JP6436763B2 - 流体フィルタのドレンプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、流体フィルタのドレンプラグに関する。
従来、流体フィルタとして、自動車用エンジンのオイルフィルタが知られている。オイルフィルタでは、濾過エレメントを交換する際に、事前にオイルフィルタからオイルを抜き出す必要がある。そこで、従来のオイルフィルタでは、ケースの底部にドレン孔部が形成されているとともに、ケースの底部上にドレン孔部を閉塞するバルブ部材が設けられている。バルブ部材は、バネにより上方から付勢され、ケースの底部に圧接する。このバルブ部材をバネ力に抗しながら押し上げることで、オイルフィルタからオイルを抜き出すことが可能になっている。
ドレン孔部の内周面の下部には雌ネジ部が形成されている。濾過エレメントを交換する際には、この雌ネジ部を利用してドレン孔部に下方からドレン冶具をねじ込んで取り付ける。ドレン冶具は、ドレン孔部への取付時にドレン孔部と連通する連通孔部を有する。また、ドレン冶具は、軸方向に沿って上方に突出する突出し杆を有する。ドレン孔部にドレン冶具を取り付けると、突出し杆によってバルブ部材が押し上げられ、オイルフィルタ内のオイルがドレン孔部および連通孔部を通して排出される。
ところで、濾過エレメントを交換する際には、しばしばエンジンが暖気されており、オイルが熱せられた状態にある。しかしながら、従来のオイルフィルタでは、ドレン冶具がドレン孔部に完全にねじ込まれる前に突出し杆がバルブ部材に当たり、バルブ部材が開いてしまう。そのため、従来のオイルフィルタでは、ドレン冶具の取付時にオイルが漏れ出し、作業者の手にかかってしまうおそれがある。
そこで、この問題を解決するドレンプラグが開発されている(例えば、特許文献1)。特許文献1のドレンプラグは、オイルフィルタのドレン孔部に取り付けられた後、該ドレンプラグの下部の外周面にホースのアダプタが嵌め込まれることでオイルを抜き出すことが可能な構成になっている。
具体的に、特許文献1では、ドレンプラグの貫通孔部内に突出し杆が上方に移動可能に収容されている。ドレンプラグがドレン孔部に取り付けられた際には、突出し杆はバルブ部材に当たらないようになっている。
ホースのアダプタ内には、軸方向に沿って上方に突出する棒状突起が設けられている。ドレンプラグにホースのアダプタを嵌め込むと、アダプタ内の棒状突起がドレンプラグ内の突出し杆を押し上げる。これにより、突出し杆によってバルブ部材が押し上げられ、オイルフィルタ内のオイルがドレンプラグおよびホースを介して排出される。
特許文献1でも、ホースのアダプタをドレンプラグに嵌め込む際に、アダプタ内の棒状突起がドレンプラグ内の突出し杆に当たり、突出し杆によってバルブ部材が押し上げられてオイルの排出が始まる。しかしながら、特許文献1では、この際、ドレンプラグの下部の外周面がアダプタに覆われるので、オイル漏れを防ぐことができる。
特開2006−266246号公報
ところで、特許文献1では、バルブ部材におけるドレン孔部の閉塞面であってドレン冶具に押し上げられる閉塞面は、緩やかに下方に突出する凸形状となっている。バルブ部材を押し上げるドレンプラグの突出し杆は、中実の棒状となっている。
バルブ部材の閉塞面には、上方からバネによる抑えつける力が加わるとともに、突出し杆による上方へ押し上げる力が加わり、上下方向から強い力がかかる。そのため、バルブ部材の閉塞面の形状を、より強度のある形状に改良することが望まれている。
ここで、オイルフィルタでは、バルブ部材を安定的に押し上げることも要求される。バルブ部材が傾いた状態で押し上げられると、バルブ部材が設定された閉塞位置に戻らず、ドレン孔部を密閉できないおそれがあるからである。
従って、バルブ部材の閉塞面の形状の改良に伴い、ドレンプラグも、形状が改良されたバルブ部材の閉塞面を安定的に押し上げることが可能な構成にすることが求められる。
本発明は、ドレン孔部を塞ぐ閉塞面の強度を向上させたバルブ部材を、安定的に押し上げることが可能な流体フィルタのドレンプラグを提供することを目的とする。
本発明の流体フィルタのドレンプラグは、流体フィルタのケースの底部にあるドレン孔部にねじ込まれた状態で頭部にアダプタが嵌め込まれることにより、内部に収容する突出し杆が、ドレン孔部を閉塞する底部上のバルブ部材側に移動し、バルブ部材を底部から離間させる方向に移動させるドレンプラグであって、突出し杆の頂面には、頂面がバルブ部材に圧接してバルブ部材を移動させる際に、ドレン孔部を閉塞するバルブ部材の閉塞面から突出するリブが収められて、バルブ部材の移動方向に直交する直交方向におけるバルブ部材の位置ずれを規制する凹部が形成されている。
本発明では、バルブ部材におけるドレン孔部の閉塞面には、該閉塞面から突出するリブが設けられ、バルブ部材の閉塞面の強度の向上が図られているところ、突出し杆の頂面には、頂面がバルブ部材に圧接した際にリブを収納する凹部がある。そのため、本発明では、頂面をバルブ部材にしっかりと圧接することができ、バルブ部材をオイルフィルタの軸方向に沿って安定的に押し上げることができる。すなわち、リブが凹部に収容されることで、バルブ部材の移動方向に対して直交する直交方向におけるバルブ部材の移動が規制されるため、バルブ部材を安定的に押し上げることができる。
本発明では、凹部は、円錐状のリブを収容してもよい。
円錐状のリブをバルブ部材の閉塞面に設けることにより閉塞面の強度を良好に向上できるところ、本発明では、凹部は、円錐状のリブを収容可能なので、このような流体フィルタに対応できるドレンプラグとすることができる。
本発明では、ドレン孔部にねじ込まれる軸部と、軸部に連続する頭部とを備え、軸方向に沿って軸部および頭部内を貫通孔部が貫通するボルト部材と、ドレン孔部内においてボルト部材とバルブ部材との間に配置され、頂面を有する弁体頭部と、弁体頭部と接続し、貫通孔部内に収容される胴部と、を備える突出し杆と、弁体頭部によって貫通孔部を閉塞する方向に突出し杆を付勢する弾性部材と、を備え、突出し杆は、アダプタに付勢されることにより、弾性部材による付勢力に抗してバルブ部材側に移動してバルブ部材を底部から離間させる方向に移動させるとともに、弁体頭部がボルト部材から離間し、弁体頭部による貫通孔部の閉塞状態を解除してもよい。
本発明では、流体フィルタにドレンプラグを取り付けた状態においては、ボルト部材の貫通孔部を突出し杆の弁体頭部により閉塞状態とできる。従って、本発明では、流体フィルタにドレンプラグを取り付けた状態においては、オイルの排出経路を塞ぐ弁として、バルブ部材に加え弁体頭部が設けられ、弁が2重に設けられることになるので、オイル漏れを良好に防ぐことができる。
本発明では、貫通孔部は、弁体頭部に近い側から、胴部を軸方向に案内する第1貫通孔部と、第1貫通孔部より内径が大きい第2貫通孔部とを備えるとともに、第1、第2貫通孔部の連続する部分には弾性部材の一端を支持する段差部が形成され、胴部は、筒状であり内部に通路部を備え、胴部の側壁部において弁体頭部側には、通路部と胴部外とを連通する開口部があるとともに、胴部の外面には、弾性部材の他端を支持するとともにアダプタに押される受け部があり、アダプタが頭部に嵌め込まれ、弁体頭部がボルト部材から離間する側に移動すると、開口部はボルト部材の外側に露出し、流体フィルタ内からドレン孔部内を経た流体を通路部内に案内してもよい。
本発明では、弾性部材を第2貫通孔部内に配置したので、第1貫通孔部の内面全面を用いて突出し杆の胴部の外面を突出し杆の軸方向に案内できる。そのため、本発明では、押出し杆を、軸芯ずれを抑えながら軸方向に沿って移動させることができる。
オイルフィルタに取り付けられたドレンプラグを示す断面図である。 オイルフィルタに取り付けられた閉塞プラグを示す断面図である。 ボルト部材の断面図である。 ボルト部材の側面図である。 突出し杆の断面図である。 突出し杆の側面図である。 ドレンプラグを示す断面図である。 オイル吸引装置のホースのアダプタを示す断面図である。 アダプタが取り付けられることによるドレンプラグの動作を示す断面図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、オイルフィルタ1に取り付けられたドレンプラグ2を示す断面図である。
ドレンプラグ2は、自動車用エンジンのオイルフィルタ1(流体フィルタ)に取り付けられる。このドレンプラグ2に、後述するオイル吸引装置のホースのアダプタ6(図8)を取り付けることで、オイルフィルタ1内のオイルの抜き出しが可能となる。なお、図1の上方向は鉛直方向上方向、図1の下方向は鉛直方向下方向となる。図1以降の各図においても同様である。
オイルフィルタ1のケース11は、金属及び樹脂製であり、不図示の濾過エレメント、バルブ部材12、およびコイル状のバネ13(弾性部材)を収容する。ケース11の底部14の中央部には、ケース11の底部14を貫通するドレン孔部15がある。
バルブ部材12は、ケース11の底部14上に設けられ、ドレン孔部15を閉塞する。バルブ部材12は、ドレン孔部15を閉塞する部位の周縁部がバネ13により上方から付勢され、ケース11の底部14に圧接する。バルブ部材12をバネ13のバネ力に抗しながら押し上げることで、ケース11内のオイルを抜き出すことが可能となる。
バルブ部材12は、金属製であり薄板状である。ドレン孔部15を閉塞するバルブ部材12の閉塞面121の中央部には、閉塞面121から下方に突出する円錐状のリブ122が形成されている。バルブ部材12には、バネ13による上方から抑えつける力が加わるとともに、後述する突出し杆4による上方へ押し上げる力が加わるが、リブ122により、これらの力に耐えられるようにバルブ部材12の強度が高められている。
ドレン孔部15の内周面には雌ネジ部151が形成されている。底部14の下端面141には、ドレン孔部15を囲むように円環状のパッキン16が設けられている。通常時は、ドレン孔部15には、ドレン孔部15の下端部を閉塞する閉塞プラグ9(図2参照)が取り付けられる。ケース11内のオイルを抜き出す際には、閉塞プラグ9は取り外され、ドレン孔部15に図1のドレンプラグ2が取り付けられる。
ドレンプラグ2は、ボルト部材3、突出し杆4、およびコイル状のバネ5を備える。これら各要素3〜5は金属製である。
図3は、ボルト部材3の断面図、図4は、ボルト部材3の側面図である。
ボルト部材3は、軸部31と、軸部31に連続する頭部32とを備える。軸部31は、外周面に雄ネジ部311があり、オイルフィルタ1のドレン孔部15にねじ込まれる。頭部32の外周面の上部には、円環状の鍔部34がある。頭部32の外周面において、鍔部34の下側には、六角ナット型の操作部35がある。頭部32の外周面の下側には一条の溝36がある。軸部31および頭部32には、ボルト部材3の軸方向に沿って貫通孔部33が貫通する。
貫通孔部33の上端縁には弁座331が形成されている。貫通孔部33は、上側から第1貫通孔部332と、第1貫通孔部332より内径が大きい第2貫通孔部333とを備える。第1、第2貫通孔部332,333が連続する部分には、段差部334が形成されている。
図5は、突出し杆4の断面図、図6は、突出し杆4の側面図である。
突出し杆4は、弁体頭部41と、弁体頭部41に連続する胴部42とを備える。弁体頭部41は、小径部411と小径部411の下段にある大径部412とからなる段付きの円柱状に形成されている。小径部411の外周面の上端には円環状の鍔部413がある。小径部411の頂面415は、鍔部413の上面を含んで形成される。頂面415の中心部には断面円形の凹部416がある。大径部412の外周面の上側には、円環状の鍔部414がある。
胴部42は、円筒状であり、内部に胴部42の軸方向に沿った通路部421を備える。胴部42の側壁部422の上側には、通路部421と胴部42外とを連通する一対の開口部423がある。開口部423は、対向しており、それぞれ下方に傾斜して胴部42内で繋がっている。開口部423の中心軸L1,L2は、それぞれ鉛直方向から60°傾いている。胴部42の外周面における下端には円環状の受け部44がある。
図7は、ドレンプラグ2を示す断面図である。
ドレンプラグ2を組み立てる際には、コイル状のバネ5が胴部42に嵌められた状態の突出し杆4を下方からボルト部材3内に挿入し、弁体頭部41がボルト部材3から出た状態となるまで突出し杆4をボルト部材3内の奥に挿入する。この状態で、大径部412における鍔部414と胴部42との間の部位に円環状のパッキン43を嵌め込む。この際、バネ5は、上端が段差部334に支持されるとともに下端が受け部44に支持され、圧縮された状態となることにより突出し杆4を下方に付勢する。
これにより、大径部412に嵌め込まれたパッキン43がボルト部材3の弁座331部部分に引っかかり、突出し杆4は、弁体頭部41がボルト部材3外に出て貫通孔部33を閉塞する状態、かつ胴部42が貫通孔部33内に収容された状態となる。すなわち、ドレンプラグ2が組み立てられた状態において、バネ5は、弁体頭部41が貫通孔部33を閉塞する方向に突出し杆4を付勢する。なお、パッキン43が弁座331に押し付けられて上方に屈曲するのを抑制するために、図示しない抑え突起を弁体頭部41の周囲に配置してもよい。
第1貫通孔部332は、胴部42の外径と略等しい(胴部42の外径より僅かに大きい)内径であり、胴部42をボルト部材3の軸方向に案内する。第2貫通孔部333は、受け部44の外径と略等しい(受け部44の外径より僅かに大きい)内径であり、受け部44をボルト部材3の軸方向に案内する。
図1に戻って、オイルフィルタ1からオイルを抜き出す際には、前述したように、まず、ドレンプラグ2をドレン孔部15にねじ込んでドレンプラグ2をオイルフィルタ1に取り付ける。この際、弁体頭部41は、ドレン孔部15内においてボルト部材3とバルブ部材12との間に配置される。弁体頭部41の頂面415は、バルブ部材12から僅かに離れた位置に位置付けられる。頂面415にある凹部416は、バルブ部材12のリブ122の閉塞面121からの高さより深くなっている。
ドレンプラグ2をオイルフィルタ1に取り付けた図1の状態では、バルブ部材12によりドレン孔部15が閉塞されるとともに、弁体頭部41によりボルト部材3の貫通孔部33が閉塞される。従って、オイルの排出経路に弁が2重に設けられた状態となるので、ドレンプラグ2からオイルが漏れ出すことはない。
図8は、ドレンプラグ2に取り付けられるオイル吸引装置のホースのアダプタ6を示す断面図である。以下、アダプタ6の構成を説明した後、アダプタ6をドレンプラグ2に取り付けた際のドレンプラグ2の動作を説明する。
アダプタ6は、本体部61およびスライダ62を備える。本体部61は、円環状の側壁部614を備える凹状のキャップ状部611、およびキャップ状部611の下部に連続する接続部612を備える。本体部61は、軸方向に沿って本体部61を貫通する排出孔部613を備える。キャップ状部611の底部からは円筒状突起部615が突出する。円筒状突起部615にはOリング617が嵌め込まれる。キャップ状部611の側壁部614の周方向には、径方向外側に向かって拡開してボール63を収容する収容孔部616が複数ある。側壁部614の上部には係止リング64が嵌め込まれる。キャップ状部611の下部にはコイル状のバネ65が装着される。
スライダ62は、円筒状であり、上部には上方向に拡開するテーパ面621が形成されいる。スライダ62は、キャップ状部611の外側に嵌め込まれている。スライダ62は、バネ65により上方に付勢されるとともに、テーパ面621が係止リング64に係止され、上方向へ抜け止めされている。スライダ62が図8の上部位置にある際には、ボール63が側壁部614の内側に突出し、アダプタ6をドレンプラグ2に取り付ける際に爪として機能する。スライダ62を下方に移動させると、ボール63が径方向外側に向かってテーパ面621上まで移動し、スライダ62をドレンプラグ2から取り外すことが可能となる。接続部612には、オイル吸引装置のホースが接続される。
図9は、ドレンプラグ2にアダプタ6を取り付けた際のドレンプラグ2の動作を示す断面図である。
アダプタ6をドレンプラグ2に取り付ける際には、スライダ62を図9の状態より下方に押し下げてボール63を側壁部614の径方向外側に移動させた状態とする。この状態で、アダプタ6のキャップ状部61をドレンプラグ2のボルト部材3の頭部32に嵌め込み、スライダ62の下方への押し下げを解除すると、バネ65の付勢力によりスライダ62が図9の上部位置に移動する。すると、ボール63が側壁部614の内側に突出し、ドレンプラグ3の頭部32の溝36に嵌ることにより、アダプタ6がドレンプラグ2に取り付けられる。アダプタ6のドレンプラグ2への取り付けに伴い、円筒状突起部615が、ボルト部材3の貫通孔部33内に差し込まれ、突出し杆4の鍔部44をバネ5による付勢力に抗して上方に押圧する。
突出し杆4は、上方に移動し、頂面415がバルブ部材12に圧接する。この際、バルブ部材12のリブ12が凹部416の内部に嵌合することにより、上下方向に対して直交する直交方向(水平方向)におけるバルブ部材12の移動が規制される。この状態で、突出し杆4は、頂面415によりバルブ部材12を底部14から離間させる方向に移動させる、すなわち頂面415によりバルブ部材12を上方に押し上げ、バルブ部材12によるドレン孔部15の閉塞状態を解除する。これにより、オイルがオイルフィルタ1内からドレン孔部15内に流れ込む。
ここで、突出し杆4の上方への移動に伴い、貫通孔部33を閉塞していた弁体頭部41が上方に移動し、弁体頭部41による貫通孔部33の閉塞状態が解除される。そして、ボルト部材3内に収容されていた突出し杆4の胴部42の開口部423も上方に移動し、開口部423の一部がドレン孔部15内に露出する。これにより、開口部423は、ドレン孔部15内のオイルを突出し杆4の通路部421内に案内する。
アダプタ6をドレンプラグ2に取り付けた際には、アダプタ6の内部の排出孔部613と、突出し杆4の内部の通路部421とは連通した状態となる。以上により、オイルフィルタ1内、ドレン孔部15、突出し杆4の通路部421、アダプタ6の排出孔部613、およびアダプタ6に取り付けられるオイル吸引装置のホースが連通した状態となり、オイル吸引装置によってオイルフィルタ1内からオイルを吸引することが可能となる。
本実施形態では、バルブ部材12の閉塞面121にリブ122が設けられ、閉塞面121の強度の向上が図られているところ、突出し杆4の頂面415には、頂面415がバルブ部材12に圧接する際にリブ122が嵌合する凹部416がある。本実施形態では、バルブ部材12を押し上げる際に、この凹部416により、バルブ部材12の水平方向の移動を規制できるので、バルブ部材12をオイルフィルタ1の軸方向に沿って安定的に押し上げることができる。
本実施形態では、ホースのアダプタ6をドレンプラグ2に嵌め込むことでオイルの排出が始まるが、この際、ドレンプラグ2の下部の外周面がアダプタ6に覆われるので、オイル漏れを防ぐことができる。
1…流体フィルタ、2…ドレンプラグ、3…ボルト部材、4…突出し杆、5…バネ(弾性部材)、6…アダプタ、11…ケース、14…底部、15…ドレン孔部、12…バルブ部材、31…軸部、32…頭部、33…貫通孔部、41…弁体頭部、42…胴部、44…受け部、122…リブ、321…通路部、332…第1貫通孔部、333…第2貫通孔部、334…段差部、415…頂面、416…凹部、422…側壁部、423…開口部。

Claims (4)

  1. 流体フィルタのケースの底部にあるドレン孔部にねじ込まれた状態で頭部にアダプタが嵌め込まれることにより、内部に収容する突出し杆が、前記ドレン孔部を閉塞する前記底部上のバルブ部材側に移動し、前記バルブ部材を前記底部から離間させる方向に移動させるドレンプラグであって、
    前記突出し杆の頂面には、前記頂面が前記バルブ部材に圧接して前記バルブ部材を移動させる際に、前記ドレン孔部を閉塞する前記バルブ部材の閉塞面から突出するリブが収められて、前記バルブ部材の移動方向に直交する直交方向における前記バルブ部材の位置ずれを規制する凹部が形成されており、前記凹部の頂面には、前記凹部の径方向外側に向かって突出する円環状の鍔部が形成されており、前記バルブ部材を前記底部から離間させる際に、前記バルブ部材における前記リブの周囲のフラットな面に前記鍔部が当接することを特徴とする流体フィルタのドレンプラグ。

  2. 請求項1に記載の流体フィルタのドレンプラグにおいて、
    前記凹部は、下側の径が上側の径よりも小さい円錐状の前記リブを収容することを特徴とする流体フィルタのドレンプラグ。
  3. 請求項1または2に記載の流体フィルタのドレンプラグにおいて、
    前記ドレン孔部にねじ込まれる軸部と、前記軸部に連続する前記頭部とを備え、軸方向に沿って前記軸部および前記頭部内を貫通孔部が貫通するボルト部材と、
    前記ドレン孔部内において前記ボルト部材と前記バルブ部材との間に配置され、前記頂面を有する弁体頭部と、前記弁体頭部と接続し、前記貫通孔部内に収容される胴部と、を備える前記突出し杆と、
    前記弁体頭部によって前記貫通孔部を閉塞する方向に前記突出し杆を付勢する弾性部材と、を備え、
    前記突出し杆は、前記アダプタに付勢されることにより、前記弾性部材による付勢力に抗して前記バルブ部材側に移動して前記バルブ部材を前記底部から離間させる方向に移動させるとともに、前記弁体頭部が前記ボルト部材から離間し、前記弁体頭部による前記貫通孔部の閉塞状態を解除することを特徴とする流体フィルタのドレンプラグ。
  4. 請求項3に記載の流体フィルタのドレンプラグにおいて、
    前記貫通孔部は、前記弁体頭部に近い側から、前記胴部を軸方向に案内する第1貫通孔部と、前記第1貫通孔部より内径が大きい第2貫通孔部とを備えるとともに、前記第1、第2貫通孔部の連続する部分には前記弾性部材の一端を支持する段差部が形成され、
    前記胴部は、筒状であり内部に通路部を備え、前記胴部の側壁部において前記弁体頭部側には、前記通路部と前記胴部外とを連通する開口部があるとともに、前記胴部の外面には、前記弾性部材の他端を支持するとともに前記アダプタに押される受け部があり、
    前記アダプタが前記頭部に嵌め込まれ、前記弁体頭部が前記ボルト部材から離間する側に移動すると、前記開口部は前記ボルト部材の外側に露出し、前記流体フィルタ内から前記ドレン孔部内を経た流体を前記通路部内に案内することを特徴とする流体フィルタのドレンプラグ。
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