500への接続が可能である。認証サーバ340は、WLAN500への接続を行う端末に対しても、及びWWAN300への接続を行う端末に対しても、加入者情報サーバ330を参照して認証処理を行う。
(1−5)ネットワーク情報提供サーバ350
ネットワーク情報提供サーバ350は、無線端末が現在接続されている無線ネットワークから他の無線ネットワークへ接続先を切り替える際に必要となる、接続先の無線ネットワークの情報を提供する装置である。例えば、ネットワーク情報提供サーバ350は、WWAN端末200に対して、WLAN500に接続するためのネットワーク情報を提供し得る。LTEにおいては、ネットワーク情報提供サーバ350はANDSFサーバに相当する。
(2)WLAN500
図3に示すように、WLAN500は、基地局510により運用される公衆ネットワークである。本明細書では、公衆ネットワークの通信方式はWLANであるものとして説明するが、Bluetooth等の他の任意の通信方式に従って運用されてもよい。
基地局510は、WLAN通信機能を有する無線端末が、WLAN500に接続する際の接点となる装置である。例えば、基地局510は、WLAN端末100からの接続を受け付ける。公衆ネットワークの通信方式がWLANの場合、基地局510はアクセスポイントに相当する。
[2−2.WLAN端末の構成例]
図4は、本実施形態に係るWLAN端末100の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、WLAN端末100は、無線通信部110、記憶部120、及び制御部130を有する。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、外部機器との間でのデータの送受信を行う通信モジュールである。無線通信部110は、多様な通信方式を用いて無線通信を行うことができる。例えば、無線通信部110は、WLANモジュール112を有し、Wi−Fi(登録商標)、WLANを用いて無線通信可能である。また、無線通信部110は、BT(Bluetooth)モジュール114を有し、Bluetoothを用いて無線通信可能である。また、無線通信部110は、NFCモジュール116を有し、NFCを用いて無線通信可能である。
例えば、無線通信部110は、WWAN端末200との無線通信を行う第1の無線通信部として機能し得る。例えば、無線通信部110は、NFC、Bluetooth等の近距離無線通信方式を用いて、WWAN端末200との無線通信を行う。
例えば、無線通信部110は、公衆ネットワークに接続して無線通信を行う第2の無線通信部として機能し得る。例えば、無線通信部110は、WLAN等の無線通信方式を用いて、WLAN500に接続する。公衆ネットワークは、WLAN以外の任意の無線通信方式をサポートしていてもよく、その場合、無線通信部110は公衆ネットワークに応じた無線通信方式を用いて公衆ネットワークに接続し得る。
(2)記憶部120
記憶部120は、所定の記録媒体に対してデータの記録再生を行う部位である。例えば、記憶部120は、無線通信部110によりWWAN端末200から受信された情報を記憶する。例えば、記憶部120は、後述するネットワーク情報を記憶し得る。
(3)制御部130
制御部130は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って装置WLAN端末100内の動作全般を制御する。
例えば、制御部130は、無線通信部110によりWWAN端末200から加入者識別情報に基づく認証情報を受信して、無線通信部110により認証情報を用いたWLAN500への認証を行う。詳しくは、制御部130は、WWAN端末200により行われる認証処理のために、WWAN端末200とWLAN500との間で送受信されるメッセージを中継する中継処理を制御する。例えば、制御部130は、無線通信部110により受信された、WLAN500への認証のためのメッセージ(第1のメッセージ)を、無線通信部110によりWWAN端末200へ送信する。このメッセージは、例えば認証情報の生成を要求するメッセージである。また、制御部130は、無線通信部110によりWWAN端末200から受信された、WWAN端末200により生成された認証情報を含むメッセージ(第2のメッセージ)を、無線通信部110によりWLAN500を運用する基地局510へ送信する。
WLAN端末100により中継されるメッセージは、EAP(Extensible Authentication Protocol)を用いた認証処理のためのメッセージであってもよい。例えば、第1のメッセージはEAP−Request/Identityであり、第2のメッセージはEAP−Response/Identityであってもよい。また、第1のメッセージはEAP−Request/AKA−Challengeであり、第2のメッセージはEAP−Response/AKA−Challengeであってもよい。なお、本明細書では、認証プロトコルの一例として、EAP−AKAが採用される例を説明するが、EAP−SIM、又はEAP−AKA’等の、加入者情報を認証処理に用いる他の認証プロトコルが採用されてもよい。
制御部130は、上述した中継処理によって、EAPを用いたWLAN500への認証処理をWWAN端末200に代理で行わせることができる。このため、WLAN端末100は、加入者識別情報を有さない場合であっても、容易にWLAN500に接続することができる。
また、制御部130は、WLAN500へ接続するためのネットワーク情報を無線通信部110により受信して、受信したネットワーク情報に基づいてWLAN500に接続する。このネットワーク情報は、例えばWWAN端末200から直接、又は他の装置を介して間接的に受信され得る。ここで、WWAN通信機能を有する端末であれば、例えばネットワーク情報提供サーバ350からネットワーク情報の提供を受けることができるが、WWAN通信機能を有さない端末ではネットワーク情報の取得が困難である。この点、制御部130は、WWAN通信機能を有するWWAN端末200により代理でネットワーク情報を取得させる。このため、WLAN端末100は、WWAN通信機能を持たない場合であっても、容易にWLAN500に接続することができる。
[2−3.WWAN端末の構成例]
図5は、本実施形態に係るWWAN端末200の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、WWAN端末200は、無線通信部210、記憶部220、加入者識別モジュール230、及び制御部240を有する。
(1)無線通信部210
無線通信部210は、外部機器との間でのデータの送受信を行う通信モジュールである。無線通信部210は、多様な通信方式を用いて無線通信を行うことができる。例えば、無線通信部210は、WWANモジュール212を有し、WWANを用いて無線通信可能である。また、無線通信部210は、WLANモジュール214を有し、Wi−Fi、WLANを用いて無線通信可能である。また、無線通信部210は、BTモジュール216を有し、Bluetoothを用いて無線通信可能である。また、無線通信部210は、NFCモジュール218を有し、NFCを用いて無線通信可能である。
例えば、無線通信部210は、WLAN端末100との無線通信を行う。例えば、無線通信部210は、NFC、Bluetooth、及びZigbee(登録商標)等の近距離無線通信方式を用いて、WLAN端末100との無線通信を行う。また、無線通信部210は、WWANモジュール212により、WWAN300に接続して無線通信を行う。
(2)記憶部220
記憶部220は、所定の記録媒体に対してデータの記録再生を行う部位である。例えば、記憶部220は、無線通信部210によりWWAN300から受信された情報を記憶する。
(3)加入者識別モジュール230
加入者識別モジュール230は、WWAN300への加入者識別情報を格納する格納部としての機能を有する。例えば、加入者識別モジュール230は、SIMカードにより実現される。
(4)制御部240
制御部240は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って装置WWAN端末200内の動作全般を制御する。
例えば、制御部240は、WLAN端末100がWLAN500へ認証するための認証処理を行う。具体的には、制御部240は、加入者識別モジュール230に格納された加入者識別情報に基づく認証情報を生成して、無線通信部210により認証情報をWLAN端末100へ送信する。詳しくは、制御部240は、WLAN端末100により中継されるメッセージに基づいて、認証処理を行う。例えば、制御部240は、無線通信部210によりWLAN端末100から受信された、WLAN端末100がWLAN500へ認証するためのメッセージ(第1のメッセージ)に基づいて認証処理を行って認証情報を生成する。このメッセージは、例えば認証情報の生成を要求するメッセージである。また、制御部240は、生成した認証情報を含むメッセージ(第2のメッセージ)を、無線通信部210によりWLAN端末100へ送信する。
制御部240は、WLAN端末100により中継されるメッセージに基づいて、EAPを用いた認証処理を行って認証情報を生成してもよい。上述したように、制御部240は、EAP−AKA、EAP−SIM、又はEAP−AKA’等の、加入者情報を認証処理に用いる任意の認証プロトコルを用いて認証処理を行ってもよい。制御部240は、WLAN端末100によるメッセージの中継を受けることで、EAPを用いたWLAN500への認証処理を、WLAN端末100に代理して行うことができる。このため、WWAN端末200は、WLAN端末100が加入者識別情報を有さない場合であっても、WLAN端末100によるWLAN500への容易な接続を実現することができる。また、WWAN端末200は、加入者識別情報等を直接WLAN端末100へ送信しないので、セキュリティを担保することが可能である。
また、制御部240は、WLAN端末100がWLAN500へ接続するためのネットワーク情報を要求するリクエストをWWAN300へ送信して、受信したネットワーク情報を無線通信部210によりWLAN端末100へ送信する。制御部240は、例えば基地局310へリクエストを送信して、ネットワーク情報提供サーバ350により提供されるネットワーク情報を基地局310から受信し得る。WLAN端末100が単体ではネットワーク情報の取得が困難である場合、制御部240は、WLAN端末100の代理として、ネットワーク情報提供サーバ350により提供されるネットワーク情報を取得して、WLAN端末100へ提供することが可能である。
また、制御部240は、他の無線端末が無線通信部210とのBluetoothを用いた無線接続を確立するためのBluetooth接続情報を、無線通信部210により他の無線端末へ送信してもよい。このBluetooth接続情報は、他の無線端末からさらに他の無線端末へ転送されてもよい。WLAN端末100は、WWAN端末200から直接的に、又は間接的に受信したBluetooth接続情報を用いて、WWAN端末200とのBluetoothを用いた無線接続を確立する。これにより、WLAN端末100が、WLAN500へ認証するためにWWAN端末200との間で行うメッセージの送受信を、Bluetoothを用いて行うことが可能となる。
以上、無線通信システム1、WLAN端末100、及びWWAN端末200の構成例を説明した。続いて、本実施形態に係る無線通信システム1による動作処理を説明する。
<3.動作処理>
[3−1.接続処理シーケンス1]
本接続処理シーケンスにおいては、WWAN端末200は、NFCを用いてEAP認証のためのメッセージを中継する。図6A、図6Bは、本実施形態に係る無線通信システム1において実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。以下では、図6Aと図6Bとを特に区別する必要がない場合、図6とも総称する。本シーケンスには、基地局310、WWAN端末200、WLAN端末100、基地局510、認証サーバ340、及び加入者情報サーバ330が関与する。なお、WLAN端末100及びWWAN端末200に関しては、メッセージのやり取りに用いられる通信モジュールを、「モジュール」という文言を省略して記載している。例えば、WLAN(Wi−Fi)モジュール112を起点又は終点とするメッセージは、WLANモジュール112により送受信されることを示している。NFCモジュール116、WWANモジュール212、及びNFCモジュール218についても同様である。
図6Aに示すように、まず、ステップS102で、WWAN端末200は、ネットワーク情報を要求するリクエストを基地局310へ送信する。詳しくは、WWAN端末200は、WWAN300内のネットワーク情報提供サーバ350へ、利用可能な無線ネットワークのネットワーク情報を要求する。要求のトリガとしては、例えば、ユーザがWWAN端末200をWLAN端末100へ近接させて、NFCによる通信が行われた場合が挙げられる。このリクエストには、例えばネットワーク情報を要求する無線ネットワークのネットワークタイプ、WWAN端末200の位置情報、WWAN端末200が接続している移動体通信網のセルID、及び現在日時等を示す情報が含まれ得る。なお、位置情報は、GPS(Global Positioning System)技術等により取得され得る。下記表1に、リクエストに含まれる情報の一例を示す。
Figure 0006465108
ここで、「Access Network Type」はネットワークタイプを示す。ネットワークタイプとしては、例えば、WLAN、WiMAX又はBluetoothなどの通信方式を示す情報が含まれ得る。「Geo Location」は位置情報を示す。位置情報としては、例えば、経度情報及び緯度情報が含まれ得る。「Date & Time」は現在の時刻情報を示す。時刻情報としては、例えば、年月日、曜日、時間等を示す情報が含まれ得る。
次いで、ステップS104で、基地局310は、ネットワーク情報を検索する。詳しくは、基地局310は、WWAN端末200から受信したリクエストをネットワーク情報提供サーバ350に転送する。ネットワーク情報提供サーバ350は、自身が保持するネットワーク情報のデータベースの中から、WWAN端末200に利用可能なネットワーク情報を検索する。下記表2に、ネットワーク情報提供サーバ350が保持するネットワーク情報の一例を示す。
Figure 0006465108
ここで、「ID」は、ネットワーク情報を一意に特定するための識別子である、ネットワーク情報識別子を示す。「Access Network Type」は、ネットワークタイプを示す。「Access Network Property」は、ネットワークの詳細情報を示す。WLANの場合、詳細情報として例えば、以下を示す情報が含まれ得る。
HESSID(Homogeneous Extended Service Set Identifier)
ESSID(Extended Service Set Identifier)
BSSID(Basic Service Set Identifier)
Channel(動作チャネル)
「Geo Location」は、本ネットワークを利用可能なエリアを示すエリア情報である。例えばエリアの中心地点のGPSによる位置情報(AnchorLatitude及びAnchorLongitude)、及びその地点からの有効半径を示す情報が含まれ得る。エリア情報は、セルIDを示す情報であってもよい。「Available Date & Time」は、本ネットワークを利用可能な時刻情報を示す。時刻情報としては、例えば、時間帯、平日、休日、曜日、午前、午後等を示す情報が含まれ得る。「Priority」は、本ネットワークを接続先として選択する際の優先順位を示す情報である。例えば、値が大きいほど高優先順位を示す、優先度を示す数字が含まれ得る。

次に、ステップS106で、基地局310は、ネットワーク情報提供サーバ350により検索されたネットワーク情報を、WWAN端末200へ送信する。このネットワーク情報に、WLAN500のネットワーク情報が含まれているものとする。
次いで、ステップS108で、WWAN端末200は、ネットワーク情報をWLAN端末100へ転送する。なお、制御部240は、ネットワーク情報を、WLAN端末100の位置情報及びサポートしている通信規格等に基づいてフィルタリングして、WLAN端末100が接続可能なネットワークに関するネットワーク情報のみをWLAN端末100へ送信してもよい。
次に、ステップS110で、WLAN端末100は、受信したネットワーク情報を用いて周囲の無線ネットワークを検索して、接続先の基地局を検出する。例えば、制御部130は、ネットワーク情報に含まれる動作チャネルを優先的にスキャンする。制御部130は、目的の無線ネットワークが検出されなかった場合、全ての動作チャネルをスキャンしてもよい。このような検出処理により、制御部130は、接続先となるWLAN500を運用する基地局510を検出したものとする。
次いで、ステップS112で、WLAN端末100は、基地局510へAssociationを行う。WLAN端末100は、Associationにより、認証処理のための論理的な接続を確立する。WLAN端末100は、認証処理以外の、例えばデータ通信を行うことはまだできない。以降のステップにおいて、無線通信システム1は、EAP認証処理を行う。
まず、ステップS114で、WLAN端末100は、基地局510へ、EAPoL−Startを送信する。
次いで、ステップS116で、基地局510は、WLAN端末100へEAP−Request/Identityを送信する。
次に、ステップS118で、WLAN端末100は、WWAN端末200へ、ステップS116で受信したEAP−Request/Identityを送信する。このメッセージは、WWAN端末200に対して、EAP−AKAで必要となるIdentityを生成するよう要求するメッセージである。
次いで、ステップS120で、WWAN端末200は、自身が有する加入者識別モジュール230を参照して、Identityを生成する。例えば、制御部240は、加入者識別モジュール230であるSIMカードに記録された情報に基づいて、Identityを生成する。認証プロトコルがEAP−AKAの場合、IMSIをもとにIdentityが生成される。
なお、IMSIのフォーマットは以下の通りである。
<MCC:3桁><MNC:2又は3桁><MSIN:最大10桁>
ここで、MCC(Mobile Country Code)は、国を示す情報であり、MNC(Mobile Network Code)は、事業者を示す情報であり、MSIN(Mobile Subscriber Identification Number)は、加入者識別コードを示す情報である。
また、Identityのフォーマットは以下の通りである。
0<IMSI>@wlan.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org
例えば、MNCが3桁であり、IMSIが「123456012345678」であった場合を想定する。この場合、Identityは、「0123456012345678@wlan.mnc456.mcc123.3gppnetwork.org」となる。以上、ステップS120におけるIdentityの生成処理について説明した。
次に、ステップS122で、WWAN端末200は、EAP−Response/Identityを、WLAN端末100へ返信する。このメッセージには、ステップS120において生成されたIdentitiyが格納されている。
次いで、ステップS124で、WLAN端末100は、受信したEAP−Response/Identityを、基地局510へ転送する。
次に、ステップS126で、基地局510は、RADIUS−Access−Requestを認証サーバ340へ送信する。このメッセージには、WWAN端末200により生成されたIdentityが格納される。
次いで、ステップS128で、認証サーバ340は、Retrieve−Authentication−Vectorを加入者情報サーバ330へ送信して、Identitiyに対する認証ベクタを要求する。このメッセージには、WWAN端末200により生成されたIdentityが格納される。認証ベクタとは、接続してきた端末を認証する際に必要とされる情報の集合であり、EAP−AKAの場合は以下の情報から構成される。
RAND:ランダム値。チャレンジとして利用される。
AUTN:端末がネットワークを認証するための値。
XRES:チャレンジに対して期待される応答値。
IK :メッセージ完全性検証用鍵。
CK :メッセージ暗号化用鍵。
次に、図6Bに示すように、ステップS130で、加入者情報サーバ330は、AKAアルゴリズムを実行して、受信したメッセージに格納されたIdentitiyに対応する認証ベクタを生成する。
次いで、ステップS132で、加入者情報サーバ330は、生成した認証ベクタを認証サーバ340へ送信する。
次に、ステップS134で、認証サーバ340は、RADIUS−Access−Challengeを基地局510へ送信する。このメッセージには、加入者情報サーバ330により生成された認証ベクタが格納される。ここで、認証サーバ340は、新たにMAC(Message Authentication Code)を算出して、メッセージに追加する。このMACは、WLAN端末100がこのメッセージの完全性(Integrity)を検証するために用いられる。
次いで、ステップS136で、基地局510は、EAP−Request/AKA−ChallengeをWLAN端末100へ送信する。このメッセージには、認証ベクタのRAND及びAUTN、並びにMACが含まれる。認証ベクタのXRES、IK及びCKは基地局510により保持され、WLAN端末100へは送信されない。
次に、ステップS138で、WLAN端末100は、EAP−Request/AKA−ChallengeをWWAN端末200へ送信する。このメッセージは、WWAN端末200に対して、応答値(RES)及びセッション鍵(IK,CK)を生成するよう要求するメッセージである。
次いで、ステップS140で、WWAN端末200は、AKAアルゴリズムを実行して、受信したEAP−Request/AKA−Challengeに対応するRES、MAC、及びセッション鍵(IK、CK)を生成する。
次に、ステップS142で、WWAN端末200は、EAP−Response/AKA−ChallengeをWLAN端末100へ送信する。このメッセージには、WWAN端末200が生成したRES、MAC、及びセッション鍵が格納される。
次いで、ステップS144で、WLAN端末100は、受信したEAP−Response/AKA−Challengeを基地局510へ転送する。
次に、ステップS146で、基地局510は、RADIUS−Access−Requestを認証サーバ340へ送信する。このメッセージには、WWAN端末200により生成されたRES、MAC、及びセッション鍵(IK、CK)が格納される。
次いで、ステップS148で、認証サーバ340は、受信したRESを検証する。詳しくは、認証サーバ340は、WWAN端末200により生成されたRESと加入者情報サーバ330により生成されたXRESとが一致すること、及びMACによりメッセージの完全性を検証する。
次に、ステップS150で、認証サーバ340は、RADIUS−Access−Acceptを基地局510へ送信する。このメッセージは、接続を許可することを示すものである。
次いで、ステップS152で、基地局510は、EAP−SuccessをWLAN端末100へ送信する。このメッセージは、WLAN端末100に対して、認証処理が成功したことを示すものである。
次に、ステップS154で、基地局510は、EAPoL−KeyをWLAN端末100へ送信する。このメッセージは、WLAN端末100と基地局510との間で使用する暗号化通信用の鍵を送付するものである。
以上説明したEAP認証処理を経て、ステップS156で、WLAN端末100と基地局510との間で、WLAN通信のための接続が完了する。これにより、WLAN端末100と基地局510との間で、例えばWi−Fiを用いたデータ通信が開始される。
本接続処理シーケンスによれば、WLAN端末100はWWAN端末200とのメッセージの送受信を、NFCモジュール116により行う。より詳しくは、上記ステップS108において、無線通信部110は、WLAN500へ接続するためのネットワーク情報を、NFCを用いて受信する。また、上記ステップS118、S122、S138、S142において、無線通信部110は、WLAN500への認証のためのメッセージを、NFCを用いてWWAN端末200との間で送受信する。このため、WLAN端末100は、例えばWWAN端末200に近接することで、WLAN500に認証することが可能となり、容易にインターネットに接続することができる。また、ユーザは、WLAN端末100に対して、WLAN500への認証のための入力を何ら行う必要がないため、ユーザの利便性が向上する。
[3−2.接続処理シーケンス2]
本接続処理シーケンスにおいては、WWAN端末200は、Bluetoothを用いてEAP認証のためのメッセージを中継する。図7A、図7Bは、本実施形態に係る無線通信システム1において実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。以下では、図7Aと図7Bとを特に区別する必要が無い場合、図7とも総称する。本シーケンスには、基地局310、WWAN端末200、WLAN端末100、基地局510、認証サーバ340、及び加入者情報サーバ330が関与する。なお、WLAN端末100及びWWAN端末200に関しては、図6と同様に、メッセージのやり取りに用いられる通信モジュールを、「モジュール」という文言を省略して記載している。
図7Aに示すように、まず、ステップS202で、WWAN端末200は、ネットワーク情報を要求するリクエストを基地局310へ送信する。次いで、ステップS204で、基地局310は、ネットワーク情報を検索する。次に、ステップS206で、基地局310は、ネットワーク情報提供サーバ350により検索されたネットワーク情報を、WWAN端末200へ送信する。これらの処理は、図6を参照して説明したステップS102〜S106における処理と同様であるので、再度の説明は省略する。
次いで、ステップS208で、WWAN端末200は、ネットワーク情報及びBluetooth接続情報をWLAN端末100へ転送する。Bluetooth接続情報は、例えば以下の情報を含む。
OOB Data Length (LENGTH)
Device Address (BD_ADDR)
Class of Device
Service Class UUID
Bluetooth Local Name
そして、ステップS209で、WLAN端末100は、WWAN端末200とのBluetoothを用いた無線接続を確立する。詳しくは、制御部130は、上記ステップS208において無線通信部110により受信されたBluetooth接続情報に基づいて、無線通信部110によるWWAN端末200とのBluetoothを用いた無線接続を確立する。
次に、ステップS210で、WLAN端末100は、受信したネットワーク情報を用いて周囲の無線ネットワークを検索して、接続先の基地局を検出する。次いで、ステップS212で、WLAN端末100は、基地局510へAssociationを行う。これらの処理は、図6を参照して説明したステップS110、S112における処理と同様であるので、再度の説明は省略する。
続いて、ステップS214〜S228、及び図7Bに示したステップS230〜S254において、EAP認証処理が行われ、ステップS256で、WLAN端末100と基地局510との間で、WLAN通信のための接続が完了する。EAP認証処理は、図6を参照して説明したステップS114〜S154におけるEAP認証処理と同様であるため、再度の説明は省略する。ただし、本接続シーケンスにおいては、図6において説明したEAP認証処理とは異なり、WLAN端末100とWWAN端末200との間で行われるメッセージの送受信は、Bluetoothを用いて行われる。詳しくは、ステップS218、S222、S238、S242において、WLAN端末100の無線通信部110は、WLAN500への認証のためのメッセージを、Bluetoothを用いてWWAN端末200との間で送受信する。
本接続処理シーケンスによれば、WLAN端末100は、例えばWWAN端末200に近接することで、WLAN500に認証することが可能となり、容易にインターネットに接続することができる。ここで、上記図6を参照して説明した接続処理シーケンス1では、EAP認証のためのメッセージ送受信はNFCを用いて行われるため、認証処理が完了するまでの間WLAN端末100とWWAN端末200との近接を継続することが要されていた。この点、本接続処理シーケンスでは、ステップS208におけるNFCを用いたネットワーク情報の転送から後は、EAP認証のためのメッセージ送受信が、NFCよりも通信可能距離が長いBluetoothを用いて行われる。よって、NFCを用いた情報転送の後は、WLAN端末100とWWAN端末200とを近接させる必要がないため、ユーザの利便性はさらに向上する。
[3−3.接続処理シーケンス3]
本接続処理シーケンスにおいては、WLAN端末100は、ネットワーク情報及びWWAN端末200のBluetooth接続情報を間接的に受信する。図8は、本実施形態に係る無線通信システム1において実行される接続処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、WWAN端末200、WLAN端末100A、100B、及び基地局510が関与する。なお、WLAN端末100A、100B及びWWAN端末200に関しては、図6と同様に、メッセージのやり取りに用いられる通信モジュールを、「モジュール」という文言を省略して記載している。
初期状態として、WLAN端末100Aは、図7を参照して上記説明した接続処理シーケンス2によるEAP認証処理を経てWLAN500に接続しているものとする。そして、WLAN端末100Aは、記憶部120に、ステップS208において受信したネットワーク情報及びBluetooth接続情報を記憶しているものとする。
図8に示すように、まず、ステップS302で、WLAN端末100Aは、ネットワーク情報及びBluetooth接続情報をWLAN端末100Bへ送信する。詳しくは、WLAN端末100Aの制御部130は、ネットワーク情報及びBluetooth接続情報を、無線通信部110によりWLAN端末100Bへ送信する。このネットワーク情報及びBluetooth接続情報は、上記ステップS208においてWWAN端末200から受信され、WLAN端末100Aの記憶部120に記憶されたものである。
次いで、ステップS304で、WLAN端末100Bは、受信したBluetooth接続情報を用いて、WWAN端末200とのBluetoothを用いた無線接続を確立する。次に、ステップS306で、WLAN端末100Bは、受信したネットワーク情報を用いて周囲の無線ネットワークを検索して、接続先の基地局を検出する。次いで、ステップS308で、WLAN端末100Bは、基地局510へAssociationを行う。これら処理は、図7を参照して説明したステップS209、S210、S212における処理と同様であるので、再度の説明は省略する。
続いて、ステップS310において、EAP認証処理が行われ、ステップS312で、WLAN端末100Bと基地局510との間で、WLAN通信のための接続が完了する。EAP認証処理は、図7を参照して説明したステップS214〜S254におけるEAP認証処理と同様であるため、再度の説明は省略する。なお、このEAP認証処理においては、WLAN端末100Bが、図7を参照して上記説明したように、WWAN端末200によるEAP認証処理のためのメッセージを中継する。
本接続処理シーケンスによれば、WLAN端末100Bは、例えばWLAN端末100Aに近接することでWLAN500に認証することが可能となり、容易にインターネットに接続することができる。ここで、上記図7を参照して説明した接続処理シーケンス2では、WLAN端末100はWWAN端末200から直接的にネットワーク情報及びBluetooth接続情報を受信していた。この点、本接続シーケンスでは、WLAN端末100Bは、これらの情報をWLAN端末100Aから受信するため、WWAN端末200に直接近接する必要がなく、ユーザの利便性はさらに向上する。
なお、上記例では、初期状態として、WLAN端末100AがWLAN500に接続しているものと説明したが、本開示に係る技術はかかる例に限定されない。WLAN端末100Aは、ネットワーク情報及びBluetooth接続情報を記憶していれば、WLAN500に一旦接続後切断されていてもよいし、一度もWLAN500に接続していなくともよい。また、ネットワーク情報及びBluetooth接続情報は、複数回転送されてもよい。
[3−4.テザリング処理シーケンス]
上記接続処理シーケンスにより確立された、WLAN端末100とWLAN500との接続が終了した場合、WLAN端末100は、WWAN端末200を用いたテザリングによりインターネットに再接続し得る。以下、図9を参照して、テザリング処理シーケンスについて説明する。
図9は、本実施形態に係る無線通信システム1において実行されるテザリング処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、基地局310、WWAN端末200、WLAN端末100、及び基地局510が関与する。なお、WLAN端末100及びWWAN端末200に関しては、図6と同様に、メッセージのやり取りに用いられる通信モジュールを、「モジュール」という文言を省略して記載している。
初期状態として、WLAN端末100は、図7を参照して上記説明した接続処理シーケンス2、又は図8を参照して上記説明した接続処理シーケンス3によるEAP認証処理を経て、WLAN500に接続しているものとする。
図9に示すように、まず、ステップS402で、WLAN端末100とWLAN500との接続が終了する。終了する契機としては、例えば、WLAN端末100が基地局510の通信可能エリアから外れること、又は基地局510によるWLAN500の提供サービスがサービス時間外となることが考えられる。
次いで、ステップS404で、WLAN端末100は、テザリング接続要求をWWAN端末200へ送信する。図9に示した例では、接続処理の際(図7のS209又は図8のS304)に構築されたBluetooth通信路が、テザリング接続要求に用いられている。他にも、図6を参照して上記説明した接続処理シーケンス1によるNFCを用いたEAP認証処理を経てWLAN500に接続された場合等、Bluetooth通信路が構築されていない場合、NFCを用いてテザリング接続要求が送信されてもよい。
次に、ステップS406で、WWAN端末200は、テザリング開始処理を行う。詳しくは、制御部240は、WWAN端末200をWLANのアクセスポイントとして機能させて、他のWLAN通信機能を有する端末の通信をWWAN300へ中継する準備を開始する。
次いで、ステップS408で、WWAN端末200は、テザリング接続応答をWLAN端末100へ送信する。図9に示した例では、テザリング接続要求と同様に、テザリング接続応答にBluetoothが用いられているが、NFCが用いられてもよい。テザリング接続応答は、テザリング開始処理が完了したことを通知するメッセージである。このメッセージには、WWAN端末200が構築したWLANアクセスポイントの接続情報を含む。WLANアクセスポイントの接続情報は、例えば以下の情報を含む。
SSID:(1−32文字)
Security:Open/WPA−PSK/WPA2−PSK
Passphrase:(8−63文字)
動作チャネル
そして、ステップS410で、WLAN端末100は、テザリング運用を開始する。詳しくは、WLAN端末100は、受信したWLANアクセスポイントの接続情報に基づいてWWAN端末200にアクセスして、WWAN端末200により中継されるWWAN300を用いた無線通信処理を制御する。
本テザリング処理シーケンスによれば、WLAN端末100は、WLAN500との接続が終了した後も、継続してインターネットに接続することができる。このとき、接続先のネットワークの切り替えがユーザ操作を要することなく行われるので、ユーザの利便性はさらに向上する。
[3−5.ネットワーク切替処理フロー]
WLAN端末100は、WLANへの接続又はテザリングの利用といった、ネットワークの接続先の切り替えを多様な契機で行う。以下では、図10を参照して、WLAN端末100によるネットワークの接続先の切り替え判断について説明する。図10は、本実施形態に係るWLAN端末100において実行されるネットワーク切替処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、ステップS502で、WLAN端末100は、ネットワーク情報を取得する。詳しくは、WLAN端末100は、現在位置で利用可能なネットワークのネットワーク情報を、ネットワーク情報提供サーバ350から定期的に受信する。このとき、WLAN端末100は、WWAN端末200を介して間接的にネットワーク情報を受信してもよいし、WLAN500を介して直接的にネットワーク情報を受信してもよい。
次いで、ステップS504で、WLAN端末100は、周囲の無線ネットワークを探索する。詳しくは、WLAN端末100は、上記ステップS502で受信したネットワーク情報に該当するWLAN500探索して、ステップS506で、周囲に利用可能なWLAN500が存在するか否かを判定する。
利用可能なWLAN500があると判定された場合(S506/YES)、ステップS508で、WLAN端末100は、現在公衆WLANサービスを利用中であるか否かを判定する。
公衆WLANサービスを利用中であると判定された場合(S508/YES)、処理は再度ステップS502に戻る。
一方で、公衆WLANサービスを利用中でないと判定された場合(S508/NO)、ステップS510で、WLAN端末100は、テザリング終了処理を行う。詳しくは、制御部130は、無線通信部110によりテザリング終了要求をWWAN端末200へ送信して、テザリング処理を終了する。テザリング終了要求の送信には、Bluetoothが用いられてもよいし、NFCが用いられてもよい。なお、WLAN端末100がテザリング中でない場合は、本ステップは省略されてもよい。
次いで、ステップS512で、WLAN端末100は、WLAN500への接続処理を行う。ここでの処理は、上記図6〜図8を参照して説明した通りであるので、再度の説明は省略する。
また、上記ステップS506で、利用可能なWLAN500がないと判定された場合(S506/NO)、ステップS514で、WLAN端末100は、現在テザリングを利用中であるか否かを判定する。
テザリングを利用中であると判定された場合(S514/YES)、処理は再度ステップS502に戻る。
テザリングを利用中でないと判定された場合(S514/NO)、WLAN端末100は、テザリングを開始する。ここでの処理は、図9を参照して上記説明した通りであるので、再度の説明は省略する。
以上、本実施形態に係る無線通信システム1による動作処理の例を説明した。
<4.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、無線通信装置100及び無線通信装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、無線通信装置100及び無線通信装置200は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、無線通信装置100及び無線通信装置200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
[4−1.第1の応用例]
図11は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース913は、アドホックモード又はWi−Fi Direct(登録商標)等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi−Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インタフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インタフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図11の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図11に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図11に示したスマートフォン900は、無線通信装置100として動作し得る。この場合、例えば図4を参照して説明した無線通信部110、記憶部120、及び制御部130は、無線通信インタフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。それにより、スマートフォン900は、他のWWAN端末から認証情報を受信して、受信した認証情報を用いて公衆WLANへの認証を行うことで、容易にインターネットに接続することが可能となる。
図11に示したスマートフォン900は、無線通信装置200として動作し得る。この場合、例えば図5を参照して説明した無線通信部210、記憶部220、加入者識別モジュール230、及び制御部240は、無線通信インタフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。それにより、スマートフォン900は、加入者識別情報に基づく認証情報を生成して他のWLAN端末へ送信することで、他のWLAN端末を公衆WLANに接続させることが可能となる。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インタフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
[4−2.第2の応用例]
図12は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース933は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インタフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図12の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図12に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図12に示したカーナビゲーション装置920は、無線通信装置100として動作し得る。この場合、例えば図4を参照して説明した無線通信部110、記憶部120、及び制御部130は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。それにより、カーナビゲーション装置920は、他のWWAN端末から認証情報を受信して、受信した認証情報を用いて公衆WLANへの認証を行うことで、容易にインターネットに接続することが可能となる。
図12に示したカーナビゲーション装置920は、無線通信装置200として動作し得る。この場合、例えば図5を参照して説明した無線通信部210、記憶部220、加入者識別モジュール230、及び制御部240は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。それにより、カーナビゲーション装置920は、加入者識別情報に基づく認証情報を生成して他のWLAN端末へ送信することで、他のWLAN端末を公衆WLANに接続させることが可能となる。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<5.まとめ>
ここまで、図1〜図12を用いて、本開示に係る技術の実施形態を詳細に説明した。上述した実施形態によれば、WWANへの加入者識別情報を有するWWAN端末200との無線通信、及びWLAN500に接続して無線通信を行うWLAN端末100において、WWAN端末200から加入者識別情報に基づく認証情報を受信して、受信した認証情報を用いたWLAN500への認証が行われる。これにより、WLAN端末100は、WWAN通信機能及び加入者識別情報を有さない場合であっても、容易にWLAN500に接続して、インターネットを利用することが可能である。本技術によれば、WWAN非対応機器のインターネット利用機会を向上させることができる。
また、WLAN端末100は、WWAN端末200をWLANのアクセスポイントとして機能させて、WWAN端末200により中継されるWWAN300を用いた無線通信処理を制御する、テザリングを利用可能である。例えば、WLAN端末100がWLAN500のサービスエリアから離れた場合であっても、テザリングを利用してインターネット接続を継続可能である。このため、ユーザは、WLAN500の存在を意識せずにインターネットを利用可能である。また、WLAN端末100はWLAN500のサービスエリア内ではWLAN500に接続可能であるため、WWAN300の通信負荷を減少させることができると共に、テザリングに伴うWWAN端末200の消費電力を削減することができる。
また、WLAN端末100は、ネットワーク情報の受信、及びEAP認証処理のためのメッセージの送受信を、近接無線通信により行うことができる。このため、ユーザは、WLAN端末100をWWAN端末200に近接させるだけで、WLAN端末100をWLAN500に接続することが可能となる。また、EAP認証処理のためのメッセージの送受信がBluetoothにより行われる場合、NFCを用いたネットワーク情報の転送の後は、WLAN端末100とWWAN端末200とを近接させる必要がないため、ユーザの利便性はさらに向上する。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、無線通信システム1が用いる通信方式は、WWAN、Bluetooth、NFC、又はWLANであるものとして説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、上記実施形態では、加入者識別情報を用いた認証を行うことが可能な公衆ネットワークの通信方式はWLANであるものとして説明したが、他の任意の通信方式を用いて運用されてもよい。また、また、WLAN端末100とWWAN端末200との間で行われる通信に用いられる通信方式として、Bluetooth及びNFC以外にも、赤外線通信、Zigbee(登録商標)等の任意の通信方式が採用され得る。
なお、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記憶媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1のネットワークへの加入者識別情報を有する無線端末との無線通信を行う第1の無線通信部と、
第2のネットワークに接続して無線通信を行う第2の無線通信部と、
前記第1の無線通信部により前記無線端末から前記加入者識別情報に基づく認証情報を受信して、前記第2の無線通信部により前記認証情報を用いた前記第2のネットワークへの認証を行う制御部と、
を備える無線通信装置。
(2)
前記制御部は、
前記第2の無線通信部により受信された前記第2のネットワークへの認証のための第1のメッセージを、前記第1の無線通信部により前記無線端末へ送信し、
前記第1の無線通信部により前記無線端末から受信された前記認証情報を含む第2のメッセージを、前記第1の無線通信部により前記第2のネットワークへ送信する、前記(1)に記載の無線通信装置。
(3)
前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは、EAP(Extensible Authentication Protocol)を用いた認証処理のためのメッセージである、前記(2)に記載の無線通信装置。
(4)
前記第1の無線通信部は、近距離無線通信方式を用いて無線通信を行う、前記(2)又は(3)に記載の無線通信装置。
(5)
前記制御部は、前記第2のネットワークへ接続するためのネットワーク情報を前記第1の無線通信部により受信して、前記ネットワーク情報に基づいて前記第2のネットワークに接続する、前記(4)に記載の無線通信装置。
(6)
前記第1の無線通信部は、前記ネットワーク情報を、NFC(Near field communication)を用いて受信する、前記(5)に記載の無線通信装置。
(7)
前記第1の無線通信部は、前記第2のネットワークへの認証のためのメッセージを、NFCを用いて前記無線端末との間で送受信する、前記(4)〜(6)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(8)
前記第1の無線通信部は、前記第2のネットワークへの認証のためのメッセージを、Bluetooth(登録商標)を用いて前記無線端末との間で送受信する、前記(4)〜(6)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(9)
前記制御部は、Bluetoothを用いて前記無線端末との無線接続を確立するためのBluetooth接続情報を前記第1の無線通信部により受信して、前記Bluetooth接続情報に基づいて前記第1の無線通信部による前記無線端末とのBluetoothを用いた無線接続を確立する、前記(8)に記載の無線通信装置。
(10)
前記制御部は、前記第2のネットワークへ接続するためのネットワーク情報及びBluetoothを用いて前記無線端末との無線接続を確立するためのBluetooth接続情報を、前記第1の無線通信部により他の無線端末へ送信する、前記(4)〜(9)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(11)
前記第2の無線通信部は、無線LAN(Local Area Network)を用いて無線通信を行う、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(12)
前記制御部は、前記無線端末により中継される前記第1のネットワークを用いた無線通信処理を制御する、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(13)
前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークでは、前記加入者識別情報が認証のために共通して用いられる、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(14)
前記第1のネットワークは、移動体通信網である、前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(15)
前記第2のネットワークは、公衆無線LANである、前記(1)〜(14)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(16)
第1のネットワークへの加入者識別情報を格納する格納部と、
第2のネットワークに接続して無線通信を行う無線端末との、無線通信を行う無線通信部と、
前記格納部に格納された前記加入者識別情報に基づく認証情報を生成して、前記無線通信部により前記認証情報を前記無線端末へ送信する制御部と、
を備える無線通信装置。
(17)
前記制御部は、前記無線端末が前記第2のネットワークへ接続するためのネットワーク情報を要求するリクエストを、前記第1のネットワークへ送信し、受信した前記ネットワーク情報を前記無線通信部により前記無線端末へ送信する、前記(16)に記載の無線通信装置。
(18)
前記制御部は、前記無線通信部により前記無線端末から受信された、前記無線端末が前記第2のネットワークへ認証するための第1のメッセージに基づいて前記認証情報を生成し、生成した前記認証情報を含む第2のメッセージを前記無線通信部により前記無線端末へ送信する、前記(16)又は(17)に記載の無線通信装置。
(19)
前記制御部は、EAPを用いた認証処理を行って前記認証情報を生成する、前記(16)〜(18)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(20)
前記制御部は、前記無線端末が前記無線通信部とのBluetoothを用いた無線接続を確立するためのBluetooth接続情報を、前記無線通信部により前記無線端末へ送信する、前記(16)〜(19)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
1 無線通信システム
100 WLAN端末
110 無線通信部
112 WLANモジュール
114 BTモジュール
116 NFCモジュール
120 記憶部
130 制御部
200 WWAN端末
210 無線通信部
212 WWANモジュール
214 WLANモジュール
216 BTモジュール
218 NFCモジュール
220 記憶部
230 加入者識別モジュール
240 制御部
300 WWAN
310 基地局
320 ゲートウェイ
330 加入者情報サーバ
340 認証サーバ
350 ネットワーク情報提供サーバ
400 サービスネットワーク
500 WLAN
510 基地局

Claims (18)

  1. 第1のネットワークへの加入者識別情報を有する無線端末との無線通信を行う第1の無線通信部と、
    第2のネットワークに接続して無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第1の無線通信部により前記無線端末から前記加入者識別情報に基づく認証情報を受信して、前記第2の無線通信部により前記認証情報を用いた前記第2のネットワークへの認証を行う制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記第2のネットワークへ接続するためのネットワーク情報を前記第1の無線通信部により受信して、前記ネットワーク情報に基づいて前記第2のネットワークに接続する、無線通信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第2の無線通信部により受信された前記第2のネットワークへの認証のための第1のメッセージを、前記第1の無線通信部により前記無線端末へ送信し、
    前記第1の無線通信部により前記無線端末から受信された前記認証情報を含む第2のメッセージを、前記第1の無線通信部により前記第2のネットワークへ送信する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは、EAP(Extensible Authentication Protocol)を用いた認証処理のためのメッセージである、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の無線通信部は、近距離無線通信方式を用いて無線通信を行う、請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1の無線通信部は、前記ネットワーク情報を、NFC(Near field communication)を用いて受信する、請求項に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1の無線通信部は、前記第2のネットワークへの認証のためのメッセージを、NFCを用いて前記無線端末との間で送受信する、請求項4に記載の無線通信装置。
  7. 前記第1の無線通信部は、前記第2のネットワークへの認証のためのメッセージを、Bluetooth(登録商標)を用いて前記無線端末との間で送受信する、請求項4に記載の無線通信装置。
  8. 前記制御部は、Bluetoothを用いて前記無線端末との無線接続を確立するためのBluetooth接続情報を前記第1の無線通信部により受信して、前記Bluetooth接続情報に基づいて前記第1の無線通信部による前記無線端末とのBluetoothを用いた無線接続を確立する、請求項に記載の無線通信装置。
  9. 前記制御部は、前記第2のネットワークへ接続するための前記ネットワーク情報及びBluetoothを用いて前記無線端末との無線接続を確立するためのBluetooth接続情報を、前記第1の無線通信部により他の無線端末へ送信する、請求項4に記載の無線通信装置。
  10. 前記第2の無線通信部は、無線LAN(Local Area Network)を用いて無線通信を行う、請求項1に記載の無線通信装置。
  11. 前記制御部は、前記無線端末により中継される前記第1のネットワークを用いた無線通信処理を制御する、請求項1に記載の無線通信装置。
  12. 前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークでは、前記加入者識別情報が認証のために共通して用いられる、請求項1に記載の無線通信装置。
  13. 前記第1のネットワークは、移動体通信網である、請求項1に記載の無線通信装置。
  14. 前記第2のネットワークは、公衆無線LANである、請求項1に記載の無線通信装置。
  15. 第1のネットワークへの加入者識別情報を格納する格納部と、
    第2のネットワークに接続して無線通信を行う無線端末との、無線通信を行う無線通信部と、
    前記格納部に格納された前記加入者識別情報に基づく認証情報を生成して、前記無線通信部により前記認証情報を前記無線端末へ送信する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記無線端末が前記第2のネットワークへ接続するためのネットワーク情報を要求するリクエストを、前記第1のネットワークへ送信し、受信した前記ネットワーク情報を前記無線通信部により前記無線端末へ送信する、無線通信装置。
  16. 前記制御部は、前記無線通信部により前記無線端末から受信された、前記無線端末が前記第2のネットワークへ認証するための第1のメッセージに基づいて前記認証情報を生成し、生成した前記認証情報を含む第2のメッセージを前記無線通信部により前記無線端末へ送信する、請求項15に記載の無線通信装置。
  17. 前記制御部は、EAPを用いた認証処理を行って前記認証情報を生成する、請求項15に記載の無線通信装置。
  18. 前記制御部は、前記無線端末が前記無線通信部とのBluetoothを用いた無線接続を確立するためのBluetooth接続情報を、前記無線通信部により前記無線端末へ送信する、請求項15に記載の無線通信装置。
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