JP6435925B2 - サービス提供システム、ecu、及び、外部装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サービス提供システム等に関する。
サービスエージェントがディレクトリエージェントにサービスを登録すると共に、ディレクトリエージェントは、ユーザエージェントからの要求に応じてサービスを照合し、要求に適合するサービスを該ユーザエージェントに返すフレームワークが知られている(特許文献1)。
特開2004−334896号公報
特許文献1によれば、複数の異なる通信プロトコルが単一の統一フレームワークに統合され、ユーザアプリケーションが該フレームワークから様々なサービスを発見して利用できるようになる。しかしながら、利用するサービスの安全性を確保することができなかった。
本発明は、車両に追加されるサービスの安全性を確保することを目的とする。
本発明の一側面は、車両に搭載され、車載ネットワークを介して互いに通信可能に構成されており、サービスを提供する複数のECUと、ECUと通信を行う外部装置と、から構成されるサービス提供システムであって、ECUは、それまで提供してなかったサービスである新規サービスを新たに提供する前に、該新規サービスの識別情報を外部装置に送信するECU送信手段と、外部装置からのテスト指示に応じて、新規サービスに関するテストを行い、該テストの結果を外部に送信するテスト手段と、外部装置から受信した判定情報が、新規サービスの提供を許可する旨を示している場合には、該新規サービスの提供を開始する新規サービス提供手段と、を備え、外部装置は、識別情報の受信後、該識別情報の送信元である対象ECUに対し、該識別情報に係る新規サービスに関するテスト指示を送信するテスト指示手段と、テストの結果を受信すると、該結果に基づき新規サービスの提供を許可するか否かを判定し、該判定結果を示す判定情報を対象ECUに送信する外部装置送信手段と、を備えること、を特徴とする。
このような構成によれば、ECUが新規サービスの提供を開始する前に、該新規サービスのテストが行われ、テスト結果が外部装置に送信される。外部装置は、テスト結果に基づき新規サービスの提供を許可するか否か決定し、許可が得られた場合には、新規サービスの提供が開始される。このため、車両に追加されるサービスの安全性を確保することができる。
また、上記サービス提供システムを構成するECUや外部装置を単体で構成しても良い。このような場合であっても、外部装置とECUとを組み合わせて用いることで、同様の効果を得ることができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態のサービス提供システムのブロック図である。 本実施形態の個別ECUのブロック図である。 本実施形態のドメインECUのブロック図である。 本実施形態のG/WECUのブロック図である。 本実施形態のセンタのブロック図である。 本実施形態のECU等のプログラムの構成を示す説明図である。 本実施形態のサービスディスカバリについての説明図である。 本実施形態のサービスディスカバリのシーケンス図である。 本実施形態のサービスディスカバリのシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
本実施形態のサービス提供システム1は、1又は複数の車載システム2と、センタ40と、配信サーバ50等から構成される(図1)。
センタ40,配信サーバ50は、サーバとして構成されており、公衆通信回線網5を介して車載システム2を構成するG/WECU30と通信を行う。なお、センタ40と配信サーバ50を一台のサーバとして構成しても良い。また、負荷を分散させたり、バックアップを取ったり、緊急時に用いたりするため、センタ40や配信サーバ50を複数設けても良い。
一方、車載システム2は、G/WECU30,ドメインECU20,個別ECU10等の複数のECUから構成され、これらは、車載ネットワーク3に接続されている。車載システム2は、複数のドメイン4が設けられており、各ドメイン4には、同様の用途や機能を有する1又は複数の個別ECU10が属している。車載ネットワーク3には、各ドメイン4に対応してサブネットワーク3aが設けられており、各ドメイン4に属する個別ECU10は、同一のサブネットワーク3aに接続されている。各サブネットワーク3aには、対応するドメイン4に属する個別ECU10の用途や機能等に応じた通信プロトコルが採用されている。なお、車載システム2は、ドメインを設けない構成としても良い。
G/WECU30は、無線通信により公衆通信回線網5にアクセスし、公衆通信回線網5を介してセンタ40や配信サーバ50等の外部サーバにアクセスすると共に、外部から車載ネットワーク3へのアクセスを制御する。
また、ドメインECU20は、各ドメイン4に対応して設けられており、対応するドメイン4のサブネットワーク3aに接続されている。ドメインECU20は、対応するドメイン4に属する個別ECU10と、該ドメイン4に属さないECUとの間の通信のルーティングを行う。具体的には、ドメインECU20は、対応するドメイン4のサブネットワーク3aから受信したデータを、他のドメインECU20やG/WECU30に送信する。また、他のドメインECU20やG/WECU30から受信したデータを、自装置に対応するドメイン4のサブネットワーク3aに送出し、該データの送信先となる個別ECU10に送信する。
また、個別ECU10は、各種機能を有している。なお、いずれかの個別ECU10を、G/WECU30やドメインECU20として機能させるようにしても良い。
次に、車載システム2を構成する各ECUの構成について詳しく説明する。
個別ECU10は、通信部11,記憶部12,制御部13等から構成される(図2)。
通信部11は、サブネットワーク3aを介して他の個別ECU10やドメインECU20と通信を行う部位である。無論、個別ECU10は、当該ECUの機能に応じて、さらに通信部等の部位を備えていても良い。
記憶部12は、ROMやフラッシュメモリやHDD等の不揮発性の記憶装置から構成されており、各種データが保存されている。
制御部13は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のコンピュータを中心に構成されており、ROMに保存されているプログラムやRAMにロードされたプログラム等に従い動作する。
また、ドメインECU20は、通信部21,22,制御部23,記憶部24等から構成される(図3)。
通信部21は、サブネットワーク3aを介して自装置と同じドメイン4に属する個別ECU10と通信を行う。また、通信部22は、車載ネットワーク3を介して他のドメインECU20やG/WECU30と通信を行う。無論、通信部21,22は、単一の部位として構成されていても良い。
制御部23は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のコンピュータを中心に構成されており、ROMに保存されているプログラムやRAMにロードされたプログラム等に従い動作する。
記憶部24は、ROMやフラッシュメモリやHDD等の不揮発性の記憶装置から構成されており、各種データが保存されている。
また、G/WECU30は、通信部31,外部通信部32,制御部33,記憶部34等から構成される(図4)。
通信部31は、車載ネットワーク3を介してドメインECU20と通信を行う部位である。
外部通信部32は、図示しないアンテナ等を介して無線通信により公衆通信回線網5にアクセスし、センタ40や配信サーバ50等といった外部サーバと通信を行うための部位である。
制御部33は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のコンピュータを中心に構成されており、ROMに保存されているプログラムやRAMにロードされたプログラム等に従い動作する。
記憶部34は、ROMやフラッシュメモリやHDD等の不揮発性の記憶装置から構成されており、各種データが保存されている。
一方、センタ40は、通信部41,記憶部42,制御部43,表示部44,操作部45等を備える(図5)。
通信部41は、公衆通信回線網5にアクセスする部位であり、公衆通信回線網5を介してG/WECU30と通信を行う。
記憶部42は、ROMやフラッシュメモリやHDD等の不揮発性の記憶装置から構成されており、各種データが保存されている。
制御部43は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のコンピュータを中心に構成されており、記憶部42等から読み出され、RAMにロードされたアプリケーションプログラム等に従い動作する。
また、表示部44は、液晶ディスプレイ等として構成され、各種情報を表示する部位であり、操作部45は、キーボードやマウス等として構成され、各種操作を受け付ける部位である。
なお、センタ40は、必ずしも表示部44や操作部45を備える必要は無く、ネットワークを介した通信等により他の装置に各種情報を表示したり、他の装置から各種操作を受け付ける構成となっていても良い。
また、配信サーバ50は、センタ40と同様に構成されている。
次に、個別ECU10,ドメインECU20,G/WECU30等のECUや、センタ40等の外部サーバを動作させるプログラムの構造について説明する。
ここで、外部サーバやECUにより提供される各々の機能を、サービスと記載する。各ECUは、例えば、自車両に乗車しているユーザ等を対象とするサービスや、自車両の走行に必要な各種制御を行うサービスや、運転支援を行うサービス等を提供する。この他にも、車載ネットワーク3を介して、他のECUやセンタ40等に対しデータを提供するといったサービスも行われる。また、サービスは、他のECUやセンタ40等から取得したデータに基づき行われる場合もある。また、各サービスには、識別情報であるサービスIDが設定されている。
外部サーバやECUにより提供される各種サービスを提供するプログラムは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づき構成されており、サービス100,サービスI/F101,サービスバス102等を有している(図6)。なお、サービス100及びサービスI/F101は、外部サーバやECUにより提供される1又は複数のサービスの各々に対応して設けられており、サービスバス102は、外部サーバやECUに対応して設けられている。
サービス100は、対応するサービスを提供するための処理を行う部位である。サービスを提供する際には、他のサービス(関連サービス)が必要となる場合がある。このような場合には、サービス100は、他のサービス100と連携して、該他のサービス100による関連サービスを受けながら対応するサービスを提供する。なお、関連サービスは、自装置により提供される場合もあるし、他の装置により提供される場合もある。
サービス100同士の連携は、メッセージという単位で行われる。なお、他のサービス100にメッセージを渡すというサービスが提供される場合や、他のサービス100から受け取ったメッセージを用いてサービスが提供される場合もある。
各サービス100は、他のサービス100を提供するECU等の物理アドレス(サービスの位置)を把握することなく、他のサービス100との間でメッセージの授受を行う。具体的には、各サービス100は、メッセージの種別及びIDと、メッセージの本体部分を設定することで、自身が要求するサービスの内容等を伝える。
また、サービスI/F101は、サービス100から受け取ったメッセージをサービスバス102に渡すと共に、サービスバス102から受け取ったメッセージをサービス100に渡す。サービスI/F101は、サービス100からメッセージを受け取ると、該サービス100のサービスIDを、依頼元サービスIDとして特定する。また、該メッセージが示す要求を満たすサービスのサービスIDを特定し、特定したサービスIDを依頼先サービスIDとする。そして、該メッセージの提供元のサービスIDと依頼元サービスIDとをメッセージに付加し、サービスバス102に渡す。
また、サービスバス102は、サービスI/F101から渡されたメッセージを他のサービス100に渡すと共に、他のサービス100からのメッセージを、自装置に設けられている提供先のサービス100に対応するサービスI/F101に渡す。
具体的には、該メッセージに含まれる依頼先サービスID等に基づき、該メッセージの提供先のECUの物理アドレス等を特定し、車載ネットワーク3等を介して提供先に該メッセージを渡す。無論、該メッセージの提供先が自装置のサービス100である場合には、自装置のサービスI/F101にメッセージを渡す。なお、一例として、提供先のECUが接続されている車載ネットワーク3がCANである場合には、該ECUのCAN−IDが提供先の物理アドレスとして特定される。これにより、お互いのサービス100の位置が隠ぺいされた状態となり、位置透過性が確保される。
[動作の説明]
次に、本実施形態のサービス提供システム1の動作について説明する。
サービス提供システム1では、ユーザがECUに新たなサービス(新規サービス)の提供を開始させる際(プラグインを行う際)、サービスディスカバリが行われる。これにより、ユーザの手を煩わすこと無く、新規サービスを提供するために必要な関連サービスが車載システム2から発見され、該新規サービスを提供可能な状態となり、所謂プラグアンドプレイ機能が実現される。
サービスディスカバリには、参加認可,サービス検索,通信認可,登録テスト(新規サービスの動作テスト),動作認可のステップが設けられており、プラグインの対象となるECUとセンタ40との間で連携することで、各ステップが実行される。
サービスディスカバリ中、センタ40では、プラグインが行われる車両の仮想環境(具体的には、該車両や、車載システム2を構成する各ECUや、プラグインが行われるECU等の制御モデル)が構築される。そして、各ステップの進行状況や登録テストの結果等が仮想環境上で実行される。また、プラグインを行うユーザは、センタ40の表示部44を視認することで各ステップの状況を把握することもできる(図7)。
なお、プラグインを行うユーザやサービスの種類に応じた仮想環境を表示するようにしても良い。具体的には、例えば、車両の所有者等といった一般ユーザによるプラグインが想定されているサービスのサービスディスカバリの際には、簡略的な仮想環境を表示しても良い。一方、車両の整備士等であるユーザによるプラグインが想定されているサービスのサービスディスカバリの際には、より詳細な仮想環境を表示しても良い。また、センタ40にアクセスしたユーザの端末(例えば、スマフォ等の携帯端末やPC等)にこのような仮想環境を表示し、各ステップの進行状況等を把握できるようにしても良い。
また、センタ40の記憶部42には、オーナ様情報としてサービス情報と車両情報が保存されている。サービス情報とは、サービス提供システム1において提供可能なサービスのサービスIDの一覧や、各サービスを提供可能なECUを示す情報や、各サービスを提供する際に必要となる関連サービスを示す情報等から構成される。また、車両情報とは、車載システム2が搭載された各車両に対応して設けられており、対応する車両に搭載された車載システム2を構成するECUや、各ECUが提供可能なサービス、及び、各ECUが現時点で提供しているサービスのサービスID等が登録されている。センタ40は、これらの情報を随時更新する。サービスディスカバリの際には、センタ40は、サービス情報や車両情報等に基づき、サービス検索を行う(詳細は後述する)。
以下では、サービスディスカバリを行うサービス提供システム1のシーケンスの具体例について、図8,9を用いて説明する。以下の処理は、主に、サービス提供システム1を構成するECUや外部サーバの制御部等により実行される。
S200では、ユーザは、上述したプラグインを行う。プラグインの具体例としては、車載ネットワーク3に新たな個別ECU10を接続し、該個別ECU10により新規サービスの提供を開始させることが考えられる。このような場合には、該個別ECU10により提供される1又は複数の新規サービスのプラグインが行われることになる。また、この他にも、プラグインの具体例として、既存の個別ECU10にアプリケーションをインストールし、該アプリケーションにより提供される新規サービスのプラグインを行うことも考えられる。無論、該アプリケーションは、G/WECU30を介して外部サーバから提供されたものであっても良いし、記憶媒体から読み出されたものであっても良い。
なお、プラグインの対象となった個別ECU10を、対象ECUと記載する。また、本具体例では、対象ECUは、ドメインAに対応するサブネットワーク3aに新たに接続されるか、或いは、ドメインAに属しているものとする。
S205では、対象ECUは、ドメインAに対応するサブネットワーク3aを介して、ドメインAECU(ドメインAのドメインECU20)に参加申請のメッセージを送信する。該メッセージには、該サービスの認証を行うための新規サービスのサービスIDや、認証子等が含まれている。
S210,S215では、ドメインAECUは、G/WECU30を介して、センタ40に対し、対象ECUによる参加申請の可否の問合せメッセージを送信する。なお、該メッセージには、参加申請のメッセージに含まれていたサービスIDや認証子等が含まれている。
S220では、センタ40は、問合せメッセージに含まれていたサービスIDや認証子や、記憶部42に保存されている認証情報等に基づき、新規サービスの認証を行う。これにより、新規サービスが、サービス提供システム1により提供される正規のサービスか否か判定される。
S225,S230では、センタ40は、G/WECU30を介して、ドメインAECUに対し、認証が済んだ旨を示す認証済みメッセージを送信する。認証済みメッセージには、認証結果が含まれている。
続いて、ドメインAECUは、認証済みメッセージに含まれる認証結果に応じて、新規サービスの参加の可否(新規サービスの提供を許可するか否か)を示すメッセージを送信する。具体的には、認証に成功した場合には、新規サービスの参加を許可する旨のメッセージを送信し、そうでない場合には、参加を許可しない旨のメッセージを送信する。本具体例では、参加を許可するメッセージが送信される(S235)。なお、対象ECUが参加を許可しない旨のメッセージを受信した場合には、サービスディスカバリは終了し、プラグインは失敗となる。
なお、S200〜S235は、上述した“参加認可”というステップに該当する。
S240,S245では、対象ECUは、ドメインAECU,G/WECU30を介して、センタ40に対し、新規サービスを提供する際に必要となる関連サービスの検索を指示するサービス検索メッセージを送信する。
S250では、センタ40は、サービス情報や、プラグインがなされる車載システム2が搭載れている車両の車両情報に基づき、新規サービスの依存関係を解決する。具体的には、新規サービスを提供する上で必要な関連サービスを特定すると共に、記憶部42に保存されているサービス情報に基づき、特定した各関連サービスが、該車載システム2を構成するECUにより提供されているか否かを判定する。
そして、提供されていない関連サービスが存在する場合には、センタ40は、サービス情報や車両情報に基づき、車載システム2を構成するECUのうち、該関連サービスを提供可能なECUを特定する。
特定に成功した場合、センタ40は、配信サーバ50に対し、該関連サービスを提供するためのアプリケーションのダウンロードを指示し(S255)、配信サーバ50は、これに応じてセンタ40に該アプリケーションを送信する(S260)。一方、失敗した場合、センタ40から個別ECU10にその旨を示すメッセージが送信され、サービスディスカバリは終了し、プラグインは失敗となる。
なお、S255,S260は、必須の処理ではなく、プラグインした新規サービスや、個別ECU10等にて提供可能なサービスに依存するものであることを、念のため付言しておく。
つまり、全ての関連サービスが個別ECU10等にて提供されている場合には、アプリケーションのダウンロードは不要となる。一方、サービス依存関係解決にて新たに必要となるアプリケーションが検知された場合には、S255,S266により該アプリケーションのダウンロードが行われる。さらに、サービス依存関係解決にて任意の拡張アプリケーション等が設けられていることが検知され、ユーザからの指示に応じて該拡張アプリケーションを追加する場合が想定される。このような場合、後述するS320やS585の完了後、拡張アプリケーションがダウンロードされる。
S265,S270では、センタ40は、G/WECU30,ドメインAECUを介して、対象ECUに対し、特定した関連サービスのサービスIDの一覧を示すメッセージを送信する。この時、センタ40は、配信サーバ50からダウンロードした関連サービスを提供するためのアプリケーションをいずれかのECUに送信し、該ECUに該アプリケーションをインストールしても良い。このような場合には、新規サービスの場合と同様にして、該アプリケーションにより新たに実行される関連サービスについての参加認可,サービス検索,通信認可,登録テスト,動作認可を行っても良い。
なお、サービス検索にて必要な関連サービスが見つからなかった場合や、必要な関連サービスを提供できない場合等には、サービスディスカバリは終了し、プラグインは失敗となる。
また、S240〜S270は、上述した“サービス検索”というステップに該当する。
続いて、対象ECUは、関連サービスを提供する個別ECU10が属するドメインECU20に対し、該個別ECU10との間の通信の申請を行う。また、新規サービスを提供する際に外部サーバと通信を行う場合には、G/WECU30に対する通信の申請を行う。
本具体例では、対象ECUは、まず、ドメインAECUに対し、通信申請メッセージを送信する(S275)。通信申請メッセージには、新規サービスや、新規サービスの提供に必要な関連サービスのサービスID等が含まれている。
ドメインAECUは、通信申請メッセージに含まれている情報に基づき、対象ECUとドメインAに属する個別ECU10との間の通信を許可するか否かを判定する。本具体例では、ドメインAECUは該通信を認可してルーティング情報等を更新し(S280)、通信認可メッセージを対象ECUに送信する(S285)。
同様にして、対象ECUは、ドメインAECUを介して、ドメインBECUに通信申請メッセージを送信する(S290)。ドメインBECUは、通信申請メッセージに含まれている情報に基づき、対象ECUとドメインBに属する個別ECU10との間の通信を許可するか否かを判定する。本具体例では、ドメインBECUは該通信を認可してルーティング情報等を更新し(S295)、ドメインAECUを介して、通信認可メッセージを対象ECUに送信する(S300)。
S305では、対象ECUは、ドメインAECUを介して、G/WECU30に対し、新規サービスを提供するための通信の申請を行う。本具体例では、G/WECU30は、通信を認可してルーディン情報等を更新し(S310)、ドメインAECUを介して、その旨を示すメッセージを対象ECUに送信する(S315)。これにより、新規サービスを提供する際、G/WECU30を介して外部サーバにアクセスすること等が可能となる。
なお、S290〜S315は、上述した“通信認可”というステップに該当する。
S320では、対象ECUは、新規サービスの参加が認められた旨をユーザに報知する。これに応じて、ユーザは、対象ECUに対し、新規サービスの登録開始を指示する操作を行う(S325)。これにより、新規サービスが正常に提供されるかどうかのテストがなされる。なお、対象ECUは、テストにおいて、関連サービスを提供する個別ECU10や、該個別ECU10が属するドメイン4のドメインECU20と通信を行い、これらのECUとの間でメッセージの送受信が可能か否かを判定しても良い。また、対象ECUは、このような通信を行うことで、対象ECUと関連サービスを提供する個別ECU10を連動して動作させ、この時の電源状態を確認しても良い。また、新規サービスにてG/WECU30を介して外部サーバにアクセスする必要がある場合には、対象ECUは、該外部サーバやG/WECU30と通信を行うことで、これらの装置との間の通信状態を確認しても良い。
続いて、対象ECUは、テストの際に通信相手となるECUに対し、新規サービスのテストの開始を指示する登録開始通知メッセージを送信する。登録開始通知メッセージには、新規サービスのサービスID等が含まれている。なお、登録開始通知メッセージを受信したECUは、現状の自装置の機能でテストを実施可能か否か判定し、実施不可能と判定した場合には、配信サーバ50からテストを行うためのアプリケーションをダウンロードし、自装置にインストールする。なお、テストを行うためのアプリケーションは、永続的に保持しておく必要はないため、テスト終了後にアンインストールしても良い。
本具体例では、対象ECUは、まず、ドメインAECUに対し、登録開始通知メッセージを送信する(S330)。
S335では、ドメインAECUは、新規サービスのテストを行うためのモードに移行する。これにより、ドメインAECUは、通常動作が制限された状態になる。そして、モード移行がなされた旨のメッセージを対象ECUに送信する(S340)。
S345では、対象ECUは、ドメインAECUを介して、ドメインBECUに対し登録開始通知メッセージを送信し、これに応じて、ドメインBECUは、ドメインAECUと同様にモード移行する(S350)。
S355では、ドメインBECUは、G/WECU30を介して、配信サーバ50に対し、新規サービスのテストを行うためのアプリケーションのダウンロードの申請を送信する。配信サーバ50は、G/WECU30を介して、ドメインBECUに該アプリケーションを送信し(S360)、ドメインBECUは、該アプリケーションをインストールする(S365)。そして、モード移行がなされた旨のメッセージを、ドメインAECUを介して対象ECUに送信する(S370)。
S375では、対象ECUは、ドメインAECUを介して、G/WECU30に対し登録開始通知メッセージを送信する。これに応じて、G/WECU30は、ドメインAECUと同様にモード移行し(S380)、ドメインAECUを介して、モード移行がなされた旨のメッセージを対象ECUに送信する(S385)。
S390〜S400では、対象ECUは、ドメインAECU,G/WECU30を介して、センタ40に対し、テストの開始を指示するテスト開始申請メッセージを送信する。テスト開始申請メッセージには、新規サービスのサービスID等が含まれている。
S405では、センタ40は、テスト結果を示すための仮想環境の表示を開始し、センタ40は、G/WECU30,ドメインAECUを介して、対象ECUに対し、テストの開始を指示するメッセージを送信する(S410〜S420)。
S425では、対象ECUは、テストメッセージを生成してドメインAECUに送信する。一方、ドメインAECUは、受信したテストメッセージに基づきテスト処理を行い(S430)、G/WECU30を介して、テスト処理の結果を示すメッセージをセンタ40に送信する(S435,S440)。そして、センタ40は、受信したメッセージに基づき、対象ECUとドメインAECUとの間のテスト結果を判定する(S445)。また、ドメインAECUは、対象ECUに対し、テストメッセージを送信する(S450)。なお、該テストメッセージは、先に行われたテスト処理の結果に応じた内容となっていても良い。
S455では、対象ECUは、ドメインAECUから受信したテストメッセージに基づきテスト処理を行い、ドメインAECUを介して、ドメインBECUに対し、テストメッセージを送信する(S460,S465)。なお、該テストメッセージは、先に行われたテスト処理の結果に応じた内容となっていても良い。
S470では、ドメインBECUは、受信したテストメッセージに基づきテスト処理を行い、G/WECU30を介して、テスト処理の結果を示すメッセージをセンタ40に送信する(S475,S480)。そして、センタ40は、受信したメッセージに基づき、対象ECUとドメインBECUとの間のテスト結果を判定する(S485)。また、ドメインBECUは、ドメインAECUを介して、対象ECUに対し、テストメッセージを送信する(S490,S495)。なお、該テストメッセージは、先に行われたテスト処理の結果に応じた内容となっていても良い。
S500では、対象ECUは、ドメインBECUから受信したテストメッセージに基づきテスト処理を行う。そして、該テスト処理の結果と、先に行われたテスト処理の結果とを全て示す結果確認メッセージを、ドメインAECU,G/WECU30を介してセンタ40に送信する(S505〜S515)。
センタ40は、受信した確認結果メッセージに基づき、新規サービスを問題無く提供できるか否かを判定する完了判定を行い(S520)、問題無く提供できる場合には、新規サービスの提供を許可し、そうでない場合には許可しない。そして、新規サービスの提供の可否を示す判定情報メッセージを、G/WECU30,ドメインAECUを介して対象ECUに送信する(S525〜S535)。
なお、S330〜S535は、上述した“登録テスト”というステップに該当する。
続いて、対象ECUは、関連サービスを提供する個別ECU10が属するドメインECU20に対し、テストの結果(換言すれば、センタ40により新規サービスの提供が許可されたか否か)を送信する。また、新規サービスを提供する際に外部サーバと通信を行う場合には、G/WECU30にテストの結果を送信する。
S540では、対象ECUは、テスト結果を示すテスト結果報告メッセージを、ドメインAECUに送信する。ドメインAECUは、テスト結果報告メッセージが新規サービスの提供を許可する旨を示している場合には、新規サービスの提供を認可し、そうでない場合には認可しない。本具体例では、ドメインAECUは、新規サービスの提供を認可し(S545)、その旨を示すメッセージを対象ECUに送信する(S550)。
S555では、対象ECUは、テスト結果を示すテスト結果報告メッセージを、ドメインAECUを介してドメインBECUに送信する。ドメインBECUは、ドメインAECUと同様にして新規サービスの提供を認可し(S560)、その旨を示すメッセージを、ドメインAECUを介して対象ECUに送信する(S565)。
S570では、対象ECUは、テスト結果を示すテスト結果報告メッセージを、ドメインAECUを介してG/WECU30に送信する。G/WECU30は、ドメインAECUと同様にして新規サービスの提供を認可し(S575)、その旨を示すメッセージを、ドメインAECUを介して対象ECUに送信する(S580)。
S585は、対象ECUは、参加が完了した旨(プラグインが成功した旨)をユーザに報知する。ユーザが車載システムを再起動させると(S590)、対象ECUに搭載されたサービス100により、新規サービスの提供が開始される。
なお、上記具体例では、個別ECU10により提供される新規サービスをプラグインする場合を例示したが、ドメインECU20やG/WECU30により提供される新規サービスをプラグインする場合も、同様にしてサービスディスカバリが行われる。
[具体例1]
次に、サービス提供システム1に、近接通報システム(クリソナセンサ)として構成された個別ECU10により提供される新規サービスをプラグインする具体例1について説明する。
近接通報システムは、予め定められた閾値以下の速度で自車両が運転されている場合に、自車両のフロントバンパに設けられた超音波センサにより自車両周辺の物体を検出し、映像や音声を介して自車両が物体に衝突する危険性を警告するよう構成されている。
近接通報システムは、超音波センサにより自車両周辺の物体を検出するというサービス(物体検出サービス)を提供する。そして、物体検出サービスの提供に伴い、自車両の速度を検出する関連サービスや、ドライバの有無を検出する関連サービスや、ドライバに対し映像や音声を介して警告を発する関連サービスが必要となる。
近接通報システムが車載ネットワーク3に接続されると、上述した物体検出サービスが新規サービスとしてプラグインされ、サービスディスカバリが開始される。
サービスディスカバリにおけるサービス検索では、上述した関連サービスが特定される。そして、車載システム2を構成するECUでこれらの関連サービスが提供されている場合には、センタ40は、近接通報システムに対し、これらの関連サービスのサービスIDを通知する。
一方、車載システム2を構成するECUでこれらの関連サービスは提供されていないが、該関連サービスを提供可能なECUが車載システム2に設けられている場合には、センタ40は、該関連サービスを提供するためのアプリケーションを配信サーバ50から取得する。そして、該アプリケーションを該ECUに対し送信し、該ECUにインストールする。また、該関連サービスを提供可能なECUが車載システム2に設けられていない場合には、プラグインは失敗となる。
その後、通信認可,登録テスト,動作認可の各ステップを経てプラグインが成功すると、自車用にて近接通報システムを稼働させることができるようになる。
[具体例2]
次に、サービス提供システム1に、バックガイドモニタシステムとして構成された個別ECU10により提供される新規サービスをプラグインする具体例2について説明する。
バックガイドモニタシステムは、自車両のシフトレバーの位置がバックである場合に、自車両後方を撮影する後方カメラによる撮影画像をモニタに表示するよう構成されている。
バックガイドモニタシステムは、後方カメラによる撮影画像をモニタに表示するというサービス(後方表示サービス)を提供する。そして、後方表示サービスの提供に伴い、シフトレバーの位置を検出する関連サービスが必要となる。
バックガイドモニタシステムが車載ネットワーク3に接続されると、上述した後方表示サービスが新規サービスとしてプラグインされ、サービスディスカバリが開始される。
サービスディスカバリにおけるサービス検索では、上述した関連サービスが特定される。そして、具体例1と同様にして、バックガイドモニタシステムに関連サービスのサービスIDが通知されたり、関連サービスを提供するためのアプリケーションがECUにインストールされたりする。また、該関連サービスを提供可能なECUが車載システム2に設けられていない場合には、プラグインは失敗となる。
その後、通信認可,登録テスト,動作認可の各ステップを経てプラグインが成功すると、自車両にてバックガイドモニタシステムを稼働させることができるようになる。
なお、上述した具体例1,2は、本発明におけるプラグインを説明するための一例であり、本発明は、具体例1,2に限らず、様々なサービスをプラグインする際に適用可能であることを、念のため付言しておく。
[効果]
本実施形態のサービス提供システム1によれば、新規サービスをプラグインすると、サービスディスカバリの登録テストにて新規サービスのテストが行われ、テスト結果がセンタ40に送信される。センタ40は、テスト結果に基づき新規サービスの提供を許可するか否か決定し、許可が得られた場合には、新規サービスの提供が開始される。このため、車両に追加されるサービスの安全性を確保することができる。
また、新規サービスのテストは、新規サービスを提供する対象ECUと他のECUとの間で通信を行うことで実現される。具体的には、対象ECUと、関連サービスを提供する個別ECU10が属するドメイン4のドメインECU20等との間で通信を行うことで、新規サービスのテストが行われる。また、新規サービスにて外部サーバとの間で通信がなされる場合には、対象ECUとG/WECU30との間で通信を行うことで、新規サービスのテストが行われる。このため、他のECUと連携して新規サービスを提供する場合の動作状態についてテストすることができ、新規サービスの安全性をより確実に確保することができる。
また、サービスディスカバリの参加認可において、センタ40で新規サービスの認証がなされ、認証に成功した場合には新規サービスのプラグインが認められる。このため、不正な新規サービスがプラグインされるのを防止できる。
また、サービスディスカバリのサービス検索において、新規サービスの提供に必要となる関連サービスが探し出され、対象ECUに関連サービスのサービスIDが通知される。これにより、対象ECUは、関連サービスを正確に把握でき、新規サービスを確実に提供可能となる。
さらに、車載システム2を構成する各ECUで関連サービスが提供されていない場合には、いずれかのECUに関連サービスを提供するためのアプリケーションがダウンロードされ、該ECUに該アプリケーションがインストールされる。このため、ユーザの手を煩わせること無く、確実に新規サービスの提供を開始できる。
また、関連サービスが他のドメイン4に属する個別ECU10により提供される場合には、対象ECUは、該ドメイン4のドメインECU20に通信申請を行い、該個別ECU10との間の通信が可能な状態にする。このため、ユーザの手を煩わせること無く、確実に新規サービスの提供を開始できる。
なお、センタ40は、プラグインにより実施された処理の記録(履歴情報)を、プラグインがなされた車両のオーナ様情報と対応付けて保存し、ユーザ等からの指示に応じて履歴情報を開示しても良い。これにより、問題発生時のトレーサビリティを確保し、信頼性を高めることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(1)本実施形態のサービス提供システム1は、センタ40と、配信サーバ50と、車載システム2とから構成されている。しかしながら、センタ40や配信サーバ50に替えて、車載システム2を構成するG/WECU30と有線又は無線を介して直接的に通信可能に構成され、センタ40や配信サーバ50と同様の機能を備える外部装置を用いても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)本実施形態では、サービスディスカバリにおいて、車載システム2とセンタ40との間で通信を行い、センタ40に保存されているサービス情報や車両情報に基づきサービス検索が行われる。しかしながら、これに限らず、車載システム2にてサービス検索を行っても良い。
具体的には、例えば、G/WECU30やドメインECU20にてサービス情報や車両情報を有し、該ECUにてサービス依存関係の解決を行っても良い。そして、G/WECU30等から対象ECUに対し、関連サービスのサービスIDを通知しても良いし、配信サーバ50に対し、いずれかのECUに関連サービスを提供するアプリケーションのダウンロードを指示しても良い。無論、G/WECU30等に限らず、個別ECU10にて同様にしてサービス依存関係の解決を行っても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(3)本実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、本実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、本実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、本実施形態の構成の少なくとも一部を、他の実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(4)上述したサービス提供システムの他、サービス提供システムを構成する個別ECU10,ドメインECU20,G/WECU30,センタ40等の形態で本発明を実現することもできる。また、個別ECU10,ドメインECU20,G/WECU30,センタ40等としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、これらのECUやセンタ40等により実現される処理に相当する方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
本実施形態のドメインECU20が中継ECUの一例に、センタ40,配信サーバ50が外部装置の一例に、センタ40の記憶部42が記憶手段の一例に相当する。また、ECUや外部サーバのプログラムにおけるサービス100が、新規サービス提供手段,関連サービス提供手段の一例に相当する。
また、サービスディスカバリのシーケンスの具体例におけるS205がECU送信手段の一例に、S225が認証手段の一例に、S250がサービス検索手段の一例に、S260,S265がプログラム提供手段の一例に、S275,S290が要求手段の一例に、S280,S295が開始手段の一例に、S390がECU送信手段の一例に、S410がテスト指示手段の一例に、S425,S455,S460,S500,S505がテスト手段の一例に、S525外部装置送信手段の一例に相当する。
1…サービス提供システム、2…車載システム、3…車載ネットワーク、4…ドメイン、5…公衆通信回線網、10…個別ECU、11…通信部、12…記憶部、13…制御部、20…ドメインECU、21…通信部、22…通信部、23…制御部、24…記憶部、30…G/WECU、31…車内通信部、32…外部通信部、33…制御部、34…記憶部、40…センタ、41…通信部、42…記憶部、43…制御部、44…表示部、45…操作部。

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、車載ネットワーク(2)を介して互いに通信可能に構成されており、サービスを提供する複数のECU(10,20,30)と、前記ECUと通信を行う外部装置(40,50)と、から構成されるサービス提供システム(1)であって、
    前記ECUは、
    当該ECUが前記車載ネットワークに新たに接続されたことにより新たに提供可能になった前記サービス、又は、前記車載ネットワークに接続されている当該ECUに新たにインストールされたプログラムにより新たに提供可能になった前記サービスである新規サービスの提供を開始する前に、該新規サービスの識別情報を前記外部装置に送信するECU送信手段と(S205、S390)、
    前記外部装置からのテスト指示に応じて、前記新規サービスに関するテストを行い、該テストの結果を外部に送信するテスト手段と(S425,S455,S460,S500,S505)、
    前記外部装置から受信した判定情報が、前記新規サービスの提供を許可する旨を示している場合には、該新規サービスの提供を開始する新規サービス提供手段と(100)、を備え、
    前記外部装置は、
    認証情報を記憶している認証情報記憶手段(42)と、
    前記ECUから受信した前記新規サービスの前記識別情報と、前記認証情報記憶手段に記憶されている前記認証情報とに基づき、前記新規サービスが提供可能な前記サービスか否かを判定する判定手段と(S220)、
    前記判定手段により肯定判定が得られた場合に、前記識別情報の送信元である対象ECUに対し、該識別情報に係る前記新規サービスに関する前記テスト指示を送信するテスト指示手段と(S410)、
    前記テストの結果を受信すると、該結果に基づき前記新規サービスの提供を許可するか否かを判定し、該判定結果を示す前記判定情報を前記対象ECUに送信する外部装置送信手段と(S525)、を備えること、
    を特徴とするサービス提供システム。
  2. 請求項1に記載のサービス提供システムにおいて、
    前記外部装置は、
    前記ECUにより提供される前記サービスの前記識別情報を記憶している識別情報記憶手段と(42)、
    受信した前記識別情報に係る前記新規サービスを提供するために必要となる前記サービスである関連サービスの前記識別情報を、前記識別情報記憶手段から読み出し、前記対象ECUに送信するサービス検索手段と(S250)、をさらに備え、
    前記テスト手段は、前記外部装置から受信した前記識別情報に係る前記関連サービスを提供するための前記ECUと通信を行うことで、前記テストを行うこと、
    を特徴とするサービス提供システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のサービス提供システムにおいて、
    前記外部装置は、
    前記ECUにより提供される前記サービスの前記識別情報を記憶している識別情報記憶手段と(42)、
    受信した前記識別情報に係る前記新規サービスを提供するために必要となる前記サービスである関連サービスの前記識別情報を、前記識別情報記憶手段から読み出し、前記対象ECUに送信するサービス検索手段と(S250)、をさらに備え、
    前記新規サービス提供手段は、いずれかの前記ECUに、前記外部装置から受信した前記識別情報に係る前記関連サービスを提供させながら、前記新規サービスを提供すること、
    を特徴とするサービス提供システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のサービス提供システムにおいて、
    前記外部装置は、前記関連サービスを提供するためのプログラムである関連サービスプログラムを、前記ECUに提供するプログラム提供手段(S260,S265)をさらに備え、
    前記ECUは、前記外部装置から提供された前記関連サービスプログラムに従い動作し、前記関連サービスを提供する関連サービス提供手段(100)をさらに備えること、
    を特徴とするサービス提供システム。
  5. 請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載のサービス提供システムにおいて、
    前記サービス提供システムには、1又は複数の前記ECUが属するドメイン(4)が設けられており、
    それぞれの前記ドメインに対応して中継ECU(20)が設けられており、前記ドメインに属する前記ECUは、該ドメインに対応する前記中継ECUに接続されており、
    前記対象ECUは、前記外部装置から、前記関連サービスの前記識別情報を受信すると、該識別情報に基づき、該関連サービスを提供する他の前記ECUである関連ECUが接続された前記ドメインに設けられた前記中継ECUに対し、該関連ECUとの通信を要求する要求手段をさらに備え(S275,S290)、
    前記中継ECUは、前記対象ECUからの前記要求に応じて、前記対象ECUと前記関連ECUとの間の通信を開始させる開始手段をさらに備えること(S280,S295)、
    を特徴とするサービス提供システム。
  6. 車両に搭載され、車載ネットワーク(2)を介して通信可能に構成されており、サービスを提供するECUであって、
    当該ECUが前記車載ネットワークに新たに接続されたことにより新たに提供可能になった前記サービス、又は、前記車載ネットワークに接続されている当該ECUに新たにインストールされたプログラムにより新たに提供可能になった新規サービスの提供を開始する前に、該新規サービスの識別情報を外部装置(40,50)に送信するECU送信手段と(S205、S390)、
    前記外部装置にて前記新規サービスが提供可能な前記サービスと判定された場合に前記外部装置から送信されるテスト指示に応じて、前記新規サービスに関するテストを行い、該テストの結果を外部に送信するテスト手段と(S425,S455,S460,S500,S505)、
    前記外部装置から受信した判定情報が、前記新規サービスの提供を許可する旨を示している場合には、該新規サービスの提供を開始する新規サービス提供手段と(100)、
    を備えることを特徴とするECU(10)。
  7. 車両に搭載された複数のECU(10,20,30)であって、車載ネットワーク(2)を介して互いに通信可能に構成されており、サービスを提供する前記複数のECUと通信を行う外部装置(40)であって、
    認証情報を記憶している認証情報記憶手段(42)と、
    前記ECUから受信した新規サービスの前記識別情報と、前記認証情報記憶手段に記憶されている前記認証情報とに基づき、前記新規サービスが提供可能な前記サービスか否かを判定する判定手段と(S220)、
    前記判定手段により肯定判定が得られた場合に、前記識別情報の送信元である前記ECUに対し、該識別情報に係る前記新規サービスに関する前記テスト指示を送信するテスト指示手段と(S410)、
    前記テスト指示に応じて行われたテストの結果を受信すると、該結果に基づき前記新規サービスの提供を許可するか否かを判定し、該判定結果を示す判定情報を前記ECUに送信する外部装置送信手段と(S525)、
    を備え
    前記新規サービスとは、前記ECUが前記車載ネットワークに新たに接続されたことにより新たに提供可能になった前記サービス、又は、前記車載ネットワークに接続されている前記ECUに新たにインストールされたプログラムにより新たに提供可能になった前記サービスであること、
    特徴とする外部装置(40)。
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