JP6438416B2 - 雰囲気モニタリングと能動制御及び対応とのための実時間現場ガス分析ネットワーク - Google Patents

雰囲気モニタリングと能動制御及び対応とのための実時間現場ガス分析ネットワーク Download PDF

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Description

〔優先権の主張〕
本出願は、2013年2月28日出願の米国特許仮出願第61/770,978号及び2014年2月26日出願の米国特許出願第14/190,816号に対する「特許協力協定(PCT)」の条項8の下での優先権を主張するものである。
本発明は、一般的にガス分析ネットワークに関し、特に、しかし、限定的にではなく、雰囲気モニタリングと能動制御及び対応とのための実時間現場ガス分析ネットワークに関する。
図1A〜図1Bは、実時間ガス分析のための装置及び方法の実施形態を示している。図1Aは、多種ガスクロマトグラフィー/質量分析計(GC/MS)システムを用いた方法を示している。従来のGC/MSシステムは、直接的なガス分析に向けて現場設置することができず、すなわち、領域1〜4のような着目領域に空気入口を設けるために特殊なガスサンプリングパイプが使用される。各ガスサンプリングパイプは、そのそれぞれの領域からサンプリングされたガスを中央実験室内に留まる対応するGC/MSシステムに搬送する。GC/MSシステムは、多種ガス分析に優れた検出感度及び特異性を与えることができるが、そのような設定は、維持することがかなり高価である可能性がある。
図1Bは、コストを低減するために使用することができる代替方法を示している。直接ガス検出に向けて領域1〜4のような特定の領域において簡単な携帯一種ガス検出器が使用される。検出されたガス濃度は、次いで、データセンターで収集されて格納される。一部の実施形態において、一種ガス検出器は、多種ガスを別々に検出することができず、その場の他のガスの相互干渉に絶えず悩まされる可能性もある。これら及び他の特性は、図示の構成を能動雰囲気モニタリング及び制御に向けて信頼性の高いガス濃度情報を取得するのに不適切なものにする。
米国特許公開第2009/0308136号明細書 米国特許公開第2011/0005300号明細書 米国特許公開第2011/0023581号明細書 米国特許公開第2011/0259081号明細書 米国特許公開第2012/0090378号明細書
別途指定しない限り様々な図を通して類似の参照番号が類似の部分を指す以下の図を参照して本発明の非限定的かつ非網羅的な実施形態を説明する。
ガスモニタリングシステムの実施形態の概略図である。 ガスモニタリングシステムの実施形態の概略図である。 屋内ガスモニタリング及び制御システムの実施形態の概略図である。 屋内ガスモニタリング及び制御システムの実施形態の概略図である。 屋内ガスモニタリング及び制御システムの実施形態の概略図である。 屋外ガスモニタリング及び制御システムの実施形態の概略図である。 屋外ガスモニタリング及び制御システムの実施形態の概略図である。 屋内又は屋外ガスモニタリング及び制御システムを設定して作動させるための工程の実施形態の流れ図である。 図2〜図3の屋内及び屋外ガスモニタリング及び制御システムに対して使用することができる多種ガス分析システムの実施形態の概略側面図である。 図2〜図3の屋内及び屋外ガスモニタリング及び制御システムに対して使用することができる多種ガス分析システムの実施形態の概略平面図である。 図2〜図3の屋内及び屋外ガスモニタリング及び制御システムに対して使用することができる多種ガス分析システムの他の実施形態の概略平面図である。 図2〜図3の屋内及び屋外ガスモニタリング及び制御システムに対して使用することができる多種ガス分析システムの他の実施形態の概略平面図である。 図2〜図3の屋内及び屋外ガスモニタリング及び制御システムに対して使用することができる多種ガス分析システムの他の実施形態の概略図である。 図2〜図3の屋内及び屋外ガスモニタリング及び制御システムに対して使用することができる多種ガス分析システムの他の実施形態の概略図である。
雰囲気モニタリング、並びに能動制御及び対応のための実時間現場ガス分析ネットワークのための装置、システム、及び方法の実施形態を説明する。これらの実施形態の完全な理解をもたらすために特定の詳細内容を説明するが、当業者は、本発明を説明する詳細内容のうちの1つ又はそれよりも多くを用いずに又は他の方法、構成要素、材料、その他を用いて実施することができることを認識するであろう。一部の事例では、公知の構造、材料、又は作動を示さず又は記載しないが、それにも関わらず、これらは、本発明の範囲に包含されている。
本明細書を通じて「一実施形態」又は「実施形態」への参照は、説明する特徴、構造、又は特性を少なくとも1つの説明する実施形態に含めることができることを意味し、従って、「一実施形態では」又は「実施形態では」の出現は、全てが必ずしも同じ実施形態を参照しているわけではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性は、1つ又はそれよりも多くの実施形態にあらゆる適切な方式で組み合わせることができる。
下記では、現場多種ガス分析デバイスのネットワークを任意的な流速計との組合せに用いて、雰囲気品質の実時間モニタリング及び制御の実施形態を開示している。これらの実施形態は、様々な屋内又は屋外の環境設定に適用することができる。例えば、半導体施設では、半導体処理技術が40nmノードよりも小さいと空気に浮遊分子汚染(AMC)がデバイスの収量に影響を及ぼすことで重要になる無塵室のAMCの不在を確実にするために、これらの実施形態を使用することができる。鉄鋼製造施設では、コークス炉ガス副成物の漏れ及び工程の最適化をモニタするために、これらの実施形態を使用することができる。石油化学施設では、漏れガスを識別して漏れ発生源を位置付けることを行うために、これらの実施形態を使用することができ、それによって即時警報及び緊急応答対策を与えることができる。
図2Aは、半導体製作施設、公共建築物、その他のような屋内用途のための環境モニタリング及び制御システム200の実施形態を示している。複数のガス分析デバイスと流速計とで構成されるシステムは、ガス濃度及び空気流又は風速及びその方向をモニタするための実時間ガス分析ネットワークを形成するように様々な屋内地点に位置決めされる。ガス分析デバイス及び存在する場合に流速計は、実時間データ通信及び制御に向けて制御/切断/情報センターにリンクされる。
システム200では、建築物のような閉鎖施設202内の地点に1つ又はそれよりも多くの多種ガス分析デバイス(多種ガス検出器又はMGDとも呼ぶ)が設けられる。本明細書では建築物として説明するが、他の実施形態において、施設202は、建築物の部分集合、例えば、建築物内の部屋又は閉鎖空間とすることができ、更に他の実施形態において、複数の建築物を含むことができる。建築物202は、第1の床面204及び第2の床面206のような複数の床面を有することができ、各床面は、いずれかのタイプの処理機器又は処理施設を有することができ、図示の実施形態において、第1の床面204は処理施設210を有し、第2の床面206は処理施設212を有する。他の実施形態において、当然ながら図示のものよりも多いか又は少ない床面が存在することができ、全ての床面が処理施設を含む必要はなく、各床面は、図示のものよりも多いか又は少ない処理施設を有することができ、処理施設は、図示とは異なって位置決めすることができる。
図示の実施形態において、建築物の異なる床面上にMGDが位置決めされており、MGD1〜3が第1の床面204上に、MGD4〜5が第2の床面206上に位置決めされている。これらのMGDが設けられる各床面上では、MGDを垂直方向に床面から天井までのいずれかの場所に位置決めすることができ、与えられた床面上の全てのMGDは、同じ垂直位置を有することができるが、そうでなくてもよい。MGD6のようなMGDは、建築物202の屋外、例えば、通気孔の近くに位置決めすることができる。屋内にあるMGD(MGD1〜MGD5)が施設の内側で汚染を検出した場合に、屋外MGD6は、いずれかの汚染物質が施設から漏れるか又は進入しているかを見極めるのに役立たせることができる。
多種ガス検出器MGD1〜MGD6は、有機又は無機ガス化合物、並びに現場モニタリングにおいて着目するガスの組合せ(有機又は無機ガス化合物)を検出する機能を有する。一実施形態において、MGDのうちの1つ又はそれよりも多くは、図5A〜図8に関連付けて以下に説明するマイクロ予備濃縮器(マイクロPC)と、マイクロガスクロマトグラフィー(マイクロGC)と、多種ガス検出のための検出器アレイとの組合せを利用する小型ガス分析システムとすることができる。
任意的に、建築物内の空気の流量、流速、及び流れ方向、並びに温度、湿度、及び圧力のような他の空気特性に関する情報を取得するために、1つ又はそれよりも多くの流速計を建築物202内に設置することができる。図示の実施形態において、各MGDは流速計と対にされ、MGDと流速計の間に1対1の対応が存在する(すなわち、各MGDは、対応する流速計を有する)。例えば、MGD1は流速計A1と対にされ、MGD2は流速計A2と対にされ、以降同じく続く。しかし、システム200の他の実施形態において、多種ガス検出器と流速計の間の対応は、1対1の代わりに多対1とすることができる。多対1の対応は双方向に適用することができ、一部の実施形態において、各多種ガス検出器は、複数の流速計と対にすることができるが、他の実施形態において、各流速計は、複数の多種ガス検出器と対にすることができる。
図示の実施形態において、各流速計が、それに対応するMGDの直近で空気の速度、方向、その他を測定するように、全てのMGDが隣接の流速計を有する。しかし、他の実施形態において、そうである必要はなく、流速計が存在する場合に、これらの流速計が、建築物内のMGDの直近以外の場所で速度、方向、その他を測定するように、流速計をMGDから離して位置決めすることができる。
多種ガス検出器MGD1〜MGD6、及び存在する場合に流速計A1〜A6は、有線又は無線の通信を通してデータ/制御センターに通信的に結合される。全てのMGD及び存在する場合に流速計は、同じ手法でデータ/制御センターに通信的に結合する必要はなく、いくつかを有線で、その他を無線で通信的に結合することができる。MGD及び流速計をデータセンターに通信的に結合することにより、これらの計器は、データ及び制御センターに実時間データ及び更新情報を提供することができる。
データ及び制御センター内の1つ又はそれよりも多くのサーバは、MGD及び流速計からの示度を収集及び分析し、施設内の異なる地点での現場ガス濃度を決定する。データ及び制御センターは、情報分析、データストレージ、及び対応する末端システムのフィードバック及び制御を提供することができる。制御センターは、MGDからのガス濃度データを空気流、風速、その他、及び周囲の障害物(又は地勢)と合わせて分析し、着目区域全体の実時間ガス濃度分布マップを導出する。データセンターは、汚染物質の異常増大又はガス漏れがあるか否かを決定することができ、即時警報を発することができ、かつ空気の品質変化をもたらしている可能性がある特定の機械又はパイプのような地点を識別することができる。
MGD及び存在する場合に流速計に通信的に結合されるのに加えて、データ及び制御センターは、建築物202内の処理施設210及び212、又はこれらの処理施設内の特定の構成要素に有線又は無線リンクによって通信的に結合することができる。更に、データ及び制御センターは、建築物の通気システム及び緊急対応チームに通信的に結合することができる。
建築物202内の処理施設210及び212、又はこれらの処理施設内の要素に通信的に結合される場合に、データ及び制御システムは、ガス漏れが発生している処理施設又は機械を決定し、漏れを低減するか又は止めるためにシステムを停止することができる。例えば、制御センターは、仕様を外れていると決定された施設又はシステムにリンクすることができ、制御センターは、これらの施設又はシステムを最良の工程収量をもたらす最適な状態に戻すように遠隔的に調節することができる。通気システムにリンクされた場合に、データ及び制御センターは、汚染物質ガスの増大に起因して発生する可能性があるいずれかの破局的な事象又は結果を防止するように、通気システム又はポンプ、送風機、個々の通気孔、ダクト栓、他の通気システム内の特定の要素を制御することができる。
緊急対応システムにリンクされた場合に、データ及び制御センターは、汚染物質検出時に即時警報及び対応する対策を与えることができる。次いで、データ及び制御センターは、対応チームに通知し、このチームを汚染発生サイトに誘導することができる。対応チームは、更に別の検査及び確認に向けて異常ガス発生サイトに人員を送ることができ、かつこれらの検査及び確認の内容を閉ループデータ分析検証及び改善に向けて制御センターにフィードバックすることができる。
図2Bは、屋内用途のための環境モニタリング及び制御システムの別の実施形態225を示している。システム225は、殆どの点において特徴及び機能がシステム200と同様である。システム225と200の間の主な相違点は、システム225では、各MGDが、建築物の外側からの流入空気又は建築物を出る流出空気をフィルタリングするために使用することができる異なる空気フィルタの出口又はその近くに設けられる点である。一実施形態において、フィルタは、建築物202の空気品質/通気システムの一部であるが、他の実施形態において、フィルタは、建築物に関するか否かに関わらず、別のシステムの一部とすることができる。システム225では、各フィルタは、MGDの上方に位置決めされるが、他の実施形態において、フィルタを上方に位置決めする必要はなく、その代わりにMGDの下方又は側面に位置決めすることができる。MGD6のようなMGDは、建築物202の外面上、例えば、通気孔208を通って建築物を出る場所の近くに位置決めすることができる。フィルタF6は、建築物202を出る空気をフィルタリングするために通気孔208の上に位置決めすることができ、MGD6は、いずれかの汚染物質が施設から漏れているか否か、その結果、フィルタF6が交換を必要とするか否かを見極めるのに役立たせることができる。MGD5のようなMGDは、建築物202の屋内、例えば、空気が通気制御システムから空気入口を通って建築物202に進入する地点又はその近くに位置決めすることができる。フィルタF5は、建築物202に進入する外側の空気から汚染物質をフィルタリングするように位置決めすることができ、MGD5は、いずれかの汚染物質が施設に進入しているか否か、その結果、フィルタF5が交換を必要とするか否かを見極めるのに役立たせることができる。
図示の実施形態において、全てのMGDは、対応する空気フィルタに結合され、すなわち、MGDとフィルタの間に1対1の対応があり、MGD1はフィルタF1に結合され、MGD2はフィルタF2に結合され、以降同じく続く。しかし、他の実施形態において、対応は、1対1の代わりに多対1とすることができ、フィルタ毎に1つよりも多いMGDが存在するか又はMGD毎に1つよりも多いフィルタが存在することができる。システム200の場合と同様に、システム225においても、任意的にMGDは、図示のように1対1対応を有するように、又はMGD対流速計又は流速計対MGDの多対1対応を有するように流速計と対にすることができる。
システム225では、各MGDは、対応するフィルタを通過する空気の排出品質をモニタすることができる。汚染物質(例えば、揮発性有機化合物又はVOC)の濃度がいずれかのMGD上で閾値よりも大きいと、少なくとも1つのMGDがもはや良好にフィルタリングをしておらず、交換することを必要とする特定のフィルタであると決定することができることになる。この方式は、不要なフィルタ交換を有意に低減し、従って、交換コストを最底限に抑制することになる。
図2Cは、屋内用途のための環境モニタリング及び制御システムの別の実施形態250を示している。システム250は、殆どの点において特徴及び機能がシステム200と同様である。システム250と200の間の主な相違点は、システム250では、各MGDが、MGDの個々の領域の異なる地点まで延ばされた複数のサンプリングチューブを含む点である。例えば、MGD4は、一端がMGD4に結合され、空気を引き込むサンプリング端部である他端がMGD4から離れるように延びる複数のサンプリングチューブ252を含む。図示のシステム250の実施形態において、各MGDは、6つのサンプリングチューブに結合されるが、他の実施形態において、各MGDは、それよりも多いか又は少ないサンプリングチューブに結合することができ、全てのMGDが同数のサンプリングチューブを有する必要はない。
各サンプリングチューブ252は、サンプリングチューブによって収集された空気が通って流れることができる吸着トラップ254のようなVOC又はガスサンプリング器を含むことができる。この方式は、より特定性の高い地点においてより高い空間カバレージ密度で空気をサンプリングすることを可能にする。サンプル収集及び分析は、複数のモードとすることができる。MGD4では、全てのサンプリングチューブ252が吸着トラップを含むが、他の実施形態において、部分的なチューブしか吸着トラップを含まない場合があり、又はいかなるチューブも全く吸着トラップを含まない場合がある。更に、全てのMGDが吸着トラップを含む必要があるわけではなく、MGDがこれらを含む場合に、他のMGDと同数の吸着トラップを含む必要はない。
吸着トラップ254を持たない実施形態において、空気のサンプリングは、全てのチューブから空気を同時に収集することによって行うことができ、サンプルは、MGDによって分析することができ、それによって1つのMGDによって含まれる区域の全汚染物質濃度が提供されることになる。別のモードでは、空気サンプリング及び分析は、各サンプリングチューブに対して連続して行うことができ(例えば、第1のチューブをサンプリングして分析し、第1のサンプリングチューブの地点での汚染物質濃度を決定し、更に他のサンプリングチューブに対して繰り返す)、それによって各特定の地点でのより詳細な汚染物質濃度が提供されることになる。吸着トラップ254を有する実施形態において、空気サンプリングは、同時に行うことができ、汚染物質は、各吸着トラップによって別々に収集される。次いで、個々の分析のための連続分析に向けて、各吸着トラップ内の汚染物質をMGDに脱着させることができる。
図3Aは、石油化学工場及び鋼鉄コークス炉のような用途に対して有利とすることができる屋外モニタリング及び制御システムの実施形態300を示している。システム300は、殆どの点においてシステム200と同様であり、多種ガス分析デバイス及び流速計が様々な地点に位置決めされ、ガス濃度及び空気流又は風速及びその方向をモニタするための実時間ガス分析ネットワークを形成する。ガス分析デバイス及び/又は流速計は、実時間データ通信及び制御に向けて制御/切断/情報センターにリンクされる。
システム300では、石油化学工場のような屋外施設を取り囲む着目領域302内の地点に1つ又はそれよりも多くの多種ガス分析デバイス(多種ガス検出器又はMGDとも呼ぶ)が設けられる。着目領域302内には、処理施設1〜5が位置決めされる。他の実施形態において、当然ながら図示のものよりも多いか又は少ない処理施設が存在することができ、処理施設を図示とは異なって位置決めすることができる。
図示の実施形態において、MGDは、関連区域又は着目領域302内の処理施設の近くに位置決めされ、MGD1〜5は処理施設1〜5に近い。何処に設けられる場合にも、MGDは、垂直方向に床面から処理施設よりも大きいいずれかの高さまでのいずれかの場所に位置決めされ、与えられた領域302内の全てのMGDが同じ垂直位置を有することができるが、そうでなくてもよい。MGD6のようなMGDは、着目領域302の外側に位置決めすることができる。着目領域302の内側のMGD(MGD1〜MGD5)が着目領域の内側で汚染を検出した場合に、領域外MGD6は、いずれかの汚染物質が着目領域から流れ出るか否かを見極めるのに役立たせることができる。システム300に使用されるMGDは、システム200に使用されるMGDと同じ特性及び機能を有することができる。
任意的に、関連区域302内の空気流量、速度、及び方向、並びに温度、湿度、及び圧力のような他の特性に関する情報を取得するために、1つ又はそれよりも多くの流速計をこの区域内に設置することができる。図示の実施形態において、各MGDは流速計と対にされ、MGDと流速計の間の1対1対応がある(すなわち、各MGDは対応する流速計を有する)。例えば、MGD1は流速計A1と対にされ、MGD2は流速計A2と対にされ、以降同じく続く。しかし、システム200の他の実施形態において、多種ガス検出器と流速計の間の対応は、1対1の代わりに多対1とすることができる。多対1対応は、双方向に適用することができ、一部の実施形態において、各MGDを複数の流速計と対にすることができるが、他の実施形態において、各流速計を複数のMGDと対にすることができる。
図示の実施形態において、各流速計が、それに対応するMGDの直近で空気の速度、方向、その他を測定するように、全てのMGDが隣接の流速計を有する。しかし、他の実施形態において、そうである必要はなく、流速計が存在する場合に、これらの流速計が、MGDの直近以外の場所で速度、方向、その他を測定するように、流速計をMGDから離して位置決めすることができる。
多種ガス検出器MGD1〜MGD6、及び存在する場合に流速計A1〜A6は、有線又は無線の通信を通してデータ/制御センターに通信的に結合される。全てのMGD及び存在する場合に流速計は、同じ手法でデータ/制御センターに通信的に結合する必要はなく、いくつかを有線で、その他を無線で通信的に結合することができる。MGD及び流速計をデータセンターに通信的に結合することにより、これらの計器は、データ及び制御センターに実時間データ及び更新情報を提供することができる。
システム200の場合と同様に、データ及び制御センター内の1つ又はそれよりも多くのサーバは、MGD及び流速計からの示度を収集及び分析し、着目領域内の異なる地点での実時間現場ガス濃度を決定し、情報分析、データストレージ、及び対応する末端システムのフィードバック及び制御を提供する。制御センターは、ネットワーク内の分散デバイスからのガス濃度データを空気流又は風速、及び周囲の障害物(又は地勢)と合わせて分析し、着目区域全体の実時間ガス濃度分布マップを導出する。データセンターは、汚染物質の異常増大又はガス漏れがあるか否かを決定することができ、即時警報を発することができ、かつ空気の品質変化をもたらしている可能性がある機械又はパイプのような地点を識別することができる。制御センターは、雰囲気品質を決定することができ、かつガス漏れ地点、及びこの地点が関係区域内にあるか否かを識別することができ、それによってこの場合に不正警報が防止される。
MGD及び存在する場合に流速計に通信的に結合されるのに加えて、データ及び制御センターは、区域302内の処理施設1〜5に有線又は無線リンクによって通信的に結合することができ、更に、緊急対応チームに通信的に結合することができる。システム200の場合と同様に、システム300では、データ及び制御センターは、建築物202内の処理施設210及び212、又はこれらの処理施設内のガス漏れを発生させている構成要素に通信的に結合することができ、漏れを低減又は止めるためにシステムを停止することができる。例えば、制御センターは、仕様外れと決定された施設又はシステムにリンクすることができ、制御センターは、これらの施設又はシステムを最良の工程収量をもたらす最適な状態に戻すように調節することができる(遠隔的に)。
制御センターは、緊急対応システムとリンクし、即時警報及び対応する対策を与えることができる。次いで、データ及び制御センターは、対応チームに通知し、このチームを汚染発生サイトに誘導することができる。対応する対策チームは、更に別の検査及び確認に向けて異常ガス発生サイトに人員を送ることができ、更にこれらの検査及び確認の内容を閉ループデータ分析検証及び改善に向けて制御センターにフィードバックすることができる。
製造工場の異なる地点又は着目地点での実時間現場ガス濃度を用いて、データセンターは、風情報及び建築物/障害物又は周囲の地勢に基づいて同期ガス分布を連続的に決定し、特定のガスのいずれかの異常増大又は有害ガス漏れが存在するか否かを決定することができる。データセンターによって識別される生産効率の低下に対応する可能性がある特定ガスの異常増大に対して、制御センターは、システムが最適な状態に戻ることを確実にするために、特定の施設の作動を直接に制御することができる。有害なガス漏れに対応する可能性がある特定ガスの異常増大に対して、制御センターは、ガス濃度分布データマップに基づいてガス漏れの地点又は発生源を識別し、次いで、必要な警報を与え、対応チームを問題サイトに誘導することができる。
図3Bは、屋外用途のための環境モニタリング及び制御システムの別の実施形態350を示している。システム350は、殆どの点において特徴及び機能がシステム300と同様である。システム350と300の間の主な相違点は、システム350では、各MGDが、それに関連付けられる処理施設内又はその近くに延びることができる複数のサンプリングチューブを含む点である。例えば、MGD2は、一端がMGD2に結合され、空気を引き込むサンプリング端部である他端が処理施設2内又はその近くに延びる複数のサンプリングチューブ352を含む。システム350の図示の実施形態において、MGD2は、3つのサンプリングチューブに結合されるが、各MGDは、それよりも多いか又は少ないサンプリングチューブに結合することができ、システム350内の全てのMGDが同数のサンプリングチューブを有する必要はない。
各サンプリングチューブ352は、サンプリングチューブによって収集された空気が通って流れることができる吸着トラップ354のようなVOCサンプリング器を含むことができる。この方式は、より特定性の高い地点においてより高い空間カバレージ密度で空気をサンプリングすることを可能にする。サンプル収集及び分析は、複数のモードとすることができる。MGD4では、全てのサンプリングチューブ252が吸着トラップを含むが、他の実施形態において、部分的なチューブしか吸着トラップを含まない場合があり、又はいかなるチューブも全く吸着トラップを含まない場合がある。更に、全てのMGDが吸着トラップを含む必要があるわけではなく、MGDがこれらを含む場合に、他のMGDと同数の吸着トラップを含む必要はない。
吸着トラップ354を持たない実施形態において、空気のサンプリングは、全てのチューブから空気を同時に収集することによって行うことができ、MGDを用いてサンプルが分析され、それによって1つのMGDによって含まれる区域の全汚染物質濃度が提供されることになる。別のモードでは、空気サンプリング及び分析は、各サンプリングチューブに対して連続して行うことができ(例えば、第1のチューブをサンプリングして分析し、第1のサンプリングチューブの地点での汚染物質濃度を決定し、更に他のサンプリングチューブに対して繰り返す)、それによって各特定の地点でのより詳細な汚染物質濃度が提供されることになる。吸着トラップ354を有する実施形態において、空気サンプリングは、同時に行うことができ、汚染物質は、各吸着トラップによって別々に収集される。次いで、個々の分析のための連続分析に向けて、各吸着トラップ内の汚染物質をMGDに脱着させることができる。
図4は、システム200及び300のようなガス分析システムを設定して作動させるための工程400の実施形態を示している。そのような設定は、最適な製造効率及び収率産出、並びに過剰な廃棄副成物排出又は有毒ガスの漏れの警報をもたらすためのターゲットを定めた雰囲気モニタリング及び制御に向けて、半導体製造工場、ディスプレイ製造、PCB工場、鉄鋼コークス炉プラント、及び石油化学プラントといった業種に適用することができる(しかし、これらの業種によって限定されない)。
工程は、ブロック402で始まる。ブロック404において、屋内又は屋外に関わらず、着目領域が識別される。ブロック406において、工程は、着目区域における可能なガス汚染物質又は関係するガスに関する空間及び地理的な分布情報、並びに着目領域内の障害物及び他の物体に関する地勢情報に対して分析を行う。
ブロック408において、工程は、ブロック406で実施した分析に基づいて、最適な多種ガス検出器検出仕様、デバイスの個数、及びガス感知ネットワークの配置地点及び構造に関する決定を行う。破線の外形に示す任意的なブロック410において、工程は、ブロック406で実施した分析を用いて関連区域内での流速計の個数及び配置を決定する。
モニタリングシステムの作動は、ブロック412において、制御センターにおける自動実時間モニタリングデータの収集及びストレージによって始まる。ブロック414において、デバイス又はデータ通信の作動異常に起因する不正データがないことを確実にするために、各デバイスからのガスモニタリングデータの信頼性に関する自動データ分析が実施される。ブロック416において、工程は、ガスデータの分析(流速計が使用される場合に、空気流、風速、方向、その他、及び区域の地勢との組合せでの)に基づいて、異常ガス濃度の発生源地点に関して検索する。ブロック418において、工程は、発生源地点が閾値レベルよりも大きいガス濃度を有するか否かを決定し、ブロック420において、全てのMGD及び存在する場合に流速計から利用可能なデータを用いて汚染発生源が識別される。ブロック422において、工程は、屋内用途では通気システム及び/又は処理施設を制御すること、屋外用途では処理施設を制御することのような対策を取り、屋内用途又は屋外用途のいずれにおいても必要な対策に向けて対応する関係者に必要な警報を与える。多数の可能なガス漏れ系統の発生源が存在し、その同じ地点にガス漏れを現場で区別するための個々のガスデバイスがない状況では、携帯ガス検出器を用いて各漏れ系統に対して現場検査を実施し、実際に問題を呈する漏れ系統を確認するために人員を送ることができる。
図5A〜図5Bは、上述の環境検出及び制御システム内に実施することができる多種ガス検出及び分析デバイスの実施形態を略示している。図示の多種ガス分析デバイスのMiTAPとして公知の市販の実施形態は、米国カリフォルニア州サンノゼのTricornTech Taiwan & TricornTech Corporationによって開発されている。MiTAPは、データ分析に向けてより頻度の高いガス濃度分布を与えることができ、それによって対応する現地サイトにおける雰囲気の状態の極めて高速な更新情報が制御センターに与えられる。その結果、半導体生産のような製造工程において極めて重要なものとすることができる一貫して堅固な製造収率に対して、空気品質のより精密な能動制御をもたらすことができる。その一方、有毒ガス漏れのモニタリングに関しては、MiTAPは、製造サイトにおける生死にかかわるシステム障害を防止するのに重要なものとすることができるガス漏れ事象に対して極めて高速な更新情報/警報を与えることができる。
下記で更に説明するように、MiTAPは、例えば、全てが全体で引用によって本明細書に組み込まれている米国特許公開第2009/0308136号明細書、第2011/0005300号明細書、第2011/0023581号明細書、第2011/0259081号明細書、及び第2012/0090378号明細書に記載されているように、直接空気サンプリング及びガス分析に向けてマイクロ予備濃縮(マイクロPC)技術、マイクロガスクロマトグラフィー(マイクロGC)技術、及び検出器アレイ(DA)技術を利用する。MiTAPは、高価な実験室ガス供給及び配管構成を必要としない携帯独立型デバイスであるが、従来のGC/MSシステムとは異なり、現場設置することができ、実験室内のGC/MSシステムと類似の性能を有する多種ガス分析に向けて直接ガスサンプリングを実施することができる。このデバイスは、各15分間の検査において50タイプよりも多い揮発性有機化合物(VOC)を分離して検出する機能を有し(しかし、VOCに限定されない)、ガス分析のための従来のGC/MSシステム法と比較してより高速な能動制御及び対応に向けて更に多くの実時間データ点を与えることができる。
図5A〜図5Bは、合わせて小規模多種ガス分析デバイス500の実施形態を示している。MGD500は、上部に流体取り扱いアセンブリ501が装着された基板502と、流体取り扱いアセンブリ501内の個々の要素に結合されたコントローラ526と、検出器アレイ510及びコントローラ526に結合された読取及び分析回路528とを含む。図に図示の実施形態は、基板502上での1つの可能な要素配置を示すが、他の実施形態において、これらの要素は、当然ながら基板上に異なって位置決めすることができる。
基板502は、デバイス500の要素に必要とされる物理的支持及び通信接続を与えるいずれかのタイプの基板、例えば、導電性トレース、又はシリコン又はあらゆる他の半導体で製造されたチップ又はウェーハを有する単層又は多層のプリント回路基板(PCB)とすることができる。更に他の実施形態において、基板502は、デバイス500の構成要素間の光通信をサポートするために内部に光導波路を形成することができるチップ又はウェーハとすることができる。
流体取り扱いアセンブリ501は、フィルタ及びバルブアセンブリ504と、予備濃縮器506と、ガスクロマトグラフ508と、検出器アレイ510と、ポンプ512とを含む。要素504〜512は直列に流体結合され、フィルタ及びバルブアセンブリ504は、予備濃縮器506に流体接続部516によって流体結合され、予備濃縮器506は、ガスクロマトグラフ508に流体接続部518によって流体結合され、ガスクロマトグラフ508は、検出器アレイ510に流体接続部520によって流体結合され、検出器アレイ510は、ポンプ512に流体接続部522によって結合される。デバイス500の一実施形態において、要素504〜512は、マイクロ電気機械システム(MEMS)要素又はMEMSを利用した要素とすることができ、すなわち、各デバイスのいくつかの部分をMEMSとし、他の部分をそうでないとすることができる。デバイス500の他の実施形態において、要素504〜512の一部又は全てがMEMS又はMEMSを利用したものである必要はなく、その代わりにいずれかの非MEMSチップ規模のデバイスとすることができる。
図内に矢印で示すように、要素504〜512間の流体接続部は、流体(例えば、1種又はそれよりも多いガス)が、入口514を通ってフィルタ及びバルブアセンブリ504に進入し、要素504〜512を通って流れ、最後に出口524を通ってポンプ512を出ることを可能にする。流体取り扱いアセンブリ501は、個々の要素504〜512を保護するシュラウド又はカバー513を更に含む。図示の実施形態において、シュラウド513内に形成された溝は、要素間の流体接続部を形成するが、他の実施形態において、要素の間の流体接続部は、配管のような他の手段によって形成することができる。更に他の実施形態において、シュラウド513は、割愛することができる。
コントローラ526は、流体取り扱いアセンブリ501内の個々の要素に制御信号を送り、及び/又はこれらの個々の要素からフィードバック信号を受け入ることができるように、これらの個々の要素にトレース130を通して通信的に結合される。一実施形態において、コントローラ526は、作業に特化して設計された特定用途向け集積回路(ASIC)、例えば、処理回路と、揮発性及び/又は不揮発性のストレージ回路と、メモリ回路と、通信回路と、更に様々な回路を制御し、流体取り扱いアセンブリ501の要素に外部から通信するための関連の論理部とを含むCMOSコントローラとすることができる。しかし、他の実施形態において、上述の代わりに、コントローラ526は、制御機能がソフトウエアに実施された汎用マイクロプロセッサとすることができる。図示の実施形態において、コントローラ526は、流体取り扱いアセンブリ501内の個々の要素に基板502の面上又はその中の導電性トレース130によって電気結合されるが、他の実施形態において、コントローラ526は、光学的なもののような他の手段によって要素に結合することができる。
読取及び分析回路528は、検出器アレイ510内の個々のセンサからデータ信号を受け入れ、これらのデータ信号を処理して分析することができるように、トレース532を通して検出器アレイ510の出力に結合される。一実施形態において、読取及び分析回路528は、作業に特化して設計された特定用途向け集積回路(ASIC)、例えば、処理回路と、揮発性及び/又は不揮発性のストレージ回路と、メモリ回路と、通信回路と、更に様々な回路を制御し、外部から通信するための関連の論理部とを含むCMOSコントローラとすることができる。しかし、他の実施形態において、上述の代わりに、読取及び分析回路528は、制御機能がソフトウエアに実施された汎用マイクロプロセッサとすることができる。一部の実施形態において、読取及び分析回路528は、検出器アレイ510から受け入れたデータ信号の前処理と、受け入れたデータから読取及び分析回路528によって生成又は抽出されたデータの後処理の両方に向けて、増幅器、フィルタ、アナログ/デジタルコンバータ、他のような信号調整及び処理要素を含むことができる。
デバイス500の作動時に、最初にシステムが起動され、いずれかの必要な論理部(すなわち、ソフトウエア命令)がコントローラ526内にロードされ、読取及び分析回路528が初期化される。初期化の後に、フィルタ及びバルブユニット504内のバルブが開けられ、ポンプ512が、流体取り扱いアセンブリを通る流れを可能にするように設定される。次いで、流体が、ある流量及び/又はある時間量で入口514を通して流体取り扱いアセンブリ501に投入され、必要な時間量は、通常、予備濃縮器506がその存在及び/又は濃度が決定されている特定の化学物質の十分な濃度をもたらすのに必要とされる時間によって決定されることになる。流体が入口514を通してシステムに投入されると、この流体は、フィルタ及びバルブアセンブリ504によってフィルタリングされ、かつ流体取り扱いアセンブリ501内の要素504〜512をこれらの要素間の流体接続部を通って流れる。要素504〜512を通って流れた後に、流体は、排出部524を通って流体取り扱いアセンブリを出る。
必要な量の流体が入口514を通して投入された後に、流体の更に別の投入を防止するために、フィルタ及びバルブアセンブリ504内のバルブが閉じられる。バルブが閉じられた後に、予備濃縮器506内の加熱器が作動して予備濃縮器を加熱する。この熱は、予備濃縮器によって吸収され、濃縮される化学物質を解放する。予備濃縮器506から化学物質が解放されると、ポンプ512が作動され、解放された化学物質をガスクロマトグラフ508及び検出器アレイ510を通して吸引し、排出部524を通してこれらの化学物質が排出される。ポンプ512の作動は、流体取り扱いアセンブリ501を通じた逆流も防止する。
予備濃縮器506から解放された化学物質がポンプ512によってガスクロマトグラフ508を通して吸引されると、クロマトグラフは、異なる化学物質を時間領域で互いから分離し、すなわち、異なる時点で異なる化学物質がガスクロマトグラフから排出される。異なる化学物質がガスクロマトグラフ508を時間分離されて出ると、各化学物質は検出アレイ510に進入し、検出アレイ内のセンサが、各化学物質の存在及び/又は濃度を検出する。ガスクロマトグラフ508内に実施される時間領域分離は、多くの化学物質が検出アレイに同時に進入するのを防止し、従って、アレイ内のセンサにおける相互汚染及び潜在的な干渉を防止するので、検出アレイ510の精度及び感度を大きく改善する。
検出アレイ510内の個々のセンサが、進入する時間領域分離された化学物質と相互作用すると、検出アレイは、この相互作用を感知して読取及び分析回路528に信号を出力し、次いで、読取及び分析回路528は、化学物質の存在及び/又は濃度を決定するためにこの信号を使用することができる。読取及び分析回路528は、全ての着目化学物質の存在及び/又は濃度を決定し終えると、存在する化学物質の特定の組合せ及びこれらの濃度からいずれかの意味を抽出するために、相関付け及びパターン照合のような様々な分析技術を使用することができる。
図6Aは、多種ガス分析システム又は検出器600の実施形態を示している。MGD600は、殆どの点においてデバイス500と同様である。デバイス600とデバイス500の間の主な相違点は、デバイス600における基板602上に装着された無線送受信機回路604及びアンテナ606の存在である。無線送受信機回路604は、データを送信すること(Tx)及びデータを受信すること(Rx)の両方を行うことができ、かつ読取及び分析回路528及びアンテナ606に結合される。MGD600の一実施形態において、システム200又は300のデータ及び制御センター内に設けることができ、かつ上述のデータセンターの機能を実施することができるコンピュータ608に読取及び分析回路528からデータを無線送信するために、送受信機604を使用することができる。
図6Bは、多種ガス分析デバイス650の代替実施形態を示している。MGD650は、殆どの点においてMGD600と同様である。MGD650と600の間の主な相違点は、無線送受信機回路604及びアンテナ606が、読取及び分析回路528に結合されたハードウエアデータインタフェース654で置換されている点である。一実施形態において、ハードウエアデータインタフェース654は、ネットワークインタフェースカードとすることができるが、他の実施形態において、ハードウエアデータインタフェースは、イーサネット(登録商標)カード、簡単なケーブルプラグ等とすることができる。デバイス650には、ケーブルのような従来手段を通して外部デバイスを接続することができる。デバイス650は、異なる通信インタフェースを有するが、MGD650と600は、全て同じ機能を有する。システム500の場合と同様に、システム600では、ガス分析デバイス602は、システム200又は300のデータ及び制御センター内に設けることができるコンピュータ608の一方又は両方にデータを送信し、そこからデータを受信することができ、上述のデータセンターの機能を実施することができる。
図7は、多種ガス分析デバイスの代替実施形態700を示している。MGD700は、殆どの点においてデバイス500と同様である。MGD700とデバイス500の間の主な相違点は、MGD700が、読取及び分析回路528によって実施された分析の結果をユーザに伝達するための搭載型ディスプレイ702を含む点である。図示の実施形態は、搭載型テキストディスプレイ702、例えば、テキスト情報をユーザに伝達することができるLEDスクリーン又はLCDスクリーンを使用する。別の実施形態において、どのライトが点灯されているかに依存して正の結果、負の結果、又は不確立な結果を示す3つのライトを有するもののようなより単純なディスプレイを使用することができる。例えば、汚染物質の検出に応答して、調査するための検査チームを送る必要がある場合に、デバイスは、情報を検査者に提供することができる。
図8は、多種ガス分析デバイスの代替実施形態800を示している。MGD800は、殆どの点においてデバイス500と同様である。デバイス800とデバイス500の間の主な相違点は、デバイス800では、流体取り扱いアセンブリ501の1つ又はそれよりも多くの要素が交換可能である点である。図示の実施形態において、これらの要素は、ソケットを用いてこれらの要素を基板502上に装着することによって交換可能にされ、フィルタ及びバルブアセンブリ504は、ソケット804によって基板502に装着され、予備濃縮器は、ソケット806によって基板502に装着され、ガスクロマトグラフ508は、ソケット808によって基板502に装着され、検出器アレイ510は、ソケット810によって基板502に装着され、ポンプ512は、ソケット812によって基板502に装着される。一実施形態において、ソケット804〜812は、ユーザによる容易な交換を可能にするゼロ挿入力(ZIF)ソケットのようなソケットであるが、他の実施形態において、他のタイプのソケットを使用することができる。図示の実施形態は、流体取り扱いアセンブリ501の全ての構成要素が交換可能であることを示すが、他の実施形態において、ポンプ512及び検出器アレイ510のような構成要素のうちの一部のものだけを交換可能にすることができる。交換可能な流体処理要素を有する利点は、MGDが破損した場合にそれを容易に修理することができる点、又はMGDをその全体を交換する必要なく異なるガス又はガスの組合せを検出するように容易に変換することができる点である。
要約に記載しているものを含む例示した本発明の実施形態の以上の説明は、網羅的であること又は開示した厳密な形態に本発明を限定するように意図したものではない。本発明の特定の実施形態及び実施例を例示目的で記述したが、当業者が認識されるように、特許請求の範囲で様々な均等な修正が可能である。これらの修正は、上述の詳細説明を踏まえて行うことができる。
以下の特許請求の範囲に使用する用語は、本発明を本明細書及び特許請求の範囲に開示する特定の実施形態に限定するものと解釈すべきではない。これらの実施形態への限定ではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲の解釈の確立された教義に従って解釈されるものである以下に続く特許請求の範囲によって完全に決定されることになる。
200 環境モニタリング及び制御システム
202 閉鎖施設
210、212 処理施設
A1 流速計
MGD 多種ガス検出器

Claims (34)

  1. 装置であって、
    関連区域内の異なる場所に位置決めされ、1種又はそれよりも多いガスの存在、濃度、又はその両方を検出する機能を各々が有する複数の多種ガス分析デバイスであって、多種ガス分析デバイスの各々が、該多種ガス分析デバイスから該多種ガス分析デバイスの近くまで延びる複数のサンプリングチューブに流体結合される、多種ガス分析デバイスと、
    前記複数の多種ガス分析デバイスの各々に通信的に結合されたデータ及び制御センターと、
    を含み、
    前記データ及び制御センターは、実行された時に該データ及び制御センターが
    前記複数の多種ガス分析デバイスからの示度をモニタし、かつ
    いずれかの示度が1種又はそれよりも多い汚染物質の存在を示す場合に、前記複数の多種ガス分析デバイスからの該示度に基づいて該汚染物質の発生源を識別する、
    ことを可能にする論理部を含む、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記関連区域に位置決めされ、かつ前記データ及び/又は制御センターに通信的に結合された少なくとも1つの流速計を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 各流速計が、対応する多種ガス分析デバイスと対にされることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 各流速計が、複数の多種ガス分析デバイスと対にされることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 複数の流速計が、各多種ガス分析デバイスと対にされることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つの流速計は、少なくとも空気速度及び方向を測定することができることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つの流速計は、空気温度、空気圧、及び湿度を更に測定することができることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記データ及び制御センターは、前記関連区域内のトポロジーに関するデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 前記関連区域は、屋内であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記データ及び制御センターは、前記関連区域の通気システムに通信的に結合され、かつ該通気システムの作動を制御することができることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 少なくとも1つの多種ガス分析デバイスが、該多種ガス分析デバイスがフィルタを通って流れる空気をサンプリングすることができるように該フィルタに流体結合されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12. 各サンプリングチューブが、吸着トラップを含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
  13. 前記関連区域は、屋外であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  14. 前記複数の多種ガス分析デバイスの各々が、前記関連区域内の処理施設の近くに位置決めされることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記データ及び制御センターは、各処理施設に通信的に結合され、かつ該処理施設の作動を制御することができることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 少なくとも1つの多種ガス分析デバイスが、該多種ガス分析デバイスから関連の前記処理施設内の又はその近くの地点まで延びる1つ又はそれよりも多くのサンプリングチューブに流体結合されることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  17. 前記複数の多種ガス分析デバイスの少なくとも1つが、
    基板と、
    流体入口及び流体出口を有し、かつ前記基板に装着されたガスクロマトグラフと、
    流体入口及び流体出口を有し、かつ前記基板に装着された検出器アレイであって、該検出器アレイの該流体入口が、前記ガスクロマトグラフの前記流体出口に流体結合された前記検出器アレイと、
    前記ガスクロマトグラフと前記検出器アレイとに結合され、該ガスクロマトグラフ及び該検出器アレイと通信することができる制御回路と、
    前記検出器アレイと前記制御回路とに結合され、該制御回路及び該検出器アレイと通信することができる読取回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  18. 1種又はそれよりも多い指定されたガスの存在、濃度、又はその両方を検出する機能を各々が有する複数の多種ガス分析デバイスを関連区域内の異なる場所に位置決めする段階であって、多種ガス分析デバイスの各々が、該多種ガス分析デバイスから該多種ガス分析デバイスの近くまで延びる複数のサンプリングチューブに流体結合される、段階と、
    前記複数の多種ガス分析デバイスの各々にデータ及び制御センターを通信的に結合する段階と、
    前記複数の多種ガス分析デバイスの出力をモニタする段階と、
    前記複数のガス分析デバイスのうちのいずれかが、指定されたガスの存在及び/又は異常濃度を検出した場合に、該複数の該多種ガス分析デバイスの前記出力に基づいて、前記1種又はそれよりも多い指定されたガスの発生源を識別する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  19. 前記関連区域に少なくとも1つの流速計を位置決めし、該少なくとも1つの流速計を前記データ及び制御センターに通信的に結合する段階を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 各流速計が、対応する多種ガス分析デバイスと対にされることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 各流速計が、複数の多種ガス分析デバイスと対にされることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. 複数の流速計が、各多種ガス分析デバイスと対にされることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  23. 前記少なくとも1つの流速計は、少なくとも空気速度及び方向を測定することができることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  24. 前記流速計は、空気温度、空気圧、及び湿度を更に測定することができることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記関連区域からのトポロジーデータを前記データ及び制御センターに格納する段階を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  26. 前記関連区域は、屋内であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  27. 前記データ及び制御センターが通気システムの作動を制御することができるように、該データ及び制御センターを前記関連区域の該通気システムに通信的に結合する段階を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  28. 少なくとも1つの多種ガス分析デバイスが、該多種ガス分析デバイスがフィルタを通って流れる空気をサンプリングすることができるように該フィルタに流体結合されることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  29. 各サンプリングチューブが、吸着トラップを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  30. 前記関連区域は、屋外であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  31. 前記関連区域内に1又は複数の処理施設があり、前記複数の多種ガス分析デバイスの各々が、対応する処理施設の近くに位置決めされることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  32. 前記データ及び制御センターは、各処理施設に通信的に結合され、かつ該処理施設の作動を制御することができることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 少なくとも1つの多種ガス分析デバイスが、該多種ガス分析デバイスから前記対応する処理施設内の又はその近くの地点まで延びる1つ又はそれよりも多くのサンプリングチューブに流体結合されることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  34. 前記複数の多種ガス分析デバイスの少なくとも1つが、
    基板と、
    流体入口及び流体出口を有し、かつ前記基板に装着されたガスクロマトグラフと、
    流体入口及び流体出口を有し、かつ前記基板に装着された検出器アレイであって、該検出器アレイの該流体入口が、前記ガスクロマトグラフの前記流体出口に流体結合された前記検出器アレイと、
    前記ガスクロマトグラフと前記検出器アレイとに結合され、該ガスクロマトグラフ及び該検出器アレイと通信することができる制御回路と、
    前記検出器アレイと前記制御回路とに結合され、該制御回路及び該検出器アレイと通信することができる読取回路と、
    を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
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