JP2015232815A - 車載プログラムのアップデート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない計算機負荷で更新前プログラムの書き換えを行う。【解決手段】車両Vに搭載された少なくとも一つの制御ユニット(10a〜10nの少なくともいずれか一つ)と、更新プログラムPi(i=1〜n)が格納された更新プログラム格納部32と、がデータ通信部40によって通信を行い、更新プログラム格納部32から更新プログラムPiをダウンロードして、車両Vに設置されたプログラム記憶部22に記憶する。さらに、プログラム書換部24が、制御ユニット(10a〜10n)に書き込まれた更新前プログラムQi(i=1〜n)を読み出してプログラム記憶部22に記憶した後で、制御ユニット(10a〜10n)に書き込まれていた更新前プログラムQi(i=1〜n)を、プログラム記憶部22に記憶された更新プログラムPi(i=1〜n)に書き換える。【選択図】図1
Description
本発明は、車載制御ユニットに書き込まれたプログラムの更新(アップデート)を行う車載プログラムのアップデート装置に関するものである。
従来、車両と情報センターとの間で通信を行って、車載制御ユニットに書き込まれたプログラムのアップデートが必要なときには、必要に応じて更新プログラムをダウンロードしてアップデートを行う車載端末が知られている。
しかしながら、このように構成された従来の車載端末にあっては、プログラムのアップデートを行う都度、プログラム更新後に、更新したプログラムの書き込み不良や動作不良が発生する事態に備えて、事前に更新前プログラムを情報センターに送信して記憶しておき、問題が発生したときには、記憶したプログラムをダウンロードして書き戻す構成になっていた。したがって、更新前プログラムをアップロードして記憶するために多くの時間が必要であったし、問題が起こった際には、その都度情報センターから更新前プログラムをダウンロードする必要があったため、プログラムの書き戻しにも時間がかかっていた。また、車両外部との無線通信(OTA:Over the Air)を用いているため、通信が不安定な環境における信頼性への懸念や、無線通信を用いることによるセキュリティ確保の観点での懸念があった。
上記課題を解決するために、本発明の車載プログラムのアップデート装置は、車両に搭載された少なくとも一つの制御ユニットに書き込まれた更新前プログラムを、前記車両の外部からダウンロードした更新プログラムに書き換える車載プログラムのアップデート装置であって、前記車両の外部に備えられた、前記更新プログラムが書き込まれた更新プログラム格納部と、いずれも前記車両に備えられた、前記車両と前記更新プログラム格納部との通信を行って、所定の制御ユニットの更新プログラムをダウンロードするデータ通信部と、前記ダウンロードした更新プログラムを記憶するとともに、前記所定の制御ユニットに書き込まれていた更新前プログラムを読み出して記憶するプログラム記憶部と、前記更新前プログラムを前記プログラム記憶部に記憶した後で、前記所定の制御ユニットに書き込まれていた更新前プログラムを前記更新プログラムに書き換えるプログラム書換部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る車載プログラムのアップデート装置によれば、車両に搭載された少なくとも一つの制御ユニットと、車両の外部に備えられた、更新プログラムが格納された更新プログラム格納部と、がデータ通信部によって通信を行い、更新プログラム格納部から更新プログラムをダウンロードして、車両に備えられたプログラム記憶部に記憶する。さらに、プログラム書換部が、制御ユニットに書き込まれた更新前プログラムを読み出してプログラム記憶部に記憶した後で、制御ユニットに書き込まれていた更新前プログラムを、プログラム記憶部に記憶された更新プログラムに書き換える。
したがって、更新前プログラムの記憶に車両外部との無線通信を用いる必要がないため、少ない計算機負荷で、更新前プログラムを記憶することができる。さらに、更新プログラム格納部からダウンロードした更新プログラムを、制御ユニットに書き込む前にプログラム記憶部に記憶するため、事前にセキュリティチェックをかけることができる。したがって、高いセキュリティ性を確保することができる。
以下、本発明の車載プログラムのアップデート装置の第1の具体的な実施形態である実施例1について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である実施例1における、車載プログラムのアップデート装置90の機能構成を示すブロック図である。
[実施例1の構成の説明]
[実施例1の構成の説明]
本発明の一実施形態である車載プログラムのアップデート装置90は、図1に示すように、車両Vに設置された、CAN(Control Area Network)等からなるコンピュータネットワークNと、PCIバス等からなる内部バスBと、コンピュータネットワークN、および内部バスBにそれぞれ接続された、複数の電子制御システムのコントロールユニットであるECU1(10a)(制御ユニット),ECU2(10b)(制御ユニット),…,ECUn(10n)(制御ユニット)と、車両Vに搭載されて内部バスBに接続されたプログラム更新部20と、車両Vの外部の情報センター30に設けられた、ECU1(10a)〜ECUn(10n)にそれぞれ実装される更新プログラムPi(i=1〜n)が格納された更新プログラム格納部32と、プログラム更新部20と情報センター30との間で無線通信を行って、情報センター30の更新プログラム格納部32に格納された更新プログラムPi(i=1〜n)をプログラム更新部20にダウンロードするデータ通信部40と、からなる。なお、ECU1(10a)〜ECUn(10n)には、それぞれ更新前プログラムQi(i=1,2,…,n)が格納されている。また、更新プログラム格納部32に格納される更新プログラムPi(i=1〜n)は、更新の必要性に応じて随時アップデートされる。
プログラム更新部20は、さらに、情報センター30の更新プログラム格納部32に格納された更新プログラムPi(i=1〜n)のうち、アップデートが必要な更新プログラムをダウンロードして記憶するとともに、ECU1(10a)〜ECUn(10n)のうち、アップデートされる更新前プログラムQi(i=1〜n)を読み出して記憶するプログラム記憶部22と、ダウンロードした更新プログラムPi(i=1〜n)を対応するECU(10a〜10nのいずれか)にインストールするプログラム書換部24と、更新プログラムPi(i=1〜n)の書込動作が正常に行われたか否かを確認する書込動作確認部26と、からなる。
[実施例1の処理の流れの説明]
[実施例1の処理の流れの説明]
次に、実施例1に示した車載プログラムのアップデート装置90における、具体的な処理の流れについて、ECU1(10a)に実装された更新前プログラムQ1を、更新プログラムP1に更新する場合を例にあげて、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS10)プログラム書換部24から、ECU1(10a)(制御ユニット)に格納された更新前プログラムQ1を更新プログラムP1に更新する指示を出す。
(ステップS12)ECU1(10a)(制御ユニット)から、更新前プログラムQ1を読み出す。
(ステップS14)読み出した更新前プログラムQ1をプログラム記憶部22に記憶する。
(ステップS16)データ通信部40と情報センター30とを電話回線で接続する。
(ステップS18)情報センター30の更新プログラム格納部32から、更新プログラムP1をデータ通信部40にダウンロードする。
(ステップS20)ダウンロードした更新プログラムP1をプログラム記憶部22に記憶する。なお、このときに、ダウンロードした更新プログラムP1のセキュリティチェックを実行するのが望ましい。
(ステップS22)データ通信部40と情報センター30との接続を解除する。
(ステップS24)プログラム書換部24の作用によって、更新プログラムP1をECU1(10a)に書き込む。
(ステップS26)書込動作確認部26の作用によって、更新プログラムP1がECU1(10a)に正常に書き込まれたか否かを確認する。正常に書き込まれたときは図2の処理を終了し、正常に書き込まれなかったときはステップS28に進む。
(ステップS28)プログラム書換部24は、プログラム記憶部22に記憶された更新前プログラムQ1を読み出す。
(ステップS30)プログラム書換部24は、読み出した更新前プログラムQ1をECU1(10a)(制御ユニット)に書き戻して、図2のフローチャートを終了する。
[実施例1の変形例の説明]
[実施例1の変形例の説明]
なお、実施例1において、書込動作確認部26は、更新プログラムP1の書込動作が正常に終了したか否かを確認したが、この書込動作確認部26の代わりに、更新前プログラムQ1を更新プログラムP1にアップデートしたときに、ECU1(10a)〜ECUn(10n)(制御ユニット)の動作に問題がないことを確認する動作確認部28(非図示)を有する構成とすることも可能である。これは、仮に更新プログラムP1の書込動作が正常に終了した場合であっても、ECU1(10a)の動作がECU2〜ECUn(10b〜10n)の動作に悪影響を及ぼす可能性があるため、ECU1〜ECUn(10a〜10n)の動作に問題が起こったときには、更新プログラムP1を更新前プログラムQ1に書き戻す必要があるためである。
この構成を実現するためには、実施例1の構成において、更新プログラム格納部32に、更新プログラムPi(i=1〜n)とともに更新前プログラムQiを更新プログラムPiにアップデートしたときに動作確認を行うテストプログラムを格納しておく。そして、更新プログラムPiをダウンロードしたときに、このテストプログラムも併せてダウンロードしてプログラム記憶部22に記憶し、プログラムの更新が終了した後で、動作確認部28(非図示)において、ダウンロードしたテストプログラムを実行する構成にすればよい。そして、テストプログラムを実行した結果、問題が生じたときには、実施例1で説明したように、更新プログラムPiが更新前プログラムQiに書き戻される。
なお、更新プログラムP1の書込動作が正常に終了しなかった場合であっても、テストプログラムを実行すると動作不良が生じるため、更新プログラムPiが更新前プログラムQiに書き戻される。
次に、本発明の車載プログラムのアップデート装置の第2の具体的な実施形態である実施例2について、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の一実施形態である実施例2における、車載プログラムのアップデート装置92の機能構成を示すブロック図である。
[実施例2の構成の説明]
[実施例2の構成の説明]
本発明の一実施形態である車載プログラムのアップデート装置92は、図3に示す構成を有しており、その基本的な構成は図1と同じである。図1の構成と異なるのは、図1のデータ通信部40の代わりにメモリコントローラ42(データ通信部)が備えられる点と、図1の情報センター30の代わりに、パソコン等から構成された、USBメモリ34(記憶媒体)等の記憶装置を備えた端末33が備えられる点、そして、メモリコントローラ42(データ通信部)と端末33がUSBケーブル等の接続ケーブルによって有線接続される点である。
図3に示す車載プログラムのアップデート装置92においては、USBメモリ34が、実施例1における更新プログラム格納部32(図1)の役割を果たし、USBメモリ34には更新プログラムPi(i=1〜n)が格納されている。
このUSBメモリ34(記憶媒体)は必要に応じて車両Vのメモリコントローラ42(データ通信部)に接続されて、更新プログラムPi(i=1〜n)がプログラム更新部20にダウンロードされる。このとき、メモリコントローラ42は、USBメモリ34に格納された更新プログラムPi(i=1〜n)の読み出しを行う。すなわち、メモリコントローラ42は、実施例1で説明したデータ通信部40(図1)と同じ機能を発揮する。
[実施例2の処理の流れの説明]
[実施例2の処理の流れの説明]
次に、実施例2に示した車載プログラムのアップデート装置92における、具体的な処理の流れについて、ECU1(10a)に実装された更新前プログラムQ1を、更新プログラムP1に更新する場合を例にあげて、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS40)プログラム書換部24から、ECU1(10a)(制御ユニット)に格納された更新前プログラムQ1を更新プログラムP1に更新する指示を出す。
(ステップS42)ECU1(10a)(制御ユニット)から、更新前プログラムQ1を読み出す。
(ステップS44)読み出した更新前プログラムQ1をプログラム記憶部22に記憶する。
(ステップS46)更新プログラムP1が格納されたUSBメモリ34(記憶媒体)を備えた端末33を、メモリコントローラ42(データ通信部)と接続する。
(ステップS48)メモリコントローラ42の作用によって、USBメモリ34(記憶媒体)の中に格納された更新プログラムP1をダウンロードする。
(ステップS50)ダウンロードした更新プログラムP1を、プログラム記憶部22に記憶する。なお、このときに、ダウンロードした更新プログラムP1のセキュリティチェックを実行するのが望ましい。
(ステップS52)USBメモリ34(記憶媒体)を備えた端末33を、メモリコントローラ42(データ通信部)から取り外す。
(ステップS54)プログラム書換部24の作用によって、更新プログラムP1をECU1(10a)に書き込む。
(ステップS56)書込動作確認部26の作用によって、更新プログラムP1がECU1(10a)に正常に書き込まれたか否かを確認する。正常に書き込まれたときは図4の処理を終了し、正常に書き込まれなかったときはステップS58に進む。
(ステップS58)プログラム書換部24は、プログラム記憶部22に記憶された更新前プログラムQ1を読み出す。
(ステップS60)プログラム書換部24は、読み出した更新前プログラムQ1をECU1(10a)(制御ユニット)に書き戻して、図4のフローチャートを終了する。
[実施例2の変形例の説明]
[実施例2の変形例の説明]
なお、実施例2において、端末33は、ワイヤレスLAN等の無線通信手段によって、メモリコントローラ42(データ通信部)と接続する構成にしても、実施例2と同様の動作を行わせることができる。
以上説明したように、実施例1に係る車載プログラムのアップデート装置90によれば、車両Vに搭載された少なくとも一つの制御ユニット(10a〜10n)と、車両Vの外部に備えられた、更新プログラムPi(i=1〜n)が格納された更新プログラム格納部32と、がデータ通信部40によって通信を行い、更新プログラム格納部32から更新プログラムPi(i=1〜n)をダウンロードして、車両Vに備えられたプログラム記憶部22に記憶する。さらに、プログラム書換部24が、制御ユニット(10a〜10n)に書き込まれた更新前プログラムQi(i=1〜n)を読み出してプログラム記憶部22に記憶した後で、制御ユニット(10a〜10n)に書き込まれていた更新前プログラムQi(i=1〜n)を、プログラム記憶部22に記憶された更新プログラムPi(i=1〜n)に書き換える。
したがって、更新前プログラムQiは車両Vの内部に記憶されるため、少ない計算機負荷で更新前プログラムQi(i=1〜nの少なくともいずれか一つ)を記憶することができる。
また、少なくとも更新前プログラムQi(i=1〜n)の書き戻しは通信を行わずに実行することができるため、従来技術に対して、通信が不安定な環境における通信の信頼性の悪化を抑えることができる。
そして、更新プログラム格納部32からダウンロードした更新プログラムPi(i=1〜nの少なくともいずれか一つ)を、制御ユニット(10aから10nの少なくともいずれか一つ)に書き込む前にプログラム記憶部22に記憶するため、事前にセキュリティチェックをかけることができる。したがって、高いセキュリティ性を確保することができる。
さらに、データ通信部40と、プログラム記憶部22と、プログラム書換部24と、は車両Vに搭載されているため、プログラムのアップデートを行うための専用端末等を準備する必要がない。したがって、プログラムの更新作業を、販売店や修理工場等において簡便に実行することができる。
また、車両VのコンピュータネットワークNに接続された全ての制御ユニットであるECU1〜ECUn(10a〜10n)の各々に対して、更新前プログラムQi(i=1〜n)を記憶するプログラム記憶部22を個別に設ける必要がないため、プログラム更新部20の構成の簡素化を図ることができる。
また、実施例1の変形例に係る車載プログラムのアップデート装置によれば、更新プログラムPiが正常に動作することを確認する動作確認部28を有して、プログラム書換部24は、動作確認部28において、更新プログラムPiが正常に動作しないことを確認したときに、プログラム記憶部22に記憶した更新前プログラムQiを読み出して、制御ユニット10aに書き込まれた更新プログラムPiを更新前プログラムQiに書き戻すため、プログラム更新によって、更新プログラムPiの書き込み不良が発生したとき、また、更新プログラムPiの動作不良が生じたときには、即座に更新前プログラムQiに書き戻すことができる。
また、実施例1に係る車載プログラムのアップデート装置90によれば、更新プログラムPiが所定の制御ユニットに正常に書き込まれたことを確認する書込動作確認部26を有して、プログラム書換部24は、書込動作確認部26において、更新プログラムPiが正常に書き込まれていないことを確認したときに、プログラム記憶部22に記憶した更新前プログラムQiを読み出して、制御ユニット10aに書き込まれた更新プログラムPiを更新前プログラムQiに書き戻すため、プログラム更新(アップデート)による書込不良が発生したときには、容易に更新前プログラムQiに書き戻すことができるとともに、この更新前プログラムQiの書き戻しは、通信を行わずに実行することができるため、通信が不安定な環境における通信の信頼性の悪化を抑えることができる。
また、実施例1に係る車載プログラムのアップデート装置90によれば、更新プログラムPi(i=1〜n)は、データ通信部40と無線通信で接続される情報センター30に格納されるため、更新が必要なプログラムは随時情報センターにアップされる。これによって、プログラムのアップデートを即時に行うことができる。
さらに、実施例2に係る車載プログラムのアップデート装置92によれば、更新プログラムPi(i=1〜n)は、メモリコントローラ42(データ通信部)と有線通信で接続される端末33に備えられたUSBメモリ34(記憶媒体)に格納されるため、無線通信環境が悪い場所であっても、プログラムのアップデートを行うことができる。また、従来から行われている、メディア配布による車載プログラムのアップデート方法を、そのまま踏襲して実行することができる。なお、実施例2においては、記憶媒体としてUSBメモリ34を使用する例を示したが、使用可能な記憶媒体はUSBメモリに限定されるものではなく、DVDやブルーレイディスク等、一般に用いられている記憶媒体を適宜使用することができる。
また、実施例2の変形例に係る車載プログラムのアップデート装置によれば、更新プログラムPi(i=1〜n)は、メモリコントローラ42(データ通信部)と無線通信で接続される端末33に備えられたUSBメモリ34(記憶媒体)に格納されるため、車両Vと端末33を接続する接続ケーブルを用いることなくプログラムの書き換えを行うことができる。また、従来から行われている、メディア配布による車載プログラムのアップデート方法を、そのまま踏襲して実行することができる。
なお、実施例2において、メモリコントローラ42(データ通信部)とUSBメモリ34(記憶媒体)を備えた端末33を有線通信で接続する構成を示したが、これは、USBメモリ34等の記憶媒体を、直接、車両Vのメモリコントローラ42(データ通信部)に接続する構成としてもよいのは勿論である。なお、この場合は、車両Vに、記憶媒体を接続するためのスロットが設けられる。
また、実施例1,実施例2において、制御ユニット10aに格納された更新前プログラムQ1を更新プログラムP1にアップデートする例をあげて説明したが、更新するプログラムは1つに限定されるものではない。すなわち、複数のプログラムの更新が必要であるときには、図2または図4に示した処理を繰り返して実行することによって、複数のプログラムを更新することが可能である。
さらに、実施例1,実施例2にあっては、ECU1(10a)に実装された更新前プログラムQ1を、更新プログラムP1に更新する場合を例にあげて説明したが、これは、実際には、最初に情報センター30(図1)またはUSBメモリ34(記憶媒体)(図3)にアクセスして、プログラムの更新が必要であるか否かを確認した上で、必要な更新作業が開始される。
また、実施例1,実施例2におけるデータ通信部40と、プログラム記憶部22と、プログラム書換部24と、書込動作確認部26は、車両Vと接続可能な端末に実装して車両Vの外部に設置し、必要な時のみ車両Vと接続する構成にしてもよい。このような構成にすることによって、車両Vにプログラムアップデート用の機能を実装する必要がなくなるため、車両Vのコストアップを抑制することができる。
そして、実施例1,実施例2には記載していないが、更新プログラムP1の書き込み不良や動作不良が発生して、更新前プログラムQ1に書き戻されたときには、その旨を更新作業者に伝達するのが望ましい。この情報伝達は、例えば、車両Vに設置された車載モニタに必要な情報を表示することによって行うことができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
10a〜10n ECU1〜ECUn(制御ユニット)
20 プログラム更新部
22 プログラム記憶部
24 プログラム書換部
26 書込動作確認部
30 情報センター
40 データ通信部
32 更新プログラム格納部
90 車載プログラムのアップデート装置
N コンピュータネットワーク
B 内部バス
Qi(i=1〜n) 更新前プログラム
Pi(i=1〜n) 更新プログラム
20 プログラム更新部
22 プログラム記憶部
24 プログラム書換部
26 書込動作確認部
30 情報センター
40 データ通信部
32 更新プログラム格納部
90 車載プログラムのアップデート装置
N コンピュータネットワーク
B 内部バス
Qi(i=1〜n) 更新前プログラム
Pi(i=1〜n) 更新プログラム
Claims (6)
- 車両に搭載された少なくとも一つの制御ユニットに書き込まれた更新前プログラムを、前記車両の外部からダウンロードした更新プログラムに書き換える車載プログラムのアップデート装置であって、
前記車両の外部に備えられた、前記更新プログラムが書き込まれた更新プログラム格納部と、
いずれも前記車両に備えられた、前記車両と前記更新プログラム格納部との通信を行って、所定の制御ユニットの更新プログラムをダウンロードするデータ通信部と、
前記ダウンロードした更新プログラムを記憶するとともに、前記所定の制御ユニットに書き込まれていた更新前プログラムを読み出して記憶するプログラム記憶部と、
前記更新前プログラムを前記プログラム記憶部に記憶した後で、前記所定の制御ユニットに書き込まれていた更新前プログラムを前記更新プログラムに書き換えるプログラム書換部と、を有することを特徴とする車載プログラムのアップデート装置。 - 前記更新プログラムが正常に動作することを確認する動作確認部を有して、前記プログラム書換部は、前記動作確認部において前記更新プログラムが正常に動作しないことを確認したときに、前記プログラム記憶部に記憶した更新前プログラムを読み出して、前記所定の制御ユニットに書き込まれた更新プログラムを前記更新前プログラムに書き戻すことを特徴とする請求項1に記載の車載プログラムのアップデート装置。
- 前記更新プログラムが所定の制御ユニットに正常に書き込まれたことを確認する書込動作確認部を有して、前記プログラム書換部は、前記書込動作確認部において前記更新プログラムが正常に書き込まれていないことを確認したときに、前記プログラム記憶部に記憶した更新前プログラムを読み出して、前記所定の制御ユニットに書き込まれた更新プログラムを前記更新前プログラムに書き戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の車載プログラムのアップデート装置。
- 前記更新プログラムは、前記データ通信部と無線通信で接続される情報センターに格納されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載プログラムのアップデート装置。
- 前記更新プログラムは、前記データ通信部と無線通信で接続される記憶媒体に格納されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載プログラムのアップデート装置。
- 前記更新プログラムは、前記データ通信部と有線通信で接続される記憶媒体に格納されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載プログラムのアップデート装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171003 |
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A02 | Decision of refusal |
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