JP6437090B2 - 引戸用レール及び引戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、引戸が吊り下げられる走行体を案内する引戸用レール及びこの引戸用レールを備える引戸装置に関し、特に引戸が自重によって自動的に閉まり、及び/又は開くように構成される引戸用レール及び引戸装置に関する。
この種の引戸装置として、引戸の上面に戸先側走行体及び戸尻側走行体を引戸の幅方向に離して取り付け、戸先側走行体及び戸尻側走行体を引戸用レールによって案内するものが知られている。引戸が自重によって自動的に閉まるようにするために、特許文献1には、引戸用レールを、戸先側走行体の片輪が走行する第一走行面と、戸尻側走行体の片輪が走行し、第一走行面と平行な第二走行面と、から構成し、第一走行面に戸先側走行体の片輪が落ち込む凹部を設け、第二走行面に戸尻側走行体の片輪が落ち込む凹部を設けた引戸装置が開示されている。特許文献1に記載の引戸装置において、引戸が閉じ位置近傍に移動すると、戸先側走行体の片輪及び戸尻側走行体の片輪が同時に凹部に落ち込み、引戸が自重によって自動的に閉まる。なお、戸先側走行体と戸尻側走行体は、引戸の幅方向に離れて配置されるので、第一走行面の凹部と第二走行面の凹部は、引戸の幅方向に離れて配置される。
引戸が自重によって自動的に閉まるように構成した他の引戸装置として、特許文献2には、引戸用レールに、戸先側走行体の片輪が走行する第一レールと、戸尻側走行体の片輪が走行する第二レールと、を取り付けたものが開示されている。第一レールには、戸先側走行体の片輪が走行する水平部及び傾斜部が設けられる。第二レールには、戸尻側走行体の片輪が走行する水平部及び傾斜部が設けられる。引戸が閉じ位置近傍に移動すると、戸先側走行体及び戸尻側走行体の片輪が同時に水平部から傾斜部に落ち込み、引戸が自重によって自動的に閉まる。
特開平10−317839号公報 特開2004−197372号公報
しかし、典型的な引戸用レールは、アルミ等の金属を押出し成形することで製造される。特許文献1に記載の発明にあっては、押出し成形された一定断面の細長い引戸用レールに凹部を加工するのが困難であるという課題がある。また、車輪が凹部に落ち込む構成を採用しているので、引戸の閉じ動作が円滑ではないという課題もある。
特許文献2に記載の発明にあっては、第一及び第二レールに、水平部と水平部に連続する傾斜部を設けるので、引戸の閉じ動作を滑らかにすることができる。しかし、特許文献1に記載の発明と同様に、一定断面で細長い第一及び第二レールに傾斜部を加工するのが困難であるという課題がある。仮に、第一及び第二レールを樹脂成形したとしても、巨大な金型が必要になり、第一及び第二レールを製造するのが困難であることには変わりはない。
そこで、本発明は、製造が容易な引戸用レール及び引戸装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、引戸が吊り下げられる走行体を案内する引戸用レールであって、前記走行体が走行する水平部を有する水平レールと、前記引戸が自重によって自動的に閉まり、及び/又は開くように、前記走行体が走行する傾斜部を含む走行部を有する傾斜体と、を備え、前記水平レールと前記傾斜体とが別体であり、前記水平レールの前記水平部と前記傾斜体の前記走行部とが連続するように、前記水平レールと前記傾斜体とが配置され、前記引戸用レールはさらに、前記水平レールに繋がり、前記傾斜体が取り付けられる延長レールを備える引戸用レールである
発明の他の態様は、引戸が吊り下げられる走行体を案内する引戸用レールであって、前記走行体が走行する水平部を有する水平レールと、前記引戸が自重によって自動的に閉まり、及び/又は開くように、前記走行体が走行する傾斜部を含む走行部を有する傾斜体と、を備え、前記水平レールと前記傾斜体とが別体であり、前記水平レールの前記水平部と前記傾斜体の前記走行部とが連続するように、前記水平レールと前記傾斜体とが配置され、前記走行体は、戸先側走行体と、戸尻側走行体と、を備え、前記水平レールは、前記戸先側走行体の片輪が走行する第一水平レールと、前記戸尻側走行体の片輪が走行し、前記第一水平レールとは長さが異なる第二水平レールと、前記第一水平レール及び前記第二水平レールが連結されるベースフレームと、を備える引戸用レールである。
本発明の他の態様は、上記に記載の引戸用レールと、前記引戸が吊り下げられる前記走行体と、を備える引戸装置である。
本発明によれば、水平レールに傾斜部を加工する必要がないので、押出し成形によって水平レールを製造するのが容易である。また、傾斜部を有する傾斜体の長さを短くすることができるので、傾斜体の製造も容易である。
本発明の一実施形態の引戸装置の外観斜視図である。 本実施形態の引戸装置の内部構造の斜視図である。 本実施形態の引戸装置の分解斜視図である。 図3の拡大図である。 第一水平レールの断面図である。 第一延長レールの断面図である。 引戸用レールの正面図である。 第二傾斜体の詳細図である(図8(a)は正面図、図8(b)は平面図、図8(c)は図8(a)のA−A線断面図、図8(d)は側面図、図8(e)は背面図である)。 第二跳上げ防止体の詳細図である(図9(a)は正面図、図9(b)は側面図、図9(c)は底面図である)。 本実施形態の引戸装置の動作を示す斜視図である(図10(a)は引戸が閉じ位置近傍にある状態を示し、図10(b)は引戸が閉じ位置にある状態を示す)。 本実施形態の引戸装置の動作を示す断面図である(図11(a)は引戸が閉じ位置近傍にある状態を示し、図11(b)は引戸が閉じ位置にある状態を示す)。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態の引戸装置を詳細に説明する。ただし、本発明の引戸装置は、種々の形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明の範囲を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
図1は、本実施形態の引戸装置の外観を示す斜視図であり、図2は、引戸装置の内部構造を示す斜視図である。図2において、内部構造をわかり易くするために、引戸用レール1の第二延長レール24(図3参照)が取り外されている。引戸装置は、図示しない建築物の上枠に取り付けられる引戸用レール1と、引戸用レール1内に配置され、引戸2が吊り下げられる走行体3,4と、を備える。走行体3,4は、引戸2の幅方向に離れて配置される戸先側走行体3と戸尻側走行体4を備える。
引戸用レール1は、傾斜部5a2を有する第一傾斜体5と、傾斜部6a2を有する第二傾斜体6と、を備える。第一傾斜体5と第二傾斜体6は、戸先側走行体3と戸尻側走行体4と同様に、引戸2の幅方向に離れて配置される。引戸2は、引戸用レール1に沿って開き位置から閉じ位置まで移動する。引戸2が閉じ位置近傍に移動すると、戸先側走行体3の片輪7が第一傾斜体5の傾斜部5a2に乗り上げ、戸尻側走行体4の片輪8が第二傾斜体6の傾斜部6a2に乗り上げる。引戸2は、自重によって自動的に閉じ位置まで移動する。
図3は本実施形態の引戸装置の分解斜視図を示し、図4は図3の拡大図を示す。これらの図において、同一の構成要素には同一の符号を附す。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、引戸用レール1の閉じ側の端部から長さ方向に見たときの方向、すなわち図3、図4の上下、左右及び前後を用いて引戸装置の構成を説明する。
引戸2の上面には、戸先側走行体3及び戸尻側走行体4が前後方向に離れて取り付けられる。図4に示すように、戸先側走行体3及び戸尻側走行体4それぞれは、引戸2の上面に取り付けられるパネルブラケット11と、パネルブラケット11に対して上下方向の位置調整が可能なローラブラケット13と、ローラブラケット13に回転可能に支持される片輪7又は8と、パネルブラケット11とローラブラケット13との間に配置されるブッシュ12と、を備える。戸先側走行体3の片輪7と戸尻側走行体4の片輪8は、左右方向に位置がずれている。戸先側走行体3の片輪7は、ローラブラケット13の左側に配置される。戸尻側走行体4の片輪8は、ローラブラケット13の右側に配置される。ローラブラケット13は上下方向の位置を調整した後、パネルブラケット11に固定される。ブッシュ12は、後述する第一水平レール21と第二水平レール22との間、及び第一延長レール23と第二延長レール24との間に配置され、戸先側走行体3及び戸尻側走行体4が円滑に移動するのを保証する。
図3に示すように、引戸2の底面には、前後方向に延びる溝2aが設けられる。引戸2の下部を案内できるように、溝2aには底面に固定される案内体15が嵌る。
引戸用レール1は、第一及び第二水平レール21,22、第一及び第二延長レール23,24、第一及び第二傾斜体5,6、第一及び第二跳上げ防止体26,27を備える。以下にこられの構成要素を順番に説明する。
図4に示すように、第一及び第二水平レール21,22は、アルミ等の金属の押出し成形によって製造され、一定断面の長尺材である。第一水平レール21は、戸先側走行体3の片輪7が走行する水平部21aを有する。第二水平レール22は、戸尻側走行体4の片輪8が走行する水平部22aを有する。第一水平レール21は第二水平レール22よりも長い。長さ方向から見たときの第一水平レール21の形状と第二水平レール22の形状は左右対称である。第一及び第二水平レール21,22は、ベースフレーム25に連結される。
図5は、第一水平レール21の断面図を示す。第一水平レール21は、断面形状において、垂直壁21bと、垂直壁21bから水平方向に突出する上下四段の水平壁21c〜21fと、を備える。最上段の水平壁21cと二段目の水平壁21dとの間に、ベースフレーム25が長さ方向に挿入されるフレーム挿入部21gが設けられる。二段目の水平壁21dの先端部には、ベースフレーム25が左右方向に抜けるのを防止する略四角形の膨出部21hが設けられる。三段目の水平壁21eの上面は、戸先側走行体3の片輪7が走行する水平部21aを構成する。水平部21aの断面形状は、片輪7の形状に合わせた円弧状である。片輪7が水平部21aを移動している間、片輪7の上下方向の位置は一定である。三段目の水平壁21eと最下段の水平壁21fとの間に、第一傾斜体5の一部5b(図4参照)が挿入される傾斜体挿入部21iが設けられる。第二水平レール22の断面形状は、第一水平レール21と同一であるので、第二水平レール22の詳しい説明は省略する。
図4に示すように、第一及び第二水平レール21,22には、第一及び第二延長レール23,24が繋がる。第一及び第二延長レール23,24は、アルミ等の金属の押出し成形によって製造され、一定断面の長尺材である。第二延長レール24は第一延長レール23よりも長い。長さ方向から見たときの第一延長レール23の形状と第二延長レール24の形状は左右対称である。第一延長レール23と第一水平レール21とを合算した長さは、第二延長レール24と第二水平レール22とを合算した長さに等しい。
図6は、第一延長レール23の断面図を示す。第一延長レール23は、断面形状において、垂直壁23aと、垂直壁23aから水平方向に突出する上下三段の水平壁23b〜23dと、を備える。第一水平レール21と第一延長レール23とは、第一水平レール21の三段目の水平壁21eが設けられているか否かで相違するだけであり、両者の外観形状は同一である。最上段の水平壁23bと二段目の水平壁23cとの間に、ベースフレーム25が長さ方向に挿入されるフレーム挿入部23eが設けられる。最下段の水平壁23dの上面には、第一傾斜体5が載置される。第二延長レール24の断面形状は、第一延長レール23と同一であるので、第二延長レール24の詳しい説明は省略する。
図4に示すように、ベースフレーム25は、アルミ等の金属の押出し成形によって製造され、一定断面の長尺材である。図7の引戸用レール1の正面図に示すように、ベースフレーム25は、長さ方向から見て、略逆T字状である。ベースフレーム25の左右の両端部25a,25bは、第一及び第二水平レール21,22、第一及び第二延長レール23,24のフレーム挿入部21g,23eに挿入される。挿入後、ベースフレーム25とこれらのレールとは止めねじ等の締結部材31によって締結される。ベースフレーム25は止めねじ等の締結部材(図示せず)によって建築物の上枠に締結される。
図8は、第二傾斜体6の詳細図を示す。第二傾斜体6は、横長略直方体状であり、その上面に戸尻側走行体4の片輪8が走行する走行部6aを有する。第二傾斜体6はポリアセタール等の樹脂製であり、射出成形又は切削加工により製造される。第二傾斜体6の走行部6aは、側面視において、第二水平レール22側の端部に設けられ、長さの短い水平部6a1と、前方に向かって下方に傾斜し、長さの長い傾斜部6a2と、を有する。走行部6aの断面形状は、戸尻側走行体4の片輪8に合わせて円弧状である(図8(a)参照)。走行部6aの左右方向の一端部には、戸尻側走行体4の片輪8が脱落するのを防止する壁6cが設けられる。第二傾斜体6の第二水平レール22側の端部には、断面略四角形の突出部6bが設けられる。この突出部6bが第二水平レール22の傾斜体挿入部22i(図4参照)に挿入される。突出部6bを傾斜体挿入部22iに挿入すると、第二水平レール22の水平部22aと第二傾斜体6の走行部6aとが連続する。第二傾斜体6には、第二傾斜体6を第二延長レール24に取り付けるための止めねじ31(図4参照)が螺合するねじ穴6dが設けられる。止めねじ31の一つは、第二水平レール22の通し穴を通る。
図4に示すように、第一傾斜体5は、横長略直方体状であり、その上面に戸先側走行体3の片輪7が走行する走行部5aを有する。長さ方向から見て、第一傾斜体5の形状と第二傾斜体6の形状とは左右対称であるので、第一傾斜体5の構成の詳しい説明は省略する。
図9は、第二跳上げ防止体27の詳細図を示す。第二跳上げ防止体27は、横長略直方体状であり、その下面に第二傾斜体6の走行部6aに実質的に平行な対向部27aを有する。図9(b)の側面図には、図4の第二傾斜体6を反転させた状態が示される。第二跳上げ防止体27は、ポリアセタール等の樹脂製であり、射出成形又は切削加工により製造される。第二跳上げ防止体27の対向部27aの断面形状は、平坦である。対向部27aは、第二傾斜体6の走行部6aの水平部6a1に対向し、長さの短い水平部27a1と、第二傾斜体6の走行部6aの傾斜部6a2に対向し、長さの長い傾斜部27a2と、を有する。第二跳上げ防止体27の角27b(図9(a)参照)は、第二延長レール24の角23c1(図6参照)に合わせた円弧状である。第二跳上げ防止体27には、第二傾斜体6を第二延長レール24に取り付けるための止めねじ等の締結部材32(図4参照)が螺合するねじ穴27cが設けられる。図2に示すように、第二跳上げ防止体27は、第二傾斜体6の上方に配置される。第二跳上げ防止体27の対向部27aと第二傾斜体6の走行部6aとの間隔は、戸尻側走行体4の片輪8の直径よりも僅かに大きく、走行部6a、対向部27aの長さ方向において略一定である。
図4に示すように、第一跳上げ防止体26は、横長略直方体状であり、その下面に第一傾斜体5の走行部5aに実質的に平行な対向部26aを有する。引戸用レール1の長さ方向から見て、第一跳上げ防止体26の形状と第二跳上げ防止体27の形状とは左右対称であるので、第一跳上げ防止体26の構成の詳しい説明は省略する。
ベースフレーム25の一端部には、ダンパユニット36が取り付けられる。ダンパユニット36は、図示しないリニアダンパが収容されるダンパベース34と、ダンパベース34に対して長さ方向にスライド可能なピストンカバー35と、を備える。ダンパベース34とピストンカバー35との間には、リニアダンパが介在する。ダンパベース34に対してピストンカバー35がスライドすると、リニアダンパが縮まり、ダンパ力が発生する。
図10及び図11は、本実施形態の引戸装置の動作図を示す。図10においては、内部構造をわかり易くするために、第二延長レール24を取り外している。図11は、引戸用レール1に沿った引戸装置の断面図を示す。
引戸2が開き位置にあるとき、戸先側走行体3の片輪7は、第一水平レール21の水平部21a上にあり、戸尻側走行体4の片輪8は、第二水平レール22の水平部22a上にある(図3参照)。開き位置にある引戸2を閉じ方向に移動させるとき、戸先側走行体3の片輪7は、第一水平レール21の水平部21a上を走行し、戸尻側走行体4の片輪8は、第二水平レール22の水平部22a上を走行する。図10(a)及び図11(a)に示すように、引戸2をさらに閉じ方向に移動させると、戸先側走行体3の片輪7は、第一水平レール21から第一傾斜体5に乗り移り、戸尻側走行体4の片輪8は、第二水平レール22から第二傾斜体6に乗り移る。第一傾斜体5及び第二傾斜体6の傾斜部5a2,6a2は、前方に向かって下に傾斜するので、引戸2はその自重によって自動的に閉じ位置まで移動する。引戸2が閉じ位置近傍まで移動すると、戸先側走行体3がダンパユニット36のピストンカバー35に当接する。このため、ダンパ力が発生し、引戸2がゆっくりと閉まる。図10(b)及び図11(b)に示すように、引戸2が完全に閉まっても、戸先側走行体3及び戸尻側走行体4の片輪7,8は、第一及び第二傾斜体5,6の傾斜部5a2,6a2の途中にある。閉じ位置にある引戸2に閉じ方向の力が働くので、引戸2が閉じ位置に保持される。
以上に本実施形態の引戸装置の構成を説明した。本実施形態の引戸装置によれば、以下の効果を奏する。
第一水平レール21と第一傾斜体5とが別体であり、第一水平レール21に傾斜部5a2を加工する必要がないので、押出し成形によって第一水平レール21を製造するのが容易である。また、第一傾斜体5の長さを短くすることができるので、樹脂成形によって第一傾斜体5を製造するのも容易である。第二水平レール22と第二傾斜体6に関しても同様である。
第一水平レール21に第一延長レール23を繋げ、第一延長レール23に第一傾斜体5を取り付けるので、引戸用レール1の連続性を確保することができ、引戸用レール1の見栄えが向上する。第二水平レール22と第二延長レール24に関しても同様である。
第一傾斜体5の突出部5bを第一水平レール21の傾斜体挿入部21iに挿入するので、第一水平レール21の水平部21aと第一傾斜体5の走行部5aとの連続性を確保することができる。第二傾斜体6と第二水平レール22に関しても同様である。
第一傾斜体5の走行部5aに対向する対向部26aを有する第一跳上げ防止体26を設けるので、引戸2が閉まるとき(正確にいえば、戸先側走行体3がダンパユニット36に当接するとき)、引戸2が跳ね上がるのを防止できる。第二傾斜体6と第二跳上げ防止体27に関しても同様である。なお、第一及び第二跳上げ防止体26、27の対向部26a,27aは、第一及び第二傾斜体5,6の走行部5a,6aに対して完全に平行でなくてもよく、引戸2の跳ね上げを防止できる程度に傾いていてもよい。
第一及び第二水平レール21,22をベースフレーム25に連結するので、長さの異なる第一及び第二水平レール21,22を連結するのが容易である。
第一及び第二延長レール23,24をベースフレーム25に連結するので、引戸用レール1の組立てが容易である。
本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲でさまざまな実施形態に変更可能である。
上記実施形態では、第一水平レールと第二水平レールを左右に配置し、戸先側走行体の片輪が第一水平レールを走行し、戸尻側走行体の片輪が第二水平レールを走行するように構成しているが、第一水平レールと第二水平レールとを上下にずらして配置し、戸先側走行体の両輪が第一水平レールを走行し、戸尻側走行体の両輪が第二水平レールを走行するように構成することもできる。第一傾斜体と第二傾斜体に関しても同様である。
上記実施形態では、第一及び第二傾斜体の走行部を水平部と傾斜部とから構成しているが、傾斜部のみから構成することもできる。
上記実施形態では、傾斜体を引戸の閉じ位置側に配置し、引戸が自重によって自動的に閉まるように引戸装置を構成しているが、傾斜体を引戸の開き位置側に配置し、引戸が自重によって自動的に開くように引戸装置を構成することもできる。また、傾斜体を引戸の閉じ位置側及び開き位置側の両方に配置し、引戸が自重によって自動的に閉じ、かつ自動的に開くように引戸装置を構成することもできる。
本明細書は、2015年10月26日出願の特願2015−209650に基づく。この内容はすべてここに含めておく。
1…引戸用レール
2…引戸
3…戸先側走行体(走行体)
4…戸尻側走行体(走行体)
5…第一傾斜体(傾斜体)
5a…走行部
5a2…傾斜部
5b…突出部(傾斜体の一部)
6…第二傾斜体(傾斜体)
6a…走行部
6a2…傾斜部
6b…突出部(傾斜体の一部)
7…戸先側走行体の片輪
8…戸尻側走行体片輪
21…第一水平レール(水平レール)
21a…水平部
21g…フレーム挿入部
22…第二水平レール(水平レール)
22a…水平部
23…第二延長レール(延長レール)
23e…フレーム挿入部
24…第二延長レール(延長レール)
25…ベースフレーム
26…第一跳上げ防止体
26a…対向部
27…第二跳上げ防止体
27a…対向部

Claims (6)

  1. 引戸が吊り下げられる走行体を案内する引戸用レールであって、
    前記走行体が走行する水平部を有する水平レールと、
    前記引戸が自重によって自動的に閉まり、及び/又は開くように、前記走行体が走行する傾斜部を含む走行部を有する傾斜体と、を備え、
    前記水平レールと前記傾斜体とが別体であり、
    前記水平レールの前記水平部と前記傾斜体の前記走行部とが連続するように、前記水平レールと前記傾斜体とが配置され、
    前記引戸用レールはさらに、
    前記水平レールに繋がり、前記傾斜体が取り付けられる延長レールを備える引戸用レール。
  2. 引戸が吊り下げられる走行体を案内する引戸用レールであって、
    前記走行体が走行する水平部を有する水平レールと、
    前記引戸が自重によって自動的に閉まり、及び/又は開くように、前記走行体が走行する傾斜部を含む走行部を有する傾斜体と、を備え、
    前記水平レールと前記傾斜体とが別体であり、
    前記水平レールの前記水平部と前記傾斜体の前記走行部とが連続するように、前記水平レールと前記傾斜体とが配置され、
    前記走行体は、戸先側走行体と、戸尻側走行体と、を備え、
    前記水平レールは、
    前記戸先側走行体の片輪が走行する第一水平レールと、
    前記戸尻側走行体の片輪が走行し、前記第一水平レールとは長さが異なる第二水平レールと、
    前記第一水平レール及び前記第二水平レールが連結されるベースフレームと、を備える引戸用レール。
  3. 前記水平レールには、前記傾斜体の一部が挿入されることを特徴とする請求項1に記載
    の引戸用レール。
  4. 前記引戸用レールはさらに、
    前記傾斜体の前記走行部に対向する対向部を有する跳上げ防止体を備えることを特徴と
    する請求項1ないしのいずれか1項に記載の引戸用レール。
  5. 前記傾斜体は、
    前記戸先側走行体の前記片輪が走行する第一傾斜体と、
    前記戸尻側走行体の前記片輪が走行する第二傾斜体と、を備え、
    前記引戸用レールはさらに、
    前記第一水平レールに繋がり、前記第一傾斜体が取り付けられる第一延長レールと、
    前記第二水平レールに繋がり、前記第二傾斜体が取り付けられ、前記第一延長レールと
    は長さが異なる第二延長レールと、を備え、
    前記第一延長レール及び前記第二延長レールが、前記ベースフレームに連結されること
    を特徴とする請求項に記載の引戸用レール。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の引戸用レールと、
    前記引戸が吊り下げられる前記走行体と、を備える引戸装置。
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