JP6437298B2 - チューブポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、チューブポンプに関するものである。
ハウジング内に形成された曲面状の内壁面に沿わせて配置されたチューブを、押圧部材により圧迫してチューブ内の液体を送出するチューブポンプが使用されている。
例えば、特許文献1には、ハウジングと、ハウジング内に配設されたチューブと、チューブの内側に回転可能に設けられた回転体と、を備えたチューブポンプが開示されている。特許文献1に記載のチューブポンプにおいて、回転体は、モータにより回転力を付与されるサンローラと、遊星ローラとを有し、遊星ローラがチューブを押圧してチューブ内の液体を送出するようになっている。
また、特許文献2には、ハウジングと、ハウジング内に配設されたチューブと、チューブの内側に回転可能に設けられた回転体と、チューブの位置決めをする位置決め部及び補助部材と、を備えたチューブポンプが開示されている。特許文献2には、ハウジング内にチューブを2つ備えた2チャンネル型のチューブポンプも開示されている。
特開2013−231413号公報 特開2013−217296号公報
ところで、チューブポンプを用いて複数の液体をより効率的に送出するために、チューブポンプを多チャンネル化することが求められている。しかしながら、特許文献1に記載のチューブポンプは1チャンネルのみであり、特許文献2に記載のチューブポンプも最大で2チャンネルのものであり、3チャンネル以上のチューブポンプとすることは難しかった。
また、特許文献2に記載のチューブポンプは、部品点数が多いため大型となったり、製造コストが大きくなったりする問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、部品点数が少なく小型であり、かつ多チャンネル化に対応可能なチューブポンプを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るチューブポンプは、曲面状の複数の内壁面を有するハウジングと、前記複数の内壁面に沿うように設けられ、液体が流入及び流出する複数のチューブと、駆動源により回転する回転軸と、前記ハウジング内に収容され、前記回転軸の軸線周りに回転して前記複数のチューブを押圧する複数の回転体と、を備え、前記回転体は、隣接する回転体に動力を伝達する出力軸を有し、前記ハウジングは、一方側に開口し前記チューブと前記回転体とを収容するケース部を複数有し、該ケース部は、同一の向きかつ前記回転軸の軸芯方向に複数重ね合わされ、隣接するケース部の底面によって前記開口が閉塞するように配設されており、それぞれのケース部は、前記回転体を回転可能に支持する支持部と、前記ケース部の底面の外側から前記軸芯方向において外方に突出する凸部と、を有し、隣接するケース部が有する凹部に前記凸部を嵌め込むことにより、前記ケース部同士が互いに前記軸線周りに回転することを防止されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係るチューブポンプにおいては、前記チューブには、前記ハウジング内において固定される固定部が設けられており、該固定部は、前記ケース部内の凹部に収容されるとともに、隣接して配置されるケース部の凸部が前記凹部に嵌め込まれることにより固定されることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係るチューブポンプにおいて、前記回転体は、前記チューブを押圧する一つ以上の遊星ローラと、前記回転軸または隣接する回転体が有する出力軸と連結され、前記一つ以上の遊星ローラを前記回転軸の軸線周りに公転させる回転部と、を有し、前記複数の回転体は、第一回転体と、一つ以上の第二回転体からなり、前記第一回転体の回転部は、前記回転軸と連結されて回転する第一ローラと、前記第一ローラと連結されて回転するとともに前記回転軸の軸芯方向に突出し隣接する第二回転体に動力を伝達する出力軸を有する第一動力伝達部と、を有し、前記第二回転体の回転部は、前記出力軸と連結されて回転する第二ローラと、前記第二ローラと連結されて回転するとともに前記回転軸の軸芯方向に突出し隣接する第二回転体に動力を伝達する出力軸を有する第二動力伝達部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係るチューブポンプは、前記ケース部同士の間に、減速機が設けられており、該減速機は前記駆動源側に隣接する回転体の出力軸と連結されており、前記減速機の回転軸は出力側に隣接する回転体に連結していることを特徴とする。
本発明によれば、部品点数が少なく、かつ多チャンネル化に対応可能なチューブポンプを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るチューブポンプの概略斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るチューブポンプをハウジング側から見た分解斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係るチューブポンプを駆動源側から見た分解斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係るチューブポンプが備えるケース部内の概略説明図である。 図5は、本発明の実施形態に係るチューブポンプが備えるケース部の表面側の概略図である。 図6は、本発明の実施形態に係るチューブポンプが備えるケース部の裏面側の概略図である。 図7は、本発明の実施形態に係るチューブポンプが備えるケース部を表面側から見た概略斜視図である。 図8は、本発明の実施形態に係るチューブポンプが備えるケース部を裏面側から見た概略斜視図である。 図9は、本発明の実施形態に係るチューブポンプが備える動力伝達部の正面図である。 図10は、本発明の実施形態に係るチューブポンプが備える動力伝達部の斜視図である。 図11は、本発明の実施形態に係るチューブポンプにおいて、ハウジング及びチューブの変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るチューブポンプの実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付し、重複した説明を適宜省略する。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1の概略斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1をハウジング30側から見た分解斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1を駆動源(モータ10)側から見た分解斜視図である。
チューブポンプ1は、図1〜3に示すように、モータ10と、減速機20と、ハウジング30と、固定板25と、ハウジング30内に収容された複数のチューブ50と、ハウジング30内に収容された複数の回転体60と、を備えている。なお、図面には明示されていないが、本実施形態のチューブポンプ1は、ハウジング内にチューブが6本と回転体が6個収容されている。すなわち、本実施形態のチューブポンプ1は、6チャンネル型のチューブポンプである。
モータ10は、減速機20を介して回転体60に駆動力を付与する駆動源であり、電池(図示なし)などにより供給される電力、及び制御回路(図示なし)から与えられる指令により駆動するものである。このモータ10の有する回転軸11には、ピニオンギア12が設けられ、ピニオンギア12を介してモータ10と減速機20とが接続されている。
減速機20は、歯車などで入力側の動力の回転速度を減速して出力するものであり、例えば遊星歯車と回転軸21とを有する。モータ10の回転軸11の回転は、遊星歯車により減速され、減速機20の回転軸21は、モータ10の回転軸11よりも遅い回転をする。この減速機20の回転軸21の回転力が、回転体60の駆動力となる。すなわち、上述したモータ10と減速機20とが、回転体60の駆動源となっているのである。
前述のモータ10と減速機20とが、フランジ13を介してネジ71によって固定されるとともに、ネジ71は固定板25にも挿通され、モータ10と減速機20とが一体に固定板25に固定されている。
ハウジング30は、一方側(モータ10側)に開口し、チューブ50と回転体60とを収容するケース部40を複数備えている。ケース部40は、曲面状の内壁面40aを有しており、この内壁面40aに沿うようにチューブ50が設けられている。
図4は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1が備えるケース部40内の概略説明図である。図5は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1が備えるケース部40の表面側(モータ10と反対側)の概略図である。図6は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1が備えるケース部40の裏面側(モータ10側)の概略図である。図7は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1が備えるケース部40を表面側から見た概略斜視図である。図8は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1が備えるケース部40を裏面側から見た概略斜視図である。
本実施形態において、それぞれのケース部40は同一の形状をしている。ケース部40は、図1〜3に示すように、同一の向きかつ回転軸21の軸芯方向に複数重ね合わされ、隣接するケース部40の底面によって前述の開口が閉塞するように配設されている。より具体的には、6個のケース部40が重ね合わされることにより、ハウジング30が構成されている。なお、本実施形態において、最も固定板25に近い側に配置されるケース部40の開口は、固定板25により閉塞されている。また、これらのケース部40は、ネジ72によって固定板25に固定され、長手方向に連結されている。
ケース部40は、回転体60を支持する支持部41と、ケース部40の外側から外方に突出する凸部42と、を有している(図4〜8参照)。本実施形態では、凸部42は平面視で矩形の形状とされている。
支持部41は、ケース部40の底面に貫通孔が形成されることにより設けられている。また、凸部42は、図2に示すように、回転軸21の軸芯方向に突出している。
また、ケース部40は、チューブ50が設けられる曲面状の内壁面40aを有し、一つのケース部40内に一つの回転体60と、一つのチューブ50とが収容される(図2及び図4参照)。
本実施形態では、ケース部40の内面側には、後述するチューブ50の継ぎ手部51(固定部)が収容される凹部44が形成されている。前述の凸部42は、隣接するケース部40が有する凹部44に嵌め込まれることにより、ケース部40同士が互いに回転軸21の軸線周りに回転することを防止するようになっている。ここで、回転軸21の軸線とは、回転軸21の軸芯の延長線のことを意味している。
チューブ50は、回転体60の回転(後述する遊星ローラ61の公転)により受ける押圧力に繰り返し耐えることができる可撓性材料により構成されている。このチューブ50は、内部を液体が流入及び流出するものであり、図4においては、回転体60が左回りに回転(遊星ローラ61が左回りに公転)することによりチューブ50の左側から液体が流入し、チューブ50の右側から液体が流出するようになっている。
また、図4に示すように、チューブ50の流入側及び流出側の先端には、他のチューブ50と接続するための継ぎ手部51(固定部)が設けられている。この継ぎ手部51は、ケース部40の切欠き43の位置に配置されてケース部40の外方に延びている。この継ぎ手部51とチューブ50とは、継ぎ手部51が有する接続部52によって繋がれている。そして、この接続部52が、ケース部40の内側の凹部44に嵌め込まれている。
回転体60は、ハウジング30内に収容され、回転軸21の軸線回りに回転してチューブ50を押圧するものである。なお、図面には明示されていないが、一つのケース部40内に一つの回転体60が収容されており、ハウジング30内において、それぞれの回転体60は隣接して配置されている。また、回転体60は、隣接する回転体60に動力を伝達する出力軸62を有している。
ここで、固定板25に最も近い回転体60(60a)は、回転軸21と連結されて、この回転軸21から回転力が付与される(図2及び図3参照)。また、ケース部40を固定板25側から数えて2つ目以降のケース部40内の回転体60は、一つ目のケース部40から外方に突き出た出力軸62と連結され、この出力軸62から回転力が付与される。すなわち、ケース部40を固定板25側から数えて2つ目以降のケース部40内の回転体60は、隣接する回転体60が有する出力軸62によって回転力を得ているのである。
本実施形態において、回転体60は、チューブ50を押圧する一つ以上の遊星ローラ61と、回転軸21または隣接する回転体60が有する出力軸62と連結され、遊星ローラ61を回転軸21または出力軸62の軸線回りに公転させる回転部63と、を有している(図2及び図3参照)。
複数の回転体60は、第一回転体60aと、一つ以上の第二回転体60bからなっている。
第一回転体60aの回転部63aは、回転軸21と連結されて回転する第一ローラ64aと、第一ローラ64aと連結されて回転する第一動力伝達部65a(動力伝達部)とを有している(図3、9、10参照)。この第一動力伝達部65aは、第一動力伝達部本体66aと、隣接する第二回転体60bに動力を伝達する出力軸62aと、第一ローラ64aに連結される連結軸67と、を有している。
出力軸62aは、第一動力伝達部本体66aの中心部から回転軸21の軸芯方向(モータ10側と反対側の方向)に延びている。この出力軸62aは、隣接する第二回転体60bの第二ローラ64bに連結される。
第一動力伝達部65aの連結軸67は、第一動力伝達部本体66aからモータ10側に延びている。本実施形態において、第一動力伝達部65aは、3つの連結軸67を有している。この連結軸67には、遊星ローラ61が挿通されている。また、この連結軸67の先端は、第一ローラ64aに形成された孔部に挿通され、第一ローラ64aと第一動力伝達部65aとが一体に回転するようになっている。
本実施形態では、第一動力伝達部本体66a、第一動力伝達部65aの出力軸62a、及び第一動力伝達部65aの連結軸67が、一体に成形されている。また、ケース部40の支持部41は、第一動力伝達部本体66aを支持している。
第二回転体60bの回転部63bは、出力軸62aと連結されて回転する第二ローラ64bと、第二ローラ64bと連結されて回転する第二動力伝達部65b(動力伝達部)とを有している(図3、9、10参照)。この第二動力伝達部65bは、第二動力伝達部本体66bと、隣接する第二回転体60bに動力を伝達する出力軸62bと、第二ローラ64bに連結される連結軸67と、を有している。
出力軸62bは、第二動力伝達部本体66bの中心部から回転軸21の軸心方向(モータ10側と反対側の方向)に延びている。出力軸62bは、さらに隣接する第二回転体60bの第二ローラ64bに連結される。
第二動力伝達部65bの連結軸67は、第二動力伝達部本体66bからモータ10側に延びている。本実施形態において、第二動力伝達部65bは、3つの連結軸67を有している。この連結軸67には、遊星ローラ61が挿通されている。また、この連結軸67の先端は、第二ローラ64bに形成された孔部64cに挿通され、第二ローラ64bと第二動力伝達部65bとが一体に回転するようになっている。
本実施形態では、第二動力伝達部本体66b、第二動力伝達部65bの出力軸62b、及び第二動力伝達部65bの連結軸67が、一体に成形されている。また、ケース部40の支持部41は、第二動力伝達部本体66bを支持している。
なお、固定板25と接触するケース部40に収容される回転体60が第一回転体60aであり、固定板25側から数えて2つ目以降のケース部40に収容される回転体60が第二回転体60bである。すなわち、本実施形態のチューブポンプ1は、第一回転体60aを1つ有し、第二回転体60bを5つ有している。第一回転体60aと、第二回転体60bとは、基本構成は同じであるが、第一回転体60aは回転軸21から回転力を付与され、第二回転体60bは、出力軸62a、62bから回転力を付与される点で異なっている。
以上のような構成とされた第二回転体60bが、出力軸62bを介して隣接する他の第二回転体60bに次々と連結されており、第一回転体60aが回転すると、それぞれの第二回転体60bが回転するようになっている。
次に、上述のような構成とされたチューブポンプ1の作用について説明する。
モータ10が駆動すると、モータ10の回転軸11が回転し、ピニオンギア12を介して減速機20の内部の歯車が回転する。そして、減速機20の有する回転軸21は、モータ10の回転よりも減速された速度で回転する。このように減速機20の回転軸21が回転すると、固定板25に最も近いケース部40内の回転体60(第一回転体60a)が回転する。具体的には、減速機20の回転軸21の回転によって第一ローラ64aが回転し、これに連結する第二動力伝達部65bも回転する。これにより、遊星ローラ61が回転し、ケース部40の内壁面40aに沿うチューブ50が押圧され、チューブ50内の液体が流入側から流出側へ流出する。
そして、第一動力伝達部65aが回転すると、第一動力伝達部65aが有する出力軸62aの回転により隣接するケース部40内の第二回転体60bが回転する。この第二回転体60bが回転することにより、さらに隣接するケース部40内の第二回転体60bが出力軸62bを介して回転することになり、隣接するチューブ50内の液体が流入側から流出側に流れる。
このようにして、多チャンネルのチューブポンプ1のそれぞれのチューブ50において、液体を流入及び流出させることができる。
以上のような構成とされた本実施形態に係るチューブポンプ1においては、ケース部40が回転軸の軸芯方向に複数重ね合わされ、各ケース部40にはそれぞれチューブ50が収容されており、各チューブ50は、回転軸21及び出力軸62が回転することによりチューブ50内の液体が流れるようになっている。このように、チューブポンプ1では、多数のチューブに液体を流すことができる多チャンネル型のポンプが実現されている。また、このチューブポンプ1では、ケース部40の数を調節することにより、容易にチューブポンプ1のチャンネル数を調整することができる。
また、チューブポンプ1においては、ケース部40が、回転体60を支持する支持部41と、ケース部40同士の回転を防止する凸部42とを有し、さらにケース部40の開口が隣接するケース部40によって閉塞する構成とされており、ケース部40が多機能を有するので、チューブポンプ1の部品点数を減らし、装置を小型化することができる。また、部品点数を減らすことにより、チューブポンプ1の製造コストを低減できる。また、部品点数が少ないため、組立に費やす時間も短くすることができる。
また、継ぎ手部51をケース部40の凸部42で固定するので、他の新たな部材を用いることなくチューブ50を固定でき、部品点数をさらに少なくすることが可能である。また、前述のように、継ぎ手部51を凸部42によって固定することで、チューブ50の位置決め精度が高くなるので、チューブ50内を流れる液体の吐出圧を高くするとともに、液体の流量精度を高くすることができる。
また、第一動力伝達部本体66aと出力軸62a、第二動力伝達部本体66bと出力軸62bが、それぞれ一体に構成されているので、さらに部品点数を少なくすることができる。
なお、上記の実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上記実施形態では、モータ10と減速機20とが一体に固定板25に固定されている場合について説明したが、さらに減速機をケース部40同士の間に設けても良い。すなわち、減速機を介して各ケース部40を回転軸の軸芯方向に連結していっても良い。この場合、例えば、減速機は駆動源側に隣接する回転体の出力軸と連結されており、減速機の回転軸は出力側に隣接する回転体に連結しているように構成すれば良い。また減速機は、ケース部と接する面に、ケース部の凸部が嵌め込まれる凹部が設けられていたり、ケース部の凹部に嵌め込まれる凸部が設けられていたりしても良い。
このように、ケース部40同士の間に減速機を設けることによって、ケース部内のチューブ内を流れる液体の流れの方向や流量を変えることが可能である。
上記実施形態では、チューブ50の先端に継ぎ手部51が設けられている場合について説明したが、チューブの先端に継ぎ手部が設けられていなくても良い。この場合、図11に示すように、チューブ150の外周に固定部151を設け、この固定部151をケース部140の凹部144に収容し、隣接するケース部140の凸部を凹部144に嵌め込みチューブ150をケース部140内に固定する構成としても良い。
1 チューブポンプ
10 モータ
11 回転軸
12 ピニオンギア
13 フランジ
20 減速機
21 回転軸
25 固定板
30 ハウジング
40、141 ケース部
40a 内壁面
41 支持部
42 凸部
43 切欠き
44、144 凹部
50、150 チューブ
51 継ぎ手部(固定部)
52 接続部(固定部)
60 回転体
60a 第一回転体
60b 第二回転体
61 遊星ローラ
62、62a、62b 出力軸
63、63a、63b 回転部
64a 第一ローラ
64b 第二ローラ
64c 孔部
65a 第一動力伝達部(動力伝達部)
65b 第二動力伝達部(動力伝達部)
66a 第一動力伝達部本体
66b 第二動力伝達部本体
67 連結軸
71、72 ネジ

Claims (4)

  1. 曲面状の複数の内壁面を有するハウジングと、
    前記複数の内壁面に沿うように設けられ、液体が流入及び流出する複数のチューブと、
    駆動源により回転する回転軸と、
    前記ハウジング内に収容され、前記回転軸の軸線周りに回転して前記複数のチューブを押圧する複数の回転体と、を備え、
    前記回転体は、隣接する回転体に動力を伝達する出力軸を有し、
    前記ハウジングは、一方側に開口し前記チューブと前記回転体とを収容するケース部を複数有し、
    該ケース部は、同一の向きかつ前記回転軸の軸芯方向に複数重ね合わされ、隣接するケース部の底面によって前記開口が閉塞するように配設されており、
    それぞれのケース部は、
    前記回転体を回転可能に支持する支持部と、前記ケース部の底面の外側から前記軸芯方向において外方に突出する凸部と、を有し、
    隣接するケース部が有する凹部に前記凸部を嵌め込むことにより、前記ケース部同士が互いに前記軸線周りに回転することを防止されており、
    さらに、前記チューブに接続され、前記ハウジング内において前記チューブを固定するための固定部を備え、
    前記固定部は、その少なくとも一部が前記ケース部内の凹部に収容されるとともに、隣接して配置されるケース部の凸部が前記凹部に嵌め込まれることにより固定され、かつ収容され固定された状態において前記チューブの外周面よりも前記凸部側および該凸部と反対側に突出する部分を有している
    ことを特徴とするチューブポンプ。
  2. 前記固定部は、前記チューブと他のチューブとを接続するための継ぎ手部と、前記継ぎ手部と前記チューブとを繋ぐ接続部とを有しており、前記接続部が、前記ケース部内の凹部に収容されることを特徴とする請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記回転体は、前記チューブを押圧する一つ以上の遊星ローラと、前記回転軸または隣接する回転体が有する出力軸と連結され、前記一つ以上の遊星ローラを前記回転軸の軸線周りに公転させる回転部と、を有し、
    前記複数の回転体は、第一回転体と、一つ以上の第二回転体からなり、
    前記第一回転体の回転部は、前記回転軸と連結されて回転する第一ローラと、前記第一ローラと連結されて回転するとともに前記回転軸の軸芯方向に突出し隣接する第二回転体に動力を伝達する出力軸を有する第一動力伝達部と、を有し、
    前記第二回転体の回転部は、前記出力軸と連結されて回転する第二ローラと、前記第二ローラと連結されて回転するとともに前記回転軸の軸芯方向に突出し隣接する第二回転体に動力を伝達する出力軸を有する第二動力伝達部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のチューブポンプ。
  4. 前記ケース部同士の間に、減速機が設けられており、
    該減速機は前記駆動源側に隣接する回転体の出力軸と連結されており、前記減速機の回転軸は出力側に隣接する回転体に連結していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
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